JP6832155B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システム Download PDF

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Description

本開示は、画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理システムに関する。
画像から、当該画像の一部の領域(特徴領域、注目領域等)を特定する技術が知られている。例えば、下記特許文献1には、入力画像からの特徴領域の特定と、特徴領域が特定されなかった領域を高解像度化して得られた画像からの特徴領域の特定と、を行う技術が開示されている。
特開2010−252276号公報
上記のように画像の一部の領域を特定する技術においては、当該領域の特定に係る処理量を抑制することが望まれていた。
本開示によれば、画素信号を出力する複数の画素を有し、前記画素信号に基づいて得られる画像を出力する画像読出し部から、前記画素の数よりも少ない画素数の低解像度画像を受け取り、前記低解像度画像に基づいて、前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力する、第1の信号処理部を備える、画像処理装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサが、画像読出し部の有する画素数よりも少ない画素数の低解像度画像を前記画像読出し部から受け取り、前記低解像度画像に基づいて前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力することを含む、画像処理方法が提供される。
また、本開示によれば、画素信号を出力する複数の画素を有し、前記画素信号に基づいて得られる画像を出力する画像読出し部と、前記画像読出し部が有する画素数よりも少ない画素数の低解像度画像を、前記画像読出し部から受け取り、前記低解像度画像に基づいて、前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力する、第1の信号処理部と、前記領域指定信号に基づいて前記画像読出し部が出力する注目領域画像に対して認識処理を行う第2の信号処理部と、を備える、画像処理装置、及び前記画像処理装置から受け取った前記注目領域画像に基づく機械学習により、前記認識処理に用いられる認識器を生成する学習部を備える、サーバ、を含む画像処理システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、注目領域の特定に係る処理量を抑制することが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態の比較例に係る画像処理装置の構成を示す説明図である。 同実施形態の他の比較例の構成を示す説明図である。 同実施形態の他の比較例の構成を示す説明図である。 本開示の一実施形態に係る画像処理システムの構成を説明するための説明図である。 同実施形態に係る画像読出し部10の構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る低解像度画像について説明するための模式図である。 同実施形態に係る中間解像度画像について説明するための模式図である。 同実施形態に係る中間解像度画像について説明するための模式図である。 同実施形態に係る中間解像度画像について説明するための模式図である。 同実施形態に係る複数の注目領域画像を得るためのAD変換の例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る画像処理装置1による認識に係る動作を示すフローチャート図である。 同実施形態に係る画像処理システム1000による学習に係る動作を示すフローチャート図である。 イメージセンサの構成例を説明するための説明図である。 イメージセンサの構成例を説明するための説明図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示す説明図である。 車両制御システムの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車外情報検出部及び撮像部の設置位置の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.背景>
<2.構成>
<3.動作>
<4.変形例>
<5.ハードウェア構成例>
<6.応用例>
<7.むすび>
<1.背景>
本開示の一実施形態に係る画像処理装置についての説明にあたり、まず図面を参照しながら本開示の一実施形態に係る画像処理装置の創作に至った背景を説明する。
近年、画像から、当該画像に写る被写体に関する認識処理(例えば、種別の認識処理や、属性の認識処理等)が行われている。画像からの認識処理は、例えば機械学習により得られる認識器を用いて行われる。
認識処理は、例えば画像を撮像するイメージセンサを備えた画像処理装置においても行われつつある。以下では、本開示の一実施形態に係る比較例として、認識処理を行う画像処理装置の例について図1を参照して説明する。図1は本実施形態の比較例に係る画像処理装置の構成を示す説明図である。
図1に示すように、画像処理装置61は、画像読出し部611、学習・認識部612、及び認識器記憶部613を備える。画像読出し部611は、例えば、画素信号を出力する複数の画素を有し、当該画素信号をデジタル信号に変換した画像を出力する。画像読出し部611の機能は、例えばイメージセンサにより実現されてもよい。
学習・認識部612は、画像読出し部611から出力される画像に基づいて機械学習を行い、機械学習により得られた認識器を認識器記憶部613へ提供する。なお、機械学習の際、必要に応じて画像に写る被写体に関するラベルデータが入力されてもよい。ラベルデータは、例えば不図示の操作部を介してユーザにより入力されてもよい。
また、学習・認識部612は、認識器記憶部613に記憶された認識器を用いて、画像読出し部611から出力される画像を入力とした認識処理を行い、例えば画像に写る被写体の種別や属性を認識する。
認識器記憶部613は、学習・認識部612から提供される認識器を記憶する。
図1に示した画像処理装置において、学習・認識部612が画像読出し部611から出力される画像をそのまま用いて機械学習、及び認識処理を行うと、画像読出し部611が有する画素の数によっては処理量が膨大となってしまう場合がある。そのため、学習・認識部612は、例えば画像読出し部611から出力された画像を縮小した縮小画像を、縮小に係るパラメータを変更しながら生成(所謂ピラミッド画像生成)し、縮小画像に対して機械学習や認識処理を行うことが考えられる。
しかし、縮小画像を用いた場合であっても、画像処理装置61の処理性能が低い場合には機械学習や認識処理に膨大な時間がかかる場合がある。そこで、図2に示すように、ネットワークを介して処理性能の高い他の装置で機械学習、及び認識処理を行わせることが考えられる。図2は、本実施形態の他の比較例に係る画像処理装置の構成を示す説明図である。
図2に示す画像処理装置62は、画像読出し部621を備える。また、画像処理装置62は、不図示の通信部による通信機能を有し、通信網5を介して、サーバ72と接続される。
画像読出し部621は、図1を参照して説明した画像読出し部611と同様に、画素信号をデジタル信号に変換した画像を出力する。画像読出し部621から出力された画像は、サーバ72へ送信される。
サーバ72は、学習・認識部721と、認識器記憶部722を備える情報処理装置である。学習・認識部721は、図1を参照して説明した学習・認識部612と同様に、機械学習、及び認識処理を行うが、入力される画像が画像処理装置62から受信した画像である点において、学習・認識部612と異なる。認識器記憶部722は、学習・認識部721から提供される認識器を記憶する。また、学習・認識部721による認識処理の結果は、サーバ72から画像処理装置62へ送信されてもよい。
ここで、サーバ72の処理性能は、画像処理装置62の処理性能よりも高いことが望ましい。係る構成によれば、画像処理装置62の処理性能が低い場合であっても、サーバ72が機械学習、及び認識処理を行うことで、より高速に機械学習、及び認識処理を行うことが可能となる場合がある。
しかし、画像処理装置62とサーバ72との間のネットワーク通信に係る遅延が発生するため、例えばリアルタイムに認識処理を行うことは依然として困難であった。そこで、図3に示すように、機械学習を行う機能はサーバに残しつつ、機械学習により得られた認識器を用いた認識処理は画像処理装置で行うことも考えられる。図3は、本実施形態の他の比較例の構成を示す説明図である。
図3に示す画像処理装置63は、画像読出し部631、認識部632、及び認識器記憶部633を備える。また、画像処理装置63は、不図示の通信部による通信機能を有し、通信網5を介して、サーバ73と接続される。
画像読出し部631は、図1を参照して説明した画像読出し部611と同様に、画素信号をデジタル信号に変換した画像を出力する。画像読出し部631から出力される画像は、認識部632へ出力されると共に、サーバ73へ送信される。
認識部632は、認識器記憶部633に記憶された認識器を用いて、画像読出し部631から出力される画像を入力とした認識処理を行う。認識器記憶部633は、サーバ73から受信した認識器を記憶する。
サーバ73は、学習部731を備える。学習部731は、画像処理装置63から受信した画像を入力として、機械学習を行い、機械学習により得られた認識器を画像処理装置63へ送信する。
上記の構成により、認識処理はネットワーク通信に伴う遅延の影響を受けず、画像処理装置63はより高速に認識処理を行うことが可能となり得る。ただし、それでもなお、認識処理に係る処理量は大きいため、例えば上述した縮小画像の生成が必要となり得る。しかし、縮小画像を生成するための縮小処理が発生するため、より処理量を削減する余地があった。また、縮小画像に写る被写体の領域は小さい場合があり、被写体に係る認識精度が低下する恐れがあった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態を創作するに至った。本実施形態によれば、画像読出し部から出力される低解像度画像から特定した注目領域の高解像度画像を画像読出し部から取得して認識処理を行うことで、処理量を抑制しつつ、認識精度を向上させることが可能となり得る。以下、このような効果を有する本開示の一実施形態の構成、及び動作について説明する。
<2.構成>
(全体構成)
図4は本開示の一実施形態に係る画像処理システムの構成を説明するための説明図である。図4に示すように、本実施形態に係る画像処理システム1000は、画像処理装置1、通信網5、及びサーバ7を備える。以下では、本実施形態に係る画像処理システム1000の全体構成を説明した後、画像処理装置1の構成についてより詳細に説明する。
画像処理装置1は、イメージセンサによる撮像機能を有し、例えばデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等であってもよいし、スマートフォンやPC(Personal Computer)等であってもよい。画像処理装置1は、例えば撮像により得られる画像に写る被写体に関する認識処理を行う。また、画像処理装置1は、撮像により得られる画像から検出される注目領域(ROI、Region of Interest)の画像をサーバ7へ送信する。なお、画像処理装置1の詳細な構成については後述する。
通信網5は、通信網5に接続されている装置、またはシステムから送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網5は、インターネット、電話回線網、衛星通信網等の公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでもよい。また、通信網5は、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)等の仮想を含む専用回線網を含んでもよい。図4に示すように、画像処理装置1とサーバ7は、通信網5を介して相互に接続され、情報を通信することが可能である。
サーバ7は、学習部701を備える情報処理装置である。学習部701は、学習部731は、図3を参照して説明した学習部731と同様に、画像処理装置1から受信した画像を入力として、機械学習を行い、認識器を生成する。また、サーバ7は、機械学習により生成された(得られた)認識器を画像処理装置1へ送信する。なお、上述のように、本実施形態においてサーバ7が画像処理装置1から受信し、機械学習の入力とする画像は、注目領域に係る画像である。
(画像処理装置の構成)
以上、本実施形態に係る画像処理システム1000の全体構成について説明した。つづいて、画像処理装置1の詳細な構成について説明する。画像処理装置1は、図4に示すように画像読出し部10、第1の信号処理部101、第2の信号処理部102、及び認識器記憶部103を備える。
画像読出し部10は、画素信号を出力する複数の画素を有し、当該画素信号をデジタル信号に変換した画像を出力する。画像読出し部10の機能は、例えば2層構造のイメージセンサにより実現されてもよい。
図5は、画像読出し部10の構成例を示す説明図である。図5に示すように例えば、画像読出し部10は、(半導体)基板である画素基板11と回路基板12を含む。なお、本実施形態において、画素基板11と回路基板12とは積層されている。
図5に示すように、画素基板11は、光電変換を行い、画素信号を出力する複数の画素22が2次元のマトリクス状に配列された画素アレイ21を有する。また、画素アレイ21を構成する複数の画素22は、複数の画素からなる画素ブロック23に区分されている。図5に示す例では、画素アレイ21は、8×8画素ごとに1の画素ブロック23に区分されている。なお、本実施形態においては図5に示すように画素ブロック23を8×8画素の合計64画素で構成しているが、画素ブロック23を構成する画素22の数や形状は任意であり、8×8画素に限定されるものではない。
また、図5に示すように、回路基板12は、画素基板11の画素ブロック23にそれぞれ対応する複数のADC32(AD変換部)が2次元のマトリクス状に配列されたADCアレイ31と、水平領域制御部33と、垂直領域制御部34と、出力部35とを有する。
ADCアレイ31は、画素アレイ21が有する画素ブロック23と同一の数のADC32を有する。ADC32は、対応する画素ブロック23に属する複数の画素22から出力されるアナログの画素信号をデジタル信号に変換して(AD変換して)、デジタルの画素値を得る。なお、図5では回路基板12は、ADC32がアレイ状に配置されたADCアレイ31を有する例を示しているが、本技術は係る例に限定されず、画素ブロック23とADC32が1対1で対応していればADC32の配置はアレイ状でなくてもよい。例えば、ADC32はカラム状(短冊状)であってもよい。
水平領域制御部33は、水平制御信号を画素ブロック23とADC32へ入力し、垂直領域制御部34は、垂直制御信号を画素ブロック23とADC32へ入力する。例えば、水平制御信号と垂直制御信号はH(High)レベル、及びL(Low)レベルのいずれかであり、水平制御信号と垂直制御信号の組み合わせに応じて、画素ブロック23内のどの画素を読み出すかの指定ができたり、どのADC32が動作をして画素値を出力するかなどの選択ができる。上記のようにして得られた画素値は出力部35から出力される。出力部35からの出力は、画像(画素値の集合)としても扱われ得る。
上述した画像読出し部10は、ADC32に対応する画素ブロック23を1単位として、並列にAD変換を行うことが可能であり、高速に画像が出力され得る。
また、画像読出し部10は、低解像度画像を後述する第1の信号処理部101へ出力する。
図6は、低解像度画像について説明するための模式図である。図6に示すように、ADC32が画素ブロック23ごとに、1の画素22aについてのみAD変換を行うことで、低解像度画像G11が得られる。なお、低解像度画像G11内の解像度(画素密度)を一定にするため、当該画素22aは、すべての画素ブロック23における同じ位置(図6に示す例では左上の位置)であることが望ましい。上述のようにして得られる低解像度画像は、画素アレイ21に含まれる画素の数よりも少ない画素数の画像であるため画像の出力や、後段の処理に係る時間が短縮され得る。また、上述したように画像読出し部10が有するADC32は画素ブロック23と対応付けられ、並列にAD変換を行うことが可能であるため、例えば順次水平に走査が行われる場合と比較してより高速に低解像度画像を得ることが可能である。
また、画像読出し部10は、後述する第1の信号処理部101の要求に応じて、上述した画素22aとは異なる画素に基づく画素値をさらに第1の信号処理部101へ出力してもよい。係る構成により、第1の信号処理部101は、当該画素信号を用いて、低解像度画像を補完して高解像度化した中間解像度画像を生成することが可能になり得る。
図7A〜図7Cは、中間解像度画像について説明するための模式図である。図7Aに示す例では、図6を参照して説明した例と同様に、1の画素ブロック23ごとに、1の画素22aに基づく画素値が得られて、低解像度画像G21が第1の信号処理部101へ出力される。
図7Bに示す例では、画像読出し部10は、1の画素ブロック23ごとに、画素22aとは異なる3の画素22bに係る画素値を第1の信号処理部101へ出力する。なお、図7Bに示すように、画素22bは、例えば当該画素ブロック23の画素22aと隣の画素ブロック23の画素22aとの中間の画素であることが望ましい。第1の信号処理部101は、受け取った画素22bに係る画素値を用いて、低解像度画像G21を補完することで高解像度化し、中間解像度画像G22を生成し得る。
図7Cに示す例では、画像読出し部10は、1の画素ブロック23ごとに、画素22a、及び画素22bとは異なる12の画素22cに係る画素値を第1の信号処理部101へ出力する。なお、図7Cに示すように、画素22cは、例えば当該画素ブロック23の画素22aまたは画素22bと画素22bとの中間の画素、または当該画素ブロック23の画素22bと隣の画素ブロック23の画素22aとの中間の画素であることが望ましい。第1の信号処理部101は、受け取った画素22cに係る画素値を用いて、中間解像度画像G22を補完することで、中間解像度画像G22より高解像度な中間解像度画像G23を生成し得る。
上述したように、第1の信号処理部101が画像読出し部10から低解像度画像を受け取り、また補完用の画素値を受け取って中解像度画像を得ることで、比較例として説明したように縮小処理により異なるサイズの縮小画像を生成する場合と比較して、処理量を抑制することが可能である。
なお、上述した例では、画像読出し部10が補完用の画素値を出力し、第1の信号処理部101が補完処理により中間解像度画像を生成する例を説明したが、画像読出し部10は、既に出力済みの画素値も含め、中間解像度画像として出力してもよい。係る構成によれば、第1の信号処理部101による処理量が削減される。ただし、第1の信号処理部101による補完処理が高速な場合には、補完用の画素値を受け取って中間解像度画像を生成することにより、画素値の出力の重複を避けることが可能であるため、画像読出し部10から中間解像度画像を受け取る場合よりも高速に中間解像度画像を得ることが可能となる。
なお、図7B、図7Cに示したのは一例であり、中間解像度画像の生成のための補完に用いられる画素22b、画素22cの位置は図7B、図7Cの例に限定されない。
また、画像読出し部10は、後述する第1の信号処理部101により特定される注目領域の画像(以下、注目領域画像とも呼称する)を後述する第2の信号処理部102へ出力する。また、注目領域画像は、不図示の通信部を介してサーバ7へも送信される。
例えば、画像読出し部10は、第1の信号処理部101から、画像読出し部10における注目領域を指定する領域指定信号を受け取り、当該領域指定信号に基づいて指定される画素ブロック23に含まれる画素に係るAD変換を行って注目領域画像を出力してもよい。また、画像読出し部10は、第1の信号処理部101が、複数の注目領域を検出した場合、当該複数の注目領域に対応する複数の注目領域画像を出力し得る。
図8は、複数の注目領域画像を得るためのAD変換の例を説明するための説明図である。図8に示すように、ADCアレイ31に含まれるADC32には、水平制御線37a〜37yと、垂直制御線38a〜38xとが接続されている。なお、水平制御線37a〜37yは、図5に示した水平領域制御部33に接続され、水平領域制御部33から水平制御線37a〜37yを介してADC32へ水平制御信号が入力される。同様に、垂直制御線38a〜38xは、図5に示した垂直領域制御部34に接続され、垂直領域制御部34から垂直制御線38a〜38xを介してADC32へ垂直制御信号が入力される。
図8に示すように、ADC32はラッチ部36を有し、水平制御信号、及び垂直制御信号に基づいて、ADC32の動作情報(スタンバイまたはアクティブ)が0または1でラッチ部36に書き込まれる。そして、ラッチ部36に書き込まれた動作情報がアクティブであるADC32のみが動作してAD変換を行う。例えば、ラッチ部36は、入力される水平制御信号、及び垂直制御信号の論理積演算により、水平制御信号、及び垂直制御信号の両方がHレベルである場合に1、それ以外の場合に0が書き込まれてもよい。また、ラッチ部36は、入力される水平制御信号、及び垂直制御信号の論理和演算により、水平制御信号、及び垂直制御信号のいずれかがHレベルである場合に1、それ以外の場合に0が書き込まれてもよい。
図8に示す例では、領域指定信号に基づく水平制御信号、及び垂直制御信号の組み合わせにより、矩形領域39aと、矩形領域39bがアクティブ状態となり、矩形領域39aと、矩形領域39bに含まれるADC32が動作して画素値を出力する。その結果、矩形領域39aと、矩形領域39bのそれぞれに対応する画素ブロックに基づく画像が注目領域画像として出力され得る。なお、領域指定信号に基づいて指定されたADC32(図8の例では矩形領域39a、矩形領域39b)、またはそれに対応する画素ブロック23のことを、画像読出し部10における注目領域と呼ぶ場合がある。
なお、図8に示すように、領域指定信号により指定される複数の画像読出し部10における注目領域は、大きさが異なっていてもよく、また、その結果、注目領域画像のサイズ(画像サイズ)も異なり得る。また、上述のようにADC32の動作情報が制御されることで、複数の注目領域において、ADC32によるAD変換は並列に行われ、複数の注目領域画像が並列に出力され得る。
なお、上述のようにして得られる注目領域画像は、図7A〜図7Cに示した低解像度画像G21、及び中間解像度画像G22,G23よりも解像度(画素密度)の高い画像である。したがって、注目領域画像を入力として後述する第2の信号処理部102が認識処理を行うことで、縮小画像を入力として認識処理を行う場合よりも、高精度な認識処理が可能となる。
さらに、注目領域画像の画素数は、通常、画像読出し部10が有する全ての画素の数よりも小さい(すなわち、注目領域画像は、全画素に基づく画像のうち一部の画像である)。したがって、注目領域画像を入力として機械学習、及び認識処理を行うことで、処理量を抑制することが可能である。
以上、画像読出し部10の構成例について説明した。続いて、図4に戻って説明を続ける。
図4に示す第1の信号処理部101は、画像読出し部10から図5を参照して説明した低解像度画像を受け取り、画像読出し部10における注目領域の特定(検出)を行う。また、第1の信号処理部101は、注目領域を指定する領域指定信号を画像読出し部10へ出力する。例えば、低解像度画像における注目領域が特定された場合、低解像度画像における注目領域内の画素値に対応する1または複数のADC32が、画像読出し部における注目領域として特定され得る。
第1の信号処理部101が出力する領域指定信号は、例えば注目領域における左上のADC32の位置と右下のADC32の位置を指定する信号であってもよいし、左上のADC32の位置と、注目領域のサイズ(縦×横)を指定する信号であってもよい。また、領域指定信号は、係る例に限定されず、注目領域を指定することが可能な信号であれば多様な形式であってよい。
低解像度画像からの第1の信号処理部101による注目領域の特定は、多様な方法で行われ得る。例えば、第1の信号処理部101は、予め定められた形状パターンとのマッチングを行うパターンマッチングにより、注目領域を特定してもよい。係る構成によれば、予め定められた形状パターンを含む領域が注目領域として特定され得る。
また、第1の信号処理部101は、画像から抽出される特徴量に基づいて物体と物体の境界(エッジ)を検出することで注目領域を特定してもよい。係る構成によれば、被写体(前景物体)が写る領域が注目領域として特定され得る。
なお、第1の信号処理部101による注目領域の特定方法は上記の例に限定されない。例えば、被写体の形状、または被写体の色の一致度を用いて特定する方法や、複数枚の画像を用いた時系列的な処理により、前フレームで抽出した注目領域の場所の情報を用いても良いし、被写体の動きから特定する方法が採用されてもよい。また、第1の信号処理部101は、機械学習に基づく被写体(物体)検出により、注目領域を特定してもよく、例えば被写体検出により検出される所定の種別の被写体(例えば人、顔、車両等)の写る領域を、注目領域として特定してもよい。
注目領域画像は、後述する第2の信号処理部102による認識処理の入力となるため、当該認識処理の入力として適切な注目領域画像が得られるような注目領域の特定方法が当該認識処理に応じて適宜選択されることが望ましい。
係る構成により、第2の信号処理部102は画像読出し部10が有する全ての画素に基づく画像ではなく、一部の領域の画像に対してのみ認識処理を行えばよいため、認識処理に係る処理量が削減される。
また、第1の信号処理部101は、低解像度画像に基づいて注目領域を特定できなかった場合に、画像読出し部10へ、低解像度画像を高解像度化するために、当該低解像度画像に含まれない画素値を要求してもよい。そして、第1の信号処理部101は、画像読出し部10から、当該低解像度画像に含まれない画素値を受け取って、中間解像度画像を生成し、当該中間解像度画像に基づいて、注目領域を特定してもよい。ここで生成される中間解像度画像は、図7A〜図7Cを参照して説明したように、低解像度画像よりも多い画素数の画像である。また、中間解像度画像の画素数は、画像読出し部10が有する全ての画素の数よりも少ないことが望ましい。
上記のように、中間解像度画像に基づいて注目領域を特定することにより、低解像度画像では注目領域を特定できなかった場合であっても、注目領域を特定することが可能である。
なお、図7Cを参照して説明したように、中間解像度画像を更に高画質化することも可能である。例えば、第1の中間解像度画像に基づいて注目領域が特定できなかった場合、第1の信号処理部101は、第1の中間解像度画像をさらに高解像度化するために、第1の中間解像度画像に含まれない画素値を画像読出し部10へ要求してもよい。そして、第1の信号処理部101は、画像読出し部10から受け取った第1の中間解像度画像に含まれない画素値に基づいて、第1の中間解像度画像よりも画素数の多い第2の中間解像度画像を生成して、第2の中間解像度画像に基づいて注目領域を特定してもよい。
係る構成によれば、注目領域が特定されるまで、繰り返し、中間解像度画像の生成と注目領域の特定が行われ得る。
なお、図7A〜図7Cを参照して説明したように、第1の信号処理部101は、画像読出し部10から直接的に中間解像度画像を受け取り、当該中間解像度画像に基づいて注目領域を特定してもよい。
また、第1の信号処理部101は、低解像度画像に基づいて、複数の注目領域を特定してもよい。図8を参照して説明したように、複数の注目領域が特定された場合、複数の注目領域において、ADC32によるAD変換が並列に行われ、対応する複数の注目領域画像が並列に出力され得る。
第2の信号処理部102は、領域指定信号に基づいて画像読出し部10が出力する注目領域画像に対して認識処理を行う。第2の信号処理部102の認識処理が、画像読出し部10の有する全ての画素に基づく画像ではなく、注目領域画像に対して行われることにより、処理量が抑えられる。また、注目領域画像は、低解像度画像よりも解像度(画像密度)が高く、例えば、全ての画素に基づく画像と同等の解像度を有するため、縮小画像を用いて認識処理を行う場合よりも高精度に認識処理を行うことが可能となる。
第2の信号処理部102が行う認識処理は、特に限定されないが、例えば、第1の信号処理部101による注目領域の特定において対象とする情報よりも詳細な情報を得るための認識処理であってもよい。
例えば、第1の信号処理部101が被写体の種類を特定せずに被写体の領域を注目領域として特定していた場合、第2の信号処理部102による認識処理は、被写体の種別を認識する処理であってもよい。被写体の種別は、例えば、人、動物(犬、猫など)、貨幣、キャッシュカード等のカード、車両、車両のナンバープレート、信号等であってもよい。
また、第1の信号処理部101が所定の種別の被写体を検出して、検出された被写体の領域を注目領域として特定していた場合、第2の信号処理部102による認識処理は、当該被写体のより詳細な情報や、属性等を認識する処理であってもよい。例えば、第1の信号処理部101が人(人物)を検出し、人物領域を注目領域として特定していた場合、第2の信号処理部102による認識処理は、人物を識別(例えば名前やIDとの対応付け)処理であってもよい。また、第1の信号処理部101が人の顔を検出し、顔領域を注目領域として特定していた場合、第2の信号処理部102による認識処理は、性別、年齢、表情、感情等の属性を認識する処理であってもよい。
もちろん第2の信号処理部102による認識処理は上記の例に限定されず、多様な認識処理が行われてよい。
また、第2の信号処理部102は、認識器記憶部103に記憶された認識器を用いて、認識処理を行ってもよい。当該認識器は、上述したように、サーバ7が行う注目領域画像に基づく機械学習により得られる。なお、サーバ7が行う機械学習の手法は特に限定されないが、例えばCNN(Convolutional Neural Network)に基づく手法であってもよく、係る場合、機械学習により得られる認識器はニューラルネットワークであってもよい。
なお、第2の信号処理部102が認識処理を行って得られた認識結果は、例えば画像処理装置1が有する表示部(不図示)に表示されてもよいし、不図示の他の装置へ出力されてもよい。
認識器記憶部103は、サーバ7から不図示の通信部が受信した認識器を記憶する。認識器記憶部103は、サーバ7から認識器が受信された際に既に認識器を記憶していた場合、新たに受信された認識器により更新(上書き)を行ってもよい。
<3.動作>
以上、本実施形態の構成例について説明した。続いて、本実施形態に係る動作例について、図9、図10を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る画像処理装置1による認識に係る動作を示すフローチャート図である。
まず、図9に示すように、画像読出し部10が低解像度画像を第1の信号処理部101へ出力する(S102)。続いて、第1の信号処理部101が注目領域の特定を行う(S104)。
ステップS104で注目領域を特定できなかった場合(S106においてNO)、図7A〜図7Cを参照して説明したように画像が高解像度化(中間解像度画像の生成)され(S108)、ステップS104に戻って中間解像度画像に基づいて注目領域が特定される。
一方、ステップS104で注目領域を特定できた場合(S106においてYES)、第1の信号処理部101から画像読出し部10へ出力される領域指定信号に基づき、注目領域画像が第2の信号処理部102へ出力される(S112)。
続いて、第2の信号処理部102が注目領域画像に対して認識処理を行う(S114)。
以上、画像処理装置1による認識に係る動作を説明したが、図9に示した動作は一例であって本実施形態は係る例に限定されない。また、図9に示したステップS102〜S114の処理は適宜(例えば撮像が行われる毎に)繰り返し行われてもよい。
続いて、図10を参照し、画像処理システム1000による学習に係る動作について説明する。図10は、画像処理システム1000による学習に係る動作を示すフローチャート図である。
まず、図10に示すように、画像処理装置1からサーバ7へ、注目領域画像が送信される(S202)。なお、ステップS202の処理は、例えば図9のステップS112の処理に続いて、または同時に行われてもよい。
注目領域画像を受信したサーバ7の学習部701は、注目領域画像に基づく機械学習を行う(S204)。ステップS204において、必要に応じて注目領域画像に写る被写体に関するラベルデータがサーバ7のユーザにより入力され、注目領域画像と共に学習されてもよい。
続いて、サーバ7から画像処理装置1へ、ステップS204の機械学習により得られた認識器が送信される(S206)。認識器を受信した画像処理装置1は、認識器記憶部103に記憶される認識器を新たに受信した認識器で更新する(S208)。
以上、画像処理システム1000による学習に係る動作について説明したが、図10に示した動作は一例であって本実施形態は係る例に限定されない。また、図10に示したステップS202の注目領域画像の送信処理は注目領域画像が得られる毎に行われてもよいし、複数の注目領域画像が定期的にまとめて送信されてもよい。また、ステップS204処理も、注目領域画像を受信する毎に行われてもよいし、定期的に行われてもよい。
<4.変形例>
以上、本開示の一実施形態を説明した。以下では、本実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
(変形例1)
上記実施形態では、画像処理装置1がサーバ7による機械学習に基づいて、認識器を更新する例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、画像処理装置1の認識器記憶部103には学習により得られた認識器が予め記憶され、当該認識器は更新されなくてもよい。係る場合には、画像処理装置1は通信機能を有していなくてもよい。
(変形例2)
また、図4に示す例では、画像処理システム1000が1のサーバ7と、1の画像処理装置1を含む例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、画像処理システム1000は1のサーバと、複数の画像処理装置を含んでもよい。係る場合、サーバは、複数の画像処理装置から注目領域画像を受け取って機械学習を行うことが出来るため、より高精度な認識器を生成し得る。
(変形例3)
また、上記実施形態では、注目領域画像のサイズ(画像サイズ)は第1の信号処理部101の特定処理に応じて異なり得るである例を説明したが、本技術は係る例に限定されない。例えば、第2の信号処理部102が受け取る注目領域画像の画像サイズは、第2の信号処理部102の行う認識処理に応じた画像サイズであってもよい。係る場合、例えば、画像読出し部10の注目領域に含まれるADC32は、当該ADC32に対応する画素ブロック23に含まれる全ての画素に係るAD変換を行わなくてもよく、当該画像サイズに応じた画素に係るAD変換だけを行ってもよい。係る構成により、第2の信号処理部102の行う認識処理への入力画像のサイズに制限がある場合に、入力画像のサイズ変更処理(例えば縮小処理)を行う必要がないため、処理量が抑制され得る。なお、上記のように、画像サイズに応じた画素に係るAD変換だけが行われるためには、例えば第1の信号処理部101から出力される領域指定信号に、当該画像サイズや、当該画像サイズに応じた画素に係る情報が含まれてもよい。
<5.ハードウェア構成>
(イメージセンサの構成例)
上述した画像処理装置の機能のうち少なくとも一部は、イメージセンサにより実現することも可能である。図11、図12は、イメージセンサの構成例を説明するための説明図である。
図11に示すように、イメージセンサ8は、積層される画素基板81と回路基板82とを含む。画素基板81は、例えば図5を参照して説明した画素基板11と同様の構成であってもよい。また、回路基板82は、図5を参照して説明した回路基板12の構成に加えてデジタル信号処理回路を含み、図4を参照して説明した第1の信号処理部101、及び第2の信号処理部102として機能してもよい。すなわち、イメージセンサ8は、図4に示す画像読出し部10、第1の信号処理部101、及び第2の信号処理部として機能し得る。同一の半導体基板(イメージセンサ8)に画像読出し部10、第1の信号処理部101、及び第2の信号処理部の機能が含まれることで、例えば各部の間の信号やデータの入出力に係る遅延が低減され、例えば上述した処理がより高速に行われ得る。
また、図12に示すように、DSP(Digital Signal Processor)105により上述した画像処理装置の一部の機能が実現されてもよい。係る場合、画素基板81は、例えば図5を参照して説明した画素基板11と同様の構成であってもよく、回路基板82は、図5を参照して説明した回路基板12の構成に加えてデジタル信号処理回路を含み、図4を参照して説明した第1の信号処理部101として機能してもよい。係る場合、DSP105が図4を参照して説明した第2の信号処理部102として機能してもよい。
また、回路基板82は、図5を参照して説明した回路基板12と同様の構成であってもよい。係る場合、DSP105が図4を参照して説明した第1の信号処理部101、及び第2の信号処理部102として機能してもよい。
画像処理装置1は、上述したイメージセンサ8、及びDSP105を備えることで、図4に示した各機能を実現してもよい。なお、画像処理装置1は、DSP105に代えて、又はこれとともに、FPGA(Field-Programmable Gate Array)やAP(Application Processor)等の処理回路を備えてもよい。
(情報処理装置の構成例)
また、上述した一連の情報処理は、汎用のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置により行われてもよい。図13は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図13に示す情報処理装置900は、例えば、図4に示した画像処理装置1、及びサーバ7を実現し得る。本実施形態に係る画像処理装置1、及びサーバ7による情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明するハードウェアとの協働により実現される。
図13に示すように、情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901、ROM(Read Only Memory)902、RAM(Random Access Memory)903及びホストバス904aを備える。また、情報処理装置900は、ブリッジ904、外部バス904b、インタフェース905、入力装置906、出力装置907、ストレージ装置908、ドライブ909、接続ポート911、通信装置913、及びセンサ915を備える。情報処理装置900は、CPU901に代えて、又はこれとともに、DSP若しくはASIC等の処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU901は、例えば、第1の信号処理部101、第2の信号処理部102、または学習部701を形成し得る。
CPU901、ROM902及びRAM903は、CPUバスなどを含むホストバス904aにより相互に接続されている。ホストバス904aは、ブリッジ904を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス904bに接続されている。なお、必ずしもホストバス904a、ブリッジ904および外部バス904bを分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置906は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバー等、ユーザによって情報が入力される装置によって実現される。また、入力装置906は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器であってもよい。さらに、入力装置906は、例えば、上記の入力手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などを含んでいてもよい。情報処理装置900のユーザは、この入力装置906を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置907は、取得した情報をユーザに対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置で形成される。このような装置として、CRTディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置及びランプ等の表示装置や、スピーカ及びヘッドホン等の音声出力装置や、プリンタ装置等がある。出力装置907は、例えば、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、情報処理装置900が行った各種処理により得られた結果を、テキスト、イメージ、表、グラフ等、様々な形式で視覚的に表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データ等からなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して聴覚的に出力する。
ストレージ装置908は、情報処理装置900の記憶部の一例として形成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置908は、例えば、HDD等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス又は光磁気記憶デバイス等により実現される。ストレージ装置908は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このストレージ装置908は、CPU901が実行するプログラムや各種データ及び外部から取得した各種のデータ等を格納する。上記ストレージ装置908は、例えば、認識器記憶部103を形成し得る。
ドライブ909は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ909は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ909は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むこともできる。
接続ポート911は、外部機器と接続されるインタフェースであって、例えばUSB(Universal Serial Bus)などによりデータ伝送可能な外部機器との接続口である。
通信装置913は、例えば、ネットワーク920に接続するための通信デバイス等で形成された通信インタフェースである。通信装置913は、例えば、有線若しくは無線LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)、Bluetooth(登録商標)又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード等である。また、通信装置913は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ又は各種通信用のモデム等であってもよい。この通信装置913は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばTCP/IP等の所定のプロトコルに則して信号等を送受信することができる。
センサ915は、例えば、イメージセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサ、測距センサ、力センサ等の各種のセンサである。センサ915は、情報処理装置900の姿勢、移動速度等、情報処理装置900自身の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音等、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ915は、GPS信号を受信して装置の緯度、経度及び高度を測定するGPSセンサを含んでもよい。センサ915は、例えば、画像読出し部10を形成し得る。
なお、ネットワーク920は、ネットワーク920に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク920は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク920は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの仮想を含む専用回線網を含んでもよい。
以上、本実施形態に係る情報処理装置900の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて実現されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより実現されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
なお、上述のような本実施形態に係る情報処理装置900の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
<6.応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図14は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図14に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(Interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図14の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図15は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図15では、撮像部12031として、撮像部12101、12102、12103、12104、12105を有する。
撮像部12101、12102、12103、12104、12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102、12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図15には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031、マイクロコンピュータ12051に適用され得る。例えば、図4に示した画像処理装置1は撮像部12031、またはマイクロコンピュータ12051に適用することが可能である。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することより、例えば撮像画像からより高速、かつ高精度に歩行者や標識、ナンバープレート等の認識処理を行うことが可能となる。
<7.むすび>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、認識処理に先立って注目領域の特定が行われることにより、認識処理に係る処理量を抑制すると共に、認識精度を向上させることが可能である。また、画素ブロックごとに並列に画素値を出力可能な画像読出し部と連携した処理を行うことで、低解像度の画像を高速に取得し、また段階的な解像度調整が可能なことで、注目領域の特定に係る処理量を抑制し、より高速に注目領域の特定を行うことが可能である。
また、認識の対象となる被写体の領域を特定した注目領域画像が機械学習に用いられることで、機械学習により得られる認識器の精度も向上し得る。例えば、画像読出し部の全ての画素に基づく全体の画像を学習して得られる認識器よりも、既に被写体の領域が特定された注目領域画像を学習して得られる認識器の方が高精度であり得る。また、同様に、注目領域画像が機械学習に用いられることで、得られる認識器の小型化(簡易化)にもつながり、更なる処理量の抑制が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、画像読出し部は一部の画素に係るAD変換を行うことで低解像度画像を出力した例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、全ての画素に係るAD変換を行った後に、平均化処理等の信号処理を行って低解像度画像を生成し、第1の信号処理部へ出力してもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
画素信号を出力する複数の画素を有し、前記画素信号に基づいて得られる画像を出力する画像読出し部から、前記画素の数よりも少ない画素数の低解像度画像を受け取り、前記低解像度画像に基づいて、前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力する、第1の信号処理部を備える、画像処理装置。
(2)
前記第1の信号処理部は、前記低解像度画像に基づいて前記注目領域を特定できない場合に、前記画像読出し部から、前記低解像度画像に含まれない画素値を受け取って前記低解像度画像よりも画素数の多い中間解像度画像を生成し、前記中間解像度画像に基づいて、前記注目領域を特定する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)
前記第1の信号処理部は、第1の中間解像度画像に基づいて前記注目領域を特定できない場合に、前記画像読出し部から、前記第1の中間解像度画像に含まれない画素値を受け取って前記第1の中間解像度画像よりも画素数の多い第2の中間解像度画像を生成し、前記第2の中間解像度画像に基づいて、前記注目領域を特定する、前記(2)に記載の画像処理装置。
(4)
前記第1の信号処理部は、前記低解像度画像に基づいて前記注目領域を特定できない場合に、前記画像読出し部から、前記低解像度画像よりも多い画素数の中間解像度画像を受け取って、前記中間解像度画像に基づいて、前記注目領域を特定する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(5)
前記第1の信号処理部は、前記低解像度画像に基づいて複数の前記注目領域を特定する、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(6)
前記画像処理装置は、前記画像読出し部をさらに備え、
前記画像読出し部は、複数の画素からなる画素ブロックと対応付けられ、前記画素ブロックの数と同一の数のAD変換部をさらに有し、
前記AD変換部は、前記領域指定信号に基づいて、前記画素信号のAD変換を行う、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(7)
前記低解像度画像は、前記AD変換部が、前記AD変換部と対応付けられた前記画素ブロックに含まれる画素の数よりも少ない画素から出力される前記画素信号の前記AD変換を行うことにより得られる、前記(6)に記載の画像処理装置。
(8)
前記画像処理装置は、前記領域指定信号に基づいて前記画像読出し部が出力する注目領域画像に対して認識処理を行う第2の信号処理部をさらに備える、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(9)
前記第2の信号処理部は、前記第2の信号処理部が行う前記認識処理に応じたサイズの前記注目領域画像を前記画像読出し部から受け取る、前記(8)に記載の画像処理装置。
(10)
前記第2の信号処理部は、前記注目領域画像に基づく機械学習により得られる認識器を用いて、前記認識処理を行う、前記(8)または(9)に記載の画像処理装置。
(11)
前記画像処理装置は、前記第1の信号処理部として機能するイメージセンサを備える、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(12)
前記画像処理装置は、前記第1の信号処理部、及び前記第2の信号処理部として機能するイメージセンサを備える、前記(8)〜(10)のいずれか一項に記載の画像処理装置。
(13)
プロセッサが、画像読出し部の有する画素数よりも少ない画素数の低解像度画像を前記画像読出し部から受け取り、前記低解像度画像に基づいて前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力することを含む、画像処理方法。
(14)
画素信号を出力する複数の画素を有し、前記画素信号に基づいて得られる画像を出力する画像読出し部と、
前記画像読出し部が有する画素数よりも少ない画素数の低解像度画像を、前記画像読出し部から受け取り、前記低解像度画像に基づいて、前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力する、第1の信号処理部と、
前記領域指定信号に基づいて前記画像読出し部が出力する注目領域画像に対して認識処理を行う第2の信号処理部と、
を備える、画像処理装置、及び
前記画像処理装置から受け取った前記注目領域画像に基づく機械学習により、前記認識処理に用いられる認識器を生成する学習部を備える、サーバ、
を含む画像処理システム。
1 画像処理装置
5 通信網
7 サーバ
8 イメージセンサ
10 画像読出し部
11 画素基板
12 回路基板
21 画素アレイ
22 画素
23 画素ブロック
31 ADCアレイ
32 ADC
33 水平領域制御部
34 垂直領域制御部
35 出力部
36 ラッチ部
101 第1の信号処理部
102 第2の信号処理部
103 認識器記憶部
105 DSP
701 学習部

Claims (12)

  1. 画素信号を出力する複数の画素を有し、前記画素信号に基づいて得られる画像を出力する画像読出し部から、前記画素の数よりも少ない画素数の低解像度画像を受け取り、前記低解像度画像に基づいて、前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力する、第1の信号処理部を備え、
    前記第1の信号処理部は、前記低解像度画像に基づいて前記注目領域を特定できない場合に、前記画像読出し部から、前記低解像度画像に含まれない画素値を受け取って前記低解像度画像よりも画素数の多い中間解像度画像を生成し、前記中間解像度画像に基づいて前記注目領域を特定する、
    画像処理装置。
  2. 前記第1の信号処理部は、第1の中間解像度画像に基づいて前記注目領域を特定できない場合に、前記画像読出し部から、前記第1の中間解像度画像に含まれない画素値を受け取って前記第1の中間解像度画像よりも画素数の多い第2の中間解像度画像を生成し、前記第2の中間解像度画像に基づいて、前記注目領域を特定する、請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の信号処理部は、前記低解像度画像に基づいて複数の前記注目領域を特定する、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 記画像読出し部は、複数の画素からなる画素ブロックと対応付けられ、前記画素ブロックの数と同一の数のAD変換部をさらに有し、
    前記AD変換部は、前記領域指定信号に基づいて、前記画素信号のAD変換を行う、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記低解像度画像は、前記AD変換部が、前記AD変換部と対応付けられた前記画素ブロックに含まれる画素の数よりも少ない画素から出力される前記画素信号の前記AD変換を行うことにより得られる、請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置は、前記領域指定信号に基づいて前記画像読出し部が出力する注目領域画像に対して認識処理を行う第2の信号処理部をさらに備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の信号処理部は、前記第2の信号処理部が行う前記認識処理に応じたサイズの前記注目領域画像を前記画像読出し部から受け取る、請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2の信号処理部は、前記注目領域画像に基づく機械学習により得られる認識器を用いて、前記認識処理を行う、請求項またはに記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理装置は、前記第1の信号処理部として機能するイメージセンサを備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像処理装置は、前記第1の信号処理部、及び前記第2の信号処理部として機能するイメージセンサを備える、請求項のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. プロセッサが、
    画素信号を出力する複数の画素を有し、前記画素信号に基づいて得られる画像を出力する画像読出し部から、前記画素数よりも少ない画素数の低解像度画像を受け取り、前記低解像度画像に基づいて前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力することと、
    前記低解像度画像に基づいて前記注目領域を特定できない場合に、前記画像読出し部から、前記低解像度画像に含まれない画素値を受け取って前記低解像度画像よりも画素数の多い中間解像度画像を生成し、前記中間解像度画像に基づいて前記注目領域を特定することと、
    を含む、画像処理方法。
  12. 画素信号を出力する複数の画素を有し、前記画素信号に基づいて得られる画像を出力する画像読出し部と、
    前記画像読出し部が有する画素数よりも少ない画素数の低解像度画像を前記画像読出し部から受け取り、前記低解像度画像に基づいて、前記画像読出し部における注目領域を特定し、前記注目領域を指定する領域指定信号を前記画像読出し部へ出力前記低解像度画像に基づいて前記注目領域を特定できない場合に、前記画像読出し部から、前記低解像度画像に含まれない画素値を受け取って前記低解像度画像よりも画素数の多い中間解像度画像を生成し、前記中間解像度画像に基づいて前記注目領域を特定する第1の信号処理部と、
    前記領域指定信号に基づいて前記画像読出し部が出力する注目領域画像に対して認識処理を行う第2の信号処理部と、
    を備える、画像処理装置、及び
    前記画像処理装置から受け取った前記注目領域画像に基づく機械学習により、前記認識処理に用いられる認識器を生成する学習部を備える、サーバ、
    を含む画像処理システム。
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