JP2012186902A - ステータおよびモータ - Google Patents

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秀樹 草野
Hirotoshi Torii
宏年 鳥居
Nobuyuki Maekawa
信行 前川
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Abstract

【課題】コイルの温度変化に対する温度検出素子の応答性を向上させ、コイル温度を正確に測定することができるステータを提供する。
【解決手段】隣り合う一対のコイル50,50の間に配置されたサーミスタ60は、弾性絶縁部材70により、コイル50に弾性的に押し付けられて、コイル50に接触する。このため、隣り合う一対のコイル50,50の間の隙間にばらつきが生じたり、サーミスタ60の種類に応じてサーミスタ60の外径の大きさにばらつきが生じたり、サーミスタ60のコイル50に対する設置位置にばらつきが生じても、弾性絶縁部材70により、サーミスタ60をコイル50に確実に接触させることができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、ステータおよびモータに関する。
従来、ステータとしては、ステータコアと、上記ステータコアに取り付けられたインシュレータと、上記ステータコアおよび上記インシュレータに巻回されたコイルと、上記コイルの温度を測定するサーミスタとを備えたものがある(特開2010−246356号公報:特許文献1参照)。上記サーミスタは、上記インシュレータに設けられた溝に嵌め込まれ、上記コイルに接触していた。
しかしながら、上記従来のステータでは、上記サーミスタは、上記インシュレータに設けられた溝に嵌め込まれていたので、例えば、サーミスタの種類に応じてサーミスタの外径の大きさにばらつきが生じる場合、インシュレータの溝に対してサーミスタの外径が小さくなって、全ての種類のサーミスタをコイルに接触させることができなかった。このため、コイルの温度変化に対するサーミスタの応答性が悪く、コイル温度を正確に測定することができないという問題があった。
特開2010−246356号公報
そこで、この発明の課題は、コイルの温度変化に対する温度検出素子の応答性を向上させ、コイル温度を正確に測定することができるステータ、および、このステータを用いたモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のステータは、
円筒部と、この円筒部の周面から径方向に突出すると共に周方向に配列された複数のティース部とを有するステータコアと、
上記ステータコアの各ティース部に巻回されたコイルと、
隣り合う一対の上記コイルの間に配置された温度検出素子と、
上記隣り合う一対のコイルの間に配置されると共に、上記温度検出素子が上記コイルに接触するように上記温度検出素子を上記コイルに弾性的に押し付ける弾性絶縁部材と
を備えることを特徴としている。
ここで、「温度検出素子がコイルに接触する」とは、「温度検出素子が直接コイルに接触する」ほか、コイルがワニスで固められている場合、「温度検出素子とコイルとの間にワニスが介在している」ことを含む意味である。
この発明のステータによれば、上記隣り合う一対のコイルの間に配置された温度検出素子は、上記弾性絶縁部材により、コイルに弾性的に押し付けられて、コイルに接触する。このため、隣り合う一対のコイルの間の隙間にばらつきが生じたり、温度検出素子の種類に応じて温度検出素子の外径の大きさにばらつきが生じたり、温度検出素子のコイルに対する設置位置にばらつきが生じても、弾性絶縁部材により、温度検出素子をコイルに確実に接触させることができる。
したがって、コイルの温度変化に対する温度検出素子の応答性を向上させ、コイル温度を正確に測定することができる。これにより、コイルの耐熱温度に対する温度マージンを極小化でき、この発明のステータを用いたモータの性能を極限近くまで引き出すことができる。さらには、モータの小型化、高性能化に寄与することができる。
また、一実施形態のステータでは、
上記ティース部と上記コイルの間に配置された絶縁紙を備え、
上記弾性絶縁部材の材質は、上記絶縁紙の材質と同一である。
この実施形態のステータによれば、上記弾性絶縁部材の材質は、上記絶縁紙の材質と同一であるので、弾性絶縁部材として絶縁紙を用いることができて、絶縁紙以外の他の材料を用意する必要がない。
また、一実施形態のステータでは、上記温度検出素子は、上記コイルに、接着性を有する部材で接着されている。
この実施形態のステータによれば、上記温度検出素子は、上記コイルに、上記接着性を有する部材で接着されているので、温度検出素子は振動などで容易に動かない。
また、この発明のモータは、
ロータと、
このロータに径方向に対向するように配置された上記ステータと
を備えることを特徴としている。
この発明のモータによれば、上記ステータを備えるので、コイル温度に基づく制御が良好となり、性能が向上する。
この発明のステータによれば、上記隣り合う一対のコイルの間に配置された温度検出素子は、上記弾性絶縁部材により、コイルに弾性的に押し付けられて、コイルに接触するので、コイルの温度変化に対する温度検出素子の応答性を向上させ、コイル温度を正確に測定することができる。
この発明のモータによれば、上記ステータを備えるので、コイル温度に基づく制御が良好となり、性能が向上する。
本発明のモータの一実施形態を示す縦断面図である。 モータの横断面図である。 本発明のステータの第1実施形態を示す斜視図である。 ステータの平面図である。 弾性絶縁部材の斜視図である。 本発明のステータの第2実施形態を示す平面図である。 弾性絶縁部材の斜視図である。 本発明のステータの第3実施形態を示すと共に弾性絶縁部材の斜視図である。 ステータの斜視図である。 本発明のステータの第4実施形態を示すと共に弾性絶縁部材の斜視図である。 ステータの斜視図である。 本発明のステータの第5実施形態を示す平面図である。 ステータの斜視図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明のモータの一実施形態である縦断面図を示している。図2は、モータの横断面図を示している。このモータは、例えば、建機、農機、工作機、射出成型機などの種々の産業機械や、ハイブリッド車などに用いられる。
図1と図2に示すように、このモータ3は、円筒形状のロータ30と、上記ロータ30に径方向外側に対向するように配置されたステータ40とを有する。ステータ40は、ロータ30の径方向外側にエアギャップを介して配置されている。つまり、上記モータ3は、インナーロータ型のモータである。
上記ロータ30および上記ステータ40は、ケーシング1内に配置されている。ロータ30には、回転軸4が固定され、この回転軸4を介して、ロータ30の回転を、図示しない出力側に伝達する。
上記ロータ30は、ロータコア31と、このロータコア31に軸方向に埋め込まれると共に周方向に配列された6つの磁石32とを有する。
上記ロータコア31は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータコア31の中央の孔部には、上記回転軸4が取り付けられている。上記磁石32は、平板状の永久磁石である。
上記ステータ40は、ステータコア41と、このステータコア41の軸方向の両端面に取り付けられたインシュレータ51と、上記ステータコア41および上記インシュレータ51に巻回されたコイル50とを有する。なお、図2では、上記コイル50および上記インシュレータ51を一部省略して描いている。
上記ステータコア41は、例えば積層された電磁鋼板からなり、円筒部45と、この円筒部45の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された9つのティース部46とを有する。
上記ステータコア41は、内周側に開口すると共に周方向に配列された9つのスロット部47を有する。つまり、このスロット部47は、隣り合う上記ティース部46の間に形成される。
上記コイル50は、複数の上記ティース部46に渡って巻かれておらず各ティース部46に巻かれている集中巻きである。上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル50に電流を流して上記ステータ40に発生する電磁力によって、上記ロータ30を、上記回転軸4と共に、回転させる。
上記インシュレータ51は、上記ステータコア41と上記コイル50との間に挟持され、上記ステータコア41と上記コイル50とを絶縁している。
上記インシュレータ51は、環状部55と、この環状部55の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に配列された9つの歯部56と、上記環状部55の軸方向の端面に立てられた円筒状の外壁部57と、上記歯部56の内側に立てられた内壁部58とを有している。
上記インシュレータ51の上記環状部55は、上記ステータコア41の上記円筒部45に対向して接触し、上記インシュレータ51の上記複数の歯部56は、それぞれ、上記ステータコア41の上記複数のティース部46に対向して接触している。
上記ステータコア41の上記ティース部46と、上記インシュレータ51の上記歯部56とは、上記ステータコア41の軸方向からみて、略同じ形状である。
図3に示すように、隣り合う一対の上記コイル50,50の間(つまり、スロット部47)には、温度検出素子としてのサーミスタ60が配置されている。このサーミスタ60は、コイル50の温度を測定する。このサーミスタ60の出力に基づいて、例えば、コイルの過昇温のリミッタ等の様々な制御が行われる。
上記隣り合う一対のコイル50,50の間には、弾性絶縁部材70が配置されている。この弾性絶縁部材70は、サーミスタ60が上記一対のコイル50,50の内の一方のコイル50に接触するように、サーミスタ60を一方のコイル50に弾性的に押し付ける。このため、サーミスタ60は、弾性絶縁部材70の弾力によって、一方のコイル50に密着し続ける。
ここで、「サーミスタ60がコイル50に接触する」とは、「サーミスタ60が直接コイル50に接触する」ほか、コイル50がワニスで固められている場合、「サーミスタ60とコイル50との間にワニスが介在している」ことを含む意味である。
図4に示すように、上記ステータコア41の上記ティース部46の側面と上記コイル50との間には、絶縁紙80が配置されている。この絶縁紙80は、ティース部46の側面とコイル50との間に挟持され、ティース部46の側面とコイル50とを絶縁している。絶縁紙80は、例えば、樹脂を含浸した紙や、ガラスフィラー等の繊維を混入した樹脂を含浸した紙である。
上記弾性絶縁部材70の材質は、上記絶縁紙80の材質と同一である。したがって、弾性絶縁部材70として絶縁紙80を用いることができて、絶縁紙以外の他の材料を用意する必要がない。
図4と図5に示すように、上記弾性絶縁部材70は、一枚の絶縁紙80を二つに折って構成され、互いに対向する第1側面部71および第2側面部72と、第1側面部71と第2側面部72とを連結する湾曲部73とを有する。第1側面部71はサーミスタ60に接触し、第2側面部72はコイル50に接触する。湾曲部73は、第1側面部71と第2側面部72とを開くように、第1、第2側面部71,72を付勢して、サーミスタ60のコイル50への接触状態を保持する。
上記サーミスタ60は、上記コイル50に、接着性を有する部材で接着されていてもよく、サーミスタ60は振動などで容易に動かない。ここで、接着性を有する部材とは、例えば、接着剤やワニスであり、特に、ワニスを用いた場合、コイル50自体を固めると同時に、サーミスタ60と弾性絶縁部材70とを一体にコイル50に接着することができる。
上記構成のステータ40によれば、上記隣り合う一対のコイル50,50の間に配置されたサーミスタ60は、上記弾性絶縁部材70により、コイル50に弾性的に押し付けられて、コイル50に接触する。このため、隣り合う一対のコイル50,50の間の隙間にばらつきが生じたり、サーミスタ60の種類に応じてサーミスタ60の外径の大きさにばらつきが生じたり、サーミスタ60のコイル50に対する設置位置にばらつきが生じても、弾性絶縁部材70により、サーミスタ60をコイル50に確実に接触させることができる。
したがって、コイル50の温度変化に対するサーミスタ60の応答性を向上させ、コイル50の温度を正確に測定することができる。これにより、コイル50の耐熱温度に対する温度マージンを極小化でき、このステータ40を用いたモータ3の性能を極限近くまで引き出すことができる。さらには、モータ3の小型化、高性能化に寄与することができる。
上記構成のモータ3によれば、上記ステータ40を備えるので、コイル温度に基づく制御が良好となり、性能が向上する。
(第2の実施形態)
図6と図7は、この発明のステータの第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、弾性絶縁部材の構成が相違する。なお、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図6と図7に示すように、弾性絶縁部材70Aは、一枚の絶縁紙を三つに折って構成され、環状に順に配置された第1側面部71A、第2側面部72Aおよび第3側面部73Aと、第1側面部71Aと第2側面部72Aとを連結する第1湾曲部74Aと、第2側面部72Aと第3側面部73Aとを連結する第2湾曲部75Aとを有する。
上記第1側面部71Aおよび上記第3側面部73Aと上記第2側面部72Aとは、互いに対向する。第1側面部71Aの一部と第3側面部73Aの一部とは、重なる。第2側面部72Aはサーミスタ60に接触し、第1側面部71Aおよび第3側面部73Aはコイル50に接触する。第1湾曲部74Aは、第1側面部71Aと第2側面部72Aとを開くように、第1、第2側面部71A,72Aを付勢すると共に、第2湾曲部75Aは、第2側面部72Aと第3側面部73Aとを開くように、第2、第3側面部72A,73Aを付勢して、サーミスタ60のコイル50への接触状態を保持する。
したがって、上記二つの湾曲部74A,75Aを有する弾性絶縁部材70Aにより、サーミスタ60のコイル50への接触状態を一層確実に保持できる。
(第3の実施形態)
図8と図9は、この発明のステータの第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、弾性絶縁部材の構成が相違する。なお、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図8と図9に示すように、弾性絶縁部材70Bは、一枚の絶縁紙を二つに折って構成され、互いに対向する第1側面部71Bおよび第2側面部72Bと、第1側面部71Bと第2側面部72Bとを連結する湾曲部73Bとを有する。
上記第1側面部71Bには、貫通穴74Bが設けられ、サーミスタ60は、この貫通穴74Bに挿通され、サーミスタ60は、弾性絶縁部材70Bに対して、位置決めされている。
上記第1側面部71Bはサーミスタ60を保持し、第2側面部72Bはコイル50に接触する。湾曲部73Bは、第1側面部71Bと第2側面部72Bとを開くように、第1、第2側面部71B,72Bを付勢して、サーミスタ60のコイル50への接触状態を保持する。
したがって、上記貫通穴74Bを有する弾性絶縁部材70Bにより、サーミスタ60と弾性絶縁部材70Bとの位置決めができ、サーミスタ60のコイル50への接触状態を一層確実に保持できる。
(第4の実施形態)
図10と図11は、この発明のステータの第4の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、弾性絶縁部材の構成が相違する。なお、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図10に示すように、弾性絶縁部材70Cは、一枚の絶縁紙を二つに折って構成され、互いに対向する第1側面部71Cおよび第2側面部72Cと、第1側面部71Cと第2側面部72Cとを連結する湾曲部73Cとを有する。上記第1側面部71Cおよび上記第2側面部72Cのそれぞれには、鉤状の引っ掛け部74C,75Cが設けられている。
図11に示すように、上記隣り合う一対のコイル50,50のそれぞれに配置された絶縁紙80は、コイル50から突出する突出部80aを有する。この突出部80aは、コイル50内からステータコア径方向内側に突出する。隣り合う絶縁紙80,80のそれぞれの突出部80a,80aは、スロット部47で、互いに重なる。
そして、上記弾性絶縁部材70Cを隣り合う一対のコイル50,50の間に挿入していくときに、弾性絶縁部材70Cの引っ掛け部74C,75Cは、隣り合う絶縁紙80,80のそれぞれの突出部80a,80aに引っ掛かる。
したがって、上記弾性絶縁部材70Cを隣り合う一対のコイル50,50の間に挿入していくときに、引っ掛け部74C,75Cおよび突出部80a,80aにより、弾性絶縁部材70Cの挿入方向の位置決めを確実に行うことができる。
なお、上記第1実施形態と同様に、第1側面部71Cはサーミスタ60に接触し、第2側面部72Cはコイル50に接触する。湾曲部73Cは、第1側面部71Cと第2側面部72Cとを開くように第1、第2側面部71C,72Cを付勢して、サーミスタ60のコイル50への接触状態を保持する。
(第5の実施形態)
図12と図13は、この発明のステータの第5の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第5の実施形態では、弾性絶縁部材の構成が相違する。なお、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図12と図13に示すように、弾性絶縁部材70Dは、一枚の絶縁紙を箱形に折って構成され、ステータコア41のティース部46の側面とコイル50との間に配置されている。つまり、この弾性絶縁部材70Dは、ティース部46の側面とコイル50とを絶縁する絶縁紙を兼用する。
上記弾性絶縁部材70Dは、コイル50内のステータコア径方向内側から突出してコイル50を覆って巻き付くように配置される第1板ばね部71Dと、コイル50内のステータコア径方向外側から突出してコイル50を覆って巻き付くように配置される第2板ばね部72Dとを有する。第1板ばね部71Dと第2板ばね部72Dとは、スロット部47で互いに重なっている。
上記隣り合う弾性絶縁部材70D,70Dのそれぞれの第1板ばね部71D,71Dは、接触しており、隣り合う弾性絶縁部材70D,70Dのそれぞれの第2板ばね部72D,72Dは、接触している。
上記サーミスタ60は、一方の弾性絶縁部材70Dの第1板ばね部71Dとコイル50との間に挿入されている。そして、他方の弾性絶縁部材70Dの第1板ばね部71Dが、それ自体の弾力によって、一方の弾性絶縁部材70Dの第1板ばね部71Dを押し付けるように付勢することで、サーミスタ60は、コイル50に接触保持される。
したがって、上記弾性絶縁部材70Dは絶縁紙を兼用するので、部材数を低減できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1から上記第5の実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態では、インナーロータの構成を説明しているが、アウターロータの構成であってもよい。この場合、ステータは、ロータに径方向内側に対向するように配置され、ステータコアのティース部は、ステータコアの円筒部の外周面から径方向外側に突出している。また、ステータコアのティース部(スロット部)の数量の増減は、自由である。
また、弾性絶縁部材は、絶縁紙以外に、絶縁性を有する薄板を弾性を有するような形状としたものであってもよく、または、弾性絶縁部材は、それ自体、弾性および絶縁性を有する発泡材等の部材であってもよい。
1 ケーシング
3 モータ
4 回転軸
30 ロータ
31 ロータコア
32 磁石
40 ステータ
41 ステータコア
45 円筒部
46 ティース部
47 スロット部
50 コイル
51 インシュレータ
55 環状部
56 歯部
57 外壁部
58 内壁部
60 サーミスタ(温度検出素子)
70,70A〜70D 弾性絶縁部材
80 絶縁紙

Claims (4)

  1. 円筒部(45)と、この円筒部(45)の周面から径方向に突出すると共に周方向に配列された複数のティース部(46)とを有するステータコア(41)と、
    上記ステータコア(41)の各ティース部(46)に巻回されたコイル(50)と、
    隣り合う一対の上記コイル(50,50)の間に配置された温度検出素子(60)と、
    上記隣り合う一対のコイル(50,50)の間に配置されると共に、上記温度検出素子(60)が上記コイル(50)に接触するように上記温度検出素子(60)を上記コイル(50)に弾性的に押し付ける弾性絶縁部材(70,70A〜70D)と
    を備えることを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    上記ティース部(46)と上記コイル(50)の間に配置された絶縁紙(80)を備え、
    上記弾性絶縁部材(70,70A〜70D)の材質は、上記絶縁紙(80)の材質と同一であることを特徴とするステータ。
  3. 請求項1または2に記載のステータにおいて、
    上記温度検出素子(60)は、上記コイル(50)に、接着性を有する部材で接着されていることを特徴とするステータ。
  4. ロータ(30)と、
    このロータ(30)に径方向に対向するように配置された請求項1から3の何れか一つに記載のステータ(40)と
    を備えることを特徴とするモータ。
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