JP6852615B2 - 回転電機のステータ - Google Patents
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Description
上記回転電機のステータにおいて、前記相間絶縁シートにおける前記ステータコアの軸線方向に位置する端部それぞれは、前記ステータコアにおける前記軸線方向の両側に位置する端面それぞれから突出しており、前記一対の接触部における前記相間絶縁部とは反対側の側縁それぞれにおいて、前記ステータコアの端面から突出している部分は、前記一対の接触部における前記軸線方向に位置する端縁に向かうにつれて互いに近づくテーパ状の傾斜縁になっており、前記サーミスタは、前記コイルの温度を測定する温度検出素子と、前記温度検出素子を収容する筒状のチューブと、前記温度検出素子に電気的に接続される配線と、を有し、前記ステータコアの内周側から前記サーミスタを見たときに、前記配線の一部が前記傾斜縁から突出しているとよい。
また、上記課題を解決する回転電機のステータは、円筒状のヨーク、及び前記ヨークの内周面から延在する複数のティースを有する円筒状のステータコアと、前記各ティースに巻線が集中巻きで巻回されてなるコイルと、前記ステータコアの周方向で隣り合うティースの間に形成されたスロットに挿入され、前記各スロットを通過する前記コイルの一部と前記ステータコアとを絶縁するスロット絶縁シートと、前記各スロットに挿入されるとともに前記各スロットにおいて前記ステータコアの周方向で隣り合う異なる相であるコイル同士を絶縁する相間絶縁シートと、前記コイルの温度を測定するサーミスタと、を備え、前記各ティースにおける前記ヨークとは反対側の端部には、前記ステータコアの周方向の両側に突出する一対の鍔部が形成され、前記スロット絶縁シートは、前記ステータコアの周方向で隣り合う前記鍔部同士の隙間であるスロットオープンに対して前記ステータコアの径方向で重なる部分で前記スロット絶縁シートにおける前記ステータコアの軸線方向の一端から他端にかけて延びる開口を形成し、前記ステータコアの周方向で隣り合う前記鍔部それぞれに沿って延びる一対の開口形成部を有し、前記相間絶縁シートは、前記スロットにおいて前記ステータコアの周方向で隣り合う異なる相であるコイルの間で前記ステータコアの径方向に延びる相間絶縁部と、前記相間絶縁部における前記ステータコアの径方向内側の端部に連続し、前記一対の開口形成部における前記鍔部とは反対側の面に接触する一対の接触部と、を有し、前記サーミスタは、前記スロットに挿入されるとともに前記相間絶縁部、前記一対の接触部の一方、及び前記コイルに接触しており、前記サーミスタは、温度検出素子と、前記温度検出素子を収容する筒状のチューブと、を有し、前記チューブにおける軸線方向に位置する端面と、前記一対の接触部における前記軸線方向に位置する端縁とが、前記ステータコアの軸線方向において同じ位置にある。
図1に示すように、回転電機10は、筒状のステータ11と、ステータ11の内側に配置されるロータ12と、を備えている。ステータ11は、ロータ12を取り囲んでいる。ロータ12は、回転軸13が挿通された状態で回転軸13に固定されるとともに回転軸13と一体的に回転する。ロータ12は、回転軸13に止着された円筒状のロータコア12aと、ロータコア12aに設けられた複数の永久磁石12bと、を有している。本実施形態の回転電機10は、永久磁石式回転電機である。回転電機10は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車、さらには、燃料電池自動車などの駆動源として利用される。
チューブ52の外周面52aは、第1対向部41a、一対の接触部42の一方、及びコイル24に接触しているため、サーミスタ50がスロット25において移動してしまうことが規制されており、サーミスタ50がスロット25において正確に位置決めされる。そして、サーミスタ50の温度検出素子51は、スロット25において、ステータコア21の内周寄りに配置されており、ロータ12に近い位置に配置されている。よって、温度検出素子51は、コイル24におけるロータ12に近い箇所である発熱し易い部分の温度を測定する。
(1)サーミスタ50は、スロット25に挿入されるとともに相間絶縁部41、一対の接触部42の一方、及びコイル24に接触しているため、サーミスタ50がスロット25において移動してしまうことを規制することができ、サーミスタ50をスロット25において正確に位置決めすることができる。その結果、サーミスタ50によってコイル24の温度を正確に測定することができる。
○ 実施形態において、一対の接触部42の側縁42aそれぞれのステータコア21の端面21eから突出している部分が、相間絶縁シート40の長手方向に延びていてもよい。
○ 実施形態において、チューブ52の端面52eが、一対の接触部42の一方の端縁42eよりも、ステータコア21の軸線方向においてステータコア21の端面21eとは反対側へ突出していてもよい。
○ 実施形態において、相間絶縁シート40の材質は特に限定されるものではなく、電気絶縁性に優れた材質であればよい。
Claims (5)
- 円筒状のヨーク、及び前記ヨークの内周面から延在する複数のティースを有する円筒状のステータコアと、
前記各ティースに巻線が集中巻きで巻回されてなるコイルと、
前記ステータコアの周方向で隣り合うティースの間に形成されたスロットに挿入され、前記各スロットを通過する前記コイルの一部と前記ステータコアとを絶縁するスロット絶縁シートと、
前記各スロットに挿入されるとともに前記各スロットにおいて前記ステータコアの周方向で隣り合う異なる相であるコイル同士を絶縁する相間絶縁シートと、
前記コイルの温度を測定するサーミスタと、を備え、
前記各ティースにおける前記ヨークとは反対側の端部には、前記ステータコアの周方向の両側に突出する一対の鍔部が形成され、
前記スロット絶縁シートは、
前記ステータコアの周方向で隣り合う前記鍔部同士の隙間であるスロットオープンに対して前記ステータコアの径方向で重なる部分で前記スロット絶縁シートにおける前記ステータコアの軸線方向の一端から他端にかけて延びる開口を形成し、前記ステータコアの周方向で隣り合う前記鍔部それぞれに沿って延びる一対の開口形成部を有し、
前記相間絶縁シートは、
前記スロットにおいて前記ステータコアの周方向で隣り合う異なる相であるコイルの間で前記ステータコアの径方向に延びる相間絶縁部と、
前記相間絶縁部における前記ステータコアの径方向内側の端部に連続し、前記一対の開口形成部における前記鍔部とは反対側の面に接触する一対の接触部と、を有し、
前記サーミスタは、前記スロットに挿入されるとともに前記相間絶縁部、前記一対の接触部の一方、及び前記コイルに接触している回転電機のステータ。 - 前記相間絶縁シートにおける前記ステータコアの軸線方向に位置する端部それぞれは、前記ステータコアにおける前記軸線方向の両側に位置する端面それぞれから突出しており、
前記一対の接触部における前記相間絶縁部とは反対側の側縁それぞれにおいて、前記ステータコアの端面から突出している部分は、前記一対の接触部における前記軸線方向に位置する端縁に向かうにつれて互いに近づくテーパ状の傾斜縁になっており、
前記サーミスタは、前記コイルの温度を測定する温度検出素子と、前記温度検出素子を収容する筒状のチューブと、前記温度検出素子に電気的に接続される配線と、を有し、
前記ステータコアの内周側から前記サーミスタを見たときに、前記チューブの一部が前記傾斜縁から突出している請求項1に記載の回転電機のステータ。 - 前記相間絶縁シートにおける前記ステータコアの軸線方向に位置する端部それぞれは、前記ステータコアにおける前記軸線方向の両側に位置する端面それぞれから突出しており、
前記一対の接触部における前記相間絶縁部とは反対側の側縁それぞれにおいて、前記ステータコアの端面から突出している部分は、前記一対の接触部における前記軸線方向に位置する端縁に向かうにつれて互いに近づくテーパ状の傾斜縁になっており、
前記サーミスタは、前記コイルの温度を測定する温度検出素子と、前記温度検出素子を収容する筒状のチューブと、前記温度検出素子に電気的に接続される配線と、を有し、
前記ステータコアの内周側から前記サーミスタを見たときに、前記配線の一部が前記傾斜縁から突出している請求項1に記載の回転電機のステータ。 - 前記チューブにおける軸線方向に位置する端面と、前記一対の接触部における前記軸線方向に位置する端縁とが、前記ステータコアの軸線方向において同じ位置にある請求項2に記載の回転電機のステータ。
- 円筒状のヨーク、及び前記ヨークの内周面から延在する複数のティースを有する円筒状のステータコアと、
前記各ティースに巻線が集中巻きで巻回されてなるコイルと、
前記ステータコアの周方向で隣り合うティースの間に形成されたスロットに挿入され、前記各スロットを通過する前記コイルの一部と前記ステータコアとを絶縁するスロット絶縁シートと、
前記各スロットに挿入されるとともに前記各スロットにおいて前記ステータコアの周方向で隣り合う異なる相であるコイル同士を絶縁する相間絶縁シートと、
前記コイルの温度を測定するサーミスタと、を備え、
前記各ティースにおける前記ヨークとは反対側の端部には、前記ステータコアの周方向の両側に突出する一対の鍔部が形成され、
前記スロット絶縁シートは、
前記ステータコアの周方向で隣り合う前記鍔部同士の隙間であるスロットオープンに対して前記ステータコアの径方向で重なる部分で前記スロット絶縁シートにおける前記ステータコアの軸線方向の一端から他端にかけて延びる開口を形成し、前記ステータコアの周方向で隣り合う前記鍔部それぞれに沿って延びる一対の開口形成部を有し、
前記相間絶縁シートは、
前記スロットにおいて前記ステータコアの周方向で隣り合う異なる相であるコイルの間で前記ステータコアの径方向に延びる相間絶縁部と、
前記相間絶縁部における前記ステータコアの径方向内側の端部に連続し、前記一対の開口形成部における前記鍔部とは反対側の面に接触する一対の接触部と、を有し、
前記サーミスタは、前記スロットに挿入されるとともに前記相間絶縁部、前記一対の接触部の一方、及び前記コイルに接触しており、
前記サーミスタは、温度検出素子と、前記温度検出素子を収容する筒状のチューブと、を有し、
前記チューブにおける軸線方向に位置する端面と、前記一対の接触部における前記軸線方向に位置する端縁とが、前記ステータコアの軸線方向において同じ位置にある回転電機のステータ。
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