JP6859562B1 - 脂肪肝改善用組成物 - Google Patents

脂肪肝改善用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6859562B1
JP6859562B1 JP2020063818A JP2020063818A JP6859562B1 JP 6859562 B1 JP6859562 B1 JP 6859562B1 JP 2020063818 A JP2020063818 A JP 2020063818A JP 2020063818 A JP2020063818 A JP 2020063818A JP 6859562 B1 JP6859562 B1 JP 6859562B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty liver
plasmalogen
composition
liver
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020063818A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021161062A (ja
Inventor
武彦 藤野
武彦 藤野
志郎 馬渡
志郎 馬渡
ホセイン シャミン
ホセイン シャミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Institute of Rheological Function of Food Co Ltd
Original Assignee
Institute of Rheological Function of Food Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Institute of Rheological Function of Food Co Ltd filed Critical Institute of Rheological Function of Food Co Ltd
Priority to JP2020063818A priority Critical patent/JP6859562B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6859562B1 publication Critical patent/JP6859562B1/ja
Publication of JP2021161062A publication Critical patent/JP2021161062A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

【課題】脂肪肝改善効果を有する組成物を提供すること。【解決手段】貝類、ホヤ及び鳥類等の組織から抽出されたプラズマローゲンを含有することを特徴とする脂肪肝改善用組成物である。【選択図】図1

Description

本発明は、脂肪肝を改善する組成物に関する。
プラズマローゲンは、抗酸化作用を有するリン脂質の一種で、グリセロリン脂質の一つである。プラズマローゲンは哺乳動物の全ての組織に存在し、人体のリン脂質の約18%を占めるが、特に脳神経、心筋、骨格筋、白血球、精子に多いことが知られている。
プラズマローゲンは、神経新生の促進作用や、リポポリサッカロイド(LPS)による神経炎症の抑制作用、脳内アミロイドβ(Aβ)タンパクの蓄積の抑制作用等を有することが知られており、アルツハイマー病、パーキンソン病、うつ病、統合失調症などの脳神経病において効果があるといわれている。例えば、非特許文献1では、ホタテ由来精製プラズマローゲンを経口投与した患者において、軽度アルツハイマー病の記憶機能を改善することが報告されている。
一方、肝臓細胞に中性脂肪滴が沈着する脂肪肝は、様々な肝機能障害を引き起こすが、脂肪肝と診断される人は年々増加している。脂肪肝を放置すると、脂肪性肝炎や肝硬変を引き起こし、最悪の場合は、肝癌まで発展することもある。
上記のように、プラズマローゲンに関する種々の報告がなされているが、脂肪肝に対するプラズマローゲンの効果については検討がなされていない。
本発明の課題は、優れた脂肪肝改善効果を有する組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、プラズマローゲンが脂肪肝の改善に対して優れた効果を発揮することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1]プラズマローゲンを含有することを特徴とする脂肪肝改善用組成物。
[2]前記プラズマローゲンが、動物組織から抽出されたプラズマローゲンであることを特徴とする上記[1]記載の脂肪肝改善用組成物。
[3]前記動物組織が、貝類、ホヤ及び鳥類から選ばれる動物の組織であることを特徴とする上記[2]記載の脂肪肝改善用組成物。
[4]前記動物組織が、ホタテ類の組織であることを特徴とする上記[2]又は[3]記載の脂肪肝改善用組成物。
本発明の組成物は、優れた脂肪肝改善効果を有する。
糖尿病ラットの肝臓組織における脂肪蓄積の様子を観察した顕微鏡写真である。 糖尿病ラットの肝臓組織における脂肪滴の10,000μmあたりの数を示すグラフである。 正常ラットの肝臓組織における脂肪蓄積の様子を観察した顕微鏡写真である。 正常ラットの肝臓における脂肪滴の10,000μmあたりの数を示すグラフである。
本発明の脂肪肝改善用組成物は、プラズマローゲンを含有することを特徴とする。
本発明における脂肪肝には、アルコール性脂肪肝、非アルコール性脂肪肝の双方を含む。脂肪肝の改善とは、肝臓における脂肪蓄積及び沈着の予防、肝臓における脂肪蓄積及び沈着の低減を含む概念である。本発明の脂肪肝改善用組成物は、肝臓における脂肪蓄積及び沈着の低減を図ることができることから、脂肪肝に起因する脂肪性肝炎、肝硬変、肝癌の発生を抑制(予防)することができる。すなわち、脂肪性肝炎予防用組成物、肝硬変予防用組成物、肝癌予防用組成物としても用いることができる。
プラズマローゲンは、抗酸化作用を有するリン脂質の一種で、グリセロリン脂質の一つである。グリセロール骨格のsn−1位にビニールエーテル結合を有することで特徴づけられるグリセロリン脂質に特有のサブクラスであり、多くの哺乳類の組織の細胞膜中に高濃度で確認されている。
本発明に用いるプラズマローゲンは、一般にプラズマローゲンに分類されるものであれば特に制限されるものではないが、例えば、コリン型プラズマローゲン、エタノールアミン型プラズマローゲン、イノシトール型プラズマローゲン、セリン型プラズマローゲンを挙げることができる。これらの中でも、コリン型プラズマローゲン、エタノールアミン型プラズマローゲンが好ましく、エタノールアミン型プラズマローゲンが特に好ましい。
本発明のプラズマローゲンは、動物組織から抽出することができる。動物組織としては、プラズマローゲンを含むものであれば特に制限されるものではなく、貝類、ホヤ、ナマコ、サケ、サンマ、カツオなどの水産動物や、鳥類等を挙げることができる。これらの中でも、貝類、ホヤ、鳥類が好ましく、貝類が特に好ましい。用いる部位としては、食用部位(可食部位)が好ましい。これらの動物組織は、切断物であってもよいが、より効率的にプラズマローゲンを抽出できることから、粉砕物を用いることが好ましい。
貝類としては、ホタテ類、ムールガイ、アワビ等の食用の二枚貝や巻貝を例示することができ、ホタテ類が特に好ましい。ホタテ類は、イタヤガイ科に属する食用の二枚貝であり、例えば、Mizuhopecten属、Pecten属に属するものを挙げることができる。具体的には、日本で採取されるホタテガイ(学名:Mizuhopectenyessoensis)や、ヨーロッパで採取されるヨーロッパホタテ(学名:Pectenmaximus(Linnaeus))等を挙げることができる。食用部位としては、貝柱、ひも等を挙げることができる。
ホヤは、マボヤ科に属する食用の脊索動物であり、マボヤ属、アカボヤ属に属するものを挙げることができる。具体的には、マボヤ(学名:Halocynthia roretzi)や、アカボヤ(学名:Halocynthia aurantium)等を挙げることができる。食用部位としては、身の部分(筋膜体)を挙げることができる。
鳥類は、食用の鳥類であれば特に制限されるものではなく、例えば、鶏、烏骨鶏、鴨等を挙げることができる。食用部位としては、プラズマローゲンを豊富に含むムネ肉が好ましい。
プラズマローゲンの抽出は、水、有機溶媒、含水有機溶媒を用いて行うことができ、酵素処理を併用することが好ましい。例えば、エタノール抽出法や、ヘキサン抽出法を挙げることができ、エタノール抽出法が好ましい。
エタノール抽出法としては、エタノール(含水エタノールを含む)を用いて抽出する方法であれば特に制限されるものではなく、例えば、特開2019−140919号公報、特開2018−130130号公報、再表2012−039472号公報、特開2010−065167号公報、特開2010−063406号公報等に記載された方法を挙げることができる。
ヘキサン抽出法としては、ヘキサンを用いて抽出する方法であれば特に制限されるものではなく、例えば、再表2009−154309号公報、再表2008−146942号公報等に記載された方法を挙げることができる。
本発明の組成物は、例えば、医薬品(医薬部外品を含む)や、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品などの所定機関より効能の表示が認められた機能性食品等のいわゆる健康食品として用いることができる。
本発明の組成物を健康食品として用いる場合、本発明の組成物は、プラズマローゲンを含有し、脂肪肝改善に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに、脂肪肝改善機能がある旨を表示したものが本発明の範囲に含まれる。
いわゆる健康食品においては、具体的に、「肝臓の中性脂肪を減らす」、「肝機能の改善」、「非アルコール性肝炎の予防」、「非アルコール性脂肪肝の予防」、「非アルコール性肝炎の改善」、「非アルコール性脂肪肝の改善」、「アルコール性肝障害の予防」、「アルコール性肝障害の改善」等を表示することができる。
本発明の組成物は、経口用であっても、注射、点滴等の非経口用であってもよいが、手軽に摂取できる点から、経口用であることが好ましい。経口用の場合、その形態としては、例えば、錠状、カプセル状、粉末状、顆粒状、液状、粒状、棒状、板状、ブロック状、固体状、丸状、ペースト状、クリーム状、カプレット状、ゲル状、チュアブル状、スティック状等を挙げることができる。これらの中でも、カプセル状の形態が好ましい。
本発明の組成物におけるプラズマローゲンの含有量としては、その効果の奏する範囲で適宜含有させればよい。その形態にもよるが、例えば、プラズマローゲンが、乾燥質量換算で、本発明の組成物全体の10−10質量%以上であることが好ましく、10−5質量%以上であることがより好ましく、0.1質量%以上であることがさらに好ましく、1.0質量%以上であることが特に好ましい。
本発明の経口組成物の摂取量としては特に制限はないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、プラズマローゲンの摂取量が、成人の1日当たり、10−6μg/日以上となるように摂取することが好ましく、1μg/日以上となるように摂取することがより好ましく、500μg/日以上となるように摂取することがさらに好ましく、1000μg/日以上となるように摂取することが特に好ましい。その上限は、例えば、20,000μg/日であり、好ましくは10,000μg/日である。
本発明の経口組成物は、1日の摂取量が前記摂取量となるように、1つの容器に、又は例えば2〜3の複数の容器に分けて、1日分として収容することができる。
本発明の組成物は、必要に応じて、本発明の成分以外の他の成分を添加して、公知の方法によって製造することができる。本発明の成分以外の他の成分としては、例えば、ビタミン、ミネラル、タンパク質、ペプチド、アミノ酸、動物性油、植物性油を挙げることができる。
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
糖尿病ラット及び正常ラットを用いた試験により、本発明の組成物の脂肪肝に対する効果を確認した。
[被験サンプル(本発明の組成物)]
(1)エタノール抽出エタノールアミン型プラズマローゲン(pl−PE)
エタノール抽出エタノールアミン型プラズマローゲンは、ホタテガイ(学名:Mizuhopecten yessoensis)から、以下の方法にて調製したものを用いた。
1. 生ホタテヒモにコクラーゼP(三菱ケミカルフーズ株式会社製)を加え混和する。
2. 次に、エタノールを加え、吸引濾過する。
3. ろ液をロータリーエバポレーターで乾固する。
(2)ヘキサン抽出エタノールアミン型プラズマローゲン(pl−PE)
ヘキサン抽出エタノールアミン型プラズマローゲンは、ホタテガイ(学名:Mizuhopecten yessoensis)から、以下の方法にて調製したものを用いた。
1. 生ホタテヒモにコクラーゼP(三菱ケミカルフーズ株式会社製)とホスホリパーゼA1(PLA1)(三菱ケミカルフーズ株式会社製)を加え混和する。
2. 次に、ヘキサン/イソプロパノールを加え、上澄みを吸引濾過する。
3. 硫酸ナトリウム水溶液を加えてよく混和する。
4. 上層をロータリーエバポレーターで乾固する。
5. 4℃に冷却していたアセトンを加え混和する。
6. 3000rpm,10min,4℃で遠心する。
7. 上清を捨て、沈殿を回収する。
8. デシケータで一晩乾燥する。
[実験動物及び飼育条件]
実験動物としては、糖尿病モデルラット(系統名:ZDF−Lepr<fa>/CrlCrlj、(株)ケービーティーオリエンタル)、及びWistar正常ラット(系統名:Crlj:WI、(株)ケービーティーオリエンタル)を用いた。
11週齢雄糖尿病モデルラット30匹を、4週間の予備飼育後、体重を基にランダムに3群に割付けをした。I群は、滅菌水を与えたコントロール対象群(n=10)、II群は、ヘキサン抽出エタノールアミン型プラズマローゲンを与えたヘキサン抽出物対象群(n=10)、III群は、エタノール抽出エタノールアミン型プラズマローゲンを与えたエタノール抽出物対象群(n=10)とした。
一方、11週齢雄Wistar正常ラット20匹は、4週間の予備飼育後、体重を基にランダムに2群に割付けをした。IV群は、滅菌水を与えたコントロール対象群(n=10)、V群は、エタノール抽出エタノールアミン型プラズマローゲンを与えたエタノール抽出物対象群(n=10)とした。
ラットは、室温(21〜25℃)、照明時間12時間(7:00〜19:00)サイクルに自動調整された飼育室で、個別ステンレスケージの中で固形飼料MF、飲水ともに自由摂取とした。
[胃ゾンテ投与]
各群のラットに対して、被験サンプルの胃ゾンテ投与を2週間毎日行った。各群をそれぞれ半分に分けて、2週間ずらして投与した。
なお、コントロール対象群は、滅菌水を1mL投与した。ヘキサン抽出物対象群及びエタノール抽出物対象群は、プラズマローゲン濃度が1mg/mLになるようにそれぞれ滅菌水でエマルジョンし、小分けして冷凍保管しておき、投与時は、温水(37℃)で15分間溶解し、再度10秒間エマルジョンして、1mLずつ投与した。
[肝臓組織の脂肪蓄積の確認]
ラットをイソフルラン麻酔下で開腹し、生理食塩水で灌流後、肝臓を採取した。採取した肝臓をPBS Bufferで洗浄し、4%PFA/PBS入りチューブで4℃保存した。凍結した組織切片を厚さ10μmで切り取り、スライドガラス上に置いた。組織切片を10%ホルマリンで10分間固定し、30分間風乾した。スライドをプロピレングリコールに2分間浸し、その後60°Cのオーブンで10分間、温かいオイルレッドO溶液(0.5%w/v、プロピレングリコール溶液)で染色した。スライドを新しい85%プロピレングリコールで5分間洗浄した後、蒸留水で洗浄した。Mayersヘマトキシリン染色を行った後、蒸留水で洗浄した。水性封入剤でスライドをマウントし、高解像度の光学顕微鏡で観察した。
(糖尿病ラット群)
糖尿病ラットの結果を図1及び2に示す。
図1は、糖尿病ラットのコントロール対象群(右上図)、ヘキサン抽出物対象群(左下図)、及びエタノール抽出物対象群(右下図)の肝臓組織の脂肪蓄積の様子を観察した顕微鏡写真である。なお、参考として、Wistar正常ラットのコントロール対象群の肝臓組織における脂肪蓄積の様子も示した(左上図)。
図2は、糖尿病ラットの肝臓組織における赤色に染色された脂肪滴の10,000μmあたりの数を示すグラフである。
図1及び図2に示すように、実施例に係る糖尿病ラットのヘキサン抽出物対象群及びエタノール抽出物対象群においては、糖尿病ラットのコントロール対象群と比較して、明らかに脂肪蓄積が抑制された。特に、エタノール抽出物対象群においては、脂肪滴が、正常ラットのコントロール対象群よりも減少した。
(Wistar正常ラット群)
正常ラットの結果を図3及び4に示す。
図3は、正常ラットのコントロール対象群、及び実施例に係るエタノール抽出物対象群の肝臓組織の脂肪蓄積の様子を観察した顕微鏡写真である。
図4は、正常ラットの肝臓組織における赤色に染色された脂肪滴の10,000μm当たりの数を示すグラフである。
図3及び図4に示すように、実施例に係る正常ラットのエタノール抽出物対象群においては、コントロール対象群と比較して脂肪滴が著しく減少した。
肥満、脂肪肝と診断された患者(47歳男性)に、ホタテ・エタノール抽出プラズマローゲン(4mg/日)を3か月間、ほぼ毎日投与した。
プラズマローゲン摂取前後の検査結果を表1、表2に示す。表1は、腹部エコーに関するデータを示し、表2は、血液生化学検査データを示す。
Figure 0006859562
Figure 0006859562
表1に示すように、腹部エコー、血液生化学検査で中等度脂肪肝と診断された患者は、プラズマローゲン摂取3か月後には、肝実質エコーレベルの上昇及び腹部エコーの減衰の値が改善され、医師総合判定でも、軽度脂肪肝となった。
また、表2に示すように、血液生化学検査データにおける脂肪肝関連指標は、BMI(体重/身長)の低下はないにもかかわらず何れも著明に改善した。
脂肪肝、糖尿病と診断された患者(63歳男性)に、ホタテ・エタノール抽出プラズマローゲン(2mg/日)を6か月間、ほぼ毎日投与した。
プラズマローゲン摂取前後の検査結果を表3、表4に示す。表3は、腹部エコーに関するデータを示し、表4は、血液生化学検査データを示す。
Figure 0006859562
Figure 0006859562
表3に示すように、腹部エコー、血液生化学検査で中等度脂肪肝と診断された患者は、プラズマローゲン摂取6ヶ月後には、肝実質エコーレベルの上昇及び腹部エコーの減衰の値が改善され、医師総合判定でも、軽度脂肪肝となった。
また、表4に示すように、血液生化学検査データにおける脂肪肝関連指標は、BMI(体重/身長)の低下はないにもかかわらず何れも著明に改善した。
[配合例]
以下に示す配合により、ハードカプセル剤を製造した。
ホタテ抽出プラズマローゲン 0.5mg
シクロデキストリン 3.3mg
アミノ酸 1.2mg
パインデックス 185.0mg
本発明の脂肪肝改善用組成物は、健康食品等として用いることができるものであり、産業上有用である。

Claims (3)

  1. 動物組織から抽出されたエタノールアミン型プラズマローゲンを含有し、該エタノールアミン型プラズマローゲンが、成人1日当たり20,000μg以下で投与されることを特徴とする脂肪肝改善用経口組成物。
  2. 前記動物組織が、貝類、ホヤ及び鳥類から選ばれる動物の組織であることを特徴とする請求項1記載の脂肪肝改善用経口組成物。
  3. 前記動物組織が、ホタテ類の組織であることを特徴とする請求項1又は2記載の脂肪肝改善用経口組成物。
JP2020063818A 2020-03-31 2020-03-31 脂肪肝改善用組成物 Active JP6859562B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020063818A JP6859562B1 (ja) 2020-03-31 2020-03-31 脂肪肝改善用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020063818A JP6859562B1 (ja) 2020-03-31 2020-03-31 脂肪肝改善用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6859562B1 true JP6859562B1 (ja) 2021-04-14
JP2021161062A JP2021161062A (ja) 2021-10-11

Family

ID=75378086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020063818A Active JP6859562B1 (ja) 2020-03-31 2020-03-31 脂肪肝改善用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6859562B1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6838452B2 (en) * 2000-11-24 2005-01-04 Vascular Biogenics Ltd. Methods employing and compositions containing defined oxidized phospholipids for prevention and treatment of atherosclerosis
KR101639128B1 (ko) * 2013-10-29 2016-07-13 울산대학교 산학협력단 플라스마로젠 전구체, 플라스마로젠 또는 플라스마로젠 유사체를 유효성분으로 함유하는 간질환 예방 또는 치료용 약학조성물
JP6518800B1 (ja) * 2018-02-16 2019-05-22 株式会社 レオロジー機能食品研究所 プラズマローゲンを含む機能性素材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021161062A (ja) 2021-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6016363B2 (ja) 脳神経細胞新生剤
JP2016102111A (ja) 補助化療薬品とされる医薬組成物その用途
KR101695848B1 (ko) 진세노사이드 f2를 포함하는 비알코올성 간 질환 또는 인슐린 저항성의 예방 또는 치료용 조성물
JP6157928B2 (ja) 肝臓への脂肪蓄積抑制剤
US20160067270A1 (en) Use of ginsenoside f2 for prophylaxis and treatment of liver disease
JP6603923B2 (ja) 認知機能の改善作用を有する鶏胸肉由来プラズマローゲン組成物及びこれを含有して成る認知機能の向上及び/又は改善用食品組成物又はサプリメント
RU2701567C1 (ru) Средство, обладающее гепатопротекторной активностью
Alamgir et al. Bioactive compounds and pharmaceutical excipients derived from animals, marine organisms, microorganisms, minerals, synthesized compounds, and pharmaceutical drugs
TW391878B (en) Pharmaceutical composition or feedstuff comprising at least one of rosa roxburghii, artemisiae argyi folium and brassica oleracea var. capitata l.
JP6859562B1 (ja) 脂肪肝改善用組成物
JP2024520785A (ja) ガラクトースを含む臓内微生物個体群改善用の組成物
KR102439576B1 (ko) 뇌기능 개선용 영양전달체 조성물
JP5689055B2 (ja) 鳥皮由来スフィンゴミエリン含有物を有効成分とする抗高血糖及び/又は抗高脂血症剤
JP2011037790A (ja) 肝機能亢進剤及び機能性食品
JP7033263B1 (ja) 免疫機能亢進用組成物
JP7505705B2 (ja) 腸内細菌フローラにおけるクロストリジウムクラスター抑制用組成物
CN112245469B (zh) 一种药物组合物及其制备方法和应用
JP7329768B2 (ja) 糖尿病予防治療剤、血糖値上昇抑制剤、血糖値スパイク抑制剤及びグルコース取り込み阻害剤
KR100679698B1 (ko) 혈당강하기능을 갖는 청전류 추출물 및 이를 함유하는기능성 식품
JP2022045380A (ja) 集中力維持増進用組成物
RU2299072C2 (ru) Способ откорма телят на территориях радиоактивного загрязнения
Odutayo et al. Influence of cinnamon (Cinnamomum cassia) powder as additive on jejenal histomophometry, growth performance, haemato-biochemical indices, carcass traits and breast meat lipid profile of broiler chickens
JPH05320058A (ja) ヒアルロン酸含有血中脂質低下剤
JP2022067965A (ja) プラズマローゲン含有組成物、プラズマローゲン吸収促進用組成物、及びプラズマローゲン吸収促進方法
JP2023023012A (ja) がん治療用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200402

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200402

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200508

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6859562

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250