JP6834431B2 - 造形装置、造形制御プログラム及び造形方法 - Google Patents

造形装置、造形制御プログラム及び造形方法 Download PDF

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本発明は、造形装置、造形制御プログラム及び造形方法に関する。
近年、試作品などの造形に利用される造形装置が知られている。当該造形装置には、様々な方式のものがある。例えば、熱で溶かした樹脂をノズルから造形ステージに押し出して積み上げ、造形ステージ上に堆積させた樹脂によって物体の形を造り出す造形方法が知られている。この造形方法は、「材料押出堆積法」、または、熱溶解積層法(FDM:Fused Deposition Modeling)と呼ばれる。FDMにより得られる造形物は、耐久性が高く、耐熱性を得やすい、という特徴がある。
FDMを利用した造形装置において、造形材であるフィラメントを、ガイドチューブを介して押出ヘッドに連続的に供給するように構成した装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に開示されている技術のように、フィラメントを加熱して、押出口であるノズルから造形ステージに連続的に押し出す構成は、チューブ等を用いて移動経路を構成する必要がある。このような構成において、複数のフィラメントを用いて造形する場合、フィラメントの種類を変更するにはチューブにフィラメントを挿通し直して、フィラメントを造形開始可能地点にまで移動し直さなければならない。フィラメントの径は細く、チューブの内径も細いので、フィラメントをチューブに挿通させる作業は煩雑である。
また、フィラメントは、ノズルから押し出す手前において加熱して溶解する必要がある。その最適な加熱温度は、フィラメントの素材によって異なる。したがって、フィラメントの素材を確認した上で、手作業で、最適な加熱温度を適宜設定しなければならない。また、加熱温度を最適な温度に設定したとしても、実際に、加熱されて溶解したフィラメントをノズルから押し出してみないと、設定温度が妥当かどうか判断できない。そこで、利用者はフィラメントの素材に合わせて加熱温度を設定した上で、一旦、造形動作を試行しなければ、加熱温度の適否を確認することはできない。この場合、加熱温度の設定と造形動作の試行を繰り返しながら行う必要がある。
加熱温度が不適な場合、フィラメントのノズルからの押出度合いが適切な状態にならず、チューブ内においてフィラメントが弛んだり、突っ張ったりし、好適な押出状態を維持することが困難になる。
したがって、特許文献1に開示されている技術のような従来技術を用いた造形装置では、人手によって、加熱温度の調整とフィラメントの押出状態との関係を試行錯誤しながら最適な造形環境を整えなければならず、造形を効率的に行うには課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、造形処理の効率化を図ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、造形装置に関するものであって、造形材を加熱する加熱部と、加熱された前記造形材を造形ステージに押し出す押出口を備える押出部と、前記造形材を前記加熱部および前記押出部に対し移動させる移動部と、前記押出部に対する前記造形材の移動方向における上流側に、前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の弛みの状態を検知する弛みセンサ及び前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の突っ張りの状態を検知する突っ張りセンサを備える移動状態検知部と、前記移動状態検知部において検知され前記造形材の弛み又は突っ張りの状態に応じて、前記移動部における前記造形材の移動方向と前記加熱部における前記造形材への加熱を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。

本発明によれば、造形処理の効率化を図ることができる。
本発明に係る造形装置の実施形態における全体構成の例を示す全体図である。 本実施形態に係るヘッド部分の構造を示す概略図である。 本実施形態に係るセンサの配置例を示す概略図である。 本実施形態に係るモーターの配置例を示す概略図である。 本実施形態に係る制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明に係る造形制御プログラムの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る造形装置及び造形プログラムの動作の一例を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る動作を詳細に説明するフローチャートである。 本実施形態に係る動作を詳細に説明するフローチャートである。 本実施形態に係る動作を詳細に説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る造形装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るFDM(FDM:Fused Deposition Modeling)装置1の全体構成を示す図である。図1に示すように、FDM装置1は、ヘッド100と、センサ200と、モーター300と、チューブ400と、フィラメントリール500と、造形ステージ600と、を備えている。
ヘッド100は、造形材であるフィラメント700を加熱して溶かし、造形ステージ600に向けて押し出す。ヘッド100は、溶かされたフィラメント700が押し出される押出口を備える。即ち、ヘッド100は押出部を構成する。ヘッド100は、水平の二方向に当該ヘッド100を移動させるための水平駆動機構を備える。この水平駆動機構は、後述する制御部によって、その動作が制御される。ヘッド100から押し出されたフィラメント700は、造形部を構成する造形ステージ600に堆積する。造形ステージ600に堆積したフィラメント700が固まることで造形物が形成される。
センサ200は、フィラメント700の移動状態を検知する移動状態検知部を構成する。ここで「移動状態」とは、フィラメント700の移動経路を構成するチューブ400の内部空間におけるフィラメント700の位置や、フィラメント700に加わっている外力の大きさなどによるフィラメント700の屈曲状態を含む。例えば、センサ200は、チューブ400の内部空間において、フィラメント700に「弛み」や「突っ張り」が生じていることを検知する。
モーター300は、チューブ400の内部を挿通するフィラメント700をヘッド100の方向に移動させるための移動部である。モーター300とフィラメント700との関係については、後述する。
チューブ400は、フィラメントリール500とヘッド100とを繋ぐ移動経路を構成する。チューブ400は、フィラメント700を内部空間に挿通させることができる管状部材であって、可撓性を備える部材からなる。
フィラメントリール500は、フィラメント700を連続的にヘッド100へと移動できる状態を形成できるように、フィラメント700を保持している造形部材供給部を構成する。フィラメントリール500は、フィラメント700を連続的に供給できるように巻き付けた部材であって、FDM装置1の壁面に保持されている。
造形ステージ600は、ヘッド100において加熱されて溶けたフィラメント700を堆積する。造形ステージ600は、ヘッド100におけるフィラメント700の押し出し口との距離を変化できるように、鉛直方向に駆動する鉛直駆動機構を備えている。造形ステージ600は、後述する制御部により動作が制御される。ヘッド100の水平駆動機構と造形ステージ600の鉛直駆動機構を連携して駆動させることにより、造形ステージ600上において、フィラメント700を3次元的に堆積させて造形させることができる。
FDM装置1は、ヘッド100におけるフィラメント700の押し出し状態が正常であるか否かの判定を、チューブ400の内部におけるフィラメント700の移動状態に基づいて行う。そのため、フィラメント700の移動経路の途中にセンサ200を備えている。また、FDM装置1は、センサ200の検知に応じてヘッド100におけるフィラメント700の加熱と、チューブ400の内部におけるフィラメント700の移動状態と、を自動的に最適な状態へと調整する制御部110(図5参照)を備えている。
[ヘッド100の構成]
次に、本実施形態に係るヘッド100の構成について、図2を用いて説明する。ヘッド100は、フィラメント700の押出口であるノズル101と、フィラメント700を溶解させる加熱部を構成するヒーター102と、冷却器103と、移動路の一部を形成し、チューブ400とヘッド100との接合部であるジョイント104と、を備える。
ノズル101とヒーター102との間隔は10mm程度であって、ヒーター102において加熱されて溶解したフィラメント700がノズル101から押し出されて、造形ステージに堆積される(図1参照)。
ヒーター102は、フィラメント700が挿通されるジョイント104の外壁からジョイント104を加熱し、その伝熱によってジョイント104の内部のフィラメント700を熱する電気ヒーターである。ヒーター102からの加熱によってフィラメント700は柔らかくなり、造形しやすい状態になる。
冷却器103は、ヒーター102によって加熱されて柔らかくなったフィラメント700をノズル101の方向に押し出すときに、加熱されていない部分の「硬さ」を維持するためにフィラメント700を冷却する冷却機構である。冷却器103によって、フィラメント700を冷却しなければ、ジョイント104内部のフィラメントが全体的に柔らかくなり、ノズル101からの押出力が加わりにくくなる。
ジョイント104は、金属製の管状部材であって、チューブ400によって移動されてきたフィラメント700をノズル101から押し出すための移動経路を形成する。また、ジョイント104は、前述した冷却器103を外壁に備えていて、フィラメント700を一定の硬さに保てるように維持する。また、ジョイント104は、冷却器103よりもノズル101側の外壁にヒーター102を備える。なお、ノズル101は、ジョイント104の先端部分に備わる。
[センサ200の構成]
次に、本実施形態に係るセンサ200について図3を用いて説明する。センサ200は、第一センサ210と、第二センサ220と、を含む。例えば、第一センサ210が弛みセンサであって、第二センサ220が突っ張りセンサである。
まず、フィラメント700の移動状態について説明する。移動経路であるチューブ400の内部空間におけるフィラメント700の位置は、当該内部空間の中央付近であることを理想とし、この状態であれば、ノズル101からのフィラメント700の押出状況も安定する。しかし実際には、ヒーター102におけるフィラメント700への加熱温度、およびモーター300によるフィラメント700の移動速度に応じて、チューブ400の内部空間におけるフィラメント700の位置は変位する。例えば、ヒーター102の温度が低いとノズル101からの押出速度が移動速度よりも遅くなる。この場合、チューブ400の内部空間においてフィラメント700は弛むことになる。一方、ヒーター102の温度が高く押出速度が移動速度よりも速くなり始めると、チューブ400の内部空間においてフィラメント700は突っ張ることになる。また、ヒーター102の温度が低いときに、フィラメント700を逆行させると、ノズル101においてフィラメント700が引っかかる。即ち、フィラメント700が突っ張り状態になる。
このような、弛みや突っ張りは、ヒーター102におけるフィラメント700の温度が最適ではなく、フィラメント700への加熱が最適な設定になっていないときに発生する。加熱の設定が不適であるとフィラメントの温度が不適になり、フィラメント700が硬すぎたり柔らかすぎたりし、ヘッド100と造形ステージ600に対する駆動制御のタイミングとフィラメント700の造形ステージ600への堆積タイミングが不一致になる。即ち、フィラメント700に弛みや突っ張りが生じた状態では、ノズル101から造形ステージ600に向けてフィラメント700を上手く押し出すことができず、所定の造形動作が行われない状態になる。
フィラメント700に弛みや突っ張りが生ずると、チューブ400の内部空間におけるフィラメント700の位置が中央付近から内壁面に片寄った状態になり、フィラメント700がチューブ400の内壁に押し付けられた状態になる。また、弛みと突っ張りによってフィラメント700の変位する方向は異なる。そこで、本実施形態に係るセンサ200は、弛みセンサとして機能する第一センサ210と、突っ張りセンサとして機能する第二センサ220と、を備える。
第一センサ210と第二センサ220は、例えば、フォトインタラプタであって、チューブ400の外周において、チューブ400の直径の対向位置に発光部と受光部が配置される。フォトインタラプタは、発光部から発せられた光を受光部が受光できるか否かを検知することで、発光部と受光部の間に物体であるフィラメント700が存在するか否かを検知することができる。例えば、発光部からの光がフィラメント700によって遮られる状態を正常と検知できるように、チューブ400に取り付ければよい。
例えば、第一センサ210において、発光部からの光が受光部において検知されないとき、フィラメント700の移動状態が「弛み」であるように、第一センサ210をチューブ400に配置する。即ち、第一センサ210を弛みセンサとして用いる。一方、第二センサ220において、発光部からの光が受光部において検知されないとき、フィラメント700の移動状態を「突っ張り」であるように、第二センサ220をチューブ400に配置する。即ち、第二センサ220を突っ張りセンサとして用いる。
図3では、ヘッド100に近い側から順番に並ぶように第二センサ220と第一センサ210を配置している。なお、第一センサ210と第二センサ220の配置は、これに限るものではなく、図3に例示した順番の逆の順番に第一センサ210と第二センサ220を配置してもよい。また、第一センサ210と第二センサ220をそれぞれ複数配置してもよい。なお、センサ200としてフォトインタラプタを用いる他に、フィラメント700とチューブ400の内壁との距離に応じて変化する静電容量を検知する静電容量センサを用いてもよい。
その他、センサ200は特定の形式や方式に限られるものではなく、上述したように、チューブ400の内部空間におけるフィラメント700の移動状態を検知できるものであればよい。
[モーター300の構成]
次に、本実施形態に係るモーター300について、図4を用いて説明する。モーター300は、例えば、電動モーターであって、軸部302にギア301が取り付けられて構成されている。軸部302は、電動モーターに電源を接続することで所定の方向に回転する。チューブ400の一部には孔が形成されていて、この孔からギア301がチューブ400の内部空間に進入した状態で保持される。ギア301は、軸部302の回転に基づいて回転する。ギア301は、フィラメント700の外壁に接する回転部材であって、その歯先はフィラメント700の周面に直に接触するようになっている。
図4に示すように、モーター300の軸部302が回転してギア301が回転することで、ギア301の歯先がフィラメント700の外壁を押し、これによって、フィラメント700全体が矢印Aの方向に押し出されるように移動する。このモーター300の軸部302の回転方向に応じた方向に、フィラメント700は移動するので、軸部302を逆回転させれば、フィラメント700は矢印Aの逆方向に移動する。即ち、モーター300における回転方向を制御することで、フィラメント700の移動方向を制御することができる。
なお、図1に示したように、本実施形態に係るFDM装置1は、モーター300は、フィラメントリール500からフィラメント700を送り出すための第一モーターである送出モーターと、チューブ400の内部を移動するための第二モーターである移動モーターと、を備えている。
[フィラメント700の説明]
造形材として用いるフィラメント700は、主に樹脂を素材とするものである。例えば、ABS樹脂、PC(ポリカーボネート:polycarbonate)、PC/ABS、PPSU(ポリフェニルスルホン)、PLA(ポリ乳酸)などである。
[制御部110の構成]
次に、本実施形態に係るFDM1の全体の動作を制御する制御部110のハードウェア構成について説明する。図6に示すように、本実施形態に係る制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、XY駆動I/F(InterFace)114、Z駆動I/F115、センサI/F116、ヒーターI/F117及びモーターI/F118が、バス119を介して接続され構成されている。
XY駆動I/F114には、ヘッド100をX方向とY方向の2つの水平方向に駆動させるXY駆動機構が接続されている。Z駆動I/F115には、造形ステージ600を鉛直方向に駆動させるZ駆動機構が接続されている。センサI/F116には、第一センサ210と第二センサ220が接続されている。ヒーターI/F117には、ヒーター102が接続されている。モーターI/F118には、モーター300が接続されている。
CPU111は演算手段であり、FDM1全体の動作を制御する。ROM112は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、後述する造形制御プログラムやファームウェア等が格納されている。RAM113は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU111が情報を処理する際の作業領域として用いられる。
XY駆動I/F114は、CPU111が演算処理の結果に応じて生成した制御信号であってヘッド100に対する水平2方向の駆動を制御するための水平制御信号を、ヘッド100の水平駆動部に出力する。Z駆動I/F115は、CPU111が演算処理の結果に応じて生成した制御信号であって造形ステージ600に対する鉛直方向の駆動を制御するための垂直制御信号を、造形ステージの鉛直駆動部に出力する。
センサI/F116は、第一センサ210及び第二センサ220からの検知信号を取得してCPU111に通知する。センサI/F116を介して取得される検知信号に基づいて、CPU111は演算処理を実行し、その演算処理の結果に応じて、フィラメント700の移動状態を検知する。
ヒーターI/F117は、CPU111における演算処理の結果に応じて出力される温度設定信号をヒーター102に対して出力し、また、ヒーター102がフィラメント700に加熱する温度の設定を検知してCPU111に対し、温度計測信号を通知する。即ち、ヒーター102は、CPU111の演算処理によって加熱の温度が制御される。
モーターI/F118は、CPU111が演算処理の結果に応じて生成した制御信号であってフィラメント700をノズル101に向けて移動する動作を制御するための回転駆動信号を、モーター300に出力する。回転駆動信号は、モーター300の回転速度及び回転方向を設定する信号である。即ち、モーター300は、CPU111の演算処理によって回転速度と回転方向が制御される。
以上説明したハードウェア構成において、ROM112に格納された造形制御プログラムに従ってCPU111が演算処理を実行することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るFDM1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
[FDM1の機能構成]
次に、本発明に係る造形制御プログラムにおいて実現される機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る制御プログラム10の構成を示す機能ブロック図である。図6に示す様に、制御プログラム10は、移動制御部11と、移動状態判定部12と、加熱制御部13と、XY駆動制御部14と、Z駆動制御部15と、を含む。
移動制御部11は、モーターI/F118を介してモーター300の回転速度と回転方向を制御する。これによって、フィラメント700の押し出し状態が変動する。また、移動制御部11は、フィラメント700の押し出し状態に合わせてヘッド100の水平駆動と造形ステージ600の鉛直駆動が連動するように、それぞれに対する制御信号を生成する。移動制御部11は、移動状態判定部12からの通知と加熱制御部13からの設定温度に基づいて、モーター300の動作を制御する制御信号を生成する。
移動状態判定部12は、センサI/F116を介して、センサ200から取得した検知信号に基づいて、フィラメント700の移動状態が「弛み」であるか「突っ張り」であるか「正常」であるかを判定する。判定した結果を移動制御部11と加熱制御部13に通知する。
加熱制御部13は、移動制御部11における移動制御に応じて、ヒーター102の加熱温度の設定を制御する。また、加熱制御部13は、移動制御部11に対して、ヒーター102の温度の設定を通知する。
XY駆動制御部14は、移動制御部11により生成された水平制御信号に基づいて、XY駆動I/F114を介してヘッド100の水平駆動部に水平制御信号を出力する。
Z駆動制御部15は、移動制御部11により生成された鉛直制御信号に基づいて、Z駆動I/F115を介して造形ステージ600の鉛直駆動部に鉛直制御信号を出力する。
以上の構成を備える本実施形態に係る制御プログラム10によれば、移動状態判定部12において検知されるフィラメント700の移動状態に応じて、移動制御部11がモーター300の回転速度を調整する。また、フィラメント700の移動状態に応じて、加熱制御部13がヒーター102の加熱温度の設定を調整する。モーター300の回転速度とヒーター102の加熱温度を調整することで、フィラメント700の移動状態を自動的に調整できる。これによって、フィラメント700の材質を変更したとしても、煩雑な設定作業を低減でき、造形処理の効率化を図ることができる。
[造形方法における処理の流れ]
次に、本発明に係る造形方法の実施形態について説明する。まず、ヒーター102の温度を所定の設定温度に上昇させる初期設定処理が実行される(S701)。S701の詳細は後述する。次に、S701において設定された温度においてフィラメント700を移動した場合に弛みが生ずるか否かを判定する初期状態判定処理が実行される(S702)。S702の処理の詳細は後述する。次に、S702において、初期状態における弛みが生じていなければ、フィラメント700をノズル101まで移動したときの移動状態を正常状態にするための微調整処理が実行される(S703)。S703の処理の詳細は後述する。
《初期設定処理》
次に、S701における初期設定処理の詳細について、図8のフローチャートを用いて説明する。フィラメントリール500をFDM1にセットして動作を開始させることにより、加熱制御部13によってヒーター102の加熱処理が開始される(S801)。ヒーター102の設定温度は予め指定してあり、当該設定温度にヒーター102の温度が達するまで、加熱処理を継続させる(SS802/NO)。
ヒーター102の温度が設定温度に至れば(S802/YES)、初期設定処理は終了する。
《初期状態判定処理》
次に、S702における初期状態判定処理の詳細について、図9のフローチャートを用いて説明する。ヒーター102が設定温度(例えば、150℃)に達している状態において、移動制御部11がモーター300の駆動を制御して、フィラメント700をヒーター102の位置に移動する第一移動処理を実行する(S901)。
続いて、センサ200からの検知信号に基づいて、移動状態判定部12が、フィラメント700に弛みが生じているか否かを判定する弛み検知処理を実行する(S902)。S902において、フィラメント700に弛みが検知されなければ(S902/NO)、初期状態判定処理は終了する。
S902において、フィラメント700に弛みが検知されれば(S902/YES)、加熱制御部13においてヒーター102の温度を上昇させるヒーター温度上昇処理を実行する(S903)。S903において、ヒーター102の温度設定を例えば5℃程度あげる。
S903に続いて、S904において、フィラメント巻き取り処理を実行する(S904)。S904において、移動制御部11はモーター300を第一移動処理(S901)とは逆方向にモーター300を動作させて、フィラメント700をノズル101の位置からヒーター102の位置に移動する。これによって、フィラメント700に対してさらに加熱することができ、弛みを解消することができる。S904に続いて、処理をS902に戻し、センサ200からの検知信号に基づいて、移動状態判定部12において、弛み検知処理が実行される(S902)。
S902において、フィラメント700の弛みが検知されなくなるまで、ヒーター102の温度を上昇させながらフィラメント700の移動状態を検知する処理を繰り返す。以上のように、初期状態判定処理が実行される。
《微調整処理》
次に、S703における微調整処理の詳細について、図10のフローチャートを用いて説明する。初期設定においてフィラメント700の弛みが解消した状態で、移動制御部11がモーター300の駆動を制御して、フィラメント700をヒーター102からノズル101の位置にまで移動する第二移動処理を実行する(S1001)。
続いて、センサ200からの検知信号に基づいて、移動状態判定部12が、フィラメント700において弛みが生じているか否かを判定する弛み検知処理を実行する(S1002)。S1002において、フィラメント700に弛みが検知されたとき(S1002/YES)、加熱制御部13においてヒーター102の温度を上昇させるヒーター温度上昇処理を実行する(S1007)。S1007において、ヒーター102の温度設定を例えば1℃程度あげ、その後、処理をS1001に戻す。微調整処理(S703)におけるヒーター温度上昇処理(S1007)は、初期設定判定処理におけるヒーター温度上昇処理(S903)よりも、温度設定の上昇度合いを小さくして、ヒーター102の温度設定を細かく制御する。
S1002において、フィラメント700に弛みが検知されなければ(S1002/NO)、移動制御部11がフィラメント巻き取り処理を実行する(S1003)。S1003において、移動制御部11はモーター300を第二移動処理(S1001)とは逆方向にモーター300を動作させて、フィラメント700をノズル101の位置からヒーター102の位置に巻き戻す。
S1003に続いて、センサ200からの検知信号に基づいて、移動状態判定部12は、フィラメント700に突っ張りが生じているか否かを判定する突っ張り検知処理を実行する(S1004)。S1004において、フィラメント700に突っ張りが検知されたとき(S1004/YES)、加熱制御部13においてヒーター102の温度を上昇させるヒーター温度上昇処理を実行する(S1007)。S1007において、ヒーター102の温度設定を例えば1℃程度あげ、その後、処理をS1001に戻す。このように、フィラメント700の移動状態において突っ張りが生じているときは、ヒーター102の温度を少し上げて、フィラメント700の加熱度合いを増すことで、突っ張りを解消することができる。
S1004において、フィラメント700に突っ張りが検知されなければ(S1004/NO)、フィラメント700の移動状態は「正常状態」にある。即ち、ヒーター102の温度は最適状態にある。そこで、移動状態判定部12は、温度設定有効カウントを管理する変数の加算処理を実行し(S1005)、加算された後の温度設定有効カウントが所定の閾値を超えていることを判定する(S1006)。S1006によって、ヒーター102の温度設定が正常で安定していることを複数回検知することで、移動状態が「正常状態」であることを判定する。ここでの閾値は、例えば「100」とする。
S1006において、温度設定有効カウントが閾値である「100」を超えるまでは(S1006/NO)、弛み検知処理(S1002)と突っ張り検知処理(S1004)において、フィラメント700の移動状態が正常であることを繰り返し判定する。温度設定有効カウントが閾値を超えたとき(S1006/YES)、当該処理を終了する。
[本実施形態の効果]
以上説明をした本実施形態によれば、造形材であるフィラメント700をセッティングした後、造形処理を開始できる状態にするまでの設定処理を自動的に行うことができる。本実施形態に係る造形方法によれば、フィラメント700のセッティングに際し、二段階に分けた移動処理と、これに伴う温度設定の調整を行うことができる。これによって、従来は、利用者がフィラメント700の材質に合わせて、ヒーター102の温度設定と造形の試行を繰り返していた手間を省くことができる。これによって、FDM装置1を用いた造形処理の効率化を図ることができる。
本実施形態において、フィラメント700を造形開始可能地点であるヒーター102にまで挿し込んで、正常に移動できる状態にするまでの「フィラメントロード」において、移動動作を2段階に分けて実行する。第一移動段階において、フィラメントロードの前段における弛みを解消し、その後、第二移動段階において、フィラメントロードにおける弛みと突っ張りを解消する。このように、複数の移動段階を設けて、各段階においてヒーター102の設定温度の調整幅を変更することで、より素早くフィラメントロードを実行することができる。
1 FDM装置
10 制御プログラム
11 移動制御部
12 移動状態判定部
13 加熱制御部
14 XY駆動制御部
15 Z駆動制御部
70 制御手段
100 ヘッド
101 ノズル
102 ヒーター
103 冷却器
104 ジョイント
110 制御部
111 CPU
112 ROM
113 RAM
114 XY駆動I/F
115 Z駆動I/F
116 センサI/F
117 ヒーターI/F
118 モーターI/F
119 バス
200 センサ
210 第一センサ
220 第二センサ
300 モーター
301 ギア
302 軸部
400 チューブ
500 フィラメントリール
600 造形ステージ
700 フィラメント
特表2011−511719号公報

Claims (13)

  1. 造形材を加熱する加熱部と、
    加熱された前記造形材を造形ステージに押し出す押出口を備える押出部と、
    前記造形材を前記加熱部および前記押出部に対し移動させる移動部と、
    前記押出部に対する前記造形材の移動方向における上流側に、前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の弛みの状態を検知する弛みセンサ及び前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の突っ張りの状態を検知する突っ張りセンサを備える移動状態検知部と、
    前記移動状態検知部において検知され前記造形材の弛み又は突っ張りの状態に応じて、前記移動部における前記造形材の移動方向と前記加熱部における前記造形材への加熱を制御する制御部と、を備えることを特徴とする造形装置。
  2. 前記造形材を前記押出部に移動させる移動経路を形成する部材であって、前記造形材を挿通させて保持する管状部材、を備える
    請求項1記載の造形装置。
  3. 前記移動部は、前記造形材の外壁に接する回転部材を備える電動モーターであって、前記回転部材の回転方向に応じて前記造形材を移動させる
    請求項1または2記載の造形装置。
  4. 前記加熱部は、電気ヒーターである、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の造形装置。
  5. 前記弛みセンサと、前記突っ張りセンサは、前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の位置を検知するフォトインタラプタである、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の造形装置。
  6. 前記制御部は、前記移動部における前記造形材の移動を二段階に分けて制御し、
    第一移動段階において、前記造形材の先端部分を前記加熱部に移動させ、
    第二移動段階において、前記造形材の先端部分を前記押出口に移動させる、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の造形装置。
  7. 前記制御部は、前記第一移動段階において前記造形材の状態が弛み状態であるとき、前記加熱部の温度を高める、
    請求項6に記載の造形装置。
  8. 前記制御部は、前記第一移動段階において前記造形材の状態が弛み状態であるとき、前記加熱部の温度を高め、かつ、前記造形材の先端を前記押出口から前記加熱部に移動させるように前記移動部を動作させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の造形装置。
  9. 前記制御部は、前記第二移動段階において前記造形材の状態が弛み状態であるとき、前記加熱部の温度を高める、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の造形装置。
  10. 前記制御部は、前記第二移動段階における前記造形材の状態が弛み状態でないとき、前記造形材の先端を前記押出口から前記加熱部に移動させるように前記移動部を動作させ、
    当該造形材の先端が前記押出口から前記加熱部に移動するときの前記造形材の状態が突っ張り状態であるとき、前記加熱部の温度を高める、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の造形装置。
  11. 前記制御部は、前記第二移動段階における前記造形材の状態が弛み状態でなく、突っ張り状態でもないことを、前記移動状態検知部が複数回検知したとき、前記第二移動段階を終了する、
    請求項乃至のいずれか一項に記載の造形装置。
  12. 造形材を加熱する加熱部と、加熱された前記造形材を造形ステージに押し出す押出口を備える押出部と、前記造形材を前記加熱部に対し移動させる移動部と、前記押出部に対する前記造形材の移動方向における上流側に、前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の弛みの状態を検知する弛みセンサ及び前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の突っ張りの状態を検知する突っ張りセンサを備える移動状態検知部と、前記移動状態検知部において検知され前記造形材の弛み又は突っ張りの状態に応じて、前記移動部における前記造形材の移動方向と前記加熱部における前記造形材への加熱を制御する制御部と、を備える造形装置において、
    前記加熱部において前記造形材を加熱するステップと、
    加熱された前記造形材を前記造形ステージにむけて押し出すステップと、
    前記造形材が前記造形ステージから押し出されるまでの移動中における当該造形材の弛みや突っ張りの状態を検知する移動状態検知ステップと、
    検知された前記造形材の弛み又は突っ張りの状態に応じて、前記移動部における前記造形材の移動方向と前記加熱部における前記造形材への加熱を制御する制御ステップと、を実行させることを特徴とする造形制御プログラム。
  13. 造形材を加熱する加熱部と、加熱された前記造形材を造形ステージに押し出す押出口を備える押出部と、前記造形材を前記加熱部および前記押出部に対し移動させる移動部と、前記押出部に対する前記造形材の移動方向における上流側に、前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の弛みの状態を検知する弛みセンサ及び前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の突っ張りの状態を検知する突っ張りセンサを備える移動状態検知部と、前記移動状態検知部において検知され前記造形材の弛み又は突っ張りの状態に応じて、前記移動部における前記造形材の移動方向と前記加熱部における前記造形材への加熱を制御する制御部と、を備える造形装置を用いた造形方法であって、
    前記造形材を加熱し、
    加熱された前記造形材を造形ステージに押し出すように、当該造形材を前記加熱部および前記押出部に対し移動させ、
    前記押出部に対する移動の途中における前記造形材の弛み又は突っ張りの状態を検知し、
    検知された前記造形材の弛み又は突っ張りの状態に応じて、前記造形材の移動方向と前記加熱部における前記造形材への加熱を制御する、ことを特徴とする造形方法。
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