JP6843026B2 - 紙送りロール - Google Patents
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Description
内周面に所定の凹部を有する筒状成形金型を用い、芯材(φ6、SUS304製)の外周にウレタンゴム組成物の弾性体層(厚み3mm)を形成した。これにより、図1に示すような凸部の配置構成および図2に示すような凸部形状を有する紙送りロールを得た。すなわち、弾性体層の周面には、球台状の凸部により凹凸が設けられている。凸部は、弾性体層の周面に均一に分布している。次いで、球台状の凸部の上底の表面を研磨し、図3に示すような研磨面を形成した。各紙送りロールにおいて、球台状の凸部における、球帯の曲率半径(SR)、上底の直径r1、下底の直径r2、凸部の高さ、肩角度α(凸部の上底との交点における凸部の球帯の接面lと凸部の上底とのなす角α)、r1/r2比は、表1のように設定されている。
実施例1〜9と異なり、上底の表面を研磨しなかった以外は実施例1と同様にして、紙送りロールを得た。すなわち、球台状の凸部の上底は平面で構成されている。
図1に示す凸部の配置構成に代えて、図4に示す凸部の配置構成とした以外は実施例1と同様にして、紙送りロールを得た。球台状の凸部の上底は研磨面で構成されている。球台状の凸部は、弾性体層の周面に沿ってらせん状に配列している。そして、凸部の列とこれに平行な凸部の列により弾性体層の周面に沿って連続した凹部の溝が形成されている。図5に示す各寸法については、以下の通りである。
凸部離間距離a:0.3mm、溝の幅b:1.0mm、凸部の配列角度θ:5°
図1に示す凸部の配置構成に代えて、図4に示す凸部の配置構成とした以外は実施例10と同様にして、紙送りロールを得た。球台状の凸部の上底は平面で構成されている。球台状の凸部は、弾性体層の周面に沿ってらせん状に配列している。そして、凸部の列とこれに平行な凸部の列により弾性体層の周面に沿って連続した凹部の溝が形成されている。図5に示す各寸法については、以下の通りである。
凸部離間距離a:0.3mm、溝の幅b:1.0mm、凸部の配列角度θ:5°
弾性体層の周面に形成する凸部を図7(a)に示す形状の凸部とした以外は、実施例1と同様にして紙送りロールを得た。すなわち、凸部は山から谷に向かって下に凸となる裾広がりの形状の曲面を有する凸部であって、その中央に平坦な領域(上底)を有する凸部からなる。凸部の上底は研磨面で構成されている。上底の直径r1、下底の直径r2、凸部の高さh、r1/r2比は、表1のように設定されている。
弾性体層の周面に形成する凸部を図7(b)に示す形状の凸部とした以外は、実施例1と同様にして紙送りロールを得た。すなわち、凸部は半球状の凸部からなる。球面の曲率半径(SR)、下底の直径r2、凸部の高さhは、表1のように設定されている。
比較例1と異なり、上底の表面を研磨しなかった以外は比較例1と同様にして、紙送りロールを得た。すなわち、凸部の上底は平面で構成されている。
FRR方式の給紙システムを持った市販の複写機に紙送りロールを組み込み、市販のPPC用紙を用いて1万枚通紙を行った後、所定面積のテープをロール表面に貼り付けてロール表面の紙粉をテープに転写し、転写前後のテープ重量差を測定した。各紙送りロールの紙粉発生量を、実施例1の紙粉発生量を1としたときの相対比率で表した。その比率が1.0未満の場合を「◎」、その比率が1.0以上1.2未満の場合を「○」、その比率が1.2以上2.0未満の場合を「△」、その比率が2.0以上の場合を「×」とした。
紙送りロールをFRR方式の給紙システムを持った市販の複写機に組み込み、紙送り性の評価を行った。用紙には市販のPPC用紙を用い、10万枚通紙を行い、紙粉による紙詰まりの発生回数を測定した。紙詰まりが発生しなかったものを「◎」、紙詰まりの発生回数が1回以上3回以下のものを「○」、紙詰まりの発生回数が4回以上9回以下のものを「△」、紙詰まりの発生回数が10回以上のものを「×」とした。
12 軸体
14 弾性体層
16 凸部
16a 球帯
16b 上底
16c 下底
16d 交点
18 溝
h 凸部の高さ
r1 上底の直径
r2 下底の直径
SR 球帯の曲率半径
s 肩部
θ 凸部の配列角度
p 溝のピッチ
X 軸方向
Y 周方向
Claims (9)
- 軸体と、前記軸体の外周に形成された弾性体層と、を備え、
前記弾性体層の周面には、凸部により凹凸が設けられており、
前記凸部が、球台状の凸部であり、
前記凸部は、前記弾性体層の周面に沿って軸方向と異なる方向に配列しており、前記軸方向と異なる方向の凸部の列とこれに平行な凸部の列の間が連続した凹部の溝になっており、
前記溝の幅が、前記凸部の列内の凸部離間距離よりも大きいことを特徴とする紙送りロール。 - 前記凸部の上底が、研磨面であることを特徴とする請求項1に記載の紙送りロール。
- 前記凸部の上底が、平面であることを特徴とする請求項1に記載の紙送りロール。
- 前記凸部の上底が、前記凸部の球帯よりも曲率半径の大きい曲面であることを特徴とする請求項1に記載の紙送りロール。
- 前記凸部における上底の直径r1と下底の直径r2との比(r1/r2)が、0.50〜0.95の範囲内であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の紙送りロール。
- 前記凸部の上底との交点における前記凸部の球帯の接面と、前記凸部の上底と、のなす角が、100〜150°の範囲内であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の紙送りロール。
- 前記凸部の高さが、0.02〜0.40mmの範囲内であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の紙送りロール。
- 前記凸部は、前記弾性体層の周面に沿ってらせん状に配列していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の紙送りロール。
- 前記凸部は、前記弾性体層の周面に沿って周方向に対し±10°以内の角度の方向に配列していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の紙送りロール。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017190262A JP6843026B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 紙送りロール |
PCT/JP2018/028573 WO2019044330A1 (ja) | 2017-08-31 | 2018-07-31 | 紙送りロール |
CN201880052090.5A CN111032544B (zh) | 2017-08-31 | 2018-07-31 | 送纸辊 |
US16/662,036 US20200055683A1 (en) | 2017-08-31 | 2019-10-24 | Paper feed roller |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017190262A JP6843026B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | 紙送りロール |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019064781A JP2019064781A (ja) | 2019-04-25 |
JP2019064781A5 JP2019064781A5 (ja) | 2020-07-16 |
JP6843026B2 true JP6843026B2 (ja) | 2021-03-17 |
Family
ID=66337778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017190262A Active JP6843026B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-09-29 | 紙送りロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6843026B2 (ja) |
-
2017
- 2017-09-29 JP JP2017190262A patent/JP6843026B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019064781A (ja) | 2019-04-25 |
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