JP6846492B1 - 監視システムおよび監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビ受信機を利用した監視システムにおいて、一般的なテレビ受信機であっても監視対象者の在宅状況を入手できるようにする。【解決手段】テレビ受信機2とサーバ3と通信端末4とがネットワーク5に接続される監視システム1において、データ放送の放送波W1に含まれる監視プログラム6をテレビ受信機2が受信し、その監視プログラム6によってテレビ受信機2と通信端末4とのペアリングを行い、監視プログラム6によってテレビ受信機2が視聴情報をサーバ3に送信し、通信端末4がサーバ3から視聴情報を取得して視聴情報に基づく情報を表示する。【選択図】 図1

Description

本明細書に開示される技術分野は、テレビ受信機と通信端末とを利用した監視システムおよび監視方法に関する。
近年、高齢者や要介護等の監視対象者の在宅状況を、監視対象者宅外の遠隔地で入手する、いわゆる見守りサービスのニーズがある。見守りサービスに関する技術を開示した文献としては、例えば特許文献1がある。特許文献1には、見守り対象者宅内に設置されたテレビの電源のオンオフ情報やそのテレビのリモコンの操作情報等の見守り情報を取得する通信ユニットを監視対象者宅内に備え、さらに通信ユニットは、取得した見守り情報をサーバに送信し、サーバは、見守り情報を分析し、その分析結果を監視対象者宅外にいる監視者の通信端末に送信する構成が開示されている。
特開2017−117168号公報
特許文献1に記載されているように従来の見守りサービスでは、テレビ受信機の他に、通信ユニットのような専用のデータ収集装置が必要となる。仮にテレビ受信機に通信ユニットと同等の機能を持たせた場合、そのような機能を有する特別なテレビ受信機を提供しなければならない。
本明細書は、テレビ受信機を利用した監視システムにおいて、一般的なテレビ受信機であっても監視対象者の在宅状況を入手できる技術を開示する。
上述した課題の解決を目的としてなされた監視システムは、テレビ受信機と、サーバと、通信端末と、を備え、前記テレビ受信機と前記通信端末と前記サーバとがネットワークに接続される監視システムにおいて、前記テレビ受信機は、データ放送の放送波を介して監視プログラムを受信するプログラム受信処理と、前記監視プログラムを受信した状態で、前記通信端末とのペアリングの要求を受け付けた場合に、前記監視プログラムによって、前記テレビ受信機を識別する第1識別情報を含むペアリング指示を前記サーバに送信し、その後、前記サーバから送信されるコード画像を受信し、受信した前記コード画像を前記テレビ受信機の画面に表示させるテレビ側ペアリング処理と、前記監視プログラムを受信した状態で、前記監視プログラムによって、定期的に、前記第1識別情報を含む視聴情報を前記サーバに送信する視聴情報送信処理と、を実行し、前記サーバは、前記テレビ受信機から前記ペアリング指示を受信した場合、前記ペアリング指示に含まれる前記第1識別情報を関連付けた前記コード画像を形成し、作成した前記コード画像を前記テレビ受信機に送信するサーバ側ペアリング前処理と、前記通信端末から前記第1識別情報と前記通信端末を識別する第2識別情報とを含む登録指示を受け付けた場合に、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを関連付けて登録するサーバ側ペアリング後処理と、前記テレビ受信機から前記視聴情報を受信した場合に、前記視聴情報を記憶する視聴情報記憶処理と、を実行し、前記通信端末は、前記テレビ受信機の画面に表示される前記コード画像を読み取り、読み取った前記コード画像に関連付けられた前記第1識別情報と、前記通信端末の前記第2識別情報とを含む前記登録指示を前記サーバに送信する通信端末側ペアリング処理と、前記サーバに記憶されている前記視聴情報のうち、前記通信端末の前記第2識別情報と関連付けられた前記第1識別情報を含む前記視聴情報を取得し、取得した前記視聴情報に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する視聴情報表示処理と、を実行する、ことを特徴とする。
このような監視システムは、データ放送に含まれる監視プログラムをテレビ受信機が受信し、その監視プログラムによってサーバを介してテレビ受信機と通信端末とのペアリングを行う。さらに、監視システムは、その監視プログラムによってテレビ受信機の視聴情報をサーバに送信し、通信端末がサーバから視聴情報を取得して表示する。これによれば、データ放送を受信できる一般的なテレビ受信機によって、そのテレビ受信機が設置されている監視対象者のテレビの視聴状況を監視することができるため、特別な装置を設けることなく見守りサービスを実現できる。
上記システムの機能を実現するための監視方法も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、テレビ受信機を利用した監視システムにおいて、一般的なテレビ受信機であっても監視対象者の在宅状況を入手できる技術が実現される。
監視システムの概要を説明する図である。 ペアリング管理DBのデータ構造の一例を示す図である。 伝言情報管理DBのデータ構造の一例を示す図である。 避難情報DBのデータ構造の一例を示す図である。 ペアリングの制御手順の一例を示すシーケンス図である。 視聴情報送信機能の制御手順の一例を示すフローチャートである。 視聴情報記憶機能の制御手順の一例を示すフローチャートである。 見守り機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。 見守り機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。 見守り機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。 コミュニケーション機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。 コミュニケーション機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。 コミュニケーション機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。 位置情報の共有機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。 緊急報知機能の制御手順の一例を示すシーケンス図である。
以下に、本実施形態にかかる監視システム及び監視方法について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示す監視システム1は、テレビ受信機2と通信端末4とを利用したシステムに適用される。監視システム1は、テレビ受信機2と、サーバ3と、通信端末4と、を備え、テレビ受信機2とサーバ3と通信端末4がネットワーク5に接続されている。
テレビ受信機2は、信号によるテレビ放送が受信可能なデジタルテレビであって、放送局100が送信するデータ放送の放送波W1や、放送局100と別の放送局200が送信するデータ放送の放送波W2を受信して、ストリーミング再生を行う。放送波W1は監視プログラム6を含むが、放送波W2は監視プログラム6を含まない。テレビ受信機2は、放送波W1を介して監視プログラムを受信し、図示しない揮発性メモリに記憶する。テレビ受信機2は、例えば、視聴する放送局を放送局100から他局(放送局200)に切り替えられた場合、監視プログラム6を図示しない揮発性メモリから消去し、放送局100に再度切り替えられた場合、監視プログラム6を再受信する。つまり、テレビ受信機2は、放送局100の番組を視聴する度に、監視プログラム6を受信する。
サーバ3は、例えば、放送局100によって管理されるウェブサーバである。サーバ3は、ペアリング管理データベース(以下「ペアリング管理DB」とする)11と、伝言情報管理データベース(以下「伝言情報管理DB」とする)12と、避難情報データベース(以下「避難情報DB」とする)13と、視聴情報データベース(以下「視聴情報DB」とする)14と、広告データベース(以下「広告DB」とする)15とを備えている。
ペアリング管理DB11は、サーバ3を介してペアリングされたテレビ受信機2と通信端末4を管理するためのデータベースである。ペアリング管理DB11は、例えば図2に示すように、ペアリング番号と、CAS(Conditional Access System)の番号(以下「CAS番号」とする)と、IMEI(International Mobile Equipment Identity)と、テレビ位置情報と、端末位置情報と、を関連付けて、1レコードとして記憶する。
ペアリング番号は、テレビ受信機2と通信端末4との組み合わせを識別する情報である。CAS番号は、テレビ受信機2を識別する情報であり、例えばB−CASカード番号やACAS番号である。IMEIは、通信端末4を識別する情報である。テレビ位置情報は、テレビ受信機2の位置を示す情報である。端末位置情報は、通信端末4の位置を示す情報である。
伝言情報管理DB12は、通信端末4からサーバ3を介してテレビ受信機2に送信された伝言情報を管理するデータベースである。伝言情報管理DB12は、例えば図3に示すように、ペアリング番号と、メッセージと、取得フラグと、選択肢設定と、回答と、を1レコードとして、記憶している。メッセージは、サーバ3が通信端末4から受信した伝言情報に含まれるメッセージである。取得フラグは、テレビ受信機2によるメッセージの取得状態を示す情報である。テレビ受信機2に取得されたメッセージの取得フラグには「ON」が設定され、テレビ受信機2に取得されていないメッセージの取得フラグには「OFF」が設定される。選択肢設定は、サーバ3が通信端末4から受信した伝言情報に含まれる選択肢の設定であり、ユーザにより入力された選択肢の設定内容を示す情報である。回答は、サーバ3がテレビ受信機2から受信した回答情報に含まれる回答である。
避難情報DB13は、例えば図4に示すように、避難情報を記憶するデータベースであって、災害が発生した場所を示す位置情報に、避難情報を関連付けて記憶している。避難情報は、例えば、警戒レベル、災害情報、避難場所を含む。
視聴情報DB14は、視聴情報を記憶するデータベースである。視聴情報DB14は、ペアリング番号に対応するCAS番号を含む視聴情報を、ペアリング番号に関連付けて記憶する。視聴情報DB14に記憶される視聴情報は、視聴情報そのものでもよいし、視聴情報に基づく情報、例えば、放送局100の番組を見ているか否かの情報や、視聴日時であってもよい。
広告DB15は、広告に関する情報を記憶するデータベースである。広告DB15は、番組の属性や番組名に、広告を関連付けて記憶する。番組の属性は、例えば、ニュース、バラエティ、スポーツ、アニメである。例えば、番組の属性が「スポーツ」である場合、スポーツ関連企業の広告が「スポーツ」に関連付けて記憶される。また例えば、番組の属性が「番組名」である場合には、その番組に関連するグッズの広告やその番組のスポンサーの広告が「番組名」に関連付けて記憶される。
図1に戻り、通信端末4は、例えば、スマートフォンやPCである。通信端末4は、見守りサービスを利用するための見守りアプリケーションプログラム(以下「見守りアプリ」とする)7がダウンロードされている。見守りアプリ7は、放送局100が提供するHPからダウンロードしてもよいし、デジタルコンテンツの配信サービスからダウンロードしてもよい。
続いて、監視システム1の概要を説明する。以下の説明では、監視対象者が年老いた母親であり、監視者が遠隔地に住む息子であるものとして、説明する。例えば、息子は、夏期休暇に母親宅に帰省した際に、母親宅で放送局100の番組を視聴する。テレビ受信機2は、放送局100のデータ放送の放送波W1を介して監視プログラム6を受信する。この状態で、息子は、母親宅のテレビ受信機2と自分の通信端末4とのペアリングを行う。ペアリングの情報はサーバ3がペアリング管理DB11にて管理する。監視プログラム6の受信が完了すると、テレビ受信機2は、定期的に視聴情報をサーバ3に送信する。これにより、サーバ3は、放送局100の視聴状況を視聴情報DB14に蓄積して記憶する。
例えば、息子が、夏期休暇後に自宅に戻った後、通信端末4からサーバ3にアクセスすれば、通信端末4は、サーバ3の視聴情報DB14に記憶されている放送局100の視聴状況、すなわち、母親の視聴状況を取得し、通信端末4の画面に表示できる。
よって、本形態の監視システム1は、データ放送を受信できる一般的なテレビ受信機2によって、母親のテレビの視聴状況を監視することができるため、特別な装置を設けることなく、息子は母親の在宅状況を見守ることができる。なお、テレビ受信機2と通信端末4は、さらに、後述するコミュニケーション機能や位置情報共有機能を利用できる。また、テレビ受信機2は、後述する緊急報知機能を利用できる。
続いて、監視システム1の動作手順を図面を参照して詳細に説明する。まず、ペアリングについて、図5のシーケンス図を参照して説明する。
テレビ受信機2は、放送局100の視聴により、放送波W1に含まれる監視プログラム6を受信する(S1)。S1は「受信処理」の一例である。テレビ受信機2は、この状態で、例えばリモコンのdボタンの操作を受け付けると、ペアリングを要求するアイコンを画面に表示する。テレビ受信機2は、例えばリモコンを用いてそのアイコンの操作を受け付けると、ペアリング要求の入力を受け付け(S2)、ペアリング指示をサーバ3に送信する(S3)。テレビ受信機2は、ペアリング指示と共に、テレビ受信機2を識別するCAS番号と、テレビ受信機2の位置を示すテレビ位置情報とをサーバ3に渡す。テレビ受信機2は、GPSによって自動的にテレビ位置情報を取得してもよいし、テレビ位置情報をユーザに入力させてもよい。CAS番号は「第1識別情報」の一例である。テレビ位置情報は「テレビ受信機の位置情報」の一例である。
サーバ3は、ペアリング指示を受信すると、CAS番号とテレビ位置情報とを関連付けて一時的に記憶する(S4)。サーバ3は、CAS番号を含むQRコード(登録商標)を生成し(S5)、ペアリング指示を送信したテレビ受信機2に送信する(S6)。テレビ受信機2は、監視プログラム6を受信した状態でQRコードを受信すると、QRコードを画面に表示する(S7)。S2、S3、S7の処理は「テレビ側ペアリング処理」の一例である。S5、S6の処理は「サーバ側ペアリング前処理」の一例である。
通信端末4は、QRコードを表示しているテレビ受信機2の画面にかざされると、QRコードを読み取り(S21)、登録指示をサーバ3に送信する(S22)。通信端末4は、登録指示と共に、QRコードに含まれるCAS番号と、通信端末4を識別するIMEIとをサーバ3に渡す。S21、S22の処理は「通信端末側ペアリング処理」の一例である。IMEIは「第2識別情報」の一例である。
サーバ3は、登録指示に付されたCAS番号とIMEIとを関連付けてペアリング管理DB11に記憶し、登録処理を行う(S23)。S23の処理は「サーバ側ペアリング後処理」の一例である。すなわち、サーバ3は、ペアリング番号を生成し、このペアリング番号に、登録指示に付されたCAS番号と、登録指示に付されたIMEIと、S4にてCAS番号に関連付けて記憶したテレビ位置情報とを関連付けてレコードを生成し、ペアリング管理DB11に登録する。レコードは、さらに、端末位置情報を記憶するフィールドを含み、登録処理時、このフィールドはブランクにされている。
サーバ3は、登録処理にて紐付けられたテレビ受信機2と通信端末4に、ペアリングが完了したことを示すペアリング完了通知を送信する(S24,S25)。ペアリング完了通知には、ペアリング番号が付されてもよい。テレビ受信機2および通信端末4は、ペアリング完了通知を受信していることを示す情報、あるいは、ペアリング番号を記憶する。
なお、1台のテレビ受信機2に関連付けられる通信端末4は、1台でも複数台でもよい。例えば、息子と娘の通信端末をそれぞれ母親宅のテレビ受信機2とペアリングしてもよい。ペアリングは、放送局100の番組を視聴し、監視プログラム6をテレビ受信機2に受信した後であれば、いつでも実行できる。
続いて、テレビ受信機2からサーバ3に視聴情報を送信する場面について説明する。監視プログラム6を受信したテレビ受信機2は、監視プログラム6によって、図6のフローチャートに示す視聴情報送信処理を実行する。すなわち、テレビ受信機2は、ペアリングが完了したか否かを判断する(S31)。テレビ受信機2は、例えば、ペアリング完了通知を受信していることを示す情報、あるいは、ペアリング番号を記憶している場合、ペアリングが完了したと判断する(S31:YES)。この場合、テレビ受信機2は、視聴情報を送信するタイミングであるか否かを判断する(S32)。テレビ受信機2は、例えば定期的に視聴情報を送信する場合、前回の送信から所定時間が経過したタイミングを、視聴情報を送信するタイミングとする。
テレビ受信機2は、送信タイミングでないと判断した場合(S32:NO)、後述するS34に進む。一方、テレビ受信機2は、送信タイミングであると判断した場合(S32:YES)、CAS番号を付した視聴情報をサーバ3に送信する(S33)。S32、S33の処理は「視聴情報送信処理」の一例である。そして、テレビ受信機2は、放送局100の視聴が終了したか否かを判断する(S34)。テレビ受信機2は、放送局100の番組が視聴される間、放送局100の視聴が終了しないと判断し(S34:NO)、S32以降の処理を繰り返す。よって、テレビ受信機2は、放送局100の番組を視聴する間、定期的に視聴情報をサーバ3に送信する。
これに対して、テレビ受信機2は、例えば、放送局100が他局(例えば放送局200)に変更されたり、電源がオフされた場合、放送局100の視聴が終了したと判断し(S34:YES)、図6に示す処理を終了する。つまり、テレビ受信機2は、視聴情報をサーバ3に送信しなくなる。
なお、テレビ受信機2は、ペアリング完了通知を受信しておらず、ペアリングが完了していないと判断した場合(S31:NO)、視聴情報をサーバ3に送信せずに、S34に進む。つまり、テレビ受信機2は、自機のCAS番号がサーバ3に登録されていない場合、視聴情報をサーバ3に送信することが制限される。よって、個人情報ともいえる視聴情報が、監視対象者である母親の意図に反してサーバ3に送信されることを防ぎ、母親のプライバシーを保護できる。
サーバ3は、テレビ受信機2から送信された視聴情報を受信すると、図7のフローチャートに示すように、視聴情報を視聴情報DB14に記憶し(S41)、処理を終了する。S41の処理は「視聴情報記憶処理」の一例である。例えば、サーバ3は、視聴情報に含まれるCAS番号に関連付けられたペアリング番号をペアリング管理DB11から抽出し、抽出したペアリング番号に受信した視聴情報を関連付けて視聴情報DB14に記憶する。これにより、視聴情報がペアリング番号毎に視聴情報DB14に記憶される。なお、視聴情報は、ペアリング番号に関連付けずに視聴情報DB14に随時記憶するようにしてもよい。
続いて、通信端末4がテレビ受信機2の視聴情報に基づいて見守りを行う場面について説明する。図8のシーケンス図に示すように、通信端末4は、見守りアプリ7を起動し(S51)、監視対象者である母親の状況を確認する状況確認指示を受け付けると(S52)、視聴情報の送信をサーバ3に要求する(S53)。状況確認指示には、通信端末4のIMEIが含まれる。
視聴情報送信要求を受信したサーバ3は、状況確認指示に含まれるIMEIに関連付けられたCAS番号を含む視聴情報を抽出する(S54)。例えば図2に示すように、状況確認指示に付されたIMEIが「bbb1」である場合、サーバ3は、ペアリング管理DB11に基づいてIMEI「bbb1」に関連付けられたCAS番号「aaa1」を特定する。そして、サーバ3は、特定したCAS番号「aaa1」に関連付けられた視聴情報を視聴情報DB14から抽出する。サーバ3は、抽出した視聴情報を通信端末4に送信する(S55)。これにより、通信端末4は、サーバ3に記憶されている視聴情報のうち、自端末とペアリングされたテレビ受信機2の視聴情報を取得できる。なお、S55にて送信される視聴情報は、視聴情報そのものであってもよいし、視聴情報に基づく情報(例えば、放送局100の番組の視聴の有無や、視聴日時など)であってもよい。
図8に戻り、通信端末4は、見守りアプリ7によって、取得した視聴情報に基づく情報を表示する状況確認画面を、自端末の画面に表示する(S56)。例えば、状況確認画面は、取得した視聴情報の一覧を表示する。また例えば、状況確認画面は、視聴情報があることにより、監視対象者が在宅していることを通知するメッセージを表示する。また例えば、状況確認画面は、視聴情報がないことにより、監視対象者が在宅していない可能性があることを通知するメッセージを表示する。S55、S56は「視聴情報表示処理」の一例である。
よって、例えば、息子は、母親宅外の遠隔地から母親の視聴情報を通信端末4に表示させ、母親の在宅状況を監視することができる。
また、サーバ3は、視聴情報を自ら解析し、異常を検出した場合に通信端末4に通知する機能を有する。例えば図9のシーケンス図に示すように、サーバ3は、例えば、視聴情報DB14に基づき、所定時間以上継続して視聴情報を受信するテレビ受信機2があると判断した場合(S61)、そのテレビ受信機2とペアリングされた通信端末4に、視聴され続けていることを示す第1警告信号をプッシュ通知する(S62)。すなわち、サーバ3は、所定時間以上継続して受信する視聴情報に含まれるCAS番号をペアリング管理DB11に照合してIMEIを特定する。そして、サーバ3は、特定したIMEIに対応する通信端末4に第1警告信号をプッシュ通知する。S61、S62は「第1警告送信処理」の一例である。
第1警告信号を受信した通信端末4は、第1警告画面を表示する(S63)。S63は「第1警告処理」の一例である。第1警告画面には、第1警告信号に基づく情報が表示される。第1警告信号に基づく情報は、例えば、「監視対象者がテレビを視聴し続けているので、状況を連絡してください。」などのメッセージである。
また例えば図10のシーケンス図に示すように、サーバ3は、所定時間以上継続して視聴情報を受信しないテレビ受信機2がある場合(S71)、そのテレビ受信機2のCAS番号に関連付けられたIMEIに対応する通信端末4に、視聴されていないことを示す第2警告信号をプッシュ通知する(S72)。S71、S72は「第2警告送信処理」の一例である。第2警告信号を受信した通信端末4は、第2警告画面を表示する(S73)。S73は「第2警告処理」の一例である。S72、S73はS62、S63と同様なので、説明を省略する。
例えば、放送局100のチャンネルでテレビを丸一日つけっぱなしにしている場合、あるいは、テレビを丸一日視聴しない場合、監視対象者である母親がテレビ受信機2を操作できない状態に陥っている恐れがある。このような場合、サーバ3は、通信端末4からのアクセスがなくても、通信端末4に第1警告信号又は第2警告信号をプッシュ通知し、第1警告画面又は第2警告画面を通信端末4に表示させる。よって、息子は、母親の異常に早く気付き、母親や近所の人に連絡するなどの対策を講じることができる。
続いて、テレビ受信機2と通信端末4によって監視対象者と監視者がコミュニケーションをとるコミュニケーション機能について説明する。例えば図11のシーケンス図に示すように、通信端末4は、見守りアプリ7を起動し(S101)、テレビ受信機2に表示させるメッセージの入力を受け付けると(S102)、受け付けたメッセージと自端末のIMEIとを含む伝言情報をサーバ3に送信する(S103)。S102、S103は「伝言情報送信処理」の一例である。なお、通信端末4は、メッセージと一緒に、メッセージに対する回答の選択肢の設定を受け付けてもよい。この場合、通信端末4が送信する伝言情報には、選択肢の設定が含まれる。
サーバ3は、通信端末4から受信した伝言情報を記憶する(S104)。S104は「伝言情報記憶処理」の一例である。例えば図2に示すように、伝言情報に含まれるIMEIが「bbb1」である場合、サーバ3は、ペアリング管理DB11からIMEI「bbb1」に関連付けられたペアリング番号「01」を特定し、受信した伝言情報に含まれるメッセージを特定したペアリング番号「01」に関連付けて伝言情報管理DB12に登録する。なお、伝言情報が選択肢の設定を含む場合、その選択肢の設定もペアリング番号「01」に関連付けて伝言情報管理DB12に記憶する。なお、取得フラグには「OFF」が設定され、回答はブランクにされる。
図11に戻り、テレビ受信機2は、前述したように、放送局100の番組を視聴すると、監視プログラム6を受信する(S111)。この状態で、テレビ受信機2は、監視プログラム6によって、伝言情報の送信をサーバ3に定期的に要求する(S112)。この伝言情報送信要求には、テレビ受信機2のCAS番号が付されている。
サーバ3は、伝言情報送信要求を受信すると、伝言情報送信要求に付されたCAS番号を含む伝言情報が伝言情報管理DB12になければ、伝言情報がない旨をテレビ受信機2に送信する。一方、サーバ3は、伝言情報送信要求に付されたCAS番号を含む伝言情報があれば、伝言情報をテレビ受信機2に返す(S113〜S116)。
すなわち、サーバ3は、例えば、CAS番号「aaa1」を含む伝言情報送信要求を受信した場合、CAS番号「aaa1」を含む伝言情報を抽出する(S113)。具体的には、サーバ3は、図2に示すペアリング管理DB11からCAS番号「aaa1」に関連付けられたペアリング番号「01」を特定し、伝言情報管理DB12から特定したペアリング番号「01」を含むレコードを抽出する。
それから、サーバ3は、視聴者の特性を解析して(S114)、特性に適した広告をメッセージに付加し(S115)、メッセージと広告を含む伝言情報をテレビ受信機2に送信する(S116)。広告は「付加情報」の一例である。例えば、サーバ3は、図1に示す視聴情報DB14に記憶されている視聴情報のうち、特定したペアリング番号「01」に関連付けて記憶される視聴情報を抽出する。そして、サーバ3は、抽出した視聴情報から視聴者の特性(嗜好)を解析し、その特性に対応する広告を伝言情報に含める。伝言情報に含める付加情報は、1つでも複数でもよい。
例えば、サーバ3は、放送局100の番組表を記憶しており、視聴情報に含まれる視聴日時を番組表に照合して、視聴された番組を特定する。そして、サーバ3は、特定した番組に基づいて、視聴する頻度が高い番組の属性や番組名を特定する。サーバ3は、特定した番組の属性や番組名に関連付けられた広告を図1に示す広告DB15から取得し、取得した広告をS113にて抽出したメッセージに付加する。特定した番組の属性が「スポーツ」である場合、サーバ3は、スポーツ関連企業の広告をメッセージに付加する。また、番組名が特定された場合、その番組に関連するグッズの広告や、そのスポンサーの広告をメッセージに付加する。その後、サーバ3は、メッセージと広告を含む伝言情報をテレビ受信機2に送信する。
サーバ3は、伝言情報をテレビ受信機2に送信した後、図3に示す伝言情報管理DB12の取得フラグを「OFF」から「ON」に変更する(S119)。
伝言情報を受信したテレビ受信機2は、データ放送の放送波W1に含まれる情報に基づいて広告期間(CM期間)であるか否かを判断する。広告期間であるか否かは、例えば、データ放送のスクリプトに含まれる広告期間か否かのフラグによって判断できる。テレビ受信機2は、広告期間でない場合(S117)、受信した伝言情報に含まれるメッセージと広告を画面に表示する(S118)。S118の処理は、メッセージ表示処理の一例である。
このように、監視対象者が放送局100の番組を視聴している場合、通信端末4からサーバ3を介してテレビ受信機2にメッセージを表示させることができる。例えば、IMEI「bbb1」に対応する通信端末4が、息子が入力したメッセージ「今週末、遊びに行きたいですが、都合はどうですか?」を含む伝言情報を送信したとする。この場合、図2に示すペアリング管理DB11にて、IMEI「bbb1」に関連付けられたCAS番号「aaa1」に対応するテレビ受信機2は、放送局100を視聴すると、通信端末4から受信した息子のメッセージをテレビ受信機2の画面に自動的に表示する。よって、監視対象者である母親が特別な操作をしなくても、テレビ受信機2が監視者である息子からのメッセージを母親に伝えるので、母親に対して息子に見守られている安心感を付与できる。
また、テレビ受信機2は、視聴情報に基づいて解析された視聴者の特性に適した広告を、メッセージとともに表示するので、付加価値が高い表示を行うことができる。例えば、母親が情報バラエティ番組をよく視聴する場合、テレビ受信機2は、その情報バラエティ番組で紹介された商品等の広告を息子のメッセージと一緒に画面に表示する。よって、テレビ受信機2は、母親の関心が高い広告を画面に表示する可能性が高くなる。つまり、テレビ受信機2は、母親にとって有益な情報を提供できる。
一方、テレビ受信機2は、広告期間である場合、S118の処理を実行せず、伝言情報に含まれるメッセージと付加情報の表示を、広告期間でなくなるまで制限する。つまり、テレビ受信機2は、広告と一緒にメッセージと付加情報を画面に表示しない。
広告は、監視対象者にとって有意義な情報である可能性が高い。そのため、テレビ受信機2は、広告期間にメッセージや付加情報を画面に表示せず、広告期間が明けてからメッセージや付加情報を画面に表示することで、監視対象者に有意義な広告を見やすく表示できる。
また、テレビ受信機2は、メッセージに回答する回答機能を有する。例えば図11に示すように、テレビ受信機2は、メッセージを受信した後、監視プログラム6によって、回答操作を受け付ける(S121)。回答操作は、例えば、テレビ受信機2の画面に回答の選択肢を表示し、リモコンの4色ボタンを用いて選択肢を選択する操作でもよいし、文字の入力操作でもよいし、既読を示すボタンの操作でもよい。選択肢を選択する場合、選択肢は、あらかじめ通信端末4が用意し、伝言情報に含めてもよい。
回答操作を受け付けたテレビ受信機2は、回答情報をサーバ3に送信する(S122)。回答情報は、回答操作によって特定される操作情報と、テレビ受信機2のCAS番号を含む。なお、S122,S123の処理は「回答送信処理」の一例である。操作情報は、例えば、ユーザによって入力された回答であってもよいし、選択肢によって選択された回答であってもよいし、リモコンの操作内容(4色ボタンとdボタンのうち、どのボタンが押下されたか)であってもよい。
例えば、通信端末4が、息子が入力したメッセージと一緒に、息子が入力した選択肢設定「赤:大丈夫です。青:土曜日は、都合が悪いです。黄:日曜日は、都合が悪いです。緑:土日、都合が悪いです。」を受け付け、サーバ3を介してテレビ受信機2に送信した場合、テレビ受信機2は、息子のメッセージと、息子が用意した選択肢とを表示する。例えば、母親がリモコンの赤ボタンを操作すると、テレビ受信機2は、赤ボタンの操作により特定される回答「大丈夫です。」と、自機のCAS番号「aaa1」とを含む回答情報を、サーバ3に送信する。
サーバ3は、回答情報を受信すると、回答情報を記憶する(S123)。すなわち、サーバ3は、図2に示すペアリング管理DB11に基づいて回答情報に含まれるCAS番号「aaa1」に対応するペアリング番号「01」を特定し、図3に示す伝言情報管理DB12においてペアリング番号「01」を含むレコードに、回答情報に含まれる回答「大丈夫です。」を記憶する。よって、サーバ3は、伝言情報管理DB12にて、メッセージに回答を関連付けて記憶していない場合には、メッセージに対する回答がないと判断し、メッセージに回答を関連付けて記憶している場合には、メッセージに対する回答があると判断できる。
通信端末4は、S103にて伝言情報をサーバ3に送信した後、メッセージに対する回答の有無をサーバ3に定期的に問い合わせている(S124)。サーバ3は、メッセージに対する回答がないと判断する場合、回答情報がないことを示す情報を通信端末4に通知する。一方、サーバ3は、S123にて回答情報を記憶し、メッセージに対する回答があると判断する場合、問い合わせに含まれるIMEIによって通信端末4を特定する(S125)。サーバ3は、例えば、問い合わせに含まれるIMEIが「bbb1」である場合、図2に示すペアリング管理DB11に基づいてペアリング番号「01」を特定する。そして、サーバ3は、図3に示す伝言情報管理DB12に記憶されている回答のうち、特定したIMEI「bbb1」に関連付けられた回答「大丈夫です。」を含む回答情報を、通信端末4に送信する(S126)。S125、S126の処理は「回答中継処理」の一例である。つまり、サーバ3は、通信端末4から送信されたメッセージに対する回答を、通信端末4に返す。
回答情報を受信した通信端末4は、受信した回答情報に含まれる操作情報に基づく情報を表示する回答画面を、通信端末4の画面に表示させる(S127)。S127の処理は「回答表示処理」の一例である。つまり、通信端末4は、送信したメッセージに対する回答を表示する。
サーバ3は、通信端末4に回答情報を送信した後、伝言情報と回答情報を削除する(S127)。すなわち、サーバ3は、メッセージを送信した通信端末4のIMEIを含むレコードを、伝言情報管理DB12から削除する。これにより、監視者と監視対象者とのコミュニケーションに基づく見守りが、サーバ3の管理から外れる。
このように、テレビ受信機2からメッセージに対する回答がサーバを介して通信端末4に送信されることで、例えば、監視対象者である母親と監視者である息子とのコミュニケーションをとることができ、監視システム1の利便性が向上する。
また、サーバ3は、テレビ受信機2のメッセージの取得に応じて見守りを行う機能を有する。例えば図12のシーケンス図に示すように、サーバ3は、通信端末4から受信した伝言情報を記憶した後(S104)、テレビ受信機2から伝言情報送信要求がないと、通信端末4から取得したメッセージを伝言情報管理DB12に保持し続ける。サーバ3は、例えば、S104にて伝言情報を記憶してから、所定時間以上経過しても、取得フラグが「OFF」から「ON」に変更されない場合、所定時間以上継続して伝言情報が取得されないと判断する(S131)。この場合、サーバ3は、伝言情報を表示できないことを示す伝言不可信号を、当該伝言情報の送信元である通信端末4にプッシュ通知する(S132)。S131、S132の処理は「伝言不可送信処理」の一例である。
伝言不可信号を受信した通信端末4は、受信した伝言不可信号に基づく情報を表示する伝言不可画面を、通信端末4の画面に表示する(S133)。S133の処理は「伝言不可表示処理」の一例である。つまり、メッセージが未読である旨が通信端末4に通知される。
このように、通信端末4がメッセージを送信してから所定時間が経過しても、そのメッセージをテレビ受信機2が取得しない場合、例えば、監視対象者である母親がテレビを視聴できない状態に陥っている恐れがある。そこで、サーバ3はその旨を通信端末4にて報知し、監視者である息子に知らせる。これによれば、息子は母親の異常に早く気付くことができる。
また、サーバ3は、テレビ受信機2の回答に応じて見守りを行う機能を有する。例えば図13のシーケンス図に示すように、サーバ3は、例えば、S116にてテレビ受信機2に伝言情報を送信した後、当該伝言情報に含まれるメッセージに対応するレコードに回答を記憶しない場合、テレビ受信機2から所定時間以上経過しても回答情報を受信しないと判断する(S141)。この場合、サーバ3は、回答がないことを示す未回答信号を伝言情報の送信元である通信端末4にプッシュ通知する(S142)。S141、S142の処理は「未回答送信処理」の一例である。
未回答信号を受信した通信端末4は、受信した未回答信号に基づく情報を表示する未回答画面を、通信端末4の画面に表示する(S143)。S143の処理は「未回答表示処理」の一例である。つまり、無回答である旨が通信端末4に通知される。
このように、通信端末4がメッセージを送信してから所定時間が経過しても、テレビ受信機2から回答がない場合、例えば、監視対象者である母親が回答できない状態に陥っている恐れがある。そこで、サーバ3はその旨を通信端末4にて報知し、監視者である息子に知らせる。これによれば、息子は母親の異常に早く気付くことができる。
続いて、監視者の所在を通信端末4とテレビ受信機2との間で共有する位置共有機能について説明する。例えば図14のシーケンス図に示すように、通信端末4は、見守りアプリ7を起動し(S151)、見守りアプリ7によって、通信端末4の位置を示す端末位置情報をテレビ受信機2に表示させる位置表示指示の入力を受け付け、位置表示指示を受け付けた場合(S152)、端末位置情報を取得する(S153)。端末位置情報は「通信端末の位置情報」の一例である。端末位置情報は、通信端末4が有するGPSの情報から取得してもよいし、手動入力されてもよい。通信端末4は、取得した端末位置情報と自端末のIMEIとを含む位置表示情報をサーバ3に送信する(S154)。S152〜S154の処理は「位置表示情報送信処理」の一例である。
位置表示情報を受信したサーバ3は、受信した位置表示情報を記憶する(S155)。すなわち、サーバ3は、図2に示すペアリング管理DB11にて、位置表示情報に含まれるIMEIに対応するレコードに、位置表示情報に含まれる端末位置情報を記憶する。S155の処理は「位置表示情報記憶処理」の一例である。
テレビ受信機2は、監視プログラム6を受信する状態で(S161)、監視プログラム6によってサーバ3にアクセスし、位置表示情報の有無を問い合わせる(S162)。問い合わせにはCAS番号が含まれている。なお、問い合わせはユーザ入力によるリクエストにより行ってもよいし、端末位置情報が取得できるまでポーリングにより行ってもよい。
サーバ3は、問い合わせを受信すると、位置表示情報を抽出する(S163)。すなわち、サーバ3は、ペアリング管理DB11にて、問い合わせに含まれるCAS番号に対応するレコードに端末位置情報が記憶されている場合、その端末位置情報を抽出する。そして、サーバ3は、抽出した端末位置情報を含む位置表示情報をテレビ受信機2に送信する(S164)。端末位置情報は、テレビ受信機2に送信された後、ペアリング管理DB11から削除されてもよいし、ペアリング管理DB11に記憶された後、一定時間の経過で削除されてもよい。
テレビ受信機2は、位置表示情報を受信すると、位置表示情報に含まれる端末位置情報に基づく情報を表示する位置共有画面を、テレビ受信機2の画面に表示する(S165)。S162、S165の処理は「位置情報表示処理」の一例である。
一方、サーバ3は、ペアリング管理DB11にて、問い合わせに含まれるCAS番号に対応するレコードに端末位置情報が記憶されていない場合、端末位置情報がないことを示す情報をテレビ受信機2に返す。この場合、テレビ受信機2は、位置共有画面を表示しない。
このように、例えば、通信端末4からサーバ3を介してテレビ受信機2に監視者である息子の位置情報を表示させることで、監視対象者である母親に対して息子の居場所を伝えることができ、母親に安心感を付与することが期待できる。
続いて、緊急報知機能について説明する。例えば図15のシーケンス図に示すように、サーバ3は、自治体のサーバ300からネットワーク5を介して避難情報を取得した場合(S171)、受信した避難情報を避難情報DB13に記憶する(S172)。
テレビ受信機2は、監視プログラム6を受信した状態で(S181)、監視プログラム6によって、定期的にサーバ3に避難情報を問い合わせる(S182)。問い合わせには、テレビ受信機2のCAS番号が含まれている。問い合わせは、リクエストにより行っても、ポーリングにより行ってもよい。
サーバ3は、問い合わせを受信すると、災害発生条件を充足しているか否かを判断する。すなわち、サーバ3は、問い合わせに含まれるCAS番号をペアリング管理DB11に照合し、CAS番号に関連付けられたテレビ位置情報を読み出す。サーバ3は、読み出したテレビ位置情報から地域を特定する。サーバ3は、図4に示す避難情報DB13において、特定した地域が避難地域である場合には、災害発生条件を充足すると判断し、特定した地域が避難地域でない場合には、災害発生条件を充足しないと判断する。
サーバ3は、災害発生条件を充足すると判断した場合(S183)、テレビ位置情報に基づいて特定した地域の避難情報を避難情報DB13から読み出す(S184)。そして、サーバ3は、読み出した避難情報を、問い合わせを行ったテレビ受信機2に送信する(S185)。テレビ受信機2は、受信した避難情報に基づく情報を表示する避難通知画面を、テレビ受信機2の画面に表示する(S186)。S184、S185の処理は「避難情報送信処理」の一例である。S186の処理は「避難情報表示処理」の一例である。避難通知画面には、例えば、警戒レベルに応じた避難メッセージや、災害が発生している場所を通知するメッセージや、地域の避難場所を知らせるメッセージなどが表示される。
なお、サーバ3は、災害発生条件を充足しないと判断する場合、S184、S185の処理を実行せずに、災害情報がないことを示す情報を応答する。この場合、テレビ受信機2は避難情報に対応する情報を表示しない。
このように、位置情報と対応付けられた避難情報が自治体からサーバ3に提供されている場合、災害発生時にテレビ受信機2の位置に適した避難情報をテレビ受信機2に表示できる。これにより、監視対象者が、災害が発生している河川を回避して避難したり、テレビ受信機2に表示される避難場所に避難したりするなど、適切な対応をとることが期待できる。
以上詳細に説明したように、本形態の監視システム1は、データ放送に含まれる監視プログラム6をテレビ受信機2が受信し、その監視プログラム6によってサーバ3を介してテレビ受信機2と通信端末4とのペアリングを行う。さらに、監視システム1は、その監視プログラム6によってテレビ受信機2の視聴情報をサーバ3に送信し、通信端末4がサーバ3から視聴情報を取得して表示する。これによれば、データ放送を受信できる一般的なテレビ受信機2によって、そのテレビ受信機2が設置されている監視対象者のテレビの視聴状況を監視することができるため、特別な装置を設けることなく見守りサービスを実現できる。よって、本形態によれば、テレビ受信機2を利用した監視システム1において、一般的なテレビ受信機2であっても監視対象者の在宅状況を入手できる技術を実現できる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
図6に示すS31の処理を省略し、テレビ受信機2が、ペアリングが完了する前から、視聴情報を定期的にサーバ3に送信してもよい。つまり、テレビ受信機2は、監視プログラム6のダウンロード後直ぐに視聴情報の送信を開始してもよい。この場合、サーバ3は、図7のS41の処理の前に、ペアリングが完了したか否かを判断する処理を行い、ペアリングが完了していると判断する場合にはS41の処理を実行し、ペアリングが完了していないと判断する場合にはS41の処理を実行しないようにしてもよい。これによれば、ペアリングされていないテレビ受信機2の視聴情報がサーバ3に残らないので、監視対象者のプライバシーが保護される。
図8のS52の処理を省略し、通信端末4は、見守りアプリ7が起動されると、自動的にS53の処理を実行して視聴情報を要求し、視聴情報を取得しても良い。
図9のS61〜S63の処理や、図10のS71〜S73の処理は省略してもよい。但し、これらの処理を行うことで、監視対象者がテレビを操作できない状態に陥っている可能性があることを早期に監視者に知らせることができる。
テレビ受信機2からサーバ3に送信される視聴情報等のデータや、通信端末4からサーバ3に送信される視聴情報等のデータには、図5のS24,S25のペアリング完了通知に含まれるペアリング番号を付加してもよい。この場合、サーバ3がペアリング番号をペアリング管理DB11に照合してテレビ受信機2や通信端末4を識別する。
図11に示す処理を省略し、コミュニケーション機能を実行しなくてもよい。また、S121〜S127の処理を省略し、メッセージの送信のみを行ってもよい。但し、図11のS102〜S118に示す処理を行うことで、監視対象者が特別な操作を行わなくても、監視者のメッセージを監視対象者に伝え、監視対象者が監視者に見守られている安心感を得ることができる。また、図11のS121〜S127の処理を行うことで、監視対象者と監視者のコミュニケーションを図り、システムの利便性を向上させることができる。
図11のS114、S115の処理を省略し、メッセージと一緒に広告を表示しなくてもよい。ただし、この処理を行うことで、監視対象者に有益な情報をテレビ受信機2に表示させることができ、システムの利便性が向上する。また、S117の処理を省略し、テレビ受信機2は、広告期間にメッセージや付加情報を表示してもよい。ただし、これらの処理を行うことで、監視対象者が有意義な情報を得やすくなり、システムの利便性が向上する。
図12に示す処理を省略し、サーバ3は伝言不可を通信端末4にプッシュ通知しないようにしてもよい。また、図13に示す処理を省略し、サーバ3は、未回答を通信端末4にプッシュ通知しないようにしてもよい。但し、これらの処理を行うことで、監視対象者がメッセージを受信したり、回答を送信できなかったりする状態に陥っている可能性があることを、監視者に早期に通知できる。
図14に示す処理を省略し、通信端末4の位置、つまり、監視者の所在を、テレビ受信機2に表示させなくてもよい。但し、この処理を行うことで、監視者の位置を監視対象者に伝え、監視対象者に安心感を付与できる。
図15に示す処理を省略し、自治体から表示される避難情報をテレビ受信機2に表示させなくてもよい。但し、この処理を実行することで、テレビ受信機2の位置に適した避難情報を監視対象者に伝え、監視対象者が災害に対して適切な対応を取るようになることが期待できる。
例えば、伝言情報と回答情報を別々のデータベースに記憶してもよい。この場合、サーバ3は、伝言情報をテレビ受信機2に送信した後、削除する、あるいは、一定期間、伝言情報をテレビ受信機2に送信しない場合、その伝言情報を削除してもよい。
図8のS55や、図11に示すS116、S125や、図14のS164や、図15のS185は、プッシュ通知でもよい。この場合、テレビ受信機2や通信端末4からのリクエストやポーリングは不要である。
テレビ受信機2は、監視プログラム6を受信した後、監視プログラム6によってサーバ3からテレビ受信機用IDを取得し、図5等の各処理において、CAS番号の代わりにテレビ受信機用IDを使用してもよい。テレビ受信機用IDは「第1識別情報」の一例である。また、通信端末4は、見守りアプリ7によってサーバ3から通信端末用IDを取得し、図5等の各処理において、IMEIの代わりに通信端末用IDを使用してもよい。通信端末用IDは「第2識別情報」の一例である。なお、サーバ3と別のサーバがテレビ受信機用IDと通信端末用IDの生成と付与を行ってもよい。
テレビ受信機2がテレビ受信機用IDを取得する場面の一例を説明すると、テレビ受信機2は、監視プログラム6の受信する状態で、監視プログラム6によってサーバ3にアクセスする。サーバ3は、テレビ受信機2のメモリにアクセスし、テレビ受信機用IDがメモリに記憶されているか否かを判断する。サーバ3は、テレビ受信機用IDがメモリに記憶されていないと判断した場合、テレビ受信機用IDを生成してテレビ受信機2に送信する。テレビ受信機2は、そのテレビ受信機用IDを受信してメモリに記憶する。一方、サーバ3は、テレビ受信機用IDがメモリに記憶されていると判断した場合、テレビ受信機用IDを生成せず、テレビ受信機用IDをテレビ受信機2に送信しない。通信端末4は、これと同様にして、通信端末用IDをサーバ3から受信して記憶する。
なお、例えば、サーバ3は、テレビ受信機2の監視プログラム6や通信端末4の見守りアプリ7からの要求に応じて、テレビ受信機用IDや通信端末用IDを生成してテレビ受信機2や通信端末4に付与してもよい。この場合、監視プログラム6や見守りアプリ7は、テレビ受信機用IDがテレビ受信機2のメモリに記憶されていたり、通信端末用IDが通信端末4のメモリに記憶されている場合には、上記要求を行わないようにすれば、処理がシンプルになる。
また、実施の形態に開示されている任意のシーケンス図において、任意の複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 監視システム
2 テレビ受信機
3 サーバ
4 通信端末
5 ネットワーク
6 監視プログラム
W1 放送波

Claims (13)

  1. テレビ受信機と、サーバと、通信端末と、を備え、前記テレビ受信機と前記通信端末と前記サーバとがネットワークに接続される監視システムにおいて、
    前記テレビ受信機は、
    データ放送の放送波を介して監視プログラムを受信するプログラム受信処理と、
    前記監視プログラムを受信した状態で、前記通信端末とのペアリングの要求を受け付けた場合に、前記監視プログラムによって、前記テレビ受信機を識別する第1識別情報を含むペアリング指示を前記サーバに送信し、その後、前記サーバから送信されるコード画像を受信し、受信した前記コード画像を前記テレビ受信機の画面に表示させるテレビ側ペアリング処理と、
    前記監視プログラムを受信した状態で、前記監視プログラムによって、定期的に、前記第1識別情報を含む視聴情報を前記サーバに送信する視聴情報送信処理と、を実行し、
    前記サーバは、
    前記テレビ受信機から前記ペアリング指示を受信した場合、前記ペアリング指示に含まれる前記第1識別情報を関連付けた前記コード画像を形成し、作成した前記コード画像を前記テレビ受信機に送信するサーバ側ペアリング前処理と、
    前記通信端末から前記第1識別情報と前記通信端末を識別する第2識別情報とを含む登録指示を受け付けた場合に、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを関連付けて登録するサーバ側ペアリング後処理と、
    前記テレビ受信機から前記視聴情報を受信した場合に、前記視聴情報を記憶する視聴情報記憶処理と、を実行し、
    前記通信端末は、
    前記テレビ受信機の画面に表示される前記コード画像を読み取り、読み取った前記コード画像に関連付けられた前記第1識別情報と、前記通信端末の前記第2識別情報とを含む前記登録指示を前記サーバに送信する通信端末側ペアリング処理と、
    前記サーバに記憶されている前記視聴情報のうち、前記通信端末の前記第2識別情報と関連付けられた前記第1識別情報を含む前記視聴情報を取得し、取得した前記視聴情報に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する視聴情報表示処理と、を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載する監視システムにおいて、
    前記通信端末は、
    前記テレビ受信機に表示させるメッセージの入力を受け付け、入力された前記メッセージと前記第2識別情報とを含む伝言情報を、前記サーバに送信する伝言情報送信処理を実行し、
    前記サーバは、
    前記通信端末から前記伝言情報を受信した場合に、受信した前記伝言情報を記憶する伝言情報記憶処理を実行し、
    前記テレビ受信機は、
    前記監視プログラムを受信した状態で、前記監視プログラムによって、定期的に前記サーバにアクセスして、前記第1識別情報と関連付けられた前記第2識別情報を含む前記伝言情報の取得を試行し、前記伝言情報を取得した場合に、前記伝言情報に含まれる前記メッセージを前記テレビ受信機の画面に表示するメッセージ表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  3. 請求項2に記載する監視システムにおいて、
    前記テレビ受信機は、
    前記監視プログラムを受信した状態で、前記伝言情報に含まれる前記メッセージを前記テレビ受信機の画面に表示するとともに、前記通信端末に回答する操作を受け付け、前記操作によって特定される操作情報と前記第1識別情報とを含む回答情報を、前記サーバに送信する回答送信処理を実行し、
    前記サーバは、
    前記テレビ受信機から前記回答情報を受信した場合に、前記回答情報に含まれる前記第1識別情報と関連付けられた前記第2識別情報によって特定される前記通信端末に、前記回答情報を送信する回答中継処理を実行し、
    前記通信端末は、
    前記サーバから前記回答情報を受信した場合に、受信した前記回答情報に含まれる前記操作情報に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する回答表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  4. 請求項3に記載する監視システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記伝言情報を前記テレビ受信機に送信した後、所定時間以上経過しても前記テレビ受信機から前記回答情報を受信していない場合、回答がないことを示す未回答信号を前記通信端末に送信する未回答送信処理を実行し、
    前記通信端末は、
    前記サーバから前記未回答信号を受信した場合に、受信した前記未回答信号に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する未回答表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記通信端末から前記伝言情報を受信した後、所定時間以上経過しても前記テレビ受信機から前記伝言情報の取得が試行されない場合、前記伝言情報を表示できないことを示す伝言不可信号を前記通信端末に送信する伝言不可送信処理を実行し、
    前記通信端末は、
    前記サーバから前記伝言不可信号を受信した場合に、受信した前記伝言不可信号に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する伝言不可表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記テレビ受信機は、
    前記メッセージ表示処理において、前記データ放送の放送波に含まれる情報に基づいて広告期間か否かを判断し、前記広告期間であった場合、前記伝言情報に含まれる前記メッセージの表示を、前記広告期間でなくなるまで制限する、
    ことを特徴とする監視システム。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記テレビ受信機から受信する前記視聴情報に基づいて前記テレビ受信機の視聴者の特性を解析し、前記特性に適した付加情報を前記伝言情報に含め、
    前記テレビ受信機は、
    前記メッセージ表示処理において前記伝言情報に含まれる前記メッセージを、前記伝言情報に含まれる前記付加情報とともに、前記テレビ受信機の画面に表示する、
    ことを特徴とする監視システム。
  8. 請求項1から請求項7いずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記通信端末は、
    前記通信端末の位置情報を前記テレビ受信機に表示させる位置表示指示の入力を受け付け、前記位置表示指示を受け付けた場合、前記通信端末の現在の位置情報を取得し、取得した前記位置情報と前記第2識別情報とを含む位置表示情報を、前記サーバに送信する位置表示情報送信処理を実行し、
    前記サーバは、
    前記通信端末から前記位置表示情報を受信した場合に、受信した前記位置表示情報を記憶する位置表示情報記憶処理を実行し、
    前記テレビ受信機は、
    前記監視プログラムを受信した状態で、前記監視プログラムによって、定期的に前記サーバにアクセスして、前記第1識別情報と関連付けられた前記第2識別情報を含む前記位置表示情報の取得を試行し、前記位置表示情報を取得した場合に、前記位置表示情報に含まれる前記位置情報に基づく情報を前記テレビ受信機の画面に表示する位置情報表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記サーバは、
    登録されている前記第1識別情報に対応する前記テレビ受信機から前記視聴情報を所定時間以上継続して受信している場合、視聴され続けていることを示す第1警告信号を、前記第1識別情報に関連付けられた前記第2識別情報に対応する前記通信端末に送信する第1警告送信処理を実行し、
    前記通信端末は、
    前記サーバから前記第1警告信号を受信した場合に、受信した前記第1警告信号に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する第1警告表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記サーバは、
    登録されている前記第1識別情報に対応する前記テレビ受信機から前記視聴情報を所定時間以上継続して受信していない場合、視聴されていないことを示す第2警告信号を、前記第1識別情報に関連付けられた前記第2識別情報に対応する前記通信端末に送信する第2警告送信処理を実行し、
    前記通信端末は、
    前記サーバから前記第2警告信号を受信した場合に、受信した前記第2警告信号に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する第2警告表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記ペアリング指示には、前記テレビ受信機の位置情報が含まれ、
    前記サーバは、
    位置情報と避難情報とを対応付けて記憶しており、
    前記サーバ側ペアリング後処理において前記第1識別情報と関連付けて前記テレビ受信機の前記位置情報を登録し、
    登録されている前記第1識別情報に関連付けられている前記位置情報に対する災害発生を示す条件を満たした場合、登録されている前記第1識別情報に関連付けられている前記位置情報に対応付けられた前記避難情報を読み出し、読み出した前記避難情報を前記テレビ受信機に送信する避難情報送信処理を実行し、
    前記テレビ受信機は、
    前記監視プログラムを受信した状態で、前記避難情報を前記サーバから受信した場合、前記避難情報に基づく情報を前記テレビ受信機の画面に表示する避難情報表示処理を実行する、
    ことを特徴とする監視システム。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載する監視システムにおいて、
    前記テレビ受信機は、
    前記サーバに前記テレビ受信機の前記第1識別情報が登録されていない場合、前記視聴情報送信処理の実行を制限する、
    ことを特徴とする監視システム。
  13. テレビ受信機と、サーバと、通信端末と、を備え、前記テレビ受信機と前記通信端末と前記サーバとがネットワークに接続される監視システムにおける監視方法であって、
    前記テレビ受信機は、データ放送の放送波を介して監視プログラムを受信し、
    さらに、
    前記テレビ受信機は、前記監視プログラムを受信した状態で、前記通信端末とのペアリングの要求を受け付けた場合、前記監視プログラムによって、前記テレビ受信機を識別する第1識別情報を含むペアリング指示を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記テレビ受信機から前記ペアリング指示を受信した場合、前記ペアリング指示に含まれる前記第1識別情報を関連付けたコード画像を作成し、作成した前記コード画像を前記テレビ受信機に送信し、
    前記テレビ受信機は、前記サーバから送信される前記コード画像を受信した場合、受信した前記コード画像を前記テレビ受信機の画面に表示し、
    前記通信端末は、前記テレビ受信機の画面に表示される前記コード画像を読み取り、読み取った前記コード画像に関連付けられた前記第1識別情報と、前記通信端末を識別する第2識別情報とを含む登録指示を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記通信端末から前記登録指示を受け付けた場合に、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを関連付けて登録し、
    さらに、
    前記テレビ受信機は、前記監視プログラムを受信した状態で、前記監視プログラムによって、定期的に、前記第1識別情報を含む視聴情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記テレビ受信機から前記視聴情報を受信した場合に、前記視聴情報を記憶し、
    前記通信端末は、前記サーバに記憶されている前記視聴情報のうち、前記通信端末の前記第2識別情報と関連付けられた前記第1識別情報を含む前記視聴情報を取得し、取得した前記視聴情報に基づく情報を前記通信端末の画面に表示する、
    ことを特徴とする監視方法。
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