JP6846235B2 - 二酸化窒素富化ガス製造装置および二酸化窒素富化ガス製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置100を説明する図である。なお、図1中、ガスの流れを実線の矢印で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。図1に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置100は、コンプレッサ(原料供給部)110と、ケーシング120と、放電部130と、制御部140とを含んで構成される。
続いて、二酸化窒素富化ガス製造装置100を用いた二酸化窒素富化ガス製造方法について説明する。図2は、二酸化窒素富化ガス製造方法の流れを説明するフローチャートである。
制御部140は、配管112に設けられた開閉弁114を開弁するとともに、配管122に設けられた流量調整弁124の開度をゼロとし、流量調整弁124を閉状態とする。
制御部140は、コンプレッサ110の運転を開始して、所定の駆動時間が経過したらコンプレッサ110を停止して、開閉弁114を閉弁する。なお、所定の駆動時間は、上記濃度マップを参照して決定されるコンプレッサ110の駆動時間である。これにより、ケーシング120内が高圧の空気で満たされることとなる。
制御部140は、放電部130への電力供給を開始して、所定の放電時間が経過したら放電部130への電力の供給を停止する。なお、所定の放電時間は、上記濃度マップを参照して決定される放電部130の放電時間である。これにより、放電部130は、高圧の空気中で放電させることとなる。
制御部140は、流量調整弁124の開度を調整する。そうすると、ケーシング120内で製造された製造ガスが、ケーシング120から排出され、所定の流量で、配管122を通じて供給先に供給されることとなる。
製造ガス中の二酸化窒素の濃度が最も高くなる放電雰囲気の圧力(ケーシング120内の圧力)および放電時間について検討を行った。
ケーシング120の容積、放電時間、製造ガス中の二酸化窒素/窒素酸化物について検討を行った。
上記第1の実施形態では、二酸化窒素富化ガス製造装置100が、バッチ式で製造ガスを製造する構成を例に挙げて説明した。しかし、二酸化窒素富化ガス製造装置100を用いて連続的に製造ガスを製造することもできる。この場合、開閉弁114、流量調整弁124を開放したまま、コンプレッサ110を駆動するとともに、放電部130による放電を維持する。なお、連続的に製造ガスを製造する場合、開閉弁114の上流側(配管112におけるコンプレッサ110と開閉弁114との間)に減圧弁を備えるとしてもよい。
連続的に製造ガスを製造した場合の、製造ガス中の二酸化窒素の濃度が最も高くなる放電雰囲気の圧力について検討を行った。
上記第1の実施形態では、1のケーシング120と、1の放電部130とを備えた二酸化窒素富化ガス製造装置100について説明した。しかし、ケーシング120の数と、放電部130の数に限定はない。
二酸化窒素富化ガス製造装置100と、二酸化窒素富化ガス製造装置200(ケーシング120、放電部130がそれぞれ2つ)とで製造ガスを製造し、製造ガス中の二酸化窒素の濃度、窒素酸化物の濃度を測定した。
上記第2の実施形態では、複数の放電部130(ケーシング120)が直列に配される構成を例に挙げて説明した。しかし、複数の放電部130が並列に配されてもよい。
図9は、第4の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置400を説明する図である。図9に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置400は、コンプレッサ110と、ケーシング120と、放電部130と、制御部140と、第1冷却手段410と、タンク430とを含んで構成される。なお、第1冷却手段410、タンク430以外の構成については、上記第1の実施形態で説明した二酸化窒素富化ガス製造装置100と実質的に等しいため、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、第5の実施形態にかかる二酸化窒素富化ガス製造装置500を説明する図である。図10に示すように、二酸化窒素富化ガス製造装置500は、コンプレッサ110と、ケーシング120と、放電部130と、制御部140と、循環手段510とを含んで構成される。なお、循環手段510以外の構成については、上記第1の実施形態で説明した二酸化窒素富化ガス製造装置100と実質的に等しいため、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。
110 コンプレッサ(原料供給部)
120 ケーシング
130 放電部
140 制御部
410 第1冷却手段
510 循環手段
Claims (7)
- 窒素および酸素を少なくとも含む原料ガスから、該原料ガスよりも二酸化窒素の濃度が高い二酸化窒素富化ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造装置であって、
前記原料ガスを収容するケーシングと、
前記ケーシング内に配され、前記原料ガス中で放電させる1または複数のスパークプラグと、
前記原料ガスを昇圧して前記ケーシングに供給し、該ケーシング内の該原料ガスの圧力を、0.2MPa以上0.5MPa以下の所定の圧力にする原料供給部と、
を備えたことを特徴とする二酸化窒素富化ガス製造装置。 - 前記二酸化窒素富化ガスにおける、窒素酸化物中の二酸化窒素の割合は、1割以上である請求項1に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
- 前記原料供給部によって昇圧された前記原料ガスを冷却する第1冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
- 前記ケーシングから排出された二酸化窒素富化ガスを冷却する第2冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
- 前記ケーシングから排出された二酸化窒素富化ガスを該ケーシングに再導入する循環手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
- 前記スパークプラグによって放電された後の前記二酸化窒素富化ガス中の二酸化窒素の濃度が所定の目標濃度となるように、前記ケーシング内の前記原料ガスの圧力、および、前記スパークプラグによる放電時間のいずれか一方または両方を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の二酸化窒素富化ガス製造装置。
- 窒素および酸素を少なくとも含む原料ガスから、該原料ガスよりも二酸化窒素の濃度が高い二酸化窒素富化ガスを製造する二酸化窒素富化ガス製造方法であって、
ケーシングに収容された、0.2MPa以上0.5MPa以下の所定の圧力の前記原料ガス中で、スパークプラグを用いて放電させる工程を含むことを特徴とする二酸化窒素富化ガス製造方法。
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