JP6854027B1 - ドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における情報の意味的散逸を防ぐ方法、システム、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

ドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における情報の意味的散逸を防ぐ方法、システム、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における情報の意味的散逸を防ぐ方法、システム、プログラム、及び記録媒体を提供すること。【解決手段】ドキュメントの修正対象か所を指定するとコメント入力ボックスが自動的に表示され、修正対象か所とコメント入力ボックスとが視覚的に関係付けられ、修正対象か所に対する複数の関係者からの修正コメントが、発信者を区別してコメントチェーンが形成されて蓄積され、修正対象か所およびコメント間の関連性が視覚的に明確に表示され、それによって修正対象か所およびコメント間の時系列性と意味的関連性が散逸することなく扱い、それに基づいて修正の確認、終了の判断を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、たとえばドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における情報の意味的散逸を防ぐ方法、システム、プログラム、及び記録媒体に関する。
複数の異なる分野の専門家が、共同して1つの目標を達成するような仕事の進め方が多く存在する(例えば広告やパンフレットの作成、ソフトウェア開発における仕様書や設計書の作成、医療における診療録の作成など)。例えば広告やパンフレットの作成では、クリエイティブディレクター、アートディレクター、コピーライター、デザイナー、イラストレーター、フォトグラファー、校正・校閲人、編集者(以下、各別に、或いはまとめて、「関係者」と呼ぶこともある。)など、多くの専門家が共同して1つの広告やパンフレット(以下、「印刷物」と呼ぶこともある。)を作り上げる。
印刷物の制作の特徴として、画像や図形、文章を同時に扱うこと、それに対する修正は画像や図形、文章の細部にわたること、を挙げることができる。通常、印刷物の完成までには関係者間で多くのやり取りが行われる。従来は、パンフレットなどの中間完成版のPDF(Portable Document Format)を作成し、メール添付で関係者に送信していた。中間完成版の電子データを受信した関係者からは、例えばメールで修正対象が示され、それに対するコメントや、更なる修正案が返信される。画像などがメールの添付ファイルとして送受信されることもある。これを受け、注目した修正対象か所に修正が行われ、修正後の印刷物がメールに添付され関係者に再度送信される。このようなやり取りは、電話を使って行われることもある。この場合には修正対象や議論対象の部分が言葉で説明され、修正内容も言葉で説明される。このようなやり取りが複数回行われ、初めて1か所の修正が完了する。修正完了と関係者との合意・承認も中間状態では電子メールや電話で行われることが多い。
このように、1か所の修正対象について多くのやり取りが行われる場合が多くあるので、修正か所が複数存在する印刷物全体では、非常に多くのやり取りが蓄積されることになる。このやり取りを整理・蓄積することは、修正の経緯を明確にし、後々問題が生じたときの原因と責任の所在とを明確にして議論の混乱を最小限に抑えるために非常に重要である。
このような整理と保存を従来の紙ベースの方法で行う場合、現状では、修正対象を含むページをプリントアウトしてページ中の修正対象に印を付け、それに対応してメールで送られてきたコメントや添付ファイルをプリントアウトしたり、電話での議論のメモを作成し、それらを何らかの手段で修正対象と関連付け、時系列に保存したりしていた。当然のことながら、これらは手作業で行われ、記録文書については物理的にファイリングせざるを得なかった。
しかし、このようなやり方の場合にはファイリングのし忘れが生じたり、勘違い等による時系列なファイリングが行われないことによる関連付けの失敗や、散逸・廃棄による消滅が発生するのを防ぐことができない。そのうえ、悪筆での修正指示や指示そのものの曖昧さ等によるヒューマンエラーの発生や、読み違い・思い込みによるムダな修正作業が発生し、これらを原因とするやり取りも相当の割合で存在していた。
これに対して、関連ドキュメントをPDFにして電子的にファイリングする方法もあり、この場合には上記の紙ベースの方法に比べて廃棄の可能性は軽減できる。しかし、ファイリングのし忘れや関連付けの失敗は電子化ファイリングにおいても生じ得る。一方、上述した紙ベースのファイリングに比べてPDFベースのファイリングの手間は減少する場合もある一方で、修正対象との関連付けや時系列なファイリングには、却って手間がかかることもある。
一方、共同作業のツールとしてグループウエアが用いられることもある。しかしグループウエアでは、関係者に関わる全てのドキュメントを蓄積することはできても、議論対象ごとに意味的に関連付けてやり取りを時系列に保存・表示することはできなかった。
このように、紙ベースによる方法、PDFによる方法、グループウエアによる方法のいずれにおいても、後から議論を振り返るためには、議論の対象か所と議論の蓄積である複数のコメントとの間の関連付けを行う必要があるところ、そのためには時系列に並んだドキュメントの内容を理解して関連性を再構築しなければならず、大きな手間を必要とするだけでなく、場合によっては関連付けの回復に失敗することもあった。
特許第5717077号公報 特開2015−219905号公報
本発明は上記の問題に着目し、ドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における情報の意味的散逸を防ぐ方法、システム、プログラム、及び記録媒体を提供することを課題とするものである。
本発明者は、種々の考察を重ねた結果、上記のような、関連付けとその蓄積・確認に手間がかかったり失敗したりする根本原因は、紙ベース、PDF、グループウエアいずれの方法においても、蓄積されている情報相互の意味的関連付けがなされずに意味的にはバラバラな状態で単なる情報の物理的集合体として蓄積されていたり、あるいは不完全な方法で意味的関連付けが行われていたり、あるいはヒトの記憶に頼って関連付けが行われていたことにあり、その結果、情報の物理的集合体中における、意味的な散逸が生じてしまっていたものとの結論を出すに至った。
そのためには、まず、修正対象ごとに付されたコメント、及び、それに付随した各種ファイル等のやり取り情報を時系列性や意味的関連性を保持したまま保存し、いつでもレビューできる状態になってなければならない。本発明者は、この点を出発点として、文字、画像、動画、音声等のデータに対する修正等に関する議論対象とコメントの間、および複数のコメントとコメントの間の関連付けを自動的に行い、議論における関連性、すなわち時間的関係と意味的関係を散逸させることなくコメントチェーンを形成して蓄積・表示することこそが情報の意味的散逸を防ぐための本質である、と考える。
さらには、一つのドキュメントをネットワーク上で共有化し、異なる役割と能力を有する複数の関係者が協力してドキュメントに対する作成、修正、検討、判断を行う作業に関し、ドキュメント中の注目か所を迅速かつ間違いなく指定し、指定した注目か所に対する作成、修正、検討、判断の中間状態を含めた変更の履歴過程を詳細に記録・表示することが必要である、との結論を得た。これらによって、本願発明を完成するに至った。
すなわち、上記課題を解決するために、本願の第1の態様に係るドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステムは、異なる役割及び/もしくは能力を有する複数の関係者が協力してドキュメントについて、作成、修正、検討、確認、あるいは終了判断の少なくとも1つを行う作業における、前記ドキュメント内の修正対象か所とそれに対するコメントとの対応関係を確立する第1の確立手段と、前記複数の関係者からの複数のコメント間の対応関係を確立する第2の確立手段と、前記修正か所と前記複数のコメントとの間の時系列性及び意味的関連性を保持する手段と、前記修正か所及び/もしくは前記複数のコメントを表示し、それらに基づいて複数の関係者によって修正の確認及び/もしくは完了の承認が行われる手段とを具備することを特徴とする。
すなわち、ドキュメントの修正対象か所を指定するとコメント入力ボックスが自動的に表示され、修正対象か所とコメント入力ボックスとが視覚的に関係付けられ、修正対象か所に対する複数の関係者からの修正コメントが、発信者を区別してコメントチェーンが形成されて蓄積され、修正対象か所およびコメント間の関連性が視覚的に明確に表示され、それによって修正対象か所およびコメント間の時系列性と意味的関連性が散逸することなく扱われ、それに基づいて修正の確認、終了の判断が行われる。これにより、文字、画像、動画、音声等のデータに対する修正等に関する議論対象とコメントとの間、および複数のコメントとコメントとの間の関連付けを自動的に行い、蓄積し、表示することが可能となる。
本願の第2の態様として、上記第1の態様において、前記ドキュメントに対して、前記修正対象か所が指定されるとコメント入力ボックスが自動的に表示され、前記修正対象か所と前記コメント入力ボックスとの関連性が視覚的に明示される手段をさらに備えるようにしてもよい。
本願の第3の態様として、上記第2の態様において、前記コメント入力ボックスに入力されたコメントに対する前記複数の関係者からの一連の返信コメントが、前記コメント入力ボックスに前記コメントを入力した発信者を区別してコメントチェーンとして関連性が形成されて蓄積される蓄積手段と、前記コメントチェーンを形成する一連のコメント間の関連性が視覚的に明示されることで前記対象カ所および一連の前記コメント間の時系列性及び意味的関連性を散逸させずに保持する手段をさらに具備するようにしてもよい。
本願の第4の態様として、上記第1〜第3の態様のうちのいずれかの態様において、前記ドキュメントは、コンピュータが扱うことができる文書、画像、動画、音声データのうちの少なくとも一つであるようにしてもよい。
本願の第5の態様として、上記第1〜第4の態様のうちのいずれかの態様において、前記システムがコンピュータ及びネットワークとを備えるハードウェア構成によって形成され、前記ドキュメント中の対象か所が指定されると、それに対して前記コメントを入力する第1の作業が行われることができ、対象か所と入力コメントとが関係者全員の間で共有化される第2の作業が行われることができ、前記コメント間の関連性を散逸させることなく変更履歴が蓄積される第3の作業、対象か所と入力コメントとが表示される第4の作業、最終確認及び/もしくは承認が行われる第5の作業、の全ての作業が適時的に行われることを可能にするようにしてもよい。
本願の第6の態様として、上記第1〜第5の態様のうちのいずれかの態様において、前記対象か所の指定は、前記画像に対しては、矩形、円、任意曲線や直線の組み合わせ、明度や色座標によって指定されることを含み、前記文字データに対してはアンダーラインもしくはマーカーによって指定されることを含み、前記動画データもしくは前記音声データに対しては可視化データによって指定されるようにしてもよい。
本願の第7の態様として、上記第1〜第6の態様のうちのいずれかの態様において、前記コメントチェーンは必要に応じて折り畳むことが可能であり、必要なコメントだけを表示できるようにしてもよい。
本願の第8の態様として、上記第1〜第7の態様のうちのいずれかの態様において、前記コメントには、関与した前記作業者の名前、所属、及び顔を含むアイコン画像、前記コメントを発した作業者の属性のうちの少なくとも一つを含む情報を表示できるようにしてもよい。
本願の第9の態様として、上記第1〜第8の態様のうちのいずれかの態様において、前記コメントには、添付のドキュメント、電話での会話記録、音声通話での記録、TV会議での記録、ウエブ会議での記録、メールでの情報交換の記録、のうち少なくとも1つが含まれるようにしてもよい。
本願の第10の態様として、上記第9の態様において、前記電話、前記音声通話、前記TV会議、前記ウエブ会議のいずれかにおけるコメントは音声認識技術を用いて文字列に変換されて、またメールの該当部分がコメントとして入力・保存されるようにしてもよい。
本願の第11の態様として、上記第1〜第10の態様のうちのいずれかの態様において、前記コメントチェーンの表示において、該コメントチェーンを形成する議論の過程が前記ドキュメント内のどこに注目したものであるかが表示され、逆に前記ドキュメント内の前記注目か所に対するコメントチェーンの表示を行うと、該注目カ所についての全ての議論の経過が表示されるようにしてもよい。
本願の第12の態様として、上記第1〜第11の態様のうちのいずれかの態様において、前記対象か所に対するコメントの入力が行われると、誰が関係者であるかを人間或いはAIによって設定される関係者設定手段をさらに含むようにしてもよい。
本願の第13の態様として、上記第1〜第12の態様のうちのいずれかの態様において、修正結果として作成されたテキストデータ、画像データ、音声データ、及びこれらが混在するデータ、の少なくともいずれか一つに対して、修正前後のドキュメントの比較を行う比較手段をさらに含むようにしてもよい。
本願の第14の態様として、上記第1〜第13の態様のうちのいずれかの態様において、前記ドキュメント内の修正対象か所に係る修正作業のために複数の異なる分野の専門家が共同してやり取りを行う中で、返信し忘れ、チェック漏れ、確認漏れの少なくともいずれか一つを含む人間が見落としがちなポイントの傾向をAIが学習し、作業者に注意を促す手段、及び/もしくは、エラーの発生の可能性を警告する手段をさらに備えるようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本願の第15の態様に係るコンピュータ読み取り可能なプログラムは、異なる役割及び/もしくは能力を有する複数の関係者が協力してドキュメントについて、作成、修正、検討、確認、あるいは終了判断の少なくとも1つを行う作業に供するシステムに係るコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータに、ドキュメント修正の対象か所を指定するとコメント入力ボックスが自動的に表示される第一の機能と、前記対象か所と前記コメント入力ボックスとが視覚的に関係付けられる第二の機能と、前記対象か所に対する一連の前記複数の関係者からの修正コメントを、発信者を区別してコメントチェーンを形成して蓄積する第三の機能と、前記対象か所および前記コメント間の関連性を視覚的に明確に表示することによって前記対象カ所および一連の前記コメント間の意味的関連性を散逸させることなく扱う第四の機能と、前記第四の機能に係る表示に基づいて修正の確認、終了の判断を行うための画面を表示する第五の機能とを実行させるように構成される。
本願の第16の態様として、上記第15の態様に係るプログラムを記録した記録媒体として実現されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本願の第17の態様に係るドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止する方法は、異なる役割及び/もしくは能力を有する複数の関係者が協力してドキュメントについて、作成、修正、検討、確認、あるいは終了判断の少なくとも1つを行う作業における、前記ドキュメント内の修正対象か所とそれに対するコメントとの対応関係を確立し、前記複数の関係者からの複数のコメント間の対応関係を確立し、前記修正か所と前記複数のコメントとの間の時系列性及び意味的関連性を保持し、前記修正か所及び/もしくは前記複数のコメントを表示し、それらに基づいて複数の関係者によって修正の確認及び/もしくは完了の承認が行われるための画面を表示する、ことを特徴とする。
より具体的に、上記態様及び当該態様を発案するに至った経緯を説明する。すなわち、上記課題を解決するべく、本発明者は、まず、時制・意味上の関係性を有した適時情報交換可能化・可視化機能実現システム及び方法、というこれまでにない概念を着想した。種々考察を深めたところ、この時制・意味上の関係性を有した適時情報交換可能化・可視化機能を実現するには、ネットワークに接続されたコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどを用いたドキュメントの作成と修正管理とを行うシステムにおいて、1)注目対象を正確に指定できること(対象指定)、2)対象とコメントとを間違いなく関連付けること(対象‐コメント関連付け)、3)入力コメントは即座に関係者に公開できること(迅速性)、4)関係者が自分の都合に合わせて公開されたコメントに対するコメントを返信できること(適時性)、5)関連コメント間の関連付けを形成して蓄積できること(コメントチェーンの形成・蓄積)、6)特定の修正・注目対象に対するコメント履歴を時系列表示できること(コメントチェーンの表示)、7)最終決定物(印刷物では最終納品物など、医療行為では診断結果や治療方針など)の確認や承認ができること(確認・承認)、を備えることが最も好ましい、という結論を得た。ただし、これらの1)〜7)のうち、すべてではなく部分的に備えるものであっても、一定の機能は実現される。本願発明にはこの部分的な場合も包摂される。
以下、本願の上記課題を解決するための手段としての上記要求項目の1)〜7)を、それぞれに分けて説明する。ここでは異なる能力を有する専門家が協力して作り上げるものをドキュメントと呼ぶ(上記の印刷物や診療録は、ドキュメントの一種であるが、本発明の対象はこれらに限られない)。ドキュメントには文字データに限らず、画像、動画、音声データ等を含んでも良く、またこれらに限らない。
まず1)対象指定機能について、特に対象指定機能を実現する手段について示す。コンピュータの表示装置に、対象ドキュメントが表示される。対象ドキュメント中の画像データが修正対象の場合には、修正対象画像の一部あるいは全体に対して、従来の指定方法(マウス移動による長方形、円、楕円による指定、任意曲線による指定、明度による指定、色座標による指定など)を含む方法で指定が行なわれる。文字データが修正対象の場合には、修正や議論の対象が電子的なマーカーやアンダーラインなどで指定されても良く、あるいは特定の文字列に対する検索結果が指定されても良い。動画データに対する指定は動画編集ソフトにおける通常のやり方で行われても良く、音声データに対する指定は音声編集ソフトウェアのやり方で行なわれても良いが、いずれもこれらに限らない。
動画データと音声データとは時間の次元を有するデータであるため、対象か所を指定しにくい。本願の一態様においては、時間区切りを導入したり、背景画像や前景画像、或いは音声スペクトルが大きく変化する単位で区切ったりして、それを手がかりにして対象箇所に到達してもよい。さらに、以前に指定した対象箇所に迅速に到達するために、動画データや音声データのトップ画面に指定対象か所の存在の有無、存在個数、大雑把な(時間軸上の)存在場所を表示するように構成し、そこがクリックされることで、ダイレクトに対象か所に到達するようにしても良い。このように指定した対象か所を(関係者が適宜)参照しながら、第1の(最初の)コメント(この場合には修正提案や対象に対する意見である場合が多いであろう)が入力される。
次に本出願の一態様のポイントの一つである2)対象‐コメントの関連付け機能について、特に当該機能を実現する手段について示す。指定対象とそれに対するコメントとの関連付けが間違いなく行なわれるために、本願の一態様においては、1)の方法によって対象か所が指定されたら、自動的に修正・議論のためのコメント入力ボックスが表示されるようにする。このとき指定か所とコメント入力ボックスとの間は、視認可能な線によって関連付けられる。これにより、議論対象とコメントとの間の意味的関連付けが自動的に行われ、意味的関連の散逸を防ぐことが可能になる。しかも各コメントボックスに、日時、発信者などの情報が付加されて保存されるのが好ましい。これによれば、コメントの背景や時間的、意味的関連がより明確になる。そのうえ、注目か所とコメント入力ボックスとの対応関係が明確に提示されるので、関係者は注目対象を常に意識でき、その結果、コメント及び/もしくは議論の発散が防がれ、結果的に、論理性のあるコメントを入力することが可能になるという付加的効果も有する。
指定対象とコメントボックスとの間の関連付けは、線での結合に限らず、例えば円による画像範囲の指定の場合には円の色とコメント入力ボックスの色とを一致させるなど、何らかの視覚的、聴覚的手段により関連付けが行なわれてもよい。また、常時関連性が表示されるのではなく、コメントボックスなどの対象にマウスを移動させたときにダイナミックに表示されるというものであっても良い。このような関連付けの方法は指定対象とコメントボックスとの間に限らず、後述のコメントボックス間の関連付けにも適用可能である。
次に3)迅速性能機能について、特に当該機能を実現する手段について示す。上述のように本願の一態様はネットワーク及びコンピュータシステムを前提にしている。この前提を持つがゆえに、現状のネットワーク接続技術から必然的に情報の即時送信機能が担保され、従って本目的に合致した迅速性が必然的に満足されることとなる。すなわち、第1のコメントが入力されれば、略即時に、同じ画面を全ての関係者間で共有することができる。このようなシステムは、対象ドキュメント自体をクラウドに置いてその同じドキュメントに対して関係者全員がコメント入力を行う態様、あるいは同じ元ドキュメントを各PCに置いておき、他PCとの差を各PCそれぞれが処理する態様等によって実現されるが、実現手段としてこれ等に限定されるものではない。
次に4)適時性機能について、特に当該機能を実現する手段について示す。関係者がオンラインで同時刻に作業をしている場合もあれば、当該作業をしていないオフラインの関係者も存在している場合もあり得る。このような状況に対処するためには、コメントを送る側は即座にコメントの送信を行うことができ、コメントを送られた側は自分の都合に合わせて返信ができることが必要である。このための一方法が、いわゆる「チャット(登録商標)」機能である。チャットでは送信者のコメントは即座に関係者に送信されるので、送信コメントはログインしているすべての関係者のPCに即座に表示される。一方、オフラインの関係者はログインした時点で(それまでに未表示だったものを含めた)コメントを確認することができる。これにより、コメントに対する返信は受信者の都合に合わせて行うことができるので、適時性が実現される。適時性の実現はこれに限らず、例えばコメントが揚げられたことを知らせるメールが関係者に送信され、各関係者は自分の都合に合わせて本発明の一態様に係るシステムを操作することなどによっても実現される。
次に5)コメントチェーンの形成・蓄積機能について、特に当該機能を実現する手段について示す。関係者は受信したコメントの内容を確認して第2のコメント(返信コメント)を入力し、返信する。返信コメント用の入力ボックスは、受信したコメントの特定箇所がクリックされるなどの操作により自動的に表示され、しかも受信コメントとの間が視認可能な線で結ばれる。このような機能が担保されることにより、どの受信コメントに対する返信なのかが明確にされた状態で返信コメントが入力・送信されることが可能となる。さらに、これにより、コメント間の意味的関連付けが確実に構築され、意味的関連付けを含めたコメントの連鎖としてのコメントチェーンの保存が可能となる。すべてのコメントには日時、発信者などの情報が付加されて保存されるのが好ましい。このようにすれば、コメント間の対応関係の消滅を防ぐことができるだけでなく、コメント間の時系列性及び意味的関連性を保存したまま、後から必要な形態で表示することが可能となる。
このように返信されたコメントに関しては、最初のコメント入力者のPCだけでなく、オンライン状態にあるするすべての関係者のPCに第1のコメントと共に第2のコメントが表示される。このとき、第2のコメントには第1のコメントから視認可能な線が接続されることで関連付けが行われ、第1のコメントに対する返信コメントであることが明確にされる。このとき、第1のコメントに対して複数の作業者が返信コメントを発する場合もある。この場合には、第1のコメントに対して異なる作業者の第2のコメントが複数存在することになる。このような状況に対処してどの作業者の返信コメントであるかを簡単に区別するために、第1のコメントから引かれる線の色、および/またはコメントの枠、および/またはコメントの背景色、をたとえば作業者単位に設定し、どの関係者のコメントであるかを一目で区別できるようにするのが好適である。これにより各関係者を単位としたコメント間の繋がりが明確にされる。これら一連の情報が保存されることにより、コメントチェーンの形成・蓄積機能が実現される。
1つのコメントには複数の内容が書かれることがある。この場合には複数の内容それぞれに対して別々にコメントが返信される可能性がある。あるいは返信コメントにも複数の内容が書かれる場合がある。このようなときには、内容別にそれ以降のコメントチェーンを形成し、議論の分割及び構造化(たとえばコメントの系統図もしくは樹形図による可視化)が同時に行なわれるのが好適である。別のコメントチェーンの形成を作成/作図するかどうかを決定するには、コメント発信者が指定する方法、多数決で決定する方法、AIを含むソフトウェアによる意味解析による方法などがあり、本願の一態様はこのうちの少なくともいずれかを含むが、これらに限定されない。
次に6)コメントチェーンの表示機能について、特に当該機能を実現する手段について示す。上記のように、多数のコメントが時系列的かつ意味的に関連付けられ、好適にはさらに日時、発信者などの情報が付加されてコメントチェーンが保存されるので、必要に応じて適宜コメント履歴を表示することが可能である。この表示の基本は時系列表示であるが、議論の枝分かれが多い場合を考慮して、全体像がツリー表示されたり、あるいは作業者ごとのコメントをテーマごとに表示されたり、あるいはすべてのテーマがまとめて時系列表示されたりしても良い。このように、コメントチェーン内のコメント数は膨大になり得る。このような場合は、コメントチェーンの表示領域ではなく、ドキュメントの表示領域が使われてもよい。なお、上記1)〜5)は全関係者間で共有化されることが基本であるが、コメントチェーンの表示には様々な方法をあらかじめ用意可能なので、関係者間で同じ表示が行われなくても良い。すなわち、コメントチェーンは、好適には、各関係者があらかじめ用意された方法の中から選択すればよい。
上記のように、コメントには複数の関係者から複数の返信があることが多く、一つの注目対象に多数のコメントが時系列的に関連付けられたコメントチェーンが形成される。コメントチェーンが上記対象ドキュメント上に表示されてもよいが、コメントチェーンが大きくなると、肝心な対象部分が隠れたりコメント間の見分けや関連性を見分けにくくなったりする。そこで、コンピュータ表示装置上のコメントチェーンの表示領域が、ドキュメントの表示領域と分けられてもよい。このとき、表示ドキュメントの複数の注目対象に関するコメントチェーンが全て表示される態様であってもよく、また指定されたコメントチェーンのみが表示される態様であってもよく、さらに、コメントチェーン中の指定された期間や指定された関係者、あるいは指定されたキーワードを含むコメントのみが表示されるなど様々な表示方法が採用されてもよく、本願の一態様はこれらのうちの少なくともいずれかを包含するが、これらに限られない。またコメントチェーンが長くなった場合には任意の方法で「折りたたむ」ことができる構成を好適には備える。このように、対象ドキュメントと別の表示領域にコメントチェーンが表示されると、注目か所との関連性が分かりにくくなる可能性があるが、上述のように、本発明の一態様では注目か所とコメントとが線で結ばれているので、この心配はない。
最後に7)確認・承認機能について、特に当該機能を実現する手段について示す。ある一つの対象に対する議論が終わって関係者間で一定の結論もしくは暫定的結論が出たら、確認及び/もしくは承認が行なわれる。そのために、確認及び/もしくは承認開始ボタンを設け、確認及び/もしくは承認のためのログイン後に確認及び/もしくは承認ボタンが押下されることで確認及び/もしくは承認が行なわれる。なお、確認及び/もしくは承認ボタンが押下される前に、(関係者が)コメントを最終レビューするためのレビュー可能化機能を持たせても良い。また一部の関係者にのみ確認及び/もしくは承認権限が与えられたり、関係者全員の確認及び/もしくは承認が終わった後に最終確認及び/もしくは最終承認を行う最終責任者が設定されたりしても良く、確認及び/もしくは承認権限の構造に応じて確認及び/もしくは承認作業が行われても良い。
広告作成、ソフトウェア開発、医療など、それぞれ異なる高度技能を有する専門家が共同して1つの目標を達成するような仕事環境において、同じ1つのドキュメントに対する修正、コメントと関連ドキュメント等の複数の修正履歴が、それらの間の時間的・意味的関係を崩すことなく保存し、随時時系列的に表示されるので、情報の意味的関連の散逸を生じせることがない。従って、万が一、最終印刷物やソフトウェア等の開発物、病気診断などの判断に間違いが生じたときに、遡って原因を特定することが可能になる。この点は、法的問題が生じた際の責任の所在を明確にすることで一定の社会的問題を解決するのに貢献するものと考えられる。
以上のように、コンピュータ及びネットワークを用いて電子的に1)〜7)が行なわれることにより、本発明の上記目的が実現される。なお、ドキュメントはPDFに限らず、様々な形式があるが、いずれの形式も本発明の一態様の対象である。
本発明の一態様によれば、ドキュメントの修正対象か所が指定されるとコメント入力ボックスが自動的に表示され、対象か所とコメント入力ボックスとが視覚的に関係付けられ、対象か所に対する複数の関係者からの修正コメントに対して、発信者を区別してコメントチェーンが形成・蓄積され、対象か所およびコメント間の関連性が視覚的に明確に表示されることができる。それによって対象カ所およびコメント間の意味的関連性が散逸することなく扱われ、それに基づいて修正の確認・納品物や判断の承認が行われることを可能にする、ドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における情報の意味的散逸を防ぐ方法、システム、プログラム、及び記録媒体の提供が実現され、それによって無駄な修正作業ややり取りを大幅に削減できる。
本発明の一実施形態に係るドキュメントの修正及び修正管理システムの概念図の一例である。 図1に示したドキュメント作成と修正管理システムに用いられる端末11〜17のハードウェアブロック図の一例である。 本発明の一実施形態に係るドキュメントの修正及び修正管理システムに関わるコンピュータ画面の一例である。 本発明の一実施形態に係るドキュメントの修正及び修正管理システムに関わる承認画面の一例である。 本発明の一実施形態に係るドキュメントの比較ツールの表示例である 本発明の一実施形態に係るドキュメントの修正及び修正管理システムにおける第1のコメントを入力して共有化されるまでのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るドキュメントの修正及び修正管理システムにおける返信コメントを入力して共有化されるまでのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係るドキュメントの作成及び/もしくは修正管理システムの概念図の一例である。図1に示す構成において、本発明の一実施形態に係るシステムを実行するプログラム本体がサーバー18(図示しない)上に置かれてもよく、あるいは、各端末11〜17上に置かれても良い。ここでは、たとえば、端末11〜14及び端末16はPC型端末、端末15はいわゆるタブレット型端末、端末17は携帯型端末、をそれぞれ示している。修正対象ドキュメントも同様であり、修正前のドキュメントがサーバー18上のみに置かれて、修正要求があればそれに対して逐一修正が行なわれ、その結果が各端末に送られて表示される方法、あるいは、サーバー18上のドキュメントデータには修正が行われずに、各端末11〜17からの修正要求が保存され、それが修正前のドキュメントに臨時に反映されて各端末11〜17上に表示され、修正が確定した段階で(サーバー18上の)ドキュメントデータに変更が行なわれる(或いは反映される)方法、のうちのいずれかの方法、或いはそれらの方法の一部もしくは全部を混在させた方法、で実行されてもよい。
図1において、サーバー18はたとえばネットワーク上のクラウド10に設置されていてもよい。これに対して、例えば印刷物の修正の場合には、クリエイティブディレクター、アートディレクター、コピーライター、デザイナー、イラストレーター、フォトグラファーなどがそれぞれ、所有する11〜17のPC、タブレット、スマートフォンなど(以下、「端末」と呼ぶ場合もある。)が、ネットワーク経由でクラウド上のサーバーに接続され、本発明の一実施形態に係るドキュメントの修正及び修正管理システムのプログラムが各端末とサーバーとで動作する。
図2は、図1に示したドキュメント作成及び/もしくは修正管理システムに用いられる端末11〜17のハードウェアブロック図の一例である。図2に示されるように、各端末は、一例として、ハードウェアコンポーネント21〜32、すなわち、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、HDD(Hard Disc Drive)24、スピーカー25、モニター26、キーボード27、マウス28、ネットワーク制御装置29、カメラ30、マイクロフォン31、及びバスライン32を有している。これらハードウェアによって、サーバーとの通信、ドキュメントの表示・修正、コメントの作成・返信、コメントチェーンの構築、承認等が行なわれる。
図3は本発明の一実施形態に係るドキュメントの修正及び/もしくは修正管理システムに関わるコンピュータ画面のメイン画面の一例を示した図である。同図に示されるように、メイン画面は機能的に3つの部分に分割されており、中央部分301に修正対象ドキュメントの特定のページが表示され、その左隣部分302にドキュメントの各ページがサムネイル表示され、ページ全体表示の右隣部分303に一連のコメントチェーンが表示される。ドキュメントの修正対象ページを中央部分に表示するためには、左側のサムネイル表示の該当ページ304を特定する作業が関係者によって行われる(例えば該当ページ304がクリックされる)。中央部分301に表示されたページは拡大/縮小表示が可能であり、適切な表示に対して、関係者は修正対象箇所を指定することができる。修正対象箇所が画像の場合は、従来の指定方法(マウス移動による長方形、円、楕円による指定、任意曲線による指定、明度や色座標による指定など)を含む方法、例えば円305によって指定する方法、で指定操作が行われる。文字データが修正対象の場合には、修正や議論の対象が電子的なマーカーやアンダーラインなどで指定されても良く、あるいは特定の文字列に対する検索結果が指定されても良い。動画データや音声データの場合もそれぞれに適した方法で指定されるが、本実施形態にはそれらが全て包摂される。すなわち、本実施形態としては、それらの指定方法のうちの少なくともいずれか一つを含むが、それらの指定方法を複数組み合わせた方法を含んでもよい。なおドキュメント全体が左隣り部分302に表示できなければスクロールできるものとする。さらに、現在中央部分301に表示されているページを示すためにサムネイル画像を枠で囲ってもよい。また、日付の区切りで線を入れたり、日付ごとに背景色を変えたりすることで日付ごとにグループ表示してもよい。さらにこの部分はサムネイル表示だけでなく、ファイル名の一覧を表示してWindows(登録商標)のエクスプローラー(登録商標)のように使ってもよい。
なお左隣り部分302に表示されるページ304に対して、新たなページが案件に追加されたりする場合等に対処するため、ドラッグアンドドロップなどの操作によりページを追加することを許してもよい。一方、修正/変更/削除を行うことはできないが、作業上の便宜を図る目的で、例えば同一日内に限って作業者の画面上でのみページの表示順序を入れ替えたり、特定ページを表示禁止にしたりすることを可能にしてもよい。これらはあくまでも当該作用者の便宜を図るためのものとして、この変更は保存されず、他の作業者の当該部分の表示が変更されることもないようにしてもよい。また中央部分301に表示されている画像や、右隣部分303に表示されるコメントチェーンなどの全部あるいは一部を表示禁止にすることを可能にしてもよい。これらもあくまでも当該作用者の便宜を図るためのものであり、この変更は保存されず、他の作業者の当該部分の表示が変更されることもないようにしてもよい。さらに、図3における中央部分301と右隣部分303とは表示を任意に入れ替えることができるようにしてもよい。
修正対象箇所が指定されると自動的に第1のコメント入力ボックス306が表示され、指定か所とコメント入力ボックスとの間が線307で結ばれ、視覚的な関連性が形成される。コメント入力ボックス306にコメントが(関係者によって)入力され、そのうえで例えば確定ボタン308がクリックされることでコメントが確定し、修正対象か所や指定範囲、それに対するコメント番号、コメント内容、コメント日時、コメント記入者情報など、コメントに関わる情報がコメント内容と共にコンピュータに記憶される。それと同時に、上記コメントに関わる情報もしくはその一部がサーバー経由で関係者間に共有化され、関係者も同じ画面内容を見ることができるようになる。このとき、AI等によってコメント内容を解析し、複数の関係者の中で誰が関連が深いかを自動的に、及び/もしくは、ルールベースで、推定し、関連が深いと推定された関係者には当該コメントに関係が深い関係者であることを示す何らかのマーク付きで本コメントが表示されるようにしてもよい。なお、コメントの確定ボタン308が押下された日時309がコメント入力ボックス近くに表示され、時系列性が容易に視認及び/もしくは確認できるようにしてもよい。
このように、上記形態に係る方法によれば、コメント番号が指定した修正対象と対応付けられ、修正対象か所とそれに対するコメントとの関連性が自動的に構築・保存されることとなる。これによって、指定対象か所とそれに対するコメントとの関連が失われることなく保存され、必要な情報と共にいつでも必要なときに再現することが可能となる。
次に、上記対象か所及びコメント内容について略同じ画面或いは完全に同一の画面が関係者の端末に表示されるので、関係者は返信コメントを入力することが可能となる。そのためには、例えば受信した第1のコメントの返信ボタン310がクリックされると返信コメントボックス311を表示し、関係者によるコメント入力が可能になる。このとき、どのコメントに対する返信であるのかを明確に示すため、受信した第1のコメント306と、返信コメントボックス311との間が線312で結ばれる。コメントが入力されて、例えば確定ボタン313がクリックされることでコメントが確定し、修正対象か所や指定範囲、それに対するコメント番号、コメント内容、コメント日時、コメント記入者情報など、コメントに関わる情報がコメント内容と共にコンピュータに記憶される。それと同時に、上記コメントに関わる情報がサーバーコンピュータ経由で関係者間で共有化され、関係者も同じ画面内容を見ることができるようになる。各コメントボックスの右下の時刻に、確定ボタンがクリックされた時刻が表示されるようにしてもよい。
図示はされていないが、修正対象か所や第1のコメントを含むコメントボックスに、修正対象識別番号やコメントボックス識別番号が付与および/または表示されるようにしてもよい。こうすることで、電話等による修正のやり取りの際に、関係者は番号で注目対象を指定することができ、やり取りをスムースにすることが可能となる。
上記形態の例では、第1のコメント入力者と第2のコメント入力者とが異なる場合を示したが、同じ者であってもよい。両入力者が異なる場合には、視覚的に明確に区別するため、第1のコメントと第2のコメントとでコメントボックスの枠の色、背景色、関連性を示す線などの色や線種が変えられるようにしてもよい。図3ではコメント枠を実線と破線とで示すことにより、コメント入力者の区別をする例を示した。コメントボックス間306、311を結ぶ線312も色や線種を用いて区別してもよい。
一つのコメント内に複数の異なる内容が含まれる場合がある。例えば図3において、第2のコメントである返信コメント311には2つの内容が含まれており、それぞれに対して個別に返信コメントが寄せられた場合を示す。この場合には、第2のコメントに対する返信コメントのコメント識別番号は、作成日時を基準として異なる番号が割り振られる。これらを第3、第4のコメントと呼べば、それぞれ異なる返信者が送っている場合には、上記同様、コメントボックスの枠の色、背景色、関連性を示す線などの色や線種が各別に変えられるようにしてもよい。このようにして修正対象か所の指定と第1のコメントの作成・共有化、それに対する第2、第3のコメントの作成・共有化が図られる。このことは、同時にお互いの関連性を確保しつつ、指定対象か所と第1のコメント以降のコメントとが時系列的に保存されることから、意味的関連性が散逸されることなく、修正経緯を間違いなく辿ることが可能となることに繋がる。
図3に示した例では、全てのコメントチェーンが時系列性かつ相互の意味的関連性を保ったまま表示されているが、コメントの一部を折り畳んだり、特定の関係者の発したコメントだけを表示したり、同じテーマのコメントだけを表示させたり、指定した日時範囲のコメントだけを表示したりする機能を付加してもよい。
図3の中央部分に表示されているドキュメントのページには、複数の修正対象か所が存在する。現在表示されているコメントチェーンは1つの修正対象か所に対するものであるが、別の修正対象か所314をクリックすれば、それに対するコメントチェーンが表示されることとなる(図示しない)。
コメントチェーンは修正日の昇順や降順に並び替える機能があってもよい。また複数ページに亘るドキュメントの場合には、修正が加えられたページに注目して、そのページのみを日付の昇順あるいは降順に並べることで、注目対象ページのみを時系列に確認できる機能を付加してもよい。さらに、ドキュメントの修正対象部分だけをピックアップして、その部分だけを修正日付の昇順あるいは降順に並び替えて表示する機能を付加してもよい。
コメントチェーン表示部の最上段には、該当修正か所に対してこれまでにコメントしてきた関係者のアイコン(何らかの画像)315や氏名が表示されてもよい。あるいは関係者全員のアイコンが表示され、さらに該当修正か所にコメントしてきた関係者が識別されるようにしてもよい。さらに、各コメントボックスの該当箇所がクリックされることで、それを作成した関係者の氏名、所属、連絡先、職種(コピーライター、イラストレーターなど)などの情報がアイコンと共に表示されるようにしてもよい。
上記やり取りはすべて作業者が注意できる範囲では正しいが、ときとして誤りは発生する。そこで、やり取りの中で作業者がミスを犯しやすい返信のし忘れ、チェックや確認の漏れなどの傾向をAIが学習し、作業者に注意喚起したり、エラー軽減措置を講じたりする機能があってもよい。
こうして該当修正か所に対するコメントのやり取りが行われ、最終的に修正内容が確定したら、関係者による確認及び/もしくは承認が行われる。関係者が確認及び/もしくは承認することを可能にするシステム上の方法としては様々な方法が考えられる。たとえば、該当箇所について修正前と後とを比較したり、全てのコメントチェーンを確認したり、特定のコメントのみを確認したりするための画面を表示して何らかの確認及び/もしくは承認作業を入力させる方法が考えられ、また、これ等に限らないが、これ等を含む少なくとも1つの確認及び/もしくは承認方法が提供される。
修正終了後の承認は、修正か所ごとに行う方法や、複数の修正か所全体に対して行う方法、さらにはドキュメント全体に対して行う方法、のいずれか、あるいはこれらのいずれか二つ以上の組合せによって実現してもよい。すべての修正が完了し、例えば印刷物を依頼元へ納品する場合の承認は、各修正か所の承認が完了した後に改めて全体の承認を手動で依頼する方法や、各修正か所の承認が全て完了した時点で自動的に最終承認依頼を発する方法などが考えられ、これらのいずれも本実施形態は包含する。
承認画面の一例を図4に示す。この例では、複数の承認ボックス121が用意され(承認ボックス数は任意である)、そこに関係者が電子的な承認を行う。例えば最左端の承認ボックスに「磯」の電子印120を押すことにより、その該当者が承認を行ったことが示される。
図5にテキストデータの修正の確認や、修正前後を比較するためのドキュメントの比較ツールの表示例を示す。この例では、テキストデータ全体の中での修正か所の存在位置が右端のスクロールバー501に示され、同時に現在表示されているテキストデータの範囲502も表示されている。修正された箇所では複数回の修正が行われている場合もある。この場合には比較したい2つ以上のテキストを選択して並べて表示する必要がある。図5の例では新旧2つのドキュメントを比較する例を示している。図5では旧ドキュメント1とそれを修正した新ドキュメント1’(右半分側部分)で内容が異なっているテキスト部分が明示されており、たとえばテキストで異なっている部分を破線の直線503で、画像で異なっている部分を破線の長方形504で示す。なお、図5ではテキスト及び画像データの比較の例を示しているが、動画や音声についても少なくとも新旧2つ以上の比較対象を並べ、異なっている部分が可視的及び/もしくは可聴的に明示されてもよい(この場合、たとえば動画ではコマ送り形式で静止画の集合体として表示されてもよく、たとえば音声では音声データを文字を含む可視化した情報が表示されてもよい)。
図6に、本願の一実施形態に係るシステムにおける第1のコメントが入力されて共有化されるまでのフローチャートを示す。ここでは画像データの修正を例にとる。まず修正か所の指定方法を選択する(ステップ601)。例えば範囲による指定が選択されると範囲指定マウスカーソルが現れ、マウスのドラッグ操作によって修正か所が指定される(ステップ602)。指定が完了すると、自動的に第1のコメント入力ボックスが表示される(ステップ603)。例えば第1のコメントとして修正提案が入力され、確定ボタンが押されると修正提案が確定されてクラウドに置かれたサーバーを介して情報が共有化される(ステップ604)。それと同時に、修正対象か所、コメント番号、コメント内容、添付ファイルがあれば添付ファイルとその情報、コメント入力者、入力日時などに限られない、全ての必要な情報が保存される(ステップ605)。
図7に、本願の一実施形態に係るシステムにおける返信コメントが入力されて共有化されるまでのフローチャートを示す。まず返信対象の受信コメントが関係者によって選択される(ステップ701)。例えば、受信コメントボックスの返信ボタンが関係者によってクリックされることにより対象コメントが指定される。指定が完了すると、自動的に第2のコメント入力ボックスが表示される(ステップ702)。例えば第2のコメントとして新たな画像が提案され、それが貼付ファイルとして送信される場合には、返信コメントの入力に加えて、添付画像の指定が行われる。その後確定ボタンが押下されるとコメントが確定され(ステップ703)、クラウドに置かれたサーバーを介して情報が共有化される(ステップ704)。それと共に、返信対象コメント番号、返信コメント番号、コメント内容、添付ファイルがあれば添付ファイルとその情報、コメント入力者、入力日時などに限られない、全ての必要な情報が保存される(ステップ705)。
なお、上述の実施の形態は本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
本発明の実施形態によれば、異なる役割及び/もしくは能力を有する複数の関係者が協力してドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における情報の意味的散逸を防ぐことがシステム的に実現される。したがって、本発明の実施形態は、工業的に製造することができ、また商取引の対象とすることができ、経済的価値を有しており、広告業、印刷業等をはじめ各種産業において大いに利用可能性を有する。
301・・・メイン画面の中央部分
302・・・メイン画面の左部分
303・・・メイン画面の右部分
304・・・サムネイル表示
305・・・修正部分を指定する図形
306・・・第1のコメント入力ボックス
307・・・指定箇所とコメント入力ボックス間の線
308・・・第1のコメント入力ボックス確定ボタン
309・・・確定ボタンを押下した日時
310・・・返信ボタン
311・・・返信コメントボックス
312・・・コメントボックス間の線
313・・・返信コメントボックスの確定ボタン
314・・・修正対象か所
315・・・コメントした関係者の画像などの情報

Claims (16)

  1. 異なる役割及び/もしくは能力を有する複数の関係者が協力してドキュメントについて、作成、修正、検討、確認、あるいは終了判断の少なくとも1つを行う作業における、前記ドキュメント内の修正対象か所とそれに対するコメントとの対応関係を確立する第1の確立手段と、
    前記複数の関係者からの複数のコメント間の対応関係を確立する第2の確立手段と、
    前記修正対象か所と前記複数のコメントとの間の時系列性及び意味的関連性を含むコメントチェーンを保持する手段であって、前記コメントチェーンは前記コメントの内容別に構造化されたものである、手段と、
    前記修正対象か所及び/もしくは前記複数のコメントを含む前記コメントチェーンを表示し、それらに基づいて複数の関係者によって修正の確認及び/もしくは完了の承認が行われる手段と
    を具備することを特徴とする、ドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  2. 前記ドキュメントに対して、前記修正対象か所が指定されるとコメント入力ボックスが自動的に表示され、前記修正対象か所と前記コメント入力ボックスとの関連性が視覚的に明示される手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  3. 前記コメント入力ボックスに入力されたコメントに対する前記複数の関係者からの一連の返信コメントが、前記コメント入力ボックスに前記コメントを入力した発信者を区別してコメントチェーンとして関連性が形成されて蓄積される蓄積手段と、
    前記コメントチェーンを形成する一連のコメント間の関連性が視覚的に明示されることで前記修正対象か所および一連の前記コメント間の時系列性及び意味的関連性を散逸させずに保持する手段
    をさらに具備することを特徴とする、請求項2記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  4. 前記ドキュメントは、コンピュータが扱うことができる文書、画像、動画、音声データのうちの少なくとも一つであることを特徴とする、請求項1〜3のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  5. 前記システムがコンピュータ及びネットワークとを備えるハードウェア構成によって形成され、前記ドキュメント中の前記修正対象か所が指定されると、それに対して前記コメントを入力する第1の作業が行われることができ、前記修正対象か所と入力コメントとが関係者全員の間で共有化される第2の作業が行われることができ、前記コメント間の関連性を散逸させることなく変更履歴が蓄積される第3の作業、前記修正対象か所と入力コメントとが表示される第4の作業、最終確認及び/もしくは承認が行われる第5の作業、の全ての作業が適時的に行われることを可能にすることを特徴とする、請求項1〜4のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  6. 前記修正対象か所の指定は、画像に対しては、矩形、円、任意曲線や直線の組み合わせ、明度や色座標によって指定されることを含み、文字データに対してはアンダーラインもしくはマーカーによって指定されることを含み、動画データもしくは音声データに対しては可視化データによって指定されることを含むことを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  7. 前記コメントチェーンは必要に応じて折り畳むことが可能であり、必要なコメントだけを表示できることを特徴とする、請求項1〜6のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  8. 前記コメントには、関与した作業者の名前、所属、及び顔を含むアイコン画像、前記コメントを発した作業者の属性のうちの少なくとも一つを含む情報を表示できることを特徴とする、請求項1〜7のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  9. 前記コメントには、添付のドキュメント、電話での会話記録、音声通話での記録、TV会議での記録、ウエブ会議での記録、メールでの情報交換の記録、のうち少なくとも1つが含まれることを特徴とする、請求項1〜8のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  10. 前記電話、前記音声通話、前記TV会議、前記ウエブ会議のいずれかにおけるコメントは音声認識技術を用いて文字列に変換されて、またメールの該当部分がコメントとして入力・保存されること特徴とする、請求項9記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  11. 前記コメントチェーンの表示において、該コメントチェーンを形成する議論の過程が前記ドキュメント内のどこに注目したものであるかが表示され、逆に前記ドキュメント内の前記注目したか所に対するコメントチェーンの表示を行うと、該注目したか所についての全ての議論の経過が表示されることを特徴とする、請求項1〜10のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  12. 前記修正対象か所に対するコメントの入力が行われると、誰が関係者であるかを人間或いはAIによって設定される関係者設定手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜11のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  13. 修正結果として作成されたテキストデータ、画像データ、音声データ、及びこれらが混在するデータ、の少なくともいずれか一つに対して、修正前後のドキュメントの比較を行う比較手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜12のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  14. 前記ドキュメント内の修正対象か所に係る修正作業のために複数の異なる分野の専門家が共同してやり取りを行う中で、返信し忘れ、チェック漏れ、確認漏れの少なくともいずれか一つを含む人間が見落としがちなポイントの傾向をAIが学習し、作業者に注意を促す手段、及び/もしくは、エラーの発生の可能性を警告する手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜13のうちいずれか1項記載のドキュメントの作成及び/もしくは修正管理における履歴の意味的散逸を防止するシステム。
  15. 異なる役割及び/もしくは能力を有する複数の関係者が協力してドキュメントについて、作成、修正、検討、確認、あるいは終了判断の少なくとも1つを行う作業に供するシステムに係るコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記コンピュータに、
    ドキュメント内の修正対象か所を指定するとコメント入力ボックスが自動的に表示される第一の機能と、
    前記修正対象か所と前記コメント入力ボックスとが視覚的に関係付けられる第二の機能と、
    前記修正対象か所に対する一連の前記複数の関係者からの修正コメントを、発信者を区別して前記修正コメントの内容別にコメントが構造化されたコメントチェーンを形成して蓄積する第三の機能と、
    前記修正対象か所および前記修正コメント間の関連性を前記コメントチェーンとして視覚的に明確に表示することによって前記修正対象か所および一連の前記修正コメント間の意味的関連性を散逸させることなく扱う第四の機能と、
    前記第四の機能に係る表示に基づいて修正の確認、終了の判断を行うための画面を表示する第五の機能と
    を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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