JP6841050B2 - 搬送装置及び印刷装置 - Google Patents
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Description
この種の印刷装置には、負圧を発生する空気孔群のベルト幅方向の位置調整を行う調整機構を有し、この調整機構が、空気孔に接続される複数本の分岐部を開閉する開閉弁を備える構成などが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷装置には、上部プラテンが複数のプラテン孔を有し、下部プラテンが、副走査方向に摺動して上下のプラテンを貫通する孔の大きさを変える複数のプレート部材を有する構成も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
そこで、本発明は、簡易な構成で、複数の吸引孔の開閉状態を変化させ、且つ、吸引力を確保し易くすることを目的とする。
本発明によれば、複数本の分岐部及び開閉弁を設ける従来構成、又は複数のプレート部材を設ける従来構成と比べて、簡易な構成で、複数の吸引孔の開閉状態を変化させ、且つ、吸引力を確保し易くすることができる。
本発明によれば、複数本の分岐部及び開閉弁を設ける従来構成、又は複数のプレート部材を設ける従来構成と比べて、簡易な構成で、複数の吸引孔の開閉状態を変化させ、且つ、吸引力を確保し易くすることができる。
図1は本発明の実施形態に係る印刷装置10の外観を示す図である。
印刷装置10は、長尺の台紙に一定間隔でラベルを貼り付けたラベル用紙などの連続用紙S(記録媒体、媒体)に印刷するプリンターであり、ラベルプリンターとも称する。この印刷装置10は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル又はLAN(Local Area Network)などを介して、情報処理端末と有線又は無線で接続され、情報処理端末から送信された印刷データに基づいて印刷を行う。
図1及び後述する各図において、符号FRは印刷装置10の前方を示し、符号LHは印刷装置10の左方を示し、符号RHは印刷装置10の右方を示し、符号UPは印刷装置10の上方を示している。
印刷装置10は、連続用紙Sをロール状に巻いたロール紙100が装填されるロール紙装填部20と、ロール紙装填部20から装置ケース11の用紙排出口14に向かう搬送経路21と、搬送経路21の所定位置で連続用紙Sに印刷を行う印刷部22とを備える。連続用紙Sはラベル用紙に限定されるものでなく、様々な種類のものが用いられる。例えば、長手方向に間隔を空けて設けられたミシン目に沿って折りたたまれた用紙が用いられてもよい。
第2経路21Bには、複数のローラー及びローラーを駆動するモーターなどからなる搬送機構を有する。搬送機構は、連続用紙Sを上流側から下流側の用紙排出口14に向けて搬送する。印刷装置10は、モーターの回転方向を切り換えることにより、連続用紙Sを逆方向に搬送可能である。
ロール紙装填部20に装填されるロール紙は、ロール紙回転軸23により回転される。また、搬送経路21は、連続用紙に一定の張力を付与するテンションレバー24を有する。テンションレバー24は、搬送経路21における弛みの発生を低減する。
ガイドユニット18は、連続用紙Sの紙案内として機能する。このガイドユニット18は、搬送される連続用紙Sの鉛直方向下方に位置する板状の送りプレート18A(図1)と、送りプレート18Aに対して、連続用紙Sの搬送方向と交差する幅方向X(図3参照)の両側に立設するガイド壁18L、18Rとを備える。ガイド壁18Lは送りプレート18Aに対して、左方LH側(一方側)に位置し、ガイド壁18Rは送りプレート18Aに対して右方RH側(他方側)に位置する。
ガイド壁18L、18Rは、連続用紙Sの搬送方向に延伸し、搬送される連続用紙Sの、搬送方向と交差する幅方向Xの端部である側端(側縁)に接触し、側端の位置をガイドする。
本実施形態においては、幅方向Xの両側にガイドが設けられる構成であるが、一方側にのみガイドが設けられる構成でもよい。この場合においては、一方側にのみ設けられたガイドに対して側端が接触した状態で、連続用紙Sが搬送される。
吸引プラテン31は、載置面31Aを有し、この載置面31Aに載置される連続用紙Sは後述の吸引ユニットにより吸引される。印刷装置10は、吸引プラテン31を作動させた状態、すなわち、連続用紙Sを吸引した状態で連続用紙Sを搬送することにより、連続用紙Sの浮きを低減しつつ搬送できる。これにより、連続用紙Sとインクジェットヘッド22Aとの間のプラテンギャップも適正に維持される。なお、ロール状に巻かれた連続用紙Sが搬送される場合、連続用紙Sは巻き癖により載置面31Aから浮きやすいため、吸引プラテン31の構成が特に有効である。
プラテンユニット46は、吸引プラテン31と、支持フレーム41と、吸引ファン42と、シャッタードラムユニット43と、ドラムカバー(シャッターカバー)44と、を備える。吸引プラテン31は、第2経路21Bの搬送方向に対して交差する方向である幅方向Xに延びる板状のプラテンである。この吸引プラテン31は、幅方向Xに間隔を空けて設けられた一対の支持フレーム41に支持される。
吸引プラテン31は、連続用紙Sが載置される載置面31Aを有する載置板32と、載置板32によって開口が覆われる箱体33とを有する。載置板32は、連続用紙Sの搬送方向に交差する幅方向Xに延びる部材である。
載置板32は、載置面31Aに開口する複数の吸引孔51を有する。載置板32は、複数の吸引孔51として第1の吸引孔51Aと、第1の吸引孔51Aに対して幅方向Xに間隔を空けて設けられる第2の吸引孔51Bと、を有する。本実施形態では、第1の吸引孔51Aは、前記第2の吸引孔51Bより、右方RH側に位置する。また、載置板32は、第1の吸引孔51Aに対して、幅方向Xにおける位置が重なり、かつ、連続用紙Sの搬送方向に間隔を空けて設けられる第3の吸引孔51Cを有する。また、後述するが、第1の吸引孔51A、第2の吸引孔51B、及び第3の吸引孔51Cはいずれも、複数の吸引室K2のうちいずれかに連通する。
図5及び図6に示すように、箱体33は、載置板32との間の空間を、連続用紙Sの幅方向Xに間隔を空けて仕切る複数の仕切り板33Aを有する。箱体33の底板には、仕切り板33Aによって仕切られる空間に連通する連通孔33Bが設けられる。
本構成では、これら連通孔33Bを介して、仕切り板33Aによって仕切られた各空間の空気が、吸引ファン42によって吸引される。これによって、仕切り板33Aで仕切られた空間は、大気圧よりも低い負圧の室、すなわち吸引室として機能する。したがって、吸引ファン42により、吸引室に連通する吸引孔51に負圧が発生し、連続用紙Sを吸引する吸引力が発生する。
本実施形態では、幅方向Xにおいてガイドユニット18のうち、固定ガイドが位置する側(左方LH側)に吸引室K1が位置する。上記したように、搬送される連続用紙Sのうち固定ガイドに含まれるガイド壁18Lに接触する端部は、連続用紙Sの紙幅によらず、幅方向Xにおける同じ位置を搬送される。このため、連続用紙Sの幅が変わっても、載置板32において吸引室K1が設けられる領域には連続用紙Sが存在する。
また、本実施形態では、吸引室K1は、連続用紙Sの搬送方向に延在する形状であり、幅方向Xにおける位置が重なる複数の吸引孔51に連通する。これによって、吸引室K1により、最低幅の連続用紙Sが搬送される領域に配置される全ての吸引孔51が負圧にされる。
また、本実施形態では、各吸引室K2は、連続用紙Sの搬送方向に延在する形状であり、幅方向Xにおける位置が重なる複数の吸引孔51に連通する。すなわち、第1の吸引孔51Aと第3の吸引孔51Cとは、同一の吸引室K2に連通する。これによって、吸引室K2に連通する吸引孔51は、幅方向Xにおける位置が同じ吸引孔51毎に負圧にされる。
なお、本実施形態においては、幅W2が隣接する吸引孔51の間隔に一致し、幅方向Xにおける位置が同じ吸引孔51毎に負圧にされるが、幅W2と吸引孔51の間隔との対応関係はこれに限定されない。例えば、幅W2が吸引孔51の間隔の2倍に相当する長さであれば、1つの吸引室K2により負圧にされる吸引孔が配置される領域は本実施形態の2倍であり、箱体33の構成、及び吸引される領域の変更に係る制御が単純化する。
また、吸引室K2の連通孔33Bは、吸引室K2における搬送方向の中央位置に設けられている。これにより、搬送方向に並ぶ複数の吸引孔51に適切に負圧を発生させ易くなる。
シャッタードラムユニット43は、吸引プラテン31の鉛直方向下方にて、一対の支持フレーム41の間に位置するシャッタードラム43Aを有する。シャッタードラム43Aは、一対の支持フレーム41に、連続用紙Sの搬送方向と直交する方向に延びる回転軸線L1を中心に回転自在に支持される。シャッタードラム43Aは、内部が中空で回転軸線L1を中心にして吸引プラテン31の幅方向Xに延びる筒形状である。シャッタードラム43Aのいずれか一方(本実施形態ではガイドユニット18の固定ガイド側)の端部は開口する。上述の吸引ファン42は、開口する端部に隣接する。
開き部43Hと閉じ部43Tとは、シャッタードラム43Aの円周方向に沿って形成される。このため、シャッタードラム43Aが回転軸線L1を中心に所定の回転位置まで回転することによって、所定の連通孔33Bに対応する位置に、開き部43H、又は閉じ部43Tが位置する。したがって、シャッタードラム43Aの回転により、所定の連通孔33Bがシャッタードラム43A内に連通し、又は、所定の連通孔33Bのシャッタードラム43A側の開口が遮蔽される。
図7に示すように、閉じ部43Tは、回転軸線L1と同方向に延びてシャッタードラム43Aの両端の間を架橋する全閉部TAを含む。シャッタードラム43Aの回転により、全閉部TAが連通孔33Bに対向する位置へ配置されたとき、吸引室K2に連通する連通孔33Bの全てが閉塞される。また、全閉部TAは、シャッタードラム43Aを幅方向Xに横断するため、シャッタードラム43Aのフレーム部材又は、補強部材として兼用される。
また、開き部43Hは、回転軸線L1と同方向に沿って、吸引室K2の連通孔33Bの各々に対応する位置が全て開口した全開部HA(図7参照)を含む。このため、シャッタードラム43Aの回転により、全開部HAが連通孔33Bに対向する位置へ配置されたとき、吸引室K2に連通する連通孔33Bの全てがシャッタードラム43A内に連通される。
また、シャッタードラム43Aは、周方向に沿って延びる円弧状のリブ43Rを有する。このリブ43Rにより、開き部43Hは幅方向Xに区切られる。リブ43Rがシャッタードラム43Aの全周に存在するため、リブ43Rはシャッタードラム43Aを補強する補強部材(補強リブ)としても機能する。
なお、図7は、シャッタードラム43Aが、吸引室K2のうち吸引室K1側から8番目までの吸引室K2の連通孔33Bがシャッタードラム43A内に連通し、残りの吸引室K2の連通孔33Bが、閉じ部43Tによって遮蔽される位置に、回転した状態である。
したがって、シャッタードラム43Aが、シャッタードラム43Aの周方向のうち第1方向に回転するとき、その回転に応じて吸引室K1(左方LH)側から連続して開口する連通孔33Bの数が増加し、シャッタードラム43Aが第1方向と逆方向の第2方向に回転するとき、その回転に応じて吸引室K1側から連続して開口する連通孔33Bの数が減少する。
すなわち、シャッタードラム43Aの回転に応じて、第1の吸引孔51Aに連通する連通路(吸引室K2及び連通孔33B)、及び第1の吸引孔51Aに対して幅方向Xに所定の間隔を空けて設けられる吸引孔51Bに連通する連通路の開閉状態が、選択的に変更される。
従って、本実施形態の印刷装置10は、連続用紙Sの幅に応じてシャッタードラム43Aの回転位置を調整することによって、各吸引室K2に連通する吸引孔51のうち連続用紙Sが存在する領域に対応する吸引孔51だけをシャッタードラム43A内に連通させることができる。
なお、吸気通路45を省略する構成も可能である。この場合、シャッタードラム43Aが、吸引室K1の鉛直方向下方まで延出した形状であり、かつ、吸引室K1の連通孔33Bを常に開口させる開き部43Hが設けられた形状であればよい。
このドラムカバー44によって、シャッタードラム43A内はドラムカバー44外の空間と連通せず、周囲から閉塞された空間とされる。また、連通孔33Bに対応する領域は開口により、連通孔33Bとシャッタードラム43A内とは連通される。
さらに、吸引ファン42は、シャッタードラム43Aの回転軸線L1方向に隣接して配置されるので、コンパクトな配置が可能となる。また、シャッタードラム43Aと吸引ファン42との間の空気通路を短縮でき、吸気抵抗の低減に有利である。従って、吸引ファン42によってシャッタードラム43A内を効率よく負圧にでき、また、静音化にも有利である。
なお、本実施形態においては、吸引孔に負圧を発生させる吸引ユニットとして吸引ファン42を有するが、吸引ファン42に代えて、真空ポンプなどの機構を適用してもよい。
また、シャッタードラム43Aは、上記第1及び第2連通路の各々に対応する位置に、このシャッタードラム43Aの周方向に沿って、連通路を開状態にする開き部43Hと連通路を閉状態にする閉じ部43Tとを備える。さらに、上記第1及び前記第2の連通路に各々対応する開き部43Hの間には、周方向に沿って延びるリブ43Rが設けられる。この構成によれば、簡易な構成で各連通路の開閉状態を変化させることができ、また、十分な剛性を有するシャッタードラム43Aを提供し易くなる。
続いて、シャッタードラム43Aと吸引プラテン31との間の通路構造について説明する。
図9は図7の一部を拡大してシャッタードラム43Aと吸引プラテン31との間の通路構造を示した図である。図7では、吸引室K2のうち吸引室K1(左方LH)側から8番目までの吸引室K2の連通孔33Bがシャッタードラム43A内に連通している。図9は左方LH側から8番目と9番目との吸引室K2を示す。また、図10は図9のX−X断面図である。
図9に示すように、ドラムカバー44は、吸引プラテン31のシャッタードラム43A側の面を含む部材である。このドラムカバー44には、吸引室K2につながる連通路(以下、符号PTを付して示す)を仕切る複数の仕切り部材71が設けられる。
仕切り部材71に仕切られ、幅方向Xにおける仕切り部材71の間の空間である開口部71Kが、吸引プラテン31の底面に設けられた連通孔33B、及び、シャッタードラム43Aの開き部43Hに連通する。これにより、各吸引室K2はシャッタードラム43Aの内部空間に独立して連通される。図10に示すように、開口部71Kは、シャッタードラム43Aの周方向における長さが、前記連通孔33Bよりも大きい。なお、開口部71Kのシャッタードラム43Aの周方向における長さは、連通孔33Bと同一でもよい。開口部71Kの形状は、連通孔33Bへの連通が可能な形状であればよく、真円、楕円又は多角形のいずれの形状でもよい。
本実施形態では、シャッタードラム43Aは、仕切り部材71から離間して配置される。したがって、シャッタードラム43Aは、仕切り部材71と接触せず回転する。これにより、シャッタードラム43Aが回転する際に、吸引プラテン31側の部材との摺接により生じる負荷が低減され、シャッタードラム43Aが円滑に回転される。
これに対し、本実施形態における隙間SSの断面積SXは、開口面積SYよりも小さいので、連通路PTから隙間SSへの流路の抵抗が高く、隙間SSへの空気の流入が制限される。従って、他方の連通路PTが閉状態(開口部71Kが閉じ部43Tによって閉塞された状態)であるにも拘わらず負圧になる事態が抑制され、一方の連通路PTに連通する吸引孔51の吸引力が効率良く確保される。また、一方の連通路PTに吸引されたインクや異物などが隙間SSに流れる可能性が低減されるので、隙間SSへのインクや異物などの付着も抑制される。
また、凸部72Tは、シャッタードラム43Aの周方向に沿って延びる環状の突出部である。
リブ43Rの形状は、プラテン側の凸部72T及び凹部72Hに対応する形状である。すなわち、リブ43Rは、幅方向Xにおいて凸部72Tと重ならない位置に凸部74Tを有し、凸部74Tは凹部72Hに対向する。また、リブ43Rは幅方向Xにおいて凹部74Hと重ならない位置に凹部74Hを有し、凹部74Hは凸部72Tに対向する。また、凸部74Tは、シャッタードラム43Aの周方向に沿って延びる環状の突出部である。
この構成によれば、シャッタードラム43Aが回転するときに、吸引プラテン31側の部材(仕切り部材71)との接触で生じ得る摺接負荷が低減される。また、吸引プラテン31側の部材(仕切り部材71)に対して、シャッタードラム43Aが接触して回転する構成では、シャッタードラム43Aの回転により、微細なインク滴や異物がシャッタードラム43Aと仕切り部材71との間に入り込み、入り込んだインク滴や異物により、シャッタードラム43Aと仕切り部材71の摺接負荷が増大する虞がある。この構成では、シャッタードラム43Aと仕切り部材71とが離間するため、微細なインク滴や異物が両部材の間に入り込むことにより摺接負荷が増大する恐れが低減される。
この構成によれば、隣接する連通路PT間での空気及びインクの移動を抑制可能になる。従って、連通路PTにおける空気及びインクの移動をスムーズにでき、吸引力を効率良く高めるとともに、仮にインクが吸引されても隙間SSへの付着を抑制でき、連通路PTの開閉動作(吸引孔51の開閉動作に相当)への影響を抑制できる。
換言すると、吸引プラテン31におけるシャッタードラム43A側の面に、シャッタードラム43A側に突出する凸部72Tが設けられ、上記隙間SSが、凸部72Tとシャッタードラム43Aとの間の隙間である構成でもよい。これにより、凸部72Tとシャッタードラム43Aとの間の隙間SSに空気又はインクが流入する虞が低減される。従って、吸引孔51にインクが吸引されても吸引孔51の開閉動作などへの影響を抑制可能になる。
例えば、上記した実施の形態では、吸引孔51が間隔を空けて配置される方向、及びシャッタードラム43Aの回転軸線L1が延びる方向を幅方向Xと一致させる場合を説明したが、これに限定されず、幅方向X以外も含む所定方向にしてもよい。
図11中、弁体143は、連通路PTの連通孔33Bを鉛直方向に移動する部材であり、カム機構144によって連通孔33Bを閉塞する上方位置(閉じ位置)と、連通孔33Bを開放させる下方位置(開き位置)とに移動する。図11は弁体143が閉じ位置にある状態を示している。弁体143は、上方位置と下方位置との間を、吸引プラテン31に対して非接触で移動するシャッターとして機能する。この弁体143は、隣接する連通孔PT間を仕切る仕切り部材71に向けて上方に突出する環状の凸部74Tを一体に有している。
また、仕切り部材71に設けられる凸部72Tと弁体143に設けられる凸部74Tとによって、吸引プラテン31と弁体143との間の隙間SSは、隣接する連通路PT間で屈曲する。これによって、隙間SSが隣接する連通路PT間で直線状である場合と比べて、流路の抵抗が高い。したがって、隣接する連通路PT間での空気の移動がより抑制される。
また、上記した実施の形態において、吸引プラテン31、シャッタードラム43A及びドラムカバー44などの構造及び形状は適宜に変更可能である。例えば、載置面31Aが曲面形状の吸引プラテンでもよい。
さらに、上記した実施の形態では、連続用紙Sを印刷する印刷装置10に本発明を適用する場合を説明したが、これに限定されず、単票紙を印刷する印刷装置などの様々な印刷装置に本発明を適用してもよい。
Claims (4)
- 搬送される媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、
前記媒体が載置される載置面を有する吸引プラテンと、
前記載置面に開口し、所定方向に間隔を空けて設けられる第1の吸引孔と及び第2の吸引孔と、
前記第1の吸引孔に連通する第1の連通路と、
前記第2の吸引孔に連通する第2の連通路と、
前記所定方向に延びる軸線を中心に回転し、回転に応じて前記第1の連通路及び前記第2の連通路の開閉状態を選択的に変化させるシャッタードラムと、
前記シャッタードラムの内部空間に負圧を発生させて、開状態の前記連通路に連通する前記吸引孔に吸引力を作用させる吸引ファンと、
を備え、
前記第1の連通路と前記第2の連通路とが隣接し、
前記シャッタードラムは、前記吸引プラテンに対して非接触で移動し、
前記シャッタードラムと、前記第1の連通路と前記第2の連通路とを仕切る仕切り部材と、は離間しており、
前記シャッタードラムと前記仕切り部材との離間による隙間を前記第1の連通路に沿った面で切断したときの断面積は、前記第1の連通路の開口面積よりも小さく、かつ、前記第2の連通路の開口面積よりも小さく、
前記吸引プラテンにおける前記シャッタードラム側の面には、前記シャッタードラム側に突出する凸部が設けられ、
前記隙間は、前記凸部と前記シャッタードラムとの間の隙間である、印刷装置。 - 前記吸引プラテンにおける前記シャッタードラム側の面には、前記シャッタードラムの反対側に凹む凹部を有し、
前記シャッタードラムは、前記凹部に入り込むリブを有する請求項1に記載の印刷装置。 - 前記シャッタードラムと前記吸引プラテンとの間に配置され、前記シャッタードラムの一部を覆うシャッターカバーを備え、
前記シャッターカバーにおける前記シャッタードラム側の面には、前記シャッタードラム側に突出する凸部が設けられ、
前記隙間は、前記凸部と前記シャッタードラムとの間の隙間である、請求項1に記載の印刷装置。 - 前記シャッターカバーにおける前記シャッタードラム側の面には、前記シャッタードラムの反対側に凹む凹部を有し、
前記シャッタードラムは、前記凹部に入り込むリブを有する請求項3に記載の印刷装置。
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