JP6855154B2 - 核酸検出カセット - Google Patents
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硬質材料から作られ、第1及び第2の貫通孔を有する第1のプレートと、
硬質材料から作られ、第1及び第2のシリンジ窪み、加熱されるべき増幅部を定める増幅領域内にメアンダー状に形成され、複数のウェルを有する増幅流路溝及び、前記シリンジ窪みと前記増幅流路溝との間に設けられる第1及び第2の流路溝が形成されている第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に挟み込まれて加圧固定される弾性部材から作られているパッキンであって、
前記第1及び第2の貫通孔内に配置され、前記第1及び第2のシリンジ窪みの夫々を覆い、前記窪みとの間にシリンジ空間を定めるように前記窪みとは反対方向に膨らむ膨出形状を有する弾性変形可能な第1及び第2の膨出部と、
所定の第1の膜厚(T1)を有し、前記第1及び第2の膨出部を囲むように設けられる第1領域と、
前記所定の第1の膜厚(T1)を有し、前記流路溝を覆うように配置されている帯状の第2領域と、
前記所定の第1の膜厚(T1)よりも薄い第2の膜厚(T2)を有し、前記帯状の第1及び第2領域の周囲に設けられている第3領域と、
前記所定の第1の膜厚(T1)を有し、前記増幅領域において増幅流路溝を覆う第4領域と、及び
前記第2の膜厚(T2)を有し、前記第4領域の周囲に設けられている第5領域と、
が一体的に形成されているパッキンと、
を具備する核酸検出カセットにおいて、
前記貫通孔を介して外部から変形可能な第1及び第2のシリンジが前記第1及び第2のシリンジ窪みと前記第1及び第2の膨出部とによって構成され、
この第1及び第2のシリンジが前記第1領域の加圧固定によって液密に形成され、
前記帯状の第2領域が前記第1及び第2の流路溝を覆うように、前記第2領域が前記第2のプレートに加圧固定されて前記第1及び第2のシリンジに連通及び前記増幅部の増幅流路に連通される第1及び第2の流路が液密に形成され、
前記増幅流路溝が形成される増幅領域を前記第4領域が覆うように、前記第4領域が前記第2のプレートにより加圧されて増幅流路溝が液密に形成されることを特徴とする核酸検出カセットが提供される。
図1は、実施の形態に係る核酸検査装置8のブロックを示している。この核酸検査装置8は、サンプルの増幅からサンプルの電気化学反応の検出までを完全に自動化可能に構成されている。核酸検査装置8は、液密に密閉されたカセット核酸検出カセット10と、この核酸検出カセット10と電気的に接続される測定部12、核酸検出カセット10内に設けられた流路系を外部から物理的に駆動制御する送液制御機構16及び核酸検出カセット10の各部を温度制御する温度制御機構14等を備える。核酸検出カセット10は、後に詳述するように、その内部にDNAチップ6が収納されている。このDNAチップ6上には、後に詳細に説明するように、サンプル等の溶液が流れる検出流路が設けられている。DNAチップ6上の検出流路には、ハイブリダイズ信号を取り出すための複数の電極が配置されている。これらの電極には、検出されるべき塩基配列に相補的な配列を含む核酸プローブが固定化された作用電極、対向電極及び参照電極が含まれる。対向電極及び参照電極は、作用電極に対向されるような配置で夫々少なくとも1つが設けられている。図1に示す測定部12は、DNAチップ6に接続され、DNAチップ6内の作用電極及び対向電極間への入力電圧の印加に応じて参照極の電圧をフィードバック(負帰還)させる3電極方式のポテンシオ・スタットとして構成されている。従って、この測定部12によれば、核酸検出カセット10におけるセル内の電極、或いは、溶液などの各種条件の変動によらずに溶液中に所望の電圧を印加することができ、電気化学的反応による電流(以下において「電気化学的電流」と言う。)を電気化学的に測定することができる。
図2に示すように、核酸検出カセット10は、矢印5に示す方向で核酸検査装置8に装着され、また、取り出される矩形カセット形状の外観を有している。ここで、核酸検出カセット10は、核酸検査装置8に装着する際の向きを定める為に、その一部に切欠部22を設けている。図2に示す実施形態では、装置への挿入(装着)方向5を基準に矩形核酸検出カセット10における前方右側のコーナが切欠されて切欠部22が設けられている。ユーザ(オペレータ)は、この切欠部22を先端側として確認することによって核酸検出カセット10を正しく核酸検査装置8に装着することができる。尚、このようにコーナを切欠する形態に限らず、他の箇所が切欠されて矩形核酸検出カセット10の上面が特定され、核酸検出カセット10の装着方向が特定されても良い。以下の説明において、核酸検出カセット10の切欠部22を先端側とする装着方向を基準に、先端側と反対側を後方と称し、核酸検出カセット10にキャップ20が取り付けられた面を上面と称する。
核酸検出カセット内の送液系を図4、図5及び図6を参照して説明する。図4は、核酸検出カセット10の内部に設けられる送液系を透視して示している。また、図5及び図6は、図4に示す核酸検出カセット10内に形成される送液系の配置を示している。
DNAチップ6について、図3及び図8を参照しながら説明する。図3に示すように、DNAチップ6は、パッキン40の背面の溝111によってガラス製或いはシリコン製の基板の平坦面上の流路形成部100Aを覆うように定められる検出流路100及びこの検出流路100の両側に配置された電極パッド領域110、112を有している。この検出流路100には、図9に示すように、一定間隔で作用電極940が設けられている。また、電極パッド領域110、112には、電極パッド942が配列され、この電極パッド942が夫々対応する作用電極940に電気的に接続されている。また、検出流路100のU字形の頂部には、参照電極944及び対向電極946、948が設けられ、夫々対応する電極パッド942に接続されている。図9においては、図を簡略化する目的から、電極パッド942と作用電極940、参照電極944及び対向電極946、948との間の結線を省略している。
再び図2を参照し、また、新たに図9を参照して核酸検出カセット10の上面構造について、より詳細に説明する。図9は、図2に示す核酸検出カセット10からカバープレート60が取り外された外観を示している。
シリンジ部70における4つのシリンジ702、704、706、708の構造を前述した図4及び図10〜図15を参照して詳細に説明する。
WR+3tE≦WB≦WR+4tE… (1)
の関係を満たすように設定している。ここで、膨出部の膜厚はカセット寸法にもよるが、0.1〜1.0mmにする好ましい。このようにシリンジ幅WBを設定することによって、核酸検出カセット10の薬液の有効活用(薬液コストの最小化)のために送液後のシリンジ内の液残りを最小化することができる。
増幅部80には、既に説明したように、増幅流路812、816の入力ポート側及び出力ポート側には、常開バルブ810、820が設けられている。この常開バルブ810、820は、図17及び図18に示すように上部プレート50のロッド穴52、54内に可撓性パッキン40の筒状部55として形成されている。パッキン40には、上部プレート50のロッド穴52、54に一致される窪み57が形成され、その窪み57内に筒状部55が配置されている。筒状部55とこの筒状部55が配置される下部プレート30の上面との間に常開バルブ810、820の為の空洞部(流路)が形成され、この空洞部は、流路802及び増幅流路812或いは増幅流路816及び流路806を連通している。この構造から明らかなように、筒状部55は、窪み57内にパッキン40と一体に形成されていることから、パッキン40の膜厚T1よりも十分薄く、より好ましくは、膜厚T2(T1>T2)よりも薄く形成される。ここで、膜厚T1は、凸部領域及び凹部領域で形成されるパッキン40の凸部領域膜厚に相当し、膜厚T2は、凹部領域膜厚に相当している。従って、図19に示すように筒状部55の内部に設けた空洞部を外部から挿入されたロッド59で押し潰すことができ、筒状部55を押し潰すことで空洞部を閉塞することができる。空洞部を閉塞によって、流路802と増幅流路812との間の流路或いは増幅流路816と流路806との間の流路が遮断される。また、筒状部55が可撓性を有することから、増幅部80が加熱されてサンプル内のターゲットDNAが増幅された後に、ロッド59を退避することによって、押し潰された筒状部55を再びその内に空洞が形成させるような原形状の筒状部に戻すことができる。従って、この筒状部55内の空洞を介して流路802及び増幅流路812或いは増幅流路816及び流路806を連通させることができる。
常閉バルブ718、728、738、748は、図19に示される常開バルブ57がカバープレート60の裏面に設けた突起部43によって閉塞されて構成されている。より詳細には、常閉バルブ718、728、738、748は、突起部43が上部プレート50に設けた貫通孔を介してパッキン40に設けた溝に進入され、この溝内の可撓性筒状部を押し潰して筒状部の流路を閉塞するように構成される。カバープレート60の裏面に設けた突起部43は、基部がカバープレート60に枢支固定され、基部から延びる舌片が可動可能にカバープレート60に切欠支持された片持梁構造に形成される。常閉バルブ718、728、738、748の開放時には、片持梁構造の舌片がロッドで持ち上げられて突起部43が筒状部から取り除かれて筒状部に流路が確保されることによって開放される。
図20を参照してパッキン40の構造を説明する。図20は、パッキン40の背面形状を示している。パッキン40の背面では、膨出部144が窪みとして示され、開口突起141、143、145、147に相当する箇所には、貫通孔141A、143A、145A、147Aが空けられている。また、パッキン40には、上部プレート50の下面に設けたスタッドピン158が挿入される挿通孔148が穿けられている。そして、パッキン40の背面は、流路系に対応して凹凸の領域(薄膜領域及び厚膜領域)を有する形状に形成されている。パッキン40の背面の凸部領域(厚膜領域)は、比較的厚い膜厚T1を有し、凸部領域間の凹部領域(薄膜領域)は、膜厚T1に比べて薄い膜厚T2(T2>T1)を有している。具体的には、シリンジ702、704、706及び708を定める膨出部144の周囲を囲むように、厚い膜厚T1を有するフレーム部144Bがパッキン40の背面に形成されている。貫通孔141A、143A、145A、147Aの周囲も、膜厚T1を有するリング状突出部141B、143B、145B、147Bに形成されている。また、下部プレート30の窪み136と共にタンク930、932を定める縦長貫通溝146の周囲にも、厚い膜厚T1を有するフレーム部146Bが形成されている。更にまた、流路712、714、722、724、732、734、742、744、802、804、806、908、926を定める、下部プレート30の溝132が密着される帯状の領域712B、714B、722B、724B、732B、734B、742B、744B、722B、732B、742B、802B、804B、806B、908Bも、厚い膜厚T1を有するように形成されている。従って、下部プレート30が膜厚T1を有する領域に液密に密着され、送液系の液密な密閉を確実に確保することができる。
図21、図22及び図23を参照して図2に示す核酸検出カセットの組み立て工程について説明する。
図24は、図2に示される核酸検出カセット10が装着される検査装置の内部構造を示している。この検査装置内には、装着された核酸検出カセット10の背面側に、増幅部80を加熱する為のヒータ850及びDNAチップ6の検出流路100を反応温度に維持する為のペルチェ素子852が夫々リフト機構854,856によって矢印で示すように上下動可能に設けられている。ヒータ850及びペルチェ素子852並びにリフト機構854,856は、図1に示す温度制御機構14を構成している。
図25に示されるフローチャート及び図26から図29に示される送液動作を参照して、図1に示される核酸検査装置におけるサンプルの電気化学的検査を説明する。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]貫通孔を各々有する第1プレートと第2プレートと、
前記第1プレートと第2プレートとの間に設けられ、所定の厚みを有する第1領域と前
記所定の厚みよりも薄い第2厚みを有する第2領域とを有する弾性部材と、
サンプルを注入する注入部と、
この注入部から注入されたサンプルを貯蔵する貯蔵部と、
前記注入部から注入されたサンプルが前記貯蔵部へ流れる流路と、を有し、
前記弾性部材の第1領域が少なくとも前記流路及び前記貯蔵部を覆うように設けられた
こと、
を特徴とする核酸検出カセットが提供される。
[2] 硬質材料から作られ、貫通孔を有する第1プレートと、
硬質材料から作られ、シリンジ窪み及び流路溝を有する第2のプレートと、
弾性材料から作られ、変形可能な膨出部及び第1厚みを有する帯状凸領域及び第1厚みよりも薄い第2厚みを有し、前記凸領域の周囲に設けられている凹領域が所定パターンで第1面に設けられているパッキンであって、
前記シリンジ窪みを前記膨出部が覆い、前記シリンジ窪みの周囲を前記凸領域が囲み、前記流路溝を前記凸領域が覆うように前記パッキンが第2のプレート上に載置され、
前記膨出部が前記貫通孔内に配置されるように前記第1プレートが前記パッキン上に載置され、前記パッキンが前記第1及び第2のプレート間に圧縮されるように固定されているパッキンと、
前記シリンジ窪み、前記膨出部及び前記凸領域によって、前記貫通孔を介して外部から変形可能に液密に形成されているシリンジと、
前記流路溝及びこの流路溝を覆う前記凸領域で形成され、前記シリンジに連通されている流路と、
を具備する核酸検出カセットが提供される。
[3] 前記第1プレートは、廃液用タンクの空洞を定める枠部を有し、前記パッキンには、この枠部が挿通される貫通孔が形成され、この貫通孔を囲むように前記凸領域が設けられ、前記枠部が前記パッキンの前記貫通孔に挿通されて前記凸領域が前記第1プレート下面に液密に密着されて廃液用タンクが形成される[2]核酸検出カセット。
[4] 前記第1プレートは、スタッドピンを有し、前記パッキンは、このスタッドピンが挿通される、このスタッドピンよりも大きな内径をする挿通孔を有し、この挿通孔を囲むように前記凸領域が設けられ、第2プレートは、前記スタッドピンが装着されるスタッド孔を有し、
前記第1プレートの前記第2プレートへの装着固定時に、前記スタッドが前記スタッド孔に固着され、前記挿通孔中に前記凸領域が押し出されて前記スタッドが前記スタッド孔に保持される[2]の核酸検出カセットが提供される。
[5] 前記第1プレートは、補助溝を有し、前記パッキンは、前記補助溝に前記第1面に対向する第2面に設けた平坦な面を密着させるように前記補助溝に対応して前記第1面に前記凸領域が形成され、前記補助溝と前記平坦な面との間に補助流路を形成し、
前記パッキンは、この補助流路と前記流路との間を連通する貫通孔を有している[2]の核酸検出カセットが提供される。
[6] 前記第1プレートは、前記シリンジに溶液を外部から注入することができる注入孔を有し、前記パッキンは、前記注入孔に挿入される突起部を有し、この突起部に前記流路に連通される流路孔が形成され、前記突起部が注入孔に挿入されて前記流路孔及び前記流路を介して前記シリンジに前記溶液を供給することができる[2]の核酸検出カセット。
[7] 前記第2のプレート及び前記パッキンによって形成され、サンプル溶液中のサンプルDNAを増幅して増幅産物を生成するプライマーセットが固定されている増幅流路で構成される増幅部を更に具備し、
この増幅部は、前記第2のプレートの前記流路溝と前記パッキンとの間に規定される増
幅流路を有する[2]の核酸検出カセットが提供される。
[8] 前記第2のプレート上に載置され、ハイブリダイゼーション反応を電気的に検出するための電極及びこの電極に接続されている複数の電極パッドを有するDNAチップを含み、前記DNAチップと前記パッキンとの間に形成され、前記増幅部から前記増幅産物を含む前記サンプル溶液を供給するように前記増幅部に接続され、前記電極が配列された検出流路を更に含む検出部を更に具備する[7]の核酸検出カセットが提供される。
Claims (5)
- 硬質材料から作られ、第1及び第2の貫通孔を有する第1のプレートと、
硬質材料から作られ、第1及び第2のシリンジ窪み、加熱されるべき増幅部を定める増幅領域内にメアンダー状に形成され、複数のウェルを有する増幅流路溝及び前記シリンジ窪みと前記増幅流路溝との間に設けられる第1及び第2の流路溝が形成されている第2のプレートと、
前記第1のプレートと前記第2のプレートとの間に挟み込まれて加圧固定される弾性部材から作られているパッキンであって、
前記第1及び第2の貫通孔内に配置され、前記第1及び第2のシリンジ窪みの夫々を覆い、前記窪みとの間にシリンジ空間を定めるように前記窪みとは反対方向に膨らむ膨出形状を有する弾性変形可能な第1及び第2の膨出部と、
所定の第1の膜厚(T1)を有し、前記第1及び第2の膨出部を囲むように設けられる第1領域と、
前記所定の第1の膜厚(T1)を有し、前記流路溝を覆うように配置されている帯状の第2領域と、
前記所定の第1の膜厚(T1)よりも薄い第2の膜厚(T2)を有し、前記帯状の第1及び第2領域の周囲に設けられている第3領域と、
前記所定の第1の膜厚(T1)を有し、前記増幅領域において増幅流路溝を覆う第4領域と、及び
前記第2の膜厚(T2)を有し、前記第4領域の周囲に設けられている第5領域と、
が一体的に形成されているパッキンと、
を具備する核酸検出カセットにおいて、
前記貫通孔を介して外部から変形可能な第1及び第2のシリンジが前記第1及び第2のシリンジ窪みと前記第1及び第2の膨出部とによって構成され、
この第1及び第2のシリンジが前記第1領域の加圧固定によって液密に形成され、
前記帯状の第2領域が前記第1及び第2の流路溝を覆うように、前記第2領域が前記第2のプレートに加圧固定されて前記第1及び第2のシリンジに連通及び前記増幅部の増幅流路に連通される第1及び第2の流路が液密に形成され、
前記増幅流路溝が形成される増幅領域を前記第4領域が覆うように、前記第4領域が前記第2のプレートにより加圧されて増幅流路溝が液密に形成されることを特徴とする核酸検出カセット。 - 前記第1のプレートは、廃液用タンクの空洞を定める枠部を有し、前記パッキンには、この枠部が挿通される貫通孔が形成され、この貫通孔を囲むようにフレーム状の第6領域が設けられ、前記枠部が前記パッキンの前記貫通孔に挿通されて前記フレーム状の第6領域が前記第1のプレートに加圧固定されて廃液用タンクが液密に形成されることを特徴とする請求項1の核酸検出カセット。
- 前記第1のプレートは、第3の貫通孔を有し、
前記パッキンには、外部からサンプルを注入することができるサンプル注入部が設けられ、このサンプル注入部が前記第3の貫通孔に配置され、
前記流路が前記サンプル注入部をシリンジに連通することを特徴とする請求項1の核酸検出カセット。 - 前記増幅流路の所定のウェルには、サンプル溶液中のサンプルDNAを増幅して増幅産物を生成するプライマーセットが固定されていることを特徴とする請求項1の核酸検出カセット。
- 前記パッキンは、シリコンゴムで作られ、前記所定の第1の膜厚(T1)は、1.0〜3.0mmの範囲内で定められ、前記第2の膜厚(T2)は、0.3〜2.0mm内で定められることを特徴とする請求項1の核酸検出カセット。
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