JP6860376B2 - 格子体 - Google Patents
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Description
そして、上金具及び格子の上端部は露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
本発明に係る格子体は、図1及び図2に示すように、例えば建物の壁面等に設けた開口部100内に設置して、空間を区画するものである。開口部100の内周側上面には上金具1が取り付けてあり、開口部100の内周側下面には下金具2が取り付けてある。上金具1と下金具2の間には上下方向に長い格子3がケンドン式に取り付けてあり、格子3の上端と開口部100の内周側上面との間に空間Sを有する。格子3は上端に固定具4をのみ込ませて固定してある。
下金具2は、見込方向に間隔をあけて立設する二つの取付片2a,2aを備え、側面視略コ字形状をなし、上金具1に対向して開口部100の内周側下面にネジ止めしてある。
上キャップ5は、図1(a)(b)及び図3に示すように、略直方体形状のものであり、上面には格子3の上端の開口を塞ぐ蓋部50を備える。蓋部50には、凹部51が形成してある。凹部51は上下方向に貫通する孔状であり、蓋部50の略中央部に位置する上金具固定部51aと、上金具固定部51aより前側に位置する固定具挿入部51bとからなる。上金具固定部51aは、凹部51内周側の後壁面5aと、後壁面5aに繋がる左右の後側壁面5b,5bによって形成される空間であり、固定具挿入部51bは、凹部51内周側の前壁面5eと、前壁面5eに繋がる左右の前側壁面5d,5dによって形成される空間である。上金具固定部51aの後側壁面5bと固定具挿入部51bの前側壁面5dは、中側壁面5cを介して繋がっている。中側壁面5c,5cは、平面視すると後側壁面5bから前側壁面5dへ向かって広くなるテーパー状に形成してある。また、固定具挿入部51bの前壁面5eは、側面視すると下方へ向かって前側から後側へ傾斜している。上金具1を上金具固定部51aへ嵌め込むと、上金具1の後側見付面及び左右の見込面は、上金具固定部51aの対応する各壁面5a,5b,5bへ当接する。上金具1を挿入した状態で、固定具挿入部51bへ固定具4を挿入すると、固定具4の上金具当接部4aは上金具1の前側見付面に当接し、固定具4の上キャップ当接部4b及び左右の見込面は、固定具挿入部51bの対応する各壁面5e,5d,5dへ当接する。
下キャップ6は、図1(a)(c)に示すように、上キャップ5と外形は略同形状のものであるが、中央部には下金具2を嵌合するための凹状の下金具固定部6aが設けてある。
まず、図5(a)のように、開口部100の内周側上面に上金具1をネジ止めし、上金具1に対向する内周側下面に下金具2をネジ止めする。次いで、格子3を上金具1及び下金具2の間にケンドン式に取り付ける。詳しくは、図5(b)のように、格子3を前側下方から後側上方へと斜めに持ち上げながら、上キャップ5の凹部51の固定具挿入部51bへ上金具1の下端を挿し込む。格子3を垂直に起こしながら、上金具1を固定具挿入部51bから上金具固定部51aへ移動させて嵌め込むとともに、格子3の下端を下金具2へと落とし込んで下キャップ6の下金具固定部6aへ下金具2の取付片2a,2aを嵌合させて、格子3を上金具1及び下金具2の間に取り付ける。そして、図5(d)〜(f)のように、空間Sから格子3の固定具挿入部51bへ固定具4を垂直に挿入し、格子3を上金具1へ固定することにより、格子体の施工は完了する。
上金具1及び格子3の上端部が露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
格子3は、固定具4を上キャップ5の凹部51に挿入することのみで固定してある。格子3をネジ止めしないので、施工性が良く、意匠性も優れる。また、幕板を用いないので、コストダウンを図ることができる。
固定具4は、上金具1と当接する垂直面に形成された上金具当接部4aと、上金具当接部4aと格子3の内周面との間に位置し、固定具4を上金具1へ向けて接近させるようにテーパー状に形成された上キャップ当接部4bとを有するため、格子3の移動を規制し、しっかりと固定することができる。このような構成の固定具4は、固定具挿入部51bの下方へ押し込むことによって上金具1と格子3を固定できるので、施工性も良い。また、固定具4の上面は格子3の上端と略同一面であるため、各格子3の上端が揃い、見栄えが良くなるので、幕板を用いる必要がない。さらに、上面には取り外し工具の係止部4cを有するので、取り外しも容易である。
図6に示すように、第二実施形態も第一実施形態と同様に、例えば建物の開口部100内に設置して、空間を区画するものである。上金具1と下金具2の間に格子3がケンドン式に取り付けてあり、格子3の上端と開口部100の内周側上面との間に空間Sを有する。上金具1、下金具2及び格子3の形状は第一実施形態と同じであるが、第二実施形態においては、上金具1の下端に係合具7が取り付けてあり、格子3に嵌め込む上キャップ8と格子3を固定するための固定具41の形状が第一実施形態と異なる。
まず、図10(a)のように、開口部100の内周側上面に予め係合具7を取付けた上で金具1をネジ止めし、上金具1に対向する内周側下面に下金具2をネジ止めする。次いで、格子3を上金具1及び下金具2の間にケンドン式に取り付ける方法は、図10(b)(c)のように、第一実施形態と同じである。但し、係合具7の被係合部7bが凹部81の固定具挿入部81b側に向くよう、格子3を取付ける方向に注意する。そして、図10(d)〜(f)のように、空間Sから格子3の固定具挿入部81bへ固定具41を挿入して格子3を上金具1へ固定する。詳しくは、固定具41の垂下部41bを固定具挿入部81bへ斜めに挿し込み、図10(e)に示すように、上面部41aを前側から後側に向けて下方に傾斜させる。この状態から上面部41aの前方を下方へ押すと、固定具41が固定具挿入部81b内へパチンと嵌まり込むとともに、係合具7の被係合部7bと固定具41の係合部41dが係合して格子体の施工は完了する。
上金具1及び格子3の上端部は露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
格子3は、固定具41を上キャップ8の凹部81に挿入することのみで固定してある。格子3をネジ止めしないので、施工性が良く、意匠性も優れる。また、幕板を用いないので、コストダウンを図ることができる。
固定具41は、垂下部41bの後側見付面に係合部41dが設けてあり、固定具41を固定具挿入部81bへ挿入すると、格子3の前側見付面に位置する係合具7の被係合部7bと係合部41dとが係合するため、格子3の移動を規制し、しっかりと固定することができる。このような構成の固定具41は、垂下部41bを凹部81へ斜めに差込み、上面部41aの前方を押して、固定具41を固定具挿入部81b内へパチンと嵌め込むとともに、上金具1に取り付けた係合具7の被係合部7bと固定具41の係合部41dが係合して上金具1と格子3を固定できるので、施工性も良い。また、固定具41の上面部41aは格子3の上端と略同一面であるため、各格子3の上端が揃い、見栄えが良くなるので、幕板を用いる必要がない。さらに、上面部41aには取り外し工具の係止部41cを有するので、取り外しも容易である。
図11に示すように、第三実施形態も第一及び第二実施形態と同様に、例えば建物の開口部100内に設置して、空間を区画するものである。上金具1と下金具2の間に格子3がケンドン式に取り付けてあり、格子3の上端と開口部100の内周側上面との間に空間Sを有する。第二実施形態と同様に格子3の下端に係合具7が取り付けてあり、第二実施形態と同一形状の上キャップ8を用いるが、第三実施形態においては、固定具42の形状が第二実施形態と異なる。
格子3を上金具1及び下金具2の間にケンドン式に取り付ける手順は、図13(a)から(c)に示すように、第二実施形態と同じである。次に、図13(d)〜(f)のように、空間Sから格子3の固定具挿入部81bへ固定具42を挿入して格子3を上金具1へ固定する。詳しくは、固定具42の垂下部42bを固定具挿入部81bへ垂直に挿し込み、上面部42aをそのまま下方へ押すと、固定具42が固定具挿入部81b内へ嵌まり込むとともに、係合具7の被係合部7bと固定具42の係合部42dが係合して格子体の施工は完了する。
上金具1及び格子3の上端部は露出させてあるため、すっきりとした意匠にできる。
格子3は、固定具42を上キャップ8の凹部81に挿入することのみで固定してある。格子3をネジ止めしないので、施工性が良く、意匠性も優れる。また、幕板を用いないので、コストダウンを図ることができる。
固定具42は、垂下部42bの後側見付面に係合部42dが設けてあり、固定具42を固定具挿入部81bへ挿入すると、格子3の前側見付面に位置する係合具7の被係合部7bと係合部42dとが係合するため、格子3の移動を規制し、しっかりと固定することができる。垂下部42bの前側見付面には、回転防止片42eが設けてあるので、格子3に対して上下方向の力が加えられた場合も、上金具1と上キャップ8との間で回転防止片42eが突っ張ることにより、固定具42が回転するおそれがない。このような構成の固定具42は、垂下部42bを凹部81へ垂直に差込み、そのまま下方へ上面部42aを押して、固定具42を固定具挿入部81b内へ嵌め込むとともに、上金具1に取り付けた係合具7の被係合部7bと固定具42の係合部42dが係合して上金具1と格子3を固定できるので、施工性も良い。また、固定具42の上面部42aは格子3の上端と略同一面であるため、各格子3の上端が揃い、見栄えが良くなるので、幕板を用いる必要がない。さらに、上面部42aには取り外し工具の係止部42cを有するので、取り外しも容易である。
2 下金具
3 格子
4 固定具
4c 係止部
S 空間
Claims (1)
- 上金具と、下金具と、格子と、固定具とを備える格子体であって、
上金具は、格子体が設置される開口部の内周面上面に取り付けてあり、
下金具は、前記開口部の内周面下面に取り付けてあり、
格子は、上端に上金具と固定具とを挿入する凹部を有し、
上金具と下金具の間にケンドン式に取り付けてあり、
固定具は、上面に取り外し工具の係止部を有し、
格子の下端は、下金具と嵌合しており、格子の上端よりも上方は、上金具が露出すると共に格子内に固定具を挿脱自在にする空間があり、
固定具を上方から凹部にのみ込ませることで、格子と固定具とで上金具を挟着して格子の上端を上金具に固定してあり、
上金具及び格子の上端部は露出させてあることを特徴とする格子体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017032270A JP6860376B2 (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | 格子体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017032270A JP6860376B2 (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | 格子体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018135728A JP2018135728A (ja) | 2018-08-30 |
JP6860376B2 true JP6860376B2 (ja) | 2021-04-14 |
Family
ID=63366064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017032270A Active JP6860376B2 (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | 格子体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6860376B2 (ja) |
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2017
- 2017-02-23 JP JP2017032270A patent/JP6860376B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2018135728A (ja) | 2018-08-30 |
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