JP6837818B2 - 車両ドア開閉装置 - Google Patents
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Description
車両のサイドドアを開閉駆動する駆動手段と、
前記車両の側方の検出範囲に位置する被検出物を検出する、超音波センサからなる側方検出手段と、
前記側方検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動手段を駆動制御して前記サイドドアを開閉する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記側方検出手段で検出される前記被検出物の動作が予め設定した所定の動作パターンであると判断した場合、前記駆動手段を駆動制御して前記サイドドアを開閉するドア開閉処理を実行することを特徴とする車両ドア開閉装置を提供する。
なお、アプローチ領域については、前方検出センサ9及び後方検出センサ10によって検出される第1検出距離(例えば、120cm)未満の範囲内を含むことで、車両1の全周囲において使用者が近づいたことを検出して、サイドドア開閉モードとすることができる。これにより、制御手段7を速やかに起動して、サイドドア開閉処理(ステップS5)に進むことができるようになる。
に問い合わされ、認証が行われる。
図4に示すように、車両ドア開閉装置2の動作は、駐車支援処理を実行するステップと(ステップS3)、ドア開閉処理を実行するステップと(ステップS5)を有する。
図5に示すように、駐車支援処理(ステップS3)では、各検出センサ8、9、10による検出範囲を変更する(ステップS3−1)。すなわち、車両1が走行中であれば、検出範囲を広くして周囲に位置する他の車両1を検出している。そこで、車両1を駐車しようとすることにより、各検出センサ8、9、10による検出範囲を狭くして車両近傍の状態を把握する。各検出センサ8、9、10による検出範囲の変更は、超音波の発振周波数を変更することにより行う。遠方であれば発振周波数を小さくし、近傍であれば逆に大きくする。そして、被検出物の位置を後方検出センサ10、前方検出センサ9、及び、側方検出センサ8によって検出する(ステップS3−2〜S3−4)。得られた検出結果に基づいて被検出物までの距離を演算し、車両1との距離がある閾値を超えて接近すれば警告する(ステップS3−5)。
ステップS10でサイドドア開閉モードに設定されていれば、図6及び図7に示すサイドドア開閉処理を実行する(ステップS5)。
ステップS22で第1トリガモードに設定されていれば、ステップS17の第1トリガ処理を実行する。図8に示すように、第1トリガ処理では、使用者がトリガ区域14内に位置しているか否かを判断する(ステップS17−1)。トリガ区域14に位置しているか否かは、側方検出センサ8で検出される被検出物までの距離が25cm未満であるか否かで判断する。この結果、使用者がトリガ区域14内に位置していると判断されれば、カウンタNbに1を加算し(ステップS17−2)、カウンタNbが1を超えるまで待機する(ステップS17−3)。待機している間に使用者がトリガ区域14に位置し続ければ、処理モードを第1スタートモードに設定し、カウンタNbを0とする(ステップS17−4)。一方、使用者がトリガ区域14内に位置していなければ、第1トリガモードをクリアし、カウンタNbを0とする(ステップS17−5)。例えば、ステップS17−2では、使用者が蹴上げ動作を行い、脚が側方検出センサ8の検出範囲に進入することにより、被検出物がトリガ区域14内に位置していると判断し、カウンタNbに1を加算する。側方検出センサ8からは25msec周期で超音波が発振されている。このため、ステップS17−3では、1回の蹴上げ動作(蹴り上げる動作のみで、蹴り上げた脚を下ろす復帰動作は含まない)によってカウンタNbが1を超えることになるので、処理モードを第1スタートモードに設定し、第1トリガ処理を終了する。
第1トリガ処理で第1スタートモードに設定されれば、ステップS18の第1スタート処理を実行する。図9に示すように、第1スタート処理では、使用者がスタート区域15に位置しているか否かを判断する(ステップS18−1)。使用者がスタート区域15に位置しているか否かは、側方検出センサ8で検出される被検出物までの距離が40cmを超えているか否かで判断する。ここでは、使用者がトリガ区域14内に位置していなければ、スタート区域15に位置していると判断するようにしている。この場合、例えば、使用者が蹴上げ動作を行うことにより、脚が図1及び図2に示す円錐状の検出範囲を横切ると、蹴り上げた脚を下ろすまでトリガ区域14で脚を検出できなくなる。そして、側方の40cmを超える位置に他の車両があれば、これを使用者であると誤検出する恐れがある。この誤検出を防止するため、後述する第2トリガ処理を実行するようにしている。
使用者がスタート区域15に位置している(使用者がトリガ区域14内に位置していない)と判断されれば、カウンタNc1に1を加算し(ステップS18−2)、カウンタNc1が1を超えるまで待機する(ステップS18−3)。使用者が所定時間トリガ区域14に位置していなければ、処理モードを第2トリガモードに設定し、カウンタNc1を0とする(ステップS18−4)。
第1スタート処理で第2トリガモードに設定されれば、ステップS19の第2トリガ処理を実行する。図10に示すように、第2トリガ処理では、第1トリガ処理の場合と同様に、使用者がトリガ区域14に位置しているか否かを判断する(ステップS19−1)。使用者がトリガ区域14内に位置していると判断されれば、カウンタNd1に1を加算し(ステップS19−2)、カウンタNd1が1を超えるまで待機する(ステップS19−3)。待機している間に使用者がトリガ区域14に位置し続ければ、処理モードを第2スタートモードに設定し、カウンタNd1を0とする(ステップS19−4)。例えば、前述のように、使用者の蹴上げ動作により、トリガ区域14で脚を横切らせた場合、脚を下ろす動作で再びトリガ区域14で脚を検出することが可能となる。この脚を下ろす動作を検出して、後述する第2スタート処理を実行することで、前述のような誤検出を防止する。
第2トリガ処理で第2スタートモードに設定されていれば、ステップS20の第2スタート処理を実行する。図11に示すように、第2スタート処理では、前記第1スタート処理と同様に、使用者がスタート区域15に位置しているか否か(トリガ区域14内に使用者が位置していないか否か)を判断する(ステップS20−1)。使用者がスタート区域15に位置している(使用者がトリガ区域14内に位置していない)と判断されれば、カウンタNe1に1を加算し(ステップS20−2)、カウンタNe1が1を超えるまで待機する(ステップS20−3)。待機している間に使用者がスタート区域15に移動すれば(トリガ区域14で検出されなければ)、スライドドア3が開放モードであるか否かを判断する(ステップS20−4)。開放モードすなわちスライドドア3が開放していれば、ドア閉出力をしてカウンタNe1を0とする(ステップS20−5)。一方、開放モードでなくドアが閉鎖していれば、ドア開出力をしてカウンタNe1を0とする(ステップS20−6)。これにより、スライドドア3が開放していれば閉じ、閉鎖していれば開けることができる。つまり、スライドドア3の自動開閉を行うことが可能となる。
このように、特定の動作を行うことでスライドドア3を開閉することができる。但し、単に車両側方を移動しただけではスライドドア3が自動開閉することがないため、通行量の多い場所等であっても誤動作することを防止できる。
また、前記サイドドア開閉処理では、第1トリガ処理を開始する前に、キー認証を行うようにするのが好ましい。具体的には、使用者がアプローチ領域13内に位置することにより、キー認証を要求するようにすればよい。キー認証では、照合手段5により、電子キーに対して認証コードの送信要求を行い、電子キーから受信した認証コードを登録された正規コードと比較する。そして、認証コードが正規コードと合致すれば、使用者であると判断して第1トリガ処理に移行するようにすればよい。
本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
また、別途、LED等の照明手段を設けて使用者に動作を促したり、動作が適切に行われていることを知らせたりするようにしてもよい。照明手段は、側方検出センサ8の近傍に設ければ良い。照明手段の使用方法としては、第1及び第2トリガ処理で、照明手段によりトリガ区域14を照射する。これにより、使用者は、どこで所定の動作をすればよいかを一目で把握することができる。この場合、使用者がトリガ処理(ステップS17、S19)を開始して完了するまでは照明手段による照射を点滅状態として動作を促し、スタート処理(ステップS18、S20)となった時点で一旦、点灯状態に切り換えて動作が適切に行われたことを知らせるようにするのが好ましい。
さらに、前記実施形態では、使用者の脚をトリガ区域14で横切らせるようにしたが、脚の持ち上げ角度を抑えて、トリガ区域14に複数回進入することによりドアを開閉するようにしてもよい。
2…ドア開閉装置
3…スライドドア(サイドドア)
4…検出手段
5…照合手段
6…ドア駆動手段(駆動手段)
7…制御手段
8…側方検出センサ
9…前方検出センサ
10…後方検出センサ
11…送波器
12…受波器
13…アプローチ領域
14…トリガ区域
15…スタート区域
16…記憶部
17…測定部
18…判定部
Claims (7)
- 車両のサイドドアを開閉駆動する駆動手段と、
前記車両の側方の検出範囲に位置する被検出物を検出する、超音波センサからなる側方検出手段と、
前記側方検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動手段を駆動制御して前記サイドドアを開閉する制御手段と、
車両が走行又は停止のいずれの状態であるのかを判定する車両状態判定手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記車両状態判定手段により車両が走行状態であると判定された場合に比べて、停止状態であると判定された場合の前記側方検出手段の検出範囲を短くし、前記車両状態判定手段により車両が停止していると判定されると共に、前記側方検出手段で検出される前記被検出物の動作が予め設定した所定の動作パターンであると判断した場合、前記駆動手段を駆動制御して前記サイドドアを開閉するドア開閉処理を実行することを特徴とする車両ドア開閉装置。 - 前記制御手段は、前記側方検出手段で検出される前記被検出物の動作が前記サイドドアの側方を複数回横切る動作パターンであると判断した場合、前記ドア開閉処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両ドア開閉装置。
- 無線通信によって電子キーのキー認証を行う照合手段と、
前記照合手段によるキー認証が成立すれば、前記検出範囲の一部に光を照射して光学的な表示を行う照明手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両ドア開閉装置。 - 前記側方検出手段は、前記車両のフロントドア側に配置したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両ドア開閉装置。
- 前記車両の前方及び後方の検出範囲に位置する被検出物を検出する、超音波センサからなる前方検出手段及び後方検出手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記側方検出手段、前記前方検出手段及び前記後方検出手段のいずれか1つで被検出物が検出されると、前記側方検出手段により前記動作パターンの検出を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両ドア開閉装置。 - 車両のサイドドアを開閉駆動する駆動手段と、
前記車両の側方の検出範囲に位置する被検出物を検出する、超音波センサからなる側方検出手段と、
前記側方検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動手段を駆動制御して前記サイドドアを開閉する制御手段と、
前記車両の前方及び後方の検出範囲に位置する被検出物を検出する、超音波センサからなる前方検出手段及び後方検出手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記側方検出手段、前記前方検出手段及び前記後方検出手段のいずれか1つで被検出物が検出されると、前記側方検出手段により前記動作パターンの検出を行うことを特徴とする車両ドア開閉装置。 - 前記制御手段は、前記側方検出手段、前記前方検出手段及び前記後方検出手段のいずれか1つで被検出物が検出されると、前記側方検出手段から出力する超音波の発振周波数を増大させることを特徴とする請求項5又は6に記載の車両ドア開閉装置。
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