JP6862878B2 - 通信装置、通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関する。
特許文献1には、PLC等のコントローラおよび複数の機器(例えば、センサ)に接続され、複数の機器から受信した機器データを一時保存した後に当該機器データをサイクリック通信によってコントローラに送信する通信装置が開示されている。
特開2014−85804号公報(2014年5月12日公開)
前記の従来技術では、サイクリック通信に異常が生じた場合に、通信装置が機器データをコントローラに送信できなくなり、サイクリック通信の異常が解消されるまでは機器データのログがとれなくなるという問題がある。
本発明の一実施形態にかかる通信装置は、機器とコントローラとに接続されてコントローラとの間で通信が行われる、あるいは機器と中継装置とに接続されて前記中継装置とコントローラとの間で通信が行われる通信装置であって、前記機器の出力から得られた機器データを送信する処理部と記憶部とを備え、前記処理部は、少なくとも前記通信に異常が生じている期間に、前記記憶部に機器データのロギングを行う。
前記構成によれば、コントローラおよび通信装置間の通信あるいはコントローラおよび中継装置間の通信に異常が生じている期間も機器データのログをとることができる。
前記処理部は、前記異常の発生を自律的に検知する構成でもよい。このように通信装置が自律的に通信異常を検知することで速やかに異常時の対応をとることができる。
前記処理部は、前記異常の発生をトリガとしてロギングを開始してもよい。このように通信異常の期間だけロギングを行う(通信が正常な期間はロギングを行わない)ことで処理部の負荷が軽減される。
前記処理部は、前記異常が発生する前からロギングを行ってもよい。このように通信が正常なときからロギングを行うことで、異常発生前後のトレースが容易になる。
前記通信はサイクリック通信であってもよい。サイクリック通信によってコントローラはリアルタイムに機器データを取得することができる。
前記通信について、サイクリック通信は異常であるがコントローラからの要求に対して通信するメッセージ通信が正常である期間に、前記処理部は、前記要求に対して、ロギングした機器データを送信してもよい。こうすれば、サイクリック通信に異常が生じていてもロギングした機器データをコントローラ側で取得することができる。
前記処理部は、異常が生じている期間にロギングされた未送信の情報が書かれた領域に上書きを行わない構成でもよい。こうすれば、通信異常の期間にロギングした機器データが失われることを防止することができる。
前記機器との間でサイクリック通信を行い、前記ロギングの間隔は前記機器との間の通信周期よりも長い構成でもよい。こうすれば、記憶部の容量を増やすことなくロギング可能時間を伸ばすことができる。
ユーザの入力によってロギングの対象となる機器データが設定される構成でもよい。トレースに必要な機器データだけをロギングすることで記憶部の容量を増やすことなくロギング可能時間を伸ばすことができる。
ユーザの入力によって前記ロギングの間隔が設定される構成でもよい。トレースに必要な間隔でロギングすることで記憶部の容量を増やすことなくロギング可能時間を伸ばすことができる。
前記処理部は、外部装置あるいは前記中継装置からの要求に応じて、ロギングした情報を要求元に送信する構成でもよい。こうすれば、通信が完全に遮断されたような場合でもロギングされた機器情報を取り出すことができる。
前記処理部は、前記異常を検知したことをロギングする構成でもよい。こうすれば、異常発生前後のトレースが容易になる。
前記処理部は、時系列に沿った方式でロギングを行う構成でもよい。こうすれば、異常発生期間のトレースが容易になる。
前記処理部は、前記中継装置から前記異常の発生を示す信号を受けて前記ロギングを開始する構成でもよい。
通信装置はネットワークあるいは通信バスを介して前記コントローラに接続される構成でもよい。こうすれば、様々なネットワーク構成を実現することができる。
前記中継装置が、ネットワークあるいは通信バスを介して前記コントローラに接続される構成でもよい。こうすれば、様々なネットワーク構成を実現することができる。
本発明の一実施形態にかかる通信システムは、コントローラと、機器とを備える。
前記通信システムは、前記通信について、サイクリック通信は異常であるがコントローラからの要求に対して通信するメッセージ通信が正常である期間に、コントローラは、ロギングした機器データの送信要求を行う構成でもよい。
コントローラおよび通信装置間の通信あるいはコントローラおよび中継装置間の通信に異常が生じている期間も機器データのログをとることができる。
通信装置およびコントローラを含む通信システムの構成を示すブロック図である。 通信システムの動作(通信正常時)を示す模式図である。 図1においてネットワークに接続される通信装置の動作を示すフローチャートである。 図1においてネットワークに接続される通信装置の動作(サイクリック通信のみ異常の期間)を示す模式図である。 図1においてネットワークに接続される通信装置の動作(サイクリック通信およびメッセージ通信が異常の期間)を示す模式図である。 図1において中継装置に接続される通信装置の動作を示すフローチャートである。 図1において中継装置に接続される通信装置の動作(サイクリック通信のみ異常の期間)を示す模式図である。 図1において中継装置に接続される通信装置の動作(サイクリック通信およびメッセージ通信が異常の期間)を示す模式図である。 図8の変形構成を示す模式図である。 図1においてコントローラに外付けされる通信装置の動作を示すフローチャートである。 図1においてコントローラに外付けされる通信装置の動作(サイクリック通信のみ異常の期間)を示す模式図である。 図1においてコントローラに外付けされる通信装置の動作(サイクリック通信およびメッセージ通信が異常の期間)を示す模式図である。 通信システムの別動作(通信正常時)を示す模式図である。 図13においてネットワークに接続される通信装置の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態を図1〜図14を用いて説明する。ただし、この実施形態は例示に過ぎない。
図1は、通信装置およびコントローラを含む通信システムの構成を示すブロック図であり、図2は、図1の通信システムの動作(通信正常時)を示す模式図である。
図1・図2に示すように、本実施形態にかかる通信システム2は、コントローラ10と、フィールドネットワーク20を介してコントローラ10に接続される通信装置3xと、フィールドネットワーク20を介してコントローラ10に接続される中継装置4と、中継装置4に接続される通信装置3yと、通信バスを介してコントローラ10に外付け接続される通信装置3zと、通信装置3xに接続される機器9a・9bと、通信装置3yに接続される機器9cと、通信装置3zに接続される機器9dとを含む。
一例として、フィールドネットワーク20はイーサキャット(Ether CAT:登録商標)ネットワークであり、コントローラ10はイーサキャットマスタであり、通信装置3xはIO−Linkマスタであり、通信装置3y・3zはセンサ入力ユニットであり、中継装置4はイーサキャットカプラユニットであり、機器9a・9bはIO−Linkデバイスであり、機器9c・9dはセンサである。
図1に示すように、通信装置3xは、処理部Pxおよび記憶部Rxを含み、通信装置3yは、処理部Pyおよび記憶部Ryを含み、通信装置3zは、処理部Pzおよび記憶部Rzを含む。
コントローラ10と通信装置3xとの間では、フィールドネットワーク20を介してサイクリック通信Cxおよびメッセージ通信Mxが可能である。コントローラ10と中継装置4との間では、フィールドネットワーク20を介してサイクリック通信Cyおよびメッセージ通信Myが可能であり、中継装置4と通信装置3yとの間では、サイクリック通信Ctおよびメッセージ通信Mtが可能である。コントローラ10と通信装置3zとの間では、通信バスを介してサイクリック通信Czおよびメッセージ通信Mzが可能である。
サイクリック通信は、分散共有メモリを用いて、ノード間でサイクリックにプロセスデータを共有し合う通信であり、メッセージ通信は、必要時にマスタ(コントローラ10)の要求に、スレーブ(通信装置3x・3z、中継装置4)が応じることで行う通信である。
通信装置3xと機器9aとの間ではサイクリック通信Caが可能であり、通信装置3xと機器9bとの間ではサイクリック通信Cbが可能である。通信装置3xの処理部Pxは、例えば、機器9a・9bから受信した出力信号Sa・Sb(デジタル値)を処理して機器データKa・Kb(光量、負荷量、電圧値等の物理量を示すデータ)とし、これをサイクリック通信Cxによってコントローラ10に送信する。
通信装置3yの処理部Pyは、例えば、機器9cから受信した出力信号Sc(アナログ値)をAD変換して機器データKc(光量、負荷量、電圧値等の物理量を示すデータ)とし、機器データKcを中継装置4に送信する。中継装置4は、処理部Pyから受信した機器データKcをサイクリック通信Cyによってコントローラ10に送信する。
通信装置3zの処理部Pzは、例えば、機器9dから受信した出力信号Sd(アナログ値)をAD変換して機器データKd(光量、負荷量、電圧値等の物理量を示すデータ)とし、機器データKdをサイクリック通信Czによってコントローラ10に送信する。
図3は、図1の通信装置3xの動作を示すフローチャートであり、図4は、図1の通信装置3xの動作(サイクリック通信のみ異常の期間)を示す模式図である。
図3および図2に示すように、ステップS1では、通信装置3xの処理部Pxが、機器9a・9bとのサイクリック通信Ca・Cbおよびフィールドネットワーク20を介してのコントローラ10とのサイクリック通信Cxを確立する。
ステップS2では、図2・図3に示すように、処理部Pxが、機器9aの出力Saから得た機器データKaおよび機器9bの出力Sbから得た機器データKbを、サイクリック通信Cxによってコントローラ10に送信する。具体的には、処理部Pxが、機器データKa・Kbを、コントローラ10のコモンメモリの所定領域(通信装置3xの領域)に周期的に書き込み、この所定領域に書き込まれた機器データKa・Kbをコントローラ10が取得する。なお、コントローラ10は、サイクリック通信Cxによって取得した機器データKa・Kbを、内蔵の記憶部あるいは外付けの記憶装置等にロギングしていく。
その後、処理部Pxがサイクリック通信Cxの異常を検知したこと(ステップS3でYESの場合)をトリガとしてステップS4に移行する。ステップS3では、例えば、コモンメモリの所定領域に書き込んだ機器データKa・Kbが所定の周期でコントローラ10に取得されないことをもって、処理部Pxが自律的に異常発生と判断する。なお、通信装置3xおよび機器9a・9b間のサイクリック通信Ca・Cbは、通信装置3xおよびコントローラ10間のサイクリック通信Cxの異常に影響されない。
ステップS4では、処理部Pxが、サイクリック通信Cxの異常発生後に得られた機器データKa・Kbを記憶部Rxにロギングしていく。ここでは、例えば時系列(時刻あるいはサイクルID)に沿って機器データKa・Kbを順次記録する。
その後、サイクリック通信Cxが復旧すれば(ステップS5でYES)、処理部Pxはロギングを終了する(ステップS6)。一方、サイクリック通信Cxが復旧する前に(ステップS5でNO)、コントローラ10からメッセージ通信Mxによるロギングされた機器データKa・Kb(ログデータ)の送信要求があれば(ステップS7でYES)、図4に示すように、処理部Pxは、ログデータをメッセージ通信Mxによってコントローラ10に送信する(ステップS8)。ステップS8の後はステップS4に移行する。
以上のステップS1〜S8によって、機器データKa・Kbを、サイクリック通信Cxが正常である期間はコントローラ10に、異常である期間は通信装置3xの記憶部Rxにロギングすることができ、サイクリック通信に障害が生じても(機器データの)トレースが可能になる。また、メッセージ通信Mxによって通信装置3xのログデータをコントローラ10側に吸い上げることができる。
ステップS4では、異常発生のイベントについても時刻あるいはサイクルID等とともに記憶部Rxにロギングすることが望ましい。こうすれば、後のトレースが容易になる。
ステップS4におけるロギングの方式として、リングバッファ方式あるいは上限数達成時停止方式が挙げられる。ここでは、通信異常の期間にロギングされ、コントローラ10等の外部に送信していない情報が書かれた領域には上書きを行わない(メッセージ通信Mxによって送信済の情報が書かれた領域には上書きを許可する)ことを前提としつつ、記憶部Rxの容量上限までロギングを行うことが望ましい。こうすれば、通信異常期間のログデータを失うことなく、ロギング可能期間を最大限伸ばすことができる。
ステップS4でのロギングの間隔は、機器9a・9bとの間のサイクリック通信(Cx・Ca・Cb)の周期よりも長いことが望しく、このロギングの間隔(例えば、数百μ秒〜数秒)は、事前のユーザ入力に応じて設定されることがより望ましい。例えば、ユーザのアプリケーションから通信装置3xに所望のロギングの間隔を示すデータが保存され、ステップS4においては処理部Pxがこのデータを読み出してロギングを行う。このように、後のトレースに必要な間隔でロギングを行うことで、記憶容量を増やすことなくロギング可能期間を伸ばすことができる。
また、ロギングの対象となる機器データも、事前のユーザ入力に応じて設定されることが望ましい。例えば、ユーザのアプリケーションから通信装置3xに所望の機器データを示すデータが保存され、ステップS4においては処理部Pxがこのデータを読み出して特定の機器データをロギングする。このように、後のトレースに必要な機器データだけを選択的にロギングすることで、記憶容量を増やすことなくロギング可能期間を伸ばすことができる。
ステップS6では、機器データのロギングの終了前に復旧のイベントについても時刻等とともに記憶部Rxにロギングすることが望ましい。こうすれば、後のトレースが容易になる。
サイクリック通信Cxおよびメッセージ通信Mxがともに異常でステップS7がYESにならない場合、(例えば、通信装置3xがフィールドネットワーク20から物理的に遮断された場合)には、図5のように、処理部Pxが、外部機器6の送信要求に応じて、ログデータを外部機器6(例えば、外付けのUSBメモリやユーザのコンピュータ)に送信することが望ましい。
こうすれば、コントローラ10との間の通信断が生じてもトレースが可能になる。また、ロギングの最中にログデータが読み出されることで、読み出されたログデータが占めていた領域は新たに書き込み可能となるため、記憶部Rxの残量(書き込み可能な領域)を増やすことができる。
通信装置3xは、ステップS6に到る前に、異常が生じている期間にロギングされ、外部に未送信の情報によって記憶部Rxの容量の所定割合(例えば、70%〜90%)が占められた場合に警告を発したり、記憶部Rxの残量を段階的に外部に報知したりする構成でもよい。前記所定割合についてはユーザ入力に応じて設定されることが望ましい。
なお、図4・図5の構成に限られず、通信が復旧してロギングが終了した後に、コントローラ10あるいは外部機器6からの要求に応じて、処理部Pxがログデータを要求元に送信する構成でもよい。
図6は、図1の通信装置3yの動作を示すフローチャートであり、図7は、図1の通信装置3yの動作(サイクリック通信のみ異常の期間)を示す模式図である。
図6および図2に示すように、ステップS11では、通信装置3yの処理部Pyが、中継装置4とのサイクリック通信Ctを確立し、機器9cの出力Scから得た機器データKcを、サイクリック通信Ctによって中継装置4に送信する。具体的には、処理部Pyが、機器データKcを、中継装置4のコモンメモリの所定領域(通信装置3yの領域)に周期的に書き込み、この所定領域に書き込まれた機器データKcを中継装置4が取得する。
ステップS12では、サイクリック通信Cyによって中継装置4からコントローラ10に機器データKcを送信する。具体的には、中継装置4が、機器データKcを、コントローラ10のコモンメモリの所定領域(中継装置4の領域)に周期的に書き込み、この所定領域に書き込まれた機器データKcをコントローラ10が取得する。コントローラ10は、サイクリック通信Cyによって取得した機器データKcを、内蔵の記憶部あるいは外付けの記憶装置等にロギングしていく。
その後、処理部Pyがサイクリック通信Cyの異常を検知したこと(ステップS13でYESの場合)をトリガとしてステップS14に移行する。ステップS13では、例えば、コモンメモリの所定領域に書き込んだ機器データKa・Kbが所定の周期で中継装置4に取得されないことをもって、処理部Pyが自律的に異常発生と判断する。ここでは、コントローラ10やフィールドネットワーク20が正常で中継装置4自体に問題が生じたために機器データKa・Kbが所定の周期で中継装置4に取得されない場合も同様に異常と判断される。
ステップS14では、処理部Pxが、サイクリック通信Cyの異常発生後に得られた機器データKcを記憶部Ryにロギングしていく。ここでは、例えば時系列(時刻あるいはサイクルID)に沿って機器データKcを順次記録する。
その後、サイクリック通信Cyが復旧すれば(ステップS15でYES)、処理部Pyはロギングを終了する(ステップS16)。一方、サイクリック通信Cyが復旧する前に(ステップS15でNO)、コントローラ10からメッセージ通信Myによるログデータの送信要求があれば(ステップS17でYES)、中継装置4はこの送信要求をメッセージ通信Mtによって処理部Pyに転送する。送信要求を受けた処理部Pyは、図7に示すように、メッセージ通信Mtによってログデータを中継装置4に送信し(ステップS18)、ステップS19で、中継装置4がメッセージ通信Myによってログデータをコントローラ10に送信する。ステップS19の後はステップS14に移行する。
以上のステップS11〜S19によって、機器データKcを、サイクリック通信Cyが正常である期間はコントローラ10に、異常である期間は通信装置3yの記憶部Ryにロギングすることができる。また、メッセージ通信Myを用いて通信装置3yのログデータをコントローラ10側に吸い上げることができる。
ステップS16では、機器データのロギングの終了前に復旧のイベントについても時刻等とともに記憶部Ryにロギングすることが望ましい。こうすれば、後のトレースが容易になる。
サイクリック通信Cyおよびメッセージ通信Myがともに異常でステップS17がYESにならない場合、(例えば、中継装置4がフィールドネットワーク20から物理的に遮断された場合)には、図8のように、処理部Pyが、外部機器6の送信要求に応じて、ログデータを外部機器6(例えば、外付けのUSBメモリやユーザのコンピュータ)に送信することが望ましい。こうすれば、コントローラ10との間の通信断が生じてもトレースが可能になる。また、ロギング最中にログデータを読み出すことで、読み出されたログデータが占めていた領域は新たに書き込み可能となるため、記憶部Rxの残量(書き込み可能な領域)を増やすことができる。
通信装置3yは、ステップS16に到る前に、異常が生じている期間にロギングされ、外部に未送信の情報によって記憶部Ryの容量の所定割合(例えば、70%〜90%)が占められた場合に警告を発したり、記憶部Ryの残量を段階的に外部に報知したりする構成でもよい。前記所定割合についてはユーザ入力に応じて設定されることが望ましい。
なお、図9のように、外部機器6の送信要求が中継装置4を介して処理部Pyに送られ、これに応じて処理部Pyが中継装置4を介して外部機器6(例えば、外付けのUSBメモリやユーザのコンピュータ)にログデータを送信する構成でもよい。
なお、図7〜図9の構成に限られず、通信が復旧してロギングが終了した後に、コントローラ10あるいは外部機器6からの要求に応じて、処理部Pyがログデータを要求元に送信する構成でもよい。
なお、処理部Pyがサイクリック通信Cyの異常を自律的に検知する構成に限られない。処理部Pyが、中継装置4から前記異常の発生を示す信号を受けて、記憶部Ryへのロギングを開始する構成でもよい。
図10は、図1の通信装置3zの動作を示すフローチャートであり、図11は、図1の通信装置3zの動作(サイクリック通信のみ異常の期間)を示す模式図である。
図10および図2に示すように、ステップS21では、通信装置3zの処理部Pzが、フィールドネットワーク20を介してのコントローラ10とのサイクリック通信Czを確立する。
ステップS22では、図2に示すように、処理部Pzが、機器9dの出力Sdから得た機器データKdを、サイクリック通信Czによってコントローラ10に送信する。具体的には、処理部Pzが、機器データKdを、コントローラ10のコモンメモリの所定領域(通信装置3zの領域)に周期的に書き込み、この所定領域に書き込まれた機器データKdをコントローラ10が取得する。なお、コントローラ10は、サイクリック通信Czによって取得した機器データKdを、内蔵の記憶部あるいは外付けの記憶装置等にロギングしていく。
その後、処理部Pzがサイクリック通信Czの異常を検知したこと(ステップS23でYESの場合)をトリガとしてステップS24に移行する。ステップS23では、例えば、コモンメモリの所定領域に書き込んだ機器データKa・Kbが所定の周期でコントローラ10に取得されないことをもって、処理部Pzが自律的に異常発生と判断する。
ステップS24では、処理部Pzが、サイクリック通信Czの異常発生後に得られた機器データKdを記憶部Rzにロギングしていく。ここでは、例えば時系列(時刻あるいはサイクルID)に沿って機器データKdを順次記録する。
その後、サイクリック通信Czが復旧すれば(ステップS25でYES)、処理部Pzはロギングを終了する(ステップS26)。一方、サイクリック通信Czが復旧する前に(ステップS25でNO)、コントローラ10からメッセージ通信Mzによるログデータの送信要求があれば(ステップS27でYES)、図11に示すように、処理部Pzは、ログデータをメッセージ通信Mzによってコントローラ10に送信する(ステップS28)。ステップS28の後はステップS24に移行する。
以上のステップS21〜S28によって、機器データKdを、サイクリック通信Czが正常である期間はコントローラ10に、異常である期間は通信装置3zの記憶部Rzにロギングすることができ、サイクリック通信に障害が生じても(機器データの)トレースが可能になる。また、メッセージ通信Mzによって通信装置3zのログデータをコントローラ10側に吸い上げることができる。
サイクリック通信Czおよびメッセージ通信Mzがともに異常でステップS27がYESにならない場合、(例えば、通信装置3zがコントローラ10から物理的に切断された場合)には、図12のように、処理部Pzが、外部機器6の送信要求に応じて、ログデータを外部機器6(例えば、外付けのUSBメモリやユーザのコンピュータ)に送信することが望ましい。
こうすれば、コントローラ10との間の通信断が生じてもトレースが可能になる。また、ロギングの最中にログデータが読み出されることで、読み出されたログデータが占めていた領域は新たに書き込み可能となるため、記憶部Rzの残量(書き込み可能な領域)を増やすことができる。
通信装置3zは、ステップS26に到る前に、異常が生じている期間にロギングされ、外部に未送信の情報によって記憶部Rzの容量の所定割合(例えば、70%〜90%)が占められた場合に警告を発したり、記憶部Rzの残量を段階的に外部に報知したりする構成でもよい。前記所定割合についてはユーザ入力に応じて設定されることが望ましい。
なお、図11・図12の構成に限られず、通信が復旧してロギングが終了した後に、コントローラ10あるいは外部機器6からの要求に応じて、処理部Pzがログデータを要求元に送信する構成でもよい。
図13は通信システム2の別動作(通信正常時)を示す模式図であり、図14は図13の通信装置3xの動作を示すフローチャートである。
図13および図14に示すように、ステップS31では、通信装置3xの処理部Pxが、機器9a・9bとのサイクリック通信Ca・Cbおよびフィールドネットワーク20を介してのコントローラ10とのサイクリック通信Cxを確立する。
ステップS32では、処理部Pxが、機器9aの出力Saから得た機器データKaおよび機器9bの出力Sbから得た機器データKbを、サイクリック通信Cxによってコントローラ10に送信する。具体的には、処理部Pxが、機器データKa・Kbを、コントローラ10のコモンメモリの所定領域(通信装置3xの領域)に周期的に書き込み、この所定領域に書き込まれた機器データKa・Kbをコントローラ10が取得する。コントローラ10は、サイクリック通信Cxによって取得した機器データKa・Kbを、内蔵の記憶部あるいは外付けの記憶装置等にロギングしていく。
ステップS33では、処理部Pxが、ステップS32でコントローラ10に送信した機器データKa・Kbを記憶部Rxにロギングしていく。ここでは、例えば時系列(時刻あるいはサイクルID)に沿って機器データKa・Kbを順次記録する。
ステップS33の後、処理部Pxがサイクリック通信Cxの異常を検知すると(ステップS34でYESの場合)、この異常検知のイベントをロギングする(ステップS35)。ステップS34では、例えば、コモンメモリの所定領域に書き込んだ機器データKa・Kbが所定の周期でコントローラ10に取得されないことをもって、処理部Pxが自律的に異常発生と判断する。なお、通信装置3xおよび機器9a・9b間のサイクリック通信Ca・Cbは、通信装置3xおよびコントローラ10間のサイクリック通信Cxの異常に影響されない。
その後、サイクリック通信Cxが復旧すれば(ステップS36でYES)、処理部Pxは復旧した旨をイベントとしてロギングする(ステップS37)。一方、サイクリック通信Cxが復旧する前に(ステップS36でNO)、コントローラ10からメッセージ通信Mxによるログデータの送信要求があれば(ステップS38でYES)、処理部Pxは、ログデータをメッセージ通信Mxによってコントローラ10に送信する(ステップS39)。ステップS39の後はステップS35に移行する。
以上のステップS31〜S39によって、機器データKa・Kbを、サイクリック通信Cxが正常である期間はコントローラ10および通信装置3x(記憶部Rx)に、異常である期間は通信装置3xの記憶部Rxにロギングすることができ、サイクリック通信に障害が生じても(機器データの)トレースが可能になる。また、メッセージ通信Mxによって通信装置3xのログデータをコントローラ10側に吸い上げることができる。
また、図14のように、通信装置3xにおいて常時ロギングを行うことで、通信異常の発生前後のトレースが容易になる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
3x〜3z 通信装置
4 中継装置
6 外部装置
9a〜9d 機器
10 コントローラ
20 フィールドネットワーク
Ka〜Kd 機器データ
Cx〜Cz サイクリック通信
Sa〜Sd 機器の出力

Claims (13)

  1. 機器とコントローラとに接続されてコントローラとの間で通信が行われる、あるいは機器と中継装置とに接続されて前記中継装置とコントローラとの間で通信が行われる通信装置であって、
    前記機器の出力から得られた機器データを送信する処理部と記憶部とを備え、
    前記処理部は、少なくとも前記通信に異常が生じている期間に、前記記憶部に機器データのロギングを行い、
    前記通信がサイクリック通信であり、
    前記通信について、サイクリック通信は異常であるがコントローラからの要求に対して通信するメッセージ通信が正常である期間に、前記処理部は、前記要求に対して、ロギングした機器データを送信する通信装置。
  2. 前記機器との間でサイクリック通信を行い、前記ロギングの間隔は前記機器との間の通信周期よりも長い請求項に記載の通信装置。
  3. 機器とコントローラとに接続されてコントローラとの間で通信が行われる、あるいは機器と中継装置とに接続されて前記中継装置とコントローラとの間で通信が行われる通信装置であって、
    前記機器の出力から得られた機器データを送信する処理部と記憶部とを備え、
    前記処理部は、少なくとも前記通信に異常が生じている期間に、前記記憶部に機器データのロギングを行うとともに、
    前記機器との間でサイクリック通信を行い、前記ロギングの間隔は前記機器との間の通信周期よりも長い通信装置。
  4. 前記処理部は、前記異常の発生を自律的に検知する請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記処理部は、前記異常の発生をトリガとしてロギングを開始する請求項に記載の通信装置。
  6. 前記処理部は、前記異常が発生する前からロギングを行う請求項に記載の通信装置。
  7. 前記処理部は、異常が生じている期間にロギングされた未送信の情報が書かれた領域に上書きを行わない請求項1〜のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記処理部は、外部装置あるいは前記中継装置からの要求に応じて、ロギングした情報を要求元に送信する請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記処理部は、前記異常を検知したことをロギングする請求項に記載の通信装置。
  10. 前記処理部は、時系列に沿った方式でロギングを行う請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記処理部は、前記中継装置から前記異常の発生を示す信号を受けて前記ロギングを開始する請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. コントローラと、機器と、請求項1〜11のいずれか1項に記載の通信装置とを備える通信システム。
  13. コントローラと、機器と、
    機器とコントローラとに接続されてコントローラとの間で通信が行われる、あるいは機器と中継装置とに接続されて前記中継装置とコントローラとの間で通信が行われる通信装置であって、
    前記機器の出力から得られた機器データを送信する処理部と記憶部とを有し、
    前記処理部は、少なくとも前記通信に異常が生じている期間に、前記記憶部に機器データのロギングを行う通信装置と、を備え、
    前記通信について、サイクリック通信は異常であるがコントローラからの要求に対して通信するメッセージ通信が正常である期間に、コントローラは、ロギングした機器データの送信要求を行う通信システム。
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