JP6516990B2 - 核酸検出カセット - Google Patents
核酸検出カセット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6516990B2 JP6516990B2 JP2014178421A JP2014178421A JP6516990B2 JP 6516990 B2 JP6516990 B2 JP 6516990B2 JP 2014178421 A JP2014178421 A JP 2014178421A JP 2014178421 A JP2014178421 A JP 2014178421A JP 6516990 B2 JP6516990 B2 JP 6516990B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nucleic acid
- plate
- packing
- acid detection
- syringe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
図1は、実施の形態に係る核酸検査装置8のブロックを示している。この核酸検査装置8は、サンプルの増幅からサンプルの電気化学反応の検出までを完全に自動化可能に構成されている。核酸検査装置8は、液密に密閉された核酸検出カセット10と、この核酸検出カセット10と電気的に接続される測定部12、核酸検出カセット10内に設けられた流路系を外部から物理的に駆動制御する送液制御機構16及び核酸検出カセット10の各部を温度制御する温度制御機構14等を備える。核酸検出カセット10は、後に詳述するように、その内部にDNAチップ6が収納されている。このDNAチップ6上には、後に詳細に説明するように、サンプル等の溶液が流れる検出流路が設けられる。DNAチップ6上の検出流路は、SNP(1)〜SNP(N)(一塩基多型:Single Nucleotide Polymorphism)を検出する為の検出用核酸プローブが電極に固定された作用電極が一定間隔で配列されている。また、検出流路には、これらの作用電極に対向されるような配置で少なくとも1つの対向電極及び参照電極が設けられている。図1に示す測定部12は、DNAチップ6に接続され、DNAチップ6内の作用電極及び対向電極間への入力電圧の印加に応じて参照極の電圧をフィードバック(負帰還)させる3電極方式のポテンシオ・スタットとして構成されている。従って、この測定部12によれば、核酸検出カセット10におけるセル内の電極、或いは、溶液などの各種条件の変動によらずに溶液中に所望の電圧を印加することができ、電気化学的反応による電流(以下において「電気化学的電流」と言う。)を電気化学的に測定することができる。
図2に示すように、核酸検出カセット10は、矢印5に示す方向で核酸検査装置8に装着され、また、取り出される矩形カード形状の外観を有している。ここで、核酸検出カセット10は、核酸検査装置8に装着する際の向きを定める為に、その一部に切欠部22を設けている。図2に示す実施の形態では、装置への挿入(装着)方向4を基準に矩形核酸検出カセット10における後方左側のコーナが切欠されて切欠部22が設けられている。ユーザ(オペレータ)は、この切欠部22を先端側として確認することによって核酸検出カセット10を正しく核酸検査装置8に装着することができる。尚、このようにコーナを切欠する形態に限らず、他の箇所が切欠されて矩形核酸検出カセット10の上面が特定され、核酸検出カセット10の装着方向が特定されても良い。以下の説明において、核酸検出カセット10の切欠部22を先端側とする装着方向を基準に、先端側と反対側を後方と称し、核酸検出カセット10の装着方向の側を前方と称し、核酸検出カセット10にキャップ(蓋部)20が取り付けられた面を上面と称する。
核酸検出用カード内の送液系を図4、図5を参照して説明する。図4は、核酸検出カセット10の内部に設けられる送液系を透視して示している。また、図5は、図4に示す核酸検出カセット10内に形成される送液系の配置を示している。
再び図2を参照し、また、新たに図6を参照して核酸検出カセット10の上面構造について、より詳細に説明する。図6は、図2に示す核酸検出カセット10からカバープレート60が取り外された外観を示している。
図8は、下部プレート30の後方部分の構造を概略的に示している。下部プレート30の後方部分の表面には、流路712、714、802、及び804と、増幅流路812及び816とするための窪みが形成されている。さらに、シリンジ用窪み134(134a、134b、134c、及び134d)が形成されている。シリンジ用窪み134a、134b、134c、及び134は、夫々、シリンジ702、704、706及び708を構成する。下部プレート30には、ロッド穴部211、212、213、及び214を構成する、穴部211c、212c、213c及び214cが形成されている。
図15は、図2に示される核酸検出カセット10が装着される検査装置の内部構造を示している。この検査装置内には、装着された核酸検出カセット10の背面側に、増幅部80を加熱する為のヒータ850及びDNAチップ6の検出流路100を反応温度に維持する為のペルチェ素子852が夫々リフト機構854,856によって矢印で示すように上下動可能に設けられている。ヒータ850及びペルチェ素子852並びにリフト機構854,856は、図1に示す温度制御機構14を構成している。
図16は、常閉バルブ748の縦断面の斜視図である。図17は、図2のA―A線に沿った、常閉バルブ718、728、738、及び748の横断面の斜視図である。図18は、常閉バルブロッド752が挿入された際の常閉バルブ718,728、738、及び748の横断面の斜視図である。
Claims (6)
- 剛性を有する第1のプレートと、
第1のプレート上に載置された可撓性を有するパッキンと、
前記パッキン上に載置され、このパッキンを圧縮するように、前記第1のプレートに固定される剛性を有する第2のプレートと、
から構成される核酸検出デバイスにおいて、
前記第1のプレートに形成されたシリンジ用窪み及び前記パッキンに形成され、前記シリンジ用窪みを覆う膨出部で構成され、前記第2のプレートに設けられたシリンジ溝内に前記膨出部が配置され、前記シリンジ溝を介して外部から変形可能な第1シリンジと、
前記第1のプレート上に設けられた溝及び前記パッキンの下面との間に形成され、前記第1シリンジに連通されている第1及び第2の流路と、
前記第2のプレートに穿孔された第1及び第2貫通孔内に夫々挿入配置され、前記パッキンから前記第2のプレート上に突出配置されるように前記パッキンに設けられ、前記第1及び第2の流路に夫々連通されるサンプル注入孔及び空気抜き孔が形成されているサンプル注入開口部及び空気抜き開口部と、
閉塞面を有し、前記サンプル注入孔及び空気抜き孔に密着可能に前記第2のプレートに開閉可能に設けられ、開状態で前記サンプル注入孔及び空気抜き孔を確保し、閉状態において、閉塞面で前記サンプル注入開口部及び前記空気抜き開口部を変形して前記サンプル注入孔及び空気抜き孔を液密閉塞するキャップと、
を備える核酸検出カセット。 - 前記サンプル注入開口部及び前記空気抜き開口部は、前記パッキンに一体的に形成されている、請求項1の核酸検出カセット。
- 前記キャップは、係合部を有し、
前記第1のプレートは、前記係合部が係合する係合溝を有し、
前記係合部は、前記キャップが閉じられると前記係合溝に係合されて前記第1のプレート上にロックされる、請求項2の核酸検出カセット。 - 前記第2のプレートを覆うように取り付け固定され、前記サンプル注入開口部及び前記空気抜き開口部を露出させる切欠部を有するカバープレートと、
を更に具備し、
前記キャップが前記カバープレートの前記切欠部に開閉可能に固定されている請求項1の核酸検出カセット。 - 前記第1のプレート上に設けられた溝及び前記パッキンの下面との間に形成され、前記第1シリンジに連通されている第3の流路に連通される常閉バルブを更に具備し、当該常閉バルブは、
前記パッキンに設けられ、前記第3の流路に連通する空洞を前記第1のプレートとの間に定める可撓性の筒状部と、
この筒状部が受容されている前記第2のプレートに空けられている貫通孔と、
前記カバープレートが前記第2のプレートに取り付けられた際に前記貫通孔内に配置されて前記可撓性の筒状部を押し潰して前記空洞を閉塞する突起部と、
から構成される、請求項4の核酸検出カセット。 - 前記常閉バルブは、前記カバープレートに片持ちはり構造を構成するように基部が枢支固定され、自由端が可動可能な舌片を有する可動部であって、前記突起部が前記舌片に設けられている可動部で構成され、外部から前記舌片が可動されて前記押し潰された前記筒状部の空洞が開放される、請求項5の核酸検出カセット。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014178421A JP6516990B2 (ja) | 2014-09-02 | 2014-09-02 | 核酸検出カセット |
EP15838168.1A EP3190169A4 (en) | 2014-09-02 | 2015-09-02 | Nucleic acid detection cassette |
CN201580047234.4A CN107002005B (zh) | 2014-09-02 | 2015-09-02 | 核酸检测盒 |
PCT/JP2015/074948 WO2016035817A1 (ja) | 2014-09-02 | 2015-09-02 | 核酸検出カセット |
US15/448,122 US10821435B2 (en) | 2014-09-02 | 2017-03-02 | Nucleic acid detection cassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014178421A JP6516990B2 (ja) | 2014-09-02 | 2014-09-02 | 核酸検出カセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016052253A JP2016052253A (ja) | 2016-04-14 |
JP6516990B2 true JP6516990B2 (ja) | 2019-05-22 |
Family
ID=55743989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014178421A Active JP6516990B2 (ja) | 2014-09-02 | 2014-09-02 | 核酸検出カセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6516990B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3814012B1 (en) * | 2018-06-29 | 2024-04-24 | Siemens Healthcare Diagnostics, Inc. | Sensor assembly for a sample fluid analysis system |
JPWO2022153999A1 (ja) * | 2021-01-14 | 2022-07-21 | ||
CN113897283A (zh) * | 2021-05-18 | 2022-01-07 | 成都万众壹芯生物科技有限公司 | 一种微流控核酸检测试剂盒及检测装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5863502A (en) * | 1996-01-24 | 1999-01-26 | Sarnoff Corporation | Parallel reaction cassette and associated devices |
JP4057967B2 (ja) * | 2002-07-31 | 2008-03-05 | 株式会社東芝 | 塩基配列自動解析装置 |
JP4208820B2 (ja) * | 2003-11-28 | 2009-01-14 | 株式会社東芝 | 核酸検出カセット |
JP4127679B2 (ja) * | 2004-03-18 | 2008-07-30 | 株式会社東芝 | 核酸検出カセット及び核酸検出装置 |
JP2005274405A (ja) * | 2004-03-25 | 2005-10-06 | Kawamura Inst Of Chem Res | マイクロ流体デバイス及び微量試料の導入方法 |
JP4657803B2 (ja) * | 2005-05-19 | 2011-03-23 | 富士フイルム株式会社 | 送液システム及びその送液方法並びに流路ユニット。 |
WO2008087828A1 (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-24 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | マイクロチップ |
WO2008096570A1 (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-14 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | マイクロチップ、およびマイクロチップ検査システム |
JP4816791B2 (ja) * | 2007-03-02 | 2011-11-16 | 株式会社島津製作所 | 反応容器プレート及び反応処理装置 |
JP4489088B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2010-06-23 | 株式会社東芝 | 核酸検出用デバイス |
JP4992524B2 (ja) * | 2007-04-13 | 2012-08-08 | 株式会社島津製作所 | 反応容器プレート及び反応処理方法 |
JP5581236B2 (ja) * | 2011-01-21 | 2014-08-27 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 分注チップ及び核酸分析装置 |
JP6081070B2 (ja) * | 2012-03-21 | 2017-02-15 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 核酸検出カセット及び核酸検出装置 |
JP2015199028A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | Nok株式会社 | マイクロチャネルへの液体注入方法 |
-
2014
- 2014-09-02 JP JP2014178421A patent/JP6516990B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016052253A (ja) | 2016-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016035817A1 (ja) | 核酸検出カセット | |
JP4127679B2 (ja) | 核酸検出カセット及び核酸検出装置 | |
CN101541962A (zh) | 核酸检测盒以及核酸检测装置 | |
US20080153714A1 (en) | Nucleic acid detection cassette and nucleic acid detection system | |
CN107847936B (zh) | 样品载体及用于进行指定反应的测定系统 | |
JP6516990B2 (ja) | 核酸検出カセット | |
US20090136922A1 (en) | Method for carrying out an electrochemical measurement on a liquid measuring sample in a measuring chamber that can be accessed by lines, and corresponding arrangement | |
JP2010075072A (ja) | 核酸検出カセット | |
JP2010068783A (ja) | 核酸検出カセット及び核酸検出装置 | |
TW200404896A (en) | Base sequence detecting device and base sequence automatic analyzer | |
JP5208826B2 (ja) | 微細流路装置 | |
JP6081070B2 (ja) | 核酸検出カセット及び核酸検出装置 | |
JP6855155B2 (ja) | 核酸検出カセット | |
JP6400392B2 (ja) | 核酸検出カセット | |
EP1728555A2 (en) | Cartridge for chemical reaction | |
US20200164372A1 (en) | Analysis system for testing a sample | |
JP2016208876A (ja) | 核酸検出器および核酸検出カセット | |
JP2014060924A (ja) | 核酸検出用デバイス及び核酸検出装置 | |
JP2016053480A (ja) | 核酸検出カセット | |
JP6953501B2 (ja) | 核酸検出カセット | |
JP2016052254A (ja) | 核酸検出カセット | |
EP3523034B1 (en) | Cartridge and method for testing a sample | |
JP4643072B2 (ja) | 被処理物の処理装置 | |
WO2022136248A1 (en) | Analysis system for testing a sample |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20160623 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180723 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181225 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6516990 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |