JP6861009B2 - 粘着テープ貼付け装置 - Google Patents
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Description
剥離紙が剥離可能に粘着テープに設けられた剥離紙付粘着テープを収納する収納部と、
回転可能な第1の回転案内部を有し、前記収納部から排出された前記剥離紙付粘着テープを、前記第1の回転案内部との接触によって、前記収納部からの方向に対して鈍角をなす第1の方向に案内する第1の案内部と、
非回転に形成された非回転係合部を有し、前記第1の方向に案内された前記前記剥離紙付粘着テープを前記非回転係合部で摺動させ、前記粘着テープを前記非回転係合部に沿って湾曲させて前記第1の方向に対して鋭角をなす第2の方向まで変位させる過程で前記剥離紙を剥離し、剥離された前記剥離紙を前記第1の方向に位置する排出口から直ちに排出する、第2の案内部と、
回転可能な第2の回転案内部を有し、前記第2の方向に沿って案内された前記粘着テープを、前記第2の回転案内部との接触によって対象物に帖着する牽引部と、を備え、
前記収納部が、前記対象物に帖着された前記粘着テープの上方を通過可能であることである。
<第1の実施態様>
本発明の第1の実施態様によれば、
剥離紙(例えば、後述する剥離紙RPなど)が剥離可能に粘着テープ(例えば、後述する粘着テープATなど)に設けられた剥離紙付粘着テープ(例えば、後述する剥離紙付粘着テープRPATなど)を第1の位置(例えば、後述する一定の位置CPなど)に案内する第1の案内部(例えば、後述する案内ローラ140など)と、
前記第1の位置を経由した前記剥離紙付粘着テープが第1の方向に沿って前記第1の位置とは異なる第2の位置(例えば、後述する剥離頂部152など)に向かって案内される第2の案内部であって、前記剥離紙付粘着テープのうちの少なくとも前記粘着テープの変位方向を前記第1の方向(例えば、後述する第1の案内方向GD1など)から前記第1の方向とは異なる第2の方向(例えば、後述する第2の案内方向GD2など)に向かって変位させ、前記第1の方向から前記第2の方向に変位させる過程で前記剥離紙付粘着テープから前記剥離紙を剥離させ、剥離した前記剥離紙を前記第1の方向に沿って案内する第2の案内部(例えば、後述するガイド部150など)と、
前記剥離紙が剥離されて前記第2の方向に沿って案内された前記粘着テープを牽引する牽引部(例えば、後述する第1のローラ212など)と、を備える粘着テープ貼付け装置が提供される。
本発明の第2の実施態様は、本発明の第1の実施態様において、
前記第2の案内部は、
前記第1の方向から前記第2の方向までに変位する間に亘って、前記剥離紙付粘着テープのうちの少なくとも前記粘着テープを移動させつつ係合させる係合変形部(例えば、後述する剥離頂部152など)であって、前記粘着テープの係合による変形によって前記剥離紙付粘着テープの前記剥離紙に復元力を生じさせ前記剥離紙付粘着テープを移動させつつ前記粘着テープから前記剥離紙を剥離する係合変形部を有するように構成される。
本発明の第3の実施態様は、本発明の第2の実施態様において、
前記係合変形部は、
前記係合変形部から離隔する方向に突出する湾曲面部であって、前記剥離紙付粘着テープのうちの少なくとも前記粘着テープを係合によって湾曲させる湾曲面部を有するように構成される。
本発明の第4の実施態様は、本発明の第1の実施態様において、
前記剥離紙付粘着テープを収納する収納部(例えば、後述する収納部110など)を、さらに備え、
前記第1の案内部は、回転可能な回転案内部を有し、
前記収納部から排出された剥離紙付粘着テープの変位方向を、前記回転案内部を介して前記第1の方向に変更するように構成される。
図1は、収納カバー部240、案内路カバー部250及びガイドカバー部260を取り付けた状態の粘着テープ貼付け装置10を示す斜視図である。図2は、収納カバー部240、案内路カバー部250及びガイドカバー部260を外した状態の粘着テープ貼付け装置10を示す斜視図である。
粘着テープ貼付け装置10の正面とは、粘着テープ貼付け装置10において、剥離紙RP及び粘着テープATが排出される側の面であり、後述する前面端部122が位置する側の面である。粘着テープATを対象物OBに帖着するときには、粘着テープ貼付け装置10の正面を進行方向の前面にして、粘着テープ貼付け装置10を進めることができる。また、粘着テープ貼付け装置10の背面とは、粘着テープ貼付け装置10において、正面と反対側の面である。言い換えれば、粘着テープ貼付け装置10の背面は、粘着テープ貼付け装置10の進行方向と反対の側に位置する面である。図3〜図8は、本来、通常の六面図で示すべきであるが、後述する第1のローラ212及び第2のローラ222の配置や形状などを明確に示すべく、正面を向いた状態から略26度ほど斜め上方向に傾けた状態で示した。
後述するように、粘着テープ貼付け装置10は、剥離紙付粘着テープRPATを取り付けることで、粘着テープATを対象物OBに帖着するための装置である。
粘着テープATは、長尺な形状を有するとともに、一定の幅を有する。さらに、粘着テープATは、可撓性を有し、ロール状の形状や伸張した形状などに変形できるとともに、対象物OBの形状に応じて変形できる。
剥離紙RPは、長尺な形状を有するとともに、粘着テープATと同じ一定の幅を有する。さらに、剥離紙RPは、可撓性を有し、ロール状の形状や伸張した形状などに変形できる。特に、剥離紙RPは、弾性や剛性を有し、変形したときには復元力が生じ、元の形状に戻ろうとする。剥離紙RPの弾性や剛性により生ずる復元力によって、剥離紙RPは粘着テープATから剥がれることができる。
上述したように、剥離紙付粘着テープRPATは、剥離紙RPが粘着テープATの粘着面に貼付されて重畳して形成されている。粘着テープAT及び剥離紙RPは、可撓性を有し、剥離紙付粘着テープRPATも可撓性を有し、ロール状の形状や伸張した形状などに適宜に変形することができる。
図1〜図9を参照して、粘着テープ貼付け装置10の構成を説明する。粘着テープ貼付け装置10は、主に、本体部100と把持部300とからなる。
本体部100は、主に、収納部110と、ベース側壁130と、案内ローラ140と、ガイド部150とを有する。
収納部110は、内周円筒壁部112と、外周円筒壁部114と、干渉防止壁116と、排出開口118とを有する。収納部110の内周円筒壁部112及び外周円筒壁部114と、干渉防止壁116と、排出開口118と、ベース側壁130とにより囲まれた領域によって、剥離紙付粘着テープRPATの収納領域が画定される。剥離紙付粘着テープRPATは、収納領域内で回転可能に収納される。
内周円筒壁部112は、一定の厚さの略円筒状の形状を有し、内周円筒壁部112の内側には、後述するベース側壁130を貫通する貫通孔128を有する。内周円筒壁部112は、剥離紙付粘着テープRPATのロール体RBと回転可能に係合する。具体的には、ロール体RBは、内周円筒壁部112の外側の円筒側面に、遊びのある状態で嵌められる(遊嵌される)。内周円筒壁部112によって、剥離紙付粘着テープRPATは、収納部110で回転可能に保持される。剥離紙付粘着テープRPATは、内周円筒壁部112と同心状(同軸状)に保持され、収納部110において、一定の点(内周円筒壁部112の中心軸)を中心にして回転することができる。
外周円筒壁部114は、本体部100のおおよその外形を画定する。外周円筒壁部114は、一定の厚さのおおよそ円筒状の筒形状を有する。外周円筒壁部114は、内周円筒壁部112と同心状(同軸状)に配置されている。外周円筒壁部114の内側側面の半径は、未使用の状態の剥離紙付粘着テープRPATの半径、すなわち、剥離紙付粘着テープRPATの半径が最も大きい状態の半径よりも大きく、剥離紙付粘着テープRPATが外周円筒壁部114の内側側面と接触することはない。
外周円筒壁部114は、前面端部122と、下端部124を有する。前面端部122は、粘着テープ貼付け装置10の前部に位置する外周円筒壁部114の端部である。下端部124は、粘着テープ貼付け装置10の底部に位置する端部である。外周円筒壁部114は、前面端部122と下端部124との間(略270度)に亘って、おおよそ円筒状の形状を有する。
干渉防止壁116は、外周円筒壁部114の前面端部122から後述する案内ローラ140に向かって延在する。案内ローラ140は、本体部100の底部に設けられており、干渉防止壁116は、前面端部122から斜め後向きかつ下向きに配置される。干渉防止壁116は、一定の厚さを有し、外周円筒壁部114と同様に、収納部110に収納される剥離紙付粘着テープRPATの外側側面に沿うように湾曲する形状を有する。未使用状態の剥離紙付粘着テープRPATが収納部110に収納された場合でも、干渉防止壁116は、剥離紙付粘着テープRPATの外側側面と接触しない位置に配置される。
干渉防止壁116は、粘着テープ貼付け装置10の底部側に下端部126を有する。下端部126は、案内ローラ140と間隙を有して配置される。下端部126と案内ローラ140との間隙の大きさは、案内ローラ140が円滑に回転できたり、案内ローラ140の交換作業を容易にできたりする程度に形成されていればよい。
排出開口118は、収納部110に収納されている剥離紙付粘着テープRPATを、巻回から解放し、後述する案内路170に向かって排出するために形成された開口である。排出開口118は、本体部100の底部側に形成されている。排出開口118は、外周円筒壁部114の下端部124と、干渉防止壁116の下端部126との間に形成される。
ベース側壁130は、本体部100のベースとして機能する側壁である(図4参照)。ベース側壁130によって、本体部100の側面のおおよその外形が画定される。ベース側壁130は、略薄板状の形状を有する。上述したように、ベース側壁130の略中央部に貫通孔128を有する。
案内ローラ140は、ベース側壁130に対して略垂直に配置されている。これにより、案内ローラ140は、剥離紙付粘着テープRPATの幅方向に沿って配置される。案内ローラ140は、干渉防止壁116の下端部126の下方に位置する。収納部110から排出された剥離紙付粘着テープRPATは、案内ローラ140と接触するように案内される。案内ローラ140は、収納部110から排出された剥離紙付粘着テープRPATを一定の位置CP(図9参照)に案内する案内部材として機能する。
ガイド部150は、突出部162を除いて、おおよそ三角柱状の形状を有し(図2参照)、2つの底面と3つの側面とを有する。2つの底面のうちの一方の底面は、ベース側壁130と向かい合いように着脱可能に設けられる。すなわち、ガイド部150もベース側壁130から立設するように、ベース側壁130に着脱可能に設けられる。また、ガイド部150の2つの底面のうちの他方の底面は、後述するガイドカバー部260と向かい合いように設けられる(図1及び図8参照)。ガイド部150の2つの底面によって、ガイド部150は、ベース側壁130とガイドカバー部260との間に挟まれるようにして設けられる。ガイド部150の高さによって、ベース側壁130とガイドカバー部260との間隔が画定される。ガイド部150の高さは、剥離紙付粘着テープRPATの幅より若干長く形成されており、剥離紙付粘着テープRPATが、ベース側壁130とガイドカバー部260との間を円滑に移動することができる。
剥離頂部152は、湾曲面や撓曲面などの曲面によって構成される。剥離頂部152は、剥離紙付粘着テープRPATの移動方向に進むに従って湾曲したり撓んだりする面からなる。例えば、剥離頂部152は、長尺な円柱側面の一部によって構成される。後述するように、剥離紙付粘着テープRPATは、排出路190によって案内されつつ移動する(図1及び図8参照)。剥離頂部152は、剥離紙付粘着テープRPATが円滑に移動できるように、剥離紙付粘着テープRPATの幅より長く形成されていればよい。
排出案内壁部154は、3つの側面のうちの第1の側面であり、図3及び図9に示すように、干渉防止壁116と向かい合うように配置される。上述したように、干渉防止壁116は湾曲しており、干渉防止壁116の一部分が、排出案内壁部154と略平行になるように、排出案内壁部154及び干渉防止壁116は配置される。
突出部162は、第3の側面から下方に向かって突出して形成されている。突出部162の一部は、排出案内壁部154を構成し、排出案内壁部154は、突出部162の一部と面一となって、平坦な形状を有して延在する。突出部162は、最下端に下端部164を有する。
図3及び図9に示すように、干渉防止壁116の下端部126と排出案内壁部154の下端部164との間に、導入口160が形成される。すなわち、干渉防止壁116の下端部126と、排出案内壁部154の下端部164と、ベース側壁130と、案内路カバー部250とによって、排出口180が画定される。また、導入口160の一部を覆うように、案内ローラ140が位置づけられる。すなわち、干渉防止壁116の下端部126と排出案内壁部154の下端部164との間に、案内ローラ140が配置され、案内ローラ140と排出案内壁部154の下端部164との間に形成された間隙を介して、剥離紙付粘着テープRPATが案内される。案内ローラ140と排出案内壁部154の下端部164との間の間隙は、剥離紙付粘着テープRPATの厚さを考慮して適宜に定めればよい。
上述したように、収納部110から排出開口118を介して排出された剥離紙付粘着テープRPATは、まず、案内ローラ140と接触することで、一定の位置CPに案内される。次いで、案内ローラ140によって、剥離紙付粘着テープRPATは、移動方向が変更されて導入口160に向かい、導入口160を通過する。導入口160を通過した剥離紙付粘着テープRPATは、案内路170内を移動し、剥離頂部152に向かう。このように、剥離紙付粘着テープRPATは、導入口160及び案内路170において、案内ローラ140から剥離頂部152に向かう一定の経路CR1に沿って案内される。この案内ローラ140から剥離頂部152に向かう一定の経路CR1を第1の案内方向GD1(第1の方向)と称する(図10参照)。
前面壁156は、ガイド部150の3つの側面のうちの第2の側面である。前面壁156は、粘着テープ貼付け装置10の前面の一部をなす。
ベース側壁130の前端部には、排出側壁部192が形成されている(図1、図2、図3、図5A、図6A、図8等参照)。同様に、ガイドカバー部260の前端部には、排出側壁部194が形成されている(図1及び図8参照)。排出側壁部192及び排出側壁部194は、前面壁156を挟んで互いに向かい合って配置される。排出側壁部192及び排出側壁部194と前面壁156とによって、溝状の排出路190が形成される。排出路190は、剥離頂部152で剥離紙RPから分離した粘着テープATを、後述する第1のローラ212に向かって案内するための案内路として機能する。
粘着テープ貼付け装置10の底部には、脚部200が設けられている。脚部200は、第1の脚210と第2の脚220とからなる。第1の脚210は、粘着テープ貼付け装置10の前側の脚であり、第2の脚220は、粘着テープ貼付け装置10の後側の脚である。第1の脚210は、第1のローラ212を有し、第1のローラ212を回転可能に支持する。第2の脚220は、第2のローラ222を有し、第2のローラ222を回転可能に支持する。
第1の脚210は、第1のローラ212と支持杆(図示せず)とを有する。第1のローラ212は、長尺な円筒状の形状を有し、軸方向に沿って貫通孔(図示せず)が形成されている。支持杆は、長尺な棒状の形状を有し、第1のローラ212の貫通孔に、若干遊びのある状態で挿入されている。第1のローラ212は、支持杆を中心に円滑に回転することができる。第1のローラ212及び支持杆は、粘着テープATの幅方向に沿うように配置される。
第2の脚220は、第2のローラ222と支持杆(図示せず)とを有する。第2のローラ222及び支持杆は、第1の脚210の第1のローラ212及び支持杆と同様の構成を有する。第2のローラ222もゴムや樹脂などの弾性変形可能な材料で形成されている。第2のローラ222は、第1のローラ212によって対象物OBに既に帖着されている粘着テープATをさらに対象物OBに押圧する。第1のローラ212及び第2のローラ222によって、粘着テープATは、2度にわたって対象物OBに押圧され、粘着テープATを確実に対象物OBに帖着することで、帖着の状態を強めることができる。
第1のローラ212及び第2のローラ222は、粘着テープATの幅よりも十分に長く形成されている。具体的には、第1のローラ212及び第2のローラ222は、案内ローラ140の長さやガイド部150の高さよりも長く形成されている。このため、対象物OBに案内された粘着テープATの幅方向の全体に亘って、第1のローラ212及び第2のローラ222で押圧することができる。押圧されない箇所が生ずることを防止したり、押圧力のムラが生ずることを防止したり、粘着テープATに皺が生ずることを防止したり、粘着テープATと対象物OBとの間に空気が入った領域が形成されることを防止したりすることができる。
剥離頂部152において粘着テープATから剥離紙RPが剥離された粘着テープATは、排出路190において、第1のローラ212に向かって案内される。このように、粘着テープATは、排出路190において、剥離頂部152から第1のローラ212に向かう一定の経路CR2に沿って案内される。この剥離頂部152から第1のローラ212に向かう一定の経路CR2を第2の案内方向GD2と称する(図10参照)。
本実施の形態では、第2の案内方向GD2は、おおよそ対象物OBに向かう向きであり、対象物OBの表面に対して略垂直になる方向である。一方、第1の案内方向GD1は、対象物OBの表面に対して斜め方向(斜め前方(0度より大きく90度よりも小さい方向))に離隔していく方向である(図10参照)。このように、第1の案内方向GD1と第2の案内方向GD2とのなす角θD(図9及び図10参照)は鈍角(90度より大きく180度よりも小さい)となる。例えば、第1の案内方向GD1と第2の案内方向GD2とのなす角θDは、略150度〜160度程度にすることができる。
上述したように、粘着テープ貼付け装置10は、本体部100と把持部300とからなる。把持部300は、作業者が把持することができる部材であり、粘着テープATを貼り付ける方向に沿って粘着テープ貼付け装置10を移動させるための部材である。作業者は、把持部300を把持して、粘着テープ貼付け装置10を対象物OBの表面上で移動させることができる。
図11A、図11B、図12A、図12B、図13、図14及び図15を参照して、粘着テープATの貼付け手順を説明する。この手順は、作業者が手動で行う作業である。
まず、剥離紙付粘着テープRPATが収納部110に収納されていない場合には、図11Aに示すように、収納カバー部240、案内路カバー部250及びガイドカバー部260を外した状態にし、剥離紙付粘着テープRPATを収納部110に収納する。剥離紙付粘着テープRPATを収納した後に、開始端部STを排出開口118から突出させる。
次いで、剥離紙付粘着テープRPATの開始端部STを牽引し、導入口160を介して、案内路170に案内する。
さらに、図11Bに示すように、剥離紙付粘着テープRPATの開始端部STを牽引し、剥離紙付粘着テープRPATを、案内路170を通過させて排出口180から排出させる。実際の作業では、剥離紙付粘着テープRPATを排出口180から排出させた後に、収納カバー部240、案内路カバー部250及びガイドカバー部260を取り付ける。なお、図12A、図12B、図13、図14及び図15では、剥離紙付粘着テープRPAT、剥離紙RP及び粘着テープATの動作を明確に示すために、収納カバー部240、案内路カバー部250及びガイドカバー部260を取り外した状態で示す。
次に、図12Aに示すように、排出口180から排出させた粘着テープATから剥離紙RPを剥離し、粘着テープATと分離する。
次に、図12Bに示すように、粘着テープATを排出路190に案内して、排出路190を通過させた後に、第1のローラ212に至るまで粘着テープATを案内する。
次に、図14に示すように、第1のローラ212まで案内した粘着テープATの粘着面を対象物OBに帖着した後に、粘着テープ貼付け装置10を対象物OBの上で、進行方向(図14の白抜き矢印)に向かって移動させる。作業者は、把持部300を把持することで、粘着テープ貼付け装置10を対象物OBの上で移動させることができる。
また、帖着作業の開始の時点で、図15に示すように、第1のローラ212まで案内した粘着テープATが、粘着テープ貼付け装置10の前方で弛む場合も想定される。例えば、作業者の熟練度が低い場合や、作業し難い場所で作業する場合や、緊急に作業をしなければいけない場合などでは、十分に弛みを取ることなく帖着作業を開始する場合もある。
粘着テープ貼付け装置10は、可撓性を有する剥離紙RPと粘着テープATとを有する剥離紙付粘着テープRPATを変形させることで剥離紙RPに復元力を生じさせ、復元力によって粘着テープATから剥離紙RPを剥離し、粘着テープATの粘着面を露出させて粘着テープATのみにした後に、粘着テープATを対象物OBに向かって案内し、粘着テープATの粘着面を対象物OBの表面に押圧して粘着テープATを帖着する装置である。
粘着テープ貼付け装置10は、剥離頂部152(係合変形部)を備える。剥離頂部152は、剥離頂部152に案内された剥離紙付粘着テープRPATを変形させる。具体的には、剥離頂部152は、剥離頂部152に案内された剥離紙付粘着テープRPATの非粘着面と接触(係合)させて、剥離頂部152の外形に応じて剥離紙付粘着テープRPATを変形させる。この剥離紙付粘着テープRPATの変形によって、剥離紙RPに復元力を生じさせる。粘着テープATと剥離紙RPとの間の粘着力よりも大きい復元力を剥離紙RPに生じさせることで、剥離紙RPを粘着テープATから剥離することができる。剥離紙RPの剥離により、粘着テープATの粘着面を露出させて粘着テープATのみの状態にすることができる。
さらに、粘着テープ貼付け装置10は、粘着テープATを牽引する第1のローラ212(牽引部)を備える。上述したように、第1のローラ212は、回転することで粘着テープATを牽引して対象物OBに向かって案内する。さらに、本実施の形態では、第1のローラ212の押圧によって粘着テープATが対象物OBに帖着される。粘着テープATが第1のローラ212によって牽引されることで、剥離紙付粘着テープRPATも牽引されて収納部110から剥離頂部152に順次に案内される。
剥離紙付粘着テープRPATが変形した場合であっても、剥離紙RPに生ずる復元力が、粘着テープATと剥離紙RPとの間の粘着力よりも小さい場合には、剥離紙RPは粘着テープATから剥離することはない。すなわち、剥離紙付粘着テープRPATの変形が開始されてから、剥離紙RPに生ずる復元力が粘着テープATと剥離紙RPとの間の粘着力よりも大きくなるまでの間は、剥離紙RPが粘着テープATに付着した状態が維持される(図10のθM参照)。
上述したように、剥離紙付粘着テープRPATを、剥離頂部152の曲率中心CC(図10参照)に向かうように変位させることで剥離紙RPに復元力を発生させやすくできる。このため、剥離頂部152の曲率半径Rの大きさによって、剥離のし易さを調整することができる。
また、剥離紙付粘着テープRPATが剥離頂部152を通過する速度によっても、剥離のし易さが変化する。
図16を参照しつつ、以下に実施例1〜実施例3について説明する。図16は、実施例1〜実施例3の結果を示す表である。
剥離紙付粘着テープRPATの総厚は225μmで、粘着テープATの基材の種類はポリエチレンテレフタラート(PET)で、剥離紙RPはシリコーン離型処理ポリエチレンラミネート紙である。
剥離紙付粘着テープRPATの総厚は245μmで、粘着テープATの基材の種類はポリオレフィンで、剥離紙RPはシリコーン離型処理ポリエチレンラミネート紙である。
剥離紙付粘着テープRPATの総厚は85μmで、粘着テープATの基材の種類は延伸ポリプロピレン(OPP)で、剥離紙RPはシリコーン離型処理ポリエチレンラミネート紙である。
110 収納部
140 案内ローラ(第1の案内部)
150 ガイド部(牽引部)
212 第1のローラ(第2の案内部)
RPAT 剥離紙付粘着テープ
AT 粘着テープ
RP 剥離紙
Claims (3)
- 剥離紙が剥離可能に粘着テープに設けられた剥離紙付粘着テープを収納する収納部と、
回転可能な第1の回転案内部を有し、前記収納部から排出された前記剥離紙付粘着テープを、前記第1の回転案内部との接触によって、前記収納部からの方向に対して鈍角をなす第1の方向に案内する第1の案内部と、
非回転に形成された非回転係合部を有し、前記第1の方向に案内された前記前記剥離紙付粘着テープを前記非回転係合部で摺動させ、前記粘着テープを前記非回転係合部に沿って湾曲させて前記第1の方向に対して鋭角をなす第2の方向まで変位させる過程で前記剥離紙を剥離し、剥離された前記剥離紙を前記第1の方向に位置する排出口から直ちに排出する、第2の案内部と、
回転可能な第2の回転案内部を有し、前記第2の方向に沿って案内された前記粘着テープを、前記第2の回転案内部との接触によって対象物に帖着する牽引部と、を備え、
前記収納部が、前記対象物に帖着された前記粘着テープの上方を通過可能な粘着テープ貼付け装置。 - 前記非回転係合部は、
前記粘着テープの係合による変形によって前記剥離紙付粘着テープの前記剥離紙に復元力を生じさせ前記剥離紙付粘着テープを移動させつつ前記粘着テープから前記剥離紙を剥離する、請求項1に記載の粘着テープ貼付け装置。 - 前記非回転変形部は、
前記非回転変形部から離隔する方向に突出する湾曲面部であって、前記剥離紙付粘着テープのうちの少なくとも前記粘着テープを係合によって湾曲させる湾曲面部を有する、請求項2に記載の粘着テープ貼付け装置。
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