JP6858713B2 - 細胞をマイクロキャリアから分離するための方法及び装置 - Google Patents

細胞をマイクロキャリアから分離するための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6858713B2
JP6858713B2 JP2017561851A JP2017561851A JP6858713B2 JP 6858713 B2 JP6858713 B2 JP 6858713B2 JP 2017561851 A JP2017561851 A JP 2017561851A JP 2017561851 A JP2017561851 A JP 2017561851A JP 6858713 B2 JP6858713 B2 JP 6858713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
microcarriers
cells
filtration element
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017561851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018519809A (ja
JP2018519809A5 (ja
Inventor
ノーマンド・ダヴィドゾン
ポール・シモンズ
Original Assignee
メゾブラスト・インターナショナル・エスアーエールエル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from AU2015901998A external-priority patent/AU2015901998A0/en
Application filed by メゾブラスト・インターナショナル・エスアーエールエル filed Critical メゾブラスト・インターナショナル・エスアーエールエル
Publication of JP2018519809A publication Critical patent/JP2018519809A/ja
Publication of JP2018519809A5 publication Critical patent/JP2018519809A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6858713B2 publication Critical patent/JP6858713B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M47/00Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
    • C12M47/02Separating microorganisms from the culture medium; Concentration of biomass
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/01Filters with filtering elements which move during the filtering operation with translationally moving filtering elements, e.g. pistons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/01Filters with filtering elements which move during the filtering operation with translationally moving filtering elements, e.g. pistons
    • B01D33/0108Filters with filtering elements which move during the filtering operation with translationally moving filtering elements, e.g. pistons with bag, cage, hose, tube, sleeve or the like filtering elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D35/00Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
    • B01D35/02Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks
    • B01D35/027Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks rigidly mounted in or on tanks or reservoirs
    • B01D35/0276Filtering elements with a vertical rotation or symmetry axis mounted on tanks or reservoirs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/10Filter screens essentially made of metal
    • B01D39/12Filter screens essentially made of metal of wire gauze; of knitted wire; of expanded metal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M25/00Means for supporting, enclosing or fixing the microorganisms, e.g. immunocoatings
    • C12M25/16Particles; Beads; Granular material; Encapsulation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
    • C12M27/02Stirrer or mobile mixing elements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/14Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus with filters, sieves or membranes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

記載される実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法及び装置に関する。
マイクロキャリア技法は、バイオリアクタの中で細胞を培養するのに利用される。詳細には、マイクロキャリアが支持母材として作用することで接着依存性細胞が培養の中で成長することを可能にする。
細胞をマイクロキャリアから分離する従来の方法は、費用がかかり、時間を浪費する場合があり、媒質中に懸濁した細胞とマイクロキャリアがバイオリアクタの底部に向けて沈殿するようにさせることと、バイオリアクタに酵素を投入することと、この混合物を攪拌して細胞をマイクロキャリアから切り離すまたは解放することと、その後混合物をフィルタを通過させて細胞をマイクロキャリアから分離することが含まれる。
したがってそのような従来技術の方法の1つまたは複数の欠点に対処するもしくはそれを改善する、または少なくともそれに対する有益な代替案を提供することが望ましい。
本明細書に含まれる文献、作用、物質、装置、物品などのいかなる考察も、このような事柄の一部または全てが従来技術の原理の一部を形成する、またはそれが本出願の各クレームの優先日より前に存在していたように、本開示が関連する分野における一般的な知識であったということの承認とみなすべきではない。
この明細書を通して「備える(comprise)」という用語または「備える(comprises)」もしくは「備えている(comprising)」という変形は、述べられる要素、整数もしくはステップまたは要素、整数もしくはステップの群を含むことを示唆するが、任意の他の要素、整数もしくはステップ、または要素、整数もしくはステップの群も除外しないものと理解されたい。
一部の実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための装置に関し、該装置は、本体と、底部とを有し、細胞とマイクロキャリアとを含む混合物を受け入れるように構成されたチャンバと、該チャンバの内部に配設され本体に結合され、混合物からマイクロキャリアを選別するように構成された濾過要素と、チャンバに結合され、濾過要素をチャンバの底部に対して移動させるためにチャンバの本体の少なくとも一部を選択的に伸張及び収縮させるように構成された調節機構とを備える。
いくつかの実施形態において、調節機構の選択的な作動に応じてチャンバの本体の少なくとも一部を選択的に伸張することによって、本体の少なくとも一部をチャンバの底部から離れるように引き伸ばすことができ、調節機構の選択的な作動に応じてチャンバの本体の少なくとも一部を選択的に収縮させることによって、本体の少なくとも一部をチャンバの底部に向けて収縮させることができる。
いくつかの実施形態において、調節機構の選択的な作動に応じてチャンバの本体の少なくとも一部を選択的に伸張することによって、濾過要素をチャンバの底部から離れるように移動させることができ、調節機構の選択的な作動に応じてチャンバの本体の少なくとも一部を選択的に収縮させることによって、濾過要素をチャンバの底部に向けて移動させることができる。
例えばチャンバは、調節機構の選択的な作動に応じて伸張した状態と、収縮した状態とを移行するように構成されてよい。
濾過要素は、細胞がフィルタを通過することを許可し、マイクロキャリアがフィルタを通過は阻止するように構成されたフィルタを備えてよい。濾過要素は、装置が収縮した状態にあるとき、フィルタの底部をチャンバの底部と同一面に着座させるようにチャンバの底部と協働するように構成されたフィルタの底部を備えてよい。
本体は細長い本体であってよく、底部は円錐形の底部であってよい。いくつかの実施形態において、本体は、本体の拡張と縮小を可能にするために蛇腹を含む場合もある。本体は、可撓性の材料で構成されてよい。
調節機構は、1つまたは複数の作動装置を備えることができる。例えば1つまたは複数の作動装置は、1つまたは複数の電気シリンダを備える。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の作動装置は、チャンバの本体に結合される。いくつかの実施形態において、チャンバは、本体の第1の端部に結合されたカバーを備え、1つまたは複数の作動装置が該カバーに結合される。
いくつかの実施形態において、装置はさらに、チャンバ内の混合物の攪拌を推進するための攪拌機構を備える場合がある。例えば攪拌機構は、振動テーブル、ドロップカム及び空気のうちの少なくとも1つを備えることができる。
一部の実施形態は、上記に記載した装置と、チャンバ内の混合物を攪拌するための攪拌システムとを備えるバイオリアクタに関する。攪拌システムは、1つまたは複数の攪拌羽根を備えてよい。
一部の実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関し、該方法は、装置が伸張した状態にあるとき、細胞と、マイクロキャリアを含む混合物を上記に記載した装置の濾過要素に投入することと、マイクロキャリアと、マイクロキャリアに付着した細胞を濾過要素内に保持することと、調節機構を作動して濾過要素をチャンバの底部に向けて移動させることと、マイクロキャリアからの細胞の切り離しを促進するための薬剤をチャンバに投入することと、チャンバ内で混合物を攪拌して細胞の少なくとも一部をマイクロキャリアから切り離すことと、マイクロキャリアを濾過要素内に保持し、かつ切り離された細胞と、薬剤が濾過要素を通過するのを許可することとを含む。
いくつかの実施形態において、混合物はさらに媒質を含んでおり、マイクロキャリアと、マイクロキャリアに付着した細胞を濾過要素内に保持することはさらに、チャンバから媒質を運び出すことを含んでよい。
いくつかの実施形態において、細胞をマイクロキャリアから切り離し易くするための薬剤は、チャンバの底部に配設された出入り口を介してチャンバに投入されてよい。方法はさらに、チャンバに空気を運ぶことで、薬剤と、細胞と、マイクロキャリアの混合作用を促進するのを助けることを含む場合もある。
いくつかの実施形態において、方法はさらに、薬剤と、切り離された細胞をチャンバから運び出し、第2の装置の第2のチャンバに運ぶことを含む場合がある。方法はさらに、チャンバに搬送空気を運ぶことで、薬剤と、切り離された細胞をチャンバから運び出しやすくするのを補助する場合もある。方法はさらに、チャンバに緩衝剤を運ぶことで、薬剤と、切り離された細胞をチャンバから運び出し易くするのを補助する場合もある。いくつかの実施形態において、方法は、薬剤の作用を抑制するために薬剤阻害剤を第2のチャンバに投入することを含む。
いくつかの実施形態において、方法はさらに、調節機構を作動させて濾過要素をチャンバの底部から離れるように移動させることと、薬剤の作用を抑制するために阻害剤をチャンバに投入することとを含む場合がある。方法は、濾過要素とチャンバを洗い流すためにチャンバに緩衝剤を搬送することを含んでよい。
方法は、切り離された細胞を収集貯蔵所まで搬送することを含んでよい。
一部の実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関し、該方法は、細胞と、マイクロキャリアを含む混合物を上記に記載した装置の濾過要素に投入することと、マイクロキャリアと、マイクロキャリアに付着した細胞を濾過要素内に保持することと、マイクロキャリアからの細胞の切り離しを促進するための薬剤をチャンバに投入することと、チャンバ内で混合物を攪拌して細胞の少なくとも一部をマイクロキャリアから切り離すことと、マイクロキャリアを濾過要素内に保持し、かつ切り離された細胞と、薬剤が濾過要素を通過するのを許可することと、調節機構を作動させて濾過要素をチャンバの底部から離れるように移動させることと、薬剤の作用を抑制するために阻害剤をチャンバに投入することを含んでよい。
一部の実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関し、該方法は、細胞と、マイクロキャリアを含む混合物を上記に記載した装置の濾過要素に投入することと、マイクロキャリアと、マイクロキャリアに付着した細胞を濾過要素内に保持することと、マイクロキャリアからの細胞の切り離しを促進するための薬剤をチャンバに投入することと、チャンバ内で混合物を攪拌して、細胞の少なくとも一部をマイクロキャリアから切り離すことと、マイクロキャリアを濾過要素内に保持し、かつ切り離された細胞と、薬剤が濾過要素を通過するのを許可することとを含む。
方法は、調節機構を作動させることで濾過要素をチャンバの底部から離れるように移動させることと、薬剤の作用を抑制するために阻害剤をチャンバに投入することを含んでよい。
いくつかの実施形態において、装置が伸張した状態にあるとき、混合物が装置に投入されてよく、方法は、チャンバに薬剤を投入する前に、調節機構を作動させることで濾過要素をチャンバの底部に向けて移動させることを含んでよい。
いくつかの実施形態において、混合物は媒質を含んでよく、マイクロキャリアと、マイクロキャリアに付着した細胞を濾過要素内に保持することはさらに、チャンバから媒質を運び出すことを含んでよい。
一部の実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための上記に記載した装置の利用に関する。
一部の実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための上記に記載したバイオリアクタの利用に関する。
一部の実施形態は、混合工程において事前に設定された媒質の量を差し替えるための上記に記載したバイオリアクタの利用に関する。
一部の実施形態による、細胞をマイクロキャリアから分離するための装置の前面図である。 一部の実施形態による、伸張した状態の図1Aの装置の前面図である。 一部の実施形態による、細胞をマイクロキャリアから分離するための装置の前面図である。 一部の実施形態による、伸張した状態の図2Aの装置の前面図である。 一部の実施形態による、図1A及び図1Bの装置を含む、細胞をマイクロキャリアから分離するための組立体の概略図である。 一部の実施形態による、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法の工程のフロー図である。 一部の実施形態による、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法の工程のフロー図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、図1A及び図1Bの装置の概略図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、図1A及び図1Bの装置の概略図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、図1A及び図1Bの装置の概略図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、図1A及び図1Bの装置の概略図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、図1A及び図1Bの装置の概略図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、図1A及び図1Bの装置の概略図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、第2の装置の概略図である。 図4A及び図4Bの細胞をマイクロキャリアから分離するための方法に関連する、第2の装置の概略図である。 一部の実施形態による、細胞をマイクロキャリアから分離する方法の工程フロー図である。 一部の実施形態による、細胞をマイクロキャリアから分離する方法の工程フロー図である。 図6A及び図6Bに関連する、図1A及び図1Bの装置のチャンバの概略図である。 図6A及び図6Bに関連する、図1A及び図1Bの装置のチャンバの概略図である。
記載される実施形態は、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法及び装置に関する。いくつかの実施形態において、装置は、媒質と、細胞と、マイクロキャリアとの混合物を受け入れるためのチャンバと、混合物からマイクロキャリアを選別するための濾過要素とを備える。チャンバは、底部と、伸張させたり収縮させたりすることが可能な調節可能な本体とを備えることができる。濾過要素は、本体に対して直接的または間接的に装着または結合されてよい。調節機構が設けられてよく、これは作動される際、チャンバと協働して、チャンバの本体の少なくとも一部の選択可能な伸張及び収縮と、チャンバの底部から離れる及び底部に向かう濾過要素の移動とをそれぞれ生じさせるように構成されている。この方法において、チャンバが選択式に調節されることで、以下に記載されるように多様な工程にチャンバを利用することを可能にする。いくつかの実施形態において、装置は、細胞をマイクロキャリアから分離する方法を実施するのに利用されてよい。いくつかの実施形態において、装置は、バイオリアクタとして利用される場合もある。いくつかの実施形態において、装置は、バイオリアクタとして利用されてよく、細胞をマイクロキャリアから分離する方法を実施するため、及び/または灌流及び洗浄作業を含めた他のバイオリアクタ工程に利用されることもある。
図1Aから図1Bを参照すると、一部の実施形態によって細胞をマイクロキャリアから分離するための装置100が図示されている。装置100は、混合物を受け入れ中に収容するためのチャンバ102と、チャンバ102の選択的な調節を可能にするための調節機構104とを備える。いくつかの実施形態において、装置100は、チャンバ102を受け入れるための筐体106を備える場合もある。筐体106は、協働してチャンバ102を収容するように構成されたコンテナまたは貯蔵所であってよい。
チャンバ102は、本体108と、底部110とを備えることができる。本体108は実質的に細長くてよく、底部110は本体108から先細になってよい。例えば本体108は概ね円筒形の本体であってよく、底部110は概ね円錐形の底部であってよい。いくつかの実施形態において、チャンバ102は、チャンバ102の本体108の第1の端部114に結合または装着されたカバーまたは蓋112を備えてよい。いくつかの実施形態において、カバー112はディスクを有する場合もある。
本体108は、その長さに沿って伸張可能かつ収縮可能または縮小可能であってよい。例えば本体108は、本体108を伸張させ、かつ収縮または圧縮させることができるように、可撓性材料などのしなやかで、延伸可能または可撓性の材料で構成されてよい。いくつかの実施形態において、本体108の拡張及び縮小を可能にするために、本体108には蛇腹または波形のしわ(図示せず)が備わっている場合がある。いくつかの実施形態において、以下でより詳細に考察するように、調節機構104がチャンバ102に結合または装着されており、調節機構104の作動に応じて本体108を底部110に対して伸張または収縮させることができる。
チャンバ102は、チャンバ102と、そこに接続された導管(図示せず)との流体連通を可能にするために入口/出口または出入り口116を備えることができる。例えばいくつかの実施形態において、入口/出口または出入り口116は、チャンバ102の第1の端部114に向けてまたは第1の端部114に設けられてよく、カバー112を貫通して延在することができる。入口/出口または出入り口116が設けられることで、生物資源をチャンバ102に搬送することを可能にする。いくつかの実施形態において、入口118が設けられることで、空気及び/または緩衝剤などの流体をチャンバ102に搬送することも可能にする。例えば入口118は、チャンバ102の本体108の第1の端部112に向けてまたは第1の端部112に配置される場合があり、カバー112を貫通して延在することができる。
チャンバ102は、チャンバ102と、そこに接続された導管(図示せず)との流体連通を可能にするために入口/出口または出入り口120を備えることができる。例えばいくつかの実施形態において、入口/出口または出入り口120は、チャンバ102の底部110に設けられてよく、底部110は、本体108の第2の端部122から出入り口120に向かって先細になってよい。いくつかの実施形態において、筐体106もまた、チャンバ102と、チャンバ102に接続された導管(図示せず)との流体連通を可能にするために出入り口110と協働する入口/出口または出入り口124を備える場合もある。
図1A及び図1Bに描かれるように、装置100は、チャンバ102内に配設され、出入り口116、及びもし在るとすれば入口118と流体連通する濾過バッグなどの濾過要素126を備えることができる。濾過要素126は、側壁128と、側壁128から延びる先細になったまたは円錐形の底部などのフィルタ底部130とを備えることができる。フィルタ底部130は、メッシュフィルタを備える、またはメッシュフィルタで構成されてよい。例えばメッシュフィルタは、細胞がメッシュフィルタを通過することは許可するが、マイクロキャリアは選別して残す、またはマイクロキャリアが通過するのは阻止するように構成される、またはそのようにサイズが決められてよい。
濾過要素126は、例えば本体108の第1の端部114においてチャンバの本体108に直接結合または装着されてよい、及び/またはチャンバ102のカバー112に対して直接結合または装着される場合もある。
図1A及び図1Bに示されるようにいくつかの実施形態において、調節機構104は、1つまたは複数の作動装置132を備えてよい。例えば1つまたは複数の作動装置132は、電気シリンダ、または例えばカムなどの機械式の作動装置を備えることができる。
1つまたは複数の作動装置132は、チャンバ102の本体108に直接的または間接的に結合されてよい。いくつかの実施形態において、1つまたは複数の作動装置132は、本体の第1の端部114及び/またはチャンバ102のカバー112に結合されてよく、本体108は、1つまたは複数の作動装置132の選択的な作動に応じて、チャンバ102の底部110に対して移動するように構成されてよく、例えばチャンバ102の底部110から離れるように、またはチャンバの底部に向かって移動するように構成されてよい。
いくつかの実施形態において、調節機構104は、本体108の第1の端部114と第2の端部122の間に位置する特定の領域において、例えば1つまたは複数のフランジ133によってチャンバ102の本体108に固定式に結合または装着されてよい。本体108はそれ故、本体108の第2の端部122に近接した相対的に固定された区域134と、本体108の第1の端部114に近接した相対的に調節可能な区域136とを備えることができる。例えば相対的に調節可能な区域136は、1つまたは複数の作動装置132の作動に応じて伸張及び収縮するように構成されてよい。
チャンバ102の本体108の第1の端部114を底部110に向かって移動させる1つまたは複数の作動装置132の作動によって、図1Aに例示されるようにチャンバ102の本体108の少なくとも一部、例えば相対的に調節可能な区域136を収縮または縮小させ、かつ濾過要素126をチャンバ102の底部110に向けて移動させることができる。同様にして、チャンバ102の本体108の第1の端部114を底部110から離れるように移動させる作動装置132の作動によって、図1Bに例示されるようにチャンバ102の本体108の少なくとも一部、例えば相対的に調節可能な区域136を伸張させ、かつ濾過要素126をチャンバ102の相対的に固定された区域134及び/または底部110から離れるように移動させることができる。
こうして、1つまたは複数の作動装置132の作動に応じて、チャンバ102は、図1Aに示されるような少なくともある程度または完全に収縮されたまたは縮小された状態と、図1Bに示されるような少なくともある程度または完全に伸張したまたは拡張した状態を採ることができる。調節機構104は、チャンバ102が完全に収縮した状態と、ある程度収縮した状態と、ある程度伸張した状態と、完全に伸張した状態とを移行し、これにより濾過要素126がチャンバ102の底部110に向かって及びそこから離れるように移動することを可能にする。
濾過要素126の全長は、チャンバ102の全長より短くてよい。いくつかの実施形態において、濾過要素126の側壁128の長さは、チャンバ102の本体108の長さより短い。いくつかの実施形態において、フィルタ底部130は、底部110と協働して、装置100が収縮したまたは圧縮された状態にあるとき、フィルタの底部130をチャンバ102の底部と同一面にまたはほぼ同一面に着座させるように構成されている。
いくつかの実施形態において、装置100は、チャンバ104内の混合物を攪拌または混合作用を促進するために攪拌機構338(図3)を備える。例えば攪拌機構338は、振動テーブル、ドロップカム及び/または空気を有することができる。
図2A及び図2Bを参照すると、一部の実施形態による細胞をマイクロキャリアから分離するための装置200が図示されている。装置200は、図1A及び図1Bに描かれる装置100のものと同様の構成要素及び部品を備えており、故にそのような同様の構成要素及び部品は同様の数字で示される。
いくつかの実施形態において、装置200はバイオリアクタであってよい。例えば装置200は、バイオリアクタとして利用することができ、攪拌羽根204を含む攪拌システム202を備えることができる。いくつかの実施形態において、攪拌システム202は、チャンバ102の濾過要素126の内部に保持される混合物206を攪拌するように構成されてよい。例えば攪拌羽根204は、チャンバ102の濾過要素126の内部に配置されてよい。いくつかの実施形態において、攪拌羽根204は、本体108の第1の端部114に及び/またはチャンバ212のカバー112に結合されてよく、調節機構104の作動に応じて、濾過要素126と一緒にチャンバ102の底部110に対して移動するように構成されてよい。装置200は、装置100の攪拌機構338を含む場合、あるいは含まない場合がある。
いくつかの実施形態において、装置200は、チャンバ102を受けるための支持構造体208を備えることができる。例えば支持構造体208は、チャンバ102の底部110を受けるための円錐形状の座面などの座面210と、チャンバ102の本体108の少なくとも一部を受けるための壁212とを備えることができる。チャンバ102の出入り口120と筐体106の出入り口124に適合するように座面210に開口部214を配設することができる。いくつかの実施形態において、支持構造体208はまた、脚部216を備えることで、座面210、及び故にチャンバ102を高い位置にすることを可能にすることもできる。
いくつかの実施形態において、チャンバ104の底部110は、支持構造体208の座面210に密着するように構成されてよい。いくつかの実施形態において、底部110の外側面及び/または座面210の内側面に接着剤(図示せず)が設けられる。いくつかの実施形態において、真空口(図示せず)が支持構造体208に配設され、真空ポンプに接続することによって吸引力を提供することで底部110を座面210に引き寄せ密着させるように構成される場合もある。
いくつかの実施形態において、筐体106は、先細になったまたは円錐形の底部と、ほぼ平坦であり得る載せ台である底部の間を選択的に移行することが可能な調節可能な底部(図示せず)を備える場合がある。筐体が載せ台底部を呈するまたは載せ台底部へと移行する際、底部110が筐体と合致するように押しつけられるように、チャンバ102の底部110は、調節可能な底部と協働するように構成されてよい。
図3を参照すると、一部の実施形態による細胞をマイクロキャリアから分離するための組立体300の概略的な全体像が図示されている。組立体300は、バイオリアクタ302と、チャンバ102の出入り口116の間に配設されたバイオリアクタ流体導管304を介してバイオリアクタ302と流体連通する装置100を備える。例えば流体導管304内にバイオリアクタポンプ306が設けられることで、生物資源をバイオリアクタ302から装置100のチャンバ102へと運ぶことができる。いくつかの実施形態において、チャンバ102は、中に供給された内容物をおおよそ37℃の温度で維持するように構成される。いくつかの実施形態において、チャンバ102が筐体(図示せず)の中に収容されることで、チャンバ102の内容物を所望の温度で維持し易くする及び/または他の流体導管に接続し易くすることができる。
組立体300はさらに、緩衝剤タンク310とチャンバ102の出入り口116の間に配設された緩衝剤流体導管312を介して装置100のチャンバ102と流体連通する緩衝剤タンク310を備えることができる。例えば緩衝剤流体導管312に緩衝剤ポンプ316が設けられることで、緩衝剤タンク310から装置100のチャンバ102に緩衝剤を運ぶことができる。いくつかの実施形態において、緩衝剤タンク310は、緩衝剤を設定温度で、例えばおおよそ37℃で貯蔵するように構成される。
組立体300はさらに、空気タンク318とチャンバ102の入口118の間に配設された空気導管320を介して装置100のチャンバ102と流体連通する空気タンク318を備えることができる。
組立体300はさらに、薬剤流体導管326と、導管332とを介して装置100のチャンバ102の出入り口120と流体連通する薬剤タンク324を備えることができる。薬剤流体導管326に薬剤ポンプ328が設けられることで薬剤タンク324から装置100のチャンバ102に薬剤を運ぶことができる。いくつかの実施形態において、薬剤タンク324は、薬剤を設定温度で、例えばおおよそ37℃で貯蔵するように構成される。例えば薬剤は分離剤であってよい。いくつかの実施形態において、分離剤は、トリプシンなどの酵素を含んでよい。いくつかの実施形態において、分離剤は、カチオンキレーターなどの非酵素系薬剤を含む場合もある。
組立体300はさらに、阻害剤タンク330を備える場合がある。阻害剤タンク330は、阻害剤タンク330とチャンバ104の出入り口120の間に配設された流体導管332を介して装置100のチャンバ102と流体連通することができる。例えば流体導管332に阻害剤ポンプ334が設けられることで阻害剤タンク330からチャンバ102に阻害剤を運ぶことができる。いくつかの実施形態において、阻害剤タンク330は、阻害剤を設定温度で、例えばおおよそ4℃で貯蔵するように構成される。
いくつかの実施形態において、組立体300はさらに、第2のチャンバ336を備える第2の装置334を備えることができる。第2の装置334もまた、第2のチャンバ336の中に保持されるまたはその中に含まれる混合物を攪拌するための攪拌機構338を備えることができる。第2のチャンバ336は、第2のチャンバ336の流入口342に接続された流体導管340を介して装置100のチャンバ102の出入り口120と流体連通することができる。第2のチャンバ336はまた、導管332、326、334及び320をそれぞれ介して、かつ例えば流体導管340を介して、阻害剤タンク324、薬剤タンク324及び/または空気タンク318と流体連通することもできる。
空気タンク318、薬剤タンク324、阻害剤タンク330、装置100のチャンバ102及び/または第2の装置334の第2のチャンバ336の間の流体の搬送を制御するために複数の流れ制御弁344が利用されてよい。
組立体300はさらに、装置100のチャンバ102から及び/または第2の装置334の第2のチャンバ336から混合物を受け取るための収集貯蔵所346を備えることができる。例えば収集貯蔵所346は、収集導管348を介してチャンバ102及び/または第2のチャンバ336と流体連通することができ、かつ導管332と流体連通することもできる。いくつかの実施形態において、収集貯蔵所346は、再利用、収集及び/または廃棄のために混合物または物質を収容するように構成され得る複数の小室350を備えることができる。
導管304、312、320、326、332、340及び348は各々、流体を運ぶのに適したチャネルを含んでよく、かつ例えば管及び/またはパイプを有することができる。
図4A及び図4Bを参照すると、一部の実施形態による細胞をマイクロキャリアから分離する方法400の工程フローが示されている。図5Aから図5Fは、装置100のチャンバ102の概略図を描いており、図5G及び図5Hは、図4A及び図4Bの工程フローの細胞をマイクロキャリアから分離する方法に関連する第2の装置334の第2のチャンバ336の概略図を描いている。
402において、媒質と、細胞と、マイクロキャリアとを含む混合物が、装置100のチャンバ102内の濾過要素126に投入される。チャンバ102は、図1Bに示されるように少なくともある程度伸張した状態または完全に伸張した状態を採ることで、混合物を収容するためにより大きな容量を可能にすることができる。チャンバ102の内容物は好ましくは、設定温度で、例えばおおよそ37℃で維持される。
404において、図5Aに描かれるように、チャンバ102の底部110に設けられた出入り口120を介して媒質がチャンバ102から搬送され、細胞と、細胞を付着させたマイクロキャリアは、濾過要素126によって選別される。いくつかの実施形態において、出入り口120にまたはその近傍に配設された流れ制御弁344が開放されることで、装置100のチャンバ102から媒質を運び出すことができる。第1のチャンバ102から運び出される媒質は、例えば導管332を介して直接的に、または例えば第2の装置334の第2のチャンバ336と、導管348とを介して間接的に収集貯蔵所346または収集貯蔵所346の小室350の1つに運ばれてよい。第2の装置334の第2のチャンバ336に対応付けられた流れ制御弁344か開放されることで、媒質が導管348を介して第2のチャンバ336を通って収集貯蔵所346または収集貯蔵所346の小室350の1つに運ばれることを可能にすることができる。媒質がひとたび収集貯蔵所346または小室350の1つに運ばれてしまうと、第2のチャンバ336に対応付けられた流れ制御弁344を閉鎖することができる。
406において、図5Bに描かれるように、空気導管320を介して空気タンク318からの空気をチャンバ102へと運ぶことで、チャンバ102から媒質を運び出し易くするのを補助することができる。
408において、調節機構104が作動されて、チャンバ102の本体108を収縮または圧縮することで装置のチャンバ102の容量を縮小し、かつ濾過要素126をチャンバ102の底部110に向けて移動させる。410において、図5Cに描かれるようにチャンバ102からの流体の流れを阻止する、または遮るために出入り口120に配設された流れ制御弁344が閉鎖される。
412において、特定の薬剤、例えば分離剤がチャンバ102に投入されることで、チャンバ102内の濾過要素126が、薬剤と、細胞と、マイクロキャリアとを含む混合物を含むことになる。例えば薬剤は、薬剤導管326を介して薬剤タンク324から運ばれ、出入り口120を介してチャンバ102内に投入されてよい。薬剤は、チャンバ102の底部108から本体106に向かって広がるまたは分散することができる。チャンバの底部においてチャンバ102に薬剤を投入することで、混合物の浸透を高めることができる。薬剤を利用することで、細胞をマイクロキャリアから切り離したり解放したりし易くする。414において、攪拌機構136を利用して混合物が攪拌されて、細胞をマイクロキャリアから切り離すまたは解放するのを補助する。
調節機構104を作動することによって、チャンバ102の本体106が収縮され、濾過要素126がチャンバ102の底部110に向けて移動される。結果として、細胞と、細胞担体がチャンバ102の底部に向かって集結され、細胞をマイクロキャリアから分離させるのにチャンバに投入するのに必要な分離剤の量を減らすことができる。
416において、図5Dに描かれるように、空気タンク318からの空気が空気導管320を介してチャンバ102へと運ばれることで、薬剤と、細胞と、マイクロキャリアの混合作業及びマイクロキャリアからの細胞の分離を促進するのを補助することができる。
418において、出入り口120に配設された流れ制御弁344が開放されて、薬剤と、マイクロキャリアから切り離された細胞がチャンバ102から運び出されるようにし、マイクロキャリアは、濾過要素126によって選別されて濾過要素126の中に残る。いくつかの実施形態において、薬剤と、切り離された細胞は、第2の装置334のチャンバ336へと運ばれる。いくつかの実施形態において、図5Eに描かれるように、空気がチャンバ102に運ばれることで、チャンバ102から薬剤と細胞を搬送し易くすることができる。例えば空気は、空気タンク318から空気導管320を介してチャンバ102の入口118へと運ぶことができる。
420において、いくつかの実施形態では、図5Fに描かれるように、緩衝剤と空気がチャンバ102に運ばれることで薬剤と細胞をチャンバ102から洗い流すまたは押し流すことができる。例えば緩衝剤は、導管312を介して緩衝剤タンク310からチャンバ102の出入り口116に運ばれてよく、空気は空気導管320を介して空気タンク318からチャンバ102の出入り口120に運ばれてよい。
422において、緩衝剤と、薬剤と、細胞の混合物が第2の装置334の第2のチャンバ336へと運ばれる。いくつかの実施形態において、図5Gに描かれるように、第2のチャンバ336は、第2のチャンバ336に流れ込む流体の流れを制御することができるように弁またはダイバータ要素352を備えることができる。第2のチャンバ336に対応付けられた流れ制御弁344が閉鎖されることで、第2の装置334の第2のチャンバ336からの緩衝剤と、薬剤と、細胞の混合物の搬送を許可しない、または阻止することができる。
424において、例えば薬剤阻害剤などの阻害剤が、第2のチャンバに運ばれて、混合物中の薬剤の作用を低下させるまたは阻害する。いくつかの実施形態において、図5Gに描かれるように、阻害剤は、導管332を介して阻害剤タンク330から第2のチャンバ334に搬送されてよい。第2のチャンバ334の内容物は好ましくは、設定温度で、例えばおおよそ4℃で維持される。
426において、第2のチャンバ336に対応付けられた流れ制御弁344が開放されて、緩衝剤と、薬剤と、細胞と、阻害剤の混合物を第2の装置334の第2のチャンバ336から収集貯蔵所346に搬送することを可能にする。空気を第2のチャンバ336に投入することで、緩衝剤と、薬剤と、細胞と、阻害剤の混合物を第2のチャンバ336から収集貯蔵所346に搬送するのを補助することができる。
図6A及び図6Bを参照すると、一部の実施形態による細胞をマイクロキャリアから分離する方法600の工程フローが示されている。図5Aから図5Dならびに図7A及び図7Bは、図6A及び図6Bの工程フローの細胞をマイクロキャリアを分離する方法に関連する装置100のチャンバ102の概略図を描いている。
方法600のステップ602、604、606、608、610、612、614及び616は、方法400のステップ402、404、406、408、410、412、414及び416に対応している。しかしながら阻害剤を投入する前に、薬剤と、マイクロキャリアから切り離された細胞を別の液体容器またはチャンバに移すのとは対照的に、方法600は、装置100のチャンバ102に阻害剤を投入することを含む。
図7Aに描かれるように、618において、調節機構104が作動されて、チャンバ102の本体108を伸張させて、濾過要素126をチャンバ102の底部110から離れるように移動させる。例えば及び図7Aに描かれるように、濾過要素126は高い位置に上げられる、またはチャンバ102の底部110から特定の距離のところに保持される。マイクロキャリアは、濾過要素126内に保持される、または濾過要素126によって選別することができ、切り離された細胞と、薬剤は、濾過要素126を通り抜けることができ、チャンバ102の底部110に向けて誘導される、または底部100に留まることができる。
620において、いくつかの実施形態において、緩衝剤及び/または空気がチャンバ102に運ばれることで、濾過要素126とチャンバ102を洗い流し、薬剤と、細胞が濾過要素126を通り抜けて押し流されるようにすることができる。例えば緩衝剤は、導管312を介して緩衝剤タンク310からチャンバ102に運ばれてよく、空気は、空気導管320を介して空気タンク318からチャンバ102の入口118に運ばれてよい。
622において、薬剤阻害剤がチャンバ102に投入される。薬剤阻害剤は、細胞と、薬剤を含む混合物と混合されて混合物における薬剤の作用を阻害する。例えばいくつかの実施形態において、分離剤が酵素を含む場合、薬剤阻害剤は、分離剤の反応を止めるための酵素阻害剤である。
図7Bに描かれるように、阻害剤は、出入り口120を介して装置100のチャンバ102に投入されてよく、阻害剤は、底部110からチャンバ102の本体108に向かって広がるまたは分散することができる。いくつかの実施形態において、チャンバ102の底部110においてチャンバ102に阻害剤を投入することで、混合物の浸透を高めることができる。阻害剤は、阻害剤導管332を介して阻害剤タンク330からチャンバ102に運ばれてよい。チャンバ102の内容物の温度が下げられ、好ましくはおおよそ4℃の温度に維持されてよい。
624において、流れ制御弁344が開放されて、細胞と、薬剤と、阻害剤と、あるとすれば緩衝剤とを含む混合物を装置100のチャンバ102から収集貯蔵所346へ搬送することを可能にする。一部の実施形態において、空気及び/または緩衝剤がチャンバ102に投入されてチャンバ102から収集貯蔵所346への混合物の搬送を補助することができる。
図2A及び図2Bに関連して考察したように、装置100は、バイオリアクタ装置200として利用される場合もある。上記に記載した方法400及び600は、装置100とは対照的に、図2A及び図2Bのバイオリアクタ装置200を利用して実施することもできる。マイクロキャリアからの細胞の分離、ならびに灌流及び洗浄作業を含めた他のバイオリアクタ工程を実施するのにバイオリアクタ装置200を利用することができる。例えばバイオリアクタ装置200は、混合工程において事前に設定した媒質の量を差し替えるのに利用することができる。これにより、工程を止める必要なしに、媒質の事前に設定した量を差し替える、例えばバイオリアクタ装置200に加える及び/またはそこから除去することが可能になる。したがって工程を継続して行うことができる。さらに事前に設定した媒質の量を差し替えるのに追加の設備は必要ない。
本開示の広範な包括的な範囲から逸脱することなく、上記に記載した実施形態に対して多くの変形形態及び/または修正形態が作成され得ることを当業者によって理解されるであろう。本実施形態は故に、全ての点において例示としてみなされるべきであり、制限的なものとみなすべきではない。
100 細胞をマイクロキャリアから分離するための装置
102 チャンバ
104 調節機構
106 筐体
108 本体
110 底部
112 カバーまたは蓋
114 第一の端部
116 入口/出口または出入り口
118 入口
120 入口/出口または出入り口
122 第2の端部
124 入口/出口または出入り口
126 濾過要素
128 側壁
130 フィルタ底部
132 作動装置
133 フランジ
134 相対的に固定された区域
136 相対的に調節可能な区域
200 細胞をマイクロキャリアから分離するための装置
202 攪拌システム
204 攪拌羽根
206 内部に保持される混合物
208 支持構造体
210 座面
212 チャンバ
214 開口部
216 脚部
300 組立体
302 バイオリアクタ
304 バイオリアクタ流体導管
306 バイオリアクタポンプ
310 緩衝剤タンク
312 緩衝剤流体導管
316 緩衝剤ポンプ
318 空気タンク
320 空気導管
324 薬剤タンク
326 薬剤流体導管
328 薬剤ポンプ
330 阻害剤タンク
332 流体導管
334 阻害剤ポンプ
334 装置
336 第2のチャンバ
338 攪拌機構
340 流体導管
342 流入口
344 流れ制御弁
346 収集貯蔵所
348 収集導管
350 小室
352 弁またはダイバータ要素
400 細胞をマイクロキャリアから分離する方法
402 ステップ
404 ステップ
406 ステップ
408 ステップ
410 ステップ
414 ステップ
416 ステップ
600 細胞をマイクロキャリアから分離する方法
602 ステップ
604 ステップ
608 ステップ
610 ステップ
612 ステップ
614 ステップ
616 ステップ

Claims (15)

  1. 本体と、底部とを有し、細胞と、マイクロキャリアとを含む第1の混合物を受け入れるように構成されたチャンバと、
    前記チャンバ内に配設され、前記本体に結合されており、前記第1の混合物からマイクロキャリアを選別するように構成された濾過要素と、
    前記チャンバに結合され、前記チャンバの前記本体の少なくとも一部を選択的に伸張及び収縮させることで、前記濾過要素を前記チャンバの前記底部に対して移動させるように構成された調節機構とを備える、細胞をマイクロキャリアから分離するための装置。
  2. 前記調節機構の選択的な作動に応じて前記チャンバの前記本体の少なくとも一部を選択的に伸張することによって、前記本体の少なくとも一部を前記チャンバの前記底部から離れるように引き伸ばし、前記調節機構の選択的な作動に応じて前記チャンバの前記本体の少なくとも一部を選択的に収縮させることによって、前記本体の少なくとも一部を前記チャンバの前記底部に向けて収縮させる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記調節機構の選択的な作動に応じて前記チャンバの前記本体の少なくとも一部を選択的に伸張することによって、前記濾過要素を前記チャンバの前記底部から離れるように移動させ、前記調節機構の選択的な作動に応じて前記チャンバの前記本体の少なくとも一部を選択的に収縮させることによって、前記濾過要素を前記チャンバの前記底部に向けて移動させる、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記チャンバが、前記調節機構の選択的な作動に応じて伸張した状態と、収縮した状態とを移行するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記濾過要素が、細胞がフィルタを通過することを許可し、マイクロキャリアがフィルタを通過することを阻止するように構成されたフィルタを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記濾過要素が、装置が収縮した状態にあるとき、フィルタの底部を前記チャンバの前記底部と同一面に着座させるように前記チャンバの前記底部と協働するように構成されたフィルタの底部を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記本体が、前記本体の拡張と縮小を可能にするために蛇腹を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 細胞と、マイクロキャリアを含む第1の混合物を請求項1から7のいずれか一項に記載した前記装置の前記濾過要素に投入することと、
    マイクロキャリアと、マイクロキャリアに付着した細胞を前記濾過要素内に保持することと、
    前記マイクロキャリアからの前記細胞の切り離しを促進するための薬剤を前記チャンバに投入して、前記薬剤、前記細胞、及び前記マイクロキャリアを含む第2の混合物を生成することと、
    前記チャンバ内で前記第2の混合物を攪拌して前記細胞の少なくとも一部を前記マイクロキャリアから切り離すことと、
    前記マイクロキャリアを前記濾過要素内に保持し、かつ前記切り離された細胞と、薬剤が前記濾過要素を通過するのを許可することとを含む、細胞をマイクロキャリアから分離するための方法。
  9. 前記装置が伸張した状態にあるとき前記第1の混合物が前記装置に投入され、前記チャンバに前記薬剤を投入する前に、前記調節機構を作動させることで前記濾過要素を前記チャンバの前記底部に向けて移動させることをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 記マイクロキャリアからの前記細胞の切り離しを促進するための前記薬剤は、前記チャンバの前記底部に配設された出入り口を介して前記チャンバに投入される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記チャンバに空気を運ぶことで、前記薬剤と、細胞と、マイクロキャリアの混合作用を促進するのを助けることをさらに含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記薬剤と、前記切り離された細胞を前記チャンバから運び出し、第2の装置の第2のチャンバに運ぶこと、前記薬剤の作用を抑制するために薬剤阻害剤を前記第2のチャンバに投入することをさらに含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記チャンバに、(i)空気及び緩衝剤、又は、(ii)空気もしくは緩衝剤を運ぶことで、前記薬剤と、切り離された細胞を前記チャンバから運び出し易くするのを補助することをさらに含む、請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記調節機構を作動させて前記濾過要素を前記チャンバの前記底部から離れるように移動させることと、
    前記薬剤の作用を抑制するために阻害剤を前記チャンバに投入することとをさらに含む、請求項9または10に記載の方法。
  15. 前記第1の混合物はさらに媒質を含んでおり、マイクロキャリアと、マイクロキャリアに付着した細胞を前記濾過要素内に保持することはさらに、前記チャンバから媒質を運び出すことをさらに含む、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法。
JP2017561851A 2015-05-29 2016-05-27 細胞をマイクロキャリアから分離するための方法及び装置 Active JP6858713B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AU2015901998A AU2015901998A0 (en) 2015-05-29 Methods and apparatus for separating cells from microcarriers
AU2015901998 2015-05-29
PCT/EP2016/062016 WO2016193150A1 (en) 2015-05-29 2016-05-27 Methods and apparatus for separating cells from microcarriers

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018519809A JP2018519809A (ja) 2018-07-26
JP2018519809A5 JP2018519809A5 (ja) 2019-06-27
JP6858713B2 true JP6858713B2 (ja) 2021-04-14

Family

ID=56134307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017561851A Active JP6858713B2 (ja) 2015-05-29 2016-05-27 細胞をマイクロキャリアから分離するための方法及び装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11242506B2 (ja)
EP (1) EP3303549B1 (ja)
JP (1) JP6858713B2 (ja)
CN (1) CN107849507B (ja)
ES (1) ES2762977T3 (ja)
HK (1) HK1249763A1 (ja)
WO (1) WO2016193150A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7035070B2 (ja) * 2016-11-11 2022-03-14 オリバイオテク・リミテッド 細胞培養装置システムおよびその使用の方法
JP7271545B2 (ja) * 2017-11-30 2023-05-11 コーニング インコーポレイテッド 無菌乾燥移送のための方法および装置
CN114126741B (zh) * 2019-09-09 2024-02-06 株式会社村田制作所 浓缩装置以及浓缩方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4062773A (en) * 1974-09-30 1977-12-13 Baxter Travenol Laboratories, Inc. High surface to volume structure and method of generating same
DE3739649A1 (de) * 1987-11-23 1989-06-22 Immuno Ag Verfahren zum abloesen von zellkulturen von mikrotraegern
JP3289984B2 (ja) * 1993-03-19 2002-06-10 株式会社日立製作所 生体の細胞の培養装置及び培養方法
JPH06296274A (ja) 1993-04-09 1994-10-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像符号化装置
DK0981601T3 (da) * 1997-01-31 2007-01-15 Schering Corp Fremgangsmåder til dyrkning af celler og opformering af vira
US7033823B2 (en) 2002-01-31 2006-04-25 Cesco Bioengineering, Inc. Cell-cultivating device
CN1260343C (zh) * 2002-01-31 2006-06-21 赛宇细胞科技股份有限公司 细胞培养装置
CN1300297C (zh) 2002-09-20 2007-02-14 华东理工大学 一种用于动物细胞扩大接种的消化反应器
US20070224676A1 (en) * 2006-03-21 2007-09-27 Becton, Dickinson And Company Expandable culture roller bottle
US7807052B2 (en) * 2008-09-18 2010-10-05 Milne John D Apparatus for buoyancy driven filtration
JP2010252635A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Olympus Corp 細胞処理装置
CN101775364A (zh) * 2010-03-05 2010-07-14 广州齐志生物工程设备有限公司 一种动物细胞的分离方法及分离装置
CN102337200A (zh) * 2010-07-20 2012-02-01 北京心意圆成生物科技有限公司 一种高效微载体细胞-培养基分离装置
CN201933090U (zh) * 2010-11-22 2011-08-17 朱学仁 细胞微载体灌注培养截留装置
US9376655B2 (en) * 2011-09-29 2016-06-28 Life Technologies Corporation Filter systems for separating microcarriers from cell culture solutions
CN202415566U (zh) * 2012-01-10 2012-09-05 王秋艳 微胶囊及微载体过滤装置
US9333447B2 (en) * 2012-10-19 2016-05-10 Warsaw Orthopedic, Inc. Filtration device
CN203947105U (zh) * 2014-06-20 2014-11-19 上海日泰医药设备工程有限公司 一种细胞消化设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN107849507B (zh) 2022-06-28
ES2762977T3 (es) 2020-05-26
EP3303549B1 (en) 2019-10-02
WO2016193150A1 (en) 2016-12-08
US11242506B2 (en) 2022-02-08
US20180142201A1 (en) 2018-05-24
CN107849507A (zh) 2018-03-27
EP3303549A1 (en) 2018-04-11
JP2018519809A (ja) 2018-07-26
HK1249763A1 (zh) 2018-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7328384B2 (ja) 細胞培養装置システムおよびその使用の方法
JP6858713B2 (ja) 細胞をマイクロキャリアから分離するための方法及び装置
CN110088626B (zh) 用于分离生物分子的方法和系统
CN117343836A (zh) 用于细胞富集和分离的方法
CN104220155B (zh) 用于加压生物反应器的可弃阀和柔性容器
JP6549985B2 (ja) 培養装置、培養システム、及び培養方法
CZ298148B6 (cs) Zarízení na jedno pouzití pro axenické pestování a sklízení bunek a/nebo tkání, baterie takových zarízení a príslusný zpusob
CN108619769A (zh) 一种适用于固液分离的抽滤系统及固液分离方法
AU700195B2 (en) Device for use in the isolation of a biological material such as nucleic acid
WO2019138796A1 (ja) 細胞培養装置及び細胞培養方法
CN112300935A (zh) 一种干细胞分离培养装置
WO2018021022A1 (ja) 細胞処理装置
US10308906B2 (en) Cell culture apparatus and method of culturing cells
US20220306980A1 (en) Cell recovery apparatus, cell recovery method, cell separation system, and cell separation method
WO2021049117A1 (ja) 細胞培養装置
EP3519072B1 (en) Method and system for transferring separation resin
JP7335465B1 (ja) 電子供与体供給回収装置、電子供与体の供給方法及び電子供与体の回収方法
CN219991608U (zh) 一种细胞外囊泡自动化量产系统
CN211814486U (zh) 一种制备细胞的设备
US20220184527A1 (en) Method and System for Transferring Separation Resin
JP2540547B2 (ja) バイオリアクタ−
KR20010094666A (ko) 고압의 액체 및 초임계 유체내에 가공 및 세정 대상고체물질의 연속 공급 및 배출 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190522

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6858713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250