JP6835678B2 - 放射性廃棄物の処理システム及び放射性廃棄物の処理方法 - Google Patents
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Description
放射性廃液中の水分を分解し、減容処理を行う(S25,図3(c))。高線量の放射性核種(Co−60及びCs−137等)を含む放射性廃液からは多くの放射線のエネルギーが放出されており、その放射線を放射性廃液自身が吸収した場合には、放射線のエネルギーから変換された熱エネルギーが放射性廃液に蓄熱される。これにより、放射性廃液の温度が上昇する。放射性廃液の温度が上昇すると、放射線と水の反応による水の分解が促進され、水の分解によって発生した水素を真空ポンプ116で取り除くことで、放射性廃液が減容される。
参考文献1:日本原子力研究所 (1971) “原子炉一次冷却水の放射線分解” JAERI, 1204, 8.
Claims (14)
- 放射性廃棄物が供給される化学反応槽と、
前記化学反応槽に接続され、有機酸及び有機酸塩のうちの少なくとも1つを含む洗浄液を貯留する洗浄液供給装置と、
前記化学反応槽に接続され、前記化学反応槽から排出される前記洗浄液の廃液を分解する洗浄廃液分解装置と、
前記洗浄廃液分解装置に接続され、前記洗浄廃液分解装置から排出される放射性廃液を濃縮する放射性廃液濃縮装置とを備え、
前記放射性廃液濃縮装置は、開口部を有する第1の容器と、
前記開口部を塞いで前記第1の容器を密閉する蓋と、
前記第1の容器の前記開口部を除いた外側の表面に密着して前記第1の容器を収容する中空状の第2の容器と、
前記第1の容器及び前記第2の容器の内部を減圧する減圧装置とを有することを特徴とする放射性廃棄物の処理システム。 - 前記第2の容器は、前記減圧装置によって減圧されて前記第1の容器の周囲に真空断熱層を形成可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物の処理システム。
- さらに、前記第1の容器の内部の圧力を測定する圧力測定装置を有することを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物の処理システム。
- さらに、前記第1の容器の内部の温度を測定する温度測定装置を有することを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物の処理システム。
- さらに、前記第1の容器を加熱する加熱装置を有することを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物の処理システム。
- 前記有機酸塩は、シュウ酸、ギ酸、炭酸、酢酸又はクエン酸のアンモニウム塩、バリウム塩又はセシウム塩であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の放射性廃棄物の処理システム。
- 放射性廃棄物を有機酸及び有機酸塩のうちの少なくとも1つを含む洗浄液に接触させる洗浄工程と、
前記洗浄工程によって生じる洗浄廃液を分解する洗浄廃液分解工程と、
前記洗浄廃液分解工程によって生じる放射性廃液を濃縮する放射性廃液濃縮工程とを有し、
前記放射性廃液濃縮工程は、前記放射性廃液を、開口部を有する第1の容器に充填する工程と、
前記第1の容器を、前記第1の容器の前記開口部を除いた外側の表面に密着して収容可能な形状を有する中空状の第2の容器に収容する工程と、
前記開口部に蓋をして前記第1の容器を密閉する工程と、
前記第1の容器及び前記第2の容器の内部を減圧して前記第1の容器の周囲に真空断熱層を形成する工程と、
前記放射性廃棄物に含まれる放射性物質の崩壊熱によって、前記放射性廃液に含まれる水分を除去して濃縮処理をする真空乾燥工程とを有することを特徴とする放射性廃棄物の処理方法。 - 前記真空乾燥工程において、圧力測定装置によって前記第1の容器の圧力を測定し、測定された前記圧力の値によって前記濃縮処理の終了を判断することを特徴とする請求項7に記載の放射性廃棄物の処理方法。
- 前記真空乾燥工程において、温度測定装置によって前記第1の容器の温度を測定し、測定された前記温度の値によって前記濃縮処理の終了を判断することを特徴とする請求項7に記載の放射性廃棄物の処理方法。
- 前記真空乾燥工程において、加熱装置によって前記第1の容器を加熱し、前記放射性物質の崩壊熱に加えて、前記加熱装置によって与えられる熱によって前記放射性廃液に含まれる水分を除去して前記放射性廃液を濃縮することを特徴とする請求項7に記載の放射性廃棄物の処理方法。
- 前記真空乾燥工程において、水熱装置によって高温の水蒸気を生成し、前記第1の容器に充填された前記放射性廃棄物に前記高温の水蒸気を噴射し、前記放射性物質の崩壊熱に加えて、前記高温の水蒸気によって与えられる熱によって、前記放射性廃液に含まれる水分を除去して前記放射性廃液を濃縮することを特徴とする請求項7に記載の放射性廃棄物の処理方法。
- 前記放射性廃液に供給された水蒸気から生成した水を回収して前記水熱装置に循環させることを特徴とする請求項11に記載の放射性廃棄物の処理方法。
- 前記放射性物質が放出する放射線の線量が108Bq/kg以上であることを特徴とする請求項7ないし12のいずれか1項に記載の放射性廃棄物の処理方法。
- 前記有機酸塩は、シュウ酸、ギ酸、炭酸、酢酸又はクエン酸のアンモニウム塩、バリウム塩又はセシウム塩であることを特徴とする請求項7ないし12のいずれか1項に記載の放射性廃棄物の処理方法。
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