JP6843309B1 - 湿度センサおよび空気調和機 - Google Patents

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Abstract

湿度センサは、音波の発信と、反射体により反射された音波の受信とを行う音波素子と、音波素子により受信した反射波の到達時間を求める受信回路と、到達時間と、音波素子から反射体までの距離と、音波素子から反射体までの空間の温度と、を用いて湿度を算出する湿度解析回路と、を備える。

Description

本開示は、非接触で湿度を測定する湿度センサおよび湿度センサを備える空気調和機に関するものである。
従来、空気中の湿度を測定する装置として、乾湿球湿度計、毛髪湿度計、露点検出センサ、サーミスタ湿度センサ、塩化リチウム湿度センサ、セラミック湿度センサ、または高分子膜湿度センサなどが知られている。また、非接触で湿度を測定する技術として、空気中の水分による超音波の音速の変化および散乱現象を利用した超音波による湿度測定技術も知られている。例えば特許文献1には、超音波の減衰率と温度とに基づいて空気の湿度を求める湿度センサが提案されている。
実開平7−26759号公報
特許文献1に記載される湿度センサは、超音波を発信する発信器と、発信器から発信された超音波を受信する受信器と、を所定の距離を空けて向かい合うように配置する構成となっている。しかしながら、上記の構成では、発信器と受信器とをそれぞれ異なる場所に配置する必要があるため、利便性が低下するだけでなく、湿度センサの大型化を招いてしまう。
本開示は上記のような課題を解決するものであり、非接触で湿度を測定できるとともに、小型化を実現できる湿度センサおよび空気調和機を提供することを目的とする。
本開示に係る湿度センサは、音波の発信と、反射体により反射された音波の受信とを行う音波素子と、音波素子により受信した反射波の到達時間を求める受信回路と、到達時間と、音波素子から反射体までの距離と、音波素子から反射体までの空間の温度と、を用いて湿度を算出する湿度解析回路と、距離と、温度とを入力する情報入力部と、を備える。また、本開示に係る空気調和機は、上記の湿度センサと、熱交換器と、ファンと、を備える。
本開示によれば、一つの音波素子が音波の発信および受信を行うことができるため、非接触式の湿度センサの小型化を実現することができる。
実施の形態1に係る湿度センサを備える空気調和機の概略構成図である。 実施の形態1に係る湿度センサの構成を説明する図である。 試験槽内の温度Tが40℃、相対湿度Uが30%RHの場合における超音波素子が受信した反射波の時間変化を示す図である。 試験槽内の温度Tが40℃、相対湿度Uが90%RHの場合における超音波素子が受信した反射波の時間変化を示す図である。 式(1)から求めた相対湿度Uと反射波到達時間tとの関係を示すグラフである。 実験により求めた相対湿度Uと反射波到達時間tとをプロットしたグラフである。 温度Tが40℃、相対湿度Uが50%RHの場合の、超音波素子から反射体までの距離Dと反射波到達時間tとの関係を示すグラフである。 実施の形態2に係る湿度センサを備える空気調和機の概略構成図である。 実施の形態2に係る湿度センサの構成を説明する図である。 実施の形態3に係る湿度センサを備える空気調和機の概略構成図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る湿度センサ7を備える空気調和機100の概略構成図である。図1に示すように、空気調和機100は空調対象空間である部屋200の天井300に設置される、天井埋め込み型の室内機である。部屋200は業務用のオフィス空間、または一般住宅の屋内空間である。天井300は、部屋200の高さ2m以上の位置に張られており、天井300の一部をくり抜いて形成された設置口に、空気調和機100が取り付けられる。また、部屋200には反射体400が設けられている。反射体400は、金属板、樹脂板または木板であり、部屋200の床面または壁面に設置されている。反射体400の部屋200の内側に向いた面は、平滑となっている。なお、反射体400を個別に設けるだけでなく、部屋200の床面または壁面の一部を反射体400としてもよい。
(空気調和機100の構成)
空気調和機100は、冷房機能と、暖房機能と、加湿機能とを有するパッケージタイプのエアコンである。なお、空気調和機100は、カセット型エアコン、ルームエアコンまたは外気処理ユニットなどであってもよい。図1に示すように、空気調和機100は、筐体1と、フィルタ2と、ファン3と、熱交換器4と、加湿エレメント5と、制御装置6と、湿度センサ7と、を備えている。
筐体1は、箱形状を有しており、天井300から露出する底面10の中央に設けられた吸込口11と、四辺に設けられた吹出口12とを有する。なお、以下の説明における「上流」および「下流」は、吸込口11から吹出口12までの空気の流れ方向における上流および下流である。フィルタ2は、吸込口11の下流に設けられ、吸込口11から吸い込まれる空気の塵または埃等を収集するものである。ファン3は、筐体1内において、フィルタ2と熱交換器4との間に配置される。ファン3は、例えば軸流ファンであり、モータ30によって駆動される。モータ30は、制御装置6によって制御される。
熱交換器4は、ファン3の下流に配置され、内部を流通する冷媒と、吸込口11から筐体1内に取り入れられた空気との熱交換を行う。熱交換器4は、圧縮機および熱交換器を備える室外機(不図示)と冷媒配管により接続され、冷媒回路の一部を構成するものである。熱交換器4は、アルミニウムを材料とした例えばフィンアンドチューブの構造を有し、暖房運転時には凝縮器として機能して空気を加熱し、冷房運転時には蒸発器として機能して空気を冷却する。熱交換器4は、下端部が上流側となり、上端部が下流側となるように傾斜して配置されてもよい。
加湿エレメント5は、例えば、多孔質または繊維状の、紙または樹脂の板を複数重ねて構成される。加湿エレメント5は、熱交換器4の下流において、熱交換器4に沿って配置される。加湿エレメント5は、長辺の長さが熱交換器4の長辺の長さをほぼ同じである。加湿エレメント5は、上方に配置された図示しない給水タンクなどから水が供給され、吸水する。吸水した加湿エレメント5を空気が通過することで、加湿エレメント5から水が揮発し、空気が加湿される。水は水道水および工業用水の何れも使用可能であるが、カルシウム、マグネシウムまたはシリカなど、堆積物の原因となるスケール成分が少ないほうが望ましい。なお、別の実施の形態では、加湿エレメント5を省略し、空気調和機100が加湿機能を有さない構成としてもよい。
制御装置6は、ASICまたはFPGAなどの専用のハードウェア、またはメモリに格納されるプログラムを実行するマイコン等の演算装置、もしくはその両方で構成される。制御装置6は、部屋200の温度または湿度などに応じて、モータ30の回転数を制御する。図1の破線矢印で示すように、モータ30によりファン3が回転すると、吸込口11から空気が吸い込まれ、フィルタ2を通過して塵埃が除去された後、熱交換器4を通過する。熱交換器4により、冷却または加熱された空気は、加湿エレメント5を通過することで加湿され、調和空気となって吹出口12から吹き出される。
湿度センサ7は、非接触で部屋200の湿度を測定する装置である。湿度センサ7は、超音波を発信および受信する超音波素子71を備える。超音波素子71は、筐体1の底面10において、吸込口11と吹出口12との間に配置される。本実施の形態では、1つの超音波素子71が、吸込口11の左側または右側において、反射体400と対向するよう配置される。
(湿度センサの構成)
図2は、実施の形態1に係る湿度センサ7の構成を説明する図である。図2に示すように、湿度センサ7は、超音波素子71と、発信回路73と、受信回路75と、湿度解析回路76と、情報入力部77とを備えている。超音波素子71は、圧電セラミックスおよび電極から構成され、超音波を発信および受信する。電極から圧電セラミックスに高周波の電圧が加えられると、圧電セラミックスが伸縮を繰り返し、この振動により超音波が発生する。また、圧電セラミックスが受信した超音波により振動すると、この振動に合わせて圧電セラミックスの両端に電圧が発生する。この原理により、超音波素子71は、周波数20kHz以上の音波、すなわち超音波を発信すること、および空気中の超音波を受信して電圧に変換することができる。本実施の形態の超音波素子71は、1つの素子で、部屋200の天井300から、反射体400に向けて超音波を発信し、反射体400に反射して戻ってきた超音波を受信することができる。
超音波素子71は電線72を介して発信回路73に接続されている。発信回路73は、超音波素子71にパルス波を供給する。また、超音波素子71は、電線74を介して受信回路75に接続されている。受信回路75は、超音波素子71からの出力を増幅して、A/D変換する。超音波素子71からの出力はアナログ信号であるため、受信回路75において、デジタル信号へ変換するA/Dコンバータを備えている。受信回路75におけるA/D変換のサンプリング周波数は2.4MHzとし、分解能は12ビットである。サンプリング周波数は、超音波素子71に印加するパルス波の周波数の2倍以上とすることが好ましく、例えば印加電圧の8倍とする。また、受信回路75は、変換したデジタル信号を解析し、反射波到達時間t(ms)を求める。受信回路75は、求めた反射波到達時間tを湿度解析回路76に入力する。
湿度解析回路76は、受信回路75から入力された反射波到達時間tと、情報入力部77から入力される温度T(℃)および距離D(m)とを用いて、部屋200の相対湿度U(%RH)を求める。温度Tは、超音波素子71と反射体400との間の空間の温度であり、例えば部屋200の温度である。距離Dは、超音波素子71から反射体400までの距離である。
情報入力部77は、部屋200の温度Tと、超音波素子71から反射体400までの距離Dと、を湿度解析回路76に入力する。温度Tおよび距離Dは、例えば空気調和機100のリモコンなどの入力インタフェースを介して入力され、図示しないメモリに記憶される。情報入力部77は、メモリから温度Tおよび距離Dを読みだし、湿度解析回路76に入力する。または、情報入力部77は、入力インタフェースであってもよく、自身を介して入力された情報を湿度解析回路76に入力してもよい。
超音波素子71から反射体400までの距離Dは任意でよいが、あまり長いと超音波が減衰して反射体400まで届かなくなる。超音波の周波数は小さい方が遠方に届くが、一方で指向性が大きくなる。指向性が大きくなると部屋200内で超音波の乱反射が起きやすくなり、超音波素子71で検出する際に波形が複雑になるため好ましくない。居住空間の部屋200の一辺は最大で10m程度であることから、距離Dは最大10mとする。また、最大の距離10mまで超音波が届くための周波数として、例えば、超音波素子71に供給されるパルス波が40kHzに設定される。
(湿度センサの動作)
本実施の形態の湿度センサ7による相対湿度Uの測定動作について説明する。まず、発信回路73によって、例えば周波数40kHzのパルス波を超音波素子71に印加し、超音波を発生させる。発信回路73の出力は、パルス波に限定されず、正弦波交流などの連続波であってもよい。超音波素子71から発生した超音波は、図2に矢印で示す送信波W1として反射体400に到達し、反射体400により反射され、反射波W2となって超音波素子71に受信される。
超音波素子71において、受信した反射波W2は、電圧に変換され、電線74を介して受信回路75に送られる。受信回路75は、A/D変換を行うことにより、反射波W2をデジタル信号に変換し、デジタル信号から反射波到達時間tを求める。湿度解析回路76は、受信回路75が求めた反射波到達時間tと、情報入力部77から入力された部屋200の温度Tと、超音波素子71から反射体400までの距離Dとを用いて、部屋200の湿度を求める。
湿度解析回路76は、空気調和機100の制御装置6と通信可能に接続され、求めた湿度を制御装置6に送信してもよい。そして、空気調和機100の制御装置6は、受信した湿度を用いて、空調制御を行うか、またはリモコンの表示部(不図示)に表示してもよい。または、湿度解析回路76は、空気調和機100以外の外部端末と通信可能に接続され、求めた湿度を外部端末に送信し、外部端末の表示部に表示してもよい。
以下、相対湿度Uを求める過程を、理論式および実験結果に基づいて説明する。相対湿度Uは、状態方程式およびテテンの実験式から既知の方法により導出することができる。相対湿度をU(%RH)、空気の乾燥空気圧をPd(hPa)、温度をT(℃)、音速をc(m/s)、乾燥空気の平均分子量をMd、空気の定圧比熱比をγ、一般気体定数をR(J/K・mol)とすると、下記の式(1)が導出される。
Figure 0006843309
ここで、式(1)における乾燥空気圧Pd、乾燥空気の平均分子量Md、定圧比熱比γ、一般気体定数Rは定数である。また、式(1)における音速c(m/s)は、反射体400までの距離をD、反射波到達時間をtとした場合、下記の式(2)で表される。
Figure 0006843309
そのため、反射体400までの距離Dと、部屋200の温度Tと、反射波到達時間tとがわかれば、式(1)および式(2)から、相対湿度Uが求められる。
湿度センサ7による実験結果の一例を以下に示す。実験は、図1に示す部屋200を約1/10の大きさに縮小した恒温恒湿の試験槽に、湿度センサ7を設置して行った。試験槽内に、反射体400としてアルミ壁を設け、超音波素子71の発信/受信面はアルミ壁と対向するよう配置した。超音波素子71からアルミ壁までの距離Dは0.525mである。また、試験槽内の温度Tは40℃とし、相対湿度Uを30、40、50、60、70、80、90%RHと変化させた。超音波素子71に印加したパルス数は10個であり、このときの超音波素子71が受信した反射波W2の変化を調べた。反射波W2は、受信回路75においてデジタル信号に変換し、以後は離散的なデータとして解析を行った。
図3は、試験槽内の温度Tが40℃、相対湿度Uが30%RHの場合における超音波素子71が受信した反射波の時間変化を示す図である。反射波は、超音波素子71の出力電圧(mV)で表される。経過時間0msは超音波素子71から超音波を発信した時間である。経過時間0msから1.5msまでの反射波は、超音波素子71の発信音に由来するものである。
受信回路75は、図3に示す出力電圧を二乗し、積分することで、反射波の到達時間tを求める。温度Tが40℃であり、相対湿度Uが30%RHの場合、反射波の到達時間tは2.956msであった。反射波到達時間tは、出力電圧を二乗して積分することで算出するほか、反射波W2の波形から、出力電圧がある電圧に達した時点を反射波到達時間tとして求めてもよい。
図4は、試験槽内の温度Tが40℃、相対湿度Uが90%RHの場合における超音波素子71が受信した反射波の時間変化を示す図である。図3と同様に、図4に示す出力電圧を二乗し、積分することで、反射波到達時間tが求められる。この場合の反射波到達時間tは2.952msであった。
図5は、式(1)から求めた相対湿度Uと反射波到達時間tとの関係を示すグラフである。なお、図5の関係は、式(1)の距離D=0.525、温度T=40を代入して求めたものである。
図6は、実験により求めた相対湿度Uと反射波到達時間tとをプロットしたグラフである。実験値の場合、超音波の発信開始時刻および到達時刻を実験者が決めた方法でデータ解析を行うため、式(1)から計算した場合の結果と時間のずれが見られるのは一般的である。図6では、実験値においても相対湿度Uと反射波到達時間tがほぼ比例関係にあることがわかる。この実験結果からも、距離D、温度Tおよび反射波到達時間tから湿度を計算可能であることが確認できる。
超音波素子71の出力電圧は、デジタル信号であるため、そのままでは相対湿度Uを求めることができない。そのため反射波到達時間tから相対湿度Uを計算するときは、予め測定する部屋200の室内条件、すなわち距離Dおよび温度Tにおける超音波素子71の反射波到達時間tと相対湿度Uとの関係を求め、湿度解析回路76の記憶領域に格納する。そして、図6に示す関係を用いて演算することで、実際の反射波到達時間tに対する相対湿度Uを求めることができる。
例えば、温度Tが40℃、距離Dが0.525mであって、受信回路75により計算される反射波到達時間tが2.951msの場合、図6の関係から反射波到達時間tが2.951msに対応する相対湿度U=43%RHを求めることができる。
図7は、温度Tが40℃、相対湿度Uが50%RHの場合の、超音波素子71から反射体400までの距離Dと反射波到達時間tとの関係を示すグラフである。図7に示す関係は、式(1)に各パラメータの値を代入して求められる。図7より、超音波素子71から反射体400までの距離Dと反射波到達時間tとが比例関係にあることが確認できる。このことから、温度Tと、相対湿度Uと、距離Dと、を変化させて反射波到達時間tを求めた実験データを利用することで、反射波到達時間tから相対湿度Uが計算可能であることがわかる。
図5および図6より、式(1)による計算値と実験値とでは、同様の相関関係が見られた。そのため、湿度解析回路76は、式(1)に距離D、温度T、反射波到達時間tの値を直接代入し、相対湿度Uを求めることができる。または、湿度解析回路76は、実験から得られた温度T、相対湿度U、距離D、および反射波到達時間tの関係を含むデータベースを記憶領域に記憶し、データベースと入力された距離D、温度T、反射波到達時間tとに基づいて相対湿度Uを求めてもよい。
以上のように、本実施の形態の湿度センサ7は、一つの超音波素子71が超音波の発信および受信を行うことができるため、非接触式の湿度センサ7の小型化が実現できる。また、湿度センサ7は、超音波素子71より受信された反射波の到達時間tと、情報入力部77から入力される部屋200の温度Tと、反射体400までの距離Dと、の3つのパラメータに基づき、非接触で部屋200の相対湿度Uを求めることができる。そのため、湿度センサ7の配置の自由度が高まり、利便性も向上する。
実施の形態2.
実施の形態2について説明する。実施の形態2の湿度センサ7Aは、超音波素子71に加えて、距離センサ8および温度センサ9を備える点において、実施の形態1と相違する。図8は、実施の形態2に係る湿度センサ7Aを備える空気調和機100Aの概略構成図である。空気調和機100Aの湿度センサ7A以外の構成は、実施の形態1と同じである。
図8に示すように、湿度センサ7Aは、超音波素子71に加え、反射体400までの距離を測定する距離センサ8と、部屋200の温度を測定する温度センサ9とを備える。超音波素子71と、距離センサ8と、温度センサ9とは、湿度センサ7Aに一体化されて組込まれる。距離センサ8および温度センサ9は、筐体1の底面10において、吸込口11と吹出口12との間に配置される。本実施の形態では、距離センサ8および温度センサ9は、吸込口11の左側または右側において、超音波素子71と並んで反射体400と対向するよう配置される。
図9は、実施の形態2に係る湿度センサ7の構成を説明する図である。図9に示すように、湿度センサ7Aは、超音波素子71と、発信回路73と、受信回路75と、湿度解析回路76と、情報入力部77と、距離センサ8と、距離解析回路81と、温度センサ9と、温度解析回路91とを備える。
距離センサ8は、光学センサまたはカメラである。距離センサ8が光学センサである場合、距離センサ8内部の光源から照射された光が、反射体400により反射され、距離センサ8の受光素子で受光される。そして、距離解析回路81により、反射された光を評価または演算し、距離に換算する。距離解析回路81は、光が照射されてから受光されるまでの時間を測定し、その時間差を距離に換算して距離を求める。距離センサ8がカメラの場合、距離解析回路81は、距離変化による受光素子の結像位置を距離に換算する三角測距式を用いて距離を求める。距離センサ8は、超音波素子71と同一平面状に配置され、距離センサ8から反射体400までの距離は、超音波素子71から反射体400までの距離Dと同じである。距離解析回路81は情報入力部77に接続され、距離解析回路81で算出された距離は、リアルタイムに情報入力部77に出力される。
温度センサ9は、熱電対またはサーミスタなどの接触式センサ、もしくは赤外線センサなどの非接触式センサである。温度センサ9が赤外線センサである場合、温度センサ9は、部屋200から放射される赤外線放射エネルギーを検出し、温度解析回路91にて、検出され赤外線エネルギー量から部屋200の空間の温度を算出する。温度解析回路91は情報入力部77に接続され、温度解析回路91で算出された温度は、リアルタイムに情報入力部77に出力される。
(湿度センサの動作)
本実施の形態における湿度センサ7Aによる相対湿度Uの測定動作について説明する。超音波素子71からの超音波の発信および受信、ならびに受信回路75による反射波到達時間tの解析までは、実施の形態1と同様である。その後、距離センサ8および温度センサ9により、超音波素子71から反射体400までの距離Dおよび部屋200の温度Tが測定され、情報入力部77から湿度解析回路76に入力される。そして、湿度解析回路76は、反射波到達時間tと、情報入力部77から入力される部屋200の温度Tと、超音波素子71から反射体400までの距離Dとを用いて、実施の形態1と同様に部屋200の相対湿度Uを求める。
以上のように、本実施の形態では、距離センサ8および温度センサ9によって、部屋200の相対湿度Uを求めるために必要な超音波素子71から反射体400までの距離Dおよび部屋200の温度Tを測定して、湿度解析回路76に入力することができる。これにより、湿度センサ7Aによる相対湿度Uの算出が自動化され、使用者が予め距離Dおよび温度Tを入力する手間が不要となるため、利便性がさらに向上する。また、部屋200の実際の距離Dおよび温度Tを測定しているため、相対湿度Uを測定精度が向上する。
なお、上記実施の形態2では、距離センサ8および温度センサ9の両方を備える構成としたが、何れか一方のみを備えてもよい。または、距離センサ8および温度センサ9は、湿度センサ7A以外の外部機器が備えてもよい。例えば、温度センサ9は、空気調和機100Aが備える室内温度センサであってもよい。この場合、情報入力部77は、無線通信機能を有し、外部機器と通信を行って、温度Tおよび距離Dを受信し、湿度解析回路76に入力する。
実施の形態3.
実施の形態3について説明する。実施の形態の湿度センサ7Bは、超音波素子71を可動する可動機構78を備える点において、実施の形態1と相違する。図10は、実施の形態3に係る湿度センサ7Bを備える空気調和機100Bの概略構成図である。湿度センサ7Bのその他の構成は実施の形態1と同じであり、空気調和機100Bの湿度センサ7B以外の構成は、実施の形態1と同じである。
図10に示すように、本実施の形態の湿度センサ7Bの超音波素子71は、可動機構78に保持される。可動機構78は、図示しないモータと、モータを制御する制御装置と、部屋200の床面と平行に延びる軸とを備える。超音波素子71は、可動機構78に保持され、部屋200の床面を走査するように回動される。
本実施の形態では、超音波素子71は、超音波を発信した後、反射波を受信しない場合は、超音波を発信し続けながら回動を続ける。そして、任意の反射体500から反射波を受信した場合、制御装置により超音波素子71の動きを停止し、受信回路75により、受信した反射波に基づく反射波到達時間tの解析が行われる。そして、湿度解析回路76により、反射波到達時間tと、超音波素子71から反射体500までの距離Dと、部屋200の温度Tとに基づいて相対湿度Uが求められる。この場合の距離Dは、基準となる距離と反射波到達時間との関係を記憶しておき、受信回路75が解析した反射波到達時間tと記憶される関係とから求められる。または、湿度センサ7Bに実施の形態2の距離センサ8を備える構成とし、反射体500までの距離を測定してもよい。
本実施の形態によると、特定の位置に反射体400を設けることなく、部屋200の湿度を求めることができる。これにより、部屋200の広範囲において、湿度を測定することができ、利便性がさらに向上する。
以上が実施の形態の説明であるが、上記の実施の形態は種々に変形することおよび組み合わせることが可能である。例えば、上記の実施の形態では、湿度センサ7が、超音波を発信およびよび受信する超音波素子71を備える構成としたが、これに限定されるものではなく、音波を発信および受信する音波素子を備えるものであればよい。例えば、湿度センサ7は、周波数20kHz以下の可聴音を発する音波素子を備えてもよい。この場合も、周波数および波長が異なるだけで、音波素子から発信した音波は反射体400により反射し再度音波素子に戻る。そのため、上記実施の形態と同様に、反射波の到達時間に基づき、部屋200の湿度を求めることができる。
また、上記実施の形態では、受信回路75と湿度解析回路76とを個別の回路として説明したが、一つの回路に受信回路75および湿度解析回路76の機能を設けてもよいし、マイコンにより受信回路75および湿度解析回路76の機能を実行してもよい。また、距離解析回路81および温度解析回路91の機能も、受信回路75および湿度解析回路76と同じ一つの回路に設けられてもよいし、マイコンにより実行されてもよい。また、発信回路73と受信回路75とを一体化したパルサレシーバで構成してもよい。
1 筐体、2 フィルタ、3 ファン、4 熱交換器、5 加湿エレメント、6 制御装置、7、7A、7B 湿度センサ、8 距離センサ、9 温度センサ、10 底面、11 吸込口、12 吹出口、30 モータ、71 超音波素子、72 電線、73 発信回路、74 電線、75 受信回路、76 湿度解析回路、77 情報入力部、78 可動機構、81 距離解析回路、91 温度解析回路、100、100A、100B 空気調和機、200 部屋、300 天井、400、500 反射体。

Claims (6)

  1. 音波の発信と、反射体により反射された音波の受信とを行う音波素子と、
    前記音波素子により受信した反射波の到達時間を求める受信回路と、
    前記到達時間と、前記音波素子から前記反射体までの距離と、前記音波素子から前記反射体までの空間の温度と、を用いて湿度を算出する湿度解析回路と、
    前記距離と、前記温度とを入力する情報入力部と、を備える湿度センサ。
  2. 前記音波素子は、前記反射体に対向して配置される請求項1に記載の湿度センサ。
  3. 前記距離を測定する距離センサをさらに備える請求項1または2に記載の湿度センサ。
  4. 前記温度を測定する温度センサをさらに備える請求項1〜の何れか一項に記載の湿度センサ。
  5. 前記音波素子を可動する可動機構をさらに備える請求項1〜の何れか一項に記載の湿度センサ。
  6. 請求項1〜の何れか一項に記載の湿度センサと、
    熱交換器と、
    ファンと、を備える空気調和機。
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