JP6848650B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体モジュール及び冷却器を備える装置本体部と、該装置本体部を加圧する加圧部材とを備える電力変換装置に関する。
従来から、直流電力と交流電力との間で電力変換を行うための電力変換装置として、半導体モジュール及び冷却器を備える装置本体部と、該装置本体部を加圧する加圧部材とを備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。上記半導体モジュールは、IGBT等の半導体素子を内蔵している。また、上記冷却器は、上記半導体モジュールを冷却するために設けられている。上記加圧部材は、例えば板ばねからなり、上記装置本体部を、半導体モジュールと冷却器との配列方向に加圧する。これにより、半導体モジュールを冷却器に密着させ、効率的に冷却できるようにしてある。
加圧部材と装置本体部との間には、金属製のプレートが配される。このプレートによって、加圧部材の加圧力を均一にし、装置本体部に局所的に高い加圧力が加わらないようにしている。また、プレートは、上記配列方向において、加圧部材の、上記装置本体部を配した側とは反対側に設けられることもある。この場合、プレートは、加圧部材の反力を受け止めるために用いられる。
加圧部材とプレートとを別々の部品にすると、部品点数が増えるため、電力変換装置を製造しにくくなる。そのため、加圧部材をプレートに固定し、これらを一部品化してある。例えば下記特許文献1では、加圧部材のうち、加圧力が発生する部位(ばね部:図29参照)に貫通孔を形成し、この貫通孔に、プレートの突部を挿入してある。これにより、加圧部材とプレートとを一体化してある。
特開2014−11935号公報
しかしながら、上記電力変換装置では、加圧部材のうち、加圧力が発生する部位に貫通孔を形成しているため、この貫通孔の周囲に応力が集中しやすい。そのため、この応力を緩和するために、加圧部材を厚く形成したり、大型化したりする必要がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、加圧部材に高い応力が集中しにくい電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、半導体素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、該半導体モジュールを冷却する冷却器(3)とを備える装置本体部(10)と、
該装置本体部を、上記半導体モジュールと上記冷却器との配列方向に加圧する加圧部材(4)と、
板状に形成され、その厚さ方向と上記配列方向とが一致するように配されると共に、上記配列方向において上記加圧部材に隣り合う位置に設けられたプレート(5)とを備え、
上記加圧部材は、上記配列方向への加圧力を発生する複数のばね部(40)と、該複数のばね部を互いに連結し上記プレートに重ね合された連結板部(41)とを有し、
該連結板部に加圧側係合部(42)を形成してあると共に、上記プレートにプレート側係合部(52)を形成してあり、上記加圧側係合部と上記プレート側係合部とを互いに係合させることにより、上記加圧部材および上記プレートを一部品化してある、電力変換装置(1)にある。
上記電力変換装置の加圧部材は、上記複数のばね部と、上記連結板部とを備える。この連結板部に形成した加圧側係合部と、プレートに形成したプレート側係合部とを互いに係合させ、これにより、加圧部材およびプレートを一部品化してある。
このようにすると、加圧部材に高い応力が集中することを抑制できる。すなわち、連結板部は加圧力を発生する部位ではないため、この連結板部に上記加圧側係合部を形成しても、連結板部には高い応力が集中しにくい。そのため、加圧部材を薄くでき、かつ小型化できる。
以上のごとく、上記態様によれば、加圧部材に高い応力が集中しにくい電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の断面図であって図8のI-I断面図。 実施形態1における、薄肉加圧部材とプレートとの斜視図。 実施形態1における、加圧部材とプレートとの部分拡大断面図。 実施形態1における、プレートの平面図。 実施形態1における、加圧部材の平面図。 図1の要部拡大図。 実施形態1における、電力変換装置の部分拡大断面図であって、図9のVII-VII断面図。 図1のVIII-VIII断面図。 図1のIX-IX断面図。 実施形態1における、ケースの斜視図。 実施形態1における、電力変換装置の回路図。 実施形態1における、加圧部材の製造工程説明図。 図12に続く図。 実施形態1における、連結板部の端面をばね部の内側に形成した電力変換装置の断面図。 実施形態2における、プレートと加圧部材の断面図。 実施形態3における、薄肉加圧部材の平面図。 実施形態4における、加圧部材の側面図であって、図18のXVII矢視図。 図17のXVIII矢視図。 実施形態4における、ばね部の数を変更した加圧部材の平面図。 実施形態5における、加圧部材の側面図であって、図21のXX矢視図。 図20のXXI矢視図。 実施形態6における、加圧部材の側面図であって、図23のXXII矢視図。 図22のXXIII矢視図。 実施形態7における、加圧部材の斜視図。 実施形態8における、電力変換装置の平面図。 実施形態9における、電力変換装置の平面図。 実施形態10における、電力変換装置の斜視図。 実施形態11における、電力変換装置の斜視図。 比較形態における、プレート及び加圧部材の断面図。
(実施形態1)
上記電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図14を参照して説明する。図1に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、装置本体部10と、加圧部材4と、プレート5とを備える。装置本体部10は、半導体モジュール2と冷却器3とを備える。半導体モジュール2は、半導体素子20(図11参照)を内蔵している。冷却器3は、半導体モジュール2を冷却するために設けられている。
加圧部材4は、装置本体部10を、半導体モジュール2と冷却器3との配列方向(X方向)に加圧する。これにより、半導体モジュール2と冷却器3とを密着させ、半導体モジュール2の冷却効率を高めると共に、装置本体部10をケース6内に固定している。
プレート5は、板状に形成され(図2参照)、その厚さ方向がX方向と一致するように、ケース6内に配されている。また、プレート5は、X方向において加圧部材5に隣り合う位置に設けられている。
図2に示すごとく、加圧部材5は、複数のばね部40と、連結板部41とを有する。ばね部40は、X方向への加圧力を発生する。連結板部41は、複数のばね部40を互いに連結している。また、図3に示すごとく、連結板部41は、プレート5に重ね合されている。
連結板部41には、加圧側係合部42が形成されている。また、プレート5にはプレート側係合部52が形成されている。図3に示すごとく、加圧側係合部42とプレート側係合部52とを互いに係合させている。これにより、加圧部材4をプレート5に固定し、これらを一部品化してある。
本形態の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。図11に示すごとく、電力変換装置1は、複数の半導体モジュール2と、平滑用のコンデンサ7と、制御回路基板14とを備える。これらの部品によって、インバータ回路19を構成してある。個々の半導体モジュール2に内蔵された半導体素子20(IGBT)を、制御回路基板14によってスイッチング動作させている。これにより、直流電源81から供給される直流電力を交流電力に変換し、三相交流モータ82を駆動している。これによって、上記車両を走行させている。
図1に示すごとく、本形態では、複数の半導体モジュール2と、複数の冷却器3とを積層してある。X方向に隣り合う2つの冷却器3は、連結管31によって連結されている。連結管31は、冷却器3の長手方向(Y方向)における、冷却器3の両端に配されている。また、X方向における一端に位置する端部冷却器3aには、冷媒11を導入するための導入管12と、冷媒11を導出するための導出管13とが接続している。導入管12から冷媒11を導入すると、冷媒11は、連結管31及び冷却器3を流れ、導出管13から導出される。これにより、半導体モジュール2を冷却するよう構成してある。
また、ケース6の内壁60と装置本体部10との間に、加圧部材4とプレート5とが介在している。上述したように本形態では、加圧部材4によって装置本体部10をX方向に加圧している。これにより、装置本体部10をケース6内に固定すると共に、冷却器3と半導体モジュール2とを密着させている。また、加圧部材4と装置本体部10との間にプレート5を介在させている。これにより、加圧部材4の加圧力を均等にし、冷却器3に局所的に高い加圧力が加わらないようにしている。
また、本形態の加圧部材4は、X方向に積層された、複数の薄肉加圧部材49からなる。図3に示すごとく、加圧部材4の連結板部41に、X方向へ貫通した貫通孔42Hを形成してある。この貫通孔42Hを、上述した加圧側係合部42としている。また、プレート5には、X方向における加圧部材4側に突出した突部52Pを形成してある。この突部52Pを、上記プレート側係合部52としてある。突部52Pは、貫通孔42Hに挿入されている。これによって、加圧部材4とプレート5とを互いに固定してある。
また、個々の薄肉加圧部材49には、連結板部41を構成する部位に、複数の薄肉加圧部材49を互いに結合する薄肉結合部48を形成してある。
また、プレート5には、プレート側貫通孔51が形成されている。貫通孔42H及びプレート側貫通孔51は、後述するように、薄肉加圧部材49やプレート5を製造する際に、搬送具8(図12参照)を用いてこれらを搬送するために形成された、パイロット孔である。
図2、図4に示すごとく、プレート側係合部52およびプレート側貫通孔51は、プレート5の外縁部500に形成されている。本形態では、プレート側係合部52及びプレート側貫通孔51を、それぞれ複数個、形成してある。プレート側係合部52とプレート側貫通孔51とは、互いに隣り合っている。また、Y方向におけるプレート5の両端部には、プレート側突出部57が形成されている。
図5に示すごとく、薄肉加圧部材49は、複数のばね部40を備える。個々のばね部40は、一対のばね片400と、これら一対のばね片400を繋ぐ中間部401とを備える。複数のばね部40を、連結板部41によって連結してある。この連結板部41に、加圧側係合部42と薄肉結合部48とが形成されている。1枚の薄肉加圧部材49に、加圧側係合部42と薄肉結合部48とを、それぞれ複数個、形成してある。加圧側係合部42と薄肉結合部48とは、互いに隣り合う位置に形成されている。また、Y方向における、加圧部材4の両端には、加圧側突出部47が形成されている。加圧側突出部47は、加圧力を生じない部位である。
図6に示すごとく、プレート5と、複数の薄肉加圧部材49とは積層されている。プレート側突出部57及び加圧側突出部47は重ね合されており、それぞれの先端面570,470は、ばね部40よりも、Y方向においてケース6の内面67に近い位置に配されている。
また、図7に示すごとく、本形態の冷却器3は、半導体モジュール2に隣接するモジュール隣接部分38と、半導体モジュール2に隣接せず、モジュール隣接部分38よりも冷媒11の上流側に形成された上流部分39とを備える。プレート5及び加圧部材4の一部は、X方向において上流部分39に隣り合う位置に配されている。
また、図8に示すごとく、本形態の半導体モジュール2は、半導体素子20(図11参照)を内蔵した本体部21と、該本体部21から突出した複数のパワー端子22と、制御端子23とを備える。パワー端子22には、直流電圧が加わる正極端子22P及び負極端子22Nと、交流電力を出力する出力端子22Oとがある。制御端子23は制御回路基板14に接続している。
また、図9に示すごとく、ケース6内には、上述したコンデンサ7(図11参照)が配されている。コンデンサ7は、コンデンサ素子70と、該コンデンサ素子70を封止する封止部71とを備える。コンデンサ7と加圧部材4との間には、ケース6の隔壁60が介在している。本形態では、コンデンサ7から発生した熱を、隔壁60、加圧部材4、プレート5を介して冷却器3に伝えている。これにより、コンデンサ7を冷却するよう構成してある。
図10に示すごとく、ケース6は、ケース本体部69と、カバー62とを備える。ケース本体部69には、X方向に貫通した開口部61が形成されている。この開口部61を、カバー62によって塞いである。電力変換装置1を製造する際には、まず、加圧部材4と、プレート5と、装置本体部10とをケース本体部69に収容する。そして、カバー62によって開口部61を塞ぎ、ボルト18(図1参照)を用いてカバー62を締結する。この締結力を用いて、装置本体部10を加圧部材4側に圧縮し、ケース6内に固定する。
次に、加圧部材4及びプレート5の製造方法について説明する。図12に示すごとく、加圧部材4を製造するにあたり、まず、個々の薄肉加圧部材49を製造する。この工程では、金属板490を切欠形成したり、折り曲げ形成したりすることにより、薄肉加圧部材49を製造する。この際、搬送具8を用いて、金属板490を搬送する。金属板490にはパイロット孔42Pが形成されている。このパイロット孔42Pに、搬送具8の突条部89を挿入し、金属板490を搬送するよう構成されている。薄肉加圧部材49を製造した後、パイロット孔42Pは、上述した加圧側係合部42(図2参照)として利用される。
複数の薄肉加圧部材49を製造した後、図13に示すごとく、これらを積層する。そして、工具88を用いて複数の薄肉加圧部材49を押圧し、上述した薄肉結合部48(図3参照)を形成する。この薄肉結合部48によって、複数の薄肉加圧部材49を互いに結合し、一部品化する。これにより、加圧部材4を形成する。
また、プレート5も、薄肉加圧部材49と同様の工程を行うことにより、製造される。すなわち、図示しない金属板に切欠加工等を行うことにより、プレート5を製造する。金属板には、搬送具を用いて搬送するためのプレート側貫通孔51(図3参照)が形成される。また、プレート5には、上記プレート側係合部52が形成される。
このようにプレート5と加圧部材4とを製造した後、これらを固定する。すなわち、図3に示すごとく、加圧部材4とプレート5とを組み合わせ、プレート側係合部52と加圧側係合部42とを係合させる。これにより、加圧部材4をプレート5に固定し、これらを一部品化する。
次に、本形態の作用効果について説明する。図2に示すごとく、本形態の加圧部材4は、複数のばね部40と、連結板部41とを備える。この連結板部41に形成した加圧側係合部42と、プレート5に形成したプレート側係合部52とを互いに係合させ、これにより、加圧部材4及びプレート5を一部品化してある。
このようにすると、加圧部材4に高い応力が集中することを抑制できる。すなわち、連結板部41は加圧力を発生する部位でないため、この連結板部41に加圧側係合部42を形成しても、連結板部41には高い応力が集中しにくい。そのため、加圧部材4を薄く形成でき、かつ小型化できる。
ここで仮に、図29に示すごとく、加圧部材4に連結板部41を形成せず、加圧部材4全体をばね部40にして、このばね部40に加圧側係合部42(例えば貫通孔)を形成したとすると、ばね部40は加圧力を生じる部位であるため、加圧側係合部42の周囲に高い応力が集中するおそれがある。そのため、この応力に耐えられるように、加圧部材4を厚く形成したり、加圧部材4を大型化したりする必要がある。
これに対して、図2に示すごとく、連結板部41に加圧側係合部42を形成すれば、連結板部41は加圧力を発生する部位ではないため、加圧側係合部42の周囲に高い応力が集中しにくくなる。そのため、加圧部材4を薄くでき、かつ小型化できる。
また、本形態では図6に示すごとく、複数の薄肉加圧部材49をX方向に積層することにより、加圧部材4を形成してある。
そのため、加圧部材4全体の加圧力を高めることができる。
また、図3に示すごとく、個々の薄肉加圧部材49には、連結板部41を構成する部位に、複数の薄肉加圧部材49を互いに結合する薄肉結合部48を形成してある。
そのため、複数の薄肉加圧部材49を一部品化できる。したがって、部品点数を低減でき、電力変換装置1を製造しやすくなる。
また、図1に示すごとく、本形態では、装置本体部10と加圧部材4との間にプレート5が介在している。そして、図3に示すごとく、加圧側係合部42を貫通孔42Hとし、プレート側係合部52を突部52Pとしてある。この突部52Pを貫通孔42Hに挿入することにより、加圧部材4とプレート5とを互いに固定してある。
このようにすると、加圧部材4及びプレート5を製造しやすくなる。すなわち、図15に示すごとく、加圧側係合部42を突部42Pとし、プレート側係合部52を貫通孔52Hとすることも可能であるが、この場合、突部42PのX方向長さが長いと、プレート52の主面S1から突部42Pが突出してしまう可能性が生じる。そのため、この突部42Pが冷却器3に当接し、冷却器3に高い応力が加わる可能性が考えられる。したがって、主面S1から突部42が突出しないか、検査を行う必要が生じる。例えば、製造ばらつきによって、突部42PのX方向長さが長くなりすぎたり、プレート5の厚さTが薄くなりすぎたりしないように、検査を行う必要が生じる。これに対して、図3に示すごとく、本形態のように、加圧側係合部42を貫通孔42Hとし、プレート側係合部52を突部52Pとすれば、プレート5の表面S1から突部52Pが突出することは無いため、このような検査を行う必要はない。したがって、プレート5や加圧部材4を容易に製造することが可能になる。
また、図12に示すごとく、上記貫通孔42Hは、加圧部材4の製造時において、搬送具8の突条部89を挿入して加圧部材4を搬送するために形成されたパイロット孔42Pである。
そのため、パイロット孔42Pを、貫通孔42Hとして利用することができる。したがって、加圧部材4をプレート5に固定するための専用の貫通孔42Hを別途形成する必要がなくなり、加圧部材4の製造コストを低減できる。
また、図6に示すごとく、本形態では、加圧側突出部47の端面470と、プレート側突出部57の端面570とが、Y方向において、ばね部40よりも外側に位置している。
この場合には、ばね部40が、ケース6の角部66に接近しすぎることを抑制できる。すなわち、図14に示すごとく、上記端面470,570を、Y方向においてばね部40よりも内側に位置させることも可能であるが、この場合、ばね部40がケース6の角部66に接近する可能性がある。また、ケース6を製造したとき、製造ばらつき等によって、角部66にアール面が形成されることがある。そのため、ばね部40が角部66に接近すると、ばね部40がアール面に乗り上げてしまい、目標の加圧力を発生できない可能性がある。本形態では図7に示すごとく、端面470,570を、Y方向において、ばね部40よりも外側に位置させている。そのため、加圧部材4の位置がY方向にずれても、端面470,570がケース6の内面67に当接するため、ばね部40は角部66に接近しなくなる。したがって、角部66に形成されたアール面にばね部40が乗り上げて、目標の加圧力を発生できない不具合を抑制できる。
また、図7に示すごとく、本形態では、プレート5と加圧部材4の一部を、X方向において、冷却器3の上記上流部分39に隣り合う位置に配してある。
このようにすると、コンデンサ7を効率的に冷却することができる。すなわち、上流部分39は比較的温度が低い冷媒11が流れる部位であるため、この上流部分39によって、プレート5及び加圧部材4を効率的に冷却できる。そのため、加圧部材4の近傍に配されたコンデンサ7を効率的に冷却することが可能となる。
以上のごとく、本形態によれば、加圧部材に高い応力が集中しにくい電力変換装置を提供することができる。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態2)
本形態は、加圧側係合部42とプレート側係合部52との構造を変更した例である。図15に示すごとく、本形態では、プレート側係合部52を貫通孔52Hとしてある。貫通孔52Hは、プレート5に、X方向に貫通するよう形成されている。また、加圧側係合部42は、突部42Pとされている。突部42Pは、連結板部41から、X方向における冷却器3側に突出している。この突部42Pを貫通孔52Hに挿入することにより、加圧部材4をプレート5に固定してある。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態3)
本形態は、薄肉加圧部材49の形状を変更した例である。図16に示すごとく、本形態では、ばね片400を長方形状に形成してある。また、実施形態1と同様に、薄肉加圧部材49には、加圧側係合部42と、薄肉結合部48とを形成してある。これら加圧側係合部42と薄肉結合部48とは、連結板部41に形成されている。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態4)
本形態は、加圧部材4の構成を変更した例である。図17、図18に示すごとく、本形態の加圧部材4は、ばね部40としてコイルばね40Cを備える。そして、複数のコイルばね40Cを、連結板部41によって連結してある。
なお、図17、図18に示すごとく、複数のコイルばね40CをY方向に一列に配列してもよく、図19に示すごとく、Y方向に複数列に配列しても良い。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態5)
本形態は、加圧部材4の構成を変更した例である。図20、図21に示すごとく、本形態の加圧部材4は、ばね部40として皿ばね40Dを用いている。そして、複数の皿ばね40Dを、連結板部41によって連結している。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態6)
本形態は、加圧部材4の構成を変更した例である。図22、図23に示すごとく、本形態の加圧部材4は、ばね部40として板ばね40Pを用いている。そして、複数の板ばね40Pを、連結板部41によって連結している。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態7)
本形態は、薄肉加圧部材49の構成を変更した例である。図24に示すごとく、本形態では薄肉加圧部材49に、加圧側突出部47(図2参照)を形成していない。また、本形態の薄肉加圧部材49は、実施形態1と同様に、加圧側係合部42と、薄肉結合部48とを備える。これら加圧側係合部42と薄肉結合部48とは、連結板部41に形成されている。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態8)
本形態は、ケース6に収容する部品の種類を変更した例である。図25に示すごとく、本形態では、ケース6に、半導体モジュール2と冷却器3とからなる装置本体部10と、プレート5と、加圧部材4とを収容してあり、コンデンサ7(図1参照)は収容していない。また、実施形態1と同様に、X方向における、ケース本体部69の、導入管12及び導出管13を設けた側の壁部691に、開口部61(図10参照)を形成してある。この開口部61を塞ぐ位置に、カバー62を取り付けてある。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態9)
本形態は、ケース6の構成を変更した例である。図26に示すごとく、本形態のケース6には、X方向における、加圧部材4及びプレート5を配した側に、開口部61が形成されている。この開口部61を塞ぐ位置に、カバー62を取り付けてある。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態10)
本形態は、プレート5の配置位置を変更した例である。本形態では図27に示すごとく、プレート5を、加圧部材4の、X方向(半導体モジュール2と冷却器3との配列方向)における、装置本体部10を配した側とは反対側に配置してある。本形態では、半導体モジュール2と冷却器3とを積層していない。半導体モジュール2は、冷却器3の主面S2上に配置されている。また、プレート5には複数のボルト挿入孔56が形成されている。このボルト挿入孔56にボルト18を挿入し、冷却器3に設けた螺孔36に螺合させている。これにより、プレート5及び加圧部材4を半導体モジュール2に向けて押圧し、半導体モジュール2を固定している。本形態では、1枚のプレート5を用いて、2個の半導体モジュール2を押圧し、これらの半導体モジュール2を固定している。
また、実施形態1と同様に、加圧部材4には加圧側係合部42を形成してあり、プレート5にはプレート側係合部52を形成してある。加圧側係合部42とプレート側係合部52とを係合させることにより、加圧部材4及びプレート5を一部品化してある。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態11)
本形態は、プレート5の数を変更した例である。図28に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、2枚のプレート5と、2個の半導体モジュール2とを備える。1枚のプレート5によって、1個の半導体モジュール2を固定している。また、実施形態10と同様に、プレート5は、加圧部材4の、X方向における装置本体部10を設けた側とは反対側に配されている。このプレート5を、ボルト18を用いて、冷却器3に締結してある。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
3 冷却器
4 加圧部材
40 ばね部
41 連結板部
42 加圧側係合部
5 プレート
52 プレート側係合部

Claims (4)

  1. 半導体素子(20)を内蔵した半導体モジュール(2)と、該半導体モジュールを冷却する冷却器(3)とを備える装置本体部(10)と、
    該装置本体部を、上記半導体モジュールと上記冷却器との配列方向に加圧する加圧部材(4)と、
    板状に形成され、その厚さ方向と上記配列方向とが一致するように配されると共に、上記配列方向において上記加圧部材に隣り合う位置に設けられたプレート(5)とを備え、
    上記加圧部材は、上記配列方向への加圧力を発生する複数のばね部(40)と、該複数のばね部を互いに連結し上記プレートに重ね合された連結板部(41)とを有し、
    該連結板部に加圧側係合部(42)を形成してあると共に、上記プレートにプレート側係合部(52)を形成してあり、上記加圧側係合部と上記プレート側係合部とを互いに係合させることにより、上記加圧部材および上記プレートを一部品化してある、電力変換装置(1)。
  2. 上記加圧部材は、上記配列方向に積層された複数の薄肉加圧部材からなり、個々の該薄肉加圧部材には、上記連結板部を構成する部位に、上記複数の薄肉加圧部材を互いに結合する薄肉結合部(48)が形成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記プレートは、上記装置本体部と上記加圧部材との間に介在し、上記加圧側係合部は、上記連結板部に、上記配列方向へ貫通するよう形成された貫通孔(42H)であり、上記プレート側係合部は、上記プレートから上記配列方向における上記加圧部材側に突出し上記貫通孔に挿入された突部(52P)である、請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 上記貫通孔は、上記加圧部材の製造時において、搬送具(8)の突条部(89)を挿入して上記加圧部材を搬送するために形成されたパイロット孔である、請求項3に記載の電力変換装置。
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