JP6827618B2 - トイレシステム - Google Patents

トイレシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6827618B2
JP6827618B2 JP2017239444A JP2017239444A JP6827618B2 JP 6827618 B2 JP6827618 B2 JP 6827618B2 JP 2017239444 A JP2017239444 A JP 2017239444A JP 2017239444 A JP2017239444 A JP 2017239444A JP 6827618 B2 JP6827618 B2 JP 6827618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
information
user
terminal
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017239444A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018075396A (ja
Inventor
健児 横山
健児 横山
昌弘 辻本
昌弘 辻本
遊亀 川上
遊亀 川上
正義 房田
正義 房田
智彦 長田
智彦 長田
木村 朝映
朝映 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimura Corp
Original Assignee
Kimura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kimura Corp filed Critical Kimura Corp
Priority to JP2017239444A priority Critical patent/JP6827618B2/ja
Publication of JP2018075396A publication Critical patent/JP2018075396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6827618B2 publication Critical patent/JP6827618B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、トイレシステムに関する。
従来、ユーザのトイレ使用段階に応じてユーザに情報を提供するトイレシステムが提案されていた。例えば、表示手段と、各種センサと、制御部とを備え、制御部は、トイレ使用者がトイレに入室したときから排便を開始するまでの第1段階、排便中の第2段階、排便終了から退室までの第3段階、の各段階に異なる表示を行わせるトイレ用表示システムが挙げられる(特許文献1を参照)。
特許第3773312号公報
従来、ユーザのトイレ使用段階に応じてユーザに情報を提供するトイレシステムは提案されていたが、ユーザ毎に異なるサービスを提供できるトイレシステムは存在しなかった。そこで、本発明は、ユーザに応じて異なるサービスを提供できるトイレシステムを実現することを目的とする。
本発明に係るトイレシステムは、トイレを利用するユーザの端末が保持する識別情報を取得する取得部と、取得部が取得した識別情報に基づいて、ユーザに提供すべき出力情報を特定する特定部と、特定部が特定した出力情報を出力する出力部とを有する。
このようにすれば、端末の識別情報に応じて異なる出力情報が出力される。すなわち、端末を所持するユーザに応じて異なるサービスを提供できるようになる。
また、特定部は、順序が予め定められている複数の情報のうち、識別情報に対応付けてデータ記憶部に保持されている、表示済みの情報を示すデータに基づいて、当該表示済みの情報の次に表示すべき情報を出力情報として特定するようにしてもよい。このようにすれば、識別情報毎に情報表示の進度を管理し、前回の続きに相当する情報を出力することができるようになる。
また、トイレが備えるセンサが検知した、利用者の有無を示すデータを、複数のトイレから受信し、混雑の度合いを示す混雑情報を生成する混雑情報生成部をさらに有し、出力ステップにおいて他のトイレの混雑情報を出力するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは他のトイレの混雑情報を知ることができるようになる。
また、特定部は、識別情報に基づいて、当該識別情報に対応付けて記憶されている設定変更データを特定し、特定部が特定した設定変更データに基づいて、トイレが備える機器の設定を変更する制御部をさらに有するようにしてもよい。このようにすれば、端末の識別情報に応じて機器の設定を変更することができる。すなわち、端末を所持するユーザに応じて異なるサービスを提供できる。
なお、トイレが備える機器の設定は、便座の温度、温水洗浄便座の水勢、温水洗浄便座
の水温、ノズルの位置、ノズルの方向、トイレ用擬音装置の音、及び芳香剤の種類のうち少なくとも1つ以上を含むようにしてもよい。
なお、上記した課題を解決するための手段に記載の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、ユーザに応じて異なるサービスを提供できるトイレシステムを実現することができる。
システム構成の一例を示す図である。 トイレの一例を示す斜視図である。 トイレの一例を示す機能ブロック図である。 サーバの一例を示す機能ブロック図である。 端末の一例を示す機能ブロック図である。 コンピュータの一例を示す装置構成図である。 トイレが実行する処理の一例を示す処理フローである。 進度を管理するための情報の一例を示すテーブルである。 ユーザが登録する、利用を希望する設備の一例を示すテーブルである。 ユーザが登録する、設備の設定の一例を示すテーブルである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態は本発明の一例であり、本発明の構成は以下の例には限られない。
<システムの構成>
図1は、本実施の形態に係るシステム全体の構成を示す図である。本実施の形態に係るシステムは、トイレ1と、サーバ2と、端末3(図1では3a及び3b)とを含み、これらがインターネット等のネットワーク4を介して相互に接続されている。なお、トイレ1と端末3とは、無線通信により直接通信できるようにしてもよい。
トイレ1は、例えば百貨店等の商業施設や駅等における、公衆が利用するトイレに備えられる。図1では1つのトイレ1を示しているが、トイレ1は、例えば複数の建物の各々や、建物のフロアの各々に備えられる。また、トイレの利用者(「ユーザ」とも呼ぶ)は、所持している携帯電話機やスマートフォン等のモバイル端末に予め所定のアプリケーション(「プログラム」又は「ソフトウェア」とも呼ぶ)をインストールしておく。これにより、各ユーザに応じたサービスを受けることができるようになったり、端末3をトイレ1と直接通信させることができるようになる。なお、図1には2つの端末3(3a及び3b)を示しているが、端末の数も2つに限られない。
図2は、トイレ1の一例を示す斜視図である。トイレ1は、制御部11と、ネットワーク通信部12と、トイレブース14とを備えている。制御部11は、マイクロコントローラやCPU(Central Processing Unit)等のような、プログラムを実行する処理装置で
あり、本実施の形態に係る処理を制御する。なお、制御部11は、図示していないデータ記憶部13と接続されており、データの読み出しや書き込みを行うことができるものとする。また、ネットワーク通信部12は、例えば携帯電話回線網やイントラネット等を介してネットワーク4と接続するためのネットワークアダプタである。トイレブース14は、便器等を備える空間であり、例えば個室状に仕切られている。なお、男性用の小便器の周囲の空間をトイレブース14としてもよい。また、トイレ1は、トイレブース14を複数
備えていてもよく、この場合、例えば1つの制御部11が複数のトイレブース14を制御する。
トイレブース14は、端末通信部141と、情報出力部142と、センサ143(ドアロックセンサ143A、着座センサ143B及び排水センサ143C)と、制御部144とを備えている。端末通信部141は、端末3と直接通信を行う。例えば、端末通信部141は、無線LANやBluetooth等、所定の通信方式によりユーザの所持している端末3
と通信を行い、端末3を検知したり、端末3から識別情報を受信したりする。なお、例えば電波の出力や使用する周波数帯により端末通信部141の通信範囲をトイレブース14内に限定し、トイレブース14に侵入した端末3を特定できるようにする。なお、端末通信部141は、本発明における、ユーザ端末が保持する識別情報を取得する取得部に相当する。
情報出力部142は、例えば液晶モニタやスピーカ等の出力装置であり、例えばデータ記憶部13に保持されている映像又は音声を出力することができる。また、ドアロックセンサ143Aは、ドア146がロックされたことを検知する。着座センサ143Bは、例えば便座上に設けられた赤外線差センサ等の人感センサ又は便座に設けられた圧力センサであり、ユーザが便座に座ったことを検知する。排水センサ143Cは、排水されたことを検知する。なお、図示していないが、センサ143はそれぞれ制御部11と有線又は無線により接続されているものとする。なお、情報出力部142は、本発明における、出力部に相当する。
トイレブース14の制御部144は、図示していないデータ記憶部145に記憶されている、便座温度、温水洗浄便座の水勢、水温、ノズル位置又は方向、トイレ用擬音装置の音、芳香剤の種類等の情報に基づいて、便座ヒータ、温水洗浄便座、トイレ用擬音装置、芳香剤拡散装置等を制御する。なお、芳香剤拡散装置は、複数の芳香剤を備え、制御部144から指定された芳香剤を周囲の空間に拡散させる。
図3に、図2を用いて説明したトイレ1の機能ブロック図を示す。トイレ1は、制御部11と、ネットワーク通信部12と、データ記憶部13と、トイレブース14とを有する。制御部11は、上述した処理装置であり、本実施の形態に係る処理を制御する。また、ネットワーク通信部12は、上述したネットワークアダプタであり、ネットワーク4を介してサーバ2と通信することができる。データ記憶部13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の記憶装置であり、例えば広告情報やトイレ1が導入されている建物に関する情報、同一の建物内にある他のトイレの混雑情報等、ユーザに提供するための情報を保持する。ユーザに提供するための情報は、例えば制御部11がネットワーク4を介して取得する。
また、トイレブース14は、端末通信部141と、情報出力部142と、センサ143と、制御部144と、データ記憶部145とを有する。端末通信部141、情報出力部142、センサ143及びデータ記憶部145は、制御部11によって制御される。なお、各々の機能は、図2の斜視図を用いて説明した通りである。また、トイレブース14の制御部144は、データ記憶部145の設定に基づいて、便座ヒータ、温水洗浄便座、トイレ用擬音装置、芳香剤拡散装置等を制御する。
図4に、サーバ2の機能ブロック図の一例を示す。サーバ2は、トイレ1の管理者によって運用されるコンピュータ装置であり、データ記憶部21と、通信部22とを有する。データ記憶部21は、例えばHDDやSSD、フラッシュメモリ等の記憶装置であり、ユーザに提供するための情報やユーザ毎のトイレに関する設定情報を記憶する。ユーザに提供するための情報としては、例えば広告情報やトイレ1が導入されている建物に関する情
報、同一の建物内にある他のトイレの混雑情報等が記憶される。トイレに関する設定情報としては、便座温度、温水洗浄便座の水勢、水温、ノズル位置又は方向、トイレ用擬音装置の音、芳香剤の種類等の情報がユーザ毎(すなわち、端末3が有する識別情報毎)に記憶される。通信部22は、ネットワークアダプタであり、ネットワーク4を介してトイレ1等と通信することができる。また、通信部22は、例えば端末の識別情報に基づいて、トイレ1に送信する、ユーザに提供する情報や設定を特定するものとする。すなわち、通信部22は、本発明における特定部としても働く。
図5に、端末3の機能ブロック図の一例を示す。端末3は、データ記憶部31と、通信部32と、情報出力部33とを有する。端末3は、ユーザが所持する携帯電話機やスマートフォン等のモバイル機器であり、通信部32は、電話通信回線網を利用してネットワーク4と接続されている。また、通信部32は、無線LANやBluetooth等、所定の無線通
信方式により、トイレ1の端末通信部141と通信することができる。データ記憶部31は、端末3の識別情報(すなわち、端末3を所持するユーザの識別情報)を記憶している。また、情報出力部33は、例えば液晶モニタやスピーカ等の出力装置であり、例えばネットワーク4を介して取得した情報を出力することができる。なお、端末3は、図示していない操作部がユーザからの操作を受け付け、トイレに関する設定を、ネットワーク4を介してサーバ2に登録することもできる。
なお、サーバ2及び端末3は、図6に示すようなコンピュータである。図6は、コンピュータの一例を示す装置構成図である。例えば、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001、主記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信IF(Interface)1004、入出力IF(Interface)1005、ドライブ装置1006、通信バス
1007を備えている。CPU1001は、プログラムを実行することにより本実施の形態で説明する処理を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を展開したりする。主記憶装置は、具体的には、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、本実施の形態で用いる設定情報などを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDDやSSD、フラッシュメモリ等である。主記憶装置1002や補助記憶装置1003は、図4に示したデータ記憶部21や図5に示したデータ記憶部31として働く。通信IF1004は、他のコンピュータ装置との間でデータを送受信する。通信IF1004は、具体的には、有線又は無線のネットワークカード等である。入出力IF1005は、入出力装置と接続され、ユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ又はタッチパネル等である。ドライブ装置1006は、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等の記録媒体に記録されたデータを読み出したり、記録媒体にデータを書き込んだりする。以上のような構成要素が、通信バス1007で接続されている。なお、これらの構成要素は複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば、ドライブ装置1006)を設けないようにしてもよい。また、入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。そして、ドライブ装置で読み取り可能な可搬性の記憶媒体や、USBメモリのような補助記憶装置、ネットワークIFなどを介して、本実施の形態で実行されるプログラムが提供されるようにしてもよい。そして、CPU1001がプログラムを実行することにより、上記のようなコンピュータをサーバ2又は端末3として機能させる。
<システムの処理>
次に、トイレ1が端末3を検知し、情報出力部142に情報を出力する例を説明する。なお、本実施の形態では、例えば、表示する情報として、予め順序が定められた複数の情報を用いる。そして、ユーザはトイレ1を利用するたびに前回の続きの情報を見ることが
できる。なお、予め登録されたユーザの設定に基づいて表示する情報を変更できるようにしてもよい。また、トイレ1の機器の設定について、予めユーザが希望する設定値を登録しておき、トイレ1を利用する際に設定が変更されるようにしてもよい。
図7は、トイレ1が実行する処理の一例を示す処理フローである。まず、トイレ1の端末通信部141は、通信可能領域内に存在する利用者の端末3を検知する(図7:S1)。本ステップでは、端末通信部141は、無線通信により利用者が所持する端末3からの応答を受け、ユーザがトイレブース14に侵入したことを検知する。また、端末通信部141は、端末3に設定されている、端末3の識別情報を受信する。
そして、トイレ1の制御部11は、ネットワーク4を介して端末3の識別情報をサーバ2へ送信する(S2)。本ステップでは、トイレ1は、端末3の識別情報を送信することにより、端末33に出力すべき情報(「個別情報」とも呼ぶ)をサーバ2へ要求する。
その後、制御部11は、ネットワーク4を介して、サーバ2から個別情報を取得する(S3)。個別情報とは、端末3の識別情報に応じた情報であり、具体的には、トイレブース14の情報出力装置142に出力する情報である。なお、個別情報として、順序が定められた複数の情報のうちいずれの情報までを既に表示させたか(すなわち、情報表示の進度)を表す情報や、予めユーザがサーバ2に登録した設定情報(「個別の設定」とも呼ぶ)を取得するようにしてもよい。
また、制御部11は、サーバ2から取得した個別情報に、個別の設定が存在するか判断する(S4)。個別の設定とは、トイレ1が備える機器の設定であって、ユーザの希望に合わせて変更できるものをいうものとする。本実施の形態では、例えば、便座の温度、温水洗浄便座の水勢、水温、ノズル位置又は方向、トイレ用擬音装置の音又は音量、拡散させる芳香剤の種類等を個別に設定できる。
個別の設定が存在すると判断された場合(S4:YES)、制御部11は、トイレの設定を変更する(S5)。本ステップでは、制御部11は、S3において取得した情報を、当該端末3の存在を検知したトイレブース14のデータ記憶部145に記憶させる。具体的には、便座の温度、温水洗浄便座の水勢、水温、ノズル位置又は方向、トイレ用擬音装置の音又は音量、拡散させる芳香剤の種類等の設定を変更することができる。なお、トイレブース14の制御部144は、データ記憶部145に保持されている設定に基づいて、機器を制御する。
また、S5の後、又はS4において個別の設定が存在しないと判断された場合(S4:NO)、トイレ1の情報出力部142は、情報を出力する(S6)。本ステップでは、データ記憶部145に記憶されている情報に基づいて、例えば、トイレブース14に備えられた液晶ディスプレイに映像を表示したり、スピーカから音を出力したりする。また、液晶ディスプレイは、例えばS5において変更した設定に関する情報を表示するようにしてもよい。以上で、トイレ1の処理を終了する。
本実施の形態によれば、端末3の識別情報に応じて異なる情報を出力したり、機器の設定を経納することができる。すなわち、ユーザに応じて異なるサービスを提供できる。
<処理の具体例1>
トイレ1が、予め順序が定められた複数の広告情報のいずれかを個別情報としてサーバ2から取得する例について説明する。なお、複数の広告情報は、予めデータ記憶部145に記憶させておき、S3では端末3の識別情報に基づいて次に出力すべき情報を特定するための情報を取得するようにしてもよい。
具体的には、サーバ2は、例えば図8に示すような進度を管理するための情報を保持している。図8の表は、複数の広告情報表示の進度の列を有しており、識別情報毎にすでに表示した情報を示す番号が登録されている。なお、図8に示した複数の広告情報は、例えば、特定の商業施設のみで表示する広告や、特定の期間にのみ表示する広告であってもよい。そして、トイレ1の制御部11は、S2において、所定の広告情報の進度を要求するようにしてもよい。
このような進度を示す情報を取得することで、制御部11は、ユーザに対して出力すべき広告情報を特定することができる。一方、ユーザは連続する複数の情報のうち、前回の続きに当たる情報を視聴することができるようになる。
また、サーバ2は、例えば、ある識別情報に対応付けられている進度情報をトイレ1に応答した場合、当該識別情報に対応付けられている進度情報を1インクリメントする。なお、図8に示した進度情報の各々について、最終更新日時を記憶するようにしてもよい。そして、サーバ2は、最終更新日時から所定期間が経過していない場合(例えば、同一の日にちである場合)、保持している進度情報から1小さい値をトイレ1に対して応答するようにしてもよい。このようにすれば、所定期間が経過しなければ、ユーザは次の情報を見ることができなくなり、連続視聴が抑止される。
また、広告情報が動画等であって出力に所定の時間を要する場合は、ユーザがトイレブース14を離れるまで(例えば、トイレの個室から出るまで)に広告情報の出力が終わったときに、サーバ2の進度情報を1インクリメントするようにしてもよい。この場合、例えば、制御部11は、動画再生の終了タイミングと、個室の施錠及び開錠を検知するドアロックセンサが開錠を検知したタイミングとの先後を判断する。そして、ドアロックセンサが開錠を検知する前に動画の再生が終了した場合に、トイレ1のネットワーク通信部12は、再生終了をサーバ2へ通知し、サーバ2は進度情報を1インクリメントさせるようにする。
また、広告情報が動画等であって出力に所定の時間を要する場合、端末3に対してすでに出力した時間をサーバ2に記憶させておき、その続きを出力できるようにしてもよい。この場合、例えば、端末通信部141が通信可能領域から端末3を検知できなくなるまでに出力した分をすでに出力したものとして、すでに出力した時間をサーバ2に記憶させるようにしたり、ドアロックセンサが開錠を検知するまでに出力した分をすでに出力したものとして、すでに出力した時間をサーバ2に記憶させるようにする。
<処理の具体例2>
ユーザに提供する情報として、近隣のトイレの混雑状況や設備の有無を示す情報を出力するようにすることもできる。混雑状況を出力する場合、情報の出力は、例えばトイレの入口に備えられた液晶ディスプレイ等の情報出力部によって行う。また、トイレ1のセンサ143(例えば、ドアロックセンサや人感センサ)が、施錠又は開錠を検知し、例えばサーバ2がリアルタイムに情報を集計する。そして、例えば同一の建物のフロア毎にトイレブース14が使用中である割合をサーバ2において算出し、混雑状況を示す情報として各トイレ1に送信し、表示する。このようにすれば、あるトイレが混雑している場合において、ユーザは他の階のトイレに移動した方が良いのか否か決定するための判断材料を得ることができる。
また、設備の有無を示す情報を出力する場合、例えば、ユーザが利用を希望する設備を予めサーバ2に登録しておき、図7のS1で検知した端末の識別情報に応じて、ユーザが利用を希望する設備を備える近隣のトイレに関する情報を出力する。例えば、ユーザは予
め図9に示すような情報をサーバ2に登録しておく。図9の表は、利用を希望する設備として、「多機能トイレ」、「トイレ用擬音装置」、「温水洗浄便座」、「おむつ交換台」、「子供用小便器」等の列を含む。そして、端末の識別情報毎に「必須」、「希望」又は「不要」の値が登録されている。また、サーバ2は、本実施の形態に係るシステムが導入されたトイレ1の各トイレブース14が備える設備を登録したデータベースをデータ記憶部21に有しているものとする。
サーバ2は、図7のS2で送信された識別情報を受信すると、例えば、当該ユーザが「必須」又は「希望」と設定している設備を有するトイレ1を、例えば同一の建物に存在するトイレ1の中から抽出し、当該トイレ1に関する情報を、S3においてユーザが存在するトイレ1に送信する。そして、トイレ1の情報出力部142は、例えば、当該ユーザが「必須」と設定している設備を有するトイレ1を、当該ユーザが「希望」と設定している設備を多く有する順に表示する。
なお、設備の有無を示す情報に加えて、上記の混雑状況を示す情報を出力するようにしてもよい。また、近隣のトイレの混雑状況や設備の有無を示す情報は、ネットワーク4を介してユーザの端末3からサーバ2へ直接問い合わせるようにしてもよい。この場合、例えばユーザによる端末3の操作を契機として、又は端末3がトイレブース14への接近を検知したことを契機として、識別情報を含むなお、上記の設定は全てを設定できるようにする必要はなく、少なくとも一部を用いるようにしてもよい。
<処理の具体例3>
また、トイレが備える設備について、ユーザが予め希望する設定を登録しておき、S2で送信した識別情報に基づいてS3において希望する設定の情報を個別情報として取得するようにしてもよい。例えば、ユーザは、予め図10に示すような設定をサーバ2に登録しておく。図10の表は、希望する設定として、「便座の温度」、「温水洗浄便座の水勢」、「温水洗浄便座の水温」、「温水洗浄便座のノズル位置・方向」、「トイレ用擬音装置の音」、「芳香剤の種類」等の列を含む。これらを含む個別情報は、S5においてデータ記憶部145に登録されると、トイレブース14の各設備に設定の変更が反映される。したがって、処理の具体例3によっても、ユーザに応じて異なるサービスを提供できる。
なお、トイレブース14の情報出力部142には、設定を変更した旨の表示を行ってもよいし、一部の設備を有していない場合にはその旨の表示を行ってもよい。また、トイレブース14の機器を操作してさらに設定の変更を行い、変更後の設定を、ネットワーク4を介してサーバ2に登録できるようにしてもよい。上記の設定は全てを設定できるようにする必要はなく、少なくとも一部を用いるようにしてもよい。
<その他の変形>
なお、本実施の形態における端末の識別情報は、端末3ごとに割り当てられる固有の識別情報であってもよいし、ユーザのグループごとに割り当てられる識別情報であってもよい。ユーザのグループごとに割り当てられる識別情報を用いるようにする場合も、ユーザのグループごとに異なるサービスを提供することができ、また、ユーザは、個人(端末)を一意に特定されることなく、カスタマイズされたサービスを受けることができる。
図7の例では、必ずS6を実行して情報を出力するものとしたが、S6を実行せずにS5の設定変更のみを行うような変形も可能である。また、上記の具体例及びその他の変形を組み合わせて実行するようにしてもよい。
1 トイレ
11 制御部
12 ネットワーク通信部
13 データ記憶部
14 トイレブース
141 端末通信部
142 情報出力部
143 センサ
144 制御部
145 データ記憶部
2 サーバ
21 通信部
22 データ記憶部
3 端末
31 通信部
32 データ記憶部
33 情報出力部
4 ネットワーク

Claims (2)

  1. トイレを利用するユーザの端末が通信可能領域内に侵入した際、当該端末から当該端末が保持する識別情報を取得する取得部と、
    前記ユーザが利用を希望する設備について、前記識別情報毎に必須及び希望を示す値を記憶した記憶部と、
    前記取得部が取得した前記識別情報に基づいて、前記ユーザが必須とする設備を前記記憶部から抽出するとともに、当該設備を有する近隣のトイレを特定する特定部と、
    前記ユーザが利用する前記トイレの入口に備えられ、前記特定部が特定したトイレのうち、前記必須の値が記憶された前記設備を有するトイレを前記希望の値が記憶された前記設備を多く有する順に示す情報を出力する出力部と、
    を有するトイレシステム。
  2. 前記トイレ及び前記近隣のトイレが備えるトイレブースの施錠を検知するセンサが出力する情報を集計するサーバから混雑状況を示す情報を取得し、前記出力部が、前記近隣のトイレの混雑状況をさらに出力する
    請求項1に記載のトイレシステム。
JP2017239444A 2017-12-14 2017-12-14 トイレシステム Active JP6827618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017239444A JP6827618B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 トイレシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017239444A JP6827618B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 トイレシステム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013095986A Division JP6262447B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 トイレシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018075396A JP2018075396A (ja) 2018-05-17
JP6827618B2 true JP6827618B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=62148562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017239444A Active JP6827618B2 (ja) 2017-12-14 2017-12-14 トイレシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6827618B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6829447B2 (ja) * 2019-02-22 2021-02-10 株式会社 千葉通信システム トイレ管理システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4909143B2 (ja) * 2007-03-21 2012-04-04 トヨタホーム株式会社 ホームネットワークシステム
JP2009002088A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nec Corp トイレ設備利用情報管理システム、情報処理装置、トイレ設備利用情報管理方法及び制御プログラム
JP2009069021A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Hitachi Software Eng Co Ltd トイレナビゲーションシステム
JP5631648B2 (ja) * 2010-07-09 2014-11-26 有限会社共立工業 トイレ使用表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018075396A (ja) 2018-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6262447B2 (ja) トイレシステム
JP6414944B1 (ja) 空席予約システム及び空席予約装置
KR102373719B1 (ko) 복수의 구역들 중 일 구역의 기기를 제어하는 방법 및 이를 위한 장치
JP6827618B2 (ja) トイレシステム
KR102472743B1 (ko) 잔여 공간에 배치가 가능한 가구 추천 방법
JP6284402B2 (ja) 制御システムおよび制御方法
CN104281371A (zh) 信息处理设备、信息处理方法和程序
JP2007115032A (ja) オーダー家具の注文支援装置及び注文支援方法
KR102472746B1 (ko) 기존 가구를 통한 추가 가구 추천 방법
KR102493818B1 (ko) 사용자 맞춤형 인테리어 추천 방법
JP2019082905A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2021084949A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP5393920B1 (ja) 空席管理装置、および空席管理システム
KR20200068506A (ko) 네트워크 기반의 이동형 식당 테이블
JP2015095076A (ja) 空席管理装置、および空席管理システム
JP2006053432A (ja) 広告装置
WO2018020739A1 (ja) 表示システム、発注システム及び発注方法
EP4020342A1 (en) Assistance device and assistance program
JP2018018278A (ja) 表示システム及びプログラム
JP2019109725A (ja) レコメンドシステム
JP7007009B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び管理システム
WO2020208953A1 (ja) 空間提案システム、及び、空間提案方法
JP7323764B2 (ja) テーブル管理装置、テーブル管理プログラム、及びテーブル管理方法
JP7306160B2 (ja) 浴室システム
JP2010193169A (ja) コンテンツ提示方法、コンテンツ提示装置、コンテンツ提示プログラム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200707

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6827618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250