JP6840297B1 - 外扇ファン及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

外扇ファン(2)は、シャフト(3)が挿入される穴が形成された円筒状のブッシュ(2a)と、ブッシュ(2a)を外周側から取り囲む円筒状のボス部(21)と、ボス部(21)の外周部に設けられた翼板(22)とを有する羽根部(2b)とを備え、ブッシュ(2a)は、ブッシュ(2a)の軸方向の一端部の端面(23)に、部分的に欠損した欠損部(24)が設けられており、ブッシュ(2a)の剛性は、ボス部(21)の剛性以上である。

Description

本開示は、シャフトとともに回転する外扇ファン及びこれを備えた回転電機に関する。
回転電機に関する技術として、機器の温度上昇によって、構成部材が劣化又は破損したり、回転電機の電気特性が低下したりすることを防止するために、冷却ファンにより発熱を抑える方法が知られている。特に近年は回転電機の耐環境性と小型化とを両立させるために、回転電機のシャフトに固定した外扇ファンの回転によって冷却風を発生させて回転電機自身を冷却する方法が一般的に用いられている。
外扇ファンは、金属又は樹脂を材料にした鋳造加工、又は鋼板の曲げ加工といった加工方法を用いて製造される。外扇ファンの製造では、軸との結合部の強度を確保しながら生産性及びコストパフォーマンスを向上させるために、軸結合部には金属のブッシュを用い、外周側の羽根部は樹脂成型で製造するなど、異なる材質を組み合わせる場合がある。
一方、ブッシュと羽根部とで異なる材料が用いられた外扇ファンでは、ブッシュの材料の線膨張係数が羽根部の材料の線膨張係数よりも大きい場合には、外扇ファンの温度が上昇すると、羽根部のうちブッシュとの接触部にブッシュの熱膨張によって応力が発生する。
また、複数のゲートから樹脂を充填して羽根部を成型すると、成型品の形状及び成型条件によっては、樹脂の合流部にウェルドラインと呼ばれる強度低下部が形成される。強度低下部が羽根部のうちブッシュとの接触部に存在すると、上記の熱膨張による応力と樹脂の経年劣化とによって羽根部の破損を招く懸念があった。
特許文献1には、金属ボスにおけるシャフトが接触する部分と樹脂羽根部が接触する外周部との間に弾性を持った曲線部を設けたインペラが開示されている。特許文献1に開示されるインペラは、金属ボスにおけるシャフトが接触する部分と樹脂羽根部が接触する外周部との間に弾性を持った曲線部が存在するため、金属ボスが熱膨張しても樹脂羽根部への応力は抑制される。
特開昭49−108606号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されるインペラは、金属ボスにおけるシャフトが接触する部分と樹脂羽根部が接触する部分との間に弾性を持った曲線部が存在するため、共振が発生しやすい。したがって、特許文献1のインペラの構造を外扇ファンに適用すると、回転電機において発生する振動及び騒音が増大してしまう。このように、羽根部においてブッシュとの接触部に発生する応力を低減することができ、かつ共振が発生しにくい外扇ファンは実現されていなかった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、羽根部においてブッシュとの接触部に発生する応力を低減することができ、かつ共振が発生しにくい外扇ファンを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る外扇ファンは、シャフトが挿入される穴が形成された円筒状のブッシュと、ブッシュを外周側から取り囲む円筒状のボス部と、ボス部の外周部に設けられた翼板とを有する羽根部とを備える。ブッシュは、ブッシュの軸方向の一端部の端面に、部分的に欠損した欠損部が設けられている。
本開示に係る外扇ファンは、羽根部においてブッシュとの接触部に発生する応力を低減することができ、かつ共振が発生しにくいという効果を奏する。
実施の形態1に係る回転電機の構成を示す図 実施の形態1に係る外扇ファンの拡大図 実施の形態1に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図 実施の形態2に係る外扇ファンの拡大図 実施の形態2に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図 実施の形態3に係る外扇ファンの拡大図 実施の形態3に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図 実施の形態4に係る外扇ファンの拡大図 実施の形態4に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図
以下に、実施の形態に係る外扇ファン及び回転電機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本開示が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る回転電機の構成を示す図である。図1は、回転中心軸100を含む回転電機1の断面を示している。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図1では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。回転電機1は、外郭をなすフレーム5及びブラケット6と、フレーム5及びブラケット6の内部に配置される固定子7と、ブラケット6に固定された軸受9と、回転可能に軸受9によって支持されたシャフト3と、シャフト3に結合された回転子8とを有する。また、回転電機1は、シャフト3に結合された外扇ファン2を有する。固定子7は、固定子コア7a及び固定子巻線7bを備えている。また、回転電機1は、外扇ファン2を覆うファンカバー4を備えており、外扇ファン2は、ファンカバー4の内部に配置されている。外扇ファン2は、シャフト3とともに回転し、ブラケット6を通して固定子7及び回転子8に気流を送って冷却する。
回転電機1は、動作時に固定子コア7a及び固定子巻線7bなどに電流が流れるため、ジュール熱が発生し、発生した熱はシャフト3を介して外扇ファン2に伝わる。
図2は、実施の形態1に係る外扇ファンの拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図2では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。外扇ファン2は、シャフト3が挿入される穴が形成された円筒状のブッシュ2aと、ブッシュ2aの外周側に配置された羽根部2bとを有する。羽根部2bは、ブッシュ2aを外周側から取り囲む円筒状のボス部21と、ボス部21の外周部に設けられた翼板22とを有する。ブッシュ2aの径方向の単位力あたりのブッシュ2aの歪み量は、ボス部21の径方向の単位力あたりのボス部21の歪み量以下となっている。以下、ブッシュ2aの径方向の単位力あたりのブッシュ2aの歪み量が、ボス部21の径方向の単位力あたりのボス部21の歪み量以下であることを、ブッシュ2aの剛性は、ボス部21の剛性以上であるという。また、ブッシュ2aの材料の線膨張係数は、羽根部2bの材料の線膨張係数よりも大きくなっている。具体的には、ブッシュ2aは金属材料で形成されている。また、羽根部2bは、樹脂材料を成型して形成された樹脂成型品である。
ブッシュ2aの軸方向の一端側の端面23には、部分的に欠損した欠損部24が設けられている。実施の形態1において、欠損部24は、ブッシュ2aの軸方向の一端側の端面23とブッシュ2aの外周面25とに跨がって設けられている。また。欠損部24は、外周面25の全周にわたって設けられている。このため、ブッシュ2aの外周面25には、欠損部24によって段差2cが形成されている。外周面25に段差2cが形成されているため、ブッシュ2aの軸方向の一端側におけるブッシュ2aの外径は、他端側におけるブッシュ2aの外径よりも小さくなっている。
ブッシュ2aの一端側の外周部においては、ブッシュ2aとボス部21との間にブッシュ2aの径方向の隙間が形成されており、ブッシュ2aとボス部21とは接していない。ブッシュ2aの他端側の外周部においては、ブッシュ2aとボス部21とは接している。ブッシュ2aの外周面25のうちボス部21と接している部分では、ブッシュ2aのうちシャフト3が挿入される軸穴29を形成する穴壁面29aと外周面25との間で、ブッシュ2aの径方向においてブッシュ2aを構成する材料がすべて充填されている充填部30が形成されている。充填部30は、板金を曲げた構造であって同じ大きさの空間を占める部材と比べると、剛性が高い。ブッシュ2aに充填部30が存在することで、ブッシュ2aにおいてシャフト3が接触する部分と羽根部2bが接触する外周部との間の剛性を高くすることができる。ブッシュ2aにおいて充填部30が占める比率を調整することで、径方向に垂直に接する面での面接触により羽根部2bに生じる応力の分散も行えるため、欠損部24を備えながらも、ブッシュ2aの剛性をボス部21の剛性以上とすることができる。
穴壁面29aが形成された環状部分よりも外周面25側に、板金を曲げた構造のばね要素を存在させてボス部21に生じる応力を低減しようとすると、ブッシュ2aの剛性をボス部21の剛性よりも低くすることになる。しかし、このようにすると、ブッシュ2aの環状部分と、ブッシュ2aよりも半径の大きい羽根部2bとの間に、剛性の低いブッシュ2aのばね要素の部分が存在する2慣性系が構成されてしまい、共振が大きくなりやすくなってしまう。実施の形態1に係る外扇ファン2は、充填部30が一定の比率で存在しボス部21よりも剛性の高いブッシュ2aを有するため、共振が発生しにくくなる。
図2において、外周面25でブッシュ2aとボス部21とが接している箇所はブッシュ2aの熱膨張による応力の総合的な結果として羽根部2bがある程度歪むが、ブッシュ2aとボス部21とが接していない欠損部24において歪みが逃がされることにより、羽根部2bの各箇所で応力が低減される。樹脂材料を成型した樹脂成型品である羽根部2bは、ブッシュ2aに対向するボス部21の壁面のうち欠損部24に対向する部分に、樹脂材料の合流部であって強度低下部となるウェルドラインが形成されるようにしておくと、強度低下部での応力を低減し、羽根部2bが破損することを防止することができる。
図3は、実施の形態1に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図3では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。ブッシュ2aに欠損部24が設けられていることにより、ブッシュ2aの一端側においては、ブッシュ2aと羽根部2bとの間にブッシュ2aの径方向の隙間が形成されている。ブッシュ2aと羽根部2bとの間に隙間が形成されているため、ブッシュ2aが熱膨張することによって羽根部2bに生じる応力は、ブッシュ2aの外周面25に段差2cが形成されていない場合よりも小さくなる。したがって、羽根部2bのうちブッシュ2aとの接触部に強度低下部が存在したとしても、羽根部2bが破損することを防止することができる。
また、実施の形態1に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aの剛性がボス部21の剛性以上であるため、ブッシュ2aの固有振動数の方が羽根部2bの固有振動数よりも高くなっている。このため、図2に示すように外扇ファン2にブッシュ2aの径方向の力Fが作用したとき、羽根部2bの歪み量よりもブッシュ2aの歪み量の方が小さくなる。したがって、実施の形態1に係る外扇ファン2は、回転子8の回転にともなって生じる振動との共振が発生しにくい。
実施の形態1に係る回転電機1は、ブッシュ2aが熱膨張することによって羽根部2bに生じる応力が、ブッシュ2aの外周面25に段差2cが形成されていない場合よりも小さいため、羽根部2bの耐久性を高めることができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る外扇ファンの拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図4では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。実施の形態2に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aの一端側の端面23に欠損部24が設けられている。欠損部24は、ブッシュ2aの外周面25には露出していない。したがって、欠損部24が設けられていることにより、ブッシュ2aの一端側の端面23には、溝26が形成されている。
図5は、実施の形態2に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図5では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。溝26は、シャフト3の軸回りで全周にわたって設けられている。外扇ファン2の温度が高くなると、ブッシュ2aの線膨張係数と羽根部2bの線膨張係数とが異なるために、羽根部2bのうちブッシュ2aと接触する部分には、熱応力が発生する。ブッシュ2aに溝26が形成されていることにより、ブッシュ2aのうち溝26よりも外周側の部分は、根元部2dを起点に内周側に弾性変形する。このため、実施の形態2に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aと羽根部2bとが接触する部分に生じる熱応力が低減され、羽根部2bの破損を防止することができる。
また、ブッシュ2aと羽根部2bとの接触部に熱応力が発生するのは、外扇ファン2の温度が上昇することによって、ブッシュ2aと羽根部2bとのブッシュ2aの径方向の隙間が無くなった場合である。したがって、溝26の幅dは、d≧(使用環境温度−常温)×ボス部21の内径×(ブッシュ2aの材料の線膨張係数−羽根部2bの材料の線膨張係数)であれば、外扇ファン2の温度が使用環境温度まで上昇しても、溝26が潰れて塞がらないため、熱応力は発生しない。
実施の形態2に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aが熱膨張することによって羽根部2bに生じる応力が、溝26が形成されていない場合よりも小さいため、羽根部2bの耐久性を高めることができる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係る外扇ファンの拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図6では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。実施の形態3に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aの一端側の端面23に欠損部24が設けられている。欠損部24は、ブッシュ2aの外周面25には露出していない。したがって、ブッシュ2aの一端側の端面23には、欠損部24によって開口形状が矩形の非貫通穴27が形成されている。図7は、実施の形態3に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図7では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。非貫通穴27は、シャフト3の軸回りに等間隔で複数形成されている。
ブッシュ2aの線膨張係数と羽根部2bの線膨張係数とが異なるため、外扇ファン2の温度が高くなると、羽根部2bのうちブッシュ2aと接触する部分には、熱応力が発生する。ブッシュ2aに非貫通穴27が形成されていることにより、非貫通穴27よりも外周側の部分は、根元部2dを起点に内周側に弾性変形し、ブッシュ2aと羽根部2bとが接触する部分に生じる熱応力が低減され、羽根部2bの破損を防止することができる。
実施の形態3に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aが熱膨張することによって羽根部2bに生じる応力が、非貫通穴27が形成されていない場合よりも小さいため、羽根部2bの耐久性を高めることができる。
実施の形態4.
図8は、実施の形態4に係る外扇ファンの拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図8では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。実施の形態4に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aの一端側の端面23に欠損部24が設けられている。欠損部24は、ブッシュ2aの外周面25には露出していない。したがって、ブッシュ2aには、軸方向に貫通する開口形状が円形の貫通穴28が欠損部24によって形成されている。図9は、実施の形態4に係る外扇ファンのブッシュ及びボス部の端面の拡大図である。なお、回転電機1は、回転中心軸100に対して線対称の構造であるため、図9では、回転中心軸100よりも下側の図示は省略している。貫通穴28は、シャフト3の軸回りに等間隔で複数形成されている。
外扇ファン2の温度が高くなると、ブッシュ2aの線膨張係数と羽根部2bの線膨張係数とが異なるために、羽根部2bのうちブッシュ2aと接触する部分には、熱応力が発生する。ブッシュ2aに貫通穴28が形成されていることにより、貫通穴28よりも外周側の部分は内周側に弾性変形し、ブッシュ2aと羽根部2bとが接触する部分に生じる熱応力が低減され、羽根部2bの破損を防止することができる。
実施の形態4に係る外扇ファン2は、ブッシュ2aが熱膨張することによって羽根部2bに生じる応力が、貫通穴28が形成されていない場合よりも小さいため、羽根部2bの耐久性を高めることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 回転電機、2 外扇ファン、2a ブッシュ、2b 羽根部、2c 段差、2d 根元部、3 シャフト、4 ファンカバー、5 フレーム、6 ブラケット、7 固定子、7a 固定子コア、7b 固定子巻線、8 回転子、9 軸受、21 ボス部、22 翼板、23 端面、24 欠損部、25 外周面、26 溝、27 非貫通穴、28 貫通穴、29 軸穴、29a 穴壁面、30 充填部、100 回転中心軸。

Claims (4)

  1. シャフトが挿入される穴が形成された円筒状のブッシュと、
    前記ブッシュを外周側から取り囲む円筒状のボス部と、前記ボス部の外周部に設けられた翼板とを有する羽根部とを備え、
    前記ブッシュは、前記ブッシュの軸方向の一端部の端面に、部分的に欠損した欠損部が設けられており、
    前記欠損部は、前記ブッシュの軸方向の一端部の端面と前記ブッシュの外周面とに跨がって設けられて、前記ブッシュの外周面に段差を形成しており、
    前記ブッシュは、前記段差よりも軸方向の一端部側における外径が、前記段差よりも軸方向の他端部側における外径よりも小さくなっており、
    前記ボス部は、前記ボス部の軸方向の全体にわたって内径が一定であり、
    前記欠損部が形成されていない部分では前記ブッシュと前記ボス部とが接触しており、前記欠損部が形成されている部分では前記ブッシュと前記ボス部との間に隙間が形成されていることを特徴とする外扇ファン。
  2. 前記ブッシュの剛性は、前記ボス部の剛性以上であることを特徴とする請求項1に記載の外扇ファン。
  3. 前記羽根部は、樹脂成型品であり、前記ボス部の前記ブッシュに対向する壁面のうち前記欠損部と対向する部分にウェルドラインが存在することを特徴とする請求項1又は2に記載の外扇ファン。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の外扇ファンを備えたことを特徴とする回転電機。
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