JP6859227B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば燃焼器や内燃機関等の燃焼ガスや排気ガス中に含まれる特定ガスのガス濃度を検出するのに好適に用いられるガスセンサに関する。
従来から、内燃機関の排気ガス中の特定成分(酸素等)の濃度を検出するためのガスセンサが用いられている。このガスセンサは自身の内部にセンサ素子を有し、センサ素子は、板状の固体電解質体と該固体電解質体に配置された少なくとも一対の電極とを有している。
このようなガスセンサとして、電極の一方をセンサ素子の内部に配置し、固体電解質体を介して酸素が汲み込まれることで酸素基準部として機能する基準電極部とし、基準電極部にリード部を接続した構成が知られている。この構成においては、一対の電極間に微小電流を流して基準電極部に酸素を溜めさせ、基準酸素としている。このため、基準電極部及びリード部には、導電性だけでなく、酸素を溜め込められるよう多孔質性(酸素透過性)も要求されている。
そこで、基準電極部及びリード部が貴金属を主成分とすると共にセラミックを含有させて多孔質性を付与し、かつセラミック含有量をリード部の方が基準電極部より少なくなるようにし、リード部の電気的接続性を向上させた技術が開発されている(特許文献1参照)。さらに、この技術では、固体電解質体に沿ってリード部よりもガス透過性の高い多孔質部を別個に設けることで、酸素透過性を多孔質部で確保している。
特開第4897912号公報(図5)
しかしながら、導電層を構成するセラミック含有量が少なくなると、貴金属の焼結による収縮が顕著になり、特に電極部よりも細長い形状のリード部において、積層相手材(固体電解質体等)から剥離するおそれがあることが判明した。リード部が積層相手材から剥離すると、基準電極部側に溜められた酸素のリード部や多孔質部からの流れの状態が変化し、センサ出力が不安定になる。
そこで、本発明は、基準電極に接続される基準リードの剥離を抑制すると共に、出力を安定化させたガスセンサの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、被測定ガス中の特定ガスを検出するためのセンサ素子を備えるガスセンサであって、前記センサ素子は、板状の固体電解質体と、該固体電解質体上に配置される一対の電極と、を有し、前記一対の電極は、前記被測定ガスに晒される測定電極部と、前記センサ素子の内部に配置されて、前記固体電解質体を介して酸素が汲み込まれることで酸素基準部として機能する基準電極部と、からなり、前記基準電極部には、前記センサ素子の内部に延設される基準リードと、前記基準リードの少なくとも一部に沿って積層され、前記基準リードよりもガス透過性が高く、前記酸素を外部に導出可能な通気層部と、が接続され、前記基準電極部は、貴金属を主成分とすると共にセラミックを含有し、前記基準リードは、貴金属を主成分とすると共に、前記基準電極部よりも前記セラミックの含有量が多いことを特徴とする。
このガスセンサによれば、基準電極部及び基準リードは、いずれも貴金属を主成分とすると共にセラミックを含有し、かつ基準リードの方が基準電極部よりもセラミックの含有量が多くなっている。これにより、基準リードのセラミック含有量が多くなり、貴金属の焼結による収縮を抑制するので、特に基準電極部よりも細長い形状の基準リードにおいて、積層相手材からの剥離を抑制できる。その結果、基準電極部側に溜められた酸素の基準リードや通気層部からの流れの状態が変化することを抑制し、センサ出力を安定化させることができる。
さらに、基準リードの少なくとも一部に沿って、基準リードよりもガス透過性の高い通気層部を別個に設け、この通気層部から酸素を外部に導出可能とすることで、基準電極部からの酸素透過性を通気層部で確保することができる。
本発明のガスセンサにおいて、前記基準リードにおける前記セラミックの含有割合が10.3質量%以上であるとよい。
このガスセンサによれば、積層相手材からの剥離を確実に抑制できる。
この発明によれば、基準電極に接続される基準リードの剥離を抑制すると共に、出力を安定化させたガスセンサが得られる。
本発明の実施形態に係るガスセンサ(酸素センサ)の長手方向に沿う断面図である。 センサ素子の模式分解斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサの変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るガスセンサ(酸素センサ)1の長手方向(軸線L方向)に沿う断面図、図2はセンサ素子100の模式分解斜視図、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。
図1に示すように、ガスセンサ1は、酸素濃度検出セル140及び酸素濃度検出セル140に積層されるヒータ部200から構成されるセンサ素子100、センサ素子100等を内部に保持する主体金具30、主体金具30の先端部に装着されるプロテクタ24等を有している。センサ素子100は軸線L方向に延びるように配置され、ガスセンサ素子100の先端側部位の全周を覆って多孔質保護層20が設けられている。
ている。
センサ素子100のうち、ヒータ部200は、図2に示すように、アルミナを主体とする基体101及び第2基体103と、基体101と第2基体103とに挟まれ、白金を主体とする発熱体102を有している。発熱体102は、先端側に位置する発熱部102aと、発熱部102aから基体101の長手方向に沿って延びる一対のヒータリード部102bとを有している。そして、ヒータリード部102bの端末は、基体101に設けられるヒータ側スルーホール101aに形成された導体を介してヒータ側パッド120と電気的に接続している。基体101及び第2基体102を積層したものが絶縁セラミック体にあたる。
酸素濃度検出セル140は、固体電解質体105と、その固体電解質105の両面に形成された測定電極110及び基準電極108とから形成されている。測定電極110は、測定電極部110aと、測定電極部110aから固体電解質体105の長手方向に沿って延びる測定リード110bとから形成されている。基準電極108は、基準電極部108aと、基準電極部108aから固体電解質体105の長手方向に沿って延びる基準リード108bとから形成されている。
さらに、測定電極110を覆うようにして保護層111が設けられると共に、詳しくは後述する通気層部130が基準リード108bを覆うようにして設けられている。
そして、測定リード110bの端末は、保護層111に設けられる第1スルーホール111cに形成される導体を介して検出素子側パッド121と電気的に接続する。一方、基準リード108bの端末は、固体電解質体105に設けられる第2スルーホール105a、保護層111に設けられる第3スルーホール111aのそれぞれに形成される導体を介して検出素子側パッド121と電気的に接続する。
固体電解質体105は、ジルコニア(ZrO)に安定化剤としてイットリア(Y)又はカルシア(CaO)を添加してなる部分安定化ジルコニア焼結体から構成されている。
測定電極110、基準電極108は、貴金属を主成分とすると共にセラミックを含有した組成からなる。貴金属としては白金族元素を用いることができる。これらを形成する好適な白金族元素としては、Pt、Rh、Pd等を挙げることができ、これらはその一種を単独で使用することもできるし、又二種以上を併用することもできる。セラミック成分は、固着という観点から、積層される側の主体となる材料(例えば、固体電解質体105)と同様の成分であることが好ましい。
発熱体102、ヒータ側パッド120及び検出素子側パッド121は、白金族元素で形成することができる。
もっとも、発熱体102、測定電極110、基準電極108、ヒータ側パッド120及び検出素子側パッド121は、耐熱性及び耐酸化性を考慮するとPtを主体にして形成することがより一層好ましい。さらに、発熱体102、測定電極110、第4電極110、ヒータ側パッド120及び検出素子側パッド121は、主体となる白金族元素の他にセラミック成分を含有することが好ましい。
そして、基準リード108bを覆うように(固体電解質体105の反対側に)、通気層部130が積層されている。通気層部130は基準リード108bよりもガス透過性が高く、酸素を外部に導出可能なアルミナ多孔質体からなる。
基準リード108bよりもガス透過性が高い通気層部130を、基準リード108bと別個に設けることで、基準電極108の酸素透過性を通気層部130で確保している。
そして、酸素濃度検出セル140の各電極108、110間に微小電流を流して基準電極108に酸素を溜めさせ、基準酸素としている。
また、固体電解質体105の表面には、測定電極110を挟み込むようにして、保護層111が形成されている。この保護層111は、測定電極部110aを挟み込むようにして、測定電極110aを被毒から防御するための多孔質の電極保護部113aと、測定リード110bを挟み込むようにして、固体電解質体105を保護するための補強部112とからなる。
図1に戻り、主体金具30は、SUS430製のものであり、ガスセンサを排気管に取り付けるための雄ねじ部31と、取り付け時に取り付け工具をあてがう六角部32とを有している。また、主体金具30には、径方向内側に向かって突出する金具側段部33が設けられており、この金具側段部33はセンサ素子100を保持するための金属ホルダ34を支持している。
そしてこの金属ホルダ34の内側にはセラミックホルダ35、滑石36が先端側から順に配置されている。この滑石36は金属ホルダ34内に配置される滑石37と金属ホルダ34の後端に渡って配置される第2滑石38とからなる。
金属ホルダ34内で滑石37が圧縮充填されることによって、センサ素子100は金属ホルダ34に対して固定される。また、主体金具30内で第2滑石38が圧縮充填されることによって、センサ素子100の外面と主体金具30の内面との間のシール性が確保される。そして第2滑石38の後端側には、アルミナ製のスリーブ39が配置されている。このスリーブ39は多段の円筒状に形成されており、軸線に沿うように軸孔39aが設けられ、内部にセンサ素子100を挿通している。そして、主体金具30の後端側の加締め部30aが内側に折り曲げられており、ステンレス製のリング部材40を介してスリーブ39が主体金具30の先端側に押圧されている。
また、主体金具30の先端側外周には、主体金具30の先端から突出するセンサ素子100の先端部を覆うと共に、複数のガス取り入れ孔24aを有する金属製のプロテクタ24が溶接によって取り付けられている。このプロテクタ24は、二重構造をなしており、外側には一様な外径を有する有底円筒状の外側プロテクタ41、内側には後端部42aの外径が先端部42bの外径よりも大きく形成された有底円筒状の内側プロテクタ42が配置されている。
一方、主体金具30の後端側には、SUS430製の外筒25の先端側が挿入されている。この外筒25は先端側の拡径した先端部25aを主体金具30にレーザ溶接等により固定している。外筒25の後端側内部には、セパレータ50が配置され、セパレータ50と外筒25の隙間に保持部材51が介在している。この保持部材51は、後述するセパレータ50の突出部50aに係合し、外筒25を加締めることにより外筒25とセパレータ50とにより固定されている。
また、セパレータ50には、酸素濃度検出セル140やヒータ部200用のリード線11〜14を挿入するための通孔50bが先端側から後端側にかけて貫設されている(なお、リード線14については図示せず)。通孔50b内には、リード線11〜14と、酸素濃度検出セル140の検出素子側パッド121及びヒータ部200のヒータ側パッド120とを接続する接続端子16が収容されている。各リード線11〜14は、外部において、図示しないコネクタに接続されるようになっている。このコネクタを介してECU等の外部機器と各リード線11〜14とは電気信号の入出力が行われることになる。また、各リード線11〜14は詳細に図示しないが、導線を樹脂からなる絶縁皮膜にて披覆した構造を有している。
さらに、セパレータ50の後端側には、外筒25の後端側の開口部25bを閉塞するための略円柱状のゴムキャップ52が配置されている。このゴムキャップ52は、外筒25の後端内に装着された状態で、外筒25の外周を径方向内側に向かって加締めることにより、外筒25に固着されている。ゴムキャップ52にも、リード線11〜14をそれぞれ挿入するための通孔52aが先端側から後端側にかけて貫設されている。
次に、図3を参照し、本発明の特徴部分である基準電極部108a及び基準リード108bの組成、並びに通気層部130について説明する。なお、図3は図2のA−A線に沿い、軸線L方向及び積層方向に平行な面で切断した断面図である。
基準リード108bは、基準電極部108aの後端側に重なるように接続されると共に、固体電解質体105の一方の面(ヒータ部200側の面)に接してセンサ素子100の軸線L方向に沿って延設されている。又、基準リード108bの後端は、第2スルーホール105a及び第3スルーホール111aのそれぞれの側壁に設けられたスルーホール導体121wに接続されている。
一方、通気層部130は、基準リード108bの表面(ヒータ部200側の面)に積層されると共に、基準電極部108aの後端側に接続されてセンサ素子100の軸線L方向に沿って延設されている。又、通気層部130の後端は、基準リード108bの後端よりも後端側へ延び、第2スルーホール105a及び第3スルーホール111aを跨いで後端側へ延びている。
これにより、通気層部130の後端側の表面(固体電解質体105側の面)が第2スルーホール105a及び第3スルーホール111aの内部に露出し、これらスルーホールを介して酸素を外部に導出するようになっている。又、図3の例では、通気層部130は基準リード108bを完全に覆っている。
以上のように、基準電極部108a及び基準リード108bは、いずれも貴金属を主成分とすると共にセラミックを含有し、かつ基準リード108bの方が基準電極部108aよりもセラミックの含有量が多くなっている。これにより、基準リード108bのセラミック含有量が多くなり、貴金属の焼結による収縮を抑制するので、特に基準電極部108aよりも細長い形状の基準リード108bにおいて、積層相手材(固体電解質体105等)からの剥離を抑制できる。その結果、基準電極部108a側に溜められた酸素の基準リード108bや通気層部130からの流れの状態が変化することを抑制し、センサ出力を安定化させることができる。
特に、基準リード108bにおけるセラミックの含有割合を10.3質量%以上とすると、積層相手材(固体電解質体105等)からの剥離を確実に抑制できる。
さらに、基準リード108bの少なくとも一部に沿って、基準リード108bよりもガス透過性の高い通気層部130を別個に設け、この通気層部130から酸素を外部に導出可能とすることで、基準電極部108aからの酸素透過性を通気層部130で確保することができる。
本発明は上記実施形態に限定されず、固体電解質体と一対の電極とを有する検出素子部及びヒータ部を有するあらゆるガスセンサ(センサ素子)に適用可能であり、本実施の形態の酸素センサ(酸素センサ素子)やNOxセンサ(NOxセンサ素子)に適用することができるが、これらの用途に限られず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。例えば、HC濃度を検出するHCセンサ(HCセンサ素子)等に本発明を適用してもよい。
通気層部は、基準リードの少なくとも一部に沿って積層されていればよく、積層方向も限定されない。
例えば、図4に示すように、通気層部132が基準電極部108aの後端側に重なるように接続されると共に、固体電解質体105の一方の面(ヒータ部200側の面)に接してセンサ素子100の軸線L方向に沿って延設されてもよい。そして、基準リード108b2が、通気層部132の表面(ヒータ部200側の面)に積層されると共に、基準電極部108aの後端側に接続されてセンサ素子100の軸線L方向に沿って延設されてもよい。
なお、図4の例では、通気層部132の後端は、検出素子側パッド123の先端に接続されている。又、基準リード108b2の後端は、通気層部132の後端よりも後端側へ延び、検出素子側パッド123のヒータ部200側の面に重なっている。つまり、図4の例では、通気層部132は基準リード1082bの一部を覆っている。
さらに、図4の例では、通気層部132の後端は、センサ素子100の側面から外部に連通する通気孔100hに臨んでおり、通気孔100hを介して酸素を外部に導出するようになっている。
ここで、検出素子側パッド123は、第2スルーホール105a及び第3スルーホール111aを完全に導体で充填した形態をなしている。そして、図4のように、スルーホールと別の開口や孔を介して通気層部132を外部に臨ませることで、スルーホールが導体で完全に埋まっている場合でも、通気層部132が酸素を外部に導出できるようになる。
図2、図3に示す板状のセンサ素子(酸素センサ素子)100を製造した。ここで、基準電極部108a及び基準リード108bは、いずれもPtを主成分とすると共にセラミック(YSZ)を含有させたペーストを印刷して形成し、さらに基準電極部108a及び基準リード108bにおけるセラミックの含有割合をそれぞれ表1に示すように変化させた。なお、表1において、セラミック以外の組成はPtである。
この焼成前のセンサ素子を1500℃で3時間焼成して各電極及びリードを焼結させた後、基準リード108bの長手方向に沿って積層方向に素子を切断し、固体電解質体105と基準リード108bとの隙間の有無を超音波検査で判定した。
得られた結果を表1に示す。
Figure 0006859227
表1から明らかなように、基準リード108bの方が基準電極部108aよりもセラミックの含有量が多く、かつ基準リード108bにおけるセラミックの含有割合が10.3質量%以上であると、固体電解質体105と基準リード108bとの間に隙間が生じず、積層相手材(固体電解質体105)からの剥離を有効に抑制できることがわかった。
1 ガスセンサ
100 センサ素子
105 固体電解質体
108a 基準電極部
108b,108b2 基準リード
110a 測定電極部
130,132 通気層部
L 軸線

Claims (2)

  1. 被測定ガス中の特定ガスを検出するためのセンサ素子を備えるガスセンサであって、
    前記センサ素子は、板状の固体電解質体と、
    該固体電解質体上に配置される一対の電極と、を有し、
    前記一対の電極は、前記被測定ガスに晒される測定電極部と、前記センサ素子の内部に配置されて、前記固体電解質体を介して酸素が汲み込まれることで酸素基準部として機能する基準電極部と、からなり、
    前記基準電極部には、前記センサ素子の内部に延設される基準リードと、前記基準リードの少なくとも一部に沿って積層され、前記基準リードよりもガス透過性が高く、前記酸素を外部に導出可能な通気層部と、が接続され、
    前記基準電極部は、貴金属を主成分とすると共にセラミックを含有し、
    前記基準リードは、貴金属を主成分とすると共に、前記基準電極部よりも前記セラミックの含有量が多いことを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記基準リードにおける前記セラミックの含有割合が10.3質量%以上である請求項1記載のガスセンサ。
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