JP6855203B2 - 発光ユニットおよび光電式エンコーダ - Google Patents

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Description

本件は、発光ユニットおよび光電式エンコーダに関する。
コリメート光を生成するための光源およびコリメートレンズを備える光電式エンコーダが開示されている(例えば特許文献1)。また、コリメート光を生成するための光源および放物面ミラーを備える光電式エンコーダが開示されている(例えば特許文献2)。
特開2011−059055号公報 特開平7−151565号公報
光源としてチップLED等の発光素子を用いる場合、パッケージの基板に発光素子が接着剤等によって固定される。この場合、パッケージにおける発光素子の位置にばらつきが生じる。その結果、パッケージと、コリメートレンズもしくはリフレクタとが位置合わせされていても、光電式エンコーダの性能が劣化するおそれがある。
1つの側面では、本発明は、性能の劣化を抑制することができる発光ユニットおよび光電式エンコーダを提供することを目的とする。
1つの態様では、発光ユニットは、発光面を有する光源と、前記発光面からの光からコリメート光を生成するレンズと、前記コリメート光が入射され、前記コリメート光の光軸と直交する第1軸に沿って複数の格子が形成されたスケールと、を備え、前記発光面は、前記レンズの焦点を通りかつ前記第1軸と直交して前記格子が延びる第2軸と前記レンズの光軸とで張られる平面上に位置し、かつ、前記焦点から前記第2軸方向にズレていることを特徴とする。
1つの態様では、発光ユニットは、発光面を有する光源と、焦点を有する反射面を備え、前記発光面からの光を前記反射面で反射することでコリメート光を生成するリフレクタと、を備え、前記発光面は、前記反射面の焦点を通りかつ前記コリメート光の光軸に平行な軸と、前記コリメート光の光軸と直交する第1軸と直交し前記発光面から前記反射面に入射する光の光軸方向の第2軸と、で張られる平面上に位置し、かつ、前記焦点から前記第2軸方向にズレていることを特徴とする。
上記発光ユニットにおいて、前記反射面は、部分放物面としてもよい。
上記発光ユニットにおいて、前記コリメート光が入射され、前記第1軸に沿って複数の格子が形成され、前記第2軸に前記格子が延びるスケールを備えていてもよい。前記発光ユニットにおいて、前記光源は、略円筒形状を有し、前記発光面は、前記略円筒形状の一方の略円形の端面に設けられ、当該端面の中心からズレて配置されていてもよい。
上記発光ユニットにおいて、前記コリメート光の光軸において前記スケールよりも後段に設けられ、前記スケールの像を結像する結像光学系を備えていてもよい。
前記結像光学系は、2つのレンズ間の焦点位置に開口板の開口を配置させた両側テレセントリック光学系としてもよい。
1つの態様では、光電式エンコーダは、上記いずれかの発光ユニットと、前記結像光学系によって結像された前記スケールの像を受光する受光素子と、を備えることを特徴とする。
性能の劣化を抑制することができる発光ユニットおよび光電式エンコーダを提供することができる。
第1実施形態に係る光電式エンコーダの斜視図である。 (a)および(b)は光源ブロックの断面図である。 (a)〜(c)は光源を例示する図である。 発光素子の発光面の配置箇所を例示する図である。 発光素子の発光面の配置箇所を例示する図である。 コリメートレンズの他の例を表す図である。 第2実施形態に係る光電式エンコーダの斜視図である。 (a)および(b)はリフレクタを例示する図である。 発光素子の発光面の配置箇所を例示する図である。 (a)および(b)はリフレクタの他の例を表す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光電式エンコーダ100の斜視図である。図1で例示するように、光電式エンコーダ100は、光源10、光源ブロック20、コリメートレンズ30、スケール40、検出光学系50、および受光素子60を備える。以下の説明において、スケール40に形成された各格子の配列方向をX軸とする。光源10の発光面がコリメートレンズ30の焦点に配置された場合にコリメートレンズ30から出射されるコリメート光の光軸方向をZ軸とする。X軸およびZ軸と直交する方向をY軸とする。第1実施形態においては、X軸が第1軸に相当し、Y軸が第2軸に相当する。なお、第1実施形態においては、光源10、コリメートレンズ30およびスケール40が発光ユニットの一例として機能する。当該発光ユニットは、検出光学系50などを備えていてもよい。
光源10は、例えば、発光ダイオード等の発光素子を備える。光源10は、Z軸方向に光軸を有し、発光素子の発光面からZ軸プラス方向に光を出射する。光源ブロック20は、例えば、立方体、直方体などの6面体である。図2(a)は、光源ブロック20の断面図である。図2(a)で例示するように、光源ブロック20の対向する2面の一方には、光源10が配置される孔部21が形成されている。当該2面の他方には、コリメートレンズ30が配置される孔部22が形成されている。光源ブロック20は、孔部21から孔部22にかけて中空となっている。図2(b)で例示するように、光源10は、孔部21に接着剤等によって固定されている。なお、図2(b)において、光源10のハッチは省略してある。コリメートレンズ30は、孔部22に接着剤等によって固定されている。光源10の発光素子の発光面(発光領域)は、コリメートレンズ30の焦点に位置している。それにより、コリメートレンズ30は、光源10の出射光をコリメート光に変換することができる。
スケール40は、X軸方向に沿った所定のスケール周期の格子を備えている。すなわち、スケール40は、X軸方向に格子の配列方向を有する。したがって、スケール40の測定軸は、X軸である。各格子は、Y軸方向に延びている。すなわち、各格子は、Y軸方向に長さ方向を有する。検出光学系50は、スケール40を透過したコリメート光の光路に配置されている。スケール40を透過したコリメート光は、スケール40の格子によって生じた明暗を伴いつつ、後段の検出光学系50に入射する。
検出光学系50は、入射したコリメート光を受光素子60に結像する結像光学系である。検出光学系50は、例えば、両側テレセントリック光学系である。両側テレセントリック光学系では、検出光学系50は、第1結像レンズ51と、開口板52と、第2結像レンズ53とが光路方向に順に配置された構成を有する。開口板52の開口は、第1結像レンズ51と第2結像レンズ53との2つのレンズ間の焦点位置に配置されている。スケール40を透過した回折光は、第1結像レンズ51を透過し、開口板52の開口を通過し、第2結像レンズ53で集光され、受光素子60において結像することで受光する。
受光素子60は、例えば、フォトダイオードアレイである。受光素子60には、受光領域が設けられている。受光領域においては、複数のフォトダイオードが所定の周期でX軸方向に並べて配置されている。検出光学系50は、スケール40を透過する回折光を受光素子60の受光領域に結像する。すなわち、スケール40の像が受光素子60で結像される。受光領域は、複数のフォトダイオードの出力を用いて、スケール40の格子に応じた明暗を検出する。それにより、スケール40と受光素子60との相対的な位置変動を検出することができる。具体的には、複数のフォトダイオードが検出した受光強度に基づいて、位置変動の量を求めることができる。
コリメート光を生成するための光源10およびコリメートレンズ30にミスアライメント(相互的な位置および姿勢誤差)が生じると、コリメート光が光学系の光軸から傾き、あるいは拡散的となり、あるいは収束的な光線となるような誤差が生じる。特に、両側テレセントリック光学系を用いる場合には、開口板52によって測定軸方向(X軸方向)の結像系のN.A.(Numerical Aperture)が非常に小さくなるために、コリメート光の測定軸方向(X軸方向)の傾きに対する感度が高くなり、受光光量の低下、あるいは受光範囲の均一度の劣化が起きてしまう。これらは、例えば受光素子60の出力のSN比の低下を引き起こし、最終的に位置検出誤差の増大につながる。
光源10の発光素子は、パッケージ(CANパッケージや樹脂パッケージ)の部品として備わっている。この場合、発光素子は、パッケージ基板上に接着剤等によって固定されるため、パッケージ内部での発光素子の位置のばらつきが比較的大きくなる。
図3(a)〜図3(c)は、光源10を例示する図である。図3(a)は、光源10の斜視図である。図3(a)で例示するように、光源10は、軸対象形状を有している。本実施形態においては、光源10は、一例として、円筒形状を有し、いずれかの端面の中心付近に発光素子11を備えている。発光素子11は、例えば、大きさが約200μm4辺の矩形状の発光面(発光領域)を有している。
発光素子11は、CANパッケージ、樹脂パッケージ等のパッケージ12の部品として備わっている。図3(b)は、パッケージ12において発光素子11が備わっている端面を例示する図である。図3(b)で例示するように、発光素子11は、パッケージ12の端面の中心付近に位置している。しかしながら、発光素子11は、パッケージ12の基板上に接着材等によって固定されている。この場合、図3(c)で例示するように、個体差に起因してパッケージ12内部での発光素子11の位置にばらつきが生じやすくなる。
したがって、たとえパッケージ12を基準として光源10を光源ブロック20に誤差なく挿入したとしても、パッケージ12内部の発光素子11の位置のばらつきだけミスアライメントが生じてしまう。すなわち、コリメートレンズ30と光源10とを組み立てる場合にはそれらの外形が組立基準となるが、パッケージ12内部の発光素子11の位置のばらつきが残ってしまう。以上のことから、発光素子11およびコリメートレンズ30を備える光源系を利用する場合、光電式エンコーダ100の性能が劣化し得る。
光電式エンコーダ100における受光側の特性は、特に測定軸(X軸)方向に対する光線の角度に対して敏感である一方、測定軸に垂直な方向(Y軸)に対する光線の角度に対しては、スケール40の目盛および開口、ならびに受光素子60の構造が一様であるため鈍感である。そこで、図4で例示するように、発光素子11の発光面は、コリメートレンズ30の焦点を通りかつX軸と直交してスケール40の格子が延びる軸上に配置される。本実施形態においては、発光素子11の発光面がコリメートレンズ30の焦点を通るY軸方向のいずれかの箇所に位置するように、光源10を光源ブロック20に固定する。この構成によれば、受光特性が敏感なX軸方向の影響を抑制しつつ、発光素子11の位置のばらつきを許容することができる。また、スケール40を透過する回折光の光量の低下、不均一度の増加を抑制でき、エンコーダ信号効率のS/N比を増加させることができ、誤差を抑制することができる。なお、発光素子11の発光面は、コリメートレンズ30の焦点を通るY軸上においてパッケージ12の端面のY軸方向の範囲内に配置させることができる。
特に、検出光学系50として両側テレセントリック光学系を用いる場合、スケール40からの出射光が開口板52の開口を通過する必要があるため、光電式エンコーダ100における受光側の特性は、測定軸(X軸)方向に対する光線の角度に対して特に敏感である。したがって、本実施形態は、両側テレセントリック光学系を備える光電式エンコーダに適用することで、特に効果を発揮する。なお、開口板52の開口は、Y軸方向に長さ方向を有するため、発光素子11の発光面がコリメートレンズ30の焦点からY軸方向にずれていても問題にはならない。
例えば、スケール40から受光素子60までの第1結像レンズ51、開口板52、第2結像レンズ53の各間隔、すなわちレンズの焦点距離が約1mmであり、開口板52の開口全幅(X方向)が約0.06mmのとき、両側テレセントリック光学系のN.A.は約0.03となる。この場合、この両側テレセントリック光学系が入射光線に対して許容できる角度(X軸方向)は光軸に対して1.7°しか無いため、X軸方向のずれに対して特に敏感である。
また、光電式エンコーダ100における受光側の特性は、測定軸(X軸)方向に対する光線の角度に対して敏感である一方、光源10のZ軸方向における位置ずれに対しては鈍感である。そこで、図5で例示するように、発光素子11の発光面が、コリメートレンズ30の焦点を通りかつX軸と直交してスケール40の格子が延びる軸と、コリメートレンズ30の光軸とで張られる平面P(YZ平面)のいずれかの箇所に位置するように、光源10を光源ブロックに固定してもよい。この構成によれば、受光特性が敏感なX軸方向の影響を抑制しつつ、発光素子11の位置のばらつきを許容することができる。また、スケール40を透過する回折光の光量の低下、不均一度の増加を抑制でき、エンコーダ信号効率のS/N比を増加させることができ、誤差を抑制することができる。なお、発光素子11の発光面は、コリメートレンズ30の焦点を通るYZ平面P上においてパッケージ12のZ軸方向の範囲内に配置させることができる。
(変形例1)
本実施形態においては、光源ブロック20に光源10およびコリメートレンズ30を固定したが、それに限られない。例えば、図6で例示するように、中実のコリメートレンズ30に光源10の挿入穴を形成し、当該挿入穴に光源10を挿入してもよい。この構成においては、コリメートレンズ30の材料は、光源10の出力波長に対して透明な媒質である。この構成によれば、光源ブロック20が不要となるため、部品点数を削減することができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る光電式エンコーダ100aの斜視図である。図7で例示するように、光電式エンコーダ100aが図1の光電式エンコーダ100と異なる点は、光源ブロック20およびコリメートレンズ30の代わりに、リフレクタ70が設けられている点である。リフレクタ70は、光源10の出力光をコリメート光に変換するための部分放物面を備える凹面鏡反射体である。リフレクタ70の部分放物面の係数は、当該部分放物面の焦点が光源10の発光素子11の発光面(発光領域)に位置するように設定されている。それにより、部分放物面の内面は、光源10の出力光を反射する際にコリメート光に変換する。なお、第2実施形態においては、光源10およびリフレクタ70が発光ユニットの一例として機能する。当該発光ユニットは、スケール40、検出光学系50などを備えていてもよい。
本実施形態においては、図8(a)で例示するように、光源10は、リフレクタ70のY軸プラス側の孔部に接着剤等で固定され、リフレクタ70の中空領域を通ってY軸マイナス側に(リフレクタ70の反射面に対して)光を出射する。図8(b)で例示するように、光源10の発光面がリフレクタ70の焦点に配置された場合にリフレクタ70からスケール40に対して出射される光の光軸方向がZ軸である。
次に、リフレクタ70の部分放物面の詳細について説明する。部分放物面は、回転放物面の一部をなす。部分放物面は、焦点Oを原点として、下記式(1)のように表すことができる。なお、aは、a>0を満たす係数である。
z+a=(x+y)/4a (1)
また、上記式(1)で表される部分放物面は、焦点O=原点を中心とする理想的な球面波に対しては完全に平行光化可能である形状である。しかし、実際に焦点に光源デバイスを配置する(例えばLEDパッケージ部品をリフレクタ部品に接合する)場合は、光源デバイスとリフレクタの間に存在する屈折率の異なる媒質や空気との界面で光の屈折が生じるため、光源10から発した波面には前記理想的な球面波からのずれ(収差)が生じ、反射光の平行性が劣化し得る。このような収差は光源10から部分放物面までの構造によって決まるので、一般的に下記式(2)のように補正項を加えることにより収差を打消して平行性を改善することが可能である。
z+a=(x+y)/4a+c(x,y) (2)
ここでc(x,y)は、部分放物面上の座標に応じて加える任意の補正項である。補正項の設計方法としては、例えば補正項をxとyに関する高次多項式関数で表現して係数を最適化設計させる方法などがある。
光電式エンコーダ100aにおける受光側の特性は、特に測定軸(X軸)方向に対する光線の角度に対して敏感である一方、測定軸に垂直な方向(Y軸)に対する光線の角度に対しては、スケール40の目盛および開口、ならびに受光素子60の構造が一様であるため鈍感である。そこで、発光素子11の発光面は、部分放物面の焦点を通りかつコリメート光の光軸に平行な部分放物面の回転軸上に配置される。本実施形態においては、発光素子11の発光面がリフレクタ70の焦点を通るZ軸方向のいずれかの箇所に位置するように、光源10をリフレクタ70に固定する。この構成によれば、受光特性が敏感なX軸方向の影響を抑制しつつ、発光素子11の位置のばらつきを許容することができる。また、スケール40を透過する回折光の光量の低下、不均一度の増加を抑制でき、エンコーダ信号効率のS/N比を増加させることができ、誤差を抑制することができる。なお、レンズ面の屈折角は波長依存性を有するのに対してリフレクタの反射角には波長依存性が無いため、光源波長に関して設計自由度が高くなるという効果も得られる。発光素子11の発光面は、リフレクタ70の部分放物面の焦点を通るZ軸上においてパッケージ12の端面のZ軸方向の範囲内に配置させることができる。
また、光電式エンコーダ100aにおける受光側の特性は、測定軸(X軸)方向に対する光線の角度に対して敏感である一方、光源10のY軸方向における位置ずれに対しては鈍感である。そこで、図9で例示するように、発光素子11の発光面は、部分放物面の焦点を通る部分放物面の回転軸と、スケール40の格子が延びる方向とで張られる平面P´(YZ平面)のいずれかの箇所に位置するように、光源10をリフレクタ70に固定してもよい。この構成によれば、受光特性が敏感なX軸方向の影響を抑制しつつ、発光素子11の位置のばらつきを許容することができる。また、スケール40を透過する回折光の光量の低下、不均一度の増加を抑制でき、エンコーダ信号効率のS/N比を増加させることができ、誤差を抑制することができる。なお、レンズ面の屈折角は波長依存性を有するのに対してリフレクタの反射角には波長依存性が無いため、光源波長に関して設計自由度が高くなるという効果も得られる。なお、発光素子11の発光面は、リフレクタ70の部分放物面の焦点を通るYZ平面P´においてパッケージ12のY軸方向の範囲内に配置させることができる。
なお、本実施形態においては、焦点を有する反射面として部分放物面を用いたが、焦点を有しかつコリメート光を生成できれば他の反射面を用いてもよい。例えば、凹球面鏡などの、焦点を有しかつコリメート光を生成可能な反射面を用いてもよい。
(変形例2)
本実施形態においては、中空のリフレクタ70を用いたが、それに限られない。例えば、図10(a)で例示するように、中実のリフレクタ70に光源10の挿入穴を形成し、当該挿入穴に光源10を挿入してもよい。図10(b)で例示するように、光源10の発光面がリフレクタ70の焦点に配置された場合にリフレクタ70からスケール40に対して出射される光の光軸方向がZ軸である。この構成においては、リフレクタ70の材料は、光源10の出力波長に対して透明な媒質である。この構成によれば、リフレクタ70を小型化することができるという効果が得られる。
なお、上記各例において、コリメート光生成部の一例として凸レンズやリフレクタを用いたが、それに限られない。例えば、球面レンズなどを用いてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 光源
11 発光素子
12 パッケージ
20 光源ブロック
30 コリメートレンズ
40 スケール
50 検出光学系
60 受光素子
70 リフレクタ
100 光電式エンコーダ

Claims (8)

  1. 発光面を有する光源と、
    前記発光面からの光からコリメート光を生成するレンズと、
    前記コリメート光が入射され、前記コリメート光の光軸と直交する第1軸に沿って複数の格子が形成されたスケールと、を備え、
    前記発光面は、前記レンズの焦点を通りかつ前記第1軸と直交して前記格子が延びる第2軸と前記レンズの光軸とで張られる平面上に位置し、かつ、前記焦点から前記第2軸方向にズレていることを特徴とする発光ユニット。
  2. 発光面を有する光源と、
    焦点を有する反射面を備え、前記発光面からの光を前記反射面で反射することでコリメート光を生成するリフレクタと、を備え、
    前記発光面は、前記反射面の焦点を通りかつ前記コリメート光の光軸に平行な軸と、前記コリメート光の光軸と直交する第1軸と直交し前記発光面から前記反射面に入射する光の光軸方向の第2軸と、で張られる平面上に位置し、かつ、前記焦点から前記第2軸方向にズレていることを特徴とする発光ユニット。
  3. 前記反射面は、部分放物面であることを特徴とする請求項2に記載の発光ユニット。
  4. 前記コリメート光が入射され、前記第1軸に沿って複数の格子が形成され、前記第2軸に前記格子が延びるスケールを備えることを特徴とする請求項2または3に記載の発光ユニット。
  5. 前記光源は、略円筒形状を有し、
    前記発光面は、前記略円筒形状の一方の略円形の端面に設けられ、当該端面の中心からズレて配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光ユニット。
  6. 前記コリメート光の光軸において前記スケールよりも後段に設けられ、前記スケールの像を結像する結像光学系を備えることを特徴とする請求項1または4に記載の発光ユニット。
  7. 前記結像光学系は、2つのレンズ間の焦点位置に開口板の開口を配置させた両側テレセントリック光学系であることを特徴とする請求項6に記載の発光ユニット。
  8. 請求項6または7に記載の発光ユニットと、
    前記結像光学系によって結像された前記スケールの像を受光する受光素子と、を備えることを特徴とする光電式エンコーダ。
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