本実施形態の構造、製造及び使用が以下に詳細に説明される。しかしながら、本開示は多種多様な固有のコンテキストで具現化され得る多くの適用可能な発明の概念を提供することを理解されたい。説明される特定の実施形態は、本開示を構成して使用するために、単に固有のやり方を例示したものに過ぎず、本開示の範囲を制限するものではない。
本開示において、グラントフリー伝送は、例えば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)又は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などの動的な制御チャネルにおいてグラントベースのシグナリングを通信することなく実行されるデータ伝送を指す。グラントフリー伝送は、アップリンク又はダウンリンク伝送を含むことができ、特に指定がない限り、そのようなものとして解釈されるはずである。
図1は、例示的な通信システム100を示す。一般に、システム100は、複数の無線又は有線ユーザデバイスがデータ及び他のコンテンツを伝送及び受信することを可能にする。システム100は、1又は複数のチャネルアクセス方法、例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)又はシングルキャリアFDMA(SC‐FDMA)を実装してよい。
この例では、通信システム100は、電子デバイス(ED)110a−110c、無線アクセスネットワーク(RAN)120a−120b、コアネットワーク130、公衆交換電話網(PSTN)140、インターネット150及び他のネットワーク160を含む。一定の数のこれらのコンポーネント又はエレメントが図1に示されているが、任意の数のこれらのコンポーネント又はエレメントがシステム100に含まれてよい。
ED110a−110cは、システム100において動作及び/又は通信するように構成される。例えば、ED110a−110cは、無線又は有線通信チャネルを介して伝送及び/又は受信するように構成される。各ED110a−110cは、任意の適切なエンドユーザデバイスを表し、ユーザ機器/デバイス(UE)、無線送受信ユニット(WTRU)、移動局、固定又はモバイル式の加入者ユニット、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、コンピュータ、タッチパッド、無線センサ又は家庭用電子デバイスとして、(又は、と称され得る)そのようなデバイスを含んでよい。
ここで、RAN120a−120bは、基地局170a−170bをそれぞれ含む。各基地局170a−170bは、ED110a−110cのうちの1又は複数を無線インタフェースで接続して、バックホールネットワークへのアクセスを可能にするように構成され、図1のバックホールネットワークは、コアネットワーク130、PSTN140、インターネット150及び/又は他のネットワーク160を有する。例として、バックホールネットワークは、5G通信システムネットワーク又は将来の次期発展システムネットワークを有することができる。例えば、基地局170a−170bは、いくつかの周知のデバイス、例えば、ベーストランシーバ基地局(BTS)、ノードB(NodeB)、進化型ノードB(eNodeB)、ホームNodeB、ホームeNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)又は無線ルータのうちの1又は複数を含んで(又は、であって)よい。ED110a−110cは、インターネット150とインタフェース接続して通信するように構成され、コアネットワーク130、PSTN140及び/又は他のネットワーク160にアクセスしてよい。
図1に示される実施形態において、基地局170aは、RAN120aの一部を形成し、それは、他の基地局、エレメント及び/又はデバイスを含んでよい。また、基地局170bは、RAN120bの一部を形成し、それは、他の基地局、エレメント及び/又はデバイスを含んでよい。各基地局170a−170bは、場合により「セル」と称される特定の地理的な地域又はエリア内で無線信号を伝送及び/又は受信するように動作する。いくつかの実施形態において、セル毎に複数の送受信機を有する多入力多出力(MIMO)技術が採用されてよい。
基地局170a−170bは、無線通信リンクを用いる1又は複数のエアインタフェース190を介してED110a−110cのうちの1又は複数と通信する。エアインタフェース190は、任意の適切な無線アクセス技術を利用してよい。
システム100は、上述のように、そのようなスキームを含むマルチチャネルアクセス機能を用いてよいと考えられる。特定の実施形態において、基地局及びEDは、LTE、LTE‐A及び/又はLTE‐Bを実現する。もちろん、他の多元接続スキーム及び無線プロトコルが利用されてよい。
RAN120a−120bは、コアネットワーク130と通信して、音声、データ、アプリケーション、ボイス・オーバー・インターネットプロトコル(VoIP)又は他のサービスをED110a−110cに提供する。理解できるように、RAN120a−120b及び/又はコアネットワーク130は、1又は複数の他のRAN(不図示)と直接的又は間接的な通信を行ってよい。コアネットワーク130は、他のネットワーク(例えば、PSTN140、インターネット150及び他のネットワーク160)に対するゲートウェイアクセスとしての機能も果たし得る。さらに、ED110a−110cのいくつか又はすべてが、種々の無線技術及び/又はプロトコルを用いる種々の無線リンクを介して種々の無線ネットワークと通信するための機能を含んでもよい。無線通信の代わりに(又は、これに加えて)、ED110a−110cは、サービスプロバイダ又はスイッチ(不図示)及びインターネット150に有線通信チャネルを介して通信してよい。
図1は、通信システムの一例を示すが、様々な変更が図1に対して行われてよい。例えば、通信システム100は、任意の適切な構成において、任意の数のED、基地局、ネットワーク又は他のコンポーネントを含み得る。
図2A及び図2Bは、本開示に係る方法及び教示内容を実現し得る例示的なデバイスを示す。特に、図2Aは、110a、110b、110cに対応する例示的なED110を示し、図2Bは、170a又は170bに対応する例示的な基地局170を示す。これらのコンポーネントは、システム100又は任意の他の適切なシステムにおいて用いられ得る。
図2Aに示されるように、ED110は、少なくとも1つの処理ユニット200を含む。処理ユニット200は、ED110の様々な処理動作を実装する。例えば、処理ユニット200は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理又はED110がシステム100において動作することを可能にする任意の他の機能を実行し得る。処理ユニット200は、上記及び下記でより詳細に説明される方法及び教示もサポートする。各処理ユニット200は、1又は複数のオペレーションを実行するように構成される任意の適切な処理デバイス又はコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット200は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は特定用途向け集積回路を含み得る。
ED110は、少なくとも1つの送受信機202も含む。送受信機202は、少なくとも1つのアンテナ204又はNIC(ネットワークインタフェースコントローラ)による伝送のために、データ又は他のコンテンツを変調するように構成される。送受信機202はまた、少なくとも1つのアンテナ204により受信されたデータ又は他のコンテンツを復調するように構成される。各送受信機202は、無線又は有線伝送用の信号を生成するための、及び/又は、無線で又は有線により受信された信号を処理するための任意の適切な構造を含む。各アンテナ204は、無線又は有線信号を伝送及び/又は受信するための任意の適切な構造を含む。1又は複数の送受信機202は、ED110において用いられ得、1又は複数のアンテナ204は、ED110において用いられ得る。単一の機能ユニットとして示されるが、送受信機202はまた、少なくとも1つの送信機及び少なくとも1つの別個の受信機を用いて実現され得る。
ED110は、1又は複数の入力/出力デバイス206又はインタフェース(例えば、インターネット150への有線インタフェース)をさらに含む。入力/出力デバイス206は、ネットワークにおいて、ユーザデバイス又は他のデバイスとのインタラクション(ネットワーク通信)を容易にする。各入力/出力デバイス206は、ネットワークインタフェース通信を含むスピーカ、マイク、キーパッド、キーボード、ディスプレイ又はタッチスクリーンなどのユーザに情報を提供するための、又は、これらから情報を受信/提供するための任意の適切な構造を含む。
さらに、ED110は、少なくとも1つのメモリ208を含む。メモリ208は、ED110により使用、生成又は収集される命令及びデータを格納する。例えば、メモリ208は、処理ユニット200により実行されるソフトウェア又はファームウェア命令、及び、入ってくる信号内の干渉を減らす又は取り除くために用いられるデータを格納し得る。各メモリ208は、任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性ストレージ及び検索デバイスを含む。例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、ハードディスク、光ディスク、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック及びセキュアデジタル(SD)メモリカードなど、任意の適切なタイプのメモリが用いられてよい。
図2Bに示されるように、基地局170は、少なくとも1つの処理ユニット250、少なくとも1つの送信機252、少なくとも1つの受信機254、1又は複数のアンテナ256、少なくとも1つのメモリ258及び1又は複数の入力/出力デバイス又はインタフェース266を含む。当業者により理解されるであろうスケジューラはまた、処理ユニット250に結合され得る。スケジューラは、基地局170内に含まれ得る、又は、基地局170とは別個に動作され得る。処理ユニット250は、基地局170の様々な処理動作、例えば、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理又は任意の他の機能を実施する。処理ユニット250は、上記でより詳細に説明した方法及び教示をサポートすることもできる。各処理ユニット250は、1又は複数のオペレーションを実行するように構成される任意の適切な処理デバイス又はコンピューティングデバイスを含む。各処理ユニット250は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は特定用途向け集積回路を含み得る。
各送信機252は、1又は複数のED又は他のデバイスへの無線又は有線伝送用の信号を生成するための任意の適切な構造を含む。各受信機254は、1又は複数のED又は他のデバイスから無線で又は有線により受信した信号を処理するための任意の適切な構造を含む。別個の送信機252及び受信機254として示されるが、これら2つのデバイスは、送受信機として組み合わせられ得る。各アンテナ256は、無線又は有線信号を伝送及び/又は受信するための任意の適切な構造を含む。ここでは、共通のアンテナ256が送信機252に結合されるように示されるが、1又は複数のアンテナ256は、受信機252に結合され得、別個のアンテナ256が別個のコンポーネントとして送信機及び受信機に結合されることを可能にする。各メモリ258は、任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性ストレージ及び検索デバイスを含む。各入力/出力デバイス266は、ネットワークにおいて、ユーザデバイス又は他のデバイスとのインタラクション(ネットワーク通信)を容易にする。各入力/出力デバイス266は、ユーザに情報を提供するための、又は、ユーザから情報を受信/提供するための任意の適切な構造を含み、ネットワークインタフェース通信を含む。
図2Cは、データを通信するための例示的なネットワーク280を示す。ネットワーク280は、カバレッジエリア281を有する基地局(BS)283、複数のモバイルデバイス282(282a、282b)及びバックホールネットワーク284を有する。図示されるように、基地局283は、モバイルデバイス282とのアップリンク(長い破線)及び/又はダウンリンク(短い破線)接続を確立し、モバイルデバイス282からBS283に、逆もまた同様に、データを搬送するようにサービス提供する。アップリンク/ダウンリンク接続を介して搬送されるデータは、モバイルデバイス282間で通信されるデータ、及びバックホールネットワーク284によってリモート側(不図示)との間で通信されるデータを含んでよい。
ネットワーク280は、グラントフリーアップリンク伝送を実現し得る。グラントフリーアップリンク伝送は、場合により、「グラントレス(grant‐less)」、「スケジュールフリー(schedule free)」又は「スケジュールレス(schedule‐less)」伝送と呼ばれる。グラントフリーアップリンク伝送は、「グラントなしUL伝送(UL transmission without grant)」、「動的なグラントなしUL伝送(UL transmission without dynamic grant)」、「動的なスケジューリングなし伝送(transmission without dynamic scheduling)」、「構成グラントを用いた伝送(transmission using configured grant)」とも称され得る。場合により、DCIシグナリングなしでRRCにおいて構成されるグラントフリーリソースは、RRC構成グラント(RRC configured grant)又は1つのタイプの構成グラントと呼ばれ得る。RRC及びDCIシグナリングの両方を用いて構成されるグラントフリーリソースは、構成グラント、DCI構成グラント又は別のタイプの構成グラントとも呼ばれ得る。異なるモバイルデバイスからのグラントフリーアップリンク伝送は、同じ指定されたリソース、例えば、コンテンション伝送ユニット(CTU)アクセス領域を用いて伝送されてよく、その場合、グラントフリーアップリンク伝送は、コンテンションベースの伝送である。1又は複数の基地局は、例えば、BS283は、グラントフリーアップリンク伝送に対してブラインド検出を実行してよい。
グラントフリーアップリンク伝送は、モバイルデバイス282からBS283に短いパケットを有するバースト性のトラフィックを伝送する、及び/又は、リアルタイム又は低レイテンシでBS283へデータを伝送するのに適している可能性がある。グラントフリーアップリンク伝送スキームが利用され得る用途の例は、大容量マシンタイプ通信(m−MTC)、高信頼性低レイテンシ通信(URLLC)、スマート電気メータ、スマートグリッド内のテレプロテクション及び全自動運転を含む。しかしながら、グラントフリーアップリンク伝送スキームは、上記で説明した用途に限定されるものではない。
BS283は、グラントフリーアップリンク伝送スキームを実装してよく、コンテンション伝送ユニット(CTU)アクセス領域は、モバイルデバイス282が要求/グラントメカニズムなしでアップリンクリソースと競合及びアクセスし得るように規定され得る。グラントフリーアップリンク伝送スキームは、BSにより規定され得る、又は、無線規格(例えば、3GPP)において設定され得る。モバイルデバイス282は、衝突を回避するために、(すなわち、2つ又はそれより多くのモバイルデバイスが同じアップリンクリソース上でデータを伝送することを試みる場合)、様々なCTUアクセス領域にマッピングされ得る。しかしながら、衝突が生じた場合、モバイルデバイス282は、非同期HARQ(ハイブリッド自動再送要求)方法を用いて衝突を解決し得る。BS283は、ブラインドで(すなわち、明示的なシグナリングなしで)、アクティブなモバイルデバイスを検出し、受信したアップリンク伝送をデコードしてよい。
このスキームの下、モバイルデバイス282は、BS283が要求/グラントメカニズムにリソースを割り当てることなく、アップリンク伝送を送信してよい。したがって、総ネットワークオーバーヘッドリソースが節約され得る。さらに、このシステムは、要求/グラントスキームをバイパスすることにより、アップリンク中の時間を節約することを可能にし得る。1つのBS283及び2つのモバイルデバイス282のみが図2Cに示されているが、典型的なネットワークは、その地理的なカバレッジエリア内で変化する多くのモバイルデバイスからの伝送をそれぞれがカバーする複数のBSを含んでよい。
ネットワーク280は、様々なハイレベルシグナリングメカニズムを用いて、グラントフリー伝送を有効にして構成する。グラントフリー伝送ができるモバイルデバイス282は、この能力をBS283にシグナリングしてよい。これは、BS283が、グラントフリー伝送及び従来の信号/グラント伝送(例えば、かつてのモバイルデバイスモデル用)の両方を同時にサポートすることを可能にし得る。関連するモバイルデバイスは、例えば、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)規格において規定されたRRC(無線リソース制御)シグナリングにより、この能力をシグナリングし得る。モバイルデバイスがグラントフリー伝送をサポートするか否かを示すために、新たなフィールドがRRCシグナリングにモバイルデバイスの能力リストを加えてもよい。代替的に、1又は複数の既存のフィールドは、グラントフリーサポートを示すために修正又は推測され得る。
BS283は、ハイレベルメカニズム(例えば、ブロードキャストチャネル又は遅いシグナリングチャネル)を用いて、必要な情報をモバイルデバイス282に通知して、グラントフリー伝送スキームを有効にして構成してもよい。例えば、BS283は、それがグラントフリー伝送、(時間−周波数リソースを規定する)サーチスペース位置及びCTUアクセス領域に対するアクセスコード、署名セットの最大のサイズ(すなわち、規定された署名の総数)、並びに、変調及び符号化スキーム(MCS)設定などをサポートすることをシグナリングしてよい。さらに、BS283は、例えば、遅いシグナリングチャネル(例えば、時間間隔(TTI)を伝送するたびに生じさせる代わりに、数百ミリ秒のオーダーで生じさせるだけのシグナリングチャネル)を用いて、時々この情報を更新してよい。
1より多くのモバイルデバイスに共通のグラントフリーリソース情報は、ブロードキャストチャネル又はシステム情報において予め定められ得る又は規定され得る。どのようにシステム情報がBSにより伝送され得るかについての例は、システム情報ブロック(SIB)を用いることを含む。システム情報は、限定されるものではないが、周波数のグラントフリー境界のグラントフリー周波数帯(開始及び終了)、及び、グラントフリー区分サイズを含み得る。
SIBは、例えば、すべてのモバイルデバイスに対する総グラントフリー伝送リソースを規定するために、グラントフリー周波数伝送リソースの開始(GFfrequencyStart)及びグラントフリー周波数伝送リソースの終了(GFfrequencyFinish)を規定するために、フィールドを含んでよい。しかしながら、利用可能なグラントフリー伝送リソース全体を規定する他の方式があってよい。
SIBは、例えば、グラントフリーCTUサイズ、例えば、CTU周波数サイズ(GFCTUSizeFrquency)及びCTU時間サイズ(GFCTUSizeTime)を規定するために、フィールドを含んでよい。
上記のフィールドは、連続的なグラントフリーリソース割り当てを想定している。しかしながら、いくつかの実施形態において、グラントフリーリソースは、連続でなくてよく、GFリソースを規定する他の方式であってもよい。上記のフィールドのいずれかは、リソースが予め定められ得るように、任意選択的であってもよい。
グラントフリーモバイルデバイス用の制御チャネル(DCI)に対するサーチスペース位置を規定することに関して、ダウンリンク制御情報(DCI)のサーチスペース位置は、各サブフレーム/TTI内の潜在的な制御チャネルエレメント(CCE)のインデックスにより提供してよく、インデックスは、UEに割り当てられるグラントフリーユーザ機器識別子(UE ID)(例えば、GF_RNTI)、又は、グラントフリーグループID(例えば、Group_RNTI)から導出された予め定められた関係を有してよい。この方法は、ロングタームエボリューション(LTE)におけるPDCCHサーチスペースの規定と同様であり得る。
サーチスペースを規定する別のやり方は、DCIのサーチスペース位置を明示的にシグナリングすることであってよい。提供されるフォーマットは、時間−周波数領域であってよく、その範囲内で、グラントフリーUE(すなわち、グラントフリーオペレーション用に構成されるUE)は、すべてのCCEを検索しなければならない。この明示的なシグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングにおいて実行され得る。これは、LTEにおいて規定される、例えば、RRCシグナリング内のePDCCH_Configにおいて規定される拡張PDCCH(ePDCCH)サーチスペースと同様である。
BS283により実現されるグラントフリー伝送アップリンクスキームは、モバイルデバイス120によるグラントフリー伝送を可能にするようにCTUアクセス領域を規定してよい。CTUは、コンテンション伝送のためにネットワークにより予め定められた基本リソースである。メッセージは、多元接続(MA)リソースを用いて伝送される。MAリソースは、MA物理リソース(例えば、時間−周波数ブロック)及び少なくとも1つのMA署名で構成される。MA署名は、コードブック/コードワード、シーケンス、インタリーバ及び/又はマッピングパターン、復調参照信号(例えば、チャネル推定用の参照信号)、プリアンブル、空間的な次元及びパワー次元のうちの少なくとも1つを含んでよい(が、これらに限定されるものではない)。用語「パイロット」は、参照信号(RS)を少なくとも含む信号を指す。いくつかの実施形態において、パイロットは、場合により、チャネル推定指向のプリアンブル又はランダムアクセスチャネル(LTEのようなRACH)のプリアンブルと共に復調参照信号(DMRS)を含んでよい。
CTUアクセス領域は、コンテンション伝送が生じる時間−周波数領域である。グラントフリーアップリンク伝送スキームは、ネットワーク、例えば、図1のネットワーク100のための複数のCTUアクセス領域を規定してよい。グラントフリー伝送アップリンクスキームは、ハイレベルシグナリング(例えば、ブロードキャストチャネル)を介してBSにより規定されてよく、又は、規格により予め定められてよく、かつ、UEにおいて(例えば、UEのファームウェアにおいて)実現されてよい。当該領域は、1又は複数の周波数帯(イントラバンド又はインターバンド)に存在してよく、アップリンク伝送帯域幅全体、又は、BS283の総伝送帯域幅の一部、又は、BS283によりサポートされているキャリアを占有してよい。帯域幅の一部のみを占有するCTUアクセス領域は、従来の要求/グラントスキーム(例えば、グラントフリー伝送をサポートできないかつてのモバイルデバイスモデル)の下、BS283がアップリンク伝送を同時にサポートすることを可能にする。さらに、BS283は、要求/グラントスキームの下、スケジューリングされた伝送用に未使用のCTUを利用してよい、又は、BS283は、アクセス領域の一部が時間の期間中に用いられていない場合、CTUアクセス領域のサイズを調整してよい。さらに、CTUアクセス領域は、周期的に周波数ホッピングし得る。BS283は、遅いシグナリングチャネル通じてモバイルデバイス282に、CTUアクセス領域サイズ及び周波数におけるこれらの変化をシグナリングしてよい。
CTUアクセス領域は、すべての利用可能な時間−周波数領域内に規定され得る。図5Aから図5Dは、時間枠内に規定された5つのCTU領域の例を示す。CTU領域は、図5Aに示されるように割り当てられる時間及び周波数リソースに関して、同じサイズを有していなくてもよい。CTU領域は、時間枠内のBS及びUEの両方に知られた予め定められたパターンによりインデックス付けされてよい。例えば、図5Aの5つのCTU領域は、第1の時間間隔(時間間隔1)に示されるように、CTU0−4としてインデックス付けされてよい。CTU領域は、異なるリソースセットに区分けされてもよく、通常、各セットは時間間隔を表し、かつ、1つのリソース内にあり、異なる周波数帯を通常占有する複数のCTU領域があり得る。この場合、CTU領域は、時間間隔インデックス及び周波数位置インデックスを包含する2次元インデックスによりインデックス付けされ得る。時間間隔は、通常、単位時間間隔として規定され、その範囲内で、UEは、グラントフリーにアクセスすることができる所与の機会又はリソースであってよい。例えば、CTU0からCTU4は、時間間隔インデックス0及び周波数位置インデックス0、1、2、3、4によりインデックス付けされてよい。同じタイムスロット又は周波数位置インデックスを有するCTUは、実際の物理的な時間又は周波数領域において必ずしも位置合わせされる必要があるわけではない。しかしながら、周波数位置インデックス及び時間位置インデックスの組み合わせは、枠内でCTUのインデックスを一意に決定でき、予め定められた物理的な周波数及び時間位置に対応する。例えば、図5Dでは、CTU0、5、10及び15は、同じ周波数位置インデックス0を有するが、CTU0及びCTU10が物理的な周波数帯f1にあり、CTU5及びCTU15が物理的な周波数帯fnにあるといったように、それらの物理的な周波数位置は異なっている。これは、これらのCTU領域のうちの2つ又はそれより多くが同じUEに割り当てられる場合に、リソース周波数ホッピングを通じて周波数ダイバーシチ利得を提供するという利点を有する。例えば、CTU0及びCTU6の両方は、同じUE(UE1として示される)に割り当てられてよい。UE1は、CTU0におけるパケットのグラントフリー初期伝送、及び、CTU6における同じパケットの再伝送を実行してよい。BSは、デコードするために、CTU0内のUE1及びCTU6から受信した信号を組み合わせる。CTU0及びCTU6が異なる周波数帯に位置するので、CTU0及びCTU6が同じ周波数帯を占有する場合と比較して、デコードに役立てるために周波数ダイバーシチ利得が取得され得る。
CTUアクセス領域のいくつかの情報がBSによりシグナリングされてもよい。例えば、CTUアクセス領域は、すべての利用可能な帯域幅間で専用の周波数帯であってよい。この場合、BSは、グラントフリーアクセスに割り当てられた帯域幅の開始及び/又は終了を示してよい。いくつかのシナリオでは、グラントフリーCTUアクセス領域についての複数の予め定められたパターンがある。BSは、用いられる予め定められたパターンのインデックスをグラントフリーUEにシグナリングしてよい。BSは、シグナリングを通じて、CTU領域規定についての情報を更新してもよい。シグナリング及びCTU領域に関する情報の更新は、ブロードキャストチャネル又は制御チャネルを通じて搬送され得る。
グラントフリー伝送スキームを用いて、受信機は、送信機のパイロットの事前知識なしで、アクティビティ検出、チャネル推定及びデータのデコードを実行してよい。チャネル推定は、各モバイルデバイスから受信したパイロット信号に基づいて実行してよい。パイロット信号(例えば、P1、P2、...PN)に用いられる連続した値のセットは、パイロットシーケンスと称される。モバイルデバイスは、概して、所与のアップリンクフレームにおいて、パイロットシーケンスの1又は複数のインスタンスを伝送してよい。例示の目的で、4G LTEでは、UEは、概して、アップリンクサブフレームの2つのOFDMシンボルにおいて、2つのZadoff−Chuパイロットシーケンスを伝送する。
異なるモバイルデバイスからのパイロットシーケンス伝送間の干渉を緩和するために、モバイルデバイスは、パイロットシーケンスのプールからパイロットシーケンスを選択してよい。パイロットシーケンスの選択は、ランダムであってよく、又は、予め定められた選択ルールに基づいてもよい。パイロットシーケンスのプールは、同じルートで、Zadoff−Chuシーケンスを巡回的にシフトさせることにより生成されてよい。同じルートでZadoff−Chuシーケンスの巡回シフトを用いて生成されたパイロットシーケンスは、互い直交する。したがって、このやり方で生成されたパイロットプールは、直交パイロットのみを包含する。直交パイロットは、直交パイロットを用いる2つのパイロット信号間の相互干渉が最小になるようにすることが望ましい。しかしながら、互いに直交するパイロットシーケンスの数は、所与のパイロットシーケンス長に対して制限され得る。異なるパイロットシーケンスが互いに非直交とすることが可能であれば、より多くのパイロットシーケンスが生成され得る。例えば、Zadoff−Chuシーケンスの異なるルートを用いて、より多くのパイロットシーケンスが生成され得る。このやり方で生成されたパイロットシーケンスは、互いに非直交であり得るが、依然として、低い相関関係を有する。
パイロット衝突は、複数のモバイルデバイスが、同じパイロットシーケンスを用いることにより、同じ周波数−時間−署名リソースに同時にアクセスする場合に言及する。パイロット衝突は、グラントフリー伝送スキームにおいて、修復不可能な結果をもたらし得る。これは、BS283が同じパイロットを用いてモバイルデバイスの個々のチャネルを推定することができないので、パイロット衝突シナリオにおいて、BS283がモバイルデバイスの伝送情報をデコードすることができないことに起因している。例えば、2つのモバイルデバイス(モバイルデバイス282a及び282b)が同じパイロットを有し、それらのチャネルがh1及びh2であると仮定すると、BS283は、モバイルデバイス282a及び282bの両方に対してh1+h2の品質のチャネルを推定できるだけである。したがって、伝送情報は、正確にデコードされる可能性が低い。様々な実施形態では、システムにおいてサポートされるモバイルデバイスの数に応じて、一意のパイロットの数を規定し得る。次世代ネットワークでは、多くのモバイルデバイスが同じアップリンクチャネルにアクセスし得るので、5Gに関するアップリンクグラントフリー多元接続伝送において異なる数のユーザをサポートするユニバーサルRS及びリソースマッピングスキームが望ましい。
本開示の実施形態は、アップリンクグラントフリー多元接続伝送において、異なる数のユーザをサポートするユニバーサルRS及びリソースマッピングスキームを提供する。いくつかの実施形態において、UEの数は、予め定められたルールに基づいて、グループの第1セットにグループ化され、時間−周波数リソースは、第1の時間間隔に対して各UEのグループに割り当てられる。UEは、再グループ化されてよく、第2の時間間隔用の時間−周波数リソースを再度割り当てられてよい。時間−周波数リソース割り当て結果は、UEに伝送されてよい。RSシーケンス割り当ては、同じ時間−周波数リソース上でのRS衝突を回避するために、時間−周波数リソース割り当て結果に基づいて決定されてよい。ますます多くのUEがサポートされる必要がある場合、RSプールは、直交パイロットシーケンスから非直交パイロットシーケンスに、そして、ランダムなパイロットシーケンスプールへと徐々に拡張してよい。
すべてのUEへのシステム情報のブロードキャストは、すべてのグラントフリーUEにより用いられ得る情報を含んでよい。例えば、システム情報は、周波数のグラントフリー境界のグラントフリー周波数帯(開始及び終了)、及び、グラントフリー区分サイズを含み得る。しかしながら、そのような情報は、必ずしもシステム情報に含まれていなくてもよく、もし含まれない場合は、RRCシグナリングに含まれてよい。いくつかの他の実施形態において、共通のグラントフリーリソースについてのそのような情報は、予め定められてよい。RRCシグナリング情報は、UEに固有又はグループに固有であり、情報、例えば、UE ID、DCIサーチスペース、リソースホッピング、RSホッピング並びに変調及び符号化情報(MCS)情報のうちの1又は複数を含んでよい。さらなる制御シグナリングがDCIメッセージにおいてUEに伝送されてよい。DCIは、MCS情報、第1のRS、第1の伝送リソース、ACK、NACK又は伝送情報に対するグラント、又は、場合により、グラントフリーリソース割り当てに関する追加の更新を送信するために用いられてよい。
いくつかの実施形態において、グラントフリーUEは、割り当てられた伝送リソースを決定するために、1)RRCシグナリング情報及びシステム情報、2)RRCシグナリング情報及びDCI情報、又は、3)RRCシグナリング情報、システム情報及びDCI情報を組み合わせるように半静的に構成される。UEに固有の情報がインデックス/シーケンスベースのフォーマットで提供されるか、又は、十分に規定されるかは、例えば、システム情報に規定される情報のタイプ、及び、相補DCIが利用可能か否かに依存し得る。
タイムスロット毎に動作している動的なオプションと比較して、半静的が規定される。例えば、半静的とは、所与の期間内、例えば200又はそれより長いタイムスロット内などで周期的であることを意味し得る。半静的とは、たまに一度だけそれを更新するように構成することも意味し得る。
いくつかの実施形態において、LTEページングのような、又は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)のようなシグナリングが、リソース(再)構成シグナリングメッセージに用いられ得る半静的なやり方で、グラントフリーUEはリソースを構成できる。例えば、同じグループIDを有するUEのグループに関して、グループIDは、(DCIにおいて示される)DLデータチャネル内のDCI構成インジケーション及びRRCメッセージを用いて、又は、(周波数分割多重化(FDM)又は時分割多重化(TDM)における他のシステム情報を用いて多重化する)PBCHのようなシグナリングメッセージを用いて、UEのグループに対するグラントフリーリソースを構成又は更新するために用いられ得る。さらに、グループ内のUEは、マルチビームシステム内で同じ又は異なるビームと関連付けられることができ、UEが異なるビームと関連付けられる場合、このページングのような又はPBCHのようなシグナリングメッセージは、異なるビームを用いてUEのグループをサポートすることができるように設計されるべきであり、例えば、半静的なリソース(再)構成に関する同じシグナリングメッセージは、サポートされた異なるビームを通じてUEに伝送され得る。
いくつかの実施形態では、グラントなしのUL伝送スキームに関して、少なくとも半静的なリソース(再)構成が用いられることができ、リソースは、少なくとも時間及び周波数領域内の物理リソース、及び、他のMAリソース/パラメータ、例えば、RS及びコードを含む。例えば、LTE半永続的な構成のように、リソース構成シグナリングが行われ得る。さらに、RSは、データと共に伝送され、グラントベースのデータ伝送及び/又はLTE DMRS設計についてのチャネル構造は、開始点としてみなされ、強化したものが用いられ得る。グラントあり/なしのUL伝送スキームに関して、予め構成されたリソースを有する同じトランスポートブロックに対するK回の反復(K≧1、すなわち、同じ又は異なる冗長バージョン(RV)及び/又は異なる複数のMCSを有する)が用いられることができ、Kは、例えば、ACKが受信されるまでの伝送の回数、若しくは、予め構成された又は固定された回数により決定される。いくつかの実施形態では、伝送にわたるUEリソースホッピングが構成され得る。
他の実施形態において、UEは、スケジューリング要求(SR)及びDCIシグナリングにより1又は複数回、グラントベースの伝送を用いてデータを伝送することを開始し、SRシグナリングなしのデータの到着があると、リソースにわたってグラントフリー伝送に切り替えることができ、UEのグラントフリーリソースは、RRCシグナリング、例えば、UEの初期アクセスにより構成され、その後、半静的に更新され得る。これは、到着したパケットサイズが小さい場合に有益であり得る。これは、シグナリングオーバーヘッドを低減でき、レイテンシも低減できる。
他の実施形態において、UEは、半静的にグラントフリーリソースを構成し、グラントなしの初期データを伝送することを開始できる。そして、UEは、基地局からDCIシグナリングを常にモニタリングすることを開始できる。受信されたスケジューリンググラントがある場合、UEは、グラントベースの伝送に動的に切り替えることができる。動的なグラントがない場合、例えば、グラントフリーありのデータを伝送した後の特定の期間を過ぎて、DCIシグナリングが受信された場合、UEは、データの到着のためのグラントフリー伝送を用い続けてよい。
グラントフリーリソース割り当てに関するRRCシグナリング単独での使用
図3Aは、データの初期伝送前に、UEがダウンリンク制御情報(DCI)をチェックする必要なしに、無線リソース制御(RRC)情報を用いるアップリンク(UL)グラントフリー伝送に関する実施形態を示す。グラントフリーUEは、専用のACK/NACKチャネル、例えば、物理HARQインジケーションチャネル(PHICH)、又は、DCIのいずれか一方を通じて、ACK/NACKフィードバックをさらにチェックしてよい。
RRCシグナリングは、UEに固有及び/又はグループに固有の伝送リソース、及び/又は、参照信号構成をシグナリングするために用いられる。
UEに固有の情報に関して、RRCシグナリングは、グラントフリー伝送に関連する情報、例えば、限定されるものではないが、UE ID、DCIサーチスペース、グラントフリー伝送リソース、RSリソース、及び、例えば、MCSを含み得る他の関連情報に関して、グラントフリーUEに通知するために用いられてよい。
RRCシグナリングは、グラントフリーIDフィールド(例えば、GF−RNTI)、及び、ULに関して構成するため(gf−ConfigUL)、及び/又は、ダウンリンク(DL)関して構成するため(gf−ConfigDL)の1又は複数の構成フィールドを含んでよい。
UL構成シグナリング内のフィールドは、限定されるものではないが、以下の例を含んでよい。
サブフレームの数を単位としてリソースホッピングパターンの周期を規定するグラントフリーフレーム間隔ULフィールド。フィールドが任意選択的であり得る場合に、フレーム長を用いてよい(デフォルトでシステムに規定されるフレーム長を用いる)。
2つのグラントフリー伝送機会の間隔を規定するグラントフリースケジューリング間隔ULフィールド。いくつかの実装において、指定されていない場合、フィールドのデフォルトは1である。間隔は、2つのグラントフリーリソース間の時間間隔であってよく、場合により、グラントフリーリソースの周期性と呼ばれる。
LTE半永続的なスケジューリング(SPS)に用いられるものと同様の目的を果たし得る電力制御関連パラメータ用のフィールドがあってもよい。
周波数領域内のCTU又はCTU領域ブロックサイズごとに用いられるリソースブロック(RB)の番号を規定するCTUサイズ周波数フィールド。いくつかの実施形態において、グラントフリーリソースの周波数領域インジケーションは、リソースブロックインデックス(物理的なリソースブロックインデックス又は仮想的なリソースブロックインデックス)を示し得る。リソースブロックインデックスは、開始又は終了RBインデックス及びRBの番号を用いて示されることもできる。いくつかの実装において、時間領域サイズは、サブフレーム又はTTIに対してデフォルトであってよく、そのため、周波数領域サイズのみが必要とされる。当該フィールドは、SIBに規定されている場合、又は、相補DCIシグナリングがある場合には不要である。リソースの時間領域サイズ(例えば、TTI)は、例えば、スロット、ミニスロット、複数のスロット、1つのOFDMシンボル又は複数のOFDMシンボルがRRCにおいて規定されることもできる。グラントフリーリソースの時間領域位置を規定する別のフィールドがあってよい。例えば、RRCシグナリングにおいて、周期的なシグナリング以外にオフセット値があってもよい。オフセット値は、あるグラントフリーリソースの時間位置を示し、例えば、オフセット値は、システムフレーム番号(SFN)=0に対するグラントフリーリソースの時間位置(例えば、スロットインデックス)を示すことができる。いくつかの実施形態において、オフセットは、シグナリングされる必要はなくてよく、例えば、スロット0においてデフォルト値を有することができる。
リソースホッピングパターンを規定するリソースホッピングパターンフィールド。いくつかの実施形態において、リソースホッピングパターンフィールドは、グラントフリースケジューリング間隔UL値に等しい単位時間を有する各フレーム及び各時間間隔における周波数位置インデックスのシーケンスにより規定される。いくつかの実施形態において、リソースホッピングパターンフィールドは、一般に、各時間間隔での各フレームにおける周波数位置インデックスのシーケンスとして規定される。時間間隔は、TTI、スロット、タイムスロット、サブフレーム、ミニスロット、OFDMシンボル、OFDMシンボルの数又は任意の時間単位であり得る。時間間隔はまた、グラントフリーリソースの時間位置であり得、グラントフリーリソースの位置は、リソースの構成された周期性により分離され得る。例えば、リソースホッピングパターンは、フレーム内又はリソースホッピングパターンの周期内の各スロットにおける周波数区分又はサブバンドインデックスとして規定され得る。いくつかの実施形態において、リソースホッピングパターンフィールドは、各フレーム内の各時間間隔におけるCTUインデックスのシーケンスにより規定される。リソースホッピングパターンは、1)予め定められたリソース割り当てルールから規定される単一のUEインデックス、2)各時間間隔の周波数インデックスを示すリソースホッピングインデックスシーケンス、又は、3)各タイムスロットにおいて用いられ得る実際の物理的な時間−周波数リソースの任意の暗黙的な又は明示的なシグナリングのうちのいずれか1つの形式でグラントフリーUEに提供されてよい。ここで、リソースホッピングパターンはまた、グラントフリーリソースの時間−周波数リソースのインジケーションを含む。
RSホッピングシーケンスを規定するRSホッピングシーケンスフィールド。RSホッピングシーケンスフィールドは、フレームnにおいて用いられるRSのインデックスを含んでよい。RSが時間間隔毎に変化する場合、当該フィールドは、各時間間隔でのインデックスのシーケンスを含んでよい。相補DCIが利用可能な場合には、RSホッピングシーケンスは必要とされなくてよい。RSホッピングシーケンスは、1)固定されたRS、及び、2)各フレーム内のRSホッピングシーケンスのうちのいずれか1つの形式でグラントフリーUEに提供されてよい。RSホッピングシーケンスは、一般に、異なるリソースにおける参照信号のインジケーションを指す。それは、異なる時間−周波数グラントフリーリソースにおける単一のRSインデックス又は異なるRSインデックスであり得る。異なる伝送又は再伝送ステータスのためにシグナリングされる複数のRSインデックスがあり得る。例えば、RSインデックスは、初期のグラントフリー伝送のためにUEにシグナリングされてよく、別のRSインデックスは、反復/再伝送の残りのためにUEにシグナリングされてよい。
相補DCIシグナリングが用いられない場合にMCS情報を提供するMCSフィールド。
グラントフリー識別子(GF_ID)又はグループのグラントフリー識別子(Group_ID)により予め定められてもよい、さらなるDCIグラント用のサーチスペースフィールド。
RRCフォーマットは、UEがグラントフリーUEであるか、又は、UEがグラントフリーリソースを用いて伝送することが可能であるかのインジケーションを含んでよい。RRCフォーマットは、DCIを用いてさらなる命令をデコードするために用いられるグラントフリーUE ID(例えば、GF_RNTI)又はグループベースのID(例えば、Group_RNTI)を含んでよい。
図3Aの例では、グラントフリーUEは、サーチスペース内のDCIを常にチェックする必要はなく、グラントフリー伝送をアクティブ化するためにDCIを必要としない。DCIシグナリングは、さらなる制御シグナリングをUEに提供できる。
図3Aから図3Hの段階の開始の前に、(上記で説明した)システム情報が基地局により周期的に伝送され得る。システム情報は、UEにより用いられ得る情報を含んでよい。UEにより用いられるであろう情報がシステム情報に規定されていない場合、その情報は、RRCシグナリング及び/又はDCIメッセージにおいて提供される。
図3Aに示されるように、段階300において、グラントフリー伝送が可能なUEは、まず、送受信ポイント(TRP)又はBSによりサポートされるネットワークに入り、例えば、LTEネットワークのランダムアクセス手順の一部(RACH)として、ランダムアクセス(RA)チャネルを通じてプリアンブルを送信することにより、初期アクセスを実行してよい。例えば、UEが大量の小さなデータパケットを伝送することを予期する場合、UEは、UEがグラントフリー伝送可能であることを示すインジケーションをBSにシグナリングしてよい。
段階301において、BSは、RACH RAプリアンブルを受信して、UEにより用いられるUL伝送リソースを選択してよい。本開示の実施形態は、フレームに予め定められたMAホッピングパターンを有するUL伝送リソースを提供する。例えば、MAホッピングパターンは、フレーム内の予め定められた時間−周波数リソースホッピングパターン及び/又は予め定められたRSホッピングパターンを含んでよい。MAホッピングパターンは、アップリンクグラントフリー多元接続伝送において、異なる数のUEをサポートするユニバーサルRS及び伝送リソースマッピングスキームを提供する。BSは、例えば、MAホッピングパターンを節約するために、ネットワークから予め定められたMAホッピングパターンを取得できる、又は、BSは、予め定められたパターン生成スキーム又は予め定められたルールに基づいて、MAホッピングパターンを生成することにより、MAホッピングパターンを取得してよい。上述のように、MAホッピングパターン加えて、UEに伝送されるRRCシグナリングに含まれる伝送リソースを規定するために用いられる様々な他のエレメントがある。
図3Aの段階302において、BSは、グラントフリーUEに対して用いられる伝送リソースを選択した後に、RRCシグナリングを通じてUEにUL伝送リソース割り当てを送信する。RRCシグナリングのメッセージコンテンツの例は、上記で説明されている。
段階303において、グラントフリーUEは、すべてのUL伝送リソースを取得する。いくつかの実施形態において、UEは、伝送リソース割り当てを受信した後に、以下でより詳細に説明される予め定められたルールに基づいて、伝送リソースを導出できる。代替的に、UEは、上記の伝送リソース割り当てを受信した後に、テーブル、及び、予め定められた伝送リソースホッピングパターンを検索できる。UEは、予め定められた伝送リソースパターン及びテーブルを保存できる。さらに、UEは、更新情報を指示するシグナリングを受信した後に、予め定められた伝送リソースパターン及びテーブルを更新できる。つまり、UEは、リソースパラメータの更新を指示するシグナリングを受信した後に、グラントフリーリソースを更新できる。本開示において説明されたように、シグナリングは、DCIシグナリング又はRRCシグナリングであり得る。
段階3031において、BSへの伝送のために第1のバッチデータがグラントフリーUEに到着する。
段階304において、第1のバッチデータが到着した後に、UEは、割り当てられたグラントフリー伝送リソースに基づいて第1のバッチデータ伝送を伝送する。グラントフリーリソースは、半静的にUEに割り当てられてよい。ここで、半静的が、タイムスロット毎に動作している「動的な」オプションと比較して用いられる。例えば、半静的であれば、所与の期間、つまり、200又はそれより長いタイムスロットで周期的に動作できる。グラントフリーUEが割り当てられたリソースを取得すると、グラントを取得することなくデータが到着した直後に、割り当てられたリソースを用いてデータを伝送してよい。UEは、割り当てられたUL伝送リソースを用いて第1のバッチデータの初期伝送を伝送してよい。いくつかの実施形態において、第1のバッチデータがグラントフリーUEのバッファに到着すると、UEは、次の時間間隔又はUEに割り当てられるリソースからアクセスできる早い機会のCTU領域を決定する。UEは、データが到着した後に、CTUアクセスの次の時間間隔を決定し、UEは、割り当てられたリソースホッピングシーケンスに基づいて、その時間間隔でCTU領域を探す。そして、UEは、当該CTU領域及びその領域に対して割り当てられたRSを用いてデータの第1のバッチの初期伝送を伝送してよい。伝送は、RS信号及びデータ信号を含んでよい。伝送されたデータフォーマットの例が、図6A及び図6Bに示され、以下で説明される。
段階305において、BSは、第1のバッチデータ伝送を受信した後に、データを検出する。いくつかの実施形態において、UEがBSにメッセージを送信した場合、BSは、まず、MA署名を検出することを試みる。MA署名を検出することは、アクティビティ検出と称される。アクティビティ検出の実行が成功することより、BSは、UEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したことを認識する。しかしながら、アクティビティ検出の成功は、UEの身元を基地局に明らかにしてもよいし、しなくてもよい。例えば、以下の表8及び表9に示されるように、UEとMA署名との間に予め定められたRSパターンがある場合、アクティビティ検出の成功は、グラントフリーアップリンク伝送を送信するUEの身元を明らかにする。いくつかの実施形態において、アクティビティ検出は、例えば、UE IDがデータとは別個にエンコードされた場合、UE IDを取得することをさらに含み得る。
アクティビティ検出が成功した後に、BSは、MA署名と、データメッセージと共に任意選択的に多重化された追加の参照信号とに基づいてチャネル推定を実行することを試み、そして、データをデコードする。
段階306において、BSは、デコードした結果に基づいてACK又はNACKを送信する。BSは、RS信号をデコードすることにより、まずアクティビティ検出を実行し、RS信号を用いてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードすることを試みることにより、第1のバッチデータの初期伝送をデコードすることを試みる。BSがデータのデコードに成功できた場合、BSは、デコードに成功したことを確認するために、UEにACKを送信してよい。BSがデータのデコードに成功しなかった場合、BSは、NACKをUEに送信してよい、又は、フィードバックを一切送信しない。いくつかの実施形態において、段階304におけるデータの第1のバッチの初期伝送の後に、段階303において、UEは、リソース割り当てに従って、次に利用可能なリソースを用いて第1のバッチデータをすぐに再伝送することを選択してよい。いくつかの他の実施形態において、UEは、予め定められた期間待機してよく、UEが予め定められた期間内にACKを受信した場合、UEは再伝送を実行しない。そうでない場合、UEは、予め定められた期間の後に、次に利用可能なCTUリソースにおいて第1のバッチデータを再伝送してよい。
UEは、サーチスペースを検索することにより、専用のACK/NACKチャネル、例えば、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)、又は、DCIのいずれか一方を通じて、ACK/NACKフィードバックをチェックしてよい。
図3Aにおいて、グラントフリーUEが、第2のバッチデータ伝送を受信しており、かつ、第1のバッチデータ伝送を再伝送していないので、BSが段階306でACKを伝送したと仮定する。UEは、通信することなく、取得した伝送リソースに基づいて、段階307において第2のバッチデータをネットワークエンティティに伝送し、対応する伝送リソース割り当ては、伝送リソースをUEに割り当てる。段階308において、BSは、第2のバッチデータ伝送を受信した後に、データを検出する。段階307から段階309は、段階304から段階306と同様のアクティビティを実行する。
BSがNACKを送信した場合、UEは、RRCシグナリング又はUEに提供される代替的な伝送リソースにおいて規定される割り当てられた伝送リソースに基づいて第1のバッチデータ伝送を再伝送するであろう。
図3Aのいくつかの実施形態において、UEは、PHICHのような専用のACK/NACKチャネルのみをチェックし得るが、第1の伝送の後に、DCIをチェックしない。したがって、UEは、グラントフリー伝送及び再伝送のみを実行し得る。UEは、第1の伝送の後でさえ、DCIをチェックする必要がないことにより、エネルギーを節約し得る。
再伝送のためのRRCシグナリング及びDCI
図3Bは、初期伝送の後に、RRCシグナリング及び相補DCIを用いることを含むULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。図3Aと同様の方式で、初期のリソース構成の一部として、グラントフリーUEはBSへの初期伝送の前にDCIをチェックしない。初期伝送の後に、UEは、可能な再伝送命令のためにDCIをチェックする。いくつかの実施形態において、再伝送が必要である場合、BSは、グラントベースのスキームに切り替えてよい。
図3Bの段階300、段階301、段階302、段階303、段階3031及び段階304は、図3Aにあるのと同じである。
図3Bの段階3041において、グラントフリーUEは、段階304の伝送の後に、指定された時間にDCIシグナリングをチェックする。BSから受信した情報、例えば、DCIメッセージが配置されるサーチスペースを規定するシステム情報及び/又は割り当てられたUE IDに基づいて、グラントフリーUEはDCIを検出する。そして、グラントフリーUEは、グラントフリーUE ID(例えば、GF_RNTI)を用いて、DCIペイロード内のCRCがスクランブルされていることをまず検証することにより、DCIをデコードする。CRCがグラントフリーUE IDを含む場合、UEは、すべての他のフィールドをデコードする。そうでない場合、DCIは、当該UEの対象ではない。
DCIメッセージは、必要に応じて、ACK、NACK又は再伝送に対するグラントを示し得る。グラントフリーUEにより検出されるDCIシグナリングがない場合、段階3042に示されるように、UEは、割り当てられた伝送リソースに基づいて、第1のバッチデータを再伝送してよい。
段階305において、BSがデータを検出すると、データの検出が成功したので、段階3061で、BSは、DCIメッセージにおいてグラントフリーUEにACKを送信することが示される。
UEがDCIをチェックし、ACKを検出すると3043、UEは、計画されている可能性がある再伝送を停止できる。
代替的に、BSは、再伝送に対するグラントを送信し得る。そのような状況が図3Cに示される。
図3Cは、RRCシグナリング及び再伝送のためのDCIを用いることを含むULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。図3Cは、データがBSにより成功裏に受信されず、ひいては、BSがUEによる再伝送のために準備する場合の例を提供する。
段階300、段階301、段階302、段階303、段階3031及び段階304は、図3Bにあるのと同じである。
段階305において、BSがデータを検出すると、BSがデータを検出することに成功していない場合、段階306に示されるように、BSは、データの再伝送に対するグラントを含むDCIメッセージを送信してよい。
いくつかの実施形態において、DCIメッセージは、暗黙的に又は明示的にNACKを含んでよい。再伝送に対するグラントなしで、UEがNACKを受信した場合、UEは、段階302のRRCシグナリングにおいて構成されたのと同じグラントフリーリソース上で再伝送してよい。いくつかの実施形態において、DCIメッセージは、失敗したパケット伝送を再度スケジューリングするために、新たなグラント及びインジケーションを規定してよい。いくつかの実施形態において、DCIメッセージは、再伝送するために、UE用のグラントフリー伝送のために以前に規定されたのと同じ伝送リソースを規定してよい。いくつかの実施形態において、DCIは、更新された伝送スキーム、例えば、UEにより用いられるMCSを含んでよい。
段階3041において、グラントフリーUEは、DCIシグナリングをチェックする。これは、図3Bにあるものと同じであり、上記で説明されている。BSから再伝送に対するグラントを検出したとき、段階3042において、UEは、再伝送に対するグラントにおいて、割り当てられた伝送リソースに基づいて第1のバッチデータ伝送を再伝送してよい。
段階308において、BSがデータを検出すると、データの検出に成功した場合、BSは、段階3061に示されるように、UEにACKを送信する。データが成功しなかった場合、BSは、NACK又は再伝送に対する別のグラントを送信し、段階306、段階3041及び段階3042が繰り返されてよい。
UEがACKを検出すると、段階310において、UEは、第1のバッチデータ伝送の再伝送を停止できる。
DCIシグナリングフォーマットは、グラントベースの再伝送のために、典型的なDCIフォーマットを含み得る。DCIフォーマットは、例えば、MCS、用いられるリソースブロック、冗長バージョン(RV)、新たなデータインジケータ(NDI)などを含み得る。グラントベースの再伝送用のDCIフォーマットは、以下の表1のようなものであり得る。NDIを1に設定することは、これがNACKであり、DCIに規定されるリソースを用いて再伝送がグラントされることを暗黙的に示し得る。
より一般的には、再伝送のために用いられるDCIメッセージ又はシグナリングは、再伝送がグラントフリー及び/又はグラントベースかを示し得る。例えば、単一のパケット再伝送について、DCIは、再伝送が、上記で示唆したような再伝送に対するグラントにおいて、割り当てられた伝送リソースを用いるグラントベースであるか、又は、予め構成されたグラントフリーリソースを用いるグラントフリーであるかを示す新たな又は既存のフィールドを含み得る。一実装例において、1のNDI値がグラントベースの再伝送を示す一方、異なるNDI値がグラントフリー再伝送を示す。いくつかの実施形態において、再伝送がグラントフリーであるか又はグラントベースであるかは、いくつかの既存のフィールドから暗黙的に導出され得る。
代替的に、DCIシグナリングは、異なる再伝送に対して異なるリソースを示し得る。例えば、DCIシグナリングは、第1の再伝送について、グラントベースのリソース及び/又は予め構成されたグラントフリーリソースを用いる第2の(最大でN)再伝送について、グラントフリーリソースを(暗黙的に、又は、明示的に)示し得る。別の例では、DCIシグナリングは、第1の再伝送について、グラントベースのリソース、及び/又は、同じ又は異なるDCIシグナリングにおける第2の(最大でN)再伝送について、異なるグラントベースのリソースを(暗黙的に、又は、明示的に)示し得る。再伝送がグラントフリーであるか又はグラントベースであるかを示すDCIシグナリング、及び、用いられることが示されるリソースについて、他の可能性が存在する。
いくつかの実施形態において、UEは、あるパケットの初期(又は、第1のパケット)のグラントフリー伝送を開始し、1又は複数の反復は、UEに対するグラントフリーリソース事前構成に基づいて、初期伝送に含まれ得る。初期伝送の後に、UEは、BSからのACK、NACK又はDCIシグナリンググラントを待機する。NACK(例えば、UEパイロットに対する)メッセージが受信された又は何も受信されなかった場合、UEは、構成された再伝送用のグラントフリーリソースを用いることができる。本開示に説明されるように、反復の回数は、UEにより実行され、Kは、RRCシグナリングにおいて構成され得る。グラントフリー再伝送は、K回の反復の別のセットを含んでよい。DCIシグナリングがULのグラントを含む場合、UEは、グラントベースの再伝送に切り替えることができ、BSは、別のDCIベースのシグナリングを任意選択的に用いて、パケットに対するグラントベースの再伝送を、予め構成されたリソースを用いたグラントフリー再伝送に変更できる。
別のDCIシグナリングにより示される他の実施形態において、あるパケットの第1の再伝送には、グラントベースのリソースを用い、当該パケットの第2〜Nの再伝送(適用可能な場合)には、グラントフリー割り当てリソースを用いる。別の実施形態において、あるパケットの第1の再伝送には、あるDCIシグナリングにより示されるグラントベースのリソースを用い、当該パケットの第2〜Nの再伝送(適用可能な場合)には、別のDCIシグナリングにより示されるグラントフリー割り当てリソースを用いる。これらの変更は、他のインジケータ又はオプションにより示されることもできる。次の新たなデータパケット伝送に関して、UEは、予め割り当てられた(又は、予め構成された)リソースと共にグラントフリー伝送を依然として用いる。これは、グラントフリースキームにおいて、UEが、再伝送パケットに対してグラントベースの伝送に切り替えることをBSにより通知されるまで、新たなデータパケットがグラントフリー伝送及び再伝送を常に用いることを意味し得る。
図3B及び図3Cの2つの例は、初期アクセス及び次に、単一のデータ伝送と、ACK及び初期アクセスと、単一のデータ伝送及び再伝送に対するグラントとを示す。初期アクセスが各伝送の前に必要でないことが理解されるべきである。例は、明確にする目的で単一のシナリオをそれぞれが示し、ひいては、再伝送を発生させるための一連のACK、NACK又はグラントが、UEからBSに伝送される一連のデータパケットを生じさせ得ることが理解されるだろう。
グループ割り当てを伴うRRCシグナリング
図3Dは、グループ割り当てを伴うRRCシグナリングを用いることを含むULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。RRCシグナリングは、グラントフリーUEにグループIDを割り当てる。RRCシグナリングがUEに固有なので、同じグループ内の他のUEは、他のUEの自身のそれぞれのRRCシグナリングを通じて同じグループIDが与えられ得る。UEは、グループIDが割り当てられたグラントフリーUEのグループに向けられたさらなるDCIメッセージに対する伝送リソースの予め定められたサーチスペースを検索するように構成される。
図3Dにおいて、UEは、第1の伝送の前に、グループDCIをチェックする必要はない。以下で説明される図3Eでは、UEは、グループDCIを常にチェックする必要があり、グループDCIを取得した後に、グラントフリー伝送を実行できる。また、図3Eは、グラントフリーリソース割り当ての前にDCIシグナリングを含む一方、図3Dは、RRCシグナリングのみに依存するので、シグナリングフォーマットが異なってもよい。
段階300及び段階301は、図3Aにあるのと同じである。
段階3021は、RRCシグナリングがグループIDを含むことを除いて、図3Aの段階302と同様である。
段階303、段階3031、段階304は、図3Dにあるのと同じである。
段階305においてBSがデータを検出すると、段階3063に示されるように、BSは、ACK又はNACKを含むDCIメッセージを送信する。
段階3041において、グラントフリーUEは、図3B及び図3Cで説明されたものと同様の方式でDCIシグナリングをチェックする。グラントフリーUEは、予め定められたサーチスペースにおいてチェックし、グループIDを用いて、リソース割り当てに対するさらなる命令及び他の命令のためにDCIをデコードする。
段階3062において、BSは、グループ識別子を有するDCIを用いて、新たな伝送リソースを割り当てる又は更新する。
第2のバッチデータ伝送がUEに到着した場合、UEは、グループDCIからの更新された伝送リソースに基づいて、段階3071において第2のバッチデータを伝送する。段階308及び段階309は、段階305及び段階306と同様のアクティビティを実行する。
図3Eは、グループ割り当てを有するRRCシグナリングを用いることを含むULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。
段階300、段階301、段階3021及び段階303は、図3Dにあるのと同じである。
段階3041において、グラントフリーUEは、図3Dで説明されたものと同様の方式でDCIシグナリングをチェックする。UEは、予め定められたサーチスペースにおいてチェックし、グループIDを用いて、リソース割り当てに対するさらなる命令及び他の命令のためにDCIをデコードする。
段階3062において、BSは、グループDCIを用いて新たな伝送リソースを割り当てる又は更新する。
第1のバッチデータがUEに到着した場合(段階3031)、UEは、グループDCIから割り当てられた伝送リソースに基づいて、段階304において第1のバッチデータを伝送する。段階308においてBSがデータを検出すると、段階309に示されるように、BSは、ACK又はNACKを含むDCIメッセージを送信する。
DCIアクティブ化を有するRRCシグナリング
図3Fは、相補DCIシグナリングを有するRRCシグナリングを用いることを含むULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。DCIシグナリングは、割り当てられたグラントフリーリソース上の伝送に関するアクティブ化又は非アクティブ化としての役目を果たし得る。アクティブ化及び非アクティブ化インジケータは、UEがグラントフリー伝送を実行することを許可されている又は許可されていないことを示すDCIメッセージを用いて、BSより送信される。この場合、DCIアクティブ化は、グラントフリーリソース割り当てに関するさらなる情報を提供し得る。DCIアクティブ化なしで、RRCシグナリングを用いてだけでは、UEは、グラントフリー伝送に関する十分な情報を得られないかもしれない。
いくつかの実施形態において、DCIは、以下の表2に示されるフォーマットを有し得る。
第1のRS値、リソースホッピングシーケンスとの組み合わせにおける第1のリソースブロック及びRSホッピングシーケンス(又はフレームにわたって単に予め定められたRSホッピングルール)に基づいて、UEは、各CTUにおける特定のリソース/RS割り当てを見つけ出すことができる。
RRCシグナリングは、グラントフリーUE ID又はグループIDをUEのグループに割り当てる。RRCシグナリングはまた、DCIアクティブ化を検索する場所をUEが認識するように、サーチスペースの規定を含む。RRCシグナリングを受信した後に、UEは、さらなるDCIシグナリングを受信するまで、依然としてGF伝送を実行できない。いくつかの場合では、DCIシグナリングは、グラントフリー伝送のアクティブ化としての機能を果たし得る。いくつかの実施形態において、DCIシグナリングは、単に、UEに対する特定の一部のグラントフリーリソースに役立てるために、半静的な相補シグナリングとしての機能を果たす。UEは、DCIアクティブ化を受信するまで待機しなければならない。したがって、UEは、アクティブ化及び非アクティブ化インジケータに対するサーチスペースをモニタリングしなければならない。グラントフリーUEは、グラントフリー伝送のアクティブ化又は非アクティブ化のための割り当てられたグラントフリー又はグループIDを用いてDCIをデコードする。
段階300及び段階301は、図3Aにあるのと同じである。
段階3022は、RRCシグナリングがグラントフリーIDを含むことを除いて、図3Aの段階302と同様である。
段階3023は、UEが、RRCシグナリング、又は、場合によりRRC及びシステムシグナリングの組み合わせに規定されるサーチスペースでのアクティブ化を含むDCIメッセージをチェックすることを含む。
段階3024において、BSは、DCIアクティブ化メッセージをUEに送信する。
段階303、段階3031、段階304、段階305及び段階306は、図3Aにあるのと同じである。
アクティブ化の後に、UEは、RRCシグナリング及びDCIアクティブ化の両方に基づいて、割り当てられたリソース上でグラントフリー伝送を実行する。
UEは、DCIアクティブ化を受信した後に、DCIを常にチェックするわけではない。UEは、DCIアクティブ化がアクティブ化されるまで、グラントベースのフォーマットで伝送し得る。
DCIメッセージは、非アクティブ化のために用いられてもよい。UEが非アクティブ化DCIを受信した場合、UEは、グラントフリーリソース上での伝送を停止する。
グラントフリーUEリソース構成又はアクティブ化のためのDCIは、第1のサブフレームにおいて、第1のRS値、第1のリソースブロック及び第1のMCS値を含んでよい。リソースホッピングシーケンスと、RRCシグナリングにおいて構成されるRSホッピングシーケンスとを組み合わせたこの情報を用いて、UEは、各CTUにおいて正確なリソース/RS割り当てを見つけ出すことができる。
いくつかの他の実施形態において、RRCシグナリングの後に、UEは、さらなるDCIメッセージをチェックし続けてよい。グラントベースの伝送のためにUEを動的にスケジューリングするDCIがある場合、グラントフリーUEは、依然として、DCIに基づいたグラントベースの伝送を実行することが可能であってよい。伝送の後に、グラントフリーUEは、グラントフリー伝送に切り替えることができる。いくつかの他の実施形態において、DCIは、UEに対する初期伝送をスケジューリングし、また、RRCシグナリングと共にUEのグラントフリー割り当てを構成するのに役立つ情報、例えば、MCS、初期のRS、初期のリソースを提供してよい。
いくつかの実施形態において、UEは、あるパケットの初期(又は、第1のパケット)のグラントフリー伝送を開始し、1又は複数の反復は、UEに対するグラントフリーリソース事前構成に基づいて、初期伝送に含まれ得る。初期伝送の後に、UEは、BSからのACK、NACK又はDCIシグナリンググラントを待機する。NACK(例えば、UEパイロットに対する)メッセージが受信された又は何も受信されなかった場合、UEは、構成された再伝送用のグラントフリーリソースを用い、DCIシグナリングがULのグラントを含む場合、UEは、グラントベースの再伝送に切り替え、BSは、別のDCIベースのシグナリングを任意選択的に用いて、パケットに対するグラントベースの再伝送を、予め構成されたリソースを用いたグラントフリー再伝送に変更することができる。
別のDCIシグナリングにより示される他の実施形態において、あるパケットの第1の再伝送には、グラントベースのリソースを用い、当該パケットの第2〜Nの再伝送(適用可能な場合)には、グラントフリー割り当てリソースを用いる。別の実施形態において、あるパケットの第1の再伝送には、あるDCIシグナリングにより示されるグラントベースのリソースを用い、当該パケットの第2〜Nの再伝送(適用可能な場合)には、別のDCIシグナリングにより示されるグラントフリー割り当てリソースを用いる。これらの変更は、他のインジケータ又はオプションにより示されることもできる。次の新たなデータパケット伝送に関して、UEは、予め割り当てられた(又は予め構成された)リソースと共にグラントフリー伝送を依然として用いており、これは、グラントフリースキームにおいて、UEが、再伝送パケットに対してグラントベースの伝送に切り替えることをBSにより通知されるまで、新たなデータパケットがグラントフリー伝送及び再伝送を常に用いることを意味する。
あるパケットの再伝送に関して、BSは、DCIシグナリングを用いて、グラントベースの伝送に変更できる。いくつかの実施形態において、予め構成されたリソースを伴うグラントフリー伝送モードに再伝送を戻す新たなDCIシグナリングがあり得る。新たなDCIシグナリングのシグナリングは、1ビットであってよい。例えば、DCIフォーマットにおいて、新たなフィールド、グラントフリー又はグラントベースの再伝送インジケータがあってよく、0に等しいこのフィールドの値は、再伝送がグラントベースの伝送であることを示し、1に等しい値は、再伝送がグラントフリー伝送に切り替わっていることを示す。
BSにより構成される少なくとも2つのタイプのUEがあり得る。構成は、RRCシグナリング、制御チャネル又はUEに対して予め定められたものにおいて行われ得る。第1タイプのUEに関して、初期のGF伝送の後に、UEは、ACK/NACKメッセージのみをモニタリングする。ACKをモニタリングする場合、UEに対して異なる可能性があり得る。いくつかの実施形態において、UEは、ACKを正確に受信するまで、ACK/NACKを連続的にモニタリングして、連続的な伝送を実行してよい。連続的な伝送の最大数Kがあり得、数Kは、例えば、RRCシグナリングを通じてネットワークにより構成されてよく、又は、DCIにおいて構成されてよい。別の実施形態において、UEは、再伝送の前に、予め定められたタイムスロット内に到着するACK/NACKを待機してよい。UEが予め定められた時間制限内にACKを受信した場合、UEは再伝送を停止し、そうでない場合、UEは再伝送する。いくつかの他の実施形態において、UEは、ACK/NACKフィードバックをチェックする前に、K回の伝送を連続的に実行してよい。UEがチェックしたときに、UEがACKを受信していない場合、UEは、別のK回の伝送を実行してよい。別の実施形態において、UEは、ACK/NACKをチェックすることなく連続伝送をK回実行して、DRX/スリーピングモードに入ってよい。ACK/NACKは、例えば、DCIにおける、PHICH又は制御チャネルのような専用のACK/NACKチャネルを通じて伝送され得る。
第2タイプのUEに関して、初期のグラントフリー伝送の後に、UEは、ACK/NACK及びスケジューリング情報の両方をモニタリングできる。スケジューリング情報は、通常、DCIにおいて伝送される。スケジューリング情報は、伝送リソースブロック、参照信号、MCS、冗長バージョン(RV)及び他の伝送パラメータを含んでよい。いくつかの実施形態において、(サブフレーム/TTIの単位で)間隔TをモニタリングするUEは、ネットワークにより構成され得る。いくつかの実施形態において、T>1である。他の実施形態において、T=1である。
図3Gは、相補DCIシグナリングと共にRRCシグナリングを用いることを含むULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。
以下で説明されるRRCシグナリング情報は、本開示で説明されたすべての他の実施形態及び例(図3Aから図3G)にも適用可能であってよい。
RRCシグナリングは、既知の半永続的なスケジューリング(SPS)、例えば、LTE−SPSフォーマット構成用のRRCシグナリングのフォーマットと同様のフォーマットを有するグラントフリー伝送リソースを規定するための情報を含み得る。
UL構成フィールド内のフィールドは、限定されるものではないが、以下の例を含んでよい。
RRCシグナリングは、グラントフリーIDフィールド(例えば、GF−RNTI)、及び、ULに関して構成するため(gf−ConfigUL)、及び/又は、ダウンリンク(DL)に関して構成するため(gf−ConfigDL)の1又は複数の構成フィールドを含んでよい。
いくつかの実施形態において、グラントフリーID(GF−RNTI)又はグループID(Group_RNTI)は、リソースホッピングパターンとの予め定められたマッピング関係を有するように割り当てられてよい。例えば、GF−RNTIは、図5Aに示されるUEインデックスを含んでよく、本開示で説明されるように、リソースホッピングパターンとの一意のマッピングを有する。いくつかの実施形態において、GF−RNTIは、(リソースホッピングパターン及びRSホッピングパターンを識別するために用いられる)UEインデックス、及び、DCIをデコードするために用いられるUE ID(C−RNTI)の両方を包含してよい。いくつかの実施形態において、UEインデックスは、GF−RNTIの最初の数ビット間にあってよく、DCIをデコードするためのUE IDは、他の数ビットであってよい。いくつかの実施形態において、UEインデックス及びDCIをデコードするためのUE IDは、GF−RNTIにおいて共にマスキングされてよく、予め定められた値を用いてXOR関数を実行することにより取り出され得る。いくつかの実施形態において、GF−RNTIは、リソースホッピングパターン及びRSホッピングパターンとの1対1のマッピング関係を有する。そのようなシナリオにおいて、リソースホッピングパターン及びRSホッピングパターンは、RRCにおいて明示的にシグナリングされる必要はないかもしれない。
UL構成フィールド内のフィールドは、限定されるものではないが、以下の例を含んでよい。すべてのフィールドは、状況に応じて任意選択的であってよい。
暗黙的な解除の前の空き伝送の数を示すフィールド。値e2は、2つの伝送に対応し、e3は、3つの伝送に対応するなどである。(implicitReleaseAfter)[3GPP TS36.321、「進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)、媒体アクセス制御(MAC)プロトコル仕様書」[6、5.10.2]を参照]。
パラメータのリスト用のフィールド:それぞれ、アンテナポートP0用及びアンテナポートP1用の
である。フィールドn1−PUCCH−AN−PersistentListP1は、PUCCH−ConfigDedicated−V1020内のtwoAntennaPortActivatedPUCCH−Format1a1Bが真に設定されている場合のみ適用可能である。そうでない場合、このフィールドは構成されない(n1PUCCH−AN−PersistentList、n1PUCCH−AN−PersistentListP1)[3GPP TS36.213:「進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA):物理層プロシージャ」[23、10.1]を参照]。
ダウンリンクの半永続的なスケジューリングのための、構成されたHARQプロセスの回数を規定するフィールド。(numberOfConfSPS−Processes)[TS36.321[6]を参照]
アップリンクの半永続的なスケジューリング又はアップリンクグラントフリー伝送のための、構成されたHARQプロセスの回数を規定するフィールド。このフィールドは、非同期UL HARQに対して構成され得る。そうでない場合、このフィールドは構成されなくてよい。(numberOfConfUlSPS−Processe)TS36.321[6]を参照。
パラメータ、PO_NOMINAL_PUSCH(0)であるフィールド。単位dBm ステップ1。このフィールドは、永続的なスケジューリング又はグラントフリー伝送構成のみに適用可能である。選択セットアップが用いられ、p0−Persistentが存在しない場合、p0−NominalPUSCHの値をp0−NominalPUSCH−Persistentに適用する。アップリンク電力制御サブフレームセットは、tpc−SubframeSetにより構成され、このフィールドは、アップリンク電力制御サブフレームセット1を適用する。(p0−NominalPUSCH−Persistent)TS36.213[23、5.1.1.1]を参照。
パラメータ、PO_NOMINAL_PUSCH(0)であるフィールド。単位dBm ステップ1。このフィールドは、永続的なスケジューリングのみに適用可能である。p0−PersistentSubframeSet2−r12が構成されない場合、p0−NominalPUSCH−SubframeSet2−r12の値をp0−NominalPUSCH−PersistentSubframeSet2に適用する。E−UTRANは、このフィールドがアップリンク電力制御サブフレームセット2に適用する場合、アップリンク電力制御サブフレームセットがtpc−SubframeSetにより構成される場合のみこのフィールドを構成する。(p0−NominalPUSCH−PersistentSubframeSet2)TS36.213[23、5.1.1.1]を参照。
パラメータ、PO_UE_PUSCH(0)であるフィールド。単位dB。このフィールドは、永続的なスケジューリングのみに適用可能である。選択セットアップが用いられ、p0−Persistentが存在しない場合、p0−UE−PUSCHの値をp0−UE−PUSCH−Persistentに適用する。アップリンク電力制御サブフレームセットがtpc−SubframeSetにより構成される場合、このフィールドは、アップリンク電力制御サブフレームセット1を適用する。(p0−UE−PUSCH−Persistent)TS36.213[23、5.1.1.1]を参照。
パラメータ、PO_UE_PUSCH(0)であるフィールド。単位dB。このフィールドは、永続的なスケジューリング及びグラントフリー伝送のみに適用可能である。p0−PersistentSubframeSet2−r12が構成されない場合、p0−UE−PUSCH−SubframeSet2の値をp0−UE−PUSCH−PersistentSubframeSet2に適用する。E−UTRANは、このフィールドがアップリンク電力制御サブフレームセット2を適用する場合において、アップリンク電力制御サブフレームセットがtpc−SubframeSetにより構成される場合のみ、このフィールドを構成する。(p0−UE−PUSCH−PersistentSubframeSet2)TS36.213[23、5.1.1.1]を参照。
半永続的なスケジューリングC−RNTIを規定するフィールド、TS36.321[6]を参照。(semiPersistSchedC−RNTI)及びグラントフリー伝送の場合において、グラントフリー伝送用のUE ID(GF−RNTI)又はグループベースのグラントフリー伝送用のグループID(Group−RNTI)。
ダウンリンクにおける半永続的なスケジューリング間隔を規定するフィールド。サブフレームの数内の値。値sf10は10個のサブフレームに対応し、sf20は、20個のサブフレームに対応するなどである。TDDに関して、UEは、このパラメータを(10個のサブフレームのうち)最も近い整数に切り捨てるものとし、例えば、sf10が10個のサブフレームに対応し、sf32が30個のサブフレームに対応し、sf128が120個のサブフレームに対応する。(semiPersistSchedIntervalDL)TS36.321[6]を参照。
アップリンクにおける半永続的なスケジューリング間隔又はグラントフリー伝送間隔、サブフレームの数の値を規定するフィールド。値sf10は10個のサブフレームに対応し、sf20は、20個のサブフレームに対応するなどである。TDDに関して、UEは、このパラメータを(10個のサブフレームのうち)最も近い整数に切り捨てるものとし、例えば、sf10が10個のサブフレームに対応し、sf32が30個のサブフレームに対応し、sf128が120個のサブフレームに対応する。(semiPersistSchedIntervalUL)[TS36.321[6]を参照]
アップリンクにおける2つの間隔半永続的なスケジューリング又は2つの間隔グラントフリー伝送をトリガするためのフィールド。このフィールドが存在する場合、2つの間隔SPSは、アップリンクに対して有効にされる。そうでない場合、このフィールドは、無効化され得る。(twoIntervalsConfig)[TS36.321 [6、 5.10]を参照]
サブフレームの数を単位としてリソースホッピングパターンの周期を規定するULフィールドに関するグラントフリーフレーム間隔。フィールドが任意選択的であり得る場合、フレーム長を用いてよい(デフォルトでシステムに規定されるフレーム長を用いる)。
2つのグラントフリー伝送機会の間隔を規定するグラントフリースケジューリング間隔ULフィールド。いくつかの実装において、指定されていない場合、フィールドのデフォルトは1である。間隔は、2つのグラントフリーリソース間の時間間隔であってよく、場合により、グラントフリーリソースの周期性と呼ばれる。
LTE半永続的なスケジューリング(SPS)に用いられるものと同様の目的を果たし得る電力制御関連パラメータ用のフィールドがあってもよい。
周波数領域内のCTU又はCTU領域ブロックサイズごとに用いられるRBの番号を規定するCTUサイズ周波数フィールド。いくつかの実施形態において、グラントフリーリソースの周波数領域インジケーションは、リソースブロックインデックス(物理的なリソースブロックインデックス又は仮想的なリソースブロックインデックス)を示し得る。リソースブロックインデックスは、開始又は終了RBインデックス及びRBの番号を用いて示されることもできる。いくつかの実装において、時間領域サイズは、サブフレーム又はTTIに対してデフォルトであってよく、そのため、周波数領域のみが必要とされる。当該フィールドは、SIBに規定されている場合、又は、相補DCIシグナリングがある場合には不要である。リソースの時間領域サイズ(例えば、TTI)は、例えば、スロット、ミニスロット、複数のスロット、1つのOFDMシンボル又は複数のOFDMシンボルがRRCにおいて規定されることもできる。グラントフリーリソースの時間領域位置を規定する別のフィールドがあってよい。例えば、RRCシグナリングにおいて周期的にシグナリングされる以外に、オフセット値があり得る。オフセット値は、あるグラントフリーリソースの時間位置を示し、例えば、システムフレーム番号(SFN)=0に対するグラントフリーリソースの時間位置(例えば、スロットインデックス)を示すことができる。いくつかの実施形態において、オフセットは、シグナリングされる必要はなくてよく、例えば、スロット0においてデフォルト値を有することができる。
リソースホッピングパターンを規定するリソースホッピングパターンフィールド。いくつかの実施形態において、リソースホッピングパターンフィールドは、グラントフリースケジューリング間隔UL値に等しい単位時間を有する各フレーム及び各時間間隔における周波数位置インデックスのシーケンスとして規定される。いくつかの実施形態において、リソースホッピングパターンフィールドは、一般に、各時間間隔での各フレームにおける周波数位置インデックスのシーケンスとして規定される。時間間隔は、TTI、スロット、タイムスロット、サブフレーム、ミニスロット、OFDMシンボル、OFDMシンボルの数又は任意の時間単位であり得る。時間間隔はまた、グラントフリーリソースの時間位置であり得、グラントフリーリソースの位置は、リソースの構成された周期性により分離され得る。例えば、リソースホッピングパターンは、フレーム内又はリソースホッピングパターンの周期内の各スロットにおける周波数区分又はサブバンドインデックスとして規定され得る。いくつかの実施形態において、リソースホッピングパターンフィールドは、各フレーム内の各時間間隔におけるCTUインデックスのシーケンスにより規定される。リソースホッピングパターンは、1)予め定められたリソース割り当てルールから規定される単一のUEインデックス、2)各時間間隔の周波数インデックスを示すリソースホッピングインデックスシーケンス、又は、3)各タイムスロットにおいて用いられ得る実際の物理的な時間−周波数リソースの任意の暗黙的な又は明示的なシグナリングのうちのいずれか1つの形式でグラントフリーUEに提供されてよい。ここで、リソースホッピングパターンはまた、グラントフリーリソースの時間−周波数リソースのインジケーションを含む。
RSホッピングシーケンスを規定するRSホッピングシーケンスフィールド。RSホッピングシーケンスフィールドは、フレームnにおいて用いられるRSのインデックスを含んでよい。RSが時間間隔毎に変化する場合、RSホッピングシーケンスフィールドは、各時間間隔でのインデックスのシーケンスを含んでよい。相補DCIが利用可能な場合には、RSホッピングシーケンスは必要とされなくてよい。RSホッピングシーケンスは、1)固定されたRS及び2)各フレーム内のRSホッピングシーケンスのうちのいずれか1つの形式でグラントフリーUEに提供されてよい。RSホッピングシーケンスは、一般に、異なるリソースにおける参照信号のインジケーションを指す。それは、異なる時間−周波数グラントフリーリソースにおける単一のRSインデックス又は異なるRSインデックスであり得る。異なる伝送又は再伝送ステータスのためにシグナリングされる複数のRSインデックスがあり得る。例えば、RSインデックスは、初期のグラントフリー伝送のためにUEにシグナリングされてよく、別のRSインデックスは、反復/再伝送の残りのためにUEにシグナリングされてよい。
相補DCIシグナリングが用いられない場合にMCS情報を提供するMCSフィールド。
GF_ID又はGroup_IDにより予め定められてもよい、さらなるDCIグラント用のサーチスペースフィールド。
RRCフォーマットは、UEがグラントフリーUEであるか、又は、UEがGFリソースを用いて伝送することが可能であるかのインジケーションを含んでよい。RRCフォーマットは、DCIを用いてさらなる命令をデコードするために用いられるグラントフリーUE ID(例えば、GF_RNTI)又はグループベースのID(例えば、Group_RNTI)を含んでよい。
いくつかの実施形態において、DCIシグナリングは、追加の関連情報をUEに提供するために用いられてよい。いくつかの実装では、アクティブ化又は非アクティブ化インジケータがDCIを用いて提供されてよい。アクティブ化及び非アクティブ化インジケータは、UEが、UEに対して規定されるグラントフリー伝送リソースを使用することが許可されているか、又は、許可されていないことを示すために、BSにより送信され得る。
いくつかの実施形態では、DCIアクティブ化なしで、RRCシグナリングを用いるだけでは、UEは、グラントフリー伝送に関する十分な情報を得られないかもしれない。
DCIフォーマット
ULにおけるグラントフリー、又は、伝送/再伝送用の送信又はグラントをアクティブ化/解除するために用いられる、又は、RRCシグナリングと共にグラントフリーリソースを構成するために用いられるDCIフォーマット。DCIフォーマットは、あるULセル内のPUSCHのスケジューリングのために用いられるDCIフォーマットと同様であってよい。
以下の情報は、DCIフォーマットを用いて伝送されるDCIフォーマットに含まれ得る。DCIフォーマットは、他の新たなフィールドを有してよく、本開示で説明されるそれらのいくつか及び当該フィールドのすべては任意選択的であってよい。
0又は3ビットであり得るキャリアインジケータフィールド。このフィールドは、(3GPP TS36.213:「進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA):物理層プロシージャ」[3])における規定に従って存在する。
1ビットであり得るフォーマット0/フォーマット1A区別のフラグ、0に等しい値は、フォーマット0を示し、1に等しい値はフォーマット1Aを示す。
[3]のセクション8.4に規定されるような、1ビットである周波数ホッピングフラグ。このフィールドは、リソース割り当てタイプ1のための対応するリソース割り当てフィールドの最上位ビット(MSB)として用いられる。
ビットであるリソースブロック割り当て及びホッピングリソース割り当てフィールド。リソース割り当てタイプ0のみに対するPUSCHホッピングの場合、NUL_hopMSBビットは、[3]のセクション8.4に示されるように、
の値を取得するために用いられる。
ビットに等しいビットの数は、ULサブフレーム内の第1のスロットのリソース割り当てを提供する。リソース割り当てタイプ0を有する非ホッピングPUSCHの場合、
ビットは、[3]のセクション8.1.1に規定されるようなULサブフレーム内のリソース割り当てを提供する。リソース割り当てタイプ1を有する非ホッピングPUSCHの場合、周波数ホッピングフラグフィールドと、リソースブロック割り当て及びホッピングリソース割り当てフィールドとの連結は、[3]のセクション8.1.2に規定されるように、ULサブフレーム内のリソース割り当てフィールドを提供する。
[3]のセクション8.6に規定されるような5ビットである変調及び符号化スキーム並びに冗長バージョンフィールド。
1ビットである新たなデータインジケータフィールド。
スケジュールされたPUSCH用のTPCコマンド−[3]のセクション5.1.1.1に規定されるような2ビット。
(3GPP TS36.211:「進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)物理チャネル及び変調」[2])のセクション5.5.2.1.1に規定されるような3ビットであるDM RS及びOCCインデックスフィールド用の巡回シフト。
[3]のセクション5.1.1.1、7.2.1、8及び8.4に規定されるような2ビットであるULインデックスフィールド。このフィールドは、アップリンク−ダウンリンク構成0を有するTDDオペレーションのみに存在する。
[3]のセクション7.3に規定されるような2ビットであるダウンリンク割り当てインデックス(DAI)フィールド。このフィールドは、TDDプライマリセル、及び、アップリンク−ダウンリンク構成1−6を有するTDDオペレーション又はFDDオペレーションのいずれ一方を有する場合のみ存在する。[3]のセクション7.2.1に規定されるような1、2又は3ビットであるCSI要求フィールド。2ビットのフィールドは、わずか5つのDLセルで構成されるUEに、及び、1より多くのDLセルで構成されるUEに適用し、対応するDCIフォーマットが、[3]に規定されるようなC−RNTIにより与えられるUEに固有のサーチスペース上にマッピングされる場合、1より多くのCSI処理を伴う上位層により構成されるUEに適用し、及び、対応するDCIフォーマットが、[3]に規定されるようなC−RNTIにより与えられるUEに固有のサーチスペース上にマッピングされる場合、パラメータcsi−MeasSubframeSetを有する上位層による2つのCSI測定セットで構成され、かつ、対応するDCIフォーマットが[3]に規定されるようなC−RNTIにより与えられるUEに固有のサーチスペース上にマッピングされる場合のUEに適用する。3ビットフィールドは、5より多くのDLセルで構成され、対応するDCIフォーマットが[3]に規定されるようなC−RNTIにより与えられるUEに固有のサーチスペース上にマッピングされる場合に、UEに適用される。2ビット又は3ビットフィールドによりカバーされないシナリオに関しては、1ビットフィールドを適用する。
0又は1ビットであるSRS要求フィールド。このフィールドは、[3]に規定されるようなC−RNTIにより与えられるUEに固有のサーチスペース上にマッピングされるPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットのみに存在できる。このフィールドの解釈は、[3]のセクション8.2において提供されている。
1ビットであるリソース割り当てタイプフィールド。
の場合のみ、このフィールドは存在する。このフィールドの解釈は、[3]のセクション8.1において提供されている。所与のサーチスペース上にマッピングされるフォーマット0内の情報ビットの数が、同じサービングセルをスケジューリングするためのものであり、かつ、(フォーマット1Aに添付の任意のパディングビットを含む)同じサーチスペース上にマッピングされるフォーマット1Aのペイロードサイズより少ない場合、ペイロードサイズがフォーマット1Aのペイロードサイズと等しくなるまで、ゼロが、フォーマット0に添付されるものとする。
いくつかの実施形態において、アクティブ化DCIは、以下のフォーマットを有し得る。
いくつかの実施形態において、非アクティブ化(又は、解除)DCIは、以下のフォーマットを有し得る。
いくつかの実施形態において、アクティブ化DCIは、以下のフォーマットを有し得る。
上記のフォーマットにおいて、DCIアクティブ化は、半静的なリソース構成又は初期のスケジューリンググラントに関するいくつかの情報も含む。半静的なリソース構成に用いられる場合。第1のRS値、リソースホッピングシーケンスとの組み合わせにおける第1のリソースブロック及びRSホッピングシーケンス(又は、フレームにわたって単に予め定められたRSホッピングルール)に基づいて、UEは、各CTUにおける特定のリソース/RS割り当てを見つけ出すことができる。
いくつかの実施形態において、DCIは、1回の伝送の代わりに、ACKが受信されるまでの連続伝送をスケジューリングするために用いられ得る。伝送のホッピングパターンは、予め定められ、RRCシグナリングにおいてUEに対して構成され、又は、DCIフォーマットに示されてよい。連続的な再伝送のホッピングパターン用のインジケータは、既存のフィールド、例えば、リソースブロックフィールド、又は、新たなフィールド、例えば、ホッピングパターンを示すホッピングインデックスにおいて規定され得る。
いくつかの実装において、グラントフリーリソース割り当てに関する追加情報は、DCIを用いるBSにより提供され得る。例えば、DCIは、情報、例えば、リソースホッピングパターン又は参照信号(RS)ホッピングパターンをUEに提供するために用いられ得る。このシナリオにおいて、RRCシグナリングは、リソースホッピングパターン及び参照信号(RS)ホッピングパターンを構成する必要はないかもしれない。いくつかの実施形態において、DCIの新たなフィールド、例えば、RRCシグナリングに関して説明したようなフィールドと同様のリソースホッピングパターン又はRSホッピングパターンがあり得る。いくつかのシナリオにおいて、この情報は、既存のDCIフォーマットに示され得る。例えば、リソースホッピングパターンは、リソースブロック割り当てフィールドに示され得る。いくつかの実施形態において、RSホッピングパターンは、DMRS巡回シフトフィールドに示され得る。
RRCシグナリングは、グラントフリーUE ID又はグループIDをUEのグループに割り当てる。RRCシグナリングは、DCIアクティブ化を検索する場所をUEが認識するように、サーチスペースの規定を含んでもよい。代替的に、これは、BSによりブロードキャストされるシステム情報に含まれていてよい。
RRCシグナリングを受信した後に、UEがDCIシグナリングを受信するまで、UEは、依然としてグラントフリー伝送を実行できない。いくつかの場合において、DCIシグナリングは、グラントフリー伝送のアクティブ化としての機能を果たし得る。いくつかの実施形態において、DCIシグナリングは、単に、UEに対する特定の一部のグラントフリーリソースに役立てるために、半静的な相補シグナリングとしての機能を果たす。UEは、いずれかのグラントフリー伝送を実行する前に、DCIアクティブ化を受信まで待機しなければならない。したがって、UEは、少なくともアクティブ化及び非アクティブ化インジケータに対するサーチスペースだけでなく、場合により、伝送リソースを決定するのに役立てるためにUEにより用いられ得る追加の特徴に対するサーチスペースもモニタリングする。
グラントフリーUEは、グラントフリー伝送のアクティブ化又は非アクティブ化のための割り当てられたグラントフリーUE ID又はグループID、若しくは、UEにより用いられ得る追加情報を用いてDCIをデコードする。
図3Gを参照すると、段階300及び段階301は、図3Fにあるのと同じである。
段階302において、BSは、グラントフリーUEに対して用いられる伝送リソースを選択した後に、RRCシグナリングを通じてUEにUL伝送リソース割り当てを送信する。RRCシグナリングは、上述のように、既存のSPSシグナリングと一致し得るグラントフリーID及び他のフィールドを含む。本開示で前述したリソースホッピングパターンフィールド又はグラントフリーフレーム間隔フィールドなど、LTE SPSシグナリングで用いられていない他のフィールドがあり得る。RRCシグナリングは、図3Aについて説明したRRCシグナリングフィールドのすべてを任意選択的に含むことができる。RRCシグナリングは、リソースの周期、電力制御パラメータ、反復の回数K、周波数ホッピングが用いられるか否かを示すホッピングフラグなどを含んでよい。
段階303は、UEがRRCシグナリングにおいて規定されたサーチスペースでDCIをチェックすることを含む。いくつかの実装において、DCIは、RRCシグナリング及び/又はシステム情報の組み合わせにおいて、グラントフリー伝送リソースを決定するために、UEにより用いられる追加情報を含んでよい。いくつかの実装において、DCIは、アクティブ化インジケータを含んでよい。UEは、RRCシグナリングで、又は、場合により、RRCシグナリングとシステムシグナリングとの組み合わせにおいて規定されたサーチスペースでDCIを検索してよい。
段階3021において、BSは、アクティブ化インジケータ及び/又はUEに対するリソース割り当てを規定する際に使用するための情報を含み得るDCIメッセージを送信する。
段階3032において、UEは、すべてのUL伝送リソースを取得する。これは、UEがRRCシグナリング情報、システム情報、DCI情報又はこれらの組み合わせのいずれかを用いて、グラントフリー伝送リソースを決定することを含む。
段階3031において、基地局への伝送のために第1のバッチデータがグラントフリーUEに到着する。
段階304において、第1のバッチデータが到着した後に、UEは、割り当てられたグラントフリー伝送リソースに基づいて第1のバッチデータ伝送を伝送する。グラントフリーリソースは、半静的にUEに割り当てられてよい。ここで、半静的が、タイムスロット毎に動作する「動的な」オプションと比較して用いられる。例えば、半静的であれば、所与の期間、つまり、200又はそれより長いタイムスロットで周期的に動作できる。グラントフリーUEが割り当てられたリソースを取得すると、グラントを取得することなくデータが到着した直後に、割り当てられたリソースを用いてデータを伝送してよい。UEは、割り当てられたUL伝送リソースを用いて第1のバッチデータの初期伝送を伝送してよい。いくつかの実施形態において、第1のバッチデータがグラントフリーUEのバッファに到着すると、UEは、次の時間間隔又はUEに割り当てられるリソースからアクセスできる早い機会のCTU領域を決定する。UEは、データが到着した後に、CTUアクセスの次の時間間隔を決定し、UEは、割り当てられたリソースホッピングシーケンスに基づいて、その時間間隔でCTU領域を探す。そして、UEは、当該CTU領域及びその領域に対して割り当てられたRSを用いてデータの第1のバッチの初期伝送を伝送してよい。伝送は、RS信号及びデータ信号を含んでよい。
段階305において、BSは、第1のバッチデータ伝送を受信した後に、データを検出する。いくつかの実施形態において、UEが、BSにメッセージを送信した場合、BSは、まず、MA署名を検出することを試みる。MA署名を検出することは、アクティビティ検出と称される。アクティビティ検出の実行が成功することより、BSは、UEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したことを認識する。しかしながら、アクティビティ検出の成功は、UEの身元をBSに明らかにしてもよいし、しなくてもよい。例えば、以下の表8及び表9に示されるように、UEとMA署名との間に予め定められたRSパターンがある場合、アクティビティ検出の成功は、グラントフリーアップリンク伝送を送信するUEの身元を明らかにする。いくつかの実施形態において、アクティビティ検出は、例えば、UE IDがデータとは別個にエンコードされた場合、UE IDを取得することをさらに含み得る。
アクティビティ検出が成功した後に、BSは、MA署名と、データメッセージと共に任意選択的に多重化された追加の参照信号とに基づいてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードすることを試みる。
段階306において、BSは、デコードした結果に基づいてACK又はNACKを送信する。BSは、RS信号をデコードすることにより、まずアクティビティ検出を実行し、RS信号を用いてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードすることを試みることにより、第1のバッチデータの初期伝送をデコードすることを試みる。BSがデータのデコードに成功できた場合、BSは、デコードに成功したことを確認するために、UEにACKを送信してよい。BSがデータのデコードに成功しなかった場合、BSは、NACKをUEに送信してよい、又は、フィードバックを一切送信しない。いくつかの実施形態において、段階304におけるデータの第1のバッチの初期伝送の後に、段階303において、UEは、リソース割り当てに従って、次に利用可能なリソースを用いてデータの第1のバッチをすぐに再伝送することを選択してよい。いくつかの他の実施形態において、UEは、予め定められた期間待機してよく、UEが予め定められた期間内にACKを受信した場合、UEは再伝送を実行しない。アクティブ化の後に、UEは、RRCシグナリング及びDCIアクティブ化の両方に基づいて、割り当てられたリソース上でグラントフリー伝送を実行する。
いくつかの実施形態において、UEは、DCIアクティブ化を受信した後に、DCIを常にチェックするわけではない。いくつかの実施形態において、BSがDCIを用いてUEをグラントベースの伝送に切り替え得る場合に備えて、UEは、DCIメッセージをモニタリングする。いくつかの実施形態において、UEは、DCI非アクティブ化がある場合に備えて、DCIメッセージをモニタリングする。いくつかの実施形態において、UEは、DCIアクティブ化がアクティブ化されるまで、グラントベースのフォーマットで伝送し得る。
DCIメッセージは、非アクティブ化のために用いられてもよい。UEが非アクティブ化DCIを受信した場合、グラントフリーリソース上での伝送を停止する。
グラントフリーUEリソース構成又はアクティブ化のためのDCIは、第1のサブフレームにおいて、第1のRS値、第1のリソースブロック及び第1のMCS値を含んでよい。リソースホッピングシーケンスと、RRCシグナリングにおいて構成されるRSホッピングシーケンスとを組み合わせたこの情報を用いて、UEは、各CTUにおける正確なリソース/RS割り当てを見つけ出すことができる。
いくつかの他の実施形態において、RRCシグナリングの後に、UEは、さらなるDCIメッセージをチェックし続けてよい。グラントベースの伝送のためにUEを動的にスケジューリングするDCIがある場合、グラントフリーUEは、依然として、DCIに基づいたグラントベースの伝送を実行することが可能であってよい。伝送の後に、グラントフリーUEは、グラントフリー伝送に切り替えることができる。いくつかの他の実施形態において、DCIは、UEに対する初期伝送をスケジューリングし、また、RRCシグナリングと共にUEのグラントフリー割り当てを構成するのに役立つ情報、例えば、MCS、初期のRS、初期のリソースを提供してよい。
図3Hは、相補DCIシグナリングと共にRRCシグナリングを用いることを含むULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。図3Hと図3Gとの違いは、図3Hでは、DCIアクティブ化がアクティブ化信号のみを提供してよいが、必要な情報、例えば、MCS、リソースブロック、UEのリソース構成用のRSを包含しなくてよいことにある。UEは、初期伝送及び/又は再伝送を有効にするためにRRC及び/又はシステム情報からのすべての必要な情報を有していない可能性があり、ひいては、UEは、アクティブ化DCIを越えてさらなるDCIの初期伝送又は後続の伝送のために伝送リソースを規定する追加情報が提供されるべきである。図3Gにおいて、DCIアクティブ化は、リソース構成に関するいくつかの相補情報、例えば、第1のMCS、RS及びリソースブロックを提供してもよく、したがって、UEは、DCIアクティブ化の後に、グラントフリー伝送を開始できる。
段階300及び段階301は、図3Gにあるのと同じである。
段階302において、BSは、グラントフリーUEに用いられる伝送リソースを選択した後に、RRCシグナリングを通じてUEにUL伝送リソース割り当てを送信する。RRCシグナリングは、上述のように、既存のSPSシグナリングと一致し得るグラントフリーID及び他のフィールドを含む。本開示で前述したリソースホッピングパターンフィールド又はグラントフリーフレーム間隔フィールドなど、LTE SPSシグナリングで用いられていない他のフィールドがあり得る。
段階303は、UEがRRCシグナリングにおいて規定されたサーチスペースでDCIをチェックすることを含む。いくつかの実装において、DCIは、RRCシグナリング及び/又はシステム情報の組み合わせにおいて、グラントフリー伝送リソースを決定するために、UEにより用いられる追加情報を含んでよい。いくつかの実装において、DCIは、アクティブ化インジケータを含んでよい。UEは、RRCシグナリングで、又は、場合により、RRCシグナリングとシステムシグナリングとの組み合わせにおいて規定されたサーチスペースでDCIを検索してよい。
段階3021において、BSは、アクティブ化インジケータを含み得るDCIメッセージを送信する。
段階303の反復において、UEは、DCIのサーチスペースを再度チェックする。
段階3022において、BSは、初期のスケジューリングのためにDCIを伝送する。
段階3032において、UEは、すべてのUL伝送リソースを取得する。これは、UEがRRCシグナリング情報、システム情報、DCI情報又はこれらの組み合わせのいずれかを用いて、グラントフリー伝送リソースを決定することを含む。
段階3031において、基地局への伝送のために第1のバッチデータがグラントフリーUEに到着する。
段階304において、第1のバッチデータが到着した後に、UEは、割り当てられたグラントフリー伝送リソースに基づいて第1のバッチデータ伝送を伝送する。グラントフリーリソースは、半静的にUEに割り当てられてよい。ここで、半静的が、タイムスロット毎に動作する「動的な」オプションと比較して用いられる。例えば、半静的であれば、所与の期間、つまり、200又はそれより長いタイムスロットで周期的に動作できる。グラントフリーUEが割り当てられたリソースを取得すると、グラントを取得することなくデータが到着した直後に、割り当てられたリソースを用いてデータを伝送してよい。UEは、割り当てられたUL伝送リソースを用いて第1のバッチデータの初期伝送を伝送してよい。いくつかの実施形態において、第1のバッチデータがグラントフリーUEのバッファに到着すると、UEは、次の時間間隔又はUEに割り当てられるリソースからUEがアクセスできる早い機会のCTU領域を決定する。UEは、データが到着した後に、CTUアクセスの次の時間間隔を決定し、UEは、割り当てられたリソースホッピングシーケンスに基づいて、その時間間隔でCTU領域を探す。そして、UEは、当該CTU領域及びその領域に対して割り当てられたRSを用いてデータの第1のバッチの初期伝送を伝送してよい。伝送は、RS信号及びデータ信号を含んでよい。
段階305において、BSは、第1のバッチデータ伝送を受信した後に、データを検出する。いくつかの実施形態において、UEが、BSにメッセージを送信した場合、BSは、まず、MA署名を検出することを試みる。MA署名を検出することは、アクティビティ検出と称される。アクティビティ検出の実行が成功することにより、基地局は、UEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したことを認識する。しかしながら、アクティビティ検出の成功は、UEの身元をBSに明らかにしてもよいし、しなくてもよい。例えば、以下の表8及び表9に示されるように、UEとMA署名との間に予め定められたRSパターンがある場合、アクティビティ検出の成功は、グラントフリーアップリンク伝送を送信するUEの身元を明らかにする。いくつかの実施形態において、アクティビティ検出は、例えば、UE IDがデータとは別個にエンコードされた場合、UE IDを取得することをさらに含み得る。
アクティビティ検出が成功した後に、BSは、MA署名と、データメッセージと共に任意選択的に多重化された追加の参照信号とに基づいてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードすることを試みる。
段階306において、BSは、デコードした結果に基づいてACK又はNACKを送信する。BSは、RS信号をデコードすることにより、まずアクティビティ検出を実行し、RS信号を用いてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードすることを試みることにより、第1のバッチデータの初期伝送をデコードすることを試みる。BSがデータのデコードに成功できた場合、BSは、デコードに成功したことを確認するために、UEにACKを送信してよい。BSがデータのデコードに成功しなかった場合、BSは、NACKをUEに送信してよい、又は、フィードバックを一切送信しない。いくつかの実施形態において、段階304におけるデータの第1のバッチの初期伝送の後に、段階303において、UEは、リソース割り当てに従って、次に利用可能なリソースを用いてデータの第1のバッチをすぐに再伝送することを選択してよい。いくつかの他の実施形態において、UEは、予め定められた期間待機してよく、UEが予め定められた期間内にACKを受信した場合、UEは再伝送を実行しない。アクティブ化の後に、UEは、RRCシグナリング及びDCIアクティブ化の両方に基づいて、割り当てられたリソース上でグラントフリー伝送を実行する。
段階3026において、BSは、グラントフリー伝送リソースの非アクティブ化又は解除のためのDCIを伝送してよい。非アクティブ化/解除の前に1回の伝送のみが示されている一方、一連の伝送があり得、それらのいくつかが、デコードに成功し、その他が再伝送及び含み得る任意のシグナリングを必要とし得ることはない。
ACKまで連続伝送するためのDCI
いくつかの実施形態において、DCIは、伝送を停止するためにトリガが達するまで、複数の伝送に対する伝送リソースをスケジューリングする機能を規定してよい。例えば、一実装例において、リソースは、初期伝送を含む1からK回繰り返し伝送するためにスケジューリングされ得る。最大のK回に達したときに、UEは、そのデータの試みられた伝送に対するリソースを用いることを停止する。別の実装において、リソースは、ACKが基地局から受信されるまで繰り返し伝送するためにスケジューリングされ得る。ACKが受信されると、UEは、そのデータの試みられた伝送に対するそのリソースを用いることを停止する。
当該機能を実装するために、DCIは、図3Hの段階3022に示されるように、データの初期伝送をスケジューリングするための情報を含み得る。後続の再伝送のための伝送リソースは、RRCシグナリング又は他のDCIのうちの少なくとも1つにおいて、UEに提供される予め定められたパターンからUEに知られ得る。
いくつかの実施形態において、UEは、あるパケットの初期(又は、第1のパケット)のグラントフリー伝送を開始し、1又は複数の反復は、UEに対するグラントフリーリソース事前構成に基づいて、初期伝送に含まれ得る。初期伝送の後に、UEは、BSからのACK/NACK又はDCIシグナリンググラントを待機する。NACK(例えば、UEパイロットに対する)メッセージが受信された又は何も受信されなかった場合、UEは、構成された再伝送用のグラントフリーリソースを用い、DCIシグナリングがULのグラントを含む場合、UEは、グラントベースの再伝送に切り替え、BSは、別のDCIベースのシグナリングを任意選択的に用いて、パケットに対するグラントベースの再伝送を、予め構成されたリソースを用いたグラントフリー再伝送に変更することができる。
別のDCIシグナリングにより示される他の実施形態において、あるパケットの第1の再伝送には、グラントベースのリソースを用い、当該パケットの第2〜Nの再伝送(適用可能な場合)には、グラントフリー割り当てリソースを用いる。別の実施形態において、あるパケットの第1の再伝送には、あるDCIシグナリングにより示されるグラントベースのリソースを用い、当該パケットの第2〜Nの再伝送(適用可能な場合)には、別のDCIシグナリングにより示されるグラントフリー割り当てリソースを用いる。これらの変更は、他のインジケータ又はオプションにより示されることもできる。次の新たなデータパケット伝送に関して、UEは、予め割り当てられた(又は予め構成された)リソースと共にグラントフリー伝送を依然として用いており、これは、グラントフリースキームにおいて、UEが、再伝送パケットに対してグラントベースの伝送に切り替えることをBSにより通知されるまで、新たなデータパケットがグラントフリー伝送及び再伝送を常に用いることを意味する。
あるパケットの再伝送に関して、BSは、DCIシグナリングを用いて、グラントベースの伝送に変更できる。いくつかの実施形態において、予め構成されたリソースを伴うグラントフリー伝送モードに再伝送を戻す新たなDCIシグナリングがあり得る。新たなDCIシグナリングのシグナリングは、1ビットであってよい。例えば、DCIフォーマットにおいて、新たなフィールド、グラントフリー又はグラントベースの再伝送インジケータがあってよく、0に等しいこのフィールドの値は、再伝送がグラントベースの伝送であることを示し、1に等しい値は、再伝送がグラントフリー伝送に切り替わっていることを示す。
BSにより構成される少なくとも2つのタイプのUEがあり得る。構成は、RRCシグナリング、制御チャネル又はUEに対して予め定められたものにおいて行われ得る。第1タイプのUEに関して、初期のGF伝送の後に、UEは、ACK/NACKメッセージのみをモニタリングする。ACKをモニタリングするUEに対して異なる可能性があり得る。いくつかの実施形態において、UEは、UEがACKを正確に受信するまで、ACK/NACKを連続的にモニタリングして、連続的な伝送を実行してよい。伝送の最大連続回数Kがあり得、数Kは、例えば、RRCシグナリングを通じてネットワークにより構成されてよく、又は、DCIにおいて構成されてよい。いくつかの他の実施形態において、UEは、K回の伝送を連続的に伝送してよく、Kは、予め定められている又はシグナリングされる。別の実施形態において、UEは、再伝送の前に、予め定められたタイムスロット内に到着するACK/NACKを待機してよい。UEが予め定められた時間制限内にACKを受信した場合、UEは再伝送を停止し、そうでない場合は、再伝送する。いくつかの他の実施形態において、UEは、ACK/NACKフィードバックをチェックする前に、K回の伝送を連続的に実行してよい。UEがチェックしたときに、UEがACKを受信していない場合、UEは、別のK回の伝送を実行してよい。別の実施形態において、UEは、ACK/NACKをチェックすることなくK回の連続伝送を実行して、DRX/スリーピングモードに入ってよい。ACK/NACKは、例えば、DCIにおけるPHICH又は制御チャネルのような専用のACK/NACKチャネルを通じて伝送され得る。
第2タイプのUEに関して、初期のグラントフリー伝送の後に、UEは、ACK/NACK及びスケジューリング情報の両方をモニタリングできる。スケジューリング情報は、通常、DCIにおいて伝送される。スケジューリング情報は、伝送リソースブロック、参照信号、MCS、冗長バージョン(RV)及び他の伝送パラメータを含んでよい。いくつかの実施形態において、(サブフレーム/TTIの単位で)間隔TをモニタリングするUEは、ネットワークにより構成され得る。いくつかの実施形態において、T>1である。他の実施形態において、T=1である。
以下の説明は、本開示で説明されるすべての場合に適用され得る。グラントフリーUEが初期伝送を実行した後に、1つのオプションは、UEがACKが受信されるまで連続的に伝送することであり、そのため、伝送の回数Kは、チャネル状態及びACKの遅延に応じて動的である。別のオプションは、半統計的な構成である、連続的な伝送に対する固定された回数、例えば、3回、4回を設定することである。以下では、伝送の回数Kを決定するために、2つのオプションがある。ULのグラントフリー伝送機会に関して、K回の伝送が終わるまでACK/NACKを有することを予期することなく、K回の連続的な伝送(又は反復)が実行される。ULのグラントフリー伝送機会に関して、早期に伝送終了するための任意のタイムスロットでACKが到着する可能性があることを期待して、最大でK回の連続的な伝送(又は反復)が実行される。
図3Iは、ULグラントフリー伝送の手順についての別の実施形態を示す。図3Iに示されるように、段階300において、グラントフリー伝送が可能なUEは、まず、TRP又はBSによりサポートされるネットワークに入り、例えば、LTEネットワークのランダムアクセス手順の一部(RACH)として、ランダムアクセス(RA)チャネルを通じてプリアンブルを送信することにより、初期アクセスを実行してよい。例えば、UEが大量の小さなデータパケットを伝送することを予期する場合、UEは、UEがグラントフリー伝送可能であることを示すインジケーションをBSにシグナリングしてよい。
段階301において、BSは、RACH RAプリアンブルを受信して、UEにより用いられるUL伝送リソースを選択してよい。UL伝送リソースを提供する実施形態は、フレームに予め定められたMAホッピングパターンを含んでよい。例として、MAホッピングパターンは、フレーム内の予め定められた時間−周波数リソースホッピングパターン又は予め定められたRSホッピングパターン、若しくは、その両方を含んでよい。MAホッピングパターンは、アップリンクグラントフリー多元接続伝送において、異なる数のUEをサポートするユニバーサルRS及び伝送リソースマッピングスキームを提供する。BSは、例として、MAホッピングパターンを節約するために、ネットワークから予め定められたMAホッピングパターンを取得できる、又は、BSは、予め定められたパターン生成スキーム又は予め定められたルールに基づいて、MAホッピングパターンを生成することにより、MAホッピングパターンを取得できる。
図3Iの段階302において、UEは、UEに対して用いられる伝送リソースを選択した後に、UEにUL伝送リソース割り当てを送信する。本実施形態では、伝送割り当てを割り当てるために3つのオプションがある。以下でより詳細に説明される。
段階303において、UEは、すべてのUL伝送リソースを取得する。いくつかの実施形態において、UEは、伝送リソース割り当てを受信した後に、本開示において説明された予め定められたルールに基づいて、伝送リソースを導出できる。いくつかの実施形態において、UEは、上記の伝送リソース割り当てを受信した後に、テーブル、及び、予め定められた伝送リソースホッピングパターンを検索できる。UEは、予め定められた伝送リソースパターン及びテーブルを保存でき、また、UEは、更新情報を指示するシグナリングを受信した後に、予め定められた伝送リソースパターン及びテーブルを更新できる。
段階304において、データがUEに到着した場合、UEは、割り当てられた伝送リソースに基づいて第1のバッチデータ伝送を伝送する。グラントフリーリソースは、半静的にUEに割り当てられてよい。グラントフリーUEが割り当てられたリソースを取得すると、UEは、グラントを取得することなくデータが到着した直後に、割り当てられたリソースを用いてデータを伝送してよい。段階304において、UEは、割り当てられたUL伝送リソースを用いてデータの第1のバッチの初期伝送を伝送してよい。段階304の前に、UEは、上記で説明される任意の方法からアクセスできるリソースを見つけ出している。いくつかの実装において、段階304は、UEのバッファにデータの第1のバッチが到着すると、UEは、次の時間間隔又はUEに割り当てられるリソースからアクセスできる最も早い機会のCTU領域を決定する手順を含んでよい。処理は以下のとおりであってよい。UEは、データが到着した後、CTUアクセスの次の時間間隔を決定し、UEは、割り当てられたリソースホッピングシーケンスに基づいて、その時間間隔でCTU領域を探す。そして、UEは、当該CTU領域及びその領域に対して割り当てられたRSを用いてデータの第1のバッチの初期伝送を伝送してよい。伝送は、RS信号及びデータ信号を含んでよい。段階305において、BSは、第1のバッチデータ伝送を受信した後に、データを検出する。UEが、BSにメッセージを送信した場合、BSは、まず、MA署名を検出することを試みる。MA署名を検出することは、アクティビティ検出と称される。アクティビティ検出の実行が成功することより、BSは、UEがグラントフリーアップリンク伝送を送信したことを認識する。しかしながら、アクティビティ検出の成功は、UEの身元をBSに明らかにしてもよいし、しなくてもよい。表8及び表9に示すUEとMA署名との間に予め定められたRSパターンがある場合、アクティビティ検出の成功は、グラントフリーアップリンク伝送を送信するUEの身元を明らかにする。いくつかの実施形態において、アクティビティ検出は、以下で説明される図6Aの例示的なメッセージ128と同様に、例えば、UE IDがデータとは別個にエンコードされた場合、UE IDを取得することをさらに含み得る。
アクティビティ検出が成功した後に、BSは、MA署名と、データメッセージと共に任意選択的に多重化された追加の参照信号とに基づいてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードすることを試みる。
段階306において、BSは、デコードした結果に基づいてACK又はNACKを送信する。BSは、RS信号をデコードすることにより、まずアクティビティ検出を実行し、RS信号を用いてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードすることを試みることにより、データの第1のバッチの初期伝送をデコードすることを試みる。BSがデータのデコードに成功できた場合、BSは、デコードに成功したことを確認するために、UEにACKを送信してよい。BSがデータのデコードに成功しなかった場合、BSは、NACKをUEに送信してよい、又は、フィードバックを一切送信しない。いくつかの実施形態において、段階304におけるデータの第1のバッチの初期伝送の後に、段階303において、UEは、リソース割り当てに従って、次に利用可能なリソースを用いてデータの第1のバッチをすぐに再伝送することを選択してよい。いくつかの他の実施形態において、UEは、予め定められた期間待機してよく、UEが予め定められた期間内にACKを受信した場合、UEは再伝送を実行しない。そうでない場合、UEは、待機期間の後、次に利用可能なCTUリソースにおいてデータの第1のバッチを再伝送する。
第2のバッチデータがUEに到着した場合、UEは、通信することなく取得した伝送リソースに基づいて、段階307において第2のバッチデータをネットワークエンティティに伝送し、対応する伝送リソース割り当ては、伝送リソースをUEに割り当てる。段階308において、BSは、第2のバッチデータ伝送を受信した後に、データを検出する。段階307から段階309は、段階304から段階306と同様のアクティビティを実行する。
図3Jは、ULのグラントフリー伝送に関する別の実施形態の手順を示す。図3Iから図3Jと比較すると、図3Jは、再伝送プロセスを示す。再伝送プロセスは、ARQ又はHARQプロセスであってよい。HARQ再伝送は、LTEにおいて用いられる同様のHARQプロセスとして、チェイスコンバイニング(Chase combining、CC)又は増分冗長度(IR)を用いて実現されてよい。段階300、301、302、303及び304は、図3Iにおける同じ段階と同様である。段階305において、BSは、第1のバッチデータ伝送を受信した後に、データを検出する。デコードの試みが失敗するかもしれず、BSは、第1の伝送後に、ACKを送信しなくてよい。
段階3041において、UEは、図5Aから図5D及び表7から表10に基づいて、上記の取得した伝送リソースに基づいて、再伝送データパケットを送信する。段階308において、BSは、信号の第1のバッチの再伝送を受信した後に、データをデコードすることを試みる。デコードは、再伝送及び初期伝送から受信した信号を組み合わせて、データ信号をデコードすることを含み得る。データのデコードに成功した場合、段階3061において、BSは、UEにACKを送信してよい。UEは、初期伝送後に、ACKが受信されていない場合、ACKが受信されるまで、段階3061の後に、段階303におけるリソース割り当てに従って、次に利用可能なリソースを用いてデータの第1のバッチを再伝送し続けてよい。初期伝送から再伝送に用いられるリソースは、リソース及びRSホッピングパターン又はシーケンス割り当てに従ってよい。(例えば、段階3061の後に)UEがBSからACKを受信した場合、段階310において、UEは、データの第1のバッチの再伝送を停止してよい。
いくつかの状況において、データの第1のバッチは、デコードされることに成功したかもしれないが、UEは、遅延のせいでまだBSからACKを受信していないかもしれない。この場合、UEは、ACKが受信されるまで、段階3041と同様にデータの第1のバッチを依然として再伝送し得る。以前の伝送においてデータがデコードされているので、BSは、冗長データを受信し得る。この場合、BSは、データの同じバッチのデコードに成功した後に受信したデータ信号を破棄することを選択してよい。
図3Kは、ULグラントフリー伝送の手順の別の実施形態を示す。リソース領域は、グラントベースのみ、又は、グラントフリー及びグラントベースの両方の混合物として割り当てられてよい。グラントフリー領域内のいずれかをスケジューリングするか否かをBSが決定し得るので、専用のグラントフリー領域がない可能性がある。代替的に又はさらに、リソース領域は、異なる用途で割り当てられてよい。例えば、mMTC領域が異なるカバレッジレベルのサブ領域に分割され得るので、mMTC領域は、uRLLC領域とは異なってよい。eMBBが任意の領域で及び/又は常にスケジューリングされる場合のみ、uRLLCは、混在されたグラントフリー/グラントベース領域に割り当てられ得る。図3Iと比較して、図3Kの段階3001において、UEは、UEにグラントフリーモードを実行させるシグナリングを受信する。この状況において、BSは、UEが伝送する小さなデータパケットのバッチを有することをモニタリングし、UEがグラントフリーモードで伝送することを示すグラントフリー伝送リソースを選択する。いくつかの実施形態において、BSは、グラントフリーモードを実行して、グラントフリー伝送リソースを割り当てることを同時にUEに知らせてよく、例えば、段階3001及び段階302が1つの段階でシグナリングされ得る。段階303、304、305、306、307、308及び309は、図3Iの同じ段階と同様である。
伝送/再伝送識別用のRS
上記の例のいくつかでは、単一のRSがUEに割り当てられる。RSが初期伝送/再伝送の試みを識別するためにも用いられる場合、冗長バージョン(RV)、複数のRS又はRSタプルは、単一のUEに割り当てられ得る。初期伝送及び再伝送は、異なるRVを用いてよい。データがエンコードされた場合、エンコードされたビットは、(場合により、互いに重複する)異なるセットに区分けされ得る。各セットは、異なるRVである。例えば、いくつかのRVは、他のRVより多くのパリティビットを有し得る。各RVは、RVインデックス(例えば、RV0、RV1、RV2...など)により識別される。特定のRVを用いて、アップリンク伝送が送信された場合、そのRVに対応するエンコードされたビットのみが伝送される。種々のチャネル符号が、例えば、ターボ符号、低密度パリティ検査(LDPC)符号、Polar符号などのエンコードされたビットを生成するために用いられてよい。UE内のエラー制御符号器は、チャネル符号化を実行してよい。データをデコードするために、1つの予め定められたRVしかない場合に限り、グラントフリーアップリンク伝送において受信したデータのRVインデックスを基地局が認識する必要があり得る。
例えば、1つのRSのみが単一のUEに割り当てられる場合、p1は、UE1に割り当てられてよい。2つのRSが単一のUEに割り当てられる場合、p11は、初期伝送の試みを示してよく、p12は、任意の再伝送の試みを示してよい。2より多くのRSが単一のUEに割り当てられる場合、p11は、初期伝送を示してよく、各後続の再伝送の試みは、p12(RV2)、p13(RV3)、p14(RV1)などにより示されてよい。
固定されたグループ割り当て
図5Fに示されるように、UEのグループ化は、固定されたグループ割り当てスキームで変更しなくてよい。各UEのグループは、フレーム内の各時間間隔に対して異なるリソース402−408が割り当てられ得る。RSは、異なるグループ間で再使用されてよいが、RS衝突を回避するために、同じグループ内のUE間で異なってよい。例えば、UE1−6は、6つの異なるRSシーケンスが割り当てられてよいが、UE1及びUE7は、同じRSシーケンスが割り当てられる。UEは、ブロードキャストチャネル又はRRCシグナリングを通じてグループに割り当てられてよい。グループベースのシグナリング、例えば、グループベースのマルチキャストDCIは、グループのリソースホッピングパターンを変更するために用いられてよい。UEが各グループ間の固定されたIDを割り当てられた場合、UEは、余分なシグナリングなしでグループ間のそのIDに基づいてそのRSを選択してよい。各UEに割り当てられるRSは、2つのUEが互いに衝突しないように擬似乱数ホッピングパターンに従う。シード又はシーケンスは、RSホッピングパターンを表し得る。UEの数がサポートできる利用可能なRSの数より多い場合、BSは、残りのUEが物理リソース及びRSホッピングパターンをランダムに選択し得るように、ブロードキャスト又はRRCシグナリングを通じて示され得る。
固定されたグループ化リソースパターンは、巡回シフト方法を用いて生成されてもよい。さらに、時間間隔インデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数は、時間インデックスk−1におけるUEセットiとUEセットi−1との間の第2の巡回シフト数と同じであり、kは、1からMの任意の値であり、iは2からNである。いくつかの実施形態において、時間間隔インデックスkにおけるUEセットiは、時間間隔インデックスk−1におけるUEセットiとの巡回シフト関係を有する。この巡回シフト手順は、同じUEが、1フレーム内の異なる時間間隔において異なる周波数位置のインデックスを有することを保証し、周波数ダイバーシチ利得を提供する。
固定されたグループ化リソースパターンはまた、式ベースのルール、例えば、UEの周波数位置インデックス=(UEインデックス+タイムスロットインデックス+定数)mod(周波数区分の数M)を用いて生成され得る。固定されたグループのリソースパターンの式(図5F)と、前述した(図5A)のUEの再グループ化したリソースパターンの式との違いは、UEセットインデックスが常に1に設定されることにある。図5Aにおいて説明されたUEの再グループ化リソースパターンと同様に、リソースパターンは、フレーム間で固定されてよく、又は、予め定められたパターンに従ってフレーム間で変化してよい。例えば、フレーム番号及び/又はセルIDは、UEの再グループ化したリソースパターン(図5A)に関して説明した方法と同様のやり方で式に加えられてよい。
図4は、ULのグラントフリー伝送のためのユニバーサルリソース(例えば、MAホッピングパターン)割り当てに関する実施形態に係る方法400を示し、無線デバイス、例えば、コントローラ(例えば、基地局(BS)、gNBなど)により実行され得る。図4を参照すると、方法400は、段階410で始まり、複数のユーザ機器(UE)は、BSにより、予め定められたルールに基づいて、グループの第1セットにグループ化される。複数のUEは、時間−周波数リソースホッピングパターンを生成するために巡回シフトスキーム又は擬似乱数スキームに基づいてグループ化され、複数のUEは、RSホッピングパターンを生成するためにRSの衝突回避スキームに基づいてグループ化される。上記の巡回シフトスキーム又は擬似乱数スキームに基づいて、UEは、同じUEが互いに常に衝突することがないように、各グラントフリーリソースにおいて、異なるようにグループ化され得る。巡回シフトスキームは、UEの数が特定の閾値以下であるときに、パーティションの数が素数であり、グラントフリーリソース機会の数より大きい又はその数に等しい場合に、フレームにおいてUEがアクセスできる2つのグラントフリー機会において、2つのUEが同じグループに属することはないことを保証し得る。
上記のRSの衝突回避スキームに基づいて、RSシーケンス割り当ては、同じ時間−周波数リソース上でのRS衝突を回避するために、時間−周波数リソース割り当て結果に基づいて決定されてよい。ますます多くのグラントフリーUEがシステムに入る場合、RSプールは、直交パイロットシーケンスから非直交パイロットシーケンスに、そして、ランダムなパイロットシーケンスプールへと徐々に拡張してよい。マッピングスキームのインデックスは、トラフィック負荷、複数のUEの数、RSリソース又は時間−周波数リソースのうちの少なくとも1つにおける変化に基づいて更新されてよく、当該更新は、システム情報、ブロードキャストチャネル、又は、共通の制御チャネル若しくはUEに固有の制御チャネルのうちの少なくとも1つを通じてUEに伝送されてよい。これら及び他の態様並びにその他が、以下でより詳細に説明される。
上記で言及したように、RS検出は、グラントフリー通信にとって重要であり得、グラントフリー通信に対するRS衝突回避スキームが望ましい。たとえRSが本開示における好適な実施形態として説明されていたとしても、本明細書で説明される実施形態は、他の多元接続(MA)署名にも適用可能であることに留意されたい。MA署名は、コードブック/コードワード、シーケンス、インタリーバ及び/又はマッピングパターン、復調参照信号(例えば、チャネル推定用の参照信号)、プリアンブル、空間的な次元及びパワー次元のうちの少なくとも1つを含んでよい(が、これらに限定されるものではない)。用語「パイロット」は、参照信号を少なくとも含む信号を指す。いくつかの実施形態において、パイロットは、場合により、チャネル推定指向のプリアンブル又はランダムアクセスチャネル(LTEのようなRACH)のプリアンブルと共に、復調参照信号(DMRS)を含んでよい。
いくつかの実施形態において、新たなグラントフリーUEがネットワークにアクセスする場合、又は、グラントフリーUEがネットワークを離れて、MAリソースを解除する場合、ネットワーク又はBSは、上記のルールに基づいて予め定められたMAホッピングパターンを更新できる。
方法400は、段階420に進み、複数のUEは、グループの第2セットに再グループ化される。その後、時間−周波数リソースは、第2の時間間隔に対するグループの第2セットに基づいて再度割り当てられる。
チャネルダイバーシチ及びリソースユニット間のユーザトラフィックの不均衡の利点を利用して、一部のリソースホッピングを伴うUEの(再)グループ化は、複数のリソースユニットが伝送スロット毎に利用可能である場合、異なる伝送を考慮できる。すなわち、リソースユニットは、いくつかの予め構成されたホッピングパターンに従う異なる周波数位置において及び異なるタイムスロットを介して構成され得る。そして、UEは、異なるタイムスロットを介して異なるリソースユニットにおける伝送を有することができ、その結果、伝送スロットを介したUEの(再)グループ化をもたらす。ここで、異なる伝送は、UEからの初期伝送及び/又は再伝送であり得る。図5Aから図5Dは、同じリソースユニットを共有するUEの数が制限され、連続的な再伝送にわたってリソースユニットは異なる周波数位置を有するという思想を明示するための例である。UEの(再)グループ化スキームを用いたそのようなリソースホッピングの利益の1つは、リソースユニット間に不均等なトラフィック負荷が生じた場合に異なるリソースユニット間のリソース利用のバランスを取ることである。
UEのグループ化を再構成しない半静的な更新又はGFリソース
ネットワーク又はBSは、トラフィック負荷、UEの数、RSリソース及び/又は物理リソースに従って、グラントフリーリソースの量を更新してよい。グラントフリーリソースは、いくつかの予め画定されたパターンを含んでよく、各パターンは、固定パターンですべてのリソース間に割り当てられるグラントフリーリソースの特定の量を表し得る。実施形態において、グラントフリーリソース構成及び更新は、用いられパターンのインデックスのみを示し得る。BSは、システム情報、ブロードキャストチャネル及び/又は共通の制御チャネルを通じてグラントフリーリソース割り当ての更新をUEに通知してよい。
グラントフリーリソースが増加又は減少した場合、シーケンスは、個々のUEにシグナリングすることなく制御される衝突したUEのグループ化及びRS衝突のない割り当てを維持するためにパンクチャリングされ得る。図5Gに示されるように、グラントフリーリソースを半分に減らした後に、機会の数は、半分に減らされてよいが、最大衝突数及びRSリソース要件は、同じままであってよい。図5Gに示される例として、グラントフリーリソースの半分が取り除かれているので、自動リソースホッピングシーケンス更新が以下のとおりであってよい。
UE1:0、0、0、1=>0、0;
UE2:0、1、1、1=>0、1;
UE3:1、0、1、0=>1、1;及び
UE4:1、1、0、0=>1、0、ここで、0、1は、周波数位置インデックスを示し、p1、p2は、同じ時間周波数リソースが割り当てられたUEに対する異なるパイロットシーケンスを示す。したがって、元のリソースホッピングシーケンス「0、0、0、1」、「0、1、1、1」、「1、0、1、0」及び「1、1、0、0」は、時間間隔1、2、3及び4用であり、更新されたリソースホッピングシーケンス「0、0」、「0、1」、「1、1」及び「1、0」は、時間間隔1及び3用である。
巡回シフトスキーム
巡回シフトスキームに基づいたグループ化は、時間−周波数リソースホッピングパターンをグループ化するためであり、時間−周波数リソースホッピングパターンは、時間間隔インデックスkにおけるN個のUEセットに割り当てられるM個の伝送リソースを有し、UEの各セットは、M個のUEを有し、時間間隔インデックスkにおけるUEセットiは、時間間隔インデックスkにおけるUEセットi−1との巡回シフト関係を有する。いくつかの実施形態において、時間間隔インデックスkにおけるUEセットiは、時間間隔インデックスk−1におけるUEセットiとの巡回シフト関係を有し、kは、1からMの任意の値であり、1からNである。いくつかの実施形態において、時間間隔インデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数が、時間インデックスk−1におけるUEセットiとUEセットi−1との間の第2の巡回シフト数とは異なり、kは、1からMの任意の値であり、iは2からNである。いくつかの実施形態において、時間間隔インデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数は、時間インデックスk−1におけるUEセットiとUEセットi−1との間の第2の巡回シフト数と同じであり、kは、1からMの任意の値であり、iは2からNである。
図5Aから図5Dは、巡回シフトスキームに基づいたリソース割り当て及びホッピングスキームの実施形態を示す。図5Aから図5D内の各ブロックは、例えば、CTU0からCTU19は、時間−周波数リソースを表す。たとえ、図5Aから図5Dに示される時間−周波数リソースが等しいとしても、他の実施形態では、各UEのグループに割り当てられる時間−周波数リソースは、互いに等しくなくてよいことに留意されたい。各時間−周波数リソースブロック内の数字0−19は、UEグループインデックスを示し得る。時間位置インデックス0から4は、時間間隔1から4を表してよく、位置インデックスは、連続する時間間隔及び/又は不連続な時間間隔で存在できる。一実施形態において、時間位置インデックス0から4は、サブフレーム0から3に対応してよい。別の実施形態において、時間位置インデックス0から4は、サブフレーム0、2、4及び6、又は、他の実施形態において他のサブフレームに対応してよい。
例として図5Aを挙げると、図5Aは、各フレーム内の20個のCTU領域の予め定められた時間−周波数位置を示す。図5A及び表6に示されるように、20個のCTU領域は、CTU0からCTU19としてインデックス付けされてよい。CTU領域の時間−周波数位置及びサイズのようなものは、BS及びGF UEの両方に知られている。UEが、アクセスするCTU領域のインデックスを認識した場合、UEは、アクセスするCTU領域の物理的な時間及び周波数位置を見つけ出すことができる。表7は、図5Aに示される異なるCTU領域の予め定められた時間−周波数位置の表を示す。表は、グラントフリー伝送を実行する前にUEにより知られているので、UEは、CTUインデックスが知られている場合、CTU領域の時間周波数位置を見つけ出すことができる。例えば、CTU10は、時間−周波数位置(t3、f1)を有する。時間周波数位置は、タイムスロットのインデックスであってよく、周波数帯又はそれは、既知の開始及び終了帯域幅を有する既知の開始及び終了時間及び周波数帯域を有する時間間隔であってよい。
いくつかの実施形態において、CTU領域の時間−周波数位置は、予め定められていないが、半永続的な構成であり得る。それらは、ブロードキャストチャネル又は共通の制御チャネルにおいてシグナリングされ得る。UEは、ネットワークにアクセスする前に、又は、少なくともグラントフリー伝送を実行する前に情報をデコードしてよい。
サブフレームは、各グラントフリーリソースの時間間隔、又は、UEがグラントフリーリソースにアクセスする少なくとも1つの機会を有する時間間隔を通常表し得る。サブフレームは、LTE/5Gサブフレーム、タイムスロット、TTI、数ミリ秒などであってよい。図5Aから図5Dに示されるサブフレーム又は時間位置インデックス0から3は、異なる物理リソースインデックスにマッピングされ得る論理インデックスであってよい。フレームは、リソース及び/又はRSパターンがそれ自体を反復することを開始し得る、又は、予め定められたルールに基づいて変更し得る期間を通常表す。用語「サブフレームインデックス」、「時間位置インデックス」、「時間インデックス」及び「タイムスロットインデックス」は、本開示の全体にわたって互換的に用いられる。
UEは、単位時間毎、例えば、TTI、時間間隔又はサブフレーム毎に1又は複数のグラントフリーアクセス機会にアクセスすることができ得る。UEは、物理リソース、及び/又は、リソースホッピングパターン及びRSインデックス又はRSホッピングパターンインデックスを示すRSホッピングシーケンスを割り当てられてよい。リソース及びRSホッピングパターンは、フレーム内のグラントフリー機会のための異なるリソース及びRS割り当てを含んでよく、フレーム毎の反復パターン、又は、フレーム構造において規定される単位時間/周波数であってよい。mMTCにおいて、パターンは、スーパーフレーム内で異なっていてよく、スーパーフレーム毎に繰り返してよい。物理リソース及びRS割り当てパターンは、各フレーム/スーパーフレームにわたって変化してもよいが、BS及びUEの両方に知られる予め定められたルールに従ってよい。
巡回シフトベースのリソースホッピングパターン生成に関して、Mをパーティションの数、例えば、周波数区分(又は、周波数位置インデックスの番号)とし、Lを1フレームあたりの各UEに対するグラントフリー機会の数(又は、時間位置インデックスの数)。図5Aにおいて、M=5及びL=4である。Mが素数である場合、M>=Lであり、UEの数がM2より少ない又はM2に等しい場合、2つのUEがフレーム内の2つの機会において同じグループに属することがないように、すべてのUEはグループに割り当てられ得る。)とし、UEの数がM×(M−1)より少ない場合、2つのUEがフレーム内の2つの機会において同じグループに属することがないように、また、同じUEが、1フレームにおいて異なる時間間隔で異なる周波数位置のインデックスに割り当てられ得るように、すべてのUEがグループに割り当てられ得る。
複数のUEのうちの第1のM個又はM個のUEの第1セットに関して、UEインデックスのM個の異なる配列が見つけられる可能性があり、M個の異なる配列のうちのL個の配列が選択されてよく、選択されたL個の配列は、L個の時間位置インデックスのうちのM個の周波数位置にマッピングされてよい。M個の異なる配列は、巡回シフトにより1つの配列パターンが生成され得る。例えば、UEインデックス1−5は順番に、M個の異なる配列{1 2 3 4 5}、{5 1 2 3 4}、{4 5 1 2 3}、{3 4 5 1 2}及び{2 3 4 5 1}を含んでよく、巡回シフト数0、1、2、3、4を巡回シフト配列{1 2 3 4 5}によりそれぞれ有する生成される。この巡回シフト手順は、同じUEが、1フレーム内の異なる時間間隔において異なる周波数位置のインデックスを有し、周波数ダイバーシチ利得を提供することを保証する。
一般に、M個の配列の中から任意のL個は、グラントフリーリソースパターン生成のために用いられ得る。この例では、L=4なので、第1の4つの配列のみがフレーム内のグラントフリー機会のために用いられる。第1の4つの配列{1 2 3 4 5}、{5 1 2 3 4}、{4 5 1 2 3}及び{3 4 5 1 2}は、それぞれ、時間間隔1、2、3及び4に対して用いられ得る。各配列におけるインデックスの順序は、周波数位置インデックスに対応する。次のM個のUE又はM個のUEの第2セットに関して、以前のM個のUE割り当ては、M個のUEの第1セットの位置に関連するサブフレームインデックス又は同じサブフレーム内の時間位置インデックス{6 7 8 9 10}、{9 10 6 7 8}、{7 8 9 10 6}及び{10 6 7 8 9}により巡回的にシフトされ得る。同様に、サブフレーム又は時間位置毎に対するM個のUEの次のセットは、M個のUEの以前のセットに関連するサブフレームインデックス{11 12 13 14 15}、{13 14 15 11 12}、{15 11 12 13 14}及び{12 13 14 15 11}により巡回的にシフトされ得る。したがって、最後のM個のUE又はUEの第4セットのマッピングは、4つの時間間隔に対して、{16 17 18 19 20}、{17 18 19 20 16}、{18 19 20 16 17}及び{19 20 16 17 18}であってよい。サブフレームインデックスによる巡回シフトは、本開示における好適な実施形態として用いられており、別の実施形態では、巡回シフト手順のために別の数が用いられてもよいことに留意されたい。
対応するサブフレームのためのセットから同じ位置のUEが1つのグループにグループ化され、同じ時間−周波数リソースに割り当てられてよい。例えば、時間間隔1において、UE1、6、11及び16は、各セットの第1の位置において、時間−周波数リソースCTU0にグループ化されて割り当てられる。ここで、用語「セット」及び「グループ」は、リソース割り当てに対するUEの配列及びUEのグループを区別するために用いられていることに留意されたい。例えば、UE1−5は、UEの第1セットにあるが、リソース割り当てのために異なるグループにある。例として図5Aの時間間隔1、2、3及び4を挙げると、時間間隔1と比較して、時間間隔2におけるUE1からUE5で構成される第1のUEセットについての巡回シフト数は1であり、時間間隔2と比較して、時間間隔3におけるUE1からUE5で構成される第1のUEセットについての巡回シフト数は1であり、時間間隔3と比較して、時間間隔4におけるUE1からUE5で構成される第1のUEセットについての巡回シフト数は1である。時間間隔1と比較して、時間間隔2におけるUE6からUE10で構成される第2のUEセットについての巡回シフト数は2であり、時間間隔2と比較して、時間間隔3におけるUE6からUE10で構成される第2のUEセットについての巡回シフト数は2であり、時間間隔3と比較して、時間間隔4におけるUE6からUE10で構成される第2のUEセットについての巡回シフト数は2である。時間間隔1と比較して、時間間隔2におけるUE11からUE15で構成される第3のUEセットについての巡回シフト数は3であり、時間間隔2と比較して、時間間隔3におけるUE11からUE15で構成される第3のUEセットについての巡回シフト数は3であり、時間間隔3と比較して、時間間隔4におけるUE11からUE15で構成される第3のUEセットについての巡回シフト数は3である。時間間隔1と比較して、時間間隔2におけるUE16からUE20で構成される第4のUEセットについての巡回シフト数は4であり、時間間隔2と比較して、時間間隔3におけるUE16からUE20で構成される第4のUEセットについての巡回シフト数は4であり、時間間隔3と比較して、時間間隔4におけるUE16からUE20で構成される第4のUEセットは4である。
図5Aと比較すると、図5Bにおける違いは、時間間隔4におけるUEのグループ化パターンの第1から第4のUEのセットが時間間隔2に移動し、時間間隔2におけるUEのグループ化パターンが時間間隔3に移動し、時間間隔3におけるUEのグループ化パターンが時間間隔4に移動したことにある。この代替的な設計に基づいて、時間間隔1から4における時間−周波数リソースホッピングパターンは、依然として、2つのUEが時間間隔1から4において同じCUTを割り当てられることができないという要件を満たすことができる。しかしながら、図5Bのみが一例を示しており、ある時間間隔におけるUEのグループ化パターンは、他の時間間隔に移動され得ることが理解されるべきである。
物理リソースは、フレーム毎に用いられるグラントフリー(GF)リソースの特有の定義を提供するUEに割り当てられてよい。フレーム内の時間−周波数リソースは、この目的のために区分けされてよい。例えば、アップリンク伝送帯域幅全体が、期間、例えば、フレーム内の各タイムスロットに対する区分の数に分割されてよく、時間−周波数リソースブロックは、UEに割り当てられてよい。物理リソース割り当てパターンは、フレーム内で異なっていてよく、フレーム毎に繰り返してよい。物理リソース割り当てパターンは、各フレームにわたって変化してもよいが、BS及びUEの両方に知られる予め定められたルールに従ってよい。例えば、これは、本開示において後でより詳細に説明されるように、フレーム番号の付加を通じて実現され得る。図5Aと比較すると、図5Cにおける違いは、フレームnの時間間隔1から4におけるUEのグループ化パターンの第1から第4のUEのセットが、フレームn+1の時間間隔1から4において同じグループ化パターンを有することにある。図5Cのみが異なるフレームにおける同じグループ化パターンの例を提供しているが、代替的な実施形態では、異なるフレーム内の異なるグループ化パターンが適合され得、例として、フレームnは、図5Aのグループ化パターンに適合し、フレームn+1は、図5Bのグループ化パターンに適合する。
図5Cはまた、上記で説明したように、ACKを受信するまで、自動的な再伝送に関するリソース割り当てスキームを示す。図示されるように、フレームnの時間インデックス1の前に、伝送するためのデータがUE1に到着し、UE1が周波数インデックス1を有するリソースを用いてフレームnの時間インデックス1においてデータの初期伝送を実行する。フレームnの時間インデックス2及び3並びにフレーム(n+1)の時間インデックス0において、UE1は、2、3及び0の周波数インデックスを有するリソースを用いて第1、第2及び第3のデータの再伝送をそれぞれ実行する。UE1は、フレーム(n+1)の時間インデックス1においてACKを受信した後に再伝送を停止する。
図5Cと同様、UEが時間インデックス1と時間インデックス2との間に到着した場合、UE1は、周波数インデックス2を有するリソースを用いて、フレームnの時間インデックス2においてデータの初期伝送を実行してよく、そして、UE1は、フレームnの時間インデックス3、周波数インデックス3、及び、フレームn+1の時間インデックス0、周波数インデックス0をそれぞれ有するリソースを用いてデータの第1及び第2の再伝送(又は、反復)を実行できる。伝送/反復の回数がKに達した場合、又は、再伝送を示すULのグラントが受信された場合、UEは、再伝送/反復を停止してよく、任意選択的に、UEがBSからACKを受信した場合、反復が停止されてもよい。
UEの再伝送スキームと組み合わせた場合、固定されたグループ化スキーム(例えば、図5Fに規定されるリソースパターン)と比較して、図5Aから図5Dに規定されるリソースホッピングパターンを用いたUEの再グループ化スキームについてのいくつかの利点がある。第1に、図5Cから分かり得るように、同じUEに対して連続的な再伝送にわたってリソースユニットは、異なる周波数位置を有し、これは、伝送/再伝送が同じ周波数帯で行われる場合と比較して、周波数ダイバーシチ利得を提供する。第2に、図5Aから図5D及び図5Fのすべてにおける設計は、最大数に対して、各CTUにおける潜在的な衝突の回数を制限した(20個のUEに対して、図5Aから図5D及び図5Fの例では4)。第3に、UEの再グループ化スキームは、同じデータの伝送及び再伝送についての異なる試みにおいて、2つ又はそれより多くのUEの連続伝送を回避できる。例えば、UE1及びUE10は、図5Cにおける同じCTU6において初期のグラントフリー伝送を実行し得る。次の時間間隔において、UE1の再伝送はCTU12にホッピングされ、一方、UE10の再伝送はCTU13にホッピングされ、したがって、次の時間間隔における2つのUEの連続的な衝突を回避する。図5Fに規定されるような固定されたUEのグループ化スキームに関して、初期伝送において衝突する2つのUEは、再伝送において連続的に衝突し得る。第4に、UEの再グループ化は、ユーザトラフィックの不均衡により良好に対処できる。例えば、図5Aから図5Dにおいて、CTU0内のUEグループ(UE1、UE6、UE11、UE16)のすべてが、高い確率で衝突し得る他のUEと比較して非常に高いデータ到着率を有し、次のスロットにおいて、UEの再グループ化に起因して、4つのUEは異なるグループに再分散され、したがって衝突確率を低減する。したがって、リソースホッピングパターンを設計するために用いられる巡回シフト及び他の方法は、連続的な又は近い時間間隔で複数の場所において2つのUEが共にグループ化される確率を低減することを目標とする。
図5Cは、図5Aに規定されるリソースパターンを有する図3Bの処理の例を示す。図5Cには、フレーム毎に繰り返されるリソースパターンを有する2つのフレームが示される。この例では、リソース割り当てから、UE1は、UE1に対するリソースホッピングパターン又はシーケンスがCTU0、CTU6、CTU12、CTU18であることを見つけ出す。UE1に対するデータの第1のバッチが時間位置インデックス0及び1の間に到着する。したがって、UE1に対する次の時間間隔は時間位置1である。したがって、UE1は、フレームnのリソース領域CTU6、フレームnのCTU12、フレームnのCTU18及びフレームn+1のCTU0におけるデータの第1のバッチの連続的な伝送/再伝送を実行する。そして、UE1は、フレームn+1における時間位置0及び1の間にTRPからACKを受信する。結果として、UE1は、データの第1のバッチのいずれかのさらなる再伝送を停止する。
リソース割り当てパターン、例えば、図5Aにより規定されるものを生成するために、2つの方法、すなわち、巡回シフト方法及び擬似乱数方法が上記で説明されている。同じUEが常に互いに衝突しないように、UEは、各グラントフリーリソースにおいて異なるようにグループ化されてよい。巡回シフト方法は、UEの総数が、ある閾値以下であるときに、パーティションの数が素数であり、グラントフリーリソース機会の数より大きい又はその数に等しい場合、UEが、フレームにおいてアクセスできる2つのグラントフリー機会において同じグループに2つのUEが属することはないことを保証し得る。
図5Dは、図5A、5B及び5Cと比較した、例示的なリソースグループホッピング、及び、再伝送に従うUEのリソース再グループ化を示し、図5Dにおける違いは、CTU5が、図5Aにおける周波数リソースf1ではなく周波数リソースfnを占有しており、CTU15が、図5Aにおける周波数リソースf1ではなく、周波数リソースfnを占有していることにある。異なる周波数リソースを用いることで、再伝送スキームと組み合わせられた場合、いくつかの周波数ダイバーシチ利得を提供し得る。
擬似乱数方法ベースのリソースホッピングシーケンス生成
リソースホッピングパターン生成は、擬似乱数スキームを用いて生成されてもよい。擬似乱数方法は、一旦決定すると、その後にグループ化が固定され得ることを意味する。1つの擬似乱数方法は、以下のように生成され得る。第1のM個のUEが別個の配列を用いてグループに割り当てられた後に、M個のUEの第1セットと衝突し得るUEの第2及び後続のセットは、フレーム内の第1のサブフレーム又は時間間隔に対するUEの第1セットと同じ順序で割り当てられ得る。UEの第1セットは、UE1−Mであり、UEの第2セットは、UE(M+1)−(2M)であり、UEの第3セットは、UE(2M+1)−(3M)などである。第2及び各後続のサブフレームに関して、周波数区分は、前にUEと共にグループ化されているすべて他のUEを回避するために、UEに対してランダムに選択され得る。さらに、1つのUEが選択した区分はまた、以前のUEが同じセットにおいて選択したすべての区分を制限すべきである。例えば、UE8及びUE3は、第1のサブフレームにおいて同じグラントフリーリソースにアクセスできるので、UE8は、第2のサブフレームにおけるUE3と同じ区分を選択することを回避する。さらに、UE8は、UE6及び7が同じセットにあるので、これらを有するグループに配置されない可能性がある。
別の実施形態において、擬似乱数方法ベースのリソースホッピングシーケンスは、以下のやり方で生成され得る。前に規定されたようなM個のUEのセットに関して。BSは、M個のUEインデックスについてのすべて可能な配列をリストアップしてよい。例えば、図5AにおけるM個のユーザの第1セットに関して、M=5であり、我々は、配列{1、2、3、4、5}、{1、3、5、4、2}、{2、1、4、3、5}、{3、4、5、2、1}、{5、1、4、2、3}などを有することができる。そして、BSは、時間位置インデックス毎に、(例えば、図5Aにおける)リソース割り当てパターンでL個のサブフレームにマッピングされるすべての可能な配列の中からL個の配列をランダムに選択できる。固定又はホッピングのいずれかであるが、同じグループ内の他のUEとのRS衝突がないことを保証しつつ、RSは、前述と同じ方法により決定され得る。そして、BSは、UEにマッピングするリソースグループ化から決定されたリソース及びRSホッピングシーケンスを送信してよい。
別の実施形態において、上記の擬似乱数方法は、UEの数が閾値より大きい場合に、巡回シフト方法の最上位に適用され得る。これは、UEの数が一定の数より多い場合、2つのUEがフレーム内で同じグラントフリーリソースに2回アクセスすることがないことを保証でき得るわけではないからである。この場合、UEの数が閾値より大きい場合、擬似乱数方法を適用したほうがより良いかもしれない。例えば、図5Aでは、UEの数が20より大きい場合、擬似乱数スキームを適用してよい。
RSパターン
RSシーケンス割り当ては、同じ時間−周波数リソース上でのRS衝突を回避するために、時間−周波数リソース割り当て結果に基づいて決定されてよい。RSは、テーブル8に示されるように、フレーム全体についてUEの各セットに割り当てられてよく、例えば、RS P1―P6は、P1をUE1−5に、P2をUE6−10に、P3をUE11−15に、P4をUE16−20に、P5をUE21に、グラントベース(GB)の通信用に予約されたP6として、割り当てられてよい。代替的に、UEの各セットは、依然として同じRSが割り当てられてよいが、RSは、テーブル9に示されるように、フレーム内のサブフレームにわたってホッピングされてよい。P1−P6は、同じRS、異なるRSホッピングパターン又は(例えば、再伝送識別のための)複数のRSタプルを表してよい。したがって、同じ物理リソース内で異なるUEに割り当てられたRSインデックスに関して、RSは、例えば、伝送時間間隔(TTI)毎にRSインデックスの配列を用いることにより区別し得る。例えば、RSホッピングインデックス1から6は、P1:1、2、3、4、P2:2、3、4、5、P3:3、4、5、6、P4:4、5、6、1、P5:5、6、1、2、P6(あらゆる機会を利用可能にするGB用に又はGF UE用に予約されている):6、1、2、3を意味し得る。
上記の例は、1フレーム内のRS割り当てを示す。RS割り当ては、RS衝突を回避しつつフレーム間で変化し得る。例として、各UEは、フレーム番号modRSの総数をインデックスに加えてよい。別の例として、RS割り当て又はRSインデックスは、フレーム上でホッピングしており、例えば、RSインデックス=フレーム0に対して割り当てられたインデックス+(フレーム#)+(セルID)mod(利用可能なRSの合計)である。用語「フレーム#」及び「(セルID)mod(利用可能なRSの合計)」は、この式において任意選択的である。ここで、用語「フレーム#」は、フレームインデックスを示し、modは剰余演算子を示す。代替的に、RSインデックスは、例えば、各GF機会において、RS衝突がないことを保証するために、フレーム内のサブフレーム又は時間間隔にわたってホッピングされ得る。例えば、フレーム0+(フレーム#)+(セルID)mod(利用可能なRSの合計)+(サブフレーム#)mod(利用可能なRSの合計)に対して、RSインデックス=割り当てられたインデックスであり、「フレーム#」、「(セルID)mod(利用可能なRSの合計)」及び「(サブフレーム#)mod(利用可能なRSの合計)」は任意選択的である。
リソース割り当てパターンのサブフレーム/時間位置インデックスは、時間−周波数リソースの利用及び/又は通信効率を向上させるために、例えば、周波数ダイバーシチを最大化させるために、シャッフルされ得る。例として、図5Aに示されるような上記の方法から取得される元の時間−周波数割り当て結果は、図5Bに示される結果を取得するためにシャッフルされ得る。図5A及び図5Bに示される例と同様に、図5Aの時間間隔2における割り当て結果は、図5Bの時間間隔3に移動し、図5Aの時間間隔4における割り当て結果は、図5Bの時間間隔2に移動する。代替的に又はさらに、同じ時間間隔におけるグループに対応する周波数位置インデックスは、シャッフルされ得る。例えば、同じ時間間隔における周波数インデックス0及び周波数インデックス1が交換され得る。したがって、図5Bにおいて、CTUの割り当て結果が交換され得る。
上記の時間−周波数割り当て方法は、例えば、UE=(UEインデックス+(UEセットインデックス)×タイムスロットインデックス+定数)mod(周波数区分の数M)の周波数位置インデックスなどの式で表されてよく、UEセットインデックス=floor((UEインデックス1)/M)+1であり、時間位置インデックス及び周波数位置インデックスは0で始まる。例えば、UE12及びM=5に関して、UEセットインデックス=2である。時間位置インデックス2において、定数=−1を用いることで、図5Aに示されるように、UE_12の周波数インデックス=(12+3×2−1)mod5=2となる。
別の実施形態において、タイムスロット又は時間位置インデックスは、サブフレームインデックス又はいくつかの他の時間インデックスであってよい。さらに別の実施形態において、フレームインデックスが加えられてよく、上記の式は、UEの周波数インデックス=(UEインデックス+(UEセットインデックス)×タイムスロットインデックス+フレームインデックス+定数)mod(周波数区分の数M)となる。さらに別の実施形態において、セルIDが加えられてよく、上記の式は、UEの周波数位置インデックス=(UEインデックス+UEセットインデックス)×タイムスロットインデックス+セルID+定数)mod(周波数区分の数M)となり得る。式の後に、タイムスロット及び/又は周波数インデックスは、上記で言及したようにシャッフルされ得る。シグナリングは、BSがUEインデックスをシグナリングすることしか必要としないので、非常にリソース効率が良い可能性がある。時間−周波数割り当て結果は、式がUEに対する事前知識である場合、当該式からUEにより生成され得る。
(L+1)番目のグラントフリー機会又は時間間隔から、UEのグループ化が第1のL番目のグラントフリー機会と同様に反復され得る。実施形態において、グループ化は、より良好な周波数ダイバーシチを実現するために、リソースマッピング用に再度シャッフルされてよい。
図3Aに戻って参照すると、段階302において、BSは、UEに対して用いられる伝送リソースを選択した後に、UEにUL伝送リソース割り当てを送信する。本実施形態では、伝送割り当てを割り当てるために3つのオプションがある。
オプション1:UL伝送リソース割り当ては、UEに割り当てられた伝送リソースホッピングパターンを示すUEインデックスを含む。段階301において、BSは、物理リソース及びRSのうちの少なくとも一方をUEに割り当てることを含み得るグラントフリーUEに対する伝送リソースを選択する。BSは、リソース割り当てパターンに従って伝送リソースを割り当ててよい。リソース割り当てパターンは、物理リソース割り当てパターン及びRRC割り当てパターンのうちの少なくとも一方を含んでよい。物理リソース割り当てパターンは、異なるUEがアクセスできるCTU領域を規定してよい。図5Aは、そのような物理リソース割り当てパターンの例を示す。図5Aにおいて、CTU領域枠内のインデックスは、このCTU領域にアクセスすることが可能なUEを指す。例えば、割り当てられたインデックス1、6、11、16を有するUEは、CTU0にアクセスできる。表8は、RRC割り当てパターンの例を示す。一実施形態では、段階302において、BSのみがUEインデックスをUEに割り当てており、UEは、表10に基づいて、UEがアクセスできるCTU領域、及び、リソース割り当てパターン及びRRC割り当てパターンから用いられるRSを見つけ出すことができる。表4は、図5A及び表8及び表9から導出されるリソース及びRSホッピングパターンにUEインデックスのマッピングを規定する表を提供する。例えば、UEが、UEインデックス5を割り当てられている場合、UEは、CTU領域、CTU4、CTU5、CTU11、CTU17にアクセスでき、RS p1、p1、p1、p1、をそれぞれ用いる。UEがCTUインデックスを決定すると、UEは、アクセスでき、UEは、予め定められた又はシグナリングされたCTUの位置テーブル(例えば、表8)を用いて、アクセスできる物理リソースの時間−周波数を取得できる。同様に、UEは、RSインデックスに基づいて用いられるRSシーケンスを見つけ出すことができる。
段階301において、BSは、UEがシステムにアクセスする順序に基づいて、UEにリソースを割り当てることを選択してよい。例えば、システムにアクセスする第1のグラントフリーUEは、リソース割り当てパターンでUEインデックス1を割り当てられ得る。システムにアクセスする第2のグラントフリーUEは、UEインデックス2などを割り当てられ得る。グラントフリーUEがもはや接続された状態ではない、又は、もはやグラントフリーリソースを必要としていない場合、BSは、このUEに以前に割り当てられたのと同じインデックスを、システムに接続される新たなグラントフリーUEに再び割り当ててよい。いくつかの実施形態において、BS又はTRPは、他の順序に基づいて、リソースを割り当ててよい。例えば、BSは、閾値以下であり、前に用いられていたUEインデックスの中からインデックスをランダムに取り出し、システムに接続される新たなUEにそれを割り当ててよい。
オプション2:UL伝送リソース割り当ては、UEに割り当てられた伝送リソースホッピングパターンを示すCTUインデックスを含む。段階301において、BSは、グラントフリーUEに対して伝送リソースを選択し、TRP又はBSは、UEがアクセスできるCTU領域のインデックスをシグナリングしてよい。CTUインデックスから、UEは、アクセスできるリソースの物理的な位置を取得できる。また、BSは、RSインデックスをUEに直接シグナリングしてよく、CTUインデックス及びRSインデックスは、同じ伝送リソース割り当てにおいて搬送されることができる、又は、別個の伝送リソース割り当てにより送信されることができる。例えば、図5Aに規定されるリソース割り当てパターンによれば、UEにインデックス5を割り当てる代わりに、BSは、CTU領域のインデックス、CTU4、CTU5、CTU11、CTU17を直接的にシグナリングしてよい。UEがアクセスできるCTU領域のインデックスは、リソースホッピングパターン又はリソースホッピングシーケンスと称されることがある。本例においても同様に、BSは、実際のRSインデックスp1、p1、p1、p1をシグナリングしてもよく、4つのCTU領域に対してそれぞれアクセスするために用いられるRSインデックスを指し得る。UEに対してすべてのCTU領域にアクセスするために用いられるRSインデックスは、RSホッピングパターン又はRSホッピングシーケンスと称されることがある。いくつかの実施形態において、UE毎のRSインデックスは、フレーム全体にわたって固定され得る。この場合、BSは、UE5に対するすべてのCTU領域に対して、単一のRSインデックスp1をシグナリングすることを選択してよい。いくつかの実施形態において、TRPは、UEにより用いられる実際のRSシーケンスのいくつかのパラメータをシグナリングしてよい。例えば、Zadoff Chuシーケンスが用いられる場合、BSは、Zadoff Chuシーケンスに用いられるルートインデックス及び巡回シフトをシグナリングしてよい。
リソース割り当てパターンに関して、CTU領域は、2次元インデックスによりインデックス付けされてもよく、通常、時間及び周波数位置インデックスを含み、実際の時間及び周波数位置に基づいて区分けされる。例えば、図5Aにおいて、20個のCTU領域は、時間位置インデックス0から3を有するリソース領域で構成される4つのセットに分割され得る。各時間位置インデックスは、周波数位置インデックス0から4によりさらにインデックス付けされる5つのCTU領域を包含してよい。CTU4は、時間間隔1及び周波数帯f5の物理リソース位置に対応する時間位置インデックス0及び周波数位置インデックス4に対応し得る。時間位置インデックスは、異なるサブフレーム、異なる時間間隔などに対応し得る。本開示では、時間位置インデックス、タイムスロットインデックス及びサブフレームインデックスが互換的に用いられてよい。周波数位置インデックスは、異なる周波数帯に対応してよい。時間位置インデックス及び周波数位置インデックスは、論理インデックスであってよく、実際の物理的な時間及び周波数リソースに対して異なるマッピングを有することができる。
上述のように、いくつかの実施形態において、同じ時間位置又は周波数位置インデックスを有するCTUは、実際の物理的な時間又は周波数位置に必ずしも位置合わせされる必要はないかもしれない。異なる時間位置インデックスにおける同じ周波数位置インデックスは、異なる物理的な周波数帯に対応し得る。これは、2つのCTU領域が同じUEに割り当てられる場合に、リソース周波数ホッピングを通じて周波数ダイバーシチ利得を提供するという利点を有する。
オプション3:UL伝送リソース割り当てはCTU領域の各時間位置インデックスに対応する周波数位置インデックスを含み、UEに割り当てられた伝送リソースホッピングパターンを示す。段階301において、BSは、グラントフリーUEに対する伝送リソースを選択し、TRPは、各時間位置インデックスにおいてUEがアクセスできるCTU領域の周波数位置インデックスをシグナリングしてよい。例えば、図5Aに規定されるリソース割り当てパターンによれば、UEにインデックス5を割り当てる代わりに、TRPは、各時間位置インデックス4、0、1、2においてUEがアクセスできるCTU領域の周波数位置インデックスのシーケンスを直接的にシグナリングしてよい。UEインデックスと、図5Aから導出された各時間位置インデックスにおけるCTU領域の周波数位置インデックスとの間のマッピングが表7から表10に示される。UEがアクセスできるCTU領域の周波数インデックスについてのこのシーケンスは、リソースホッピングパターン又はリソースホッピングシーケンスとも称され得る。
図5Eは、UE及びRS空間拡張スキームの実施形態を示す。この例では、RS割り当て空間は、パイロットシーケンス又はRSシーケンスに基づいて徐々に拡張する。具体的には、RS割り当て空間は、最初に、直交パイロットシーケンス空間506から、非直交パイロットシーケンス空間504へと、最終的には、ランダムなパイロットシーケンスプール502へと拡張してよい。
登録される第1のUEの数は、2つのUEが同時に同じグラントフリーリソースにアクセスできることがないように異なるリソースに割り当てられてよく、空間508におけるこのスキームは、コンテンションフリーな半永続的なスケジューリング(SP)スキームと同様であってよい。この場合、各UEは、同じRS又は異なるRSを割り当てられてよく、RS又データ衝突が起こることはない。図5Aから、リソース及びRS割り当てがこの目標を達成できる。例えば、5個のグラントフリーUEのみがシステムに接続されている場合、BSは、図5Aのリソース割り当てパターンに従って、UEインデックス1−5を5個のUEに割り当てることができる。この状況において、グラントフリーアクセスは、2つのUEが同じ領域にアクセスすることはできないので、コンテンションフリーである。さらに、UEのリソースは、異なる周波数帯にホッピングされ、したがって、再伝送のためのダイバーシチ利得をもたらす。
RS空間は、UEの総数が閾値を超える場合、直交RS空間206へと拡張され得、通常、コンテンションフリーSPSスキームがサポートできるUEの数に対応する。この場合、複数のUEは、同じグラントフリーリソースに割り当てられてよく、同じグラントフリーリソース領域にアクセスするUEは、別個の直交RSを割り当てられてよい。RS空間は、UEの総数が、直交パイロットシーケンスがサポートし得る数を超える場合、非直交RS空間に拡張し得る。新たな非直交RSシーケンスは、接続された状態に新しく入ったUEに割り当てられ得る。非直交RS空間は、依然としてパイロット衝突がないことを保証し得る。UEの数が、非直交パイロットシーケンスがサポートし得る数をさらに超える場合、又は、UEが、その現在のRS割り当てを認識していない場合、UEは、ランダムなRS空間502からRSをランダムに選択してよく、利用可能なRSの中からランダムホッピングを行う。
コンテンションフリーSPSスキームを用いて、図5Aに示されるような5つの周波数区分を有する例として、最大で5つのUEが直交シーケンス(OS)でサポートされ得る。各UEは、1つの別個の周波数リソースブロックで割り当てられ得る。SPS空間508内のすべての5つのUEは、同じRS、固定されたRSホッピングインデックス、又は、異なるRSを割り当てられ得る。Zadoff Chuシーケンスの6個の巡回シフト(CS)及び1つのルートに関して、6個の直交パイロットシーケンスが取得されてよく、高信頼性低レイテンシ通信(URLLC)と同様に、最大で30個のUEがRS衝突なく6個の直交パイロットシーケンスを用いて直交RS空間506においてサポートされ得る。6個の直交パイロットシーケンス及び30個のルートが利用可能な場合、180個の非直交パイロットシーケンスが取得され得る。URLLC又は大容量タイプ通信(mMTC)と同様に、最大で900個のUEがRS衝突なく非直交RS空間504においてサポートされ得る。BSがRSシーケンスをUEに割り当てるスキームに関して、UEがもはやアクティブでない場合、例えば、時間の予め定められた期間中、非アクティブである場合、BSは、新たに接続されたUEに対する割り当てられたRSシーケンス及びホッピングリソースを解除し得る。ランダムなRS空間502は、例えば、mMTCと同様に、ランダムRS又は物理リソース選択を用いて、大量の接続のために、任意の数のUEをサポートしてよい。非直交パイロットシーケンスは、可能性のあるRS衝突をもたらし得る。未接続の状態にあるUEにRSシーケンスを割り当てることはBSにとって困難であるかもしれないので、ランダムなRS空間502は、未接続の状態にあるUEをサポートしてよい。
UEが初期アクセスを実行する場合、時間周波数リソース及びRSホッピングパターンインデックスのうちの少なくとも1つが、フレーム毎に用いられるRS及びグラントフリー(GF)リソースについての特有の定義を提供するユーザに割り当てられ得る。周波数及び時間リソースは、物理リソースの例である。物理リソース及びMA署名又はRSシーケンスは、RRCシグナリングのような上位層シグナリングを介して、又は、初期アクセス中、例えば、初期アクセス又はランダムアクセス手順のランダムアクセス応答(RAR)中に割り当てられてよい。アクティブなUEは、初期アクセス中又は無線リソース制御(RRC)接続ステージ中に、リソースホッピングインデックス及び/又はRSシーケンスを割り当てられてよい。
アクティブなUEの多くは、直交パイロットシーケンス空間内に維持され得る。RS割り当ては、時間−周波数リソースを介してホッピングしてよく、及び/又は、UEのアクティビティに基づいて更新してよい。RSシーケンスのホッピングパターンは、RSホッピングシーケンス又はRSホッピングパターンと称され得、UEに対する物理リソースのホッピングパターンは、リソースホッピングパターン又はリソースホッピングシーケンスと称され得る。UEのリソース及びRS選択は、ダウンリンク制御情報(DCI)又はグループDCIを通じて動的に更新され得る。
図6Aは、点線124で示されるメッセージの例示的なフォーマットを示す。例126において、メッセージは、MA署名152を含み、上記の実施形態における詳細では、MA署名は、RSであり、例として、パイロットを示すRSインデックスである。データ154及びUEの識別のインジケーション:UE ID156(又はUEインデックス)。データ154及びUE ID156は、共にエンコードされ、対応する巡回冗長検査(CRC)158が生成され、メッセージ126に含まれる。いくつかの実施形態において、UE ID156は、CRC158に代わりに組み込まれ、ペイロードサイズを減らし得る。別の例において、MA署名152は、署名が以前に使用を認められた場合、任意選択的であり得る。例128は、UE ID156が別個にデータ154からエンコードされる例126のバリエーションである。したがって、別個のCRC161は、UE ID156と関連付けられる。いくつかの実施形態において、UE ID156は、CRC161は、CRC161が配置されるヘッダ用である場合、1又は複数の他のヘッダ内にあってよい。例128において、UE ID156は、UE ID156のデコードを容易にするために、データ154よりも低い変調及び符号化スキーム(MCS)で伝送され得る。UE ID156のデコードに成功したが、データ154のデコードに成功しない状況があり得る。
図3Aを参照すると、MA署名及びデータ情報の両方を含む通常のメッセージに続いて送信されるMA署名のみを包含し得る形式で、データの第1のバッチは伝送され得る。図6Bは、アップリンクチャネルを介してグラントフリーアップリンク伝送でUEにより送信される例示的なメッセージフォーマットの別のグループを示す。例326において、メッセージは、UE ID356と、データ及び1又は複数のパイロット354の組み合わせとを含む。
例328において、第1のメッセージは、プリアンブル358を含み、第2のメッセージは、データ及び少なくとも1つのパイロット354を含む。UEがURLLCを利用している特定の例では、プリアンブル358は、プリアンブル358がURLLC UEのUE ID356と1対1のマッピング関係を有する専用の利用のためにURLLC UEに割り当てられるシーケンスであってよい。第1のメッセージは、データ及び少なくとも1つのパイロット354とは別個に伝送され得る。BSは、第1のメッセージを受信して、マッピング関係に基づいて、URLLC UEを識別する。BSは、第2のメッセージを受信し、第2のメッセージ内のパイロットを検出し、検出したパイロットを用いてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードする。
別の実施形態において、プリアンブル358は、プリアンブル358がUE接続IDと1対1のマッピング関係を有する専用のUE接続IDに関連し得る。UE接続IDは、専用のセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)又は割り当てられたC−RNTIであってよい。
そのようなスキームはまた、他のサービス、例えば、eMBBに適用可能であり得る。
例329において、UE ID356は、データ及び少なくとも1つのパイロット354とは別個に伝送され得る。第1のメッセージはUE ID356を含み、第2のメッセージはデータ及びパイロット354を含む。
BSは、第1のメッセージを受信し、UE IDを識別する。そして、BSは、第2のメッセージを受信し、第2のメッセージ内のパイロットを検出し、検出したパイロットを用いてチャネル推定を実行し、そして、データをデコードする。
例329の一実装例において、UE ID356は、データ及びパイロット354とは別個に伝送され得、UE IDメッセージは、巡回冗長コード(CRC)により保護される。第1のメッセージは、第2のメッセージとは異なるヌメロロジーを用いて伝送され得る。UE ID356メッセージに用いられるシンボルは、データ及びパイロット354に用いられるシンボルとは異なるヌメロロジーを用いることができる。特定の実施形態において、UE ID356メッセージに用いられるシンボルは、データ及びパイロット354に用いられるシンボルよりも大きなサイクリックプレフィクス(CP)をUE IDメッセージ356に対して用いることができる。
いくつかの実装において、例329のUE ID356、例328のプリアンブル358、又は、例に含まれるパイロットは、バッファステータス情報及びMCSを搬送してもよい。これは、ネットワークがUEの将来の伝送のためにULのグラントにおいて適切なリソースサイズを決定することを可能にし得る。
図7は、本明細書に開示されるデバイス及び方法を実装するために用いられ得るコンピューティングシステム700のブロック図である。例えば、コンピューティングシステムは、UE、アクセスノード(AN)、MM、SM、UPGW、ASのうちの任意のエンティティであり得る。特定のデバイスは、示されるコンポーネントのすべて、又は、コンポーネントのサブセットのみを利用してよく、統合のレベルはデバイス毎に変化してよい。さらに、デバイスは、コンポーネントの複数のインスタンス、例えば、複数の処理ユニット、プロセッサ、メモリ、送信機、受信機などを包含してよい。コンピューティングシステム700は、処理ユニット702を含む。処理ユニットは、バス720に接続される中央処理装置(CPU)714及びメモリ708を含み、大容量ストレージデバイス704、ビデオアダプタ710及びI/Oインタフェース712をさらに含んでよい。
バス720は、メモリバス又はメモリコントローラ、ペリフェラルバス、又は、ビデオバスを含む任意のタイプのいくつかのバスアーキテクチャのうちの1又は複数であってよい。CPU714は、任意のタイプの電子データプロセッサを有してよい。メモリ708は、任意のタイプの非一時的なシステムメモリ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、リードオンリメモリ(ROM)又はそれらの組み合わせを有してよい。実施形態において、メモリ708は、ブートアップ時に用いるためのROM、及び、プログラムを実行している間に使用するためのプログラム及びデータのストレージ用のDRAMを含んでよい。
大容量ストレージ704は、データ、プログラム及び他の情報を格納し、データ、プログラム及び他の情報にバス720を介してアクセス可能にするように構成される任意のタイプの非一時的なストレージデバイスを有してよい。大容量ストレージ704は、例えば、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ又は光ディスクドライブのうちの1又は複数を有し得る。
ビデオアダプタ710及びI/Oインタフェース712は、外部の入力及び出力デバイスを処理ユニット702に結合するためのインタフェースを提供する。示されるように、例示的な入力及び出力デバイスは、ビデオアダプタ710に結合されるディスプレイ718及びI/Oインタフェース712に結合されるマウス/キーボード/プリンタ716を含む。他のデバイスは、処理ユニット702に結合されてよく、追加的な又はより少ないインタフェースカードが利用されてもよい。例えば、シリアルインタフェース、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)(不図示)が、インタフェースを外部デバイスに提供するために用いられ得る。
処理ユニット702は、1又は複数のネットワークインタフェース706も含み、ノード又は異なるネットワークにアクセスするための有線リンク、例えば、イーサネット(登録商標)ケーブル及び/又は無線リンクを有してよい。ネットワークインタフェース706は、処理ユニット702が、ネットワークを介してリモートユニットと通信できるようにする。例えば、ネットワークインタフェース706は、1又は複数の送信機/送信アンテナ、及び、1又は複数の受信機/受信アンテナを介して無線通信を提供してよい。実施形態において、処理ユニット702は、データ処理のためにローカルエリアネットワーク722又はワイドエリアネットワークに結合され、リモートデバイス、例えば、他の処理ユニット、インターネット又はリモート記憶設備と通信する。
図8は、複数のUEに用いられ得るグラントフリーな時間−周波数伝送リソースの例を示す。図8のブロック内の数字1から20は、20個の別個のUEを指す。時間の次元において、図8のグラントフリー伝送リソースは、5つの時間間隔を包含する10msのフレームであり、各時間間隔は、2つのサブフレーム又は2msに対応する。周波数の次元において、伝送リソースは5つの周波数間隔を占有する。それぞれが周波数間隔にある5つのRBがある。したがって、合計25個のリソースブロック(RB)がある。図8は、単に例に過ぎず、ひいては、グラントフリー伝送リソースは、異なる数の時間間隔及び周波数間隔並びにリソースブロックを有し得る。
システム情報(例示的なSIBシグナリングに関する)は、グラントフリー周波数開始点をf0に、グラント周波数終了ポイントをf5に設定することにより、グラントフリー伝送リソースを規定し得る。
SIBは、RBサイズに関して、Δfに等しいグラントフリーCTU周波数サイズ(図8の場合において、5に等しい)を規定してもよく、グラントフリーCTU時間サイズは、Δtに等しく、それは2msに等しい。いくつかの実施形態において、サブフレーム=1msに単位デフォルトがあり得る。
SIBにおいて伝送される上記の情報は、フレーム内のすべてのCTU領域サイズ、位置、区分の数及びタイムスロットを規定する。
UEに固有のRRCシグナリングの一部として、BSは、多数のフィールドにおいて情報を伝送してよい。
あるフィールドは、グラントフリーUE識別子を含んでよい。
あるフィールドは、10に等しいULに対するグラントフリーフレーム間隔を規定する情報を含んでよく、10個のサブフレーム又は10msと同等である。代替的に、ULフィールド用のグラントフリーフレーム間隔は、グラントベースの伝送のために規定されるのと同じフレームをデフォルトとすることによってもよいので、これは空きであってよい。
あるフィールドは、2に等しいULに対するグラントフリースケジューリング間隔を規定する情報を含んでよく、時間間隔あたり2msと同等である。
あるフィールドは、周波数領域におけるCTUサイズを規定する情報を含んでよい。それは、RBの数に関して規定され得る。いくつかの実施形態において、デフォルトは5に等しい。上述のように、これがSIBにおいて規定されている場合、このフィールドは、用いられなくてもよい。
あるフィールドは、リソースホッピングパターンを規定する情報を含んでよい。例えば、図8のUE2を参照すると、UE2に割り当てられるリソースは、(1、2、3、4、0)である。これは、UE2が、フレームの第1のタイムスロット内の第1の周波数区分(周波数区分0から4のうちの1つであり、0は、図8の上部における周波数区分である)に、フレームの第2のタイムスロット内の第2の周波数区分に、フレームの第3のタイムスロット内の第3の周波数区分に、フレームの第4のタイムスロット内の第4の周波数区分に、及び、フレームの第5のタイムスロット内の第0の周波数区分に現れることを意味する。
あるフィールドは、RSホッピングパターンを規定する情報を含んでよい。RSホッピングパターンは、RSインデックス又は巡回シフト値、例えばインデックスp1であってよい。いくつかの実施形態において、このフィールドは、RSホッピングパターンがリソースホッピングパターンから導出され得る場合、任意選択的であり得る。
あるフィールドは、MCSフィールドを規定する情報を含んでよい。このフィールドは、MCSが予め定められてよく、UEがMCS自体を選択でき、又は、MCSは、上述のように、相補DCIシグナリングを通じて提供され得るので任意選択的であってもよい。
あるフィールドは、さらなるDCIグラントに対するサーチスペースを規定する情報を含んでよい。サーチスペースは、前述したように、RRCシグナリング又は予め定められたものの一部として規定されてよい。
上記のSIB及びRRCシグナリングは、図8のUE2に対するグラントフリーリソース及びRS割り当てを規定するのに十分である。
いくつかの実装において、相補DCIは、例示的なSIB及びRRCシグナリングがCTU領域を規定しないが、RRCがインデックスシーケンスに関してリソースホッピングパターンを規定する場合に用いられ得る。
図8に関して、DCIメッセージは、(例えば、時間間隔0における開始及び終了周波数帯又はRBを特定することにより)第1の間隔における第1の伝送リソース、及び、時間間隔0及びMCSに用いられるRSインデックスp1を示してよい。このDCIメッセージに基づいて、UEは、時間間隔0における第1のリソース及びRS、並びに、RRCシグナリングにおいて規定されたリソースホッピングパターンに基づいて残りのリソースを導出できる。
図9は、複数のUEに用いられ得るグラントフリーな時間−周波数伝送リソースの別の例を示す。図9のブロック内の数字1から20は、20個の別個のUEを指す。サイズ及び間隔は図8におけるものと同じである。しかしながら、図9では、各時間間隔において異なる周波数区分に同じ4つのUEのグループが生じるという点で図8とは異なる、すなわち、UE1、6、11及び16は、フレームの第1のタイムスロット内の(周波数区分0から4のうちの)第0の周波数区分に、フレームの第2のタイムスロット内の第1の周波数区分に、フレームの第3のタイムスロット内の第2の周波数区分に、フレームの第4のタイムスロット内の第3の周波数区分に、及び、フレームの第5のタイムスロット内の第4の周波数区分に現れる。これは、個々のグラントフリーUE IDとは対照的に、RBの所与のセットを割り当てられるUEのすべてが同じグラントフリーグループIDを割り当てられることを可能にする。
このタイプの固定されたグループ化リソース割り当てでは、システム情報(SIB)は、図8に関して上記で説明した以前の例と同じグラントフリーCTU領域を規定し得る。
RRCシグナリングに関して、UEのグループは、例えば、図9のUE2、7、12、17は、同じグラントフリーグループ識別子を割り当てられてよい。
DCIメッセージに関して、DCIメッセージは、UEのグループ、例えば、図9のUE2、7、12、17に対してグラントフリーリソース及びRSを構成してよく、又は、それらに割り当てられるグラントフリーグループ識別子を用いて、グループとして、UEのグループに対する再伝送をスケジューリングしてもよい。
本明細書で提供される実施形態に係る方法の1又は複数の段階は、対応するユニット又はモジュールにより実行され得ることを理解されたい。例えば、信号は、送信ユニット又は送信モジュールにより伝送されてよい。信号は、受信ユニット又は受信モジュールにより受信されてよい。信号は、処理ユニット又は処理モジュールにより処理されてよい。他の段階は、サービスクラスタを確立するための確立ユニット/モジュール、インスタンス化ユニット/モジュール、セッションリンクを確立するための確立ユニット/モジュール、維持ユニット/モジュール、上記の段階のうちの段階を実行するための他の実行ユニット/モジュールにより実行されてよい。それぞれのユニット/モジュールは、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせであってよい。例として、ユニット/モジュールの1又は複数は、集積回路、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は特定用途向け集積回路(ASIC)であってよい。
第1例によれば、アップリンクデータ伝送のための方法が提供される。方法は、第1のユーザ機器(UE)により、ネットワークエンティティから伝送リソース割り当てを受信する段階であって、伝送リソース割り当てはインデックスを有し、インデックスは、伝送リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、伝送リソースホッピングパターンは、時間−周波数リソースホッピングパターン及び参照信号(RS)パターンを有し、各時間−周波数リソース及び各RSの組み合わせは、UE毎に一意である、段階を備える。方法はまた、第1のUEにより、予め定められた関係に基づくフレームの各時間間隔に対応する時間−周波数リソース及びRSを取得する段階を備える。方法はまた、第1のUEにより、通信することなく、取得した時間−周波数リソースに基づいてデータパケットをネットワークエンティティに伝送する段階であって、対応する伝送リソース要求は、第1のUEに割り当てられる伝送リソースを要求する、段階を備える。
ここで提供される第2例によれば、インデックスは、第1のUEに割り当てられた時間−周波数リソースを示すUEインデックス及び少なくとも1つのRS、UEに割り当てられた時間−周波数リソースを示す少なくとも1つのコンテンション伝送ユニット(CTU)インデックス、又は、UEに割り当てられた時間−周波数リソースを示すCTU領域の各時間位置インデックスに対応する少なくとも1つの周波数位置インデックスのうちのいずれか1つを有する、第1例に記載の方法。
第3例によれば、インデックスは、時間−周波数リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、参照信号(RS)パターンは、各UEインデックスが対応するCTUインデックスとの予め定められた関係、及び、フレームの各時間間隔におけるRSを有し、各CTUインデックスは、一意の時間及び周波数リソースを示す、第1例又は第2例に記載の方法が提供される。
第4例によれば、時間−周波数リソースホッピングパターンは、タイムスロットインデックスkにおけるN個のUEセットに割り当てられるM個の伝送リソースを有し、UEの各セットは、M個のUEを有し、タイムスロットインデックスkにおけるUEセットiは、タイムスロットインデックスkにおけるUEセットi−1との巡回シフト関係を有する、第3例に記載の方法が提供される。
第5例によれば、タイムスロットインデックスkにおけるUEセットiは、タイムスロットインデックスk−1におけるUEセットiとの巡回シフト関係を有する、第4例に記載の方法が提供される。
第6例によれば、方法は、タイムスロットインデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数は、タイムスロットインデックスkにおけるUEセットiと、タイムスロットインデックスk−1におけるUEセットi−1との間の第2の巡回シフト数とは異なることをさらに備える、第5例に記載の方法が提供される。
第7例によれば、方法は、タイムスロットインデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数は、タイムスロットインデックスkにおけるUEセットiと、タイムスロットインデックスk−1におけるUEセットi−1との間の第2の巡回シフト数と同じであることをさらに備える、第5例に記載の方法が提供される。
第8例によれば、アップリンクデータ伝送のための方法が提供される。方法は、ネットワークエンティティにより、ユーザ機器(UE)に伝送リソース割り当てを伝送する段階であって、伝送リソース割り当てはインデックスを有し、インデックスは、伝送リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、伝送リソースホッピングパターンは、時間−周波数リソースホッピングパターン及び参照信号(RS)パターンを有し、各時間−周波数リソース及び各RSの組み合わせは、UE毎に一意である、段階を備える。方法はまた、ネットワークエンティティにより、伝送リソース割り当てに基づき、時間−周波数リソースを介して伝送されたデータパケットを受信する段階を備える。
第9例によれば、無線通信用に構成されるユーザ機器(UE)が提供される。UEは、命令を有する非一時的なメモリストレージと、メモリと通信する1又は複数のプロセッサとを備え、1又は複数のプロセッサは、ネットワークエンティティから伝送リソース割り当てを受信する命令であって、伝送リソース割り当てはインデックスを有し、インデックスは、伝送リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、伝送リソースホッピングパターンは、時間−周波数リソースホッピングパターン及び参照信号(RS)パターンを有し、各時間−周波数リソース及び各RSの組み合わせは、UE毎に一意である、命令と、予め定められた関係に基づくフレームの各時間間隔に対応する時間−周波数リソース及びRSを取得する命令と、通信することなく、取得した時間−周波数リソースに基づいてデータパケットをネットワークエンティティに伝送する命令であって、対応する伝送リソース要求は、第1のUEに割り当てられる伝送リソースを要求する、命令を実行する。
第10例によれば、ネットワークエンティティが提供され、ネットワークエンティティは、命令を有する非一時的なメモリストレージと、メモリと通信する1又は複数のプロセッサとを備え、1又は複数のプロセッサは、ユーザ機器(UE)に伝送リソース割り当てを伝送する命令であって、伝送リソース割り当てはインデックスを有し、インデックスは、伝送リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、伝送リソースホッピングパターンは、時間−周波数リソースホッピングパターン及び参照信号(RS)パターンを有し、各時間−周波数リソース及び各RSの組み合わせは、UE毎に一意である、命令と、伝送リソース割り当てに基づき、時間−周波数リソースを介して伝送されたデータパケットを受信する命令とを実行する。
第11例によれば、第1のユーザ機器(UE)により、ネットワークエンティティから伝送リソース割り当てを受信する段階であって、伝送リソース割り当ては、第1のUEに用いられる伝送リソースを示し、伝送リソースは、フレーム内の時間−周波数リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、時間−周波数リソースホッピングパターンは、タイムスロットインデックスkにおいてN個のUEセットに割り当てられるM個の伝送リソースを有し、UEの各セットはM個のUEを有し、時間インデックスkにおけるUEセットiは、時間インデックスkにおけるUEセットi−1との巡回シフト関係を有する、段階と、UEにより、割り当てられた伝送リソースに基づいて、第1のデータ伝送を送信する段階であって、kは1からNの任意の値であり、iは2からNである、段階とを備えるデータ伝送のための方法が提供される。
第12例によれば、方法は、時間インデックスkにおけるUEセットiは、時間インデックスk−1におけるUEセットiとの巡回シフト関係を有し、kは2からNの任意の値であることをさらに備える、第11例に記載の方法が提供される。
第13例によれば、方法は、時間インデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数は、時間インデックスkにおけるUEセットと、時間インデックスk−1におけるiUEセットi−1と間の第2の巡回シフト数とは異なることをさらに備える、第11例又は第12例に記載の方法が提供される。
第14例によれば、第1のデータ伝送は、データフィールド及び参照信号(RS)フィールドを有する、第13例に記載の方法が提供される。
第15例によれば、各RSは、各UEセットとの予め定められた関係を有する、第14例に記載の方法が提供される。
第16例によれば、伝送リソース割り当ては、第1のインデックスを有し、第1のインデックスは、時間−周波数リソースのリソースユニットとの関連性を有する、第15例に記載の方法が提供される。
第17例によれば、方法は、時間インデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数は、時間インデックスkにおけるUEセットiと、時間インデックスk−1におけるUEセットi−1との間の第2の巡回シフト数と同じである、ことをさらに備える、第11例又は第12例に記載の方法が提供される。
第18例によれば、各セット内で同じ位置のUEは、1つのグループにグループ化され、同じ時間−周波数リソースが割り当てられる、第11例に記載の方法が提供される。
第19例によれば、各セット内のUEは、同じ参照信号(RS)シーケンスが割り当てられる、第18例に記載の方法が提供される。
第20例によれば、RSシーケンス割り当ては、同じ時間−周波数リソース上でのRS衝突を回避するために、時間−周波数リソース割り当て結果に基づいて決定される、第19例に記載の方法が提供される。
第21例によれば、RSシーケンスは、初期伝送又は再伝送のうちの少なくとも一方、又は、冗長バージョン(RV)を識別する、第20例に記載の方法が提供される。
第22例によれば、UEに割り当てられるRSシーケンスは、第1のUEが非アクティブになった場合に、第2のUEに再度割り当られる、第19例に記載の方法が提供される。
第23例によれば、RSシーケンス割り当て結果は、初期のアクセス期間又はRRC接続ステージのうちの少なくとも一方の間に伝送される、第19例に記載の方法が提供される。
第24例によれば、RSシーケンス割り当て結果はRSインデックスを含む、第23例に記載の方法が提供される。
第25例によれば、RSインデックスを有するRSシーケンス割り当てスキームは、UEへの事前知識である、第24例に記載の方法が提供される。
第26例によれば、第1時間インデックス及び第2の時間インデックスにおいて第1のグループに割り当てられる時間−周波数リソースは異なる、第18例に記載の方法が提供される。
第27例によれば、時間−周波数リソース割り当て結果は、初期のアクセス期間又は無線リソース制御(RRC)接続ステージのうちの少なくとも一方の間に伝送される、第18例に記載の方法が提供される。
第28例によれば、時間−周波数リソース割り当て結果は時間−周波数リソースインデックスを含む、第18例に記載の方法が提供される。
第29例によれば、時間−周波数リソースインデックスを有する時間−周波数リソース割り当てスキームは、UEに対する事前知識である、第28例に記載の方法が提供される。
第30例によれば、時間−周波数リソース割り当て結果は、初期の時間−周波数リソース割り当て及び時間−周波数リソースホッピングパターンのうちの少なくとも一方を含む、第18例に記載の方法が提供される。
第31例によれば、ネットワークエンティティにより、ネットワークエンティティから伝送リソース割り当てを送信する段階であって、伝送リソース割り当ては、第1のUEに用いられる伝送リソースを示し、伝送リソースは、フレーム内の時間−周波数リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、時間−周波数リソースホッピングパターンは、タイムスロットインデックスkにおいてN個のUEセットに割り当てられるM個の伝送リソースを有し、UEの各セットはM個のUEを有し、時間インデックスkにおけるUEセットiは、時間インデックスkにおけるUEセットi−1との巡回シフト関係を有する、段階と、ネットワークエンティティにより、割り当てられた伝送リソースに基づいて、第1のデータ伝送を受信する段階であって、kは1からNの任意の値であり、iは2からNである、段階とを備えるデータ伝送のための方法が提供される。
第32例によれば、方法は、時間インデックスkにおけるUEセットiは、時間インデックスk−1におけるUEセットiとの巡回シフト関係を有し、kは2からNの任意の値であることをさらに備える、第31例に記載の方法が提供される。
第33例によれば、方法は、時間インデックスkにおけるUEセットiとUEセットi−1との間の第1の巡回シフト数は、時間インデックスkにおけるUEセットと、時間インデックスk−1におけるUEセットi−1との間の第2の巡回シフト数とは異なることをさらに備える、第31例又は第32例に記載の方法が提供される。
第34例によれば、第1のデータ伝送は、データフィールド及び参照信号(RS)フィールドを有する、第31例から第33例のいずれか1つに記載の方法が提供される。
第35例によれば、各RSは、各UEセットとの予め定められた関係を有する、第31例から第34例のいずれか1つに記載の方法が提供される。
第36例によれば、ネットワークエンティティにより、UEを有するUEセットとの予め定められた関係に基づいてRSを識別する段階をさらに備える、第35例に記載の方法が提供される。
第37例によれば、ネットワークエンティティにより、伝送リソースと、設定されたUEグループとの間の予め定められた関係に基づいてUEを識別する段階と、ネットワークエンティティにより、第1のデータ伝送に基づいてデータをデコードする段階とをさらに備える、第36例に記載の方法が提供される。
第38例によれば、無線通信用に構成されるユーザ機器(UE)が提供され、UEは、命令を有する非一時的なメモリストレージと、メモリと通信する1又は複数のプロセッサとを備え、1又は複数のプロセッサは、ネットワークエンティティから伝送リソース割り当てを受信する命令であって、伝送リソース割り当ては、第1のUEに用いられる伝送リソースを示し、伝送リソースは、フレーム内の時間−周波数リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、時間−周波数リソースホッピングパターンは、タイムスロットインデックスkにおいてN個のUEセットに割り当てられるM個の伝送リソースを有し、UEの各セットはM個のUEを有し、時間インデックスkにおけるUEセットiは、時間インデックスkにおけるUEセットi−1との巡回シフト関係を有する、命令と、割り当てられた伝送リソースに基づいて、第1のデータ伝送を送信する命令であって、kは1からNの任意の値であり、iは2からNである、命令と実行する。
第39例によれば、無線通信用に構成されるネットワークエンティティが提供され、ネットワークエンティティは、命令を有する非一時的なメモリストレージと、メモリと通信する1又は複数のプロセッサとを備え、1又は複数のプロセッサは、ユーザ機器(UE)に伝送リソース割り当てを送信する命令であって、伝送リソース割り当ては、第1のUEに用いられる伝送リソースを示し、伝送リソースは、フレーム内の時間−周波数リソースホッピングパターンとの予め定められた関係を有し、時間−周波数リソースホッピングパターンは、NセットのUEグループに割り当てられるMセットの伝送リソースを有し、kセットの伝送リソースにおけるiセットのUEグループは、kセットの伝送におけるi−1セットのUEグループとの巡回シフト関係を有する、命令と、割り当てられた伝送リソースに基づいて第1のデータ伝送をUEから受信する命令であって、値kは2からMであり、値iは2からNである、命令を実行する。
第40例によれば、アップリンク(UL)グラントフリー(GF)伝送に対する参照信号(RS)割り当てのための方法が提供され、方法は、基地局(BS)により、ユーザ機器(UE)の第1セットの数が第1の閾値以下である場合、UEの第1セットに複数の直交RSシーケンスを割り当てる段階であって、UEはGF機会毎にRSを用いる、段階と、BSにより、UEの第1セットのうちの少なくとも1つのUEにRSシーケンス割り当て結果を伝送する段階とを備える。
第41例によれば、BSにより、UEの第1セット及びUEの第2セットの総数が第1の閾値より高く、かつ、第2の閾値以下である場合、UEの第2セットに複数の非直交RSシーケンスを割り当てる段階と、BSにより、UEの第2セットのうちの少なくとも1つのUEにRSシーケンス割り当て結果を伝送する段階とをさらに備える、第40例に記載の方法が提供される。
第42例によれば、BSにより、UEの第1セット、UEの第2セット及びUEの第3セットの総数が第2の閾値より高い場合、UEの第3セットにランダムなRSシーケンスのプールを割り当てる段階と、BSにより、UEの第3セットのうちの少なくとも1つのUEにRSシーケンス割り当て結果を伝送する段階とをさらに備える、第40例に記載の方法が提供される。
第43例によれば、RSシーケンスは、初期伝送又は再伝送のうちの少なくとも一方、又は、冗長バージョン(RV)を識別する、第40例に記載の方法が提供される。
第44例によれば、UEの第3セットのUEは、ランダムなRSシーケンスのプールからRSシーケンスをランダムに選択する、第40例に記載の方法が提供される。
第45例によれば、RSシーケンス割り当て結果は、初期のアクセス期間又は無線リソース制御(RRC)接続ステージのうちの少なくとも一方の間に伝送される、第40例に記載の方法が提供される。
第46例によれば、第1のUEに割り当てられるRSシーケンスは、第1のUEが非アクティブになった場合に、第2のUEに再度割り当られる、第40例に記載の方法が提供される。
第47例によれば、無線通信用に構成されるネットワークエンティティが提供され、ネットワークエンティティは、命令を有する非一時的なメモリストレージと、メモリと通信する1又は複数のプロセッサとを備え、1又は複数のプロセッサは、ユーザ機器(UE)の第1セットの数が第1の閾値以下である場合に、複数の直交RSシーケンスをUEの第1セットに割り当てる命令であって、UEは、GF機会毎にRSを用いる、命令と、UEの第1セットのうちの少なくとも1つのUEにRSシーケンス割り当て結果を伝送する命令とを実行する。
第48例によれば、アップリンク(UL)グラントフリー伝送に対する統合されたリソース及び参照信号(RS)割り当てのための方法が提供され、方法は、基地局(BS)により、時間−周波数リソース又はRSシーケンスのうちの少なくとも一方のインデックスを複数のユーザ機器(UE)に伝送する段階と、トラフィック負荷、複数のUEの数、RSリソース又は時間−周波数リソースのうちの少なくとも1つにおける変化に基づいて、マッピングスキームのインデックスを更新する段階とを備える。
第49例によれば、マッピングスキームは、初期アクセス手順又はランダムアクセス手順のうちの少なくとも一方の間に複数のユーザ機器(UE)に伝送される、第48例に記載の方法が提供される。
第50例によれば、マッピングスキームのインデックスに対する更新は、システム情報、ブロードキャストチャネル又は共通の制御チャネルのうちの少なくとも1つを通じて複数のUEに伝送される、第48例に記載の方法が提供される。
第51例によれば、無線通信用に構成されるネットワークエンティティが提供され、ネットワークエンティティは、命令を有する非一時的なメモリストレージと、メモリと通信する1又は複数のプロセッサとを備え、1又は複数のプロセッサは、時間−周波数リソース又はRSシーケンスのうちの少なくとも一方のインデックスを複数のユーザ機器(UE)に伝送する命令と、トラフィック負荷、複数のUEの数、RSリソース又は時間−周波数リソースのうちの少なくとも1つにおける変化に基づいて、マッピングスキームのインデックスを更新する命令を実行する。
第52例によれば、アップリンク(UL)グラントフリー伝送のための方法が提供され、ユーザ機器(UE)により、基地局(BS)からリソース割り当てを受信する段階であって、リソース割り当ては、タイムスロット毎の伝送リソース情報を有する、段階と、UEにより、第1のタイムスロットの割り当てられたリソースを用いて第1のデータパケットを伝送する段階と、UEにより、第2のタイムスロットの割り当てられたリソースを用いて第1のデータパケットを再伝送する段階と、BSから第1のデータパケットに対する肯定応答を受信する段階と、第1のデータパケットの再伝送を停止する段階とを備える、方法。
第53例によれば、無線通信用に構成されるユーザ機器(UE)が提供され、UEは、命令を有する非一時的なメモリストレージと、メモリと通信する1又は複数のプロセッサとを備え、1又は複数のプロセッサは、基地局(BS)からリソース割り当てを受信する命令であって、リソース割り当ては、タイムスロット毎に伝送リソース情報を有する、命令と、第1のタイムスロットの割り当てられたリソースを用いて第1のデータパケットを伝送する命令と、第2のタイムスロットの割り当てられたリソースを用いて第1のデータパケットを再伝送する命令と、BSから第1のデータパケットに対する肯定応答を受信する命令と、第1のデータパケットの再伝送を停止する命令とを実行する。
第54例によれば、無線リソース制御(RRC)シグナリングを用いてユーザ機器(UE)に対するグラントフリーアップリンク伝送リソース割り当てを伝送する段階を備えるグラントフリー伝送を構成するための方法が提供される。
第55例によれば、RRCシグナリングフォーマットは、グラントフリーUE識別子、複数のグラントフリーUEに対するグループ識別子、伝送リソース、リソースホッピングパターン、参照信号(RS)ホッピングパターン、変調及び符号化スキーム(MCS)情報及び位置決めダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ用のサーチスペースの規定のうちの少なくとも1つを含む、第54例に記載の方法が提供される。
第56例によれば、グラントフリーUE識別子、複数のグラントフリーUEに対するグループ識別子、伝送リソース、リソースホッピングパターン、参照信号(RS)ホッピングパターン、変調及び符号化スキーム(MCS)情報及び位置決めダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ用のサーチスペースの規定のうちの少なくとも1つのために伝送される値を決定する段階をさらに備える、第55例に記載の方法が提供される。
第57例によれば、UEに割り当てられるグラントフリーアップリンク伝送リソース割り当てに対する第1のデータ伝送又は後続の再伝送を受信する段階を備える、第54例に記載の方法が提供される。
第58例によれば、第1のデータ伝送又は後続の再伝送の受信に応答して、第1のデータ伝送又は後続の再伝送のデコードが成功した場合の肯定応答(ACK)、第1のデータ伝送又は後続の再伝送のデコードに成功しなかった場合の否定応答(NACK)、及び、第1のデータ伝送又は後続の再伝送のデコードが成功しなかった場合の再伝送に対するグラントのうちの少なくとも1つを伝送する段階を備える、第57例に記載の方法が提供される。
第59例によれば、ACK、NAK又は再伝送に対するグラントをダウンリンク制御情報(DCI)メッセージにおいて伝送する段階を備える、第58例に記載の方法が提供される。
第60例によれば、DCIメッセージにおいて伝送リソースの更新を伝送する段階を備える、第54例に記載の方法が提供される。
第61例によれば、DCIメッセージは、グラントフリーグループIDを用いてエンコードされる、第60例に記載の方法が提供される。
第62例によれば、DCIメッセージにおいてアクティブ化インジケータを伝送する段階を備える、第54例に記載の方法が提供される。
第63例によれば、DCIメッセージにおいて非アクティブ化インジケータを伝送する段階を備える、第54例に記載の方法が提供される。
第64例によれば、複数のUEにアクセス可能なシステム情報をブロードキャストする段階をさらに備える、第54例に記載の方法が提供される。
第65例によれば、システム情報は、グラントフリー周波数伝送リソースの開始(GFfrequencyStart)、グラントフリー周波数伝送リソースの終了(GFfrequencyFinish)、グラントフリーCTUサイズ及びCTU時間サイズ(GFCTUSizeTime)を規定する情報のうちの少なくとも1つを含む、第64例に記載の方法が提供される。
第66例によれば、無線リソース制御(RRC)を用いてユーザ機器(UE)に対するグラントフリーアップリンク伝送リソース割り当てを受信する段階を備えるグラントフリー伝送を構成するための方法が提供される。
第67例によれば、RRCシグナリングフォーマットは、グラントフリーUE識別子、複数のグラントフリーUEに対するグループ識別子、伝送リソース、リソースホッピングパターン、参照信号(RS)ホッピングパターン、変調及び符号化スキーム(MCS)情報及び位置決めダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ用のサーチスペースの規定のうちの少なくとも1つを含む、第66例に記載の方法が提供される。
第68例によれば、UEに割り当てられるグラントフリーアップリンク伝送リソース割り当てに対する第1のデータ伝送又は後続の再伝送を伝送する段階を備える、第66例に記載の方法が提供される。
第69例によれば、第1のデータ伝送又は後続の再伝送のデコードが成功した場合の肯定応答(ACK)、第1のデータ伝送又は後続の再伝送のデコードが成功しなかった場合の否定応答(NACK)、及び、第1のデータ伝送又は後続の再伝送のデコードが成功しなかった場合の再伝送に対するグラントのうちの少なくとも1つを受信する段階を備える、第68例に記載の方法が提供される。
第70例によれば、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージにおいて再伝送されたACK、NAK又はグラントを受信する段階を備える、第69例に記載の方法が提供される。
第71例によれば、DCIメッセージに対する予め決定されたサーチスペースを検索する段階を備える、第70例に記載の方法が提供される。
第72例によれば、RRCシグナリングにおいてグラントフリーUEに割り当てられたグラントフリーUE識別子に基づいて、DCIメッセージをデコードする段階をさらに備える、第71例に記載の方法が提供される。
第73例によれば、DCIメッセージにおいて伝送リソースの更新を受信する、第66例に記載の方法が提供される。
第74例によれば、DCIメッセージは、グラントフリーグループIDを用いてエンコードされる、第73例に記載の方法が提供される。
第75例によれば、DCIメッセージにおいてアクティブ化インジケータを受信する段階を備える、第66例に記載の方法が提供される。
第76例によれば、DCIメッセージにおいて非アクティブ化インジケータを受信する段階を備える、第66例に記載の方法が提供される。
第77例によれば、複数のUEに関する情報を規定したシステム情報を受信する段階をさらに備える、第66例に記載の方法が提供される。
第78例によれば、システム情報は、グラントフリー周波数伝送リソースの開始(GFfrequencyStart)、グラントフリー周波数伝送リソースの終了(GFfrequencyFinish)、グラントフリーCTUサイズ及びCTU時間サイズ(GFCTUSizeTime)を規定する情報のうちの少なくとも1つを含む、第76例に記載の方法が提供される。
第79例によれば、グラントフリー伝送に用いられる伝送リソースは、RRC情報と、システム情報及びデコードされたDCIメッセージのうちの少なくとも1つとに基づいて決定される、第66例に記載の方法が提供される。
第80例によれば、プロセッサと、プロセッサによる実行のためのプログラミングを格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、プログラミングは、第54例から第65例のいずれか1つに記載の方法に係る動作を実行する命令を含む、ネットワークデバイスが提供される。
第81例によれば、プロセッサと、プロセッサによる実行のためのプログラミングを格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、プログラミングは、第66例から第79例のいずれか1つに記載の方法に係る動作を実行する命令を含む、UEが提供される。
例1A。グラントフリー伝送用のユーザ機器(UE)のための方法であって、ネットワーク機器から、アップリンクデータの伝送及び再伝送用のアップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信する段階であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、時間リソース、周波数リソース、参照信号(RS)リソース情報及び2つのグラントフリー伝送機会の間隔を含む、段階と、アップリンクデータの初期伝送のためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信することなく、RRCシグナリングに基づいてアップリンクグラントフリー伝送リソースを取得する段階と、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータをネットワーク機器に伝送する段階とを備える方法。
例2A。方法は、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示すDCIメッセージをネットワーク機器から受信する段階と、グラントに基づいて、アップリンクデータをネットワーク機器に再伝送する段階をさらに備える、例1Aに記載の方法。
例3A。RRCシグナリングは、グラントフリーUE識別子をさらに有し、方法は、グラントフリーUE識別子を用いてDCIメッセージをデコードする段階をさらに有する、例2Aに記載の方法。
例4A。DCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示す1の値に設定された新たなデータインジケータフィールドを有する、例2Aの方法。
例5A。RRCシグナリングは、アップリンクデータの伝送反復の回数をさらに有する、例1A−4Aのいずれか1つに記載の方法。
例6A。RRCシグナリングは、構成されたHARQプロセスの回数をさらに有する、例1A−5Aのいずれか1つに記載の方法。
例7A。RRCシグナリングは、電力制御パラメータと、複数のグラントフリーUEに対するグループ識別子と、リソースホッピングパターンと、RSホッピングパターンと、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とのうちの少なくとも1つをさらに有する、例1Aから6Aのいずれか1つに記載の方法。
例8A。アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示すDCIメッセージが受信されていない場合、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータを再伝送する段階をさらに備える、例1Aから7Aのいずれか1つに記載の方法。
例9A。伝送反復の回数に達するまで、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータを再伝送する段階をさらに備える、例5Aに記載の方法。
例10A。グラントフリー伝送用に構成されるユーザ機器(UE)であって、UEは、プロセッサとプロセッサによる実行のためのプログラミング命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、プログラミングは、ネットワーク機器からの無線リソース制御(RRC)シグナリングをネットワーク機器から受信する命令であって、RRCシグナリングは、アップリンクデータの伝送及び再伝送用のアップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示し、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、時間リソース、周波数リソース、参照信号(RS)リソース情報及び2つのグラントフリー伝送機会の間隔を含む、命令と、アップリンクデータの初期伝送のためのダウンリンク制御情報(DCI)を受信することなく、RRCシグナリングに基づいてアップリンクグラントフリー伝送リソースを取得する命令と、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いて、アップリンクデータをネットワーク機器に伝送する命令とを含む。
例11A。コンピュータ可読媒体は、プロセッサにより実行される場合、UEに、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示すDCIメッセージをネットワーク機器から受信させ、グラントに基づいて、アップリンクデータをネットワーク機器に再伝送させるコンピュータ実行可能命令そこに格納する、例10AのUE。
例12A。RRCシグナリングは、グラントフリーUE識別子をさらに有し、コンピュータ可読媒体は、プロセッサにより実行される場合、UEに、グラントフリーUE識別子を用いてDCIメッセージをデコードさせるコンピュータ実行可能命令をそこに格納する、例11Aに記載のUE。
例13A。DCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示す1の値に設定された新たなデータインジケータフィールドを有する、例11AのUE。
例14A。RRCシグナリングは、アップリンクデータの伝送反復の回数をさらに有する、例10A−13Aのいずれか1つに記載のUE。
例15A。RRCシグナリングは、構成されたHARQプロセスの回数をさらに有する、例10A−14Aのいずれか1つに記載のUE。
例16A。RRCシグナリングは、電力制御パラメータと、複数のグラントフリーUEに対するグループ識別子と、リソースホッピングパターンと、RSホッピングパターンと、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とのうちの少なくとも1つをさらに有する、例10Aから15Aのいずれか1つに記載のUE。
例17A。コンピュータ可読媒体は、プロセッサにより実行される場合、UEに、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示すDCIメッセージが受信されていない場合、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータを再伝送させるコンピュータ実行可能命令をそこに格納する、例10Aから16Aのいずれか1つに記載のUE。
例18A。コンピュータ可読媒体は、プロセッサにより実行される場合、UEに、伝送反復の回数に達するまで、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータを再伝送させるコンピュータ実行可能命令をそこに格納する、例14Aに記載のUE。
例19A。グラントフリー伝送用のネットワーク機器のための方法であって、アップリンクデータの伝送及び再伝送用のアップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをユーザ機器(UE)に伝送する段階であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、時間リソース、周波数リソース、参照信号(RS)リソース情報及び2つのグラントフリー伝送機会の間隔を含む、段階と、アップリンクデータの初期伝送のためのダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することなく、RRCシグナリングに基づいて割り当てられたアップリンクグラントフリー伝送リソースを用いて伝送されるアップリンクデータをUEから受信する段階とを備える方法。
例20A。方法は、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示すDCIメッセージをUEに伝送する段階と、グラントに基づいて再伝送されるアップリンクデータをUEから受信する段階とをさらに有する、例19Aに記載の方法。
例21A。RRCシグナリングは、グラントフリーUE識別子をさらに含む、例19A又は例20Aに記載の方法。
例22A。DCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示す1の値に設定された新たなデータインジケータフィールドを有する、例20Aに記載の方法。
例23A。RRCシグナリングは、アップリンクデータの伝送反復の回数をさらに有する、例19A−22Aのいずれか1つに記載の方法。
例24A。RRCシグナリングは、構成されたHARQプロセスの回数をさらに有する、例19A−23Aのいずれか1つに記載の方法。
例25A。RRCシグナリングは、電力制御パラメータと、複数のグラントフリーUEに対するグループ識別子と、リソースホッピングパターンと、RSホッピングパターンと、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とのうちの少なくとも1つをさらに有する、例19A−24Aのいずれか1つに記載の方法。
例26A。アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータの再伝送を受信する段階をさらに備える、例19A−25Aのいずれか1つに記載の方法。
例27A伝送反復の回数に達するまで、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータの再伝送を受信する段階をさらに備える、例23Aに記載の方法。
例28A。グラントフリー伝送用に構成されるネットワーク機器であって、プロセッサと、プロセッサによる実行のためのプログラミング命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、プログラミングは、アップリンクデータの伝送及び再伝送用のアップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをユーザ機器(UE)に伝送する命令であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、時間リソース、周波数リソース、参照信号(RS)リソース情報及び2つのグラントフリー伝送機会の間隔を含む、命令と、アップリンクデータの初期伝送のためのダウンリンク制御情報(DCI)を伝送することなく、RRCシグナリングに基づいて割り当てられたアップリンクグラントフリー伝送リソースを用いて伝送されるアップリンクデータをUEから受信する命令とを含む、ネットワーク機器。
例29A。コンピュータ可読媒体は、プロセッサにより実行される場合、ネットワーク機器に、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示すDCIメッセージをUEに伝送させ、グラントに基づいて、アップリンクデータをUEから受信させる、コンピュータ実行可能命令をそこに格納する、例28Aに記載のネットワーク機器。
例30A。RRCシグナリングは、グラントフリーUE識別子をさらに有する、例28A又は例29Aに記載のネットワーク機器。
例31A。DCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するグラントを示す1の値に設定された新たなデータインジケータフィールドを有する、例29Aに記載のネットワーク機器。
例32A。RRCシグナリングは、アップリンクデータの伝送反復の回数をさらに有する、例28A−31Aのうちのいずれか1に記載のネットワーク機器。
例33A。RRCシグナリングは、構成されたHARQプロセスの回数をさらに有する例28A−32Aのいずれか1つに記載のネットワーク機器。
例34A。RRCシグナリングは、電力制御パラメータと、複数のグラントフリーUEに対するグループ識別子と、リソースホッピングパターンと、RSホッピングパターンと、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とのうちの少なくとも1つをさらに有する、例28Aから33Aのいずれか1つに記載のネットワーク機器。
例35A。コンピュータ可読媒体は、プロセッサにより実行される場合、ネットワーク機器に、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータの再伝送を受信させるコンピュータ実行可能命令をそこに格納する、例28Aから34Aのいずれか1つに記載のネットワーク機器。
例36A。コンピュータ可読媒体は、プロセッサにより実行される場合、ネットワーク機器に、伝送反復の回数に達するまで、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータの再伝送を受信させるコンピュータ実行可能命令をそこに格納する、例32Aに記載のネットワーク機器。
例37A。グラントフリー伝送用のユーザ機器(UE)のための方法であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをネットワーク機器から受信する段階であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、伝送反復の回数Kを含む、段階と、第1のダウンリンク制御情報(DCI)メッセージをネットワーク機器から受信する段階であって、第1のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリーデータ伝送を実行することを許可されていることを示すアクティブ化インジケーションと、参照信号(RS)値のグループから割り当てられたUEに対するRS値とを含む、段階と、RRCシグナリングに示されるアップリンクグラントフリー伝送リソース構成及び第1のDCIメッセージに基づいて、アップリンクグラントフリー伝送リソースを取得する段階と、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いてアップリンクデータをネットワーク機器に伝送する段階とを備える方法。
例38A。方法は、第2のDCIメッセージをネットワーク機器から受信する段階であって、第2のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリー伝送を実行することを許可されていないことを示す非アクティブ化インジケーションを含む、段階と、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いた伝送を停止する段階とをさらに有する、例37Aに記載の方法。
例39A。第1のDCIメッセージは、リソースブロック情報と、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とをさらに有する、例37Aに記載の方法。
例40A。方法は、ネットワーク機器から第3のDCIメッセージを受信する段階であって、第3のDCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するアップリンクグラントを示す、段階をさらに備える、例37Aに記載の方法。
例41A。RRCシグナリングは、2つのグラントフリー伝送機会の間隔と、電力制御関連パラメータと、構成されたHARQプロセスの回数と、グラントフリーUE識別子とのうちの少なくとも1つを含む、例37Aに記載の方法。
例42A。UEに対するRS値は、別のUEに対するRS値とは異なる、例37Aに記載の方法。
例43A。RS値のグループから割り当てられるRS値は、直交RSシーケンスから生成される、例37Aに記載の方法。
例44A。グラントフリー伝送用に構成されるユーザ機器(UE)であって、プロセッサと、プロセッサによる実行のためのプログラミング命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、プログラミングは、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをネットワーク機器から受信する命令であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、伝送反復の回数Kを含む、命令と、第1のダウンリンク制御情報(DCI)メッセージをネットワーク機器から受信する命令であって、第1のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリーデータ伝送を実行することを許可されていることを示すアクティブ化インジケーションと、UEに割り当てられるRSを示す参照信号(RS)情報とを含み、RRCシグナリングに示されるアップリンクグラントフリー伝送リソース構成及び第1のDCIメッセージに基づいてアップリンクグラントフリー伝送リソースを取得する命令と、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いて、アップリンクデータをネットワーク機器に伝送する命令とを含む、UE。
例45A。プログラミングは、第2のDCIメッセージをネットワーク機器から受信する命令であって、第2のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリー伝送を実行することを許可されていないことを示す非アクティブ化インジケーションを含む、命令と、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いた伝送を停止する命令とをさらに含む、例44Aに記載のUE。
例46A。第1のDCIメッセージは、リソースブロック情報と、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とをさらに有する、例44Aに記載のUE。
例47A。プログラミングは、ネットワーク機器から第3のDCIメッセージを受信する命令であって、第3のDCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するアップリンクグラントを示す、命令をさらに含む、例44Aに記載のUE。
例48A。RRCシグナリングは、2つのグラントフリー伝送機会の間隔と、電力制御関連パラメータと、構成されたHARQプロセスの回数と、グラントフリーUE識別子とのうちの少なくとも1つを含む、例44Aに記載のUE。
例49A。UEに対するRS値は、別のUEに対するRS値とは異なる、例44Aに記載のUE。
例50A。RS値のグループから割り当てられるRS値は、直交RSシーケンスから生成される、例44Aに記載のUE。
例51A。グラントフリー伝送用のネットワーク機器のための方法であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをユーザ機器(UE)に伝送する段階であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、伝送反復の回数Kを含む、段階と、第1のダウンリンク制御情報(DCI)メッセージをUEに伝送する段階であって、第1のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリー伝送を実行することを許可されていることを示すアクティブ化インジケーションと、UEに割り当てられる参照信号(RS)を示すRS情報とを含む、段階と、RRCシグナリングに基づいて割り当てられたアップリンクグラントフリー伝送リソース及び第1のDCIメッセージを用いて伝送されるアップリンクデータをUEから受信する段階とを備える方法。
例52A。方法は、第2のDCIメッセージをUEに伝送する段階であって、第2のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリー伝送を実行することを許可されていないことを示す非アクティブ化インジケーションを含む、段階をさらに備える、例51Aに記載の方法。
例53A。第1のDCIメッセージは、リソースブロック情報と、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とをさらに有する、例51Aに記載の方法。
例54A。方法は、UEに第3のDCIメッセージを伝送する段階であって、第3のDCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するアップリンクグラントを示す、段階をさらに備える、例51Aに記載の方法。
例55A。RRCシグナリングは、2つのグラントフリー伝送機会の間隔と、電力制御関連パラメータと、構成されたHARQプロセスの回数と、グラントフリーUE識別子とのうちの少なくとも1つを含む、例51Aに記載の方法。
例56A。UEに対するRS値は、別のUEに対するRS値とは異なる、例51Aに記載の方法。
例57A。RS値のグループから割り当てられるRS値は、直交RSシーケンスから生成される、例51Aに記載の方法。
例58A。グラントフリー伝送用に構成されるネットワーク機器であって、プロセッサと、プロセッサによる実行のためのプログラミング命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体とを備え、プログラミングは、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをユーザ機器(UE)に伝送する命令であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、伝送反復の回数Kを含む、命令と、第1のダウンリンク制御情報(DCI)メッセージをUEに伝送する命令であって、第1のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリー伝送を実行することを許可されていることを示すアクティブ化インジケーションと、UEに割り当てられる参照信号(RS)を示すRS情報とを含む、命令と、RRCシグナリング及び第1のDCIメッセージに基づいて割り当てられたアップリンクグラントフリー伝送リソースを用いて伝送されたアップリンクデータをUEから受信する命令とを含む、ネットワーク機器。
例59A。方法は、第2のDCIメッセージをUEに伝送する段階であって、第2のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリー伝送を実行することを許可されていないことを示す非アクティブ化インジケーションを含む、段階をさらに備える、例58Aに記載のネットワーク機器。
例60A。第1のDCIメッセージは、リソースブロック情報と、変調及び符号化スキーム(MCS)情報とをさらに有する、例58Aに記載のネットワーク機器。
例61A。方法は、UEに第3のDCIメッセージを伝送する段階であって、第3のDCIメッセージは、アップリンクデータの再伝送に対するアップリンクグラントを示す、段階をさらに備える、例58Aに記載のネットワーク機器。
例62A。RRCシグナリングは、2つのグラントフリー伝送機会の間隔と、電力制御関連パラメータと、構成されたHARQプロセスの回数と、グラントフリーUE識別子とのうちの少なくとも1つを含む、例58Aに記載のネットワーク機器。
例63A。UEに対するRS値は、別のUEに対するRS値とは異なる、例58Aに記載のネットワーク機器。
例64A。RS値のグループから割り当てられるRS値は、直交RSシーケンスから生成される、例58Aに記載のネットワーク機器。
例65A。グラントフリー伝送用のユーザ機器(UE)であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをネットワーク機器から受信する手段であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、伝送反復の回数Kを含む、手段と、第1のダウンリンク制御情報(DCI)メッセージをネットワーク機器から受信する手段であって、第1のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリーデータ伝送を実行することを許可されていることを示すアクティブ化インジケーションと、RS値のグループから割り当てられたUEに対する参照信号(RS)値とを含む、手段と、RRCシグナリングに示されるアップリンクグラントフリー伝送リソース構成及び第1のDCIメッセージに基づいて、アップリンクグラントフリー伝送リソースを取得する手段と、アップリンクグラントフリー伝送リソースを用いて、アップリンクデータをネットワーク機器に伝送する手段とを備えるUE。
例66A。グラントフリー伝送用のネットワーク機器であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成を示す無線リソース制御(RRC)シグナリングをユーザ機器(UE)に伝送する手段であって、アップリンクグラントフリー伝送リソース構成は、伝送反復の回数Kを含む、手段と、第1のダウンリンク制御情報(DCI)メッセージをUEに伝送する手段であって、第1のDCIメッセージは、UEがアップリンクグラントフリー伝送を実行することを許可されていることを示すアクティブ化インジケーションと、UEに割り当てられる参照信号(RS)を示すRS情報とを含む、手段と、RRCシグナリング及び第1のDCIメッセージに基づいて割り当てられたアップリンクグラントフリー伝送リソースを用いて伝送されるアップリンクデータをUEから受信する手段とを備えるネットワーク機器。
本開示は、例示的な実施形態を参照して説明されているが、この説明は、限定的な意味に解釈されることを意図したものではない。本開示の例示的な実施形態の様々な修正及び組み合わせ、及び、他の実施形態は、説明を参照するときに当業者に明らかとなる。したがって、添付の特許請求の範囲は、そのようなあらゆる修正例又は実施形態を包含することが意図されている。