JP6859174B2 - 組立装置及び組立品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、成形型を用いて複数の部品を成形し、かつ、複数の部品で組立品を製造する組立装置、及び組立品の製造方法に関する。
従来、複数の部品を、成形型を用いて成形し、成形した各部品を組立ラインに供給して、人や組立ロボットによって組立品を組み立てていた。近年においては、成形型を用いて、各種部品の成形と組立を行う組立方法が提案されている(特許文献1)。この特許文献1では、金型の可動型が回転盤を有し、金型の固定型が複数のスライド部を有する。回転盤は、シリンダにより駆動される。複数のスライド部は、複数のシリンダによりそれぞれ駆動される。そして、回転盤に複数の組立部を配置し、各スライド部に各成形部を配置している。射出成形により部品を成形するときには、固定型の各成形部が可動型の各成形部に対向するように複数のスライド部をそれぞれ移動させる。また、組立品を組み立てるときには、回転盤を回転させて組立部の位置を切り替え、固定型の各成形部が各組立部に対向するように複数のスライド部をそれぞれ移動させる。
特許第3781327号公報
しかしながら、従来の組立装置では、回転盤を回転させるシリンダ、及び複数のスライド部をそれぞれ直動させる複数のシリンダが必要であったため、装置構成が複雑化し、装置が大型化していた。
そこで、本発明は、組立装置を小型化することを目的とする。
本発明の組立装置は、第1部材と、前記第1部材に対向する第2部材と、を有する成形型を備え、前記成形型により、複数の部品を成形し、かつ前記複数の部品を有する組立品を組み立てる組立装置であって、前記第1部材は、成形された前記部品を保持可能な複数の第1成形部を有し、前記第2部材は、複数の第2成形部と、組立部と、を有し、前記第1部材及び/又は前記第2部材が軸線を中心に回転可能であり、前記複数の第1成形部が、前記軸線を中心とする第1円上に配置され、前記複数の第2成形部及び前記組立部が、前記軸線を中心とする第2円上に配置され、前記第1部材及び/又は前記第2部材を、前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とがそれぞれ対向するように回転させて、前記成形型の型締め動作により、前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とで、前記複数の部品を成形する複数のキャビティを形成し、前記第1部材及び/又は前記第2部材を、前記第1成形部と前記組立部とが対向するように回転させて、前記成形型の型締め動作により、前記第1成形部に保持された前記部品を前記組立部に供給して前記組立品を組み立てることを特徴とする。
本発明の組立品の製造方法は、第1部材と、前記第1部材に対向する第2部材と、を有する成形型を用いて、複数の部品を成形し、かつ前記複数の部品を有する組立品を組み立てる組立品の製造方法であって、前記第1部材は、成形された前記部品を保持可能な複数の第1成形部を有し、前記第2部材は、複数の第2成形部と、組立部と、を有し、前記第1部材及び/又は前記第2部材が軸線を中心に回転可能であり、前記複数の第1成形部が、前記軸線を中心とする第1円上に配置され、前記複数の第2成形部及び前記組立部が、前記軸線を中心とする第2円上に配置され、前記第1部材及び/又は前記第2部材を、前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とがそれぞれ対向するように回転させて、前記成形型を型締めする第1工程と、前記第1工程の型締めにより前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とで形成された複数のキャビティのそれぞれに、溶融樹脂を充填して前記複数の部品を成形する第2工程と、前記第2工程の後、前記成形型を型開きする第3工程と、前記第1部材及び/又は第2部材を、前記部品を保持した前記第1成形部と前記組立部とが対向するように回転させる第4工程と、前記成形型を型締めして、前記第1成形部に保持された前記部品を前記組立部に供給する第5工程と、前記第5工程の後、前記成形型を型開きする第6工程と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、組立装置が小型化する。
(a)は第1実施形態に係る組立品を複数の部品に分解した状態を示す斜視図である。(b)は組立品を組み立てた状態を示す斜視図である。 第1実施形態において組立品の製造に用いる組立装置を示す模式図である。 (a)は第1型の平面図、(b)は第2型の平面図である。 (a)〜(d)は各第1成形部を組立部に対向させた状態を示す説明図である。 (a)〜(d)はキャビティを示す説明図である。 図3(b)に示すV−V線に沿う第2型の組立部の断面図である。 第1実施形態に係る組立品の製造方法を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は第1型及び第2型の断面模式図である。 (a)〜(c)は第1型及び第2型の断面模式図である。 金型を型締めした状態における第1成形部と組立部との位置関係を示す説明図である。 (a)は第2実施形態に係る成形型の第1型を示す平面図、(b)は第2実施形態に係る成形型の第2型を示す平面図である。 第2実施形態に係る組立品の製造方法を示すフローチャートである。 第1型及び第2型の断面模式図である。 第1型及び第2型の断面模式図である。 第1型及び第2型の断面模式図である。 (a)〜(c)は初期の動作を説明するための図である。 (a)は第3実施形態に係る成形型の第1型を示す平面図、(b)は第3実施形態に係る成形型の第2型を示す平面図である。 (a)〜(c)は第4実施形態に係る組立品をケースで覆う作業を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1(a)は、第1実施形態に係る組立品を複数の部品に分解した状態を示す斜視図である。図1(b)は、組立品を組み立てた状態を示す斜視図である。組立品5は、例えば画像形成装置等の電子機器に搭載される。組立品5は、例えば回転駆動力を伝達するための部材であり、高精度な組み立てが要求される。組立品5は、複数、例えば4種類の部品1,2,3,4で構成されている。各部品1,2,3,4は、射出成形により成形された樹脂部品である。複数種の部品1,2,3,4を互いに嵌合することにより組立品5が構成されている。具体的に説明すると、部品1の貫通孔1Aに部品2の円筒部2Aが嵌合し、部品2の凸部2Bに部品3の凹部3Aが嵌合し、部品3の凹部3Bに部品4の凸部4Aが嵌合して組立品5が組み立てられている。なお、各部品1,2,3,4には、組立作業時に後述する係合ピンが係合するそれぞれの係合孔1B,1C,2C,3C,4Cが設けられている。
図2は、第1実施形態において組立品5の製造に用いる組立装置100を示す模式図である。組立装置100は、成形型の一例である金型10と、熱可塑性樹脂を可塑化して溶融樹脂を金型10内に射出する射出部20と、を有する射出成形機である。第1実施形態では、金型10により、複数種の部品1,2,3,4を成形し、かつ部品1,2,3,4で組立品5を組み立てる。第1実施形態では、部品1、部品2、部品3、部品4の順番で組み付けが行われる。なお、金型10に隣接して不図示のロボットが配置されている。組み立て完了した組立品5は、型開きされた金型10から不図示のロボットによって取り出される。
以下、金型10の構成について具体的に説明する。金型10は、第1型である型11と、型11に対向する第2型である型12とを有する。金型10は、型11,12のいずれか一方が矢印Z方向に駆動されることにより、型開き及び型締め可能となっている。第1実施形態では型11が可動型であり、型12が固定型である。可動型である型11は、駆動部であるシリンダ60により矢印Z方向に固定型である型12に対して開閉駆動される。なお、型11が固定型であり、型12が可動型であってもよい。
図3(a)は、第1型である型11の平面図、図3(b)は、第2型である型12の平面図である。型11は、型本体110と、型本体110に対して軸線C0を中心に回転可能な、第1部材である円環状の回転盤111と、を有する。軸線C0は、回転盤111の中心を通る、矢印Z方向に延びる仮想的な線である。回転盤111は、図2に示す駆動部61により、図3(a)に示す軸線C0を中心とする回転方向である第1方向D1、又は第1方向とは反対の第2方向D2に回転駆動される。図3(a)中、第1方向D1は時計回り、第2方向D2は反時計回りである。駆動部61は、モータMと、モータMの駆動力を回転盤111に伝達する、例えば歯車等を有する伝達機構71と、を備えている。
回転盤111は、各部品を成形するキャビティの一部、又は成形した各部品を保持する保持部となる、成形する部品1,2,3,4と同数の複数の第1成形部である成形部141,142,143,144を有する。成形部141,142,143,144は、回転盤111の軸線C0を中心とする仮想的な第1円上、図3(a)では円C1上に配置されている。図3(a)においては、円C1に沿って反時計回りに成形部141,成形部142,成形部143,成形部144の順に配置されている。
型12は、型11、即ち回転盤111に対向する第2部材であり、図3(b)に示すように、型本体160を有する。型本体160は、回転不能に固定して設けられている。型本体160は、各部品を成形するキャビティの他部となる複数の第2成形部である4つの成形部181,182,183,184を有する。成形部181,182,183,184の数は、成形する部品1,2,3,4と同数、換言すると成形部141,142,143,144と同数、即ち4つである。
また、型本体160は、1つの組立部191を有する。成形部181,182,183,184及び組立部191は、軸線C0を中心とする仮想的な第2円上、図3(b)では円C2上に配置されている。図3(b)においては、円C2に沿って時計回りに成形部181,成形部182,成形部183,成形部184の順に配置されている。そして、成形部181と成形部184との間に組立部191が配置されている。円C1の半径と、円C2の半径は同じである。
よって、型11の回転盤111は、図3(a)に示すように複数の成形部141〜144の各々が、複数の成形部181〜184の各々に対向する位置(位相)P1に回転可能である。また、型11の回転盤111は、複数の成形部141〜144のいずれかが組立部191に対向する位置(位相)に回転移動可能である。図4(a)〜図4(d)は、各成形部141〜144を組立部191に対向させた状態を示す説明図である。回転盤111は、図4(a)〜図4(d)に示すように、各成形部141〜144が組立部191に対向する各位置(位相)P21〜P24に回転移動可能である。
複数の成形部141〜144の各々が、複数の成形部181〜184の各々に対向した状態で金型10を型締めすると、部品1,2,3,4をそれぞれ成形する複数のキャビティが形成される。図5(a)〜図5(d)は、金型10を型締めしたときに形成されるキャビティを示す説明図である。図5(a)〜図5(d)に示すように、金型10を型締めしたとき、各成形部141〜144と各成形部181〜184とが突き合わさることで、各部品1〜4を成形する各キャビティCA1〜CA4が形成される。各キャビティCA1,CA2,CA3,CA4は、成形する各部品1,2,3,4に対応した形状である。
第1実施形態では、型11の成形部141,142,143,144は、射出成形により成形された部品1,2,3,4を保持可能な形状となっている。他方、成形部181,182,183,184は、射出成形により成形された部品1,2,3,4が外れやすい形状となっている。したがって、射出成形後に金型10を型開きしたとき、成形された部品1,2,3,4は、成形部141,142,143,144に保持されることになる。
組立部191は、組立品5の組み立てが行われる部位、即ち複数の部品1,2,3,4同士の組み付けが行われる部位であり、成形部141〜144により供給された各部品1〜4を支持するように構成されている。図6は、図3(b)に示すV−V線に沿う型12の組立部191の断面図である。組立部191は、凹部90と、凹部90の底面91に立設された複数の係合ピン92,93,94とを有する。凹部90は、複数の部品1,2,3,4が収容される空間を規定する。各係合ピン92,93には、金型10の型締めによる組立作業時に、図1(a)に示す部品1の各係合孔1B,1Cが係合する。各係合ピン92,93には、各段差部92A,93Aが設けられており、係合ピン92,93に係合した部品1が段差部92A,93Aに当接する。係合ピン94には、金型10の型締めによる組立作業時に、部品2,3,4の係合孔2C,3C,4Cが係合する。この組立作業時にこれら係合ピン92,93,94は各部品1,2,3,4に係合して各部品を位置決めする。そして、係合ピン92,93、又は既に凹部90に配置されている部品に、各部品1,2,3,4が嵌合することで、組立品5が組み立てられる。
金型10は、図2に示す制御装置50により開閉制御され、回転盤111は、図2に示す制御装置50により回転制御される。即ち、制御装置50は、シリンダ60を制御することで、金型10の型開き及び型締めを行う。また、制御装置50は、モータMを制御することで、回転盤111の回転位置(位相)を調整する。第1実施形態では型12は回転盤等の駆動対象がない。そのため、型12を駆動する駆動部は必要ない。射出部20は、型締めされた金型10に形成された複数のキャビティCA1〜CA4に溶融樹脂を射出する。
以下、金型10を用いて部品1,2,3,4を成形し、部品1,2,3,4からなる組立品5を組み立てる方法、即ち組立品5の製造方法について説明する。図7は、第1実施形態に係る組立品5の製造方法を示すフローチャートである。なお、以下に説明する各工程は、制御装置50の制御の下で行われる。
まず、金型10を型締めする(S1:第1工程)。このとき、回転盤111を、図3(a)に示すように、位置P1に移動させておく。即ち、成形部141,142,143,144と、成形部181,182,183,184とがそれぞれ対向するように回転盤111を回転させて、金型10を型締めする。これにより、各成形部141〜144と各成形部181〜184とで各キャビティCA1〜CA4が形成される。
次に、図2に示す射出部20により金型10に溶融樹脂を射出する(S2:第2工程)。即ち、ステップS1にて型締めされた金型10で形成される複数のキャビティCA1〜CA4のそれぞれに溶融樹脂を充填して溶融樹脂を冷却固化し、複数の部品1,2,3,4を成形する。
次に、ステップS2で部品1,2,3,4を成形した後、型11の各成形部141,142,143,144に各部品1,2,3,4が保持された状態で、金型10を型開きする(S3:第3工程)。即ち、ステップS3において金型10を型開きすることで、各部品1,2,3,4は、各成形部141,142,143,144に保持された状態で、金型12の各成形部181,182,183,184から離型する。
次に、ステップS3により金型10を型開きした後、複数の成形部141〜144のうち、組み付け順番で最初の部品1を保持した成形部141と、組立部191とが対向するように、型11の回転盤111を回転移動させる(S4:第4工程)。即ち、回転盤111を図4(a)に示す位置P21に移動させる。図8(a)は、ステップS4により成形部141と組立部191とを対向させた状態を示す型11及び型12の断面模式図である。ステップS4を実行することにより、図8(a)に示すように、成形部141と組立部191とが対向する。なおステップS4において、成形部141と組立部191とを対向させる位置P21に回転盤111を回転させる際、回転盤111を方向D1,D2のいずれの方向に回転させてもよいが、時間短縮となるよう回転量の少ない方向に回転させるのが好ましい。
ステップS4の終了後、金型10を型締めする(S5:第5工程)。これにより、型11の成形部141に保持された部品1が、型12の組立部191に供給されて、組立部191に設置される。図8(b)は、ステップS5により成形部141と組立部191とを対向させて金型10を型締めした状態を示す型11及び型12の断面模式図である。成形部141に保持された部品1は、図8(b)に示すように、組立部191に供給され、部品1の係合孔1B,1Cに組立部191の係合ピン92,93が係合して位置決めされた状態で、部品1が係合ピン92,93の段差部92A,93Aに押し付けられる。
なお型12には、複数の成形部141〜144のうちいずれか1つの成形部を組立部191に対向させた状態で金型10を型締めしたときに残りの3つの成形部(又は部品)と型12とが衝突しないように、図3(b)に示すように凹部190が形成されている。具体的には、円C2上であって成形部181と成形部182との間、成形部182と成形部183との間、成形部183と成形部184との間に、それぞれ凹部190が形成されている。
次に、金型10を型開きする(S6:第6工程)。図8(c)は、ステップS6により金型10を型開きした状態を示す型11及び型12の断面模式図である。ここで、各成形部141〜144は、各部品1〜4を保持する形状となっている。したがって、ステップS6において金型10を型開きするとき、組立部191に対向する成形部141から部品1を離型させる必要がある。
ステップS6では、組立部191に対向する成形部141からピン31が組立部191の側に突き出ていきながら、金型10を型開きする。ピン31は、エジェクタピンである。即ち、金型10の型開きとともに成形部141からピン31が突き出ることで、成形部141に保持された部品1が成形部141から離型される。換言すると、型開きとともに突き出て部品1を組立部191側にステップS5の型締めで部品1を移動させた位置に置いていきながら型開きすることで、成形部141に保持された部品1が組立部191に配置された状態で成形部141から離型される。このように、部品1を組立部191に置いてくる状態で金型10を型開きするので、組立部191から部品1が脱落するのを防止できる。金型10の型開きの完了後、ピン31を型11内に引き込む。このように、金型10は、ピン31を備えており、ピン31は、成形部141から進退可能に、型11に配置されている。なお、図示は省略するが、成形部142〜144に対応する位置にも、エジェクタピンである不図示のピンが進退可能に配置されている。
次に、制御装置50により、全ての部品の組み付けが完了したか否か、即ち組立品5が組み立て完了したか否かを判断し、未完了であれば(S7:No)、ステップS4に戻る。ステップS4では、複数の成形部141〜144のうち、2番目の部品2を保持した成形部142を組立部191に対向させるよう、型11の回転盤111を図4(b)に示す位置P22に移動させる。図9(a)は、成形部142と組立部191とを対向させた状態を示す型11及び型12の断面模式図である。ステップS4を実行することにより、図9(a)に示すように、成形部142と組立部191とが対向する。
ステップS4の終了後、ステップS5により金型10を型締めする。図9(b)は、成形部142と組立部191とを対向させて金型10を型締めした状態を示す型11及び型12の断面模式図である。これにより、型11の成形部142に保持された部品2が、型12の組立部191に供給されて、組立部191に配置されている部品1に組み付けられる。そして、ステップS6により金型10を型開きする。
以上のステップS4〜S6を組み付ける部品の数だけ繰り返す。第1実施形態では、部品1,2,3,4の順に組み付けが完了するまで、ステップS4〜S6を繰り返す。即ち、ステップS4〜S6を繰り返す1巡目のステップS4では、回転盤111を位置P21に移動させ、2巡目のステップS4では、回転盤111を位置P22に移動させる。3巡目のステップS4では、回転盤111を位置P23に移動させ、4巡目のステップS4では、回転盤111を位置P24に移動させる。図9(c)は、成形部144と組立部191とを対向させて金型10を型締めした状態を示す型11及び型12の断面模式図である。組み付ける部品の数だけステップS4〜S6を繰り返すことで、組立部191には、順次部品1,2,3,4が供給され、図9(c)に示すように、部品1,2,3,4からなる組立品5が組み立てられる。そして、不図示のロボットにより、組立部191から組立品5が取り出される。
ここで、各成形部141〜144は、ステップS5において金型10の型締めが完了したときに、保持していた各部品1〜4の組み付けが完了するように、金型10の開閉方向(図2中、矢印Z方向)の位置が設定されている。図10は、金型10を型締めした状態における成形部141〜144と組立部191との金型10の開閉方向の位置関係を示す説明図である。各成形部141〜144は、図10に示すように、金型10の開閉方向である矢印Z方向に位置をずらして配置されている。即ち、各成形部141〜144は、金型10を型締めしたときに組立部191において各部品1,2,3,4の組み付けが完了するようにZ方向の配置位置が決められている。
部品1の貫通孔1Aと部品2の円筒部2A、部品2の凸部2Bと部品3の凹部3A、部品3の凹部3Bと部品4の凸部4Aは、互いに高精度な微小隙間を有する嵌め合い公差となっている。各部品1,2,3,4は、型11に高精度に保持された状態で金型10の型締め動作で組み付けを行うことができるので、組立品5を高精度に組み立てることができる。
以上、第1実施形態によれば、各成形部141〜144を有する回転盤111を位置P1から各位置P21〜P24へ、又は各位置P21〜P24から位置P1へ、回転盤111を回転させるだけで移動させることができる。即ち、型11の成形部141〜144と型12の成形部181〜184及び組立部191との相対的な位置関係を、型11の回転盤111を回転させるだけで切り替えることができる。したがって、金型10を駆動する駆動部を少なくすることができ、組立装置100が簡単な構成となり、組立装置100を小型化することができる。また、簡単な構成の組立装置100で、部品1〜4を成形し、かつ、組立部191へ順次部品1,2,3,4を供給して、組立品5を組み立てることが可能である。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る組立装置及び組立品の製造方法について説明する。図11(a)は、第2実施形態に係る成形型の第1型を示す平面図、図11(b)は、第2実施形態に係る成形型の第2型を示す平面図である。図11(a)に示すように、第1型である型11は、第1実施形態と同様の構成であり、同一符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、図11(b)に示すように、第2型である型12Aの構成が第1実施形態の型12と異なる。
型12Aは、型11、即ち回転盤111に対向する第2部材であり、型本体160Aを有する。型本体160Aは、回転不能に固定して設けられている。型本体160Aは、第1実施形態と同様、各部品を成形するキャビティの他部となる複数の第2成形部である4つの成形部181,182,183,184を有する。成形部181,182,183,184の数は、成形する部品1,2,3,4と同数、換言すると成形部141,142,143,144と同数、即ち4つである。図11(b)においては、円C2に沿って時計回りに成形部181,成形部182,成形部183,成形部184の順に配置されている。
また、型本体160Aは、組立部を複数有する。具体的に説明すると、型本体160Aは、成形部141,142,143,144と同数、換言すると、成形部181,182,183,184と同数、即ち4つの組立部191,192,193,194を有する。成形部181,182,183,184及び組立部191,192,193,194は、軸線C0を中心とする仮想的な第2円上、図11(b)では円C2上に配置されている。具体的に説明すると、図11(b)において円C2に沿って時計回りに、組立部191、成形部181、組立部194、成形部182、組立部193、成形部183、組立部192、成形部184の順に、第2成形部と組立部とが1つずつ交互に配置されている。
以下、金型を用いて部品1,2,3,4を成形し、部品1,2,3,4からなる組立品5を組み立てる方法、即ち組立品5の製造方法について説明する。図12は、第2実施形態に係る組立品5の製造方法を示すフローチャートである。組立品5の製造工程は、大別すると6つの工程、即ちステップS11〜S16からなる。これら6つのステップS11〜S16を1サイクルとして繰り返し実行することにより、各組立部191〜194において順次部品1〜4の組付作業を行い、組立品5を製造する。
ここで、ステップS11〜S16の4巡目以降のサイクルは、同じ動作を繰り返すため、以下4巡目のサイクルについて説明する。なお、1巡目のサイクルでは、組立部191に部品1が供給され、2巡目のサイクルでは、各組立部191,192に各部品2,1が供給され、3巡目のサイクルでは、各組立部191,192,193に各部品3,2,1が供給されたものとする。即ち、4巡目のサイクルを開始した時点では、組立部191には部品1,2,3が配置されており、組立部192には部品1,2が配置されており、組立部193には部品1が配置されており、組立部194には、いずれの部品も配置されていないものとする。
まず、金型、即ち型11,12Aを型締めする(S11:第1工程)。このとき、回転盤111を、図11(a)に示すように、位置P1に移動させておく。即ち、成形部141,142,143,144と、成形部181,182,183,184とがそれぞれ対向するように回転盤111を回転させて、金型を型締めする。これにより、各成形部141〜144と各成形部181〜184とで各キャビティCA1〜CA4(図5)が形成される。
次に、図2に示す射出部20により金型に溶融樹脂を射出する(S12:第2工程)。即ち、ステップS11にて型締めされた金型で形成される複数のキャビティCA1〜CA4のそれぞれに溶融樹脂を充填して溶融樹脂を冷却固化し、複数の部品1,2,3,4を成形する。
次に、ステップS12で部品1,2,3,4を成形した後、型11の各成形部141,142,143,144に各部品1,2,3,4が保持された状態で、金型を型開きする(S13:第3工程)。即ち、ステップS13では、型12Aから各部品1,2,3,4を離型させる。具体的に説明すると、各部品1,2,3,4は、型11の各成形部141,142,143,144に保持された状態で、型12Aの各成形部181,182,183,184から離型する。
次に、ステップS13により金型を型開きした後、複数の成形部141〜144の各々と、組立部191〜194の各々とが対向するように、型11の回転盤111を回転移動させる(S14:第4工程)。4巡目のサイクルであるので、成形部141と組立部194、成形部142と組立部193、成形部143と組立部192、成形部144と組立部191がそれぞれ対向するように、回転盤111を回転させる。即ち回転盤111を図4(d)に示す位置P24に移動させる。なお、1巡目のサイクルでは回転盤111を図4(a)に示す位置P21に移動させ、2巡目のサイクルでは回転盤111を図4(b)に示す位置P22に移動させ、3巡目のサイクルでは回転盤111を図4(c)に示す位置P23に移動させる。
図13は、ステップS14により各成形部141〜144と各組立部191〜194とを対向させた状態を示す型11及び型12Aの断面模式図である。ステップS14を実行することにより、図13に示すように、成形部141と組立部194、成形部142と組立部193、成形部143と組立部192、成形部144と組立部191がそれぞれ対向する。なお、ステップS14において、回転盤111を位置P24に回転させる際、回転盤111を図11(a)中、方向D1,D2のいずれの方向に回転させてもよいが、時間短縮となるよう、回転量の少ない方向に回転させるのが好ましい。
ステップS14の終了後、金型を型締めする(S15:第5工程)。図14は、ステップS15により金型を型締めした状態を示す型11及び型12Aの断面模式図である。図14に示すように、成形部141に保持された部品1が組立部194に供給され、同時に、成形部142に保持された部品2が組立部193に供給される。また、同時に、成形部143に保持された部品3が組立部192に供給され、同時に、成形部144に保持された部品4が組立部191に供給される。
次に、金型を型開きする(S16:第6工程)。図15は、ステップS16により金型10を型開きした状態を示す型11及び型12Aの断面模式図である。ここで、各成形部141〜144は、各部品1〜4を保持する形状となっている。したがって、ステップS16において金型を型開きするとき、組立部194,193,192,191に対向する成形部141,142,143,144から部品1,2,3,4を離型させる必要がある。
ステップS16では、各成形部141,142,143,144から各ピン31,32,33,34が各組立部194,193,192,191の側に突き出ていきながら、金型を型開きする。ピン31,32,33,34は、エジェクタピンである。即ち、金型の型開きとともに成形部141,142,143,144からピン31,32,33,34が突き出ることで、成形部141,142,143,144に保持された部品1,2,3,4が型11から離型される。これにより、各組立部191〜194から部品が脱落するのを防止できる。金型の型開きの完了後、ピン31〜34を型11内に引き込む。このように、金型は、ピン31〜34を備えており、各ピン31〜34は、各成形部141〜144から進退可能に、型11に配置されている。そして、不図示のロボットにより、組立部191から組立品5が取り出される。
以上のステップS11〜S16を繰り返して、各組立部191〜194に部品1,2,3,4を順次供給し、各組立部191〜194にて組立品5を組み立てて、1サイクル毎に1つの組立品5を製造する。
ところで第2実施形態では、組立品5を構成する部品が4つの部品1,2,3,4であり、これら部品を順番に組み付けを行う関係上、製造開始したときの最初の1巡目のサイクル、2巡目のサイクル、及び3巡目のサイクルは、4巡目以降のサイクルと異なる。以下、具体的に説明する。図16(a)は、1巡目のサイクルにおけるステップS14の動作を説明するための図である。図16(b)は、2巡目のサイクルにおけるステップS14の動作を説明するための図である。図16(c)は、3巡目のサイクルにおけるステップS14の動作を説明するための図である。
まず、最初のサイクルにおいて、ステップS14では、回転盤111を位置P21に移動させる。即ち、図16(a)に示すように、各成形部141,142,143,144の各部品1,2,3,4と各組立部191,194,193,192とを対向させる。このとき、組立部194には部品1が未配置、組立部193には部品1,2が未配置、組立部192には部品1,2,3が未配置である。したがって、各組立部194,193,192に各部品2,3,4を供給しても、組立品5を製造することができないため、金型の型開き後、ピン32,33,34により各成形部142,143,144から各部品2,3,4を取り除く。そして、ステップS15において金型を型締めすることにより、組立部191に部品1が配置される。
次に、2巡目のサイクルのステップS14では、回転盤111を位置P22に移動させる。即ち、図16(b)に示すように、各成形部141,142,143,144の各部品1,2,3,4と各組立部192,191,194,193とを対向させる。このとき、組立部194には部品1,2が未配置、組立部193には部品1,2,3が未配置である。したがって、各組立部194,193に各部品3,4を供給しても、組立品5を製造することができないため、金型の型開き後、ピン33,34により各成形部143,144から各部品3,4を取り除く。そして、ステップS15において金型を型締めすることにより、各組立部192,191に各部品1,2が配置される。
次に、3巡目のサイクルのステップS14では、回転盤111を位置P23に移動させる。即ち、図16(c)に示すように、各成形部141,142,143,144の各部品1,2,3,4と各組立部193,192,191,194とを対向させる。このとき、組立部194には部品1,2,3が未配置である。したがって、組立部194に部品4を供給しても、組立品5を製造することができないため、金型の型開き後、ピン34により成形部144から部品4を取り除く。そして、ステップS15において金型を型締めすることにより、各組立部193,192,191に各部品1,2,3が配置される。
なお、第2実施形態では、ステップS14で部品を取り除くようにしたが、組立部に部品を配置した後に部品を取り除くようにしてもよい。
以上、第2実施形態によれば、4巡目以降のサイクルのステップS16では、複数の組立部191〜194のうち、いずれか1箇所の組立部で組立品5の取り出しが可能となる。そして、第2実施形態では、部品の組み付け動作として、第1実施形態で説明したステップS5の型締めとステップS6の型開きを部品の数だけ繰り返す必要が無く、ステップS15の1回の型締めと、ステップS16の1回の型開きで済む。したがって、1サイクルの作業時間を短縮することができ、組立品5の生産効率が向上する。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る組立装置及び組立装置を用いた組立品の製造方法について説明する。図17(a)は、第3実施形態に係る成形型の第1型を示す平面図、図17(b)は、第3実施形態に係る成形型の第2型を示す平面図である。なお、第1型である型11E及び第2型である型12E以外の組立装置の構成、組立品の構成、及び組立品を製造する各工程は、第1実施形態と略同一であり、同一の部分については説明を省略する。
第2実施形態では、1つの金型を用いて、1サイクルで1つの組立品5を製造する場合について説明したが、第3実施形態では、型11E及び型12Eを有する成形型の一例である金型を用いて、1サイクルで複数、例えば2つの組立品5を製造する。
以下具体的に説明する。型11Eは、型本体110Eと、型本体110Eに対して軸線C0を中心に回転可能な、第1部材である円環状の回転盤111Eと、を有する。回転盤111Eは、複数の第1成形部である成形部141,142,143,144を複数セット有する。即ち、回転盤111Eは、複数の成形部141,142,143,144を2セット有している。回転盤111Eにおいて、2つの成形部141,141が隣り合い、2つの成形部142,142が隣り合い、2つの成形部143,143が隣り合い、2つの成形部144,144が隣り合って配置されている。
型12Eは、型11E、即ち回転盤111Eに対向する第2部材であり、図17(b)に示すように、型本体160Eを有する。型本体160Eは、回転不能に固定して設けられている。型本体160Eは、複数の成形部181,182,183,184を複数セット、即ち2セット有し、同様に、複数の組立部191,192,193,194を複数セット、即ち2セット有する。
第1実施形態では、型本体160において、第2成形部と組立部とが円周方向に1つずつ交互に配置される場合について説明した。第3実施形態では、型本体160Eにおいて、第2成形部と組立部とが円周方向に2つずつ交互に配置されている。そして、型12Eにおいて、2つの成形部181,181が隣り合い、2つの成形部182,182が隣り合い、2つの成形部183,183が隣り合い、2つの成形部184,184が隣り合って配置されている。また、型12Eにおいて、2つの組立部191,191が隣り合い、2つの組立部192,192が隣り合い、2つの組立部193,193が隣り合い、2つの組立部194,194が隣り合って配置されている。
以上の型11E,12Eの構成で、図12のステップS11では、2セットのキャビティCA1〜CA4が形成される。そして、図12のステップS12では、複数の部品1〜4を2セット成形する。そして、図12のステップS15では、2セットの複数の組立部で、2セットの複数の部品1〜4の組み付けが同時に行われる。よって、第3実施形態によれば、1つの金型で1サイクル毎に複数の組立品5が製造されるので、組立品5の生産効率が更に向上する。
なお、以上の説明では、円周方向に第2成形部と組立部とを2つずつ交互に配置したが、第2成形部と組立部とを1つずつ交互に配置してもよく、同様に、組立品5の生産効率は向上する。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態に係る組立装置、及び組立装置を用いた組立品の製造方法について説明する。図18(a)、図18(b)及び図18(c)は、第4実施形態に係る組立品をケースで覆う作業を説明するための図である。第4実施形態では、第1実施形態で説明した組立品5を、図18(c)に示すようにケース6,7で覆うことで、駆動伝達ユニット9を製造する。なお、第4実施形態では、第1実施形態で説明した組立装置100を用いて駆動伝達ユニット9を製造するものとする。
第4実施形態では、図7のステップS3で金型10(図2)が型開きされた後、図18(a)に示すように、空の組立部191にケース6を不図示のロボットによりセットする。そして、第1実施形態で説明したようにステップS4〜S6を繰り返し実行することで、図18(b)に示すように、ケース6上に部品1,2,3,4(図1(a)及び図1(b))が順次組み付けられて、組立品5が製造される。その後、ケース6にケース7を矢印G1の方向に不図示のロボットにより組み付けることで、図18(c)に示す駆動伝達ユニット9が製造される。製造された駆動伝達ユニット9は、不図示のロボットにより組立部191から取り出される。なお、組立部192〜195においても同様の作業を行う。このように、組立部191〜195は、金型10による組立品5の組み立て以外の組み立て作業にも用いることが可能である。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されない。
上述の実施形態では、組立品を構成する複数の部品が互いに異なる種類の部品である場合について説明したが、組立品を構成する複数の部品のうち、一部又は全部が同じ種類の部品であってもよい。
また、上述の実施形態では、第1部材が回転可能な回転盤である場合について説明したが、これに限定するものではなく、第1部材及び/又は第2部材が回転可能な回転盤であればよい。即ち、第1成形部と、第2成形部及び組立部とが、相対的に回転すればよく、第1部材のみが回転する場合であっても、第2部材のみが回転する場合であっても、第1部材及び第2部材のいずれも回転する場合であってもよい。なお、第1部材又は第2部材のみが回転するように構成すれば、駆動部を更に削減できるので、より好ましい。
1〜4…部品、5…組立品、10…金型(成形型)、12…金型(第2部材)、100…組立装置、111…回転盤(第1部材)、141〜144…成形部(第1成形部)、181〜184…成形部(第2成形部)、191…組立部

Claims (10)

  1. 第1部材と、前記第1部材に対向する第2部材と、を有する成形型を備え、前記成形型により、複数の部品を成形し、かつ前記複数の部品を有する組立品を組み立てる組立装置であって、
    前記第1部材は、成形された前記部品を保持可能な複数の第1成形部を有し、
    前記第2部材は、複数の第2成形部と、組立部と、を有し、
    前記第1部材及び/又は前記第2部材が軸線を中心に回転可能であり、
    前記複数の第1成形部が、前記軸線を中心とする第1円上に配置され、前記複数の第2成形部及び前記組立部が、前記軸線を中心とする第2円上に配置され、
    前記第1部材及び/又は前記第2部材を、前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とがそれぞれ対向するように回転させて、前記成形型の型締め動作により、前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とで、前記複数の部品を成形する複数のキャビティを形成し、
    前記第1部材及び/又は前記第2部材を、前記第1成形部と前記組立部とが対向するように回転させて、前記成形型の型締め動作により、前記第1成形部に保持された前記部品を前記組立部に供給して前記組立品を組み立てることを特徴とする組立装置。
  2. 前記第2部材は、前記組立部を複数有し、
    前記第2成形部と前記組立部とが前記第2円に沿って交互に配置されていることを特徴とする請求項に記載の組立装置。
  3. 前記第1部材は、前記複数の第1成形部を複数セット有し、
    前記第2部材は、前記複数の第2成形部を複数セット有することを特徴とする請求項1または2に記載の組立装置。
  4. 前記組立部は、前記複数の部品が収まる凹部と、前記凹部に配置され、前記部品が係合する係合ピンと、を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の組立装置。
  5. 前記成形型は、前記第1部材に配置され、前記第1成形部に進退可能なピンを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の組立装置。
  6. 第1部材と、前記第1部材に対向する第2部材と、を有する成形型を用いて、複数の部品を成形し、かつ前記複数の部品を有する組立品を組み立てる組立品の製造方法であって、
    前記第1部材は、成形された前記部品を保持可能な複数の第1成形部を有し、
    前記第2部材は、複数の第2成形部と、組立部と、を有し、
    前記第1部材及び/又は前記第2部材が軸線を中心に回転可能であり、
    前記複数の第1成形部が、前記軸線を中心とする第1円上に配置され、前記複数の第2成形部及び前記組立部が、前記軸線を中心とする第2円上に配置され、
    前記第1部材及び/又は前記第2部材を、前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とがそれぞれ対向するように回転させて、前記成形型を型締めする第1工程と、
    前記第1工程の型締めにより前記複数の第1成形部と前記複数の第2成形部とで形成された複数のキャビティのそれぞれに、溶融樹脂を充填して前記複数の部品を成形する第2工程と、
    前記第2工程の後、前記成形型を型開きする第3工程と、
    前記第1部材及び/又は第2部材を、前記部品を保持した前記第1成形部と前記組立部とが対向するように回転させる第4工程と、
    前記成形型を型締めして、前記第1成形部に保持された前記部品を前記組立部に供給する第5工程と、
    前記第5工程の後、前記成形型を型開きする第6工程と、を実行することを特徴とする組立品の製造方法。
  7. 前記第4工程、前記第5工程、及び前記第6工程を繰り返して、前記複数の部品を、前記組立部に順次供給して、前記組立品を組み立てることを特徴とする請求項に記載の組立品の製造方法。
  8. 前記第2部材は、前記組立部を複数有しており、
    前記第5工程では、前記複数の第1成形部のそれぞれに保持された前記複数の部品を、前記複数の組立部のそれぞれに供給することを特徴とする請求項に記載の組立品の製造方法。
  9. 前記第1工程、前記第2工程、前記第3工程、前記第4工程、前記第5工程及び前記第6工程を繰り返して、前記各組立部に前記複数の部品を順次供給し、前記各組立部にて前記組立品を組み立てることを特徴とする請求項に記載の組立品の製造方法。
  10. 前記第6工程では、前記成形型を型開きするとともに前記組立部に対向する前記第1成形部からピンが突き出て前記第1部材から前記部品を離型させることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の組立品の製造方法。
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