JP6846125B2 - 画像形成装置及び印字歪み補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を読み取る画像読取部と、転写ベルト上のパターン画像を検出するレジストセンサとを備え、レジストセンサが転写ベルトの移動方向と直交する方向の一方と他方に設けられている画像形成装置及びその画像形成装置の印字歪み補正方法に関する。
従来から、2つのレジストセンサを用いて印字歪みを補正する画像形成装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、所定速度で駆動される像形成媒体に対して、異なる色の複数の像を、各色の像の位置を合わせてそれぞれ形成する複数の像形成手段と、所定の配置方向に配置される、前記像形成媒体に形成された像を検知する2のセンサ(以下、レジストセンサという。)と、前記駆動の方向に直交する方向に対する前記配置方向の傾き量を算出する傾き量算出手段と、前記像形成手段により、前記像形成媒体の前記2つのレジストセンサにそれぞれ対応する位置に、前記駆動方向に1または複数の補正パターン像がそれぞれ整列する2つの補正パターン列を、前記傾き量だけ前記駆動方向に対する位置の差を持たせて形成する補正パターン形成手段と、前記2つのセンサによる前記2つの補正パターン列の検知結果と、前記傾き量とに基づき、前記像形成媒体に対して形成された前記各色の像の位置ずれを、該傾き量による傾きを戻して補正する位置ずれ補正手段と、を有する画像形成装置が開示されている。
特開2013−195691号公報
すなわち、特許文献1では、2つのレジストセンサの位置ずれを把握するために転写ベルト(像形成媒体)に印字された2つの補正パターン列のレジストセンサまでの到達時間を求めている。
しかし、特許文献1記載の画像形成装置は、あくまでも用紙搬送方向に直交する方向の両外側で、用紙搬送方向に印字ずれが無いことを前提としており、印字ずれが発生している場合には、レジストセンサの転写ベルトの移動方向である副走査方向の配置ずれを把握することはできない。
すなわち、2つのレジストセンサによる2つの補正パターン列の読取タイミングの差によって印字歪みの測定は可能であるが、2つのレジストセンサの副走査方向の配置位置にずれが生じていた場合には、実際に記録用紙に印刷したときの印字結果との間にずれが生じるため、精度の高い印字歪み補正を行うことができないといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、印字歪み補正において、印字出力されたパターン画像を画像読取部でスキャンして印字歪み量を検出し、レジストセンサで検知できる歪み量にこの印字歪み量をフィードバックすることで、レジストセンサの副走査方向の配置位置にずれがあった場合でも、精度の高い印字歪み調整を行うことのできる画像形成装置及び印字歪み補正方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、画像を読み取る画像読取部と、転写ベルト上の第1パターン画像を検出するレジストセンサとを備え、前記レジストセンサが、前記転写ベルトの移動方向と直交する方向の一方と他方とに設けられている画像形成装置であって、前記レジストセンサによって読み取られた前記第1パターン画像の読取結果からベルト上歪み量を算出し、印字出力されたパターン画像が前記画像読取部によって読み取られた第2パターン画像の読取結果から印字歪み量を算出する算出部と、前記ベルト上歪み量と前記印字歪み量との差分から歪み補正量を算出する歪み補正量の算出処理を実施する補正量算出部とを備えたことを特徴としている。
この構成によれば、印字歪み補正において、自動ボイド調整用の第2パターン画像を画像読取部で読み取って実際の印字歪み量を検出し、レジストセンサで検知できる歪み量にこの印字歪み量をフィードバックすることで、レジストセンサの副走査方向の配置位置にずれがあっても印字歪みを精度良く調整することができる。
また、本発明の画像形成装置では、前記算出部は、前記転写ベルトの移動方向での歪み量と、前記転写ベルトの移動方向と直交する方向での歪み量との差分から前記印字歪み量を算出する構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置は、前記転写ベルト上のパターン画像を用紙に転写させる2次転写装置を備える構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記補正量算出部により算出された補正量を表示する表示部を備えた構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記補正量算出部により算出された補正量を記憶する記憶部を備えた構成としてもよい。
また、本発明の画像形成装置によれば、前記補正量は、光走査装置の光学部材の副走査方向の位置を補正する値である。
また、本発明の印字歪み補正方法は、画像読取部と、転写ベルト上の第1パターン画像を検出するレジストセンサとを備え、前記レジストセンサが、前記転写ベルトの移動方向と直交する方向の一方と他方とに設けられている画像形成装置の印字歪み補正方法であって、印字出力されたパターン画像を前記画像読取部によって読み取る工程と、前記レジストセンサによって前記第1パターン画像を読み取る工程と、前記レジストセンサによって読み取られた前記第1パターン画像の読取結果からベルト上歪み量を算出し、前記画像読取部によって読み取られた第2パターン画像の読取結果から印字歪み量を算出する工程と、前記ベルト上歪み量と前記印字歪み量との差分から、補正量算出部が歪み補正量を算出する歪み補正量の算出処理を実施する工程とを含むこと特徴としている。
また、本発明の印字歪み補正方法は、前記ベルト上歪み量と前記歪み補正量との差分から、補正量算出部により補正量を算出する工程を含む構成としてもよい。
また、本発明の印字歪み補正方法は、前記補正量算出部が算出した補正量を表示部に表示する工程を含む構成としてもよい。
また、本発明の印字歪み補正方法によれば、前記補正量算出部により算出された補正量を記憶部に記憶する工程を含む構成としてもよい。
また、本発明の印字歪み補正方法によれば、前記補正量に基づいて、光走査装置の光学部材の副走査方向の位置を補正する工程を含む構成としてもよい。
また、本発明の印字歪み補正方法によれば、2回目以降の印字歪み補正では、前記レジストセンサによって検出された前記第1パターン画像の検出結果と、前記記憶部に記憶されている前記補正量とに基づいて印字歪み補正を行う構成としてもよい。
本発明の画像形成装置及び印字歪み補正方法によれば、印字歪み補正において、第2パターン画像をスキャンして実際の印字歪み量を検出し、レジストセンサで検知できる歪み量にこの印字歪み量をフィードバックすることで、レジストセンサの副走査方向の配置位置にずれがあっても印字歪みを精度良く調整することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略断面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 中間転写ベルトの両端部に転写された一対のパターン画像(第1パターン画像)を模式的に示す説明図である。 メモリに予め登録されている第2パターン画像を模式的に示す説明図である。 メモリに登録された第2パターン画像が一旦印字出力され、原稿読取部によって読み取られたときの第2パターン画像の一例を模式的に示す説明図である。 実施形態1に係る印字歪み補正量の算出処理及び歪み調整処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る印字歪み補正量の算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る歪み調整処理の処理手順を示すフローチャートである。 光走査装置の筐体内部を上面から見て概略的に示す図である。 光走査装置の筐体内部を側面から見て概略的に示す図であ。 上蓋を外した状態での光走査装置の要部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略断面図である。
この画像形成装置1は、原稿読取部(画像読取部)41、装置本体51及び入力操作部52(図2参照)を備え、装置本体51には、画像形成部53と用紙搬送部54とが設けられている。画像形成部53は、原稿読取部41から出力された画像データまたは外部から受信した画像データに基づいて記録用紙に画像を形成(印刷)する。
原稿読取部41は、装置本体51の上部に設けられ、原稿等のシート(以下、原稿という)を載置する透明ガラスからなる原稿載置台43と、原稿載置台43の下部に設けられ、原稿の画像を読み取る光学ユニット44と、原稿載置台43の上に設けられた原稿読取装置45とを備えている。光学ユニット44は、原稿載置台43上に載置された原稿の画像を読み取るか、または、原稿読取装置45により搬送される原稿の画像を読み取るカラースキャナとされている。原稿読取装置45は、原稿載置台43の上に自動で原稿を搬送するものである。また、原稿読取装置45は、装置本体51に対して前側開きで回動自在に取り付けられており、原稿載置台43の上を開放することにより原稿を手置きで載置できるようになっている。なお、本実施の形態において、装置本体51の前側は、正面側(ユーザにより操作される操作側)とされている。
原稿読取部41は、自動的に原稿載置台43上に搬送される原稿、または、原稿載置台43上に載置された原稿の画像を読み取る。原稿読取部41で読み取った原稿の画像全体は、画像データとして画像形成部53へと送られ、画像形成部53において画像データに基づき形成された画像が記録用紙に記録される。
この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、または単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、画像形成部53は、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、及び帯電器15は、各色に応じた4種類のトナー像を形成するためにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられて、4つの画像形成ユニットPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各画像形成ユニットPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去及び回収した後、帯電器15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13表面を露光して、その表面に静電潜像を形成し、現像装置12により感光体ドラム13表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
中間転写ベルト21を矢印方向Cに周回移動させつつ、ベルトクリーニング装置25により中間転写ベルト21の残留トナーを除去及び回収した後、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像を中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせ、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像を形成する。
中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間にはニップ域が形成されており、用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た記録用紙をそのニップ域(転写ニップ部)に挟み込んで搬送しつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を記録用紙上に転写する。そして、定着装置17の加熱ローラ31と加圧ローラ32間に記録用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、記録用紙上のカラーのトナー像を定着させる。
一方、記録用紙は、ピックアップローラ33により給紙トレイ18から引出されて、用紙搬送系54を構成するS字状の用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。この用紙搬送経路R1には、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26a間の転写ニップ部でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて記録用紙の搬送を開始する一組のレジストローラ34、記録用紙の搬送を促す複数組の搬送ローラ35、一組の排紙ローラ36等が配置されている。
また、記録用紙の表面だけではなく、裏面の印字を行う場合は、記録用紙を各排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、記録用紙の表裏を反転させ、記録用紙を各レジストローラ34へと再度導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
また、2つのレジストセンサ72F,72Rは、ブラック(K)の画像形成ユニットPaの感光体ドラム13から転写ニップ部までの間に配置され、中間転写ベルト21上のレジスト調整パターンを検出する検出部である。レジストセンサ72F,72Rは、中間転写ベルト21の移動方向(以下、副走査方向という。)と直交する方向(以下、主走査方向という。)の一方(装置本体51の前側)と他方(装置本体51の後側)の2箇所に整列して設けられている。
図2は、画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
図2において、主制御部71は、CPU、RAM、ROM、各種のインターフェース等を備えており、原稿読取部41、画像形成部53、用紙搬送部54、入力操作部52及びメモリ75を統合的に制御する。
入力操作部52は、例えば複数の入力キーやタッチパネルを備えた液晶表示装置からなる。メモリ(記憶部)75は、例えばハードディスク装置(HDD)であって、種々のデータやプログラムを記憶する。
2つのレジストセンサ72F,72Rは、中間転写ベルト21上に形成されたレジスト調整パターンの他、後述する印字歪みを補正するためのパターン画像(第1パターン画像)を検出し、その検出結果を主制御部71に入力する。
このような構成において、主制御部71は、例えば工場出荷前の画像形成装置1の検査時に、レジスト調整に先立って、印字歪み補正量を算出し、印字歪み調整を実施する。すなわち、主制御部71は、請求項に記載の算出部及び補正量算出部に相当している。
<実施形態1に係る印字歪み補正量の算出処理及び歪み調整処理の説明>
図3は、中間転写ベルト21の両端部に転写された一対のパターン画像(第1パターン画像)G1,G2を模式的に示している。この第1パターン画像G1,G2は、ブラック(K)の画像形成ユニットPaによって転写されている。また、図4は、メモリ75に予め登録されている第2パターン画像を模式的に示す図、図5は、メモリに登録された第2パターン画像が記録用紙に一旦印字出力され、原稿読取部41によって読み取られたときの第2パターン画像を模式的に示す図である。また、図6は、実施形態1に係る印字歪み補正量の算出処理及び歪み調整処理の処理手順を示すフローチャートである。
各レジストセンサ72F,72Rは、中間転写ベルト21の周回移動に伴い、副走査方向(ベルト移動方向)Xに搬送される各第1パターン画像G1,G2をそれぞれ検出し、それぞれの検出結果を主制御部71に出力する(ステップS1)。
主制御部71は、各第1パターン画像G1,G2の検出タイミングと中間転写ベルト21の周回移動速度とに基づき、各第1パターン画像G1,G2の副走査方向Xの転写位置を求め、各パターン画像G1,G2の副走査方向Xの歪み量(ずれ量)α1を算出する(ステップS2)。
ここで、前側(F)の第1パターン画像G2を基準とし、後側(R)の第1パターン画像G1が印字先行していた場合を+とする。また、F−R方向(主走査方向)YのF−R基準長さL(例えば210mm=レジストセンサ72F,72Rの配置間隔)に対して、後側(R)の第1パターン画像G1が先行している量を歪み量とする。
具体的に説明すると、主制御部71は、各第1パターン画像G1,G2の到達検知時間の差分より距離(副走査方向のずれ量)を算出し、それを歪み量α1として、メモリ75の所定の領域に記憶する。この歪み量α1が、レジストセンサ72F,72Rによって検知される歪み量である。
次に、主制御部71は、予めメモリ75に登録されている第2パターン画像を記録用紙上に印字出力する(ステップS3)。
ここで、図4に示すように、メモリ75に登録されている第2パターン画像は、方形状の用紙枠の各辺に同一形状の第2パターン画像が3個ずつ、計12個配置されている。
このうち、用紙搬送方向(中間転写ベルト21の移動方向と同じ方向)に直交する2辺のそれぞれに配置された3つの第2パターン画像G11,G12,G13については、両外側の第2パターン画像G11,G13の配置間隔がレジストセンサ72F,72Rの配置間隔と同じF−R基準長さLとなるように設定されている。また、用紙搬送方向に沿った2辺にそれぞれ配置された3つの第2パターン画像G21,G22,G23については、両外側の第2パターン画像G21,G23の配置間隔L1は特に限定されないが、第2パターン画像G11,G13の配置間隔と同じF−R基準長さLとなるように設定しておくのが好ましい。
また、メモリ75に登録されている第2パターン画像については、少なくとも第2パターン画像G11,G12,G13の用紙搬送方向(以下、X方向ともいう。)の幅W1が全て同じ幅となるように設定されており、第2パターン画像G21,G22,G23の用紙搬送方向に直交する方向(以下、Y方向ともいう。)の幅W2が全て同じ幅となるように設定されている。
次に、主制御部71は、印字出力した記録用紙を原稿読取部41で読み取り、その読み取った第2パターン画像から、実際の印字歪み量を算出する(ステップS4)。
ここで、図4に示す第2パターン画像をブラック(K)の画像形成ユニットPaで中間転写ベルト21上に転写して印字出力し、この印字出力した第2パターン画像を原稿読取部41で読み取ったときの状態が図5に示す状態であったとすると、主制御部71は、この図5に示す第2パターン画像から印字歪み量を算出する。
具体的に説明すると、主制御部71は、Y方向に整列して配置された3つの第2パターン画像G11,G12,G13のうち、F−R基準長さLに対応する両外側の2つの第2パターン画像G11,G13のX方向の幅の差分をX方向の歪み量βxとして下式により算出する。
X方向歪み量βx=G13の幅W12−G11の幅W11
次に、主制御部71は、X方向に整列して配置された3つの第2パターン画像G21,G22,G23のうち、F−R基準長さLに対応する両外側の2つの第2パターン画像G21,G23のY方向の幅の差分をY方向の歪み量(斜め搬送によるずれ量)βyとして下式により算出する。
Y方向歪み量βy=G23の幅W22−G21の幅W21
次に、主制御部71は、X方向歪み量βxからY方向歪み量βyを引いて、印字歪み量β1(=βx−βy)を算出する。
すなわち、第2パターン画像の幅を、X方向の2箇所とY方向の2箇所の計4箇所検知して印字歪み量を算出することにより、光学ユニット44の歪みや、搬送される用紙の歪み量(斜め搬送によるずれ量)を除外した、印字の歪み量を測定することができる。
次に、主制御部71は、印字の歪み量β1が、予め設定された許容範囲内(例えば、0.5mm以下)であるか否かを判断する(ステップS5)。その結果、β1が許容範囲外である場合(ステップS5でYesと判断した場合)には、その印字の歪み量β1に対応する補正量(歪み調整値)を入力操作部52の表示パネル(表示部)上に表示する(ステップS6)。
ここで、印字歪調整が手動調整である場合には、作業者が表示パネルに表示された補正量(歪み調整値)に従って光走査装置11の調整ネジ(図11に示すノブ126)を回転させて調整を行う。一方、印字歪み調整が自動調整である場合には、主制御部71は、表示パネルに表示された補正量(歪み調整値)に従って光走査装置11の調整ネジを駆動する駆動部(駆動モータ)を駆動して、調整を行う(ステップS7)。具体的には、光走査装置11の第2fθレンズ109(後述する図11参照)の傾きを調整する。このように、光学調整に駆動部(駆動モータ)が搭載されている場合には、実印字中に調整を完了させることができる。なお、この調整処理を実施するための調整機構については、後程一列を挙げて説明する。
この後、再びステップS1に戻って、レジストセンサ72F,72Rによる第1パターン画像G1,G2を検出し、ステップS2において各パターン画像G1,G2の副走査方向Xの歪み量(ずれ量)を算出し、ステップS3において第2パターン画像を記録用紙上に印字出力し、ステップS4において印字出力した記録用紙を原稿読取部41で読み取り、その読み取った第2パターン画像から、実際の印字歪み量を算出する。そして、ステップS5において、印字の歪み量β1が予め設定された許容範囲内(例えば、0.5mm以下)であるか否かを判断する。
主制御部71は、上記ステップS1〜ステップS4の処理を、ステップS5において印字の歪み量β1が予め設定された許容範囲内(例えば、0.5mm以下)であると判断されるまで実施する。
そして、ステップS5において印字の歪み量β1が予め設定された許容範囲内(例えば、0.5mm以下)であると判断(すなわち、ステップS5でNoと判断)されると、主制御部71は、その時点で得られているレジストセンサ72F,72Rによって検知された歪み量α1から、原稿読取部41によって読み取られた第2画像パターンから算出した印字歪み量β1を引いて歪み補正量γ(=α1−β1)を算出し(ステップS8)、この算出した歪み補正量γをメモリ75の所定の領域に記憶(登録)する(ステップS9)。
すなわち、実施形態1によれば、歪み補正量γを算出することで、印刷自体の歪み(ずれ量)とレジストセンサ72F,72Rの副走査方向の取り付け位置のずれとの相関を算出したことになる。
以上により、工場出荷時、すなわち初回の印字歪み調整を完了する。
なお、実施形態1では、初回調整時にステップS1〜ステップS7の処理を繰り返し、印字の歪み量β1が予め設定された許容範囲内(例えば、0.5mm以下)であると判断した時点で、そのときに得られている歪み量α1から印字歪み量β1を引いた値を歪み補正量γとしてメモリ75に登録している。すなわち、実施形態1では、印字歪み調整が完了した時点で得られる歪み補正量γを登録している。この場合、印字出力された第2パターン画像はほぼ直角度が出ており、印字の歪み量β1は0.5mm以下の値となっている。従って、メモリ75に登録される歪み補正量γは、その時点で調整を終わっているレジストセンサ72F,72Rによって検知された歪み量α1に極めて近い値となる。
<実施形態2に係る印字歪み補正量の算出処理及び歪み調整処理の説明>
図7は、実施形態2に係る印字歪み補正量の算出処理の処理手順を示すフローチャート、図8は、実施形態2に係る歪み調整処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、実施形態2においても、図3乃至図5に示すパターン画像は共通使用するものとする。
各レジストセンサ72F,72Rは、中間転写ベルト21の周回移動に伴い、副走査方向(ベルト移動方向)Xに搬送される各第1パターン画像G1,G2をそれぞれ検出し、それぞれの検出結果を主制御部71に出力する(ステップS11)。
主制御部71は、各第1パターン画像G1,G2の検出タイミングと中間転写ベルト21の周回移動速度とに基づき、各第1パターン画像G1,G2の副走査方向Xの転写位置を求め、各パターン画像G1,G2の副走査方向Xの歪み量(ずれ量)α1を算出する(ステップS12)。ステップS12の処理は、図6のステップS2の処理と同じである。
次に、主制御部71は、予めメモリ75に登録されている第2パターン画像を記録用紙上に印字出力する(ステップS13)。
次に、主制御部71は、印字出力した記録用紙を原稿読取部41で読み取り、その読み取った第2パターン画像から、実際の印字歪み量β1(=βx−βy)を算出する(ステップS14)。ステップS14の処理は、図6のステップS4の処理と同じである。
次に、主制御部71は、レジストセンサ72F,72Rによって検知された歪み量α1から、原稿読取部41によって読み取られた第2画像パターンから算出した印字歪み量β1を引いて歪み補正量γ(=α1−β1)を算出し(ステップS15)、この算出した歪み補正量γをメモリ75の所定の領域に記憶(登録)する(ステップS16)。
以上により、印字歪み補正量の算出処理を終了し、引き続いて印字の歪み調整処理を実施する。
すなわち、各レジストセンサ72F,72Rは、中間転写ベルト21の周回移動に伴い、副走査方向(ベルト移動方向)Xに搬送される各第1パターン画像G1,G2をそれぞれ検出し、それぞれの検出結果を主制御部71に出力する(ステップS21)。
主制御部71は、各第1パターン画像G1,G2の検出タイミングと中間転写ベルト21の周回移動速度とに基づき、各第1パターン画像G1,G2の副走査方向Xの転写位置を求め、各パターン画像G1,G2の副走査方向Xの歪み量(ずれ量)α1を算出する(ステップS22)。
次に、主制御部71は、算出した各パターン画像G1,G2の副走査方向の歪み量(ずれ量)α1から、メモリ75に記憶(登録)しておいた歪み補正量γを引いて、補正後の歪み量を算出する(ステップS23)。
次に、主制御部71は、算出した補正後の歪み量に基づいて、歪み調整が必要であるか否かを判断する(ステップS24)。具体的には、補正後の歪み量が零、もしくは予め設定された一定量以内の場合(ステップS24でNoと判断された場合)には、歪み調整不要と判断し、歪み調整処理を完了する。
一方、補正後の歪み量が零、もしくは予め設定された一定量を超えている場合(ステップS24でYesと判断された場合)には、その算出した補正後の歪み量に対応する補正量(歪み調整値)を入力操作部52の表示パネル上に表示する(ステップS25)。
ここで、印字歪調整が手動調整である場合には、作業者が表示パネルに表示された補正量(歪み調整値)に従って光走査装置11の調整ネジを回転させて調整を行う。一方、印字歪み調整が自動調整である場合には、主制御部71は、表示パネルに表示された補正量(歪み調整値)に従って光走査装置11の調整ネジを駆動する駆動部(駆動モータ)を駆動して、調整を行う(ステップS26)。具体的には、後述する光走査装置11の第2fθレンズ109(図11参照)の傾きを調整する。なお、このときの調整処理については、後程、調整機構の一例を挙げて簡単に説明する。
この後、再びステップS21に戻って、レジストセンサ72F,72Rによる第1パターン画像G1,G2を検出し、ステップS22において各パターン画像G1,G2の副走査方向の歪み量(ずれ量)α1を算出し、ステップS23において歪み量(ずれ量)α1から歪み補正量γを引いて、補正後の歪み量を算出する。そして、ステップS24において、補正後の歪み量が零、もしくは予め設定された一定量以内であるか否かを判断する。主制御部71は、このようなステップS21〜ステップS26の処理を、ステップS24において補正後の歪み量が零、もしくは予め設定された一定量以内であると判断されるまで繰り返し実施すると、歪み調整処理を完了する。
すなわち、実施形態2によれば、歪み補正量γを算出することで、印刷自体の歪み(ずれ量)とレジストセンサ72F,72Rの副走査方向Xの取り付け位置のずれとの相関を算出したことになる。
以上により、工場出荷時、すなわち初回の印字歪み調整を完了する。
なお、上記実施形態1,2では、工場出荷時(すなわち、初回)の印字歪み補正量の算出処理及び歪み調整処理について説明しているが、出荷後の2回目以降の歪み調整処理は、上記実施形態2の図8を用いて説明した調整処理手順と同じであるので、ここでは詳細な説明を省略する。
すなわち、2回目以降の歪み調整では、初回の処理では必要であった第2パターン画像の印字出力や原稿読取部41による読み取りといった処理が不要となり、レジストセンサ72F,72Rにより検知される歪み量α1とメモリ75に登録されている歪み補正量γとを用いることで、印字の歪み調整を行うことができる。すなわち、印刷画像の直角度を出だすことができる。
なお、この後に行われるレジスト調整では、ブラック(K)については調整不要となるが、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応した第2fθレンズ109の傾き調整については、従来通り、表示パネル上に表示される調整値に従って調整すればよい。
<印字歪み補正量の算出処理の他の実施形態>
実施形態1で説明した印字歪み補正量の算出処理では、用紙搬送方向(X方向)に沿った辺に配置された3つの第2パターン画像G21,G22,G23については、両外側の第2パターン画像G21,G23の配置間隔を、第2パターン画像G11,G13の配置間隔と同じF−R基準長さL(=210mm)としているが、両外側の第2パターン画像G21,G23の配置間隔は、必ずしもF−R基準長さL(=210mm)である必要はない。例えば、400mm等に設定されている場合もある。
この場合には、Y方向歪み量βy(=G23の幅W22−G21の幅W21)の値を、F−R基準長さLである210mmに換算する必要がある。
すなわち、換算後のY方向歪み量をβy1とすると、
βy1=βy×210/400
となる。
次に、主制御部71は、X方向歪み量βxからY方向歪み量βy1を引いて、印字歪み量β2(=βx−βy1)を算出する。
従って、実施形態1,2では、β1に代えてこのβ2を用いて、図6及び図7に示す各ステップの処理を実施すればよい。そして、各ステップの終了後、主制御部71は、レジストセンサ72F,72Rによって検知された歪み量α1から、原稿読取部41によって読み取られた第2画像パターンから算出した印字歪み量β2を引いた値を歪み補正量γ(=α1−β2)としてメモリ75の所定の領域に記憶(登録)すればよい。
なお、実施形態1,2によれば、第1パターン画像(レジストパターン)の歪み量α1と、印字出力された記録用紙上の歪み量β1またはβ2とを連続して(すなわち、ほぼ同時期に)検出することで得ている。特に、歪み量β1またはβ2については、実施形態2のように光学調整前でも検出可能であるが、実施形態1のように光学調整の終了後、つまりβ1またはβ2が極小となった時点で歪み補正量γを算出することが好ましい。
<調整機構の説明>
次に、光走査装置11の構成を、図9乃至図11を用いて説明する。図9及び図10は、図1の光走査装置11の筐体内部を上面及び側面から見て概略的に示す図であり、図10には感光体ドラム13も示されている。図11は、上蓋を外した状態での光走査装置11の要部を示す斜視図である。
光走査装置11は、4つの半導体レーザ101から出射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学素子により矢印方向に回転駆動されているポリゴンミラー102の各反射面へと導き、各光ビームBMをポリゴンミラー102の各反射面で反射して偏向させ、反射された各光ビームBMをミラーやレンズ等の各光学素子によりそれぞれの感光体ドラム13へと導き、各光ビームBMによりそれぞれの感光体ドラム13を走査する。
半導体レーザ101からポリゴンミラー102までは、4つの半導体レーザ101からポリゴンミラー102へと向う順に、4つのコリメートレンズ103、4つの第1反射ミラー104、シリンドリカルレンズ105、及び第2反射ミラー106が配置されている。
次に、ポリゴンミラー102から感光体ドラム13までは、ポリゴンミラー102から感光体ドラム13へと向う順に、第1fθレンズ107、出射折り返しミラー108、及び第2fθレンズ109が配置されている。
第2fθレンズ109(光学部材)は、副走査方向Xについて、平行光の各光ビームBMを感光体ドラム13上で所定のビーム径となるように集光し、主走査方向Yについて、第1fθレンズ107で収束光となった各光ビームBMをそのまま感光体ドラム13に入射させる。
図11に示すように、光走査装置11の筐体110の第1及び第2側部111、112には、4本のレンズホルダー113が架け渡され、各レンズホルダー113にそれぞれの第2fθレンズ109が搭載されている。第1側部111で各レンズホルダー113の端部113aが副走査方向Xに移動され、各レンズホルダー113が第2側部112の各軸118を中心にして矢印方向Qに回転し、これに伴って各第2fθレンズ109が回転して、各第2fθレンズ109の副走査方向Xの傾斜角度が調節される。各第2fθレンズ109の傾斜角度の調節は、各感光体ドラム13表面上の走査線の傾き(スキュー)を解消するために行われるものである。
各レンズホルダー113の端部113aを副走査方向Xに移動させる機構として、各レンズホルダー113の端部113aには、ギアユニット121が設けられている。
レンズホルダー113の端部113aは、図示しないキックバネの付勢力によりギアユニット121に接近する方向に移動し、レンズホルダー113の端部113aがギアユニット121のスクリューネジ122の先端に押圧されるか、あるいはレンズホルダー113の端部113aがスペーサ114を介してギアユニット121のスクリューネジ122の先端に押圧される。
ギアユニット121は、スクリューネジ122と、スクリューネジ122が貫通するクラウンギア123と、クラウンギア123に歯合するピニオンギア125と、ピニオンギア125の軸の一端に固定されたノブ126とを備えている。
ピニオンギア125の軸は、第1側部111の図示しない孔に回転自在に通されて支持され、この軸の一端にノブ126が固定されている。ノブ126の端面には、プラスドライバーに嵌合する十字溝が形成されている。
このような構成のギアユニット121において、プラスドライバーをノブ126の端面の十字溝に嵌合させて、ノブ126(ピニオンギア125)を一方向に回転させ、これに連動してクラウンギア123を時計回り方向に回転させると、スクリューネジ122が時計回り方向に回転して、スクリューネジ122がレンズホルダー113の端部113aに近づく方向に移動し、スクリューネジ122の先端が図示しないキックバネの付勢力に抗してレンズホルダー113の端部113a(又はスペーサ114と端部113a)を押して変位させる。
また、プラスドライバーをノブ126の端面の十字溝に嵌合させて、ノブ126(ピニオンギア125)を他方向に回転させ、クラウンギア123を反時計回り方向に回転させると、スクリューネジ122が反時計回り方向に回転して、スクリューネジ122がレンズホルダー113の端部113aから離れる方向に移動し、図示しないキックバネの付勢力によりレンズホルダー113の端部113a(又はスペーサ114と端部113a)がスクリューネジ122の先端に追従して移動する。
従って、ノブ126を往復回転させると、レンズホルダー113の端部113aが副走査方向Xに往復移動する。そして、レンズホルダー113が第2側部112の軸118を中心にして回転自在に支持されていることから、レンズホルダー113の端部113aの移動に伴って第2fθレンズ109が軸118を中心にして往復回転して、第2fθレンズ109の副走査方向Xの傾斜角度が調節されることになる。
従って、上記した図6のステップS7及び図8のステップS26の調整は、表示パネル上に表示された回転方向とクリック数とに従って、作業者がノブ126を回転させることで歪みの調整を行うことになる。また、ノブ126に駆動モータが連結された自動調整の場合には、主制御部71が、調整量を駆動モータ(パルスモータ)の回転方向とパルス数とに換算して、駆動モータの駆動制御部に制御指示を出力することで歪みの調整が実施される。
なお、図9乃至図11に示した調整機構は単なる一例であって、このような調整機構については従来から種々提案されており、本発明においてもそれら従来周知の調整機構を適用可能である。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1 画像形成装置
11 光走査装置
12 現像装置
13 感光体ドラム
14 ドラムクリーニング装置
15 帯電器
17 定着装置
21 中間転写ベルト
41 原稿読取部(画像読取部)
43 原稿載置台
45 原稿読取装置
51 装置本体
52 入力操作部
53 画像形成部
54 用紙搬送系
71 主制御部
72F,72R レジストセンサ
75 メモリ(記憶部)
109 第2fθレンズ(光学部材)
121 ギアユニット
122 スクリューネジ
123 クラウンギア
125 ピニオンギア
126 ノブ
Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成ユニット

Claims (13)

  1. 画像を読み取る画像読取部と、転写ベルト上の第1パターン画像を検出するレジストセンサとを備え、前記レジストセンサが、前記転写ベルトの移動方向と直交する方向の一方と他方とに設けられている画像形成装置であって、
    前記レジストセンサによって読み取られた前記第1パターン画像の読取結果からベルト上歪み量を算出し、印字出力されたパターン画像が前記画像読取部によって読み取られた第2パターン画像の読取結果から印字歪み量を算出する算出部と、
    前記ベルト上歪み量と前記印字歪み量との差分から歪み補正量を算出する歪み補正量の算出処理を実施する補正量算出部とを備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記算出部は、前記転写ベルトの移動方向での歪み量と、前記転写ベルトの移動方向と直交する方向での歪み量との差分から前記印字歪み量を算出すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記転写ベルト上のパターン画像を用紙に転写させる2次転写装置を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記歪み補正量の算出処理により算出された前記歪み補正量に基づいて印字の歪み調整処理を行う構成とされ、
    前記算出部は、前記印字の歪み調整処理の際に、歪み調整後のベルト上歪み量を算出し、
    前記補正量算出部は、前記歪み調整後のベルト上歪み量と前記歪み補正量との差分から、画像の位置を補正する値である補正量を算出すること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記補正量算出部により算出された補正量を表示する表示部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記補正量算出部により算出された補正量を記憶する記憶部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれか一つに記載の画像形成装置であって、
    前記補正量は、光走査装置の光学部材の副走査方向の位置を補正する値であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像読取部と、転写ベルト上の第1パターン画像を検出するレジストセンサとを備え、前記レジストセンサが、前記転写ベルトの移動方向と直交する方向の一方と他方とに設けられている画像形成装置の印字歪み補正方法であって、
    印字出力されたパターン画像を前記画像読取部によって読み取る工程と、
    前記レジストセンサによって前記第1パターン画像を読み取る工程と、
    前記レジストセンサによって読み取られた前記第1パターン画像の読取結果からベルト上歪み量を算出し、前記画像読取部によって読み取られた第2パターン画像の読取結果から印字歪み量を算出する工程と、
    前記ベルト上歪み量と前記印字歪み量との差分から、補正量算出部が歪み補正量を算出する歪み補正量の算出処理を実施する工程とを含むこと
    を特徴とする印字歪み補正方法。
  9. 請求項8に記載の印字歪み補正方法であって、
    前記歪み補正量の算出処理により算出された前記歪み補正量に基づいて印字の歪み調整処理を行う構成とされ、
    前記算出部が、前記印字の歪み調整処理の際に、歪み調整後のベルト上歪み量を算出する工程と、
    前記補正量算出部が、前記歪み調整後のベルト上歪み量と前記歪み補正量との差分から、画像の位置を補正する値である補正量を算出する工程とを含むこと
    を特徴とする印字歪み補正方法。
  10. 請求項9に記載の印字歪み補正方法であって、
    前記補正量算出部が算出した補正量を表示部に表示する工程を含むこと
    を特徴とする印字歪み補正方法。
  11. 請求項9または請求項10に記載の印字歪み補正方法であって、
    前記補正量算出部により算出された補正量を記憶部に記憶する工程を含むことを特徴とする印字歪み補正方法。
  12. 請求項9から請求項11までのいずれか一つに記載の印字歪み補正方法であって、
    前記補正量に基づいて、光走査装置の光学部材の副走査方向の位置を補正する工程を含むことを特徴とする印字歪み補正方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載の印字歪み補正方法であって、
    2回目以降の印字歪み補正では、前記レジストセンサによって検出された前記第1パターン画像の検出結果と、前記記憶部に記憶されている前記補正量とに基づいて印字歪み補正を行うことを特徴とする印字歪み補正方法。
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