JP2022043101A - 動的tdd dl/ulサブフレーム構成を有するキャリアアグリゲーション - Google Patents

動的tdd dl/ulサブフレーム構成を有するキャリアアグリゲーション Download PDF

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Abstract

【課題】複数のコンポーネントキャリア(CC)を使用するキャリアアグリゲーション(CA)またはマルチ接続動作において通信するユーザ機器(UE)の送信が干渉することを回避する方法、装置及び通信システムを提供する。【解決手段】ワイヤレス通信システムにおいて、UEは、少なくとも第1のCCと第2のCCとを備える構成を受信805し、第1のCCと第2のCCとのうちの少なくとも1つは、トラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)を使用することができ、eIMTAおよび構成における変化に基づいて、UE通信のハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを適応させる810。HARQタイミングは、HARQ肯定応答(ACK)タイミングまたはHARQスケジューリングタイミングを含む。【選択図】図8

Description

相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2015年1月28日に出願された、「Carrier Aggregation With Dynamic TDD DL/UL Subframe Configuration」と題する、Chenらによる米国特許出願第14/607,455号、および2014年1月30日に出願された、「Carrier Aggregation With Dynamic TDD DL/UL Subframe Configuration」と題する、Chenらによる米国仮特許出願第61/933,792号の優先権を主張する。
[0002]本開示は、たとえば、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、トラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA:evolved interference management for traffic adaptation)として知られる実際のトラフィックニーズに基づくダウンリンク/アップリンクサブフレーム構成の動的な適応に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々なタイプの通信内容を提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数および出力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
[0004]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのモバイルデバイスの通信をサポートすることができるいくつかの基地局を含み得る。モバイルデバイスは、ダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)送信を介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局からモバイルデバイスへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、モバイルデバイスから基地局への通信リンクを指す。
[0005]1つまたは複数のキャリア上でアップリンクおよびダウンリンク通信を行うために、多元接続技術は周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplexing)または時分割複信(TDD:Time Division Duplexing)を使用し得る。TDD動作は、対スペクトルリソース(paired spectrum resource)を必要とすることのないフレキシブル展開を提供する。TDDフォーマットはデータのフレームの送信を含み、各フレームは、異なるサブフレームがアップリンクサブフレームまたはダウンリンクサブフレームであり得る、いくつかの異なるサブフレームを含む。TDDを使用して動作するシステムでは、アップリンク通信とダウンリンク通信とが非対称であり得る、異なるフォーマットが使用され得る。フレキシブルなTDD DL/UL構成は、不対スペクトルリソース(unpaired spectrum resource)を使用するための効率的な方法を与え、TDD構成は、トラフィック状態(たとえば、基地局および/またはモバイルデバイスにおけるUL/DL負荷)に基づいて適応可能であり得る。
[0006]基地局とモバイルデバイスとを含むワイヤレス通信ネットワークは、キャリアアグリゲーションと呼ばれることがある複数のキャリア上での動作をサポートし得る。キャリアアグリゲーションは、複数のコンポーネントキャリアをサポートする基地局とモバイルデバイスとの間のスループットを高めるために使用され得、モバイルデバイスは、複数の基地局に関連する複数のコンポーネントキャリアを使用して通信するように構成され得る。ジョイント動作を実行する基地局が、理想的でないバックホールを有する場合、複数のキャリアを使用してスループットを高めるための他の技法が使用され得る(たとえば、デュアル接続性など)。
[0007]キャリアアグリゲーションのいくつかの例では、FDDフレーム構造とTDDフレーム構造の両方がサポートされ得る。FDDおよびTDDのサポートは、マルチキャリア上のFDDフレーム構造とTDDフレーム構造の組合せ、ならびにフレーム構造の動的な適応のサポートを含むことができる。動的な適応は、異なるフレーム構造を使用したキャリアに基づいて干渉をもたらし得る。
[0008]キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続構成では、ユーザ機器(UE)は、複数のコンポーネントキャリアを使用することができる。コンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)(すなわち、コンポーネントキャリアのTDD DL/ULサブフレーム構成の動的な適応がサポートされ得る)を使用することができるとき、干渉への可能性が生じる。その結果、UEは、コンポーネントキャリア構成の変化を補償するため、および特にeIMTA動作による変化を補償するために、適切なハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するように構成され得る。UEは、次いで、決定されたHARQタイミングに基づいてコンポーネントキャリアのうちの少なくとも1つにおいて通信することができる。HARQタイミングは、HARQ肯定応答(ACK)タイミングおよびHARQスケジューリングタイミングを含み得る。
[0009]第1の組の例示的な実施形態によれば、ワイヤレス通信のための方法は、少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)および第2のCCを備える構成を受信することを含み、ここにおいて、第1のCCと第2のCCとは、キャリアアグリゲーション(CA)またはデュアル接続動作のために構成され得る。CCのうちの少なくとも1つは、トラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象となり得る。方法は、第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定することも含み得、ここにおいて、HARQタイミングは、受信された構成、ならびに第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つがeIMTAの対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて決定される。加えて、方法は、決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つを使用して通信することも含み得る。
[0010]いくつかの例では、方法は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定することを含み得る。代替的に、方法は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定することを含み得る。一例において、UL HARQタイミングは、少なくとも1つのCCのためのブロードキャストシステム情報ブロック(SIB)メッセージにおいて示されるサブフレーム構成に基づいて決定され、DL HARQタイミングは、無線リソース制御(RRC)メッセージによって示されるサブフレーム構成に基づいて決定される。
[0011]いくつかの例では、HARQタイミングは、HARQ肯定応答(ACK)タイミングおよびHARQスケジューリングのうちの少なくとも1つを含み得る。この場合、HARQタイミングを決定することは、第1および第2のCCが時間領域複信(TDD)キャリアタイプを有するか周波数領域複信(FDD)キャリアタイプを有するか、第1のCCおよび第2のCCのためのクロスキャリアスケジューリング構成、第1のCCおよび第2のCCの1次もしくは2次のCCとしての指定、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の数、または第1のCCおよび第2のCCがキャリアアグリゲーション動作もしくはデュアル接続動作のために構成されるかどうかのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づき得る。特定の例は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが1次CCであり、PUCCHの数が1であり、1つのPUCCHが1次CC上にあるとき、1次CCと2次CCの両方のためのHARQタイミングは、1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づき得ることを含み得る。別の特定の例は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが2次CCであり、1次CCがTDDキャリアタイプであるとき、1次CCと2次CCの両方のためのHARQタイミングは、2次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づき得ることを含み得る。さらなる特定の例は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが2次CCであり、1次CCがFDDキャリアタイプであるとき、2次CCのためのHARQタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得ることを含み得る。したがって、肯定応答/否定応答(ACK/NAK)バンドリングは、回避され得る。また別の特定の例は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが2次CCであり、1次CCがTDDキャリアタイプであるとき、2次CCのためのHARQタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得ることを含み得る。この場合も、肯定応答/否定応答(ACK/NAK)バンドリングは、回避され得る。
[0012]いくつかの例では、通信は、アップリンク制御情報(UCI)報告を含むことができ、HARQタイミングは、UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示し得る。この場合、方法は、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいてUCIの送信を優先順位付けすることをさらに含み得る。代替的に、方法は、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて、1次および2次CCへの電力割振りを優先順位付けすることをさらに含み得る。
[0013]通信がUCI報告を含むとき、方法は、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定することが、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持するCCであるかどうかに少なくとも部分的に基づくことも含み得る。この場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCがPUCCHを担持するCCである場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCC上でUCI報告を送るためのHARQタイミングは、固定のアップリンクサブフレームを使用し得る。UCI報告は、PUCCHを担持するCCのためのものであり得、固定のアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持するCCの半静的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。代替的に、UCI報告は、PUCCHを担持しないCCのためのものであり得、固定のアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持しないCCの半静的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。
[0014]通信がUCI報告を含むとき、および、方法が、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定することが、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持するCCであるかどうかに少なくとも部分的に基づくことを含むとき、方法は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCがPUCCHを担持するCCである場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCC上でUCI報告を送るためのHARQタイミングが、動的に決定されたアップリンクサブフレームを使用することをさらに含み得る。この場合、UCI報告は、PUCCHを担持するCCのためのものであり得、動的に決定されたアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持するCCの動的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。代替的に、UCI報告は、PUCCHを担持しないCCのためのものであり得、動的に決定されたアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持しないCCの動的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。
[0015]通信がUCI報告を含むとき、および、方法が、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定することが、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持するCCであるかどうかに少なくとも部分的に基づくことを含むとき、方法は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCがPUCCHを担持するCCでない場合、PUCCHを担持するCC上でUCI報告を送るためのHARQタイミングが、固定のアップリンクサブフレームを使用することをさらに含み得る。この場合、固定のアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持するCCの半静的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。UCI報告は、PUCCHを担持しないCCのためのものであり得、UCI報告は、UCI報告が関係するCCの半静的または動的DL/ULサブフレーム構成に基づいて構成され得る。
[0016]第2の組の例示的な実施形態によれば、ワイヤレス通信のための装置は、少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)および第2のCCを備える構成を受信するための手段を含み得、ここにおいて、CCのうちの少なくとも1つは、トラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象となる。構成は、キャリアアグリゲーション(CA)またはデュアル接続動作を含み得る。装置は、第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するための手段も含み得、ここにおいて、HARQタイミングは、受信された構成、ならびに第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つがeIMTA構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づいて決定される。加えて、装置は、決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つを使用して通信するための手段を含み得る。
[0017]いくつかの例では、HARQタイミングを決定するための手段は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定するための手段を含み得る。代替的に、別の例では、HARQタイミングを決定するための手段は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定するための手段を含み得る。いくつかの例では、HARQタイミングは、HARQ肯定応答(ACK)タイミングとHARQスケジューリングとを含み得る。他の例では、通信は、アップリンク制御情報(UCI)報告を含むことができ、HARQタイミングは、UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示し得る。
[0018]HARQタイミングがHARQ ACKタイミングまたはHARQスケジューリングタイミングを含み得るいくつかの例では、HARQタイミングを決定するための手段は、第1および第2のCCが時間領域複信(TDD)キャリアタイプを有するか周波数領域複信(FDD)キャリアタイプを有するか、第1のCCおよび第2のCCのためのクロスキャリアスケジューリング構成、第1のCCおよび第2のCCの1次もしくは2次のCCとしての指定、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の数、または第1のCCおよび第2のCCがキャリアアグリゲーション動作もしくはデュアル接続動作のために構成されるかどうかのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてHARQタイミングを決定するための手段を含み得る。特定の例では、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが1次CCであり、PUCCHの数が1であり、1つのPUCCHが1次CC上にある場合、1次CCと2次CCの両方のためのHARQタイミングは、1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。別の特定の例では、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが2次CCであり、1次CCがTDDキャリアタイプである場合、1次CCと2次CCの両方のためのHARQタイミングは、2次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。また別の特定の例では、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが2次CCであり、1次CCがFDDキャリアタイプである場合、2次CCのためのHARQタイミングオプションは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。また別の特定の例では、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが2次CCであり、1次CCがTDDキャリアタイプである場合、2次CCのためのHARQタイミングオプションは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。
[0019]通信がUCI報告を含み得るいくつかの例では、HARQタイミングを選択するための手段は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持するCCであるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定するための手段を含み得る。この場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCがPUCCHを担持するCCである場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCC上でUCI報告を送るためのHARQタイミングは、固定のアップリンクサブフレームを使用し得る。UCI報告は、PUCCHを担持するCCのためのものであり得、固定のアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持するCCの半静的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。代替的に、UCI報告は、PUCCHを担持しないCCのためのものであり得、固定のアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持しないCCの半静的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。
[0020]通信がUCI報告を含み得るいくつかの例では、HARQタイミングを決定するための手段は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持するCCであるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定するための手段を含み得る。この場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCがPUCCHを担持するCCである場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCC上でUCI報告を送るためのHARQタイミングは、動的に決定されたアップリンクサブフレームを使用し得る。UCI報告は、PUCCHを担持するCCのためのものであり得、動的に決定されたアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持するCCの動的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。代替的に、UCI報告は、PUCCHを担持しないCCのためのものであり得、動的に決定されたアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持しないCCの動的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。
[0021]通信がUCI報告を含み得るいくつかの例では、HARQタイミングを決定するための手段は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持するCCであるかどうかに少なくとも部分的に基づいて、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定するための手段を含み得る。この場合、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCがPUCCHを担持するCCでない場合、PUCCHを担持するCC上でUCI報告を送るためのHARQタイミングは、固定のアップリンクサブフレームを使用し得る。固定のアップリンクサブフレームは、PUCCHを担持するCCの半静的DL/ULサブフレーム構成によって示され得る。UCI報告は、PUCCHを担持しないCCのためのものであり得、UCI報告は、UCI報告が関係するCCの半静的または動的DL/ULサブフレーム構成に基づいて構成され得る。
[0022]通信がUCI報告を含み得るいくつかの例では、装置は、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいてUCIの送信を優先順位付けするための手段をさらに含み得る。加えて、装置は、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて、第1および第2のCCへの電力割振りを優先順位付けするための手段をさらに含み得る。
[0023]また別の組の例示的な実施形態によれば、装置は、少なくとも1つのプロセッサを含み得、また、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリも含み得る。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶することができる。記憶された命令は、キャリアアグリゲーション(CA)構成の少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信するための命令を含み得、ここにおいて、CCのうちの少なくとも1つは、トラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象となる。第1のCCおよび第2のCCは、キャリアアグリゲーション(CA)動作またはデュアル接続動作のために構成され得る。命令は、第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するための命令も含み得、決定されたHARQタイミングは、受信された構成、ならびに第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つがeIMTA構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく。決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つを使用して通信するための命令も含まれ得る。
[0024]いくつかの例では、命令は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定するように実行可能であり得る。代替的に、命令は、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定するように実行可能であり得る。いくつかの例では、HARQタイミングは、HARQ肯定応答(ACK)タイミングおよびHARQスケジューリングのうちの少なくとも1つを含み得る。他の例では、通信は、アップリンク制御情報(UCI)報告を含むことができ、HARQタイミングは、UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示し得る。この場合、命令は、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいてUCIの送信を優先順位付けするように実行可能であり得る。別の例では、命令は、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて、第1および第2のCCへの電力割振りを優先順位付けするように実行可能であり得る。
[0025]別の組の例示的な実施形態によれば、コンピュータプログラム製品は、非一時的プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。非一時的プログラムコードは、少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)および第2のCCを含む構成を受信するためのプログラムコードを含み得、ここにおいて、第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つは、トラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象となる。第1のCCおよび第2のCCは、キャリアアグリゲーション(CA)またはデュアル接続動作のために構成され得る。第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動要求(HARQ)タイミングを決定するためのプログラムコードも含まれ得、決定されたHARQタイミングは、受信された構成、ならびに第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つがeIMTA構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく。さらに、非一時的プログラムコードは、決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つを使用して通信するためのプログラムコードを含み得る。
[0026]いくつかの例では、プログラムコードは、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定するためのプログラムコードをさらに含み得る。代替的に、プログラムコードは、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいてHARQタイミングを決定するためのプログラムコードをさらに含み得る。HARQタイミングは、HARQ肯定応答(ACK)タイミングまたはHARQスケジューリングを含み得る。代替的に、通信は、アップリンク制御情報(UCI)報告を含むことができ、HARQタイミングは、UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示し得る。この場合、プログラムコードは、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいてUCIの送信を優先順位付けするためのプログラムコードをさらに含み得る。加えて、プログラムコードは、UCI報告がeIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて、第1および第2のCCへの電力割振りを優先順位付けするためのプログラムコードをさらに含み得る。
[0027]上では、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点についてやや広く概説した。説明される方法および装置の適用可能性のさらなる範囲が、以下の発明を実施するための形態、特許請求の範囲、および図面から明らかになろう。発明を実施するための形態の趣旨および範囲内の様々な変更および修正が当業者に明らかになるので、発明を実施するための形態および特定の例は例示として与えられるものにすぎない。
[0028]本発明の性質と利点とについてのさらなる理解は、以下の図面を参照することによって達成され得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有することができる。さらに、同じタイプの種々の構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。本明細書で第1の参照ラベルだけが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同一の第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
[0029]ワイヤレス通信システムの一例を示す図。 [0030]時分割複信(TDD)キャリアのためのフレーム構造を示す図。 [0031]キャリアアグリゲーションを採用するシステムを示す図。 [0032]ダウンリンク/アップリンクサブフレーム構成に基づくハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するために使用される表。 ダウンリンク/アップリンクサブフレーム構成に基づくハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するために使用される表。 [0033]マルチキャリア通信のために構成されるデバイスのある例を示す図。 [0034]マルチキャリア通信のために構成されるデバイスの別の例を示す図。 [0035]マルチキャリア通信のために構成されるユーザ機器のブロック図。 [0036]ワイヤレス通信のための方法の一例のフローチャート。 [0037]ワイヤレス通信のための方法の別の例のフローチャート。 [0038]ワイヤレス通信のための方法の別の例のフローチャート。 [0039]ワイヤレス通信のための方法の別の例のフローチャート。 [0040]ワイヤレス通信のための方法の別の例のフローチャート。 [0041]ワイヤレス通信のための方法の別の例のフローチャート。
[0042]説明される実施形態は、1つまたは複数のコンポーネントキャリアのTDD DL/ULサブフレーム構成の動的な適応を利用するワイヤレス通信ネットワーク中のデバイスのためのマルチキャリア通信(キャリアアグリゲーションおよびデュアル/マルチ接続構成など)のためのシステムおよび方法を対象とする。マルチキャリア通信における動的な適応は、タイミングの複雑さにつながり得、特に、これらのタイミングの複雑さは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングおよびアップリンク制御情報(UCI)の送信に関する。
[0043]本明細書で説明される技法は、セルラーワイヤレスシステム、ピアツーピアワイヤレス通信、ワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)、アドホックネットワーク、衛星通信システム、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」と「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。これらのワイヤレス通信システムは、符号分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、周波数分割多重接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、および/または他の無線技術のような、様々な無線通信技術を利用することができる。一般に、ワイヤレス通信は、無線アクセス技術(RAT)と呼ばれる1つまたは複数の無線通信技術の標準化された実装形態に従って行われる。無線アクセス技術を実施するワイヤレス通信システムまたはネットワークは無線アクセスネットワーク(RAN)と呼ばれることがある。
[0044]CDMA技法を利用する無線アクセス技術の例は、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などを含む。CDMA2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格を包含する。IS-2000 Release 0およびAは、一般的に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS-856(TIA-856)は、通常、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形形態とを含む。TDMAシステムの例としては、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)の様々な実装形態がある。OFDMおよび/またはOFDMAを採用する無線アクセス技術の例としては、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)、発展型UTRA(E-UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどがある。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE(登録商標):Long Term Evolution)およびLTEアドバンスト(LTE-A:LTE-Advanced)は、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBについては、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に説明されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。
[0045]したがって、以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用可能性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な実施形態は、必要に応じて様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加することができる。たとえば、説明される方法は、説明される順序と異なる順序で実施されてよく、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わせられてよい。また、いくつかの実施形態に関して記載される特徴は、他の実施形態において組み合わされる場合がある。
[0046]最初に図1を参照すると、図はワイヤレス通信システム100の例を示している。システム100は、基地局(またはセル)105と、通信デバイス115と、コアネットワーク130とを含む。基地局105は、様々な実施形態ではコアネットワーク130または基地局105の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下で通信デバイス115と通信し得る。基地局105は、バックホールリンク132を介してコアネットワーク130と制御情報および/またはユーザデータを通信し得る。バックホールリンク132は、有線バックホールリンク(たとえば、銅、ファイバなど)および/またはワイヤレスバックホールリンク(たとえば、マイクロ波など)であり得る。実施形態では、基地局105は、有線またはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を通じて、直接または間接的に、互いに通信し得る。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリアで同時に被変調信号を送信し得る。たとえば、各通信リンク125は、上記で説明した様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られる場合があり、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャンネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送することができる。システム100は、キャリアまたは通信リンク125のうちの1つまたは複数の動的な適応をサポートすることもできる。通信リンク125が動的に変更されると、通信デバイス115によって使用されるタイミングシステムは、干渉を回避するために調整される必要があり得る。
[0047]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してデバイス115とワイヤレス通信し得る。基地局105のサイトの各々は、それぞれのカバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。いくつかの実施形態では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、NodeB、eNodeB(eNB)、Home NodeB、Home eNodeB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。異なる技術について重複するカバレージエリアがあり得る。
[0048]通信デバイス115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各デバイスは固定または移動であり得る。通信デバイス115は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、ユーザ機器、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。通信デバイス115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。通信デバイスは、マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、リレー基地局などと通信することが可能であり得る。
[0049]システム100中に示された送信リンク125は、モバイルデバイス115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からモバイルデバイス115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、一方アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
[0050]実施形態では、システム100はLTE/LTE-Aネットワークである。LTE/LTE-Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)およびユーザ機器(UE)という用語は、一般に、それぞれ基地局105および通信デバイス115について説明するために使用され得る。システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE-Aネットワークであり得る。たとえば、各eNB105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。ピコセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダとのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。また、フェムトセルは、概して、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による限定アクセスをも与え得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートすることができる。
[0051]LTE/LTE-Aネットワークアーキテクチャによるワイヤレス通信システム100は、発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のUE115と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)130(たとえば、コアネットワーク130)と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)と、事業者のIPサービスとを含み得る。EPSは、他の無線アクセス技術を使用して他のアクセスネットワークと相互接続し得る。たとえば、EPS100は、1つまたは複数のサービングGPRSサポートノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)を介してUTRANベースのネットワークおよび/またはCDMAベースのネットワークと相互接続し得る。UE115のモビリティおよび/または負荷分散をサポートするために、EPS100は、ソースeNB105とターゲットeNB105との間のUE115のハンドオーバをサポートし得る。EPS100は、同じRAT(たとえば、他のE-UTRANネットワーク)のeNB105および/または基地局間のRAT内ハンドオーバと、異なるRAT(たとえば、E-UTRAN対CDMAなど)のeNBおよび/または基地局間のRAT間ハンドオーバとをサポートし得る。EPS100はパケット交換サービスを与え得るが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを与えるネットワークに拡張され得る。
[0052]E-UTRANは、eNB105を含むことができ、UE115に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与えることができる。eNB105は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェースなど)を介して他のeNB105に接続され得る。eNB105は、UE115にEPC130へのアクセスポイントを与え得る。eNB105は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェースなど)によってEPC130に接続され得る。EPC130内の論理ノードは、1つまたは複数のモビリティ管理エンティティ(MME)と、1つまたは複数のサービングゲートウェイと、1つまたは複数のパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(図示せず)とを含み得る。概して、MMEはベアラおよび接続管理を行い得る。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイを通じて転送されてよく、サービングゲートウェイ自体はPDNゲートウェイに接続され得る。PDNゲートウェイはIPアドレス割振りならびに他の機能をUEに提供し得る。PDNゲートウェイはIPネットワークおよび/または事業者のIPサービスに接続され得る。これらの論理ノードは別個の物理ノードにおいて実装されてよく、または、1つまたは複数が単一の物理ノードにおいて組み合わせられてよい。IPネットワーク/事業者のIPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、および/またはパケット交換(PS)ストリーミングサービス(PSS)を含み得る。
[0053]UE115およびeNB105は、たとえば、多入力多出力(MIMO:Multiple Input Multiple Output)、多地点協調(CoMP:Coordinated Multi-Point)、または他の方式を通して、共同的に通信するように構成され得る。MIMO技法は、複数のデータストリームを送信するためにマルチパス環境を利用するために、基地局上の複数のアンテナおよび/またはUE上の複数のアンテナを使用する。CoMPは、UEのための全体的送信品質を改善し、ならびにネットワークおよびスペクトル利用を増加させるための、いくつかのeNBによる送信および受信の動的協調のための技法を含む。一般に、CoMP技法は、UE115のための制御プレーン通信とユーザプレーン通信とを協調させるために、基地局105間の通信のためにバックホールリンク132および/または134を利用する。
[0054]いくつかの様々な開示された実施形態に適応することができる通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを通じて通信するためにパケットのセグメンテーションとリアセンブルとを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先順位処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、信頼性が高いデータ送信を保証するためにMACレイヤにおいて再送信を行うために、HARQ技法を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのために使用されるUEとネットワークとの間のRRC接続の確立と、構成と、維持とを提供し得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
[0055]ダウンリンク物理チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)、および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の少なくとも1つを含み得る。アップリンク物理チャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の少なくとも1つを含み得る。PDCCHは、ダウンリンク制御情報(DCI)を搬送することができ、DCIは、PDSCH上でのUEのためのデータ送信を示すとともに、PUSCHについて、UEにULリソース許可を与え得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上のPUCCH中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上のPUSCH中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。
[0056]LTE/LTE-Aは、ダウンリンク上では直交周波数分割多元接続(OFDMA)を利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)を利用する。OFDMAおよび/またはSC-FDMAキャリアは、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K個)の直交サブキャリアに区分され得る。各サブキャリアはデータで変調され得る。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、Kは、1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)の(ガード帯域を伴う)対応するシステム帯域幅に対して、それぞれ、15キロヘルツ(KHz)のサブキャリア間隔を伴って、72、180、300、600、900、または1200に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHzをカバーすることができ、1つ、2つ、4つ、8つまたは16個のサブバンドがあり得る。
[0057]キャリアは、FDD動作を使用して(たとえば、対にされたスペクトルリソースを使用して)、またはTDD動作を使用して(たとえば、対にされていないスペクトルリソースを使用して)、双方向通信を送信し得る。FDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ1)とTDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ2)とが定義され得る。時間間隔は、以下の基本時間単位の倍数単位で表され得る。
Figure 2022043101000002
各フレーム構造は、無線フレーム長Tf=307200・Ts=10msを有してよく、それぞれ長さ153600・Ts=5msの2つのハーフフレームまたはスロットを含み得る。各ハーフフレームは、長さ30720・Ts=1msの5つのサブフレームを含み得る。
[0058]LTE/LTE-Aネットワークは、構成可能な数の独立HARQプロセスを用いたマルチプロセスType II HARQをサポートする。各HARQプロセスは、新しいデータまたはトランスポートブロックを送信する前に肯定応答(ACK)または否定応答(NAK)を受信するのを待つ。LTE/LTE-Aは、ダウンリンク上で非同期HARQ送信を使用し、アップリンク上で同期HARQ送信を使用する。非同期HARQと同期HARQの両方において、ACK/NAK情報は、DLまたはUL送信から一定数のサブフレーム後に与えられ得る。概して、LTE/LTE-A FDDキャリアの場合、HARQプロセスのためのACK/NAK情報は、データ送信から4つのサブフレーム後に送信される。非同期HARQでは、後続の送信のためのスケジュールがあらかじめ決定されず、eNBは、各サブフレーム中でどのHARQプロセスが送信されるかに関する命令をUEに与える。FDDにおける同期HARQの場合、UEは、NAKを受信してから所定の数のサブフレーム後に、特定のHARQプロセスの第2の送信を実行する。概して、LTE/LTE-A FDDキャリアの場合、同じHARQプロセスの後続のUL送信は、NAKを受信してから4つのサブフレーム後に行われる。TDDにおける同期HARQでは、サブフレームi~kにおけるUL送信と関連付けられるサブフレームiにおいて、ACK/NAK情報が、受信されてよく、ここでkはTDD UL/DL構成に従って定義され得る。特定のHARQプロセスの後続の送信は、サブフレームn~kにおいて受信されるNAKのためにサブフレームnにおいて実行されてよく、ここでkはTDD UL/DL構成に従って定義され得る。
[0059]図2は、TDDキャリアのフレーム構造200を示す。TDDフレーム構造では、各サブフレーム210はULトラフィックまたはDLトラフィックを搬送することができ、特殊サブフレーム(「S」)215は、DL送信とUL送信とを切り替えるために使用され得る。無線フレーム内でのULサブフレームおよびDLサブフレームの割振りは、対称または非対称であってよく、半静的または動的に再構成され得る。特殊サブフレーム215は、何らかのDLトラフィックおよび/またはULトラフィックを搬送することができ、DLトラフィックとULトラフィックとの間のガード期間(GP)を含み得る。ULトラフィックからDLトラフィックへの切替えは、特殊サブフレーム、またはULサブフレームとDLサブフレームとの間のガード期間を使用せずに、UEにおいてタイミングアドバンスを設定することによって達成され得る。フレーム期間(たとえば、10ms)またはフレーム期間の半分(たとえば、5ms)に等しい切替えポイントの周期性を伴うTDD構成がサポートされ得る。たとえば、TDDフレームは1つまたは複数のスペシャルフレームを含み得、スペシャルフレーム間の期間がフレームのためのTDD DLUL間切替えポイント周期性を決定し得る。
[0060]LTE/LTE-Aの場合、表1に示されるように、DLサブフレームを40%と90%との間で与える7つの異なるTDD UL/DL構成が定義される。
Figure 2022043101000003
[0061]いくつかのTDD UL/DL構成はDLサブフレームよりも少ないULサブフレームを有するので、アップリンクサブフレームにおけるPUCCH送信内の関連付けセットに対するACK/NAK情報を送信するためにいくつかの技法が使用され得る。たとえば、ACK/NAK情報を組み合わせて送られるべきACK/NAK情報の量を減らすために、バンドリングが使用され得る。関連付けセットの各サブフレームのためのACK/NAK情報がACKである場合のみ、ACK/NAKバンドリングは、ACK/NAK情報を、肯定応答(ACK)値に設定されたシングルビットに組み合わせ得る。たとえば、ACK/NAK情報は、特定のサブフレームのための、ACKを表すためのバイナリ「1」および否定応答(NACK)を表すためのバイナリ「0」であってよい。ACK/NAK情報は、関連付けセットのACK/NAKビットに対する論理AND演算を使用してバンドリングされ得る。バンドリングは、PUCCHを通じて送られるべき情報の情報を減らすので、HARQ ACK/NAKフィードバックの効率を上げる。1つのアップリンクサブフレームにおいて複数ビットのACK/NAK情報を送信するために、多重化が使用され得る。たとえば、最大で4ビットのACK/NAKが、チャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1bを使用して送信され得る。
[0062]ワイヤレスネットワーク100は、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある、複数のキャリア上での動作をサポートすることができる。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「レイヤ」、「CC」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用されることがある。ダウンリンクのために使用されるキャリアはダウンリンクCCと呼ばれることがあり、アップリンクのために使用されるキャリアはアップリンクCCと呼ばれることがある。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。マルチレイヤeNB105は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上の複数のCCを介したUEとの通信をサポートするように構成され得る。したがって、UE115は、1つのマルチレイヤeNB105から、または複数のeNB105(たとえば、シングルまたはマルチレイヤeNB)から1つまたは複数のダウンリンクCC上でデータと制御情報とを受信し得る。UE115は、1つまたは複数のアップリンクCC上でデータと制御情報とを1つまたは複数のeNB105に送信し得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。DLキャリアアグリゲーションの場合、複数のDL送信が1つのサブフレーム中で行われるとき、ACK/NAKの複数のビットがフィードバックされる。ACK/NAKの最高22ビットが、DLキャリアアグリゲーションのためにPUCCHフォーマット3を使用して送信され得る。
[0063]図3に、様々な実施形態による、キャリアアグリゲーションを採用するシステム300を示す。システム300はシステム100の態様を示し得る。システム300は、UE115と通信するために1つまたは複数のコンポーネントキャリア325(CC1~CCN)を使用する1つまたは複数のeNB105を含むことができる。eNB105は、コンポーネントキャリア325上の順方向(ダウンリンク)チャネルを介してUE115に情報を送信することができる。さらに、UE115は、コンポーネントキャリア325上の逆方向(アップリンク)チャネルを介してeNB105-aに情報を送信することができる。図3ならびに開示される実施形態のいくつかと関連付けられる他の図の様々なエンティティを説明する際に、説明の目的で、3GPP LTEまたはLTE-Aワイヤレスネットワークと関連付けられる名称が使用されている。ただし、システム300は、限定はしないが、OFDMAワイヤレスネットワーク、CDMAネットワーク、3GPP2 CDMA2000ネットワークなどの他のネットワークにおいて動作することができることを諒解されたい。コンポーネントキャリアCC1~CCN325のうちの1つまたは複数は、同じ周波数動作帯域中にあるか(帯域内)、または異なる動作帯域中にあり得(帯域間)、帯域内CCは動作帯域内で連続であるか、または不連続であり得る。
[0064]システム300では、UE115は、1つまたは複数のeNB105に関連する複数のCCで構成され得る。1つのCCは、UE115のための1次CC(PCC)に指定される。PCCは、UEごとに上位レイヤ(たとえば、RRCなど)によって半静的に構成され得る。あるUCI(たとえば、ACK/NAK、チャネル品質情報(CQI)、スケジューリング要求(SR)など)は、PUCCH上で送信されるとき、PCCによって搬送される。UE115は、非対称DL対UL CC割当てで構成され得る。LTE/LTE-Aでは、最高5:1のDL対ULマッピングがサポートされる。したがって、1つのUL CC(たとえば、PCC UL)は、最高5つのDL CCに対して、PUCCH上でUCI(たとえば、ACK/NAK)を搬送し得る。
[0065]図3に示される例では、UE115-aは、eNB105-aと関連付けられるPCC325-aおよびSCC325-bと、eNB105-bと関連付けられるSCC325-cとによって構成される。システム300は、FDDおよび/またはTDD CC325の様々な組合せを使用してキャリアアグリゲーションをサポートするように構成され得る。たとえば、システム300のいくつかの構成は、FDD CC(たとえば、FDD PCC、および1つまたは複数のFDD SCC)のためのキャリアアグリゲーションをサポートし得る。他の構成は、TDD CC(たとえば、TDD PCC、および1つまたは複数のTDD SCC)を使用してキャリアアグリゲーションをサポートし得る。いくつかの例では、キャリアアグリゲーションのためのTDD SCCは同じDL/UL構成を有するが、他の例は、異なるDL/UL構成のCCを用いてTDDキャリアアグリゲーションをサポートする。
[0066]いくつかの実施形態では、システム300は、キャリアアグリゲーションと他のタイプのジョイント動作(たとえば、UE115のために構成された複数のCCのeNB105が非理想のバックホール能力を有し、別々にそれらの送信をスケジュールするときのデュアル接続性など)とを含むTDD-FDDジョイント動作をサポートし得る。TDD-FDDジョイント動作は、FDDおよびTDDキャリアアグリゲーション動作をサポートするUE115が、キャリアアグリゲーションを使用して、または単一のCCモードでFDD CCとTDD CCの両方にアクセスすることを可能にし得る。さらに、様々な能力をもつレガシーUE(たとえば、シングルモードUE、FDDキャリアアグリゲーション対応UE、TDDキャリアアグリゲーション対応UEなど)は、システム300のFDDまたはTDDキャリアに接続し得る。
[0067]たとえば、HARQプロセスのタイミングが、FDDまたはTDDが使用されているかどうかに依存するので、およびキャリアアグリゲーション(CA)がFDD、TDD(同じまたは異なるDL/UL構成)およびTDD-FDD動作をサポートし得るので、CAシステムにおけるHARQプロセスのタイミングは複雑であり得る。同じDL/UL構成を有するFDD CAおよびTDD CAのためのHARQタイミングが上述したように実行され得るが、異なるDL/UL構成およびTDD-FDD動作を有するTDD CAのためのHARQタイミングは、後述するように追加のオプションを含む。
[0068]一般に、異なるコンポーネントキャリア(CC)DL/ULサブフレーム構成を有するTDD CAシステムのためのHARQタイミングは、コンポーネントキャリアのDL/ULサブフレーム構成、ならびにクロスキャリアスケジューリングがサポートされるかどうかに基づく。たとえば、クロスキャリアスケジューリングがサポートされておらず(すなわち、自己キャリアスケジューリング下で動作するとき)、PDSCH HARQタイミングの場合、1次サービングセル(PCell)とのPCC上の通信は、PCellのシステム情報ブロック(SIB)(たとえば、SIB1)に含まれるDL/ULサブフレーム構成によって設定されるHARQタイミングに従う。対照的に、2次サービングセル(SCell)とのSCC上の通信は、3つの異なるケースのうちの1つに従い得る。ケースAでは、SCC上の通信は、PCellとの通信のために使用される同じタイミングに従う。ケースBでは、SCC上の通信は、たとえば、SCellの、SIB1に含まれるDL/ULサブフレーム構成によって設定されるHARQタイミングに従う。ケースCでは、SCC上の通信は、PCellまたはSCellのいずれかによって示される構成とは異なるDL/UL構成によって設定されるHARQタイミングに従う。ケースA、B、およびCの各々がいつおよびどのように適用されるかの例が図4Aに示される。
[0069]図4Aは、CC DL/UL構成が異なるときのTDD CAについてのPDSCH HARQタイミング構成インデックステーブル400を示す。テーブル400の左側は、SCellについてSIB1によって示される、SCell UL-DL構成インデックス番号405である。テーブル400の上部は、PCellについてSIB1によって示される、PCell UL-DL構成インデックス番号410である。PCCおよびSCC構成の任意の所与の組合せについて適用される構成は、テーブル400の中央415に示される。ケースAの一例として、SCellが1の構成インデックスを有し、PCellが2の構成インデックスを有するとき、キャリアアグリゲーションでのHARQタイミングのために利用されるUL/DL構成は2であり、PCellの構成である。ケースBの一例として、SCellが4の構成インデックスを有し、PCellが1の構成インデックスを有するとき、HARQのために利用されるUL/DL構成は4であり、SCellの構成である。適用されるべき構成がPCellとSCellの両方の構成とは異なるケースCの例は、たとえば、SCell構成インデックスが3、PCell構成インデックスが1または2のいずれかであるときを含む。
[0070]PDSCH HARQタイミングは、クロスキャリアスケジューリングがサポートされるときにも変化する。クロスキャリアスケジューリングがサポートされるとき、SCC PDSCH HARQタイミング基準構成は、PCellのSIB1 UL-DL構成である。
[0071]PUSCH HARQタイミングでは、自己スケジューリングまたはクロスキャリアスケジューリングのいずれかのケースにもバリエーションが存在する。自己スケジューリングの場合、各キャリアは、キャリアがPCCであるかSCCであるかにかかわらず、eNBのSIB1に示されるように、そのそれぞれのeNBのUL-DL構成に従う。したがって、PCCは、PCellのUL-DL構成に従い、SCCは、それぞれのSCellのUL-DL構成に従う。しかしながら、クロスキャリアスケジューリングの場合、PUSCH HARQタイミングは、4つの異なるカテゴリに分類され得る。
[0072]ケースAでは、SCellアップリンクサブフレームは、PCell SIB1構成によって示されるアップリンクサブフレームのサブセットであり、したがって、SCCについてのHARQタイミングは、PCellのUL/DL構成に従う。ケースBでは、SCellアップリンクサブフレームは、PCell SIB1構成によって示されるアップリンクサブフレームのスーパーセットであり、一方、ケースCでは、SCellアップリンクサブフレームは、PCell SIB1構成によって示されるアップリンクサブフレームのスーパーセットでもサブセットでもない。ケースBおよびCでは、SCCについてのHARQタイミングは、SCell構成に従う。ケースDは、PCell SIB1が、(10msがケースA、B、およびCにおけるPUSCHラウンドトリップ時間であるように示されるのに対して)PUSCHラウンドトリップ時間が10ms以外の何かであることを示す例に関する。ケースDでは、構成インデックスの組合せのいくつかは、TDD構成1に従うアップリンクHARQタイミングをもたらし、一方、構成インデックスの他の組合せは、SCellのタイミングに従うアップリンクHARQタイミングをもたらす。TDD UL/DL構成1に従うアップリンクHARQタイミングをもたらす構成インデックスの組合せは、以下を含み、ここにおいて、セットにおける第1の数字は、PCellの構成インデックスであり、セットの第2の数字は、SCellの構成インデックスである。{6,2}、{6,5}、{0,2}、{0,4}、{0,5}。以下でこれらのケースの各々の例について説明する。
[0073]図4Bは、CC DL/UL構成が異なるときのTDD CAについてのPUSCH HARQタイミングテーブル450を示す。テーブル450の左側は、SCellについてSIB1によって示される、SCell UL-DL構成インデックス番号455である。テーブル450の上部は、PCellについてSIB1によって示される、PCell UL-DL構成インデックス番号460である。PCCおよびSCC構成の所与の組合せについて適用される構成は、テーブル450の中央465に示される。ケースAの一例として、SCellが4の構成インデックスを有し、PCellが1の構成インデックスを有するとき、HARQタイミングのために適用されるべきUL/DL構成は1であり、PCellの構成である。ケースBの一例として、SCellが3の構成インデックスを有し、PCellが4の構成インデックスを有するとき、HARQタイミングのために利用される構成はTDD構成3であり、SCellのUL/DL構成である。ケースCの一例として、SCellが4の構成インデックスを有し、PCellが2の構成インデックスを有するとき、HARQタイミングのために利用される構成は4であり、SCellのUL/DL構成である。ケースDの例は、構成インデックスが1であり、{6,2}、{6,5}、{0,2}、{0,4}、{0,5}の{PCell,SCell}の組合せを含む。
[0074]CAおよび他のタイプの動作(たとえば、非理想バックホールが2つ以上のCCの間にあるときのデュアル接続動作)について含むTDD-FDDジョイント動作のためのHARQタイミングは、TDD-FDDジョイント動作の間に使用されるTDDまたはFDDキャリアのうちの1つのタイミングに基づき得る。たとえば、FDDとTDDの両方のCA動作をサポートするUEは、レガシーFDDキャリア、ならびにレガシーTDDシングルモードキャリアの両方にアクセスすることが可能であり得る。FDD動作のみをサポートするUEは、ジョイント動作されるFDD/TDDネットワークの一部であるFDDキャリアと接続することができる。TDD動作のみをサポートするUEは、ジョイント動作されるFDD/TDDネットワークの一部であるTDDキャリアと接続することができる。したがって、新しいTDD DL/ULサブフレーム構成がTDD-FDDジョイント動作のために導入される必要がない。
[0075]しかしながら、いくつかのシステムでは、TDD DL/ULサブフレーム構成は、キャリアの実際のトラフィックのニーズに基づいて動的に適応され得る。そのような適応は、トラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)として知られている。たとえば、短い持続時間の間に、ダウンリンク上の大きいデータバーストが必要である場合、TDD DL/ULサブフレーム構成は、たとえば、構成1(6つのダウンリンクサブフレームを含む)から構成5(9つのダウンリンクサブフレームを含む)(上記の表1参照)に変更され得る。TDD DL/ULサブフレーム構成の動的な適応は、640msより遅く行われることはないと予想され、10ms程度の速さで行われ得る。しかしながら、この適応は、2つ以上のキャリアが異なるダウンリンクおよびアップリンクのサブフレームを使用しているとき、ダウンリンクとアップリンクの両方のキャリアの干渉をもたらし得る。適応は、DLおよびUL HARQタイミング管理における複雑さも生じ得る。DL/ULサブフレーム構成の各々は、それ自体のDL/UL HARQタイミングを有し、このことは、PDSCHから対応するACK/NAKへのタイミングが異なるTDD DL/ULサブフレーム構成について異なり得ることを意味する。DL/UL HARQタイミングは、(HARQ動作効率に関して)DL/ULサブフレーム構成ごとに最適化され得る。したがって、異なるDL/ULサブフレーム構成間の動的切替えは、現在のDL/UL HARQタイミング保持される場合、干渉が生じる可能性があり、いくつかのACK/NAK送信機会を逃し得る可能性があることを意味する。
[0076]干渉のこの可能性を認識して、この問題に対処するためのステップが行われ得る。たとえば、TDD DL/ULサブフレーム構成の動的な指示の間、更新されたTDD DL/ULサブフレーム構成の指示は、たとえば、少なくとも1次サービングセルのPDCCHにおいて送信されるDCIを使用して行われ得る。再構成DCIは、更新されたDL/ULサブフレーム構成を明確に示すために、少なくとも3ビットを含む。更新されたDL/ULサブフレーム構成がひとたび示されると、TDD eIMTAによって構成されるUEは、SIB1においてシグナリングされるDL/ULサブフレーム構成に対応するHARQタイミングを使用することによって、HARQアップリンク動作を実施することができる。HARQタイミングのためのダウンリンク基準サブフレーム構成は、たとえば、レガシーTDD DL/ULサブフレーム構成2、4および5から決定され得る。
[0077]それにもかかわらず、2つ以上のCCは、CA下で、またはデュアル/マルチ接続で動作しており、CCのうちの少なくとも1つがeIMTAの対象であるとき、HARQタイミング(および他の通信タイミング)の決定は、追加の手順から利益を受けることになる。決定され得る別の通信タイミングは、たとえば、UCI報告がUEのためのPUCCHを担持するCC上でどのように送信されるかである。レガシーUEは1次CC上で単一のPUCCHのみをサポートしていた可能性があるが、特に2つ以上のCCが、デュア接続またはマルチフロー動作とも呼ばれる非理想(すなわち、大きいレイテンシおよび/または限られた帯域幅)バックホールを有するとき、より新しいUEは、1次と2次の両方のCC上でPUCCHをサポートし得る。
[0078]図5は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置505のブロック図500の一例である。いくつかの例では、装置505は、図1および/または図3を参照しながら説明したUE115のうちの1つまたは複数の態様の例でもよく、CCのうちの少なくとも1つがeIMTAについて対応可能であるCA動作に関与し得る。装置505はまた、プロセッサであり得る。装置505は、受信機モジュール510、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515、および/または送信機モジュール520を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信していることがある。
[0079]装置505の構成要素は、ハードウェアにおいて適用可能な機能の一部またはすべてを実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたは集合的に実装され得る。代替的には、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中で具現化される命令を用いて実装され得る。
[0080]いくつかの例では、受信機モジュール510は、無線周波数スペクトルを介して伝送を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機など少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、たとえば、図1、図2、図3、および図4を参照して説明したように、無線周波数スペクトルが、LTE/LTE-A通信のために使用され得る。受信機モジュール510は、それぞれ図1および/または図3を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、300の1つまたは複数の通信リンク125、325など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。受信機モジュール510によって受信されるデータのタイプまたは制御信号の例は、PDSCHおよびPUSCHのいずれかを介したリソースの付与を含む。
[0081]いくつかの例では、送信機モジュール520は、たとえば、発見メッセージを送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含むことができる。送信機モジュール520は、それぞれ図1および/または図3を参照しながら説明したワイヤレス通信システム100、300の1つまたは複数の通信リンク125、325など、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータまたは制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。送信機モジュール520によって送信されるデータのタイプまたは制御信号の例は、HARQフィードバックおよび/またはUCI報告を含む。
[0082]いくつかの例では、装置505がCAまたはデュアル/マルチ接続動作のために構成されたとき、およびCCのうちの少なくとも1つがeIMTAのために対応可能であるとき、通信のタイミングを管理するために、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515が使用され得る。HARQタイミングの決定は、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515によって管理され得、CCのうちの少なくとも1つを使用した通信は、送信機モジュール520を介して装置505によって送信され得る。
[0083]図6は、装置505-aを含むブロック図600を示し、これは、本開示の様々な態様に従って、ワイヤレス通信に使用される(図5の)装置505の1つまたは複数の態様の例であり得る。いくつかの例では、装置505-aは、図5の受信機モジュール510および送信機モジュール520の例である、受信機モジュール510-aおよび送信機モジュール520-aを含み得る。追加の例では、装置505-aは、図5のマルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515の1つまたは複数の態様の例であり得る、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-aを含み得る。いくつかの例では、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-aは、動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミング、半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミング、UCI送信モジュール615のためのHARQタイミング、および優先順位付けモジュール620を含み得る。適切なタイミングを有する通信シグナルを構成し、送信する態様において、モジュール605、610、615、620が各々使用され得る。図6は具体例を示しているが、モジュール605、610、615、620の各々によって実行される機能は、結合されてもよく、または1つまたは複数の他のモジュールで実施されてもよい。
[0084]動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミング、および半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミングは、一般に、装置505-a(たとえばUE115)のためのCAに関与するCCの特徴に基づいて、HARQフィードバック(たとえばACK/NAK)のタイミングを管理する。一代替では、eIMTA対応CCのHARQタイミングは、eIMTA対応CCのためのフレームにおける実際の動的に構成されたDL/ULサブフレーム構成に基づく。別の代替では、eIMTA対応CCのHARQタイミングは、CCのための半静的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。一例として、SIB1メッセージに示されるDL/ULサブフレーム構成が、HARQ ULメッセージのための半静的DL/ULサブフレーム構成として使用され得、一方、HARQ DLメッセージのための半静的DL/ULサブフレーム構成は、特定の構成(たとえば、構成2、4または5のうちの1つ)を示すRRCメッセージに基づき得る。他の半静的DL/ULサブフレーム構成が使用され得る。
[0085]したがって、eIMTA対応CCのためのHARQタイミングは、eIMTA対応CCのための動的に構成されたまたは半静的のいずれかのDL/ULサブフレーム構成に基づき得る。HARQタイミングは、さらに、CAにおける他のCCの特徴に基づき得る。たとえば、HARQタイミングは、CAにおけるCCがFDDであるかTDDであるかに基づき得る。CCがTDDのキャリアタイプである場合、HARQタイミングは、様々なCCのDL/ULサブフレーム構成に基づき得る。HARQタイミングは、どのCCが1次CCであるか、どのCCが2次CCであるかにも基づき得る。クロススケジューリングが使用されるか、自己スケジューリングが使用されるかも、要因であり得る。加えて、HARQタイミングは、PUCCHが1次CC上のみであるか、またはPUCCHが複数のCC上で送信されるかによって影響され得る。
[0086]動的に構成されたDL/ULサブフレーム構成が使用されるとき、動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミングは、HARQメッセージのタイミングを管理する。一例として、1次CCがFDDキャリアタイプであるとき、および2次CCがeIMTA対応であるとき、動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミングが使用され得る。この状況では、2次CCのためのDL HARQタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。決定されたHARQタイミングは、任意の不要なACK/NAKバンドリング無しで2次CCのすべてのDLサブフレームをスケジュールすることを可能にする。
[0087]別の例として、1次CCがTDDキャリアタイプであるとき、2次CCがeIMTA対応であるとき、および2次CCが自己スケジュールされるとき、動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミングが使用され得る。この場合、2次CCのためのHARQタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。これも、任意の不要なACK/NAKバンドリング無しで2次CCのすべてのDLサブフレームをスケジュールすることを可能にする。
[0088]対照的に、半静的DL/ULサブフレーム構成が使用されるとき、半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミングは、HARQメッセージのタイミングを管理する。一例として、1次CCがeIMTA対応であるとき、およびPUCCHが1次CC上のみであるとき、半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミングが使用され得る。この場合、1次CCと2次CCの両方のためのDL HARQタイミングは、1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。このHARQタイミングの決定は、簡単な動作を可能にするが、追加のACK/NAKバンドリング、および/または場合によってはアグリゲートされ得るCCの数に対する制限を犠牲にし得る。
[0089]別の例として、1次CCがTDDキャリアタイプであるとき、2次CCがeIMTA対応であるとき、および2次CCが1次CCによってクロスキャリアスケジュールされるとき、半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミングが使用され得る。この場合、2次CCのためのHARQタイミングは、半静的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。一例として、2次CCのためのHARQタイミングは、全体的なタイミングを単純化し得る、1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。
[0090]動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミングまたは半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミングのいずれかによって適用され得るように、類似の例がHARQアップリンクタイミングのために存在する。
[0091]UCI送信モジュール615のためのHARQタイミングは、装置505-a(たとえばUE115)のためのCAに関与するCCの特徴に基づくUCI報告の送信のためのHARQタイミングを管理する。一代替では、UCI送信モジュール615のためのHARQタイミングは、PUCCHを担持するCCがeIMTA対応であるかどうかに基づいて、UCI送信のためのHARQタイミングを決定する。(PUCCH CCが1次サービングセルのためであるか、2次サービングセルのためであるかにかかわらず)PUCCH CCがeIMTA対応である場合、UCIは以下のオプションの1つまたは複数に従って送信され得る。第1のオプションとして、PUCCH CCのためのUCIは、固定のULサブフレームにおいてのみ送信され得る。固定のULサブフレームは、PUCCH CCによって使用される半静的DL構成によって示され得る。PUCCH CCの半静的DL基準構成は、たとえば3つの構成2、4または5のうちの1つでもよい(たとえば上記の表1を参照)。すなわち、PUCCH CCのためのUCI報告は、UCI報告構成(たとえば、周期的チャネル状態情報(CSI)、スケジューリング要求(SR)、および/またはサウンディング基準信号(SRS))およびPUCCH CCの半静的DL基準構成に基づいて、固定のULサブフレームにおいてのみ送信され得る。
[0092]第2のオプションとして、PUCCH CCのためのUCIは、固定のULサブフレームとフレキシブルまたは動的ULサブフレームの両方において送信され得る。したがって、UCI報告のためのHARQタイミングは、UCI報告構成(たとえば、周期的なCSI、SRおよび/またはSRS)、およびPUCCH CCの動的に構成されたDL/ULサブフレーム構成に基づき得る。
[0093]追加のオプションとして、PUCCH CC上の他のCCのためのUCIのためのHARQタイミングは、上記のオプションを適用することもできる。その結果、他のCCのためのUCIのためのPUCCH CC上のHARQタイミングは、固定のサブフレームのみを使用して行われ得、または固定のサブフレームとフレキシブルなサブフレームの両方を使用しても行われ得る。非PUCCH CCのためのUCI報告のHARQタイミングは、PUCCH CCのための半静的基準構成に基づいて決定され得る。
[0094](PUCCH CCが1次サービングセルのためであるか、2次サービングセルのためであるかにかかわらず)PUCCH CCがeIMTA対応でないとき、UCI送信モジュール615のためのHARQタイミングは、UCI送信のためのHARQタイミングも決定する。第1のオプションとして、UCI報告のためのHARQタイミングは、PUCCH CC構造タイプ(PUCCH CCがFDDであるかTDDであるか)、およびPUCCH CCがTDDキャリアタイプであるか、すなわち、PUCCH CCのDL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。第2のオプションとして、UCI報告のためのHARQタイミングは、UCI報告が関係するCCの半静的または動的のいずれかのTDD DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得るが、UCIの送信は、PUCCH CC構造タイプ(PUCCH CCがFDDであるかTDDであるか)、およびPUCCH CCがTDDキャリアタイプであるか、すなわち、PUCCH CCのDL/ULサブフレーム構成に基づき得る。
[0095]CAに関与するCCの間に起こり得る様々な優先順位の問題を管理するために、優先順位付けモジュール620は、UCI送信モジュール615のためのHARQタイミングとともに働き得る。たとえば、2つ以上のCCが同じサブフレームの間に予定されるUCIを有するケースがあり得る。しかしながら、サブフレームの間、1つのUCI報告のみが報告され得る。たとえば、2つのCCからの周期的なCSIが同じサブフレームの間に報告されることになっているとき、これは起こり得る。過去に、2つのCSIメッセージ間の優先順位は、第1に、CSI報告タイプ、および第2に、CCごとのUEで特に構成されたサービングセルインデックスに基づいていた(この場合、最も低いUEで特に構成されたサービングセルインデックスが優先していた)。しかしながら、優先順位付けモジュール620は、優先順位の問題のための追加のオプションを追加することができる。これらのオプションは、CCがeIMTA対応かどうか、および/または、UCI報告が固定のサブフレームと関連しているか、フレキシブルなサブフレームと関連しているかを含む。たとえば、優先順位付けモジュール620は、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連したCSI報告が、同じタイプの、eIMTA対応の第2のCCのための固定のサブフレームに関連するCSI報告よりも低い優先順位を有し得ることを決定し得る。別の例として、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連したCSI報告はまた、eIMTA対応ではない第2のCCのための同じタイプのCSI報告よりも低い優先順位を有し得る。
[0096]優先順位付けモジュール620は、電力の優先順位のための追加のオプションを提供することもできる。様々なCCのための電力割振りを選択する際、優先順位付けモジュール620は、CCがeIMTA対応であるかどうか、および/またはCCのためのUCIが固定のサブフレームまたはフレキシブルなサブフレームに関連付けられているかどうかを考慮することができる。たとえば、優先順位付けモジュール620は、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連した周期的なSRS送信が、eIMTA対応の第2のCCのための固定のサブフレームに関連する周期的なSRS送信よりも低い優先順位を有し得ることを決定し得る。別の例として、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連した周期的なSRS送信はまた、eIMTA対応ではない第2のCCのための周期的なSRS送信よりも低い優先順位を有し得る。
[0097]図7は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUE715のブロック図700を示す。UE715は様々な構成を有してよく、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、携帯電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット機器、ゲームコンソール、電子リーダーなどに含まれてよく、またはその一部であってよい。いくつかの例では、UE715は、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示されず)を有し得る。いくつかの例では、UE715は、図1、図3、図5、および/または図6を参照して説明されるUE115または装置505のうちの1つの1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE715は、図1、図2、図3、図4A、図4B、図5、および/または図6を参照して記載された特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装するように構成される場合がある。
[0098]UE715は、プロセッサモジュール705、メモリモジュール710、少なくとも1つの送受信機モジュール(送受信機モジュール730によって表される)、少なくとも1つのアンテナ(アンテナ735によって表される)、またはマルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに、直接、または間接的に、1つまたは複数のバス725を通じて通信し得る。
[0099]メモリモジュール710は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリモジュール710は、実行されたとき、たとえば、HARQおよびUCIメッセージを通信するための本明細書で説明する様々な機能をプロセッサモジュール705に実施させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード720を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード720は、プロセッサモジュール705によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)UE715に本明細書で説明される様々な機能を実行させるように構成され得る。
[0100]プロセッサモジュール705は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含む場合がある。プロセッサモジュール705は、送受信機モジュール730を通じて受信された情報、またはアンテナ735を通じた送信のために送受信機モジュール730に送られるべき情報を処理することができる。プロセッサモジュール705は、単独で、またはマルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bとともに、たとえばHARQおよびUCIメッセージなど、通信のタイミングの送信、受信、管理の様々な態様を処理することができる。
[0101]送受信機730は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ735に与え、アンテナ735から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。(1つまたは複数の)送受信機モジュール730は、いくつかの例では、1つまたは複数の送信機モジュールおよび1つまたは複数の別個の受信機モジュールとして実装され得る。送受信機モジュール730は、発見関連の通信をサポートすることができる。(1つまたは複数の)送受信機モジュール730は、図1、または図3を参照して説明された、基地局105のうちの1つまたは複数と、(1つまたは複数の)アンテナ735を介して双方向に通信するように構成され得る。UE715は単一のアンテナを含み得るが、UE715が複数のアンテナ735を含み得る例があり得る。
[0102]マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bは、HARQタイミングの決定に関する図1、図2、図3、図4A、図4B、図5、または図6を参照して説明された特徴および/または機能のいくつかまたはすべてを実行および/または制御するように構成され得る。たとえば、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bは、複数のCCがCAまたはマルチ接続動作のために構成されるとき、eIMTAの対象となる少なくとも1つのCCのためのUCI報告のためのHARQタイミングおよびHARQフィードバックの送信タイミングの決定をサポートするように構成され得る。いくつかの例では、例として、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bは、図5または図6を参照して説明されたマルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515の1つまたは複数の態様の例であり得る。マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bは、動的DL/UL構成モジュール605-aのためのHARQタイミング(図6の動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミングの一例であり得る)、半静的DL/UL構成モジュール610-aのためのHARQタイミング(図6の半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミングの一例であり得る)、UCI送信モジュール615-aのためのHARQタイミング(図6のUCI送信モジュール615のためのHARQタイミングの一例であり得る)、および優先順位付けモジュール620-a(図6の優先順位付けモジュール620の一例であり得る)を含み得る。マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bまたはその部分は、プロセッサを含んでよく、または、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bの機能の一部もしくはすべては、プロセッサモジュール705によって、もしくはプロセッサモジュール705に関連して実行され得る。加えて、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bまたはその部分は、メモリを含むことができ、または、マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515-bの機能の一部もしくはすべては、メモリモジュール710を使用することができ、またはメモリモジュール710に関連して使用され得る。
[0103]図8は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法800の例を示すフローチャートである。明快にするために、方法800は、図1、図3もしくは図7を参照して説明されるUE115、715のうちの1つまたは複数の態様、または、図5もしくは図6を参照して説明される装置505のうちの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、UE115、715のうちの1つなどのUE、または装置505のうちの1つなどの装置は、以下で説明される機能を実行するようにUEまたは装置の機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0104]ブロック805において、方法800は、少なくとも第1のCCと第2のCCとを備える構成を受信することを含み得る。ブロック810で、方法800は、第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定することを含み得、決定されたHARQタイミングは、受信された構成、ならびに第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく。上記で説明したように、eIMTA対応CCにおいて可能にされる、CC構成の変化は干渉をもたらし得る。
[0105]ブロック815において、方法800は、決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて第1のCCおよび第2のCCのうちの少なくとも1つを使用して通信することを含み得る。(図5、図6、および/または図7の)マルチキャリアeIMTAタイミングモジュール515に関して上記で説明したように、タイミング干渉は、要因の中でも、CAにおけるCCの特徴ならびにeIMTA構成を考慮するHARQタイミングを決定することによって低減され得る。
[0106]HARQタイミングは、動的に構成されたDL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。代替的に、HARQタイミングは、半静的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。HARQタイミングは、eIMTAの対象となるCCを使用する通信に適用され得る。加えて、決定されたHARQタイミングは、UCI報告を含む通信に適用され得る。
[0107]図9は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法900の例を示すフローチャートである。明快にするために、方法900は、図1、図3もしくは図7を参照して説明されるUE115、715のうちの1つまたは複数の態様、または、図5もしくは図6を参照して説明される装置505のうちの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、UE115、715のうちの1つなどのUE、または装置505のうちの1つなどの装置は、以下で説明される機能を実行するようにUEまたは装置の機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0108]ブロック905で、方法900は、CCのうちの少なくとも1つのためのHARQタイミングを決定することを含み得、ここにおいて、CCのうちの少なくとも1つがeIMTAの対象となる。CCは、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続動作のために構成され得る。方法900が関係するHARQタイミングの決定は、半静的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る決定を含む。したがって、方法900で示される機能は、図5、図6、および/または図7を参照して上述した半静的DL/UL構成モジュール610のためのHARQタイミングに関係し得る。
[0109]たとえば、方法900におけるブロック910で、以下の条件があてはまる場合、HARQフィードバックタイミングは、1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。1次CCは、eIMTA対応であり、PUCCHは、1次CC上のみである。この場合、1次CCと2次CCの両方のためのDL HARQタイミングは、1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づく。
[0110]別の例として、方法900におけるブロック915で、以下の条件があてはまる場合、2次CCのためのHARQフィードバックタイミングは、半静的DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。2次CCは、eIMTA対応であり、1次CCは、TDDである。この場合、2次CCのためのHARQタイミングは、半静的DL/ULサブフレーム構成に基づく。一例として、2次CCのためのHARQタイミングは、1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。
[0111]図10は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1000の例を示すフローチャートである。明快にするために、方法1000は、図1、図3もしくは図7を参照して説明されるUE115、715のうちの1つまたは複数の態様、または、図5もしくは図6を参照して説明される装置505のうちの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、UE115、715のうちの1つなどのUE、または装置505のうちの1つなどの装置は、以下で説明される機能を実行するようにUEまたは装置の機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0112]ブロック1005で、方法1000は、CCのうちの少なくとも1つのためのHARQタイミングを決定することを含み得、ここにおいて、CCのうちの少なくとも1つがeIMTAの対象となる。CCは、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続動作のために構成され得る。方法1000が関係するHARQタイミングの決定は、動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る決定を含む。したがって、方法1000で示される機能は、図5、図6、および/または図7を参照して上述した動的DL/UL構成モジュール605のためのHARQタイミングに関係し得る。
[0113]たとえば、方法1000におけるブロック1010で、以下の条件があてはまる場合、2次CCのためのHARQフィードバックタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。2次CCは、eIMTA対応であり、1次CCは、FDDである。この場合、2次CCのためのDL HARQタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づく。
[0114]たとえば、方法1000におけるブロック1015で、以下の条件があてはまる場合、2次CCのためのHARQフィードバックタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。2次CCは、eIMTA対応であり、1次CCは、TDDである。この場合、2次CCのためのHARQタイミングは、2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づく。
[0115]図11は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1100の例を示すフローチャートである。明快にするために、方法1100は、図1、図3もしくは図7を参照して説明されるUE115、715のうちの1つまたは複数の態様、または、図5もしくは図6を参照して説明される装置505のうちの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、UE115、715のうちの1つなどのUE、または装置505のうちの1つなどの装置は、以下で説明される機能を実行するようにUEまたは装置の機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0116]ブロック1105で、方法1100は、PUCCHがeIMTAの対象となるCC上であるとき、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定することを含み得る。方法1100が関係するHARQタイミングの決定は、図5、図6、および/または図7を参照して上述したUCI送信モジュール615のためのHARQタイミングを参照して記載したHARQタイミングを含む。方法1100およびブロック1105は、特に、PUCCH CCがeIMTA対応である場合のUCI報告のためのHARQタイミングに焦点を合わせる。
[0117]たとえば、方法1100のブロック1110で、PUCCH CCのためのUCI報告のためのHARQフィードバックは、固定のULサブフレームを使用して送信され得る。ブロック1115で、固定のULサブフレームは、PUCCH CCのための半静的DL/ULサブフレーム構成を使用して識別される。代替として、ブロック1120で、PUCCH CCのためのUCI報告のためのHARQフィードバックは、固定のULサブフレームとフレキシブルなULサブフレームの両方を使用して送信され得る。この場合、フレキシブルなサブフレームは、PUCCH CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づき得る。
[0118]方法1100のブロック1105、1110、1115および1120は、UCI報告がeIMTAの対象となるPUCCH CC上で送信される他のCCのためのUCI報告のためのHARQタイミングの決定にも当てはまり得る。これらの例では、同じオプションが当てはまり得るが、これらの他のCCの周期的な構成がPUCCH CCのための半静的DL/UL構成に基づき得る。
[0119]図12は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1200の例を示すフローチャートである。明快にするために、方法1200は、図1、図3もしくは図7を参照して説明されるUE115、715のうちの1つまたは複数の態様、または、図5もしくは図6を参照して説明される装置505のうちの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、UE115、715のうちの1つなどのUE、または装置505のうちの1つなどの装置は、以下で説明される機能を実行するようにUEまたは装置の機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0120]ブロック1205で、方法1200は、PUCCHがeIMTA対応CC上にないとき、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定することを含み得る。方法1200が関係するHARQタイミングは、図5、図6、および/または図7を参照して上述したUCI送信モジュール615のためのHARQタイミングを参照して記載したHARQタイミングを含む。方法1200およびブロック1205は、特に、PUCCH CCがeIMTA対応でない場合のUCI報告のためのHARQタイミングに焦点を合わせる。
[0121]たとえば、方法1200のブロック1220で、非PUCCH CCのためのUCI報告(すなわち、PUCCH CC以外のCCのための、しかし、PUCCH CC上で送信されることになっているUCI報告)は、PUCCH CC構造タイプおよび/またはそのDL/ULサブフレーム構成に基づいて構成され、送信され得る。PUCCH CC構造タイプがTDDである場合、UCI報告のためのHARQタイミングの決定の根拠として、そのDL/ULサブフレーム構成が使用され得る。代替として、ブロック1210で、非PUCCH CCのためのUCI報告のためのHARQタイミングは、非PUCCH CCの半静的または動的TDD DL/ULサブフレーム構成に基づいて決定され得る。ブロック1215で、UCIのためのHARQフィードバックは、PUCCH CC構造タイプおよび/またはDL/ULサブフレーム構成に基づいて送信され得る。PUCCH CC構造タイプがTDDである場合、UCI報告のためのHARQタイミングの決定の根拠として、そのDL/ULサブフレーム構成が使用され得る。
[0122]図13は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1300の例を示すフローチャートである。明快にするために、方法1300は、図1、図3もしくは図7を参照して説明されるUE115、715のうちの1つまたは複数の態様、または、図5もしくは図6を参照して説明される装置505のうちの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの例では、UE115、715のうちの1つなどのUE、または装置505のうちの1つなどの装置は、以下で説明される機能を実行するようにUEまたは装置の機能要素を制御するために、コードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0123]ブロック1305で、方法1300は、UCI報告を送るためのHARQタイミングを決定することを含み得る。方法1300が関係するHARQタイミングは、図5、図6、および/または図7を参照して上述したUCI送信モジュール615、および優先順位付けモジュール620のためのHARQタイミングを参照して記載したHARQタイミングを含む。方法1300およびブロック1305は、eIMTA構成および固定もしくはフレキシブルなDL/ULサブフレーム構成を考慮に入れる優先順位の決定に特に焦点を合わせる。
[0124]ブロック1310で、方法1300は、UCI報告が関係するCCがeIMTA対応であるかどうかに基づいてUCI報告の送信の優先順位を付けることを含み得る。UCIの報告の優先順位付けは、UCI報告が固定のサブフレーム構成に関連しているか、動的に決定されたサブフレーム構成に関連しているかにも基づき得る。たとえば、ブロック1310で、方法1300は、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連したCSI報告が、同じタイプの、eIMTA対応の第2のCCのための固定のサブフレームに関連するCSI報告よりも低い優先順位を有し得ることを決定し得る。別の例として、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連した周期的なCSI報告はまた、eIMTA対応ではない第2のCCのための同じタイプのCSI報告よりも低い優先順位を有し得る。
[0125]ブロック1315で、方法1300は、CCがeIMTA対応かどうかに基づいてCCへの電力の割振りの優先順位を付けることを含み得る。電力の優先順位付けは、各CCのUCIが固定のサブフレーム構成に関連しているか、動的に決定されたサブフレーム構成に関連しているかにも基づき得る。たとえば、ブロック1315で、方法1300は、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連した周期的なSRS送信が、eIMTA対応の第2のCCのための固定のサブフレームに関連する周期的なSRS送信よりも低い優先順位を有し得ることを決定し得る。別の例として、eIMTA対応の第1のCCのためのフレキシブルなサブフレームに関連した周期的なSRS送信はまた、eIMTA対応ではない第2のCCのための周期的なSRS送信よりも低い優先順位を有し得る。
[0126]添付の図面に関して上に記載された発明を実施するための形態は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。この明細書全体にわたって使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明される技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細なしに実践される場合がある。いくつかの事例では、説明した実施形態の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示されている。
[0127]本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」と「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。cdma2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格を包含する。IS-2000 Release 0およびAは、一般的に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS-856(TIA-856)は、通常、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA)とCDMAの他の変形形態とを含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communication(GSM)などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)およびLTEアドバンスト(LTE-A:LTE-Advanced)は、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS。LTE、LTE-AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。ただし、上記の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
[0128]情報および信号は、種々の異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0129]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。プロセッサは、場合によっては、メモリと電子通信していてもよく、メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する。
[0130]本明細書において説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記に記載された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装される場合がある。機能を実装する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的場所において実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはC、またはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0131]コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体はいずれも、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ可読記憶媒体と通信媒体とを含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のコンピュータ可読プログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモート光源から送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0132]本開示の上述の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられる。本開示に対する様々な修正が当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及した例についてのいかなる選好も暗示または要求しない。したがって、本開示は、本明細書において説明される例および設計に限定されるべきでなく、本明細書において開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
[0132]本開示の上述の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられる。本開示に対する様々な修正が当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及した例についてのいかなる選好も暗示または要求しない。したがって、本開示は、本明細書において説明される例および設計に限定されるべきでなく、本明細書において開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ワイヤレス通信のための方法であって、
少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信することと、
前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定することと、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信することと
を備える方法。
[C2] 前記HARQタイミングを決定することが、前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づく、C1に記載の方法。
[C3] 前記HARQタイミングを決定することが、前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づく、C1に記載の方法。
[C4] UL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのためのブロードキャストシステム情報ブロック(SIB)メッセージに示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、C3に記載の方法。
[C5] DL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのための無線リソース制御(RRC)メッセージによって示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、C3に記載の方法。
[C6] 前記HARQタイミングが、HARQ肯定応答(ACK)タイミングおよびHARQスケジューリングタイミングの少なくとも1つを備える、C1に記載の方法。
[C7] 前記構成が、前記第1のCCおよび前記第2のCCが時間領域複信(TDD)キャリアタイプを有するか周波数領域複信(FDD)キャリアタイプを有するか、前記第1のCCおよび前記第2のCCのためのクロスキャリアスケジューリング構成、前記第1のCCおよび前記第2のCCの1次もしくは2次のCCとしての指定、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の数、または前記第1のCCおよび前記第2のCCがキャリアアグリゲーション動作もしくはデュアル接続動作のために構成されるかどうかのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C1に記載の方法。
[C8] 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが前記1次CCであり、PUCCHの前記数が1であり、前記1つのPUCCHが前記1次CC上にある場合、前記1次CCと前記2次CCの両方のための前記HARQタイミングが、前記1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づく、C7に記載の方法。
[C9] 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが前記2次CCであり、前記1次CCがTDDキャリアタイプである場合、前記1次CCと前記2次CCの両方のための前記HARQタイミングが、前記2次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づく、C7に記載の方法。
[C10] 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが前記2次CCであり、前記1次CCがFDDキャリアタイプである場合、前記2次CCのための前記HARQタイミングが、前記2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づく、C7に記載の方法。
[C11] 前記HARQタイミングを決定することが、アップリンク制御情報(UCI)報告のためのHARQタイミングを決定することを備え、前記HARQタイミングが、前記UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示す、C1に記載の方法。[C12] 前記UCI報告が前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、前記UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて前記UCIの送信を優先順位付けすること
をさらに備えるC11に記載の方法。
[C13] 前記UCI報告を送るための前記HARQタイミングを決定することが、eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持する前記CCであるかどうかに少なくとも部分的に基づく、C11に記載の方法。
[C14] 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCがPUCCHを担持する前記CCである場合、前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCC上でUCI報告を送るための前記HARQタイミングが、動的に決定されたアップリンクサブフレームを使用する、C13に記載の方法。
[C15] 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCがPUCCHを担持する前記CCでない場合、前記PUCCHを担持する前記CC上でUCI報告を送るための前記HARQタイミングが、固定のアップリンクサブフレームを使用する、C13に記載の方法。
[C16] 前記第1のCCと前記第2のCCとが、キャリアアグリゲーション(CA)動作のために構成された、C1に記載の方法。
[C17] 前記第1のCCと前記第2のCCとが、デュアル接続動作のために構成された、C1に記載の方法。
[C18] ワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信するための手段と、
前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するための手段と、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信するための手段と
を備える装置。
[C19] ワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、前記メモリが、
少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信し、
前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定し、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信する
ために前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する、
装置。
[C20] 前記命令が、
前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいて前記HARQタイミングを決定する
ために前記プロセッサによって実行可能である
C19に記載の装置。
[C21] 前記命令が、
前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいて前記HARQタイミングを決定する ために前記プロセッサによって実行可能である
C19に記載の装置。
[C22] UL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのためのブロードキャストシステム情報ブロック(SIB)メッセージに示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、C21に記載の装置。
[C23] DL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのための無線リソース制御(RRC)メッセージによって示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、C21に記載の装置。
[C24] 前記HARQタイミングが、HARQ肯定応答(ACK)タイミングおよびHARQスケジューリングタイミングの少なくとも1つを備える、C19に記載の装置。[C25] 前記構成が、前記第1のCCおよび前記第2のCCが時間領域複信(TDD)キャリアタイプを有するか周波数領域複信(FDD)キャリアタイプを有するか、前記第1のCCおよび前記第2のCCのためのクロスキャリアスケジューリング構成、前記第1のCCおよび前記第2のCCの1次もしくは2次のCCとしての指定、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の数、または前記第1のCCおよび前記第2のCCがキャリアアグリゲーション動作もしくはデュアル接続動作のために構成されるかどうかのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、C19に記載の装置。
[C26] 前記HARQタイミングを決定することが、アップリンク制御情報(UCI)報告のためのHARQタイミングを決定することを備え、前記HARQタイミングが、前記UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示す、C19に記載の装置。
[C27] 前記命令が、
前記UCI報告が前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、前記UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて前記UCIの送信を優先順位付けする ために前記プロセッサによって実行可能である
C26に記載の装置。
[C28] 前記第1のCCと前記第2のCCとが、キャリアアグリゲーション(CA)動作のために構成された、C19に記載の装置。
[C29] 前記第1のCCと前記第2のCCとが、デュアル接続動作のための構成である、C19に記載の装置。
[C30] 非一時的プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記非一時的プログラムコードが、
少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信するためのプログラムコードと、
前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するためのプログラムコードと、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信するためのプログラムコードと
を備える、
非一時的コンピュータ可読媒体。

Claims (30)

  1. ワイヤレス通信のための方法であって、
    少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信することと、
    前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定することと、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
    前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信することと
    を備える方法。
  2. 前記HARQタイミングを決定することが、前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づく、請求項1に記載の方法。
  3. 前記HARQタイミングを決定することが、前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づく、請求項1に記載の方法。
  4. UL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのためのブロードキャストシステム情報ブロック(SIB)メッセージに示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、請求項3に記載の方法。
  5. DL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのための無線リソース制御(RRC)メッセージによって示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、請求項3に記載の方法。
  6. 前記HARQタイミングが、HARQ肯定応答(ACK)タイミングおよびHARQスケジューリングタイミングの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記構成が、前記第1のCCおよび前記第2のCCが時間領域複信(TDD)キャリアタイプを有するか周波数領域複信(FDD)キャリアタイプを有するか、前記第1のCCおよび前記第2のCCのためのクロスキャリアスケジューリング構成、前記第1のCCおよび前記第2のCCの1次もしくは2次のCCとしての指定、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の数、または前記第1のCCおよび前記第2のCCがキャリアアグリゲーション動作もしくはデュアル接続動作のために構成されるかどうかのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
  8. 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが前記1次CCであり、PUCCHの前記数が1であり、前記1つのPUCCHが前記1次CC上にある場合、前記1次CCと前記2次CCの両方のための前記HARQタイミングが、前記1次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づく、請求項7に記載の方法。
  9. 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが前記2次CCであり、前記1次CCがTDDキャリアタイプである場合、前記1次CCと前記2次CCの両方のための前記HARQタイミングが、前記2次CCの半静的DL/ULサブフレーム構成に基づく、請求項7に記載の方法。
  10. 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが前記2次CCであり、前記1次CCがFDDキャリアタイプである場合、前記2次CCのための前記HARQタイミングが、前記2次CCの動的DL/ULサブフレーム構成に基づく、請求項7に記載の方法。
  11. 前記HARQタイミングを決定することが、アップリンク制御情報(UCI)報告のためのHARQタイミングを決定することを備え、前記HARQタイミングが、前記UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示す、請求項1に記載の方法。
  12. 前記UCI報告が前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、前記UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて前記UCIの送信を優先順位付けすること
    をさらに備える請求項11に記載の方法。
  13. 前記UCI報告を送るための前記HARQタイミングを決定することが、eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を担持する前記CCであるかどうかに少なくとも部分的に基づく、請求項11に記載の方法。
  14. 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCがPUCCHを担持する前記CCである場合、前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCC上でUCI報告を送るための前記HARQタイミングが、動的に決定されたアップリンクサブフレームを使用する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCがPUCCHを担持する前記CCでない場合、前記PUCCHを担持する前記CC上でUCI報告を送るための前記HARQタイミングが、固定のアップリンクサブフレームを使用する、請求項13に記載の方法。
  16. 前記第1のCCと前記第2のCCとが、キャリアアグリゲーション(CA)動作のために構成された、請求項1に記載の方法。
  17. 前記第1のCCと前記第2のCCとが、デュアル接続動作のために構成された、請求項1に記載の方法。
  18. ワイヤレス通信のための装置であって、
    少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信するための手段と、
    前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するための手段と、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
    前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信するための手段と
    を備える装置。
  19. ワイヤレス通信のための装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、前記メモリが、
    少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信し、
    前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定し、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
    前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信する
    ために前記プロセッサによって実行可能な命令を記憶する、
    装置。
  20. 前記命令が、
    前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの動的に構成されたダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいて前記HARQタイミングを決定する
    ために前記プロセッサによって実行可能である
    請求項19に記載の装置。
  21. 前記命令が、
    前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCの半静的ダウンリンク/アップリンク(DL/UL)サブフレーム構成に基づいて前記HARQタイミングを決定する ために前記プロセッサによって実行可能である
    請求項19に記載の装置。
  22. UL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのためのブロードキャストシステム情報ブロック(SIB)メッセージに示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、請求項21に記載の装置。
  23. DL HARQタイミングが、前記少なくとも1つのCCのための無線リソース制御(RRC)メッセージによって示されるサブフレーム構成に基づいて決定される、請求項21に記載の装置。
  24. 前記HARQタイミングが、HARQ肯定応答(ACK)タイミングおよびHARQスケジューリングタイミングの少なくとも1つを備える、請求項19に記載の装置。
  25. 前記構成が、前記第1のCCおよび前記第2のCCが時間領域複信(TDD)キャリアタイプを有するか周波数領域複信(FDD)キャリアタイプを有するか、前記第1のCCおよび前記第2のCCのためのクロスキャリアスケジューリング構成、前記第1のCCおよび前記第2のCCの1次もしくは2次のCCとしての指定、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の数、または前記第1のCCおよび前記第2のCCがキャリアアグリゲーション動作もしくはデュアル接続動作のために構成されるかどうかのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づく、請求項19に記載の装置。
  26. 前記HARQタイミングを決定することが、アップリンク制御情報(UCI)報告のためのHARQタイミングを決定することを備え、前記HARQタイミングが、前記UCI報告を送るための1つまたは複数のサブフレームを示す、請求項19に記載の装置。
  27. 前記命令が、
    前記UCI報告が前記eIMTAの対象となる前記少なくとも1つのCCのためのものかどうか、または、前記UCI報告が固定のサブフレームに関連しているか、動的に決定されたサブフレームに関連しているかに基づいて前記UCIの送信を優先順位付けする ために前記プロセッサによって実行可能である
    請求項26に記載の装置。
  28. 前記第1のCCと前記第2のCCとが、キャリアアグリゲーション(CA)動作のために構成された、請求項19に記載の装置。
  29. 前記第1のCCと前記第2のCCとが、デュアル接続動作のための構成である、請求項19に記載の装置。
  30. 非一時的プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記非一時的プログラムコードが、
    少なくとも第1のコンポーネントキャリア(CC)と第2のCCとを備える構成を受信するためのプログラムコードと、
    前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの少なくとも1つのためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)タイミングを決定するためのプログラムコードと、前記決定されたHARQタイミングが、前記受信された構成、ならびに前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つがトラフィック適応のための進化型干渉管理(eIMTA)構成の対象であるかどうかに少なくとも部分的に基づく、
    前記決定されたHARQタイミングに少なくとも部分的に基づいて前記第1のCCおよび前記第2のCCのうちの前記少なくとも1つを使用して通信するためのプログラムコードと
    を備える、
    非一時的コンピュータ可読媒体。
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