JP6831189B2 - 皮膚外用剤又は化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、腐植土抽出物と部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有する皮膚外用剤又は化粧料に関し、さらに詳しくは、腐植土抽出物を含有しながらも、経時での粘度低下やクリーミングが起こらず製剤の安定性に優れ、さらにべたつきがなく使用感の良好な皮膚外用剤又は化粧料に関するものである。
腐植土は、地上植物、大型・微細藻類などの植物(広義)や魚介類およびその他無機物が、海、沼、池や湖の底部に堆積したものやこれが地表に隆起したもの、また森林の地表部に堆積したもの等のように植物(広義)などやこれを含む堆積物が、長い年月の間に嫌気性微生物等により分解、有機化を受けたものである。この腐植土の抽出物は、フルボ酸、フミン酸などの腐植土壌特有の構成物質のほか、脂肪酸、有機酸、アミノ酸、タンパク質、ミネラル等が含まれていることが知られており、皮膚外用剤、化粧料や浴剤への配合が検討されてきた(特許文献1〜7)。腐植土抽出物又はその成分であるフミン質(フルボ酸、フミン酸等)は、抗菌・殺菌、ウイルス不活化、I型アレルギー抑制作用、毛穴目立ち改善作用、収斂作用、コラーゲンゲル収縮促進作用、または一重項酸素消去作用が見出され、皮膚外用剤や化粧料における有効成分として利用することが検討されてきた(特許文献8〜15)。
特開2000−169322号公報 特開2002−187817号公報 特開2004−339120号公報 特開2000−136140号公報 特表2013−531629号公報 特開昭61−148113号公報 特開平10−059837号公報 特開2000−136140号公報 特開2006−232785号公報 特開2006−273734号公報 特開2008−007451号公報 特開2012−162489号公報 特開2012−171917号公報 特開2012−171921号公報 特開2012−171937号公報
しかしながら、様々な成分が含まれる腐植土抽出物は、皮膚外用剤又は化粧料中の他の成分と相互作用を起こす場合があり、特に、塩による影響を受けやすい水系増粘剤のみで粘度を付与しようとすると、経時での粘度低下やクリーミングといった安定性上の問題を引き起こすことがあった。中でも、汎用されている中和によりゲルが形成されるタイプの増粘剤において、この傾向は顕著であった。
また、腐植土抽出物を含有した皮膚外用剤又は化粧料には特有のべたつきが生じることがあり、これらの問題を同時に解決することは困難であった。
そこで、腐植土抽出物を含有しながらも、経時での粘度低下やクリーミングが起こらず製剤の安定性に優れ、さらにべたつきがなく使用感の良好な皮膚外用剤又は化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、腐植土抽出物と、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を組み合わせて皮膚外用剤又は化粧料に含有することにより、塩による影響を受けず粘度を付与することができ、経時での粘度低下やクリーミングが起こらないことを見出した。さらに、部分架橋型オルガノポリシロキサンのさらさらとした感触により腐植土抽出物由来のべたつきをも効果的に抑えることができ、製剤の安定性と良好な使用感を兼ね備えた皮膚外用剤又は化粧料を実現できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、成分(a)腐植土抽出物、成分(b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を含有する皮膚外用剤又は化粧料を提供するものである。
さらに、前記成分(a)の含有量が、皮膚外用剤又は化粧料全量中、エキス分として0.00001〜1質量%である皮膚外用剤又は化粧料を提供するものである。
さらに、前記成分(a)と(b)の含有質量比が、(b)/(a)=10〜500000である皮膚外用剤又は化粧料を提供するものである。
さらに成分(c)として、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーから選ばれる1種又は2種以上を含有する皮膚外用剤又は化粧料を提供するものである。
さらに成分(d)として、前記成分(b)を除くシリコーン系界面活性剤を含有する皮膚外用剤又は化粧料を提供するものである。
本発明は、腐植土抽出物を含有しながらも、経時での粘度低下やクリーミングが起こらず製剤の安定性に優れ、さらにべたつきがなく使用感の良好な皮膚外用剤又は化粧料を提供することができる。
以下、本発明について詳述する。なお、本明細書においては、〜を用いて数値範囲を表す際は、その範囲は両端の数値を含むものとする。
本発明に用いられる成分(a)は腐植土抽出物である。本発明で使用する腐植土抽出物の腐植土は、特に限定されず、産地、状態を問わずいずれのものも使用することができる。具体的には、この腐植土として、例えば、森林、河川、湖沼、海洋などを起源とするものを使用することが可能であり、この腐植土とは、そこで生息していた地上植物、大型・微細藻類などの植物(広義)などやこれを含む堆積物が、嫌気性微生物などにより分解、合成、有機化を受けたものである。このうち、好ましくは海洋でできた堆積物を起源とする海洋性腐植土、より好ましくは長崎県諫早市由来の海洋性腐植土が好ましい。
本発明で使用する腐植土抽出物は、抽出手段にて前記腐植土を抽出溶媒に接触させて、これを回収することによって得られる。更に、不要物除去や除菌のため、ろ過手段を行うのが好ましい。また腐植土抽出物は、特に記載した場合を除き、腐植土から抽出操作によって得られる、組成物又は腐食土特有の成分をいう。腐植土抽出物は、フミン質、フミン酸又はフルボ酸であり得る。
好適な腐植土抽出物を製造する方法の一例として、前記腐植土を脱水乾燥させて腐植物質由来の粉末を生成後に、抽出溶媒を加えて混合攪拌後、上澄み液を分取、ろ過して腐植土抽出物を得ることなどが挙げられる。
抽出手段としては、特に限定されず、固液抽出、液液抽出、浸漬、煎出、浸出、還流抽出、超臨界流体抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出、混合攪拌等が挙げられる。これらを適宜組み合わせてもよい。また、分離手段としても、特に限定されず、例えば、ろ過分離手段や遠心分離手段などが挙げられる。これらを単独で又は組み合わせて使用してもよい。これらを適宜組み合わせてもよい。なお、抽出物は、除菌用フィルターを用いてろ過されているものが、腐植土が熱変性されず、また不溶性物質などが除去されているので、好ましい。また、抽出に先立って行う腐植土の乾燥や前処理の有無および方法に特に限定はない。
前記抽出溶媒としては、特に限定されず、極性溶媒又は非極性溶媒の何れも使用してもよい。この抽出溶媒としては、例えば、水(温泉水、海洋深層水などのミネラル分を含む水や精製水等);直鎖、分岐鎖又は環状のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどの鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコールなどのポリエーテル類;スクワラン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテルなどの炭化水素類;トルエンなどの芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;及び超臨界二酸化炭素などが挙げられる。なお、これらは単独で又は2種以上組み合わせた混合溶媒として使用してもよい。また、有機溶媒は水溶性のものが、好適である。
前記抽出溶媒のうち、水(温泉水、海洋深層水などのミネラル分を含む水や精製水等)、アルコール類、ケトン類及び超臨界二酸化炭素から選ばれる1種以上のものが好ましい。それらのうちでも、水(温泉水、海洋深層水などのミネラル分を含む水や精製水等)及びアルコール類から選ばれる1種以上のものが好ましく、例えば、水(温泉水、海洋深層水などのミネラル分を含む水や精製水等)、アルコール類及び水とアルコール類との混液が挙げられる。
ここで、前記アルコール類は、一価又は多価アルコール類の何れでもよく、一価アルコル類としては、例えば、メタノール、エタノール及びプロパノールなどが挙げられ、多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、グリセリン及びジプロピレングリコールなどが挙げられる。
前記アルコール類のうち、例えば、エタノール及び1,3−ブチレングリコールなどの炭素数1〜5の低級アルコール類が好ましく、このうち低級一価アルコール類が好ましく、このうち更にエタノールが好ましい。
本発明者らの検討によると、腐植土抽出物に含まれる成分のうち、目的の効果が高い成分の一つがフルボ酸であると考えられることから、腐植土抽出物の抽出溶媒は、フルボ酸が溶解可能であることが好ましい。具体的には水系溶媒、すなわち水(温泉水、海洋深層水などのミネラル分を含む水や精製水等)を含む溶媒が好ましく、水および水アルコール類混液がより好ましい。より具体的には、アルコール類を0〜90容量%含む水溶液が好適であり、好ましくは0〜70容量%、より好ましくは0〜50容量%、さらに好ましくは0〜20容量%を含む水溶液が好適である。
前記溶媒の使用量は、特に限定されないが、例えば、腐植土(乾燥状態)100kgに対して、100〜1000Lとするのが好ましく、200〜600Lとするのがより好ましい。
前記抽出期間は、特に限定されないが、好ましくは1日〜3年間、より好ましくは10〜180日間とする。このときの腐植土と抽出溶媒との混合攪拌は、特に限定されないが、例えば、0.5〜48時間程度行えばよい。これにより腐植土と抽出溶媒が接触し、有効成分を抽出しやすくなる。また、連続又は不連続に混合攪拌を行えばよい。
例えば、混合撹拌した後、更に一定期間混合攪拌する若しくは一定期間混合攪拌後放置するか、又は放置して熟成させるのが、抽出効率の点で、好適である。混合攪拌後に放置することで腐植土が沈降し、分離の際に有利であるため、好ましい。
例えば、前記抽出期間内(例えば1日〜3年間)、連続又は不連続に混合攪拌を行う;1〜24時間混合攪拌後、1〜60日間(好適には20〜40日間)放置する;1〜24時間混合攪拌後、引き続き1〜20日間(好適には3〜9日間)混合攪拌した後、1日〜3年間(好適には6ヶ月〜2年間)放置するなどが挙げられる。
前記抽出温度は、特に限定されず、好ましくは低温〜高温(例えば、0〜100℃程度)、より好ましくは低温(例えば、0〜9℃程度)〜常温(例えば、10〜40℃程度)とするのが、腐植土を熱変性させないために、好適である。
なお、乾燥としては、天日乾燥、自然乾燥、風乾燥、熱乾燥、凍結乾燥などが挙げられ、腐植土が熱変性しない乾燥であれば好適である。このとき、腐植土が微粉砕できる程度に乾燥するのが望ましく、粉砕することによって腐植土の抽出効率が向上するので、好適である。
前記腐植土抽出物には、フルボ酸、フミン酸などの腐植土壌特有の構成物質(フミン質など)や、脂肪酸、有機酸、アミノ酸、タンパク質、ミネラルなどが含まれている。なお、腐植土抽出物は、除菌用フィルターを用いてろ過されているものが、腐植土が熱変性されず、また不溶性物質などが除去されているので、好ましい。
前記腐植土抽出物には、エキス分濃度が0.5質量%となるように水に溶解もしくは懸濁したときに、フミン質が、少なくとも100mg/L以上、好ましくは100〜1000mg/L、より好ましくは200〜700mg/L、更に350〜650mg/L含まれているのが好適である。
ここで、フミン質(腐植質)とは、例えば、植物成分などが土壌中に分解、縮合して生成する高分子物質を指す。ここで、フミン質は、鉱泉試験法の腐植質測定法記載の方法で測定した場合の値である。試験法詳細は、下記のとおりである。
試料VmL(腐植質として約20mg以上含む。)を正確にとり、孔径0.45μmメンブランフィルター(あらかじめデシケーター(シリカゲル)で乾燥し、秤量しておく。)を用いて吸引ろ過し、少量の水で洗浄した後、ろ液および洗浄液を合わせ、HCl10mLを加えてよくかき混ぜ、一昼夜放置する。これをメンブランフィルターでろ過する。ろ過に際しては、上清をまず静かに吸引ろ過し、最後に沈殿部を追加する。ろ過し終わったら沈殿を水でよく洗う。ろ液はいくらか着色しているのが普通である。フルボ酸が多いときは着色が著しい。ろ過後、フィルター部分をはがして、パラフィン紙に包んでデシケーター(シリカゲル)中で恒量になるまで乾燥する(一昼夜放置)。メンブランフィルターの重量を差し引いて腐植質の量を求め、試料中の含量を計算する。腐植質は灰分を含むので、メンブランフィルターをるつぼに移し、少量のメチルアルコールを加えて燃やし、さらに灰化して灰分を求め、先の重量から差し引く。
フミン質(腐植質)(mg/L)=((A−B)−C)/D×100

A:フィルター部分の重量(mg)
B:メンブランフィルターの重量(mg)
C:灰分の重量(mg)
D:試料採取量(ml)
本発明者らの検討によると、水を溶媒として得た腐植土抽出物に目的の効果が十分に見られたので、目的の効果が高い成分の一つは、フミン質の中でもフルボ酸であると考えられている。したがって、有効成分として用いる腐植土抽出物にはフルボ酸が多く含まれていることが好ましく、具体的には、エキス分濃度が0.5質量%となるように水に溶解もしくは懸濁したときに、フルボ酸が、好ましくは0.1〜100mg/L、より好ましくは1〜50mg/L、さらに好ましくは5〜50mg/L含まれているのが好適である。ここで、フルボ酸は、植物などが微生物により分解される最終生成物である腐植物質のうち、酸によって沈殿しない無定形高分子有機酸を指す。フルボ酸は、重金属などを吸着、放出するキレート作用を有し得る。
フミン酸は、腐植物質のうち酸性領域で沈殿し、アルカリ性領域で可溶であるものを指す。詳細な化学構造は不明であるが、多価フェノール形の芳香族化合物と含チッ素化合物との縮合物であり、フェノール性水酸基およびカルボキシル基を有するとされている。我々は腐植土抽出物中にフミン酸が多すぎると経時で沈殿する傾向があることを見出した。
従って腐植土抽出物には、エキス分濃度が0.5質量%となるように水に溶解もしくは懸濁したときに、フミン酸が、好ましくは0.2mg/L以上、より好ましくは2mg/L以上、さらに好ましくは3mg/L以上、さらに好ましくは4mg/L以上含まれているのが好適である。いずれの場合であっても、腐植土抽出物中のフミン酸は、好ましくは30mg/L以下とすることができ、20mg以下としてもよく、1.6mg/L以下としてもよい。
フミン酸およびフルボ酸の定量方法は、「Soil Science and Plant Nutrition, 38巻, 23-30頁(Kuwatsuka S et al. 1992); Soil Science and Plant Nutrition, 40巻, 601-608頁(Watanabe A. et al. 1994);Humic Substances Research, 1巻, 18-28頁(Watanabe A. et al. 2004)」等の参考文献に従って行えばよい。測定法により定量値が異なる場合は、フルボ酸の定量値がより高い測定法を採用することが好ましい。
本発明における腐植土抽出物においてフミン質に含まれるフルボ酸とフミン酸の割合は100:1〜1:1であることが好ましく10:1〜1:1であればより好ましい。この範囲であれば皮膚外用剤又は化粧料としての効果が高く、経時での安定性に優れ好ましい。
腐植土抽出物のpHは、酸性領域、好ましくはpH1〜6、より好ましくはpH2〜5、さらに好ましくは2.5〜3.5とするのが、薬理活性、安定性、安全性の点で、好適である。このとき、エキス分濃度0.1〜1質量%水溶液とし、20℃で適宜pH調整剤にて調整してもよい。pH調整剤としては、通常使用されるものであれば特に限定されず、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸などの無機酸類;クエン酸、酢酸、乳酸、コハク酸、グリコール酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、尿素、ε−アミノカプロン酸、ピロリドンカルボン酸などの有機酸類;グリシンベタイン、リジンベタインなどのベタイン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物(アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物など)などの無機アルカリ類;グアニジン、2−アミノ−2−メチルプロパンなどの有機アミン類;アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミンなどのアルカノールアミン;アルギニン、リジンなどの塩基性アミノ酸など、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
前記腐植土抽出物の含有量は、特に限定されないが、皮膚外用剤又は化粧料の安定性確保ならびにべたつき抑制の観点から、皮膚外用剤又は化粧料全量中、エキス分として0.00001〜1質量%(以下、質量%は単に、「%」と略す)であることが好ましく、0.0001〜0.1%とするのが効用の点でより好ましい。
本発明における成分(b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる、一部に三次元架橋構造を有する重合物である。これは、例えば、特公平8−6035号公報、特開平4−272932号公報、特開平5−140320号公報、特開2001−342255号公報、国際公開第2003/024413号パンフレットに記載されている。
成分(b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、例えば、次の(A)に示されるケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、(B)に示される分子中に平均で1.5個以上のビニル性反応部位を有する化合物との付加重合によって得ることができる。
(A)は、SiO2単位、HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、R2SiO単位、R3SiO0.5単位及びR2HSiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く、置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基は、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等である。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。
(B)は次の(B−1)〜(B−3)から選ばれる1種又は2種以上である。
(B−1)は、SiO2単位、(CH2=CH)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、R(CH2=CH)SiO単位、R2SiO単位、R3SiO0.5単位及びR2(CH2=CH)SiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基や、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等が挙げられる。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つ分子中にケイ素原子に結合したビニル基を平均で1.5個以上含有するオルガノポリシロキサンである。
(B−2)は、下記一般式(VI)で表わされるポリオキシアルキレンである。
CmH2m−1O(C2H4O)p(C3H6O)qCmH2m−1・・・(VI)
(式中、pは2〜200の整数、qは0〜200の整数、p+qは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ示す)
(B−3)は、下記一般式(VII)で表される不飽和炭化水素である。
CnH2n−1(CH2)rCnH2n−1・・・(VII)
(但し、nは2〜6、rは1以上の整数である。)
成分(b)の具体例としては、化粧品表示名称で表すと、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンが挙げられる。また、分子中にポリオキシアルキレン基を含有する重合物としては、例えば、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー等の部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンが挙げられる。また、分子中に長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル変性シリコーンが挙げられる。分子中にポリオキシアルキレン基及び長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー等の部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンが挙げられる。分子中にハロゲン化炭化水素基を含有する重合物としては、例えば、(トリフルオロプロピルジメチコン/トリフルオロプロピルジビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型フッ素変性シリコーンが挙げられる。これらは1種又は2種以上組み合わせて使用することができる。また、特に限定されないが、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルフェニルポリシロキサン、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー等の部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル変性シリコーン、PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー等の部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンが、皮膚外用剤又は化粧料にさらさらとした感触を付与することができ、成分(a)腐植土抽出物由来のべたつきを特に効果的に抑えられ、製剤の安定性により優れるため好ましく、さらに(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサンが、油光りの少ないマットな効果を演出することができ、(a)腐植土抽出物の毛穴目立ち改善効果や収斂効果等との相乗効果を発揮するためより好ましい。
成分(b)は、固体状態で配合することも可能であるが、シリコーン油などの油剤で膨潤された状態で皮膚外用剤又は化粧料に配合すると、より均一に分散され、製剤の安定性に優れるためより好ましい。溶媒との混合物の形態で市販されることが多く、本発明ではそうした市販品を用いることができる。市販品としては例えば、部分架橋型メチルポリシロキサンと環状シリコーンとの混合物としてKSG−15(固形分5%)、部分架橋型メチルポリシロキサンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−16(固形分20〜30%)、部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンとフェニルトリメチコンとの混合物としてKSG−18(固形分10〜20%)、部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−210(固形分20〜30%)、部分架橋型アルキル変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−41(固形分25〜35%)、KSG−42(固形分20〜30%)、KSG−43(固形分25〜35%)及びKSG−44(固形分25〜35%)、部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−310(固形分25〜35%)、KSG−320(固形分20〜30%)、KSG−330(固形分15〜25%)及びKSG−340(固形分25〜35%)(以上、信越化学工業社製)等が挙げられる。また、部分架橋型フッ素変性シリコーンは、フルオロアルキル基含有環状オルガノポリシロキサン等の環状フッ素含有シリコーンとの混合物として用いられ、例えばKSG−51(固形分15〜25%:信越化学工業社製)等がある。これらは1種又は2種以上組み合わせて使用することができる。
前記成分(b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の含有量は、特に限定されないが、皮膚外用剤又は化粧料の安定性確保ならびにべたつき抑制の観点から、皮膚外用剤又は化粧料全量中、0.01〜20%であることが好ましく、0.1〜10%とするのが効用の点でより好ましい。
上記した成分(a)腐植土抽出物、成分(b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の含有量は、任意に選択可能であり、含有する比率も特に限定されるものではないが、これらの含有量の比率を特定の範囲とすることにより、さらに本発明の効果を高めることが可能となり好ましい。このような成分(a)と成分(b)の含有質量比は、(b)/(a)=10〜500000であることが好ましい。この比率であれば、(a)腐植土抽出物由来のべたつきをより効果的に抑えることができ、安定性も良好な皮膚外用剤又は化粧料を得られる点でより好ましい。
本発明の皮膚外用剤又は化粧料においては、上記成分に加え、さらに成分(c)として、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーから選ばれる1種又は2種以上を含有することにより、製剤の安定性ならびに感触がより向上するためより好ましい。
カルボキシビニルポリマーは、アクリル酸を主としてこれに少量のアリルショ糖で架橋した共重合体であり、アルキル変性カルボキシビニルポリマーはこれをアルキル化処理したものであり、通常皮膚外用剤又は化粧料に用いられるものであれば特に限定されるものではない。特にアルキル化処理するアルキル基は炭素数10〜30が好ましく、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしては、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマーが好ましい。これらの共重合体の平均分子量は好ましくは約50,000〜3,000,000で更に、750,000以上のものが好ましい。
カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーの市販品として、例えば、カルボキシビニルポリマーとしては、カーボポール940、カーボポール941、カーボポール980(以上、LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしては、ペミュレンTR−1,ペミュレンTR−2(以上、NOVEON社製)、カーボポール1342、カーボポール1382(以上、LUBRIZOL ADVANCED MATERIALS社製)等が挙げられる。
カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、1種又は2種以上を用いることができ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、アルギニン等の対アルカリを加えて中和、増粘させて含有することがより好ましい。
本発明において成分(c)カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーの含有量は、特に限定されないが、皮膚外用剤又は化粧料全量中0.001〜1%が好ましく、さらに好ましくは0.01〜0.5%である。この範囲であると、(a)腐植土抽出物由来のべたつきを増長させることがなく、皮膚外用剤又は化粧料の粘度を調整できる点でより好ましい。
本発明の皮膚外用剤又は化粧料においては、上記成分に加え、さらに成分(d)として成分(b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物を除くシリコーン系界面活性剤を含有することにより、成分(b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の効果を高めることができ、安定性がより向上するためより好ましい。
本発明の成分(d)は、シリコーン鎖を主鎖に持つ界面活性剤であれば特に限定されないが、中でも、主鎖がオルガノポリシロキサンで、親水基として、ポリオキシエチレン等のポリオキシアルキレン基、グリセリン基、ポリグリセリン基から選ばれる1種又は2種以上を有するものが好ましい。前記親水基の位置は、シリコーン鎖に対して、ペンダント型、ブロック型、末端型等の何れでも良い。更に、オルガノポリシロキサン基や炭化水素基がグラフトしているものであっても良い。
このようなシリコーン系界面活性剤は、具体的には、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、長鎖炭化水素基含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、オルガノポリシロキサン基含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、グリセリン変性オルガノポリシロキサン、ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、長鎖炭化水素基含有グリセリン変性オルガノポリシロキサン、長鎖炭化水素基含有ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、オルガノポリシロキサン基含有グリセリン変性オルガノポリシロキサン、オルガノポリシロキサン基含有ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン等が挙げられ、これより1種又は2種以上を用いることができる。
ポリオキシアルキレン基を有するシリコーン系界面活性剤としては、例えば、化粧品表示名称で、PEG−9メチルエーテルジメチコン、PEG−11メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG−3ジメチコン、PEG−8ジメチコン、PEG−9ジメチコン、PEG−10ジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン、ジメチコンコポリオール等が挙げられ、市販品としは、KF−6016、KF−6011P、KF−6012、KF−6013、KF−6018、KF−6019、KF−6017P、KF−6028P、KF−6038(以上、信越化学工業社製)、ABIL EM−90、ABIL EM−97(以上、エボニック・ゴールドシュミット社製)、SH−3772M、SH3775M(以上、東レ・ダウコーニング社製)SILWET(登録商標)L−7604(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)等が挙げられる。
また、グリセリン基を有するシリコーン系界面活性剤としては、具体的に特開2004-231608号公報に記載されているもの等が挙げられ、化粧品表示名称で、ポリグリセリル−3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキエチルジメチコン、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキエチルジメチコン等が挙げらる。市販品としては、KF−6104、KF−6105、KF−6106(以上、信越化学工業社製)等が挙げられる。
これらのシリコーン系活性剤の中でも、PEG−9メチルエーテルジメチコン、PEG−11メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG−3ジメチコン、PEG−8ジメチコン、PEG−9ジメチコン、PEG−10ジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン、ジメチコンコポリオール等のポリオキシアルキレン基を有するシリコーン系界面活性剤、ポリグリセリル−3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキエチルジメチコン、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキエチルジメチコン等のグリセリン基を有するシリコーン系界面活性剤が皮膚外用剤又は化粧料の経時安定性がより優れる点においてより好ましく、特にPEG−11メチルエーテルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等のポリオキシアルキレン基を有するシリコーン系界面活性剤が本発明の効果を顕著に発揮することからより好ましい。これらのシリコーン系界面活性剤は1種又は2種以上を用いることができる。
本発明において(d)シリコーン系活性剤の含有量は、特に限定されないが、皮膚外用剤又は化粧料全量中0.05〜10%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜5%である。この範囲であると、(a)腐植土抽出物由来のべたつきを増長させることがなく、皮膚外用剤又は化粧料の安定性にもより優れる点でより好ましい。
また本発明の皮膚外用剤又は化粧料には、本発明の効果を損なわない量的質的範囲において、上記成分の他に、通常の皮膚外用剤又は化粧料等に用いられる成分として、水性成分、界面活性剤、油性成分、保湿剤、高分子、粉体、色素、紫外線吸収剤、皮膜形成剤、pH調整剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料等を、各種の効果の付与のために適宜含有することができる。
水性成分としては、成分(a)の他に、蒸留水、精製水、温泉水、深層水や、ラベンダー水、ローズ水、オレンジフラワー水などの植物由来の水蒸気蒸留水等の水の他、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソルビトール、マルチトール、グルコースなどの糖アルコールなどが挙げられ、1種又は2種以上を用いることができる。
界面活性剤としては、成分(d)の他に、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等の非イオン性界面活性剤類、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤類、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノイルアミン脂肪酸誘導体、アルキルアンモニウム塩、脂環式アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤類、レシチン、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を用いることができる。
油性成分としては、動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液状油、揮発性油の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、成分(b)以外の油性ゲル化剤類、油溶性樹脂等が挙げられる。
高分子としては、成分(c)の他に、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グァーガム、カチオン化グァーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物系高分子、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオン性ポリマー等の有機系水溶性高分子、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子、アクリル酸アルキル共重合体、メタアクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、シリコーン含有重合体等の非水溶性高分子等が挙げられ、1種又は2種以上を用いることができる。
保湿成分としては、糖類、アミノ酸及びその誘導体、ペプタイド類、植物抽出液等が挙げられ、1種又は2種以上を用いることができる。
酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等が挙げられる。
防腐剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等が挙げられる。
本発明の皮膚に適用する皮膚外用剤又は化粧料の性状は、特に限定されず、液状、ゲル状、クリーム状、半固形状、固形状、スティック状、パウダー状等のいずれであってもよい。これらの中でも液状であると、(a)腐植土抽出物由来のべたつきを増長させることがなく、皮膚外用剤又は化粧料の安定性にもより優れる点でより好ましい。
また、本発明の皮膚外用剤又は化粧料としては、医薬品等の皮膚外用剤や化粧料等を挙げることでができ、例えば、外用固形剤、外用液剤、スプレー剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、貼付剤等や、乳液、化粧水、美容液、パック化粧料、洗顔料、マッサージ用化粧料、化粧用下地料、ボディ用化粧料、ヘア用化粧料等で挙げられる。一方、本発明の皮膚外用剤又は化粧料の形態としては、水中油型、油中水型、多重乳化、マイクロエマルション等いずれでもよく、用途や目的に応じて適宜選択することができるが、べたつきのなさ、を考慮した場合、水中油型が好ましい。
また、本発明の皮膚外用剤又は化粧料の製造方法は、特に限定されるものではなく、通常皮膚外用剤又は化粧料の製造に用いられている方法を用いることができる。
次に実施例を挙げて、本発明をさらに説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
[製造例1:腐植土抽出物の製造1]
地中(九州地方海岸付近土壌)から採取した腐食土壌を乾燥させた後、微粉砕した。この粉砕物5kgと、精製水20リットルを2時間混合攪拌し、さらに常温(10〜30℃程度)で7日間撹拌し、20日間静置した。静置後、メンブランフィルター(孔径0.45μm)を用いてろ過し、腐植土抽出物水溶液(原液)を得た。このときのpH(20℃)は3.0であった。また、この乾燥エキス分(エキス分濃度)は0.4%であった。この原液に含まれるフミン質の総量は350mg/L(乾燥エキス分5g/水1Lの水溶液換算としたとき、438mg/L)であり、フミン酸およびフルボ酸の含有量は、それぞれ4mg/Lおよび6.7mg/L(乾燥エキス分5g/水1Lの水溶液換算としたとき、それぞれ5mg/Lおよび8.4mg/L)であった。以下の実施例では乾燥エキス分をそのまま用いた。
フミン酸およびフルボ酸の定量方法は、上述の参考文献Soil Science and Plant Nutrition, 38巻, 23-30頁(Kuwatsuka S et al. 1992); Soil Science and Plant Nutrition, 40巻, 601-608頁(Watanabe A. et al. 1994);Humic Substances Reseacrh, 1巻, 18-28頁(Watanabe A. et al. 2004)にしたがって行った。
実施例1〜11及び比較例1〜4;美容液(水中油型)
表1に示す組成及び下記製法にて美容液を調製し、以下に示す方法により、<1>べたつきのなさ、<2>安定性の評価を行った。結果を表1に併記する。
(製法)
A.成分(1)〜(9)を均一に混合溶解する。
B.成分(10)〜(16)を加温して均一に溶解し、Aに攪拌しながら添加する。
C.Bを均一に攪拌したのち、成分(17)を徐々に添加しながら撹拌し、美容液を得た。
<1>べたつきのなさ
製剤をなじませ、なじみ際のべたつきの無さを、以下の評価基準(I)に従って7段階に官能評価した。評価は専門パネル5名で官能評価を行い、全パネルの評点の平均点を以下の判定基準(II)に従って判定した。
評価基準(I)
[評価結果] : [評点]
非常に良い : 6点
良い : 5点
やや良い : 4点
普通 : 3点
やや悪い : 2点
悪い : 1点
非常に悪い : 0点
判定基準(II)
[評点の平均点] :[判定]
5点を超える : ◎
3.5点を超え5点以下 : ○
1点を超え3.5点以下 : △
1点以下 : ×
<2>安定性
各試料をガラスビンに入れ、50℃および5℃の恒温槽内にそれぞれ2週間静置した。その後、50℃保管品を目視観察ならびに使用感の評価により5℃保管品と対比し、以下の基準により判定した。
[評価基準]
◎:変化なし
○:わずかにクリーミングしているが、使用感に差はない
△:クリーミング層が観察され、使用感が損なわれている
×:凝集して完全に分離している
表1の結果から明らかなように、実施例1〜11の美容液はべたつかず使用感が良好であり、経時での粘度低下やクリーミングも確認されず安定性も良好であった。
一方、成分(b)を含有しなかった比較例1においては、成分(a)に起因するべたつきが出てしまい、さらに経時での粘度低下の影響により安定性も悪く50℃2週間で凝集し完全に分離していた。成分(b)を含有しない代わりに成分(c)カルボキシビニルポリマーを増量し、粘度を付与した比較例2においても、成分(a)に起因するべたつきを抑えることができず、経時での粘度低下も改善されず50℃2週間でクリーミング層がみられた。同じく(b)成分の代わりにメチルセルロースを含有した比較例3は、メチルセルロース由来のべたつきがでてしまい、比較例2よりもさらに使用感が劣っていた。安定性についても50℃2週間でクリーミング層がみられた。さらに成分(b)の代わりに油ゲル化剤を含有した比較例4についても、使用感・安定性に非常に劣るものであった。
実施例12 乳液(水中油型乳液状)
(成分) (%)
1.製造例1の腐植土抽出物0.5%水溶液 0.5
2.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー※4 1.5
3.(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)
クロスポリマー ※10 1.5
4.ホホバ油 2.0
5.流動パラフィン 4.0
6.ベヘネスー30 2.0
7.ステアロイルメチルタウリンNa 1.0
8.PEG−240/デシルテトラデセス−20/
ヘキサメチルジイソシアネートコポリマー ※11 2.0
9.カルボキシビニルポリマー 1.0
10.水酸化ナトリウム 0.6
11.グリセリン 2.0
12.1,3ーブチレングリコール 10.0
13.PEG−8 1.0
14.PEG−150 1.0
15.アスコルビルグルコシド 2.0
16.トウキ根エキス 0.1
17.精製水 残 量
18.エタノール 1.0
19.香料 0.05
20.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
21.フェノキシエタノール 0.3
※10:KSG−18(信越化学工業社製)
※11:アデカノール GT−700(ADEKA社製)
(製造方法)
A:成分(1)、(8)〜(17)を70℃で均一に混合する。
B:成分(2)〜(7)を70℃で均一に混合する。
C:AにBを加え、乳化し、その後35℃まで冷却し、成分(18)〜(21)を加え、均一に混合し、乳液(水中油乳化型乳液状)を得た。
実施例12の乳液(水中油型乳液状)は、べたつきのなさと安定性に優れるものであった。
実施例13:保湿クリーム(水中油型クリーム状)
(成分) (%)
1.製造例1の腐植土抽出物0.5%水溶液 0.5
2.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー※4 3.0
3.スクワラン 2.0
4.ジメチコン 4.0
5.PEG−11メチルエーテルジメチコン 1.0
6.カルボキシビニルポリマー 0.2
7.水酸化ナトリウム 0.06
8.グリセリン 5.0
9.1,3ーブチレングリコール 5.0
10.エタノール 10.0
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
12.ローズマリーエキス 0.1
13.精製水 残 量
(製造方法)
A:成分(1)、(6)〜(13)を70℃で均一に混合する。
B:成分(2)〜(5)を70℃で均一に混合する。
C:AにBを加え乳化し、その後35℃まで冷却し、保湿クリーム(水中油型クリーム状)を得た。
実施例13の保湿クリーム(水中油型クリーム状)は、べたつきのなさと安定性に優れるものであった。
実施例14 マッサージクリーム(油中水型クリーム状)
(成分) (%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
2.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.0
3.PEG−9ポリメチルシロキシエチルジメチコン 2.0
4.ジメチコン 2.0
5.(ジメチコン/ポリグリセリン−3)
クロスポリマー ※12 3.0
6.トリエチルヘキサノイン 10.0
7.ジカプリン酸プロピレングリコール 5.0
8.球状無水ケイ酸 1.0
9.セラミド2 0.1
10.ローズヒップ油 0.1
11.香料 0.05
12.グリセリン 10.0
13.1,3ーブチレングリコール 10.0
14.精製水 残 量
15.製造例1の腐植土抽出物0.5%水溶液 1.0
16.塩化ナトリウム 0.5
17.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
※12:KSG−710(信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(3)均一に混合し膨潤する。
B:Aに成分(4)〜(11)を加え均一に混合する。
C:成分(12)〜(17)を均一に混合する。
D:BにCを加え乳化し、マッサージクリーム(油中水型クリーム状)を得た。
実施例14のマッサージクリーム(油中水型クリーム状)は、べたつきのなさと安定性に優れるものであった。
実施例15 パック化粧料(水中油型乳液状)
(成分) (%)
1.製造例1の腐植土抽出物0.5%水溶液 1.0
2.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー ※4 3.0
3.ジメチコン 6.0
4.スクワラン 2.0
5.トリエチルヘキサノイン 4.0
6.PEG−11メチルエーテルジメチコン 2.0
7.PEG−40水添ヒマシ油 1.0
8.セラミド2 0.1
9.(アクリル酸アルキル/メタクリル酸ステアレス−20)
コポリマー ※13 2.0
10.カルボキシビニルポリマー 1.0
11.水酸化ナトリウム 0.3
12.グリセリン 10.0
13.1,3−ブチレングリコール 10.0
14.精製水 残 量
15.エタノール 1.0
16.香料 0.05
17.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
18.ソルビトール 0.1
19.ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0
20.エタノール 1.0
21.香料 0.05
※13:アキュリン22(ROHM社製)
(製造方法)
A:成分(1)、(9)〜(18)を70℃で均一に混合する。
B:成分(2)〜(8)を70℃で均一に混合する。
C:AにBを加え、乳化し、その後35℃まで冷却し、成分(19)〜(21)を加え、均一に混合し、パック化粧料(水中油型乳液状)を得た。
実施例15のパック化粧料(水中油型乳液状)は、べたつきのなさと安定性に優れるものであった。
実施例16:クリーム状ヘアトリートメント(洗い流し不要タイプ)
(成分) (%)
1.ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン ※15 2.0
2.(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー※5 1.0
3.デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
4.パルミチン酸オクチル 1.0
5.ミリスチン酸イソプロピル 3.0
6.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.0
7.アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン
共重合体エマルション ※16 3.0
8.エタノール 3.0
9.プロピレングリコール 3.0
10.1,2−ペンタンジオール 0.1
11.香料 0.l
12.製造例1の腐植土抽出物0.1%水溶液 0.1
13.精製水 残 量
※15:KF−6105(信越化学工業社製)
※16:SM8904 COSMETIC EMULSION(東レ・ダウコーニング社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(5)を均一に混合する。
B:成分(6)〜(13)を加温し均一に混合する。
C:AにBを徐々に加えながら均一に乳化混合する。
D:Cを冷却し、クリーム状ヘアトリートメントを得た。
実施例16のクリーム状ヘアトリートメントは、べたつきのなさと安定性に優れるものであった。
実施例17:クリーム状ヘアワックス
(成分) (%)
1.ステアリン酸 2.0
2.パラフィン 8.0
3.セトステアリルアルコール 5.0
4.マイクロクリスタリンワックス 5.0
5.流動パラフィン 5.0
6.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー※4 0.5
7.(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)
クロスポリマー ※10 0.5
8.黒酸化鉄 1.0
9.球状無水ケイ酸 0.5
10.デシルテトラデカノール 0.1
11.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.5
12.セスキオレイン酸ソルビタン 3.0
13.精製水 残 量
14.プロピレングリコール 10.0
15.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
16.トリエタノールアミン 1.0
17.(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))
コポリマー ※17 0.2
18.製造例1の腐植土抽出物0.1%水溶液 0.1
19.グリコシルトレハロース 0.05
20.イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD 0.1
21.香料 0.1
※17:カーボポール1342(Lubrizol Advanced Materials社製)
(製造方法)
A:成分(1)〜(12)を80℃に加熱し、均一に混合溶解する。
B:成分(13)〜(16)を80℃に加温し均一に混合する。
C:AにBを徐々に加えながら均一に乳化混合する。
D:Cを冷却後、成分(17)〜(21)を加えて均一に混合し、クリーム状ヘアワックスを得た。
実施例17のクリーム状ヘアワックスは、べたつきのなさと安定性に優れるものであった。
実施例18:軟膏
(成分) (%)
1.ステアリルアルコール 18.0
2.モクロウ 20.0
3.ポリオキシエチレン(20)モノオレイン酸エステル 0.3
4.トコフェロール 0.1
5.ワセリン 40.0
6.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー※4 0.5
7.リノール酸エチル 0.5
8.パルミチン酸メチル 0.5
9.精製水 残量
10.グリセリン 10.0
11.製造例1の腐植土抽出物 0.5
12.カルボキシビニルポリマー※2 0.5
(製造方法)
A:成分1〜8を70℃で均一に混合する。
B:成分9〜12を70℃に加温する。
C:AにBを加え乳化し、軟膏を得た。
実施例18の軟膏は、べたつきのなさと安定性に優れるものであった。

Claims (4)

  1. 次の成分(a)〜(d)
    (a)腐植土抽出物
    (b)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
    (c)カルボキシビニルポリマー
    (d)前記成分(b)を除くシリコーン系界面活性剤
    を含有し、
    さらに水および油性成分を含有する、皮膚外用剤又は化粧料(ただし、油中水型の形態を除く)。
  2. 前記成分(a)の含有量が、皮膚外用剤又は化粧料全量中、エキス分として0.00001〜1質量%である前記請求項1に記載の皮膚外用剤又は化粧料。
  3. 前記成分(a)と(b)の含有質量比が、(b)/(a)=10〜500000である前記請求項1又は2に記載の皮膚外用剤又は化粧料。
  4. 前記成分(b)の含有量が、皮膚外用剤又は化粧料全量中、0.01〜20質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚外用剤又は化粧料。
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