JP6835080B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
例えば特許文献1に開示されるように、複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する技術が知られている。
特開2014−241496号公報
ところで、このような技術では、各撮像装置がユーザの意図通りに撮像を行うことが非常に重要となる。このため、ユーザは、各撮像装置の画角領域内の被写体を確認しながら各撮像装置の画角領域を調整することが多い。具体的には、ユーザは、撮像装置のファインダーを覗くことで画角領域内の被写体を確認する。あるいは、撮像装置が表示パネルを備える場合、表示パネルに画角領域内の被写体が表示される。ユーザは、表示パネルに表示される画像を確認することで、画角領域内の被写体を確認する。
しかし1つ1つの撮像装置の表示パネルを見て画角領域を確認しながら調整することは非常に煩わしく、より容易かつ直感的に画角領域を調整することができる技術が望まれていた。
そこで、本開示では、より容易かつ直感的に画角領域を調整することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提案する。
本開示によれば、複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する制御部を備える、情報処理装置が提供される。
本開示によれば、プロセッサが、複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する、情報処理方法が提供される。
本開示によれば、コンピュータに、複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する制御機能を実現させる、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、いずれか一の撮像装置の画角領域に、調整用画角領域を重畳するので、より容易かつ直感的に画角領域を調整することができる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 撮像画像を修正する一例を示す説明図である。 撮像画像を修正する一例を示す説明図である。 複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 撮像画像を修正する一例を示す説明図である。 撮像画像を修正する一例を示す説明図である。 本実施形態に係る複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す斜視図である。 本実施形態に係る複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する一例を示す平面図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る撮像装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る演算装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る撮像システムによる処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る撮像システムの処理例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る各撮像装置の表示部に表示される画像の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する例
1−1.ユーザの意図に沿った撮像例1
1−2.ユーザの意図に沿った撮像例2
1−3.ユーザの意図に沿った撮像例3
1−5.ユーザの意図に沿わない撮像例1
1−6.ユーザの意図に沿わない撮像例2
1−7.ユーザの意図に沿わない撮像例3
2.本実施形態の概要
3.本実施形態に係る撮像システムの構成例
4.撮像システムによる処理例
5.撮像装置に表示される画像例
5−1.撮像装置に表示される画像例1
5−2.撮像装置に表示される画像例2
5−3.撮像装置に表示される画像例3
5−4.撮像装置に表示される画像例4
5−5.撮像装置に表示される画像例5
5−6.撮像装置に表示される画像例6
5−7.撮像装置に表示される画像例7
<1.複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する例>
まず、複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する例について説明する。複数の撮像装置を用いて被写体を撮像する技術としては、いわゆるバレット撮像、カット切り替え撮像等が挙げられる。本実施形態は複数の撮像装置を用いて被写体を撮像するあらゆる技術に適用可能である。上述したように、このような撮像を行う場合、各撮像装置がユーザの意図通りに撮像を行うことが非常に重要となる。ここで、ユーザの意図は様々である。例えば、ユーザの意図としては、各撮像装置の光軸にズレがないこと(例えば、空間上の1点で交わっていること)、各撮像画像に描かれる被写体のサイズが揃っていること、各撮像装置の水平画角方向が揃っていること等が挙げられる。いずれかの撮像装置がユーザの意図に沿わない撮像を行っている場合、各種の画像処理(いわゆる、ポストプロダクション処理)が必要となり、結果として、画質の低下等が生じうる。
(1−1.ユーザの意図に沿った撮像例1)
まず、図1に基づいて、ユーザの意図に沿った撮像例1について説明する。図1では、3台の撮像装置100〜300を用いて被写体A〜Cを撮像している。撮像装置100は、撮像画像120Aを撮像し、撮像装置200は撮像画像220Aを撮像し、撮像装置300は撮像画像320Aを撮像する。撮像画像120A〜320Aには、被写体A〜Cが描かれている。光軸110は撮像装置100の光軸であり、光軸210は撮像装置200の光軸であり、光軸310は撮像装置300の光軸である。また、撮像装置100〜300の前方には画角領域120〜320が描かれている。画角領域120〜320は矩形となっている。画角領域120〜320の大きさ、位置は、撮像素子の大きさ、焦点距離によって決定される。また、画角領域120〜320には、水平画角方向の中心線120a〜320a、垂直画角方向の中心線120b〜320bが描かれている。撮像装置100〜300は、概略的には、画角領域120〜320内に映る像を撮像することができる。なお、画角領域120〜320は、撮像装置100〜300の画角領域120〜320の状態(大きさ、光軸120〜320を中心とした回転角度、焦点距離等)を示すために描かれたものである。以上の前提条件は以下の各撮像例でも同様である。撮像例1でのユーザの意図は以下の通りである。
・撮像装置100〜300の光軸110〜310が1点で交わっている。
・撮像画像120A〜320Aに描かれる被写体B(中心の被写体)の大きさが揃っている。
・撮像装置100〜300の水平画角方向が揃っている。
図1に示す撮像例1では、撮像装置100〜300は、ユーザの意図に沿った撮像を行っている。このため、撮像画像120A〜320Aをそのまま出力画像として使用することができる。したがって、出力画像の画質が良い。また、これらの撮像画像120A〜320Aを順次表示した場合、被写体A〜Cに対する視点が滑らかに移動するように見える。
(1−2.ユーザの意図に沿った撮像例2)
つぎに、図2に基づいて、ユーザの意図に沿った撮像例2について説明する。図2におけるユーザの意図は以下の通りである。
・撮像装置100〜300の光軸110〜310が1点で交わっている。
・撮像画像120A〜320Aに描かれる被写体B(中心の被写体)の大きさが撮像画像120Aから順次小さくなる。すなわち、撮像画像120Aに描かれる被写体Bが最も大きく、撮像画像320Aに描かれる被写体Bが最も小さい。
・撮像装置100〜300の水平画角方向が揃っている。
図2に示す撮像例2では、撮像装置100〜300は、ユーザの意図に沿った撮像を行っている。このため、撮像画像120A〜320Aをそのまま出力画像として使用することができる。また、これらの撮像画像120A〜320Aを順次表示した場合、被写体A〜Cに対する視点が滑らかに移動し、かつ、被写体Bの大きさが滑らかに変動するように見える。
(1−2.ユーザの意図に沿った撮像例3)
つぎに、図3に基づいて、ユーザの意図に沿った撮像例3について説明する。図3におけるユーザの意図は以下の通りである。
・撮像装置100〜300の光軸110〜310が1点で交わっている。
・撮像画像120A〜320Aに描かれる被写体B(中心の被写体)の大きさが揃っている。
・撮像装置100〜300の水平画角方向が撮像装置100から順次左回転する。
図3に示す撮像例3では、撮像装置100〜300は、ユーザの意図に沿った撮像を行っている。このため、撮像画像120A〜320Aをそのまま出力画像として使用することができる。また、これらの撮像画像120A〜320Aを順次表示した場合、被写体A〜Cに対する視点が滑らかに回転するように見える。
撮像例1〜3から明らかな通り、撮像装置100〜300がユーザの意図に沿った撮像を行う場合、出力画像の品質は高く、かつ、ユーザの意図に沿った出力画像を表示することができる。なお、ユーザの意図は上述したものに限られない。ユーザの意図としては、例えば、撮像画像のうちなるべく多くの領域を使用する(後述する「ユーザの意図に沿わない撮像例1」では、撮像画像が小さくなってしまう)ことが挙げられる。また、ユーザの意図としては、撮像したい被写体だけ画角領域内に入れる、画角領域の中心に人物の頭部を配置させる、人物は画角領域内で垂直に立っている等が挙げられる。いずれにしても、撮像装置100〜300がユーザの意図に沿って撮像を行えば、高品質の出力画像が得られる。
(1−4.ユーザの意図に沿わない撮像例1)
つぎに、図4〜図5に基づいて、ユーザの意図に沿わない撮像例1について説明する。図4におけるユーザの意図は以下の通りである。
・撮像装置100〜300の光軸110〜310が1点で交わっている。
・撮像画像120A〜320Aに描かれる被写体B(中心の被写体)の大きさが揃っている。
・撮像装置100〜300の水平画角方向が揃っている。
図4に示す撮像例1では、撮像装置100の光軸110がずれている。このため、撮像装置100は、ユーザの意図に沿った撮像を行っていない。このため、撮像画像120A〜320Aをそのまま出力画像として使用した場合、被写体A〜Cに対する視点が乱雑に変動してしまう。このため、撮像画像120Aに対する画像処理が必要になる。この画像処理は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、各種入力装置等のハードウェア構成を有する情報処理装置によって行われる。以下の他の撮像例でも同様である。
この画像処理では、まず、図5に示すように、撮像装置100〜300を3次元の仮想空間内にマッピングする。ついで、撮像装置100の光軸110が他の光軸210、310と1点で交わるように、撮像装置100の姿勢を補正する。具体的には、撮像装置100の姿勢を示す回転行列を補正する。補正後の光軸110は他の光軸210、310と1点で交わる。ついで、補正後の撮像装置100及び光軸110に対応する画角領域121を新たに設定する。
撮像装置100は、画角領域121での撮像を行っていない。そこで、当初の撮像画像120Aを画角領域121内で撮像される撮像画像120Bに補正する。具体的には、補正後の回転行列等を用いて撮像画像120Aを新たな画角領域121上に投影変換する。しかし、撮像画像120Bは画角領域121に完全には一致しない。具体的には、画角領域121には、撮像画像120Bが存在しない領域123(黒塗りの領域)が存在する。したがって、仮に画角領域121内の画像を全て出力画像として表示した場合、領域123も表示してしまうことになる。この領域123は、例えば黒色の画像として表示される。これでは、視認者に大きな違和感を与えてしまう。そこで、出力画像の上下左右にこのような黒色の画像が存在しないように、撮像画像120Bから矩形画像120Cを切り出す。また、矩形画像120Cに描かれている範囲と他の撮像画像220A、320Aに描かれている範囲とが異なるので、これらが揃うように他の撮像画像220A、320Aからも同サイズの矩形画像220C、320Cを切り出す。そして、これらの矩形画像120C〜320Cを出力画像として表示する。
これにより、見かけ上ユーザの意図に沿った出力画像を表示することができる。しかし、矩形画像120C〜320Cの切り出しによって画像サイズが小さくなる。さらに、矩形画像120C〜320Cに描かれている範囲は、当初の撮像画像120A〜320Aよりも小さくなる。したがって、出力画像の品質が低下する。
(1−5.ユーザの意図に沿わない撮像例2)
つぎに、図6〜図8に基づいて、ユーザの意図に沿わない撮像例2について説明する。図6におけるユーザの意図は以下の通りである。
・撮像装置100〜300の光軸110〜310が1点で交わっている。
・撮像画像120A〜320Aに描かれる被写体B(中心の被写体)の大きさが揃っている。
・撮像装置100〜300の水平画角方向が揃っている。
図6に示す撮像例2では、撮像画像220Aに描かれる被写体Bの大きさが異なっている。例えば、撮像装置200の焦点距離が他の撮像装置100、300の焦点距離と異なっているために、被写体Bの大きさが異なっている。このため、撮像画像120A〜320Aをそのまま出力画像として使用した場合、被写体Bの大きさが変動してしまう。したがって、視認者に大きな違和感を与えてしまう。このため、撮像画像220Aに対する画像処理が必要になる。
この画像処理では、まず、図7に示すように、撮像画像220Aから矩形画像220Dを切り出す。ついで、図8に示すように、矩形画像220Dを画角領域220と同サイズまで拡大する。拡大後の矩形画像220Dの解像度は他の撮像画像120A、320Aよりも低い。したがって、解像度の統一性がなくなってしまう。そこで、これらの画像の全てにローパスフィルタを掛ける。これにより、解像度を統一させる。そして、撮像画像120A、矩形画像220D、及び撮像画像320Aを出力画像として表示する。
これにより、見かけ上ユーザの意図に沿った出力画像を表示することができる。しかし、出力画像の解像度が当初の撮像画像120A〜320Aよりも小さくなる。したがって、出力画像の品質が低下する。
(1−6.ユーザの意図に沿わない撮像例3)
つぎに、図9〜図11に基づいて、ユーザの意図に沿わない撮像例3について説明する。図9におけるユーザの意図は以下の通りである。
・撮像装置100〜300の光軸110〜310が1点で交わっている。
・撮像画像120A〜320Aに描かれる被写体B(中心の被写体)の大きさが揃っている。
・撮像装置100〜300の水平画角方向が揃っている。
図9に示す撮像例3では、撮像装置100〜300の水平画角方向が全て異なっている。このため、撮像画像120A〜320Aをそのまま出力画像として使用した場合、被写体A〜Cの向きが大きく変動してしまう。したがって、視認者に大きな違和感を与えてしまう。このため、撮像画像120A〜320Aに対する画像処理が必要になる。
この画像処理では、まず、図10に示すように、撮像画像120A〜320Aから被写体A〜Cが描かれている矩形画像120E〜320Eを切り出す。ついで、図11に示すように、矩形画像120E〜320Eを画角領域120〜320と同サイズまで拡大し、かつ、水平画角方向を揃える。拡大後の矩形画像120E〜320Eの解像度は当初の撮像画像120A〜320Aよりも低い。そして、矩形画像120E〜320Eを出力画像として表示する。
これにより、見かけ上ユーザの意図に沿った出力画像を表示することができる。しかし、出力画像の解像度が当初の撮像画像120A〜320Aよりも小さくなる。したがって、出力画像の品質が低下する。
このように、撮像装置100〜300がユーザの意図に沿った撮像を行っていない場合、各種の画像処理(いわゆる、ポストプロダクション処理)が必要となり、結果として、画質の低下等が生じうる。
したがって、撮像装置100〜300がユーザの意図に沿った撮像を行うことが非常に重要となる。ユーザは、各撮像装置100〜300の画角領域120〜320内の被写体A〜Cを確認しながら各撮像装置100〜300の画角領域を調整することが多い。具体的には、ユーザは、撮像装置100〜300のファインダーを覗くことで画角領域120〜320内の被写体A〜Cを確認する。あるいは、撮像装置100〜300が表示パネルを備える場合、表示パネルに画角領域120〜320内の被写体A〜Cが表示される。ユーザは、表示パネルに表示される画像を確認することで、画角領域120〜320内の被写体A〜Cを確認する。
しかし、画角領域内に調整の目安となる画角領域が表示されないため、ユーザは、どのように画角領域を調整すれば良いのかを把握することが難しかった。このため、ユーザは、撮像装置100〜300間を何度も往復し、微調整を繰り返す必要があった。さらに、このような調整を行っても、撮像画像120A〜320Aがユーザの意図に沿わない場合もあった。
このため、より容易かつ直感的に画角領域を調整することができる技術が望まれていた。そこで、本実施形態では、画角領域内に調整の目安となる画角領域、すなわち調整用画角領域を重畳する。以下、本実施形態について詳細に説明する。
<2.本実施形態の概要>
次に、図12〜図15に基づいて、本実施形態の概要を説明する。図12及び図13に示すように、撮像装置10、20は、被写体A、Bを撮像している。撮像装置10、20の光軸11、21は被写体Aに向いている。この時、撮像装置10の表示パネルには、図14に示す画像が表示される。すなわち、撮像装置10の表示パネルには、被写体A、B、撮像装置10の画角領域12、水平画角方向の中心線12a、垂直画角方向の中心線12bが表示される。さらに、表示パネルには、調整用画角領域として、撮像装置20の画角領域22、画角領域22の水平画角方向の中心線22a、垂直画角方向の中心線22bが表示される。これにより、ユーザは、撮像装置10の画角領域12と撮像装置20の画角領域22との位置関係を直感的かつ容易に把握することができる。これにより、例えば、ユーザは、画角領域12の大きさを画角領域22に揃える等の調整を容易に行うことができる。すなわち、ユーザは、画角領域12が自己の意図した状態からずれている場合には、そのようなずれに容易に気づくことができる。さらに、ユーザは、画角領域12の調整をより直感的かつ容易に行うことができる。例えば、図14の例では、画角領域12の水平画角方向が画角領域22の水平画角方向とずれている。このため、ユーザは、このようなずれを容易に修正することができる。
一方、撮像装置20の表示パネルには、図15に示す画像が表示される。すなわち、撮像装置20の表示パネルには、被写体A、B、撮像装置20の画角領域22、水平画角方向の中心線22a、垂直画角方向の中心線22bが表示される。さらに、表示パネルには、調整用画角領域として、撮像装置10の画角領域12、画角領域12の水平画角方向の中心線12a、垂直画角方向の中心線12bが表示される。これにより、ユーザは、撮像装置20の画角領域22と撮像装置10の画角領域12との位置関係を直感的かつ容易に把握することができる。したがって、ユーザは、画角領域22の調整もより直感的かつ容易に行うことができる。
もちろん、調整用画角領域は上記の例に限られない。例えば、ユーザの意図に沿わない撮像例1では、撮像装置100の光軸110がずれていたために生じる。このため、撮像装置10、20の光軸11、21がずれているかどうかを確かめるための調整用画角領域を表示してもよい。このような調整用画角領域の決定方法については後述する。また、撮像装置の数はこの例に限定されない。また、撮像画像は静止画であっても、動画であってもよい。
<3.本実施形態に係る撮像システムの構成例>
次に、図16及び図17に基づいて、本実施形態に係る撮像システムの構成について説明する。撮像システムは、複数の撮像装置10〜50と、演算装置600と、これらを連結するネットワーク500とを備える。もちろん、撮像装置10〜50の数はこれに限定されず、2台以上であればよい。
撮像装置10〜50の構成はいずれも同様であるので、ここでは、撮像装置10の構成について説明する。撮像装置10は、図16に示すように、レンズ10A、絞り10B、撮像素子10C、前処理部10D、検波部10E、画質調整部10F、後処理部10G、制御部10H、記憶部10I、表示部10J、レンズ駆動部10K、入力操作部10L、通信部10M、及び一時記憶部10Nを備える。
レンズ10Aは、外部から入射された光を撮像素子10Cに集光する。絞り10Bは、レンズ10Aを通った光の光量を調整する。撮像素子10Cは、レンズ10Aからの光によって撮像画像を生成し、前処理部10D及び検波部10Eに出力する。前処理部10Dは、CPU(Central Processing Unit)等の回路により構成され、撮像画像に対して各種の前処理を行う。ここで、前処理は、撮像装置毎の固体バラ付きを調整するための処理であり、例えば欠陥補正、シェーディング補正等が挙げられる。前処理部10Dは、前処理後の撮像画像を検波部10E及び画質調整部10Fに出力する。
検波部10Eは、CPU等の回路により構成され、前処理前後の撮像画像を検波することで、撮像画像の検波情報(例えば、輝度分布等)を取得する。そして、検波部10Eは、検波情報を画質調整部10Fに出力する。画質調整部10Fは、CPU等の回路により構成され、検波情報に基づいて、撮像画像の画質を調整する。例えば、画質調整部10Fは、撮像画像の色、明るさ、解像度、ノイズ感、質感、ホワイトバランス等を調整する。画質調整部10Fは、調整後の撮像画像を後処理部10Gに出力する。後処理部10Gは、CPU等の回路により構成され、撮像画像に対して各種の後処理を行う。後処理部10Gは、後処理後の撮像画像を一時記憶部10Nに出力する。
一時記憶部10Nは、RAM(Random Access Memory)等の回路により構成され、撮像装置10の処理に使用される各種の情報を一時的に記憶する。例えば、一時記憶部10Nは、後処理部10Gから与えられた撮像画像を記憶する。一時記憶部10Nに記憶された情報は、撮像装置10の各構成要素によって使用される。詳細は後述する。制御部10Hは、CPU等の回路により構成され、撮像装置10の各構成要素を制御する他、例えば以下の処理を行う。すなわち、制御部10Hは、入力操作部10Lから入力された操作情報に基づいて、撮像素子10Cに撮像を行わせる。また、制御部10Hは、一時記憶部10Nに記憶された撮像画像を表示部10Jに表示させ、記憶部10Iに記憶する。また、制御部10Hは、撮像装置情報に基づいて、各種の調整用画角領域を生成し、撮像画像に重畳する。制御部10Hは、調整用画角領域が重畳された撮像画像を一時記憶部10Nに出力する。ここで、撮像装置情報は、撮像装置に関する情報である。撮像装置情報は、具体的には、例えば撮像装置の画角に関する情報である。撮像装置情報は、より具体的には、例えば、撮像装置10〜50の設置位置、姿勢、焦点距離、及び撮像素子のサイズに関する情報が含まれる。撮像装置10〜50の設置位置及び姿勢は、演算装置600によって算出される。撮像装置10〜50の焦点距離は、いわゆるカメラ行列として表され、撮像装置10〜50の制御部により生成される。撮像素子のサイズは、撮像装置10〜50の記憶部に記憶される。これらの撮像装置情報は、一時記憶部10Nに一旦記憶される。そして、制御部10Hは、一時記憶部10Nに記憶される撮像装置情報に基づいて、調整用画角領域を生成する。詳細な処理の手順については後述する。
また、制御部10Hは、入力操作部10Lから与えられた操作情報に基づいて、レンズ駆動部10Kを制御する。レンズ駆動部10Kは、制御部10Hからの指示に基づいて、レンズ10Aの位置を調整する。すなわち、レンズ駆動部10Kは、焦点距離を調整する。制御部10Hは、調整後の焦点距離を一時記憶部10Nに記憶させる。また、制御部10Hは、記憶部10Iに記憶された撮像装置情報、具体的には撮像素子10Cのサイズに関する情報を一時記憶部10Nに記憶させる。
記憶部10Iは、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の回路により構成され、撮像装置10の動作に必要な情報(例えばプログラム、焦点距離、撮像素子10Cのサイズ等)を記憶する。また、記憶部10Iは、一時記憶部10Nに記憶された撮像画像(調整用画角領域が重畳されたものを含む)を記憶してもよい。表示部10Jは、撮像装置10の画角領域12、一時記憶部10Nに記憶された撮像画像及び調整用画角領域を重畳して表示する。表示部10Jは、例えば、撮像装置10の背面に配置される表示パネル(例えば、液晶表示パネル、有機エレクトロルミネッセンス表示パネル等)、及び電子ビューファインダ(EVF)などであるが、これらに限定されない。
レンズ駆動部10Kは、レンズ駆動装置等により構成され、制御部10Hからの指示によりレンズ10Aの位置を調整する。入力操作部10Lは、各種のボタン、タッチパネル等により構成され、ユーザによる入力操作を受け付ける。そして、入力操作部10Lは、操作情報を制御部10Hに出力する。入力操作部10Lは、例えば各種のボタン(シャッターボタン、操作ボタン等)、タッチパネル等であるが、これらに限定されない。
通信部10Mは、通信回路等により構成され、ネットワーク500を介して他の撮像装置20〜50及び演算装置600と通信を行う。例えば、通信部10Mは、一時記憶部10Nに記憶された撮像画像を演算装置600に出力する。また、通信部10Mは、一時記憶部10Nに記憶された撮像装置情報(ここでは、撮像装置10の焦点距離及び撮像素子のサイズ)を他の撮像装置20〜50に出力する。また、通信部10Mは、他の撮像装置20〜50から撮像装置情報として焦点距離及び撮像素子のサイズに関する情報を受信する。また、通信部10Mは、演算装置600から撮像装置情報として撮像装置10〜50の設置位置及び姿勢に関する情報を受信する。通信部10Mは、受信した撮像装置情報を一時記憶部10Nに出力する。なお、撮像装置10は、撮像装置10に着脱可能な外部記憶媒体をさらに備えていてもよい。外部記憶媒体には、撮像画像及び調整用画角領域等を記憶させても良い。
なお、撮像装置10〜50は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、レンズ、絞り、撮像素子、レンズ駆動装置、表示パネル(例えば、液晶表示パネル、有機エレクトロルミネッセンス表示パネル等)、各種のボタン、タッチパネル、通信回路等のハードウェア構成を備える。そして、そして、プロセッサが所定のプログラムに従った信号処理を実行することにより、上述した撮像装置10〜50の機能が実現される。なお、撮像装置10〜50の構成は上述した例に限られない。すなわち、撮像装置10〜50は、本実施形態の機能が実現できるものであればどのような構成であっても良い。
演算装置600は、図17に示すように、通信部610、表示部620、入力操作部630、制御部640、一時記憶部650、及び記憶部660を備える。通信部610は、通信回路等により構成され、ネットワーク500を介して撮像装置10〜50と通信を行う。具体的には、通信部610は、撮像装置10〜50から撮像画像を受信し、一時記憶部650に出力する。また、通信部610は、一時記憶部650に記憶された撮像装置情報(具体的には、撮像装置10〜50の設置位置及び姿勢)を撮像装置10〜50に出力する。表示部620は、表示パネル(例えば、液晶表示パネル、有機エレクトロルミネッセンス表示パネル等)により構成され、一時記憶部650に記憶された各種情報を表示する。入力操作部630は、例えばマウス、キーボード、タッチパネル等であり、ユーザによる入力操作を受け付ける。入力操作部630は、操作情報を制御部640に出力する。制御部640は、CPU等の回路により構成され、演算装置600の各構成要素を制御する他、以下の処理を行う。制御部640は、一時記憶部650に記憶された撮像画像に基づいて、撮像装置10〜50の設置位置及び姿勢を算出(推定)する。概略的には、制御部640は、撮像画像から被写体を抽出し、被写体のサイズ、回転角度等に基づいて、撮像装置10〜50の設置位置及び姿勢を算出する。ここで、制御部640は、撮像装置10〜50の設置位置を位置ベクトルの形式で算出し、撮像装置10〜50の姿勢を回転行列の形式で算出する。制御部640は、撮像装置10〜50の設置位置及び姿勢に関する撮像装置情報を一時記憶部650に出力する。一時記憶部650は、RAM(Random Access Memory)等の回路により構成され、演算装置600の処理に使用される各種の情報を一時的に記憶する。例えば、一時記憶部650は、上述したように、通信部610から与えられた撮像画像を記憶する。一時記憶部650に記憶された情報は、演算装置600の各構成要素によって使用される。記憶部660は、ROM(Read Only Memory)等の回路により構成され、演算装置600の動作に必要な情報(例えばプログラム等)を記憶する。
なお、演算装置600は、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、表示パネル(例えば、液晶表示パネル、有機エレクトロルミネッセンス表示パネル等)、キーボード、マウス、タッチパネル、通信回路等のハードウェア構成を備える。そして、そして、プロセッサが所定のプログラムに従った信号処理を実行することにより、上述した演算装置600の機能が実現される。なお、演算装置600の構成は上述した例に限られない。すなわち、演算装置600は、本実施形態の機能が実現できるものであればどのような構成であっても良い。例えば、演算装置600は、上述した表示部620及び入力操作部630のうち、少なくとも1種を有していなくても良い。また、制御部640の動作は撮像装置10〜50が有する制御部のいずれかに行わせるようにしてもよい。この場合、演算装置600を別途用意する必要がなくなる。
<4.撮像システムによる処理例>
つぎに、撮像システムによる処理例を図18に示すフローチャートに沿って説明する。なお、以下の処理例では、図19に示すように、撮像装置10〜50によって撮像を行う場合の処理について説明する。また、以下の処理例では、撮像装置10が調整用画角領域を生成する例を説明するが、他の撮像装置20〜50も同様の処理により調整用画角領域を生成することができる。なお、図中の添字iは、1〜5の整数であり、撮像装置10〜50に対応する。また、以下の処理例は、随時行われる。
ステップS10において、撮像装置10〜50は、撮像画像を演算装置600に送信する。具体的には、撮像装置10〜50の通信部は、一時記憶部に記憶された撮像画像を演算装置600に送信する。これに応じて、演算装置600の通信部610は、これらの撮像画像を一時記憶部650に出力する。制御部640は、一時記憶部650に記憶された撮像画像に基づいて、撮像装置10〜50の設置位置及び姿勢に関する撮像装置情報を生成する。そして、制御部640は、これらの撮像装置情報を一時記憶部650に出力する。そして、通信部610は、一時記憶部650に記憶された撮像装置情報を撮像装置10〜50に送信する。また、撮像装置10〜50は、互いに焦点距離及び撮像素子のサイズに関する撮像装置情報を交換する。例えば、制御部10Hは、記憶部10Iから撮像装置10の焦点距離及び撮像素子のサイズに関する撮像装置情報を取得し、一時記憶部10Nに出力する。通信部10Mは、一時記憶部10Nに記憶された撮像装置情報を他の撮像装置20〜50に送信する。また、通信部10Mは、は、他の撮像装置20〜50から焦点距離及び撮像素子のサイズに関する撮像装置情報を取得する。通信部10Mは、これらの撮像装置情報を一時記憶部10Nに出力する。
以上の処理により、撮像装置10の一時記憶部10Nには、撮像装置10〜50の設置位置、姿勢、焦点距離、及び撮像素子のサイズに関する撮像装置情報が記憶される。設置位置は、位置ベクトルの形式で与えられ、姿勢は回転行列の形式で与えられ、焦点距離はカメラ行列の形式で与えられる。
ステップS20において、制御部10Hは、3次元の仮想空間を設定する。ついで、制御部10Hは、図20に示すように、撮像装置10〜50の位置ベクトルに基づいて、仮想空間内の点P1〜P5に撮像装置10〜50を設置する。点P1〜P5の座標は、位置ベクトルにより定まる。さらに、制御部10Hは、回転行列に基づいて、撮像装置10〜50の姿勢を決定する。そして、制御部10Hは、撮像装置10〜50の光軸11〜51を設定する。さらに、制御部10Hは、カメラ行列及び撮像素子のサイズに基づいて、光軸11〜51上に画角領域12〜52を設定する。さらに、制御部10Hは、画角領域12〜52上に水平画角方向の中心線12a〜52a、垂直画角方向の中心線12b〜52bを設定する。また、制御部10Hは、画角領域12〜52上にxy平面を設定する。
ステップS30以降の処理において、制御部10Hは、画角領域12〜52のうち、少なくとも一つを変換し、変換後の画角領域を調整用画角領域とする。具体的には、ステップS30において、制御部10Hは、図21に示すように、光軸11〜51に基づいて、光軸11〜51の目標交点Pを設定する。例えば、制御部10Hは、光軸11〜51の最近接点を目標交点Pとする。
ステップS40において、制御部10Hは、目標交点Pに基づいて、画角領域12〜52のうち、少なくとも一つを変換する。具体的には、制御部10Hは、図22示すように、全ての光軸11〜51が目標交点Pに向くように、撮像装置10〜50の姿勢を補正する。具体的には、制御部10Hは、撮像装置10〜50の回転行列を変換する(R→R’)。すなわち、制御部10Hは、撮像装置情報を調整する。そして、制御部10Hは、補正後の姿勢に対応する画角領域12c〜52cを新たに設定する。
ついで、ステップS50において、制御部10Hは、画角領域12を射影変換する。具体的には、制御部10Hは、図23に示すように、画角領域12の四隅の頂点P12をホモグラフィ行列Hによって射影変換する。ここで、ホモグラフィ行列Hは、KR’ −1で示される行列である。ここで、Kは撮像装置10のカメラ行列であり、R’は撮像装置10の変換後の回転行列であり、K −1は撮像装置10のカメラ行列の逆行列である。
ついで、制御部10Hは、図24に示すように、射影変換後の画角領域12−1を新たな画角領域12cに重畳する。画角領域12−1には、水平画角方向の中心線12a−1、垂直画角方向の中心線12b−1が描かれている。図24から明らかな通り、画角領域12−1は、画角領域12cに一致しない。例えば、画角領域12−1の一部は画角領域12cからはみ出している。画角領域12−1のうち、画角領域12cからはみ出した領域は撮像されない。そこで、制御部10Hは、図25に示すように、画角領域12−1のうち、画角領域12c内に存在する領域を有効画角領域12−2として設定する。そして、制御部10Hは、有効画角領域12−2の頂点P12−2を抽出する。
ステップS60において、制御部10Hは、図26に示すように、有効画角領域12−2から有効矩形画角領域12−3を抽出する。画角領域12cには、有効画角領域12−2が存在しない領域12c−1が存在する。したがって、仮に画角領域12c内の画像を全て出力画像として表示した場合、領域12c−1も表示してしまうことになる。この領域12c−1は、例えば黒色の画像として表示される。これでは、視認者に大きな違和感を与えてしまう。そこで、出力画像の上下左右にこのような黒色の画像が存在しないように、有効画角領域12−2から有効矩形画角領域12−3を抽出する。具体的には、制御部10Hは、有効矩形画角領域12−3の四隅の頂点P12−3を抽出する。有効矩形画角領域12−3のアスペクト比は画角領域12cのアスペクト比に一致することが好ましい。また、有効矩形画角領域12−3の中心点(重心点)P12−3aは画角領域12cの中心点(重心点)に一致することが好ましい。
ステップS70において、制御部10Hは、有効矩形画角領域12−3の水平画角方向の中心線12a−3、垂直画角方向の中心線12b−3を設定し、これらの長さL、Hを算出する。
ステップS80において、制御部10Hは、他の撮像装置20〜50の有効画角領域及び有効矩形画角領域を算出する。具体的な算出方法は上述したステップS50と同様である。
ステップS90において、制御部10Hは、他の撮像装置20〜50の有効画角領域から有効矩形画角領域を抽出する。さらに、制御部10Hは、有効矩形画角領域の水平画角方向の中心線、垂直画角方向の中心線を設定し、これらの長さL、Hを算出する。
ステップS100において、制御部10Hは、撮像装置10の有効画角領域及び有効矩形画角領域を元の画角領域12に射影する。具体的には、制御部10Hは、撮像装置10の有効画角領域12−2の頂点P12−2及び有効矩形画角領域12−3の頂点P12−3をホモグラフィ行列の逆行列H −1によって変換する。ついで、制御部10Hは、他の撮像装置20〜50の画角領域22c〜52c、有効画角領域、及び有効矩形画角領域を撮像装置10の画角領域12に射影する。
以下、撮像装置20の画角領域22c、有効画角領域、及び有効矩形画角領域を画角領域12に射影する方法について説明する。他の撮像装置30〜50の画角領域32c〜52c、有効画角領域、及び有効矩形画角領域についても同様の方法で画角領域12に射影することができる。
この方法では、撮像装置20の画角領域22c等が画角領域12c上でどのように結像されるのかという観点で、撮像装置20の画角領域22c等を画角領域12cに射影する。具体的には、図27に示すように、制御部10Hは、点P1から十分離れた位置に画角領域12cに平行な平面1000を設定する。ついで、制御部10Hは、画角領域22cの8つの点(具体的には、四隅の頂点、各中心線と枠線との4つの交点)に相当する点P22−1を平面1000上に設定する。これらの点P22−1は、点P2と画角領域22cの8つの点とを連結する直線と平面1000との交点となる。これらの点P22−1により、平面1000上に遠方画角領域22−1が形成される。遠方画角領域22−1は、水平画角方向の中心線22a−1と、垂直画角方向の中心線22b−1とを有する。
ついで、制御部10Hは、以下の数式(1)に基づいて、遠方画角領域22−1の各点P22−1を画角領域12上に射影する。
Figure 0006835080
数式(1)において、u、vは画角領域12c上に定義されるxy平面上の2次元座標であり、x、y、zは仮想空間上の点P22−1の3次元座標である。図28に示す画角領域22−2は、画角領域12に射影された画角領域22を示す。点P22−2は点P22−1に対応する。また、水平画角方向の中心線22a−2は中心線22a−1に対応し、垂直画角方向の中心線22b−2は中心線22b−1に対応する。なお、図28では画角領域22−2の全体を示したが、実際に表示されるのは、画角領域12の範囲内の部分である。
制御部10Hは、撮像装置20の有効画角領域及び有効矩形画角領域も同様の方法により画角領域12に射影する。図29に示す画角領域22−3は、画角領域12に射影された撮像装置20の有効画角領域である。点P22−3は有効画角領域の頂点である。なお、図29では画角領域22−3の全体を示したが、実際に表示されるのは、画角領域12の範囲内の部分である。
以上の結果、制御部10Hは、例えば図30に示す重畳画角領域を得る。この重畳画角領域には、画角領域12に画角領域12−4、12−5、22−4が重畳されている。画角領域12−4は、画角領域12に射影された撮像装置10の有効画角領域12−2である。点P12−4は有効画角領域12−2の頂点P12−2に対応する。画角領域12−5は、画角領域12に射影された撮像装置10の有効矩形画角領域12−3である。画角領域22−4は、画角領域12に射影された撮像装置20の有効矩形画角領域である。中心点P12−5、P22−4は、画角領域12−5、22−4の中心点である。なお、図30では、画角領域22−2、22−3を省略した。また、画角領域12以外の画角領域の水平画角方向の中心線及び垂直画角方向の中心線を省略した。
さらに、制御部10Hは、目標交点Pも上記と同様の方法により画角領域12に射影する。
ステップS110において、制御部10Hは、生成された重畳画角領域を一時記憶部10Nに出力する。さらに、制御部10Hは、一時記憶部10Nに記憶された重畳画角領域のうち、必要な画角領域を表示部10Jに表示する。制御部10Hは、全ての画角領域を表示してもよいし、ユーザにより選択された画角領域を表示してもよい。また、ユーザに選択されなかった画角領域については、上述した変換処理を行わなくても良い。また、上述の処理例では、光軸11〜51が目標交点Pを向くように撮像装置10〜50の姿勢を補正したが、このような補正を行わずに撮像装置10の画角領域12に他の撮像装置20〜50の画角領域22〜52を重畳してもよい。具体的な表示例については後述する。
<5.撮像装置に表示される画像例>
(5−1.撮像装置に表示される画像例1)
つぎに、撮像装置10等に表示される画像の例を説明する。図31は、画像例1を示す。この画像例1では、撮像装置10〜50により被写体X1、X2を撮像している。そして、撮像装置10の表示部10Jに画像例1の画像が表示される。具体的には、撮像装置10の表示部10Jには、被写体X1、X2、撮像装置10の画角領域12が表示される。また、画角領域12には、画角領域12の特徴情報の一例として、水平画角方向の中心線12a、垂直画角方向の中心線12bが表示される。さらに、表示部10Jには、画角領域12−4、12−5、22−2、22−3、22−4が画角領域12に重畳して表示される。これらの画角領域12−4、12−5、22−2、22−3、22−4の定義は上述した通りである。さらに、表示部10Jには、画角領域22−2の特徴情報として、画角領域22−2の水平画角方向の中心線22a−2、垂直画角方向の中心線22b−2も表示される。なお、図31では、画角領域12の枠外の部分も示されているが、画角領域12の枠外の部分は表示部10Jには表示されない。また、制御部10Hは、画角領域毎に線種(例えば、色、太さ、点滅の有無等)を変えて表示する。以下の他の画像例においても同様である。
さらに、表示部10Jには目標交点Paも表示される。この目標交点Paは、画角領域12に射影された目標交点Pである。なお、この例では、他の撮像装置30〜50も考慮して目標交点Pが設定されているため、目標交点Pの位置が撮像装置10、20の光軸の交点からずれている。
また、画角領域12、22−2の特徴情報は他の情報、例えば画角領域12、22−2の中心点であってもよい。また、画角領域を表す形態として、例えば画角領域の頂点のみを表示するようにしてもよい。つまり、画角領域を表示する態様はどのようなものであってもよい。また、他の撮像装置30〜50の画角領域も表示されても良い。また、例えばユーザの目的が光軸11を目標交点Pに合わせることであれば、撮像装置20に関する画角領域22−2、22−3、22−4は省略されても良い。逆に、ユーザの目的が画角領域12を他の撮像装置20〜50の画角領域に基づいて調整することを目的とする場合、画角領域12−4、12−5は省略されても良い。このような場合としては、例えば、画角領域12の大きさを他の撮像装置20〜50の画角領域の大きさと揃えることが挙げられる。
この画像例1によれば、ユーザは、撮像装置10の画角領域12の中心点、すなわち撮像装置10の光軸11が目標交点Paからずれていることを直感的かつ容易に把握することができる。さらに、ユーザは、画角領域12−4、12−5が画角領域12からずれていることも直感的かつ容易に把握することができる。このため、ユーザは、このままでは「ユーザの意図に沿わない撮像例1」と同様の画像処理が必要になってしまうことを把握することができる。具体的には、ユーザは、画角領域12のうち、画角領域12−5に含まれない部分は使用できない領域となることを容易に把握することができる。より具体的には、ユーザは、撮像画像を新たな画角領域12c内で撮像される撮像画像に補正した場合に、撮像画像が存在しない領域が発生してしまうことを認識することができる。そして、ユーザは、そのような領域が発生しないように、撮像画像から画角領域12−5を抽出する必要があることを把握することができる。したがって、ユーザは、画角領域12の中心点が目標交点Paに一致するように、撮像装置10の姿勢を調整する。上述した処理例の処理は随時行われるので、ユーザが撮像装置10を動かすと、それに応じて表示部10Jに表示される画像も随時変更される。画角領域12の中心点が目標交点Paに一致した場合、画角領域12−4、12−5も画角領域12にほぼ一致する。
ちなみに、画像例1のように有効画角領域及び有効矩形画角領域が画角領域よりも減少している原因は撮像装置10〜50の光軸11〜51の少なくともいずれかが目標交点Pからずれていることが原因である。画像例1のように、撮像装置10の表示部10Jに撮像装置10の有効画角領域及び有効矩形画角領域だけでなく、他の撮像装置20の有効画角領域及び有効矩形画角領域も表示することで、どの撮像装置に問題があるのかを容易に把握することができる。
さらに、ユーザは、画角領域12の大きさが画角領域22−2の大きさと異なっていることを把握することができる。この場合、撮像装置10の焦点距離が撮像装置20の焦点距離と合っていないと考えられる。そこで、ユーザは、画角領域12の大きさが画角領域22−2の大きさにほぼ一致するように、焦点距離を調整することができる。さらに、ユーザは、画角領域12の水平画角方向が画角領域22の水平画角方向からずれていることも把握することができる。このため、ユーザは、撮像装置10の姿勢を調整する(光軸11を中心に回転させる)ことで、画角領域12の水平画角方向を画角領域22の水平画角方向に一致させることができる。したがって、ユーザは、画角領域12の調整をより直感的かつ容易に行うことができる。
また、画像例1では、ユーザは、画角領域22−2が画角領域22−3、22−4からずれていることも容易に把握することができる。したがって、ユーザは、撮像装置20の光軸21も目標交点Pからずれていることも直感的かつ容易に把握することができる。
(5−2.撮像装置に表示される画像例2)
図32は画像例2を示す。この画像例2では、撮像装置10〜50により被写体X1、X2を撮像している。そして、撮像装置20の表示部に画像例2の画像が表示される。具体的には、撮像装置20の表示部には、被写体X1、X2、撮像装置20の画角領域22、水平画角方向の中心線22a、垂直画角方向の中心線22bが表示される。さらに、表示部10Jには、画角領域12−10、12−11、12−12、22−10、22−11が画角領域12に重畳して表示される。画角領域12−10は、画角領域12に射影された画角領域12である。画角領域12−11は、画角領域12に射影された有効画角領域12−2である。画角領域12−12は、画角領域12に射影された有効矩形画角領域12−3である。画角領域22−10は、画角領域22に射影された撮像装置20の有効画角領域である。画角領域22−11は、画角領域22に射影された撮像装置20の有効矩形画角領域である。さらに、表示部には、画角領域12−10の水平画角方向の中心線12a−10、垂直画角方向の中心線12b−10も表示される。
さらに、表示部には目標交点Paも表示される。この目標交点Paの定義は上述した通りである。なお、他の画角領域の水平画角方向の中心線及び垂直画角方向の中心線も表示されてもよい。また、画角領域の中心線の代わりに画角領域の中心点が表示されてもよい。また、他の撮像装置30〜50の画角領域も表示されても良い。また、例えばユーザの目的が光軸21を目標交点Pに合わせることであれば、撮像装置10に関する画角領域12−10、12−11、12−12は省略されても良い。
この画像例2においても、ユーザは、画角領域22の調整をより直感的かつ容易に行うことができる。さらに、ユーザは、他の撮像装置10の光軸11も目標交点Pからずれていることも直感的かつ容易に把握することができる。すなわち、ユーザは、画像例1と同様の対応を行うことができる。
<5−3.撮像装置に表示される画像例3>
図33は画像例3を示す。この画像例3では、撮像装置10、20により被写体A、Bを撮像している。そして、撮像装置10の表示部10Jに画像例3の画像が表示される。具体的には、撮像装置10の表示部10Jには、被写体A、B、撮像装置20の画角領域22−2、水平画角方向の中心線22a−2、垂直画角方向の中心線22b−2が表示される。画角領域22−2の定義は上述した通りである。なお、画像例3では、画角領域22−2をほぼ矩形として示したが、目標交点に対する光軸のずれ量に応じて矩形から歪むことになる。以下の各画像例においても同様である。また、他の種類の画角領域、例えば画角領域12−4、12−5、22−3、22−4等(すなわち、有効画角領域、有効矩形画角領域等)を表示してもよい。以下の各画像例においても同様である。
この例では、画角領域22−2の大きさは画角領域12とほぼ同じであるが、水平画角方向、光軸がずれている。このため、ユーザは、水平画角方向及び光軸を調整することができる。なお、ユーザの意図が、例えば撮像装置毎に焦点距離を変えるものである場合には、ユーザは、画角領域22−2の大きさと画角領域12の大きさとが異なるように焦点距離を調整する。
<5−4.撮像装置に表示される画像例4>
図34は画像例4を示す。この画像例4では、撮像装置10、20により被写体A、Bを撮像している。そして、撮像装置10の表示部10Jに画像例4の画像が表示される。具体的には、撮像装置10の表示部10Jには、被写体A、B、撮像装置20の画角領域22−2、水平画角方向の中心線22a−2、垂直画角方向の中心線22b−2が表示される。画角領域22−2の定義は上述した通りである。
この例では、画角領域22−2の大きさは画角領域12よりも小さく、水平画角方向、光軸がずれている。このため、ユーザは、水平画角方向及び光軸を調整することができる。なお、ユーザの意図が、撮像装置10の焦点距離を撮像装置20の焦点距離よりも短くするものである場合には、焦点距離を調整しなくても良い。ただし、焦点距離を揃えたい場合には、ユーザは、画角領域22−2の大きさと画角領域12の大きさとが揃うように焦点距離を調整する。
<5−5.撮像装置に表示される画像例5>
図35は画像例5を示す。この画像例5では、撮像装置10、20により被写体A、Bを撮像している。そして、撮像装置10の表示部10Jに画像例5の画像が表示される。具体的には、撮像装置10の表示部10Jには、被写体A、B、撮像装置20の画角領域22−2、水平画角方向の中心線22a−2、垂直画角方向の中心線22b−2が表示される。画角領域22−2の定義は上述した通りである。
この例では、画角領域22−2の大きさは画角領域12よりも大きく、水平画角方向、光軸がずれている。このため、ユーザは、水平画角方向及び光軸を調整することができる。なお、ユーザの意図が、撮像装置10の焦点距離を撮像装置20の焦点距離よりも長くするものである場合には、焦点距離を調整しなくても良い。ただし、焦点距離を揃えたい場合には、ユーザは、画角領域22−2の大きさと画角領域12の大きさとが揃うように焦点距離を調整する。
<5−6.撮像装置に表示される画像例6>
図36は画像例6を示す。この画像例6では、撮像装置10〜50により被写体A、Bを撮像している。そして、撮像装置10の表示部10Jに画像例6の画像が表示される。具体的には、撮像装置10の表示部10Jには、被写体A、Bが表示される。ただし、この例では、撮像装置20の画角領域22−2が画角領域12に対して大きくずれており、画角領域12の外に存在する。このため、画角領域22−2は画角領域12内に表示されない。この原因としては、撮像装置20の光軸がユーザの意図した方向から大きくずれていることが考えられる。この場合、制御部10Hは、画角領域22−2の位置を示す位置指示情報を画角領域12内に表示してもよい。この例では、位置指示情報はインジケータCとなっている。また、この例ではインジケータCは矢印画像となっているが、他の種類のインジケータであってもよいことはもちろんである。音声などにより画角領域22−2の位置を教示してもよい。すなわち、位置指示情報は音声情報であってもよい。画像表示と音声とを併用してもよい。画角領域22−2の定義は上述した通りである。
この例では、画角領域22−2の光軸が大きくずれている。このため、ユーザは、まず、撮像装置20の光軸を調整することで画角領域12内に画角領域22−2を表示させ、その後、画像例3、45と同様の処理を行っても良い。
<5−7.撮像装置に表示される画像例7>
図37は画像例7を示す。この画像例7では、撮像装置10〜30により被写体A、Bを撮像している。そして、撮像装置10の表示部10Jに画像例7の画像が表示される。具体的には、撮像装置10の表示部10Jには、被写体A、B、撮像装置20の画角領域22−2、水平画角方向の中心線22a−2、垂直画角方向の中心線22b−2が表示される。画角領域22−2の定義は上述した通りである。さらに、表示部10Jには、撮像装置30の画角領域32−2、水平画角方向の中心線32a−2、垂直画角方向の中心線32b−2が表示される。画角領域32−2は、画角領域12に射影された撮像装置30の画角領域32である。
この例では、画角領域22−2の大きさは画角領域12とほぼ同じであり、水平画角方向、光軸がずれている。また、画角領域32−2の大きさは画角領域12よりも小さく、水平画角方向、光軸がずれている。このため、ユーザは、撮像装置10〜30の光軸が揃うように撮像装置10〜30を調整することができる。なお、本画像例7では、目標交点Paを表示してもよい。また、ユーザは、撮像装置20、30に対して水平画角方向及び光軸を調整することができる。また、ユーザの意図が、撮像装置10の焦点距離を撮像装置30の焦点距離よりも短くするものである場合には、焦点距離を調整しなくても良い。ただし、焦点距離を揃えたい場合には、ユーザは、画角領域32−2の大きさと画角領域12の大きさとが揃うように焦点距離を調整する。また、ユーザの意図が撮像装置毎に焦点距離を変えるものである場合には、ユーザは、画角領域22−2の大きさと画角領域12の大きさとが異なるように焦点距離を調整する。
以上により、本実施形態によれば、制御部10Hは、複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する。これにより、ユーザは、画角領域の調整をより直感的かつ容易に行うことができる。
さらに、制御部10Hは、複数の撮像装置に関する撮像装置情報に基づいて、調整用画角領域を生成する。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、撮像装置情報に基づいて、一の撮像装置の画角領域及び他の撮像装置の画角領域のうち、少なくとも一方を変換し、変換後の画角領域を調整用画角領域とする。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、撮像装置情報に基づいて、複数の撮像装置の光軸の目標交点を算出し、当該目標交点に基づいて、一の撮像装置の画角領域及び他の撮像装置の画角領域のうち、少なくとも一方を変換する。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、一の撮像装置の光軸が目標交点を向くように撮像装置情報を調整し、調整後の撮像装置情報に基づいて、一の撮像装置の画角領域を変換する。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、変換後の一の撮像装置の画角領域から矩形画角領域を抽出し、矩形画角領域を調整用画角領域とする。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、他の撮像装置の光軸が目標交点を向くように撮像装置情報を調整し、調整後の撮像装置情報に基づいて、他の撮像装置の画角領域を変換する。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、変換後の他の撮像装置の画角領域から矩形画角領域を抽出し、矩形画角領域を調整用画角領域とする。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、目標交点を一の撮像装置の画角領域に重畳する。これにより、ユーザは、画角領域の調整をより直感的かつ容易に行うことができる。
さらに、撮像装置情報には、複数の撮像装置の設置位置、焦点距離、及び撮像素子のサイズが含まれる。これにより、制御部10Hは、調整用画角領域をより正確に生成することができる。
さらに、制御部10Hは、調整用画角領域に調整用画角領域の特徴部分を示す特徴情報
を重畳する。これにより、ユーザは、画角領域の調整をより直感的かつ容易に行うことができる。
ここで、制御部10Hは、調整用画角領域の水平画角方向の中心線、垂直画角方向の中心線、及び中心点のうち、少なくとも1種を特徴情報とする。これにより、ユーザは、画角領域の調整をより直感的かつ容易に行うことができる。
さらに、上記の処理は撮像装置によって行われる。したがって、撮像装置は、より迅速に上記の調整用画角領域を表示することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、撮像装置がいわゆるカメラの形態となっているが、撮像を行う装置、例えばスマートフォン、携帯電話等に対しても本技術を好適に適用することができる。また、図18の処理は、撮像装置10〜50以外の装置、例えば演算装置600に行わせるようにしてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、前記一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する制御部を備える、情報処理装置。
(2)
前記制御部は、前記複数の撮像装置に関する撮像装置情報に基づいて、前記調整用画角領域を生成する、前記(1)記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記撮像装置情報に基づいて、前記一の撮像装置の画角領域及び他の撮像装置の画角領域のうち、少なくとも一方を変換し、変換後の画角領域を前記調整用画角領域とする、前記(2)記載の情報処理装置。
(4)
前記制御部は、前記撮像装置情報に基づいて、前記複数の撮像装置の光軸の目標交点を算出し、当該目標交点に基づいて、前記一の撮像装置の画角領域及び他の撮像装置の画角領域のうち、少なくとも一方を変換する、前記(3)記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記一の撮像装置の光軸が前記目標交点を向くように前記撮像装置情報を調整し、調整後の前記撮像装置情報に基づいて、前記一の撮像装置の画角領域を変換する、前記(4)記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、変換後の前記一の撮像装置の画角領域から矩形画角領域を抽出し、前記矩形画角領域を前記調整用画角領域とする、前記(5)記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記他の撮像装置の光軸が前記目標交点を向くように前記撮像装置情報を調整し、調整後の前記撮像装置情報に基づいて、前記他の撮像装置の画角領域を変換する、前記(4)〜(6)の何れか1項に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、変換後の前記他の撮像装置の画角領域から矩形画角領域を抽出し、前記矩形画角領域を前記調整用画角領域とする、前記(7)記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記目標交点を前記一の撮像装置の画角領域に重畳する、前記(4)〜(8)の何れか1項に記載の情報処理装置。
(10)
前記撮像装置情報は、前記複数の撮像装置の画角に関する情報である、前記(2)〜(9)の何れか1項に記載の情報処理装置。
(11)
前記撮像装置情報には、前記複数の撮像装置の設置位置、姿勢、焦点距離、及び撮像素子のサイズのうち、少なくとも1種が含まれる、前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記制御部は、前記調整用画角領域に前記調整用画角領域の特徴部分を示す特徴情報を重畳する、前記(1)〜(11)の何れか1項に記載の情報処理装置。
(13)
前記制御部は、前記調整用画角領域の水平画角方向の中心線、垂直画角方向の中心線、及び中心点のうち、少なくとも1種を前記特徴情報とする、前記(12)記載の情報処理装置。
(14)
前記制御部は、前記調整用画角領域が前記一の撮像装置の画角領域の外に存在する場合には、前記調整用画角領域の位置を示す位置指示情報を提示する、前記(1)〜(13)の何れか1項に記載の情報処理装置。
(15)
前記情報処理装置は、前記一の撮像装置である、前記(1)〜(14)の何れか1項に記載の情報処理装置。
(16)
プロセッサが、複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、前記一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する、情報処理方法。
(17)
コンピュータに、
複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、前記一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する制御機能を実現させる、プログラム。
10〜50 撮像装置
10A レンズ
10B 絞り
10C 撮像素子
10D 前処理部
10E 検波部
10F 画質調整部
10G 後処理部
10H 制御部
10I 記憶部
10J 表示部
10K レンズ駆動部
10L 入力操作部
10M 通信部
600 演算装置
610 通信部
620 表示部
630 入力操作部
640 制御部

Claims (14)

  1. 複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、前記一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する制御部を備え
    前記制御部は、前記複数の撮像装置に関する撮像装置情報に基づいて、前記複数の撮像装置の光軸の目標交点を算出し、当該目標交点に基づいて、前記一の撮像装置の画角領域及び他の撮像装置の画角領域のうち、少なくとも一方を変換し、変換後の画角領域を前記調整用画角領域とする、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記一の撮像装置の光軸が前記目標交点を向くように前記撮像装置情報を調整し、調整後の前記撮像装置情報に基づいて、前記一の撮像装置の画角領域を変換する、請求項記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、変換後の前記一の撮像装置の画角領域から矩形画角領域を抽出し、前記矩形画角領域を前記調整用画角領域とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、前記他の撮像装置の光軸が前記目標交点を向くように前記撮像装置情報を調整し、調整後の前記撮像装置情報に基づいて、前記他の撮像装置の画角領域を変換する、請求項の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、変換後の前記他の撮像装置の画角領域から矩形画角領域を抽出し、前記矩形画角領域を前記調整用画角領域とする、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記目標交点を前記一の撮像装置の画角領域に重畳する、請求項の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記撮像装置情報は、前記複数の撮像装置の画角に関する情報である、請求項の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記撮像装置情報には、前記複数の撮像装置の設置位置、姿勢、焦点距離、及び撮像素子のサイズのうち、少なくとも1種が含まれる、請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記調整用画角領域に前記調整用画角領域の特徴部分を示す特徴情報を重畳する、請求項1〜の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記調整用画角領域の水平画角方向の中心線、垂直画角方向の中心線、及び中心点のうち、少なくとも1種を前記特徴情報とする、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記制御部は、前記調整用画角領域が前記一の撮像装置の画角領域の外に存在する場合には、前記調整用画角領域の位置を示す位置指示情報を提示する、請求項1〜10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、前記一の撮像装置である、請求項1〜11の何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. プロセッサが、複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、前記一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する情報処理方法であって、
    前記プロセッサは、前記複数の撮像装置に関する撮像装置情報に基づいて、前記複数の撮像装置の光軸の目標交点を算出し、当該目標交点に基づいて、前記一の撮像装置の画角領域及び他の撮像装置の画角領域のうち、少なくとも一方を変換し、変換後の画角領域を前記調整用画角領域とする、情報処理方法。
  14. コンピュータに、
    複数の撮像装置のうち、いずれか一の撮像装置の画角領域に、前記一の撮像装置の画角領域を調整するための調整用画角領域を重畳する制御機能を実現させ
    前記制御機能は、前記複数の撮像装置に関する撮像装置情報に基づいて、前記複数の撮像装置の光軸の目標交点を算出し、当該目標交点に基づいて、前記一の撮像装置の画角領域及び他の撮像装置の画角領域のうち、少なくとも一方を変換し、変換後の画角領域を前記調整用画角領域とする、プログラム。
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