JP6837914B2 - 訪問実績管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、ビル設備の保守点検のための訪問実績を管理するシステムに関する。
ビルに設置された空調機器、給水機器等のビル設備は定期的な保守、管理が必要とされる。このため、保守作業員がこれらの設備が設置されているビルを巡回訪問して点検、保守を行うサービスが提供されている。このサービスでは、訪問先のビルに予め識別データを格納したICタグを設置しておき、訪問時にICタグ内に格納されている識別データを読み出したことにより、訪問証明とする訪問管理システムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−106671号公報
しかし、ICタグは小型軽量であり訪問先のビル等から取り外される可能性がある。特許文献1に記載された訪問管理システムでは、訪問先のビル等からICタグを取り外された場合にも訪問実績が残されてしまう場合があり、訪問実績の信頼度について改善すべき余地がある。
そこで、本発明は、ビル設備の訪問実績の信頼度を向上させることを目的とする。
本発明の訪問実績管理システムは、ビル設備の識別データを格納する電子タグと、位置データと前記電子タグから読み取った前記ビル設備の前記識別データと前記ビル設備の周辺の音を所定時間だけ録音した録音データとを発信する携帯端末と、前記携帯端末と通信して前記携帯端末から受信した各データの処理を行う訪問管理サーバと、を備える訪問実績管理システムであって、前記訪問管理サーバは、前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データとに基づいて訪問結果を判定する訪問判定部と、前記携帯端末から受信した今回録音データと前記携帯端末から過去に受信した前回録音データとの特徴一致点の数をカウントするデータ処理部と、を有し、前記データ処理部は、前記今回録音データを周波数分析した今回音周波数特性に含まれる音量ピーク周波数と前記前回録音データを周波数分析した前回音周波数特性に含まれる音量ピーク周波数とが一致する数を前記特徴一致点の数とすることを特徴とする。
本発明の訪問実績管理システムは、ビル設備の識別データを格納する電子タグと、位置データと、前記電子タグから読み取った前記ビル設備の前記識別データと、前記ビル設備の周辺の音を所定時間だけ録音した録音データと、を発信する携帯端末と、前記携帯端末と通信して前記携帯端末から受信した各データの処理を行う訪問管理サーバと、を備える訪問実績管理システムであって、前記訪問管理サーバは、前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと、前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データと、に基づいて訪問結果を判定する訪問判定部と、前記携帯端末から受信した今回録音データと前記携帯端末から過去に受信した前回録音データとの特徴一致点の数をカウントするデータ処理部と、を有し、前記訪問管理サーバは、前記携帯端末から受信した前記ビル設備の前記識別データと前記録音データと前記携帯端末の前記位置データと、前記訪問判定部が判定した訪問判定結果と、前記データ処理部がカウントした特徴一致点の数とを対応づけて格納した訪問管理データベースを更に有し、前記データ処理部は、前記携帯端末から受信した前記今回録音データと前記訪問管理データベースに格納された複数の前記録音データとの特徴一致点の数をカウントし、一番大きい数を前記今回録音データの特徴一致点の数として前記訪問管理データベースに格納することを特徴とする。
本発明の訪問実績管理システムにおいて、前記訪問管理サーバの前記訪問判定部は、前記データ処理部がカウントした前記特徴一致点の数が所定値以上の場合に訪問結果を正常と判定してもよい。
本発明の訪問実績管理システムは、ビル設備の識別データを格納する電子タグと、位置データと、前記電子タグから読み取った前記ビル設備の前記識別データと、前記ビル設備の周辺の音を所定時間だけ録音した録音データと、を発信する携帯端末と、前記携帯端末と通信して前記携帯端末から受信した各データの処理を行う訪問管理サーバと、を備える訪問実績管理システムであって、前記訪問管理サーバは、前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと、前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データと、に基づいて訪問結果を判定する訪問判定部と、前記携帯端末から受信した今回録音データと前記携帯端末から過去に受信した前回録音データとの特徴一致点の数をカウントするデータ処理部と、を有し、前記訪問管理サーバは、前記ビル設備の前記識別データと運転予定とを対応づけて格納したビル設備運用データベースを更に有し、前記携帯端末は、前記録音データを録音した時刻データを発信し、前記訪問管理サーバの前記訪問判定部は、前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データとに基づいて、または、前記携帯端末から受信した前記今回識別データおよび前記今回録音データおよび今回時刻データと、前記ビル設備運用データベースの前記識別データおよび前記運転予定とに基づいて、訪問の判定を行うことを特徴とする。
本発明は、ビル設備の訪問実績の信頼度を向上させることができる。
実施形態における訪問実績管理システムの構成を示す系統図である。 図1に示す訪問実績管理システムの訪問管理データベースの構成を示す図である。 図1に示す訪問実績管理システムのビル設備運用データベースの構成を示す図である。部 図1に示す訪問実績管理システムのビル設備データベースの構成を示す図である。 図1に示す訪問実績管理システムの携帯端末の動作を示すフローチャートである。 図1に示す訪問実績管理システムの訪問管理サーバの動作を示すフローチャートである。 図6に示す特徴一致点の数のカウント処理の内容を示すフローチャートである。 今回音周波数特性(a)と、前回音周波数特性(b)とを示す図である。 図1に示す訪問実績管理システムの訪問管理サーバの他の動作を示すフローチャートである。 図1に示す訪問実績管理システムの訪問管理サーバの他の動作を示すフローチャートである。 図1に示す訪問実績管理システムの訪問管理サーバの他の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態の訪問実績管理システム100について説明する。図1に示すように、訪問実績管理システム100は、空調機器、給水機器等のビル設備10に取り付けられた電子タグであるICタグ11と、携帯端末20と、携帯端末20から受信したデータの処理を行う訪問管理サーバ40と、ビル設備データベース50とを備えている。
ICタグ11は、ビル設備10のID番号、機種、製造番号等のビル設備10の識別データを格納している。また、ICタグ11には識別データであるICタグ番号が付けられている。
携帯端末20は、例えば、スマートフォンやタブレット端末のように、ビル設備10の保守、点検を行う作業者が携行する通信機能を持つ情報処理装置であり、内部に情報処理を行うCPUとプログラムやデータを格納するメモリと入出力機器とを備えるコンピュータである。携帯端末20は、タグ読取部21と、録音部22と、位置情報取得部23と、時計24と、表示部25と、通信部26とを備えている。タグ読取部21、録音部22、位置情報取得部23、時計24、表示部25、通信部26は、それぞれCPUと、メモリと、メモリに格納された動作プログラムと、が協働することによって実現される機能ブロックである。また、携帯端末20は、識別子と携帯端末20を携行する作業者名とが登録されており、データの送信を行う際には識別子と作業者名とを一緒に送信する。
タグ読取部21は、ICタグ11から識別データを読み取るものである。携帯端末20に内蔵されているものでもよいし、携帯端末20に外付けしたカードリーダであってもよい。録音部22は、携帯端末20に内蔵されたマイクと携帯端末20の中のCPUとメモリと録音プログラムとで構成され、マイクで拾った音を電子データとしてメモリの中に格納するものである。位置情報取得部23は、携帯端末20の中に内蔵されているGPSから携帯端末20の位置データを取得するものである。時計24は、携帯端末20に内蔵されている時計である。表示部25は、携帯端末20の表示画面であり、各種データを表示するものである。通信部26は、タグ読取部21、録音部22、位置情報取得部23、時計24、表示部25と接続され、各部21〜23、時計24から取得したデータを現場データに統合して発信するものである。発信された現場データは、インターネット回線30を介して訪問管理サーバ40に送信される。また、通信部26は、訪問管理サーバ40から現場データ処理結果を受信し、表示部25に表示する。
訪問管理サーバ40は、通信部41と、訪問判定部42と、データ処理部43と、訪問管理データベース46、ビル設備運用データベース47を格納する記憶部45とで構成されている。通信部41は、インターネット回線30を介して携帯端末20から現場データを受信するとともに、訪問判定部42が判定した訪問結果を携帯端末20に送信する。訪問判定部42は、携帯端末20から受信した今回識別データおよび今回位置データと、携帯端末20から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データとに基づいて訪問結果を判定する。データ処理部43は、携帯端末20から受信した今回録音データと携帯端末20から過去に受信した前回録音データとの特徴一致点の数をカウントする。
訪問管理データベース46は、携帯端末20から受信したビル設備10の識別データと録音データと携帯端末20の位置データと、訪問判定部42が判定した訪問判定結果と、データ処理部43がカウントした特徴一致点の数とを対応づけて格納したものである。詳細には、図2に示すように、設備ID番号、ICタグ番号で構成される識別データに、携帯端末20の位置データと、録音開始日時、録音終了日時、録音データと、訪問判定結果である処理フラグと、特徴一致点の数と、データ格納日時とを対応させたものである。また、設備ID番号、ICタグ番号、位置データ、録音データ、録音開始、終了日時は、携帯端末20が訪問管理サーバ40に送信する現場データを構成する。ここで、処理フラグは、今回の訪問データと過去の訪問データとの対比により訪問が正常と判定された場合には1が入力され、訪問が異常と判定された場合には2が入力され、過去の訪問データが無くデータの対比ができない場合には0が入力される。
ビル設備運用データベース47は、ビル設備10の識別データと運転予定とを対応づけて格納したものである。詳細には、図3に示すように、ビル設備10の設備ID番号に運用日毎の運用予定表のデータが格納されている。運用予定表は、運用日におけるその設備の起動時間と停止時間、時間に対する予定運転負荷をマップとしたものである。
訪問管理サーバ40は、情報処理を行うCPUと、プログラム等のデータを格納するメモリとをデータバスで接続したコンピュータである。訪問判定部42は、CPUと、メモリと、メモリに格納された動作プログラムが協働することによって実現される機能ブロックである。同様に、データ処理部43も、CPUと、メモリと、メモリに格納された動作プログラムが協働することによって実現される機能ブロックである。また、記憶部45はメモリによって実現されるものであり、訪問管理データベース46、ビル設備運用データベース47は、メモリ中に格納されたデータ構造である。
ビル設備データベース50は、通信ネットワーク35を介して訪問管理サーバ40に接続され、ビル設備10の基本データが格納されたものである。詳しくは、図4に示すように、ビル設備10の設備ID番号に、ビル設備10の機種、製造日、製造番号、設置ビル名称、取り付けらけれているICタグ11のICタグ番号を対応づけて格納したものである。
次に、図5から図8を参照しながら、訪問実績管理システム100の動作について説明する。
図5のステップS101に示すように、携帯端末20のタグ読取部21は、ICタグ11からビル設備10の識別データである設備ID番号とICタグ番号とを読みだして通信部26に出力する。次に、携帯端末20の位置情報取得部23は、図5のステップS102に示すように、携帯端末20に内蔵されているGPSシステムから携帯端末20の位置データを取得して通信部26に出力する。ここで、位置データとは、例えば、緯度と経度で表されるものであってもよい。次に、携帯端末20の録音部22は、図5のステップS103に示すように、ビル設備10の周辺の音を所定時間だけ録音する。ここで、所定時間とは、後で説明する周波数分析ができる程度の時間であればよく、例えば、2−10秒程度でもよい。また、ビル設備10の周辺の音とは、ビル設備10の運転音とビル設備10の周辺の環境音との合成音である。従って、録音は、ビル設備10の直近ではなく、周囲の環境音との合成音を録音できる程度に少し離れた場所で行なってもよい。録音部22は、録音を開始したら録音開始信号を時計24に出力する。これにより時計24は録音開始日時を通信部26に出力する。そして、録音が終了したら録音部22は録音終了信号を時計24に出力する。これにより、時計24は、録音終了日時を通信部26に出力する。これにより、通信部26は、図5のステップS104に示す録音時刻を取得する。
通信部26は、タグ読取部21から識別データである設備ID番号とICタグ番号を取得し、位置情報取得部23から携帯端末20の位置データを取得し、録音部22から録音データを取得し、時計24から録音開始日時と録音終了日時とを取得したら、図5のステップS105に示すように、設備ID番号とICタグ番号、位置データ、録音データ、録音開始日時と録音終了日時および携帯端末20の識別子と作業者名とを一括とした現場データを生成する。そして、通信部26は、図5のステップS106に示すように、現場データを訪問管理サーバ40に送信する。
なお、以上の説明では、識別データの取得、位置データの取得、録音は、順次行うこととして説明したが、同時に各データを取得するようにしてもよい。
図6のステップS201に示すように、訪問管理サーバ40の通信部41は、携帯端末20が送信した現場データを受信する。そして通信部41は、受信した現場データを訪問判定部42に出力する。訪問判定部42は、図6のステップS202に示すように、受信した現場データ中の設備ID番号とICタグ番号を読み出し、訪問管理データベース46の中に過去に携帯端末20から受信した当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットがあるかどうかを確認する。そして、訪問管理データベース46の中に過去に携帯端末20から受信した当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットがある場合には、図6のステップS203に進み、受信した現場データから位置データを読み出して今回位置データとし、訪問管理データベース46の中の当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットから携帯端末20の位置データを読み出して前回位置データとする。訪問管理データベース46の中に過去に携帯端末20から受信した当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットが複数ある場合には、訪問が正常と判定されて処理フラグが1のデータセット中で最新のデータセットに含まれる位置データを前回位置データとする。
そして、訪問判定部42は、図6のステップS203において、今回位置データと前回位置データとに基づいて今回位置と前回位置との距離を計算し、その距離が所定値以内の場合には、携帯端末20の今回位置は、訪問が正常と判定された前回位置の近傍であり、今回の訪問は正常と判断して図6のステップ204に進み処理フラグを1とする。ここで、所定値は自由に設定できるが、例えば、10mから20m程度に設定してもよい。
データ処理部43は、図6のステップS205において、録音データの特徴一致点の数をカウントする。データ処理部43は、受信した現場データから録音データを読み出して今回録音データとし、訪問管理データベース46の中の当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットから携帯端末20の録音データを読み出して前回録音データとする。訪問管理データベース46の中に当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットが複数ある場合には、訪問が正常と判定されて処理フラグが1のデータセット中で最新のデータセットに含まれる録音データを前回録音データとする。
図7のステップS301に示すように、データ処理部43は、今回録音データを周波数分析して図8(a)に示すような今回周波数特性を生成する。今回音周波数特性は周波数に対する音量の変化を示すものである。また、データ処理部43は、図7のステップS302に示すように、前回録音データを周波数分析して図8(b)に示すような前回音周波数特性を生成する。そして、データ処理部43は、図7のステップS303において、図8(a)に示す今回音周波数特性に含まれる音量ピーク周波数と、図8(b)に示す前回音周波数特性に含まれる音量ピーク周波数とが一致する数をカウントする。図8(a)に示すように今回音周波数特性は、周波数f1、f2、f3、f4に音量のピークがある。また、図8(b)に示すように、前回音周波数特性は、周波数f1、f2に音量のピークがある。すると、今回音周波数特性と前回音周波数特性とは、共に周波数f1、f2に音量のピークがある。従って、音量ピーク周波数の一致数は2個である。データ処理部43は、音量ピーク周波数の一致数である2を今回録音データと前回録音データの特徴一致点の数とする。
ここで、周波数f1、f2、f3、f4の一例について説明する。例えば、周波数f2は、モータの回転数やインバータのキャリア周波数等のビル設備10の固有の運転音であり、周波数f1、f2、f3は、ビル設備10が設置されている周辺の環境音である。例えば、f1はビル設備10が設置されている場所の近傍に設置されているボイラ等の他の設備の運転音であり、f2、f3は周囲を走行する自動車、電車の音等の合成音に含まれる周波数のピークである。図8(a)の今回データは、ビル設備10の運転音と周囲のボイラの運転音、自動車、電車の音が合成した音の周波数特性であり、図8(b)はビル設備10の運転音と周囲のボイラの運転音の合成音の周波数特性を示す。従って、今回録音データと前回録音データとは、同様のビル設備10の運転音とボイラの運転音とを含むものであり、同様の位置で録音されていると推定されることを意味する。今回録音データと前回録音データの特徴一致点の数が多いほど、より強く同様の位置で録音されたことが推定される。逆に、特徴一致点が無い場合には、今回録音データと前回録音データとは別の位置で録音されたものであり、所定のビル設備10を訪問していない可能性を示すものである。
一方、図6のステップS202においてNOと判断した場合、訪問判定部42は、前回位置データと今回位置データとの対比ができないので、前回位置データと今回位置データとの照合を行わずに、正常と判断して処理フラグ0を出力する。
また、訪問判定部42は、図6のステップS203でNOと判断した場合には、携帯端末20の今回位置は、訪問が正常と判定された前回位置の近傍になく、今回の訪問は異常であると判断して処理フラグ2を出力する。
訪問判定部42は、図6のステップS206において、携帯端末20から受信した設備ID番号とICタグ番号、位置データ、録音データ、録音開始日時と録音終了日時、携帯端末20の識別子、作業名と、訪問判定部42が出力した処理フラグの数字とを訪問管理データベース46に格納する。また、訪問判定部42は、データ格納日時、携帯端末20から送信された識別子と作業者名も一緒に訪問管理データベース46に格納する。また、データ処理部43は、出力した特徴一致点の数を訪問管理データベース46に格納する。
通信部41は、図6のステップS207で、訪問管理データベース46に格納された処理フラグを携帯端末20に送信する。
携帯端末20は、図5のステップS106において、現場データを訪問管理サーバ40に送信した後、図5のステップS107に示すように、訪問管理サーバ40から処理フラグを受信するまで待機する。そして、処理フラグを受信したら、図5のステップS108に進む。
携帯端末20は、処理フラグが0の場合、つまり、前回位置データが無いので前回位置データと今回位置データとの照合を行わずに正常と判断された場合には、図5のステップS109に進み、「正常(照合なし)」と表示する。また、処理フラグが1の場合、つまり、携帯端末20の今回位置は、訪問が正常と判定された前回位置の近傍であり今回の訪問は正常と判断された場合には、図5のステップS110に進み、「正常(照合有)」と表示する。処理フラグが2の場合、つまり、携帯端末20の今回位置は訪問が正常と判定された前回位置の近傍になく今回の訪問は異常であると判断された場合には、図5のステップS111に進み、「照合失敗」と表示する。
このように、本実施形態の訪問実績管理システム100は、ICタグ11の識別データを取得した携帯端末20の今回位置が前回位置と離れている場合には、携帯端末20に「照合失敗」と表示して、保守、点検を行う作業者に適切に所定のビル設備10を訪問しているかを確認させることができる。これにより、作業者に適切に所定のビル設備10の訪問を促して、確実にビル設備10の訪問を行わせることができる。これにより、ビル設備10の訪問実績の信頼度を向上させることができる。
また、前回録音データと今回録音データとの特徴一致点の数を取得することにより、所定のビル設備10を訪問していない可能性を抽出することができる。これを管理者が活用することにより、更に、ビル設備10の訪問実績の信頼度を向上させることができる。
以上説明した動作では、訪問管理データベース46の中に当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットが複数ある場合には、訪問が正常と判定されて処理フラグが1のデータセット中で最新のデータセットに含まれる録音データを前回録音データとすることとして説明したが、これに限らず、以下のような動作としてもよい。
訪問管理データベース46の中に過去に携帯端末20から受信した当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットが複数ある場合、データ処理部43は、その中の1つのデータセットに含まれる録音データと今回録音データとの特徴一致点の数をカウントする動作を所定の回数行い、一番大きな数を今回録音データの特徴一致点の数として訪問管理データベース46に格納するようにしてもよい。これにより、録音のタイミングによるカウント数のバラツキを低減し、安定したカウント数を訪問管理データベース46に格納することができ、訪問実績の管理精度を向上させることができる。
次に、図9を参照しながら、本実施形態の訪問実績管理システム100の他の動作について説明する。先に図5から図8を参照して説明した動作と同様の動作については、同様のステップ符号を付して説明は省略する。
本動作は、図9のステップS203で今回位置と前回位置との距離が所定値以内の場合に、図9のステップS401に進み、図6のステップS206と同様、特徴一致点の数 をカウントする処理を行い、その後、図6のステップS402において、特徴一致点の数が所定の値以上、例えば、1以上の場合に処理フラグを1とするものである。このように、今回位置と前回位置との距離が所定値以内の場合に加えて、特徴一致点があることを訪問が正常と判断する条件とすることにより、訪問実績の信頼度をより向上させることができる。
また、本動作においても、先に図5から図8を参照して説明した動作と同様、訪問管理データベース46の中に過去に携帯端末20から受信した当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットが複数ある場合、データ処理部43は、その中の1つのデータセットに含まれる録音データと今回録音データとの特徴一致点の数をカウントする動作を所定の回数行い、一番大きな数を今回録音データの特徴一致点の数として訪問管理データベース46に格納するようにしてもよい。これにより、特徴一致点の数を用いても安定して訪問の正常の判定を行うことができ、訪問実績の信頼度をより向上させることができる。
次に、図10を参照しながら、本実施形態の訪問実績管理システム100のもう一つの他の動作について説明する。先に図5から図8を参照して説明した動作と同様の動作については、同様のステップ符号を付して説明は省略する。
図10に示すように、本動作は、今回位置と前回位置との距離が所定値以内、または、今回録音データとビル設備10の運転予定との間に整合性があるかどうかにより訪問が正常かどうかを判定するものである。
訪問判定部42は、図10のステップS501に示すように、受信した現場データ中の設備ID番号とICタグ番号を読み出し、訪問管理データベース46の中に過去に携帯端末20から受信した当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットがあるかどうかを確認する。訪問管理データベース46の中に当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットがある場合には、訪問判定部42は、図10のステップS501において、受信した現場データから位置データを読み出して今回位置データとし、訪問管理データベース46の中の当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットから携帯端末20の位置データを読み出して前回位置データとする。訪問管理データベース46の中に当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットが複数ある場合には、訪問が正常と判定されて処理フラグが1のデータセット中で最新のデータセットに含まれる位置データを前回位置データとする。そして、訪問判定部42は、図10のステップS502に進む。
訪問判定部42は、図10のステップS502において、今回位置データと前回位置データとに基づいて今回位置と前回位置との距離を計算し、その距離が所定値以内の場合には、携帯端末20の今回位置は、訪問が正常と判定された前回位置の近傍であり、今回の訪問は正常と判断して図10のステップ204に進み処理フラグを1とする。ここで、所定値は自由に設定できるが、例えば、10mから20m程度に設定してもよい。
また、訪問判定部42は、図10のステップS502でNOと判断した場合には、携帯端末20の今回位置は、訪問が正常と判定された前回位置の近傍になく、今回の訪問は異常であると判断して図10のステップS503に進み、処理フラグ2を出力する。
また、訪問判定部42は、図10のステップS501でNOと判断した場合には、図10のステップS504に進む。訪問判定部42は、図10のステップS504において、受信した現場データ中の設備ID番号とICタグ番号を読み出し、ビル設備運用データベース47の中に当該設備ID番号のデータセットがあるかどうかを確認する。ビル設備運用データベース47の中に当該設備ID番号のデータセットがある場合には、訪問判定部42は、図10のステップS505に進み、受信した現場データから録音データを読み出して今回録音データとし、録音開始日時を読みだして今回時刻データとする。また、訪問判定部42は、ビル設備運用データベース47の中に当該設備ID番号のデータセットから運用予定表を読み出す。
訪問判定部42は、図10のステップS505において、今回録音データと運用予定表との間の整合性を確認する。整合性は、例えば、運用予定表中の運用マップ中の時間からそのビル設備10の運転、停止を取得し、運転中の場合には、今回録音データ中にビル設備10の運転音の特徴周波数の音が含まれている場合に整合性が有ると判断し、停止中にも関わらずビル設備10の運転音の特徴周波数の音が含まれている場合には整合性が無いと判断する。ここで、運転音の特徴周波数は、ビル設備データベース50の中の当該設備ID番号を含むデータセットからそのビル設備10の種別、機種等を抽出し、その機種の特徴周波数を取得するようにしてもよい。例えば、ビル設備10が空調室外機である場合、その機種からインバータ制御のキャリア周波数を特定し、その特定のキャリア周波数を運転音の特徴周波数としてもよい。そして、訪問判定部42は、図10のステップS505で整合性がある(YES)と判断した場合には、今回の訪問は正常と判断して図10のステップ204に進み処理フラグを1とする。
また、訪問判定部42は、図10のステップS505でNOと判断した場合には、今回の訪問は異常であると判断して図10のステップS209に進み、処理フラグ2を出力する。
また、訪問判定部42は、前回位置データと今回位置データとの対比ができず、今回録音データと運転予定表との対比もできない場合、図10のステップS504でNOと判断して図10のステップS208に進み、処理フラグ0を出力する。
本動作は、訪問管理データベース46の中に当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットがなく、前回位置データと今回位置データとの対比ができない場合でも、今回録音データと運転予定表との対比により訪問の正常、異常を判定できるので、訪問実績の信頼度をより向上させることができる。
以上、図10を参照して説明した動作では、先に訪問管理データベース46の中に当該設備ID番号とICタグ番号のデータセットが有るかどうかを判断するようにしたが、図11に示すように、ビル設備運用データベース47の中に当該設備ID番号のデータセットが有るかどうかを先に判断するようにしてもよい。
10 ビル設備、11 ICタグ、20 携帯端末、21 タグ読取部、22 録音部、23 位置情報取得部、24 時計、25 表示部、26 通信部、30 インターネット回線、35 通信ネットワーク、40 訪問管理サーバ、41 通信部、42 訪問判定部、43 データ処理部、45 記憶部、46 訪問管理データベース、47 ビル設備運用データベース、50 ビル設備データベース、100 訪問実績管理システム。

Claims (4)

  1. ビル設備の識別データを格納する電子タグと、
    位置データと、前記電子タグから読み取った前記ビル設備の前記識別データと、前記ビル設備の周辺の音を所定時間だけ録音した録音データと、を発信する携帯端末と、
    前記携帯端末と通信して前記携帯端末から受信した各データの処理を行う訪問管理サーバと、を備える訪問実績管理システムであって、
    前記訪問管理サーバは、
    前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと、前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データと、に基づいて訪問結果を判定する訪問判定部と、
    前記携帯端末から受信した今回録音データと前記携帯端末から過去に受信した前回録音データとの特徴一致点の数をカウントするデータ処理部と、を有し、
    前記データ処理部は、前記今回録音データを周波数分析した今回音周波数特性に含まれる音量ピーク周波数と、前記前回録音データを周波数分析した前回音周波数特性に含まれる音量ピーク周波数と、が一致する数を前記特徴一致点の数とする訪問実績管理システム。
  2. ビル設備の識別データを格納する電子タグと、
    位置データと、前記電子タグから読み取った前記ビル設備の前記識別データと、前記ビル設備の周辺の音を所定時間だけ録音した録音データと、を発信する携帯端末と、
    前記携帯端末と通信して前記携帯端末から受信した各データの処理を行う訪問管理サーバと、を備える訪問実績管理システムであって、
    前記訪問管理サーバは、
    前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと、前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データと、に基づいて訪問結果を判定する訪問判定部と、
    前記携帯端末から受信した今回録音データと前記携帯端末から過去に受信した前回録音データとの特徴一致点の数をカウントするデータ処理部と、を有し、
    前記訪問管理サーバは、
    前記携帯端末から受信した前記ビル設備の前記識別データと前記録音データと前記携帯端末の前記位置データと、前記訪問判定部が判定した訪問判定結果と、前記データ処理部がカウントした特徴一致点の数とを対応づけて格納した訪問管理データベースを更に有し、
    前記データ処理部は、前記携帯端末から受信した前記今回録音データと前記訪問管理データベースに格納された複数の前記録音データとの特徴一致点の数をカウントし、一番大きい数を前記今回録音データの特徴一致点の数として前記訪問管理データベースに格納する訪問実績管理システム。
  3. 請求項またはに記載の訪問実績管理システムであって、
    前記訪問管理サーバの前記訪問判定部は、
    前記データ処理部がカウントした前記特徴一致点の数が所定値以上の場合に訪問結果を正常と判定する訪問実績管理システム。
  4. ビル設備の識別データを格納する電子タグと、
    位置データと、前記電子タグから読み取った前記ビル設備の前記識別データと、前記ビル設備の周辺の音を所定時間だけ録音した録音データと、を発信する携帯端末と、
    前記携帯端末と通信して前記携帯端末から受信した各データの処理を行う訪問管理サーバと、を備える訪問実績管理システムであって、
    前記訪問管理サーバは、
    前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと、前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データと、に基づいて訪問結果を判定する訪問判定部と、
    前記携帯端末から受信した今回録音データと前記携帯端末から過去に受信した前回録音データとの特徴一致点の数をカウントするデータ処理部と、を有し、
    前記訪問管理サーバは、前記ビル設備の前記識別データと運転予定とを対応づけて格納したビル設備運用データベースを更に有し、
    前記携帯端末は、前記録音データを録音した時刻データを発信し、
    前記訪問管理サーバの前記訪問判定部は、
    前記携帯端末から受信した今回識別データおよび今回位置データと前記携帯端末から過去に受信した前回識別データおよび前回位置データとに基づいて、または、前記携帯端末から受信した前記今回識別データおよび前記今回録音データおよび今回時刻データと、前記ビル設備運用データベースの前記識別データおよび前記運転予定とに基づいて、訪問の判定を行う訪問実績管理システム。
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