JP5832359B2 - 室内環境制御システムおよび空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内環境制御システムに関する。
従来、ユーザーの睡眠時において室内の空調を快適に制御する技術が開発されている。例えば、おやすみモード付空気調和機は、おやすみモードの動作時間や空気調和機の吸い込み温度(空気調和機の本体周辺の温度)に応じて室内の空調をコントロールしている。
また、下記特許文献1、2では、ユーザーの睡眠状態を判定し、その睡眠状態に応じて空調制御を行う場合に、体動の大きさと回数を利用して睡眠状態の判定を行い、睡眠深度が深い場合に空調機を止めて省エネを図る技術が開示されている。また、下記特許文献3では、ユーザーの顔を焦電センサーと赤外線センサーで追従し、顔の表面温度から快適性を判断する空気調和機についての技術が開示されている。
特開2010−133692号公報 特開2007−132558号公報 特開平2−157551号公報
しかしながら、上記特許文献1、2では、最初にセンシングした体動情報をもとに空調制御を行う。そのため、ユーザーの寝ている位置が寝返り等で変わった場合または同室に複数人が寝ていた場合等の就寝者の快適性までは考慮されていない、という問題があった。また、上記特許文献3では、顔を可視画像と赤外線センサーで追従し、その表面温度から快適性を判断する方法では、ユーザーの着衣量、活動量、末端温度が判断できないため、リラックス状態であるのか、転寝状態であるのか判断できない。また、分解能が粗い場合、顔と背景空間の平均温度が出力されるため、顔の位置を正確に判断できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、就寝者に快適な睡眠環境を提供可能な室内環境制御システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、就寝者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、現在までに取得した前記生体情報を所定の個数用いて就寝者の位置を判定し、就寝者の位置情報を得る検知位置判定手段と、前記生体情報が取得される都度、所定の期間における前記生体情報の推移から就寝者の睡眠状態を判定する睡眠状態判定手段と、前記位置情報および前記睡眠状態に基づいて、室内環境制御機器を制御する機器制御手段と、を備え、時間によって変化する生体情報に応じて室内環境の制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、就寝者に快適な睡眠環境を提供できる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る室内環境制御システムの室内設置例を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る室内環境制御システムの構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1における室内環境制御システムの空調制御動作を示すフローチャートである。 図4は、検知位置判定部における位置検出方法を示す図である。 図5は、生体情報取得部におけるセンシング対象範囲を示す図である。 図6は、生体情報取得部におけるセンシング対象範囲を変更する様子を示す図である。 図7は、睡眠状態判定部における睡眠深度の判定方法を示す図である。 図8は、睡眠状態判定部における睡眠深度の判定方法を示す図である。 図9は、空気調和機に対する設定目標値テーブルの一例を示す図である。 図10は、実施の形態2に係る室内環境制御システムの構成例を示す図である。 図11は、実施の形態2における室内環境制御システムの空調制御動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る室内環境制御システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る室内環境制御システムの室内設置例を示す図である。図1に示すように、室内環境制御システムは、室内環境制御機器である空気調和機10に内蔵されているシステムであり、就寝中の人である就寝者1、2の生体情報(体動情報)を、空気調和機10に備えられた生態情報取得部21より取得して空気調和機10の制御を行う。ここでは、室内環境制御機器として空気調和機10を例に説明する。
図2は、本実施の形態に係る室内環境制御システムの構成例を示す図である。室内環境制御システム20は、生体センサーにより就寝者の生体情報を検出(センシング)する生体情報取得部21と、生体情報取得部21と接続され、検出された生体情報を元に、就寝者の適切な位置を生体情報取得部21におけるセンシングの都度判定する検知位置判定部22と、睡眠状態の判定方法を制御する制御変更部23と、生体情報取得部21と接続され、検出された生体情報を元に、睡眠状態を判定する睡眠状態判定部24と、それぞれの判定部からの情報を元に、空気調和機10の設定温度および設定湿度を変更する機器制御部25と、を備える。なお、図2では本実施の形態に係る要部の構成のみを示しており、送風ファンや冷凍サイクルといった空気調和機10に通常備わる各種構成部についての図示は省略している。
生体情報取得部21は、就寝者の睡眠状態に合わせて変化する生体情報を取得するセンサーであればよく、例えば、図1に示すように空気調和機10の前部に設置されたセンサーの場合、カメラ、ドップラレーダセンサー、サーモパイルセンサー、焦電センサー、または輻射センサーといった就寝者に非接触で取得できるセンサーがある。また、生体情報取得部21としては、就寝者に直接接触させることでその生体情報を取得するセンサー(例えば、脈拍計や脳波計)や、寝具の下に敷設し、体動時の圧力変化によって生体情報を取得するセンサー(例えば、圧電センサーや振動センサー)であってもよい。生体情報取得部21は、就寝者の生体情報(体動情報)を検知し、その生体情報を示す生体情報(体動の有無)を検知位置判定部22および睡眠状態判定部24に出力する。出力するタイミングとしては、生体情報取得部21は、所定時間T1秒(例えば、30秒)毎に1度就寝者の生体情報を検知し、検知した生体情報を検知位置判定部22および睡眠状態判定部24に出力する。
検知位置判定部22は、生体情報取得部21がある所定時間T1秒毎にn回センシングした生体情報を用いて、規定された回数(所定の個数)の生体情報の差分または相関値より就寝者の位置を判定し、就寝者の位置情報を機器制御部25に出力する。
睡眠状態判定部24は、生体情報取得部21が出力した生体情報より、就寝者の睡眠状態を判定する。睡眠状態判定部24は、例えば、ある一定の期間t1間に体動がなかった場合に睡眠が深い(深睡眠)と判断し、ある一定の期間t2間に体動を検知した場合に睡眠が浅い(浅睡眠)と判断する。
機器制御部25は、検知位置判定部22が判定した就寝者の位置情報、および睡眠状態判定部24が判定した就寝者の睡眠深度に応じて、室内環境の目標値(温度や湿度、風向、風量など)を設定し、空気調和機10の噴出し温度や加湿・除湿、室外圧縮機の回転数などを制御し、室内の温湿度が目標値になるよう環境を構築する。
なお、各ブロックはマイクロコンピュータを含む電子回路で処理され、室内環境制御システム全体を制御する。
つづいて、室内環境制御システム20の空調制御動作について説明する。図3は、本実施の形態における室内環境制御システム20の空調制御動作を示すフローチャートである。
まず、空気調和機10の動作開始により室内環境制御システム20が起動されると、生体情報取得部21が、就寝者の生体情報(例えば、体動情報)を検出して取得する(ステップS11)。生体情報取得部21は、生体情報を検知位置判定部22および睡眠状態判定部24に出力する(ステップS12)。
検知位置判定部22は、生体情報取得部21においてある一定期間T間にn回センシング(生体情報検出)して得られた生体情報に基づいて、例えば、n回目と(n−1)回目の差分または相関値をとり就寝者の位置補正を行うことにより、空調対象者の人数および位置を都度正確に判定し、得られた位置情報を機器制御部25に出力する(ステップS13)。図4は、検知位置判定部22における位置検出方法を示す図である。検知位置判定部22は、例えば、位置検出対象のエリアを小さいエリアに細分化し、生体情報が検出された位置に就寝者がいると判定することができる。なお、一例として、n回目と(n−1)回目の差分または相関値をとる場合をあげたが、これに限定するものではない。検知位置判定部22は、生体情報取得部21で検出された複数個の生体情報を用いて差分または相関値をとり就寝者の位置補正を行うようにしてもよい。
なお、生体情報取得部21においてセンシングする対象範囲は一定ではなく、対象範囲の大きさを変更してもよい。図5は、生体情報取得部21におけるセンシング対象範囲を示す図である。就寝者がいる場所に対して生体情報取得部21のセンシング対象範囲が大きい場合、生体情報取得部21では、就寝者の体動を相対的に小さく判定してしまい、生体情報がノイズに埋もれてしまうおそれがある。そのため、室内環境制御システム20では、生体情報取得部21は、センシングの対象範囲の大きさをいくつかのパターンでn回センシングし、検知位置判定部22は、それぞれのパターンで分割判定し、反応(体動)のある部分のみを残して就寝者の位置を正確に判定するようにしてもよい。分割判定とは、n回センシングした各パターンの相関値をとる(ノイズフィルタあり)ことを示す。
図6は、生体情報取得部21におけるセンシング対象範囲を変更する様子を示す図である。例えば、生体情報取得部21は、反応(体動)のない部分を少しずつセンシング対象範囲から除外していくことにより、就寝者のいる範囲のみをセンシング対象範囲にすることができる。このようにして生体情報取得部21が得た生体情報を用いることにより、検知位置判定部22は、センシング対象範囲が一定の場合と比較して、さらに、空調対象者の人数および位置を都度正確に判定することができる。なお、センシング対象範囲を小さくした場合、就寝者が寝返りすることによって移動してしまい、就寝者がセンシング対象範囲から外れてしまうことが予想される。そのため、生体情報取得部21では、例えば、時間毎(所定の回数センシングする毎)に再度いくつかのパターンでセンシングし、分割判定してもよい。すなわち、センシング対象範囲を小さい状態で継続せずに、所定の回数センシングする毎にセンシング対象範囲を拡大する。
睡眠状態判定部24は、得られた生体情報に基づいて、就寝者の睡眠深度の判定を行う(ステップS14)。ここで、睡眠状態判定部24における睡眠深度の判定について説明する。図7は、睡眠状態判定部24における睡眠深度の判定方法を示す図である。睡眠状態判定部24は、図7に示すように、例えば、ある一定期間t1の間体動がなかった場合を「深睡眠」と判定し(ステップS14:深睡眠)、判定の結果として睡眠深度(深睡眠)を機器制御部25に出力する(ステップS15)。また、睡眠状態判定部24は、ある一定の期間t2の間体動を検知した場合を「浅睡眠」と判定し(ステップS14:浅睡眠)、判定の結果として睡眠深度(浅睡眠)を機器制御部25に出力する(ステップS16)。このような判定方法をリアルタイム制御とする。
また、睡眠状態判定部24における他の睡眠深度の判定について説明する。図8は、睡眠状態判定部24における睡眠深度の判定方法を示す図である。睡眠状態判定部24は、図8に示すように、例えば、ある一定期間t3の間に無体動状態をカウントしてその回数を積算し、ある一定回数の無体動状態がカウントされた場合を「深睡眠」と判定し(ステップS14:深睡眠)、判定の結果として睡眠深度(深睡眠)を機器制御部25に出力する(ステップS15)。また、睡眠状態判定部24は、ある一定の期間の無体動回数があらかじめ決められた任意の回数以下の場合を「浅睡眠」と判定し(ステップS14:浅睡眠)、判定の結果として睡眠深度(浅睡眠)を機器制御部25に出力する(ステップS16)。このような判定方法を無体動回数カウント制御とする。室内環境制御システム20では、制御変更部23が、これらの判定方法の変更を制御する。
機器制御部25は、検知位置判定部22から受け取った位置情報で示された就寝者の位置に対して、睡眠状態判定部24から受け取った睡眠状態の判定結果(「浅睡眠」または「深睡眠」)に応じて、空気調和機10の目標値を設定し、室内環境が目標値になるよう空気調和機10の噴出し温度や風向・風量・室外圧縮機の回転数などを制御する(ステップS17)。
図9は、空気調和機10に対する設定目標値テーブルの一例を示す図である。機器制御部25は、図9に示すような省エネ性と快適性を考慮して設定された目標値テーブルを保持しており、睡眠状態判定部24が浅睡眠と判定した場合、図9に示す設定目標値テーブルより、「目標温度:26.0℃」「目標湿度:45.0%」「風向き:上向き」「人感:風除け」「圧縮機駆動:高速」といった目標値になるように空気調和機10を制御する。また、機器制御部25は、睡眠状態判定部24が深睡眠と判定した場合、図9に示す設定目標値テーブルより、「目標温度:28.0℃」「目標湿度:50.0%」「風向き:上向き」「人感:風除け」「圧縮機駆動:低速」といった目標値になるように空気調和機10を制御する。なお、これらの設定値は一例であり、これに限定するものではない。例えば、深睡眠時に目標温度27.0℃にしたり、浅睡眠時に目標湿度を40.0%にしたり、個人の嗜好・設置環境により不快にならない範囲内で変更可能であるものとする。
以後、室内環境制御システム20では、制御終了時点まで上記の動作を繰り返し実行する。このとき、例えば、複数の就寝者が同室(室内環境制御対象の室内)で寝ていた場合も、検知位置判定部22が、各人の位置を検知して機器制御部25へ出力し、機器制御部25が、各人の睡眠深度に応じて、例えば、個別に風を吹き分ける制御を行う等、それぞれの睡眠状態に合った空調環境を提供する。
なお、検知位置判定部22で就寝者の位置を検知(ステップS13)後に、睡眠状態判定部24で睡眠状態を判定(ステップS14)しているが、処理の順番はこれに限定するものではない。睡眠状態判定部24の睡眠状態判定を先にしてもよいし、検知位置判定部22および睡眠状態判定部24で並行して処理を行ってもよい。
また、一般的に就寝者においては、睡眠初期および起床が近い睡眠後期にて浅睡眠と深睡眠の移り変わる周期が違う(後期の方が、移り変わりが速くなる)ことに着目し、睡眠状態判定部24は、制御変更部23の制御により、比較的移り変わりが安定している睡眠初期は無体動回数カウント制御を使用し、睡眠後期はリアルタイム制御を使用して睡眠深度を判定する等、睡眠深度を判定する制御を任意に変更できることを特徴とする。
このように、室内環境制御システム20では、就寝者の生体情報(体動情報)を元に睡眠深度に応じた室内環境を作り出すことができ、一定期間センシングした体動情報の差分または相関をとることで、より最適な位置を割り出し、リアルタイムに睡眠深度を判定し、室内環境の追従性を向上することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、室内環境制御システム20では、生体情報取得部21が取得した生体情報に対し、検知位置判定部22が就寝者の位置を都度正確に判定し、睡眠状態判定部24がリアルタイムに睡眠深度の判定を行い、機器制御部25が室内環境の制御を行うことにより、就寝者の睡眠中の体の状態に合った室内環境を作り出すことが可能である。また、常時取得した生体情報に対し、毎回の差分または相関値をとり就寝者の位置補正を行うことにより、従来と比較して、最適な人の位置を把握して空調制御を行うことで、快適な睡眠環境を提供することが可能になる。
実施の形態2.
本実施の形態では、空調管理装置を備えた室内環境制御システムについて説明する。実施の形態1と異なる部分について説明する。
図10は、本実施の形態に係る室内環境制御システムの構成例を示す図である。室内環境制御システム20aは、手元リモコンまたは集中管理装置等の外部入力手段である空調管理装置30と、空気調和機10に内蔵された室内環境制御装置40と、を備える。なお、図10では本実施の形態に係る要部の構成のみを示しており、送風ファンや冷凍サイクルといった空気調和機10に通常備わる各種構成部についての図示は省略している。
空調管理装置30は、任意の時刻に任意の空調制御を行うためのスケジュール機能が備わっており、ユーザーが所望の室内環境状態、運転操作およびスケジュールを設定する運転操作設定部31と、設定された内容を記憶する記憶部32と、時刻を認識する時計部33と、記憶部32に記憶されている設定を室内環境制御装置40側へ送信する制御を行う制御部34と、室内環境制御装置40側へ設定内容の送信を行う送受信部35と、を備える。
室内環境制御装置40は、生体情報取得部21と、検知位置判定部22と、起床時刻の判定方法を制御する制御変更部23aと、生体情報取得部21と接続され、検出された生体情報を元に、就寝者の起床時刻を推定する起床時刻推定部26と、それぞれの判定部からの情報を元に、空気調和機10の設定温度および設定湿度を変更する機器制御部25aと、を備える。
つづいて、室内環境制御システム20aの空調制御動作について説明する。図11は、本実施の形態における室内環境制御システム20aの空調制御動作を示すフローチャートである。
まず、空気調和機10の動作開始後、ユーザーが、例えば、手元リモコンまたは集中管理装置等の空調管理装置30より、運転操作設定部31を介して起床時における所望の室内環境状態の設定を行う(ステップS21)。本実施の形態での設定内容としては、従来から備わっている、例えば、空気調和機10の発停(運転開始または停止)、運転モード、設定温度、操作禁止設定等を設定する。運転操作設定部31は、設定された内容(室内環境状態)を記憶部32に記憶する。空調管理装置30では、制御部34が、記憶部32に設定された室内環境状態を、送受信部35経由で室内環境制御装置40側へ送信する。
つぎに、室内環境制御装置40では、生体情報取得部21が、就寝者の生体情報を検出して取得する(ステップS22)。生体情報取得部21は、生体情報を検知位置判定部22および起床時刻推定部26に出力する(ステップS23)。
検知位置判定部22は、生体情報取得部21においてある一定期間T間にn回センシング(生体情報取得)して得られた生体情報に基づいて、例えばn回目と(n−1)回目の差分または相関値をとり就寝者の位置補正を行うことにより、空調対象者の人数および位置を都度正確に判定し、得られた位置情報を機器制御部25に出力する(ステップS24)。具体的な位置検出方法は、実施の形態1と同様である。
起床時刻推定部26は、得られた生体情報に基づいて、就寝者の起床時刻の推定を行う。起床時刻を推定する方法としては、例えば、起床時刻推定部26は、生体情報取得部21より得られた就寝者の体動情報を元に、睡眠深度を判定し、複数回判定した就寝者の睡眠深度の浅い/深いの比率によって起床時刻を推定する。睡眠深度を判定する方法については、実施の形態1における睡眠状態判定部24と同様の方法でよい。また、起床時刻を推定する他の方法として、起床時刻推定部26は、生体情報取得部21より得られた就寝者の体動情報を用いて就寝者の起床時の体動情報を学習し、起床時の体動を検知することで起床時刻を推定する。起床時刻推定部26は、推定した起床時刻(推定起床時刻)を機器制御部25aに出力する(ステップS25)。
機器制御部25aは、検知位置判定部22から受け取った位置情報で示された就寝者の位置に対して、起床時刻推定部26から受け取った推定起床時刻において、ユーザーが設定した空調環境状態(空調管理装置30側から受け取った所望の室内環境状態)になるように空気調和機10の噴出し温度や風向・風量・室外圧縮機の回転数などを制御する(ステップS26)。
以後、室内環境制御システム20aでは、制御終了時点まで上記の動作を繰り返し実行する。
なお、検知位置判定部22で就寝者の位置を検知(ステップS24)後に、起床時刻推定部26で起床時刻を推定(ステップS25)しているが、処理の順番はこれに限定するものではない。起床時刻推定部26で起床時刻の推定を先にしてもよいし、検知位置判定部22および起床時刻推定部26で並行して処理を行ってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、空調管理装置30および室内環境制御装置40から室内環境制御システム20aが構成される場合に、室内環境制御装置40は推定起床時刻において、空調管理装置30側で設定された室内環境状態になるように室内環境の制御を行うこととした。この場合においても、実施の形態1と同様の効果を得ることが可能である。
以上のように、本発明に係る室内環境制御システムは、室内環境の制御に有用であり、特に、就寝者に対する室内環境の制御に適している。
10 空気調和機
20、20a 室内環境制御システム
21 生体情報取得部
22 検知位置判定部
23、23a 制御変更部
24 睡眠状態判定部
25、25a 機器制御部
26 起床時刻推定部
30 空調管理装置
31 運転操作設定部
32 記憶部
33 時計部
34 制御部
35 送受信部
40 室内環境制御装置

Claims (12)

  1. 就寝者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    現在までに取得した前記生体情報を所定の個数用いて就寝者の位置を判定し、就寝者の位置情報を得る検知位置判定手段と、
    前記生体情報が取得される都度、所定の期間における前記生体情報の推移から就寝者の睡眠状態を判定する睡眠状態判定手段と、
    前記位置情報および前記睡眠状態に基づいて、室内環境制御機器を制御する機器制御手段と、
    前記睡眠状態判定手段における睡眠状態の判定方法を変更する制御変更手段と、
    を備え、
    時間によって変化する生体情報に応じて室内環境の制御を行うことを特徴とする室内環境制御システム。
  2. 前記生体情報が就寝者の体動を示す体動情報である場合、
    前記睡眠状態判定手段は、就寝者の体動有りの状態または就寝者の体動無しの状態が前記所定の期間継続した場合に睡眠状態を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の室内環境制御システム。
  3. 前記生体情報が就寝者の体動を示す体動情報である場合、
    前記睡眠状態判定手段は、前記所定の期間における就寝者の無体動状態をカウントし、積算された無体動状態の回数に基づいて睡眠状態を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の室内環境制御システム。
  4. 記制御変更手段は、いずれか一方の判定方法とする、または前記睡眠状態判定手段が睡眠状態の判定を継続中に一方の判定方法から他方の判定方法に切り替える、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の室内環境制御システム。
  5. 室内環境制御対象の室内に複数人が就寝している場合、
    前記睡眠状態判定手段は、前記生体情報取得手段から取得した各人の生体情報から各人の睡眠深度を判定し、
    前記機器制御手段は、前記各人の睡眠深度に基づいて、室内環境制御機器を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の室内環境制御システム。
  6. ユーザーが所望の室内環境状態を設定する空調管理装置と、
    就寝者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記生体情報を所定の個数用いて就寝者の位置を判定し、就寝者の位置情報を得る検知位置判定手段と、
    前記生体情報を用いて就寝者の起床時刻を推定し、推定起床時刻を得る起床時刻推定手段と、
    前記位置情報および前記推定起床時刻に基づいて、前記所望の室内環境状態になるように前記室内環境制御機器を制御する機器制御手段と、
    前記起床時刻推定手段における起床時刻の判定方法を変更する制御変更手段と、
    を備え、
    時間によって変化する生体情報に応じて室内環境の制御を行うことを特徴とする室内環境制御システム。
  7. 前記起床時刻推定手段は、所定の期間における前記生体情報の推移から就寝者の睡眠状態を判定し、複数回判定した就寝者の睡眠深度の浅い/深いの比率によって起床時刻を推定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の室内環境制御システム。
  8. 前記検知位置判定手段は、前記生体情報取得手段が規定された期間に取得した所定の個数の生体情報の差分から室内環境制御対象に在室の人数を判定し、それぞれの人の位置を前記生体情報取得手段から生体情報を取得する都度補正する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の室内環境制御システム。
  9. 前記検知位置判定手段は、前記生体情報取得手段が規定された期間に取得した所定の個数の生体情報の相関値から室内環境制御対象に在室の人数を判定し、それぞれの人の位置を前記生体情報取得手段から生体情報を取得する都度補正する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の室内環境制御システム。
  10. 前記生体情報取得手段は、前回取得した就寝者の生体情報において反応の無い範囲がある場合、次回就寝者の生体情報を取得する対象範囲を、前回の対象範囲から前記反応の無い範囲を除外して前回よりも小さい対象範囲とし、
    前記検知位置判定手段は、前記生体情報取得手段が取得した生体情報から相関値を求める、
    ことを特徴とする請求項9に記載の室内環境制御システム。
  11. 前記生体情報取得手段は、所定の回数生体情報を取得した後、次回就寝者の生体情報を取得する対象範囲を前回よりも大きい対象範囲とする、
    ことを特徴とする請求項10に記載の室内環境制御システム。
  12. 請求項1〜11に記載の室内環境制御システムを備えた空気調和機。
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