JP6845917B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関する。
近年、例えば、車両の運転席付近にいわゆるヘッドアップディスプレイが搭載され始めている。ヘッドアップディスプレイは、例えば、イメージコンバイナ(以下、単にコンバイナとも称する)と呼ばれる透光性の表示部材に、自車情報や道路情報、ナビゲーション情報等の運転支援情報を画像表示する表示装置である。
ヘッドアップディスプレイは、例えば、上記したような運転支援情報を、フロントガラスの前方に虚像として表示する。当該運転支援情報は、運転者からは車両前方の景色に重なって視認される。従って、ヘッドアップディスプレイは、運転者の視線をほとんど移動させることなく、運転者に当該運転支援情報を提供することができる。
例えば、特許文献1には、第一スクリーン及び第二スクリーンに向けて投影光を出射する投影装置を有するヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。また、投影装置から第一スクリーンに達するまでの投影光の経路及び投射装置から第二スクリーンに達するまでの投影光の経路が異なっていることも開示されている(段落0020、0023等)。
特許5930231号公報
特許文献1のようなヘッドアップディスプレイ装置では、投影光が照射される複数のスクリーン同士が投影光の光軸と垂直な方向において非常に近接している(図1等)。そのため、光路上において手前側にある第一スクリーンにおいて拡散された光が迷光となり、第二スクリーンに到達してしまう可能性が高い。すなわち、当該迷光が第二スクリーンに達し、第二スクリーンによって形成される画像領域に白い靄のようなものが生じてしまう、いわゆる「黒浮き」が発生する可能性があることが課題の一例として挙げられる。
また、特許文献1のヘッドアップディスプレイでは、投影光の光源である投影装置と第一スクリーン及び第二スクリーンの各々との距離が異なる。そのため、投影光としてレーザを用いる場合に、スペックルを抑える措置を講ずる場合に、投影装置とスクリーンの各々との距離、すなわち投影光の結像距離に応じたスクリーン設計が各々のスクリーンに対して必要となることが課題の一例として挙げられる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、複数のスクリーンに画像を投射する表示装置において、表示品位を向上させ、かつ表示の態様の柔軟性を高めることが可能な表示装置を提供することを課題の1つとしている。
請求項1に記載の発明は、所定の照射領域内において出射方向を変更自在に光を照射する光源と、前記照射領域内に位置している第1の透過型スクリーンと、前記照射領域内において、前記第1の透過型スクリーンよりも前記光源に近い距離に配された第1の反射部と、前記第1の反射部によって反射された前記光が到達する位置に配置される第2の反射部と、前記第2の反射部によって反射された前記光が到達する位置に配置される第2の透過型スクリーンと、を備えることを特徴とする表示装置である。
実施例1に係る表示装置の断面図である。 実施例1に係る表示装置を用いて、虚像表示を行う態様の一例を示す図である。 実施例1に係る表示装置における光学部材の配置態様の一例である。 実施例1に係る表示装置における表示態様の一例である。 実施例1に係る表示装置における光学部材の配置態様の一例である。 実施例1に係る表示装置における表示態様の一例である。 実施例1に係る表示装置における光学部材の配置態様の一例である。 実施例1に係る表示装置における表示態様の一例である。 実施例1に係る表示装置における表示態様変更ルーチンの一例である。 実施例2に係る表示装置の断面図である。 実施例2に係る表示装置における光学部材の配置態様の一例である。 実施例2に係る表示装置における光学部材の配置態様の一例である。 実施例2に係る表示装置における光学部材の配置態様の一例である。 変形例に係る表示装置における光学部材の配置態様の一例である。 変形例に係る表示装置の断面図である。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。以下の説明においては、表示装置として、例えば表示部としてコンバイナまたは自動車等のフロントガラスを用いるヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)を例に説明する。
[全体構造]
以下、図1及び図2を参照して、本願の実施例1に係る表示装置10の構造を説明する。図1は、実施例1に係る表示装置10の断面図である。また、図2は、表示装置10を用いて、自動車のフロントガラス等を介して虚像表示を行う態様の一例を示す図である。
図1を参照すると、筐体11は、各種部材を内部に収納可能な筐体である。筐体11は、例えば、黒色合成樹脂等の遮光性のある材料から形成されている。なお、図1において、図の明確性のため、筐体11以外の光学部材のハッチングは省略している。
光源13は、筐体11に形成されている開口OP1に嵌合するように設けられている。光源13は、出射光ELを出射する出射部13Aを、筐体11の内部に臨む面を含む部分に有している。光源13は、例えば、出射部13Aから出射するレーザ光による走査が可能であるレーザ光源、すなわちレーザプロジェクタ装置である。光源13の出射部13Aから出射される出射光ELは、図1中の2点鎖線に挟まれた所定の照射領域ORに向けて照射される。光軸AXは、光源13の出射部13Aから出射される出射光ELの光軸である。
以降の説明において、光源13から光が出射される方向を後方とし、その反対の方向を前方として説明する。
第1のスクリーン15は、光軸AX上に設けられている板状の部材である。第1のスクリーン15は、光源13と対向している一方の面で出射光ELを受光し、当該出射光ELを散乱・拡散して他方の面から当該出射光ELに応じた画像を表示するための投影光SL1を出射するマイクロレンズ等を有する透過型のスクリーンである。第1のスクリーン15は、例えば、マイクロレンズに代えて、またはこれに加えて出射光ELを散乱するホログラフィックディフューザまたは拡散板を含んでいてもよい。
なお、図面の簡略化のため、第1のスクリーン15において散乱され、第1のスクリーンから後方に出射される投影光SL1は、光軸AXに沿った方向に伸長する1本の直線で示す。
本実施例において、第1のスクリーン15は、光源13の出射部13Aからの出射光ELの全体を受光可能な位置に配されている。すなわち、第1のスクリーン15の当該一方の面が、出射部13Aから見て照射領域ORと重なるように配されている。言い換えれば、第1のスクリーン15は、少なくとも一部が照射領域OR内に位置している。
第1の反射部としての第1の反射ミラー17は、第1のスクリーン15よりも光源に近い位置に配されており、かつ筐体11内でスライド移動可能に設けられた板状の反射部材である。第1の反射ミラー17は、その表面において出射部13Aからの出射光ELを反射可能に形成されている部材である。具体的には、例えば、第1の反射ミラー17は、合成樹脂やガラス材料からなる基材の表面に蒸着等の手段により反射膜が形成された部材である。
第1の反射ミラー17は、図1に示すような、照射領域ORの外側の領域から照射領域OR内まで、例えば筐体11内に設けられているモータM及びスライダ(図示せず)を含む駆動機構によってスライド移動可能になされている。モータMは、第1の反射ミラー17と、ギア等の伝達機構(図示せず)で接続されていてもよい。第1の反射ミラー17は、モータMが駆動すると、例えば、照射領域ORへ進入し、またそこから退避するようにスライド移動する。
図1においては、第1の反射ミラー17が照射領域OR内に移動して、出射部13Aからの出射光ELの全てを反射する際の第1の反射ミラー17の位置を、移動後位置MPとして破線で表している。また、移動後位置MPにある第1の反射ミラー17によって反射された反射光RLを破線で表す。また、反射光RLの光軸BXを図中一点鎖線で示す。なお、第1の反射ミラー17の照射領域OR内への進入量によって、出射光ELのうちの第1の反射ミラー17によって反射される部分、及び第1の反射ミラー17に反射されずに第1のスクリーンに到達する部分が変化する。
第2の反射部としての第2の反射ミラー19は、板状の反射部材である。第2の反射ミラー19は、その表面において出射部13Aからの出射光EL(反射光RL)を反射可能に形成されている部材である。具体的には、例えば、第2の反射ミラー19は、第1の反射ミラー17同様、合成樹脂やガラス材料からなる基材の表面に蒸着等の手段により反射膜が形成された部材である。
第2の反射ミラー19は、第1の反射ミラー17が照射領域OR内に進入している際に、出射部13Aから出射され第1の反射ミラー17によって反射された反射光RLが到達する位置に配される。また、第2の反射ミラー19は、当該反射光RLを後方に向かって反射するように配向される。
第2のスクリーン21は、反射光RLの光軸BX上に設けられている板状の部材である。第2のスクリーン21は、光源13から見て、出射光ELの照射方向側に配されている。第2のスクリーン21は、第2の反射ミラー19と対向している一方の面で第2の反射ミラー19によって反射された出射光EL(反射光RL)を受光して、当該反射光RLを散乱・拡散して他方の面から反射光RLに応じた画像を表示するための投影光SL1を出射するマイクロレンズ等を有する透過型のスクリーンである。
すなわち、第2のスクリーンは、第1の反射ミラー17及び第2の反射ミラー19によって反射されて第2のスクリーン21に達した出射光ELに応じた画像を表示するための投影光SL2を出射する。スクリーン21は、例えば、マイクロレンズに代えて、またはこれに加えて出射光ELを散乱するホログラフィックディフューザまたは拡散板を含んでいてもよい。なお、図面の簡略化のため、第2のスクリーン21において散乱され、第2のスクリーンから後方に出射される投影光SL2は、光軸BXに沿った方向に伸長する1本の破線で示す。
上述のように、第2のスクリーン21には、第1の反射ミラーによって反射された反射光のみが到達する。よって、第2のスクリーン21に照射される反射光RLは、第1の反射ミラー17の照射領域ORへの進入量によって変化する。例えば、第1の反射ミラー17が照射領域ORに全く進入していない場合には、反射光RLは発生せず第2のスクリーン21に反射光RLは全く照射されない。また、例えば、第1の反射ミラー17が移動後位置MPに持ち来された場合には、出射光ELの全てが反射されて反射光RLとなり、第2のスクリーン21全体に反射光RLが照射され、投影光SL2が出射される。
図1に示すように、表示装置10において、第1のスクリーン15と第2のスクリーン21とは、光源13からの出射光ELの光軸AXと垂直な方向において互いに幅W1だけ離間している。このように、第1のスクリーン15と第2のスクリーン21とが離間していることで、第2のスクリーンによって拡散された後の投影光が迷光として第1のスクリーン15に到達することが防止され、不鮮明な虚像が表示されてしまうことを防止することが可能である。また、虚像表示領域全体に白い靄がかかる、いわゆる黒浮きの発生を抑えることが可能である。
折返しミラー23は、筐体11の後方の後壁部11Aの投影光SL1及びSL2が到達する位置に配されている反射部材である。折返しミラー23は、その表面において投影光SL1及びSL2を反射可能に形成されている部材である。具体的には、例えば、折返しミラー23は、第1の反射ミラー17及び第2の反射ミラー19同様、合成樹脂やガラス材料からなる基材の表面に蒸着等の手段により反射膜が形成された部材である。
図1に示すように、折返しミラー23に到達した投影光SL1及びSL2は、折返しミラー23によって反射され、前方に進行する。
凹面鏡25は、光源13の上方かつ折返しミラー23の前方に設けられている反射部材である。凹面鏡25は、折返しミラー23に対向している面に凹面25Aを有している。凹面25Aは、折返しミラー23によって反射された投影光SL1及びSL2が到達する位置に設けられている。凹面25Aに到達した投影光SL1及びSL2は、凹面25Aによって反射され、筐体11に形成されている開口OP2を通過して上方に出射される。
制御部27は、第1の反射ミラー17を移動させるべく駆動される移動機構としてのモータM及び光源13に接続され、これらの動作を制御する。制御部27は、例えば、表示装置10が搭載される自動車等の移動体の状態、特に走行状態に基づいて、第1のスクリーン15または第2のスクリーン21に投影されるべき画像を生成し、光源13に当該画像のデータである画像データを送信する。光源13は、当該画像データに基づいて当該画像を含む出射光ELを出射部13Aから出射する。
また、上述のように、第1の反射ミラー17は、モータMが駆動すると、例えば、照射領域ORへ進入し、またそこから退避するようにスライド移動する。制御部27は、第1の反射ミラー17の照射領域ORへの進入量を変化させるようにモータMを制御可能である。この第1の反射ミラーの進入量は、複数の固定値の間で、または無段階に変化可能である。また、この第1の反射ミラーの進入量は、制御部27によって生成され、光源13に送信される画像データによって変化させられ得る。
図2に、表示装置10を用いて、透光性を有しかつ投影光SL1及びSL2を反射することで虚像を生成可能である表示部材PMを介して虚像表示を行う態様の一例を示す。図2においては、表示装置10を自動車のダッシュボード内に配置し、ダッシュボード上面に開口OP2が位置している場合について説明する。また、ドライバの視点を視点EYとし、表示部材PMから見て、視点EYの方向を後方、その反対方向を前方として説明する。
なお、表示部材PMは、自動車のフロントガラスであってもよい。また、表示部材PMは、自動車のダッシュボード上に配された透光性を有する板状のイメージコンバイナであってもよい。なお、以下の説明においては、表示部材PMが自動車のフロントガラスFGである場合を例に説明する。
開口部OP2から上方に出射した投影光SL1及びSL2は、フロントガラスFGに到達する。フロントガラスFGに到達した投影光SL1及びSL2は、フロントガラスFGにおいて反射される。フロントガラスFGによって反射された投影光SL1は、フロントガラスFGの前方位置に、ドライバの視点EYから視認可能な第1の虚像VD1を形成する。また、フロントガラスFGによって反射された投影光SL2は、フロントガラスFGの前方位置に、ドライバの視点EYから視認可能な第2の虚像VD2を形成する。
投影光SL1は第1のスクリーン15からの光であり、投影光SL2は第2のスクリーン21からの光である。よって、第1の虚像VD1は、出射部13Aから出射された光によって第1のスクリーン15に投影された画像に応じた虚像となる。また、第2の虚像VD2は、出射部13Aから出射された光によって第2のスクリーン21に投影された画像に応じた虚像となる。
図2に示すように、本実施例では、第1のスクリーン15からの投影光SL1によって形成される第1の虚像VD1が視点EYからみて近くに、第2のスクリーン21からの投影光SL2によって形成される第2の虚像VD2が視点EYから見て遠くに見える。
視点EYから見て近くに見える第1の虚像VD1によっては、ドライバから見て風景に対して立体感の無い平面表示を行うことが可能である。また、視点EYからみて遠くに見える第2の虚像VD2は、フロントガラスFGから十分に遠方に形成することによって風景と重ねて立体的に表示することが可能であるため、第2の虚像VD2によってなされる表示をAR(拡張現実:Augmented Reality)表示とも称する。
なお、このように、フロントガラスFGを介して第1の虚像VD1及び第2の虚像VD2を形成する場合、凹面鏡25(図1参照)は、拡大鏡としての機能を有する。すなわち、凹面鏡25は、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21からの投影光SL1及びSL2に含まれる画像が拡大されるように、投影光SL1及びSL2を開口部OP2に向けて反射する。そして、当該反射された投影光SL1及びSL2がフロントガラスFGに達する。
なお、凹面鏡25の凹面25Aは、フロントガラスFGに達した投影光SL1及びSL2によって形成される第1の虚像VD1及び第2の虚像VD2が、視点EYからみて適切な大きさに見えるように形成される。
また、凹面鏡25の凹面25Aの形状は、フロントガラスFGを介して形成される第1の虚像VD1及び第2の虚像VD2が歪まずに表示されるように適宜調整され得る。
図3は、第1の反射ミラー17が移動後位置MPにあるときの、光源13、第1のスクリーン15、第1の反射ミラー17、第2の反射ミラー19及び第2のスクリーン21を含む光学部材の配置態様を示す図である。
第1の反射ミラー17が移動後位置MPにあるとき、光源13の出射部13Aと第1の反射ミラーとの間の距離をL1とし、第1の反射ミラー17と第1のスクリーン15との間の距離をL2とする。また、第1の反射ミラー17と第2の反射ミラー19との距離をL3とし、第2の反射ミラー19と第2のスクリーン21との距離をL4とする。
表示装置10においては、L1+L2=L1+L3+L4となっている。すなわち、出射部13Aから第1のスクリーン15との間の出射光ELの光路長と、出射部13Aから第2のスクリーン21との間の出射光EL及び反射光RLの光路長が同一となっている。
光源とスクリーンの各々と間の距離を同一とすることで、例えば、光源としてレーザ光による走査が可能であるレーザ光源を用いる場合に、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21に照射されるレーザ光線のビームスポット径を同一とすることが可能である。
第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21におけるビームスポット系を同一とすることで、特に、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21にマイクロレンズアレイを用いる場合に、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21を同一のマイクロレンズアレイとすることができる。従って、第1のスクリーン15及び第2のスクリーンを別々に設計する必要がないため、製造コストを低減することが可能である。
[表示装置の動作]
以下に、図3乃至図5を参照して表示装置10の動作状態及び当該動作状態における虚像を用いた表示の態様について説明する。
上記説明した図3のように、第1の反射ミラー17が、図1の移動後位置MPにある場合には、出射部13Aからの出射光ELは、第1の反射ミラー17によって全て反射される。すなわち、第1のスクリーン15には出射光ELは到達せず、第2のスクリーン21に出射光EL(反射光RL)の全てが到達し、出射光ELに応じた投影光SL2が生成される。従って、図2における第1の虚像VD1は生成されず、第2の虚像VD2のみが生成される。
図4に、第1の反射ミラー17が図1の移動後位置MPにある場合に、フロントガラスに映る虚像の一例を示す。図4において、第1の虚像VD1の表示領域DR1及び第2の虚像VD2の表示領域DR2を、それぞれ一点鎖線で示す。第1の反射ミラー17が図1の移動後位置MPにある場合には、投影光SL2しか生成されないため、第2の虚像VD2のみが表示される。
上述したように、第2の虚像VD2によっては、風景に重畳して表示されるAR表示をすることが可能である。また、第1の反射ミラー17が移動後位置MPにある場合には、表示領域DR2の全面に虚像VD2を表示でき、虚像VD2によるAR表示の表示領域を大きく取ることができる。
表示領域DR2の全面に第2の虚像VD2を表示する場合、例えば、図4に示すように、前方にいる車に対する「車間注意」等の注意喚起を当該前方にいる車またはその周囲の風景に重畳して表示することが可能である。また、例えば、前方にある建物の名称を示す文字表示を、当該建物の位置に合わせて、風景に重畳して表示することが可能である。また、「500m先右折」いった文字によるナビゲーション情報または矢印等によるナビゲーション情報等も表示することが可能である。
制御部27によって、第1の反射ミラー17が移動後位置MPに持ち来され、かつ図4のように第2の虚像VD2のみに表示される画像を含む出射光ELが光源13によって生成されるような制御が行われるのは、例えば、自動車等の移動体の自動運転中であってもよい。また、このような制御は、手動運転中かつ移動体の所定の速度以上の高速走行中になされてもよい。
図5は、第1の反射ミラー17が照射領域ORの外側、すなわち照射領域ORから退避した位置(以下、退避位置とも称する)に持ち来されている場合の光源13、第1のスクリーン15、第1の反射ミラー17、第2の反射ミラー19及び第2のスクリーン21を含む光学部材の配置態様を示す図である。
第1の反射ミラー17が、照射領域ORから退避した位置に持ち来されている場合には、出射部13Aからの出射光ELは、全てが第1のスクリーン15に到達する。すなわち、第2のスクリーン21には出射光ELは到達せず、第1のスクリーン15に出射光ELの全てが到達し、出射光ELに応じた投影光SL1が生成される。従って、図2における第2の虚像VD2は生成されず、第1の虚像VD1のみが生成される。
図6は、第1の反射ミラー17が照射領域ORの外側、すなわち照射領域ORから退避した位置に持ち来されている場合に、フロントガラスに映る虚像の一例を示す。図4と同様に、図6において、第1の虚像VD1の表示領域DR1及び第2の虚像VD2の表示領域DR2を、それぞれ一点鎖線で示す。第1の反射ミラー17が退避位置に持ち来されている場合には、投影光SL1しか生成されないため、第1の虚像VD1のみが表示される。
上述したように、第1の虚像VD1によっては、平面表示をすることが可能である。また、第1の反射ミラー17が退避位置にある場合には、表示領域DR1の全面に第1の虚像VD1を表示でき、第1の虚像VD1による平面表示の表示領域を大きく取ることができる。
表示領域DR1の全面に第1の虚像VD1を表示する場合、例えば、図6に示すように、速度等のインパネ(インストゥルメント・パネル(instrument panel))に表示されるような情報を表示する。また、残りの領域に地図情報等を表示することも可能である。
制御部27によって、第1の反射ミラー17が退避位置に持ち来され、かつ図6のように第1の虚像VD1のみに表示される画像を含む出射光ELが光源13によって生成されるような制御が行われるのは、例えば、自動車等の移動体の停車中であってもよい。
図7は、第1の反射ミラー17が照射領域ORに半分程度進入している位置(以下、半進入位置とも称する)に持ち来されている場合の光源13、第1のスクリーン15、第1の反射ミラー17、第2の反射ミラー19及び第2のスクリーン21の配置態様及びこれらを示す図である。
第1の反射ミラー17が、半進入位置に持ち来されている場合には、出射部13Aからの出射光ELは、下半分が第1の反射ミラー17によって反射され、上半分が第1のスクリーン15に到達する。すなわち、第2のスクリーン21には出射光ELの下半分が到達する。よって、第1のスクリーン15によって、出射光ELの下半分に応じた投影光SL1が生成され、第2のスクリーン21によって、出射光ELの上半分に応じた投影光SL2が生成される。従って、図2における第2の虚像VD2は生成されず、第1の虚像VD1のみが生成される。
図8に、第1の反射ミラー17が半進入位置に持ち来されている場合に、フロントガラスに映る虚像の一例を示す。図4及び図6と同様に、図8において、第1の虚像VD1の表示領域DR1及び第2の虚像VD2の表示領域DR2を、それぞれ一点鎖線で示す。第1の反射ミラー17が半進入位置持ち来されている場合には、投影光SL1及び投影光SL2が生成され、第1の虚像VD1が表示領域DR1の上半分に表示され、第2の虚像VD2が表示領域DR2の下半分にそれぞれ表示される。
上述したように、第1の虚像VD1によっては、平面表示をすることが可能である。また、第2の虚像VD2によっては、AR表示をすることが可能である。言い換えれば、第1の反射ミラー17が半進入位置に持ち来されている場合には、第1の虚像VD1による平面表示及び第2の虚像VD2によるAR表示の両方を同時に行うことが可能である。
図8に示すように、第1の反射ミラー17が半進入位置に持ち来されている場合、例えば、表示領域DR1に、第1の虚像VD1を用いて速度等のインパネ(インストゥルメント・パネル(instrument panel))に表示されるような情報のみを表示することとしてもよい。また、表示領域DR2に、第2の虚像VD2を用いて、風景に重畳したAR表示を行うことも可能である。
なお、凹面鏡25を図1の紙面と垂直方向の軸回りに回動させることを可能としてもよい。このようにすることで、第1の虚像VD1及び第2の虚像VD2の表示位置を上下方向に移動させることが可能である。
例えば、図8においては、第2の虚像VD2が、表示領域DR2の上側の領域に表示されているが、凹面鏡25を回転させることで、第2の虚像VD2を下方に移動させることが可能である。また、第1の虚像VD1をさらに下方に移動させることが可能である。例えば、表示装置10が搭載される自動車等の移動体が、市街地等において中低速で走行している際に、第1の虚像VD1及び第2の虚像VD2の位置を下方に移動させることで、第1の虚像のVD1によるインパネ表示の煩わしさを低減させることも可能である。
このように、表示装置10によれば、第1の反射ミラー17をスライド移動させることで、第1の虚像VD1による平面表示及び第2の虚像VD2によるAR表示を行う領域を自在に変化することが可能である。よって、表示装置10によれば、単純な機構及び構造により、平面表示及びAR表示の割合を変化させつつ柔軟な態様で情報表示を行うことが可能である。
[表示態様変更ルーチン]
図9に、表示装置10の制御部27において実行される表示態様変更ルーチンR1を示す。表示態様の変更は、第1の反射ミラー17を駆動して行われる。以下の説明においては、表示装置10が、自動車に搭載されている場合を例に説明する。
表示態様変更ルーチンR1は、例えば、自動車のACC電源のオンによって、表示装置10に電源が供給された際に開始される。
表示態様変更ルーチンR1が開始されると、制御部27は、自動車が危険状態にあるか否かを判定する(ステップS1)。この判定は、例えば、表示装置10が搭載されている自動車(以下、自車という)に搭載されているカメラまたはレーダ等によって、自車に所定速度以上の速度で接近する他の自動車または障害物等の物体あるか否かでなされる。
ステップS1において、危険状態にあると判定される(ステップS1:YES)と、制御部27は、危険状態モードで表示を行うように、第1の反射ミラーを駆動しかつ光源13に当該危険表示モードに応じた表示画像を送信する(ステップS2)。危険状態表示モードにおいては、図3のように第1の反射ミラー17を移動後位置MP(図1参照)に持ち来してもよい。すなわち、ドライバに危険を報知しやすいように、図4のように、第2の虚像VD2によるAR表示を表示領域DR2全体を用いて可能としてもよい。
ステップS1において、危険状態ではないと判定される(ステップS1:NO)と、制御部27は、自車が停車中か否かを判定する(ステップS3)。この判定は、自車から取得可能な速度に関する情報、例えば、車速パルス、加速度測定値またはGPSの情報に基づいて行われてもよい。
ステップS2において、自車が停車していると判定される(ステップS3:YES)と、制御部27は、停車状態モードで表示を行うように、第1の反射ミラーを駆動しかつ光源13に当該停車表示モードに応じた表示画像を送信する(ステップS4)。停車表示モードにおいては、図5のように第1の反射ミラー17を退避位置に持ち来してもよい。すなわち、ドライバに対して平面表示のみをすべく、図6のように、第1の虚像VD1による平面表示を表示領域DR1全体を用いて可能としてもよい。
ステップS3において、自車が停止していないと判定される(ステップS3:NO)と、制御部27は、自車が自動運転モードか否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5において、自動運転モードであると判定される(ステップS5:YES)と、制御部27は、自動運転表示モードで表示を行うように、第1の反射ミラーを駆動しかつ光源13に当該自動運転表示モードに応じた表示画像を送信する(ステップS6)。自動運転表示モードにおいては、図3のように第1の反射ミラー17を全進入状態にしてもよい。すなわち、ドライバに自車の前景における情報を通知しやすいように、図4のように、第2の虚像VD2によるAR表示を表示領域DR2全体を用いて可能としてもよい。
ステップS5において、自車が自動運転モードではないと判定される(ステップS5:NO)と、制御部27は、自車が所定速度以下か否かを判定する(ステップS7)。ステップS7において、所定速度以下(例えば、30km/h)であると判定される(ステップS57:YES)と、制御部27は、低速運転表示モードで表示を行うように、第1の反射ミラーを駆動しかつ光源13に当該自動運転表示モードに応じた表示画像を送信する(ステップS8)。
低速運転表示モードにおいては、図5のように第1の反射ミラー17を半進入位置に持ち来してもよい。すなわち、ドライバに自車の前景における情報を通知しつつ、インパネ情報等を平面表示によって通知するように、図8に示すように、第1の虚像VD1による平面表示を表示領域DR1の一部を用いて行い、かつ第2の虚像VD2によるAR表示を表示領域DR2の一部を用いて行うことを可能としてもよい。
ステップS7において、自車が所定の速度以下ではないと判定されると、制御部27は、高速運転表示モードで表示を行うように、第1の反射ミラーを駆動しかつ光源13に当該高速運転表示モードに応じた表示画像を送信する(ステップS9)。高速運転表示モードにおいては、図3のように第1の反射ミラー17を移動後位置MP(図1参照)に持ち来してもよい。すなわち、ドライバに自車の前景における情報を通知しやすいように、図4のように、第2の虚像VD2によるAR表示を表示領域DR2全体を用いて可能としてもよい。
上記説明した実施例1の表示装置10によれば、第1のスクリーン15と第2のスクリーン21とを離間させることで、不鮮明な虚像が表示されてしまうことを防止することが可能である。また、虚像表示領域全体に白い靄がかかる、いわゆる黒浮きの発生を抑えることが可能である。
また、実施例1の表示装置10によれば、光源とスクリーンの各々と間の距離を同一とすることで、第1のスクリーン15及び第2のスクリーンを別々に設計する必要がないため、製造コストを低減することが可能である。
また、実施例1の表示装置10によれば、スライド移動可能な第1の反射ミラー17という単純な機構及び構造により、平面表示及びAR表示の割合を変化させつつ柔軟な態様で情報表示を行うことが可能である。
上記実施例1においては、第1の反射ミラー17がスライド可能である例について説明したが、第1の反射ミラー17は図1の紙面に平行な回転軸に回りに回転可能であってもよい。このようにすることで、第2のスクリーン21に照射される出射光EL(反射光RL)の位置を、紙面と垂直な方向において変化させ、第2の虚像VD2の生成位置を図4の左右方向(水平方向)に変化させることが可能である。
以下、図10を参照して、実施例2の表示装置30について説明する。なお、以下の説明において、実施例1の表示装置10に対応する要素については、同様の符号を付して説明する。
図10を参照すると、筐体11は、各種部材を内部に収納可能な筐体である。筐体11は、例えば黒色合成樹脂等の遮光性のある材料から形成されている。なお、図10において、図の明確性のため、筐体11以外の光学部材のハッチングは省略している。
光源13は、筐体11に形成されている開口OP1に嵌合するように設けられている。光源13は、出射光ELを出射する出射部13Aを、筐体11の内部に臨む面を含む部分に有している。光源13は、例えば、出射部13Aから出射するレーザ光による走査が可能であるレーザ光源である。出射部13Aは、図10中の2点鎖線に挟まれた所定の照射領域ORに向けて、所定の角度範囲内に出射光ELを照射することが可能である。出射部13Aは、出射光ELの光軸AXを出射部13Aを軸に、紙面に垂直な軸回りに回動可能に構成されている。すなわち、出射部13Aは、照射領域ORに向けて紙面に垂直な軸回りにおいて所定の照射角を持った光を出射することが可能であり、かつ当該光の光軸AXを変更することが可能である。
以降の説明において、光源13から光が出射される方向を後方とし、その反対の方向を前方として説明する。
第1のスクリーン15は、照射領域OR内に配されている板状の部材である。実施例1の表示装置10と同様に、第1のスクリーン15は、光源13と対向している一方の面で出射光ELを受光し、当該出射光ELを散乱・拡散して他方の面から当該出射光ELに応じた画像を表示するための投影光SL1を出射するマイクロレンズ等を有する透過型のスクリーンである。第1のスクリーン15は、例えば、マイクロレンズに代えて、またはこれに加えて出射光ELを散乱するホログラフィックディフューザまたは拡散板を含んでいてもよい。
図10においては、第1のスクリーン15の中央を光軸AXが通過するように出射光ELが出射されている場合を示している。なお、図面の簡略化のため、第1のスクリーン15において散乱され、第1のスクリーンから後方に出射される投影光SL1は、光軸AXに沿った1本の直線で示す。
本実施例において、第1のスクリーン15は、出射部13Aから見て照射領域ORの上部領域に配されている。言い換えれば、第1のスクリーン15は、少なくとも一部が照射領域OR内に位置している。
第1の反射ミラー17は、照射領域OR内に設けられた板状の反射部材である。第1の反射ミラー17は、その表面において出射部13Aからの出射光ELを反射可能に形成されている部材である。具体的には、例えば、第1の反射ミラー17は、合成樹脂やガラス材料からなる基材の表面に蒸着等の手段により反射膜が形成された部材である。
第1の反射ミラー17は、出射部13Aから見て照射領域ORの下部領域に配されている。言い換えれば、第1の反射ミラー17は、少なくとも一部が照射領域OR内に位置している。また、第1の反射ミラー17は、出射部13Aから見て、第1のスクリーン15と重ならないように配されている。
図10においては、全てが第1の反射ミラー17に反射されるように出射された出射光ELを破線で示している。なお、出射光ELの光軸AXが変化し、照射領域OR内のどの領域に出射光が照射されるかによって、出射光ELのうちの第1の反射ミラー17によって反射される部分、及び第1の反射ミラー17に反射されずに第1のスクリーンに到達する部分が変化する。
第2の反射ミラー19は、板状の反射部材である。第2の反射ミラー19は、その表面において出射部13Aからの出射光ELを反射可能に形成されている部材である。具体的には、例えば、第2の反射ミラー19は、第1の反射ミラー17同様、合成樹脂やガラス材料からなる基材の表面に蒸着等の手段により反射膜が形成された部材である。
第2の反射ミラー19は、出射光ELが第1の反射ミラー17に照射されている際に、出射部13Aから出射され第1の反射ミラー17によって反射された出射光ELが到達する位置に配される。また、第2の反射ミラー19は、当該出射光ELを後方に向かって反射するように配向される。
第2のスクリーン21は、第1の反射ミラー17及び第2の反射ミラー19によって反射された出射光ELが達する位置に配されている板状の部材である。第2のスクリーン21は、第2の反射ミラー19と対向している一方の面で第2の反射ミラーによって反射された出射光ELを受光して、当該出射光を散乱・拡散して他方の面から出射光ELに応じた画像を表示するための投影光SL1を出射するマイクロレンズ等を有する透過型のスクリーンである。
すなわち、第2のスクリーン21は、すなわち第1の反射ミラー17及び第2の反射ミラー19によって反射されて第2のスクリーン21に達した出射光ELに応じた画像を表示するための投影光SL1を出射する。スクリーン21は、例えば、マイクロレンズに代えて、またはこれに加えて出射光ELを散乱するホログラフィックディフューザまたは拡散板を含んでいてもよい。なお、図面の簡略化のため、第2のスクリーン21において散乱され、第2のスクリーンから後方に出射される投影光SL2は、1本の破線で示す。
上述のように、第2のスクリーン21には、第1の反射ミラー17によって反射された反射光のみが到達する。よって、第2のスクリーン21に照射される出射光ELは、出射光ELの光軸AXの角度によって変化する。すなわち、第2のスクリーン21に照射される出射光ELは、出射光ELが第1の反射ミラー17にどれくらいの面積をもって照射されるかによって変化する。例えば、第1の反射ミラー17に出射光ELが全く照射されていない場合には、第2のスクリーン21に出射光ELは全く照射されない。また、例えば、第1の反射ミラー17の全面に出射光ELが照射されている場合には、出射光ELの全てが第2のスクリーン21全体に照射され、投影光SL2が出射される。
図10に示すように、表示装置30において、第1のスクリーン15と第2のスクリーン21とは、光源13からの出射光ELの光軸AXと垂直な方向において互いに幅W2だけ離間している。このように、第1のスクリーン15と第2のスクリーン21とが離間していることで、第2のスクリーンによって拡散された後の投影光が迷光として第1のスクリーン15に到達することが防止され、不鮮明な虚像が表示されてしまうことを防止することが可能である。また、虚像表示領域全体に白い靄がかかる、いわゆる黒浮きの発生を抑えることが可能である。
折返しミラー23は、筐体11の後方の後壁部11Aの投影光SL1及びSL2が到達する位置に配されている反射部材である。折返しミラー23は、その表面において投影光SL1及びSL2を反射可能に形成されている部材である。具体的には、例えば、折返しミラー23は、第1の反射ミラー17及び第2の反射ミラー19同様、合成樹脂やガラス材料からなる基材の表面に蒸着等の手段により反射膜が形成された部材である。
図10に示すように、折返しミラー23に到達した投影光SL1及びSL2は、折返しミラー23によって反射され、前方に進行する。
凹面鏡25は、光源13の上方かつ折返しミラー23の前方に設けられている反射部材である。凹面鏡25は、折返しミラー23に対向している面に凹面25Aを有している。凹面25Aは、折返しミラー23によって反射された投影光SL1及びSL2が到達する位置に設けられている。凹面25Aに到達した投影光SL1及びSL2は、凹面25Aによって反射され、筐体11に形成されている開口OP2を通過して上方に出射される。
制御部27は、光源13に接続されており、光源13の出射部13Aからの出射光ELの角度を変化させる動作を制御する。また、制御部27は、第1のスクリーン15または第2のスクリーン21に投影されるべき画像を生成し、光源13に当該画像のデータである画像データを送信する。光源13は、当該画像データに基づいて当該画像を含む出射光ELを出射部13Aから出射する。
この制御部27による出射光ELの角度の変化の制御及び制御部27が生成する画像データは、例えば、表示装置30が搭載される自動車等の移動体の状態、特に走行状態に基づいて変化させられ得る。なお、出射光ELの光軸AXの角度は、複数の固定値の間で、または無段階に変化可能である。
なお、表示装置30において、表示装置10と同様に、出射部13Aから第1のスクリーン15との間の出射光ELの光路長と、出射部13Aから第2のスクリーン21との間の出射光ELの光路長が同一となっている。
光源とスクリーンの各々と間の距離を同一とすることで、例えば、光源としてレーザ光による走査が可能であるレーザ光源を用いる場合に、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21に照射されるレーザ光線のビームスポット径を同一とすることが可能である。
第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21におけるビームスポット系を同一とすることで、特に、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21にマイクロレンズアレイを用いる場合に、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21を同一のマイクロレンズアレイとすることができる。従って、第1のスクリーン15及び第2のスクリーンを別々に設計する必要がないため、製造コストを低減することが可能である。
表示装置30を用いて、フロントガラスFGを介して虚像表示を行う態様は、上記実施例1の図1に関する説明において説明したのと同様の態様であるので説明を省略する。以下、適宜図2を参照して説明を行う。
[表示装置の動作]
以下に、図11乃至図13を参照して表示装置30の動作状態及び当該動作状態における虚像を用いた表示の態様について説明する。
図11は、光源13、第1のスクリーン15、第1の反射ミラー17、第2の反射ミラー19及び第2のスクリーン21を含む光学部材の配置態様及びこれらと出射光ELとの位置関係を示す図である。図11は、出射光ELの光軸AXが第1の反射ミラー17の中心を通り、出射光ELの全てが第1の反射ミラー17に反射される場合を示している。
この場合、第1のスクリーン15には出射光ELは到達せず、第2のスクリーン21に出射光ELの全てが到達し、出射光ELに応じた投影光SL2が生成される。従って、図2における第1の虚像VD1は生成されず、第2の虚像VD2のみが生成される。
出射光ELの光軸AXが第1の反射ミラー17の中心を通り、出射光ELの全てが第1の反射ミラー17に反射される場合のフロントガラスに映る虚像の態様は、実施例1において説明した図4と同様であるので、説明を省略する。
図12は、光源13、第1のスクリーン15、第1の反射ミラー17、第2の反射ミラー19及び第2のスクリーン21含む光学部材の配置態様及びこれらと出射光ELとの位置関係を示す図である。図12は、出射光ELの光軸AXが第1のスクリーン15の中心を通り、出射光ELの全てが第1のスクリーンに照射される場合を示している。
出射光ELの光軸AXが第1のスクリーン15の中心を通り、出射光ELの全てが第1のスクリーンに照射される場合には、第2のスクリーン21には出射光ELは到達せず、出射光ELに応じた投影光SL1のみが生成される。従って、図2における第2の虚像VD2は生成されず、第1の虚像VD1のみが生成される。
出射光ELの光軸AXが第1のスクリーン15の中心を通り、出射光ELの全てが第1のスクリーンに照射される場合のフロントガラスに映る虚像の態様は、実施例1において説明した図6と同様であるので、説明を省略する。
図13は、光源13、第1のスクリーン15、第1の反射ミラー17、第2の反射ミラー19及び第2のスクリーン21を含む光学部材の配置態様及びこれらと出射光ELと位置関係を示す図である。図13は、出射光ELの光軸AXが、出射部13Aから見て、第1のスクリーン15と第1の反射ミラー17との境界付近を通り、第1のスクリーン15及び第1の反射ミラーの両方に出射光ELが照射される場合を示している。
第1の反射ミラー17が、出射光ELの光軸AXが、出射部13Aから見て、第1のスクリーン15と第1の反射ミラー17との境界付近を通る場合には、出射部13Aからの出射光ELは、下半分が第1の反射ミラー17によって反射され、上半分が第1のスクリーン15に到達する。すなわち、第2のスクリーン21には出射光ELの下半分が到達する。
よって、第1のスクリーン15によって、出射光ELの下半分に応じた投影光SL1が生成され、第2のスクリーン21によって、出射光ELの上半分に応じた投影光SL2が生成される。従って、図2における第1の虚像VD1及び第2の虚像VD2の両方が生成される。
出射光ELの光軸AXが、出射部13Aから見て、第1のスクリーン15と第1の反射ミラー17との境界付近を通る場合のフロントガラスに映る虚像の態様は、実施例1において説明した図8と同様であるので、説明を省略する。
このように、表示装置30によれば、第1の反射ミラー17をスライド移動させることで、第1の虚像VD1による平面表示及び第2の虚像VD2によるAR表示を行う領域を自在に変化することが可能である。よって、表示装置30によれば、単純な機構及び構造により、平面表示及びAR表示の割合を変化させつつ柔軟な態様で情報表示を行うことが可能である。
上記実施例2においては、出射部13Aが、出射光ELの光軸AXを出射部13Aを軸に、紙面に垂直な軸回りに回動可能に構成されている例について説明したが、光軸AXは、図10の紙面に垂直な平行な軸周りに回転可能であってもよい。このようにすることで、第1の反射ミラー17に照射される出射光ELの位置を紙面と垂直な方向において変化させ、ひいては第2のスクリーン21に照射される出射光ELの位置を、紙面と垂直な方向において変化させることが可能である。これにより、第2の虚像VD2の生成位置を図4の左右方向(水平方向)に変化させることが可能である。
また、上記実施例1及び2においては、第2のスクリーン21が移動しない場合を例に説明した。しかし、第2のスクリーン21を折返しミラー23に対して接近させたり離間させたりするように移動させることとしてもよい。このようにすることで、第2の虚像VD2の表示位置を視点EYに対して近づけたり遠ざけたりすることが可能である。具体的には、第2のスクリーン21が実施例1における反射光RLの光軸BXまたは実施例2における出射光ELの光軸に沿って移動可能に構成されていてもよい。
図14に実施例1の表示装置10において、第2のスクリーン21が光軸BXに沿って折返しミラー23に接近する様に移動させられるようになされた変形例の各光学部材の配置態様の一例を示す。図14においては、図3に示した移動前の第2の反射ミラー19及び第2のスクリーン21を破線で示し、それぞれ19F及び21Fとしている。
図14に示すように、スクリーン21を折返しミラー23に接近させることで、スクリーン21とフロントガラスFG(図2参照)までの光路長を短くし、第2の虚像VD2の表示位置を視点EYに対して近づけることが可能である。
また、図14に示すように、第2のスクリーン21を移動させると共に、第2の反射ミラー19を移動させ、光源13の出射部13Aから第2のスクリーン21までの光路長を一定に保つことが好ましい。すなわち、光路長L1+L3+L4が変化しないように、第2の反射ミラー19を移動させることが好ましい。なお、光路長を一定に保つ場合、第2の反射ミラー19の移動距離D1は第2のスクリーン21の移動距離D2の1/2程度にしてもよい。
このようにすることで、例えば、光源13としてレーザプロジェクタ装置を用いる場合に、第2のスクリーン21を移動させても、第2のスクリーン21に照射されるレーザ光のスポット径を一定に保ち、第2の虚像VD2を良好な表示状態に維持することが可能である。
また、光源13からの出射光ELを第2のスクリーン21まで適切に導くために、第1のミラー17及び第2のミラー19の配向を適切に変更可能にするのが好ましい。例えば、第1のミラー17及び第2のミラー19を図14の紙面に垂直な軸回りに回動可能とするのが好ましい。
また、上記実施例においては、出射部13Aから第1のスクリーン15までの光路長と、出射部13Aから第2のスクリーン21までの光路長が同一であるとしたが、これらの光路長は必ずしも同一でなくともよい。
また、上記実施例においては、光源13がレーザプロジェクタである場合を例に説明したが、DMD(Digital Mirror Device)を用いたDLP(Digital Light Processing)プロジェクタからなる光源であってもよい。また、光源13は、液晶プロジェクタからなる光源であってもよい。
また、上記実施例1及び2においては、自車の状態に応じた表示モードで第1の虚像VD1及び第2の虚像VD2を表示することとしたが、制御部27は自車の位置に応じて表示モードを変更してもよい。
すなわち、制御部27は、例えばGPS装置(図示せず)を用いて表示装置10が搭載されている自車の現在位置を取得し、当該取得された現在位置に基づいて、第1のミラー17を移動する制御を行い、表示モードを変更してもよい。すなわち、制御部27が位置情報取得部として、自車の現在位置を示す位置情報を取得し、制御部27が当該位置情報に基づいて第1のミラー17を制御してもよい。
この際、例えば、制御部27が、地図上の地点と当該地点毎に定められた表示装置10の表示モードを含むモード情報テーブルを有する記憶部を有していてもよい。例えば、交通量の多い地点や見通しの悪い交差点等、自車が危険状態となる可能性が高くなる地点については、実施例1において説明した危険状態表示モードとなるように定められていてもよい。
すなわち、当該危険状態となる可能性が高くなる地点に自車が接近したときに、ドライバに危険を報知しやすいように、図4のように、第2の虚像VD2によるAR表示を、表示領域DR2全体を用いた表示がなされるモードとなるようになされていてもよい。
また、例えば、制御部27が、交通量の多い地点であることや見通しの悪い交差点であること等、位置ごとにその周辺の環境を示す環境情報を記憶している記憶部を有していてもよい。この際、制御部27は、自車の位置及び環境情報から自車の現在位置における当該現在位置の周辺の環境を取得し、当該取得した周辺の環境に基づいて表示モードを切り替えてもよい。このようにすることで、周辺の状況に応じた表示モードのスムーズな切り替えが可能となる。
なお、上述したモード情報テーブル及び環境情報は、制御部27と通信可能な外部サーバに保存されていてもよい。例えば、この際、表示装置10の制御部27は、図示しない通信部により無線通信等を用いて外部サーバと通信し、モード情報テーブルまたは環境情報にアクセスして、これらのテーブルまたは環境情報並びに自車位置に応じて表示モードを変更することとしてもよい。
また、モード情報テーブルには、地図上の地点毎に定められた表示装置10の表示モードではなく、当該表示モードにするための第1のミラー17の移動に関する制御情報が含まれていてもよい。この際、制御部27は、自車の現在位置を取得し、自車の現在位置に基づいてモード情報テーブルから第1のミラーの制御情報を読み出して取得し、当該制御情報に従って、第1のミラー17の移動を制御してもよい。
すなわち、制御部27は、位置情報取得部として、自車の現在位置情報を示す位置情報を取得し、制御情報取得部として、自車の現在位置に基づいてモード情報テーブルから第1のミラーの制御情報を読み出す等して制御情報を取得し、当該制御情報に従って、第1のミラー17の移動を制御してもよい。
また、上記実施例においては、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21は透過型のスクリーンである場合を例に説明したが、これらのスクリーンのうち少なくとも一方は反射型のスクリーンであってもよい。
図15に、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21が反射型のスクリーンである場合の変形例の表示装置10の断面図を示す。図15に示すように、第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21が反射型のスクリーンである場合、第1のスクリーン15に到達した出射光EL及び第2のスクリーン21に到達した反射光RLは、夫々第1のスクリーン15及び第2のスクリーン21により凹面鏡25に向けて反射される。従って、この場合には、上記実施例において説明した折返しミラー23は不要となる。
上述した実施例における種々の構成等は、例示に過ぎず、用途等に応じて、適宜選択することができる。
10、30 表示装置
11 筐体
13 光源
15 第1のスクリーン
17 第1の反射ミラー
19 第2の反射ミラー
21 第2のスクリーン
23 折返しミラー
25 凹面鏡
27 制御部
PM 表示部材

Claims (9)

  1. 所定の照射領域に光を照射する光源と、
    少なくとも一部が前記照射領域内に位置している第1のスクリーンと、
    前記照射領域内の領域であり、かつ前記光源と前記第1のスクリーンとの間の領域に進入するように移動自在な第1の反射部と、
    前記第1の反射部によって反射された前記光が到達する位置に配置される第2の反射部と、
    前記第2の反射部によって反射された前記光が到達する位置に配置される第2のスクリーンと、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンは、前記光源から照射される光の光軸と垂直な方向において離間していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光源から前記第1のスクリーンまでの前記光の光路長と、前記光源から前記第2のスクリーンまでの前記光の光路長とは、同一であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第2のスクリーンは、前記光源から発せられた光の光軸に沿って移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第2の反射部は、前記光源から発せられた光の光軸に沿って移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第2のスクリーン及び前記2の反射部は、前記光源から前記第1の反射部及び前記第2の反射部を経由して前記第2のスクリーンに達する光の経路長が、前記光源から前記第1のスクリーンに達する光の経路長と同一となるように移動することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンは、前記光源から見て前記光の照射方向側に配されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の表示装置。
  8. 前記表示装置が配された移動体の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記取得された現在位置に基づいて前記第1の反射部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の表示装置。
  9. 光の出射方向を、照射領域内の第1の領域に向かう第1の方向及び前記第1の領域とは異なる第2の領域に向かう第2の方向に変更可能な光源と、
    少なくとも一部が前記第1の領域内に位置している第1のスクリーンと、
    少なくとも一部が前記第2の領域内に位置するように、かつ前記第1のスクリーンよりも前記光源に近い距離に配された第1の反射部と、
    前記第1の反射部によって反射された前記光が到達する位置に配置される第2の反射部と、
    前記第2の反射部によって反射された前記光が到達する位置に配置される第2のスクリーンと、
    を備えることを特徴とする表示装置。
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