JP6860376B2 - 格子体 - Google Patents

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本発明は、室内あるいは室外の空間を区画するための格子体に関する。
従来の格子体は、図14に示すように、複数の格子をユニット化したものを現場に搬送し、例えば天井と床との間に金具等を用いて取り付けるものであった。
「組立・施工説明書 スクリーンパーティション格子調デザイン」 YKKAP株式会社 2011年 7ページ
しかしながら、複数の格子をユニット化した格子体は重量が嵩むため、現場までの搬送や取付作業などを複数人で行わなければならず、現場での施工に大変な手間と労力がかかるものであった。本発明は上記課題を鑑み、施工性が良く、意匠性の高い格子体を提供することを目的とする。
本発明の格子体は、上金具と、下金具と、格子と、固定具とを備える格子体であって、上金具は、格子体が設置される開口部の内周面上面に取り付けてあり、下金具は、前記開口部の内周面下面に取り付けてあり、格子は、上端に上金具と固定具とを挿入する凹部を有し、上金具と下金具の間にケンドン式に取り付けてあり、固定具は、上面に取り外し工具の係止部を有し、格子の下端は、下金具と嵌合しており、格子の上端よりも上方は、上金具が露出すると共に格子内に固定具を挿脱自在にする空間があり、固定具を上方から凹部にのみ込ませることで、格子と固定具とで上金具を挟着して格子の上端を上金具に固定してあり、上金具及び格子の上端部は露出させてあることを特徴とする。
本発明によれば、格子は、上端に上金具と固定具とを挿入する凹部を有し、上金具と下金具の間にケンドン式に取り付けてあり、格子の下端は下金具と嵌合し、格子の上端よりも上方は、格子内に上金具を挿脱自在にする空間があり、固定具を上方から凹部にのみ込ませて格子の上端を固定することができるため、施工性が良い。
そして、上金具及び格子の上端部は露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
格子体の第一実施形態を示し、(a)は図2のA−A線断面図、(b)は図1(a)のB−B線断面図、(c)は図1(a)のC−C線断面図である。 格子体の全体正面図である。 第一実施形態の上キャップを示し、(a)は側面図、(b)は底面図である。 第一実施形態の固定具を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 第一実施形態の組立手順を示す説明図である。 格子体の第二実施形態を示し、(a)は図2のA−A線断面図、(b)は図6(a)のD−D線断面図、(c)は図6(a)のE−E線断面図である。 係合具を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 第二実施形態の上キャップを示し、(a)は側面図、(b)は底面図である。 第二実施形態の固定具を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 第二実施形態の組立手順を示す説明図である。 格子体の第三実施形態を示し、(a)は図2のA−A線断面図、(b)は図11(a)のF−F線断面図、(c)は図11(a)のG−G線断面図である。 第三実施形態の固定具を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 第三実施形態の組立手順を示す説明図である。 従来の格子体の施工を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお左右とは、図2のように、正面視した際の左右方向を示し、前後とは、図2の手前側及び奥側を示す。
本発明に係る格子体は、図1及び図2に示すように、例えば建物の壁面等に設けた開口部100内に設置して、空間を区画するものである。開口部100の内周側上面には上金具1が取り付けてあり、開口部100の内周側下面には下金具2が取り付けてある。上金具1と下金具2の間には上下方向に長い格子3がケンドン式に取り付けてあり、格子3の上端と開口部100の内周側上面との間に空間Sを有する。格子3は上端に固定具4をのみ込ませて固定してある。
上金具1は、横断面略矩形の中空形材であり、開口部100の内周側上面にネジ止めしてある。上金具1の下端は後述する格子3の上キャップ5に形成された凹部51へ挿入され、上金具1の上部は露出している。上金具1の格子3上端からの露出部分は、開口部100の内周側上面と格子3の上端との間に、空間Sを形成する。
下金具2は、見込方向に間隔をあけて立設する二つの取付片2a,2aを備え、側面視略コ字形状をなし、上金具1に対向して開口部100の内周側下面にネジ止めしてある。
格子3は、断面略矩形をなす中空の長尺材であるが、格子3を取付ける開口部100の上下方向の寸法よりも短く、開口部100へ取り付けた際に格子3の上端と開口部100の内周側上面との間に空間Sが形成される。また、格子3の長手方向の一端側には上キャップ5が嵌めてあり、他端側には下キャップ6が嵌めてある。
上キャップ5は、図1(a)(b)及び図3に示すように、略直方体形状のものであり、上面には格子3の上端の開口を塞ぐ蓋部50を備える。蓋部50には、凹部51が形成してある。凹部51は上下方向に貫通する孔状であり、蓋部50の略中央部に位置する上金具固定部51aと、上金具固定部51aより前側に位置する固定具挿入部51bとからなる。上金具固定部51aは、凹部51内周側の後壁面5aと、後壁面5aに繋がる左右の後側壁面5b,5bによって形成される空間であり、固定具挿入部51bは、凹部51内周側の前壁面5eと、前壁面5eに繋がる左右の前側壁面5d,5dによって形成される空間である。上金具固定部51aの後側壁面5bと固定具挿入部51bの前側壁面5dは、中側壁面5cを介して繋がっている。中側壁面5c,5cは、平面視すると後側壁面5bから前側壁面5dへ向かって広くなるテーパー状に形成してある。また、固定具挿入部51bの前壁面5eは、側面視すると下方へ向かって前側から後側へ傾斜している。上金具1を上金具固定部51aへ嵌め込むと、上金具1の後側見付面及び左右の見込面は、上金具固定部51aの対応する各壁面5a,5b,5bへ当接する。上金具1を挿入した状態で、固定具挿入部51bへ固定具4を挿入すると、固定具4の上金具当接部4aは上金具1の前側見付面に当接し、固定具4の上キャップ当接部4b及び左右の見込面は、固定具挿入部51bの対応する各壁面5e,5d,5dへ当接する。
下キャップ6は、図1(a)(c)に示すように、上キャップ5と外形は略同形状のものであるが、中央部には下金具2を嵌合するための凹状の下金具固定部6aが設けてある。
格子3を固定するための固定具4は、図1(a)(b)及び図4に示すように、後側見付面に上金具当接部4aを備え、前側見付面に上キャップ当接部4bを備え、全体としてくさび形状をなす。上金具当接部4aは、固定具挿入部51bへ挿入した際、上金具1の前側見付面に当接する垂直面に形成してあり、上キャップ当接部4bは、上金具当接部4aと格子3の内周面との間に位置し、固定具4を上金具1へ向けて接近させるように下方へ向かって前側から後側へ傾斜するテーパー状に形成してある。上キャップ当接部4bは、固定具挿入部51bの前壁面5eの傾斜に沿う角度で傾斜している。固定具4の上面は、固定具挿入部51bへ挿入した状態において、格子3の上端と略同一面となる。また、固定具4の上面には、取り外し工具を引っ掛けるための溝状の係止部4cが設けてある。詳しくは、係止部4cは固定具4の前側上方の角部に側面視略L字状に形成してあり、上方及び前方に開口している。
次に、格子体の第一実施形態の施行手順を図5(a)〜(f)に従って説明する。なお説明の便宜上、図5(a)〜(c)における開口部100の内周側上面は破線で示してあり、図5(d)〜(f)においては省略してある。なお、後述する図10及び図13においても、内周側上面を同様に示す。
まず、図5(a)のように、開口部100の内周側上面に上金具1をネジ止めし、上金具1に対向する内周側下面に下金具2をネジ止めする。次いで、格子3を上金具1及び下金具2の間にケンドン式に取り付ける。詳しくは、図5(b)のように、格子3を前側下方から後側上方へと斜めに持ち上げながら、上キャップ5の凹部51の固定具挿入部51bへ上金具1の下端を挿し込む。格子3を垂直に起こしながら、上金具1を固定具挿入部51bから上金具固定部51aへ移動させて嵌め込むとともに、格子3の下端を下金具2へと落とし込んで下キャップ6の下金具固定部6aへ下金具2の取付片2a,2aを嵌合させて、格子3を上金具1及び下金具2の間に取り付ける。そして、図5(d)〜(f)のように、空間Sから格子3の固定具挿入部51bへ固定具4を垂直に挿入し、格子3を上金具1へ固定することにより、格子体の施工は完了する。
このように構成した第一実施形態の格子体によれば、格子3は、上端に上金具1と固定具4とを挿入する凹部51を有し、上金具1と下金具2の間にケンドン式に取り付けることができる。格子3の下端は下金具2と嵌合し、格子3の上端よりも上方は、格子3内に上金具1を挿脱自在にする空間Sがあり、固定具4を上方から凹部51にのみ込ませて格子3の上端を固定することができるため、施工性が良い。
上金具1及び格子3の上端部が露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
格子3は、固定具4を上キャップ5の凹部51に挿入することのみで固定してある。格子3をネジ止めしないので、施工性が良く、意匠性も優れる。また、幕板を用いないので、コストダウンを図ることができる。
固定具4は、上金具1と当接する垂直面に形成された上金具当接部4aと、上金具当接部4aと格子3の内周面との間に位置し、固定具4を上金具1へ向けて接近させるようにテーパー状に形成された上キャップ当接部4bとを有するため、格子3の移動を規制し、しっかりと固定することができる。このような構成の固定具4は、固定具挿入部51bの下方へ押し込むことによって上金具1と格子3を固定できるので、施工性も良い。また、固定具4の上面は格子3の上端と略同一面であるため、各格子3の上端が揃い、見栄えが良くなるので、幕板を用いる必要がない。さらに、上面には取り外し工具の係止部4cを有するので、取り外しも容易である。
次に、本発明の格子体の第二実施形態について図6〜図10に基づいて説明する。
図6に示すように、第二実施形態も第一実施形態と同様に、例えば建物の開口部100内に設置して、空間を区画するものである。上金具1と下金具2の間に格子3がケンドン式に取り付けてあり、格子3の上端と開口部100の内周側上面との間に空間Sを有する。上金具1、下金具2及び格子3の形状は第一実施形態と同じであるが、第二実施形態においては、上金具1の下端に係合具7が取り付けてあり、格子3に嵌め込む上キャップ8と格子3を固定するための固定具41の形状が第一実施形態と異なる。
具体的には、第二実施形態の上金具1の下端には図7に示す係合具7を取付ける。係合具7は、上金具1の横断面と略同じ大きさの平板状の取付部7aと、取付部7aの前側面に垂直に設けた被係合部7bとからなる平面視略L字形状の部材である。取付部7aには、上金具1に設けたタッピングホールへネジ止めするための取付穴7cが設けてあり、被係合部7bを前側へ向けて上金具1の下端に取り付けられる。被係合部7bは、前側見付面に側面視略三角形状の凸部と凹部が交互に複数連なって設けてある。
第二実施形態の上キャップ8は、第一実施形態の上キャップ5と略同じ形状であって、図6(a)(b)及び図8に示すように略直方体形状であり、上面には格子3の上端の開口を塞ぐ蓋部80を備える。蓋部80には、凹部81が形成してある。凹部81は上下方向に貫通する孔状であり、蓋部80の略中央部に位置する上金具固定部81aと、上金具固定部81aより前側に位置する固定具挿入部81bとからなる。第一実施形態の上キャップ5と異なるのは、固定具挿入部81bの前壁面8eが垂直である点と、前壁面8eの左右両端から凹部81の前後略中央へ水平に延びる支持片8f,8fが形成されている点である。支持片8fは、固定具41の左右端部を支持し、固定具41が凹部81から抜け落ちるのを防ぐ。
第二実施形態の固定具41は、図6(a)(b)及び図9に示すように、固定具挿入部81bの上部を塞ぐ上面部41aと、上面部41aの後方下面から垂直に延びる垂下部41bとからなる側面視略T字形状をなす。垂下部41bの後側見付面には、側面視略三角形状の凸部と凹部が交互に複数連なる係合部41dが設けてある。係合部41dは、固定具41を固定具挿入部81bへ挿入した際に、格子3の前側見付面に位置する係合具7の被係合部7bと係合する。固定具41の上面部41aは、固定具挿入部81bへ挿入した状態において、格子3の上端と略同一面となる。また、上面部41aには、取り外し工具を引っ掛けるための溝状の係止部41cが設けてある。詳しくは、係止部41cは固定具41の前側上方の角部に側面視略L字状に形成してあり、上方及び前方に開口している。
次に、格子体の第二実施形態の施行手順を図10(a)〜(f)に従って説明する。
まず、図10(a)のように、開口部100の内周側上面に予め係合具7を取付けた上で金具1をネジ止めし、上金具1に対向する内周側下面に下金具2をネジ止めする。次いで、格子3を上金具1及び下金具2の間にケンドン式に取り付ける方法は、図10(b)(c)のように、第一実施形態と同じである。但し、係合具7の被係合部7bが凹部81の固定具挿入部81b側に向くよう、格子3を取付ける方向に注意する。そして、図10(d)〜(f)のように、空間Sから格子3の固定具挿入部81bへ固定具41を挿入して格子3を上金具1へ固定する。詳しくは、固定具41の垂下部41bを固定具挿入部81bへ斜めに挿し込み、図10(e)に示すように、上面部41aを前側から後側に向けて下方に傾斜させる。この状態から上面部41aの前方を下方へ押すと、固定具41が固定具挿入部81b内へパチンと嵌まり込むとともに、係合具7の被係合部7bと固定具41の係合部41dが係合して格子体の施工は完了する。
このように構成した第二実施形態の格子体によれば、第一実施形態と同様に、格子3をケンドン式に取り付け、格子3の下端は下金具2と嵌合し、格子3の上端よりも上方は、格子内に上金具1を挿脱自在にする空間Sがあり、固定具41を上方から凹部81にのみ込ませて格子3の上端を固定することができるため、施工性が良い。
上金具1及び格子3の上端部は露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
格子3は、固定具41を上キャップ8の凹部81に挿入することのみで固定してある。格子3をネジ止めしないので、施工性が良く、意匠性も優れる。また、幕板を用いないので、コストダウンを図ることができる。
固定具41は、垂下部41bの後側見付面に係合部41dが設けてあり、固定具41を固定具挿入部81bへ挿入すると、格子3の前側見付面に位置する係合具7の被係合部7bと係合部41dとが係合するため、格子3の移動を規制し、しっかりと固定することができる。このような構成の固定具41は、垂下部41bを凹部81へ斜めに差込み、上面部41aの前方を押して、固定具41を固定具挿入部81b内へパチンと嵌め込むとともに、上金具1に取り付けた係合具7の被係合部7bと固定具41の係合部41dが係合して上金具1と格子3を固定できるので、施工性も良い。また、固定具41の上面部41aは格子3の上端と略同一面であるため、各格子3の上端が揃い、見栄えが良くなるので、幕板を用いる必要がない。さらに、上面部41aには取り外し工具の係止部41cを有するので、取り外しも容易である。
次に、本発明の格子体の第三実施形態について図11〜図13に基づいて説明する。
図11に示すように、第三実施形態も第一及び第二実施形態と同様に、例えば建物の開口部100内に設置して、空間を区画するものである。上金具1と下金具2の間に格子3がケンドン式に取り付けてあり、格子3の上端と開口部100の内周側上面との間に空間Sを有する。第二実施形態と同様に格子3の下端に係合具7が取り付けてあり、第二実施形態と同一形状の上キャップ8を用いるが、第三実施形態においては、固定具42の形状が第二実施形態と異なる。
具体的には、第三実施形態の固定具42は、図11(a)(b)及び図12に示すように、上キャップ8の固定具挿入部81bの上部を塞ぐ上面部42aと、上面部42aの後方下面から垂直に延びる垂下部42bとが側面視略T字形状をなす。垂下部42bは、前側見付面の左右二箇所に前方へ向かって伸びる回転防止片42e,42eが設けてあり、回転防止片42eによって固定具42は固定具挿入部81bへ垂直に挿入される。垂下部42bの後側見付面には、側面視略三角形状の凸部と凹部が交互に複数連なる係合部42dが設けてある。係合部42dは、固定具42を固定具挿入部81bへ挿入した際に、格子3の前側見付面に位置する係合具7の被係合部7bと係合する。固定具42の上面部42aは、固定具挿入部81bへ挿入した状態において、格子3の上端と略同一面となる。また、固定具42の上面部42aには、取り外し工具を引っ掛けるための溝状の係止部42cが設けてある。詳しくは、係止部42cは固定具42の前側上方の角部に側面視略L字状に形成してあり、上方及び前方に開口している。
次に、格子体の第三実施形態の施行手順を図13(a)〜(f)に従って説明する。
格子3を上金具1及び下金具2の間にケンドン式に取り付ける手順は、図13(a)から(c)に示すように、第二実施形態と同じである。次に、図13(d)〜(f)のように、空間Sから格子3の固定具挿入部81bへ固定具42を挿入して格子3を上金具1へ固定する。詳しくは、固定具42の垂下部42bを固定具挿入部81bへ垂直に挿し込み、上面部42aをそのまま下方へ押すと、固定具42が固定具挿入部81b内へ嵌まり込むとともに、係合具7の被係合部7bと固定具42の係合部42dが係合して格子体の施工は完了する。
このように構成した第三実施形態の格子体によれば、第一実施形態と同様に、格子3をケンドン式に取り付け、格子3の下端は下金具2と嵌合し、格子3の上端よりも上方は、格子内に上金具1を挿脱自在にする空間Sがあり、固定具42を上方から凹部81にのみ込ませて格子3の上端を固定することができるため、施工性が良い。
上金具1及び格子3の上端部は露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
格子3は、固定具42を上キャップ8の凹部81に挿入することのみで固定してある。格子3をネジ止めしないので、施工性が良く、意匠性も優れる。また、幕板を用いないので、コストダウンを図ることができる。
固定具42は、垂下部42bの後側見付面に係合部42dが設けてあり、固定具42を固定具挿入部81bへ挿入すると、格子3の前側見付面に位置する係合具7の被係合部7bと係合部42dとが係合するため、格子3の移動を規制し、しっかりと固定することができる。垂下部42bの前側見付面には、回転防止片42eが設けてあるので、格子3に対して上下方向の力が加えられた場合も、上金具1と上キャップ8との間で回転防止片42eが突っ張ることにより、固定具42が回転するおそれがない。このような構成の固定具42は、垂下部42bを凹部81へ垂直に差込み、そのまま下方へ上面部42aを押して、固定具42を固定具挿入部81b内へ嵌め込むとともに、上金具1に取り付けた係合具7の被係合部7bと固定具42の係合部42dが係合して上金具1と格子3を固定できるので、施工性も良い。また、固定具42の上面部42aは格子3の上端と略同一面であるため、各格子3の上端が揃い、見栄えが良くなるので、幕板を用いる必要がない。さらに、上面部42aには取り外し工具の係止部42cを有するので、取り外しも容易である。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態例において、格子の凹部は上金具挿入部が後側に、固定具挿入部が前側になるよう設置してあるが、格子を挿入する方向によって前後を入れ替えてもよい。また、格子体における格子の数は限定されるものではない。格子体を取付ける開口は必ずしも四辺からなるものである必要はなく、例えば左右の一辺が開放した三辺からなるものや、天井や床等の上下二辺からなる空間を区画することができる。
1 上金具
2 下金具
3 格子
4 固定具
4c 係止部
S 空間

Claims (1)

  1. 上金具と、下金具と、格子と、固定具とを備える格子体であって
    上金具は、格子体が設置される開口部の内周面上面に取り付けてあり、
    下金具は、前記開口部の内周面下面に取り付けてあり、
    格子は、上端に上金具と固定具とを挿入する凹部を有し、
    上金具と下金具の間にケンドン式に取り付けてあり、
    固定具は、上面に取り外し工具の係止部を有し、
    格子の下端は、下金具と嵌合しており、格子の上端よりも上方は、上金具が露出すると共に格子内に固定具を挿脱自在にする空間があり、
    固定具を上方から凹部にのみ込ませることで、格子と固定具とで上金具を挟着して格子の上端を上金具に固定してあり、
    上金具及び格子の上端部は露出させてあることを特徴とする格子体。
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