JP6847303B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、対象空間の空気調和を行う空気調和装置の室内機に関するものである。
従来、可燃性冷媒を用いた空気調和装置には、冷媒が漏洩した際に冷媒の漏洩を検知するための冷媒漏洩検知センサが設けられている。例えば、特許文献1には、可燃性冷媒を用いた空気調和装置において、冷媒漏洩検知センサが室内機の風路上に設けられることが開示されている。
また、特許文献2には、空気調和装置の室内機において、室内熱交換器の鉛直最下部となる当接部と同等の位置、あるいは、その下部となる位置に冷媒漏洩検知センサが設けられることが開示されている。このように、従来の空気調和装置の室内機では、空気よりも比重の重い冷媒が滞留する室内機の底部に、冷媒漏洩検知センサが設置される。
特開平6−180166号公報 特開2014−224612号公報
しかしながら、室内機の構造、および、送風機の風量等の運転状態によっては、室内機の底部に冷媒漏洩検知センサを設置しても、冷媒漏洩を検知できない場合がある。その場合は、室内機に複数の冷媒漏洩検知センサを設置し、これらの冷媒漏洩検知センサで冷媒の漏洩を常に監視する必要がある。
また、通常、冷媒漏洩検知センサは、空気調和装置が通電されるとともに通電され、冷媒漏洩の有無を検知している。そのため、冷媒漏洩検知センサは、通電による経年変化で検知精度が変化し、長期間使用することによって冷媒の漏洩を正確に検知することができなくなる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、冷媒の漏洩をより確実に検知することができる空気調和装置の室内機を提供することを目的とする。
本発明の空気調和装置の室内機は、吸込口および吹出口と、前記吸込口から前記吹出口に至る風路上に配置された室内送風機とを有する空気調和装置の室内機であって、前記風路上に設けられ、冷媒の漏洩を検知する複数の冷媒漏洩検知センサと、前記室内送風機の回転数に基づき、前記風路を流れる空気の風量を判定する風量判定部と、前記風量に応じて、複数の前記冷媒漏洩検知センサのうち、使用する冷媒漏洩検知センサを選択するセンサ選択部と、選択された前記冷媒漏洩検知センサからの検知情報に基づき、前記冷媒の漏洩の有無を判定する漏洩判定部とを備えるものである。
以上のように、本発明の空気調和装置の室内機によれば、室内送風機の回転数に基づく風量に応じて、使用する冷媒漏洩検知センサを選択し、選択された冷媒漏洩検知センサからの検知情報に基づいて冷媒漏洩の有無を判定するため、冷媒の漏洩をより確実に検知することができる。
実施の形態1に係る空気調和装置の構成の一例を示す概略図である。 図1の制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1の室内機の外観の一例を示す斜視図である。 図1の室内機の内部構造の一例を示す断面図である。 図1の制御装置による冷媒漏洩検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例に係る室内機の外観の一例を示す斜視図である。 図6の室内機の内部構造の一例を示す断面図である。 実施の形態2に係る制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 図8の制御装置による冷媒漏洩検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置について説明する。図1は、本実施の形態1に係る空気調和装置100の構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、空気調和装置100は、室外機1、室内機2および制御装置3で構成されている。室外機1と室内機2とが冷媒配管4で接続されることにより、冷媒回路が形成されている。
なお、図1に示す例では、室外機1に対して1台の室内機2が接続されているが、これに限られず、例えば複数の室内機2が接続されてもよい。また、室外機1は、複数であってもよい。また、この例において、制御装置3は、室内機2に設けられているが、これはこの例に限られない。例えば、制御装置3は、室外機1に設けられてもよいし、室外機1および室内機2とは別体で設けられてもよい。
[空気調和装置100の構成]
(室外機1)
室外機1は、圧縮機11、冷媒流路切替装置12、室外熱交換器13および室外送風機14を備えている。圧縮機11は、低温低圧の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒を吐出する。圧縮機11は、例えば、運転周波数を変化させることにより、単位時間あたりの送出量である容量が制御されるインバータ圧縮機等からなる。
冷媒流路切替装置12は、例えば四方弁であり、冷媒の流れる方向を切り替えることにより、冷房運転および暖房運転の切り替えを行う。冷媒流路切替装置12は、冷房運転時に、図1の実線で示す状態に切り替わる。また、冷媒流路切替装置12は、暖房運転時に、図1の点線で示す状態に切り替わる。冷媒流路切替装置12における流路の切替は、制御装置3によって制御される。
室外熱交換器13は、室外空気と冷媒との間で熱交換を行う。室外熱交換器13は、冷房運転の際に、冷媒の熱を室外空気に放熱して冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。また、室外熱交換器13は、暖房運転の際に、冷媒を蒸発させ、その際の気化熱により室外空気を冷却する蒸発器として機能する。
室外送風機14は、室外熱交換器13に対して室外空気を供給する。室外送風機14の回転数は、制御装置3によって制御される。回転数が制御されることにより、室外熱交換器13に対する送風量が調整される。
(室内機2)
室内機2は、室内熱交換器21、膨張弁22および室内送風機23を備えている。膨張弁22は、冷媒を膨張させる。膨張弁22は、例えば、電子式膨張弁等の開度の制御が可能な弁で構成される。膨張弁22の開度は、制御装置3によって制御される。
室内熱交換器21は、空気と冷媒との間で熱交換を行う。これにより、空調対象空間に供給される暖房用空気または冷房用空気が生成される。室内熱交換器21は、冷房運転の際に蒸発器として機能し、空調対象空間の空気を冷却して冷房を行う。また、室内熱交換器21は、暖房運転の際に凝縮器として機能し、空調対象空間の空気を加熱して暖房を行う。
室内送風機23は、室内熱交換器21に対して空気を供給する。室内送風機23の回転数は、制御装置3によって制御される。回転数が制御されることにより、室内熱交換器21に対する送風量が調整される。
また、室内機2は、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bを備えている。第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bは、室内機2内で漏洩した冷媒を検知するために設けられている。
第1の冷媒漏洩検知センサ24Aは、室内送風機23によって取り込まれる空気に含まれる冷媒を検知する。第2の冷媒漏洩検知センサ24Bは、空気調和装置100が停止している場合などに室内機2の下部に滞留する冷媒を検知する。第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bは、それぞれ、冷媒漏洩検知の指示がなされた場合にのみ、冷媒の検知を行う。
(制御装置3)
さらに、室内機2には、制御装置3が設けられている。制御装置3は、空気調和装置100全体を制御する。特に、本実施の形態1において、制御装置3は、室内機2内での冷媒の漏洩を検知するための冷媒漏洩検知処理を行い、圧縮機11の運転周波数および室内送風機23の回転数を制御する。
図2は、図1の制御装置3の構成の一例を示す機能ブロック図である。制御装置3は、マイクロコンピュータなどの演算装置上でソフトウェアを実行することにより各種機能が実現され、もしくは各種機能を実現する回路デバイスなどのハードウェア等で構成されている。図2に示すように、制御装置3は、風量判定部31、センサ選択部32、漏洩判定部33、報知制御部34、送風機制御部35および圧縮機制御部36を備えている。
風量判定部31は、室内送風機23から回転数情報を受け取り、受け取った回転数情報に基づき、風量を判定する。本実施の形態1において、風量判定部31は、室内送風機23の回転数に基づき、風量の有無を判定する。
センサ選択部32は、風量判定部31の判定結果に基づき、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bのうち、使用する冷媒漏洩検知センサを選択する。漏洩判定部33は、センサ選択部32で選択された冷媒漏洩検知センサからの検知情報に基づき、冷媒が漏洩しているか否かを判定する。
報知制御部34は、冷媒漏洩が発生した場合に、冷媒漏洩が発生していることを報知するように、報知部5を制御する。報知部5は、例えば、図示しない表示手段を用いて冷媒漏洩を示す情報を表示してもよいし、図示しない音声出力手段を用いて音声を出力してもよい。また、報知部5は、通信手段等を用いて、遠隔地に存在する管理者等に報知してもよい。報知部5は、例えば室内機2に設けられてもよいし、室内機2の外部に設けられてもよい。
送風機制御部35は、室内送風機23の回転数を制御する。具体的は、送風機制御部35は、冷媒漏洩が発生した場合に、室内送風機23の回転数を増大させる。圧縮機制御部36は、圧縮機11の運転周波数を制御する。具体的には、圧縮機制御部36は、冷媒漏洩が発生した場合に、圧縮機11の運転周波数を0として、圧縮機11を停止させる。
[室内機2の構造]
室内機2の構造について説明する。図3は、図1の室内機2の外観の一例を示す斜視図である。図4は、図1の室内機2の内部構造の一例を示す断面図である。図3および図4に示すように、室内機2は、例えば壁掛型であり、本体20内に室内熱交換器21および室内送風機23が配置されている。なお、ここでは図示しないが、本体20内には、膨張弁22も配置されている。
本体20は、前面パネル20a、側面パネル20b、天面パネル20c、背面パネル20dおよび底面パネル20eによって形成されている。天面パネル20cには、室内機2の周囲の空気を内部に吸い込むための吸込口25が形成されている。底面パネル20eには、室内機2の内部に吸い込んだ空気を外部に吹き出すための吹出口26が形成されている。
本体20の内部には、吸込口25から吹出口26に至る風路27が形成されている。風路27上には、空気流れ方向の上流側から、吸込口25、異物の混入を防ぐためのフィルタ28、室内熱交換器21、室内送風機23および吹出口26が位置している。
第1の冷媒漏洩検知センサ24Aは、風路27上の吸込口25近傍に設けられている。第2の冷媒漏洩検知センサ24Bは、風路27上の室内熱交換器21の下部に設けられている。
[空気調和装置100の動作]
(冷媒の流れについて)
上記構成を有する空気調和装置100における冷媒の動作について、図1を参照しながら説明する。
(冷房運転)
冷房運転時、冷媒流路切替装置12は、図1の実線で示すように、圧縮機11の吐出側と室外熱交換器13とが接続されるように切り替えられる。そして、低温低圧の冷媒が圧縮機11によって圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。
圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置12を介して室外熱交換器13に流入する。室外熱交換器13に流入した高温高圧のガス冷媒は、室外送風機14によって取り込まれた室外空気と熱交換して放熱しながら凝縮し、高圧の液冷媒となって室外熱交換器13から流出する。室外熱交換器13から流出した高圧の液冷媒は、室外機1から流出し、冷媒配管4を介して室内機2に流入する。
室内機2に流入した高圧の液冷媒は、膨張弁22によって減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、室内熱交換器21に流入する。室内熱交換器21に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、室内送風機23によって取り込まれた室内空気と熱交換して吸熱および蒸発し、低圧のガス冷媒となって室内熱交換器21から流出する。
室内熱交換器21から流出した低圧のガス冷媒は、室外機1に流入する。室外機1に流入した低圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置12を通過して、圧縮機11へ吸入される。
(暖房運転)
暖房運転時、冷媒流路切替装置12は、図1の破線で示すように、圧縮機11の吐出側と室内機2側とが接続されるように切り替えられる。そして、低温低圧の冷媒が圧縮機11によって圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置12を介して室外機1から流出し、室内機2に流入する。
室内機2に流入した高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器21に流入する。室内熱交換器21に流入した高温高圧のガス冷媒は、室内送風機23によって取り込まれた室内空気と熱交換して放熱しながら凝縮し、高圧の液冷媒となって室内熱交換器21から流出する。室内熱交換器21から流出した高圧の液冷媒は、膨張弁22によって減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、室内機2から流出する。
室内機2から流出した低温低圧の気液二相冷媒は、室外機1に流入する。室外機1に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、室外熱交換器13に流入する。室外熱交換器13に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、室外送風機14によって取り込まれた室外空気と熱交換して吸熱および蒸発し、低圧のガス冷媒となって室外熱交換器13から流出する。室外熱交換器13から流出した低圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置12を通過して、圧縮機11へ吸入される。
(冷媒漏洩検知処理)
空気調和装置100における冷媒漏洩検知処理について説明する。本実施の形態1では、風量に基づいて使用する冷媒漏洩検知センサが選択され、選択された冷媒漏洩検知センサの検知情報に基づいて冷媒が漏洩しているか否かが判定される。
図5は、図1の制御装置3による冷媒漏洩検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS1において、空気調和装置100が通電されると、風量判定部31は、ステップS2において、室内送風機23から受け取った回転数情報に基づき、風量があるか否かを判定する。ここで、風量があるか否かの判定は、室内送風機23の回転数が0であるか否かによって行われる。なお、この例において「室内送風機23の回転数が0である」とは、室内送風機23が回転していないと見なすことができる程度の回転数を含むものとする。
風量があると判定された場合(ステップS2;Yes)、センサ選択部32は、ステップS3において、冷媒漏洩を検知するためのセンサとして、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bの両方を選択する。一方、風量がないと判定された場合(ステップS2;No)には、室内送風機23が回転しておらず、室内機2に空気が取り込まれていない状態であるので、空気よりも比重の重い冷媒が室内機2の下部に滞留する。そのため、センサ選択部32は、ステップS4において、冷媒漏洩を検知するためのセンサとして、第2の冷媒漏洩検知センサ24Bを選択する。
ステップS5において、漏洩判定部33は、ステップS3またはS4で選択された冷媒漏洩検知センサからの検知情報に基づき、冷媒漏洩が発生しているか否かを判定する。冷媒漏洩が発生していると判定された場合(ステップS5;Yes)、ステップS6において、報知制御部34は、冷媒漏洩が発生していることを報知するように、報知部5を制御する。また、送風機制御部35は、漏洩した冷媒を空調対象空間に拡散させるように、室内送風機23の回転数を増大させる。さらに、圧縮機制御部36は、圧縮機11の運転周波数を制御して圧縮機11を停止させる。
一方、冷媒漏洩が発生していないと判定された場合(ステップS5;No)には、処理がステップS1に戻り、冷媒漏洩の監視が継続される。
このように、本実施の形態1では、風量に応じて使用する冷媒漏洩検知センサが選択されるため、運転状態に応じた冷媒漏洩の検知を行うことができる。また、選択された冷媒漏洩検知センサのみが冷媒の検知を行う。そのため、冷媒漏洩を確実に検知することができる。また、使用しない冷媒漏洩検知センサの経年劣化が抑制されるため、冷媒漏洩検知センサは、より長期間、冷媒漏洩を正確に検知することができる。さらに、選択された冷媒漏洩検知センサのみを用いて冷媒漏洩の検知が行われるため、空気調和装置100全体としての消費電力を抑制することができる。
(室内機2の変形例)
室内機2の変形例について説明する。この変形例は、室内機2を4方向天井カセット形に適用したものである。図6は、本実施の形態1の変形例に係る室内機2の外観の一例を示す斜視図である。図7は、図6の室内機2の内部構造の一例を示す断面図である。図6および図7に示すように、室内機2は、4方向天井カセット形であり、本体20内に室内熱交換器21および室内送風機23が配置されている。なお、ここでは図示しないが、本体20内には、膨張弁22も配置されている。
本体20には、吸込口25および吹出口26が形成されている。本体20の内部には、吸込口25から吹出口26に至る風路27が形成されている。風路27上には、空気流れ方向の上流側から、吸込口25、フィルタ28、室内送風機23、室内熱交換器21および吹出口26が位置している。第1の冷媒漏洩検知センサ24Aは、風路27上の吸込口25近傍に設けられている。第2の冷媒漏洩検知センサ24Bは、風路27上の室内熱交換器21の下部に設けられている。
このように、室内機2は、4方向天井カセット形にも適用することができる。そして、変形例による室内機2は、本実施の形態1による壁掛型の室内機2と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態1に係る空気調和装置100の室内機2では、室内送風機23の回転数に基づき判定された風量の有無に応じて、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bの何れかまたは両方が選択される。そして、選択された冷媒漏洩検知センサからの検知情報に基づき、冷媒の漏洩の有無が判定される。これにより、冷媒の漏洩を確実に検出することができるとともに、冷媒漏洩検知センサの検知精度を、より長期間、維持することができる。
また、室内機2では、室内送風機23が回転していない場合に、風量がないと判定され、第2の冷媒漏洩検知センサ24Bが選択される。室内送風機23が回転している場合には、前記風量があると判定され、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bが選択される。これにより、風量の有無に応じて適切な冷媒漏洩検知センサが選択されるため、冷媒が漏洩しているか否かを正確に検知することができる。
さらに、室内機2では、冷媒漏洩が検知された場合に、冷媒が漏洩していることを示す報知が行われる。そのため、冷媒が漏洩している場合に、作業者に対して冷媒漏洩を迅速に報知することができる。さらにまた、室内機2では、冷媒漏洩が検知された場合に、室内送風機23の回転数を増大させるため、漏洩した冷媒を拡散させて発火等の危険を防ぐことができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、風量の大きさに応じて使用する冷媒漏洩検知センサを選択する点で、実施の形態1と相違する。
実施の形態1では、風量の有無に応じて使用する冷媒漏洩検知センサを選択しているが、風量の大きさによっては、漏洩した冷媒が拡散しなかったり、滞留しなかったりする場合がある。例えば、風量が比較的小さい場合、漏洩した冷媒は、拡散せずに滞留する。また、風量が比較的大きい場合、漏洩した冷媒は、滞留せずに拡散する。そこで、本実施の形態2では、風量の大きさに対して閾値を設定し、風量と閾値との関係に応じて使用する冷媒漏洩検知センサを選択する。
[制御装置103の構成]
本実施の形態2に係る空気調和装置100の室内機2は、図1に示す制御装置3に代えて、制御装置103を備えている。なお、以下の説明において、実施の形態1と共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図8は、本実施の形態2に係る制御装置103の構成の一例を示す機能ブロック図である。図8に示すように、制御装置103は、風量判定部31、センサ選択部32、漏洩判定部33、報知制御部34、送風機制御部35、圧縮機制御部36および記憶部37を備えている。
本実施の形態2において、風量判定部31は、室内送風機23から回転数情報を受け取り、受け取った回転数情報と、記憶部37に予め記憶された回転数に対する閾値とに基づき、風量の大きさを判定する。
記憶部37は、制御装置103の各部で処理を行う際に用いられる各種の情報を記憶する。記憶部37に記憶された各種の情報は、各部からの要求に応じて読み出される。本実施の形態2において、記憶部37は、室内送風機23の回転数に対して予め設定された閾値を記憶する。
閾値は、風量を段階的に決定するためのものであり、複数設定される。この例では、複数の閾値として、第1の閾値と第1の閾値よりも大きい第2の閾値とが設定されている。第1の閾値は、風量が微風量以下であるか否かを判定するためのものである。第2の閾値は、風量が高風量であるか否かを判定するためのものである。
具体的には、風量が微風量以下であるか否か、すなわち微風量または無風量であるか否かを判定する際に、風量が第1の閾値と比較される。また、風量が高風量であるか否かを判定する際に、風量が第2の閾値と比較される。さらに、風量が微風量と高風量との中間である中間風量であるか否かを判定する際には、風量が第1の閾値および第2の閾値と比較される。
(冷媒漏洩検知処理)
本実施の形態2に係る空気調和装置100における冷媒漏洩検知処理について説明する。本実施の形態2では、風量の大きさに基づいて使用する冷媒漏洩検知センサが選択され、選択された冷媒漏洩検知センサの検知情報に基づいて冷媒が漏洩しているか否かが判定される。
図9は、図8の制御装置103による冷媒漏洩検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、実施の形態1と同様の処理には、同一の符号を付すものとする。ステップS1において、空気調和装置100が通電されると、風量判定部31は、ステップS11において、室内送風機23から受け取った回転数情報と、記憶部37に記憶された第1の閾値および第2の閾値とに基づき、風量の大きさを判定する。
室内送風機23の回転数が第1の閾値以下である場合、風量判定部31は、風量が微風量以下であると判定する。そして、センサ選択部32は、ステップS12において、冷媒漏洩を検知するためのセンサとして、第2の冷媒漏洩検知センサ24Bを選択する。
室内送風機23の回転数が第1の閾値より大きく、かつ第2の閾値以下である場合、風量判定部31は、風量が中間風量であると判定する。そして、センサ選択部32は、ステップS13において、冷媒漏洩を検知するためのセンサとして、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bの両方を選択する。
室内送風機23の回転数が第2の閾値より大きい場合、風量判定部31は、風量が高風量であると判定する。そして、センサ選択部32は、ステップS14において、冷媒漏洩を検知するためのセンサとして、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aを選択する。
ステップS5において、漏洩判定部33は、ステップS12〜ステップS14で選択された冷媒漏洩検知センサからの検知情報に基づき、冷媒漏洩が発生しているか否かを判定する。冷媒漏洩が発生していると判定された場合(ステップS5;Yes)、ステップS6において、報知制御部34は、冷媒漏洩が発生していることを報知するように、報知部5を制御する。また、送風機制御部35は、漏洩した冷媒を空調対象空間に拡散させるように、室内送風機23の回転数を増大させる。さらに、圧縮機制御部36は、圧縮機11の運転周波数を制御して圧縮機11を停止させる。
一方、冷媒漏洩が発生していないと判定された場合(ステップS5;No)には、処理がステップS1に戻り、冷媒漏洩の監視が継続される。
以上のように、本実施の形態2に係る空気調和装置100では、回転数が第1の設定閾値以下である場合に、風量が微風量以下であると判定され、第2の冷媒漏洩検知センサ24Bが選択される。また、回転数が第1の設定閾値より大きく、かつ第2の設定閾値以下である場合に、風量が中間風量であると判定され、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aおよび第2の冷媒漏洩検知センサ24Bが選択される。さらに、回転数が第2の設定閾値より大きい場合に、風量が高風量であると判定され、第1の冷媒漏洩検知センサ24Aが選択される。これにより、風量の大きさに応じてより適切な冷媒漏洩検知センサが選択されるため、冷媒が漏洩しているか否かを正確に検知することができる。
1 室外機、2 室内機、3 制御装置、4 冷媒配管、5 報知部、11 圧縮機、12 冷媒流路切替装置、13 室外熱交換器、14 室外送風機、20 本体、20a 前面パネル、20b 側面パネル、20c 天面パネル、20d 背面パネル、20e 底面パネル、21 室内熱交換器、22 膨張弁、23 室内送風機、24A 第1の冷媒漏洩検知センサ、24B 第2の冷媒漏洩検知センサ、25 吸込口、26 吹出口、27 風路、28 フィルタ、31 風量判定部、32 センサ選択部、33 漏洩判定部、34 報知制御部、35 送風機制御部、36 圧縮機制御部、37 記憶部、100 空気調和装置、103 制御装置。

Claims (6)

  1. 吸込口および吹出口と、前記吸込口から前記吹出口に至る風路上に配置された室内送風機とを有する空気調和装置の室内機であって、
    前記風路上に設けられ、冷媒の漏洩を検知する複数の冷媒漏洩検知センサと、
    前記室内送風機の回転数に基づき、前記風路を流れる空気の風量を判定する風量判定部と、
    前記風量に応じて、複数の前記冷媒漏洩検知センサのうち、使用する冷媒漏洩検知センサを選択するセンサ選択部と、
    選択された前記冷媒漏洩検知センサからの検知情報に基づき、前記冷媒の漏洩の有無を判定する漏洩判定部と
    を備える空気調和装置の室内機。
  2. 前記風路上に設けられ、空調対象空間の空気と前記冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器をさらに備え、
    複数の前記冷媒漏洩検知センサは、
    前記吸込口の近傍に設けられた第1の冷媒漏洩検知センサと、
    前記室内熱交換器の下部に設けられた第2の冷媒漏洩検知センサと
    を含む
    請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  3. 前記風量判定部は、
    前記室内送風機が回転していない場合に、前記風量がないと判定し、
    前記室内送風機が回転している場合に、前記風量があると判定し、
    前記センサ選択部は、
    前記風量がないと判定された場合に、前記第2の冷媒漏洩検知センサを選択し、
    前記風量があると判定された場合に、前記第1の冷媒漏洩検知センサおよび前記第2の冷媒漏洩検知センサを選択する
    請求項2に記載の空気調和装置の室内機。
  4. 前記回転数に対する第1の設定閾値と、前記第1の設定閾値より値が大きい第2の設定閾値とを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記風量判定部は、
    前記回転数が前記第1の設定閾値以下である場合に、前記風量が微風量以下であると判定し、
    前記回転数が前記第1の設定閾値より大きく、かつ前記第2の設定閾値以下である場合に、前記風量が中間風量であると判定し、
    前記回転数が前記第2の設定閾値より大きい場合に、前記風量が高風量であると判定し、
    前記センサ選択部は、
    前記風量が微風量以下であると判定された場合に、前記第2の冷媒漏洩検知センサを選択し、
    前記風量が中間風量であると判定された場合に、前記第1の冷媒漏洩検知センサおよび前記第2の冷媒漏洩検知センサを選択し、
    前記風量が高風量であると判定された場合に、前記第1の冷媒漏洩検知センサを選択する
    請求項2に記載の空気調和装置の室内機。
  5. 前記漏洩判定部により冷媒漏洩が検知された場合に、前記冷媒が漏洩していることを示す報知を行う報知部をさらに備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内機。
  6. 前記漏洩判定部により冷媒漏洩が検知された場合に、前記室内送風機の前記回転数を増大させる送風機制御部をさらに備える
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内機。
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