JP6694327B2 - 機器制御システム - Google Patents

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本発明は、機器を制御する機器制御システムに関する。
プラントや工場等におけるプロセス制御に関して、例えば、特許文献1には、「フィールド機器から得られるデータを自律的に送信するI/Oモジュール」を備えるプロセス制御システムについて記載されている。
特開2015−184987号公報
ところで、I/Oモジュールが自律的にデータを送信できるようにするためには、専用のプロセッサをI/Oモジュールに搭載したり、I/Oモジュールと上位装置とを接続する専用の配線が必要になる。したがって、特許文献1に記載の技術では、プロセス制御システムに要するコストの増加を招く可能性がある。その一方で、センサやアクチュエータといったフィールド機器の管理に用いられるフィールド機器情報を取得したいという要請もある。
そこで、本発明は、フィールド機器情報を取得する低コストな機器制御システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る機器制御システムは、入出力装置が、センサの検出値を演算装置に送信する処理、及び、アクチュエータの操作量を前記演算装置から受信する処理をメモリ転写によって実行し、前記センサ及び前記アクチュエータを含むフィールド機器の管理に用いられるフィールド機器情報を前記フィールド機器から取得し、取得した前記フィールド機器情報を前記演算装置に送信する処理を、前記演算装置からの指令に応じたコマンドアクセスによって実行し、前記メモリ転写による通信、及び前記コマンドアクセスによる通信が、共通の伝送路を介して行われ、前記入出力装置は、前記フィールド機器情報の送信準備ができているか否かを示す送信準備情報を、前記検出値とともに、前記メモリ転写によって前記演算装置に送信し、前記演算装置は、前記送信準備情報に基づいて、前記入出力装置において前記フィールド機器情報の送信準備ができていると判定した場合、前記フィールド機器情報の送信要求コマンドを前記入出力装置に送信し、前記入出力装置は、前記送信要求コマンドに応じて、前記フィールド機器情報を前記演算装置に送信することを特徴とする。
なお、その他については、実施形態の中で説明する。
本発明によれば、フィールド機器情報を取得する低コストな機器制御システムを提供できる。
本発明の第1実施形態に係る機器制御システムの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る機器制御システムが備える入出力装置の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る機器制御システムの制御周期毎の処理内容、及び各処理に対応するデータ内容の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る機器制御システムにおける通信シーケンスである。 本発明の第2実施形態に係る機器制御システムが備える入出力装置の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る機器制御システムの制御周期毎の処理内容、及び各処理に対応するデータ内容の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る機器制御システムにおける通信シーケンスである。
≪第1実施形態≫
<機器制御システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る機器制御システム100の構成図である。
機器制御システム100は、制御対象機器T(機器)の状態量(温度・圧力・流量等)を制御するためのシステムであり、例えば、プロセス制御に用いられる。前記した「プロセス制御」とは、石油・化学・鉄鋼等の工業プロセスにおける各状態量の制御である。「プロセス制御」では、制御対象機器Tに設置されているセンサGの検出値に基づいて、制御対象機器Tに設置されているアクチュエータHの操作量を演算する処理が周期的に繰り返される。
図1に示すように、機器制御システム100は、複数の入出力装置10と、複数の中継装置20と、演算装置30と、制御監視装置40と、機器管理装置50と、を備えている。
入出力装置10は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
入出力装置10は、センサGから入力される検出値を演算装置30に送信する機能を有している。また、入出力装置10は、演算装置30から受信したアクチュエータHの操作量を、このアクチュエータHに出力する機能も有している。
以下では、センサGの検出値を含むデータを「入力データ」といい、アクチュエータHの操作量を含むデータを「出力データ」という。また、前記した「入力データ」及び「出力データ」の両方を指す場合には、「入出力データ151」(図2参照)という。
また、センサG及びアクチュエータHを「フィールド機器F」(図2参照)といい、このフィールド機器Fの管理に用いられる情報を「フィールド機器情報152」(図2参照)という。フィールド機器情報152には、フィールド機器Fの識別情報・設定情報・健全性情報が含まれる。
入出力装置10は、演算装置30からの指令に応じて、前記したフィールド機器F(図2参照)からフィールド機器情報152(図2参照)を取得し、取得したフィールド機器情報152を演算装置30に送信する機能も有している。なお、入出力装置10が実行する処理については後記する。
中継装置20は、入出力装置10と演算装置30との間のデータ通信を中継する装置である。図1に示すように、中継装置20は、バスB1(伝送路)を介して入出力装置10に接続されるとともに、バスB2(伝送路)を介して演算装置30に接続されている。
演算装置30は、図示はしないが、CPU、ROM、RAM、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成され、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。演算装置30は、入出力装置10から受信したセンサGの検出値に基づいて、例えば、PID制御(Proportional Integral Differential Control)によって、アクチュエータHの操作量を演算する機能を有している。演算装置30によって演算された操作量は、中継装置20及び入出力装置10を順次に介して、アクチュエータHに出力される。
図1に示すように、演算装置30は、バスB3を介して、制御監視装置40及び機器管理装置50に接続されている。演算装置30は、制御監視装置40からの指令に応じて、前記した入出力データ151(図2参照)や、入出力装置10の自己診断情報154(図2参照)を制御監視装置40に送信する機能を有している。
また、演算装置30は、機器管理装置50からの指令に応じて、前記したフィールド機器情報152(図2参照)を入出力装置10から取得し、取得したフィールド機器情報152を機器管理装置50に送信する機能も有している。なお、演算装置30が実行する処理については後記する。
制御監視装置40は、入出力装置10、中継装置20、及び演算装置30が正常に稼動しているかを監視したり、前記した入出力データ151(図2参照)が正常範囲内であるかを監視したりする機能を有している。入出力装置10等の機器や入出力データ151に異常がある場合、その旨が表示装置(図示せず)に表示され、管理者に報知される。その他、制御監視装置40は、管理者の操作に基づく指令を演算装置30に送信し、各機器の操作・制御を行う機能も有している。
機器管理装置50は、前記したフィールド機器情報152(図2参照)を管理する装置である。その他、機器管理装置50は、フィールド機器F(図2参照)が正常であるか否かの健全性確認を行ったり、フィールド機器Fの設定変更の指令を演算装置30に送信したりする機能も有している。
図2は、機器制御システム100が備える入出力装置10の構成図である。
図2に示すように、入出力装置10は、第1入出力部11と、第2入出力部12と、制御・演算部13と、自己診断部14と、記憶部15と、を備えている。
第1入出力部11は、制御・演算部13とフィールド機器F(つまり、センサG及びアクチュエータH)との間の通信インタフェースである。
第2入出力部12は、制御・演算部13と中継装置20との間の通信インタフェースである。
制御・演算部13は、フィールド機器Fとの間の通信や、中継装置20を介した演算装置30との間の通信を制御する機能を有している。また、制御・演算部13は、信号のアナログ/デジタル変換を行う機能も有している。例えば、制御・演算部13は、第1入出力部11を介して入力されるセンサGの検出値(アナログ信号)をデジタル信号に変換し、このデジタル信号を、第2入出力部12及び中継装置20を介して演算装置30に送信する。また、制御・演算部13は、中継装置20及び第2入出力部12を介して受信したアクチュエータHの操作量(デジタル信号)をアナログ信号に変換し、このアナログ信号を、第1入出力部11を介してアクチュエータHに出力する。
自己診断部14は、少なくとも入出力装置10自身の異常の有無を診断する機能を有している。例えば、自己診断部14は、信号のアナログ/デジタル変換に用いられるコンバータ(図示せず)の電源(図示せず)に関して、その入力側の電圧が所定範囲内である場合、「入出力装置10に異常なし」と診断する。また、前記した電圧が所定範囲外である場合、自己診断部14は、「入出力装置10に異常あり」と診断する。
なお、前記した診断に加えて、入出力装置10とフィールド機器Fとを接続する伝送路の異常の有無を、自己診断部14によって診断するようにしてもよい。自己診断部14の診断結果は、自己診断情報154として記憶部15に格納される。
記憶部15には、入出力データ151と、フィールド機器情報152と、送信準備情報153と、自己診断情報154と、を含むデータが格納される。
入出力データ151には、前記したように、センサGの検出値と、アクチュエータHの操作量と、が含まれている。
フィールド機器情報152には、前記したように、フィールド機器FであるセンサGやアクチュエータHの識別情報・設定情報・健全性情報が含まれている。
送信準備情報153は、入出力装置10から演算装置30(図1参照)へのフィールド機器情報152の送信準備ができているか否かを示す情報である。言い換えると、送信準備情報153は、演算装置30からの指令に基づく所定のフィールド機器情報152が、記憶部15に格納(保持)されているか否かを示す情報である。
例えば、入出力装置10が、センサGのフィールド機器情報152を既に取得している場合、このセンサGに対応付けて、送信準備情報153として値“1”が記憶部15に格納される。一方、入出力装置10が、センサGのフィールド機器情報152をまだ取得していない場合、このセンサGに対応付けて、送信準備情報153として値“0”が記憶部15に格納される。このように、1ビットの送信準備情報153が、ひとつひとつのフィールド機器Fに対応付けて、記憶部15に格納される。この送信準備情報153は、センサGの検出値とともに、メモリ転写によって演算装置30に送信される。これが、本実施形態の主な特徴の一つである。
図2に示す自己診断情報154は、前記したように、自己診断部14の診断結果を示す情報である。
<演算装置の処理内容>
図3は、機器制御システム100の制御周期毎の処理内容、及び各処理に対応するデータ内容の説明図である。
図3の紙面上側に示す「制御周期」は、機器制御システム100において繰り返されるプロセス制御の制御周期を表している。
図3に示す「制御周期毎の処理内容」とは、プロセス制御における制御周期毎の演算装置30の処理内容である。なお、紙面の右向きと、各処理の実行順序と、が一致するように「制御周期毎の処理内容」を記載している。つまり、図3に示す例では、演算装置30の制御周期において、入力メモリ転写、演算、出力メモリ転写、指示フレーム送信、及び応答フレーム受信が順次に実行される。これらの処理の詳細については、後記する。
「各処理に対応するデータ内容」とは、演算装置30で行われる各処理において、演算装置30が送信又は受信するデータの内容である。
入力データ151aは、センサG(図2参照)の検出値を含むデータである。出力データ151bは、アクチュエータH(図2参照)の操作量を含むデータである。なお、入力データ151a及び出力データ151bは、図2に示す入出力データ151に相当する。
前記した入力データ151aや出力データ151bの通信には、いわゆるリアルタイム性が要求される。つまり、センサGの検出値に基づいてアクチュエータHの操作量を演算し、この操作量を制御対象機器Tの制御に反映させるという一連のサイクルを、所定の制御周期(例えば、数十msec)で繰り返すことが望ましい。したがって、本実施形態では、センサGの検出値(図3に示す入力データ151a)及び送信準備情報153を「入力メモリ転写」(メモリ転写)によって、入出力装置10から演算装置30に送信するようにしている。
前記した「入力メモリ転写」とは、記憶部15(図2参照)の所定のアドレスに格納されているセンサGの検出値や送信準備情報153を演算装置30に転写する処理である。要するに、「入力メモリ転写」とは、記憶部15において予め指定されたアドレスのデータを、演算装置30が読み出すリードアクセスである。
また、本実施形態では、入出力装置10が、アクチュエータHの操作量(図3に示す出力データ151b)を「出力メモリ転写」(メモリ転写)によって、演算装置30から受信するようにしている。前記した「出力メモリ転写」とは、演算装置30によって演算されたアクチュエータHの操作量を、記憶部15(図2参照)の所定のアドレスに転写する処理である。要するに、「出力メモリ転写」とは、予め指定された記憶部15のアドレスに、演算装置30がデータを書き込むライトアクセスである。
なお、記憶部15(図2参照)において入力データ151aが格納されるアドレスは、各センサG(図2参照)に対応付けて、予め指定されている。同様に、記憶部15において出力データ151bが格納されるアドレスは、各アクチュエータH(図2参照)に対応付けて、予め指定されている。
また、演算装置30の記憶部(図示せず)には、前記した各アドレスとフィールド機器F(センサG、アクチュエータH)との対応関係が、予め記憶されている。このように「入力メモリ転写」や「出力メモリ転写」を行うことで、入出力装置10と演算装置30との間での周期的なデータ通信を高速で行うことができる。
なお、図3では省略したが、センサGの検出値及び送信準備情報153とともに、入出力装置10の自己診断情報154(図2参照)も「入力メモリ転写」(メモリ転写)によって、入出力装置10から演算装置30に送信される。
図3に示す「コマンド入出力」とは、演算装置30が入出力装置10からフィールド機器情報152(図2参照)を取得するために行う処理である。また、入出力装置10の各種設定を行う際にも「コマンド入出力」が行われる。
「コマンド入出力」は、入力メモリ転写、操作量の演算、及び出力メモリ転写を順次に実行した後、所定の制御周期の中で余った時間を利用して行われる。図3に示すように、「コマンド入出力」において「指示フレーム送信」及び「応答フレーム受信」が順次に行われる。
「指示フレーム送信」とは、入出力装置10からフィールド機器情報152を取得するために、演算装置30が入出力装置10に所定の指令を送信する処理である。「指示フレーム送信」において演算装置30から入出力装置10に送信されるデータには、コマンド種別と、通信先アドレスと、データ長と、コマンドデータと、が含まれている。
「コマンド種別」は、フィールド機器情報152(図2参照)を取得するためのコマンドの種別を示すデータである。「通信先アドレス」は、演算装置30の通信先である入出力装置10の記憶部15(図2参照)のアドレスである。「データ長」は、コマンドデータを含む一連のデータの情報量である。
「コマンドデータ」は、コマンドの内容を示すデータである。演算装置30は、この「コマンドデータ」として、まず、「取得要求コマンド」を入出力装置10に送信した後、前記した送信準備情報153に基づいて、「送信要求コマンド」を入出力装置10に送信する。
「取得要求コマンド」は、入出力装置10に対して、フィールド機器F(図2参照)からフィールド機器情報152を取得するように要求するコマンドである。
「送信要求コマンド」は、入出力装置10に対して、記憶部15(図2参照)に保持されているフィールド機器情報152を演算装置30に送信するように要求するコマンドである。入出力装置10から値“1”の送信準備情報153を受信した場合、演算装置30は、入出力装置10に「送信要求コマンド」を送信する。
図3に示す「応答フレーム受信」とは、前記した「送信要求コマンド」に応じて入出力装置10から送信されるフィールド機器情報152を、演算装置30が受信する処理である。「応答フレーム受信」において演算装置30が入出力装置10から受信するデータには、コマンド種別と、通信元アドレスと、データ長と、コマンドデータと、が含まれている。
「コマンド種別」は、前記した「送信要求コマンド」の応答であることを示すデータである。「通信元アドレス」は、フィールド機器情報152の通信元である入出力装置10の記憶部15(図2参照)のアドレスである。「データ長」は、コマンドデータを含む一連のデータの情報量を示すデータである。「コマンドデータ」は、フィールド機器Fの識別情報・設定情報・健全性情報を含むフィールド機器情報152である。
なお、入出力装置10によるフィールド機器情報152の取得・送信は、演算装置30からの指令に応じた「コマンドアクセス」によって実行される。したがって、図3に示す「コマンド入出力」は、各制御周期において毎回行われるとは限らず、必要に応じて、通信先アドレス等をその都度指定して行われる。
また、「入力メモリ転写」や「出力メモリ転写」といったメモリ転写による通信、及び、前記したコマンドアクセスによる通信は、共通の伝送路(バスB1,B2:図1参照)を介して行われる。これによって、メモリ転写による通信と、コマンドアクセスによる通信と、を別々の伝送路を介して行う場合と比べて、伝送路に要するコストを低減できる。
<機器制御システムにおける処理>
図4は、機器制御システム100における通信シーケンスである。
図4では、一例として、1つのフィールド機器Fに関するデータのやり取りを図示している。また、図4では、入出力データ151(入力データ151a及び出力データ151b:図3参照)の通信を実線矢印で図示し、フィールド機器情報152に関する通信を破線矢印で図示している。
入出力装置10と演算装置30との間の通信は、マスタ・スレーブ方式で行われる。すなわち、演算装置30がマスタとして機能し、入出力装置10がスレーブとして機能する。図4に示すように、演算装置30は、入出力装置10からの入力データ151aや送信準備情報153(“0”又は“1”)の受信、出力データ151bの演算、及び入出力装置10への出力データ151bの送信を、制御周期s1,s2,…,sn,…において毎回実行する。
制御周期s1では、入力データ151a(つまり、センサGの検出値)、及び送信準備情報153の値“0”が、メモリ転写によって、入出力装置10から演算装置30に送信される(図3に示す「入力メモリ転写」に相当)。なお、送信準備情報153の値が“0”であるのは、この時点では、フィールド機器情報152が記憶部15(図2参照)に格納されていないからである。ちなみに、前回の取得要求コマンドに応じて取得したフィールド機器情報152が記憶部15に残っている場合にも、送信準備情報153の値“0”が、入出力装置10から演算装置30に送信される。
制御周期s1において入出力装置10から入力データ151aを受信した演算装置30は、この入力データ151aに基づいて、出力データ151b(つまり、アクチュエータHの操作量)を演算する。そして、演算装置30は、この出力データ151bをメモリ転写によって、入出力装置10に送信する(図3に示す「出力メモリ転写」に相当)。
また、図4では省略したが、自己診断情報154(図2参照)も、入力データ151a及び送信準備情報153とともに、メモリ転写によって、入出力装置10から演算装置30に送信される。
なお、送信準備情報153の情報量は、1つのフィールド機器Fについて1ビット(“0”又は“1”)であり、また、自己診断情報154の情報量もそれほど多くない。したがって、演算装置30は、各制御周期s1,s2,…,sn,…においてプロセス制御を繰り返しつつ、送信準備情報153や自己診断情報154を入出力装置10から取得できる。
図4に示す制御周期s1において演算装置30は、機器管理装置50(図1参照)からの指令に応じて、フィールド機器情報152を取得するための取得要求コマンドを入出力装置10に送信する。
演算装置30から取得要求コマンドを受信した入出力装置10は、フィールド機器Fからフィールド機器情報152を取得するための通信を開始する。一般に、フィールド機器情報152の取得に要する時間(例えば、数100msec〜数sec)は、各制御周期(例えば、数msec〜数100msec)よりも長い。図4に示す例では、制御周期s2において、入出力装置10がフィールド機器情報152をまだ取得できていない。したがって、送信準備情報153の値“0”が、入出力装置10から演算装置30に送信される。なお、フィールド機器情報152の取得にはリアルタイム性が要求されないため、その取得に所定の時間を要しても特に問題はない。
入出力装置10とフィールド機器Fとの間の通信が完了した場合、入出力装置10は、フィールド機器情報152を記憶部15(図2参照)に格納し、送信準備情報153の値を“1”にセットする。これに続く制御周期snでは、送信準備情報153の値“1”が、入出力装置10から演算装置30に送信される。
送信準備情報153の値“1”を受信した演算装置30は、この送信準備情報153に基づいて、入出力装置10においてフィールド機器情報152の送信準備ができていると判定する。そして、演算装置30は、フィールド機器情報152の送信要求コマンドを入出力装置10に送信する。
演算装置30から送信要求コマンドを受信した入出力装置10は、これに応じて、記憶部15(図2参照)に格納されているフィールド機器情報152を演算装置30に送信する。このように、演算装置30からの指令(取得要求コマンド、送信要求コマンド)に応じたコマンドアクセスによって、入出力装置10から演算装置30にフィールド機器情報152が送信される。そして、フィールド機器情報152を受信した演算装置30は、このフィールド機器情報152を機器管理装置50(図1参照)に送信する。これによって、機器管理装置50においてフィールド機器情報152を一元的に管理できる。
なお、入出力装置10に接続されているフィールド機器Fが複数存在する場合には、演算装置30と入出力装置10との間で、それぞれのフィールド機器Fの入出力データ151がやり取りされる。また、それぞれのフィールド機器Fに対応付けて、送信準備情報153が記憶部15(図2参照)に格納される。そして、複数のフィールド機器Fのうち、入出力装置10からの送信準備情報153の値が“1”であるフィールド機器Fに関して、演算装置30は、そのフィールド機器情報152を入出力装置10から取得する。
また、ある制御周期の中で所定のコマンド入出力(図3参照)を実行できない場合には、それ以後の制御周期で、前記したコマンド入出力が実行される。フィールド機器情報152の取得にはリアルタイム性が要求されず、ある制御周期においてフィールド機器情報152を取得できなくても、それ以後に取得できればよいからである。
<効果>
第1実施形態によれば、入出力データ151とともに送信準備情報153が、メモリ転写によって、入出力装置10から演算装置30に送信される。これによって、入出力装置10においてフィールド機器情報152の送信準備ができているか否かを、演算装置30側で把握できる。さらに、値“1”の送信準備情報153に基づき、演算装置30が入出力装置10からフィールド機器情報152を取得することによって、フィールド機器情報152を一元的に管理できる。このように、第1実施形態によれば、演算装置30が、プロセス制御のリアルタイム性を損なうことなく、フィールド機器情報152を適切に取得できる。
また、演算装置30がマスタとして機能し、入出力装置10がスレーブとして機能するため、入出力装置10が自律送信機能(マスタの機能)を有する必要がない。したがって、入出力装置(例えば、特許文献1に記載のI/Oモジュール)が自律送信機能を有する従来技術と比べて、入出力装置10の製造コストを低減し、ひいては、機器制御システム100に要するコストを低減できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、フィールド機器情報152(図5参照)を複数のフレームm1,…,mk(図5参照)に分割し、各フレームm1,…,mkにシーケンス番号やページ番号が付加される点が、第1実施形態とは異なっている。また、第2実施形態は、複数の制御周期に亘って、フレームm1,…,mkのデータが入出力装置10から演算装置30に順次に送信される点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態と異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係る機器制御システム100Aが備える入出力装置10Aの構成図である。
図5に示すように、入出力装置10Aは、第1入出力部11と、第2入出力部12と、制御・演算部13と、自己診断部14と、記憶部15Aと、を備えている。
記憶部15Aには、入出力データ151と、フィールド機器情報152と、シーケンス番号q,…,qと、ページ番号p1,…,pkと、送信準備情報153と、自己診断情報154と、を含むデータが格納される。
図5に示す入出力装置10Aは、フィールド機器情報152を複数のフレームm1,…,mkに分割し、複数のフレームm1,…,mkを、コマンドアクセスによって、演算装置30に順次に送信する機能を有している。フィールド機器情報152の情報量が比較的大きい場合や、入出力装置10Aと演算装置30との間において1回の通信でやり取りされる情報量に制約がある場合には、このようにフィールド機器情報152を複数に分割することが望ましい。
なお、1つのフィールド機器Fに関するフィールド機器情報152をk個に分割してもよいし、また、複数個のフィールド機器Fに関するフィールド機器情報152をk個に分割してもよい。
図5に示すシーケンス番号q,…,qは、k個に分割されたフレームm1,…,mkを、演算装置30が、ひとまとまりのフィールド機器情報152として復元するためのデータである。そして、演算装置30からの取得要求コマンドに対応して、所定の(つまり、共通の)シーケンス番号qがフレームm1,…,mkに付加される。
ページ番号p1,…,pkは、k個に分割されたフレームm1,…,mkを演算装置30側で復元する際に用いられるデータである。なお、ページ番号p1,…,pkは、演算装置30においてフレームm1,…,mkの個数に過不足があるか否かを判定する際にも用いられる。図5に示すように、フレームm1には所定のページ番号p1が付加され、フレームmkには所定のページ番号pkが付加される。つまり、フレームm1,…,mkには、それぞれ、異なるページ番号p1,…,pkが付加される。
図6は、機器制御システム100Aの制御周期毎の処理内容、及び各処理に対応するデータ内容の説明図である。
図6に示すように、ある制御周期の「指示フレーム送信」には、シーケンス番号jと、ページ番号i1と、コマンド種別と、通信先アドレスと、データ長と、コマンドデータと、が含まれている。なお、シーケンス番号jは、ひとまとまりのコマンドデータ(取得要求コマンド又は送信要求コマンド)に共通に付される番号である。また、ページ番号i1は、コマンドデータをr個に分割した場合において、分割後の各データに付されるr個の番号の1つ目である。
また、「応答フレーム受信」には、前記したシーケンス番号qと、ページ番号p1と、コマンド種別と、通信元アドレスと、データ長と、コマンドデータ(つまり、フレームm1)と、が含まれている。
図7は、機器制御システム100Aにおける通信シーケンスである。
なお、図7では、1つのフィールド機器Fに関するデータのやり取りを図示している。また、図7では、一例として、ひとまとまりの取得要求コマンドを2つに分割し、これらの取得要求コマンドの通信を、2回の制御周期s1,s2に分けて順次に行う場合を示している。
また、図7では、一例として、フィールド機器情報152を2つのフレームm1,m2に分割し、フレームm1,m2の通信を2回の制御周期s(n−1),snに分けて順次に行う場合を示している。
なお、入力データ151aや出力データ151bの通信については、第1実施形態と同様であるから、説明を省略する。
制御周期s1において演算装置30は、フィールド機器情報152を取得するための取得要求コマンド(分割後の1つ目)を入出力装置10Aに送信する。これに続く制御周期s2において演算装置30は、取得要求コマンド(分割後の2つ目)を入出力装置10Aに送信する。フィールド機器情報152の取得要求コマンドを受信した場合、入出力装置10Aは、シーケンス番号j(図6参照)及びページ番号i1,12に基づいて、取得要求コマンドを正常に受信したか否かを判定する。
なお、図7では省略したが、初回の取得要求コマンドとともに(又は、この取得要求コマンドの送信に先立って)、演算装置30から入出力装置10Aにシーケンス番号j及びページ番号i1,i2が通知されている。
取得要求コマンドを正常に受信したと判定した場合、入出力装置10Aは、シーケンス番号j(図6参照)及びページ番号i1,12に基づいて、分割された取得要求コマンドを復元する。そして、入出力装置10Aは、復元後の取得要求コマンドに基づいて、フィールド機器Fからフィールド機器情報152を取得するための通信を開始する。
その後、フィールド機器Fとの間の通信が完了した場合、入出力装置10Aは、フィールド機器情報152をフレームm1,m2に分割し、これらのフレームm1,m2を記憶部15A(図5参照)に格納する。そして、入出力装置10Aは、送信準備情報153(図5参照)の値を“1”にセットする。これに続く制御周期s(n−1)では、送信準備情報153の値“1”が、入力データ151aとともに、メモリ転写によって、入出力装置10Aから演算装置30に送信される。
そして、送信準備情報153の値“1”に応じて、演算装置30は、フレームm1の送信要求コマンドを入出力装置10Aに送信する。この送信要求コマンドを受信した場合、入出力装置10Aは、フレームm1のデータを演算装置30に送信する。前記したように、フレームm1には、所定のシーケンス番号q(図5参照)及びページ番号p1(図5参照)が付加されている。
制御周期snにおいて入出力装置10Aは、送信準備情報153として、フィールド機器情報152の一部(つまり、フレームm1)を既に送信したことを示す値“0”を演算装置30に送信する。
なお、図7では省略したが、制御周期s(n−1)において、送信準備情報153の値“1”とともに(又は、この送信準備情報153の送信に先立って)、入出力装置10から演算装置30にシーケンス番号q及びページ番号p1,p2が通知されている。したがって、制御周期snにおいて、入出力装置10Aから送信準備情報153の値“0”を受信しても、演算装置30側では、フレームm2をまだ受信していないことが把握されている。
制御周期snにおいて演算装置30は、出力データ151bをメモリ転写によって入出力装置10Aに送信するとともに(実線矢印)、フレームm2の送信要求コマンドを入出力装置10Aに送信する(破線矢印)。この送信要求コマンドを受信した場合、入出力装置10Aは、フレームm2を演算装置30に送信する。前記したように、フレームm2には、所定のシーケンス番号q(図5参照)及びページ番号p2が付加されている。
制御周期snにおいて演算装置30は、シーケンス番号q及びページ番号p1,p2に基づいて、フレームm1,m2を正常に受信したか否かを判定する。つまり、演算装置30は、フレームm1,m2に共通のシーケンス番号qが付加されているか否かを判定するとともに、ページ番号p1,p2の個数に過不足があるか否かを判定する。
フレームm1,m2を正常に受信したと判定した場合、演算装置30は、シーケンス番号q及びページ番号p1,p2を参照し、フレームm1,m2に基づいて、フィールド機器情報152を復元する。ちなみに、フレームm1,m2を正常に受信できなかった場合、演算装置30は、フレームm1,m2の取得を再び試みる。
なお、演算装置30がフレームm1,m2を取得するたびに、その旨を入出力装置10Aに通知するようにしてもよい。そして、フレームm1等を送信してから所定時間が経過しても、前記した通知がない場合、フレームm1,m2の通信に失敗したと入出力装置10Aが判定するようにしてもよい。この場合には、フレームm1,m2の通信が再び実行される。
<効果>
第2実施形態によれば、フィールド機器情報152の情報量が比較的大きい場合でも、演算装置30が、入出力装置10Aからフィールド機器情報152を適切に取得できる。また、入出力装置10Aから演算装置30に送信される送信準備情報153の値が“0”から“1”に変わった後、フレームm1,m2の通信が開始される。したがって、第2実施形態によれば、演算装置30が、プロセス制御のリアルタイム性を損なうことなく、情報量の比較的大きいフィールド機器情報152を適切に取得できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る機器制御システム100,100Aについて各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、第1実施形態では、機器制御システム100(図1参照)が複数の中継装置20を備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、機器制御システム100が備える中継装置20の個数は1つであってもよい。また、中継装置20を省略し、入出力装置10と演算装置30との間で直接的にデータをやり取りするようにしてもよい。また、中継装置20の機能を演算装置30の中に組み込んでもよい。
また、第1実施形態では、入出力装置10(図2参照)の記憶部15にフィールド機器情報152を保持する場合について説明したが、これに限らない。すなわち、中継装置20の記憶部(図示せず)にフィールド機器情報152を保持し、中継装置20から演算装置30に送信準備情報153を送信するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、機器制御システム100(図1参照)が複数の入出力装置10を備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、機器制御システム100が備える入出力装置10の個数は1つであってもよい。
また、第1実施形態では、一つの入出力装置10(図1参照)にセンサG及びアクチュエータHが接続される構成について説明したが、これに限らない。例えば、一つ又は複数のセンサGに接続される入出力装置10と、一つ又は複数のアクチュエータHに接続される別の入出力装置10と、を備える構成でもよい。
また、第1実施形態では、入出力装置10(図2参照)が自己診断部14を備える構成について説明したが、自己診断部14を省略してもよい。このような構成でも、演算装置30は、プロセス制御のリアルタイム性を損なうことなく、フィールド機器情報152を適切に取得できる。なお、第2実施形態についても同様のことがいえる。
また、各実施形態では、入出力データ151等のメモリ転写による通信と、フィールド機器情報152に関するコマンドアクセスの通信と、が共通の伝送路(バスB1,B2:図1参照)を介して行われる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、前記したメモリ転写による通信と、コマンドアクセスの通信と、を別々の伝送路を介して行うようにしてもよい。
また、各実施形態では、1回の制御周期において、演算装置30が、入出力データ151等のメモリ転写による通信を行った後、フィールド機器情報152に関するコマンドアクセスの通信を行う場合について説明したが、これに限らない。すなわち、1回の制御周期において、演算装置30が、所定の伝送路を介したメモリ転写による通信と、別の伝送路を介したコマンドアクセスによる通信と、を並行して行ってもよい。
また、各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも各実施形態で説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、各実施形態で説明した各構成、機能、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
また、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
100,100A 機器制御システム
10,10A 入出力装置
10A 入出力装置
11 第1入出力部
12 第2入出力部
13 制御・演算部
14 自己診断部
15,15A 記憶部
151 入出力データ
152 フィールド機器情報
153 送信準備情報
154 自己診断情報
20 中継装置
30 演算装置
40 制御監視装置
50 機器管理装置
B1,B2 バス(伝送路)
B3 バス
F フィールド機器
G センサ(フィールド機器)
H アクチュエータ(フィールド機器)
m1,…,mk フレーム
T 制御対象機器(機器)

Claims (4)

  1. 機器に設置されるセンサの検出値に基づいて、前記機器に設置されるアクチュエータの操作量を演算する演算装置と、
    前記センサから入力される前記検出値を前記演算装置に送信するとともに、前記演算装置から受信した前記操作量を前記アクチュエータに出力する入出力装置と、を備え、
    前記入出力装置は、
    前記検出値を前記演算装置に送信する処理、及び、前記操作量を前記演算装置から受信する処理をメモリ転写によって実行し、
    前記センサ及び前記アクチュエータを含むフィールド機器の管理に用いられるフィールド機器情報を前記フィールド機器から取得し、取得した前記フィールド機器情報を前記演算装置に送信する処理を、前記演算装置からの指令に応じたコマンドアクセスによって実行し、
    前記メモリ転写による通信、及び前記コマンドアクセスによる通信が、共通の伝送路を介して行われ、
    前記入出力装置は、前記フィールド機器情報の送信準備ができているか否かを示す送信準備情報を、前記検出値とともに、前記メモリ転写によって前記演算装置に送信し、
    前記演算装置は、前記送信準備情報に基づいて、前記入出力装置において前記フィールド機器情報の送信準備ができていると判定した場合、前記フィールド機器情報の送信要求コマンドを前記入出力装置に送信し、
    前記入出力装置は、前記送信要求コマンドに応じて、前記フィールド機器情報を前記演算装置に送信すること
    を特徴とする機器制御システム。
  2. 前記入出力装置は、
    少なくとも前記入出力装置自身の異常の有無を診断する自己診断部を備え、
    前記自己診断部の診断結果である自己診断情報を、前記検出値及び前記送信準備情報とともに、前記メモリ転写によって前記演算装置に送信すること
    を特徴とする請求項に記載の機器制御システム。
  3. 前記入出力装置は、前記フィールド機器情報を複数のフレームに分割し、複数の前記フレームを、前記コマンドアクセスによって前記演算装置に順次に送信し、
    前記演算装置は、複数の前記フレームに基づいて、前記フィールド機器情報を復元すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機器制御システム。
  4. 機器に設置されるセンサの検出値に基づいて、前記機器に設置されるアクチュエータの操作量を演算する演算装置と、
    前記センサから入力される前記検出値を前記演算装置に送信するとともに、前記演算装置から受信した前記操作量を前記アクチュエータに出力する入出力装置と、を備え、
    前記入出力装置は、
    前記検出値を前記演算装置に送信する処理、及び、前記操作量を前記演算装置から受信する処理をメモリ転写によって実行し、
    前記センサ及び前記アクチュエータを含むフィールド機器の管理に用いられるフィールド機器情報を前記フィールド機器から取得し、取得した前記フィールド機器情報を前記演算装置に送信する処理を、前記演算装置からの指令に応じたコマンドアクセスによって実行し、
    前記メモリ転写による通信、及び前記コマンドアクセスによる通信が、共通の伝送路を介して行われ、
    前記メモリ転写による通信は、前記機器の制御における所定の制御周期ごとに行われ、
    前記フィールド機器情報の送信準備ができていることを示す所定の送信準備情報が、前記検出値とともに、前記メモリ転写によって前記入出力装置から前記演算装置に送信された場合、前記制御周期において前記メモリ転写による通信後の残りの時間で、前記コマンドアクセスによる通信が行われること
    を特徴とする機器制御システム。
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