JP6832516B2 - 充電回路及び電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、充電可能な二次電池を充電する充電回路及びそれを備えた電子機器に関する。
特許文献1は、二次電池を充電する充電回路と、複数の電流値のいずれかの電流値を設定電流値として設定可能な電流値設定手段と、該充電回路に流れる充電電流が該電流値設定手段によって設定された設定電流値になるように制御するための電流制御手段と、該二次電池の電圧である電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、を備える充電装置を開示する。その充電装置において、電流値設定手段は、電池電圧が複数設けられた閾値のうち第1の閾値以上となった場合に、設定電流値を電池電圧が第1の閾値以上となる直前に設定されていた第1の電流値よりも小さい第2の電流値に設定すると共に、閾値を第1の閾値より大きい第2の閾値に設定する。この構成により、充電時間の短縮と充電回路及び二次電池の長寿命化の両立を実現している。
特開2015−146663号公報
二次電池に対して効率良く充電を行うためには、二次電池の種類毎に好適な充電制御を行う必要があり、このため、従来、二次電池の種類毎に充電回路を設計する必要があり、開発コストがかかっていた。
本開示は、二次電池に対する充電回路であって、開発コストの増大を抑制する充電回路を提供する。
本開示の一態様において、二次電池に対する充電を行う充電回路が提供される。充電回路は、二次電池を充電するための電力を入力する電源入力部と、充電回路に備えられた第1抵抗及び第2抵抗を用いて二次電池の定格容量に対応する値を検し、当該検出された値に基づいて二次電池の定格容量を取得する制御回路と、二次電池の電圧を検出する電圧検出部と、二次電池の定格容量毎に二次電池の電圧に対する充電電流を規定する電流設定テーブルを格納した記録媒体と、二次電池に対する充電電流を制御する充電電流回路と、を備える。制御回路は、充電電流回路における充電電流を設定し、二次電池の充電動作時において、取得した二次電池の定格容量と、電圧検出部により検出した二次電池の電圧とに基づいて電流設定テーブルを参照して充電電流の値を決定し、決定した充電電流の値に基づき充電電流回路を制御する。
本開示の充電回路は、二次電池の充電時において、二次電池の定格容量に対応する値を検出し、定格容量に応じて充電電流の制御方法を切り替える。これにより、第1抵抗及び第2抵抗を除き一種類の充電回路で種々の定格容量の二次電池に対応することが可能になるため、二次電池の定格容量毎に充電回路を設計する必要がなくなり、充電回路の開発コストを低減できる。
本開示の実施の形態1における充電回路を備えた電子機器の構成を示す図 電流設定テーブルの構成の一例を示した図 異なる容量の電池に対する充電動作における充電電流(入力電流)の設定の一例を示した図 異なる温度の電池に対する充電動作における充電電流(入力電流)の設定の一例を示した図 電池の充電動作における充電電流の設定処理を示すフローチャート 電池の定格容量に対応する値の検出のための抵抗値の組み合わせの一例を示した図 本開示の実施の形態2における充電回路を備えた電子機器の構成を示す図 電流設定と、切換信号I_SENSEのオン/オフと、設定される充電電流値との関係を示した図 実施の形態2における電流設定テーブルの一例を示した図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1−1.構成]
図1は、本開示の実施の形態1における充電回路を含む電子機器の構成を示す図である。電子機器は内部に備えた二次電池からの電力により駆動可能な機器であり、例えば、デジタルカメラ、スマートフォン、タブレット端末である。以下に説明する電子機器は、USB(Universal Serial Bus)インタフェースに対応し、外部機器からUSB経由で電力を受けて内部の二次電池への充電を行う機能を有している。以下の実施形態では、主として、二次電池の充電に関する構成、動作について説明する。
電子機器100は、外部機器より電力を入力するUSB端子30と、USB端子30を介して入力した電力により充電可能な電池50と、電池50に充電を行う充電回路150と、電池50から電力を受けて駆動する負荷60とを含む。
USB端子30はUSB規格にしたがった通信を行うための端子である。USB端子30はUSB規格にしたがい四種類(VBUS, D-, D+, GND)の端子(信号線)を有する。
電池50は充電可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケル水素電池、またはニッケルカドミウム電池である。電池50は、電子機器100内の負荷60に電力を供給する。電池50は、電子機器100に対して着脱可能であっても、固定されて取り付けられたものであってもよい。電池50に対して、電池50の温度を検出するための温度センサ52が取り付けられている。温度センサ52は例えばサーミスタで構成できる。
負荷60は、電子機器100の機能を実現するための構成要素であり、電池50から供給された電力により動作する。負荷60は、電子回路、ディスプレイ装置、モータやアクチュエータ、通信モジュール等を含む。例えば、電子機器100がデジタルカメラである場合、負荷60は、デジタルカメラの動作を制御するCPUやメモリ、画像データを生成する画像センサ、レンズやシャッタを駆動するモータ(アクチュエータ)、液晶ディスプレイ素子及びそれを駆動する回路、外部機器と通信を行うための通信モジュール等を含む。
充電回路150は電池50に対する充電を制御する回路である。充電回路150は、電池50に対する充電を行う充電IC10と、充電IC10を制御するマイコン20と、スイッチ41とを含む。
充電IC10は、電池50の充電時における充電電圧及び充電電流を制御する。充電IC10は、入力電流設定回路11と、昇圧回路13と、充電制御回路15とを含む。充電IC10は、USB端子30のVBUS端子を介して外部機器(例えば、PC、アダプタ)200から電力を入力し、この電力を用いて電池50を充電する。
マイコン20は、充電すべき電池50の定格容量の情報を入力するための容量検出端子(BAT_CAPA)と、電池50の電圧を検出するための電圧検出端子(V_BAT)と、電池50の温度を示す情報を入力するための温度検出端子(T_BAT)と、充電IC10に対する制御信号を出力するための制御端子(CONTROL)とを備える。容量検出端子(BAT_CAPA)には、容量検出部を構成する抵抗R1と抵抗R2の直列回路が接続され、抵抗R1と抵抗R2の接続ノードの電位が入力される。電圧検出端子(V_BAT)には、電圧検出部である抵抗R3と抵抗R4の直列回路が接続され、抵抗R3と抵抗R4の接続ノードの電位が入力される。温度検出端子(T_BAT)には温度センサ52の出力が入力される。
マイコン20はさらに内部にフラッシュメモリ(不揮発性メモリの例)22を備え、フラッシュメモリ22に電流設定テーブル22aを記憶している。電流設定テーブル22aは電池50の充電時における充電電流の設定値を与えるテーブルである。
スイッチ41は例えばトランジスタで構成される。スイッチ41のオン、オフは充電IC10により制御される。USB端子30を介して受けた電力により電池50が充電される場合、スイッチ41はオンに制御される。
[1−2.動作]
以上のように構成される電子機器100の充電動作について説明する。
電子機器100の充電動作を説明する前に、まず、マイコン20内に保持される電流設定テーブル22aの詳細について説明する。
[1−2−1.電流設定テーブル]
図2は、電流設定テーブル22aの構成の一例を示した図である。電流設定テーブル22aは電池50の充電電流を管理するテーブルである。図2に示すように、電流設定テーブル22aは、電池の定格容量毎に、電池50の温度と、電池50の電圧と、充電電流とを対応づけて管理する。
図3及び図4は、電流設定テーブル22aが管理する充電電流の設定の例を具体的に示した図である。
図3(A)は、電池容量が680mAHの電池50に対する充電電流(入力電流)の設定の例を示し、図3(B)は、電池容量が895mAHの電池50に対する充電電流(入力電流)の設定の例を示す。図3(A)、(B)に示すように、電池50の電圧に応じて充電電流を段階的に変化させている。例えば、図3(A)に示すように電池容量が680mAHの場合、電池50の電圧が0〜5.8Vの範囲内のときは、充電電流は50mAに設定され、電圧が5.8〜V1(V)の範囲内のときは、充電電流はI1(mA)に設定され、電圧がV1(V)以上のときは、充電電流はI2(mA)に設定される。
また、充電電流の設定の方法は電池容量に応じても異なる。例えば、図3(A)に示すように電池容量が680mAHの場合、充電電流を三段階に変化させているが、図3(B)に示すように電池容量が895mAHの場合は充電電流を四段階に変化させている。
さらに、電池50の温度に依存しても充電電流の設定の方法を異ならせている。図4は、電池50の温度により異なる、充電電流の設定の例を説明した図である。例えば、図4に示すように電池容量が同じ680mAHの電池に対して、電池50の温度が10〜45℃の範囲にある場合(図4(A)参照)と、それ以外の温度範囲にある場合(図4(B)参照)とで、充電電流の設定の方法を異ならせている。
以上のように、電流設定テーブル22aは、電池50の定格容量毎に、電池50の温度及び電池50の電圧に対応する充電電流の設定値を管理している。
以下、電子機器100における、USB経由で入力した電力による電池50への充電動作について説明する。
電子機器100にはUSB端子30を介して外部機器200(PC、アダプタ等)が接続され、外部機器200からUSB端子30のVBUS端子を介して電力が供給される。充電IC10はVBUS端子を介して受けた電力を用いて電池50を充電する。
具体的には、電池50の充電動作において、充電IC10の昇圧回路13はVBUS端子を介して受けた電圧を所定の電圧に昇圧する。このとき、スイッチ41は充電制御回路15によりオンされており、昇圧回路13からの電圧が電池50及び負荷60に印加される。なお、USB端子30のVBUS端子を介して電子機器100に電力が供給されていないときは、スイッチ41はオフされ、電池50から負荷60に電力が供給される。
入力電流設定回路11は、VBUS端子を介して取り込む入力電流を設定する。ここで、充電IC10は、VBUS端子を介して取り込む入力電流の値を制御することで、電池50に対する充電電流を制御する。入力電流設定回路11及び昇圧回路13は充電制御回路15により制御される。
マイコン20は充電IC10の動作を制御する回路である。マイコン20は、充電中の電池50の定格容量と電圧状態等に応じて充電IC10における充電電流の値(充電電流の設定)を決定し、その決定した充電電流の値を指示する制御信号を充電IC10(すなわち、充電制御回路15)に送信する。
図5は、充電回路150による電池50に対する充電動作における充電電流の設定処理を示すフローチャートである。以下、図5のフローチャートを参照して充電動作における充電電流の設定処理を説明する。
充電回路150において、容量検出部の一部でもあるマイコン20は、充電対象の電池50の定格容量に対応する値を取得する(S11)。電池50の定格容量に対応する値は、抵抗R1、R2の直列回路で与えられる電圧に基づき検出される。このため、抵抗R1と抵抗R2の抵抗値は、抵抗R1と抵抗R2間の接続ノードの電位が電池50の定格容量に対応する値を示すように設定されている。
図6に、種々の電池の定格容量に対応する値に対する抵抗R1、R2の抵抗値の組み合わせの例を示す。ここでは、VDDとして3Vが印加されているとする。図6に示すように、例えば、電池容量が895mAHの場合、抵抗R1、抵抗R2の抵抗値をそれぞれ180kΩ、750kΩに設定する。このとき、容量検出端子(BAT_CAPA)で検出される抵抗R1と抵抗R2間の接続ノードの電圧は2.4Vとなる。また、電池容量が940mAHの場合、抵抗R1、抵抗R2の抵抗値をそれぞれ330kΩ、510kΩに設定する。このとき、容量検出端子(BAT_CAPA)で検出される抵抗R1と抵抗R2間の接続ノードの電圧は1.8Vとなる。このように抵抗R1、R2の抵抗値を設定することで、マイコン20は容量検出端子(BAT_CAPA)に入力される電圧を検出することで、電池容量を判断することができる。例えば、容量検出端子(BAT_CAPA)に2.4Vが検出された場合、マイコン20は充電対象の電池の容量が895mAHであると判定できる。また、容量検出端子(BAT_CAPA)に1.8Vが検出された場合、マイコン20は充電対象の電池の容量が940mAHであると判定できる。
次に、マイコン20は、温度検出端子(T_BAT)により、温度センサ52により検出された電池50の温度を示す情報を取得する(S12)。
さらに、マイコン20は、電池50の電圧を取得する(S13)。具体的には、マイコン20は、電圧検出端子(V_BAT)により抵抗R3、R4の接続ノードの電圧を検出することにより、電池の電圧を検出する。
その後、マイコン20は、電池50の定格容量と、電池50の電圧と、電池50の温度とに基づいて電池50の充電電流の設定値を求める(S14)。具体的には、マイコン20は、電流設定テーブル22a(図2参照)を参照して、電池50の定格容量と、電池50の電圧と、電池50の温度とに基づいて電池50の充電電流の設定値を決定する。例えば、電池50の定格容量が680mAHであり、電池50の電圧が5.8とV1の間の電圧であり、電池50の温度が20℃の場合、充電電流を500mAとして求める。
マイコン20は、決定した充電電流の値に基づき充電IC10における充電電流を設定する(S15)。具体的には、マイコン20は、電流設定テーブルを参照して求めた充電電流の値(50mA)を示す情報(「設定1」、「設定2」等)を制御信号に含めて充電IC10(充電制御回路15)に送信する。
充電IC10は、マイコン20から受信した制御信号に基づき充電電流を設定する。充電IC10はUSB端子30(VBUS端子)から取り込む入力電流を制御することにより充電電流の制御を行う。このため、充電IC10の充電制御回路15は、マイコン20から受信した制御信号に基づき入力電流設定回路11を制御して入力電流を制御する。すなわち、入力電流設定回路11は、USB端子30から取り込む入力電流を、マイコン20から受信した制御信号が示す設定に対応する電流値に設定することで、電池50に対する充電電流を制御する。例えば、マイコン20から受信した制御信号が「設定2」を示す場合、充電制御回路15は、入力電流設定回路11における充電電流(すなわち、入力電流)の値をI1(mA)に設定する(図2参照)。
以上のようにして、充電回路150は、電池50の定格容量と、電池50の電圧と、電池50の温度とに基づいて、電池50の充電電流を設定する。
[1−3.効果、等]
以上説明したように、本実施の形態の充電回路150は、電池50(二次電池の一例)に対する充電を制御する回路である。充電回路150は、電池50を充電するための電力を入力するUSB端子30(電源入力部の一例)と、電池50の定格容量に対応する値を検出する容量検出部(抵抗R1、R2の直列回路、マイコン20)と、電池50の電圧を検出する電圧検出部(抵抗R3、R4の直列回路)と、電池50の定格容量毎に二次電池の電圧に対する充電電流を規定する電流設定テーブル22aを格納したフラッシュメモリ22(記録媒体の一例)と、電池50に対する充電電流を制御する充電IC10(充電電流回路の一例)と、充電IC10における充電電流を設定するマイコン20(制御回路の一例)と、を備える。マイコン20は、定格容量に対応する値に基づいて二次電池の定格容量を取得し、取得電池50の充電動作時において、取得した電池50の定格容量と、電圧検出部により検出した電池50の電圧とに基づいて電流設定テーブルを参照して充電電流の値を決定し、決定した充電電流の値に基づき充電IC10を制御する。
以上の構成により、本実施の形態の充電回路150は、電池50の定格容量に対応する値に応じて充電電流の設定を切り替えることができる。すなわち、マイコン20は、種々の電池容量に対して異なる充電電流の制御が可能であることから、電池容量毎にマイコン20を設計する必要がなく、開発コストの低減が図れる。さらに、充電中の電池50の電圧に応じて充電電流を切り替えることができる。これにより、電池50の状態に応じた好適な充電制御が可能となり、充電効率を向上させることが可能となる。
(実施の形態2)
充電制御回路の別の構成を説明する。図7は、実施の形態2における充電回路を備えた電子機器の構成を示す図である。実施の形態2の充電回路150bは、実施の形態1で示した充電回路の構成に加えて、入力電流設定回路11bにおける充電電流を切り替えるための充電電流切換回路80をさらに備える。
充電電流切換回路80は、入力電流設定回路11に接続される外付け抵抗の値を切り替える回路である。充電電流切換回路80は、抵抗R5とスイッチ43の直列回路と、その直列回路に並列に接続された抵抗R6とを含む。スイッチ43はマイコン20bによりオン、オフされる。スイッチ43がオフのときは、入力電流設定回路11bに対して抵抗R6が接続され、スイッチ43がオンのときは、入力電流設定回路11bに対して抵抗R5と抵抗R6の並列回路が接続される。スイッチ43のオンオフは、マイコン20bからの切換信号(I_SENSE)により切り替えられる。すなわち、切換信号(I_SENSE)により、入力電流設定回路11に接続される外付け抵抗の値を切り替えることができる。
ここで、本実施の形態の入力電流設定回路11bは、マイコン20bからの制御信号が示す電流設定により充電電流が設定される。その際に設定される充電電流は、入力電流設定回路11bに対する外付け抵抗の値、すなわち、切換信号(I_SENSE)によって切り替えることができる。図8は、電流設定と、切換信号(I_SENSE)のオン/オフと、電流値との関係を示した図である。図8に示すように、例えば、電流設定が「1」の場合、切換信号(I_SENSE)がオンの場合、充電電流はI_101に設定され、切換信号(I_SENSE)がオフの場合、充電電流はI_111に設定される。このように、同じ電流設定であっても、切換信号(I_SENSE)のオン/オフによって入力電流設定回路11bにおける充電電流の値を異ならせることができる。これにより、充電IC10bにおいてより多段階に充電電流を設定することが可能となる。
図9は、本実施の形態のマイコン20bが格納する電流設定テーブルの例を示した図である。本実施の形態の電流設定テーブル22bは、さらに切換信号(I_SENSE)の値も管理している。
マイコン20bは、実施の形態1の場合と同様に、電池50の定格容量、電圧及び温度に基づき電流設定テーブル22b(図9)を参照し、充電電流の設定及び切換信号(I_SENSE)のオンオフを決定する。例えば、電池容量が680mAHで、電池50の温度が20℃で、電池50の電圧が5.8〜V1の間の値である場合、充電電流の設定は、「設定2」(電流=I112mA)に設定され、切換信号(I_SENSE)はオフに制御される。このとき、マイコン20bは、設定2を指定する制御信号を制御端子(CONTROL)から充電制御回路15に出力するとともに、切換信号(I_SENSE)をオフに制御する。
以上のように本実施形態の充電回路150bによれば、充電電流切換回路80により充電ICに接続される外付け抵抗の値を切り替えることにより、充電IC10bにおける充電電流の値をより細かく(多段に)切り替えることが可能になる。
本実施の形態の充電回路150bによっても、電池50の定格容量に応じて充電電流の設定を切り替えることができる。このため、種々の容量の電池のそれぞれに対して好適な充電電流の制御が可能となり、電池容量毎にマイコン20bを設計する必要がなく、開発コストの低減が図れる。また、充電中の電池50の電圧に応じて充電電流を切り替えることができるため、電池50の状態に応じた好適な充電制御が可能となり、充電効率を向上させること(充電時間の短縮)が可能となる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記の実施の形態で示した電流設定テーブル22a、22bの構造は一例である。電流設定テーブルは、少なくとも、電池50の定格容量と、電池50の電圧と、充電電流の値(設定)とを関連づけて管理する情報であればよい。
また上記の電流設定テーブル22a、22bによる充電電流の変化のさせ方は図3、4に示す方法に限定されず、他の方法で充電電流を変化させてもよい。
電流設定テーブル22a、22bはマイコン20、20bの外部に設けた記録媒体に格納し、その記録媒体からマイコン20、20bが適宜読み出すようにしても良い。
上記の実施の形態において、電池50の定格容量に対応する値の検出(判定)を抵抗R1、R2の直列回路を用いて検出したが、他の手段により検出(判定)するようにしてもよい。
上記の実施の形態において、電子機器の一例としてデジタルカメラを示したが、電子機器はそれに限定されない。上記の実施の形態において開示した充電回路150、150bは、USBインタフェースを備え、USB端子経由で受けた電力に基づき二次電池を充電する機能を備えた電子機器(ムービーカメラ、スマートフォン、携帯端末、タブレット端末、携帯型音楽プレーヤ等)に対して適用することができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示の充電回路は、二次電池を充電する充電回路、及び二次電池を充電する充電回路を備えた電子機器に有用である。
10 充電IC
11 入力電流制御回路
13 昇圧回路
15 充電制御回路
20 マイコン
22 メモリ
22a、22b 電流設定テーブル
30 USB端子
41 スイッチ
50 二次電池
52 温度センサ
60 負荷
80 充電電流切換回路
100 電子機器
150、150b 充電回路
200 PCまたはアダプタ
R1〜R6 抵抗

Claims (7)

  1. 二次電池に対する充電を行う充電回路であって、
    前記二次電池を充電するための電力を入力する電源入力部と、
    充電回路に備えられた第1抵抗及び第2抵抗を用いて前記二次電池の定格容量に対応する値を検し、当該検出された値に基づいて前記二次電池の定格容量を取得する制御回路と、
    前記二次電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    二次電池の定格容量毎に二次電池の電圧に対する充電電流を規定する電流設定テーブルを格納した記録媒体と、
    前記二次電池に対する充電電流を制御する充電電流回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記充電回路における充電電流を設定し、
    前記制御回路は、前記二次電池の充電動作時において、取得した二次電池の定格容量と、前記電圧検出部により検出した二次電池の電圧とに基づいて前記電流設定テーブルを参照して充電電流の値を決定し、決定した充電電流の値に基づき前記充電電流回路を制御する、
    充電回路。
  2. 前記二次電池の温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記電流設定テーブルは、二次電池の定格容量及び二次電池の温度毎に、二次電池の電圧に対する充電電流を規定し、
    前記制御回路は、前記二次電池の定格容量と前記二次電池の電圧と二次電池の温度とに基づいて前記電流設定テーブルを参照して充電電流の値を決定する、
    請求項1記載の充電回路。
  3. 前記充電回路に接続され、前記充電回路における充電電流値の調整を行う再構成可能な抵抗回路をさらに備え、
    前記制御回路は、前記充電回路に対して、充電電流を設定するための制御信号を送信するとともに、前記充電回路における充電電流の設定値に応じて前記抵抗回路の構成を切り替える、請求項1記載の充電回路。
  4. 前記電流設定テーブルは、前記定格容量に応じて異なる段階数で、二次電池の所定の電圧範囲毎に充電電流を段階的に設定する、請求項1記載の充電回路。
  5. 前記第1抵抗と前記第2抵抗とは直列接続されており前記制御回路は、前記第1抵抗と前記第2抵抗との間の接続ノードの電圧を前記二次電池の定格容量に対応する値として検出する、請求項1記載の充電回路。
  6. 前記電源入力部はUSB端子である、請求項1記載の充電回路。
  7. 二次電池と、
    前記二次電池を充電する請求項1ないし6のいずれかに記載の充電回路と、
    前記二次電池から電力が供給される負荷と、を備えた、
    電子機器。
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