JP6841671B2 - タップロック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスペンサーから液体を注出するタップのロック機構に関する。
ビアホール等の飲食店においては、樽詰めされたビールをジョッキ等の容器に注ぎ出すビールサーバーが用いられている。ビアホール等の飲食店のスタッフは、ビールサーバーに備わるタップの上部に設けられたレバーを操作して、ビールをジョッキに注ぎ込む。タップの上面にレバーが直立する姿勢(以下、この姿勢を「ニュートラルな姿勢」という場合がある。)では、タップの注ぎ口からビールは注がれず、ニュートラルな姿勢から前方に傾斜した姿勢になるようにレバーが倒されると、タップの注ぎ口からビールが注がれる。なお、ニュートラルな姿勢から後方へ傾斜した姿勢になるようにレバーが倒されると、ビールの注ぎ口の近傍に並設された泡注出口から泡が注出される。
特開2002−2886号公報 実用新案登録第3142366号公報
ところで、店舗スペースが限られている飲食店においては、スタッフが頻繁に往来する通路脇などの狭い場所にビールサーバーが設置されることがある。そのような場合に、スタッフの身体がニュートラルな姿勢のレバーに接触し、レバーが動いてしまうと、注ぎ口からビールが漏れ出る事態が発生する可能性が高い。
このような事態の発生を防止するために、例えば特許文献2には、注水栓のレバーに取り付けられた連結具の係止部を、容器本体に設けたフックのロック溝に嵌合させ、連結具をほぼ水平状態に支持するレバー式注水栓のロック装置が開示されている。上記のレバー式注水栓のロック装置においては、レバーに取り付けられた連結具を支持するロック溝を容器本体の前面に設けなければならない。そのような構造は、特許文献1に記載されたような箱状のビールサーバーであれば、タップが取り付けられている前面パネルに適用され得る。しかし、例えばカウンター上に直立して取り付けられるスタンド式のタップ等の場合、タップのレバーの近傍に上記のフックを取り付ける場所がない。このような場合、上記のような構造をとることができず、汎用性がない。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであって、簡易な構造で液漏れを防止できるとともに、汎用性が高いタップロック機構を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、タップ本体と、前記タップ本体内に収容される一端及び当該一端に対向し、前記タップ本体外に位置する他端を有し、前記一端近傍を通る回転軸周りに前記他端を所定の角度範囲で回転移動させるように動作可能なレバーとを備える、容器に充填されている液体を注出するために用いられるタップにおいて、前記レバーを動作不可能に固定する固定状態と、当該固定を解除する固定解除状態とを切替可能なタップロック機構であって、前記レバーのうち、前記タップ本体から突出する部分の範囲内において、前記レバーの軸方向に沿って移動可能、かつ、抜脱困難に前記レバーに周設される筒状のロック部と、前記レバーが遊挿される貫通孔を有し、前記タップ本体に設けられる台座とを備え、前記固定状態は、前記レバーが動作不可能となるように前記ロック部と前記台座とを接触させた状態であり、前記固定解除状態は、前記レバーが動作可能となるように、前記ロック部を動作可能な程度に前記台座に接触させた状態、または前記ロック部と前記台座とを互いに離間させた状態であることを特徴とするタップロック機構を提供する(発明1)。
上記発明(発明1)におけるタップロック機構は、筒状のロック部がレバーの軸方向に沿って移動可能に周設されるという簡易な構造であるため、ロックされるレバーの取り付け場所等を選ばず、汎用性が高い。また、上記発明(発明1)におけるタップロック機構は、筒状のロック部がレバーの軸方向に沿って抜脱困難に周設される構造であるため、ロック部がレバーから抜け落ちて紛失してしまうようなことがない。
さらに、本発明(発明)におけるタップロック機構は、レバーが動作不可能となるようにロック部と台座とを接触させた固定状態と、レバーが動作可能となるようにロック部と台座とを互いに離間させた固定解除状態とを切替可能な構造であるため、レバーの軸方向へのロック部の移動操作のみで容易にレバーを固定することができる。
前記ロック部の内壁には、前記ロック部の径方向に突出する凸部が設けられ、前記台座の外径が前記ロック部の内径より小さく、前記台座の外壁に前記凸部を嵌合させる凹部が設けられていていてもよく(発明)、前記凸部は、前記ロック部の前記タップ本体側端部近傍に設けられ、前記台座は、前記固定解除状態において前記凸部を載置可能な載置面と、前記載置面上に設けられ、前記載置面上に前記凸部が載置された状態で、前記凹部に前記凸部が嵌合されないように前記レバーの軸周りにおける前記ロック部の回転移動を規制する規制部とを有していてもよい(発明)。
前記タップロック機構は、前記レバーの前記一端近傍に周設され、前記ロック部の内壁に接する外壁と、前記レバーが挿通される挿通孔とを有し、前記ロック部を保持する保持部をさらに備え、前記ロック部の内壁には、前記ロック部の径方向に突出する凸部が設けられ、前記保持部の外壁には、前記凸部が遊嵌する凹溝が形成され、前記凹溝は、一端部及び当該一端部よりも前記台座の近くに位置する他端部を有し、前記凸部を案内する第1案内溝を含み、前記固定状態において、前記凸部が前記第1案内溝の前記他端部近傍に位置していてもよく(発明)、前記凹溝は、前記第1案内溝の前記一端部から連続し、前記固定解除状態で前記凸部を係止する係止凹溝を含んでいてもよく(発明)、前記凹溝は、前記第1案内溝の前記一端部から連続し、前記固定解除状態で前記凸部を前記レバーの前記他端側に案内する第2案内溝を有していてもよい(発明)。
前記タップロック機構は、前記レバーの前記一端近傍に周設され、前記ロック部の内壁に接する外壁と、前記レバーが挿通される挿通孔とを有し、前記ロック部を保持する保持部をさらに備え、前記ロック部の内壁及び前記保持部の外壁には、前記ロック部と前記保持部とが互いに螺合可能なねじ山が形成され、前記ロック部が前記保持部に対して相対的に螺動することで、前記固定状態と、前記固定解除状態とを切替可能であるものでもよい(発明)。
本発明によれば、簡易な構造で液漏れを防止できるとともに、汎用性が高いタップロック機構を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るタップロック機構が適用されるタップの概略側面図である。 図2は、図1に示されるタップロック機構を構成する部品を拡大して示す平面図および上面図である。 図3は、本発明の第2実施形態に係るタップロック機構が適用されるタップの概略側面図である。 図4は、図3に示されるタップロック機構を構成する部品を拡大して示す平面図および上面図である。 図5は、本発明の第3実施形態に係るタップロック機構が適用されるタップの概略側面図である。 図6は、図5に示されるタップロック機構を構成する部品を拡大して示す平面図および上面図である。 図7は、本発明の第4実施形態に係るタップロック機構が適用されるタップの概略側面図である。 図8は、本発明の第4実施形態に係るタップロック機構の変形例を示す概略半断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るタップロック機構について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部材の寸法、部材間の大きさの比等は、必ずしも現実のものと同一とは限らず、また、同じ部材等を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比が異なって表される場合もある。また、本明細書に添付した図面においては、理解を容易にするために、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更したり、誇張したりしている場合がある。
また、本明細書においては、液体としての穀類分解物含有発泡性飲料を注出する装置の名称として「タップ」の用語を使用しているが、この装置の名称として「コック」の用語を使用する場合と、意味的に何ら変わることはない。
本実施形態における「穀類分解物含有発泡性飲料」としては、穀類の分解物を含む発泡性飲料であれば特に限定されるものではないが、好ましくは、麦芽、大麦の分解物を含む飲料を例示することができる。本実施形態において、「穀類」とは、穀物であれば特に限定されるものではなく、例えば、大麦、小麦、大豆、エンドウ豆等が挙げられ、好ましくは大麦等が挙げられる。穀類の分解物の具体的な態様としては、麦芽、大麦、小麦、大豆、エンドウ豆、トウモロコシの分解物であり、例えば、大豆タンパク、大豆ペプチド、エンドウ豆タンパク、コーンタンパク分解物が挙げられる。
本実施形態における「穀類分解物含有発泡性飲料」の具体例としては、好ましくは麦芽分解物含有発泡性飲料であり、より好ましくはビール系飲料である。ビール系飲料とは、通常、ビールを製造した場合(酵母等による発酵に基づいてビールを製造した場合)に得られるビール特有の味わい、香りを有する飲料を意味し、例えば、ビール、発泡酒、リキュール等の発酵麦芽飲料や、その他の醸造酒、若しくは完全無アルコール麦芽飲料(非アルコール麦芽飲料)等の非発酵麦芽飲料が挙げられる。また、ビール系飲料としては、麦芽飲料のみならず、麦や麦芽を使用しない非麦飲料であってもよい。かかる非麦飲料としては、エンドウ豆、大豆、トウモロコシ等を用いた、ビール風の発泡性アルコール含有飲料、完全無アルコール飲料等が挙げられる。
以下の第1実施形態〜第4実施形態においては、容器としてのビール樽に充填されている穀類分解物含有発泡性飲料であるビールを注出するビールサーバーと、このビールサーバーに取り付けられるタップを例として用いて、このタップに適用されるタップロック機構について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るタップロック機構について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るタップロック機構5が適用されるタップ1の概略側面図であり、図2は、図1に示されるタップロック機構5を構成する部品を拡大して示す平面図および上面図である。
タップ1は、レバー10と、管状のタップ本体13と、タップロック機構5と、を備える。タップ1を構成するこれらの部品は、例えばステンレス等の金属材料からなるものであっても、金属材料以外の材料からなるものであってもよく、例えば樹脂材料からなるものであってもよい。タップ1の大きさは、ビールサーバー(またはディスペンサーともいう。)等が設置される場所やビールサーバーの使用状態に応じて、適宜設定され得る。
以下では、店舗のカウンター等に載置される箱状の筐体にタップ1が取り付けられた形態のビールサーバーに基づいて説明する。図1に示されるように、タップ1は、後述する流入口133が矢印Rで示される奥側(ビールサーバーの前面側)に、後述する注出口131や泡注出口132が矢印Fで示される手前側になるように、上記筐体に取り付けられる。このビールサーバーにおいては、通常、筐体から離れた場所に設置された樽等のビールが充填された容器からビール流路を経て筐体内に導かれたビールが、ビール流路の端部に接続された上記流入口133を経てタップ本体13に導入される。このような形態において、レバー10はタップ本体13の上部に直立するような姿勢で取り付けられ、この姿勢においては、タップ本体13内のビール流路が弁(不図示)により塞がれるため、注ぎ口131からビールは注出されない。この姿勢から、レバー10を手前に倒す(レバー10が前方に傾斜した姿勢になる)と、上記の弁が開かれて注ぎ口131からビールが注出され、逆にレバー10を奥側に倒す(レバー10が後方に傾斜した姿勢になる)と、それまで塞がれていた泡注出用の弁が開かれて泡注出口132から泡が注出される(図1参照)。なお、本発明におけるタップロック機構は、上記のような箱状のビールサーバーの筐体前面に取り付けられるタップに限定されず、例えばカウンターの天面に直立するように設置された形態のスタンドタイプのタップにも適用可能である。
タップ本体13は、ビールサーバーからタップ本体13内にビールを流入させる流入口133と、タップ本体13内の流路(不図示)を通ったビールを吐出させる吐出口131と、吐出口131の近傍に並設され、泡を注出させる泡注出口132と、後述する台座14を取り付ける取付部134と、備える。なお、ビールと泡とを同じ流路及び同じ吐出口から吐出させるような構成においては、泡注出口132は無くてもよい。あるいは、上述のレバー10を奥側に倒すことにより泡注出口132から泡を注出させる機能が無いタップにも本実施形態におけるタップロック機構5を適用することができる。
また、タップ本体13は、ビールサーバーの筐体前面に取り付けられた状態において、吐出口131と泡注出口132が下方を向き、取付部134が上方を向くような形態をとる。なお、図1には、流入口133が図の右側に位置し、吐出口131や泡注出口132が図の左側下方に位置し、取付部134が図の左側上方に位置するような、タップ本体13を側面から見た状態が示されている。
レバー10は、操作部10aと軸部10bとが接続されてなる。操作部10aの内部には、一方の端部側(軸部10bに取り付けられる側)から中心軸に沿って、操作部10aを軸部10bに接続するための取付孔が形成される。操作部10aと軸部10bとは、取付孔の内壁面に切られたねじ山と、軸部10bの外壁面の上部に切られたねじ山とによって互いに螺合される。なお、操作部10aと軸部10bとは、上記のような別体構造であっても、一体構造であってもよい。また、操作部10aの形状としては、図1に示されるような丸棒状に限定されず、例えば角棒状等、種々の形状が適宜設定され得る。
また、操作部10aの大きさとしては、レバー10を操作しやすい長さや太さが適宜設定され得る。また、操作部10aの形状は、例えば見た目や操作感を考慮して適宜設定され得る。操作部10aの材質は、例えばステンレス等の金属材料であっても、金属材料以外のその他の材料であってもよく、例えば樹脂材料や木材であってもよい。
軸部10bは、一方の端部B(以下「一端」という。)側が、台座14及び取付部134を介してタップ本体13内に収容される。軸部10bの太さは、レバー10(操作部10a)が操作された場合に台座14の後述する開口部143の外周端と接触せず、一端Bの近傍を通る回転軸周りにおいて、一端Bに対向する他方の端部T(以下「他端」という。)を所定の角度範囲で回転移動させ得るように(本実施形態においては、他端T側が矢印Fと矢印Rで示される前後方向に移動するように)、適宜設定され得る。また、端部B側における軸部10bの形状としては、タップ本体13内に端部B側の軸部10bを収容可能な形状が適宜設定され得る。軸部10bは、例えばステンレス等の金属材料からなるものであっても、金属材料以外のその他の材料からなるものであってもよく、例えば樹脂材料からなるものであってもよい。
レバー10(軸部10b)は、台座14及び取付部134を介して動作可能にタップ本体13に取り付けられる。レバー10は、図1(A)に示されるように、タップ本体13に対して操作部10aが直立した姿勢でタップ本体13に取り付けられる。上述のように、この姿勢においては、ビールは吐出口131から吐出されず、泡も泡注出口132から注出されないようになっている。なお、レバー10をタップ本体13に対して動作させ得るタップ本体13の内部構造としては、公知の構造が適宜設定され得る。
吐出口131からビールを吐出させる場合は、図1(B)に示されるように、レバー10(操作部10a)の他端Tが矢印Fで示される前方に回転移動するようにレバー10を操作すればよい。また、泡注出口132から泡を注出させる場合、図1(C)に示されるように、レバー10(操作部10a)の他端Tが矢印Rで示される後方(ビールサーバーの筐体の前面側)に回転移動するようにレバー10を操作すればよい。
本実施形態におけるタップロック機構5は、レバー10を動作不可能に固定する固定状態と、当該固定を解除する固定解除状態とを切替可能にするための構成として、筒状のロック部12と、保持部11と、台座14と、を備える。本実施形態において、「固定状態」とは、レバー10が動作不可能となるように、ロック部12を保持部11に接触させつつ、ロック部12と台座14とを接触させた状態をいい、「固定解除状態」とは、レバー10が動作可能となるように、ロック部12を動作可能な程度に台座14に接触させた状態や、ロック部12と台座14とを互いに離間させた状態をいう。なお、本実施形態における「固定解除状態」では、ロック部12を動作可能な程度にロック部12が保持部11に接触している。以下、このようなタップロック機構5について、詳細に説明する。
図2(F)の平面図に示されるように、本実施形態における台座14は平面視において略円盤形状で、中心に開口部143を有する。また、図2(E)の側面図に示されるように、台座14は、円盤状部14Dの上部に、側面視において円盤状部14Dから上部に突出する凸状部14Pが形成されてなる。図2(F)に示されるように、凸状部14Pの外径は円盤状部14Dの外径より小さい。また、凸状部14Pの外周端から円盤状部14Dの外周端にかけての平坦な面は、後述する凸部121を載置する載置面142である。凸状部14Pの外周端から内周端(開口部143の外周端)にかけて傾斜面144が形成されている。なお、図2(E)に示されるように、開口部143は、凸状部14Pから円盤状部14Dにかけて貫通された貫通孔となっている。
図2(F)に示されるように、円盤状部14Dの外壁面145には、外壁面145の所望の位置から内側に凹むように、互いに対向配置される2つの凹部141が形成されている。この凹部141には、後述する凸部121が嵌合される。なお、台座14の形状は平面視において円盤形状に限定されず、例えば平面視において四角形状や六角形状等のような多角形状等であってもよい。
開口部143は、その開口径が軸部10bの外径より大きくなるように形成されている。これにより、開口部143の開口の外周端と軸部10bの外壁との間に隙間ができるため、レバー10の他端Tが前後に回転移動するようレバー10を動作させることができる。このような台座14が、タップ本体13側における軸部10bの周りにおいて、タップ本体13に取り付けられている。なお、本実施形態におけるタップ1には、台座14の上記開口部143の下方に配置されるタップ本体13内の空間に、レバー10(軸部10b)を動作可能に支持する例えばスペーサー等の支持部(不図示)が設けられている。
なお、本実施形態においては、台座14(円盤状部14D)の上部周縁のうち凹部141が形成された部分を除く全部に載置面142が形成されているが、これに限定されない。例えば、台座14の上部周縁の一部に幅狭な載置面が形成されたようなものであってもよい。この場合、台座14の周縁のほとんどの領域が凹部141であるかのような形態となる。すなわち、本実施形態における凹部141が形成された領域と載置面142が形成された領域とが逆転し、幅広の凹部141と幅狭の載置面142とが周縁に交互に配置されたような構造の台座14としてもよい。つまり、このような台座14を上面から見た場合に、互いに対向する2つの載置面142が傾斜面144(凸状部14P)の外周から突出されたような形態になる。
図2(C)〜図2(F)に示されるように、台座14(円盤状部14D)の外径は、ロック部12の内壁が台座14の外壁と接触可能なように、ロック部12の内径と実質的に同一であり、台座14の(円盤状部14Dの外壁面に対向する)内壁面には、タップ本体13の取付部134に台座14が取り付けられるように、被取付部(不図示)が形成されている。被取付部は、例えば、取付部134の外壁面に設けられたねじ山に螺合されるねじ山を上記内壁面に設けることで形成され得る。台座14の厚みは、上記のような被取付部を形成する領域を考慮して適宜設定され得る。
図2(A)〜図2(B)に示されるように、保持部11は円筒形状で、その外径が後述する円筒形状のロック部12の内壁と接触可能なように、ロック部12の内径と実質的に同一であり、その高さはロック部12の高さと略同一である。保持部11の内壁面には、その中心軸をレバー10の軸部10bが挿通する挿通孔110が形成されている。なお、保持部11は円筒形状に限定されず、例えば角筒形状等であってもよいが、ロック部12が摺動可能に嵌合され得るように、ロック部12の形状に対応する形状が適宜設定され得る。
挿通孔110は、保持部11の内壁面にねじ山が設けられてなる螺子孔110sと、螺子孔110sに連続する摺動孔110tとで構成されている。すなわち、挿通孔110は保持部11を軸方向に貫通する貫通孔となっている。螺子孔110sに設けられるねじ山は、保持部11をレバー10の軸部10bに螺合させるためのものであり、このねじ山に螺合されるねじ山が軸部10bの外壁面に設けられている。摺動孔110tは、保持部11の下端側の開口孔の径が、螺子孔110sの径より大きくなった、略円錐台形状となっている。すなわち、摺動孔110tには、保持部11の下端側の開口端から螺子孔110sの下端の開口端にかけてテーパー状の傾斜面111が形成されている。傾斜面111は、保持部11が台座14の上部に載せられたときに、台座14の傾斜面144に実質的に接するように形成されている。これにより、レバー10(他端T)を矢印Fで示される前方や、矢印Rで示される後方に倒す際に、傾斜面111と傾斜面144とが互いに摺動させられることで、レバー10をスムーズに動作させることができる。
さらに、保持部11には、その下端側の開口孔の外周縁から、保持部11の外壁面113の下端における外周縁にかけてテーパー状の傾斜面112が形成されている。この傾斜面112は、後述するロック部12に設けられている凸部121を係止するための係止部として機能する。
なお、本実施形態におけるタップロック機構5は、保持部11の外径と、台座14の外径とが実質的に同一になるように構成されている。これは、本実施形態におけるタップロック機構5の後述するロック機能を作用させる上で、ロック部12の内壁面122と、保持部11の外壁面113及び台座14の外壁面145とを接触させる必要があるからである。
なお、本実施形態においては、保持部11とレバー10とが別体で構成されているが、これに限定されず、例えばレバー10の軸部10bと保持部11とが一体に構成されたものであってもよい。このような場合、軸部10bが保持部11の機能を担うことになるため、「固定状態」と「固定解除状態」とを切替可能にするための構成として、タップロック機構5は少なくともロック部12と台座14を備えていればよい。また、本実施形態においては、保持部11の高さとして、操作部10aの下部と台座14(円盤状部14D)の上部との間に収まる高さであって、軸部10bに周設可能な高さが設定されているが、これに限定されない。例えば、操作部10aを設けることなく、台座14の上部からレバー10の操作部10aに相当する位置まで保持部11の外壁(高さ)を延長し、保持部11が操作部10aを兼ねるような構造であってもよい。
図2(C)及び図2(D)に示されるように、ロック部12は円筒形状で、その内径が保持部11の外径と実質的に同一であり、ロック部12の内壁面122と保持部11の外壁面113とが接触するように形成されている。これにより、ロック部12の内壁面122を保持部11の外壁面113に沿って摺動させるように、レバー10の軸方向に沿ってロック部12を矢印UDで示される上下に移動させることができる(図1(A)参照)。本実施形態において、ロック部12の高さは、保持部11の外壁の高さと略同一となるように設定されているが、タップ本体13における台座14の取付部134の上部近傍から保持部11の外壁面113上の任意の位置までの範囲内に収まる高さであればよい。すなわち、ロック部12が矢印Dで示されるタップ本体13側(下方)に移動したとき、ロック部12の内壁面122が、台座14の外壁面145及び保持部11の外壁面113の少なくとも一部に接するように、ロック部12の高さを設定すればよい。なお、ロック部12の形状は円筒形状に限定されず、例えば断面視外郭形状が四角形や六角形となるような多角筒形状や、断面視外郭形状が真円でなくても長円形状のような角のない筒形状等であってもよいが、保持部11にロック部12が摺動可能に嵌合され得るように、保持部11の形状を考慮した形状が適宜設定され得る。
本実施形態においては、ロック部12の内壁面122には、径方向に突出する凸部121が設けられ、凸部121は、ロック部12のタップ本体13側端部近傍に配置されている(図2(C)参照)。凸部121の大きさとしては、台座14の凹部141に対応し、当該凹部141に嵌合されるような大きさが適宜設定され得る。すなわち、上述のように、凹部141が幅広に形成されているような場合、これに対応して横幅が幅広な凸部121がロック部12の内壁面122に形成されるものであってもよい。
また、本実施形態においては、図1(B)や図1(C)に示されるように、ロック部12を矢印Uで示される上方に移動させて、他端Tを矢印FRで示される前後に回転移動させるようにレバー10を動作させる場合に、凸部121を台座14の載置面142に載置させておくことで、ロック部12の内壁面122が台座14の外壁面145に接触しないような位置でロック部12を保持しておくことができる。さらに、ロック部12を矢印Uで示される上方に移動させる際に、凸部121が保持部11の傾斜面112に係止されることで、ロック部12が保持部11に対してせり上がり過ぎてしまい、保持部11から抜け落ちないようにすることができる。
上記のような第1実施形態に係るタップロック機構5において、タップ1の吐出口131からビールを吐出させる場合には、ロック部12をレバー10の軸方向に沿って上方に移動させればよい。これにより、ロック部12の内壁面122が台座14の外壁面145と非接触となる。すなわち、ロック部12を動作可能な程度に保持部11に接触させつつ、ロック部12を動作可能な程度に台座14に接触させた状態、または、ロック部12と台座14とを互いに離間させた状態(固定解除状態)になり、これにより保持部11の傾斜面111と台座14の傾斜面144とが摺動可能になることで、レバー10が動作可能となる。よって、レバー10を矢印Fで示される前方に倒すように動作させることができ、吐出口131からビールを吐出させることができる(図1(B)参照)。なお、泡注出口132から泡を注出させたい場合は、固定解除状態のままで、レバー10(他端T)を矢印Rで示される後方に倒すように動作させればよい(図1(C)参照)。
他方、レバー10を動作不可能に固定する場合には、タップ本体13に対してレバー10を垂設させた状態でロック部12を矢印Dで示される下方に移動させ、凸部121を凹部141に嵌合させればよい。これにより、ロック部12の内壁面122と台座14の外壁面145とが接触するとともに、ロック部12の内壁面122と保持部11の外壁面113の一部とが接触すると、保持部11の傾斜面111と台座14の傾斜面144とが摺動不能になるため、レバー10を矢印FRで示される前後方向に倒そうとしてもレバー10を動かすことができない。すなわち、ロック部12を保持部11に接触させつつ、ロック部12と台座14とを接触させた状態(固定状態)になるため、レバー10を動作不可能に固定することができる(図1(A)参照)。なお、本発明として、ロック部12に設けられる凸部121や、台座14に設けられる凹部141は無くてもよい。すなわち、ロック部12を矢印Dで示される方向に下降させたときに、ロック部12の内壁面122と、台座14の外壁面145及び保持部11の外壁面113の一部とが接触する構造であってもよい。
なお、ロック部12の内壁面122全てを台座14の外壁面145に接触させる必要はなく、レバー10の動作方向(本実施形態においては矢印FRで示される前後方向)における、レバー10を挟んだ前後の2点を結ぶ線分と実質的に平行な線分をなすロック部12における2点、本実施形態においてはロック部12の内壁面122において対向する2点が台座14の外壁面145と接触されていればよい。
また、本実施形態においては、例えばタップ1を使用しない場合等に、タップロック機構5を構成するロック部12、保持部11、及び台座14に加え、レバー10の操作部10a及び軸部10bを分解することができる。これにより、タップ1の内部の流路等に着液した液体を容易に洗浄することができる。また、本実施形態においては、ロック部12が保持部11を介してレバー10(軸部10b)に保持されるように、かつ、レバー10から容易に抜脱しないようにレバー10に取り付けられている。これにより、レバー10を固定するための操作が容易で、その部品を紛失するようなことがない。また、本実施形態におけるタップロック機構5は、ロック部12と、保持部11と、台座14がレバー10の軸部10bに周設されるという簡易な構造で液漏れを防止できるとともに、箱状のビールサーバーの筐体前面に取り付けられたタップのみならず、上述したスタンドタイプのタップにも適用することができるため、汎用性が高い。
なお、図2(G)に示されるように、台座14は、載置面142の任意の箇所に突起142a及び突起142b(規制部)が並列に形成された構造であってもよい。両突起の間の幅は、ロック部12の凸部121の横幅が収まる長さに設定されている。これにより、レバー10の操作の際にロック部12を矢印Uで示される上方に移動させて、凸部121が両突起の形成位置にくるまでロック部12を回転させ、載置面142に凸部121を載置させる場合に、突起142aと突起142bとの間に凸部121を収容させることで、何らかの原因でロック部12が揺動させられたような場合であっても、凸部121が凹部141に容易に嵌り込んでしまうことがないように、ロック部12の回転移動を規制することができる。なお、突起142a及び突起142bの形成位置としては、上記のような突起142a及び突起142bが並列に形成される態様に限定されず、図2(H)に示されるように、例えば台座14の上面視において、突起142c及び突起142dが凹部141を間に挟むように載置面142上に形成される態様等が適宜設定され得る。また、突起142a及び突起142b、並びに突起142c及び突起142dのような突起に限定されず、凸部121が載置面142に対してやや下方に落ち込むだけの幅と深さを有する凹部(規制部)が載置面142に形成されるような形態の台座14であってもよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るタップロック機構5について図面を参照しつつ説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係るタップロック機構5が適用されるタップ1の概略図であり、図4は、図3に示されるタップロック機構5を構成する部品を拡大して示す平面図および上面図である。なお、第1実施形態におけるタップ1が備える構成要素と同様の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
第2実施形態におけるタップロック機構5は、ロック部12と、保持部11と、台座14の構成が、第1実施形態におけるタップロック機構5と異なっている。よって、第2実施形態におけるタップロック機構5を構成するロック部12、保持部11、及び台座14に関し、第1実施形態におけるタップロック機構5と異なる部分について説明する。
図4(E)及び図4(F)に示されるように、第2実施形態における台座14は、第1実施形態と同様に円盤形状で、中心に開口部(貫通孔)143を有し、円盤状部14Dと凸状部14Pとで構成されている。また、第2実施形態における台座14は、第1実施形態と同様に、載置面142と傾斜面144とを有している。他方、第2実施形態における台座14は、その径がロック部12の外径と略同一である点において、第1実施形態における台座14と異なる。なお、第2実施形態における台座14には、第1実施形態の台座14と異なり、底部側から外壁の端面に亘ってテーパー状の傾斜面が形成されているが、台座14の底部の形状としては、上記の形状に限定されず、種々の形状が適宜設定され得る。
図4(C)及び図4(D)に示されるように、第2実施形態における保持部11は、第1実施形態と同様に、円筒形状である。また、第2実施形態における保持部11は、第1実施形態と同様に、挿通孔110を有する一方で、外壁面113から径方向に凹む凹溝114を有する点で、第1実施形態と異なっている。凹溝114は、後述するロック部12の凸部122を遊嵌させるために形成されたものである。
図4(G)は、図4(C)に示される保持部11の矢印Lで示される部分を拡大した部分拡大図である。図4(C)及び図4(G)に示されるように、凹溝114は、保持部11の外壁面113に斜め直線状に形成された第1案内溝114aと、第1案内溝114aの右端RS(一端部)から連続し、固定解除状態で凸部121をレバー10の他端T側に案内する第2案内溝114bと、第1案内溝114aの右端RS(一端部)から連続し、固定解除状態で凸部121を係止する係止凹溝114cと、を含んで構成されている。
図4(C)の正面視において、第1案内溝114aは、保持部11の外壁面113の下方に配置されるように形成され、左端LS(他端部)が右端RS(一端部)に対して台座14の近傍に位置するように形成されている。第1案内溝114aの長さXについては、本実施形態においては、後述するようにロック部12を保持部11の周りで90°回転させ得るような長さが設定されているがこれに限定されず、ロック部12を回転させる回転角に応じた長さXが適宜設定され得る。また、第1案内溝114aの左端LSと右端RSとの高さh1については、ロック部12を保持部11に対して相対的にどの程度の距離上下させるかに応じて、その距離が適宜設定され得る(図4(G)参照)。なお、第1案内溝114aの形状としては、上記のような斜め直線状のような形状に限定されず、例えば右端RSから左端LSの上方まで水平方向に延び、そこから左端LSまで垂下されるような逆L字形状等が適宜設定され得る。すなわち、第1案内溝114aの形状としては、ロック部12を下方に移動させる場合に、その移動距離が確保され得るように、右端RSの位置が左端LSの位置より高さh1だけ上方に位置する形状であればよく、右端RSと左端LSとの間を繋ぐ溝部分の形状としては、種々の形状が適宜設定され得る(図4(G)参照)。
図4(A)及び図4(B)に示されるように、第2実施形態におけるロック部12は第1実施形態と同様に円筒形状であり、ロック部12の上部には、外壁120の上面から連続し、上部の開口端にかけて傾斜するテーパー状の傾斜面123が形成されてなる。さらに、第2実施形態におけるロック部12は、第1実施形態と同様に、内壁面122から径方向に突出する凸部121を有するが、第2実施形態における凸部121は、ロック部12の軸方向における略中間位置に設けられている点において、第1実施形態と異なる。
凸部121は、保持部11の凹溝114に遊嵌される。凸部121(凹溝114)の大きさや形状については、凹溝114に凸部121が遊嵌され、凸部121が凹溝114に沿って案内されるようにロック部12を移動させることで、ロック部12が保持部11(レバー10)に対して上下左右に摺動可能となるように、種々の大きさや形状が適宜設定され得る。
また、本実施形態における凸部121は、上述のようにロック部12の軸方向における略中間位置に設けられているが、これに限定されず、保持部11に対してロック部12を相対的にどのような距離範囲内で上下させるかに応じてその形成位置が適宜設定され得る。
上記のような第2実施形態に係るタップロック機構5において、タップ1の吐出口131からビールを吐出させる場合には、ロック部12の外壁120を把持してロック部12を回転させればよい。これにより、ロック部12の凸部121が保持部11の第1案内溝114aに沿って左端LSから右端RSへ移動し、ロック部12がレバー10の軸方向に沿って上方に移動する。その結果、ロック部12を動作可能な程度に保持部11に接触させつつ、ロック部12を台座14から離間させた状態(固定解除状態)になり、これにより保持部11の傾斜面111と台座14の傾斜面144とが摺動可能になることで、レバー10が動作可能となる。よって、レバー10を矢印Fで示される前方に倒すように動作させることができ、吐出口131からビールを吐出させることができる(図3(B)参照)。泡注出口132から泡を注出させたい場合は、固定解除状態のままで、レバー10を矢印Rで示される後方に倒すように動作させればよい(図3(C)参照)。なお、第2実施形態における「固定解除状態」には、第1実施形態における「固定解除状態」と異なり、ロック部12を動作可能な程度に台座14と接触させる状態は含まれない。
他方、レバー10を動作不可能に固定する場合には、タップ本体13に対してレバー10を垂設させた状態でロック部12の外壁120を把持してロック部12を回転させればよい。これにより、ロック部12の凸部121が保持部11の第1案内溝114aに沿って右端RSから左端LSへ移動すると、ロック部12がレバー10の軸方向に沿って高さh1分だけ下方に移動する。これにより、ロック部12の内壁面122を保持部11の外壁面113に接触させつつ、ロック部12の底面が台座14の載置面142に接触すると、保持部11の傾斜面111と台座14の傾斜面144とが摺動不能になるため、レバー10を矢印FRで示される前後方向に倒そうとしても、レバー10を動かすことができない。すなわち、ロック部12を保持部11に接触させつつ、ロック部12と台座14とを接触させた状態(固定状態)になるため、レバー10を動作させないように固定することができる(図3(A)参照)。なお、ロック部12の底面側の形状としては、その全ての面が載置面142に接触する形状に限定されず、レバー10の動作方向(前後方向)におけるレバー10を挟んだ前後の2点を結ぶ線分と実質的に平行な線分をなすロック部12における2点、本実施形態においてはロック部12の底面側において対向する2点が台座14の載置面142に接する形状であればよい。よって、ロック部12の形状としては、その点が担保される形状であればよく、種々の形状が適宜設定され得る。
また、図4(C)及び図4(D)に示されるように、第2案内溝114bは、第1案内溝114aの右端RSから保持部11の上面に連続するように形成されている。凸部121を第2案内溝114bに沿って上方に移動させることで、ロック部12を保持部11から取り外すことができる。他方、本発明におけるタップロック機構としては、第1案内溝114aに沿って凸部121が移動可能となるように、ロック部12を保持部11に遊嵌させ得る構成であれば、第2案内溝114bは無くてもよい。なお、本実施形態では、第2案内溝114bは、保持部11の軸方向と略平行な直線状であるが、これに限定されず、ロック部12をレバー10の他端T側に案内するように移動させることができる形状であればよく、例えば、保持部11の軸方向と略非平行な斜め直線状や、曲線状であってもよい。
また、図4(C)及び図4(G)に示されるように、保持部11には、第1案内溝114aの右端RSから下方に向かうように係止凹溝114cが形成されている。これにより、第1案内溝114aに沿って右端RSまで移動させた凸部121を係止凹溝114cに係止させることができ、保持部11の外壁面113上においてロック部12を一時的に保持しておくことができる。なお、右端RSと係止凹溝114cの最下点Mとの間の距離としては、ロック部12を回転させてレバー10を固定させるに際し、第2案内溝114bに凸部121を移動させてロック部12を上方に持ち上げるように移動させずとも、ロック部12の回転応力によって、係止凹溝114cから第1案内溝114aに向かって凸部121を容易に摺動させ得るような距離h2が適宜設定され得る。また、最下点Mと左端LSとの距離h3については、最下点Mの位置が左端LSの位置より高くなるように、その距離が適宜設定され得る。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るタップロック機構5について図面を参照しつつ説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係るタップロック機構5の概略図であり、図6は、図5に示されるタップロック機構5を構成する部品を拡大して示す平面図および上面図である。なお、第1実施形態及び第2実施形態におけるタップロック機構5と同様の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
第3実施形態におけるタップロック機構5は、ロック部12と、保持部11と、台座14の構成が、第1実施形態及び第2実施形態におけるタップロック機構5のロック部12等の構成と異なっている。よって、第3実施形態におけるタップロック機構5を構成するロック部12、保持部11、及び台座14に関し、第1実施形態および第2実施形態におけるタップロック機構5と異なる部分について説明する。
図6(E)及び図6(F)に示されるように、第3実施形態における台座14は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に円盤形状で、中心に開口部(貫通孔)143を有し、円盤状部14Dと凸状部14Pとで構成されている。また、第3実施形態における台座14は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、載置面142と傾斜面144とを有している。なお、第3実施形態における台座14には、第2実施形態と同様に、底部側から外壁の端部に亘ってテーパー状の傾斜面が形成されているが、台座14の底部側の形状としては、この形状に限定されず、種々の形状が適宜設定され得る。
第3実施形態における保持部11は、第1実施形態及び第2実施形態と同様、円筒形状である。また、図6(C)及び図6(D)に示されるように、第3実施形態における保持部11は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に挿通孔110を有するが、外壁面113の一部にねじ山115が設けられている。ねじ山115は、後述するロック部12の内壁面に設けられたねじ山124を螺合させるためのものである。本実施形態において、ねじ山115は、保持部11の外壁面113のうち底部側から上方にかけて略2/3の領域に形成されているがこれに限定されず、ロック部12を保持部11に対して相対的にどの程度上下させるかに応じて、その形成範囲が適宜設定され得る。
図6(A)及び図6(B)に示されるように、第3実施形態におけるロック部12は第1実施形態及び第2実施形態と同様に円筒形状であり、ロック部12の上部には、外壁120の上端から連続し、上部開口端にかけて傾斜するテーパー状の傾斜面123が形成されてなる。他方、第3実施形態におけるロック部12は、第1実施形態や第2実施形態におけるロック部12と異なり、内壁面122にねじ山124が設けられている。ねじ山124は、上述した保持部11のねじ山115に螺合されるように、内壁面122の所定領域に形成される。本実施形態において、ねじ山124はねじ山115の形成領域に対応するように、ロック部12の内壁面122のうち下端から略2/3の領域に形成されているが、ねじ山115と同様に、保持部11に対してロック部12をどの程度上下させるかに応じて、その形成範囲が適宜設定され得る。
上記のような第3実施形態に係るタップロック機構5において、タップ1の吐出口131からビールを吐出させる場合には、ロック部12の外壁120を把持してロック部12を回転させればよい。これにより、ロック部12のねじ山124と保持部11のねじ山115とが互いに螺合されると、ロック部12が保持部11に対して相対的に螺動し、ロック部12がレバー10の軸方向に沿って上方に移動する。その結果、ロック部12を動作可能な程度に保持部11に接触させつつ、ロック部12が台座14から離間する状態(固定解除状態)となり、保持部11の傾斜面111と台座14の傾斜面144とが摺動可能になるため、レバー10が動作可能になる。よって、レバー10を矢印Fで示される前方に倒すように動作させることができ、吐出口131からビールを吐出させることができる(図5(B)、図6(C)及び図6(E)参照)。泡注出口132から泡を注出させたい場合は、固定解除状態のままで、レバー10を矢印Rで示される後方に倒すように動作させればよい(図5(C)参照)。なお、第3実施形態における「固定解除状態」には、第1実施形態における「固定解除状態」と異なり、ロック部12を動作可能な程度に台座14と接触させる状態は含まれない。
他方、レバー10を動作不可能に固定する場合には、タップ本体13に対してレバー10を垂設させた状態でロック部12の外壁120を把持してロック部12を回転させればよい。これにより、ロック部12のねじ山124と保持部11のねじ山115とが螺合されて、ロック部12が保持部11に対して相対的に螺動し、ロック部12はレバー10の軸方向に沿って下方に移動する。これにより、ロック部12を保持部11に接触させつつ、ロック部12の底面側が台座14の載置面142に接触すると、保持部11の傾斜面111と台座14の傾斜面144とが摺動不能になるため、レバー10を矢印FRで示される前後方向に倒そうとしてもレバー10を動かすことができない。すなわち、ロック部12を保持部11に接触させつつ、ロック部12と台座14とを接触させた状態(固定状態)になるため、レバー10を動作不可能に固定することができる(図5(A)、図6(C)及び図6(E)参照)。なお、ロック部12の底面側の形状としては、その全ての面が載置面142に当接する形状でなくてもよく、レバー10の動作方向(前後方向)におけるレバー10を挟んだ2点を結ぶ線分と実質的に平行な線分をなすロック部12における2点、本実施形態においてはロック部12の底面側において対向する2点が台座14の載置面142に接する形状であればよい。よって、ロック部12の形状としては、その点が担保される形状であればよく、種々の形状が適宜設定され得る。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るタップロック機構5について図面を参照しつつ説明する。図7は、本発明の第4実施形態に係るタップロック機構5の概略図である。なお、第1実施形態〜第3実施形態におけるタップロック機構5と同様の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。
第4実施形態におけるタップロック機構5は、図7に示されるように、レバー10と、ロック部12と、台座14の構成が、第1実施形態〜第3実施形態におけるタップロック機構5のロック部12等の構成と異なっている。よって、第4実施形態におけるタップロック機構5を構成するレバー10、ロック部12、及び台座14に関し、第1実施形態〜第3実施形態におけるタップロック機構5と異なる部分について説明する。
図7(A)に示されるように、第4実施形態におけるレバー10は、第1実施形態〜第3実施形態におけるレバー10と同様に、操作部10aと軸部10bとを有するものの、軸部10bの外壁にロック部12を保持するためのねじ山105が設けられている点において、第1実施形態〜第3実施形態におけるレバー10と異なっている。また、第4実施形態におけるタップロック機構5は、第1実施形態〜第3実施形態におけるタップロック機構5が備える保持部11のような円筒形状の部材を備えていない点で第1実施形態〜第3実施形態と異なっている。第4実施形態においては、保持部11に代えて、レバー10の軸部10bが後述するロック部12を保持する機能を有することになる。
第4実施形態における台座14は、第1実施形態〜第3実施形態における台座14と実質的に同様の構成をとるが、レバー10を固定するために台座14が担う機能が第1実施形態〜第3実施形態における台座14と異なる。第4実施形態における台座14は、第1実施形態における台座14と同様に、中央に開口部143を有する(図2参照)。開口部143は、その開口径が軸部10bの外径より大きくなるように形成される。これにより、開口部143の開口の外周端Kと軸部10bの外壁面101(ここではねじ山105が形成されている面)との間に隙間146ができるため、レバー10(他端T)を前後に倒すように動作させることができる。
図7(D)は、図7(A)に示されるレバー10の軸部10bと、ロック部12と、台座14とを拡大して示す拡大部分断面図である。第4実施形態におけるロック部12は円筒形状であり、その内径が軸部10bの外径と実質的に同一であり、ロック部12の内壁面122と軸部10bの外壁面101とが実質的に接触されるように形成されている。また、ロック部12の長さとしては、軸部10b上を摺動可能で、少なくともロック部12の上端がレバー10の操作部10aの下端に当接された状態において、ロック部12の底部側が台座14の開口部143の外周端Kから離間され得るような長さが適宜設定され得る。
図7(D)に示されるように、ロック部12の内壁面122には、軸部10bの外壁面101に設けられたねじ山105に対応するねじ山124が設けられている。これにより、ロック部12を回転させると、ねじ山105とねじ山124とが互いに螺合されることで、ロック部12が軸部10bに対して相対的に螺動し、これによりロック部12を軸部10bに沿って上下に移動させることができる。さらに、ロック部12の外壁の厚さとしては、上記の隙間146にロック部12を挿通可能で、かつ、ロック部12を隙間146に挿通させた場合に、隙間146が埋められてレバー10が前後に倒されずに動作されないような厚さが適宜設定され得る。なお、図7(D)に示されるように、本実施形態におけるロック部12の外壁下端125は、その形状が断面視において尖頭状になるように形成されているがこれに限定されず、種々の形状が適宜設定され得る。
上記のような第4実施形態に係るタップロック機構5において、タップ1の吐出口131からビールを吐出させる場合には、ロック部12の外壁120を把持してロック部12を回転させればよい。これにより、ロック部12のねじ山124と軸部10bのねじ山105とが互いに螺合され、ロック部12が軸部10bに対して相対的に螺動し、ロック部12がレバー10の軸方向に沿って上方に移動する。その結果、ロック部12の外壁下端125が台座14から離間される状態(固定解除状態)となり、開口部143の外周端Kと軸部10bの外壁101との間に隙間146が生じるため、レバー10を矢印Fで示される前方に倒すように動作させることができ、吐出口131からビールを吐出させることができる(図7(B)参照)。泡注出口132から泡を注出させたい場合は、固定解除状態のままで、レバー10を矢印Rで示される後方に倒すように動作させればよい(図7(C)参照)。
他方、レバー10を動作不可能に固定する場合には、タップ本体13に対してレバー10を垂設させた状態でロック部12の外壁120を把持してロック部12を回転させればよい。これにより、ロック部12のねじ山124と軸部10bのねじ山105とが互いに螺合されて、ロック部が軸部10bに対して相対的に螺動し、ロック部12がレバー10の軸方向に沿って下方に移動する。これにより、ロック部12の外壁下端125が隙間146に挿通され、隙間146が埋められる状態(固定状態)となる。その結果、レバー10を動作させないように固定することができる(図7(A)参照)。なお、ロック部12の底部側の形状としては、その全てが隙間146に埋められるような形状に限定されず、例えばレバー10の動作方向(前後方向)と略同方向に位置するロック部12の底部側における対向する2点を確保し得るように、底部から下方に突出するように被挿通板が設けられ、この被挿通板が台座14の開口部143の内壁面と接する形状であればよい。よって、ロック部12の形状としては、その点が担保される形状であればよく、種々の形状が適宜設定され得る。
なお、本実施形態においては、軸部10bが第1実施形態〜第3実施形態における保持部11の機能を担うことになるため、「固定状態」と「固定解除状態」とを切替可能にするための構成として、タップロック機構5は少なくともロック部12と台座14を備えていればよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。図8は、本発明の第4実施形態に係るタップロック機構の変形例を示す概略半断面図であり、図8(A)が固定解除状態のタップロック機構を示す図であり、図8(B)が固定状態のタップロック機構を示す図である。例えばノック式ボールペンのように、レバー10の軸部10bに周設された筒状のロック部12の天面12tをノックして、ロック部12を矢印Dで示される下方へ押し込むことで、台座14の開口部143の外周端と軸部10bの外周との間にできる隙間146にロック部12の下端を挿通させることにより、隙間146が埋められる状態(固定状態)となる。その結果、レバー10を動作させないように固定することができる(図8参照)。なお、軸部10bに周設されるように筒状の操作部10aが設けられているが、当該操作部10aはレバー10の操作性や意匠性の観点から設けられるものであり、本発明の構成上、操作部10aは無くてもよい。
上述した本実施形態におけるタップロック機構5は、レバー10がタップ本体13の上面に垂設された形態のタップ1に適用されるものであるが、これに限定されず、本発明におけるタップロック機構5を、例えば、タップ本体13に対してレバー10が平行(水平)に取り付けられる形態のタップ1にも適用することができる。また、本発明におけるタップロック機構を、例えば、タップ1を正面から見て、タップ本体13の側面から横方向に垂設されるようにレバー10が取り付けられる形態のタップ1にも適用することができる。
また、本実施形態におけるタップロック機構5を適用したタップ1は、ビールサーバーのような箱状の筐体に限らず、例えばペットボトルなどの持ち運び可能な容器に取り付けられてもよい。これにより、当該容器に充填されているビールを直接注出することができる。このような持ち運び可能な容器にタップ1を取り付ける場合には、レバー10に接触する頻度が高くなることが予想されるため、本実施形態におけるタップロック機構は特に有用である。
本発明のタップロック機構は、ビアホール等の飲食店で提供されるビール等をビールサーバー(ディスペンサー)から吐出させるためのタップ(コック)のレバーを動作不可能に固定する上で有用であり、ビール等を提供する役務を業とするサービス業全般において利用することができる。また、ビール等を提供する役務を業とするサービス業に限らず、その他の業界において用いられる容器から所望の液体を吐出させるコックを固定するロック機構においても利用することができる。
1…タップ
10…レバー
B…一端
T…他端
11…保持部
114…凹溝
114a…第1案内溝
114b…第2案内溝
114c…係止凹溝
115…ねじ山
12…ロック部
121、123…凸部
124…ねじ山
13…タップ本体
14…台座
141…凹部
142…載置面
142a、142b…規制部

Claims (7)

  1. タップ本体と、前記タップ本体内に収容される一端及び当該一端に対向し、前記タップ本体外に位置する他端を有し、前記一端近傍を通る回転軸周りに前記他端を所定の角度範囲で回転移動させるように動作可能なレバーとを備える、容器に充填されている液体を注出するために用いられるタップにおいて、前記レバーを動作不可能に固定する固定状態と、当該固定を解除する固定解除状態とを切替可能なタップロック機構であって、
    前記レバーのうち、前記タップ本体から突出する部分の範囲内において、前記レバーの軸方向に沿って移動可能、かつ、抜脱困難に前記レバーに周設される筒状のロック部と、
    前記レバーが遊挿される貫通孔を有し、前記タップ本体に設けられる台座と
    を備え、
    前記固定状態は、前記レバーが動作不可能となるように前記ロック部と前記台座とを接触させた状態であり、
    前記固定解除状態は、前記レバーが動作可能となるように、前記ロック部を動作可能な程度に前記台座に接触させた状態、または前記ロック部と前記台座とを互いに離間させた状態であ
    ことを特徴とするタップロック機構。
  2. 前記ロック部の内壁には、前記ロック部の径方向に突出する凸部が設けられ、
    前記台座の外径が前記ロック部の内径より小さく、前記台座の外壁に前記凸部を嵌合させる凹部が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のタップロック機構。
  3. 前記凸部は、前記ロック部の前記タップ本体側端部近傍に設けられ、
    前記台座は、前記固定解除状態において前記凸部を載置可能な載置面と、前記載置面上に設けられ、前記載置面上に前記凸部が載置された状態で、前記凹部に前記凸部が嵌合されないように前記レバーの軸周りにおける前記ロック部の回転移動を規制する規制部とを有することを特徴とする請求項に記載のロックタップ機構。
  4. 前記タップロック機構は、
    前記レバーの前記一端近傍に周設され、前記ロック部の内壁に接する外壁と、前記レバーが挿通される挿通孔とを有し、前記ロック部を保持する保持部をさらに備え、
    前記ロック部の内壁には、前記ロック部の径方向に突出する凸部が設けられ、
    前記保持部の内壁には、前記凸部が遊嵌する凹溝が形成され、
    前記凹溝は、一端部及び当該一端部よりも前記台座の近くに位置する他端部を有し、前記凸部を案内する第1案内溝を含み、
    前記固定状態において、前記凸部が前記第1案内溝の前記他端部近傍に位置する
    ことを特徴とする請求項に記載のタップロック機構。
  5. 前記凹溝は、前記第1案内溝の前記一端部から連続し、前記固定解除状態で前記凸部を係止する係止凹溝を含む
    ことを特徴とする請求項に記載のタップロック機構。
  6. 前記凹溝は、前記第1案内溝の前記一端部から連続し、前記固定解除状態で前記凸部を前記レバーの前記他端部側に案内する第2案内溝を有する
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のタップロック機構。
  7. 前記タップロック機構は、
    前記レバーの前記一端近傍に周設され、前記ロック部の内壁に接する外壁と、前記レバーが挿通される挿通孔とを有し、前記ロック部を保持する保持部をさらに備え、
    前記ロック部の内壁及び前記保持部の外壁には、前記ロック部と前記保持部とが互いに螺合可能なねじ山が形成され、
    前記ロック部が前記保持部に対して相対的に螺動することで、前記固定状態と、前記固定解除状態とを切替可能である
    ことを特徴とする請求項に記載のタップロック機構。
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