JP6759324B2 - ブラシシール - Google Patents

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Description

本発明は、タービン等の回転機械の相対回転する2部材間をシールするブラシシールに関する。
タービン等の回転機械には、ロータの周囲に沿って高圧側から低圧側に気体が漏れることを抑制するためにシールが用いられている。回転機械のステータとロータのすき間変化や偏心にシールが追随して密閉能力を発揮することが望まれており、このような観点から、ラビリンスシールに代えて極細のブリストルを束ねたブラシシールが採用されている。
図7に示されるように、従来のブラシシール100は、極細のブリストルが束ねられたブラシ102と、高圧側Hのサイドプレート105と、低圧側Lのバックプレート107から主に構成されている。回転機器の稼動時には、被密封流体の圧力によりブラシ102がバックプレート107側に押し付けられるため、ロータ109の熱膨張や偏心によりロータ109とブラシ102との先端のすき間が生じてもブラシ102の移動が円滑に行われ難く、ブラシシール100が元来有する追従性を十分に発揮できないことがあった。そこで、バックプレート107に円周溝108を形成し、この円周溝108に被密封流体を導入することで、ブラシ102にバックプレート107側からバランス圧力を作用させ、ブラシ102がバックプレート107側に押し付けられる力を低減し、上記追従性を確保するものが提案されている。(例えば特許文献1を参照。)。
特開2002−139154号公報(段落0033、図1)
しかしながら、特許文献1のブラシシールは、バランス圧力をブラシ102に作用させるために、バックプレート107に円周溝108を円周方向に沿って配置している。そのため、高圧側Hと低圧側Lの間の圧力差が大きくなるにつれ、ブラシ102がバックプレート107側に押し付けられると、ブラシ102の一部が円周溝108に入り込み屈曲し、ブラシ102の先端がロータ109から離れる方向に移動し、ブラシ102とロータ109との間に所期以上の間隔のギャップgが生じこのギャップgを通って漏れる被密封流体が増える虞があった(図8を参照。)。
また、特許文献1の他のブラシシール100は、円周溝108の径方向中央部に環状の支持部110を設け、ブラシ102の変形量を小さくしている。上述と同様に、高圧側Hの圧力が高くなると、ブラシ102の一部が円周溝108に入り込み屈曲し、ブラシ102の先端がロータ109から離れる虞があった。また、支持部110は径方向中央に設けられており、使用時にブラシ102は同じ支持部110に当接するため、当該支持部110の箇所でブラシ102が擦り切れる虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、被密封流体の漏れの少ないブラシシールを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のブラシシールは、
複数のブリストルが束ねられたブラシと、前記ブラシの低圧側に配置され、被密封流体を導入する溝が設けられた円環状のバックプレートとを具備するブラシシールにおいて、
前記溝は、前記バックプレートの周方向及び前記ブラシの延在方向に対して傾斜して複数設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、溝を傾斜させているためブラシに対して多数の溝が配置されており、当該ブラシは溝間の多数のランドにより軸方向に当接支持されるため、ブラシの軸方向へのたわみが少なく被密封流体の漏れを抑制できる。
また、前記複数の溝は、同形状に形成されかつ周方向に等配されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ブラシに対し、溝から作用する圧力がブラシの延在方向に均等に作用するため、ブラシの軸方向へのたわみをより少なくできる。
また、前記複数の溝は、非連続の独立した溝であることを特徴としている。
この特徴によれば、溝の周囲に連続するランドが存在するため、被密封流体が溝内に確実に貯留される。
また、前記バックプレートの前記溝よりも径方向内側には周方向に連なるランドが形成さることを特徴としている。
この特徴によれば、溝に導入された被密封流体が低圧側に流出することを抑制できる。
また、前記ブラシ及び前記溝は前記パックプレートの径方向に対してそれぞれ反対側に傾斜して延在していることを特徴としている。
この特徴によれば、ブラシに対して多くの溝を配置することができる。
また、前記溝は前記バックプレートの周方向に45度傾斜して設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ブラシに対して多くの溝を配置することができる。
実施例1におけるブラシシールの断面図である。 図1のバックプレートの正面図であり、その一部の領域においてブラシを組み付けた状態を示す図である。説明の便宜上、ブラシの密度は疎として作図している。 図2のバックプレートのIII−III断面図である。 図2のバックプレートのIV領域の拡大図であり、ハッチング箇所は凹部を示す。 溝の傾斜角度によるブラシの移動を比較して説明する図であり、(a)はブラシが45度傾斜する場合を説明する図、(b)はブラシが60度傾斜する場合を説明する図である。 実施例2のバックプレートの拡大図であり、ハッチング箇所は凹部を示す。 従来のブラシシールを示す断面図である。 図7のブラシシールの使用状態を説明する断面図である。 従来の他のブラシシールの使用状態を説明する断面図である。
本発明に係るブラシシールを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るブラシシールにつき、図1から図5を参照して説明する。
図1には、タービン等の回転機械の軸封にブラシシール1を用いる例が示されており、ブラシ4の先端が回転機械のロータ9に近接乃至接触することにより、回転機械内部の高圧側Hの蒸気、燃料ガス等の被密封気体は低圧側Lに漏れることが抑制されている。また、ロータ9の振れ回り等による偏心や、熱による体積変化によって、ロータ9とブラシ4の先端の相対距離が変化しても、ブラシ4全体が径方向に変形して、当該距離の変化にブラシ4を追従させ得るものであり、ブラシ4の先端の摩耗も抑制される。
ブラシシール1は円環状に形成され、低圧側Lのバックプレート2、高圧側Hのサイドプレート3及びブラシ4から主に構成されている。バックプレート2とサイドプレート3は、ブラシ4を挟み込んだ状態で座繰孔6に挿入されたボルト5により締結固定されている。ブラシ4は複数のブリストルからなるブラシ部4a及び複数のブリストルを束ね一端を溶接又はカシメにより一体化された取付部4bから主に構成され、その断面は略ハンマー形状に形成されている。また、ブリストルはワイヤの線径が0.05〜0.5mm、材質が鋼、ニッケル基やコバルト基などの合金、セラミックス、また、取付部4bは金属により形成されている。また、バックプレート2及びサイドプレート3はステンレス鋼により形成されているが、その材料は問わない。
バックプレート2のブラシ4と軸方向に対向する位置には溝10が設けられており、高圧側Hの気体の圧力Pがブラシ4に作用し、ブラシ4をバックプレート2側に押圧力F1により押圧する。一方、主にブラシ4のブリストル間を通過した気体が溝10により保持され、ブラシ4をサイドプレート3側に押圧力F2により押圧する。この押圧力F2により押圧力F1の全部又は一部を打ち消すことにより、ブラシ4とバックプレート2のブラシ対向面11との間に作用する力を小さすることができ、ブラシ4が径方向に円滑に変形・移動できるようになっている。
次いで溝10の詳細について主に図3、4を参照して説明する。各溝10は、同形状の略平行四辺形に形成されており、ブラシ対向面11に周方向に等配されている。溝10は直線部10cの径方向両端部10a、10bがそれぞれ平面視斜角形状となる略直線状を呈している。各溝10はそれぞれ独立しており、各溝10の周囲には、内径側ランド面11A、溝間ランド面11B、外径側ランド面11Cが配置されている。内径側ランド面11Aは周方向に連続して形成されている。これにより、使用時に、溝10に貯留された気体が内径側から低圧側に漏れ出ることを抑制している。溝間ランド面11Bの周方向長さは、溝10の周方向長さよりも長く形成することが好ましい。これにより、ブラシ4が溝間ランド面11Bに接触する面積を広く確保できるため、ブラシ4から溝間ランド面11Bに作用する単位面積あたりの力を小さくすることができる。また、内径側ランド面11A、溝間ランド面11B、外径側ランド面11Cはそれぞれ平面であり、かつ同じ面(高さ)であることが好ましい。さらに、溝10と内径側ランド面11A、溝間ランド面11B、外径側ランド面11Cとの間のエッジは、面取りやR形状とされている。これにより、ブラシ4がエッジにより摺り切れることを防止している。また、溝10の長さ、幅、深さは、流体機器の仕様に応じて決めればよく、例えばそれぞれ数十mm、数mm、十分の数mm程度とすればよい。
溝10は、ブラシ対向面11上で径方向Rに対して傾斜して設けられており、その延在方向Gと径方向Rとのなす角θは略45度である。すなわち、延在方向Gはブラシ対向面11上の周方向に対しても略45度の角度で傾斜している(正確には周上における接線に対し略45度の角度で傾斜している。)。また、ブラシ4は、ブラシ対向面11上の径方向Rに対して傾斜して設けられており、その延在方向Bと径方向Rとのなす角φは略45度である。そして、溝10とブラシ4の傾斜方向は、径方向Rに対して反対側であるため、それぞれの延在方向Gと延在方向Bとは略直交している。
溝10を周方向及びブラシ4に対して傾斜させているため、ブラシ4に対して多数の溝が配置されることとなる。図4の例では、ブラシ4の延在方向Bに略8本の溝、各1箇所の内径側ランド面11A、外径側ランド面11C、7箇所の溝間ランド面11Bが配置されている。このように、ブラシ4は溝10間の多数の溝間ランド面11Bにより軸方向に当接支持されるとともに、多数の溝10内の気体からブラシ4にF2方向(図1)の力が作用する。そのため、ブラシ4の軸方向へのたわみが少なく、ギャップg(図8、図9)が生じることなく、気体の漏れを抑制できる。
また、ブラシ4は溝10間の多数の溝間ランド面11Bにより軸方向に当接支持されるため、ブラシ4に作用する押圧力F1を分散して受けることができる。さらに、使用状況やタイミングにより径方向においてブラシ4に作用する押圧力F1(図1)が高い箇所は異なるため、常に同じ溝間ランド面11Bに強い押圧力が作用することなく、ブラシ4が溝間ランド面11Bのエッジと接触することで摺れて切断されることを抑制できる。これに対し、図9に示されるブラシシール100にあっては、支持部110は一箇所のみであるから、使用状況やタイミングにより径方向においてブラシ104に作用する押圧力F1が変化しても、ブラシ104は常時支持部110に接触するため摺れて切断される虞が高い。
また、溝10が周方向に対して傾斜しているから、ブラシ4を通過した気体が径方向のいずれの箇所から溝10に導入されても径方向に渡って導かれる。このことから、図9に示される円周方向二重溝108とは異なり、径方向のいずれの箇所から溝10に気体が導入されても径方向に圧力が導かれ、径方向における溝10からの反力を均一化することができる。
また、ブラシ4及び溝10の延在方向B、Gは、バックプレート2に対してそれぞれ反対側、径方向Rにそれぞれ45度傾斜している。この配置により、ブラシ4に対して多くの溝10を配置することができる。なお、ブラシ4は、回転機器の稼動状態に応じてその角度が変化するが、稼動時(ロータ9の回転時)において、径方向Rに対して略45度傾斜する配置とするとよい。
図5を参照して、溝10の傾斜角度の相違について説明する。図5(a)において、溝10の延在方向G45は、半径方向に対して、45度傾斜している。ブラシ4の延在方向Bは溝10とは反対側で、半径方向に対して45度傾斜している。この状態からその延在方向B’が僅かに変化すると、ブラシ4がΔαだけブラシ対向面11に沿って移動し、溝10を点C1から点C2まで横切り、その溝10上の移動距離はΔL12である。同様に、図5(b)において、溝10の延在方向G60は、半径方向に対して、60度傾斜している。ブラシ4の延在方向Bは溝10とは反対側で、半径方向に対して45度傾斜している。この状態からその延在方向B’が僅かに変化すると、ブラシ4がΔαだけブラシ対向面11に沿って移動し、溝10を点C3から点C4まで横切り、その溝10上の移動距離はΔL34である。そして、幾何学的な関係から、移動距離ΔL12は移動距離ΔL34よりも短い。このように、溝10の延在方向Gとブラシ4の延在方向Bが直交に近づくにつれて、ブラシ4が移動した際に、溝10を横切る長さが短くなるため、ブラシ4が摺り切れにくくなり耐用性が高まる。
また、複数の溝10は、同形状に形成されかつ周方向に等配されているため、ブラシ4に対し、溝10から作用する圧力がブラシ4の延在方向Bに均等に作用する。そのため、ブラシ4の軸方向へのたわみをより少なくできる。
次に、図6を参照して実施例2を説明する。実施例1では、溝10の直線部10cの径方向両端部10a、10bがそれぞれ平面視斜角形状ものであったが、実施例2では径方向両端部10d、10eがそれぞれ平面視弧形状ものである。なお、その他の構成は実施例1と同様であるのでその説明を省略する。このように、径方向両端部10d、10eをそれぞれ平面視弧形状としたので、端部に鋭いエッジが存在せず、ブラシ4がブラシ対向面11に沿って摺動しても、ブラシ4が径方向両端部10d、10eによって摺り切れるおそれを低減できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、溝10が周方向に対して45度傾斜する例について説明したが、溝10は周方向及びブラシ4の延在方向Bに対し傾斜するものであればよい。さらに、溝10の延在方向Gとブラシ4の延在方向Bは、径方向Rに対して反対側であると好ましい。これにより、ブラシ4に対し多くの溝10を配置できるのみならず、ブラシ4が溝10に沿って入り込むおそれが少なくなるからである。溝10に沿ってブラシ4が入り込むことにより、密封性が低下するおそれ及び溝10のエッジとの接触に伴ってブラシ4が擦り切れるおそれがある。
また、溝10は略直線状のものを例に説明したが、曲面を有する曲線状であってもよい。曲線状の場合には、その外形の長手方向がバックプレート2の周方向及びブラシ4の延在方向と交差する配置とすればよい。
また、溝10幅が略一定のものを例に説明したが、溝の延在方向にその幅が変化するものであってもよい。
また、溝10は直線状の溝がそれぞれ独立する例について説明したが、溝同士が連結されているものであってもよい。
1 ブラシシール
2 バックプレート
3 サイドプレート
4 ブラシ
4a ブリストル
4b 取付部
10 溝
11 ブラシ対向面
11A 内径側ランド面
11B 溝間ランド面
11C 外径側ランド面
H 高圧側
L 低圧側
G 溝の延在方向
B ブラシの延在方向
R 径方向
θ 溝の傾斜角
φ ブラシの傾斜角

Claims (6)

  1. 複数のブリストルが束ねられたブラシと、前記ブラシの低圧側に配置され、被密封流体を導入する溝が設けられた円環状のバックプレートとを具備するブラシシールにおいて、
    前記溝は、前記バックプレートの周方向及び前記ブラシの延在方向に対して傾斜して複数設けられ
    前記複数の溝は、非連続の独立した溝であり、各溝の周囲に連続するランドが存在することを特徴とするブラシシール。
  2. 前記複数の溝は、同形状に形成されかつ周方向に等配されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシシール。
  3. 前記複数の溝のそれぞれの径方向両端部は、平面視斜角形状あるいは平面視弧形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシシール。
  4. 前記バックプレートの前記溝よりも径方向内側には周方向に連なるランドが形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のブラシシール。
  5. 前記ブラシ及び前記溝は前記ックプレートの径方向に対してそれぞれ反対側に傾斜して延在していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のブラシシール。
  6. 前記溝は前記バックプレートの周方向に45度傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のブラシシール。
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