JP6853845B2 - 減圧管理システム及び減圧管理方法 - Google Patents
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Description
まず、図1を用いて本発明の減圧管理システムSを備えるニューマチックケーソン1の全体構成について説明する。図1に示すように、ニューマチックケーソン1の下部には、先端が細くなった刃口2が形成されており、この刃口2の内面と作業室スラブ4の下面とに囲まれて作業室3が形成されている。作業室3内には、少なくとも1台以上の掘削機51、52が配置されており、遠隔操作される掘削機51、52によって地盤を掘削してニューマチックケーソン1を沈下させていくようになっている。
次に、図2を用いて、本実施例の減圧管理システムSの構成について説明する。減圧管理システムSは、作業室3の圧力を検出する作業室圧力検出手段としての圧力計41と、減圧室であるマンロック10A(10B)の圧力を検出する減圧室圧力検出手段としての圧力計42と、作業者に個別に付加される電子タグであるICタグ61と、減圧室であるマンロック10A(10B)に設置されて電子タグであるICタグ61を読み取る電子タグリーダとしてのICタグリーダ(44A、44B)と、減圧室であるマンロック10A(10B)に設置されて作業者に減圧方法を指示する減圧管理情報を表示する表示手段かつ第2管理装置としてのタッチパネル43であって、読み取られたICタグ61に基づいて作業者を識別(特定)し、識別(特定)された作業者ごとの過去の高気圧作業履歴情報と、作業室3の圧力と、に基づいて減圧管理情報を生成し、生成された減圧管理情報を表示するタッチパネル43と、第1管理装置として高気圧作業履歴情報と減圧管理情報を管理するPC30、から構成されている。
次に、減圧管理システムSの処理の流れについて、図3のフローチャートを用いて説明する。はじめに、作業者Hは、ICタグ61が付加されたヘルメット60を装着して、マンロック10A(10B)に入室する(STEP1)。
次に、マンロックに入室する作業者の入力作業(選択)が錯綜してミスが生じやすい(1)〜(3)の場合について説明する。
・ここでは、主室と副室の2つのマンロック(3、3)を、同一のマンシャフト(9A)上に直列に備える例について説明する。
・加減圧時間のタイムロスを無くすために、主室で減圧、副室で加圧を行い、同圧になった時点で、主室の入室者と副室の入室者が入れ替わる。その後、主室で加圧、副室で減圧を行う。
・高気圧下の情報は、PC(30)に伝送されて一括管理されているため、使用するタッチパネル(43)が変わっても継続管理が可能となっている。
・主室側
減圧 → 停止 → 人員の入替え → 加圧にセット → 加圧再開
→ 加圧終了 → 作業室に移動
・副室側
加圧 → 停止 → 人員の入替え → 減圧にセット → 減圧再開
→ 減圧終了 → 地上へ移動
(ステップ2)第1減圧室を減圧するとともに第2減圧室を加圧する。
(ステップ3)第1減圧室内の圧力と第2減圧室内の圧力とを略同一に調整する。
(ステップ4)第1減圧室と第2減圧室の作業者が入れ替わる。すなわち、第1減圧室に第2減圧室から作業者が入室して作業者が識別されるとともに、第2減圧室に第1減圧室から作業者が入室して作業者が識別される。
(ステップ5)第1減圧室を加圧するとともに第2減圧室を減圧する。
(その後(ステップ6))第1減圧室から作業室へ作業者が移動して作業し、第2減圧室から地上へ作業者が移動する。
・橋脚P1とP2で作業する例について説明する。
・橋脚P1は作業気圧pp1(MPa)で、橋脚P2は作業気圧pp2(MPa)で、両者ともに午前及び午後の2回、ケーソン内で作業可能な気圧範囲にあるものとする。
<午前橋脚P1、午後橋脚P2で作業>
・午前中、作業気圧pp1、作業時間t1で作業した場合、作業気圧pp1、作業時間t1に合致したタイムテーブルで減圧を行う。
・午後、作業気圧pp2,作業時間t2で作業した場合、午前中の高気圧下履歴情報を加味した上で最適なタイムテーブルで減圧を行う。
<午前橋脚P2、午後橋脚P1で作業>
・午前中、作業気圧pp2、作業時間t2で作業した場合、作業気圧pp2、作業時間t2に合致したタイムテーブルで減圧を行う。
・午後、作業気圧pp1,作業時間t1で作業した場合、午前中の高気圧下履歴情報を加味した上で最適なタイムテーブルで減圧を行う。
・作業員の一部が、両方の橋脚で作業した場合には、作業員の高気圧下履歴情報から一番高位のタイムテーブルを使用して減圧を行う。
・第1マンロックで加圧して作業室に入り、作業終了後に第2マンロックで減圧して外に出る例について説明する。
・第1マンロックで加圧する。
・作業室に入り作業を行う。
・第2マンロックで減圧する。高気圧下の履歴情報はPC(30)に保存されて一括管理されるとともに、個別のタッチパネル43にも共有されているので、加圧時の情報を参照し、最適なタイムテーブルを表示して、減圧を行う。
次に、本実施例の減圧管理システムSの奏する効果を列挙して説明する。
3 :作業室
6 :中央監視室
7 :マテリアルシャフト
8 :マテリアルロック
9A、9B:マンシャフト
10A、10B:マンロック
30 :パーソナルコンピュータ(第1管理装置、PC)
41 :圧力計
42 :圧力計
43 :タッチパネル(第2管理装置、表示手段)
44 :ICタグリーダ
44A :IC読取アンテナ
44A :取りアンテナ
44B :ICタグリーダ制御装置
51、52:掘削機
60 :ヘルメット
61 :ICタグ
H :作業者
S :減圧管理システム
Claims (1)
- 作業室の圧力を検出する作業室圧力検出手段と、減圧室の圧力を検出する減圧室圧力検出手段と、減圧室に設置されて作業者に減圧方法を指示する減圧管理情報を表示する表示手段と、管理装置であって、電子的識別手段に基づいて作業者を識別し、識別された作業者ごとの過去の高気圧作業履歴情報と、作業室の圧力と、に基づいて減圧管理情報を生成し、生成された減圧管理情報を前記表示手段に表示させる、管理装置と、を備える、減圧管理システムであって、前記減圧室が、第1減圧室と、該第1減圧室に直列に接続される第2減圧室と、を少なくとも有する、減圧管理システム、を使用する減圧管理方法であって、
前記第1減圧室に前記作業室から作業者が入室して作業者が識別されるとともに、前記第2減圧室に地上から作業者が入室して作業者が識別されるステップと、
前記第1減圧室を減圧するとともに前記第2減圧室を加圧するステップと、
前記第1減圧室内の圧力と前記第2減圧室内の圧力とを略同一に調整するステップと、
前記第1減圧室に前記第2減圧室から作業者が入室して作業者が識別されるとともに、前記第2減圧室に前記第1減圧室から作業者が入室して作業者が識別されるステップと、
前記第1減圧室を加圧するとともに前記第2減圧室を減圧するステップと、
を備える、減圧管理方法。
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