JP6829376B2 - 建設機材の受け台 - Google Patents

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Description

本開示は建設機材の受け台に関する。
建設現場では、地盤に建て込まれたケーシングに下端側が挿入された長尺な建設機材を支持することがある。
例えば、特許文献1が開示する構真柱建て込み工法では、ガイド管が、その下端側がケーシングに挿入された状態で、上部芯決め装置によって支持される。より詳しくは、ガイド管は角形断面を有しており、上部外側にブラケットを有する。上部芯決め装置は、架台と、架台に載置固定された桁材とを有している。ガイド管のブラケットが桁材によって支持されることで、ガイド管が上部芯決め装置によって支持される。
特開平9−203041号公報
特許文献1に記載された上部芯決め装置の桁材は、揚重用ブラケットを有しており、揚重機によって吊り下げられて移動させられる。
ここで、特許文献1が開示するように、架台に載置固定された桁材によってガイド管を支持する場合、桁材をブラケットの下方に移動させる際にも揚重機が必要になる。このため、桁材の移動作業が煩雑であり、結果として、ガイド管を桁材によって支持する作業が煩雑であるという問題がある。
なお、ガイド管を桁材で支持する場合には、桁材を移動させる回数はそれほど多くはないが、他の建設機材を桁材で支持する場合には、桁材を頻繁に移動させることがある。このため、建設機材を桁材によって支持する作業は容易であるのが望ましい。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態の目的は、地盤内に設置されたケーシング内に下端側が挿入された建設機材を容易に支持することができる建設機材の受け台を提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る建設機材の受け台は、
地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと
前記2つのベース部材間にそれぞれ架け渡される複数の床部材と
を備える。
上記構成(1)の建設機材の受け台によれば、桁部材をそれぞれ含む2つの受けユニットがベース部材によって走行可能に支持されているので、桁部材をベース部材上で走行させることにより容易に移動させることができる。このため、上記構成(1)の建設機材の受け台によれば、建設機材を桁部材によって容易に支持することができる。
上記構成(1)によれば、床部材を配置することで、ケーシング上に作業床を形成することができる。このため、作業者は、床部材の上にのることで、桁部材によって支持されている建設機材の周囲で容易に作業を行うことができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記構成(1)において、
前記建設機材は、
小径部と、
前記小径部に隣接し、前記小径部よりも大径の係合部とを有し、
前記桁部材は、前記建設機材の小径部の平面視形状に対応した切欠を有する。
上記構成(2)によれば、建設機材の小径部の平面視形状に対応する切欠が桁部材に形成されており、2つの桁部材は、小径部を切欠に受け入れた状態で、小径部を挟むことができる。そしてこの状態で、建設機材の係合部を桁部材上に載置すれば、建設機材を容易に支持することができる。またこのように、小径部を切欠に受け入れた状態で、小径部を挟むことによって、2つの桁部材間に形成される隙間を小さくすることができる。このため、2つの桁部材間の隙間を通じて、工具やボルト等の部品が落下することを防止することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記構成(1)又は(2)において、
前記ベースユニットは、前記2つのベース部材を上下動させるための上下動手段を含み、
前記2つのベース部材を上下動させることによって、前記2つのベース部材と前記ケーシングとの間で前記2つの受けユニットを受け渡し可能である。
上記構成(3)によれば、2つのベース部材の高さ方向位置をケーシングに対して相対的に下げることによって、2つの桁部材をケーシングによって支持させることができる。このため、建設機材を、桁部材及びケーシングによって支持することができる。建設機材、例えば、リバース工法に用いられる掘削装置及び駆動装置の重量は、数十トンにもなるため、建設機材をベースユニットによって支持する場合、ベースユニットに高い強度が必要とされる。この点、建設機材をケーシングによって支持すれば、ベースユニットにそこまで高い強度は要求されず、ベースユニットの軽量化及び低価格化を図ることができる。
(4)本発明の少なくとも一実施形態に係る建設機材の受け台は、
地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材及び該桁部材の下側に取り付けられた車輪をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと
を備える。
上記構成(4)の建設機材の受け台によれば、桁部材をそれぞれ含む2つの受けユニットがベース部材によって走行可能に支持されているので、桁部材をベース部材上で走行させることにより容易に移動させることができる。このため、上記構成(4)の建設機材の受け台によれば、建設機材を桁部材によって容易に支持することができる。
(5)本発明の少なくとも一実施形態に係る建設機材の受け台は、
地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと
を備え、
前記建設機材は、
小径部と、
前記小径部に隣接し、前記小径部よりも大径の係合部とを有し、
前記桁部材は、前記建設機材の小径部の平面視形状に対応した切欠を有し、
前記桁部材はH形鋼によって構成され、
前記切欠は前記H形鋼に設けられている。
上記構成(5)によれば、建設機材の小径部の平面視形状に対応する切欠が桁部材に形成されており、2つの桁部材は、小径部を切欠に受け入れた状態で、小径部を挟むことができる。そしてこの状態で、建設機材の係合部を桁部材上に載置すれば、建設機材を容易に支持することができる。またこのように、小径部を切欠に受け入れた状態で、小径部を挟むことによって、2つの桁部材間に形成される隙間を小さくすることができる。このため、2つの桁部材間の隙間を通じて、工具やボルト等の部品が落下することを防止することができる。
(6)本発明の少なくとも一実施形態に係る建設機材の受け台は、
地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと、
を備え、
前記ベースユニットは、前記2つのベース部材を上下動させるための上下動手段を含み、
前記2つのベース部材を上下動させることによって、前記2つのベース部材と前記ケーシングとの間で前記2つの受けユニットを受け渡し可能であり、
前記2つの受けユニットの桁部材を前記ケーシングによって支持させることができるように構成されている。
上記構成(6)によれば、2つのベース部材の高さ方向位置をケーシングに対して相対的に下げることによって、2つの桁部材をケーシングによって支持させることができる。
このため、建設機材を、桁部材及びケーシングによって支持することができる。建設機材、例えば、リバース工法に用いられる掘削装置及び駆動装置の重量は、数十トンにもなるため、建設機材をベースユニットによって支持する場合、ベースユニットに高い強度が必要とされる。この点、建設機材をケーシングによって支持すれば、ベースユニットにそこまで高い強度は要求されず、ベースユニットの軽量化及び低価格化を図ることができる。
)幾つかの実施形態では、上記構成()乃至()の何れか1つにおいて、
前記2つのベース部材間にそれぞれ架け渡される複数の床部材を更に備える。
上記構成()によれば、床部材を配置することで、ケーシング上に作業床を形成することができる。このため、作業者は、床部材の上にのることで、桁部材によって支持されている建設機材の周囲で容易に作業を行うことができる。
)幾つかの実施形態では、上記構成(1)、(2)、(3)及び(7)のうちいずれか1つにおいて、
前記複数の床部材のうち前記第2水平方向に隣り合って配置される床部材は、相互にヒンジ結合されている。
上記構成()によれば、床部材がヒンジ結合されており、折り畳まれている複数の床部材を展開することで、複数の床部材を容易に配置することができる。また、展開されている複数の床部材を折り畳むことで、複数の床部材を容易に撤去することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、地盤内に設置されたケーシング内に下端側が挿入された建設機材を容易に支持することができる建設機材の受け台が提供される。
掘削装置、駆動装置及びクレーンとともに、本発明の一実施形態に係る建設機材の受け台を概略的に示す図である。 受け台によって支持された掘削装置、及び、掘削装置に連結される駆動装置の下端部とともに、受け台を概略的に示す断面図である。 受け台を概略的に示す図であり、(a)は平面図(上面図)、(b)は正面図である。 受け台を概略的に示す側面図である。 受けユニットが相互に隣接した状態の受け台を概略的に示す斜視図である。 受けユニットが相互に離間した状態の受け台を概略的に示す斜視図である。 2つのベース部材を上下動させることによって、2つの桁部材をケーシングによって支持させている状態を概略的に示す図である。 複数の床部材が配置された受け台を概略的に示す斜視図である。 床部材の変形例を概略的に示す側面図であり、(a)は、床部材が折り畳まれた状態(待避状態)を示し、(b)は、床部材が展開された状態(使用状態)を示している。 変形例に係る受け台を概略的に示す正面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、掘削装置1、駆動装置3及びクレーン5とともに、本発明の一実施形態に係る建設機材の受け台6を概略的に示す図である。掘削装置1及び駆動装置3は、例えばリバース工法により杭孔7を掘削可能である。掘削装置1及び駆動装置3を用いる場合、杭孔7の壁面は円筒形状のケーシング9によって保護される。リバース工法以外の工法であっても、例えばアースドリル工法やオールケーシング工法であっても、少なくとも杭孔7の開口は、地盤内に設置されたケーシング9によって保護される。
図2は、受け台6によって支持された掘削装置1、及び、掘削装置1に連結される駆動装置3の下端部とともに、受け台6を概略的に示す断面図である。図3は、受け台6を概略的に示す図であり、(a)は平面図(上面図)、(b)は正面図である。図4は、受け台6を概略的に示す側面図である。図5は、受けユニットが相互に隣接した状態の受け台6を概略的に示す斜視図である。図6は、受けユニットが相互に離間した状態の受け台6を概略的に示す斜視図である。
図2に示したように、受け台6は、地盤に建て込まれた円筒形状のケーシング9内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能である。
なお、図2では、受け台6は、掘削装置1を支持しているが、駆動装置3も支持可能であり、杭孔7の掘削機に適用可能である。また、受け台6は、他の建設機械にも適用可能である。更に、受け台6は、ドリル管やトレミー管等の機材にも適用可能であり、長手方向の長さが幅方向の長さに比べて大きい長尺な建設機械及び機材の支持に適している。なお本明細書では、建設機械及び機材を一括して建設機材と称する。
図2〜図6に示したように、受け台6は、ベースユニット11と受けユニット13とを備える。
ベースユニット11は、互いに平行に配置される2つのベース部材15を有している。具体的には、2つのベース部材15は、ケーシング9の両側に第1水平方向に相互に離間して配置され、且つ、それぞれ第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される。例えば、2つのベース部材15は、H形鋼等によって構成可能である。
2つの受けユニット13は、2つのベース部材15間に架け渡される桁部材17をそれぞれ含んでいる。例えば、桁部材17はH形鋼によって構成可能である。2つの受けユニット13は、2つのベース部材15によって第2水平方向、即ちベース部材15の長手方向にて走行可能に支持されている。そのために、例えば、2つの桁部材17の両端には、下側に車輪19が取り付けられている。2つのベース部材15は、車輪19を介して2つのベース部材15によって走行可能に支持されている。各受けユニット13は、例えば作業員が押すことによって、人力のみで走行させることができる。
上記構成の受け台6によれば、桁部材17をそれぞれ含む2つの受けユニット13がベース部材15によって走行可能に支持されているので、桁部材17をベース部材15上で走行させることにより容易に移動させることができる。このため、上記構成の受け台6によれば、掘削装置1等の建設機材を桁部材17によって容易に支持することができる。
特に、ドリル管やトレミー管は、杭孔7の深度に応じて繰り返し継ぎ足す必要があり、ドリル管やトレミー管を繰り返し支持する必要がある。このような場合であっても、上記構成の受け台6によれば、桁部材17をベース部材15上で走行させることにより容易に移動させることができ、ドリル管やトレミー管を容易に支持することができる。
好ましくは、桁部材17が自立可能なように、各桁部材17には、片側に2つ以上、合計で4つ以上の車輪19が取り付けられる。
幾つかの実施形態では、受け台6によって支持される建設機材、例えば掘削装置1は、図2に示したように、小径部21と、小径部21に隣接し、小径部21よりも大径の係合部(大径部)23とを有する。そして、図3(a)、図5及び図6に示したように、桁部材17は、小径部21の平面視形状に対応した切欠25を有する

例えば、小径部21は、中空円筒形状の筒部によって構成され、係合部23は、フランジ、リブ又はブラケット等によって構成される。小径部21が円筒形状である場合、各桁部材17に形成される切欠25の平面視形状は半円形状である。例えば、2つの切欠25によって形成される円形状の孔の直径rは、100mm以上500mm以下である(図3参照)。
上記構成によれば、小径部21の平面視形状に対応する切欠25が桁部材17に形成されており、2つの桁部材17は、小径部21を切欠25に受け入れた状態で、小径部21を挟むことができる。そしてこの状態で、掘削装置1の係合部23を桁部材17上に載置すれば、掘削装置1を容易に支持することができる。またこのように、小径部21を切欠25に受け入れた状態で、小径部21を挟むことによって、2つの桁部材17間に形成される隙間を小さくすることができる。このため、2つの桁部材17間の隙間を通じて、工具やボルト等の部品が落下することを防止することができる。
幾つかの実施形態では、図2〜図6に示したように、ベースユニット11は、2つのベース部材15を上下動させるための上下動手段27を含む。上下動手段27は、例えば、複数のジャーナルジャッキ29や油圧ジャッキによって構成可能である。
ここで、図7は、2つのベース部材15を上下動させることによって、2つの桁部材17をケーシング9によって支持させている状態を概略的に示す図である。図7に示したように、2つのベース部材15を上下動させることによって、2つのベース部材15とケーシング9との間で2つの受けユニット13を受け渡し可能である。
上記構成によれば、2つのベース部材15の高さ方向位置をケーシング9に対して相対的に下げることによって、2つの桁部材17をケーシング9によって支持させることができる。このため、建設機材を、桁部材17及びケーシング9によって支持することができる。建設機材、例えば、リバース工法に用いられる掘削装置1及び駆動装置3の重量は、数十トンにもなるため、建設機材をベースユニット11によって支持する場合、ベースユニット11に高い強度が必要とされる。この点、建設機材をケーシング9によって支持すれば、ベースユニット11にそこまで高い強度は要求されず、ベースユニット11の軽量化及び低価格化を図ることができる。
また、上下動手段27によって、2つのベース部材15の水平出しを行うこともできる。
幾つかの実施形態では、図2〜図6に示したように、ベース部材15は、それぞれ四角の枠形状の上側ステージ31及び下側ステージ33を含む。上側ステージ31は、2つのベース部材15を含んでおり、下側ステージ33と上下方向に離間している。上側ステージ31と下側ステージ33との間には、上下動手段27としての複数のジャーナルジャッキ29が介装される。また、上側ステージ31と下側ステージ33との間には、下側ステージ33に対する上側ステージ31の上下動を案内するための案内手段35として、例えば二重管構造の複数の案内部材37が介装される。
なお、図示しないけれども、上側ステージ31及び下側ステージ33は、クレーン5によって吊り下げるためのシャックル用のブラケットを有していてもよい。また、各受けユニット13も、クレーン5によって吊り下げるためのシャックル用のブラケットを有していてもよい。
幾つかの実施形態では、図2〜図6に示したように、桁部材17がベース部材15から落下しないように、第2水平方向にて上側ステージ31の両側に、ストッパ38として板材が取り付けられている。ストッパ38は、上側ステージ31よりも上方に突出している。
幾つかの実施形態では、受け台6は、図8に示したように、2つのベース部材15間に桁部材17と平行にそれぞれ架け渡される複数の床部材39を更に備える。各床部材39は、平面視にて、第1水平方向に長い長方形形状を有する。各床部材39は、例えば、枠部材(不図示)と、枠部材に取り付けられた板部材40とによって構成され、その両端が支持された状態で人が中央にのっても耐えることが可能な強度を有する。
上記構成によれば、建設機材を支持している桁部材17の両側に床部材39を配置することで、ケーシング9上に作業床41を形成することができる。床部材39は、各々の両端が2つのベース部材15によって支持されており、安定した作業床41を構成可能である。このため、作業者は、床部材39の上にのることで、桁部材17によって支持されている建設機材の周囲で容易に作業、例えば掘削装置1と駆動装置3の連結作業等、を行うことができる。
幾つかの実施形態では、図2〜図6に示したように、床部材39が第1水平方向にてベース部材15に対し移動しないように、ベース部材15に、ベース部材15の長手方向に沿って延在する枠部材42が取り付けられる。枠部材42は、ベース部材15よりも上方に突出している。一方、第2水平方向でのベース部材15に対する床部材39の移動は、受けユニット13及びストッパ38によって規制される。
図9は、床部材39の変形例を概略的に示す側面図であり、(a)は、床部材39が折り畳まれた状態(待避状態)を示し、(b)は、床部材39が展開された状態(使用状態)を示している。
幾つかの実施形態では、図9に示したように、複数の床部材39のうち、第2水平方向即ちベース部材15の長手方向に隣り合って配置される床部材39は、ヒンジ43によって、相互にヒンジ結合されている。
上記構成によれば、床部材39がヒンジ結合されており、折り畳まれている複数の床部材39を展開することで、複数の床部材39を容易に配置することができる。また、展開されている複数の床部材39を折り畳むことで、複数の床部材39を容易に撤去することができる。
幾つかの実施形態では、受け台6は、受けユニット13の走行を案内する案内手段44を更に備える。
上記構成によれば、案内手段44によって、受けユニット13がベース部材15から落下することが防止される。例えば、案内手段44は、上下方向に延びる案内部材45によって構成される。案内部材45は、例えばL字鋼によって構成可能である。案内部材45は、桁部材17に取り付けられ、桁部材17からベース部材15の側方まで延びている。
なお、案内手段44として、車輪19と係合可能なレールをベース部材15に取り付けてもよい。
幾つかの実施形態では、図示しないけれども、受け台6は、建設機材を支持している状態の2つの受けユニット13を相互に連結するための連結手段を更に有する。連結手段によって2つの受けユニット13を相互に連結することで、受けユニット13から建設機材が外れることを確実に防止することができる。
図10は、変形例に係る受け台47を概略的に示す正面図である。
ケーシング9に対する2つのベース部材15の高さを変更し、ケーシング9よって桁部材17を支持させる場合、ベース部材15上に床部材39を直接配置すると、床部材39とケーシング9が干渉してしまう。そこで、図10に示す受け台47では、ベース部材15の両側に一段高い段部49を設け、段部49上に床部材39を配置可能となっている。この場合、段部49が、桁部材17の走行を案内する案内手段44としての機能も有する。
なお、ケーシング9に対する2つのベース部材15の高さを変更する際には、上下動手段27を用いる外、ケーシング9が全周回転掘削機51やパワージャッキ等によって把持されている場合には、全周回転掘削機51やパワージャッキによってケーシング9の高さを変更してもよい。
最後に、本発明は上述した幾つかの実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、受け台6は、図2では、全周回転掘削機51上に配置されていたが、地面に直接設置してもよい。
1 掘削装置
3 駆動装置
5 クレーン
6,47 建設機材の受け台
7 杭孔
9 ケーシング
11 ベースユニット
13 受けユニット
15 ベース部材
17 桁部材
19 車輪
21 小径部
23 係合部
25 切欠
27 上下動手段
29 ジャーナルジャッキ
31 上側ステージ
33 下側ステージ
35 案内手段
37 案内部材
38 ストッパ
39 床部材
40 板部材
41 作業床
42 枠部材
43 ヒンジ
44 案内手段
45 案内部材
49 段部
51 全周回転掘削機

Claims (8)

  1. 地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
    前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
    前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと
    前記2つのベース部材間にそれぞれ架け渡される複数の床部材と
    を備えることを特徴とする建設機材の受け台。
  2. 前記建設機材は、
    小径部と、
    前記小径部に隣接し、前記小径部よりも大径の係合部とを有し、
    前記桁部材は、前記建設機材の小径部の平面視形状に対応した切欠を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機材の受け台。
  3. 前記ベースユニットは、前記2つのベース部材を上下動させるための上下動手段を含み、
    前記2つのベース部材を上下動させることによって、前記2つのベース部材と前記ケーシングとの間で前記2つの受けユニットを受け渡し可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機材の受け台。
  4. 地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
    前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
    前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材及び該桁部材の下側に取り付けられた車輪をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと
    を備える
    ことを特徴とする建設機材の受け台。
  5. 地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
    前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
    前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと
    を備え、
    前記建設機材は、
    小径部と、
    前記小径部に隣接し、前記小径部よりも大径の係合部とを有し、
    前記桁部材は、前記建設機材の小径部の平面視形状に対応した切欠を有し、
    前記桁部材はH形鋼によって構成され、
    前記切欠は前記H形鋼に設けられている
    ことを特徴とする建設機材の受け台。
  6. 地盤内に設置された円筒形状のケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な建設機材の受け台において、
    前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
    前記2つのベース部材間に架け渡される桁部材をそれぞれ含み、前記2つのベース部材によって前記第2水平方向にて走行可能に支持される2つの受けユニットと、
    を備え、
    前記ベースユニットは、前記2つのベース部材を上下動させるための上下動手段を含み、
    前記2つのベース部材を上下動させることによって、前記2つのベース部材と前記ケーシングとの間で前記2つの受けユニットを受け渡し可能であり、
    前記2つの受けユニットの桁部材を前記ケーシングによって支持させることができるように構成されてい
    ことを特徴とする建設機材の受け台。
  7. 前記2つのベース部材間にそれぞれ架け渡される複数の床部材を更に備える
    ことを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載の建設機材の受け台。
  8. 前記複数の床部材のうち前記第2水平方向に隣り合って配置される床部材は、相互にヒンジ結合されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3及び7のうち何れか1項に記載の建設機材の受け台。
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