関連出願の相互参照
[0001] 本特許出願は、2015年8月10日に出願され、「Techniques for Managing Uplink Transmissions in a Shared Radio Frequency Spectrum Band and a Dedicated Radio Frequency Spectrum Band」と題する、Vajapeyam等による米国仮特許出願第62/203,179号、並びに2016年6月30日に出願され、「Techniques for Managing Uplink Transmissions in a Shared Radio Frequency Spectrum Band and a Dedicated Radio Frequency Spectrum Band」と題する、Vajapeyam等による米国特許出願第15/199,214号の優先権を主張するもので、これらの各々は本出願の譲受人に譲渡されている。
[0002] 本開示は、例えば、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、共有無線周波数スペクトル帯域(shared radio frequency spectrum band)および専用無線周波数スペクトル帯域(dedicated radio frequency spectrum band)中のアップリンク送信を管理するための技法に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストのような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
[0004] 例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってユーザ機器(UE)として知られる、複数の通信デバイスのための通信を各々同時にサポートするいくつかの基地局を含み得る。基地局は、(例えば、基地局からUEへの送信のための)ダウンリンクチャネル上でUEと通信し、(例えば、UEから基地局への送信のための)アップリンクチャネル上でUEと通信し得る。
[0005] いくつかの通信モードは、セルラーネットワークの共有無線周波数スペクトル帯域中の、または異なる無線周波数スペクトル帯域中の(例えば、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域中の)基地局とUEとの間の通信を可能にし得る。しかしながら、1つのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)のデバイスによる使用のために割り振られ、予め決定された(または全ての)時間においてPLMNの基地局またはUEにとって利用可能であり得る専用無線周波数スペクトル帯域中のキャリアとは対照的に、共有無線周波数スペクトル帯域中のキャリアは、PLMNのデバイスによる使用のために間欠的に利用可能であり得る。この間欠的利用可能性は、PLMNのデバイス、1つまたは複数の他のPLMNのデバイス、および/または他のデバイス(例えば、Wi−Fi(登録商標)デバイス)間の、共有無線周波数スペクトル帯域のキャリアへのアクセスのための競合の結果であり得る。いくつかの無線フレームについて、PLMNのデバイスが、共有無線周波数スペクトル帯域中のキャリアへのアクセスを求める競合に勝てるものの、他の無線フレームについて、このデバイスが、共有無線周波数スペクトル帯域中のキャリアへのアクセスを求める競合に勝てないことがある。
[0006] 共有無線周波数スペクトル帯域中のキャリアの間欠的利用可能性のために、UEは、専用無線周波数スペクトル帯域中のキャリア上でより優先度の高いデータを送信し得る。
[0007] 本開示は、例えば、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンク送信を管理するための技法に関する。前に示されたように、共有無線周波数スペクトル帯域中のキャリアの間欠的利用可能性のために、UEは、専用無線周波数スペクトル帯域中のキャリア上でより優先度の高いデータを送信し得る。しかしながら、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))およびLTEアドバンスト(LTE−A)によって現在使用されるデータスケジューリング機構は、UEが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域のような、特定の無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求することを可能にしない。本開示で説明される技法は、UEが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域(または任意の利用可能な無線周波数スペクトル帯域)中の、あるいは単に専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求することを可能にする。このようにして、UEは、専用無線周波数スペクトル帯域中のキャリア上でより優先度の高いデータを送信するだけでなく、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求することもある。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するUEの能力は、例えば、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)再送信の速度を上げたり、または(伝送制御プロトコル(TCP)ラウンドトリップ時間(RTT:round-trip time)を減少させながら)TCPスループットを増加させたりし得る。
[0008] 本開示で説明される技法はまた、UEが、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための1つまたは複数の優先ビットレート(PBR:prioritized bit rate)を維持することと、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信のためのPBRを残さずに、共有無線周波数スペクトル帯域と専用無線周波数スペクトル帯域の両方中の論理チャネル送信に関連する単一のPBRが、共有無線周波数スペクトル帯域中の送信の結果として単一のPBRを枯渇させる機会を緩和する方式で、(1つまたは複数の)論理チャネルにデータをマッピングすることとを可能にする。
[0009] 一例では、ワイヤレス通信のための方法が、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータ(priority parameter)を識別することと、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第2のタイプのメッセージの間での選択をすることと、選択されたタイプのメッセージを送信することとを含み得る。
[0010] 一例において、優先度パラメータを識別することは、アップリンクキャリア上での送信のためのバッファステータス報告(BSR:buffer status report)メッセージ中で報告されるべき第1の量のデータを識別することと、第1の量のデータが、共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのか、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのかを決定することと、第1のタイプのBSRメッセージまたは第2のタイプのBSRメッセージの間での選択をすることと、第1のタイプのBSRメッセージまたは第2のタイプのBSRメッセージのいずれかを送信することとをさらに含み得る。
[0011] いくつかの具体例において、第1のタイプのBSRメッセージは、第1の量のデータがアップリンクリソースを必要とするかどうかを決定することに関連するデータを含む。いくつかの具体例において、第2のタイプのBSRメッセージは、第1の量のデータがアップリンクリソースを必要とするかどうかを決定することに関連するデータを含まないことがある(例えば、第1の量のデータがアップリンクリソースを必要とするかどうかの指示が、第2のタイプのBSRメッセージにないかどうか。
[0012] 本方法のいくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、第1のタイプのスケジューリング要求を含み得、第2のタイプのメッセージは、第2のタイプのスケジューリング要求を含み得る。いくつかの例において、本方法は、基地局から、第1のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第1の物理リソースの第1の構成と、第2のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第2の物理リソースの第2の構成とを受信することを含み得る。いくつかの例において、第1の物理リソースおよび第2の物理リソースは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)の別個の時間リソースと、周波数リソースと、コードリソースとを含み得る。いくつかの例において、第1の物理リソースは共有無線周波数スペクトル帯域中にあり得、第2の物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。いくつかの例において、本方法は、基地局から、物理リソース上で第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求を送信するための時間領域多重化構成(time domain multiplexing configuration)の指示を受信することを含み得る。いくつかの例において、物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。
[0013] いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を含み得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示および第2のタイプの指示は、バッファステータス報告(BSR)中で送信され得る。いくつかの例において、BSRは専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示は第1のBSR中で送信され得、第2のタイプの指示は第2のBSR中で送信され得る。いくつかの例において、第1のBSRおよび第2のBSRは、専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。いくつかの例において、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータは、論理チャネルグループに関連し得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループのために送信され得る。いくつかの例において、本方法は、タイマーの満了時に、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを、共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとすること、または共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとすることのうちの少なくとも1つの再分類をすることを含み得る。
[0014] 本方法のいくつかの例において、優先度パラメータは、サービス品質(QoS:quality of service)パラメータ、データが媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤ制御情報を含むかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報(upper layer control information)を含むかどうかの第2の指示、データが伝送制御プロトコル(TCP:Transmission Control Protocol)肯定応答(ACK:acknowledgement)を含むという第3の指示、データが高優先度論理チャネル(high priority logical channel)のためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信(upper layer retransmission)のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0015] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別するための手段と、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第2のタイプのメッセージの間での選択をするための手段と、選択されたタイプのメッセージを送信するための手段とを含み得る。
[0016] いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、第1のタイプのスケジューリング要求を含み、第2のタイプのメッセージは、第2のタイプのスケジューリング要求を含む。いくつかの例において、本装置は、基地局から、第1のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第1の物理リソースの第1の構成と、第2のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第2の物理リソースの第2の構成とを受信するための手段を含み得る。いくつかの例において、第1の物理リソースおよび第2の物理リソースは、PUCCHの別個の時間リソースと、周波数リソースと、コードリソースとを含み得る。いくつかの例において、第1の物理リソースは共有無線周波数スペクトル帯域中にあり得、第2の物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。いくつかの例において、本装置は、基地局から、物理リソース上で第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求を送信するための時間領域多重化構成の指示を受信するための手段を含み得る。いくつかの例において、物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。
[0017] 本装置のいくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を含み得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示および第2のタイプの指示は、BSR中で送信され得る。いくつかの例において、BSRは専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示は第1のBSR中で送信され得、第2のタイプの指示は第2のBSR中で送信され得る。いくつかの例において、第1のBSRおよび第2のBSRは、専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。いくつかの例において、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータは、論理チャネルグループに関連し得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループのために送信され得る。いくつかの例において、本装置は、タイマーの満了時に、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを、共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとすること、または共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとすることのうちの少なくとも1つの再分類をするための手段を含み得る。
[0018] 本装置のいくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を含むかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を含むかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを含むという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0019] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。プロセッサおよびメモリは、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することと、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第2のタイプのメッセージの間での選択をすることと、選択されたタイプのメッセージを送信することとをするように構成され得る。
[0020] 本装置のいくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、第1のタイプのスケジューリング要求を含み得、第2のタイプのメッセージは、第2のタイプのスケジューリング要求を含み得る。いくつかの例において、プロセッサおよびメモリは、基地局から、第1のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第1の物理リソースの第1の構成と、第2のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第2の物理リソースの第2の構成とを受信するように構成され得る。いくつかの例において、第1の物理リソースは共有無線周波数スペクトル帯域中にあり得、第2の物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。いくつかの例において、プロセッサおよびメモリは、基地局から、物理リソース上で第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求を送信するための時間領域多重化構成の指示を受信するように構成され得る。いくつかの例において、物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にある。
[0021] いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を含み得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示および第2のタイプの指示は、BSR中で送信され得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示は第1のBSR中で送信され得、第2のタイプの指示は第2のBSR中で送信され得る。いくつかの例において、第1のBSRおよび第2のBSRは、専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。
[0022] 一例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することと、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第2のタイプのメッセージの間での選択をすることと、選択されたタイプのメッセージを送信することとをするためにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0023] 本非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、第1のタイプのスケジューリング要求を含み得、第2のタイプのメッセージは、第2のタイプのスケジューリング要求を含み得る。いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を含み得る。
[0024] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための別の方法が説明される。本方法は、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1のPBRおよび第2のPBRを維持することを含み得、ここで、第1のPBRは、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し、第2のPBRは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する。本方法は、1つまたは複数の論理チャネルのうちの論理チャネルのための第1のPBRおよび論理チャネルのための第2のPBRに従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、1つまたは複数のアップリンク許可(uplink grants)のリソースにマッピングすることをも含み得る。
[0025] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1のPBRおよび第2のPBRを維持するための手段を含み得、ここで、第1のPBRは、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し、第2のPBRは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する。本装置は、1つまたは複数の論理チャネルのうちの論理チャネルのための第1のPBRおよび論理チャネルのための第2のPBRに従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングするための手段をも含み得る。
[0026] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。プロセッサおよびメモリは、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1のPBRおよび第2のPBRを維持するように構成され得、ここで、第1のPBRは、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し、第2のPBRは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する。命令はまた、1つまたは複数の論理チャネルのうちの論理チャネルのための第1のPBRおよび論理チャネルのための第2のPBRに従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングするためにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0027] 一例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する別の非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1のPBRおよび第2のPBRを維持するためにプロセッサによって実行可能であり得、ここで、第1のPBRは、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し、第2のPBRは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する。コードはまた、1つまたは複数の論理チャネルのうちの論理チャネルのための第1のPBRおよび論理チャネルのための第2のPBRに従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングするためにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0028] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための別の方法が説明される。本方法は、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリア上で通信することと、複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度(nominal scheduling priority)を決定するために、複数の論理チャネルの各々のためのPBRを維持することと、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアのためのアップリンク許可を受信することと、公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度(logical channel priority)に従って、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のリソースにマッピングすることとを含み得る。いくつかの例において、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分は、上位レイヤ再送信、上位レイヤ制御情報、または伝送制御プロトコルTCP ACKのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0029] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリア上で通信するための手段と、複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度を決定するために、複数の論理チャネルの各々のためのPBRを維持するための手段と、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアのためのアップリンク許可を受信するための手段と、公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度に従って、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のリソースにマッピングするための手段とを含み得る。いくつかの例において、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分は、上位レイヤ再送信、上位レイヤ制御情報、またはTCP ACKのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0030] 一例では、UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。プロセッサおよびメモリは、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリア上で通信することと、複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度を決定するために、複数の論理チャネルの各々のためのPBRを維持することと、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアのためのアップリンク許可を受信することと、公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度に従って、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のリソースにマッピングすることとをするように構成され得る。
[0031] 一例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する別の非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリア上で通信することと、複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度を決定するために、複数の論理チャネルの各々のためのPBRを維持することと、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアのためのアップリンク許可を受信することと、公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度に従って、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のリソースにマッピングすることとをするためにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0032] 上記は、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示による例の技法および技術的利点についてやや広く概説した。追加の技法および利点が以下で説明される。開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を果たすために他の構造を設計または変更(modifying)するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して以下の説明を検討するとより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明の目的で与えられるものであり、特許請求の範囲の制限の定義として与えられるものでない。
[0033] 本発明の性質および利点のさらなる理解が、以下の図面への参照によって実現され得る。添付の図では、同様の構成要素または機能が同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素が、参照ラベルの後に、ダッシュと、これら同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムの一例を示す図。
本開示の様々な態様による、LTE/LTE−Aが、共有無線周波数スペクトル帯域を使用して認可支援アクセス(LAA:licensed-assisted access)CAモードの下で展開され得るワイヤレス通信システムを示す図。
本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するためのメッセージフローを示す図。
本開示の様々な態様による、1つまたは複数の論理チャネルに関連するデータを、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングするためのメッセージフローを示す図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUEのブロック図。
本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局(例えば、eNBの一部または全部を形成する基地局)のブロック図。
本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法の一例を示すフローチャート。
詳細な説明
[0052] 共有無線周波数スペクトル帯域がワイヤレス通信システム上での通信の少なくとも一部分のために使用される技法が説明される。いくつかの例において、共有無線周波数スペクトル帯域はLTE/LTE−A通信のために使用され得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、専用無線周波数スペクトル帯域と組み合わせて、またはそれとは無関係に使用され得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。
[0053] 専用無線周波数スペクトル帯域を使用するセルラーネットワークにおけるデータトラフィックの増加とともに、少なくとも一部のデータトラフィックの、共有無線周波数スペクトル帯域へのオフローディング(offloading)は、セルラー事業者(例えば、PLMNまたはLTE/LTE−Aネットワークのような、セルラーネットワークを画定する基地局の協調セットの事業者)に拡張データ送信容量のための機会を与え得る。共有無線周波数スペクトル帯域の使用はまた、専用無線周波数スペクトル帯域へのアクセスが利用不可能であるエリア中でサービスを与え得る。共有無線周波数スペクトル帯域上で通信する前に、送信装置は、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを獲得するためにリッスンビフォアトーク(LBT:Listen-Before-Talk)プロシージャを行い得る。そのようなLBTプロシージャは、共有無線周波数スペクトル帯域のチャネル(またはキャリア)が利用可能である識別するために、クリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャ(または拡張CCAプロシージャ)を行うことを含み得る。共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルが利用可能であると決定されたとき、チャネル予約信号(例えば、チャネル使用ビーコン信号(CUBS:channel usage beacon signal))が、チャネルを予約するために送信され得る。チャネルが利用可能でないと決定されたとき、そのチャネルのためのCCAプロシージャ(または拡張CCAプロシージャ)が、後で再び行われ得る。
[0054] デバイスは、1つまたは複数の他のデバイスの未知のおよび場合によってはランダムなアクティビティに基づいて、所与の時間間隔の間、共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルへのアクセスを求める競合に勝つことも負けることもあるので、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスが保証されないことがある。共有無線周波数スペクトル帯域への保証されたアクセスの欠如は、より高い優先度に関連するアップリンク送信を妨害することがある。本開示で説明される技法は、UEが、(例えば、より優先度の高い送信のために必要とされたとき)専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求することを可能にし、UEが、より優先度の高い送信を、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースにマッピングすることを可能にする。
[0055] 以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものでない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。例えば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で行われ得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0056] 図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含み得る。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局105は、バックホールリンク132(例えば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし得、UE115との通信のための無線構成(radio configuration)およびスケジューリングを行い得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例において、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(例えば、X1など)を介して、直接的または間接的のいずれかで(例えば、コアネットワーク130を通して)、互いに通信し得る。
[0057] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例において、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分を構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
[0058] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム100はLTE/LTE−Aネットワークを含み得る。LTE/LTE−Aネットワークにおいて、発展型ノードB(eNB)という用語は、基地局105を表すために使用され得、UEという用語は、UE115を表すために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。例えば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、文脈に依存して、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(例えば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP(登録商標)用語である。
[0059] マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(例えば、認可、共有などの)無線周波数スペクトル帯域内でマクロセルとして動作し得る低電力基地局であり得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(例えば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(例えば、2つ、3つ、4つなどの)セル(例えば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0060] ワイヤレス通信システム100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0061] 様々な開示される例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)レイヤにおける通信がIPベースであり得る。RLCレイヤが、論理チャネル上で通信するために、パケットセグメンテーションおよびリアセンブリを行い得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを行い得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。制御プレーンにおいて、RRCプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立(establishment)、構成(configuration)、および維持(maintenance)を行い得る。物理(PHY)レイヤで、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
[0062] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語をも含むか、あるいはそのように当業者によって呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0063] ワイヤレス通信システム100に示される通信リンク125は、基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信、またはUE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
[0064] いくつかの例において、各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上述された様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(例えば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、(本開示におけるいくつかの場合に「データ」と総称される)制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。通信リンク125は、周波数領域複信(FDD:frequency domain duplexing)動作を使用して(例えば、対スペクトルリソースを使用して)、または時間領域複信(TDD:time domain duplexing)動作を使用して(例えば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。FDD動作のためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ1)とTDD動作のためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ2)とが定義され得る。
[0065] ワイヤレス通信システム100のいくつかの例において、基地局105またはUE115は、基地局105とUE115との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局105またはUE115は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するために、マルチパス環境を利用し得る多入力多出力(MIMO)技法を採用し得る。
[0066] ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはデュアル接続性動作(dual-connectivity operation)と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC:component carrier)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書において同義で使用され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0067] LTE/LTE−Aネットワークでは、UE115が、キャリアアグリゲーションモードまたはデュアル接続性モードで動作しているときに最高5つのコンポーネントキャリア(CC)を使用して通信するように構成され得る。CCのうちの1つまたは複数はDL CCとして構成され得、CCのうちの1つまたは複数はUL CCとして構成され得る。また、UE115に割り振られたCCのうちの1つは1次CC(PCC:primary CC)として構成され得、UE115に割り振られた残りのCCは、2次CC(SCC:secondary CC)として構成され得る。
[0068] いくつかの例において、ワイヤレス通信システム100は、専用無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域))、または共有無線周波数スペクトル帯域(例えば、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域))上での動作をサポートし得る。共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求める競合に勝つと、送信装置(例えば、基地局105またはUE115)は、共有無線周波数スペクトル帯域上で1つまたは複数のCUBSを送信し得る。CUBSは、共有無線周波数スペクトル帯域上で検出可能なエネルギーを与えることによって、共有無線周波数スペクトル帯域を予約し得る。CUBSはまた、送信装置を識別する役割を果たすか、または送信装置と受信装置とを同期させる役割を果たし得る。
[0069] 図2は、本開示の様々な態様による、LTE/LTE−Aが、共有無線周波数スペクトル帯域を使用して認可支援アクセス(LAA:licensed-assisted access)CAモードの下で展開され得るワイヤレス通信システム200を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照して説明されたワイヤレス通信システム100の部分の一例であり得る。その上、基地局205は、図1を参照して説明された基地局105のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得、UE215は、図1を参照して説明されたUE115のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。
[0070] ワイヤレス通信システム200におけるLAA CAモードの一例において、基地局205は、第1の双方向リンク230を使用してUE215にOFDMA波形を送信し得、第1の双方向リンク230を使用してUE215からOFDMA波形、SC−FDMA波形、またはリソースブロックインターリーブFDMA波形を受信し得る。第1の双方向リンク230は、共有無線周波数スペクトル帯域中の周波数F1に関連し得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。基地局205はまた、第2の双方向リンク235を使用してUE215にOFDMA波形を送信し得、第2の双方向リンク235を使用してUE215からSC−FDMA波形を受信し得る。第2の双方向リンク235は、専用無線周波数スペクトル帯域中の周波数F2に関連し得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。第1の双方向リンク230は基地局205にダウンリンクおよびアップリンク容量オフロードを与え得る。この例は、サービスプロバイダ(例えば、モバイルネットワーク事業者(MNO))が、専用無線周波数スペクトル帯域を使用し、共有無線周波数スペクトル帯域を使用してトラフィックまたはシグナリング輻輳を軽減するときに行われ得る。この例は説明の目的で提示され、容量オフロードのために、専用無線周波数スペクトル帯域中のLTE/LTE−A通信を共有無線周波数スペクトル帯域中のLTE/LTE−A通信と組み合わせる他の同様の動作モードまたは展開シナリオがあり得る。
[0071] 上述されたように、共有無線周波数スペクトル帯域中のLTE/LTE−Aを使用することによって提供される容量オフロードから恩恵を受け得る1つのタイプのサービスプロバイダは、専用無線周波数スペクトル帯域LTE/LTE−Aへのアクセス権を有する旧来のMNOである。これらサービスプロバイダの場合、動作例は、専用無線周波数スペクトル帯域上のLTE/LTE−A PCCと共有無線周波数スペクトル帯域上の少なくとも1つのSCCとを使用するブートストラップモードを含み得る。
[0072] LAA CAモードでは、データおよび制御信号が、例えば、専用無線周波数スペクトル帯域中で(例えば、第2の双方向リンク235を介して)通信され得るが、データは、例えば、共有無線周波数スペクトル帯域中で(例えば、第1の双方向リンク230を介して)通信され得る。代替的に、制御信号はまた、共有無線周波数スペクトル帯域中で通信され得る。いくつかの例において、共有無線周波数スペクトル帯域を使用するときにサポートされるキャリアアグリゲーション機構は、ハイブリッド周波数分割複信−時分割複信(FDD−TDD)キャリアアグリゲーションまたはコンポーネントキャリアにわたる異なる対称性を伴うTDD−TDDキャリアアグリゲーションに入り得る。
[0073] いくつかの例では、図1または図2を参照して説明された基地局105または205のうちの1つ、あるいは図1または図2を参照して説明されたUE115または215のうちの1つのような送信装置が、共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルへの(例えば、共有無線周波数スペクトル帯域の物理チャネルへの)アクセスを獲得するためにゲーティング間隔(gating interval)を使用し得る。いくつかの例において、ゲーティング間隔は周期的であり得る。例えば、周期的ゲーティング間隔は、LTE/LTE−A無線間隔の少なくとも1つの境界と同期され得る。ゲーティング間隔は、欧州通信規格協会(ETSI:European Telecommunications Standards Institute)において指定されているLBTプロトコル(EN301 893)に基づくLBTプロトコルのような、競合ベースプロトコルの適用を定義し得る。LBTプロトコルの適用を定義するゲーティング間隔を使用するとき、ゲーティング間隔は、送信装置が、CCAプロシージャのような競合プロシージャ(例えば、LBTプロシージャ)をいつ行う必要があるかを示し得る。CCAプロシージャの結果は、共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルが(LBT無線フレームとも呼ばれる)ゲーティング間隔のために利用可能であるのか使用中であるのかを送信装置に示し得る。チャネルが、対応するLBT無線フレームのために利用可能(例えば、使用のために「クリア」)であることをCCAプロシージャが示すとき、送信装置は、LBT無線フレームの一部または全部中に共有無線周波数スペクトル帯域のチャネルを予約または使用し得る。チャネルが利用可能でないこと(例えば、チャネルが別の送信装置によって使用中または予約済みであること)をCCAプロシージャが示すとき、送信装置は、LBT無線フレーム中にチャネルを使用することを妨げられ得る。
[0074] 図3は、本開示の様々な態様による、共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するためのメッセージフロー300を示す。メッセージは、基地局305とUE315との間で送信され得る。基地局305は、図1または図2を参照して説明された基地局105または205の態様の一例であり得、UE315は、図1または図2を参照して説明されたUE115または215の態様の一例であり得る。
[0075] 320で、基地局305は、UE315に、1つまたは複数のタイプのスケジューリング要求(SR:scheduling request)またはバッファステータス報告(BSR)の構成を随意に送信し得る。代替的に、UE315は、例えば、(ソフトウェアインストールまたは更新中に)別の方式で(1つまたは複数の)構成を与えられ得る。1つまたは複数のタイプのスケジューリング要求またはバッファステータス報告は、データが共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域のいずれか中で送信され得るとき(例えば、データが、より低い優先度に関連し、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求める競合に勝つのを待つことによって引き起こされる遅延によって影響を及ぼされないことがあるとき)、UE315が、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求することを可能にし得る。1つまたは複数のタイプのスケジューリング要求またはバッファステータス報告はまた、データがより高い優先度に関連し、データの送信が、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求める競合に勝つのを待つことによって引き起こされる遅延によって悪影響を及ぼされ得るとき、UE315が、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求することを可能にし得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。
[0076] 325で、UE315は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別し得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、サービス品質(QoS)パラメータ、データがMACレイヤ制御情報(例えば、バッファステータス報告(BSR)またはパワーヘッドルーム報告(PHR:power headroom report))を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報(例えば、RRCシグナリング、RLCステータスプロトコルデータユニット(PDU)、RLCポールPDU、あるいはPDCPまたは上位レイヤ制御情報(例えば、ボイスオーバーLTE(VoLTE)がサポートされる場合、ロバストヘッダ圧縮(RoHC:robust header compression)制御情報)を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、もしくはデータが上位レイヤ再送信(例えば、RLC再送信)のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの例において、UE315は、アップリンクキャリア上での送信のためのBSRメッセージ中で報告されるべき第1の量のデータを識別し得る。
[0077] 330で、UE315は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ(例えば、第1のタイプのスケジューリング要求またはバッファされたデータの第1のタイプの指示)、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第2のタイプのメッセージ(例えば、第2のタイプのスケジューリング要求またはバッファされたデータの第2のタイプの指示)の間で選択し得る。いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのための第1のタイプのスケジューリング要求を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのための第2のタイプのスケジューリング要求を含み得る。いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を含み得る。
[0078] UEが、アップリンクキャリア上での送信のためのBSRメッセージ中で報告されるべき第1の量のデータを識別した場合、330で、UEは、第1の量のデータが、共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのか、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのかを決定し得る。
[0079] 335で、UE315は、基地局305に、選択されたタイプのメッセージを送信し得る。メッセージは、図6、図7、図13、図14、図15、または図16を参照して説明されるように、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域上で送信され得る。メッセージがBSRメッセージである場合、335で、UEは、第1のタイプのBSRメッセージまたは第2のタイプのBSRメッセージの間で選択し得、ここで、第1のタイプのBSRメッセージは、第1の量のデータがアップリンクリソースを必要とするかどうかを決定することに関連するデータを含み、ここで、第2のタイプのBSRメッセージは、第1の量のデータがアップリンクリソースを必要とするかどうかを決定することに関連するデータを含まない。340で、基地局305は、UE315にアップリンク許可を送信し得る。アップリンク許可は、335で送信されたメッセージのタイプに依存して、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域上で送信され得、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域上のアップリンクリソースを許可し得る。
[0080] 図4は、本開示の様々な態様による、1つまたは複数の論理チャネルに関連するデータを、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングするためのメッセージフロー400を示す。メッセージは、基地局405とUE415との間で送信され得る。基地局405は、図1、図2、または図3を参照して説明された基地局105、205、または305の態様の一例であり得、UE415は、図1、図2、または図3を参照して説明されたUE115、215、または315の態様の一例であり得る。
[0081] 基地局405およびUE415は、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリアのうちの1つまたは複数上で通信し得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。
[0082] 420で、UE415は、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための少なくとも1つの優先ビットレート(PBR)を確立または維持し得る。いくつかの例において、UE415は、複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度を決定するために、複数の論理チャネルの各々のための単一のPBR(例えば、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信のための単一のPBR)を確立または維持し得る。いくつかの例において、UE415は、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1のPBRおよび第2のPBRを確立または維持し得る。第1のPBRは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し得、第2のPBRは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し得る。
[0083] 425で、基地局405は、UE415に、1つまたは複数のアップリンク許可を送信し得る。アップリンク許可は、専用無線周波数スペクトル帯域中のリソースのための1つまたは複数のアップリンク許可および/または共有無線周波数スペクトル帯域中のリソースのための1つまたは複数のアップリンク許可を含み得る。
[0084] 430で、UE415は、1つまたは複数の論理チャネルに関連するデータを、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングし得る。いくつかの例において、UE415は、公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度に従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のリソースにマッピングし得る。他の例において、UE415は、論理チャネルのための(共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する)第1のPBRおよび論理チャネルのための(専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する)第2のPBRに従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のうちの1つまたは複数のリソースにマッピングし得る。いくつかの例において、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分は、上位レイヤ再送信、上位レイヤ制御情報、またはTCP ACKのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0085] 430で行われる(1つまたは複数の)マッピングは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信のためのPBRを残さずに、共有無線周波数スペクトル帯域と専用無線周波数スペクトル帯域の両方中の論理チャネル送信に関連する単一のPBRが、共有無線周波数スペクトル帯域中の送信の結果として単一のPBRを枯渇させる機会を緩和し得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信は、共有無線周波数スペクトル帯域中の送信よりも高い優先度に関連し得る。
[0086] 図5は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置515のブロック図500を示す。装置515は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたUE115、215、315、または415のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置515はまた、プロセッサであるか、またはそれを含み得る。装置515は、受信機510、ワイヤレス通信マネージャ520、または送信機530を含み得る。これら構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0087] 装置515の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、システムオンチップ(SoC)、および/または他のタイプのセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、メモリ中に組み込まれ、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に、実施され得る。
[0088] いくつかの例において、受信機510は、専用無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)、または共有無線周波数スペクトル帯域(例えば、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域))上で送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機510は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、第1の無線周波数スペクトル帯域または第2の無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0089] いくつかの例において、送信機530は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機530は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0090] いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ520は、装置515のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ520の一部が、受信機510または送信機530に組み込まれるかまたはそれと共有され得る。いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ520は、アップリンクデータ優先度識別器535、メッセージタイプセレクタ540、または送信マネージャ545を含み得る。
[0091] アップリンクデータ優先度識別器535は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別するために使用され得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。優先度パラメータを識別することは、アップリンクキャリア上での送信のためのバッファステータス報告(BSR)メッセージ中で報告されるべき第1の量のデータを識別することをさらに含み得る。いくつかの例において、アップリンクデータ優先度識別器535は、第1の量のデータが、共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのか、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのかを決定し得る。他の例では、別の構成要素が決定を行い得る。
[0092] メッセージタイプセレクタ540は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための得る第2のタイプのメッセージの間での選択をするために使用され得る。いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのための第1のタイプのスケジューリング要求を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのための第2のタイプのスケジューリング要求を含み得る。いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を含み得る。いくつかの例において、選択することは、第1のタイプのBSRメッセージまたは第2のタイプのBSRメッセージの間での選択をすることと、第1のタイプのBSRメッセージまたは第2のタイプのBSRメッセージのいずれかを送信することとを含み得る。
[0093] 送信マネージャ545は、(例えば、基地局に)選択されたタイプのメッセージを送信するために使用され得る。
[0094] 図6は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置615のブロック図600を示す。装置615は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたUE115、215、315、または415のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5を参照して説明された装置515の態様の一例であり得る。装置615はまた、プロセッサであるか、またはそれを含み得る。装置615は、受信機610、ワイヤレス通信マネージャ620、または送信機630を含み得る。これら構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0095] 装置615の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、SoC、および/または他のタイプのセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、メモリ中に組み込まれ、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に、実施され得る。
[0096] いくつかの例において、受信機610は、専用無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)、または共有無線周波数スペクトル帯域(例えば、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域))上で送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機610は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機612)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機614)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機612または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機614を含む受信機610は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0097] いくつかの例において、送信機630は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機630は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機632)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機634)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機632または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機634を含む送信機630は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0098] いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ620は、装置615のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ620の一部が、受信機610または送信機630に組み込まれるかまたはそれと共有され得る。いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ620は、リソースマネージャ650、アップリンクデータ優先度識別器635、メッセージタイプセレクタ640、または送信マネージャ645を含み得る。
[0099] いくつかの例において、リソースマネージャ650は、基地局から、第1のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第1の物理リソースの第1の構成と、第2のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第2の物理リソースの第2の構成とを受信するために使用され得る。第1のタイプのスケジューリング要求は、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのためのものであり得、第2のタイプのスケジューリング要求は、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのためのものであり得る。いくつかの例において、第1の物理リソースは共有無線周波数スペクトル帯域中にあり得、第2の物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。いくつかの例において、第1の物理リソースおよび第2の物理リソースは、PUCCHの別個の時間リソースと、周波数リソースと、コードリソースとを含み得る。
[0100] 他の例において、リソースマネージャ650は、基地局から、第3の物理リソース上で第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求を送信するための時間領域多重化構成の指示を受信するために使用され得る。いくつかの例において、第3の物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。
[0101] アップリンクデータ優先度識別器635は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別するために使用され得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0102] メッセージタイプセレクタ640はSRタイプセレクタ655を含み得る。SRタイプセレクタ655は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求の間での選択をするために使用され得る。
[0103] 送信マネージャ645はSR送信マネージャ660を含み得る。いくつかの例において、SR送信マネージャ665は、第1のタイプのスケジューリング要求が選択されたとき、第1の物理リソースを使用して、第1のタイプのスケジューリング要求を送信するために、または第2のタイプのスケジューリング要求が選択されたとき、第2の物理リソースを使用して、第2のタイプのスケジューリング要求を送信するために使用され得る。他の例において、SR送信マネージャ665は、第3の物理リソースの時間領域多重化構成に従って、(例えば、第1のタイプのスケジューリング要求のための)第3の物理リソースの第1の発生(occurrence)または(例えば、第2のタイプのスケジューリング要求0のための第3の物理リソースの第2の発生を使用して、第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求を送信するために使用され得る。第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求は、基地局に送信され得る。
[0104] 図7は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置715のブロック図700を示す。装置715は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたUE115、215、315、または415のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5を参照して説明された装置515の態様の一例であり得る。装置715はまた、プロセッサであるか、またはそれを含み得る。装置715は、受信機710、ワイヤレス通信マネージャ720、または送信機730を含み得る。これら構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0105] 装置715の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、SoC、および/または他のタイプのセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、メモリ中に組み込まれ、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に、実施され得る。
[0106] いくつかの例において、受信機710は、専用無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)、または共有無線周波数スペクトル帯域(例えば、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域))上で送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機710は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機712)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機714)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機712または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機714を含む受信機710は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0107] いくつかの例において、送信機730は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機730は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機732)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機734)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機732または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機734を含む送信機730は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0108] いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ720は、装置715のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ720の一部が、受信機710または送信機730に組み込まれるかまたはそれと共有され得る。いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ720は、アップリンクデータ優先度識別器735、メッセージタイプセレクタ740、または送信マネージャ745を含み得る。
[0109] アップリンクデータ優先度識別器735は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別するために使用され得る。いくつかの例において、データは、複数のバッファのうちの1つに(例えば、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを一時的に記憶する第1のバッファに、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを一時的に記憶する第2のバッファに)一時的に記憶され得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0110] メッセージタイプセレクタ740はBSRパラメータセレクタ750を含み得る。BSRパラメータセレクタ750は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示の間での選択をするために使用され得る。
[0111] 送信マネージャ745はBSR送信マネージャ755を含み得る。いくつかの例において、BSR送信マネージャ755は、第1のBSR中で第1のタイプの指示または第2のタイプの指示を送信するために使用され得る。いくつかの例において、第1のBSRは専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、第1のBSRのフィールドの状態または値(および時々単一のビットの状態(例えば、論理「1」または論理「0」))によって表され得る。他の例において、BSR送信マネージャ755は、第2のBSR中で第1のタイプの指示を送信するか、または第3のBSR中で第2のタイプの指示を送信するために使用され得る。いくつかの例において、第2のBSRまたは第3のBSRは、専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。
[0112] 装置715のいくつかの例において、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータは、論理チャネルグループに関連し得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループのために(例えば、BSRパラメータセレクタ750によって)選択され、(例えば、BSR送信マネージャ755によって)送信され得る。いくつかの例では、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示の事例が、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する複数の論理チャネルグループの各々のために送信され得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループの各々のために選択され、同じBSR(またはBSRの同じセット)を使用して送信される。
[0113] いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ720は再分類マネージャ760を含み得る。再分類マネージャ760は、タイマーの満了時に、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータを再分類するために使用され得る。例えば、タイマーの満了時に、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータが、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとして再分類され(例えば、第1のバッファから第2のバッファに移動され)得るか、あるいは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとして再分類され(例えば、第2のバッファから第1のバッファに移動され)得る。データを再分類することは、データが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリアのセット上に輻輳(または共有無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリアの場合、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求める競合に負けることの結果としての1つまたは複数のアップリンクキャリアの利用不可能性)があるときに送信されることを可能にし得る。
[0114] 図8は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置815のブロック図800を示す。装置815は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたUE115、215、315、または415のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置815はまた、プロセッサであるか、またはそれを含み得る。装置815は、受信機810、ワイヤレス通信マネージャ820、または送信機830を含み得る。これら構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0115] 装置815の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、SoC、および/または他のタイプのセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、メモリ中に組み込まれ、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に、実施され得る。
[0116] いくつかの例において、受信機810は、専用無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)、または共有無線周波数スペクトル帯域(例えば、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域))上で送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機810は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機812)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機814)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機812または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機814を含む受信機810は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0117] いくつかの例において、送信機830は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機830は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機832)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機834)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機832または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機834を含む送信機830は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0118] いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ820は、装置815のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ820の一部が、受信機810または送信機830に組み込まれるかまたはそれと共有され得る。いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ820は、PBRマネージャ835または論理チャネルデータ対アップリンク許可リソースマッパ(logical channel data to uplink grant resource mapper)840を含み得る。
[0119] PBRマネージャ835は、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1のPBRおよび第2のPBRを維持するために使用され得る。第1のPBRは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し得、第2のPBRは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し得る。論理チャネルデータ対アップリンク許可リソースマッパ840は、1つまたは複数の論理チャネルのうちの論理チャネルのための第1のPBRおよび論理チャネルのための第2のPBRに従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングするために使用され得る。
[0120] 図9は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置915のブロック図900を示す。装置915は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたUE115、215、315、または415のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5を参照して説明された装置515の態様の一例であり得る。装置915はまた、プロセッサであるか、またはそれを含み得る。装置915は、受信機910、ワイヤレス通信マネージャ920、または送信機930を含み得る。これら構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0121] 装置915の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで行うように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実施され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で行われ得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(例えば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、SoC、および/または他のタイプのセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、メモリ中に組み込まれ、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令を用いて、全体的にまたは部分的に、実施され得る。
[0122] いくつかの例において、受信機910は、専用無線周波数スペクトル帯域(例えば、無線周波数スペクトル帯域が、特定の使用のために特定のユーザに認可されているので、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域)、または共有無線周波数スペクトル帯域(例えば、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域))上で送信を受信するように動作可能な少なくとも1つのRF受信機のような、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域は、例えば、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたように、LTE/LTE−A通信のために使用され得る。受信機910は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機912)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A受信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機914)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機912または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A受信機914を含む受信機910は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0123] いくつかの例において、送信機930は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機のような、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。送信機930は、いくつかの場合に、専用無線周波数スペクトル帯域および共有無線周波数スペクトル帯域のための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例において、専用無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機932)、および共有無線周波数スペクトル帯域上で通信するためのLTE/LTE−A送信機(例えば、共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機934)の形態をとり得る。専用RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機932または共有RFスペクトル帯域のためのLTE/LTE−A送信機934を含む送信機930は、図1または図2を参照して説明されたワイヤレス通信システム100または200の1つまたは複数の通信リンクのような、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、「データ」または送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で確立され得る。
[0124] いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ920は、装置915のためのワイヤレス通信の1つまたは複数の態様を管理するために使用され得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信マネージャ920の一部が、受信機910または送信機930に組み込まれるかまたはそれと共有され得る。いくつかの例において、ワイヤレス通信マネージャ920は、アップリンクキャリアマネージャ935、PBRマネージャ940、アップリンク許可マネージャ945、または論理チャネルデータ対アップリンク許可リソースマッパ950を含み得る。
[0125] アップリンクキャリアマネージャ935は、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリア上で通信するために使用され得る。PBRマネージャ940は、複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度を決定するために、複数の論理チャネルの各々のためのPBR(例えば、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信のための単一のPBR)を維持するために使用され得る。アップリンク許可マネージャ945は、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアのためのアップリンク許可を受信するために使用され得る。論理チャネルデータ対アップリンク許可リソースマッパ950は、公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度に従って、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のリソースにマッピングするために使用され得る。いくつかの例において、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分は、上位レイヤ再送信、上位レイヤ制御情報、またはTCP ACKのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0126] 図10は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUE1015のブロック図1000を示す。UE1015は、パーソナルコンピュータ(例えば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、DVR、インターネット機器、ゲームコンソール、電子リーダーなど含まれるかまたはそれらの一部であり得る。UE1015は、いくつかの例において、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーのような内部電源(図示せず)を有し得る。いくつかの例において、UE1015は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明されたUE115、215、315、または415のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE1015は、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明されたUEまたは装置の技法および機能のうちの少なくともいくつかを実施するように構成され得る。
[0127] UE1015は、UEプロセッサ1010、UEメモリ1020、((1つまたは複数の)UEトランシーバ1030によって表される)少なくとも1つのUEトランシーバ、((1つまたは複数の)UEアンテナ1040によって表される)少なくとも1つのUEアンテナ、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050を含み得る。これら構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1035上で、直接または間接的に、互いに通信していることがある。
[0128] UEメモリ1020は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。UEメモリ1020は、実行されたとき、例えば、異なるタイプのスケジューリング要求またはバッファステータス報告を送信すること、あるいは、論理チャネルに関連するデータを、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングすることを含む、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明される様々な機能をUEプロセッサ1010に行わせるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1025を記憶し得る。代替的に、コンピュータ実行可能コード1025は、UEプロセッサ1010によって直接的に実行可能でないが、(例えば、コンパイルされ、実行されたとき)本明細書で説明される機能のうちのいくつかをUE1015に行わせるように構成され得る。
[0129] UEプロセッサ1010は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。UEプロセッサ1010は、(1つまたは複数の)UEトランシーバ1030を通して受信された情報、または(1つまたは複数の)UEアンテナ1040を通した送信のために(1つまたは複数の)UEトランシーバ1030に送られるべき情報を処理し得る。UEプロセッサ1010は、単独で、または、UEワイヤレス通信マネージャ1050とともに、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で通信すること(またはそれの上での通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。
[0130] (1つまたは複数の)UEトランシーバ1030は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)UEアンテナ1040に与え、(1つまたは複数の)UEアンテナ1040から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)UEトランシーバ1030は、いくつかの例において、1つまたは複数のUE送信機および1つまたは複数の別個のUE受信機として実施され得る。(1つまたは複数の)UEトランシーバ1030は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域中の通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)UEトランシーバ1030は、(1つまたは複数の)UEアンテナ1040を介して、図1、図2、図3、または図4を参照して説明された基地局105、205、305、または405のうちの1つまたは複数と双方向に通信するように構成され得る。UE1015は単一のUEアンテナを含み得るが、UE1015が複数のUEアンテナ1040を含み得る例があり得る。
[0131] UEワイヤレス通信マネージャ1050は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上でのワイヤレス通信に関係する図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明されたUEまたは装置の技法または機能の一部または全部を行うまたは制御するように構成され得る。例えば、UEワイヤレス通信マネージャ1050は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域を使用して、補助ダウンリンクモード(例えば、認可支援アクセスモード(licensed assisted access mode))、キャリアアグリゲーションモード、またはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。UEワイヤレス通信マネージャ1050は、専用無線周波数スペクトル帯域中のLTE/LTE−A通信を扱うように構成された、専用RFスペクトル帯域のためのUE LTE/LTE−A構成要素1055と、共有無線周波数スペクトル帯域中のLTE/LTE−A通信を扱うように構成された、共有RFスペクトル帯域のためのUE LTE/LTE−A構成要素1060とを含み得る。UEワイヤレス通信マネージャ1050、またはそれの部分はプロセッサを含み得、あるいはUEワイヤレス通信マネージャ1050の機能の一部または全部は、UEプロセッサ1010によって行われるか、またはUEプロセッサ1010とともに行われ得る。いくつかの例において、UEワイヤレス通信マネージャ1050は、図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920の一例であり得る。
[0132] 図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局1105(例えば、eNBの一部または全部を形成する基地局)のブロック図1100を示す。いくつかの例において、基地局1105は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明された基地局105、205、305、または405のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。基地局1105は、図1、図2、図3、または図4を参照して説明された基地局の技法および機能のうちの少なくともいくつかを実施するかまたは容易にするように構成され得る。
[0133] 基地局1105は、基地局プロセッサ1110、基地局メモリ1120、((1つまたは複数の)基地局トランシーバ1150によって表される)少なくとも1つの基地局トランシーバ、((1つまたは複数の)基地局アンテナ1155によって表される)少なくとも1つの基地局アンテナ、または基地局ワイヤレス通信マネージャ1160を含み得る。基地局1105はまた、基地局コミュニケータ1130またはネットワークコミュニケータ1140のうちの1つまたは複数を含み得る。これら構成要素の各々は、1つまたは複数のバス1135上で、直接または間接的に、互いに通信していることがある。
[0134] 基地局メモリ1120はRAMまたはROMを含み得る。基地局メモリ1120は、実行されたとき、例えば、異なるタイプのスケジューリング要求またはバッファステータス報告をUEから受信することと、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリア上でアップリンク送信のための第1のタイプのアップリンク許可を、または専用無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリア上でアップリンク送信のための第2のタイプのアップリンク許可を送信することとを含む、ワイヤレス通信に関係する本明細書で説明される様々な機能を基地局プロセッサ1110に行わせるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード1125を記憶し得る。代替的に、コンピュータ実行可能コード1125は、基地局プロセッサ1110によって直接的に実行可能でないが、(例えば、コンパイルされ、実行されたとき)本明細書で説明される機能のうちのいくつかを基地局1105に行わせるように構成され得る。
[0135] 基地局プロセッサ1110は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサ1110は、(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1150、基地局コミュニケータ1130、またはネットワークコミュニケータ1140を通して受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサ1110はまた、(1つまたは複数の)アンテナ1155を通した送信のために(1つまたは複数の)トランシーバ1150に送られるべき情報、1つまたは複数の他の基地局(例えば、基地局1105−aおよび基地局1105−b)への送信のために基地局コミュニケータ1130に送られるべき情報、または図1を参照して説明されたコアネットワーク130の1つまたは複数の態様の一例であり得る、コアネットワーク1145への送信のためにネットワークコミュニケータ1140に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサ1110は、単独で、または、基地局ワイヤレス通信マネージャ1160とともに、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上で通信すること(またはそれの上での通信を管理すること)の様々な態様を扱い得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。
[0136] (1つまたは複数の)基地局トランシーバ1150は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)基地局アンテナ1155に与え、(1つまたは複数の)基地局アンテナ1155から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1150は、いくつかの例において、1つまたは複数の基地局送信機および1つまたは複数の別個の基地局受信機として実施され得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1150は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域中の通信をサポートし得る。(1つまたは複数の)基地局トランシーバ1150は、(1つまたは複数の)アンテナ1155を介して、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数のような、1つまたは複数のUEまたは装置と双方向に通信するように構成され得る。基地局1105は、例えば、複数の基地局アンテナ1155(例えば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局1105は、ネットワークコミュニケータ1140を通してコアネットワーク1145と通信し得る。基地局1105はまた、基地局コミュニケータ1130を使用して、基地局1105−aおよび基地局1105−bのような、他の基地局と通信し得る。
[0137] 基地局ワイヤレス通信マネージャ1160は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域上でのワイヤレス通信に関係する図1、図2、図3、または図4を参照して説明された技法または機能の一部または全部を行うまたは制御するように構成され得る。例えば、基地局ワイヤレス通信マネージャ1160は、専用無線周波数スペクトル帯域または共有無線周波数スペクトル帯域を使用して、補助ダウンリンクモード(例えば、認可支援アクセスモード)、キャリアアグリゲーションモード、またはスタンドアロンモードをサポートするように構成され得る。基地局ワイヤレス通信マネージャ1160は、専用無線周波数スペクトル帯域中のLTE/LTE−A通信を扱うように構成された、専用RFスペクトル帯域のための基地局LTE/LTE−A構成要素1165と、共有無線周波数スペクトル帯域中のLTE/LTE−A通信を扱うように構成された、共有RFスペクトル帯域のための基地局LTE/LTE−A構成要素1170とを含み得る。基地局ワイヤレス通信マネージャ1160、またはそれの部分はプロセッサを含み得、あるいは基地局ワイヤレス通信マネージャ1160の機能の一部または全部は、基地局プロセッサ1110によって行われるか、または基地局プロセッサ1110とともに行われ得る。
[0138] 図12は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1200の一例を示すフローチャートである。明確さのために、方法1200は、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UEが、UEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行して以下で説明される機能を行い得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0139] ブロック1205で、方法1200は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することを含み得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1205での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図5、図6、または図7を参照して説明されたアップリンクデータ優先度識別器535、635、または735を使用して行われ得る。
[0140] ブロック1210で、方法1200は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための得る第2のタイプのメッセージの間での選択をすることを含み得る。いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのための第1のタイプのスケジューリング要求を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのための第2のタイプのスケジューリング要求を含み得る。いくつかの例において、第1のタイプのメッセージは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を含み得、第2のタイプのメッセージは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を含み得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。ブロック1210での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図5、図6、または図7を参照して説明されたメッセージタイプセレクタ540、640、または740を使用して行われ得る。
[0141] ブロック1215で、方法1200は、(例えば、基地局に)選択されたタイプのメッセージを送信することを含み得る。ブロック1215での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図5、図6、または図7を参照して説明された送信マネージャ545、645、または745を使用して行われ得る。
[0142] 従って、方法1200はワイヤレス通信を提供し得る。方法1200は一実施形態にすぎないこと、および方法1200の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され(modified)得ることに留意されたい。
[0143] 図13は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1300の一例を示すフローチャートである。明確さのために、方法1300は、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UEが、UEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行して以下で説明される機能を行い得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0144] ブロック1305で、方法1300は、基地局から、第1のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第1の物理リソースの第1の構成と、第2のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第2の物理リソースの第2の構成とを受信することを含み得る。第1のタイプのスケジューリング要求は、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのためのものであり得、第2のタイプのスケジューリング要求は、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのためのものであり得る。いくつかの例において、第1の物理リソースは共有無線周波数スペクトル帯域中にあり得、第2の物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。いくつかの例において、第1の物理リソースおよび第2の物理リソースは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の別個の時間リソースと、周波数リソースと、コードリソースとを含み得る。ブロック1305での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図6を参照して説明されたリソースマネージャ650を使用して行われ得る。
[0145] ブロック1310で、方法1300は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することを含み得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1310での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図5、図6、または図7を参照して説明されたアップリンクデータ優先度識別器535、635、または735を使用して行われ得る。
[0146] ブロック1315で、方法1300は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求の間での選択をすることを含み得る。第1のタイプのスケジューリング要求が選択されたとき、方法1300はブロック1320で継続し得る。第2のタイプのスケジューリング要求が選択されたとき、方法1300はブロック1325で継続し得る。ブロック1315での(1つまたは複数の)動作は、図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明されたメッセージタイプセレクタ540、640、または740、あるいは図6を参照して説明されたSRタイプセレクタ655を使用して行われ得る。
[0147] ブロック1320で、方法1300は、第1の物理リソースを使用して(例えば、基地局に)第1のタイプのスケジューリング要求を送信することを含み得る。ブロック1325で、方法1300は、第2の物理リソースを使用して(例えば、基地局に)第2のタイプのスケジューリング要求を送信することを含み得る。ブロック1320または1325での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明された送信マネージャ545、645、または745、あるいは図6を参照して説明されたSR送信マネージャ660を使用して行われ得る。
[0148] 従って、方法1300はワイヤレス通信を提供し得る。方法1300は一実施形態にすぎないこと、および方法1300の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0149] 図14は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1400の一例を示すフローチャートである。明確さのために、方法1400は、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UEが、UEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行して以下で説明される機能を行い得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0150] ブロック1405で、方法1400は、基地局から、物理リソース上で第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求を送信するための時間領域多重化構成の指示を受信することを含み得る。第1のタイプのスケジューリング要求は、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのためのものであり得、第2のタイプのスケジューリング要求は、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースのためのものであり得る。いくつかの例において、物理リソースは専用無線周波数スペクトル帯域中にあり得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。ブロック1405での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図6を参照して説明されたリソースマネージャ650を使用して行われ得る。
[0151] ブロック1410で、方法1400は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することを含み得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1410での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図5、図6、または図7を参照して説明されたアップリンクデータ優先度識別器535、635、または735を使用して行われ得る。
[0152] ブロック1415で、方法1400は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求の間での選択をすることを含み得る。第1のタイプのスケジューリング要求が選択されたとき、方法1400はブロック1420で継続し得る。第2のタイプのスケジューリング要求が選択されたとき、方法1400はブロック1425で継続し得る。ブロック1415での(1つまたは複数の)動作は、図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明されたメッセージタイプセレクタ540、640、または740、あるいは図6を参照して説明されたSRタイプセレクタ655を使用して行われ得る。
[0153] ブロック1420または1425で、方法1400は、物理リソースを使用して(例えば、基地局に)第1のタイプのスケジューリング要求または第2のタイプのスケジューリング要求を送信することを含み得る。ブロック1420で、第1のタイプのスケジューリング要求は、物理リソースの時間領域多重化構成に従って、物理リソースの第1の発生を使用して送信され得る。ブロック1425で、第2のタイプのスケジューリング要求は、物理リソースの時間領域多重化構成に従って、物理リソースの第2の発生を使用して送信され得る。ブロック1420または1425での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明された送信マネージャ545、645、または745、あるいは図6を参照して説明されたSR送信マネージャ660を使用して行われ得る。
[0154] 従って、方法1400はワイヤレス通信を提供し得る。方法1400は一実施形態にすぎないこと、および方法1400の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0155] 図15は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1500の一例を示すフローチャートである。明確さのために、方法1500は、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UEが、UEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行して以下で説明される機能を行い得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0156] ブロック1505で、方法1500は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することを含み得る。いくつかの例において、データは、複数のバッファのうちの1つに(例えば、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを一時的に記憶する第1のバッファに、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを一時的に記憶する第2のバッファに)一時的に記憶され得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1505での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図5、図6、または図7を参照して説明されたアップリンクデータ優先度識別器535、635、または735を使用して行われ得る。
[0157] ブロック1510で、方法1500は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示の間での選択をすることを含み得る。第1のタイプの指示が選択されたとき、方法1500はブロック1515で継続し得る。第2のタイプの指示が選択されたとき、方法1500はブロック1520で継続し得る。ブロック1510での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明されたメッセージタイプセレクタ540、640、または740、あるいは図7を参照して説明されたBSRパラメータセレクタ750を使用して行われ得る。
[0158] ブロック1515で、方法1500は、BSR中で(例えば、基地局に)第1のタイプの指示を送信することを含み得る。ブロック1520で、方法1500は、BSR中で(例えば、基地局に)第2のタイプの指示を送信することを含み得る。いくつかの例において、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、第1のBSRのフィールドの状態または値(および時には単一のビットの状態(例えば、論理「1」または論理「0」))によって表され得る。いくつかの例において、BSRは専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。ブロック1515または1520での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明された送信マネージャ545、645、または745、あるいは図7を参照して説明されたBSR送信マネージャ755を使用して行われ得る。
[0159] 方法1500のいくつかの例において、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータは、論理チャネルグループに関連し得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループのために選択され、送信され得る。いくつかの例において、方法1500は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する複数の論理チャネルグループの各々のために繰り返され得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループの各々のために選択され、同じBSRを使用して送信される。
[0160] いくつかの例において、方法1500は、タイマーの満了時に、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータを再分類することを含み得る。例えば、タイマーの満了時に、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータが、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとして再分類され(例えば、第1のバッファから第2のバッファに移動され)得るか、あるいは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとして再分類され(例えば、第2のバッファから第1のバッファに移動され)得る。データを再分類することは、データが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリアのセット上に輻輳(または共有無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリアの場合、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求める競合に負けることの結果としての1つまたは複数のアップリンクキャリアの利用不可能性)があるときに送信されることを可能にし得る。
[0161] 従って、方法1500はワイヤレス通信を提供し得る。方法1500は一実施形態にすぎないこと、および方法1500の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0162] 図16は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1600の一例を示すフローチャートである。明確さのために、方法1600は、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UEが、UEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行して以下で説明される機能を行い得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0163] ブロック1605で、方法1600は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することを含み得る。いくつかの例において、データは、複数のバッファのうちの1つに(例えば、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを一時的に記憶する第1のバッファに、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを一時的に記憶する第2のバッファに)一時的に記憶され得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。いくつかの例において、優先度パラメータは、QoSパラメータ、データがMACレイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、データがTCP ACKを備えるという第3の指示、データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、またはデータが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1605での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図5、図6、または図7を参照して説明されたアップリンクデータ優先度識別器535、635、または735を使用して行われ得る。
[0164] ブロック1610で、方法1600は、識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示、あるいは専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示の間での選択をすることを含み得る。第1のタイプの指示が選択されたとき、方法1600はブロック1615で継続し得る。第2のタイプの指示が選択されたとき、方法1600はブロック1620で継続し得る。ブロック1610での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明されたメッセージタイプセレクタ540、640、または740、あるいは図7を参照して説明されたBSRパラメータセレクタ750を使用して行われ得る。
[0165] ブロック1615で、方法1600は、第1のBSR中で(例えば、基地局に)第1のタイプの指示を送信することを含み得る。ブロック1620で、方法1600は、第2のBSR中で(例えば、基地局に)第2のタイプの指示を送信することを含み得る。いくつかの例において、第1のBSRまたは第2のBSRは、専用無線周波数スペクトル帯域中で送信され得る。ブロック1615または1620での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、図5、図6、または図7を参照して説明された送信マネージャ545、645、または745、あるいは図7を参照して説明されたBSR送信マネージャ755を使用して行われ得る。
[0166] 方法1600のいくつかの例において、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータは、論理チャネルグループに関連し得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループのために選択され、送信され得る。いくつかの例において、方法1600は、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する複数の論理チャネルグループの各々のために繰り返され得、第1のタイプの指示または第2のタイプの指示は、論理チャネルグループの各々のために選択され、BSRの同じセットを使用して送信される。
[0167] いくつかの例において、方法1600は、タイマーの満了時に、アップリンクキャリア上で送信されるべきデータを再分類することを含み得る。例えば、タイマーの満了時に、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータが、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとして再分類され(例えば、第1のバッファから第2のバッファに移動され)得るか、あるいは、専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとして再分類され(例えば、第2のバッファから第1のバッファに移動され)得る。データを再分類することは、データが、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリアのセット上に輻輳(または共有無線周波数スペクトル帯域中の1つまたは複数のアップリンクキャリアの場合、共有無線周波数スペクトル帯域へのアクセスを求める競合に負けることの結果としての1つまたは複数のアップリンクキャリアの利用不可能性)があるときに送信されることを可能にし得る。
[0168] 従って、方法1600はワイヤレス通信を提供し得る。方法1600は一実施形態にすぎないこと、および方法1600の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0169] 図17は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1700の一例を示すフローチャートである。明確さのために、方法1700は、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UEが、UEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行して以下で説明される機能を行い得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0170] ブロック1705で、方法1700は、1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1のPBRおよび第2のPBRを維持することを含み得る。第1のPBRは、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し得、第2のPBRは、専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連し得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。ブロック1705での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図8を参照して説明されたPBRマネージャ835を使用して行われ得る。
[0171] ブロック1710で、方法1700は、1つまたは複数の論理チャネルのうちの論理チャネルのための第1のPBRおよび論理チャネルのための第2のPBRに従って、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングすることを含み得る。ブロック1710での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図8を参照して説明された論理チャネルデータ対アップリンク許可リソースマッパ840を使用して行われ得る。
[0172] 従って、方法1700はワイヤレス通信を提供し得る。方法1700は一実施形態にすぎないこと、および方法1700の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0173] 図18は、本開示の様々な態様による、UEにおけるワイヤレス通信のための方法1800の一例を示すフローチャートである。明確さのために、方法1800は、図1、図2、図3、図4、または図10を参照して説明されたUE115、215、315、415、または1015のうちの1つまたは複数の態様、あるいは図5、図6、図7、図8、または図9を参照して説明された装置515、615、715、815、または915のうちの1つまたは複数の態様に関して以下で説明される。いくつかの例では、UEが、UEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行して以下で説明される機能を行い得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能のうちの1つまたは複数を行い得る。
[0174] ブロック1805で、方法1800は、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリア上で通信することを含み得る。専用無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合しないことがある、無線周波数スペクトル帯域(例えば、LTE/LTE−A通信のために使用可能な認可無線周波数スペクトル帯域のような、特定の使用のための特定のユーザに認可された無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。共有無線周波数スペクトル帯域は、送信装置がそれに対してアクセスを求めて競合し得る、無線周波数スペクトル帯域(例えば、Wi−Fi使用のような、無認可使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、異なる無線アクセス技術による使用のために利用可能である無線周波数スペクトル帯域、あるいは等しく共有されるかまたは優先度を付けられた様式で複数の事業者が使用するために利用可能である無線周波数スペクトル帯域)を含み得る。ブロック1805での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図9を参照して説明されたアップリンクキャリアマネージャ935を使用して行われ得る。
[0175] ブロック1810で、方法1800は、複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度を決定するために、複数の論理チャネルの各々のためのPBR(例えば、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信のための単一のPBR)を維持することを含み得る。ブロック1810での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図9を参照して説明されたPBRマネージャ940を使用して行われ得る。
[0176] ブロック1815で、方法1800は、専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアのためのアップリンク許可を受信することを含み得る。ブロック1815での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図9を参照して説明されたアップリンク許可マネージャ945を使用して行われ得る。
[0177] ブロック1820で、方法1800は、公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度に従って、複数の論理チャネルのうちの論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、アップリンク許可のリソースにマッピングすることを含み得る。いくつかの例において、論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分は、上位レイヤ再送信、上位レイヤ制御情報、またはTCP ACKのうちの少なくとも1つを含み得る。ブロック1820での(1つまたは複数の)動作は、図5、図6、図7、図8、図9、または図10を参照して説明されたワイヤレス通信マネージャ520、620、720、820、または920、またはUEワイヤレス通信マネージャ1050、あるいは図9を参照して説明された論理チャネルデータ対アップリンク許可リソースマッパ950を使用して行われ得る。
[0178] 従って、方法1800はワイヤレス通信を提供し得る。方法1800は一実施形態にすぎないこと、および方法1800の動作は、他の実施形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0179] いくつかの例では、図12、図13、図14、図15、図16、図17、または図18を参照して説明された方法1200、1300、1400、1500、1600、1700、および/または1800の態様が組み合わせられ得る。
[0180] 本明細書で説明された技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば同義で使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)のような無線技術を実施し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS−856(TIA−856)は、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれることがある。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)およびCDMAの他の変種を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)のような無線技術を実施し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)のような無線技術を実施し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPP LTEおよびLTE−Aは、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、3GPPと称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、無認可または共有帯域幅を介したセルラー
(例えば、LTE)通信を含む、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。但し、上記の説明は例のためにLTE/LTE−Aシステムについて説明し、LTE用語が上記の説明の多くの部分において使用されるが、本技法はLTE/LTE−A用途を越えて適用可能である。
[0181] 添付の図面に関して上記に記載された詳細な説明は、例について説明しており、実施され得るまたは特許請求の範囲内に入る例の全てを表すとは限らない。「例」および「例示的」という語は、この説明で使用されるとき、「例、事例、または例示としての働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。但し、これら技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、よく知られている構造および装置が、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するためにブロック図の形式で示される。
[0182] 情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0183] 本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実施され得る。
[0184] 本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実施形態は、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。例えば、ソフトウェアの性質により、上述された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実施され得る。機能を実施する構成要素はまた、機能の部分が、異なる物理ロケーションにおいて実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。例えば、組成が、構成要素A、B、またはCを含んでいると記述される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(例えば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」のような句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0185] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0186] 本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用できるように与えられた。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変種に適用され得る。従って、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の技法に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別することと、
前記識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第2のタイプのメッセージの間での選択をすることと、
前記選択されたタイプのメッセージを送信することと
を備える、方法。
[C2] 前記優先度パラメータを識別することが、
前記アップリンクキャリア上での送信のためのバッファステータス報告(BSR)メッセージ中で報告されるべき第1の量のデータを識別することと、
前記第1の量のデータが、前記共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのか、前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを必要とするのかを決定することと、
第1のタイプのBSRメッセージまたは第2のタイプのBSRメッセージの間での選択をすることと、
前記第1のタイプのBSRメッセージまたは前記第2のタイプのBSRメッセージのいずれかを送信することと
を備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記第1のタイプのBSRメッセージは、前記第1の量のデータがアップリンクリソースを必要とするかどうかを決定することに関連するデータを含む、C2に記載の方法。
[C4] 前記第1の量のデータがアップリンクリソースを必要とするかどうかを決定することに関連するデータが、前記第2のタイプのBSRメッセージにない、C2に記載の方法。
[C5] 前記第1のタイプのメッセージが、第1のタイプのスケジューリング要求を備え、前記第2のタイプのメッセージが、第2のタイプのスケジューリング要求を備える、C1に記載の方法。
[C6] 基地局から、前記第1のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第1の物理リソースの第1の構成と、前記第2のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第2の物理リソースの第2の構成とを受信すること
をさらに備える、C5に記載の方法。
[C7] 前記第1の物理リソースおよび前記第2の物理リソースが、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の別個の時間リソースと、周波数リソースと、コードリソースとを備える、C6に記載の方法。
[C8] 前記第1の物理リソースが前記共有無線周波数スペクトル帯域中にあり、前記第2の物理リソースが前記専用無線周波数スペクトル帯域中にある、C6に記載の方法。
[C9] 基地局から、物理リソース上で前記第1のタイプのスケジューリング要求または前記第2のタイプのスケジューリング要求を送信するための時間領域多重化構成の指示を受信すること
をさらに備える、C5に記載の方法。
[C10] 前記物理リソースが前記専用無線周波数スペクトル帯域中にある、C9に記載の方法。
[C11] 前記第1のタイプのメッセージが、前記共有無線周波数スペクトル帯域または前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を備え、前記第2のタイプのメッセージが、前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を備える、C1に記載の方法。
[C12] 前記第1のタイプの指示および前記第2のタイプの指示が、バッファステータス報告(BSR)中で送信される、C11に記載の方法。
[C13] 前記BSRが前記専用無線周波数スペクトル帯域中で送信される、C12に記載の方法。
[C14] 前記第1のタイプの指示が第1のバッファステータス報告(BSR)中で送信され、前記第2のタイプの指示が第2のBSR中で送信される、C11に記載の方法。
[C15] 前記第1のBSRおよび前記第2のBSRが、前記専用無線周波数スペクトル帯域中で送信される、C14に記載の方法。
[C16] 前記アップリンクキャリア上で送信されるべき前記データが、論理チャネルグループに関連し、前記第1のタイプの指示または前記第2のタイプの指示が、前記論理チャネルグループのために送信される、C11に記載の方法。
[C17] タイマーの満了時に、前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを、前記共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとすること、または前記共有無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータを、前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータとすることのうちの少なくとも1つの再分類をすること
をさらに備える、C11に記載の方法。
[C18] 前記優先度パラメータは、サービス品質(QoS)パラメータ、前記データが媒体アクセス制御(MAC)レイヤ制御情報を備えるかどうかの第1の指示、前記データが上位レイヤ制御情報を備えるかどうかの第2の指示、前記データが伝送制御プロトコル(TCP)肯定応答(ACK)を備えるという第3の指示、前記データが高優先度論理チャネルのためのものであるという第4の指示、または前記データが上位レイヤ再送信のためのものであるという第5の指示のうちの少なくとも1つを備える、C1に記載の方法。
[C19] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンクキャリア上で送信されるべきデータに関連する優先度パラメータを識別するための手段と、
前記識別された優先度パラメータに少なくとも部分的に基づいて、共有無線周波数スペクトル帯域または専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第1のタイプのメッセージ、あるいは前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクリソースを要求するための第2のタイプのメッセージの間での選択をするための手段と、
前記選択されたタイプのメッセージを送信するための手段と
を備える、装置。
[C20] 前記第1のタイプのメッセージが、第1のタイプのスケジューリング要求を備え、前記第2のタイプのメッセージが、第2のタイプのスケジューリング要求を備える、C19に記載の装置。
[C21] 基地局から、前記第1のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第1の物理リソースの第1の構成と、前記第2のタイプのスケジューリング要求をそれ上で送信すべき第2の物理リソースの第2の構成とを受信するための手段
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C22] 前記第1の物理リソースおよび前記第2の物理リソースが、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の別個の時間リソースと、周波数リソースと、コードリソースとを備える、C21に記載の装置。
[C23] 前記第1の物理リソースが前記共有無線周波数スペクトル帯域中にあり、前記第2の物理リソースが前記専用無線周波数スペクトル帯域中にある、C21に記載の装置。
[C24] 基地局から、物理リソース上で前記第1のタイプのスケジューリング要求または前記第2のタイプのスケジューリング要求を送信するための時間領域多重化構成の指示を受信するための手段
をさらに備える、C20に記載の装置。
[C25] 前記物理リソースが前記専用無線周波数スペクトル帯域中にある、C24に記載の装置。
[C26] 前記第1のタイプのメッセージが、前記共有無線周波数スペクトル帯域または前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第1のタイプの指示を備え、前記第2のタイプのメッセージが、前記専用無線周波数スペクトル帯域中のアップリンクキャリア上で送信されるべきバッファされたデータの第2のタイプの指示を備える、C19に記載の装置。
[C27] 前記第1のタイプの指示および前記第2のタイプの指示が、バッファステータス報告(BSR)中で送信される、C26に記載の装置。
[C28] 前記第1のBSRおよび前記第2のBSRが、前記専用無線周波数スペクトル帯域中で送信される、C27に記載の装置。
[C29] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
1つまたは複数の論理チャネルの各々のための第1の優先ビットレート(PBR)および第2のPBRを維持することと、前記第1のPBRが、共有無線周波数スペクトル帯域および専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する、前記第2のPBRが、前記専用無線周波数スペクトル帯域中の送信に関連する、
前記1つまたは複数の論理チャネルのうちの論理チャネルのための前記第1のPBRおよび前記論理チャネルのための前記第2のPBRに従って、前記論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、1つまたは複数のアップリンク許可のリソースにマッピングすることと
を備える、方法。
[C30] ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
専用無線周波数スペクトル帯域中の第1のアップリンクキャリアおよび共有無線周波数スペクトル帯域中の第2のアップリンクキャリア上で通信することと、
複数の論理チャネルの公称スケジューリング優先度を決定するために、前記複数の論理チャネルの各々のための優先ビットレート(PBR)を維持することと、
前記専用無線周波数スペクトル帯域中の前記第1のアップリンクキャリアのためのアップリンク許可を受信することと、
前記公称スケジューリング優先度とは無関係に適用される論理チャネル優先度に従って、前記複数の論理チャネルのうちの論理チャネルに関連するデータの少なくとも一部分を、前記アップリンク許可のリソースにマッピングすることと
を備える、方法。