JP6859516B1 - ホイールキャップの保護膜被覆ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】ホイールキャップの、機械装置技術分野に属する。ホイールキャップ保護膜被覆の効率と品質を向上させる保護膜被覆ロボットを提供する。【解決手段】保護膜の引き出される端が一つの挟持台3に挟まれる時、保護膜を引き出す位置決めローラー5は、回転しながら保護膜押付板によって保護膜を他方の挟持台の内部に押し入れて挟持固定することができ、保護膜は、他方の挟持台に挟持固定される時に、反転して保護膜切断カッターによって、他方の挟持台により挟持固定される保護膜の部分と伝送ベルトの上方に位置する保護膜の部分と、を切断することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、機械装置技術分野に関し、具体的にはホイールキャップの保護膜被覆ロボットに関する。
ホイールキャップは、輸送や保存時に、重なった状態であるため、互いに摩損を起こさないように、出荷前に、その表面に保護膜を被覆して包装する必要がある。ホイールキャップの保護膜被覆は、現在、手動で行うため、効率が低下し、品質も保証しかねる。
中国特許出願公開第107187641号明細書
本発明は、上記の技術的問題を解決するために、ホイールキャップの保護膜被覆ロボットを提供し、保護膜をホイールキャップに被覆し、被覆品質と効率を上げることを目的とする。
上記の目的を実現するために、本発明のホイールキャップの保護膜被覆ロボットは、ハウジングと、縦方向に沿って設けられ、ホイールキャップを平置きするための伝送ベルトと、を含み、前記ハウジングにおいて、前記伝送ベルトの上方には、縦方向に沿って、保護膜ロールを位置決めするための位置決めローラーが設けられ、前記伝送ベルトの両側には、いずれも長尺状をなす挟持台が設けられ、前記挟持台は、前記位置決めローラーと平行して設けられ、前記ハウジングにおいて、二つの前記挟持台の間には、横方向に移動可能な移動具が設けられ、前記移動具は、前記位置決めローラーの下方に位置し、前記移動具には、二つの保護膜引きローラーが回転自在に接続され、二つの前記保護膜引きローラーは、いずれも前記位置決めローラーと平行して設けられ、二つの前記保護膜引きローラーの間には、保護膜を通す保護膜通し隙間が形成され、前記保護膜引きローラーのそれぞれには、長手方向に沿って設けられる長尺状の保護膜押付板と、保護膜切断カッターと、が固定され、前記保護膜の引き出される端が一つの前記挟持台に挟まれる時、前記移動具は、他方の前記挟持台の上方に移動することができ、前記保護膜を引き出す位置決めローラーは、回転しながら前記保護膜押付板によって前記保護膜を他方の前記挟持台の内部に押し入れて挟持固定することができ、前記保護膜は、他方の前記挟持台に挟持固定される時に、前記位置決めローラーが反転して前記保護膜切断カッターによって、他方の前記挟持台により挟持固定される前記保護膜の部分と前記伝送ベルトの上方に位置する前記保護膜の部分と、を切断することができる。
前記保護膜ロールは、前記位置決めローラーに位置決められて外装され、前記保護膜をかぶせる時、前記保護膜ロールにある前記保護膜の一端を引き出して前記保護膜通し隙間に通し、そして前記保護膜における端部の辺縁部を前記挟持台の内部に挟持固定し、ホイールキャップを前記伝送ベルトに置き、前記伝送ベルトは、ホイールキャップを前記保護膜引きローラーの下方に輸送することができ、前記移動具は、他方の前記挟持台へ移動し、他方の前記挟持台に離間する前記保護膜引きローラーは、前記保護膜を前記保護膜ロールから引き出すことができ、前記移動具が他方の前記挟持台の上方に位置する時に、前記保護膜引きローラーが回転して角度を設定し、この時に、前記保護膜押付板は下方へ前記保護膜を他方の前記挟持台内に押し入れて挟持固定することができ、そして前記保護膜引きローラーが反転して角度を設定し、前記保護膜押付板は前記挟持台から引き抜かれることができるとともに、前記保護膜切断カッターは、ホイールキャップに被せられる前記保護膜を切断することができ、これによってホイールキャップに対する被覆が完了し、品質がよく、前記伝送ベルトがホイールキャップを次の作業手順に輸送し、別のホイールキャップが前記位置決めローラーの下方に入り、この時前記移動具が前記挟持台の上方まで反方向に移動すればよく、すなわち、前記移動具は、一回移動するにつき、一つのホイールキャップに対する保護膜の被覆が完了し、効率が高い。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記挟持台は、長尺状をなす固定挟持板と、長尺状をなす移動挟持板と、を含み、前記固定挟持板は、前記ハウジングに固定され、前記固定挟持板の両端のそれぞれには、横方向に沿って、横方向案内棒が固定され、前記移動挟持板の両端には、いずれも横方向案内リングが固定され、二つの前記横方向案内リングは、それぞれ二つの前記横方向案内棒に摺動可能に外装され、前記固定挟持板は、前記伝送ベルトと前記移動挟持板との間に位置し、前記ハウジングには、前記移動挟持板を、前記固定挟持板に圧着する保護膜押付引きばねが設けられ、前記移動挟持板において、前記固定挟持板を向く側面には、ゴム薄膜が固定される。前記移動挟持板は、前記保護膜押付引きばねの作用によって前記保護膜を挟持固定し、前記ゴム薄膜は、前記保護膜に対する挟持固定力を強化することができる。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記保護膜引きローラーにおける一側の外周面には、長手方向に沿って設けられる取付割れ目が二つ形成され、前記保護膜押付板と前記保護膜切断カッターとは、それぞれねじ釘によって二つの前記取付割れ目の内部に固定され、前記保護膜押付板の突起辺縁部には、長手方向に沿って保護膜押付ローラーが回転自在に接続され、前記保護膜押付ローラーと前記保護膜切断カッターの刃は、互いに反対方向を向いて設けられ、二つの前記保護膜押付ローラーが対向する時には、両者の間には前記保護膜通し隙間が形成され、前記移動挟持板の上縁部には、板状の押上部を有し、前記押上部の上部は、前記固定挟持板に離間する側へ傾斜して設けられ、前記保護膜引きローラーは、前記挟持台の上方に位置し、且つ前記保護膜押付ローラーが下方を向くようになるまで、回転すると、前記押上部を前記保護膜押付ローラーが前記移動挟持板と前記固定挟持板との間に押し入れられるように押し上げる。前記保護膜引きローラーが回転している間には、前記保護膜押付板の上にある前記保護膜押付ローラーが前記押上部に沿って転がり、これによって前記移動挟持板が押し上げられ、前記移動挟持板が前記固定挟持板と離れ、前記保護膜押付ローラーは、前記保護膜を前記移動挟持板と前記固定挟持板との間に押し入れることができ、前記保護膜押付ローラーが反転する時、前記保護膜押付ローラーが外方に転がるため、前記保護膜に対する摩擦が小さくなり、前記ゴム薄膜と前記保護膜との間の摩擦力が大きいため、前記保護膜は、前記移動挟持板と前記固定挟持板との間に止まり、これによって、前記保護膜押付板が引き抜かれた後に、前記挟持台が前記保護膜を挟持固定する。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記固定挟持板の上側面には、長手方向に沿って保護膜切断溝が形成され、前記保護膜切断溝の内部には、保護膜切断弧状面を有し、前記保護膜切断カッターが下方を向くまで前記保護膜引きローラーが反転すると、前記保護膜切断カッターの刃の辺縁部は、前記保護膜切断弧状面に沿って前記保護膜切断溝の内部に滑り込むことができ、前記保護膜切断カッターにおける刃の辺縁部には、長手方向に沿って、一側へ突起する鋸の歯が等間隔に配列され、前記保護膜切断カッターにおける刃の辺縁部が前記保護膜切断溝の内部に滑り込む時に、前記鋸の歯が前記保護膜切断溝の内側を向き、前記保護膜切断カッターには、引張棒が設けられる。前記保護膜引きローラーが反転するときには、前記保護膜切断カッターは、前記保護膜切断弧状面に沿って前記保護膜切断溝内に切り込むことができ、この過程において前記鋸の歯が前記保護膜を切断し、保護膜切断を完了とする。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記保護膜切断カッターの両端には、いずれも第一ピンによって引張アームがヒンジ接続され、前記引張棒の両端は、それぞれ二つの前記引張アームの自由端と固定して接続され、前記引張アームのヒンジ接続端は、位置規制突起部を更に有し、前記第一ピンには、前記位置規制突起部を前記保護膜切断カッターの側面に当接させる引張ねじりばねが外装され、前記位置規制突起部と前記保護膜切断カッターの側面とが当接する時に、前記引張棒は、前記保護膜切断カッターにおける刃の辺縁部より低くなり、前記保護膜切断カッターにおける刃の辺縁部が前記保護膜切断溝内に嵌る時に、前記引張棒が前記保護膜切断カッターと前記伝送ベルトとの間に位置し、且つ前記引張棒が前記引張ねじりばねの作用によって前記固定挟持板の上側面に圧着される。前記保護膜切断カッターが前記保護膜切断溝に近づく時に、前記引張棒は先に前記保護膜を前記固定挟持板の上側面に圧着し、また、前記保護膜切断カッターが前記保護膜切断溝内に滑り込む過程において、前記引張棒は、前記保護膜に対し、前記挟持台から離れるための摩擦推力を生じ、これによって前記引張棒と前記挟持台との間にある前記保護膜の部分がピンと張った状態にあり、これによって前記保護膜切断カッターの前記保護膜に対する切断がしやすくなる。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記ハウジングにおいて、前記伝送ベルトの下方には、二つの伝動盤が回転自在に接続され、二つの前記伝動盤の中心線方向は、縦方向に沿って設けられ、二つの前記移動挟持板の両端は、いずれも下方を向く接続部を有し、前記接続部には、伝動棒がヒンジ接続され、二つの前記移動挟持板の両端にある前記伝動棒の自由端は、それぞれピンによって二つの前記伝動盤の盤面にヒンジ接続され、同一の前記伝動盤における二つの前記ピンは、前記伝動盤の中心線に対して対称に配置され、前記移動挟持板が前記固定挟持板に当接する時に、二つの前記ピンが上下に配置され、各前記ピンには、前記保護膜押付引きばねの一端が接続され、前記保護膜押付引きばねの他端は、前記ハウジングに接続される。前記保護膜押付板が前記移動挟持板を押し動かして前記保護膜を挟持固定する時に、前記移動挟持板は前記伝動棒によって前記伝動盤を回転連動させることができ、前記伝動盤が他方の前記伝動棒によって他方の前記移動挟持板を移動連動させ、これによって他方の前記移動挟持板が前記固定挟持板と離れ、これによって前記保護膜における端部の辺縁を解放するため、したがって、前記保護膜押付板が引き続き動作する過程において、ホイールキャップに被せられる前記保護膜が引き抜かれることで、前記保護膜の端部が他方の前記挟持台から引き抜かされ、これによって、前記伝送ベルトが伝送時に前記保護膜に絡められることが回避される。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記移動具は、長尺枠状をなし、二つの前記保護膜引きローラーは、前記移動具の内側に回転自在に接続され、前記移動具の端部には、二つの伝動歯車が回転自在に接続され、二つの前記伝動歯車は、互いに噛み合って設けられ、二つの前記保護膜引きローラーの一端には、いずれも従動プーリが固定され、二つの前記伝動歯車は、二つの前記従動プーリの間に位置し、二つの前記伝動歯車には、いずれも中間プーリが固定され、二つの前記従動プーリは、それぞれベルトによって二つの前記中間プーリと接続され、前記移動具の端部には、駆動モータが固定され、前記駆動モータのモータ軸は、一方の前記伝動歯車と固定して接続される。二つの前記伝動歯車、前記従動プーリ及び前記中間歯車から構成された伝動構造によって、径方向に沿う寸法を小さくするとともに、二つの前記保護膜引きローラーの同期反転を実現できるため、一つの前記駆動モータだけあればいい。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記ハウジングには、横方向に沿って二つの案内軸が固定され、前記移動具の両端には、いずれも案内リングが固定され、両端の前記案内リングのそれぞれは、二つの前記案内軸に摺動可能に外装され、前記ハウジングには、二つの伝動プーリが回転自在に接続され、二つの前記伝動プーリには、伝動ベルトが外装され、前記移動具は、前記伝動ベルトと接続され、前記ハウジングには、動力モータが固定され、前記動力モータのモータ軸は、一方の前記伝動プーリと接続される。これによって前記移動具に対する支持と案内を実現し、構造が安定である。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記位置決めローラーは、支持具によって前記ハウジングに架設され、前記支持具には、二つの位置規制ローラーが回転自在に接続され、二つの前記位置規制ローラーは、前記位置決めローラーの下方に位置し、且つ前記位置決めローラーと平行して設けられ、二つの前記位置規制ローラーの間には、隙間が形成され、前記位置決めローラーは、二つの前記位置規制ローラーの間の隙間と正対する。前記移動具の移動中に、前記保護膜の引き出される部分が傾斜し、前記位置規制ローラーは前記保護膜の前記保護膜ロールに近接する部分を規制することができるため、前記保護膜ロールに邪魔することを回避できる。
前記ホイールキャップの保護膜被覆ロボットにおいて、前記ハウジングには、支持台板が水平に固定され、前記伝送ベルトの上層は、前記支持台板に敷設され、前記伝送ベルトの外側面には、複数の作業ステーションがあり、各前記作業ステーションには、ホイールキャップのボルト孔に挿入可能な位置決め柱を有する。ホイールキャップを前記位置決め柱によって位置決めすることで、ホイールキャップの位置の精確性と安定性を保証する。
本発明に関わるホイールキャップの保護膜被覆ロボットは、従来技術と比べ、下記のメリットを有する。
保護膜は、一端が一方の挟持台内に挟持固定され、移動具が他方の挟持台へ移動し、他方の挟持台に離間する保護膜引きローラーは保護膜を保護膜ロールから抜き出すことができ、保護膜押付板は保護膜を他方の挟持台内に押し入れて挟持固定することができ、保護膜切断カッターは、ホイールキャップに被せられる保護膜を切断してホイールキャップに対する保護膜の被覆を完了とすることができ、本発明による保護膜被覆は、品質がよく、移動具が一回移動するにつき、一つのホイールキャップに対する保護膜の被覆が完了とされ、効率が高い。
保護膜切断カッターが保護膜切断溝内に滑り込む過程において、引張棒は、保護膜に対し、挟持台から離れる摩擦推力を生じるため、引張棒と挟持台との間にある保護膜がピンと張った状態にあり、保護膜切断がしやすくなる。
保護膜押付板が移動挟持板を押し動かして保護膜を挟持固定する時に、移動挟持板が伝動棒と伝動盤とによって他方の移動挟持板を移動させるため、他方の移動挟持板が固定挟持板と離れて保護膜の端部を解放し、したがって、保護膜押付板が引き続き動作する過程において、ホイールキャップに被覆される保護膜が引き抜かれ、保護膜の端部が他方の挟持台に引き抜かれ、これによって、伝送ベルトが伝送時に保護膜に絡められることを回避できる。
本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
ホイールキャップの保護膜被覆ロボットの斜視図である。 ホイールキャップの保護膜被覆ロボットの上面図である。 ホイールキャップの保護膜被覆ロボットの正面図である。 移動具の断面図である。 図1におけるAの部分の拡大図である。 図3におけるBの部分の拡大図である。 図1におけるCの部分の拡大図である。 図1におけるDの部分の拡大図である。 図3におけるEの部分の拡大図である。 図2のF―F線に沿う、移動具が挟持台に近接する時の断面図である。 保護膜押付板が挟持台に挿入される時の局部断面図である。 保護膜切断カッターが保護膜切断溝に滑り込む時の局部断面図である。
以下、図1〜図12を参照しながら本実施形態について説明する。本発明の実施例に係る技術的内容を明確かつ完全に説明する。明らかに、以下に説明する実施例は、本発明の実施例の一部にすぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者は、創作的な努力なしで得られるすべての実施例は、本発明の保護範囲内に含まれる。
図1,図2,図3,図4に示すように、本発明のホイールキャップの保護膜被覆ロボットは、ハウジング1と、縦方向に沿って設けられ、ホイールキャップを平置きするための伝送ベルト2と、を含み、ハウジング1には、支持台板17が水平に固定され、伝送ベルト2の上層は、支持台板17に敷設され、伝送ベルト2の外側面には、複数の作業ステーションがあり、各作業ステーションには、ホイールキャップのボルト孔に挿入可能な位置決め柱21を有し、ホイールキャップを位置決め柱21によって位置決めすることで、ホイールキャップの位置の精確性と安定性を保証する。ハウジング1において、伝送ベルト2の上方には、縦方向に沿って、保護膜ロール7を位置決めするための位置決めローラー5が設けられ、ハウジング1において、伝送ベルト2の両側には、いずれも長尺状をなす挟持台3が設けられ、挟持台3は、位置決めローラー5と平行して設けられ、ハウジング1において、二つの挟持台3の間には、横方向に移動可能な移動具4が設けられ、移動具4は、位置決めローラー5の下方に位置し、移動具4には、二つの保護膜引きローラー41が回転自在に接続され、二つの保護膜引きローラー41は、いずれも位置決めローラー5と平行して設けられ、二つの保護膜引きローラー41の間には、保護膜71を通す保護膜通し隙間44が形成され、保護膜引きローラー41のそれぞれには、長手方向に沿って設けられる長尺状の保護膜押付板42と、保護膜切断カッター43と、が固定され、保護膜71の引き出される端が一つの挟持台3に挟まれる時、移動具4は、他方の挟持台3の上方に移動することができ、保護膜71を引き出す位置決めローラー5は、回転しながら保護膜押付板42によって保護膜71を他方の挟持台3の内部に押し入れて挟持固定することができ、保護膜71は、他方の挟持台3に挟持固定される時に、位置決めローラー5が反転して保護膜切断カッター43によって、他方の挟持台3により挟持固定される保護膜71の部分と伝送ベルト2の上方に位置する保護膜71の部分と、を切断することができる。保護膜ロール7は、位置決めローラー5に位置決められて外装され、保護膜71をかぶせる時、保護膜ロール7にある保護膜71の一端を引き出して保護膜通し隙間44に通し、そして保護膜71における端部の辺縁部を挟持台3の内部に挟持固定し、ホイールキャップを伝送ベルト2に置き、伝送ベルト2は、ホイールキャップを保護膜引きローラー41の下方に輸送することができ、移動具4は、他方の挟持台3へ移動し、他方の挟持台3に離間する保護膜引きローラー41は、保護膜71を保護膜ロール7から引き出すことができ、移動具4が他方の挟持台3の上方に位置する時に、保護膜引きローラー41が回転して角度を設定し、この時に、保護膜押付板42は下方へ保護膜71を他方の挟持台3内に押し入れて挟持固定することができ、そして保護膜引きローラーが反転して角度を設定し、保護膜押付板42は挟持台3から引き抜かれることができるとともに、保護膜切断カッター43は、ホイールキャップに被せられる保護膜71を切断することができ、これによってホイールキャップに対する被覆が完了し、品質がよく、伝送ベルト2がホイールキャップを次の作業手順に輸送し、別のホイールキャップが位置決めローラー5の下方に入り、この時移動具4が挟持台3の上方まで反方向に移動すればよく、すなわち、移動具4は、一回移動するにつき、一つのホイールキャップに対する保護膜71の被覆が完了し、効率が高い。
図5,図6に示すように、挟持台3は、長尺状をなす固定挟持板31と、長尺状をなす移動挟持板32と、を含み、固定挟持板31は、ハウジング1に固定され、固定挟持板31の両端のそれぞれには、横方向に沿って、横方向案内棒11が固定され、移動挟持板32の両端には、いずれも横方向案内リング49321が固定され、二つの横方向案内リング49321は、それぞれ二つの横方向案内棒11に摺動可能に外装され、固定挟持板31は、伝送ベルト2と移動挟持板32との間に位置し、ハウジング1には、移動挟持板32を、固定挟持板31に圧着する保護膜押付引きばね332が設けられ、移動挟持板32において、固定挟持板31を向く側面には、ゴム薄膜322が固定され、移動挟持板32は、保護膜押付引きばね332の作用によって保護膜71を挟持固定し、ゴム薄膜322は、保護膜71に対する挟持固定力を強化することができる。ハウジング1において、伝送ベルト2の下方には、二つの伝動盤33が回転自在に接続され、二つの伝動盤33の中心線方向は、縦方向に沿って設けられ、二つの移動挟持板32の両端は、いずれも下方を向く接続部324を有し、接続部324には、伝動棒34がヒンジ接続され、二つの移動挟持板32の両端にある伝動棒34の自由端は、それぞれピン331によって二つの伝動盤33の盤面にヒンジ接続され、同一の伝動盤33における二つのピン331は、伝動盤33の中心線に対して対称に配置され、移動挟持板32が固定挟持板31に当接する時に、二つのピン331が上下に配置され、各ピン331には、保護膜押付引きばね332の一端が接続され、保護膜押付引きばね332の他端は、ハウジング1に接続される。保護膜押付板42が移動挟持板32を押し動かして保護膜71を挟持固定する時に、移動挟持板32は伝動棒34によって伝動盤33を回転連動させることができ、伝動盤33が他方の伝動棒34によって他方の移動挟持板32を移動連動させ、これによって他方の移動挟持板32が固定挟持板31と離れ、これによって保護膜71における端部の辺縁を解放するため、したがって、保護膜押付板42が引き続き動作する過程において、ホイールキャップに被せられる保護膜71が引き抜かれることで、保護膜71の端部が他方の挟持台3から引き抜かされ、これによって、伝送ベルト2が伝送時に保護膜71に絡められることが回避される。
図7〜図12に示すように、保護膜引きローラー41における一側の外周面には、長手方向に沿って設けられる取付割れ目411が二つ形成され、保護膜押付板42と保護膜切断カッター43とは、それぞれねじ釘によって二つの取付割れ目411の内部に固定され、保護膜押付板42の突起辺縁部には、長手方向に沿って保護膜押付ローラー421が回転自在に接続され、保護膜押付ローラー421と保護膜切断カッター43の刃は、互いに反対方向を向いて設けられ、二つの保護膜押付ローラー421が対向する時には、両者の間には保護膜通し隙間44が形成され、移動挟持板32の上縁部には、板状の押上部323を有し、押上部323の上部は、固定挟持板31に離間する側へ傾斜して設けられ、保護膜引きローラー41は、挟持台3の上方に位置し、且つ保護膜押付ローラー421が下方を向くようになるまで、回転すると、押上部323を保護膜押付ローラー421が移動挟持板32と固定挟持板31との間に押し入れられるように押し上げ、保護膜引きローラー41が回転している間には、保護膜押付板42の上にある保護膜押付ローラー421が押上部323に沿って転がり、これによって移動挟持板32が押し上げられ、移動挟持板32が固定挟持板31と離れ、保護膜押付ローラー421は、保護膜71を移動挟持板32と固定挟持板31との間に押し入れることができ、保護膜押付ローラー421が反転する時、保護膜押付ローラー421が外方に転がるため、保護膜71に対する摩擦が小さくなり、ゴム薄膜322と保護膜71との間の摩擦力が大きいため、保護膜71は、移動挟持板32と固定挟持板31との間に止まり、これによって、保護膜押付板42が引き抜かれた後に、挟持台3が保護膜71を挟持固定する。固定挟持板31の上側面には、長手方向に沿って保護膜切断溝311が形成され、保護膜切断溝311の内部には、保護膜切断弧状面312を有し、保護膜切断カッター43が下方を向くまで保護膜引きローラー41が反転すると、保護膜切断カッター43の刃の辺縁部は、保護膜切断弧状面312に沿って保護膜切断溝311の内部に滑り込むことができ、保護膜切断カッター43における刃の辺縁部には、長手方向に沿って、一側へ突起する鋸の歯431が等間隔に配列され、保護膜切断カッター43における刃の辺縁部が保護膜切断溝311の内部に滑り込む時に、鋸の歯431が保護膜切断溝311の内側を向き、保護膜切断カッター43には、引張棒45が設けられ、引張棒45は、保護膜切断カッター43における刃の辺縁部が保護膜切断溝311に滑り込む時に、保護膜切断カッター43と伝送ベルト2との間に位置する保護膜71の部分を固定挟持板31の上側面に圧着することができる。保護膜引きローラー41が反転するときには、保護膜切断カッター43は、保護膜切断弧状面312に沿って保護膜切断溝311内に切り込むことができ、この過程において鋸の歯431が保護膜71を切断し、保護膜切断を完了とする。保護膜切断カッター43の両端には、いずれも第一ピンによって引張アーム451がヒンジ接続され、引張棒45の両端は、それぞれ二つの引張アーム451の自由端と固定して接続され、引張アーム451のヒンジ接続端は、位置規制突起部452を更に有し、第一ピンには、位置規制突起部452を保護膜切断カッター43の側面に当接させる引張ねじりばね453が外装され、位置規制突起部452と保護膜切断カッター43の側面とが当接する時に、引張棒45は、保護膜切断カッター43における刃の辺縁部より低くなり、保護膜切断カッター43における刃の辺縁部が保護膜切断溝311内に嵌る時に、引張棒45が保護膜切断カッター43と伝送ベルト2との間に位置し、且つ引張棒45が引張ねじりばね453の作用によって固定挟持板31の上側面に圧着され、保護膜切断カッター43が保護膜切断溝311に近づく時に、引張棒45は先に保護膜71を固定挟持板31の上側面に圧着し、また、保護膜切断カッター43が保護膜切断溝311内に滑り込む過程において、引張棒45は、保護膜71に対し、挟持台3から離れるための摩擦推力を生じ、これによって引張棒45と挟持台3との間にある保護膜71の部分がピン331と張った状態にあり、これによって保護膜切断カッター43の保護膜71に対する切断がしやすくなる。
移動具4は、長尺枠状をなし、二つの保護膜引きローラー41は、移動具4の内側に回転自在に接続され、移動具4の端部には、二つの伝動歯車46が回転自在に接続され、二つの伝動歯車46は、互いに噛み合って設けられ、二つの保護膜引きローラー41の一端には、いずれも従動プーリ412が固定され、二つの伝動歯車46は、二つの従動プーリ412の間に位置し、二つの伝動歯車46には、いずれも中間プーリ461が固定され、二つの従動プーリ412は、それぞれベルト47によって二つの中間プーリ461と接続され、移動具4の端部には、駆動モータ48が固定され、駆動モータ48のモータ軸は、一方の伝動歯車46と固定して接続され、二つの伝動歯車46、従動プーリ412及び中間歯車から構成された伝動構造によって、径方向に沿う寸法を小さくするとともに、二つの保護膜引きローラー41の同期反転を実現できるため、一つの駆動モータ48だけあればいい。ハウジング1には、横方向に沿って二つの案内軸12が固定され、移動具4の両端には、いずれも案内リング49が固定され、両端の案内リング49のそれぞれは、二つの案内軸12に摺動可能に外装され、ハウジング1には、二つの伝動プーリ14が回転自在に接続され、二つの伝動プーリ14には、伝動ベルト15が外装され、移動具4は、伝動ベルト15と接続され、ハウジング1には、動力モータ13が固定され、動力モータ13のモータ軸は、一方の伝動プーリ14と接続される。これによって移動具4に対する支持と案内を実現し、構造が安定である。位置決めローラー5は、支持具16によってハウジング1に架設され、支持具16には、二つの位置規制ローラー6が回転自在に接続され、二つの位置規制ローラー6は、位置決めローラー5の下方に位置し、且つ位置決めローラー5と平行して設けられ、二つの位置規制ローラー6の間には、隙間が形成され、位置決めローラー5は、二つの位置規制ローラー6の間の隙間と正対し、移動具4の移動中に、保護膜71の引き出される部分が傾斜し、位置規制ローラー6は保護膜71の保護膜ロール7に近接する部分を規制することができるため、保護膜ロール7に邪魔することを回避できる。
1 ハウジング
11 横方向案内棒
12 案内軸
13 動力モータ
14 伝動プーリ
15 伝動ベルト
16 支持具
17 支持台板
2 伝送ベルト
21 位置決め柱
3 挟持台
31 固定挟持板
311 保護膜切断溝
312 保護膜切断弧状面
32 移動挟持板
321 横方向案内リング
322 ゴム薄膜
323 押上部
324 接続部
33 伝動盤
331 ピン
332 保護膜押付引きばね
34 伝動棒
4 移動具
41 保護膜引きローラー
411 取付割れ目
412 従動プーリ
42 保護膜押付板
421 保護膜押付ローラー
43 保護膜切断カッター
431 鋸の歯
44 保護膜通し隙間
45 引張棒
451 引張アーム
452 位置規制突起部
453 引張ねじりばね
46 伝動歯車
461 中間プーリ
47 ベルト
48 駆動モータ
49 案内リング
5 位置決めローラー
6 位置規制ローラー
7 保護膜ロール
71 保護膜

Claims (10)

  1. ハウジング(1)と、縦方向に沿って設けられ、ホイールキャップを平置きするための伝送ベルト(2)と、を含むホイールキャップの保護膜被覆ロボットであって、
    前記ハウジング(1)において、前記伝送ベルト(2)の上方には、縦方向に沿って、保護膜ロール(7)を位置決めするための位置決めローラー(5)が設けられ、
    前記ハウジング(1)において、前記伝送ベルト(2)の両側には、いずれも長尺状をなす挟持台(3)が設けられ、
    前記挟持台(3)は、前記位置決めローラー(5)と平行して設けられ、
    前記ハウジング(1)において、二つの前記挟持台(3)の間には、横方向に移動可能な移動具(4)が設けられ、
    前記移動具(4)は、前記位置決めローラー(5)の下方に位置し、前記移動具(4)には、二つの保護膜引きローラー(41)が回転自在に接続され、
    二つの前記保護膜引きローラー(41)は、いずれも前記位置決めローラー(5)と平行して設けられ、
    二つの前記保護膜引きローラー(41)の間には、保護膜(71)を通す保護膜通し隙間(44)が形成され、
    前記保護膜引きローラー(41)のそれぞれには、長手方向に沿って設けられる長尺状の保護膜押付板(42)と、保護膜切断カッター(43)と、が固定され、
    前記保護膜(71)の引き出される端が一つの前記挟持台(3)に挟まれる時、前記移動具(4)は、他方の前記挟持台(3)の上方に移動することができ、
    前記保護膜(71)を引き出す位置決めローラー(5)は、回転しながら前記保護膜押付板(42)によって前記保護膜(71)を他方の前記挟持台(3)の内部に押し入れて挟持固定することができ、
    前記保護膜(71)は、他方の前記挟持台(3)に挟持固定される時に、前記位置決めローラー(5)が反転して前記保護膜切断カッター(43)によって、他方の前記挟持台(3)により挟持固定される前記保護膜(71)の部分と前記伝送ベルト(2)の上方に位置する前記保護膜(71)の部分と、を切断することができる、
    ことを特徴とするホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  2. 前記挟持台(3)は、長尺状をなす固定挟持板(31)と、長尺状をなす移動挟持板(32)と、を含み、
    前記固定挟持板(31)は、前記ハウジング(1)に固定され、
    前記固定挟持板(31)の両端のそれぞれには、横方向に沿って、横方向案内棒(11)が固定され、
    前記移動挟持板(32)の両端には、いずれも横方向案内リング(49321)が固定され、
    二つの前記横方向案内リング(49321)は、それぞれ二つの前記横方向案内棒(11)に摺動可能に外装され、
    前記固定挟持板(31)は、前記伝送ベルト(2)と前記移動挟持板(32)との間に位置し、
    前記ハウジング(1)には、前記移動挟持板(32)を、前記固定挟持板(31)に圧着する保護膜押付引きばね(332)が設けられ、
    前記移動挟持板(32)において、前記固定挟持板(31)を向く側面には、ゴム薄膜(322)が固定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  3. 前記保護膜引きローラー(41)における一側の外周面には、長手方向に沿って設けられる取付割れ目(411)が二つ形成され、
    前記保護膜押付板(42)と前記保護膜切断カッター(43)とは、それぞれねじ釘によって二つの前記取付割れ目(411)の内部に固定され、
    前記保護膜押付板(42)の突起辺縁部には、長手方向に沿って保護膜押付ローラー(421)が回転自在に接続され、
    前記保護膜押付ローラー(421)と前記保護膜切断カッター(43)の刃は、互いに反対方向を向いて設けられ、
    二つの前記保護膜押付ローラー(421)が対向する時には、両者の間には前記保護膜通し隙間(44)が形成され、
    前記移動挟持板(32)の上縁部には、板状の押上部(323)を有し、
    前記押上部(323)の上部は、前記固定挟持板(31)に離間する側へ傾斜して設けられ、
    前記保護膜引きローラー(41)は、前記挟持台(3)の上方に位置し、且つ前記保護膜押付ローラー(421)が下方を向くようになるまで、回転すると、前記押上部(323)を前記保護膜押付ローラー(421)が前記移動挟持板(32)と前記固定挟持板(31)との間に押し入れられるように押し上げる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  4. 前記固定挟持板(31)の上側面には、長手方向に沿って保護膜切断溝(311)が形成され、
    前記保護膜切断溝(311)の内部には、保護膜切断弧状面(312)を有し、
    前記保護膜切断カッター(43)が下方を向くまで前記保護膜引きローラー(41)が反転すると、前記保護膜切断カッター(43)の刃の辺縁部は、前記保護膜切断弧状面(312)に沿って前記保護膜切断溝(311)の内部に滑り込むことができ、
    前記保護膜切断カッター(43)における刃の辺縁部には、長手方向に沿って、一側へ突起する鋸の歯(431)が等間隔に配列され、
    前記保護膜切断カッター(43)における刃の辺縁部が前記保護膜切断溝(311)の内部に滑り込む時に、
    前記鋸の歯(431)が前記保護膜切断溝(311)の内側を向き、前記保護膜切断カッター(43)には、引張棒(45)が設けられる、
    前記引張棒(45)は、前記保護膜切断カッター(43)における刃の辺縁部が前記保護膜切断溝(311)に滑り込む時に、前記保護膜切断カッター(43)と前記伝送ベルト(2)との間に位置する前記保護膜(71)の部分を前記固定挟持板(31)の上側面に圧着することができる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  5. 前記保護膜切断カッター(43)の両端には、いずれも第一ピンによって引張アーム(451)がヒンジ接続され、
    前記引張棒(45)の両端は、それぞれ二つの前記引張アーム(451)の自由端と固定して接続され、
    前記引張アーム(451)のヒンジ接続端は、位置規制突起部(452)を更に有し、
    前記第一ピンには、前記位置規制突起部(452)を前記保護膜切断カッター(43)の側面に当接させる引張ねじりばね(453)が外装され、
    前記位置規制突起部(452)と前記保護膜切断カッター(43)の側面とが当接する時に、前記引張棒(45)は、前記保護膜切断カッター(43)における刃の辺縁部より低くなり、
    前記保護膜切断カッター(43)における刃の辺縁部が前記保護膜切断溝(311)内に嵌る時に、前記引張棒(45)が前記保護膜切断カッター(43)と前記伝送ベルト(2)との間に位置し、且つ前記引張棒(45)が前記引張ねじりばね(453)の作用によって前記固定挟持板(31)の上側面に圧着される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  6. 前記ハウジング(1)において、前記伝送ベルト(2)の下方には、二つの伝動盤(33)が回転自在に接続され、
    二つの前記伝動盤(33)の中心線方向は、縦方向に沿って設けられ、
    二つの前記移動挟持板(32)の両端は、いずれも下方を向く接続部(324)を有し、
    前記接続部(324)には、伝動棒(34)がヒンジ接続され、
    二つの前記移動挟持板(32)の両端にある前記伝動棒(34)の自由端は、それぞれピン(331)によって二つの前記伝動盤(33)の盤面にヒンジ接続され、
    同一の前記伝動盤(33)における二つの前記ピン(331)は、前記伝動盤(33)の中心線に対して対称に配置され、
    前記移動挟持板(32)が前記固定挟持板(31)に当接する時に、二つの前記ピン(331)が上下に配置され、
    各前記ピン(331)には、前記保護膜押付引きばね(332)の一端が接続され、
    前記保護膜押付引きばね(332)の他端は、前記ハウジング(1)に接続される、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  7. 前記移動具(4)は、長尺枠状をなし、
    二つの前記保護膜引きローラー(41)は、前記移動具(4)の内側に回転自在に接続され、
    前記移動具(4)の端部には、二つの伝動歯車(46)が回転自在に接続され、
    二つの前記伝動歯車(46)は、互いに噛み合って設けられ、
    二つの前記保護膜引きローラー(41)の一端には、いずれも従動プーリ(412)が固定され、
    二つの前記伝動歯車(46)は、二つの前記従動プーリ(412)の間に位置し、
    二つの前記伝動歯車(46)には、いずれも中間プーリ(461)が固定され、
    二つの前記従動プーリ(412)は、それぞれベルト(47)によって二つの前記中間プーリ(461)と接続され、
    前記移動具(4)の端部には、駆動モータ(48)が固定され、
    前記駆動モータ(48)のモータ軸は、一方の前記伝動歯車(46)と固定して接続される、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  8. 前記ハウジング(1)には、横方向に沿って二つの案内軸(12)が固定され、
    前記移動具(4)の両端には、いずれも案内リング(49)が固定され、
    両端の前記案内リング(49)のそれぞれは、二つの前記案内軸(12)に摺動可能に外装され、
    前記ハウジング(1)には、二つの伝動プーリ(14)が回転自在に接続され、
    二つの前記伝動プーリ(14)には、伝動ベルト(15)が外装され、
    前記移動具(4)は、前記伝動ベルト(15)と接続され、
    前記ハウジング(1)には、動力モータ(13)が固定され、
    前記動力モータ(13)のモータ軸は、一方の前記伝動プーリ(14)と接続される、
    ことを特徴とする請求項7に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  9. 前記位置決めローラー(5)は、支持具(16)によって前記ハウジング(1)に架設され、
    前記支持具(16)には、二つの位置規制ローラー(6)が回転自在に接続され、
    二つの前記位置規制ローラー(6)は、前記位置決めローラー(5)の下方に位置し、
    且つ前記位置決めローラー(5)と平行して設けられ、
    二つの前記位置規制ローラー(6)の間には、隙間が形成され、
    前記位置決めローラー(5)は、二つの前記位置規制ローラー(6)の間の隙間と正対する、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
  10. 前記ハウジング(1)には、支持台板(17)が水平に固定され、
    前記伝送ベルト(2)の上層は、前記支持台板(17)に敷設され、
    前記伝送ベルト(2)の外側面には、複数の作業ステーションがあり、
    各前記作業ステーションには、ホイールキャップのボルト孔に挿入可能な位置決め柱(21)を有する、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のホイールキャップの保護膜被覆ロボット。
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