JP6851098B1 - 風力装置および生育システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、所定方向に複数配列された生育部で空気と二酸化炭素の偏りが生ずるのを効果的に抑制することが可能な風力装置およびこのような風力装置を備えた栽培システムを得ることである。【解決手段】本発明の風力装置100は、所定方向Dmに沿って複数配置された生育部10で生育される対象物に風を提供する風力装置であって、所定方向Dmに沿って、移動経路Amにわたって往復移動が可能な移動手段120であって、往復移動の周期が調整可能に構成されている、移動手段120と、移動手段120に従って移動するように構成された1以上の送風機131、132とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、風力装置および生育システムに関し、特に、所定の経路に沿って複数配置された生育部で生育される対象物に風を提供する風力装置およびこのような風力装置を備えた生育システムに関するものである。
従来から、屋内で野菜などの植物や、きのこなどの菌類を生育する場合には屋内の温度や湿度の管理に空調装置が用いられている。特許文献1にはこのような空調装置が開示されている。
また、屋内で生育される対象物が植物や菌類などの栽培物の場合は、一般的に播種、育苗、定植、収穫という工程を経て出荷されるが、このような工程を含む対象物の生育には専用のラック(栽培ラック)が用いられる。
ところが、所定方向に複数配列された栽培ラック内で空気と二酸化炭素の偏りが生じて栽培物の成長が阻害されるという課題があった。
特開平7−312985号公報
本発明は、所定方向に複数配列された生育部内で空気と二酸化炭素の偏りが生ずるのを効果的に抑制することが可能な風力装置およびこのような風力装置を備えた生育システムを得ることを目的とする。
本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)
所定方向に沿って複数配置された生育部で生育される対象物に風を提供する風力装置であって、
前記所定方向に沿って、移動経路にわたって往復移動が可能な移動手段であって、前記往復移動の周期が調整可能に構成されている、移動手段と、
前記移動手段に従って移動するように構成された1以上の送風機と
を備える、風力装置。
(項目2)
前記移動経路は、少なくとも第1の区間と、第2の区間とを含み、
前記1以上の送風機は、前記第1の区間を往復移動する1以上の第1の送風機と、前記第2の区間を往復移動する1以上の第2の送風機とを含み、
前記第2の送風機の往復移動の周期は、前記第1の送風機の往復移動の周期より短い、項目1に記載の風力装置。
(項目3)
前記第1の送風機の移動速度と前記第2の送風機の移動速度とは略等しい速度であり、
前記第1の区間の距離は、前記第2の区間の距離よりも長い、項目2に記載の風力装置。
(項目4)
前記第1の区間の距離と、前記第2の区間の距離とは略等しい距離であり
前記第2の送風機の移動速度は、前記第1の送風機の移動速度よりも速い、項目2に記載の風力装置。
(項目5)
前記複数の生育部は、前記所定方向に沿う一対の列を備え、
前記1以上の送風機は、前記一対の列の間に設けられ、一方側の列の前記生育部への送風を行う一方側の送風機と、他方側の列の前記生育部への送風を行う他方側の送風機とを含む、項目1〜4のいずれか一項に記載の風力装置。
(項目6)
前記一方側の送風機と前記他方側の送風機とは、前記移動手段に従って一体となって移動する、項目5に記載の風力装置。
(項目7)
前記移動手段は、一方側の移動手段と、他方側の移動手段とを備え、
前記一方側の送風機は、前記一方側の移動手段に従って移動し、
前記他方側の送風機は、前記他方側の移動手段に従って移動する、項目5に記載の風力装置。
(項目8)
前記一方側の移動手段と前記他方側の移動手段とは独立して移動する、項目7に記載の風力装置。
(項目9)
前記生育部は、移動可能な栽培ラックを有し、前記栽培ラックは、上下方向に複数の栽培棚を有する、項目1〜8のいずれか一項に記載の風力装置。
(項目10)
前記送風機は、前記栽培棚の数に一対一対応するように上下方向に複数有する、項目9に記載の風力装置。
(項目11)
所定方向に沿って複数配置された生育部と、
項目1〜10のいずれか一項に記載の風力装置と
を備えた、生育システム。
(項目12)
前記生育部は移動可能な栽培ラックを有し、前記栽培ラックは、栽培物の生育状態に基づき所定方向に沿って移動するラック移動手段を備える、項目11に生育システム。
本発明によれば、所定方向に複数配列された生育部内で空気と二酸化炭素の偏りが生ずるのを抑制することが可能な風力装置およびこのような風力装置を備えた生育システムを得ることができる。
図1は、本発明の実施形態1による風力装置100および生育システム1100を説明するための斜視図であり、風力装置100および栽培ラック10を備えた生育システム1100の外観を示している。 図2は、図1に示す生育システム1100を説明するための平面図であり、図2(a)は、図1のA方向から見た生育システム1100の構造を示し、図2(b)は、図1のB方向から見た生育システム1100の構造を示す。 図3は、図1に示す風力装置100を具体的に説明するための斜視図であり、図3(a)は、風力装置100を生育部(栽培ラック)10とともに示し、図3(b)は、図3(a)に示される栽培トレー1を拡大して示している。 図4は、図1に示す風力装置100の変形例(風力装置100a)を説明するための斜視図であり、風力装置100aを生育部(栽培ラック)10とともに示している。 図5は、図1に示す風力装置100の移動手段120の構成の一例を模式的に示す図である。 図6は、本発明の実施形態2による風力装置200および生育システム1200を説明するための斜視図であり、風力装置200および生育部(栽培ラック)10を含む生育システム1200の外観を示している。 図7は、図6に示す生育システム1200を説明するための平面図であり、図7(a)は、図6のA方向から見た生育システム1200の構造を示し、図7(b)は、図6のB方向から見た生育システム1200の構造を示す。 図8は、本発明の実施形態3による風力装置300および生育システム1300を説明するための斜視図であり、風力装置300および生育部(栽培ラック)10を含む生育システム1300の外観を示している。 図9は、図8に示す生育システム1300を説明するための上面図であり、図8のA方向から見た生育システム1300の構造を示している。 図10は、図8に示す生育システム1300を説明するための側面図であり、図8のB方向から見た生育システム1300の構造を示している。 図11は、図8に示す風力装置300の変形例(風力装置300a)および生育システム1300の変形例(生育システム1300a)を説明するための斜視図である。 図12は、図11に示す生育システム1300aを説明するための上面図であり、図11のA方向から見た生育システム1300aの構造を示している。 図13は、図11に示す生育システム1300aを説明するための側面図であり、図11のB方向から見た生育システム1300aの構造を示している。
本発明は、所定方向に複数配列された生育部内で空気と二酸化炭素の偏りが生ずるのを効果的に抑制することが可能な風力装置およびこのような風力装置を備えた生育システムを提供することを課題とし、
所定方向に沿って複数配置された生育部で生育される対象物に風を提供する風力装置であって、
所定方向に沿って、移動経路にわたって往復移動が可能な移動手段であって、往復移動の周期が調整可能に構成されている、移動手段と、
移動手段に従って移動するように構成された1以上の送風機と
を備える、風力装置を提供することにより、上記の課題を解決したものである。
従って、本発明の風力装置は、複数の生育部の配列方向である所定方向に沿って移動経路を往復移動可能な移動手段と、移動手段に従って移動する1以上の送風機とを有し、移動手段が往復移動の周期を調整可能なものであればその他の構成は特に限定されるものではなく、任意であり得る。また、送風機は、生育部で生育される対象物に提供する風を発生させるものであれば、具体的な構成は限定されるものではなく、任意であり得る。
本発明の生育システムは、このような風力装置を複数の生育部とともに備えたものである。ここで、生育部は、生育部外から生育部内に風が通ることが可能であれば、その他の構成は限定されない。
以下、生育部、移動手段、および送風機を詳しく説明する。
(対象物)
対象物は生育部で生育されるものであれば任意であり得る。例えば、豚や鶏などの動物であってもよいし、レタス、ルッコラ、キャベツ、白菜などの野菜であってもよいし、いちごなどの果物であってもよいし、菌類(しいたけ、しめじ、マイタケなど)であってもよい。
(生育部)
生育部は、生育される対象物が配置可能であれば任意の形態であり得る。動物などを生育する場合は、生育部は単に空間であってもよいし、動物を囲うケージなどを有していてもよい。また、生育する対象物が植物、果物、菌類などの栽培物の場合は、生育部に栽培ラックを有していてもよい。栽培ラックは、栽培物を収容した容器(栽培容器)を載せる複数の栽培棚を有するものであることが好ましい。この場合、栽培ラックでは、複数の栽培容器を収容可能となる。ここで、好ましくは、栽培棚は栽培ラックの上下方向に複数設けられている。栽培棚を栽培ラックの上下方向に複数設けることにより、屋内での栽培ラックの占有面積を拡張することなく、栽培物の配置スペース(具体的には、栽培容器の配置スペース)を確保することができる。
また、生育部(栽培ラックなど)は、所定位置に固定された物であってもよいし、移動可能であってもよい。また、移動可能な生育部は、好ましくは、対象物の生育状態に応じて所定方向の移動経路に従って移動するものである。そのような生育部(栽培ラックなど)を用いることで対象物の播種から収穫までを流れ作業で効率よく行うことができる。
(生育部の配列)
複数の生育部は、所定方向に沿って列をなすものであれば任意の形態であり得る。例えば、一列であってもよいし、複数列であってもよい。例えば、生育部の所定方向に沿った複数列の配列の一例としては、二列の配列であり、この場合、後述する風力装置を挟んで相対向する一対の配列が好ましい。
(風力装置の送風機)
風力装置の送風機は、生育部で生育される対象物に提供する風を起こすものであれば、任意の構成であり得る。
送風機は、例えば、回転ファンと、その回転ファンを回転させるモータとを有し、回転ファンの回転により生じた風を、生育部で生育される対象物に送るものでもよい。あるいは、送風機は、コンプレッサを有し、コンプレッサで圧縮した空気をノズルから風として、生育部で栽培される対象物に吹き付けるものでもよい。送風機は広範囲に風を送る扇風機であってもよいし、ある範囲で遠くまで風を送るサーキュレータであってもよい。
送風機の台数は特に限定されない。1台でも2台以上であってもよい。また、生育部が栽培ラックを有し、栽培ラックに複数の栽培棚が設けられている場合、送風機は、栽培ラックにおける栽培棚毎に一対一に対応するように設けられていてもよいし、上下あるいは左右に隣接する所定数(例えば、2つ)の栽培棚に対して1つの送風機が設けられていてもよい。ここで、1つの送風機が受け持つ、上下あるいは左右に隣接する栽培ラックの数は、2つに限定されず、3つ以上でもよい。栽培ラックにおける栽培棚毎に一対一に対応するように設けることにより、対象物一つ一つの状態に応じた風を送ることが可能となる。
さらに、複数の生育部が所定方向に沿う一対の列を備える場合、風力装置は、一対の列の間に設けられ、一方側の列の生育部への送風を行う一方側の送風機と、他方側の列の生育部への送風を行う他方側の送風機とを含んでいてもよい。
(風力装置の移動手段)
風力装置の移動手段は、生育部の配列方向である所定方向に沿って移動経路を往復移動可能であって、往復移動の周期が調整可能なものであれば任意の構成であり得る。周期を調整するとは、一つ一つの対象物に風を当てる頻度を調整することを意味する。例えば、周期を長くすれば、一つ一つの対象物に送る風の頻度が多くなり、周期を短くすれば、一つ一つの対象物に送る風の頻度が少なくなる。1つの実施形態において、対象物に風を当てる頻度は、約60秒/回以上である。
移動手段は、任意の形態であり得る。例えば、駆動輪と、駆動輪を回転させる動力源(例えば、モータ)とを有し、送風機を載せて走行する台車を含むものであってもよい。この場合、台車には、1以上の送風機が取り付けられる。また、移動手段は天井に設けてモノレールタイプのようにして送風機を移動させるようにしてもよい。
この台車は、操舵輪と、所定方向(生育部の配列方向)に沿って配置されたケーブル(電線など)を検出するセンサとをさらに有し、センサの検出出力に基づいて操舵輪を制御することにより、所定方向に沿って移動するものでもよい。センサは、所定の方向に沿って配置されたケーブルではなく、配列されている生育部自体を検出するイメージセンサでもよい。この場合は、台車は、イメージセンサで検出された生育部の映像に基づいて、台車が生育部の配列方向に沿って移動するように操舵輪を制御する操舵制御装置を有する。
あるいは、移動手段は、上記の台車に代えて、所定方向に沿って配置されたガイド部材(例えばガイドレール、ガイド溝など)に従って摺動する摺動部材を含むものであってもよい。移動手段がガイド部材に従って移動する場合、摺動部材は、例えば、永久磁石あるいは電磁石を備え、摺動部材の永久磁石あるいは電磁石とガイド部材に設けられた電磁石とで形成されるリニアモータにより、ガイド部材上を移動するものでもよい。また、摺動部材は、駆動輪とモータとを含み、ガイド部材にガイドされることにより所定方向(生育部の配列方向)に沿って移動するものでもよい。
あるいは、摺動部材は、ガイド部材の両端に回転可能に設けられたスプロケットに巻回されたチェーン、あるいはガイド部材の両端に回転可能に設けられたプーリに巻回されたベルトに接続され、スプロケットやプーリの回転によりガイド部材によりガイドされつつ所定方向に沿って移動するものでもよい。この場合、スプロケットやプーリを回転させるモータは、ガイド部材の両端のうちの少なくとも一方の端に設けられる。
あるいは、ガイド部材の両端部にそれぞれワイヤーを巻き取る電動リールを設け、ガイド部材の一端側の電動リールからのワイヤーを摺動部材の一端側に接続し、かつ、ガイド部材の他端側の電動リールからのワイヤーを摺動部材の他端側に接続し、それぞれの電動リールでワイヤーを巻き取ることにより摺動部材を往復移動させるようにしてもよい。
また、風力装置は摺動部材を往復移動させるために移動方向を反転させる構成も任意であり得る。
摺動部材を往復移動させるには、例えば、摺動部材が移動経路の端にきたときに摺動部材の移動方向を反転させるものであればよく、例えば、移動経路の両端に無接点スイッチや近接スイッチを配置しておき、摺動部材が移動経路の端に近づいたとき、あるいは摺動部材が移動経路の端を到達したときをこれらのスイッチで検出して、摺動部材の移動方向を反転させるようにすればよい。
さらに、本発明の風力装置では、送風機が移動可能であれば、送風機の移動のための構成は特に限定されるものではない。例えば、風力装置では、送風機を移動させる移動手段が上記のとおり送風機とは別に設けられていてもよいし、送風機は、移動手段を内蔵した自走可能な構成のものでもよい。
(風力装置の移動手段の移動経路)
風力装置の移動手段の移動経路は、1以上の区間であれば任意の形態であり得る。例えば、送風機が往復移動する1つの区間であってもよいし、複数の区間に分割されていてもよい。一つの実施形態において、移動経路は、第1の区間と第2の区間とを含んでいる。この場合、風力装置の1以上の送風機は、第1の区間を往復移動する1以上の第1の送風機と、第2の区間を往復移動する1以上の第2の送風機とを含むことが好ましい。
また、第1の区間を往復移動する第1の送風機の台数は1台でも複数台でもよく、第2の区間を往復移動する第2の送風機の台数は1台でも複数台でもよい。
また、第1の区間および第2の区間での送風機の往復の周期の調整は、任意の形態であり得る。例えば、第1の送風機と第2の送風機とで移動速度を変化させることで達成してもよいし、第1の区間の長さと第2の区間の長さとを変化させることで達成させてもよい。
例えば、第2の送風機の往復移動の周期は、第1の送風機の往復移動の周期より短くてもよい。この場合、例えば、第1の送風機の移動速度と第2の送風機の移動速度とは略等しい速度であり、かつ、第1の区間の距離は、第2の区間の距離よりも長い距離でもよいし、あるいは、第1の区間の距離と第2の区間の距離とは略等しい距離であり、かつ、第2の送風機の移動速度は、第1の送風機の移動速度よりも速い速度であってもよい。
ただし、第2の送風機の往復移動の周期は、第1の送風機の往復移動の周期と同じでもよい。この場合、第1の送風機の移動速度と第2の送風機の移動速度とは略等しい速度であり、かつ、第1の区間の距離と第2の区間の距離とは略等しい距離であってもよいが、第1の区間の距離が第2の区間の距離よりも長く、かつ、第1の送風機の移動速度が、第2の送風機の移動速度よりも速くてもよいし、あるいは、第2の区間の距離が第1の区間の距離よりも長く、かつ、第2の送風機の移動速度が、第1の送風機の移動速度よりも速くてもよい。
このように、第1の区間での第1の送風機の往復の周期と、第2の区間での第2の送風機の往復の周期とを変えることで、生育部が移動する移動経路の上流側と下流側とで対象物に当てる風の頻度を変えることができ、生育部内の対象物の成長に応じた頻度で生育部内の対象物に風を提供することが可能となる。
例えば、第1の区間を移動経路の上流側の区間とし、第2の区間を移動経路の下流側の区間とし、下流側の第2の区間での第2の送風機の往復の周期を、上流側の第1の区間での第1の送風機の往復の周期より短くすることで、上流側での対象物に当てる風の頻度を抑えるとともに、下流側での対象物に当てる風の頻度を高めることができる。このようにすることにより、例えば、対象物が植物や果物であった場合において、上流側の区間に位置する生育部内の植物は播種直後の光合成がまだ行われない時期であるため、植物近傍の二酸化炭素の吸収が少なく酸素の排出が少ない。したがって、空気と二酸化炭素の量の変動が少ない。そのため、風を当てる頻度を少なくすることにより余分な換気のための電力消費を避けることが可能となる。それに対して、下流側の区間に位置する対象物は播種後の一定期間が経過して植物の光合成が盛んに行われる段階であるため、植物近傍の二酸化炭素の減少量が大きく酸素の排出量が大きくなる、その結果、空気と二酸化炭素の量の偏りが大きくなる。そのため、風の当てる頻度を多くすることにより、風に含まれる酸素が供給されるため、植物近傍の空気と二酸化炭素の量の偏りを小さくする。その結果、換気効率を高めることができる。
例えば、対象物が動物であった場合において、上流側の区間に位置する生育部内の動物は、まだ小さく呼吸量および運動量が少ない時期であるため、酸素の吸収が少なく二酸化炭素の排出および運動における体外への放熱が少ない。したがって、空気と二酸化炭素の量の変動が少なく、空気と二酸化炭素の偏りが少ない。また生育部内の温度変化も少ない。そのため、風を当てる頻度を少なくすることにより余分な換気のための電力消費を避けることが可能となる。それに対して、下流側の区間に位置する動物は十分成長し呼吸や運動が盛んに行われる段階であるため、酸素の吸収量が大きく二酸化炭素の排出量および体外への放熱も大きくなる。その結果、空気と二酸化炭素の量の偏りが大きく、また生育部内の温度変化が大きくなる。そのため、風の当てる頻度を多くすることにより、風に含まれる二酸化炭素が供給されるため、空気と二酸化炭素の量の偏りを小さくすることができる。また、風をあてることにより温度上昇した生育部内の温度を下げることができる。その結果、換気効率を高めることができる。なお、温度調整に関して、特に顕著な動物の場合で説明したが、植物や菌類などの栽培物においても同様に温度調整の効果を得ることができる。
例えば、対象物がきのこなどの菌類であった場合において、上流側の区間に位置する生育部内の菌類は播種直後の状態では呼吸量が少ない時期であるため、菌類近傍の酸素の吸収が少なく二酸化炭素の排出が少ない。したがって、空気と二酸化炭素の量の変動が少なく、空気と二酸化炭素の偏りが少ない。そのため、風を当てる頻度を少なくすることにより余分な換気のための電力消費を避けることが可能となる。それに対して、下流側の区間に位置する菌類は播種後の一定期間が経過して呼吸が盛んに行われる段階であるため、酸素の吸収量が大きく二酸化炭素の排出量が大きくなる。その結果、菌類近傍の空気と二酸化炭素の量の偏りが大きくなる。そのため、風の当てる頻度を多くすることにより、風に含まれる二酸化炭素が供給されるため、菌類近傍の空気と二酸化炭素の量の偏りを小さくする。その結果、換気効率を高めることができる。
具体的には、例えば、第1の送風機の移動速度と第2の送風機の移動速度とは略等しい速度とし、上流側の第1の区間の始点から終点までの距離を、下流側の第2の区間の始点から終点までの距離よりも長くすることで、下流側の第2の区間での第2の送風機の往復の周期を、上流側の第1の区間での第1の送風機の往復の周期より短くすることができる。
また、上流側の第1の区間の始点から終点までの距離と、下流側の第2の区間の始点から終点までの距離とは略等しい距離とし、第2の送風機の移動速度を第1の送風機の移動速度よりも速い速度とすることにより、下流側の第2の区間での第2の送風機の往復の周期を、上流側の第1の区間での第1の送風機の往復の周期より短くすることができる。
さらに、上述したように、1以上の送風機が、一方側の列の生育部への送風を行う一方側の送風機と、他方側の列の生育部への送風を行う他方側の送風機とを含む場合、一方側の送風機と他方側の送風機とは、移動手段に従って一体となって移動するようにしてもよい。あるいは、1以上の送風機が一方側の送風機と他方側の送風機とを含む場合、移動手段は、一方側の移動手段と他方側の移動手段とを備え、一方側の送風機は一方側の移動手段に従って移動し、他方側の送風機は他方側の移動手段に従って移動するようにしてもよい。
さらに、移動手段が、一方側の移動手段と他方側の移動手段とを備える場合、一方側の移動手段と他方側の移動手段とは独立して移動するようにしてもよい。ただし、一方側の移動手段と他方側の移動手段とは連動して移動するようにしてもよい。
ただし、以下の実施形態1〜3では、以下のとおり、風力装置の実施形態として、送風機が取り付けられる移動手段と、移動手段の移動をガイドするガイドレールとを有するものを挙げて説明する。生育対象物を植物とし、生育部が栽培ラックを有する場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。
実施形態1の風力装置は、2つの送風機が取り付けられた移動手段を備え、所定方向に沿って一列に複数配置された生育部の配列方向に沿って移動手段が往復移動するものである。
実施形態1の変形例の風力装置は、実施形態1の風力装置において、2つの送風機が取り付けられた移動手段に代えて、栽培ラックの4つの栽培棚毎に対応する4つの送風機が取り付けられた移動手段を備えたものである。
実施形態2の風力装置は、それぞれ2つの送風機が取り付けられた独立した2つの移動手段を備え、2つの移動手段のうちの1つの移動手段が移動経路に含まれる第1の区間を往復移動し、2つの移動手段のうちのもう1つの移動手段が移動経路に含まれる第2の区間を往復移動するものである。
実施形態3の風力装置は、二列に並んでいる生育部(移動する栽培ラックを有する)の一対の列の間を移動経路に沿って往復移動する1つの移動手段を備え、移動手段に4つの送風機が取り付けられ、一方の列の生育部(栽培ラック)に2つの送風機で風を提供し、他方の列の生育部(栽培ラック)に残りの2つの送風機で風を提供するものである。
実施形態3の変形例の風力装置は、実施形態3の風力装置における1つの移動手段に代えて、独立して往復移動する2つの移動手段を備え、2つの移動手段がそれぞれ2つの送風機を有し、一方の列の生育部(栽培ラック)に一方の移動手段の2つの送風機で風を提供し、他方の列の生育部(栽培ラック)に他方の移動手段の2つの送風機で風を提供するものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1および図2はそれぞれ、本発明の実施形態1による風力装置100および生育システム1100を説明するための図であり、図1は、風力装置100を備えた生育システム1100の外観を示し、図2(a)は、図1のA方向から見た生育システム1100の構造を示し、図2(b)は、図1のB方向から見た生育システム1100の構造を示す。
実施形態1による風力装置100は、複数の生育部(栽培ラック)10で生育される対象物に風を提供する風力装置である。複数の生育部(栽培ラック)10は、屋内の成育領域(例えば、生育工場の建屋内の領域)Rp内に所定方向Dmに沿って配置されている。この成育領域Rp内には、所定方向Dmに沿って配置された複数の生育部(栽培ラック)10が移動する移動経路(ラック移動経路)Pmが設定されている。
この風力装置100は、往復移動が可能な移動手段120と、移動手段120に従って移動するように構成された2つの送風機131、132とを備えており、成育領域Rp内には、移動手段120が2つの送風機131、132とともに所定方向Dmに沿って往復移動する送風機移動経路Amが設定されている。ここで、移動手段120は、送風機移動経路Amでの往復移動の周期を調整可能に構成されている。
以下、栽培ラック10、移動手段120、および送風機131、132の具体的な構成を説明する。
図3は、図1に示す風力装置100を具体的に説明するための斜視図であり、図3(a)は、風力装置100を栽培ラック10とともに示し、図3(b)は、図3(a)に示される栽培容器1を拡大して示している。
この風力装置100は、送風機移動経路Amに配置されたガイドレール110をさらに備えており、移動手段120は、ガイドレール110に対してその上を摺動するように設けられている摺動部材121と、摺動部材121上に固定された支持部材122とを有している。支持部材122には、2つの送風機131、132で発生した風Wが、ラック移動経路Pmを移動する栽培ラック10に収容されている対象物に提供されるように2つの送風機131、132が上下に並べて取り付けられている。
ここで、風力装置100は必ずしもガイドレール110を有するものである必要はなく、風力装置100では、移動手段120は送風機移動経路Amに沿って往復移動可能なものであればよい。例えば、移動手段120は、送風機移動経路Amに沿って敷設された電線などのケーブルを検出して送風機移動経路Amを往復移動するものでもよい。この場合、移動手段120は、車輪21および22のいずれかに操舵輪として機能を持たせ、制御部25が送風機移動経路Amに沿って移動するように操舵輪を操舵するものでもよい。
さらに、2つの送風機131、132の構成は限定されるものではないが、ここでは、送風機131、132は同じタイプの送風機であり、回転するファン30と、ファン30を回転させる駆動モータ(図示せず)とを有している。ただし、送風機131、132は、ファンを用いたものに限定されず、コンプレッサで圧縮した空気をノズルから吹き出すものでもよい。また、送風機131、132は、異なるタイプの送風機であり、時間当たりに発生する風量や風速が異なるものでもよい。
なお、栽培ラック10は、図3(a)に示すように、対象物Lpを栽培するための栽培容器1を載せる4つの栽培棚11〜14を有しており、風力装置100の下側の送風機131が、栽培ラック10の下2段の栽培棚11、12に置かれた栽培容器1の対象物Lpに風Wを提供し、風力装置100の上側の送風機132が、栽培ラック10の上2段の栽培棚13、14に置かれた栽培容器1の対象物Lpに風Wを提供するようになっている。さらに、この栽培ラック10は、底面部に移動用のキャスタ15が取り付けられており、作業者が手動で走行させることが可能な構造となっている。ただし、栽培ラック10は、移動用のキャスタに代わる電動の駆動輪を有し、栽培ラック10が一旦ラック移動経路Pmに導入されると、電動の駆動輪の間欠駆動によりラック移動経路Pmをその始点から終点に向かって移動するものでもよい。
また、栽培容器1は、図3(b)に示すように、対象物である種や苗を収容する収容凹部2aを有する栽培パレット2と、栽培パレット2の植物に供給する養液を溜める栽培トレー3とを有し、栽培パレット2が栽培トレー3に着脱可能に構成されている。
ところで、移動手段120の支持部材122に取り付けられる送風機131、132の台数は上述した2台に限定されるものではなく、1台でも3台以上でもよい。
例えば、風力装置100では、送風機は複数の栽培棚を有する栽培ラック10の栽培棚毎に設けられていてもよい。
(実施形態1の変形例)
図4は、図1に示す風力装置100の変形例(風力装置100a)を説明するための斜視図であり、風力装置100aを栽培ラック10とともに示している。
図4に示す風力装置100aは、4台の送風機131a、132a、133a、134aを有しており、その他の構成は、図3に示す風力装置100におけるものと同一である。
具体的には、この風力装置100aでは、移動手段120の支持部材122には、栽培ラック10における4つの栽培棚11〜14の各々に一対一に対応するように上下方向に沿って4つの送風機131a〜134aが取り付けられている。
このような構成の風力装置100aでは、支持部材122に下から順に設けられた4つの送風機131a〜134aがそれぞれ、栽培ラック10の1段目〜4段目の栽培棚11〜14に置かれた栽培容器1の対象物Lpに風Wを提供することとなり、4段の栽培棚11〜14を有する栽培ラック10の各栽培棚に置かれた栽培容器1の対象物に効果的に風Wを提供することが可能である。
また、実施形態1の風力装置100あるいはその変形例の風力装置100aにおける移動手段120の具体的な構成は特に限定されるものではないが、以下、その具体的な構成の一例を説明する。
図5は、図1に示す風力装置100の移動手段120の構成の一例を模式的に示す図である。
移動手段120は、ガイドレール110にスライド可能に取付けられた摺動部材121と、摺動部材121に取り付けられた一対の車輪21、22と、これらの車輪21、22を回転させる駆動モータ23と、送風機移動経路Amの端(ガイドレール110の端部)を検出して端部検出信号を出力するセンサ24と、駆動モータ23を制御する制御部25とを有している。ここでは、駆動モータ23、センサ24、および制御部25は、例えば、支持部材122に搭載されている。ただし、駆動モータ23、センサ24、および制御部25は、例えば、摺動部材121に搭載されていてもよい。制御部25は、移動手段120の外部に設けられた風力装置100の操作部26からの操作信号を受信するように構成されている。この操作部26は、移動手段120を構成する摺動部材121あるいは支持部材122に設けられていてもよい。
制御部125は、風力装置100の操作部26における電源スイッチ(図示せず)がオンされると、駆動モータ23の回転により車輪21、22を所定の回転方向に回転させることにより摺動部材121をガイドレール110に沿って移動させ、摺動部材121が送風機移動経路Amのどちらかの端に近づいたとき、センサ24からの端部検出信号に基づいてモータ23を逆回転させるものである。さらに、制御部25は、モータ23の回転速度を風力装置100の操作部26からの操作信号により調整可能に構成されている。なお、駆動モータ23には移動手段120の外部から電源ケーブルなどにより電源が供給される。ただし、駆動モータ23の電源は移動手段120に内蔵されたバッテリーでもよい。
次に本実施形態1の風力装置100を備えた生育システム1100の作用効果を説明する。
このような構成の風力装置100を備えた生育システム1100では、対象物(例えば、植物、果物、菌類)の種がまかれた栽培容器1を各栽培棚11〜14に収容した栽培ラック10が順次、成育領域(例えば、栽培工場の建屋)Rp内に導入されると、栽培ラック10は所定方向Dmに沿ってラック移動経路Pm上に並べられる。ラック移動経路Pm上に並べられた複数の栽培ラック10は、例えば、一定時間毎に一定距離だけラック移動経路Pmを作業者によって手動で移動させられることにより、ラック移動経路Pmの始点から終点に向かって移動する。なお、栽培ラック10が移動用のキャスタ15に代わる電動の駆動輪を有するものである場合は、上述したように、栽培ラック10は一旦ラック移動経路Pmに導入されると、ラック移動経路Pmをその始点から終点に向かって電動の駆動輪の間欠駆動によりラック移動経路Pmを移動することとなる。
このように栽培ラック10がラック移動経路Pmをその始点から終点に向かって移動する間に、風力装置100の移動手段120がガイドレール110上を往復移動する。この移動手段120の往復移動により移動手段120の支持部材122に取り付けられている2つの送風機131、132も送風機移動経路Amの往復区間Rsにわたって往復移動する。
これにより、ラック移動経路Pmを移動中の複数の栽培ラック10内に、移動手段120に取り付けられている2つの送風機131、132から風Wが提供されることとなり、これにより、栽培ラック10の各栽培棚11に置かれている栽培容器1内の対象物Lpの周辺の雰囲気が換気される。
また、移動手段120では、必要に応じて、風力装置100の操作部126からの操作信号により駆動モータ23の回転速度が調整され、移動手段120は適切な速度で送風機移動経路Amの往復区間Rsを往復移動することとなり、往復移動の周期が最適な周期となる。
これにより、栽培ラック10の各栽培棚11に収納されている対象物Lpの成育状況に応じて、つまり、栽培ラック10で対象物の光合成や呼吸量に応じて栽培ラック10内の換気を効果的に行うことができる。
その結果、所定方向に複数配列された栽培ラック内で酸素と二酸化炭素の偏りが生ずるのを効果的に抑制することが可能な風力装置およびこのような風力装置を備えた生育システムを提供することができる。
なお、上述した実施形態1の風力装置100は、送風機移動経路Amが1つの往復区間Rsのみを含む場合を示したが、送風機移動経路は2つ以上の往復区間を含んでいてもよく、以下の実施形態2では、送風機移動経路Amが2つの往復期間Rs1、Rs2を含む場合を説明する。
(実施形態2)
図6および図7はそれぞれ、本発明の実施形態2による風力装置200および生育システム1200を説明するための図であり、図6は、風力装置200を備えた生育システム1200の外観を示し、図7(a)は、図6のA方向から見た生育システム1200の構造を示し、図7(b)は、図6のB方向から見た生育システム1200の構造を示す。
この実施形態2の風力装置200は、実施形態1の風力装置100における1つの往復区間Rsを有する送風機移動経路Amを、2つの往復区間(すなわち、第1の往復区間Rs1および第2の往復区間Rs2)を含む送風機移動経路Amとしたものであり、この風力装置200は、実施形態1の1つの移動手段120に代えて、第1の往復区間Rs1を往復移動する第1の移動手段220aと、第2の往復区間Rs2を往復移動する第2の移動手段220aとを備えたものである。
この風力装置200では、ガイドレール110は、中間部分に第1の移動手段220aおよび第2の移動手段220bの移動を規制する移動規制片211が配置されており、ガイドレール110が移動規制片211により、第1の往復区間Rs1と第2の往復区間Rs2とに区分されている。ここでは、第1の往復区間Rs1の長さは、第2の往復区間Rs2の長さより長く、また、第1の移動手段220aの移動速度と第2の移動手段220bの移動速度とは略等しい一定速度に調整されている。その結果、第1の往復区間Rs1での第1の移動手段220aの往復周期は、第2の往復区間Rs2での第2の移動手段220bの往復周期よりも長くなっている。その理由は、ラック移動経路Pmのうちの第1の往復区間Rs1に相当する上流側部分を移動する栽培ラック10では、ラック移動経路Pmのうちの第2の往復区間Rs2に相当する下流側部分を移動する栽培ラック10に比べて、二酸化炭素の消費および酸素の排出を伴う光合成の量や、二酸化炭素の排出および酸素の消費を伴う呼吸量が少ないからである。
なお、第1の往復区間Rs1の長さは、第2の往復区間Rs2の長さと略等しくしてもよい。その場合、第2の移動手段220bの移動速度を第1の移動手段220aの移動速度より速くなるように調整することにより、第1の往復区間Rs1での第1の移動手段220aの往復周期を、第2の往復区間Rs2での第2の移動手段220bの往復周期よりも長くすることができる。
ここでは、第1の移動手段220aは、ガイドレール110の第1の往復区間Rs1を往復移動する摺動部材221aと、摺動部材221aに固定された支持部材222aとを有し、支持部材222aには、2つの送風機231a、232aが上下に取り付けられている。第2の移動手段220bも第1の移動手段220aと同様、摺動部材221bと支持部材222bとを有し、支持部材222bには、2つの送風機231b、232bが上下に取り付けられている。また、第1の移動手段220aおよび第2の移動手段220bはいずれも、実施形態1の移動手段120における車輪21、22、駆動モータ23、センサ24、および制御部25の各部に相当するものを有している。各移動手段220a、220bの制御部では、風力装置200の操作部26からの操作信号を受信するように構成されている。
このような構成の実施形態2の風力装置200を備えた生育システム1200では、実施形態1の生育システム1100と同様、栽培ラック10がラック移動経路Pmをその始点から終点に向かって移動する間に、風力装置200の2つの移動手段220a、220bがガイドレール110上に沿って移動する。
ただし、この実施形態2の生育システム1200では、第1の移動手段220aは、送風機移動経路Amに配置されたガイドレール110の第1の往復区間Rs1でのみ往復移動し、第2の移動手段220aは、送風機移動経路Amに配置されたガイドレール110の第2の往復区間Rs2でのみ往復移動する。
ここでは、第1の移動手段220aおよび第2の移動手段220bの移動速度は同じであるが、第1の移動手段220aが往復する第1の往復区間Rs1は第2の移動手段220bが往復する第2の往復区間Rs2よりも長いので、送風機移動経路Amのうちのラック移動経路Pmの上流側に対応する部分(第1の往復区間Rs1)では、送風機移動経路Amのうちのラック移動経路Pmの下流側に対応する部分(第2の往復区間Rs2)に比べて、送風機が通過する頻度が少なくなる。
これにより、複数の栽培ラック10を成育領域内で順次移動させながら対象物の栽培を行う場合に、栽培ラック10の換気を、対象物の成長段階に合わせて効果的に行うことが可能となる。
なお、上述した実施形態1、2の生育システム1100、1200では、成育領域Rp内で複数の栽培ラック10がラック移動経路Pmを一列に並んで移動する場合を示したが、生育システムは、複数の栽培ラック10がラック移動経路Pmを複数列に並んで移動するものでもよく、以下の実施形態3では、複数の栽培ラック10がラック移動経路Pmを2列に並んで移動する生育システムおよびこのような生育システムで用いられる風力装置を説明する。
(実施形態3)
図8〜図10はそれぞれ、本発明の実施形態3による風力装置300および生育システム1300を説明するための図であり、図8は、風力装置300を備えた生育システム1300の外観を示し、図9は、図8のA方向から見た生育システム1300の構造を示し、図10は、図8のB方向から見た生育システム1300の構造を示す。
この実施形態3の風力装置300は、送風機移動経路Amの片側にのみ風Wを吹き出す実施形態1の風力装置100の構成を、送風機移動経路Amの両側に風Wを吹き出す構成としたものであり、このような構成の風力装置300は、図8〜図10に示されるように、複数の栽培ラック10が成育領域Rp内でラック移動経路Pmを2列に並んで移動する生育システム1300で用いられる。
すなわち、この風力装置300が用いられる生育システム1300は、栽培ラック10が2列に並んでラック移動経路Pmを移動するように構成されており、風力装置300は、2列に並ぶ一対の列の栽培ラック10の間に設定されている送風機移動経路Amで往復移動するように構成されている。
以下、風力装置300の構成を詳しく説明する。
風力装置300は、ガイドレール110と、ガイドレール110上を移動する移動手段320と、移動手段320により移動させられる4つの送風機331a、332a、331b、332bとを有している。
ここで、ガイドレール110は、2列に並んでラック移動経路Pmを移動する一対の栽培ラック10の列の間の送風機移動経路Amに配置されており、移動手段320は、送風機移動経路Amにわたって往復移動可能となっている。
移動手段320は、ガイドレール110上を移動可能な摺動部材321と、摺動部材321に取り付けられた一対の支持部材322a、322bとを有している。
一方の支持部材322aには、2つの送風機331a、332aで発生した風Wが、2列のうちの一方の列の栽培ラック10に収容されている対象物に提供されるように2つの送風機331a、332aが上下に並べて取り付けられている。他方の支持部材322bには、2つの送風機331b、332bで発生した風Wが、2列のうちの他方の列の栽培ラック10に収容されている対象物に提供されるように2つの送風機331b、332bが上下に並べて取り付けられている。これらの4つの送風機331a、332a、331b、332bの構成は、実施形態1の風力装置100における送風機131、132と同じである。
また、この生育システム1300で用いられている栽培ラック10も、実施形態1の生育システム1100で用いられている栽培ラック10と同一のものである。
このような構成の実施形態3の風力装置300を備えた生育システム1300では、対象物(例えば、植物、果物の種)がまかれた複数の栽培容器1を収容した栽培ラック10が順次成育領域(栽培工場の建屋など)Rp内に導入されると、栽培ラック10は2列に並んでラック移動経路Pmを移動する。
この生育システム1300では、2列に並んでラック移動経路Pmを移動する一対の栽培ラック10の列の間を風力装置300の移動手段320が図9に示すように往復移動する。
この風力装置300では、摺動部材321には一対の支持部材322aおよび322bが取り付けられており、一方の支持部材322aには、2列に並ぶ栽培ラック10の一方の列の栽培ラック10に風Wを送る送風機331a、332aが取り付けられ、他方の支持部材322bには、2列に並ぶ栽培ラック10の他方の列の栽培ラック10に風Wを送る送風機331b、332bが取り付けられている。
このため、2列に並んでラック移動経路Pmを移動する栽培ラック10の一対の列の間を移動手段320が移動することで、移動手段320の両側に位置する栽培ラック10に収容されている対象物に同時に風Wを提供することができる。
このため、実施形態3の風力装置300は、複数の栽培ラック10が2列に並んでラック移動経路Pmを移動するように構成されている生育システム1300においても、栽培ラック10に収納されている対象物への風Wの提供を効率よく行うことができる。
なお、実施形態3では、風力装置300として、2列に並んで移動する一対の列の一方側の列の栽培ラックへの送風を行う一方側の送風機と、他方側の列の栽培ラックへの送風を行う他方側の送風機とが一体として送風機移動経路Amに沿って移動するものを示したが、2列に並んで移動する栽培ラック10の両方の列の栽培ラック10に風を提供する風力装置は、一方側の列の栽培ラックへの送風を行う一方側の送風機と、他方側の列の栽培ラックへの送風を行う他方側の送風機とが、独立して送風機移動経路Amに沿って移動するものでもよく、以下の実施形態3の変形例ではこのような構成の風力装置を説明する。
(実施形態3の変形例)
図11〜図13はそれぞれ、図8に示す風力装置300の変形例(風力装置300a)および生育システム1300の変形例(生育システム1300a)を説明するための図であり、図11は、風力装置300aを備えた生育システム1300aの外観を示し、図12は、図11のA方向から見た栽培システム1300aの構造を示し、図13は、図11のB方向から見た生育システム1300aの構造を示す。
実施形態3の変形例の風力装置300aは、実施形態3の風力装置300における1つの移動手段320に代えて2つの移動手段320a、320bを備え、4つの送風機のうちの2つの送風機ともう2つの送風機とを独立して移動可能な構成としたものである。
すなわち、風力装置300aは、図11〜図13に示すように、2列に並ぶ栽培ラック10の一対の列の間の送風機移動経路Amに沿って配置されたガイドレール310と、ガイドレール310上を移動する2つの移動手段320a、320bと、一方の移動手段320aにより移動させられる2つの送風機331a、332aと、他方の移動手段320bにより移動させられる2つの送風機331b、332bとを有している。
この風力装置300のガイドレール310上では、2つの移動手段320a、320bがすれ違い可能であり、しかも、2つの移動手段320a、320bのいずれもが送風機移動経路Amの端から端まで移動可能である。
一方の移動手段320aは、摺動部材321aと、摺動部材321aに取り付けられた支持部材322aとを有し、摺動部材321aは、2列に並ぶ栽培ラック10の一対の列の間に配置されたガイドレール310上を、一対の列の一方の列の栽培ラック10に近接して移動可能となるようにガイドレール310に取り付けられている。
この摺動部材321aには支持部材322aが固定されており、支持部材322aには一対の列のうちの一方の列の栽培ラック10に収容されている対象物に風Wが提供されるように2つの送風機331a、332aが上下に並べて取り付けられている。
他方の移動手段320bは、摺動部材321bと、摺動部材321bに取り付けられた支持部材322bとを有し、摺動部材321bは、ガイドレール310上を一対の列の他方の列の栽培ラック10に近接して移動可能となるようにガイドレール310に取り付けられている。
この摺動部材321bには支持部材322bが固定されており、支持部材322bには一対の列のうちの他方の列の栽培ラック10に収容されている対象物に風Wが提供されるように2つの送風機331b、332bが上下に並べて取り付けられている。
この実施形態3の変形例の風力装置300aにおけるその他の構成は、実施形態3の風力装置300におけるものと同じである。
このような構成の風力装置300aを備えた生育システム1300aでは、2列に並んでラック移動経路Pmを移動する一対の栽培ラック10の列の間を2つの移動手段320aおよび320bが図12に示すように独立して往復移動する。
さらに、一方の移動手段320aの摺動部材321aの固定された支持部材322aには、2列に並ぶ栽培ラック10の一方の列の栽培ラック10に風Wを送る送風機331a、332aが取り付けられ、また、他方の移動手段320bの摺動部材321bに固定された支持部材322bには、2列に並ぶ栽培ラック10の他方の列の栽培ラック10に風Wを送る送風機331b、332bが取り付けられている。
このため、2列に並んでラック移動経路Pmを移動するいずれの列の栽培ラック10にも、それぞれに対応する移動手段320aおよび320bに取り付けられている送風機331a、332aおよび331b、332bから風Wを提供することができる。
このため、実施形態3の変形例の風力装置300aは、複数の栽培ラック10が2列に並んでラック移動経路Pmを移動するように構成されている生育システム1300aにおいて、実施形態3の風力装置300と同様に、栽培ラック10に収納されている対象物への風の提供を効率よく行うことができる。
さらに、この実施形態3の変形例の風力装置300aでは、2列に並んで移動する栽培ラック10の一方の列の栽培ラックへの送風を行う一方側の送風機と、他方の列の栽培ラックへの送風を行う他方側の送風機とが、独立して送風機移動経路Amに沿って移動するので、一方の列の栽培ラックと他方の列の栽培ラックとで対象物の成育状態が異なる場合には、一方側の送風機331a、332aの往復周期と他方側の送風機331b、332bとを独立して調整することができ、それぞれの列の栽培ラック10での対象物の成育状況に合わせた換気を行うことができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、所定方向に複数配列された生育部内で空気と二酸化炭素の偏りが生ずるのを効果的に抑制することが可能な風力装置およびこのような風力装置を備えた生育システムを得ることができるものとして有用である。
10 生育部(栽培ラック)
100、100a、200、300、300a 風力装置
120、220a、220b、320、320a、320b 移動手段
131、131a、132、132a、133a、134a、231a、231b、232a、232b、331a、331b、332a、332b 送風機
1100、1200、1300,1300a 生育システム
Am 送風機移動経路
Dm 所定方向
Rs 往復期間
Rs1 第1の往復区間
Rs2 第2の往復区間

Claims (12)

  1. 所定方向に沿って複数配置された生育部で生育される対象物に風を提供する風力装置であって、
    前記所定方向に沿って、移動経路にわたって往復移動が可能な移動手段であって、前記往復移動の周期が調整可能に構成されている、移動手段と、
    前記移動手段に従って移動するように構成された1以上の送風機と
    を備える、風力装置。
  2. 前記移動経路は、少なくとも第1の区間と、第2の区間とを含み、
    前記1以上の送風機は、前記第1の区間を往復移動する1以上の第1の送風機と、前記第2の区間を往復移動する1以上の第2の送風機とを含み、
    前記第2の送風機の往復移動の周期は、前記第1の送風機の往復移動の周期より短い、請求項1に記載の風力装置。
  3. 前記第1の送風機の移動速度と前記第2の送風機の移動速度とは略等しい速度であり、
    前記第1の区間の距離は、前記第2の区間の距離よりも長い、請求項2に記載の風力装置。
  4. 前記第1の区間の距離と、前記第2の区間の距離とは略等しい距離であり
    前記第2の送風機の移動速度は、前記第1の送風機の移動速度よりも速い、請求項2に記載の風力装置。
  5. 前記複数の生育部は、前記所定方向に沿う一対の列を備え、
    前記1以上の送風機は、前記一対の列の間に設けられ、一方側の列の前記生育部への送風を行う一方側の送風機と、他方側の列の前記生育部への送風を行う他方側の送風機とを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の風力装置。
  6. 前記一方側の送風機と前記他方側の送風機とは、前記移動手段に従って一体となって移動する、請求項5に記載の風力装置。
  7. 前記移動手段は、一方側の移動手段と、他方側の移動手段とを備え、
    前記一方側の送風機は、前記一方側の移動手段に従って移動し、
    前記他方側の送風機は、前記他方側の移動手段に従って移動する、請求項5に記載の風力装置。
  8. 前記一方側の移動手段と前記他方側の移動手段とは独立して移動する、請求項7に記載の風力装置。
  9. 前記生育部は、移動可能な栽培ラックを有し、前記栽培ラックは、上下方向に複数の栽培棚を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の風力装置。
  10. 前記送風機は、前記栽培棚の数に一対一対応するように上下方向に複数有する、請求項9に記載の風力装置。
  11. 所定方向に沿って複数配置された生育部と、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の風力装置と
    を備えた、生育システム。
  12. 前記生育部は移動可能な栽培ラックを有し、前記栽培ラックは、栽培物の生育状態に基づき所定方向に沿って移動するラック移動手段を備える、請求項11に生育システム。
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