JP6838482B2 - 超音波探触子 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波探触子に関する。
超音波診断は、超音波探触子を体表から当てるという簡単な操作で心臓の拍動や胎児の動きの様子が超音波画像として得られ、かつ安全性が高いため繰り返して検査を行うことができる。超音波診断を行うために用いられ、超音波画像を生成して表示する超音波診断装置が知られている。
超音波診断装置は、超音波を被検体に送信し反射された超音波を受信する超音波探触子を有する。
特許文献1に記載された従来の超音波探触子100は、図10に示すように、筐体110と、図示しない超音波振動子に接続されたケーブル120と、筐体110に形成されたケーブル挿通孔111でケーブル120を保持するケーブル保持部材130とを備えている。そして、ケーブル保持部材130の筐体内側の端部131を円錐状とすることで、ケーブルが120の外部へ張力を受けた場合に、ケーブル保持部材130の円錐状の端部131が内側方向に変形して引張強度を向上させている。
また、特許文献2に記載された従来の超音波探触子200は、図11に示すように、筐体210と、図示しない超音波振動子に接続されたケーブル220と、筐体210に形成されたケーブル挿通孔211でケーブル220を保持するケーブル保持部材230とを備え、ケーブル保持部材230の筐体側の端部に筐体側に凸状形状部231を設け、筐体210のケーブル保持部材側の端部にケーブル保持部材側に凹状となるすり鉢形状部212を設け、これらを互いに嵌合させている。
そして、ケーブル保持部材230の凸状形状部231を、筐体210のすり鉢形状部212に押し込むことにより、すり鉢形状部212の内周面から凸状形状部231の外周面が押圧され、ケーブル保持部材230がケーブル220の保持圧を得ることで、ケーブル保持部材230とケーブル220と間のシール性を高めている。
また、特許文献3に記載された従来の超音波探触子700は、図12に示すように、筐体710と、図示しない超音波振動子に接続されたケーブル720と、筐体710に形成されたケーブル引出口711でケーブルを保持するブッシュ730とを備え、ブッシュ730の外周面上に外周突起732を設け、内周面上に内周突起731を設けている。
そして、ケーブル引出口711の内径とブッシュ730の外周突起732の外径とを適宜調節して、外周突起732をケーブル引出口711の内周面に圧接させて、筐体710とブッシュ730と間のシール性を高め、ケーブル引出口711の内径とケーブル720の外径とを適宜調節して、内周突起731をケーブル720の外周面に圧接させて、ブッシュ730とケーブル720と間のシール性を高めている。
特開2016−093307号公報 特開2015−027320号公報 特開2005−245785号公報
しかしながら、特許文献1の超音波探触子100は、ケーブル保持部材130に対するケーブル120の引張強度を高めることは可能だが、筐体110に対するケーブル保持部材130のシール性については確保されておらず、ケーブル120が外側に引っ張られると、筐体110とケーブル保持部材130に隙間が生じ、内部のシール性が損なわれるおそれがあった。
また、特許文献2の超音波探触子200は、ケーブル保持部材230をケーブル挿通孔211に押し込む方向に力を加えなえればケーブル保持圧が得られず、筐体210に対してケーブル220が外側に引っ張られた場合には、内部の信号線もしくは信号線の接続部が断線するおそれがあった。
また、筐体210に対してケーブル220が外側に引っ張られた場合にはケーブル保持圧は得られないので、筐体210のシール性が損なわれるおそれがあった。
また、特許文献3の超音波探触子700のブッシュ730の外周突起732と内周突起731とは、シール性を高めるための構造であり、ケーブル720が外側に引っ張られた場合の保持圧を十分には得られないので、ケーブル720の引っ張りに対して内部の信号線もしくは信号線の接続部が断線するおそれがあった。
外周突起732と内周突起731とはシール性を高める構成だが、筐体710の材質が可撓性を有する場合、ケーブル720が引っ張られると、撓みにより筐体710に隙間が生じ、内部のシール性が損なわれるおそれがあった。
本発明は、ケーブルが筐体の外側に引っ張られた場合の内部の接続部の保護を図り、さらには、筐体のシール性を維持することが可能な超音波探触子を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、超音波探触子において、
超音波振動子を格納する筐体と、
前記超音波振動子に対する信号の送受を行うケーブルと、
前記筐体のケーブル引出口に設けられ、前記ケーブルを挿通して保持するブッシュとを備え、
前記筐体の前記ケーブル引出口に設けられた筐体側対向部と前記ブッシュに設けられたブッシュ側対向部とが互いに対向し、
前記ケーブルに前記筐体の外部へ引き出す方向に張力が加わると、前記ブッシュ側対向部が前記筐体側対向部を前記ケーブルの中心側に押圧する構造であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の超音波探触子において、
前記ブッシュ側対向部と前記筐体側対向部の一方又は両方がテーパ構造であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の超音波探触子において、
前記ブッシュは、前記ブッシュ側対向部により押圧された前記筐体側対向部により前記ケーブルの中心側に押圧される被押圧部を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の超音波探触子において、
前記ブッシュの前記被押圧部の内側に前記ケーブルに接する凸部が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4記載の超音波探触子において、
前記ブッシュの前記被押圧部にスリットが設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波探触子において、
前記ブッシュが、強度の異なる材質からなる二部材から形成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波探触子において、
前記筐体は、前記ケーブルを中心として二分割される半割構造であることを特徴とする。
本発明の超音波探触子によれば、ケーブルが筐体の外側に引っ張られた場合に、筐体内部におけるケーブルの接続部の保護を図ることが可能となる。
また、本発明の超音波探触子によれば、ケーブルが筐体の外側に引っ張られた場合にも筐体内部のシール性を良好に維持することが可能となる。
本発明の第一の実施の形態の超音波診断装置の外観図である。 超音波診断装置の機能構成を示すブロック図である。 超音波探触子の内部構成を示す断面図である。 超音波探触子の後端部側の拡大断面図である。 図3のV−V線に沿った筐体の断面図である。 超音波探触子の第二ブッシュの斜視図である。 超音波探触子の後端部側の他の例の拡大断面図である。 第二の実施の形態の超音波探触子の後端部側の拡大断面図である。 第三の実施の形態の超音波探触子の後端部側の拡大断面図である。 特許文献1の超音波探触子の内部構成を示す断面図である。 特許文献2の超音波探触子の内部構成を示す断面図である。 特許文献3の超音波探触子の内部構成を示す断面図である。
[第一の実施形態]
以下に、本発明の第一の実施形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
[超音波画像診断装置]
本実施の形態に係る超音波探触子2を備えた超音波画像診断装置Sは、図1及び図2に示すように、超音波画像診断装置本体1と超音波探触子2とを備えている。超音波探触子2は、超音波画像診断装置Sにとっての被検査物としての図示しない生体等の被検体に対して超音波(送信超音波)を送信するとともに、この被検体で反射した超音波の反射波(反射超音波:エコー)を受信する。超音波画像診断装置本体1は、超音波探触子2とケーブル3を介して接続され、超音波探触子2に電気信号の駆動信号を送信することによって超音波探触子2に被検体に対して送信超音波を送信させるとともに、超音波探触子2にて受信した被検体内からの反射超音波に応じて超音波探触子2で生成された電気信号である受信信号に基づいて被検体内の内部状態を超音波画像として画像化する。
超音波探触子2は、例えば、方位方向に一次元アレイ状に複数配列された振動子2aを備えている。本実施の形態では、例えば、192個の振動子2aを備えた超音波探触子2を用いている。なお、振動子2aは、二次元アレイ状に配列されたものであってもよい。また、振動子2aの個数は、任意に設定することができる。また、本実施の形態では、超音波探触子2について、リニア走査方式、電子走査方式あるいは機械走査方式の何れを採用してもよい。
超音波画像診断装置本体1は、例えば、図2に示すように、操作入力部11と、送信部12と、受信部13と、画像生成部14と、メモリー部15と、DSC(Digital Scan Converter)16と、表示部17と、制御部18とを備えて構成されている。
操作入力部11は、例えば、診断開始を指示するコマンドや被検体の個人情報等のデータの入力等を行うためのインターフェイスであり、操作信号を制御部18に出力する。
送信部12は、制御部18の制御に従って、超音波探触子2にケーブル3を介して電気信号である駆動信号を供給して超音波探触子2に送信超音波を発生させる回路である。
受信部13は、制御部18の制御に従って、超音波探触子2からケーブル3を介して電気信号の受信信号を受信する回路である。受信部13は、各振動子2aからの受信信号の時相を整え、これらを加算(整相加算)して音線データを生成する。
画像生成部14は、受信部13からの音線データに対して所定の処理を行うことにより、Bモード画像データを生成する。即ち、Bモード画像データは、受信信号の強さを輝度によって表したものである。画像生成部14にて生成されたBモード画像データは、メモリー部15に送信される。
メモリー部15は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリーによって構成されており、画像生成部14から送信されたBモード画像データをフレーム単位で記憶する。即ち、メモリー部15は、フレーム単位により構成された超音波診断画像データとして記憶することができる。メモリー部15に記憶された超音波診断画像データは、制御部18の制御に従って読み出され、DSC16に送信される。
DSC16は、メモリー部15より受信した超音波診断画像データをテレビジョン信号の走査方式による画像信号に変換し、表示部17に出力する。
表示部17は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイ、有機EL(Electronic Luminescence)ディスプレイ、無機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示装置が適用可能である。表示部17は、DSC16から出力された画像信号に従って表示画面上に超音波診断画像の表示を行う。なお、表示装置に代えてプリンター等の印刷装置等を適用してもよい。
制御部18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えて構成され、ROMに記憶されているシステムプログラム等の各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムに従って超音波画像診断装置Sの各部の動作を集中制御する。
具体的には、制御部18は、送信部12を制御して、超音波探触子2に送信超音波を発生させ、受信部13を制御して、超音波探触子2から反射超音波の受信信号を受信すると共に音線データを生成させる。
さらに、制御部18は、画像生成部14を制御して、Bモード画像データを生成させ、メモリー部15に超音波診断画像データとして記憶し、DSC16を制御して、超音波診断画像データを表示部17に表示させる。
[超音波探触子]
次に、本実施の形態に係る超音波探触子2について、図3を参照しながら説明する。
図3は図における左方が被検査物としての被検体側を示しており、図における右方が被検体とは逆側(被検体から離れる側)を示している。以下の説明では、被検体側を「前側」いい、被検体とは逆側(被検体から離れる側)を「後側」という。また、図示のように、図3における上方を超音波探触子2の上側とし、図3における下方を超音波探触子2の下側として超音波探触子2の各構成について説明する。
超音波探触子2は、前述した複数の振動子2aを有する超音波振動子21と、超音波振動子21に接続されたFPC(Flexible printed circuits)22と、FPC22に接続された基板23と、これらを格納する筐体30と、超音波振動子21が有する振動子2aに対する信号の送受を行うケーブル40と、筐体30のケーブル引出口31に設けられ、ケーブル40(図2におけるケーブル3と同一)を挿通して保持するブッシュ5とを備えている。
超音波振動子21は、音響レンズ、音響整合層、振動子2a(図3では図示略)、背面負荷材等から構成されている。
音響レンズは、屈折を利用して超音波ビームを集束し分解能を向上するための素子である。
振動子2aは、電極及び圧電材料を有し、電気信号を機械的な振動に、また機械的な振動を電気信号に変換可能で超音波の送受信が可能な素子(超音波振動子)である。
音響整合層は、振動子2aと音響レンズとの間の音響インピーダンスを整合させて超音波の低周波側の透過遮断特性をより向上させるための層である。
背面負荷材は、振動子2aの後方に発生する超音波を吸収する部材である。
FPC22は超音波振動子21の各振動子2aに対する信号の送受を行うための配線が施されたフレキシブル基板である。
基板23は、FPC22とケーブル40の内部信号線41とを接続するための基板である。
ケーブル40は、撚り合わされた複数の内部信号線41と、これらを被覆する絶縁材料からなる保護層としての外被42とからなる。
ケーブル40の一端部は、筐体30の後端部に形成されたケーブル引出口31から前方に向かって内部に挿入され、外被42の部分除去により露出した内部信号線41が基板23に接続されている。
[筐体]
図4は超音波探触子2の後端部側の拡大断面図であり、図5は図3のV−V線に沿った筐体30の断面図である。
筐体30は、図5に示すように、ケーブル40を中心として上部材301と下部材302とに上下に二分割される半割構造となっている。これら上部材301と下部材302とは、それぞれが可撓性と十分な強度を有する樹脂により一体的に形成されている。
なお、上部材301と下部材302とは、ケーブル40の中心線を通る水平面を基準に対称となる構造であることから、図4では上部材301側のみを図示する。
また、後述する第一ブッシュ50及び第二ブッシュ60もケーブル40の中心線を通る水平面を基準に対称となる構造であることから、図4ではこれらの上半分のみを図示する。
筐体30は、図3に示すように、側方から見ると幅が一様だが、上方から見ると、前端部側が幅広で後方に向かうにつれて幅が漸減し、後端部側は円筒状に形成されている。
また、筐体30は、前端部が広く開口し、内部は全長に渡って中空であり、後端部は後壁部32により閉塞されると共にその中心にケーブル引出口31が前後方向に貫通形成されている。
そして、筐体30は、前端部において超音波振動子21を保持した状態で当該超音波振動子21、FPC22、基板23を格納している。
筐体30の上部材301及び下部材302は、いずれも、周壁部33と周壁部33の後端部を閉塞する後壁部32とを備え、当該後壁部32はケーブル40に対して垂直に形成されている。
上部材301と下部材302の後壁部32を二つ合わせた状態で中心となる位置には、前述したケーブル引出口31が形成されている。
上部材301において、後壁部32の前面であってケーブル引出口31の上側には、後述するブッシュ側対向部63と対向する筐体側対向部34が形成されている。この筐体側対向部34は後壁部32の前面から前方に突出しており、当該筐体側対向部34の上部にテーパ面35が形成されたテーパ構造となっている。
テーパ面35は、ケーブル40を中心とする半径方向外側を向いており、前方に向かうにつれてケーブル40側に近接する方向に傾斜している。
また、筐体側対向部34の前端部には、後述する第一のブッシュ50のフランジ部53が嵌合する後方に窪んだ凹部36が形成されている。なお、この凹部36は必須の構造ではなく、設けなくともよい。その場合、テーパ面35の前端部が第一のブッシュ50のフランジ部53の後面まで又はそれより後方までしか形成されていない構造となる。
また、下部材302には、前述したように、ケーブル40の中心を通る水平面を基準に対称となる構造であるため、後壁部32の前面であってケーブル引出口31の下側に筐体側対向部34が形成され、当該筐体側対向部34の下部にテーパ面35が形成されている。
上部材301と下部材302の筐体側対向部34の作用効果については後述する。
なお、上部材301及び下部材302のテーパ面35は、いずれも、ケーブル40を中心とする円錐面状に凸となるように曲成されているが、前述した方向に傾斜した平坦面で形成しても良い。
また、上部材301の筐体側対向部34は、図5に示すように、ケーブル40を挟んだ下部材302の反対側に位置し、ケーブル40を中心とする周方向の一部の範囲のみに形成されている。
また、下部材302の筐体側対向部34も、同様に、ケーブル40を挟んだ上部材301の反対側に位置し、ケーブル40を中心とする周方向の一部の範囲のみに形成されている。
これらの筐体側対向部34は、いずれも、ケーブル40を中心とする周方向の全体の範囲(上部材301,下部材302それぞれ180度の範囲)に形成しても良い。
[ブッシュ]
ブッシュ5は、異質材料からなる第一ブッシュ50及び第二ブッシュ60の二部材からなる。
第一ブッシュ50は、弾性的な変形性を有する樹脂材料、例えば、シリコンやPVC等から一体的に形成されている。なお、上記以外の樹脂材料を使用しても良い。
第二ブッシュ60は、第一ブッシュ50よりも剛性の高い金属材料もしくは剛性の高い樹脂から形成されている。
第一ブッシュ50は、筐体30の後壁部32の後側(筐体外部)に配置され、第二ブッシュ60は、主に後壁部32の前側(筐体内部)に配置されている。
[第一ブッシュ]
第一ブッシュ50は、図4に示すように、ケーブル40を中心とする略円錐状の本体部51と、筐体30のケーブル引出口31に挿入される円筒部52と、円筒部52の前端部に形成されたフランジ部53とを備えている。
本体部51の前端面と筐体30の後端面とは外径が等しく、本体部51は筐体30の後端部に同心となるように互いに密着した状態で装備される。なお、本体部51の前端面と筐体30の後端面の外径を等しくすることは必須ではない。また、本体部51の中心部には、ケーブル挿通孔511が形成されており、ケーブル40が挿通されている。
このケーブル挿通孔511の内径はケーブル40の外径と略一致しており、本体部51の後端部側において、ケーブル挿通孔511とケーブル40の間には、接着剤が介挿されている。なお、ケーブル挿通孔511の全長に渡って接着剤を介挿させてもよい。接着剤は、水密用の接着剤を使用することで水密効果を持たせてもよい。
なお、ケーブル挿通孔511の内径とケーブル40の外径は一致してなくともよく、隙間があっても良いし、ケーブル挿通孔511にテーパを設け、徐々に隙間がなくなる構造にしても良い。
本体部51は、後方に向かうにつれて外径が漸減する形状であり、後端部に向かう程、撓みやすくなっている。これにより、第一ブッシュ50の外部後方でケーブル40が外力を受けて周囲に曲がりを生じた場合に、本体部51が緩やかに撓んでケーブル40の屈曲を抑制し、ケーブル40の保護を図ることができる。
円筒部52は、本体部51と同心であって、当該本体部51の前端面から前方に延出されている。円筒部52の外径は、筐体30のケーブル引出口31の内径に略一致し、円筒部52の内径は本体部51のケーブル挿通孔511の内径よりも幾分大きく設定されている。円筒部52とケーブル引出口31の間にも接着剤を介挿させてもよい。この場合も接着剤は、水密用の接着剤を使用することで水密効果を持たせてもよい。
フランジ部53は、円筒部52の前端部から半径方向外側に張り出されている。
第一のブッシュ50は、筐体30に対して、ケーブル引出口31に円筒部52を嵌合させると、フランジ部53が筐体30の二つの筐体側対向部34の前端部に形成された凹部36に嵌合して抜け止めとなる。これにより、第一ブッシュ50は、筐体30に対して固定的に装着される。
[第二ブッシュ]
図6は第二ブッシュ60の斜視図である。
第二ブッシュ60は、図4及び図6に示すように、ケーブル40を中心とする円筒状の本体部61と、ケーブル40を中心とする直径方向両端部のそれぞれに向かって延出された二つの延出部62と、前述した筐体30の二つの筐体側対向部34に個別に対向する二つのブッシュ側対向部63が形成されている。
本体部61は、第一ブッシュ50の円筒部52と同心であって、本体部61の後端部が円筒部52の内側に挿入される。この本体部61の外径は、円筒部52の内径に略一致し、本体部61の内径は第一ブッシュ50のケーブル挿通孔511の内径と一致している。
図示されていないが、この本体部61は、その内側にケーブル40の内部を挿通し、本体部61よりも前側でケーブル40の外被42を捲り上げて、本体部61の外側にケーブル40の外被42がある状態で、捲り上げられた外被42と共に本体部61の前端部の外周から締結ベルト66により強固に締め付けられることにより、第二ブッシュ60がケーブル40に固定されるようになっている。
なお、ケーブル40の外被42を捲り上げることは必須ではなく、ケーブル40の外被42の前端部が第二ブッシュ60の本体部61の前端部の位置まで或いはより前方まで延びており、本体部61の前端部の外周からケーブル40と共に締結ベルト66で強固に締め付けて第二ブッシュ60をケーブル40に固定しても良い。また、この場合、本体部61の後端部側の外周から締結ベルト66による締結を行ってもよい。
第二ブッシュ60は、二つの延出部62がそれぞれ上側と下側を向いた状態でケーブル40に固定されている。
そして、各延出部62の後面から後方に向かってブッシュ側対向部63が突出しており、各ブッシュ側対向部63のケーブル40側にテーパ面64が形成されたテーパ構造となっている。
各延出部62及びそれぞれに形成されたブッシュ側対向部63の前後方向から見た幅は、筐体30の筐体側対向部34の同方向から見た幅と一致している。なお、これらは互いに幅を一致させなくともよい。
各テーパ面64は、ケーブル40を中心とする半径方向内側を向いていると共に、後方に向かうにつれてケーブル40から離間する方向に傾斜している。
なお、各テーパ面64は、いずれも、ケーブル40を中心とする円錐面状に凹むように曲成されているが、前述した方向に傾斜した平坦面で形成しても良い。
また、各ブッシュ側対向部63は、図6に示すように、ケーブル40を中心とする周方向の一部の範囲のみに形成されている。
第二ブッシュ60の各テーパ面64の各々は、筐体30の各テーパ面35に対して個別に対向状態で密接している。
この状態で、ケーブル40が後方に引っ張られると、第二ブッシュ60が筐体30内で後方に移動する。これにより、各ブッシュ側対向部63が各筐体側対向部34を、各テーパ面35,64の傾斜方向に従って、ケーブル40側に押圧する。
そして、各筐体側対向部34は、第一ブッシュ50の円筒部52を介して第二ブッシュ60の本体部61の後端部側を押圧し、当該本体部61は内側のケーブル40をケーブル40の直径方向の両側から押圧する。これにより、ケーブル40は、第二ブッシュ60に強固に保持され、引張による後方への移動が抑制される。また、各筐体側対向部34の押圧により、ケーブル引出口31の内側のシール性を高めることができる。
なお、上述のように、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側は、「ブッシュ側対向部63により押圧された筐体側対向部34によりケーブル40の中心側に押圧される被押圧部」として機能する。
また、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側には、後端面から前方に向かって各延出部62の近傍までスリット612が形成されている。このスリット612は、ケーブル40を中心とする円周において均一の角度間隔で複数形成されている。
これより、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側には、円周に沿って複数の片持ち梁構造の延出片611が形成され、各々の延出片611の後端部がケーブル40側に撓みやすくなる。
従って、ケーブル40の引張により、各筐体側対向部34が第一ブッシュ50の円筒部52を介して第二ブッシュ60の本体部61を押圧した場合に、押圧位置にある延出片611がケーブル40側に撓み、ケーブル40はより強固に保持される。
さらに、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側の内周面には、ケーブル40に接する凸部65が設けられている(図6では図示略)。
この凸部65は、ケーブル40側に突出した突起でも良いし、ケーブル40側に突出し、円周に沿った凸条(レール状)でも良い。また、凸部65は、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側の全ての延出片611に設けても良いし、ブッシュ側対向部63によって押圧される位置にある一部の延出片611の内側にのみ設けてもよい。
この凸部65は、ケーブル40の引張により、各筐体側対向部34の押圧位置にある延出片611がケーブル40側に撓んだ場合に、ケーブル40の外周面に食い込むように保持するので、ケーブル40をより強固に保持する。
なお、凸部65がない場合でもケーブル40を一定の保持力で強固に保持することができるので、凸部65は必須ではない。
[第一の実施形態における技術的効果]
上記超音波探触子2は、筐体30のケーブル引出口31とブッシュ5とに、互いに対向する筐体側対向部34とブッシュ側対向部63とが設けられ、ケーブル40に筐体30の外部後方へ引き出す方向に張力が加わると、ブッシュ側対向部63が筐体側対向部34をケーブル40の中心側に押圧する構造となっている。
このため、ケーブル40に引き出す方向の張力が加わった場合でも、ブッシュ5により保持されるので、ケーブル40の信号線もしくは信号線の接続部の断線の発生を効果的に低減することが可能となる。
また、ブッシュ側対向部63が筐体側対向部34をケーブル40の中心側に押圧する構造なので、筐体30が可撓性を有する素材からなる場合でも、筐体30がケーブル40もしくはブッシュ5に隙間を生じる様に撓むことが抑制され、ケーブル40の周囲において隙間の発生を抑えて筐体30のシール性を高く維持することが可能となる。
また、筐体30がケーブル40を挟んだ半割構造の場合、上部材301と下部材302とが相互に引き付け合うように保持され、相互間の隙間の発生を防ぎ、シール性を高く維持することが可能となる。
また、ブッシュ側対向部63と筐体側対向部34とが、それぞれテーパ面64,35を備えるテーパ構造であることから、ケーブル40に引き出す方向の張力が加わった場合に、ブッシュ側対向部63が筐体側対向部34をケーブル40の中心側に円滑に移動させることができ、ケーブル40の保持を速やかに効果的に行うことが可能となる。
また、第二ブッシュ60は、ブッシュ側対向部63により押圧された筐体側対向部34によりケーブルの中心側に押圧される被押圧部としての本体部61を備えている。これにより、筐体30とブッシュ5との間の隙間の発生を抑えることができ、筐体30のシール性をより高く維持することが可能となる。
また、第二ブッシュ60の本体部61の内側にケーブル40に接する凸部65が設けられているので、凸部65が狭い接点でケーブル40を強固に保持し、ケーブル40の信号線もしくは信号線の断線の発生をさらに効果的に低減することが可能となる。
また、第二ブッシュ60の本体部61にスリット612が設けられているので、ブッシュ側対向部63が筐体側対向部34をケーブル40の中心側に押圧した場合に、本体部61がケーブル40側に撓み易くなり、ケーブル40の保持をより効果的に行うことが可能となる。
また、ブッシュ5を、強度の異なる材質からなる第一ブッシュ50と第二ブッシュ60とから形成しているので、ケーブル40の保護を図る第一ブッシュ50は可撓性や変形性を備える材質から形成しつつも、ケーブル40が引出方向に引っ張られたときに、大きな荷重が加わる部分、例えば、延出部62を備える第二ブッシュ60を第一ブッシュ50よりも強度の高い材質で形成することにより、破損等の発生を抑え、超音波探触子2の長寿命化、耐久性の向上等を図ることが可能となる。
[ブッシュ側対向部と筐体側対向部の他の形態]
前述したブッシュ側対向部63、筐体側対向部34は、いずれもテーパ面64,35を有するテーパ構造を採るが、いずれもテーパ構造には限定されない。
図7は、筐体側対向部34はテーパ面35を有するテーパ構造を採り、ブッシュ5側については、テーパ面64を有するブッシュ側対向部63に替えて、後方に突出する突起からなるブッシュ側対向部63aを備える構成としている。
このような構成の場合も、ブッシュ側対向部63、筐体側対向部34の両方をテーパ構造とした場合と同一の効果を得ることが可能である。
なお、後方に突出する突起からなるブッシュ側対向部63aに替えて、ケーブル40を中心とする半径方向内側に突出する突起からなるブッシュ側対向部を備える構成としても良い。
また、ブッシュ側対向部63はテーパ面64を有するテーパ構造を採り、筐体30側について、前方又はケーブル40を中心とする半径方向外側に突出する突起からなる筐体側対向部を備える構成としてもよい。
[第二の実施形態]
以下に、本発明の第二の実施形態である超音波探触子2Aについて図8に基づいて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。図8は第二の実施形態である超音波探触子2Aの後端部側の断面図である。図8において、超音波探触子2Aの後端部は、ケーブル40の中心線を含む水平面を基準に上下が対称となる構造なので、上側のみを図示している。
なお、超音波探触子2Aについて前述した超音波探触子2と同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略する。
上記超音波探触子2Aは、主に、ブッシュ5Aの第一ブッシュ50Aがブッシュ側対向部54Aを備える点が超音波探触子2と異なっている。
第一ブッシュ50Aは、前述した本体部51と同一の本体部51Aと、筐体30のケーブル引出口31に挿入される円筒部52Aと、円筒部52の前端部に形成された延出部53Aと、延出部53Aの後面に設けられたブッシュ側対向部54Aとを備えている。
円筒部52Aは、本体部51Aと同心であって、その外径は、筐体30Aのケーブル引出口31の内径に略一致し、その内径は本体部51Aのケーブル挿通孔511Aの内径と一致している。
つまり、円筒部52Aの内周面はケーブル40に直接接触している。従って、前述した第二ブッシュ60の本体部61の後端部の内周面に形成された凸部65に替えて、円筒部52Aの内周面に凸部56Aが形成されている。
また、第一ブッシュ50Aは、ケーブル40を中心とする直径方向の両端部に向かってそれぞれ延出された二つの延出部53Aを備えており、これらが、それぞれ上側と下側とに向けられている。
そして、各延出部53Aの後面から後方に向かってブッシュ側対向部54Aが突出しており、各ブッシュ側対向部54Aの下部にテーパ面55Aが形成されている。
各延出部53A及び各ブッシュ側対向部54Aの前後方向から見た幅については、前述した延出部62及びブッシュ側対向部63と同じである。
また、テーパ面55Aの向きや形状については、前述したテーパ面64と同一である。
なお、上述のように、第一ブッシュ50Aは、フランジ部53を有していないので、超音波探触子2Aの筐体30Aは、二つの筐体側対向部34Aの先端部に凹部36が形成されていない。この筐体30Aは、前述した筐体30とこの凹部36の有無のみが異なっている。
第二ブッシュ60Aは、ケーブル40を中心とする円筒状の本体部61Aと、ケーブル40を中心とする直径方向両端部のそれぞれに向かって延出された二つの支持板62Aを備えている。
本体部61Aは、前述した本体部61に比べて、第一ブッシュ50Aの円筒部52Aの内側に配置される部分を有しておらず、前後方向に短くなっている。
二つの支持板62Aは、本体部61Aの後端部に設けられ、当該各支持板62Aの後面は、平坦に形成されている。そして、各支持板62Aはその後面が、第一ブッシュ50Aの各延出部53Aの前面に当接している。支持板62Aと延出部53Aのケーブル40を中心とする半径方向外側への延出長さ及び前後方向から見た幅は一致している。なお、これらの延出長さが一致していることは必須ではなく、支持板62Aと延出部53Aのいずれか一方が他方より長い又は幅広でもよい。
これらの支持板62Aは、ケーブル40は後方に引っ張られた場合に、第一ブッシュ50Aの各延出部53Aのブッシュ側対向部54Aが筐体側対向部34Aを後方に押圧する際に、前側から各延出部53Aを支えることができる。これにより、筐体側対向部34Aからの押し返しにより、各延出部53Aに曲げ荷重や剪断荷重が加わった場合に、支持板62Aが補強材として機能し、各延出部53Aを保護することができる。
上記構成からなる超音波探触子2Aも、前述した超音波探触子2と同一の技術的効果を得ることが可能である。
なお、上記超音波探触子2Aでは、第一ブッシュ50Aの円筒部52Aが「ブッシュ側対向部54Aにより押圧された筐体側対向部34Aによりケーブル40の中心側に押圧される被押圧部」として機能する。この被押圧部としての円筒部52Aにも、ケーブル40の長手方向に沿ったスリットを形成しても良い。これにより、ブッシュ側対向部54Aにより押圧された筐体側対向部34Aによりケーブル40の中心側に押圧された円筒部52Aがケーブル40をより強固に保持することができる。
[第三の実施形態]
以下に、本発明の第三の実施形態である超音波探触子2Bについて図9に基づいて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。図9は第三の実施形態である超音波探触子2Bの後端部側の断面図である。図9において、超音波探触子2Bの後端部は、ケーブル40の中心線を含む水平面を基準に上下が対称となる構造なので、上側のみを図示している。
なお、超音波探触子2Bについて前述した超音波探触子2Aと同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略する。
上記超音波探触子2Bは、ブッシュ側対向部54Aを備える各延出部53Bの厚さを前述した延出部53Aよりも厚くして剛性を高め、第二ブッシュ60Aを不要として、ブッシュ5Bを第一ブッシュ50Bのみから構成した点が、超音波探触子2Aと異なっている。
なお、この超音波探触子2Bは、第二ブッシュ60Aを有していないこと、及び上記各延出部53Bの厚さを増やして剛性を高めている点を除き、超音波探触子2Aと同一である。
なお、第一ブッシュ50Bは、ケーブル40に対して接着で固定しても良いし、前述した締結ベルト66により円筒部52Aの外周を締結してケーブル40に固定してしても良い。
上記構成からなる超音波探触子2Bは、前述した超音波探触子2Aと同一の技術的効果を得ることができ、さらに、ブッシュ5Bを第一ブッシュ50Bのみから構成することにより、部品点数の低減、構造の簡易化を図ることが可能である。
なお、上記超音波探触子2Bでは、第一ブッシュ50Bの円筒部52Aが「ブッシュ側対向部54Aにより押圧された筐体側対向部34Aによりケーブル40の中心側に押圧される被押圧部」として機能する。この被押圧部としての円筒部52Aにも、ケーブル40の長手方向に沿ったスリットを形成しても良い。これにより、ブッシュ側対向部54Aにより押圧された筐体側対向部34Aによりケーブル40の中心側に押圧された円筒部52Aがケーブル40をより強固に保持することができる。
[その他]
上述した超音波探触子2,2A,2Bのブッシュ5,5A,5Bのブッシュ側対向部63,54Aと、筐体30,30Aの筐体側対向部34,34Aを、ケーブル40を中心とする一つの直径の両端部に設ける構成を例示している。しかし、これに限らず、ケーブル40を中心とするより多くのブッシュ側対向部63,54A及び筐体側対向部34,34Aを放射状に配置しても良い。
また、上述した超音波探触子2,2A,2Bの筐体30,30Aは、半割構造に限られない。例えば、筐体30,30Aは、一体構造でも良いし、ケーブルを中心として三以上に分割した構造でも良い。
1 超音波画像診断装置本体
2,2A,2B 超音波探触子
2a 振動子
3 ケーブル
21 超音波振動子
23 基板
30,30A 筐体
301 上部材
302 下部材
31 ケーブル引出口
32 後壁部
34,34A 筐体側対向部
35 テーパ面
36 凹部
40 ケーブル
5,5A,5B ブッシュ
50,50A,50B 第一ブッシュ
51,51A 本体部
511 ケーブル挿通孔
52 円筒部
52A 円筒部(被押圧部)
53 フランジ部
53A,53B 延出部
54A ブッシュ側対向部
55A テーパ面
56A 凸部
60,60A 第二ブッシュ
61 本体部(被押圧部)
61A 本体部
612 スリット
62 延出部
62A 支持板
63,63a ブッシュ側対向部
64 テーパ面
65 凸部
66 締結ベルト
S 超音波画像診断装置

Claims (7)

  1. 超音波振動子を格納する筐体と、
    前記超音波振動子に対する信号の送受を行うケーブルと、
    前記筐体のケーブル引出口に設けられ、前記ケーブルを挿通して保持するブッシュとを備え、
    前記筐体の前記ケーブル引出口に設けられた筐体側対向部と前記ブッシュに設けられたブッシュ側対向部とが互いに対向し、
    前記ケーブルに前記筐体の外部へ引き出す方向に張力が加わると、前記ブッシュ側対向部が前記筐体側対向部を前記ケーブルの中心側に押圧する構造であることを特徴とする超音波探触子。
  2. 前記ブッシュ側対向部と前記筐体側対向部の一方又は両方がテーパ構造であることを特徴とする請求項1記載の超音波探触子。
  3. 前記ブッシュは、前記ブッシュ側対向部により押圧された前記筐体側対向部により前記ケーブルの中心側に押圧される被押圧部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の超音波探触子。
  4. 前記ブッシュの前記被押圧部の内側に前記ケーブルに接する凸部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の超音波探触子。
  5. 前記ブッシュの前記被押圧部にスリットが設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載の超音波探触子。
  6. 前記ブッシュが、強度の異なる材質からなる二部材から形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  7. 前記筐体は、前記ケーブルを中心として二分割される半割構造であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波探触子。
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