JP6847000B2 - 経路探索装置及び経路探索方法 - Google Patents

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本発明は、車両が走行する経路を、地図情報を用いて探索する経路探索装置及び経路探索方法に関する。
地図情報を用いて探索する経路探索装置であるナビゲーション装置について様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、車両に搭載された通信端末と通信可能な無線基地局の基地局コードを考慮して、通信端末と無線基地局との間の通信が維持されるような経路を探索する技術が提案されている。
特開2003−324772号公報
しかしながら、従来技術では、無線基地局の通信トラフィックを考慮せずに経路を探索している。このため、通信端末の移動に伴う無線基地局の切替、いわゆるハンドオーバが行われる際に、無音状態が生じるなど通信品質が劣化することがあるという問題があった。このことは、特に、会議や客先対応などの重要な会話が、車両移動中の通話において行われているときに問題となる。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、ハンドオーバが行われる際の通信品質の劣化を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る経路探索装置は、車両が走行する経路を、地図情報を用いて探索する経路探索装置であって、車両に搭載された通信端末と通信可能な無線基地局の通信トラフィックの情報を含み、通信トラフィックの情報が地図情報の道路リンクと予め対応付けられている基地局情報を取得し、車両の出発地及び目的地を取得する取得部と、取得部で取得された基地局情報と、取得部で取得された出発地及び目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する制御部とを備える。制御部は、一の道路リンクに複数の無線基地局が対応付けられている場合に、複数の無線基地局の通信トラフィックの平均値に基づいて、対応する道路リンクが経路の探索に用いられる度合を示す優先度を変更する。
本発明によれば、通信端末と通信可能な無線基地局の通信トラフィックの情報であって、地図情報の道路リンクと予め対応付けられた情報を含む基地局情報と、取得部で取得された出発地及び目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。このような構成によれば、ハンドオーバが行われる際の通信品質の劣化を抑制することができる。
実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る基地局情報を示す図である。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る処理結果の一例を示す図である。 実施の形態1に係る処理結果の一例を示す図である。 実施の形態1に係る処理結果の一例を示す図である。 変形例1に係る特定基地局情報を示す図である。 変形例2に係る基地局情報を示す図である。 その他の変形例に係る経路探索装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る経路探索装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1に係る経路探索装置は、車両が走行する経路を、地図情報を用いて探索する装置である。この経路探索装置は、例えばナビゲーション装置のような車載情報装置に備えられることもあれば、車載情報装置そのものであることもある。以下、本実施の形態1に係る経路探索装置は、車両に搭載されたナビゲーション装置に備えられるものとし、当該ナビゲーション装置が搭載され、着目の対象となる車両を「自車両」と記して説明する。
図1は、本実施の形態1に係る経路探索装置11を備えるナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。なお、図1には、ナビゲーション装置1の図示に加えて、通信端末21、無線基地局22、移動体通信網23、サーバ24、及び、GPS(Global Positioning System)25も図示されている。
図1のナビゲーション装置1は、経路探索装置11と、近接無線通信部2と、広域無線通信部3と、入力部4と、地図データベース5と、記憶部6と、表示部7と、音声出力部8とを備える。
近接無線通信部2は、通信端末21と通信する。通信端末21は、自車両に搭載された通信端末、及び、ユーザが自車両に持ち込んだ通信端末である。近接無線通信部2は、例えば、Bluetooth(登録商標)の通信装置であり、通信端末21は、例えば、携帯電話、スマートフォン及びタブレットである。なお、通信端末21は、近接無線通信部2と通信するだけでなく、自車両外部に配設された無線基地局22とも無線で通信する。
広域無線通信部3は、通信端末21と同様に無線基地局22と無線で通信する。自車両外部に配設された無線基地局22は、自車両外部に配設されたサーバ24と移動体通信網23を介して通信する。このため、広域無線通信部3は、無線基地局22及び移動体通信網23を介してサーバ24と通信可能となっている。
入力部4は、自車両の目的地などをユーザから取得する。入力部4は、例えば、ユーザの手動操作が入力されるボタン及びタッチパネル、並びに、ユーザの音声操作が入力されるマイクなどの音声入力装置などである。
地図データベース5は、地図情報を記憶する。この地図情報は、例えば、地図を表示するための情報、地図から目的地を検索するための検索情報、地図から所望の経路を探索するための道路リンクの情報などを含む。
記憶部6は、基地局情報を記憶する。なお、本実施の形態1では、通信部である広域無線通信部3が、経路探索装置11の制御によって基地局情報をサーバ24から適宜受信する。
図2は、本実施の形態1に係る基地局情報を示す図である。図2の基地局情報は、地図属性IDと、基地局番号と、通信トラフィックと、電波強度とを含んでいる。
地図属性IDは、地図情報によって示される道路リンクを識別するためのIDであり、各地図属性IDに対して、基地局番号、通信トラフィック及び電波強度が対応付けられている。基地局番号は、無線基地局22を識別するための番号である。
電波強度は、無線基地局22の電波強度であり、無線基地局22の電界強度と呼ぶこともできる。地図属性IDが異なれば、同一の無線基地局22の電波強度も異なることがある。
通信トラフィックは、無線基地局22が、自車両に搭載された通信端末21以外の端末との通信に使用しているデータ量または通信回線数である。無線基地局22の通信トラフィックの値が大きくなるほど、自車両に搭載された通信端末21と当該無線基地局22との間の、ハンドオーバ時の通信品質は劣化する傾向がある。なお、地図属性IDが異なっても、同一の無線基地局22の通信トラフィックは同一である。
以上のように、基地局情報は、通信端末21と通信可能な無線基地局22の電波強度及び通信トラフィックの情報であり、地図情報の地図属性ID、ひいては道路リンクと予め対応付けられている。
図1の表示部7は、例えば液晶表示装置であり、経路探索装置11の制御によって各種情報を表示する。
音声出力部8は、例えばスピーカであり、経路探索装置11の制御によって各種情報を表示する。
<経路探索装置>
図1の経路探索装置11は、入力情報取得部11aと、位置情報取得部11bと、通信情報取得部11cと、通信情報管理部11dと、経路処理部11eと、表示制御部11fと、音声制御部11gとを備える。なお、入力情報取得部11a、位置情報取得部11b、及び、通信情報取得部11cは、取得部11hに含まれる。通信情報管理部11d、経路処理部11e、表示制御部11f、及び、音声制御部11gは、制御部11iに含まれる。
入力情報取得部11aは、入力部4で入力された情報である入力情報を取得する。この入力情報には、例えば自車両の目的地などが含まれる。入力情報取得部11aは、例えば入力部4のインターフェースなどである。
位置情報取得部11bは、自車両の現在位置を取得する。位置情報取得部11bは、例えば、GPS25から送信された信号を受信するGPS受信機などである。
通信情報取得部11cは、近接無線通信部2及び広域無線通信部3を制御し、かつ、近接無線通信部2及び広域無線通信部3における通信によって得られた通信情報を取得する。本実施の形態1では、通信情報取得部11cは、近接無線通信部2が受信した図2の基地局情報を取得する。また、通信情報取得部11cは、経路探索装置11で取得された自車両の出発地及び目的地を、広域無線通信部3からサーバ24に送信する制御を行う。
通信情報管理部11dは、通信情報取得部11cが基地局情報を取得した場合に、当該基地局情報を記憶部6に記憶する。また通信情報管理部11dは、必要に応じて基地局情報を経路処理部11eに転送する。
経路処理部11eは、通信情報管理部11dから転送された基地局情報と、自車両の出発地と、入力情報取得部11aで取得された自車両の目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。以下、経路処理部11eで探索された経路を、「探索経路」と記すこともある。
本実施の形態1では、経路処理部11eは、位置情報取得部11bで取得した自車両の現在位置を、自車両の出発地として経路の探索に用いるが、これに限ったものではない。また、本実施の形態1では、経路処理部11eは、地図データベース5に記憶された地図情報を経路の探索に用いるが、これに限ったものではない。例えば、経路処理部11eは、広域無線通信部3が自車両の外部から地図情報を取得した場合には、当該地図情報を経路の探索に用いてもよい。なお、経路の探索については、後でフローチャートを用いて詳細に説明する。
表示制御部11fは、地図情報が示す地図、探索経路、案内情報などを表示部7に適宜表示させる。音声制御部11gは、案内情報などを音声出力部8に適宜音声出力させる。本実施の形態1に係る経路探索装置11は、入力部4及び音声出力部8と協働することによって、通信端末21を用いたハンズフリー通話が可能となっている。
以上のように構成された経路探索装置11では、取得部11hは、自車両の出発地及び目的地を取得する。そして、制御部11iは、無線基地局22の電波強度及び通信トラフィックの情報であって、地図情報の道路リンクと予め対応付けられた情報を含む基地局情報と、取得部11hで取得された出発地及び目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。
<サーバ>
サーバ24は、経路探索装置11の広域無線通信部3から出発地及び目的地を受信したり、各無線基地局22から各無線基地局22の詳細情報を受信したりする。なお、無線基地局22の詳細情報には、例えば無線基地局22の位置、通信トラフィック及び電波強度が含まれる。
サーバ24は、受信した出発地及び目的地と、サーバ24に記憶されている地図情報とに基づいて、当該地図情報が示す地図上の領域のうち、出発地及び目的地を含む特定領域を求める。特定領域は、例えば、出発地と目的地との間の距離にマージンを加えた値を直径とする円領域などが用いられる。そして、サーバ24は、受信した詳細情報と、求めた特定領域とに基づいて特定領域内の無線基地局22を選択し、選択された無線基地局22の詳細情報に基づいて、図2のような基地局情報を生成する。
<動作>
図3は、本実施の形態1に係るナビゲーション装置1の動作を示す図である。この図3には、サーバ24の動作も示されている。なお、ステップS1〜S5は、ナビゲーション装置1側の動作であり、ステップS21〜S24は、サーバ24側の動作である。
まずステップS1にて、位置情報取得部11bは、自車両の出発地として自車両の現在位置を取得し、入力情報取得部11aは、自車両の目的地を取得する。そして、広域無線通信部3は、取得された自車両の出発地及び目的地をサーバ24に送信する。
ステップS21にて、サーバ24は、広域無線通信部3から送信された出発地及び目的地を受信する。
ステップS22にて、サーバ24は、各無線基地局22から各無線基地局22の詳細情報を受信する。
ステップS23にて、サーバ24は、各無線基地局22から受信した詳細情報と、広域無線通信部3から送信された出発地及び目的地と、サーバ24に記憶されている地図情報とに基づいて、図2のような基地局情報を生成する。
ステップS24にて、サーバ24は、生成した基地局情報を広域無線通信部3に送信する。
ステップS2にて、広域無線通信部3は、サーバ24から基地局情報を受信し、通信情報取得部11cは、広域無線通信部3から基地局情報を取得する。通信情報管理部11dは、当該基地局情報を記憶部6に記憶し、かつ当該基地局情報を経路処理部11eに転送する。
ステップS3にて、経路処理部11eは、基地局情報から一の地図属性IDに対応付けられた情報を抽出し、当該情報に基づいて優先度を変更する。ここで、優先度は、地図属性IDで識別される道路リンクが経路の探索に用いられる度合であり、道路リンクのコストと関係する。
本実施の形態1では、地図属性IDで識別される道路リンクに、デフォルトの優先度が予め設定されており、経路処理部11eは、通信トラフィック及び電波強度に基づいて、対応する道路リンクの優先度を変更する。具体的には、経路処理部11eは、通信トラフィックが小さくなるにつれて、対応する道路リンクの優先度を大きくし、電波強度が大きくなるにつれて、対応する道路リンクの優先度を大きくする。
なお、一の地図属性IDに対して複数の無線基地局22が対応付けられている場合には、経路処理部11eは、複数の無線基地局22の通信トラフィック及び電波強度に基づいて、対応する道路リンクの優先度を変更する。例えば、経路処理部11eは、複数の無線基地局22の通信トラフィックの平均値と、複数の無線基地局22の電波強度の平均値とに基づいて優先度を変更してもよい。または、経路処理部11eは、複数の無線基地局22の通信トラフィックのうち最も小さい通信トラフィックと、複数の無線基地局22の電波強度のうち最も小さい電波強度とに基づいて優先度を変更してもよい。
ステップS4にて、経路処理部11eは、基地局情報における全ての地図属性IDについて、以上の優先度の変更が行われたか否かを判定する。全ての地図属性IDについて優先度の変更が行われたと判定された場合には処理がステップS5に進み、全ての地図属性IDについて優先度の変更が行われていないと判定された場合には処理がステップS3に戻る。
図4は、ステップS4までの処理を行うことによって得られた、経路処理部11eの処理結果の一例を示す図である。図4の例では、経路処理部11eは、各地図属性IDに対して、複数の無線基地局22の通信トラフィックの平均値を求め、当該平均値に対応する優先度の増加量を図5に示すテーブルから取得する。また、経路処理部11eは、各地図属性IDに対して、複数の無線基地局22の電波強度の平均値を求め、当該平均値に対応する優先度の増加量を図5に示すテーブルから取得する。経路処理部11eは、通信トラフィックから求めた優先度の増加量と、電波強度から求めた優先度の増加量とを合計した増加量だけ、デフォルトの優先度を大きくする。
なお、図5のテーブルでは、通信トラフィックの平均値が小さいほど優先度の増加量が大きいので、通信トラフィックの平均値が小さい地図属性IDほど探索される可能性が高くなる。同様に、図5のテーブルでは、電波強度の平均値が大きいほど優先度の増加量が大きいので、電波強度の平均値が大きい地図属性IDほど探索される可能性が高くなる。
以上の図3のステップS4の後、ステップS5にて、経路処理部11eは、優先度に基づいて経路を探索する。その後、図3の処理が終了する。
図6は、図4の処理結果が得られたときの、ステップS5の処理結果の一例を示す図である。なお図6には、出発地31と、目的地32と、各無線基地局22の通信エリア22aと、図4の地図属性ID1〜6によって識別される道路リンクL1〜L6とが示されている。
図6の例では、出発地31から目的地32までの経路として、道路リンクL1,L2,L4,L6を通る第1経路と、道路リンクL1,L2,L3,L5を通る第2経路とが示されている。ここで、図4の処理結果では、地図属性ID4及び地図属性ID6の優先度の増加量は、地図属性ID3及び地図属性ID5の優先度の増加量と比べて大きい。この場合、経路処理部11eは、道路リンクL3,L5を通る第2経路ではなく、道路リンクL4,L6を通る第1経路を優先的に探索する。つまり、本実施の形態1に係る経路処理部11eは、通信トラフィックが小さく、かつ、電波強度が大きい経路を優先的に探索する。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る経路探索装置11によれば、制御部11iは、無線基地局22の通信トラフィックの情報であって、地図情報の道路リンクと予め対応付けられた情報を含む基地局情報と、取得部11hで取得された出発地及び目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。このような構成によれば、無線基地局22の通信トラフィックが考慮された経路を探索することができるので、ハンドオーバが行われる際の通信品質の劣化を抑制することができる。
また本実施の形態1では、基地局情報は、無線基地局22の電波強度の情報であって、道路リンクと予め対応付けられた情報をさら含んでいる。このような構成によれば、無線基地局22の電波強度が考慮された経路を探索することができるので、ハンドオーバが行われる際の通信品質の劣化をさらに抑制することができる。ただし、基地局情報が、電波強度を含まなくても、通信トラフィックを含むだけで通信品質の劣化を十分に抑制することができる場合には、基地局情報は電波強度を含まなくてもよい。
また本実施の形態1では、経路探索装置11は、通信端末21を用いたハンズフリー通話が可能に構成されている。したがって、経路探索装置11で探索された経路に沿って自車両が走行するように運転すれば、ハンズフリー通話の通信品質を維持することができる。
<変形例1>
実施の形態1では、無線基地局22は、通信端末21の通信キャリアの無線基地局であることを前提として説明した。しかしながら、実際には無線基地局22には、通信端末21の通信キャリアと異なる通信キャリアの無線基地局も含まれる。
そこで、通信情報取得部11cは、近接無線通信部2と通信端末21との間の通信を行うことによって通信端末21の通信キャリアを取得し、当該通信キャリアを広域無線通信部3からサーバ24に送信してもよい。そして、サーバ24は、受信した通信キャリアと通信キャリアが同じ無線基地局の詳細情報から基地局情報を、通信キャリアに基づく基地局情報(以下「特定基地局情報」と記す)として生成し、特定基地局情報を広域無線通信部3に送信してもよい。図7に、通信端末21の通信キャリアが「A」である場合の、特定基地局情報の一例を示す。
以上のような構成において、経路処理部11eは、通信情報取得部11cが広域無線通信部3から取得した特定基地局情報を、実施の形態1で説明した基地局情報と同様に経路の探索に用いてもよい。このような構成によれば、通信端末21の通信キャリアが考慮された経路を探索することができる。
<変形例2>
無線基地局22の通信トラフィック及び電波強度は時々刻々と変化する。そこで、サーバ24は、無線基地局22の通信トラフィック及び電波強度の変化に応じて、当該変化が行われた時刻である変化時刻を含む基地局情報を生成し、当該基地局情報を広域無線通信部3に送信してもよい。図8に、変化時刻を含む基地局情報の一例を示す。
以上の構成において、経路処理部11eは、通信情報取得部11cが広域無線通信部3から取得した基地局情報において変化時刻が更新されたと判定するごとに、経路の探索を行ってもよい。このような構成によれば、時々刻々と変化する通信トラフィック及び電波強度の変化に対応することができる。
<変形例3>
実施の形態1では、経路処理部11eは、通信トラフィックに基づいて優先度を変更し、当該優先度に基づいて経路を探索した。しかしこれに限ったものではなく、経路処理部11eは、通信トラフィックが予め定められた閾値以下である道路リンクを基地局情報から抽出し、当該道路リンクに基づいて経路を探索してもよい。
なお、近接無線通信部2が、通信端末21及び無線基地局22などを介してサーバ24と通信を行うことにより、以上の説明において広域無線通信部3がサーバ24に送信した情報、例えば自車両の出発地や目的地を送信してもよい。同様に、広域無線通信部3が、無線基地局22などを介してサーバ24と通信を行うことにより、以上の説明において近接無線通信部2がサーバ24から受信した情報、例えば図2の基地局情報を受信してもよい。つまり、近接無線通信部2及び広域無線通信部3の一方が、他方の通信を行ってもよい。
<その他の変形例>
上述した経路探索装置11における図1の取得部11h及び制御部11iを、以下「取得部11h等」と記す。取得部11h等は、図9に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、自車両の出発地及び目的地を取得する取得部11hと、基地局情報と、取得部11hで取得された出発地及び目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する制御部11iと、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。取得部11h等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、取得部11h等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ83に格納される。図10に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、経路探索装置11は、処理回路81により実行されるときに、自車両の出発地及び目的地を取得するステップと、基地局情報と、取得された出発地及び目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索するステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、取得部11h等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、取得部11h等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、取得部11h等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、取得部11hについては専用のハードウェアとしての処理回路81及びレシーバなどでその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した経路探索装置11は、PND(Portable Navigation Device)などのナビゲーション装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、ナビゲーション装置及び通信端末の少なくともいずれか1つにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される経路探索システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した経路探索装置11の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。また、経路探索装置は、図1の近接無線通信部2、広域無線通信部3、入力部4、地図データベース5、記憶部6、表示部7、及び、音声出力部8の少なくともいずれか1つをさらに備えてもよい。また例えば、サーバがナビゲーション機能を備え、ナビゲーション装置1が表示機能及び位置検出機能だけを備える構成であってもよい。
図11は、本変形例に係るサーバ91の構成を示すブロック図である。図11のサーバ91は、通信部91aと制御部91bとを備えており、車両92のナビゲーション装置93と無線通信を行うことが可能となっている。
取得部である通信部91aは、ナビゲーション装置93と無線通信を行うことにより、ナビゲーション装置93で取得された出発地及び目的地を、車両92側のナビゲーション装置93から受信する。
制御部91bは、サーバ91の図示しないプロセッサなどが、サーバ91の図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、図1の制御部11iと同様の機能を有している。つまり、制御部91bは、基地局情報と、通信部91aで受信された出発地及び目的地と、地図情報とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。そして、通信部91aは、制御部91bで探索された経路を、車両92側のナビゲーション装置93に送信する。
このように構成されたサーバ91によれば、探索経路装置が車両92外部に配設されたサーバ91に備えられている。このため、例えば、ナビゲーション装置93が、表示機能と、サーバ91との通信機能としか有さなくても、実施の形態1で説明したナビゲーション装置1と同様の効果を得ることができる。
図12は、本変形例に係る通信端末96の構成を示すブロック図である。図12の通信端末96は、通信部91aと同様の通信部96aと、制御部91bと同様の制御部96bとを備えており、車両97のナビゲーション装置98と無線通信を行うことが可能となっている。なお、通信端末96には、例えば車両97の運転者が携帯する携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末が適用される。このように構成された通信端末96によれば、例えば、ナビゲーション装置98が、表示機能と、通信端末96との通信機能としか有さなくても、実施の形態1で説明したナビゲーション装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
11 経路探索装置、11h 取得部、11i 制御部、21 通信端末、31 出発地、32 目的地、L1〜L6 道路リンク。

Claims (8)

  1. 車両が走行する経路を、地図情報を用いて探索する経路探索装置であって、
    前記車両に搭載された通信端末と通信可能な無線基地局の通信トラフィックの情報を含み、前記通信トラフィックの情報が前記地図情報の道路リンクと予め対応付けられている基地局情報を取得し、前記車両の出発地及び目的地を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記基地局情報と、前記取得部で取得された前記出発地及び前記目的地と、前記地図情報とに基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する制御部と
    を備え
    前記制御部は、
    一の前記道路リンクに複数の前記無線基地局が対応付けられている場合に、前記複数の無線基地局の前記通信トラフィックの平均値に基づいて、対応する前記道路リンクが前記経路の探索に用いられる度合を示す優先度を変更する、経路探索装置。
  2. 請求項1に記載の経路探索装置であって、
    前記基地局情報は、
    前記無線基地局の電波強度の情報を含み、前記電波強度の情報が前記道路リンクと予め対応付けられている、経路探索装置。
  3. 請求項に記載の経路探索装置であって、
    前記制御部は、
    前記通信トラフィック及び電波強度に基づいて、対応する前記道路リンクが前記経路の探索に用いられる度合を示す優先度を変更する、経路探索装置。
  4. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の経路探索装置であって、
    前記取得部は、前記車両に搭載された通信端末の通信キャリアをさらに取得し、
    前記制御部は、前記取得部で取得された、前記通信キャリアに基づく前記基地局情報を前記経路の探索に用いる、経路探索装置。
  5. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索装置は、前記車両外部に配設されたサーバに備えられ、
    前記取得部は、前記出発地及び前記目的地を前記車両側から受信し、前記経路を前記車両側に送信する通信部を含む、経路探索装置。
  6. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索装置は、前記車両に搭載され、
    前記取得部は、前記車両外部に配設されたサーバから前記基地局情報を受信する通信部を含む、経路探索装置。
  7. 車両が走行する経路を、地図情報を用いて探索する経路探索装置であって、
    前記車両に搭載された通信端末と通信可能な無線基地局の通信トラフィックの情報を含み、前記通信トラフィックの情報が前記地図情報の道路リンクと予め対応付けられている基地局情報を取得し、前記車両の出発地及び目的地を取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記基地局情報と、前記取得部で取得された前記出発地及び前記目的地と、前記地図情報とに基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する制御部と
    を備え
    前記車両に搭載された通信端末を用いて、前記制御部で探索された前記経路に沿ったハンズフリー通話が可能な、経路探索装置。
  8. 車両が走行する経路を、地図情報を用いて探索する経路探索方法であって、
    前記車両に搭載された通信端末と通信可能な無線基地局の通信トラフィックの情報を含み、前記通信トラフィックの情報が前記地図情報の道路リンクと予め対応付けられている基地局情報を取得し、前記車両の出発地及び目的地を取得し、
    取得された前記基地局情報と、取得された前記出発地及び前記目的地と、前記地図情報とに基づいて、前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、一の前記道路リンクに複数の前記無線基地局が対応付けられている場合に、前記複数の無線基地局の前記通信トラフィックの平均値に基づいて、対応する前記道路リンクが前記経路の探索に用いられる度合を示す優先度を変更する、経路探索方法。
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