JP6833341B2 - トナーおよびトナーの製造方法 - Google Patents
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前記樹脂の90質量%以上が、非晶性成分であり、
前記非晶性成分が、スチレンアクリル樹脂であり、
前記ワックスが、4価以上8価以下のアルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステル、又は4価以上8価以下のカルボン酸と脂肪族モノアルコールとのエステル、であり、
下記式で示されるトナー中における前記ワックスの結晶化度が72.0%以上である
ことを特徴とするトナーに関する。
(式中、
Q1は、前記トナーの示差走査熱量分析における、トナー中のワックス起因の吸熱量(J/g)を示す。
Q2は、前記ワックスの示差走査熱量分析における、ワックス単体の吸熱量(J/g)を示す。
W1は、トナーの全質量に対する前記ワックスの含有比率(質量%)を示す。)
また、本発明は、上記したトナーを製造するためのトナーの製造方法であって、
前記製造方法は、下記(i)または(ii)の曝露処理工程を含み、
(i)樹脂及びワックスを含有する曝露処理前のトナー粒子に二酸化炭素を曝露してトナー粒子を得る工程;
(ii)樹脂及びワックスを含有するトナー粒子並びに外添剤を有する曝露処理前のトナーに二酸化炭素を曝露してトナーを得る工程;
前記曝露処理工程の二酸化炭素の温度が10℃以上60℃以下、圧力が1.0MPa以上3.5MPa以下である
ことを特徴とするトナーの製造方法に関する。
結晶化度(%)=(Q1/(Q2×W1))×100
式中、Q1は、トナーの示差走査熱量分析における、トナー中のワックス起因の吸熱量(J/g)を示す。Q2は、ワックスの示差走査熱量分析における、ワックス単体の吸熱量(J/g)を示す。W1は、トナーの全質量に対するワックスの含有比率(質量%)を示す。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、iso−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、n−アミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ノニルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、ジメチルフォスフェートエチルアクリレート、ジエチルフォスフェートエチルアクリレート、ジブチルフォスフェートエチルアクリレート、および、2−ベンゾイルオキシエチルアクリレートのようなアクリル系重合性単量体類;
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、iso−プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、iso−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−ノニルメタクリレート、ジエチルフォスフェートエチルメタクリレート、および、ジブチルフォスフェートエチルメタクリレートのようなメタクリル系重合性単量体類が挙げられる。
また、重合度を制御するため公知の連鎖移動剤、および、重合禁止剤をさらに添加し用いることも可能である。
曝露処理は、まず曝露処理前トナー粒子及び曝露処理前トナーを所定の温度に調節されたタンクTa1に投入し、攪拌を行う。次にバルブV1を開き、二酸化炭素が保存されている容器B1から圧縮ポンプP1を用いて圧縮した状態の二酸化炭素をTa1に導入し、Ta1内を所定の圧力まで昇圧する。所定の圧力に達したところで、ポンプを止め、バルブV1を閉じ、タンクTa1内を密閉状態にして所定の時間圧力保持を行う。所定の保持時間が経ったところで、バルブV2を開き、二酸化炭素をタンクTa1の外部に排出し、タンクTa1の圧力を大気圧まで減圧する。これらの工程を経ることによって、二酸化炭素で曝露処理されたトナー粒子またはトナーを得る。
以下、本発明に係る各種物性の測定方法について説明する。
本発明におけるトナー中のワックスの結晶化度は、示差走査熱量分析装置「Q1000」(TA Instruments社製)を用いてASTM D3418−82に準じて測定する。装置検出部の温度補正はインジウムと亜鉛の融点を用い、熱量の補正についてはインジウムの融解熱を用いる。
結晶化度(%)=(Q1/(Q2×W1))×100
樹脂およびワックスの構造は核磁気共鳴分光分析(1H−NMR)[400MHz、CDCl3、室温(25℃)]を用いて特定した。
測定装置:FT NMR装置 JNM−EX400(日本電子社製)
測定周波数:400MHz
パルス条件:5.0μs
周波数範囲:10500Hz
積算回数:64回
ワックスの数平均分子量(Mn)は、磁気共鳴分光分析(1H−NMR)[400MHz、CDCl3、室温(25℃)]を用いて求めた。
測定装置:FT NMR装置 JNM−EX400(日本電子社製)
測定周波数:400MHz
パルス条件:5.0μs
周波数範囲:10500Hz
積算回数:64回
トナー中のワックスのドメインは、透過型電子顕微鏡を用いてトナー断面を観察する。任意に選択したトナー10個の平均値をもって評価する。詳細には、トナーを可視光硬化性包埋樹脂(D−800、日新EM社製)で包埋し、超音波ウルトラミクロトーム(EM5、ライカ社製)により60nm厚に切削し、真空染色装置(フィルジェン社製)によりRu染色を行う。その後、透過型電子顕微鏡(H7500、日立社製)により加速電圧120kVで観察を行う。観察するトナーは、重量平均粒径から±2.0μm以内のものを10個選んで撮影を行う。ワックスのドメインの個数は、10個のトナー断面を観察して、長径50nm以上のものをドメインとしてカウントし、それをトナー1個当たりの平均として算出し、その平均値が5個以上存在することを意味する。
実施例および比較例に用いたワックス1〜13を表1に示す。
温度60℃に加温したイオン交換水1300.0部に、リン酸三カルシウム9.0部を添加し、T.K.ホモミクサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて、撹拌速度15,000rpmにて撹拌し、水系媒体を調製した。
・スチレン 75.0部
・n−ブチルアクリレート 20.0部
・結晶性樹脂 5.0部
(1,10−ドデカンジオール、セバシン酸の縮合物 Tm=82℃、Mw=20,000)
次に上記溶解液に、
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 6.5部
・負荷電制御剤(ボントロンE−84、オリエント化学社製) 0.5部
・ワックス1 10.0部
を加え、その後、混合液を温度65℃に加温した後にT.K.ホモミクサーにて、撹拌速度10,000rpmにて攪拌し、溶解、分散し、重合性単量体組成物を調整した。
・パーブチルPV(10時間半減期温度54.6℃(日本油脂製))10.0部を加え、温度70℃にてT.K.ホモミクサーを用いて、撹拌速度15,000rpmで20分間攪拌し、造粒した。
表2−1に示すように原材料および添加部数を変更し、トナー1の製造と同様にトナー粒子を作成した。その後、外添剤を添加する曝露処理前のトナー粒子を、トナー1の製造と同様の方法で二酸化炭素曝露処理を行った。曝露処理後のトナー粒子をトナー1の製造と同様に外添剤を添加して、トナー2を得た。得られたトナーの物性を表2−1に示す。
表2−1、2−2に示すように原材料および添加部数、製造条件を変更すること以外はトナー1と同様の製造方法でトナー3〜6、トナー9〜17、トナー19及び20を得た。得られたトナーの物性を表2−1、2−2に示す。
−−樹脂粒子分散液の調製−−
・非晶性ポリエステル 30.0部
(テレフタル酸:イソフタル酸:プロピレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物):エチレンオキサイド変性ビスフェノールA(2モル付加物)=30:30:30:10の重縮合物、酸価11mgKOH/g、Tg=74℃、Mw=31,000、Mn=4,000)
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC) 2.0部・イオン交換水 78.0部
これらの材料を混合し、サンドグラインダーミルを用いて分散した。平均粒径が0.29μmである樹脂粒子を分散させてなる樹脂粒子分散液を調製した。
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 20.0部
・アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC) 3.0部
・イオン交換水 78.0部
これらの材料を混合し、サンドグラインダーミルを用いて分散した。この着色剤粒子分散液における粒度分布を、粒度測定装置(堀場製作所製、LA−700)を用いて測定したところ、含まれる着色剤粒子の平均粒径は、0.2μmであり、また1.0μmを超える粗大粒子は観察されなかった。
・ワックス1 50.0部
・アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC) 7.0部
・イオン交換水 200.0部
以上を95℃に加熱して、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、平均粒径が0.5μmである離型剤を分散させてなる離型剤粒子分散液を調製した。
・結晶性樹脂 25.0部
(1,10−ドデカンジオール、セバシン酸の縮合物 Tm=82℃、Mw=20,000)
・アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC) 3.0部
・イオン交換水 200.0部
以上を95℃に加熱して、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、平均粒径が0.5μmである結晶性樹脂を分散させてなる結晶性樹脂分散液を調製した。
・負荷電制御剤(ボントロンE−84) 5.0部
・アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC) 3.0部
・イオン交換水 78.0部
以上を混合し、サンドグラインダーミルを用いて分散した。この帯電制御粒子分散液1における粒度分布を、粒度測定装置(LA−700)を用いて測定したところ、含まれる帯電制御粒子の平均粒径は、0.2μmであり、また1.0μmを超える粗大粒子は観察されなかった。
・樹脂粒子分散液 380.0部
・着色剤分散液 40.0部
・離型剤分散液 70.0部
・結晶性樹脂分散液 70.0部
以上を、撹拌装置,冷却管,温度計を装着した1リットルのセパラブルフラスコに投入し撹拌した。この混合液を1N−水酸化カリウムを用いてpH=5.2に調整した。
この混合液に凝集剤として、8%塩化ナトリウム水溶液150部を滴下し、撹拌しながら55℃まで加熱した。この温度の時、帯電制御剤粒子分散液を10部加えた。55℃で2時間保持した後、光学顕微鏡にて観察すると平均粒径が3.3μmである凝集粒子が形成されていることが確認された。
その後、ここにアニオン製界面活性剤(ネオゲンSC)3部を追加した後、撹拌を継続しながら95℃まで加熱し、4.5時間保持した。そして、冷却後、反応生成物をろ過し、イオン交換水で十分に洗浄した後、45℃で流動層乾燥を行い、スプレードライヤーで200〜300℃の気相中に分散させることにより形状を調整し、トナー粒子を得た。
得られたトナー粒子を、実施例1のトナー1の製造例と同様に外添剤を添加することにより、曝露処理前のトナー7を得た。
・ウレタン樹脂 95.0部
(トリレンジイソシアネート、シクロヘキサンジメタノールの重縮合物、Mw=35,000)
・結晶性樹脂 5.0部
(1,10−ドデカンジオール、セバシン酸の縮合物 Tm=82℃、Mw=20,000)
・メチルエチルケトン 100.0部
・酢酸エチル 100.0部
・ワックス1 10.0部
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 6.5部
・負荷電制御剤(ボントロンE−84) 1.0部
上記材料を、アトライタを用いて3時間分散し、着色剤分散液を得た。
温度60℃に加温したイオン交換水1300.0部に、リン酸三カルシウム9.0部を添加し、T.K.ホモミクサーを用いて、撹拌速度15,000rpmにて撹拌し、水系媒体を調製した。
・スチレン 75.0部
・n−ブチルアクリレート 20.0部
・結晶性樹脂 5.0部
(1,10−ドデカンジオール、セバシン酸の縮合物 Tm=82℃、Mw=20,000)
次に上記溶解液に、
・シアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3) 6.5部
・負荷電制御剤(ボントロンE−84) 0.5部
・ワックス1 10.0部
を加え、その後、混合液を温度65℃に加温した後にT.K.ホモミクサーにて、撹拌速度10,000rpmにて攪拌し、溶解、分散し、重合性単量体組成物を調整した。
続いて、上記水系媒体中に上記重合性単量体組成物を投入し、重合開始剤として
・パーブチルPV(10時間半減期温度54.6℃(日本油脂製))10.0部を加え、温度70℃にてT.K.ホモミクサーを用いて、撹拌速度15,000rpmで20分間攪拌し、造粒した。
トナー1の製造において、二酸化炭素による曝露処理を行わなかった以外は、トナー1の製造例と同様にしてトナー21を得た。得られたトナー21の物性を表2−2に示す
トナー7の製造において、二酸化炭素による曝露処理を行わなかった以外は、トナー7の製造例と同様にしてトナー22を得た。得られたトナー22の物性を表2−2に示す
トナー8の製造において、樹脂を非晶性ポリエステルに変更し、さらに二酸化炭素による曝露処理を行わなかった以外は、トナー8の製造例と同様にしてトナー23を得た。得られたトナー23の物性を表2−2に示す。
画像評価は、市販のカラーレーザープリンタ〔HP Color LaserJet 3525dn]を一部改造して評価を行った。改造は一色のプロセスカートリッジだけの装着でも作動するよう改良した。また、定着器を任意の温度に変更できるように改造した。
転写材にベタ画像(トナーの載り量:0.9mg/cm2)を、定着温度を変えてプリントし、下記の基準で評価した。なお、定着温度は定着ローラー表面を非接触の温度計を用いて測定した値である。転写材は、LETTERサイズの普通紙(XEROX 4200、XEROX社製、75g/m2)を用いた。
A:120℃でオフセットせず
B:120℃でオフセット発生
C:130℃でオフセット発生
D:140℃でオフセット発生
転写材にハーフトーン(トナーの載り量:0.3mg/cm2)画像を、定着温度を変えて(190〜220℃)プリントし、下記の基準で評価した。なお、定着温度は定着ローラー表面を非接触の温度計を用いて測定した値である。転写材は、普通紙(LETTERサイズのXEROX 4200用紙)を用いた。
A:210℃でオフセットせず
B:210℃でオフセット発生
C:200℃でオフセット発生
D:190℃でオフセット発生
高温高湿環境下(温度33℃/湿度85%RH)において、横線で1%の印字率の画像を35000枚プリントアウト試験終了後、48時間放置した。さらに1枚プリントアウトした画像の非画像部の反射率(%)を「REFLECTOMETER MODEL TC−6DS」(東京電色社製)で測定した。得られた反射率を、同様にして測定した未使用のプリントアウト用紙(標準紙)の反射率(%)から差し引いた数値(%)を用いて評価した。数値が小さい程、画像カブリが抑制されていることになる。評価は、グロス紙モードで、普通紙(HP Brochure Paper 200g , Glossy、HP社製、200g/m2)を用いて行った。
A:0.5%未満
B:0.5%以上1.5%未満
C:1.5%以上3.0%未満
D:3.0%以上
低温低湿環境下(温度15℃/湿度10%RH)、において、横線で1%の印字率の画像を30000枚プリントアウトした。その後、LETTERサイズのXEROX 4200用紙にハーフトーン(トナーの載り量:0.3mg/cm2)の画像をプリントアウトし、ハーフトーン画像における排紙方向の縦スジの有無について観察し、以下のように耐久性を評価した。
A:未発生
B:ハーフトーン部の画像上に排紙方向の縦スジが1カ所以上3カ所以下発生
C:ハーフトーン部の画像上に排紙方向の縦スジが4カ所以上6カ所以下発生
D:ハーフトーン部の画像上に排紙方向の縦スジが7カ所以上発生、あるいは、幅0.5mm以上発生
各トナー5gを50cc樹脂製カップに取り、温度60℃/湿度10%RHで3日間放置し、凝集塊の有無を調べ、下記の基準で評価した。
A:凝集塊発生せず
B:軽微な凝集塊が発生、軽く指で押すと崩れる
C:凝集塊が発生、軽く指で押しても崩れない
D:完全に凝集
実施例1〜18では、トナーとして、トナー1〜18をそれぞれ用いて上記評価を行った。その評価結果を表3に示す。
比較例1〜5では、トナーとしてトナー19〜23をそれぞれ用いて上記評価を行った。その評価結果を表3に示す。
Claims (5)
- 樹脂及びワックスを含有するトナー粒子を有するトナーであって、
前記樹脂の90質量%以上が、非晶性成分であり、
前記非晶性成分が、スチレンアクリル樹脂であり、
前記ワックスが、4価以上8価以下のアルコールと脂肪族モノカルボン酸とのエステル、又は4価以上8価以下のカルボン酸と脂肪族モノアルコールとのエステル、であり、
下記式で示されるトナー中における前記ワックスの結晶化度が72.0%以上である
ことを特徴とするトナー。
結晶化度(%)=(Q1/(Q2×W1))×100
(式中、
Q1は、前記トナーの示差走査熱量分析における、トナー中のワックス起因の吸熱量(J/g)を示す。
Q2は、前記ワックスの示差走査熱量分析における、ワックス単体の吸熱量(J/g)を示す。
W1は、トナーの全質量に対する前記ワックスの含有比率(質量%)を示す。) - 前記ワックスの数平均分子量(Mn)が、900以上3000以下である請求項1に記載のトナー。
- 前記ワックスが、
4価以上8価以下のアルコールと炭素数12以上30以下の脂肪族モノカルボン酸とのエステル、又は
4価以上8価以下のカルボン酸と炭素数12以上30以下の脂肪族モノアルコールとのエステルである請求項1または2に記載のトナー。 - 前記4価以上8価以下のアルコールが、ペンタエリトリトール、ジペンタエリトリトール、又はトリペンタエリトリトールである請求項1〜3いずれか1項に記載のトナー。
- 請求項1〜4いずれか1項に記載のトナーを製造するためのトナーの製造方法であって、
前記製造方法は、下記(i)または(ii)の曝露処理工程を含み、
(i)樹脂及びワックスを含有する曝露処理前のトナー粒子に二酸化炭素を曝露してトナー粒子を得る工程;
(ii)樹脂及びワックスを含有するトナー粒子並びに外添剤を有する曝露処理前のトナーに二酸化炭素を曝露してトナーを得る工程;
前記曝露処理工程の二酸化炭素の温度が10℃以上60℃以下、圧力が1.0MPa以上3.5MPa以下である
ことを特徴とするトナーの製造方法。
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