JP6838482B2 - 超音波探触子 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された従来の超音波探触子100は、図10に示すように、筐体110と、図示しない超音波振動子に接続されたケーブル120と、筐体110に形成されたケーブル挿通孔111でケーブル120を保持するケーブル保持部材130とを備えている。そして、ケーブル保持部材130の筐体内側の端部131を円錐状とすることで、ケーブルが120の外部へ張力を受けた場合に、ケーブル保持部材130の円錐状の端部131が内側方向に変形して引張強度を向上させている。
そして、ケーブル保持部材230の凸状形状部231を、筐体210のすり鉢形状部212に押し込むことにより、すり鉢形状部212の内周面から凸状形状部231の外周面が押圧され、ケーブル保持部材230がケーブル220の保持圧を得ることで、ケーブル保持部材230とケーブル220と間のシール性を高めている。
そして、ケーブル引出口711の内径とブッシュ730の外周突起732の外径とを適宜調節して、外周突起732をケーブル引出口711の内周面に圧接させて、筐体710とブッシュ730と間のシール性を高め、ケーブル引出口711の内径とケーブル720の外径とを適宜調節して、内周突起731をケーブル720の外周面に圧接させて、ブッシュ730とケーブル720と間のシール性を高めている。
また、筐体210に対してケーブル220が外側に引っ張られた場合にはケーブル保持圧は得られないので、筐体210のシール性が損なわれるおそれがあった。
外周突起732と内周突起731とはシール性を高める構成だが、筐体710の材質が可撓性を有する場合、ケーブル720が引っ張られると、撓みにより筐体710に隙間が生じ、内部のシール性が損なわれるおそれがあった。
超音波振動子を格納する筐体と、
前記超音波振動子に対する信号の送受を行うケーブルと、
前記筐体のケーブル引出口に設けられ、前記ケーブルを挿通して保持するブッシュとを備え、
前記筐体の前記ケーブル引出口に設けられた筐体側対向部と前記ブッシュに設けられたブッシュ側対向部とが互いに対向し、
前記ケーブルに前記筐体の外部へ引き出す方向に張力が加わると、前記ブッシュ側対向部が前記筐体側対向部を前記ケーブルの中心側に押圧する構造であることを特徴とする。
前記ブッシュ側対向部と前記筐体側対向部の一方又は両方がテーパ構造であることを特徴とする。
前記ブッシュは、前記ブッシュ側対向部により押圧された前記筐体側対向部により前記ケーブルの中心側に押圧される被押圧部を備えることを特徴とする。
前記ブッシュの前記被押圧部の内側に前記ケーブルに接する凸部が設けられていることを特徴とする。
前記ブッシュの前記被押圧部にスリットが設けられていることを特徴とする。
前記ブッシュが、強度の異なる材質からなる二部材から形成されていることを特徴とする。
前記筐体は、前記ケーブルを中心として二分割される半割構造であることを特徴とする。
また、本発明の超音波探触子によれば、ケーブルが筐体の外側に引っ張られた場合にも筐体内部のシール性を良好に維持することが可能となる。
以下に、本発明の第一の実施形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
本実施の形態に係る超音波探触子2を備えた超音波画像診断装置Sは、図1及び図2に示すように、超音波画像診断装置本体1と超音波探触子2とを備えている。超音波探触子2は、超音波画像診断装置Sにとっての被検査物としての図示しない生体等の被検体に対して超音波(送信超音波)を送信するとともに、この被検体で反射した超音波の反射波(反射超音波:エコー)を受信する。超音波画像診断装置本体1は、超音波探触子2とケーブル3を介して接続され、超音波探触子2に電気信号の駆動信号を送信することによって超音波探触子2に被検体に対して送信超音波を送信させるとともに、超音波探触子2にて受信した被検体内からの反射超音波に応じて超音波探触子2で生成された電気信号である受信信号に基づいて被検体内の内部状態を超音波画像として画像化する。
具体的には、制御部18は、送信部12を制御して、超音波探触子2に送信超音波を発生させ、受信部13を制御して、超音波探触子2から反射超音波の受信信号を受信すると共に音線データを生成させる。
さらに、制御部18は、画像生成部14を制御して、Bモード画像データを生成させ、メモリー部15に超音波診断画像データとして記憶し、DSC16を制御して、超音波診断画像データを表示部17に表示させる。
次に、本実施の形態に係る超音波探触子2について、図3を参照しながら説明する。
図3は図における左方が被検査物としての被検体側を示しており、図における右方が被検体とは逆側(被検体から離れる側)を示している。以下の説明では、被検体側を「前側」いい、被検体とは逆側(被検体から離れる側)を「後側」という。また、図示のように、図3における上方を超音波探触子2の上側とし、図3における下方を超音波探触子2の下側として超音波探触子2の各構成について説明する。
音響レンズは、屈折を利用して超音波ビームを集束し分解能を向上するための素子である。
振動子2aは、電極及び圧電材料を有し、電気信号を機械的な振動に、また機械的な振動を電気信号に変換可能で超音波の送受信が可能な素子(超音波振動子)である。
音響整合層は、振動子2aと音響レンズとの間の音響インピーダンスを整合させて超音波の低周波側の透過遮断特性をより向上させるための層である。
背面負荷材は、振動子2aの後方に発生する超音波を吸収する部材である。
基板23は、FPC22とケーブル40の内部信号線41とを接続するための基板である。
ケーブル40の一端部は、筐体30の後端部に形成されたケーブル引出口31から前方に向かって内部に挿入され、外被42の部分除去により露出した内部信号線41が基板23に接続されている。
図4は超音波探触子2の後端部側の拡大断面図であり、図5は図3のV−V線に沿った筐体30の断面図である。
筐体30は、図5に示すように、ケーブル40を中心として上部材301と下部材302とに上下に二分割される半割構造となっている。これら上部材301と下部材302とは、それぞれが可撓性と十分な強度を有する樹脂により一体的に形成されている。
なお、上部材301と下部材302とは、ケーブル40の中心線を通る水平面を基準に対称となる構造であることから、図4では上部材301側のみを図示する。
また、後述する第一ブッシュ50及び第二ブッシュ60もケーブル40の中心線を通る水平面を基準に対称となる構造であることから、図4ではこれらの上半分のみを図示する。
また、筐体30は、前端部が広く開口し、内部は全長に渡って中空であり、後端部は後壁部32により閉塞されると共にその中心にケーブル引出口31が前後方向に貫通形成されている。
そして、筐体30は、前端部において超音波振動子21を保持した状態で当該超音波振動子21、FPC22、基板23を格納している。
上部材301と下部材302の後壁部32を二つ合わせた状態で中心となる位置には、前述したケーブル引出口31が形成されている。
テーパ面35は、ケーブル40を中心とする半径方向外側を向いており、前方に向かうにつれてケーブル40側に近接する方向に傾斜している。
また、筐体側対向部34の前端部には、後述する第一のブッシュ50のフランジ部53が嵌合する後方に窪んだ凹部36が形成されている。なお、この凹部36は必須の構造ではなく、設けなくともよい。その場合、テーパ面35の前端部が第一のブッシュ50のフランジ部53の後面まで又はそれより後方までしか形成されていない構造となる。
上部材301と下部材302の筐体側対向部34の作用効果については後述する。
また、下部材302の筐体側対向部34も、同様に、ケーブル40を挟んだ上部材301の反対側に位置し、ケーブル40を中心とする周方向の一部の範囲のみに形成されている。
これらの筐体側対向部34は、いずれも、ケーブル40を中心とする周方向の全体の範囲(上部材301,下部材302それぞれ180度の範囲)に形成しても良い。
ブッシュ5は、異質材料からなる第一ブッシュ50及び第二ブッシュ60の二部材からなる。
第一ブッシュ50は、弾性的な変形性を有する樹脂材料、例えば、シリコンやPVC等から一体的に形成されている。なお、上記以外の樹脂材料を使用しても良い。
第二ブッシュ60は、第一ブッシュ50よりも剛性の高い金属材料もしくは剛性の高い樹脂から形成されている。
第一ブッシュ50は、筐体30の後壁部32の後側(筐体外部)に配置され、第二ブッシュ60は、主に後壁部32の前側(筐体内部)に配置されている。
第一ブッシュ50は、図4に示すように、ケーブル40を中心とする略円錐状の本体部51と、筐体30のケーブル引出口31に挿入される円筒部52と、円筒部52の前端部に形成されたフランジ部53とを備えている。
このケーブル挿通孔511の内径はケーブル40の外径と略一致しており、本体部51の後端部側において、ケーブル挿通孔511とケーブル40の間には、接着剤が介挿されている。なお、ケーブル挿通孔511の全長に渡って接着剤を介挿させてもよい。接着剤は、水密用の接着剤を使用することで水密効果を持たせてもよい。
なお、ケーブル挿通孔511の内径とケーブル40の外径は一致してなくともよく、隙間があっても良いし、ケーブル挿通孔511にテーパを設け、徐々に隙間がなくなる構造にしても良い。
フランジ部53は、円筒部52の前端部から半径方向外側に張り出されている。
図6は第二ブッシュ60の斜視図である。
第二ブッシュ60は、図4及び図6に示すように、ケーブル40を中心とする円筒状の本体部61と、ケーブル40を中心とする直径方向両端部のそれぞれに向かって延出された二つの延出部62と、前述した筐体30の二つの筐体側対向部34に個別に対向する二つのブッシュ側対向部63が形成されている。
図示されていないが、この本体部61は、その内側にケーブル40の内部を挿通し、本体部61よりも前側でケーブル40の外被42を捲り上げて、本体部61の外側にケーブル40の外被42がある状態で、捲り上げられた外被42と共に本体部61の前端部の外周から締結ベルト66により強固に締め付けられることにより、第二ブッシュ60がケーブル40に固定されるようになっている。
なお、ケーブル40の外被42を捲り上げることは必須ではなく、ケーブル40の外被42の前端部が第二ブッシュ60の本体部61の前端部の位置まで或いはより前方まで延びており、本体部61の前端部の外周からケーブル40と共に締結ベルト66で強固に締め付けて第二ブッシュ60をケーブル40に固定しても良い。また、この場合、本体部61の後端部側の外周から締結ベルト66による締結を行ってもよい。
そして、各延出部62の後面から後方に向かってブッシュ側対向部63が突出しており、各ブッシュ側対向部63のケーブル40側にテーパ面64が形成されたテーパ構造となっている。
各延出部62及びそれぞれに形成されたブッシュ側対向部63の前後方向から見た幅は、筐体30の筐体側対向部34の同方向から見た幅と一致している。なお、これらは互いに幅を一致させなくともよい。
なお、各テーパ面64は、いずれも、ケーブル40を中心とする円錐面状に凹むように曲成されているが、前述した方向に傾斜した平坦面で形成しても良い。
この状態で、ケーブル40が後方に引っ張られると、第二ブッシュ60が筐体30内で後方に移動する。これにより、各ブッシュ側対向部63が各筐体側対向部34を、各テーパ面35,64の傾斜方向に従って、ケーブル40側に押圧する。
そして、各筐体側対向部34は、第一ブッシュ50の円筒部52を介して第二ブッシュ60の本体部61の後端部側を押圧し、当該本体部61は内側のケーブル40をケーブル40の直径方向の両側から押圧する。これにより、ケーブル40は、第二ブッシュ60に強固に保持され、引張による後方への移動が抑制される。また、各筐体側対向部34の押圧により、ケーブル引出口31の内側のシール性を高めることができる。
なお、上述のように、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側は、「ブッシュ側対向部63により押圧された筐体側対向部34によりケーブル40の中心側に押圧される被押圧部」として機能する。
これより、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側には、円周に沿って複数の片持ち梁構造の延出片611が形成され、各々の延出片611の後端部がケーブル40側に撓みやすくなる。
従って、ケーブル40の引張により、各筐体側対向部34が第一ブッシュ50の円筒部52を介して第二ブッシュ60の本体部61を押圧した場合に、押圧位置にある延出片611がケーブル40側に撓み、ケーブル40はより強固に保持される。
この凸部65は、ケーブル40側に突出した突起でも良いし、ケーブル40側に突出し、円周に沿った凸条(レール状)でも良い。また、凸部65は、第二ブッシュ60の本体部61の後端部側の全ての延出片611に設けても良いし、ブッシュ側対向部63によって押圧される位置にある一部の延出片611の内側にのみ設けてもよい。
この凸部65は、ケーブル40の引張により、各筐体側対向部34の押圧位置にある延出片611がケーブル40側に撓んだ場合に、ケーブル40の外周面に食い込むように保持するので、ケーブル40をより強固に保持する。
なお、凸部65がない場合でもケーブル40を一定の保持力で強固に保持することができるので、凸部65は必須ではない。
上記超音波探触子2は、筐体30のケーブル引出口31とブッシュ5とに、互いに対向する筐体側対向部34とブッシュ側対向部63とが設けられ、ケーブル40に筐体30の外部後方へ引き出す方向に張力が加わると、ブッシュ側対向部63が筐体側対向部34をケーブル40の中心側に押圧する構造となっている。
このため、ケーブル40に引き出す方向の張力が加わった場合でも、ブッシュ5により保持されるので、ケーブル40の信号線もしくは信号線の接続部の断線の発生を効果的に低減することが可能となる。
また、筐体30がケーブル40を挟んだ半割構造の場合、上部材301と下部材302とが相互に引き付け合うように保持され、相互間の隙間の発生を防ぎ、シール性を高く維持することが可能となる。
前述したブッシュ側対向部63、筐体側対向部34は、いずれもテーパ面64,35を有するテーパ構造を採るが、いずれもテーパ構造には限定されない。
図7は、筐体側対向部34はテーパ面35を有するテーパ構造を採り、ブッシュ5側については、テーパ面64を有するブッシュ側対向部63に替えて、後方に突出する突起からなるブッシュ側対向部63aを備える構成としている。
このような構成の場合も、ブッシュ側対向部63、筐体側対向部34の両方をテーパ構造とした場合と同一の効果を得ることが可能である。
また、ブッシュ側対向部63はテーパ面64を有するテーパ構造を採り、筐体30側について、前方又はケーブル40を中心とする半径方向外側に突出する突起からなる筐体側対向部を備える構成としてもよい。
以下に、本発明の第二の実施形態である超音波探触子2Aについて図8に基づいて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。図8は第二の実施形態である超音波探触子2Aの後端部側の断面図である。図8において、超音波探触子2Aの後端部は、ケーブル40の中心線を含む水平面を基準に上下が対称となる構造なので、上側のみを図示している。
なお、超音波探触子2Aについて前述した超音波探触子2と同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略する。
第一ブッシュ50Aは、前述した本体部51と同一の本体部51Aと、筐体30のケーブル引出口31に挿入される円筒部52Aと、円筒部52の前端部に形成された延出部53Aと、延出部53Aの後面に設けられたブッシュ側対向部54Aとを備えている。
つまり、円筒部52Aの内周面はケーブル40に直接接触している。従って、前述した第二ブッシュ60の本体部61の後端部の内周面に形成された凸部65に替えて、円筒部52Aの内周面に凸部56Aが形成されている。
そして、各延出部53Aの後面から後方に向かってブッシュ側対向部54Aが突出しており、各ブッシュ側対向部54Aの下部にテーパ面55Aが形成されている。
各延出部53A及び各ブッシュ側対向部54Aの前後方向から見た幅については、前述した延出部62及びブッシュ側対向部63と同じである。
また、テーパ面55Aの向きや形状については、前述したテーパ面64と同一である。
本体部61Aは、前述した本体部61に比べて、第一ブッシュ50Aの円筒部52Aの内側に配置される部分を有しておらず、前後方向に短くなっている。
これらの支持板62Aは、ケーブル40は後方に引っ張られた場合に、第一ブッシュ50Aの各延出部53Aのブッシュ側対向部54Aが筐体側対向部34Aを後方に押圧する際に、前側から各延出部53Aを支えることができる。これにより、筐体側対向部34Aからの押し返しにより、各延出部53Aに曲げ荷重や剪断荷重が加わった場合に、支持板62Aが補強材として機能し、各延出部53Aを保護することができる。
以下に、本発明の第三の実施形態である超音波探触子2Bについて図9に基づいて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。図9は第三の実施形態である超音波探触子2Bの後端部側の断面図である。図9において、超音波探触子2Bの後端部は、ケーブル40の中心線を含む水平面を基準に上下が対称となる構造なので、上側のみを図示している。
なお、超音波探触子2Bについて前述した超音波探触子2Aと同一の構成については同符号を付して重複する説明は省略する。
なお、この超音波探触子2Bは、第二ブッシュ60Aを有していないこと、及び上記各延出部53Bの厚さを増やして剛性を高めている点を除き、超音波探触子2Aと同一である。
なお、第一ブッシュ50Bは、ケーブル40に対して接着で固定しても良いし、前述した締結ベルト66により円筒部52Aの外周を締結してケーブル40に固定してしても良い。
上述した超音波探触子2,2A,2Bのブッシュ5,5A,5Bのブッシュ側対向部63,54Aと、筐体30,30Aの筐体側対向部34,34Aを、ケーブル40を中心とする一つの直径の両端部に設ける構成を例示している。しかし、これに限らず、ケーブル40を中心とするより多くのブッシュ側対向部63,54A及び筐体側対向部34,34Aを放射状に配置しても良い。
2,2A,2B 超音波探触子
2a 振動子
3 ケーブル
21 超音波振動子
23 基板
30,30A 筐体
301 上部材
302 下部材
31 ケーブル引出口
32 後壁部
34,34A 筐体側対向部
35 テーパ面
36 凹部
40 ケーブル
5,5A,5B ブッシュ
50,50A,50B 第一ブッシュ
51,51A 本体部
511 ケーブル挿通孔
52 円筒部
52A 円筒部(被押圧部)
53 フランジ部
53A,53B 延出部
54A ブッシュ側対向部
55A テーパ面
56A 凸部
60,60A 第二ブッシュ
61 本体部(被押圧部)
61A 本体部
612 スリット
62 延出部
62A 支持板
63,63a ブッシュ側対向部
64 テーパ面
65 凸部
66 締結ベルト
S 超音波画像診断装置
Claims (7)
- 超音波振動子を格納する筐体と、
前記超音波振動子に対する信号の送受を行うケーブルと、
前記筐体のケーブル引出口に設けられ、前記ケーブルを挿通して保持するブッシュとを備え、
前記筐体の前記ケーブル引出口に設けられた筐体側対向部と前記ブッシュに設けられたブッシュ側対向部とが互いに対向し、
前記ケーブルに前記筐体の外部へ引き出す方向に張力が加わると、前記ブッシュ側対向部が前記筐体側対向部を前記ケーブルの中心側に押圧する構造であることを特徴とする超音波探触子。 - 前記ブッシュ側対向部と前記筐体側対向部の一方又は両方がテーパ構造であることを特徴とする請求項1記載の超音波探触子。
- 前記ブッシュは、前記ブッシュ側対向部により押圧された前記筐体側対向部により前記ケーブルの中心側に押圧される被押圧部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の超音波探触子。
- 前記ブッシュの前記被押圧部の内側に前記ケーブルに接する凸部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の超音波探触子。
- 前記ブッシュの前記被押圧部にスリットが設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載の超音波探触子。
- 前記ブッシュが、強度の異なる材質からなる二部材から形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の超音波探触子。
- 前記筐体は、前記ケーブルを中心として二分割される半割構造であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の超音波探触子。
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