JP6846235B2 - 二酸化窒素富化ガス製造装置および二酸化窒素富化ガス製造方法 - Google Patents

二酸化窒素富化ガス製造装置および二酸化窒素富化ガス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、二酸化窒素富化ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造装置および二酸化窒素富化ガス製造方法に関する。
窒素酸化物(NO)のうち、特に二酸化窒素(NO)富化ガスは、医療用機器、食品包装材等の殺菌(例えば、特許文献1)に広く利用されている。また、近年の研究により、二酸化窒素ガスが、植物の育成を促進する効果を有することが分かってきた(例えば、特許文献2)。
特開2010−202448号公報 特開2012−235748号公報
上記特許文献1の技術では、窒素と酸素との混合ガスから一酸化窒素(NO)を生成した後、触媒を利用して一酸化窒素を二酸化窒素に変換することで二酸化窒素富化ガスを生成している。したがって、少なくとも2段階の処理を行う必要があり、処理が煩雑であるという問題がある。また、触媒に要するコストがかかるという問題もある。
本発明は、このような課題に鑑み、低コストで二酸化窒素富化ガスを製造することができる二酸化窒素富化ガス製造装置および二酸化窒素富化ガス製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の二酸化窒素富化ガス製造装置は、窒素および酸素を少なくとも含む原料ガスから、該原料ガスよりも二酸化窒素の濃度が高い二酸化窒素富化ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造装置であって、前記原料ガスを収容するケーシングと、前記ケーシング内に配され、前記原料ガス中で放電させる1または複数のスパークプラグと、前記原料ガスを昇圧して前記ケーシングに供給し、該ケーシング内の該原料ガスの圧力を、0.2MPa以上0.5MPa以下の所定の圧力にする原料供給部と、を備えたことを特徴とする。
また、前記二酸化窒素富化ガスにおける、窒素酸化物中の二酸化窒素の割合は、1割以上であってもよい。
また、前記原料供給部によって昇圧された前記原料ガスを冷却する第1冷却手段を備えるとしてもよい。
また、前記ケーシングから排出された二酸化窒素富化ガスを冷却する第2冷却手段を備えるとしてもよい。
また、前記ケーシングから排出された二酸化窒素富化ガスを該ケーシングに再導入する循環手段を備えるとしてもよい。
また、前記スパークプラグによって放電された後の前記二酸化窒素富化ガス中の二酸化窒素の濃度が所定の目標濃度となるように、前記ケーシング内の前記原料ガスの圧力、および、前記スパークプラグによる放電時間のいずれか一方または両方を制御する制御部を備えるとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の二酸化窒素富化ガス製造方法は、窒素および酸素を少なくとも含む原料ガスから、該原料ガスよりも二酸化窒素の濃度が高い二酸化窒素富化ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造方法であって、ケーシングに収容された、0.2MPa以上0.5MPa以下の所定の圧力の前記原料ガス中で、スパークプラグを用いて放電させる工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、低コストで二酸化窒素富化ガスを製造することが可能となる。
第1の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置を説明する図である。 二酸化窒素富化ガス製造方法の流れを説明するフローチャートである。 放電雰囲気の圧力および放電時間の検討結果を説明する図である。 ケーシングの容積および放電時間の検討結果を説明する図である 放電雰囲気の圧力の検討結果を説明する図である。 第2の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置を説明する図である。 実験結果を説明する図である。 第3の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置である。 第4の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置である。 第5の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:二酸化窒素富化ガス製造装置100)
図1は、第1の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置100を説明する図である。なお、図1中、ガスの流れを実線の矢印で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。図1に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置100は、コンプレッサ(原料供給部)110と、ケーシング120と、放電部130と、制御部140とを含んで構成される。
コンプレッサ(圧縮機)110は、配管112を介してケーシング120に接続されており、空気を昇圧してケーシング120に供給する。ケーシング120は、放電部130を囲繞する容器であり、原料ガスを収容する。
放電部130は、ケーシング120内に配され、ケーシング120内の雰囲気中で放電させる。ケーシング120内には昇圧された空気が供給されることから、放電部130は、大気圧以上の所定の圧力(例えば、0.2MPa〜0.5MPa程度、以下、単に「高圧」と称する)に維持された空気中で放電させることとなる。
空気中で放電させることにより、空気中の窒素と酸素が反応して、窒素酸化物が生成される。ここで、放電雰囲気を高圧に維持すると、窒素酸化物のうち、特に一酸化窒素(NO)の生成反応が促進されることとなる。そうすると、ケーシング内において一酸化窒素の濃度が上昇し、一酸化窒素から二酸化窒素への酸化反応が促進される。したがって、放電部130が高圧の空気中で放電させることにより、二酸化窒素を効率よく生成することができる。
本実施形態において、放電部130は、例えば、スパークプラグで構成されており、ケーシング120は、少なくともスパークプラグの中心電極および接地電極を囲繞する。放電部130をスパークプラグで構成することにより、放電部130自体を低コストで製作することができ、原料ガスよりも二酸化窒素の濃度が高い二酸化窒素富化ガス(以下、製造ガスと称する)を低コストで製造することが可能となる。なお、本実施形態で製造される製造ガスにおける、窒素酸化物中の二酸化窒素の割合は、4割以上である。また、スパークプラグは、構造が単純であるため、容易にメンテナンスを行うことができる。
制御部140は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROM(読み出し専用メモリ)からCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAM(ランダムアクセスメモリ)や他の電子回路と協働して、コンプレッサ110の駆動時間を制御したり、放電部130への電力の供給時間を調整して放電時間(所定時間の時間幅のパルス電圧を印加する時間)を制御したりする。
具体的に説明すると、二酸化窒素富化ガス製造装置100を構成する不図示のメモリには、コンプレッサ110の駆動時間と、放電部130の放電時間と、製造ガス中の二酸化窒素の濃度とが関連付けられた濃度マップが保持されている。なお、コンプレッサ110の駆動時間は、コンプレッサ110の吐出圧力、吐出流量、ケーシング120の大きさ、所定の圧力に基づいて導出される。
制御部140は、製造ガス中の二酸化窒素の濃度が、予め定められた目標濃度となるように、濃度マップを参照して、コンプレッサ110の駆動時間と、放電部130の放電時間とを決定する。そして、制御部140は、決定した駆動時間の間、コンプレッサ110を駆動し、決定した放電時間の間、放電部130に電力を供給する。
こうして製造された製造ガス(二酸化窒素富化ガス)は、ケーシング120に接続された配管122を介して、供給先(例えば、温室、植物工場、消毒設備等)に供給されることとなる。
(二酸化窒素富化ガス製造方法)
続いて、二酸化窒素富化ガス製造装置100を用いた二酸化窒素富化ガス製造方法について説明する。図2は、二酸化窒素富化ガス製造方法の流れを説明するフローチャートである。
(準備工程S110)
制御部140は、配管112に設けられた開閉弁114を開弁するとともに、配管122に設けられた流量調整弁124の開度をゼロとし、流量調整弁124を閉状態とする。
(コンプレッサ駆動工程S120)
制御部140は、コンプレッサ110の運転を開始して、所定の駆動時間が経過したらコンプレッサ110を停止して、開閉弁114を閉弁する。なお、所定の駆動時間は、上記濃度マップを参照して決定されるコンプレッサ110の駆動時間である。これにより、ケーシング120内が高圧の空気で満たされることとなる。
(放電工程S130)
制御部140は、放電部130への電力供給を開始して、所定の放電時間が経過したら放電部130への電力の供給を停止する。なお、所定の放電時間は、上記濃度マップを参照して決定される放電部130の放電時間である。これにより、放電部130は、高圧の空気中で放電させることとなる。
(供給工程S140)
制御部140は、流量調整弁124の開度を調整する。そうすると、ケーシング120内で製造された製造ガスが、ケーシング120から排出され、所定の流量で、配管122を通じて供給先に供給されることとなる。
以上説明したように、本実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置100およびこれを用いた二酸化窒素富化ガス製造方法によれば、高圧の空気中で放電させるといった簡易な処理で、低コストで製造ガス(二酸化窒素富化ガス)を製造することが可能となる。
(放電雰囲気の圧力および放電時間の検討)
製造ガス中の二酸化窒素の濃度が最も高くなる放電雰囲気の圧力(ケーシング120内の圧力)および放電時間について検討を行った。
図3は、放電雰囲気の圧力および放電時間の検討結果を説明する図であり、図3(a)は、放電雰囲気の圧力と二酸化窒素の濃度との関係を示し、図3(b)は、放電時間と窒素酸化物の濃度との関係を示し、図3(c)は、放電時間と二酸化窒素/窒素酸化物との関係を示す。
なお、ケーシング120の容積を10mL、スパークギャップ長(電極間の距離)を1mm、放電部130に印加する電圧を7kVとして実験を行った。また、放電雰囲気の圧力が0.1MPa(大気圧)、0.2MPa、0.5MPa、0.7MPaの場合、放電時間が10秒、60秒、300秒の場合における製造ガス中の二酸化窒素の濃度、窒素酸化物の濃度を測定した。
その結果、図3(a)に示すように、放電時間が長い方が製造ガス中の二酸化窒素の濃度(ppm)が高くなった。また、放電雰囲気の圧力は、放電時間が10秒の場合(図3(a)中、白色の三角で示す)、0.1MPaと比較して、0.2MPaでは二酸化窒素の濃度が上昇したが、0.5MPa、0.7MPaでは二酸化窒素の濃度が低下した。放電時間が60秒の場合(図3(a)中、白色の丸で示す)、0.1MPaと比較して、0.2MPaでは二酸化窒素の濃度が上昇したが、0.5MPa、0.7MPaでは二酸化窒素の濃度が低下した。放電時間が300秒の場合(図3(a)中、白色の四角で示す)、0.1MPaと比較して、0.5MPaでは二酸化窒素の濃度が上昇したが、0.7MPaでは二酸化窒素の濃度が低下した。
また、図3(b)に示すように、放電時間が10秒の場合、放電雰囲気の圧力が0.5MPa(図3(b)中、白色の三角で示す)、0.7MPa(図3(b)中、白色の四角で示す)であると、放電雰囲気の圧力が0.1MPa(図3(b)中、白色の丸で示す)であるときよりも窒素酸化物の濃度(ppm)が低くなった。一方、放電雰囲気の圧力が0.2MPa(図3(b)中、黒色の菱形で示す)であると、0.1MPaよりも窒素酸化物の濃度がわずかに高くなった。一方、放電時間が60秒の場合、放電雰囲気の圧力が低い程、窒素酸化物の濃度が高くなった。また、放電時間が300秒の場合、放電雰囲気の圧力は、0.1MPaより0.5MPaの方が窒素酸化物の濃度が高くなるものの、0.1MPaの方が0.7MPaより窒素酸化物の濃度が高くなった。
図3(c)に示すように、製造ガス中の窒素酸化物に対する二酸化窒素の割合(以下、NO/NO比と称する)は、放電時間が10秒の場合、放電雰囲気の圧力が0.5MPaの場合(図3(c)中、白色の三角で示す)が最も大きく、0.7MPa(図3(c)中、白色の四角で示す)、0.2MPa(図3(c)中、黒色の菱形で示す)、0.1MPa(図3(c)中、白色の丸で示す)の順で大きくなった。また、放電時間が60秒、300秒の場合、放電雰囲気の圧力が大きい程、NO/NO比が大きくなった。
以上の結果から、製造ガス中のNO/NO比を高めるためには、放電時間を60秒以上とすることが好ましい(図3(c))。また、放電時間を60秒以上としてもNO/NO比が大きく向上することはないが、製造ガス中の二酸化窒素自体の濃度を高めることができる(図3(a)、(c))。
さらに、放電雰囲気の圧力を高めることで、NO/NO比を向上させることができるが(図3(c))、効率よく二酸化窒素を製造するには、圧力を適度に高く制御(調節)するのが適し、例えば、0.5MPa程度が効率よく二酸化窒素を生成できる。
(ケーシング120の容積と放電時間の検討)
ケーシング120の容積、放電時間、製造ガス中の二酸化窒素/窒素酸化物について検討を行った。
図4は、ケーシング120の容積および放電時間の検討結果を説明する図であり、ケーシング120の容積、放電時間、放電雰囲気の圧力、二酸化窒素/窒素酸化物の関係を示す。
なお、スパークギャップ長(電極間の距離)を1mm、放電部130に印加する電圧を7kVとして実験を行った。また、ケーシング120の容積が5mL、70mL、450mLの場合、放電時間が10秒、60秒の場合、放電雰囲気の圧力が0.1MPa(大気圧)、0.2MPa、0.3MPa、0.5MPa、0.7MPaの場合における製造ガス中のNO/NO比を測定した。
その結果、図4(a)に示すように、放電時間を10秒とすると、放電雰囲気の圧力に拘わらず、ケーシング120の容積が5mLである場合(図4(a)中、黒色の丸で示す)には、450mLである場合(図4(a)中、白色の丸で示す)より、製造ガス中のNO/NO比が大きくなった。
一方、放電時間を60秒とすると、ケーシング120の容積が5mLである場合(図4(a)中、黒色の三角で示す)には、450mLである場合(図4(a)中、白色の三角で示す)より、製造ガス中のNO/NO比が大きくなるものの、放電雰囲気の圧力が高くなるにしたがって、NO/NO比の差が小さくなった。
また、図4(b)に示すように、ケーシングの容積を大きくするほど、NO/NO比は小さくなるものの、放電雰囲気の圧力を高くするにしたがって、NO/NO比が大きくなった。また、放電時間を長くするほど、NO/NO比が大きくなった。
以上の結果から、放電雰囲気の圧力が0.1MPa(大気圧雰囲気)程度である場合には、ケーシング120の容積が小さい方が、製造ガス中のNO/NO比を向上させることができる。したがって、ケーシング120の容積が相対的に小さい場合に、ケーシング120に原料ガスを供給する原料供給部としてコンプレッサ110を用いる必要がなくなる。つまり、ケーシング120の容積が相対的に小さい場合には、原料供給部としてブロワを利用することができる。これにより、二酸化窒素富化ガス製造装置100を小型化することが可能となる。
また、ケーシング120の容積が相対的に小さい場合、放電時間が相対的に短くても製造ガス中のNO/NO比を向上させることができる。このため、ケーシング120の容積が相対的に小さい場合には、連続的に二酸化窒素富化ガスを製造することが可能となる。また、後述する第1冷却手段410を備える構成では、原料ガスの冷却効率を向上させることができる。
これに対し、ケーシング120の容積が相対的に大きい場合には、1回の処理で大量の二酸化窒素富化ガスを製造することができる。このため、開閉弁114、流量調整弁124の開閉回数を低減することができる。したがって、開閉弁114、流量調整弁124の耐久性を向上させることが可能となる。
また、1回の処理で製造される二酸化窒素富化ガスの量を多くできるため、後述するタンク430を備える構成では、タンク430における滞留時間を長くすることが可能となる。したがって、製造ガス中の一酸化窒素が二酸化窒素に変換される効率を向上させることができる。
(変形例)
上記第1の実施形態では、二酸化窒素富化ガス製造装置100が、バッチ式で製造ガスを製造する構成を例に挙げて説明した。しかし、二酸化窒素富化ガス製造装置100を用いて連続的に製造ガスを製造することもできる。この場合、開閉弁114、流量調整弁124を開放したまま、コンプレッサ110を駆動するとともに、放電部130による放電を維持する。なお、連続的に製造ガスを製造する場合、開閉弁114の上流側(配管112におけるコンプレッサ110と開閉弁114との間)に減圧弁を備えるとしてもよい。
また、連続的に製造ガスを製造する場合、開閉弁114に代えて、配管112に流量調整弁を設け、ケーシング120内の圧力を調整してもよい。この場合、流量調整弁124の開度を、配管112に設けられた流量調整弁の開度より小さくすることで、ケーシング120内の圧力を高圧に維持するとよい。
(放電雰囲気の圧力の検討)
連続的に製造ガスを製造した場合の、製造ガス中の二酸化窒素の濃度が最も高くなる放電雰囲気の圧力について検討を行った。
図5は、放電雰囲気の圧力の検討結果を説明する図であり、図5(a)は、放電雰囲気の圧力と二酸化窒素の濃度との関係を示し、図5(b)は、放電雰囲気の圧力と窒素酸化物の濃度(ppm)との関係を示し、図5(c)は、放電雰囲気の圧力と二酸化窒素/窒素酸化物との関係を示す。
なお、ケーシング120の容積を10mL、スパークギャップ長を1mm、放電部130に印加する電圧を7kV、原料ガス(空気)の流量を1L/minとして実験を行った。また、放電雰囲気の圧力が0.1MPa、0.2MPa、0.4MPa、0.5MPa、0.7MPaの場合における製造ガス中の二酸化窒素の濃度、窒素酸化物の濃度を測定した。
その結果、図5(a)に示すように、放電雰囲気の圧力が、0.5MPaに到達するまでは、圧力が上昇するに従って、製造ガス中の二酸化窒素の濃度が上昇したが、0.7MPaでは二酸化窒素の濃度が低下した。また、図5(b)に示すように、放電雰囲気の圧力が0.5MPaに到達するまでは、圧力が上昇するに従って、製造ガス中の窒素酸化物の濃度が上昇したが、0.7MPaでは窒素酸化物の濃度は減少した。また、図5(c)に示すように、放電雰囲気の圧力が、0.5MPaに到達するまでは、圧力が上昇するに従って、製造ガス中のNO/NO比が上昇したが、0.7MPaではNO/NO比が低下した。
以上の結果から、製造ガス中のNO/NO比を高め、また、製造ガス中の二酸化窒素の濃度を高めるためには、例えば、0.5MPa程度の放電雰囲気が好ましい。また、流量を小さくすることで、より高濃度の二酸化窒素を含む製造ガスを生成できると推測される。
(第2の実施形態:二酸化窒素富化ガス製造装置200)
上記第1の実施形態では、1のケーシング120と、1の放電部130とを備えた二酸化窒素富化ガス製造装置100について説明した。しかし、ケーシング120の数と、放電部130の数に限定はない。
図6は、第2の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置200を説明する図である。二酸化窒素富化ガス製造装置200は、コンプレッサ110と、複数のケーシング120と、複数の放電部130と、制御部140とを含んで構成される。なお、コンプレッサ110とケーシング120の接続以外については、上記第1の実施形態で説明した二酸化窒素富化ガス製造装置100と実質的に等しいため、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置200は、複数の放電部130(ここでは3つ、図6中、130a、130b、130cで示す)が直列に配され、放電部130aはケーシング120a(120)によって囲繞され、放電部130bはケーシング120b(120)によって囲繞され、放電部130cはケーシング120c(120)によって囲繞される。
また、配管112は、コンプレッサ110とケーシング120aとを接続し、配管210は、ケーシング120aとケーシング120bとを接続し、配管220は、ケーシング120bとケーシング120cを接続する。そして、ケーシング120cに配管122が接続される。また、配管112には開閉弁114が設けられ、配管210には開閉弁212が設けられ、配管220には開閉弁222が設けられ、配管122には流量調整弁124が設けられる。
したがって、コンプレッサ110で昇圧された空気は、放電部130a(ケーシング120a)、放電部130b(ケーシング120b)、放電部130c(ケーシング120c)を順に通過することとなる。
これにより、連続的に製造ガスを製造した場合に、二酸化窒素富化ガス製造装置100と比較して、空気の流量が等しい場合、空気が放電される時間を延長することができ、高濃度の二酸化窒素が含まれる製造ガスを製造することが可能となる。
(実施例)
二酸化窒素富化ガス製造装置100と、二酸化窒素富化ガス製造装置200(ケーシング120、放電部130がそれぞれ2つ)とで製造ガスを製造し、製造ガス中の二酸化窒素の濃度、窒素酸化物の濃度を測定した。
図7は、実験結果を説明する図であり、図7(a)は、二酸化窒素/窒素酸化物を示し、図7(b)は、窒素酸化物の濃度(ppm)を示す。
図7(a)に示すように、放電雰囲気の圧力が0.1MPaの場合であっても、0.5MPaの場合であっても、二酸化窒素富化ガス製造装置100(図7中、黒色で示す)と比較して二酸化窒素富化ガス製造装置200(図7中、白色で示す)の方が製造ガス中のNO/NO比が大きくなった。また、図7(b)に示すように、放電雰囲気の圧力が0.1MPaの場合であっても、0.5MPaの場合であっても、二酸化窒素富化ガス製造装置100と比較して二酸化窒素富化ガス製造装置200の方が窒素酸化物の濃度が高くなった。
以上の結果から、連続的に製造ガスを製造する場合、二酸化窒素富化ガス製造装置100よりも二酸化窒素富化ガス製造装置200の方が、二酸化窒素含有率が高い製造ガスを製造できることが確認された。
(第3の実施形態:二酸化窒素富化ガス製造装置300)
上記第2の実施形態では、複数の放電部130(ケーシング120)が直列に配される構成を例に挙げて説明した。しかし、複数の放電部130が並列に配されてもよい。
図8は、第3の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置300を説明する図である。図8に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置300は、コンプレッサ110と、複数のケーシング120(ここでは、3つ、図8中、120a、120b、120cで示す)と、複数の放電部130(ここでは3つ、図8中、130a、130b、130cで示す)と、制御部140とを含んで構成される。なお、コンプレッサ110とケーシング120の接続関係以外については、上記第1の実施形態で説明した二酸化窒素富化ガス製造装置100と実質的に等しいため、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置300では、コンプレッサ110に3つの配管112a〜112cが接続され、配管112aにケーシング120aが接続され、配管112bにケーシング120bが接続され、配管112cにケーシング120cが接続される。また、放電部130aはケーシング120aによって囲繞され、放電部130bはケーシング120bによって囲繞され、放電部130cはケーシング120cによって囲繞される。
さらに、ケーシング120aには、配管122aが接続され、ケーシング120bには、配管122bが接続され、ケーシング120cには、配管122cが接続される。そして、配管112aには開閉弁114aが、配管112bには開閉弁114bが、配管112cには開閉弁114cが、それぞれ設けられ、配管122aには流量調整弁124aが、配管122bには流量調整弁124bが、配管122cには流量調整弁124cが、それぞれ設けられる。
かかる構成により、二酸化窒素富化ガス製造装置100と比較して、同濃度の二酸化窒素を含む製造ガスを多量(ここでは3倍)に製造することができる。
(第4の実施形態:二酸化窒素富化ガス製造装置400)
図9は、第4の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置400を説明する図である。図9に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置400は、コンプレッサ110と、ケーシング120と、放電部130と、制御部140と、第1冷却手段410と、タンク430とを含んで構成される。なお、第1冷却手段410、タンク430以外の構成については、上記第1の実施形態で説明した二酸化窒素富化ガス製造装置100と実質的に等しいため、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。
第1冷却手段410は、空冷機構(例えば、フィン)や水冷機構で構成され、配管112における開閉弁114の下流側に設けられ、配管112を通過する空気を冷却する。第1冷却手段410を備える構成により、放電雰囲気の空気の温度を低下させることができる。これにより、二酸化窒素の生成効率を向上させることが可能となる。
タンク430は、配管122における流量調整弁124の上流側に設けられ、ケーシング120から排出された製造ガスを一旦貯留する。これにより、製造ガス中の一酸化窒素を二酸化窒素に変換することができる。したがって、供給先に供給される製造ガス中の二酸化窒素の濃度を向上させることが可能となる。
また、配管122におけるタンク430の上流側には開閉弁420が設けられる。これにより、バッチ式で製造した製造ガスをタンク430に貯留することができる。
(第5の実施形態:二酸化窒素富化ガス製造装置500)
図10は、第5の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置500を説明する図である。図10に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置500は、コンプレッサ110と、ケーシング120と、放電部130と、制御部140と、循環手段510とを含んで構成される。なお、循環手段510以外の構成については、上記第1の実施形態で説明した二酸化窒素富化ガス製造装置100と実質的に等しいため、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。
循環手段510は、ケーシング120から排出された二酸化窒素富化ガスをケーシング120に再導入することで二酸化窒素富化ガスを循環させる。具体的に説明すると、循環手段510は、配管122におけるケーシング120と流量調整弁124との間と、配管112における開閉弁114とケーシング120との間とを接続する循環配管520と、循環配管520に設けられた開閉弁530と、循環配管520における開閉弁530の下流側に設けられたコンプレッサ540とを含んで構成される。
したがって、開閉弁530を開弁し、コンプレッサ540を駆動すると、ケーシング120を二酸化窒素富化ガスが循環することになる。これにより、ケーシング120内において製造される二酸化窒素富化ガス中に二酸化窒素の濃度を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、窒素と酸素を少なくとも含む原料ガスとして空気を例に挙げて説明した。しかし、空気よりも酸素の割合が多い混合ガス(酸素富化ガス)を原料ガスとしてもよい。これにより、製造ガス中の二酸化窒素の濃度を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態において、原料ガスをケーシング120に供給する原料供給部としてコンプレッサを例に挙げて説明した。しかし、原料供給部は、ケーシング120に原料ガスを供給できれば、構成に限定はない。例えば、原料供給部としてブロワを用いてもよい。また、原料供給部として、原料ガス(例えば、空気、酸素富化ガス等)を充填したボンベと、ボンベに接続された供給管と、供給管に設けられたバルブとを用いてもよい。つまり、ボンベから原料ガスを減圧してケーシング120に供給してもよい。
また、上記実施形態において、放電部130がケーシング120で囲繞される構成を例に挙げて説明した。しかし、放電部130は、高圧に維持された原料ガス中で放電させることができればよく、例えば、コンプレッサ110の出口に接続された配管内に放電部130が設けられてもよい。
また、上記実施形態において、1の放電部130が1のケーシング120に囲繞される構成を例に挙げて説明した。しかし、複数の放電部130が1のケーシング120に囲繞されてもよい。
また、上記実施形態において、放電部130として、スパークプラグを例に挙げて説明した。しかし、放電部130は、空気中で放電させることができれば、構成に限定はない。例えば、コロナ放電させる装置、アーク放電させる装置、交流電圧を使用した無電極放電(高周波放電)を行わせる装置等であってもよい。
また、放電部130がケーシング120で囲繞されない構成(大気中で放電させる構成)で製造された製造ガス(二酸化窒素富化ガス)における、窒素酸化物中の二酸化窒素の割合は、1割程度となる。
また、上記第4の実施形態において、ケーシング120、第1冷却手段410をそれぞれ1つずつ備えた二酸化窒素富化ガス製造装置400を例に挙げて説明した。しかし、上記第2の実施形態のように、ケーシング120を複数備える場合、ケーシング120の手前に第1冷却手段410を備えるとよい。例えば、配管112、210、220に第1冷却手段410を設けるとよい。
また、上記第4の実施形態において、放電部130に供給される前の空気を冷却する第1冷却手段410について説明した。しかし、ケーシング120から排出された(放電部130によって放電された後の)製造ガスを冷却する第2冷却手段を備えてもよい。これにより、製造ガス中の二酸化窒素の濃度を向上させることができる。
また、上記第5の実施形態において、循環手段510は配管122の二酸化窒素富化ガスをケーシング120に再導入する構成を例に挙げて説明した。しかし、タンク430を備える場合、タンク430に貯留された二酸化窒素富化ガスをケーシング120に再導入してもよい。
なお、本明細書の二酸化窒素富化ガス製造方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、二酸化窒素ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造装置および二酸化窒素富化ガス製造方法に利用することができる。
100、200、300、400、500 二酸化窒素富化ガス製造装置
110 コンプレッサ(原料供給部)
120 ケーシング
130 放電部
140 制御部
410 第1冷却手段
510 循環手段

Claims (7)

  1. 窒素および酸素を少なくとも含む原料ガスから、該原料ガスよりも二酸化窒素の濃度が高い二酸化窒素富化ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造装置であって、
    前記原料ガスを収容するケーシングと、
    前記ケーシング内に配され、前記原料ガス中で放電させる1または複数のスパークプラグと、
    前記原料ガスを昇圧して前記ケーシングに供給し、該ケーシング内の該原料ガスの圧力を、0.2MPa以上0.5MPa以下の所定の圧力にする原料供給部と、
    を備えたことを特徴とする二酸化窒素富化ガス製造装置。
  2. 前記二酸化窒素富化ガスにおける、窒素酸化物中の二酸化窒素の割合は、1割以上である請求項1に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
  3. 前記原料供給部によって昇圧された前記原料ガスを冷却する第1冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
  4. 前記ケーシングから排出された二酸化窒素富化ガスを冷却する第2冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
  5. 前記ケーシングから排出された二酸化窒素富化ガスを該ケーシングに再導入する循環手段を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
  6. 前記スパークプラグによって放電された後の前記二酸化窒素富化ガス中の二酸化窒素の濃度が所定の目標濃度となるように、前記ケーシング内の前記原料ガスの圧力、および、前記スパークプラグによる放電時間のいずれか一方または両方を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
  7. 窒素および酸素を少なくとも含む原料ガスから、該原料ガスよりも二酸化窒素の濃度が高い二酸化窒素富化ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造方法であって、
    ケーシングに収容された、0.2MPa以上0.5MPa以下の所定の圧力の前記原料ガス中で、スパークプラグを用いて放電させる工程を含むことを特徴とする二酸化窒素富化ガス製造方法。
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