JP6833057B2 - 空気調和装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

空気調和装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、空気調和装置、制御方法およびプログラムに関するものである。
ルームエアコンなどの空気調和装置は、運転時に負荷を最適に制御して、消費電力を抑えることが求められている。例えば、特許文献1には、熱画像センサが検出した室内の温度分布から、室内に流入出する熱量を計算し、空気調和装置の負荷の制御を最適化する空気調和装置が開示されている。また、特許文献2には、センサで室内の温度と湿度を検知し、検知した温度と湿度から負荷を推定し、推定した負荷に基づいて制御を最適化する空気調和装置が開示されている。
特開2016−8796号公報 特開2009−8390号公報
空気調和装置の運転時における消費電力には、空調空間の温度と湿度とが関わってくる。しかしながら、特許文献1に開示された空気調和装置は、熱画像センサによって空調空間の温度を検出することができるが、湿度を検出することができない。
また、空気調和装置の負荷を正確に求めるためには、空気調和装置の吹出口から吹き出される空気の送風量を、正確に求める必要がある。送風量を正確に求めるためには、空気調和装置の吹出口から吹き出される空気の送風風路の圧力損失を求める必要がある。送風風路の圧力損失は、風向制御板の圧力損失と、熱交換器の圧力損失と、風向制御板及び熱交換器の圧力損失を除いたその他の圧力損失との和である。したがって、送風風路の圧力損失を求めるためには、風向制御板の角度と、フィンの凝縮水による熱交換器の圧力損失を求める必要がある。
しかしながら、特許文献2に開示された空気調和装置においては、風向制御板の角度を検出していない。また、フィンの凝縮水による熱交換器の圧力損失を求めていない。したがって、特許文献2に開示された空気調和装置においては、送風風路の圧力損失を算出することができない。すなわち、送風量を正確に算出することができず、空気調和装置の負荷を正確に推定することができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、運転時の負荷を正確に推定することにより、消費電力を抑えつつ、ユーザの好みに合わせて運転を最適に制御することができる空気調和装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に関わる空気調和装置は、熱交換器と、熱交換器の風上側に配置した風上温度センサ及び風上湿度センサと、熱交換器の風下側に配置した風下温度センサ及び風下湿度センサと、風上温度センサ及び風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、風下温度センサ及び風下湿度センサが検出した風下側の温度と湿度へ空気が変化する際の第1エンタルピーを用いて求められるエンタルピー総量と、風上温度センサ及び風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、ユーザの設定した温度と湿度へ空気が変化する際の第2エンタルピーを用いて求められる熱負荷総量とに基づいて、ユーザの設定した希望時間に、ユーザの設定した温度と湿度へ空調空間内の空気が変化するように運転モードを制御する制御部とを備える。
以上のように、この発明によれば、運転時の負荷を正確に推定することができるため、消費電力を押さえつつ、ユーザの快適性を最大にする空気調和装置、制御方法およびプログラムを得ることができる。
実施の形態1における空気調和装置の構成を示した図 実施の形態1における熱交換器の概要図 実施の形態1における熱交換器のフィンが乾燥している状態を示した図 実施の形態1における熱交換器のフィンに水膜が着いている状態を示した図 実施の形態1における空気調和装置を冷房運転モードで運転し続けた場合の室内の温度の時間変化を示した図 実施の形態1における空気調和装置を冷房運転モードで運転し続けた場合の室内の相対湿度の時間変化を示した図 実施の形態1における空気調和装置を冷房運転モードから再熱除湿モードに切り替えた場合の室内の温度の時間変化を示した図 実施の形態1における空気調和装置を冷房運転モードから再熱除湿モードに切り替えた場合の室内の相対湿度の時間変化を示した図 実施の形態1における自動的に冷房運転モードと再熱除湿モードを切り替えるための制御フローを示した図 実施の形態1における冷房運転モード切替処理のフローチャート 実施の形態1におけるエンタルピー総量計算処理のフローチャート 実施の形態1における熱交換器の風上の温度と湿度から、風下の温度と湿度に変化する空気のエンタルピー変化を求める空気線図 実施の形態1における熱負荷総量計算処理のフローチャート 実施の形態1における熱画像センサが空調空間の熱画像を撮像する図 実施の形態1における現在の温度と湿度から、ユーザの嗜好する温度と湿度に変化する空気のエンタルピー変化を求める空気線図 実施の形態1における最適運転モード切替時間計算処理のフローチャート 実施の形態1における運転モード切替処理のフローチャート 実施の形態2における湿度発生源からの湿度発生量を示した図
実施の形態1.
以下に、本発明品の空気調和装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置1の構成を示した図である。空気調和装置1は、運転時の負荷を正確に推定することにより、消費電力を抑えつつ、ユーザの好みに合わせて運転を最適に制御する機能を備えるものであり、外部から取り込んだ空気を濾過するフィルタ2と、熱交換器3_1、3_2、3_3と、空気の取り込み又は吹き出しを行うファン4と、風向制御板5と、風上温度センサ6及び風上湿度センサ7と、風下温度センサ8及び風下湿度センサ9と、ファン回転センサ10と、熱画像センサ11と、角度検出センサ12と、制御部13と、記憶部14と、リモコン15を備えている。
熱交換器3_1、3_2、3_3を、総称して熱交換器3と称する。熱交換器3は、図2Aに示すように、間隙部を挟んで配置される複数のフィン20と、複数のフィン20を貫く配管21を備えている。配管21には、冷媒が流れている。空気調和装置1の外部から取り込まれた空気は、熱交換器3の風上から風下に向かって複数のフィン20の間隙部を通過する。その際、空気は、配管21に流れる冷媒により冷却される。
複数のフィン20の間隙部を拡大した図を図2B及び図2Cに示す。フィン20の間隙部が、乾燥している状態を、図2Bに示す。フィン20の間を通過する空気の温度が、露点より低くなると、空気中の水蒸気がフィン20上に結露水となって凝縮する。そのため、熱交換器3を通過した空気は湿度が低くなる。空気調和装置1の吹出口からは、湿度が低くなった乾いた空気が吹き出される。
凝縮した結露水は、図2Cに模式的に示すように、フィン20上に水膜22を生成する。水膜22の厚さの変化により、熱交換器3を通過する空気の通過しやすさが変化し、これにより、熱交換器3での圧力損失が変化する。なお、フィン20の表面は、凝縮水が水滴化しやすいように、親水作用の強いコーティング剤で処理されている。水滴化された凝縮水は、空気調和装置1の外部に排出される。
風向制御板5は、上下方向の風向制御を行う上下フラップである。風向制御板5は、ステッピングモータを用いて制御される。
風上温度センサ6と風上湿度センサ7は、熱交換器3_2の風上に配置されるセンサである。風上温度センサ6と風上湿度センサ7は、熱交換器3_2を通過する前の空気の温度と湿度を検出する。風下温度センサ8と風下湿度センサ9は、熱交換器3_2の風下に配置されるセンサである。風下温度センサ8と風下湿度センサ9は、熱交換器3_2を通過した空気の温度と湿度を検出する。
ファン回転センサ10は、ファン4の回転数を読み取るセンサである。例えば、熱画像センサ11は、詳細は後述するが、空調空間の寸法を割り出すための熱画像を撮像するセンサである。角度検出センサ12は、風向制御板5の角度を検出するセンサである。角度検出センサ12は、例えば、風向制御板5を制御するステッピングモータに備えられたロータリーエンコーダが用いられる。
また、風上温度センサ6と、風上湿度センサ7と、風下温度センサ8と、風下湿度センサ9と、角度検出センサ12は、電気配線を用いて空気調和装置1内の電気基板に接続されている。
制御部13は、記憶部14に記憶された各種プログラムを実行し、空気調和装置1の動作を制御する。制御部13には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro processing unit)といった演算装置が用いられる。記憶部14は、制御部13が実行する各種プログラム、各センサの検出結果、空気調和装置1を制御するために必要な各種データを記憶している。記憶部14には、例えば、RAM(Random access memory)、IC(Integrated circuit)メモリといった記憶素子が用いられる。
リモコン15は、空気調和装置1の制御に必要な各種設定データを、ユーザが入力するためのコントローラである。ユーザは、例えば、リモコン15から空気調和装置1へ、ユーザの嗜好する温度と湿度、ユーザの嗜好する温度と湿度に到達する希望時間を設定する。
空気調和装置1を、冷房運転させる場合には、2つの運転モードを用いることができる。ひとつは冷房運転モードであり、もう1つが再熱除湿運転モードである。空気調和装置1は、冷房運転モードと再熱除湿運転モードを、随時切り替えることができる。
まず、空気調和装置1を冷房運転モードだけで冷房運転させた場合における、空調空間内の空気の温度と湿度の関係について、図1、図3A、図3Bを参照して説明する。
冷房運転モードでは、図1に示す熱交換器3を全て、蒸発器として使う。蒸発器の温度は、外部から取り込まれる空気の温度より低く設定されている。したがって、熱交換器3を通過する空気は冷やされる。空気の温度が露点より小さくなると、空気中の水蒸気がフィン20で結露水となって凝縮し、空気の温度と湿度が低下する。
空気調和装置1を冷房運転モードだけで運転した場合における、空調空間内の空気の温度と湿度の関係の一例を、図3A、図3Bに示す。この例では、空気調和装置1の運転開始時刻であるt0において、空調空間内の空気は、温度28度、相対湿度75%である。空気調和装置1の運転開始時刻からt1時間後、温度20度、相対湿度55%となる。すなわち、冷房運転モードでは、空気の温度と湿度が、空気調和装置1の運転時間に伴って、両方低下していく。
次に、空気調和装置1を、冷房運転モードから再熱除湿運転モードに切り替えて冷房運転させた場合における、空調空間内の空気の温度と湿度の関係について、図1、図4A、図4Bを参照して説明する。
再熱除湿モードでは、熱交換器3の一部を、空気を冷やすための蒸発器として用いて、残りの熱交換器を、空気を温めるための凝縮器として用いる。例えば、熱交換器3_1、3_2を蒸発器として用い、熱交換器3_3を凝縮器として用いる。凝縮器の温度は、蒸発器の温度より高く設定する。したがって、凝縮器を通過した空気の温度と湿度は、蒸発器を通過した空気の温度と湿度よりも高くなる。空気調和装置1の吹出口からは、蒸発器を通過した空気と凝縮器を通過した空気を混合した空気が吹き出される。
空調空間内の空気の温度と湿度の関係の一例を、図4A、図4Bに示す。図4A、図4Bにおいて、空気調和装置1は、時刻t0から時刻t1までは冷房運転モードであり、時刻t1から時刻t2までは再熱除湿運転モードである。
空気調和装置1の運転開始時刻であるt0において、温度28度、相対湿度75%であった空気は、時刻からt1に、温度23度、相対湿度55%となる。時刻t0から時刻t1までは冷房運転モードであるため、空気の温度と湿度が両方低下する。時刻t1において、空気調和装置1の運転方法を、室温を維持したまま除湿するように、冷房運転モードから再熱除湿運転モードに切り替えたとする。この場合、時刻t1において、温度23度、相対湿度60%であった空気は、時刻t2において、温度23度、相対湿度55%となる。
このように、再熱除湿運転モードでは、温度を維持したまま、湿度だけを低下させることができる。そのため、再熱除湿運転モードは、冷房運転モードと比較して、温度と湿度の下げ過ぎを抑制することができる。しかしながら、再熱除湿モードは、蒸発器と凝縮器の2つの運転を行うため、消費電力量が冷房運転モードよりも大きくなる。
空気調和装置1を使うユーザの好みは様々であり、例えば、冷房運転モードを用いてより早く温度と湿度を下げたい、消費電力は大きくても良いので再熱除湿運転モードを用いて温度の下げ過ぎを抑制したい、消費電力を抑制しつつより早く温度と湿度を下げたい、というように、多くの可能性が考えられる。
そこで、空気調和装置1を、自動的に冷房運転モードと再熱除湿モードに適切なタイミングで自動的に切り替えて制御することにより、ユーザの好みを反映しつつ、消費電力を抑制できるようにする。
空気調和装置1において、冷房運転モードと再熱除湿モードを自動的に切り替えるための制御フローを、図5に示す。この制御フローは、制御部13が実行する処理である。この制御フローは、リモコン15から、ユーザの嗜好する温度、湿度または、ユーザの嗜好する温度、湿度に到達するまでのユーザの希望時刻が入力された場合に、制御部13において実行される。
制御フローでは、まず、エンタルピー総量計算処理31が、空気調和装置1の冷房運転開始時からのエンタルピー総量を計算する。エンタルピー総量計算処理部31は、風上温度センサ6と風下温度センサ8で検出した温度から、熱交換器3の風上から風下に至るまでの空気の温度変化量を算出する。次に、エンタルピー総量計算処理部31は、風上湿度センサ7と風下湿度センサ9で検出した湿度から、熱交換器3の風上から風下に至るまでの空気の湿度変化量を算出する。エンタルピー総量計算処理部31は、算出した空気の温度変化量及び湿度変化量と、角度検出センサ12で検出した風向制御版5の角度と、ファン回転センサ10で読み取ったファン4の回転数から、空気調和装置1の冷房運転開始時からのエンタルピー総量を計算する。
次に、熱負荷総量計算処理部32が、熱画像センサ11で撮像された空調空間の熱画像を元にして、空調空間内の体積を算出する。また、リモコン15から入力されたユーザの希望時刻までに、現在の室内の温度と湿度が、ユーザの嗜好する温度と湿度に到達するまでに必要なエンタルピー変化量を求める。このエンタルピー変化量と室内の容積から、現在の室内の温度と湿度が、ユーザの嗜好する温度と湿度に到達するまで必要とする熱負荷量を計算する。
最適運転モード切替時間計算処理部34は、エンタルピー総量計算処理部31で算出されたエンタルピー総量と、熱負荷総量計算処理部32で計算された熱負荷総量とに基づいて、冷房運転モードと再熱除湿モードを切り替える運転切替指令を生成する。最後に、運転モード切替処理部35は、最適運転モード切替時間計算処理部34で生成された運転切替指令に基づいて、冷房運転モードと再熱除湿モードを切り替える。
図5に示した制御フローは、冷房運転モード切替処理のプログラムを実行することにより実現される。冷房運転モード切替処理のプログラムは、空気調和装置1の記憶部14に記憶されている。制御部13は、リモコン15から空気調和装置1に、ユーザの嗜好する温度、湿度または、ユーザの嗜好する温度、湿度に到達するまでのユーザの希望時刻が入力された場合に、記憶部14から冷房運転モード切替処理のプログラムを読み出して、実行する。
なお、リモコン15から空気調和装置1に入力されたユーザの嗜好する温度、湿度または、ユーザの嗜好する温度、湿度に到達するまでのユーザの希望時刻は、それぞれユーザの嗜好する温度K_user[℃]と湿度M_user[%]、ユーザが嗜好する温度K_user[℃]、湿度M_user[%]に到達する希望時間Time_user[s]として、記憶部14に記憶される。
冷房運転モード切替処理について、図6から図12を参照して詳細に説明する。図6に示すように、制御部13は、冷房運転モード切替処理を開始すると、まず、エンタルピー総量計算処理を実行する(ステップS101)。エンタルピー総量計算処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
エンタルピー総量計算処理では、まず、風向制御板5の圧力損失と、熱交換器3の圧力損失とに基づいて、送風風路の圧力損失を求める。求めた送風風路の圧力損失を用いて、空気調和装置1の吹出口から吹き出される空気の送風量V[m/min]を算出する。算出した送風量V[m/min]を用いて、顕熱負荷と潜熱負荷を算出する。
制御部13は、冷房運転時間と、熱交換器3の潜熱負荷と、フィン20に付着する凝縮水量の関係を、予め、熱交換器圧力損失データベースにまとめる。この熱交換器圧力損失データベースは、記憶部14に記憶される。
また、制御部13は、開発時における試験データを用いて、ファン4の回転数と、風向制御板5の角度と、風向制御板5での圧力損失との関係における風向制御板圧力損失データベースを、予め作成する。制御部13は、作成した風向制御板圧力損失データベースに、運転状態時における風向制御板5での圧力損失を随時記録する。風向制御板圧力損失データベースは、記憶部14に記憶される。
制御部13は、熱交換器3の圧力損失と風向制御板5での圧力損失との関係を、予め、送風風路圧力損失データベースにまとめる。送風風路圧力損失データベースは、記憶部14に記憶される。
図7に示すように、制御部13は、風上湿度センサ7と風下湿度センサ9で検出した湿度から、熱交換器3の風上から風下に至るまでの空気の湿度変化量を算出する。制御部13は、算出した湿度変化量から、潜熱負荷を算出する。
制御部13は、記憶部14に記憶される熱交換器圧力損失データベースから、算出した潜熱負荷に応じた熱交換器3の圧力損失を割り出し、熱交換器3の圧力損失R熱交換器[(Pa)/(m/min)]として数値化する(ステップS201)。
次に、風向制御板5の圧力損失を求める。制御部13は、ファン回転センサ10からファン4の回転数を取得し、角度検出センサ12から風向制御板5の角度を取得する。制御部13は、記憶部14に記憶された風向制御板圧力損失データベースから、ファン4の回転数と風向制御板5の角度とに応じた風向制御板5の圧力損失を取得する。取得した風向制御板5の圧力損失を、風向制御板5の圧力損失R風向制御板[(Pa)/(m/min)]として数値化する(ステップS202)。
制御部13は、記憶部14に記憶された送風風路圧力損失データベースを読み出し、熱交換器3の圧力損失と、風向制御板5の圧力損失とに応じた送風風路の圧力損失を取得する。取得した送風風路の圧力損失を、送風風路の圧力損失R送風風路[(Pa)/(m/min)]として数値化する(ステップS203)。
次に、送風量V[m/min]を求める。ファン4が発生させる風の静圧ΔP[Pa]と、送風量V[m/min]の関係である静圧特性を、式(1)に示す。a、b、c、dは定数である。

ΔP=aV3+bV2+cV+d (1)
また、送風風路の圧力損失R送風風路[(Pa)/(m/min)]用いて、静圧ΔP[Pa]と、送風量V[m/min]の関係を、式(2)に示す。

ΔP=R送風風路・V (2)
上述の式(1)と式(2)の連立方程式を解いて、送風量V[m/min]を求める(ステップS204)。
制御部13は、風上温度センサ6に熱交換器3の風上の温度K1[℃]を検出させる。制御部13は、風上湿度センサ7に熱交換器3の風上の湿度M1[%]を検出させる。制御部13は、風下温度センサ8に熱交換器3の風下の温度K2[℃]を検出させる。制御部13は、風下湿度センサ9に熱交換器3の風下の湿度M2[%]を検出させる(ステップS205)。
空気は、熱交換器3の風上から風下に至るまでに、(温度K1、湿度M1)から(温度K2、湿度M2)に変化する。ここで、図8に示す空気線図を用いて、単位質量当りの空気が(温度K1、湿度M1)から(温度K2、湿度M2)に変化する際のエンタルピー[J/kg]を算出する。
図8において、空気は、(温度K1、湿度M1)から、露点を経由して(温度K2、湿度M2)に変化する。その際の、比エンタルピーはHである。この比エンタルピーHから、エンタルピー[J/kg]を算出する(ステップS206)。
ステップS206で算出したエンタルピー[J/kg]に、ステップS204で算出した送風量V[m/min]と空気密度ρ[kg]を掛け、単位時間あたりのエンタルピーを算出する(ステップS207)。単位時間あたりのエンタルピーに、空気調和装置1の冷房運転開始時から現在に至るまで時間を掛け、エンタルピー総量を算出する(ステップS208)。
次に、制御部13は、冷房運転モード切替処理の熱負荷総量計算処理実行する(ステップS102)。熱負荷総量計算処理動作について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
熱画像センサ11は、図10に示すように、空調空間40内の熱画像を撮像する(ステップS301)。制御部13は、熱画像センサ11から熱画像を取得する。制御部13は、熱画像から、床面、壁面の境目であるエッジ41を検出する。制御部13は、検出したエッジ41の長さから床面、壁面の寸法を求める。求めた床面、壁面の寸法から空調空間の体積Vroom[m]を算出する。(ステップS302)。
制御部13は、風上温度センサ6と風上湿度センサ7から、現在の熱交換器3の風上の温度K1[℃]と湿度M1[%]とを取得する(ステップS303)。現在の熱交換器3の風上の温度K1[℃]と湿度M1[%]とは、熱交換器3に吸込まれる直前の空気であるので、現在の室内の温度と湿度と見なすことができる。
制御部13は、記憶部14から、リモコン15から空気調和装置1に入力されたユーザの嗜好する温度K_user[℃]と湿度M_user[%]、ユーザが嗜好する温度K_user[℃]、湿度M_user[%]に到達する希望時間Time_user[s]を、取得する(ステップS304)。
制御部13は、現在の室内の(温度K1、湿度M1)からユーザの嗜好する(温度K_user、湿度M_user)まで変化するために必要なエンタルピーを、図11に示す空気線図を用いて算出する。図11において、空気は(温度K1、湿度M1)から、露点を経由して(温度K_user、湿度M_user)に変化する。その際の、比エンタルピーはH2である。制御部13は、この比エンタルピーH2から、エンタルピー[J/kg]を算出する(ステップS305)。
制御部13は、算出したエンタルピーに、ステップS302で算出した空調空間の体積Vroom[m]と、空気密度ρ[kg]を掛け、ユーザの嗜好する温度と湿度に到達するまでに必要な熱負荷の総量である熱負荷総量を計算する(ステップS306)。
制御部13は、冷房運転モード切替処理の最適運転モード切替時間計算処理を実行する(ステップS103)。最適運転モード切替時間計算処理の動作について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。
上述のステップS101のエンタルピー総量計算処理で算出したエンタルピー総量から、空気調和装置1の冷房運転開始時から現在に至るまでのエンタルピーの変化の傾向を求める。求めたエンタルピーの変化の傾向に基づいて、現在の運転モードを続けた場合に、現在からユーザの希望時間までに処理できるエンタルピーの総量であるエンタルピー処理総量を算出する(ステップS401)。算出したエンタルピー処理総量が、ユーザの希望時間までの熱負荷総量より下回る場合には(ステップS402;YES)、ユーザの希望時間までにユーザが嗜好する温度と湿度を得ることができない。そのため、運転切替指令として「冷房運転モードで運転する」を生成する(ステップS403)。空気調和装置1を冷房運転モードで運転することにより、熱交換器3の温度を下げる、ファン4の風量を上げるといった冷房運転が行われるため、ユーザの希望時間までにユーザの嗜好する温度と湿度が得られるようになる。
算出したエンタルピー処理総量が、ユーザの希望時間までの熱負荷総量より上回る場合には(ステップS402;NO)、ユーザの希望時間よりも前にユーザが嗜好する温度と湿度が得られる。そのため、運転切替指令として「再熱除湿モードで運転する」を生成する(ステップS404)。空気調和装置1は、再熱除湿モードで運転されることにより、室内の温度と湿度の低下を抑えることができるため、ユーザの希望時間に合わせて、ユーザが嗜好する温度と湿度が得られるようにすることができる。
制御部13は、冷房運転モード切替処理の運転モード切替処理を実行する(ステップS104)。運転モード切替処理の動作について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
制御部13は、上述のステップS103の最適運転モード切替時間計算処理で生成した運転指令を取得する(ステップS501)。制御部13は、取得した運転指令が「冷房運転モードで運転する」であれば(ステップS502;YES)、空気調和装置1を冷房運転モードで運転する(ステップS503)。制御部13は、取得した運転指令が「冷房運転モードで運転する」でなければ(ステップS502;NO)、空気調和装置1を再熱除湿モードで運転する(ステップS504)。
以上のように、実施の形態1においては、風上温度センサ6と風上湿度センサ7が検出した熱交換器3の風上の温度と湿度と、風下温度センサ8と風下湿度センサ9が検出した熱交換器3の風下の温度と湿度に基づいて求めた現在からユーザの希望時間までに処理できるエンタルピー総量と、現在の温度と湿度からユーザの嗜好する温度と湿度に到達するまでに必要とする熱負荷総量とを比較することで、ユーザの希望時間に合わせて、現在の温度と湿度から、ユーザの嗜好する温度と湿度に到達するように、自動的に冷房運転モードと再熱除湿モードを切り替えることができる。
(変形例1)
実施の形態1では、熱画像センサ11が撮像した空調空間40の室内の熱画像から室内の寸法を割り出しているが、熱画像センサ11の代わりに画像センサを用いてもよい。この場合、図9に示す、熱負荷総量計算処理のステップS301〜S302において、熱画像センサ11の代わりに、画像センサを用いる。
(変形例2)
実施の形態1では、風下温度センサ8と風下湿度センサ9を、熱交換器3_2の風下に配置しているが、風向制御板5に配置してもよい。風向制御板5には、空気調和装置1の吹出口から吹き出される空気が直接当たる。そのため、風下温度センサ8と風下湿度センサ9は、空調空間40内に吹き出される直前の空気の温度と湿度を検出することができ、エンタルピー総量計算処理の計算精度を高めることができる。
実施の形態2.
制御部13は、熱画像センサ11または画像センサが撮像した画像から、パターン認識することで洗濯中の衣服、調理中の鍋といった湿度発生源を特定することができる。制御部13は、衣服、調理中の鍋といった湿度発生源についての教師付き学習データを用意し、サポートベクターマシン、ニューラルネットワークといった機械学習を用いてデータを学習することで、パターン認識ができるようになる。制御部13が学習した結果は、記憶部14に記憶される。制御部13は、記憶部14から学習した結果を読み出して、パターン認識を行う。
図14に、湿度発生源からの湿度発生量のデータベース示す。このデータベースを用いて、湿度発生源からの湿度発生量を算出することができる。算出した湿度発生量から、室内の湿度の単位時間あたりの変化量を推定できる。
制御部13は、熱負荷総量計算処理のステップS305において、室内の湿度の単位時間あたりの変化量を用いて、現在からユーザの希望時間までの温度の変化量を算出する。制御部13は、算出した湿度の変化量に基づいてエンタルピーを求める。制御部13は、求めたエンタルピーを、現在の室内の(温度K1、湿度M1)からユーザの嗜好する(温度K_user、湿度M_user)まで変化するために必要なエンタルピーに加える。これにより、熱負荷総量計算処理で求める熱負荷総量の精度を高めることができる。
実施の形態3.
制御部13は、熱画像センサ11、画像センサで撮像した画像からパターン認識をすることで、空調空間40の扉や窓を特定することができる。ユーザが、室外の天候情報をインターネット、新聞、テレビといったものから入手し、空気調和装置1に手動で入力する。これにより、空気調和装置1は、外気の温度と湿度を得ることができる。
制御部13は、窓と扉と床の寸法、窓と扉の開閉回数をカウントする。制御部13は、換気量を計算する換気量計算処理を実装する。換気量計算処理は、外気の温度と湿度を反映することで、窓と扉の開閉によって空調空間40が換気されることにより、空調空間40に入る室外からの温度と湿度の単位時間あたりの流入出量を推定することができる。
制御部13は、熱負荷総量計算処理のステップS305において、換気量計算処理で推定した単位時間あたりの温度と湿度との流入出量を用いて、現在からユーザの希望時間までの温度と湿度の流入出量を算出する。制御部13は、算出した温度と湿度の流入出量に基づいてエンタルピーを求める。制御部13は、求めたエンタルピーを、現在の室内の(温度K1、湿度M1)からユーザの嗜好する(温度K_user、湿度M_user)まで変化するために必要なエンタルピーに加える。
これにより、熱負荷総量計算処理が算出する熱負荷総の精度を上げることができる。
上記の各実施の形態において、冷房運転モード切替処理のプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク(Magneto−Optical Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD(Hard disk drive)といったコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、このように配布した冷房運転モード切替処理のプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記の各実施の形態における制御部13として機能させることも可能である。
また、冷房運転モード切替処理のプログラムを、インターネットといったネットワーク上のサーバが有する各種コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納しておき、サーバからコンピュータに冷房運転モード切替処理のプログラムがダウンロードされるようにしてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、空気調和装置、制御方法およびプログラムに好適に利用することができる。
1 空気調和装置、2 フィルタ、3 熱交換器、4 ファン、5 風向制御板、6 風上温度センサ、7 風上湿度センサ、8 風下温度センサ、9 風下湿度センサ、10 ファン回転センサ、11 熱画像センサ、12 角度検出センサ、13 制御部、14 記憶部、15 リモコン、20 フィン、21 配管、22 水膜、31 エンタルピー総量計算処理部、32 熱負荷総量計算処理部、34 最適運転モード切替時間計算処理部、35 運転モード切替処理部、40 空調空間、41 エッジ。

Claims (8)

  1. 熱交換器と、
    前記熱交換器の風上側に配置した風上温度センサ及び風上湿度センサと、
    前記熱交換器の風下側に配置した風下温度センサ及び風下湿度センサと、
    前記風上温度センサ及び前記風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、前記風下温度センサ及び前記風下湿度センサが検出した風下側の温度と湿度へ空気が変化する際の第1エンタルピーを用いて求められるエンタルピー総量と、前記風上温度センサ及び前記風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、ユーザの設定した温度と湿度へ空気が変化する際の第2エンタルピーを用いて求められる熱負荷総量とに基づいて、ユーザの設定した希望時間に、前記ユーザの設定した温度と湿度へ空調空間内の空気が変化するように運転モードを制御する制御部と、を備える空気調和装置。
  2. 前記制御部は、送風量と、空気密度と、前記第1エンタルピーとから単位時間あたりのエンタルピーを求め、前記単位時間あたりのエンタルピーから前記空気調和装置の運転開始時から現在までのエンタルピーの総量である前記エンタルピー総量を求める請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記空気調和装置は、前記空調空間内を撮像する撮像手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記撮像手段で撮像した空調空間内の画像から空調空間の体積を算出し、前記体積と空気密度と前記第2エンタルピーとから前記熱負荷総量を求める請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記制御部は、前記撮像手段で撮像した画像から、パターン認識によって前記空調空間内の湿度発生源を特定し、前記特定した湿度発生源に基づいて求められる湿度の変化量から、湿度の変化量のエンタルピーを求め、求めた前記湿度の変化量のエンタルピーを、前記熱負荷総量に加える請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記運転モードは、冷房運転モードと再熱除湿運転モードであって、
    前記制御部は、前記エンタルピー総量からエンタルピーの変化の傾向を求め、前記傾向に基づいて現在の運転モードを続けた場合にユーザの希望時間までに処理できるエンタルピー処理総量を算出し、前記エンタルピー処理総量が前記熱負荷総量を下回る場合には前記運転モードを前記冷房運転モードに切り替えるように制御し、前記エンタルピー処理総量が前記熱負荷総量を上回る場合には前記運転モードを前記再熱除湿運転モードに切り替えるように制御する請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御部は、外部から入手した天候の情報から外気の温度と湿度を取得し、換気によって室内に流入出する室外からの温度と湿度の流入出量を推定し、推定した前記温度と湿度の流入出量から、流入出量のエンタルピーを求め、求めた前記流入出量のエンタルピーを、前記熱負荷総量に加える請求項1から5のいずれか1項に記載の空気調和装置。
  7. 熱交換器と、前記熱交換器の風上側に配置した風上温度センサ及び風上湿度センサと、前記熱交換器の風下側に配置した風下温度センサ及び風下湿度センサとを備える空気調和装置を制御する制御方法であって、
    前記風上温度センサ及び前記風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、前記風下温度センサ及び前記風下湿度センサが検出した風下側の温度と湿度へ空気が変化する際の第1エンタルピーを用いてエンタルピー総量を求め、
    前記風上温度センサ及び前記風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、ユーザの設定した温度と湿度へ空気が変化する際の第2エンタルピーを用いて熱負荷総量を求め、
    前記エンタルピー総量と前記熱負荷総量とに基づいて、ユーザの設定した希望時間に、前記ユーザの設定した温度と湿度へ空調空間内の空気が変化するように運転モードを制御する制御方法。
  8. 空気調和装置を制御する手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    風上温度センサ及び風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、風下温度センサ及び風下湿度センサが検出した風下側の温度と湿度へ空気が変化する際の第1エンタルピーを用いてエンタルピー総量を求める処理、
    前記風上温度センサ及び前記風上湿度センサが検出した風上側の温度と湿度から、ユーザの設定した温度と湿度へ空気が変化する際の第2エンタルピーを用いて熱負荷総量を求める処理、
    前記エンタルピー総量と前記熱負荷総量とに基づいて、ユーザの設定した希望時間に、前記ユーザの設定した温度と湿度へ空調空間内の空気が変化するように運転モードを制御する処理、
    を実行させるプログラム。
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