JP6854507B2 - ナイフゲートバルブ - Google Patents

ナイフゲートバルブ Download PDF

Info

Publication number
JP6854507B2
JP6854507B2 JP2017017165A JP2017017165A JP6854507B2 JP 6854507 B2 JP6854507 B2 JP 6854507B2 JP 2017017165 A JP2017017165 A JP 2017017165A JP 2017017165 A JP2017017165 A JP 2017017165A JP 6854507 B2 JP6854507 B2 JP 6854507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve body
tip
inclined surface
knife gate
rides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017017165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018123908A (ja
Inventor
敏郎 片桐
敏郎 片桐
Original Assignee
株式会社片桐鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社片桐鉄工所 filed Critical 株式会社片桐鉄工所
Priority to JP2017017165A priority Critical patent/JP6854507B2/ja
Publication of JP2018123908A publication Critical patent/JP2018123908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6854507B2 publication Critical patent/JP6854507B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

本発明は、例えば、流体や粉粒体などの流れを制御するナイフゲートバルブに関する。
特許文献1に従来のナイフゲートバルブが開示されている。このナイフゲートバルブは、流体が流動する貫通孔が設けられたバルブボディと、バルブボディにスライド挿入されて貫通孔を開閉する弁体としてのディスクとを有している。このナイフゲートバルブでは、ディスクの先端に傾斜面が設けられており、ディスクにより貫通孔を閉じたときに傾斜面がバルブボディに設けられたストッパに突き当たる。このとき、ディスクの傾斜面とストッパとの相互作用によってディスクがスライド方向と直交する方向に押されて、ディスクの一方の面が貫通孔の周縁に設けられたゴムシートおよびメタルシートに接触される。
特表2013−520631号公報
しかしながら、上述した構成のナイフゲートバルブでは、ディスクの先端部分のみスライド方向と直交する方向に押されるので、ディスクの先端部分以外の部分についてゴムシートおよびメタルシートに押し付けられる力が弱く、そのため、弁閉時の密閉性の点で改善の余地があった。
そこで、本発明は、弁閉時の密閉性を効果的に高めることができるナイフゲートバルブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のナイフゲートバルブは、配管と連通される貫通孔が設けられたケースと、前記ケースにスライド移動可能に収容され、前記貫通孔を開閉する板状の弁体と、を有するナイフゲートバルブであって、前記弁体が、一方の面の先端部またはその近傍に設けられた先端傾斜面および前記一方の面の基端部寄りに設けられた基端突出部を有し、前記ケースが、前記弁体が前記貫通孔に重なる位置にスライド移動されたときに前記先端傾斜面が乗り上げるように設けられた先端突出部および前記基端突出部が乗り上げるように設けられた基端傾斜面を有する傾斜ブロック、ならびに、前記先端傾斜面が前記先端突出部に乗り上げかつ前記基端突出部が前記基端傾斜面に乗り上げたときに前記弁体の他方の面が押し付けられるように前記貫通孔の近傍に設けられた環状のシール部材を有していることを特徴とする。
本発明によれば、弁体がケースの貫通孔に重なる位置にスライド移動されたときに、弁体の先端傾斜面がケースの先端突出部に乗り上げかつ弁体の基端突出部がケースの基端傾斜面に乗り上げて、弁体の他方の面が貫通孔近傍に設けられた環状のシール部材に押し付けられる。このようにしたことから、弁体の先端部のみならず基端部寄りの部分についてもシール部材に効果的に押し付けることができる。
本発明においては、前記先端突出部が、前記先端傾斜面が乗り上げる先端ローラーを有していることが好ましい。このようにすることで、弁体の先端傾斜面がケースの先端突出部の先端ローラーにスムーズに乗り上げることができる。
本発明においては、前記基端突出部が、前記基端傾斜面に乗り上げる基端ローラーを有していることが好ましい。このようにすることで、ケースの基端傾斜面に弁体の基端突出部の基端ローラーがスムーズに乗り上げることができる。
本発明においては、前記弁体が、平板状の弁本体と、前記基端ローラーと、を有し、前記基端ローラーが、前記弁本体の基端寄りの箇所に形成された孔内に設けられ、当該弁本体の前記基端傾斜面側の面から突出していることが好ましい。
本発明においては、前記弁体が、前記一方の面の側端部に設けられた側端傾斜面をさらに有し、前記ケースが、前記弁体が前記貫通孔に重なる位置にスライド移動されたときに、前記側端傾斜面が乗り上げるように設けられた側端突出部をさらに有していることが好ましい。このようにすることで、弁体の先端部および基端部寄りの部分に加えて、弁体の側端部についてもシール部材に効果的に押し付けることができる。
本発明においては、前記側端突出部が、前記側端傾斜面が乗り上げる側端ローラーを有していることが好ましい。このようにすることで、弁体の側端傾斜面がケースの側端突出部の側端ローラーにスムーズに乗り上げることができる。
本発明においては、直動軸と、前記直動軸を軸方向に直線移動させる駆動部と、前記弁体と前記直動軸とを連結するリンク機構と、をさらに有し、前記リンク機構が、前記弁体および前記直動軸の一方と接続される第1部材と、前記弁体および前記直動軸の他方と接続される第2部材と、前記第1部材に回転可能に支持される大径軸および前記第2部材に回転可能に支持される、前記大径軸と軸心がずれて配置された小径軸を有する偏心軸体とを有している。このようにすることで、リンク機構の大径軸が第1部材に対して回転しかつ小径軸が第2部材に対して回転することにより、第1部材の位置と第2部材の位置とを互いの姿勢を維持したままこれらの連結方向と直交する方向にずらすことができる。そのため、弁体の先端傾斜面がケースの先端突出部に乗り上げかつ弁体の基端突出部がケースの基端傾斜面に乗り上げたときに生じる直動軸と弁体との位置ずれをリンク機構によって吸収することができる。
本発明によれば、ナイフゲートバルブの弁閉時の密閉性を効果的に高めることができる。
本発明の一実施形態に係るナイフゲートバルブに配管が接続された状態を示す斜視図である。 図1のナイフゲートバルブの開閉状態を示す斜視図である。 図1のナイフゲートバルブのケースが有するローラーユニットおよび傾斜ブロックの斜視図である。 図1のナイフゲートバルブの弁体を説明する図である。 図4の弁体ユニットが有するリンク機構を説明する図である。 図1のナイフゲートバルブの動作を説明する図である(弁開状態)。 図1のナイフゲートバルブの動作を説明する図である(弁閉直前状態)。 図1のナイフゲートバルブの動作を説明する図である(弁閉状態)。 図1のナイフゲートバルブが有する弁体の変形例の構成を示す底面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るナイフゲートバルブの構成について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るナイフゲートバルブに配管が接続された状態を示す斜視図である。図2は、図1のナイフゲートバルブの開閉状態を示す斜視図であって、(a)は弁開状態を示し、(b)は弁閉状態を示している。図3は、図1のナイフゲートバルブのケースが有するローラーユニットおよび傾斜ブロックの斜視図であって、(a)は弁体の先端傾斜面に対応する先端ローラーユニットを示し、(b)は弁体の側端傾斜面に対応する側端ローラーユニットを示し、(c)は弁体の基端ローラーに対応する傾斜ブロックを示す。図4は、図1のナイフゲートバルブの弁体を説明する図であって、(a)は平面図を示し、(b)は底面図を示し、(c)は正面図を示し、(d)は基端ローラーの部分拡大図を示す。図5は、図4の弁体ユニットが有するリンク機構を説明する図であって、(a)は弁開状態を示し、(b)は弁閉状態を示す。
本実施形態のナイフゲートバルブは、一例として、粉粒体が流動される配管に挿入して設けられている。ナイフゲートバルブは、薄板状の弁体により粉粒体の流れを切断するように押し入りながらバルブの開閉を行うものである。また、本実施形態のナイフゲートバルブでは、例えば、粉粒体の種類を切り替える際などに、配管内に洗浄水を流し込んで洗浄されることがあり、弁閉時の密閉性が要求される。
図1に示すように、本実施形態のナイフゲートバルブ1は、配管Hに挿入して設けられている。ナイフゲートバルブ1は、ケース10と、弁体20と、シリンダ機構30と、リンク機構40とを有している。
図2に示すように、ケース10は、上板部11と、下板部12と、シール部材としてのシュート13と、先端突出部としての先端ローラーユニット14と、側端突出部としての側端ローラーユニット15、15と、傾斜ブロック16と、を有している。
上板部11は、先端側縁部が半円状に形成され、基端側縁部が方形に形成された鋼板で構成されており、先端寄りの箇所に配管Hと連通される貫通孔11aが形成されている。また、上板部11は、配管Hのフランジを固定するボルトBが挿通される複数のボルト孔11bが貫通孔11aを囲むように形成されている。
下板部12も、上板部11と同様に、先端側縁部が半円状に形成され、基端側縁部が方形に形成された鋼板で構成されており、先端寄りの箇所に配管Hと連通される貫通孔12aが形成されている。また、下板部12は、配管Hのフランジを固定するボルトBが挿通される複数のボルト孔12bが貫通孔12aを囲むように形成されている。
上板部11および下板部12は、上下方向に間隔をあけて配置されており、上板部11および下板部12の側面には、これらの間隔を側方から覆うカバー10aが設けられている。
シュート13は、例えば、ステンレス製の環状部材であり、上板部11の貫通孔11aにはめ込まれている。シュート13の内周縁13aは、上板部11の下面11sより下板部12側に突出している(図6〜図8)。内周縁13aの先端部分には、例えば、環状のゴムパッキンが設けられていてもよい。シュート13は、貫通孔11aにはめ込まれる以外にも、例えば、上板部11の下面11sに貫通孔11aを囲むように設けられていてもよく、本発明の目的に反しない限り、配管Hが連通される貫通孔11aの近傍に設けられていればよい。
先端ローラーユニット14は、図3(a)に示すように、矩形板状の基部14aと、基部14aの内面に立設された支持柱14bと、支持柱14bにその立設方向と直交する方向を軸として回転可能に支持された先端ローラー14cとを有している。先端ローラーユニット14は、支持柱14bおよび先端ローラー14cが上板部11および下板部12の間に向けて突出するように、基部14aが上板部11の先端および下板部12の先端にまたがって固定して取り付けられている。
側端ローラーユニット15は、図3(b)に示すように、矩形板状の基部15aと、基部15aの内面に立設された支持柱15bと、支持柱15bにその立設方向を軸として回転可能に支持された側端ローラー15cとを有している。側端ローラーユニット15は、支持柱15bおよび側端ローラー15cが上板部11および下板部12の間に向けて突出するように、基部15aが上板部11の側端および下板部12の側端にまたがって固定して取り付けられている。
傾斜ブロック16は、図3(c)に示すように、下板部12の上面12uにおいて貫通孔12aの基端側に並べて固定して取り付けられている。傾斜ブロック16は、下板部12の上面12uに連なり、基端側から先端側に向かうにしたがって上板部11に近づく基端傾斜面16aを有している。
弁体20は、ケース10の上板部11および下板部12の間にスライド移動可能に収容されており、弁本体21と、基端突出部としての基端ローラー22と、を有している。
弁本体21は、先端側縁部が半円状に形成され、基端側縁部が方形に形成されたステンレス製の平板部材である。弁本体21の一方の面である下面21sにおける先端部には、先端傾斜面21aが設けられ、両側端部には側端傾斜面21b、21bが設けられている。先端傾斜面21aおよび側端傾斜面21b、21bは、先端側から基端側に向かうにしたがって下板部12に近づくように形成されている。
基端ローラー22は、弁本体21の基端寄りの箇所に形成された当該弁本体21を貫通する孔21c内に設けられている。基端ローラー22は、弁本体21の下面21sから突出し、弁本体21の幅方向を軸として回転可能に支持されている。
シリンダ機構30は、直動軸31と、油圧シリンダまたは電動モータなどで構成され、直動軸31を軸方向に直線移動させる駆動部32とを有している。シリンダ機構30は、ケース10の基端側端部に固定して取り付けられている。
図5に示すように、リンク機構40は、シリンダ機構30の直動軸31の先端に接続された第1部材41と、弁体20の弁本体21の基端側端面21dに接続された第2部材42と、第1部材41と第2部材42とを接続する偏心軸体43と、を有している。偏心軸体43は、大径軸43aと、大径軸43aと軸心がずれて配置された小径軸43bとを有している。大径軸43aは、第1部材41に回転可能に支持され、小径軸43bは、第2部材42に回転可能に支持されている。
また、リンク機構40は、大径軸43aの軸心と小径軸43bの軸心とを結ぶ線L1と直動軸31の軸線L2とがなす角度αの範囲を規制する下限角度規制部材44および上限角度規制部材45、45をさらに有している。大径軸43aの軸心は、軸線L2上に配置されている。
下限角度規制部材44は、先端寄りの端部が第2部材42の上面42uに固定して取り付けられているとともに、基端寄りの端部が第1部材41の上面41uに突き当たることで角度αの下限値を規定する。
上限角度規制部材45、45は、第2部材42から先端側に向けて立設されており、その先端45aが弁本体21の基端側端面21dに突き当たることで角度αの上限値を規定する。本実施形態においては、角度αは、10度<α<80度の範囲に規制されているが、本発明の目的に反しない限り、αの範囲は、0<α<90度の範囲内で任意に設定される。
次に、上述した本実施形態のナイフゲートバルブ1の動作の一例を、図6〜図8を参照して説明する。図6〜図8は、図1のナイフゲートバルブの動作の一例を説明する図である(弁開状態〜弁閉直前状態〜弁閉状態)。各図において、上側が平面図であり、下側がX−X線に沿う断面図である。
ナイフゲートバルブ1は、図6に示す弁開状態において、ケース10の基端寄りの箇所に弁体20が位置付けられており、リンク機構40における上記角度αが下限値となっている。ナイフゲートバルブ1は、この弁開状態からシリンダ機構30の駆動部32により直動軸31が駆動されて基端側から先端側に直線移動されると、弁体20が徐々に基端側から先端側(図6の右側から左側)にスライド移動され、図7に示すように、弁体20が上板部11の貫通孔11aおよび下板部12の貫通孔12aに重なる位置まで移動される。
そして、図7に示す状態から弁体20が先端側にさらにスライド移動されると、図8に示すように、弁体20(具体的には弁本体21)の先端傾斜面21aが先端ローラーユニット14の先端ローラー14cに乗り上げ、弁体20の側端傾斜面21b、21bが側端ローラーユニット15、15の側端ローラー15c、15cに乗り上げ、弁体20の基端ローラー22が傾斜ブロック16の基端傾斜面16aに乗り上げる。これらの乗り上げによって、弁体20が上板部11に近づくように移動されて弁体20の他方の面である上面21uがシュート13の内周縁13aに押し付けられる。
このときリンク機構40において、上記角度αが下限値から上限値となるまで大径軸43aが第1部材41に対して回転しかつ小径軸43bが第2部材42に対して回転する。αの下限値を0以上に設定することで、この回転方向を常に一定方向とすることができる。これにより、第1部材41の位置と第2部材42の位置とがこれらの連結方向(図8における左右方向)と直交する方向(図8における上下方向)にずれるので、弁体20が上板部11側に移動されることにより生じた当該弁体20と直動軸31との位置ずれが吸収される。
また、ナイフゲートバルブ1において、弁閉状態から弁開状態へは上記と逆順の動作となる。
以上より、本実施形態のナイフゲートバルブ1によれば、弁体20がケース10の貫通孔11a、12aに重なる位置にスライド移動されたときに、弁体20の先端傾斜面21aがケース10の先端ローラーユニット14の先端ローラー14cに乗り上げかつ弁体20の基端ローラー22がケース10の傾斜ブロック16の基端傾斜面16aに乗り上げて、弁体20の弁本体21の上面21uが貫通孔11a近傍に設けられた環状のシュート13の内周縁13aに押し付けられる。このようにしたことから、弁体20の先端部のみならず基端部寄りの部分についてもシュート13に効果的に押し付けることができる。
また、先端ローラーユニット14が、弁体20の弁本体21の先端傾斜面21aが乗り上げる先端ローラー14cを有しているので、先端傾斜面21aが先端ローラー14cにスムーズに乗り上げることができる。
また、弁体20が、ケース10の傾斜ブロック16の基端傾斜面16aに乗り上げる基端ローラー22を有しているので、基端傾斜面16aに基端ローラー22がスムーズに乗り上げることができる。
また、弁体20が、弁本体21の下面21sの側端部に設けられた側端傾斜面21b、21bをさらに有し、ケース10が、弁体20が貫通孔11aに重なる位置にスライド移動されたときに、側端傾斜面21b、21bが乗り上げるように設けられた側端ローラー15c、15cを有する側端ローラーユニット15、15をさらに有している。このようにしたことから、弁体20の先端部および基端部寄りの部分に加えて、弁体20の側端部についてもシュート13に効果的に押し付けることができる。
また、側端ローラーユニット15、15が、弁体20の弁本体21の側端傾斜面21b、21bが乗り上げる側端ローラー15c、15cを有しているので、側端傾斜面21b、21bが側端ローラー15c、15cにスムーズに乗り上げることができる。
また、直動軸31を有するシリンダ機構30と、弁体20と直動軸31とを連結するリンク機構40と、をさらに有し、リンク機構40が、直動軸31と接続される第1部材41と、弁体20と接続される第2部材42と、第1部材41に回転可能に支持される大径軸43aおよび第2部材42に回転可能に支持される、大径軸43aと軸心がずれて配置された小径軸43bを有する偏心軸体43とを有している。このようにしたことから、リンク機構40の大径軸43aが第1部材41に対して回転しかつ小径軸43bが第2部材42に対して回転することにより、第1部材41の位置と第2部材42の位置とを互いの姿勢を維持したままこれらの連結方向と直交する方向にずらすことができる。そのため、弁体20の先端傾斜面21aがケース10の先端ローラー14cに乗り上げかつ弁体20の基端ローラー22がケース10の基端傾斜面16aに乗り上げたときに生じる直動軸31と弁体20との位置ずれをリンク機構40によって吸収することができる。
したがって、本実施形態のナイフゲートバルブ1によれば、弁閉時の密閉性を効果的に高めることができる。
上述した実施形態のナイフゲートバルブ1では、弁体20の弁本体21に1つの先端傾斜面21aと2つの側端傾斜面21b、21bとが形成され、これら傾斜面と基端ローラー22との4点によって弁体20を上板部11に近づくように移動させる構成であった。しかしながら、このような構成に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態において、弁体20に代えて、図9に示すような、2つの側端傾斜面21b、21bを省略しかつ先端部近傍に2つの先端傾斜面21a、21aが形成された弁本体21Aを有する弁体20Aを採用した構成としてもよい。この構成では、ケース10において、2つの先端傾斜面21a、21aに対応する位置に2つの先端ローラーユニット14、14が配置される。この弁体20Aによれば、2つの先端傾斜面21a、21aと基端ローラー22との3点によって弁体20を上板部11に近づくように移動させる。
上記に本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
1…ナイフゲートバルブ、10…ケース、10a…カバー、11…上板部、11a…貫通孔、11b…ボルト孔、11s…下面、12…下板部、12a…貫通孔、12b…ボルト孔、12u…上面、13…シュート(シール部材)、13a…内周縁、14…先端ローラーユニット(先端突出部)、14a…基部、14b…支持柱、14c…先端ローラー、15…側端ローラーユニット(側端突出部)、15a…基部、15b…支持柱、15c…側端ローラー、16…傾斜ブロック、16a…基端傾斜面、20、20A…弁体、21、21A…弁本体、21a…先端傾斜面、21b…側端傾斜面、21c…孔、21d…基端側端面、21s…下面(一方の面)、21u…上面(他方の面)、22…基端ローラー(基端突出部)、30…シリンダ機構、31…直動軸、32…駆動部、40…リンク機構、41…第1部材、41u…上面、42…第2部材、42u…上面、43…偏心軸体、43a…大径軸、43b…小径軸、44…下限角度規制部材、45…上限角度規制部材、45a…先端、B…ボルト、H…配管、L1…偏心軸体の大径軸の軸心と小径軸の軸心とを結ぶ線、L2…直動軸の軸線。

Claims (6)

  1. 配管と連通される貫通孔が設けられたケースと、前記ケースにスライド移動可能に収容され、前記貫通孔を開閉する板状の弁体と、を有するナイフゲートバルブであって、
    直動軸と、
    前記直動軸を軸方向に直線移動させる駆動部と、
    前記弁体と前記直動軸とを連結するリンク機構と、を有し、
    前記弁体が、一方の面の先端部またはその近傍に設けられた先端傾斜面および前記一方の面の基端部寄りに設けられた基端突出部を有し、
    前記ケースが、前記弁体が前記貫通孔に重なる位置にスライド移動されたときに前記先端傾斜面が乗り上げるように設けられた先端突出部および前記基端突出部が乗り上げるように設けられた基端傾斜面を有する傾斜ブロック、ならびに、前記先端傾斜面が前記先端突出部に乗り上げかつ前記基端突出部が前記基端傾斜面に乗り上げたときに前記弁体の他方の面が押し付けられるように前記貫通孔の近傍に設けられた環状のシール部材を有し
    前記リンク機構が、前記弁体および前記直動軸の一方と接続される第1部材と、前記弁体および前記直動軸の他方と接続される第2部材と、前記第1部材に回転可能に支持される大径軸および前記第2部材に回転可能に支持される、前記大径軸と軸心がずれて配置された小径軸を有する偏心軸体とを有していることを特徴とするナイフゲートバルブ。
  2. 前記先端突出部が、前記先端傾斜面が乗り上げる先端ローラーを有していることを特徴とする請求項1に記載のナイフゲートバルブ。
  3. 前記基端突出部が、前記基端傾斜面に乗り上げる基端ローラーを有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナイフゲートバルブ。
  4. 前記弁体が、平板状の弁本体と、前記基端ローラーと、を有し、
    前記基端ローラーが、前記弁本体の基端寄りの箇所に形成された孔内に設けられ、当該弁本体の前記基端傾斜面側の面から突出していることを特徴とする請求項3に記載のナイフゲートバルブ。
  5. 前記弁体が、前記一方の面の側端部に設けられた側端傾斜面をさらに有し、
    前記ケースが、前記弁体が前記貫通孔に重なる位置にスライド移動されたときに、前記側端傾斜面が乗り上げるように設けられた側端突出部をさらに有していることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のナイフゲートバルブ。
  6. 前記側端突出部が、前記側端傾斜面が乗り上げる側端ローラーを有していることを特徴とする請求項に記載のナイフゲートバルブ。
JP2017017165A 2017-02-01 2017-02-01 ナイフゲートバルブ Active JP6854507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017017165A JP6854507B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 ナイフゲートバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017017165A JP6854507B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 ナイフゲートバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018123908A JP2018123908A (ja) 2018-08-09
JP6854507B2 true JP6854507B2 (ja) 2021-04-07

Family

ID=63108888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017017165A Active JP6854507B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 ナイフゲートバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6854507B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102239582B1 (ko) * 2020-09-29 2021-04-13 (주)신일이엔지 차단장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018123908A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10047867B2 (en) Line blind valve
JP6854507B2 (ja) ナイフゲートバルブ
JP2009107116A5 (ja)
US7090192B2 (en) Vacuum valve
JP6308916B2 (ja) 扉枠
JP4862651B2 (ja) 防水扉装置
JP2016186336A (ja) バタフライ弁
JP2010001964A (ja) ボールバルブ
EP3353481B1 (en) Sealing valve arrangement for a shaft furnace charging installation
CN106032844A (zh) 一种旋塞阀
JP5990612B2 (ja) 仕切弁
KR101656985B1 (ko) 견고한 시일링 메카니즘을 갖는 게이트 밸브
KR101445690B1 (ko) 볼 타입 진공 게이트 밸브
FI20000548A0 (fi) Lukituslaitteisto kiertoniveltä varten
KR101507970B1 (ko) 버터플라이 밸브
KR101265704B1 (ko) 가변 밀폐기능을 갖는 버터플라이 밸브
EP3286465A1 (en) Chamber valve
JP3011701B1 (ja) 扉閉鎖装置
CN203703224U (zh) 上装式双密封三分球阀
TWI580881B (zh) 具有鎖定功能之閘閥
JP4816324B2 (ja) 直線移動装置
CN217453986U (zh) 门体结构和机器人
KR20030096132A (ko) 콘트롤 체크 밸브
US20090072178A1 (en) Valve device
JPH0626715Y2 (ja) 回転式ドア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200116

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6854507

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250