JP6828234B2 - 検眼情報表示装置、検眼情報表示プログラム - Google Patents
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Description
(2) 被検眼の検眼情報を表示する検眼情報表示装置であって、両眼で検査視標を見たときの見え方を示す両眼シミュレーション画像を表示手段に表示させる制御手段を備え、前記制御手段は、前記被検眼と、前記被検眼に入射する視標光束の結像位置と、が少なくとも描写される眼図を前記表示手段にさらに表示させることを特徴とする。
(3) 被検眼の検眼情報を表示する検眼情報表示装置において実行される検眼情報表示プログラムであって、前記検眼情報表示装置のプロセッサによって実行されることで、両眼で検査視標を見たときの見え方を示す両眼シミュレーション画像を表示手段に表示させる表示ステップ、前記両眼シミュレーション画像の鮮明度を、左右の片眼視力値のうち、高い方の片眼視力値に基づいて設定する設定ステップと、を前記検眼情報表示装置に実行させることを特徴とする。
なお、視標光束の光学特性を変化させるレンズユニットとしては、レンズ切換機構に限定されず、レンズユニットにアルバレスレンズが配置された構成であってもよい。
以下、本実施例の検眼システム500について説明する。図1に示すように、本実施例の検眼システム500は、例えば、検眼装置100と、視標呈示装置200と、コントローラ300、リレーユニット400等を備える。例えば、検眼装置100は、保持アーム5に吊り下げられる。保持アーム5の一端は基台10に固定される。
図2に示すように検眼装置は、左右一対のレンズユニット110(左レンズユニット110L、右レンズユニット110R)を備える。レンズユニット110は、レンズディスク120(左レンズディスク120L、右レンズディスク120R)を備える。レンズディスク120は、レンズユニット110に回転可能に保持されている(図2参照)。レンズディスク164には、多数の光学素子(球面レンズ、円柱レンズ、分散プリズム、等)が同一円周上に配置されている。レンズディスク120が駆動部(アクチュエータ)130R,130Lによって回転制御されることによって、検者が所望する光学素子が検眼窓160(左検眼窓160L、右検眼窓160R)に配置される。また、検眼窓160に配置された光学素子(例えば、円柱レンズ、クロスシリンダレンズ、ロータリプリズム等)が駆動部150R,150Rによって回転制御されることにより、検者が所望する回転角度にて光学素子が配置される。検眼窓160に配置される光学素子の切り換え等は、操作手段であるコントローラ300(図1参照)の操作によって行われる。駆動部130R,130Lおよび駆動部150R,150Lは、例えば、モータ、ソレノイド等が用いられるが、これに限定されない。
視標呈示装置200は、検査視標を呈示する視標呈示部210を備えている。視標呈示装置200は、リレーユニット400を介してコントローラ300と接続されており、視標呈示部210に表示される視標の切り換え等がコントローラ300の操作等によって行われる。
図1に示すコントローラ300は、検眼装置100、視標呈示装置200の少なくともいずれかを操作する。コントローラ300は、複数の操作ボタンが配置された操作パネル310とタッチパネル機能を有する表示パネル320を有し、操作パネル310及び表示パネル320に対する検者の操作を検出する。コントローラ300は、検者の操作に基づいて検眼装置100、視標呈示装置200に駆動信号を出力する。コントローラ300は、例えば、眼前に配置される光学素子の切り換えを指示するために用いられる。
図1に示すリレーユニット400は、検眼装置100の電源、コントローラ300からの検眼装置100と視標呈示装置200に対する通信を制御するユニットである。リレーユニット400は、コントローラ300、検眼装置100、視標呈示装置200と接続されている。接続は、無線又は有線にて行われる。リレーユニット400は、CPU等からなる制御部200(図5参照)を備え、コントローラ300の制御指令を受け、検眼装置100、視標呈示装置200を制御する。なお、リレーユニット400は、必ずしも必須の構成ではなく、コントローラ300からの制御指令を検眼装置100、視標呈示装置200が受信する構成であってもよい。
以上のような構成の装置において、その動作を説明する(図6の検査手順フローチャート参照)。以下の説明では、片眼測定の際に非測定眼に雲霧を掛け、両眼が解放された状態で検査を行う場合を例に挙げる。両眼を開放して行う検査は、遮蔽板で遮蔽する場合に比べて被検眼の不要な調節が生じにくく、適正な検査を行い易い。雲霧掛けを行う場合、検者は、検査前に雲霧量を決定するための雲霧パラメータの設定を行う。雲霧パラメータとしては、例えば、雲霧時の目標視力値などが挙げられる。例えば、制御部370は、図7に示すような視力値設定画面360を表示部320に表示させ、検者からの目標視力値の入力を受け付ける。視力値設定画面360には、例えば、選択ボタン361,362、設定ボタン363等が表示される。この場合、検者は、選択ボタン361または選択ボタン362を操作することによって、雲霧時の目標視力値を選択し、設定ボタン363を押すことによって選択中の目標視力値を入力してもよい。制御部370は、目標視力値の入力を受け付け、これを記憶部340等に記憶させる(ステップS1)。なお、目標視力値の設定は、検査ごとに毎回行う必要はない。例えば、設定画面によって一度設定を行えば、その後の検査にも同じ目標視力値が用いられる。
次に、オートクロスシリンダレンズを用いた乱視度数、乱視軸の片眼検査について説明する。検者は、コントローラ300を操作し、点群チャートを視標呈示装置200に表示させる。そして、制御部370は、測定眼と被測定眼の検眼窓160にそれぞれオートクロスシリンダレンズAcを配置させる。このように、左右の検眼窓160にオートクロスシリンダレンズAcを配置させることによって、オートクロスシリンダを用いた場合であっても、雲霧を用いた両眼解放下でのクロスシリンダテストが行える。
続いて、本実施例のコントローラ300の表示について説明する。図12は、コントローラ300の表示画面321の一例を示す図である。表示画面321には、例えば、被検者の両眼での見え方を示すシミュレーション画像323等が表示される。
110 レンズユニット
200 視標呈示装置
300 コントローラ
320 表示部
340 記憶部
370 制御部
Claims (3)
- 被検眼の検眼情報を表示する検眼情報表示装置であって、
両眼で検査視標を見たときの見え方を示す両眼シミュレーション画像を表示手段に表示させる制御手段を備え、
前記制御手段は、前記両眼シミュレーション画像の鮮明度を、左右の片眼視力値のうち、高い方の片眼視力値に基づいて設定することを特徴とする検眼情報表示装置。 - 被検眼の検眼情報を表示する検眼情報表示装置であって、
両眼で検査視標を見たときの見え方を示す両眼シミュレーション画像を表示手段に表示させる制御手段を備え、
前記制御手段は、前記被検眼と、前記被検眼に入射する視標光束の結像位置と、が少なくとも描写される眼図を前記表示手段にさらに表示させることを特徴とする検眼情報表示装置。 - 被検眼の検眼情報を表示する検眼情報表示装置において実行される検眼情報表示プログラムであって、前記検眼情報表示装置のプロセッサによって実行されることで、
両眼で検査視標を見たときの見え方を示す両眼シミュレーション画像を表示手段に表示させる表示ステップと、
前記両眼シミュレーション画像の鮮明度を、左右の片眼視力値のうち、高い方の片眼視力値に基づいて設定する設定ステップと、
を前記検眼情報表示装置に実行させることを特徴とする検眼情報表示プログラム。
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