JP6847793B2 - ブラシシールの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ブラシシールの取付構造に関する。
タービン等の回転機械には、ロータの周囲に沿って高圧側から低圧側に気体が漏れることを抑制するためにシールが用いられている。回転機械のステータとロータのすき間変化や偏心にシールが追随して密閉能力を発揮することが望まれており、このような観点から、ラビリンスシールに代えて極細のブリストルを束ねたブラシシールが採用されている。
従来のブラシシールは、特許文献1に示されるように、低圧側の下流側支持プレートと高圧側の上流側支持プレートとブラシ本体とを備え、下流側支持プレートと上流側支持プレートとで複数のブリストルを束ねたブラシ本体を挟み込んだ状態でハウジングの溝内に設置されるようになっている。溝は、内径側の開口部側が外径側の底部よりも軸方向に幅狭となるように、底部側には軸方向に延びる凹部いわゆるアンダーカットが形成されており、下流側支持プレートと上流側支持プレートとは径方向外側が軸方向幅広となる凸部が形成され、該凸部が溝の凹部に係合するように配置されることで、ブラシシールの溝部からの離脱を防止できる構造となっている。
しかしながら、特許文献1のようなブラシシールの取付構造にあっては、下流側支持プレートと上流側支持プレートとでブラシ本体を挟み込み、かつ下流側支持プレートと上流側支持プレートとに凸部を形成し、溝の底部に軸方向に延びる凹部を設けた構造であるため、下流側支持プレートと上流側支持プレートの軸方向の厚みがブラシ本体に対して大きくなるとともに、ハウジングの溝の構造が複雑になっていた。
そこで、ハウジングに設ける溝を径方向に亘って略同幅として構造を簡単にしているものとして、特許文献2のように、ハウジング等の被取付位置に形成された径方向に亘って略同幅の溝部に略U字の金属シートを配置し、この金属シートの底面に配置したステムワイヤをコーキングし金属シートを溝部に固定した上、この金属シート内にブラシ本体を配置した状態で金属シートの一方の自由端を曲げ加工することで、ブラシ本体を金属シートに対して取付けたものがある。
特開2008−121512号公報(第5頁、図2) 欧州特許出願公開第2626601号公報(図1)
特許文献2にあっては、ハウジングに設ける溝を簡単な構造とできるものの、ブラシ本体はステムワイヤ上に当接して配置された状態で金属シートの一方の自由端を折り曲げることによって溝内に固定されているところ、ステムワイヤはコーキング材であるためその径方向の寸法が安定しないため、金属シートの底面からステムワイヤの内周までの径方向寸法にばらつきが生じている。そのため、ステムワイヤに当接して固定されるブラシ本体の自由端部の位置がバラツいて、ブラシ本体の自由端部の成す円形状の精度が低く、被密封流体の漏れが多くなってしまうという問題がある。また、金属シートにステムワイヤとブラシ本体を装着し、金属シートの一方の自由端を折り曲げ、金属シートにステムワイヤとブラシ本体をユニット化した状態で、溝内にコーキングにより固定しても、固定時の外力によってブラシ本体や金属シートが変形して、ブラシ本体の自由端部の位置がバラツいて、ブラシ本体の自由端部の成す円形状の精度が低く、被密封流体の漏れが多くなってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、被密封流体の漏れの少ないブラシシールの取付構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のブラシシールの取付構造は、
複数のブリストルが基部で束ねられたブリストル束を有するブラシ本体が固定部材によってハウジングに形成された外径方向に延びる溝に取り付けられたブラシシールの取付構造において、
前記ブラシ本体は前記固定部材とは軸方向に異なる位置に配置されているとともに、前記溝は、径方向深さの異なる少なくとも2つの溝部から構成され、深さの浅い第1溝にブラシ本体が配置され、かつ、深さの深い第2溝に前記固定部材が固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ブラシ本体は固定部材とは軸方向に異なる位置に配置され、深さの深い第2溝に固定部材が固定されていることから、ブラシ本体には溝に固定するための応力が略作用せず、ブラシ本体の取付精度が安定し、被密封流体の漏れが少ない。
前記固定部材は、前記第2溝に軸方向に圧入固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ブラシ本体には溝に固定するための応力が略作用しない。
前記第1溝の底部に前記ブラシ本体が当接して配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ブラシ本体は、第1溝の底部に当接しているため、径方向の位置決め精度がよく、ブラシ本体の自由端部の成す円形状の精度が高い。
前記第2溝の底部に前記固定部材が当接して配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、固定部材は、第2溝の底部に当接しているため、固定部材を確実に第2溝に固定できる。
前記ブラシ本体は、前記ブリストル束を覆い該ブリストル束の先端側に開口する断面U字状のリテーナを有し、前記リテーナは前記固定部材の係合片によって外径側に向けて係合されていることを特徴としている。
この特徴によれば、リテーナに固定部材の係合片が係止され、リテーナは内径方向の移動が規制されているから、ブラシ本体が溝から脱落すること防止できる。
前記ブラシ本体は、前記ブリストル束を覆い該ブリストル束の先端側に開口する断面U字状のリテーナを有し、前記リテーナは前記リテーナの係合片によって前記固定部材に内径側に向けて係止されていることを特徴としている。
この特徴によれば、リテーナの係合片が固定部材に係止され、リテーナは内径方向の移動が規制されているから、ブラシ本体が溝から脱落すること防止できる。
前記リテーナは、一対の脚部の一方が、周方向に分割された分割脚とされており、該分割脚の一部は前記ブリストル束から離れる方向に延びており、前記係合片となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、リテーナの一部の分割脚を係合片とできるため、リテーナをコンパクトに構成することができる。
前記溝に前記固定部材を固定する前の状態において、前記係合片によって、前記固定部材と前記ブラシ本体とは一体にユニット化されていることを特徴としている。
この特徴によれば、溝に固定部材を固定した状態におけるブラシ本体との相対位置が安定する。
前記固定部材と前記第2溝との間にはカシメリングが介在していることを特徴としている。
この特徴によれば、固定部材の第2溝への固定状態が安定する。
本発明の実施例1におけるブラシシールの側断面図である。 (a)は実施例1におけるケーシング分割体を示す正面図、(b)はブラシ分割体を示す正面図である。 (a)は実施例1におけるケーシングの係合片を構成する前の状態を示す断面斜視図、(b)はケーシングの係合片を構成した後の状態を示す断面斜視図である。 (a)〜(c)は実施例1におけるブラシ本体及びケーシングをハウジングの溝に固定する工程を示す模式図である。 本発明の実施例2におけるブラシシールの側断面図である。 (a)は実施例2におけるケーシング分割体を示す正面図、(b)はブラシ分割体を示す正面図、(c)はブラシ分割体を示す参考図である。 実施例2におけるブラシ分割体とケーシング分割体とをユニット化した状態を示す断面斜視図である。 (a)(b)は実施例2におけるブラシ本体及びケーシングをハウジングの溝に固定する工程を示す模式図である。 本発明の実施例3におけるブラシシールの側断面図である。 (a)は実施例3におけるケーシング分割体を示す正面図、(b)はブラシ分割体を示す正面図、(c)はブラシ分割体を示す参考図である。 実施例3におけるブラシ分割体とケーシング分割体とをユニット化した状態を示す断面斜視図である。 (a)(b)は実施例3におけるブラシ本体及びケーシングをハウジングの溝に固定する工程を示す模式図である。 (a)(b)はケーシングの係合片の変形例を示す背面図である。
本発明に係るブラシシールの取付構造を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
図1には、タービン等の回転機械の軸封にブラシシール1を用いる例が示されており、該回転機械の運転時には、ブラシ本体4におけるブリストル束41の先端が回転機械のロータ9に近接することにより、回転機械内部の高圧側Hの蒸気、燃料ガス等の被密封気体は低圧側Lに漏れることが抑制されている。尚、回転機械の運転時において、ブリストル束41の先端がロータ9に接触することにより、回転機械内部の被密封気体が高圧側Hから低圧側Lに漏れることを抑制してもよい。
また、ロータ9の振れ回り等による偏心や、熱による体積変化によって、ロータ9とブリストル束41の先端の相対距離が変化しても、ブリストル束41が径方向に変形して、当該距離の変化にブリストル束41を追従させ得るものであり、ブリストル束41の先端の摩耗も抑制される。尚、回転機械内部には、蒸気、燃料ガス等の気体に限られず、液体等が封入されていてもよい。
ブラシシール1は、ハウジング2と、ブラシ本体4と、ケーシング5(固定部材)と、カシメリング6と、から主に構成されている。ハウジング2は、ロータ9を挿通可能な挿通孔7と、挿通孔7の内周面から外径方向に円環状に延びる溝8と、を有し、溝8は、径方向深さの異なる2つの溝部が軸方向に並んで形成され、断面略逆L字状に形成されている。詳しくは、溝8における低圧側Lには、深さの浅い第1溝8Aが軸方向に直交するように径方向に連続して形成され、溝8における高圧側Hには、深さの深い第2溝8Bが軸方向に直交するように径方向に連続して形成されており、第1溝8Aには、ブラシ本体4が配置され、第2溝8Bには、ケーシング5及びカシメリング6が配置されている。尚、溝8に対するブラシ本体4、ケーシング5及びカシメリング6の取付態様については、後に詳述する。
また、ブラシ本体4及びケーシング5は、第1溝8A及び第2溝8Bに沿って延びる円環状を成している。詳しくは、ブラシ本体4及びケーシング5は、周方向に複数に分割(本実施例では6分割)されている。言い換えれば、複数のブラシ分割体4A及び複数のケーシング分割体5Aが第1溝8A及び第2溝8Bの周方向に沿って連続するように配置されることで、円環状のブラシ本体4及びケーシング5が構成されるようになっている。
図1、図2(b)及び図3に示されるように、ブラシ分割体4Aは、正面視において円弧状を成しており、複数のブリストル41aからなるブリストル束41と、複数のブリストル41aが束ねられその一端が溶接等で固定される金属製の基部42と、ブリストル束41及び基部42を覆い該ブリストル束41の先端側に開口する断面略U字状のリテーナ43と、から主に構成されている。また、ブリストル41aはワイヤの線径が0.05〜0.5mm、材質が鋼、ニッケル基やコバルト基などの合金、セラミックス等により形成されており、例えば、軸方向に略直交及び周方向に斜め略45度に傾斜するように配置されている。また、基部42及びリテーナ43は、剛性を有する金属などの部材により構成されている。尚、ハウジング2はステンレス鋼により形成されているが、その材料は問わない。
リテーナ43は、基部42を挟んだ軸方向の両側に配設される一対の脚部43a,43bを有しており、軸方向の一方側(本実施例では、第1溝8Aに取付けられた状態において低圧側Lに配置される側)の脚部43aは、他方側(本実施例では、第1溝8Aに取付けられた状態において高圧側Hに配置される側)の脚部43bよりも径方向に長寸に形成されている。また、脚部43bは、脚部43aの外径側端部から基部42を囲うように延設されており、基部42の内径側を係止するように折り曲げられた段部43cが形成されている。これにより、リテーナ43から基部42が離脱することが防止されている。また、脚部43bは、周方向に複数分割されている。
図1、図2(a)及び図3に示されるように、ケーシング分割体5Aは、正面視において円弧状を成しており、断面視において径方向にかつ周方向に延びる第1板状部5aと、第1板状部5aの外径端縁から軸方向にかつ周方向に延びる第2板状部5bと、を備えている。第1板状部5aには、正面視において外径側に開口する略コ字形状の切込部5cが周方向に複数設けられている。特に、図3に示されるように、切込部5cの内側の板部における内径側端縁5dに対し所定の冶具等を用いて内径側から外径側に外力を与えることで、該板部が断面略横向きV字形状(ジャックナイフ形状)に切り起された係合片51となり、該係合片51がリテーナ43の段部43cに係止されるようになる。
次に、溝8に対するブラシ本体4、ケーシング5及びカシメリング6の取付態様について図4に基づいて説明する。
図4(a)に示されるように、先ず、ハウジング2の第2溝8Bにケーシング分割体5Aを第2板状部5b側から圧入する。このとき、第2溝8Bを構成する軸方向の側壁部8Ba,8Bbのうち低圧側Lの側壁部8Baに第2板状部5bの一方側の端部が圧接(ガイド)され、高圧側Hの側壁部8Bbに第2板状部5bの他方側の端部が圧接(ガイド)されながら圧入される。尚、第2溝8Bにケーシング分割体5Aを圧入する際には、第1板状部5aが側壁部8Bb側を向くように圧入する。また、第2溝8Bの底部8Bcに第2板状部5bの外周面が当接することによりケーシング分割体5Aの第2溝8Bへの圧入が完了する。
このように、第2溝8Bの底部8Bcにケーシング分割体5Aの第2板状部5bが当接して配置されることにより、第2溝8Bに対してケーシング分割体5Aを好適に且つ簡便に位置決めでき、ケーシング分割体5Aを確実に第2溝8Bに固定できる。また、ケーシング分割体5Aは、第2溝8Bの軸方向の側壁部8Ba,8Bbにより圧入固定されるため、第2溝8Bから外れにくくなっている。
尚、複数のケーシング分割体5Aを第2溝8Bの周方向に連続するように挿入配置することにより、円環状のケーシング5を構成する。次いで、ケーシング5が構成された後、ケーシング5の第1板状部5aと第2溝8Bの側壁部8Baとの間に円環状のカシメリング6を密封状に圧入する。この圧入の際、カシメリング6を叩き込んで固定させてもよい。また、カシメリング6は軸方向視で円環状ではなく、円弧状に形成されていてもよい。
次いで、図4(b)に示されるように、ハウジング2の第1溝8Aにブラシ分割体4Aを脚部43a,43bの接合部側から挿入する。このとき、第1溝8Aを構成する側壁部8Aaにブラシ分割体4Aの脚部43aが接触され、ケーシング分割体5Aの第1板状部5aに脚部43bが接触されながら挿入される。このように、ブラシ分割体4Aは、側壁部8Aa及び第1板状部5aに案内されるため、ブラシ分割体4Aの傾きや軸方向の精度が高い状態で挿入できる。
また、ブラシ分割体4Aは、軸方向の幅が第1溝8Aの側壁部8Aaと第1板状部5aとの間に圧接しない程度に接触する寸法に形成されているため、第1溝8Aに対してスムーズに挿入することができるとともに、第1溝8Aに保持されるようになっている。尚、後述するように、係合片51を形成するまではブラシ分割体4Aの位置や向きを微調整できるようになっている。尚、溝8における側壁部8Aa、側壁部8Ba、側壁部8Bbは、軸方向に対して略直交するように形成されており、底部8Ac,8Bcは、軸方向に対して略平行を成すように形成されている。
そして、第1溝8Aの底部8Acにリテーナ43が当接することによりブラシ分割体4Aの第1溝8Aへの挿入が完了する。尚、ブラシ分割体4Aを第1溝8Aに挿入したときには、ブラシ分割体4Aの一部が第2溝8Bに配置される。また、複数のブラシ分割体4Aを第1溝8Aの周方向に連続するように配置することにより、円環状のブラシ本体4を構成する。
このように、第1溝8Aの底部8Acにブラシ分割体4Aのリテーナ43が当接して配置されることで、ブラシ分割体4Aの径方向の位置決め精度がよいため(リテーナ43は第1溝8Aの底部8Acにコーキング材等の他の部材を介することなく直接接するため)、円環状のブラシ本体4が形成されたときに、ブリストル束41の先端(ブラシ本体4の内径端)が成す正面視円形状の精度を高い状態で配置することができる。
また、ブラシ分割体4Aの第1溝8Aへの挿入が完了した後、前述のようにケーシング分割体5Aの第1板状部5aの内径側端縁5dに対し内径側から外径側に向けて外力(コーキング力)を与える。これにより、図4(c)に示されるように、切込部5cの内側の板部が断面略横向きV字形状(ジャックナイフ形状)に切り起された係合片51となり、係合片51がリテーナ43の段部43cに係止されることで、ブラシ分割体4Aが第1溝8Aから離脱することが規制される。
以上説明したように、溝8には、深さの浅い第1溝8Aと、深さの深い第2溝8Bとが軸方向に並んで形成されており、第1溝8Aには、ブラシ本体4が配置され、第2溝8Bには、ケーシング5が配置されている。つまり、ブラシ本体4と固定部材としてのケーシング5とは、軸方向に異なる位置に配置され、且つ深さの深い第2溝8Bにケーシング5が固定される構造であることから、深さの浅い第1溝8Aに取付けられるブラシ本体4にはケーシング5が第2溝8Bに固定された際の歪み等の影響を受けにくい。また、第2溝8Bにケーシング5を固定した後、深さの浅い第1溝8Aにブラシ本体4を好適に配置し、その状態でケーシング5とブラシ本体4とを固定することができるため、ブラシ本体4を第1溝8Aに固定するための応力がほとんど作用せず、ブラシ本体4の取付精度が安定し、被密封気体の漏れが少ない。
また、ケーシング5は、第2溝8Bに軸方向に圧入固定されていることにより、ケーシング5の第2溝8Bへの取付け精度が高く、且つケーシング5に歪み等も生じにくいため、ブラシ本体4を第1溝8Aに固定するための応力がほとんど作用しない。また、ケーシング5を第2溝8Bに簡便な方法で固定することができる。
また、ケーシング5は、断面略L字形状を成しているため、ケーシング5の構造を簡素化することができる。また、ケーシング5は、第1板状部5aが溝8の側壁部8Bbに沿うように配置されている。これによれば、第2溝8Bの内側にブラシ本体4の一部を配置することができるため、溝8の多くの領域をブラシ本体4が占有するようにブラシ本体4が配置されることとなり、ブラシ本体4及びケーシング5を固定する溝8の軸方向の長さを小さくすることができる。
また、第1溝8Aにブラシ本体4を配置した後、リテーナ43の段部43cの内径側にケーシング5の係合片51が係止されるため、ブラシ本体4が溝8から脱落すること防止できる。また、ケーシング5の係合片51がリテーナ43に接触するため、換言すれば、係合片51がブリストル束41に直接作用しないため、ブリストル束41の設置位置の精度に影響を及ぼすことが少ない。
また、ケーシング5と第2溝8Bとの間にはカシメリング6が介在しており、カシメリング6がケーシング5と第2溝8Bとの間を埋めるため、ケーシング5の第2溝への固定状態が安定する。また、カシメリング6は、ケーシング5及びブラシ本体4に密封状に接触するため、ケーシング5とブラシ本体4との隙間から被密封気体が回り込むことを防止することができる。
また、第1溝8Aにブラシ本体4が固定された状態にあっては、リテーナ43の脚部43aの先端側がハウジング2の内径側に突出している。これによれば、脚部43aがブリストル束41の低圧側Lに配置され、ブリストル束41を補強するように機能するため、高圧側Hの被密封気体によりブリストル束41が過度に変形することを抑制できる。尚、本実施例では、ケーシング分割体5Aを第2溝8Bに固定される形態として、ケーシング分割体5Aの第2溝8への圧入による固定とカシメリング6による固定を併用する形態を例示したが、第2溝8Bにケーシング分割体5Aが遊嵌され、その後カシメリング6が圧入固定されることで、ケーシング分割体5Aが第2溝8Bに固定される形態としてもよいし、ケーシング分割体5Aの第2溝8への圧入固定により十分な固定状態が得られるのであればカシメリング6を省略してもよい。
次に、実施例2に係るブラシシールの取付構造につき、図5から図8を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図5に示されるように、実施例2のブラシシール10は、ブラシ本体400とケーシング500とがハウジング2の溝8に固定された状態において一体にユニット化されている。尚、前記実施例1と同様に、ブラシ本体400は、複数のブラシ分割体400Aに分割され、ケーシング500は、複数のケーシング分割体500Aに分割されている。
詳しくは、図5、図6(b)(c)及び図7に示されるように、ブラシ分割体400Aにおけるリテーナ431は、ケーシング分割体500Aと係合する係合片432を有している。この係合片432は、リテーナ431における脚部43b側において周方向に所定間隔ごとに複数配置されており、脚部43aの外径側端部から軸方向に延びる第1片432aと、第1片432aの端部から内径方向に折れ曲がる第2片432bと、を備え、断面略逆L字形状を成す。
図5、図6(a)及び図7に示されるように、ケーシング分割体500Aは、第1板状部5aと第2板状部5bとを備え、第1板状部5aには、正面視において内径側に開口する略コ字形状の切込部500cと、周方向に延びるスリット501と、が周方向に複数設けられている。これら切込部500cとスリット501とは、周方向に交互に配置され、且つ径方向にずれて配置されている。また、切込部500cの内側の板部を所定の冶具等を用いて軸方向に圧力をかけることで、該板部がブラシ分割体400A側に傾斜するように切り起された係合片511となる。
次に、溝8に対するブラシ本体400、ケーシング500及びカシメリング6の取付態様について図8に基づいて説明する。
図8(a)に示されるように、先ず、ブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aとを一体にユニット化する。詳しくは、係合片511を予め形成し、ブラシ分割体400Aの係合片432をケーシング分割体500Aのスリット501に挿入する。これにより、係合片511が段部43cに係合され、ブラシ分割体400Aの内径方向の移動が規制されるとともに、係合片432がスリット501に係合され、ブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aとの径方向及び軸方向への相対移動が規制される(図7参照)。このとき、ケーシング分割体500Aの第2板状部5bは、第1板状部5aの外径端縁から高圧側Hに向けて延びるように配置されている。係合片432をスリット501に挿入した状態にあっては、係合片432における第2片432bとリテーナ431における脚部43bとでケーシング分割体500Aの第1板状部5aが軸方向に狭持されるため、ブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aとの軸方向への相対移動を好適に規制できる。
その後、一体にユニット化されたブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aとを溝8に挿入する。このときには、第1板状部5aと、第2板状部5bと、溝8における第2溝8Bの側壁部8Bbとの間でカシメリング6を保持した状態でブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aとを溝8に挿入する。
第2溝8Bの軸方向の幅(側壁部8Ba,8Bbの離間幅)は、ケーシング分割体500Aの第2板状部5bの軸方向の幅よりも若干小さく形成されているため、第2板状部5bの軸方向両端は側壁部8Ba,8Bbに圧接されながら挿入される(第2溝8Bに対してケーシング分割体500Aが圧入されコーキングされる)。尚、このとき、ブラシ分割体400Aは、第1溝8Aの側壁部8Aaとケーシング分割体500Aの第1板状部5aとの間に圧接されないようになっている。
図8(b)に示されるように、第2溝8Bの底部8Bcに第2板状部5bの外周面が当接すると、リテーナ431の外周面も第1溝8Aの底部8Acに当接し、これによりブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aの溝8への圧入が完了する。
このように、ケーシング500を第2溝8Bに圧入固定することで、ブラシ本体400が第1溝8Aに配置されるため、ブラシ本体400に溝8にケーシング500を固定するための応力が略作用せず、ブラシ本体400の取付精度が安定し、被密封流体の漏れが少ない。また、係合片432がスリット501に係合され、且つ係合片511がリテーナ431の段部43cに係合するため、ブラシ本体400が溝8から脱落すること防止できる。
また、ケーシング500の第2溝8Bへの圧入固定により、リテーナ431の係合片432に応力が作用しても、係合片432は片形状であるため撓み易く、リテーナ431本体は略変形せず、該圧力がブラシ本体400、特にブリストル束41に影響を及ぼすことが少ない。また、リテーナ431の一部の脚部43bを係合片432とできるため、リテーナ431をコンパクトに構成することができる。
また、第2溝8Bにケーシング500を固定する前の状態において、係合片432によって、ケーシング500とブラシ本体400とは一体にユニット化されているため、第2溝8Bにケーシング500を固定した状態におけるブラシ本体400との相対位置が安定する。また、ケーシング500とブラシ本体400とを溝8に取付ける作業が簡便になる。
また、第2溝8Bにケーシング500を固定した状態にあっては、ブラシ本体400が第1溝8Aの底部8Acとケーシング500の係合片511とで径方向に挟み込まれるとともに、第1溝8Aの側壁部8Aaとケーシング500の第1板状部5aとで軸方向に挟み込まれるため、ブラシ本体400の径方向及び軸方向の移動が規制される。
また、係合片511(切込部500c)とスリット501とは、周方向に交互に配置され、且つ径方向にずれて配置されている。すなわち、係合片511とスリット501とがケーシング500とブラシ本体400との間に分散して略均一に配置されるため、ケーシング500とブラシ本体400とをバランスよくユニット化することができる。
尚、本実施例2では、係合片511を予め形成した状態でブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aとを一体にユニット化する形態を例示したが、ブラシ分割体400Aとケーシング分割体500Aとを一体にユニット化した後に、係合片511を形成しブラシ分割体400Aの内径方向の移動を規制するようにしてもよい。
次に、実施例3に係るブラシシールの取付構造につき、図9から図12を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図9に示されるように、実施例3のブラシシール100は、ブラシ本体410とケーシング510とがハウジング2の溝8に固定された状態において一体にユニット化されている。尚、前記実施例1,2と同様に、ブラシ本体410は、複数のブラシ分割体410Aに分割され、ケーシング510は、複数のケーシング分割体510Aに分割されている。
詳しくは、図9、図10(b)(c)及び図11に示されるように、ブラシ分割体410Aにおけるリテーナ441は、ケーシング分割体510Aと係合する係合片442を有している。この係合片442は、リテーナ441における脚部43b側において周方向に所定間隔ごとに複数配置されており、脚部43aの外径側端部から軸方向に延びる第1片442aと、第1片442aの端部から外径方向に折れ曲がる第2片442bと、第2片442bの端部から軸方向にブリストル束41から離れる方向に折れ曲がる第3片442cと、を備え、断面略Z字形状を成す。
図9、図10(a)及び図11に示されるように、ケーシング分割体510Aは、第1板状部5aと第2板状部5bとを備え、第1板状部5aには、正面視において内径側に開口する略コ字形状の切込部500cが設けられている。尚、実施例2におけるスリット501は設けられていない。
次に、溝8に対するブラシ本体410、ケーシング510及びカシメリング6の取付態様について図12に基づいて説明する。
図12(a)に示されるように、先ず、ブラシ分割体410Aとケーシング分割体510Aとを一体にユニット化する。詳しくは、係合片511を予め形成し、ブラシ分割体410Aの係合片442における第2片442b及び第3片442cをケーシング分割体510Aの第1板状部5a及び第2板状部5bにより構成される角部に係止させる。
その後、一体にユニット化されたブラシ分割体410Aとケーシング分割体510Aとを溝8に挿入する。このときには、第1板状部5aと、第2板状部5bと、溝8における第2溝8Bの側壁部8Bbとの間でカシメリング6を保持した状態でブラシ分割体410Aとケーシング分割体510Aとを溝8に挿入する。
第2溝8Bの軸方向の幅(側壁部8Ba,8Bbの離間幅)は、ブラシ分割体410Aの第3片442cの軸方向の幅よりも若干小さく形成されているため、第3片442cの軸方向両端は側壁部8Ba,8Bbに圧接されながら挿入される(第2溝8Bに対して係合片442及びケーシング分割体510Aが圧入されコーキングされる)。尚、このとき、ブラシ分割体410Aは、第1溝8Aの側壁部8Aaとケーシング分割体510Aの第1板状部5aとの間に圧接されないようになっている。
図12(b)に示されるように、第2溝8Bの底部8Bcに第3片442cの外周面が当接すると、リテーナ441の外周面も第1溝8Aの底部8Acに当接し、これによりブラシ分割体410Aとケーシング分割体510Aの溝8への圧入が完了する。尚、このとき、ブラシ分割体410Aが第1溝8Aの底部8Acとケーシング分割体510Aの係合片511とで径方向に挟み込まれるとともに、第1溝8Aの側壁部8Aaとケーシング分割体510Aの第1板状部5aとで軸方向に挟み込まれるため、ブラシ本体410の径方向及び軸方向の移動が規制される。
このように、ケーシング510及び係合片442を第2溝8Bに圧入固定することで、ブラシ本体410が第1溝8Aに配置されるため、ブラシ本体410に溝8に固定するための応力が略作用せず、ブラシ本体410の取付精度が安定し、被密封流体の漏れが少ない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、ケーシング(固定部材)が周方向に連続する形態を例示したが、これに限られず、例えば、ケーシング(固定部材)は周方向に点在するように設けられてもよい。この場合、第2溝は固定部材の数量だけ設けられていればよい。
また、前記実施例では、溝が、ブラシ本体が固定される第1溝及び固定部材が固定される第2溝から形成される形態を例示したが、その他にも、他の部材を固定する溝部や所定の機能を有する溝部などを有していてもよく、また、前記実施例では溝を形成するハウジングが一体に形成される形態を例示したが、軸方向や径方向等で別体に形成されていてもよい。
また、前記実施例では、固定部材が第2溝に軸方向に圧入固定される形態を例示したが、所定の固定手段により固定部材が第2溝に固定されていてもよい。
また、前記実施例2,3では、リテーナの分割脚である脚部43bの一部に代えて係合片432,442を形成したが、脚部43bとは別に係合片を設けてもよい。
尚、前記実施例では、切込部5c,500cが略コ字形状を成す形態を例示したが、ケーシング(固定部材)に係合片を形成することができれば自由に設計してもよい。例えば、図13(a)に示されるように、ケーシング5の第1板状部5aに略T字形状の切込部520を形成してもよい。これによれば、図13(b)に示されるように、切込部520近傍に所定の冶具などで軸方向(紙面奥側から手前側に向けて)に圧力を加えることで、係合片521,521を形成することができる。
1 ブラシシール
2 ハウジング
4 ブラシ本体
4A ブラシ分割体
5 ケーシング(固定部材)
5A ケーシング分割体
6 カシメリング
7 挿通孔
8 溝
8A 第1溝
8Ac 底部
8B 第2溝
8Bc 底部
9 ロータ
10 ブラシシール
41 ブリストル束
41a ブリストル
42 基部
43 リテーナ
43a 脚部
43b 脚部(分割脚)
51 係合片
100 ブラシシール
400 ブラシ本体
400A ブラシ分割体
410 ブラシ本体
410A ブラシ分割体
431 リテーナ
432 係合片
441 リテーナ
500 ケーシング(固定部材)
500A ケーシング分割体
501 スリット
510 ケーシング(固定部材)
510A ケーシング分割体
511,521 係合片
H 高圧側
L 低圧側

Claims (8)

  1. 複数のブリストルが基部で束ねられたブリストル束を有するブラシ本体が固定部材によってハウジングに形成された外径方向に延びる溝に取り付けられたブラシシールの取付構造において、
    前記ブラシ本体は前記固定部材とは軸方向に異なる位置に配置されているとともに、前記溝は、径方向深さの異なる少なくとも2つの溝部から構成され、深さの浅い第1溝にブラシ本体が配置され、かつ、深さの深い第2溝に前記固定部材が固定され
    前記ブラシ本体は、前記ブリストル束を覆い該ブリストル束の先端側に開口する断面U字状のリテーナを有し、前記リテーナは前記リテーナの係合片によって前記固定部材に内径側に向けて係止されていることを特徴とするブラシシールの取付構造。
  2. 前記固定部材は、前記第2溝に軸方向に圧入固定されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシシールの取付構造。
  3. 前記第1溝の底部に前記ブラシ本体が当接して配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブラシシールの取付構造。
  4. 前記第2溝の底部に前記固定部材が当接して配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のブラシシールの取付構造。
  5. 前記ブラシ本体は、前記ブリストル束を覆い該ブリストル束の先端側に開口する断面U字状のリテーナを有し、前記リテーナは前記固定部材の係合片によって外径側に向けて係合されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のブラシシールの取付構造。
  6. 前記リテーナは、一対の脚部の一方が、周方向に分割された分割脚とされており、該分割脚の一部は前記ブリストル束から離れる方向に延びており、前記リテーナの前記係合片となっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のブラシシールの取付構造。
  7. 前記溝に前記固定部材を固定する前の状態において、前記リテーナの前記係合片によって、前記固定部材と前記ブラシ本体とは一体にユニット化されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のブラシシールの取付構造。
  8. 前記固定部材と前記第2溝との間にはカシメリングが介在していることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のブラシシールの取付構造。
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